JP2015009419A - 熱変色性筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】非使用時に摩擦部が汚れることを防止できる熱変色性筆記具を提供する。
【解決手段】本発明の熱変色性筆記具は、筒状の本体2に、熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な低摩耗性の弾性材料からなる摩擦部3を備え、且つ、内部に熱変色性インキが収容される。筒状の本体2の側壁外面に摩擦部3を設ける。筒状の本体2の側壁外面に軸方向に移動可能な保護部材4を設ける。摩擦部3の非使用時、保護部材4が摩擦部3の径方向外面を覆い、前記摩擦部3の使用時、前記保護部材4を前記摩擦部3から下方に離れた位置に配置させ、前記摩擦部3の径方向外面を外部に露出させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筒状の本体に、熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な低摩耗性の弾性材料からなる摩擦部を備え、且つ、内部に熱変色性インキを収容した熱変色性筆記具に関する。
従来、熱変色性筆記具において、軸胴の後端やキャップの頂部に摩擦体を設ける構成が開示されている。(例えば、特許文献1)。
特開平2007−223302号公報
前記特許文献1の熱変色性筆記具は、非使用時、ペンケース、ペン立て、または衣服のポケット等に収納して保管すると、摩擦部が常に外部に露出しているため、摩擦部が、他の物品(例えば、他の筆記具外面、ペンケースの内面、ペン立ての底面、または衣服のポケット内面等)に接触することにより、摩擦部表面に塵や埃が付着し、摩擦部表面が汚れることがあり、その汚れた状態の摩擦部を用いて紙面(被筆記面)を摩擦すると、紙面が汚れてしまう不具合があった。
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、非使用時に摩擦部が汚れることを防止できる熱変色性筆記具を提供しようとするものである。
尚、本発明で、「上」とは、本体の摩擦部側を指し、「下」とは、その反対側を指す。
本願の第1の発明は筒状の本体2に、熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な低摩耗性の弾性材料からなる摩擦部3を備え、且つ、内部に熱変色性インキを収容した熱変色性筆記具であって、前記筒状の本体2の側壁外面に前記摩擦部3を設け、前記筒状の本体2の側壁外面に軸方向に移動可能な保護部材4を設け、前記摩擦部3の非使用時、前記保護部材4が前記摩擦部3の径方向外面を覆い、前記摩擦部3の使用時、前記保護部材4を前記摩擦部3から下方に離れた位置に配置させ、前記摩擦部3の径方向外面を外部に露出させてなることを要件とする。
前記第1の発明の熱変色性筆記具1は、前記筒状の本体2の側壁外面に前記摩擦部3を設け、前記筒状の本体2の側壁外面に軸方向に移動可能な保護部材4を設け、前記摩擦部3の非使用時、前記保護部材4が前記摩擦部3の径方向外面を覆い、前記摩擦部3の使用時、前記保護部材4を前記摩擦部3から下方に離れた位置に配置させ、前記摩擦部3の径方向外面を外部に露出させてなることにより、非使用時、ペンケース、ペン立て、または衣服のポケット等に収納して保管しても、保護部材4により摩擦部3が、他の物品(例えば、他の筆記具外面、ペンケースの内面、ペン立ての底面、または衣服のポケット内面等)に接触することが回避され、非使用時に摩擦部3が汚れることを防止できる。尚、本発明で筒状の本体2とは、例えば、一端にペン先を備え且つ内部に熱変色性インキを収容した軸筒、または該軸筒のペン先側に着脱自在に装着されるキャップ等が挙げられる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明の熱変色性筆記具1において、前記本体2の側壁外面に取付凸部21を設け、前記保護部材4が、前記取付凸部21に軸方向に移動可能に取り付けられる取付部42と、摩擦部3の使用時に前記取付凸部21の径方向外面を覆い且つ摩擦部3の非使用時に摩擦部3の径方向外面を覆う被覆部41とを備えることを要件とする。
前記第2の発明の熱変色性筆記具1は、前記本体2の側壁外面に取付凸部21を設け、前記保護部材4が、前記取付凸部21に軸方向に移動可能に取り付けられる取付部42と、摩擦部3の使用時に取付凸部21の径方向外面を覆い且つ摩擦部3の非使用時に摩擦部3の径方向外面を覆う被覆部41を備えることにより、保護部材4を本体2に適正に取り付けることができるとともに、摩擦部非使用時に保護部材4で摩擦部3を適正に被覆できる。
