JP2015009297A - ねじ部補修機具と補修方法 - Google Patents

ねじ部補修機具と補修方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015009297A
JP2015009297A JP2013134915A JP2013134915A JP2015009297A JP 2015009297 A JP2015009297 A JP 2015009297A JP 2013134915 A JP2013134915 A JP 2013134915A JP 2013134915 A JP2013134915 A JP 2013134915A JP 2015009297 A JP2015009297 A JP 2015009297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
hole
processing
drive shaft
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013134915A
Other languages
English (en)
Inventor
博芳 中谷
Hiroyoshi Nakatani
博芳 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013134915A priority Critical patent/JP2015009297A/ja
Publication of JP2015009297A publication Critical patent/JP2015009297A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

【課題】 機械構造物における深穴加工のねじ部に加工不良を生じても精度よく補修することができるねじ部補修機具を提供すること。
【解決手段】 機械構造物100における深穴加工の貫通穴105に加工した不良ねじ部102の補修機具1として、貫通穴105に挿入する駆動軸22,52と、駆動軸52の先端側を貫通穴105でガイドするガイドブッシュ40と、駆動軸22,52の先端部に装着する加工工具とを備え、加工工具は、駆動軸22,52を回転させながら加工側Uに引くことで不良ねじ部102を貫通側Pから拡径切削して拡径ねじ下穴92を加工するねじ下穴カッタと、駆動軸22,52を回転させながら加工側Uに引くことで拡径ねじ下穴30に拡径ねじ部93を加工するタップとを有するようにする。
【選択図】 図5

Description

本願発明は、機械構造物におけるねじ部の補修機具と、その補修方法に関する。
従来、一般的な機械構造物(この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「機械構造物」は、大型エンジンやそのシリンダ等、機械構造物の各部品又は組立部品のいずれも含む)における各部品の締結には、一方の部品に雌ねじ部(この明細書及び特許請求の範囲の書類中では、単に「ねじ部」ともいう)を加工し、その雌ねじ部にボルトのねじ部を螺合して各部品を締結する場合がある。このようなねじ部は、軸心に対して正確に加工する必要がある。
一方、大型の機械構造物にねじ部を加工する場合、ねじ穴の加工は、通常、ボルトで締結する方向に加工機械を配置して施工される。そのため、ねじ部の位置によっては加工機械によって非常に深い位置(例えば、数百ミリの深さの位置)にねじ穴を加工する必要が生じる。このように深い位置にねじ穴を加工(以下、単に「深穴加工」ともいう)する場合、長い加工工具が必要になる。加工工具としては、ヌスミ穴加工用のドリルと、下穴加工用のドリル及びねじ加工用のタップ(雌ねじ加工工具)が必要となる。