本願の第3の発明は、前記第2の発明の熱変色性筆記具1において、前記取付凸部21が、前記摩擦部3を通る同一軸線上の、前記摩擦部3より下方位置に設けられることを要件とする。
前記第3の発明の熱変色性筆記具1は、前記取付凸部21が、前記摩擦部3を通る同一軸線上の、前記摩擦部3より下方位置に設けられることにより、摩擦部非使用時に保護部材4で摩擦部3を適正に被覆できる。
本願の第4の発明は、前記第3の発明の熱変色性筆記具1において、前記取付凸部21の径方向の高さが、前記摩擦部3の径方向の高さと略等しいか、または前記摩擦部3の径方向の高さより高く設定されることを要件とする。
前記第4の発明の熱変色性筆記具1は、前記取付凸部21の径方向の高さが、前記摩擦部3の径方向の高さと略等しいか、または前記摩擦部3の径方向の高さより高く設定されることにより、摩擦部露出状態から保護部材4を上方に移動させた際、保護部材4が摩擦部3に引っかかることなく、保護部材4で摩擦部3を適正かつ確実に被覆できる。
本願の第5の発明は、前記第3または第4の発明の熱変色性筆記具1において、前記取付凸部21の周方向の幅寸法が、前記摩擦部3の周方向の幅寸法と略等しいか、または前記摩擦部3の周方向の幅寸法より大きく設定されることを要件とする。
前記第5の発明の熱変色性筆記具1は、前記取付凸部21の周方向の幅寸法が、前記摩擦部3の周方向の幅寸法と略等しいか、または前記摩擦部3の周方向の幅寸法より大きく設定されることにより、摩擦部露出状態から保護部材4を上方に移動させた際、保護部材4が摩擦部3に引っかかることなく、保護部材4で摩擦部3を適正かつ確実に被覆できる。
本願の第6の発明は、前記第1乃至第5の発明の熱変色性筆記具1において、前記保護部材4と前記本体2の側壁外面との間に摩擦部被覆状態を一時的に保持する第1の係止部5を設け、且つ、前記保護部材4と前記本体2の側壁外面との間に摩擦部露出状態を一時的に保持する第2の係止部6を設けたことを要件とする。
前記第6の発明の熱変色性筆記具1は、前記保護部材4と前記本体2の側壁外面との間に摩擦部被覆状態を一時的に保持する第1の係止部5を設け、且つ、前記保護部材4と前記本体2側壁外面との間に摩擦部露出状態を一時的に保持する第2の係止部6を設けたことにより、第1の係止部5により安定した摩擦部3被覆状態の維持が可能となり、第2の係止部6により安定した摩擦操作が可能となる。
本発明において、前記摩擦部3を構成する弾性材料は、弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)が好ましく、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。前記摩擦部3を構成する弾性を有する合成樹脂は、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)ではなく、摩擦時に摩耗カス(消しカス)が殆ど生じない低摩耗性の弾性材料である。本発明において、前記保護部材4は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ABS樹脂等)または金属から構成されることが好ましい。また、前記本体2は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ABS樹脂等)または金属から構成されることが好ましい。
本発明の熱変色性筆記具は、非使用時に摩擦部が汚れることを防止できる。
本発明の第1の実施の形態の摩擦部使用時の要部側面図である。 図1の要部正面図である。 図1のA−A線拡大断面図である。 図1の取付部の拡大説明図である。 図1の摩擦部非使用時の要部側面図である。 図5の要部正面図である。 本発明の第2の実施の形態の摩擦部使用時の要部側面図である。 図7の要部正面図である。 図7のB−B線拡大断面図である。 図7の取付部の拡大説明図である。 図7の摩擦部非使用時の要部側面図である。 図11の要部正面図である。
<第1の実施の形態>
図1乃至図6の本発明の第1の実施の形態の熱変色性筆記具を示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、筒状の本体2と、摩擦部3と、保護部材4とを備える。
・本体
前記本体2は、円筒体であり、合成樹脂または金属により形成される。前記本体2は、例えば、内部に熱変色性インキが収容され且つ該熱変色性インキが吐出可能なペン先を一端に備えた軸筒である。具体的には、軸筒内に軸方向に移動可能に筆記体を収容し、前記筆記体が内部に熱変色性インキが収容され且つ該熱変色性インキが吐出可能なペン先を備え、軸筒の上端部に設けた操作部22を前方に押圧操作することにより、軸筒の下端部よりペン先を出没させる構成である。前記本体2は、複数の部材により構成(例えば取付凸部21を備えた第1の筒体と、該第1の筒体の下方に連結される第2の筒体の2部材)により構成されてもよいし、1部材により構成されてもよい。
・摩擦部
前記本体2の反ペン先側の端部(本体2の上端部側壁外面)に摩擦部3が設けられる。前記摩擦部3は略直方体形状に形成される。前記摩擦部3は、低摩耗性の弾性材料(例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂、SEBS樹脂)からなり、前記本体2の上端部側壁外面に、嵌着、圧入、係着、螺着、接着等の手段により固定される。また、前記摩擦部3は、取付凸部21の上端部に当接または前記手段により固定され、摩擦時の摩擦部3の後方移動を確実に阻止できる。
・取付凸部
前記本体2の側壁外面に略直方体形状の取付凸部21が形成される。前記取付凸部21は、前記摩擦部3を通る同一軸線上の、前記摩擦部3の下方に位置される。前記取付凸部21の両側壁外面にはスライド溝21aが形成される。前記スライド溝21aの両端部には、係合突起42aが一時的に係合可能な乗り越え突起51・61が形成される。前記取付凸部21の径方向の高さが、前記摩擦部3の径方向の高さと略等しいか、または前記摩擦部3の径方向の高さより高く設定される。前記取付凸部21の周方向の幅寸法が、前記摩擦部3の周方向の幅寸法と略等しいか、または前記摩擦部3の周方向の幅寸法より大きく設定される。
・保護部材
前記保護部材4は、本体2の取付凸部21に軸方向にスライド可能に取り付けられる。前記保護部材4は、被覆部41と、取付部42と、クリップ部43(衣服のポケット等に挟持可能なクリップ部)とを備える。前記被覆部41と前記取付部42とは、横断面コ字状を有し、前記被覆部41の両側より一対の取付部42が一体に連設される。前記取付部42の両内面には、係合突起42aが形成される。前記係合突起42aが前記スライド溝21a内を摺動可能に設けられる。前記係合突起42aが、前記スライド溝21aの両端部の乗り越え突起51・61と一時的に係止可能である。また、前記被覆部41と取付部42は、クリップ部43の基部となる。
本実施の形態において、前記係合突起42aが、前記スライド溝21aの両端部の乗り越え突起51・61と一時的に係止可能である。即ち、前記スライド溝21aの上端部の乗り越え突起51と係合突起42aが第1の係止部5を構成し、前記スライド溝21aの上端部の乗り越え突起51と係合突起42aが一時的に係止されたとき、摩擦部被覆状態が保持される。一方、前記スライド溝21aの下端部の乗り越え突起61と係合突起42aが第2の係止部6を構成し、前記スライド溝21aの下端部の乗り越え突起61と係合突起42aが一時的に係止されたとき、摩擦部露出状態が保持される。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記筒状の本体2の側壁外面に前記摩擦部3を設け、前記筒状の本体2の側壁外面に軸方向に移動可能な保護部材4を設け、前記摩擦部3の非使用時、前記保護部材4が前記摩擦部3の径方向外面を覆い、前記摩擦部3の使用時、前記保護部材4を前記摩擦部3から下方に離れた位置に配置させ、前記摩擦部3の径方向外面を外部に露出させてなることにより、非使用時、ペンケース、ペン立て、または衣服のポケット等に収納して保管しても、保護部材4により摩擦部3が、他の物品(例えば、他の筆記具外面、ペンケースの内面、ペン立ての底面、または衣服のポケット内面等)に接触することが回避され、非使用時に摩擦部3が汚れることを防止できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記本体2の側壁外面に取付凸部21を設け、前記保護部材4が、前記取付凸部21に軸方向に移動可能に取り付けられる取付部42と、摩擦部3の使用時に取付凸部21の径方向外面を覆い且つ摩擦部3の非使用時に摩擦部3の径方向外面を覆う被覆部41とを備えることにより、保護部材4を本体2に適正に取り付けることができるとともに、摩擦部非使用時に保護部材4で摩擦部3を適正に被覆できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記取付凸部21が、前記摩擦部3を通る同一軸線上の、前記摩擦部3より下方位置に設けられることにより、摩擦部非使用時に保護部材4で摩擦部3を適正に被覆できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記取付凸部21の径方向の高さが、