この長い加工工具による機械加工は、長い柄(駆動軸)を有する加工工具による機械加工となり、「芯振れ」(この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「芯振れ」は、加工機械の把持部における工具軸心に対して加工工具の先端部における軸心が振れることをいう)を生じて加工不良を生じることがある。特に、深部の加工部位に板厚変化や材質変化等がある場合、作業者の熟練度等によって加工不良を生じやすい。このような加工不良を生じると、例えば、深穴加工によってねじ部を加工したとしても、そのねじ部に植込みボルトをねじ込むことができなくなる。そのため、加工不良を生じた場合、一般的に、その加工不良部分の補修が行われる。
なお、補修に関する先行技術として、構造用基礎のアンカーボルトの補修をする補修方法や(例えば、特許文献1参照)、既設の橋梁用コンクリート床板を補修してサンドイッチ形床板とするプレート連結構造がある(例えば、特許文献2参照)。しかし、これらの先行技術は、機械構造物における深穴加工のねじ部に生じた加工不良を補修できるものではない。
特開2004−183293号公報 特開2001−55711号公報
ところで、図10の断面図に示すように、機械構造物100に深穴加工でねじ部102を形成する場合、所定位置に加工側から所定深さまでヌスミ穴101を加工し、次にねじ下穴103を貫通するように加工する。その後、ねじ下穴103にタップでねじ部102が形成される(この明細書及び特許請求の範囲の書類中では、ヌスミ穴101とねじ部102とが連なった穴を「貫通穴105」という)。
そして、図示する例では、貫通穴105のねじ部102を形成する部分に機械構造物100の板厚変化部(形状変化部でもある)があり、深穴加工となる下穴103の形成時に加工工具に芯振れを生じやすく加工不良になりやすい。また、ねじ部102のタップ加工時にも芯振れを生じやすく加工不良になりやすい。この加工不良としては、ねじ下穴加工における「下穴の曲がり」や、ねじ加工における「ねじの山欠け」等がある。その上、既設の機械構造物100においては、ねじ部102が周囲の環境によって腐食等の被害を受ける場合もある。
しかしながら、加工機械側から非常に深い加工部位で加工不良を生じた場合、その加工不良を生じた部位を現況の加工工具で補修することは難しく、機械構造物100を機械加工工程から補修工程に移し、下穴の穴埋めなど行って再度機械加工することになる。しかし、機械構造物100を通常の工程から補修工程に移し、補修して再度通常の工程に戻すには、非常に多くの時間と労力を要する。しかも、再加工時に再び加工不良を生じるおそれもある。特に、大きな機械構造物において加工不良を生じた場合には、非常に多くの時間と労力を要し、生産性を大幅に低下させる。
そこで、本願発明は、機械構造物における深穴加工のねじ部に加工不良を生じても精度よく補修することができるねじ部補修機具と補修方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明のねじ部補修機具は、機械構造物における深穴加工の貫通穴に加工した不良ねじ部の補修機具であって、前記貫通穴に挿入する駆動軸と、前記駆動軸の先端側を前記貫通穴でガイドするガイド部材と、前記駆動軸の先端部に装着する加工工具と、を備え、前記加工工具は、前記駆動軸を回転させながら加工側に引くことで前記不良ねじ部を貫通側から拡径切削して拡径ねじ下穴を加工するねじ下穴カッタと、前記駆動軸を回転させながら加工側に引くことで前記拡径ねじ下穴に拡径ねじ部を加工するタップと、を有している。この明細書及び特許請求の範囲の書類中において、「加工側」は加工機械を配置する加工側であり、「貫通側」は貫通穴のねじ部加工側をいう。
この構成により、貫通穴に挿入した駆動軸の先端部にねじ下穴カッタを取付け、駆動軸を回転させながら加工側に引くことで、不良ねじ部を貫通側から加工側に向けて切削して拡径ねじ下穴を加工することができる。しかも、駆動軸の先端側をガイド部材で貫通穴にガイドしながら加工するので、深穴加工であってもガイド部材から加工工具までの距離を短くすることができ、精度よく拡径ねじ下穴を加工することができる。その上、その拡径ねじ下穴にタップで拡径ねじ部を精度よく加工することができる。従って、深穴加工の貫通穴に加工したねじ部に加工不良(この「加工不良」は、加工時に生じた不良、腐食などによって生じた不良等を含む)を生じても、その不良ねじ部を補修することができる。