前記摩擦部3の径方向の高さと略等しいか、または前記摩擦部3の径方向の高さより高く設定されることにより、摩擦部露出状態から保護部材4を上方に移動させた際、保護部材4が摩擦部3に引っかかることなく、保護部材4で摩擦部3を適正かつ確実に被覆できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記取付凸部21の周方向の幅寸法が、前記摩擦部3の周方向の幅寸法と略等しいか、または前記摩擦部3の周方向の幅寸法より大きく設定されることにより、摩擦部露出状態から保護部材4を上方に移動させた際、保護部材4が摩擦部3に引っかかることなく、保護部材4で摩擦部3を適正かつ確実に被覆できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記保護部材4と前記本体2の側壁外面との間に摩擦部被覆状態を一時的に保持する第1の係止部5を設け、且つ、前記保護部材4と前記本体2の側壁外面との間に摩擦部露出状態を一時的に保持する第2の係止部6を設けたことにより、第1の係止部5により安定した摩擦部被覆状態の維持が可能となり、第2の係止部6により安定した摩擦操作が可能となる。
<第2の実施の形態>
図7乃至図12の本発明の第2の実施の形態の熱変色性筆記具1を示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、筒状の本体2と、摩擦部3と、保護部材4とを備える。
・本体
前記本体2は、円筒体であり、合成樹脂または金属により形成される。前記本体2は、例えば、前記軸筒のペン先側に着脱自在のキャップであり、前記軸筒が、内部に熱変色性インキが収容され且つ該熱変色性インキが吐出可能なペン先を一端に備える。
・摩擦部
前記本体2の頂部側壁外面(本体2の上端部側壁外面)に摩擦部3が設けられる。前記摩擦部3は、低摩耗性の弾性材料(例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂、SEBS樹脂)からなり、前記本体2の上端部側壁外面に固定される。また、前記摩擦部3は、取付凸部21の上端部に当接され、摩擦時の摩擦体の後方移動を確実に阻止できる。
・取付凸部
前記本体2の側壁外面に略直方体形状の取付凸部21が形成される。前記取付凸部21は、前記摩擦部3を通る同一軸線上の、前記摩擦部3の下方に位置される。前記取付凸部21の両側壁外面にはスライド溝21aが形成される。前記スライド溝21aの両端部には、係合突起42aが一時的に係合可能な乗り越え突起51・61が形成される。前記取付凸部21の径方向の高さが、前記摩擦部3の径方向の高さと略等しいか、または前記摩擦部3の径方向の高さより高く設定される。前記取付凸部21の周方向の幅寸法が、前記摩擦部3の周方向の幅寸法と略等しいか、または前記摩擦部3の周方向の幅寸法より大きく設定される。
・保護部材
前記保護部材4は、本体2の取付凸部21に軸方向にスライド可能に取り付けられる。前記保護部材4は、被覆部41と、取付部42と、クリップ部43(衣服のポケット等に挟持可能なクリップ部)とを備える。前記被覆部41と前記取付部42とは、横断面コ字状を有し、前記被覆部41の両側より一対の取付部42が一体に連設される。前記取付部42の両内面には、係合突起42aが形成される。前記係合突起42aが前記スライド溝21a内を摺動可能に設けられる。前記係合突起42aが、前記スライド溝21aの両端部の乗り越え突起51・61と一時的に係止可能である。また、前記被覆部41と取付部42は、クリップ部43の基部となる。
本実施の形態において、前記係合突起42aが、前記スライド溝21aの両端部の乗り越え突起51・61と一時的に係止可能である。即ち、前記スライド溝21aの上端部の乗り越え突起51と係合突起42aが第1の係止部5を構成し、前記スライド溝21aの上端部の乗り越え突起51と係合突起42aが一時的に係止されたとき、摩擦部被覆状態が保持される。一方、前記スライド溝21aの下端部の乗り越え突起61と係合突起42aが第2の係止部6を構成し、前記スライド溝21aの下端部の乗り越え突起61と係合突起42aが一時的に係止されたとき、摩擦部露出状態が保持される。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記筒状の本体2の側壁外面に前記摩擦部3を設け、前記筒状の本体2の側壁外面に軸方向に移動可能な保護部材4を設け、前記摩擦部3の非使用時、前記保護部材4が前記摩擦部3の径方向外面を覆い、前記摩擦部3の使用時、前記保護部材4を前記摩擦部3から下方に離れた位置に配置させ、前記摩擦部3の径方向外面を外部に露出させてなることにより、非使用時、ペンケース、ペン立て、または衣服のポケット等に収納して保管しても、保護部材4により摩擦部3が、他の物品(例えば、他の筆記具外面、ペンケースの内面、ペン立ての底面、または衣服のポケット内面等)に接触することが回避され、非使用時に摩擦部3が汚れることを防止できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記本体2の側壁外面に取付凸部21を設け、前記保護部材4が、前記取付凸部21に軸方向に移動可能に取り付けられる取付部42と、摩擦部3の使用時に取付凸部21の径方向外面を覆い且つ摩擦部3の非使用時に摩擦部3の径方向外面を覆う被覆部41とを備えることにより、保護部材4を本体2に適正に取り付けることができるとともに、摩擦部非使用時に保護部材4で摩擦部3を適正に被覆できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記取付凸部21が、前記摩擦部3を通る同一軸線上の、前記摩擦部3より下方位置に設けられることにより、摩擦部非使用時に保護部材4で摩擦部3を適正に被覆できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記取付凸部21の径方向の高さが、前記摩擦部3の径方向の高さと略等しいか、または前記摩擦部3の径方向の高さより高く設定されることにより、摩擦部露出状態から保護部材4を上方に移動させた際、保護部材4が摩擦部3に引っかかることなく、保護部材4で摩擦部3を適正かつ確実に被覆できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記取付凸部21の周方向の幅寸法が、前記摩擦部3の周方向の幅寸法と略等しいか、または前記摩擦部3の周方向の幅寸法より大きく設定されることにより、摩擦部露出状態から保護部材4を上方に移動させた際、保護部材4が摩擦部3に引っかかることなく、保護部材4で摩擦部3を適正かつ確実に被覆できる。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記保護部材4と前記本体2の側壁外面との間に摩擦部被覆状態を一時的に保持する第1の係止部5を設け、且つ、前記保護部材4と前記本体2の側壁外面との間に摩擦部露出状態を一時的に保持する第2の係止部6を設けたことにより、第1の係止部5により安定した摩擦部被覆状態の維持が可能となり、第2の係止部6により安定した摩擦操作が可能となる。
1 熱変色性筆記具
2 本体
21 取付凸部
21a スライド溝
22 操作部
3 摩擦部
4 保護部材
41 被覆部
42 取付部
42a 係合突起
43 クリップ部
5 第1の係止部
51 乗り越え突起
6 第2の係止部
61 乗り越え突起

Claims (6)

  1. 筒状の本体に、熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な低摩耗性の弾性材料からなる摩擦部を備え、且つ、内部に熱変色性インキを収容した熱変色性筆記具であって、前記筒状の本体の側壁外面に前記摩擦部を設け、前記筒状の本体の側壁外面に軸方向に移動可能な保護部材を設け、前記摩擦部の非使用時、前記保護部材が前記摩擦部の径方向外面を覆い、前記摩擦部の使用時、前記保護部材を前記摩擦部から下方に離れた位置に配置させ、前記摩擦部の径方向外面を外部に露出させてなることを特徴とする熱変色性筆記具。
  2. 前記本体の側壁外面に取付凸部を設け、前記保護部材が、前記取付凸部に軸方向に移動可能に取り付けられる取付部と、摩擦部の使用時に前記取付凸部の径方向外面を覆い且つ摩擦部の非使用時に摩擦部の径方向外面を覆う被覆部とを備える請求項2記載の熱変色性筆記具。
  3. 前記取付凸部が、前記摩擦部を通る同一軸線上の、前記摩擦部より下方位置に設けられる請求項2記載の熱変色性筆記具。
  4. 前記取付凸部の径方向の高さが、前記摩擦部の径方向の高さと略等しいか、または前記摩擦部の径方向の高さより高く設定される請求項3記載の熱変色性筆記具。
  5. 前記取付凸部の周方向の幅寸法が、前記摩擦部の周方向の幅寸法と略等しいか、または前記摩擦部の周方向の幅寸法より大きく設定される請求項3または4記載の熱変色性筆記具。
  6. 前記保護部材と前記本体の側壁外面との間に摩擦部被覆状態を一時的に保持する第1の係止部を設け、且つ、前記保護部材と前記本体側壁外面との間に摩擦部露出状態を一時的に保持する第2の係止部を設けた請求項1乃至5の何れかに記載の熱変色性筆記具。
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