また、前記タップは、加工側端部に食付き部を有し、貫通側端部に逃し部を有していてもよい。
このように構成すれば、拡径ねじ部を加工する時に食付き部でタップの食付きをよくし、加工後のタップを逃し部で貫通側へ安定して抜くことができる。
また、前記拡径ねじ部に螺合する外ねじ部と、前記貫通穴に加工するねじ部と同径の内ねじ部を有するねじブッシュをさらに備えていてもよい。
このように構成すれば、拡径ねじ部を加工後、その拡径ねじ部にねじブッシュを取付ければ、貫通穴に正規ねじ部が加工された正常状態に補修することができる。
また、前記加工工具は、前記貫通穴の貫通側に座ぐり部を加工する座ぐりカッタを有し、前記ねじブッシュは、前記座ぐり部に係合する鍔部を有していてもよい。
このように構成すれば、ねじブッシュの鍔部を拡径穴の座ぐり部に係止して、ねじブッシュを貫通穴の貫通側における定位置に配置することができる。
また、前記加工工具は、前記ねじ下穴カッタの使用前に周囲の機械構造物を切削するアプローチ用カッタを備えており、前記アプローチ用カッタは、1枚又は2枚の刃部を有していてもよい。
このように構成すれば、下穴の先端部分に機械構造物の一部分が存在したとしても、その部分をアプローチ用カッタで切削して、ねじ下穴カッタによる加工を適切な位置で行えるようにできる。
また、前記ガイド部材は、前記駆動軸の所定位置に着脱可能に装着されていてもよい。
このように構成すれば、貫通穴の径に応じてガイド部材を交換すれば、駆動軸の先端側を貫通穴で適切にガイドしながら加工工具で加工することができる。
また、前記駆動軸は、後端部に加工機械の把持部に装着する固定部を有し、前記固定部は、側方から前記把持部に固定できるように構成されていてもよい。
このように構成すれば、長い駆動軸であっても、貫通穴に挿入後、固定部を加工機械の把持部に側方から固定することができる。
一方、本願発明に係るねじ部補修方法は、機械構造物における深穴加工の貫通穴に加工した不良ねじ部の補修方法であって、前記貫通穴に駆動軸を挿入し、前記駆動軸の先端側を前記貫通穴でガイドし、前記駆動軸の先端部に拡径ねじ下穴を加工する加工工具を装着し、前記駆動軸を加工側に引くことで不良ねじ部を貫通側から拡径切削して拡径ねじ下穴を加工した後、前記加工工具をタップに交換して前記駆動軸を加工側に引くことで前記拡径ねじ下穴に拡径ねじ部を加工するようにしている。
この構成により、貫通穴の加工側から挿入した駆動軸の先端部に拡径切削する加工工具を取付け、駆動軸を回転させながら加工側に引くことで、貫通側から加工側に向けて拡径ねじ下穴を加工することができる。しかも、駆動軸の先端側を貫通穴でガイドしながら加工するため、深穴加工であってもガイド部材から加工工具までの距離を短くすることができ、精度よく拡径ねじ下穴を加工することができる。その上、その拡径ねじ下穴に拡径ねじ部を精度よく加工することができる。
また、前記拡径ねじ部を加工後、前記拡径ねじ部に螺合する外ねじ部と、前記貫通穴に加工したねじ部と同径の内ねじ部を有するねじブッシュを、前記拡径ねじ部に取付けるようにしてもよい。
このように構成すれば、拡径ねじ部を加工後、その拡径ねじ部にねじブッシュを取付ければ、貫通穴に正規ねじ部が形成された初期状態に補修することができる。
また、前記拡径ねじ下穴を加工する前に、前記貫通穴の先端部周囲の機械構造物を切削するようにしてもよい。
このように構成すれば、貫通穴の貫通側における機械構造物によって加工工具を正しい位置に配置することができない場合でも、その機械構造物の一部分を切削して加工工具を正しい位置に配置できる空間を形成し、拡径ねじ下穴を精度よく加工することができる。
本願発明によれば、機械構造物における深穴加工のねじ部に加工不良を生じても、加工側から精度よく補修することが可能となる。
図1は本願発明の一実施形態に係るねじ部補修機具における加工具の1つを示す図面であり、(a) は先端部分を半断面で示す側面図、(b) は加工工具の平面図である。 図2は本願発明の一実施形態に係るねじ部補修機具における加工具の他の1つを示す図面であり、(a) は先端部分を半断面で示す側面図、(b) は加工工具の平面図である。 図3は本願発明の一実施形態に係るねじ部補修機具における加工具の他の1つを示す図面であり、(a) は先端部分を半断面で示す側面図、(b) は加工工具の平面図である。 図4は本願発明の一実施形態に係るねじ部補修機具における加工具の他の1つを示す図面であり、(a) は先端部分を半断面で示す側面図、(b) は加工工具の平面図である。 図5は図1〜図4に示すねじ部補修機具によってねじ部を補修する状態を示す断面図である。 図6(a) は図1に示す加工工具による加工を示す説明図であり、図6(b) は図2に示す加工工具による加工を示す説明図である。 図7(a) は図3に示す加工工具による加工を示す説明図であり、図7(b) は図4に示す加工工具による加工を示す説明図である。 図8は本願発明に係るねじブッシュの一例を示す半断面図である。 図9は図8に示すねじブッシュを拡径ねじ部に取付けた補修完了状態の断面図である。 図10は機械構造物において深穴加工によりねじ部を加工する例を示す断面図である。
以下、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、機械構造物として大型エンジンのシリンダブロックを例に説明する。また、この実施形態のねじ部補修機具1は、後述する図5に示すような機械構造物100のねじ部102における補修を例にして、4種類の加工工具10,20,30,50を用いたものを例に説明する。
図1(a),(b) は、この実施形態におけるねじ部補修機具1に含まれる加工工具の1つであるアプローチ用カッタ10を備えた第1加工具11の図面である。この第1加工具11は、2段の軸径となった第1駆動軸12を有している。この第1駆動軸12には、加工機械に取付ける固定部13が後端部に設けられ、カッタ取付部14が先端部に設けられている。固定部13には、後述する固定面75が形成されている。
第1駆動軸12は、先端側の所定位置までが細径のガイド部15に形成されている。ガイド部15には、先端側からガイドブッシュ40が挿入されている。ガイドブッシュ40は、ガイド部15の段部16に当接した状態で、止め輪41によって保持されている。このガイドブッシュ40は、第1駆動軸12の先端側を貫通穴105でガイドするガイド部材である。ガイドブッシュ40は、貫通穴105のヌスミ穴101とほぼ同等(例えば、0.数mm 小径)の外径D0に形成されている。段部16は、ガイドブッシュ40がねじ部102の近傍に位置するように設けられている。このガイドブッシュ40により、第1駆動軸12の先端側における軸心Cが貫通穴105の軸心位置に保たれるようにしている。
第1加工具11におけるアプローチ用カッタ10には、軸中心に対して2枚の刃部17が反対方向に設けられている。このアプローチ用カッタ10は、ガイド部15の軸心Cに対して直交するように設けられた挿入穴18に挿入され、中心部分がボルト19でガイド部15の軸心位置に固定されている。この状態で、アプローチ用カッタ10の刃部17は、加工側U(上方)に配置されている。アプローチ用カッタ10は、切削径がD1となっている。この実施形態では、アプローチ用カッタ10を2枚刃としているが、1枚刃でもよい。
図2(a),(b) は、この実施形態におけるねじ部補修機具1に含まれる加工工具の他の1つである座ぐりカッタ(座面用裏座ぐりカッタ)20を備えた第2加工具21の図面である。この第2加工具21は、2段の軸径となった第2駆動軸22を有している。この第2駆動軸22には、加工機械に取付ける固定部23が後端部に設けられ、カッタ取付部24が先端部に設けられている。固定部23には、後述する固定面75が形成されている。
第2駆動軸22は、先端側の所定位置までが細径のガイド部25に形成され、このガイド部25の段部26にガイドブッシュ40が設けられている。ガイドブッシュ40は、上記第1駆動軸12に設けられたものと同一の構成であるため、詳細な説明は省略する。
この第2加工具21における座ぐりカッタ20には、上記アプローチ用カッタ10と同じ切削径D1となった複数枚(この例では3枚)の刃部27が設けられている。この座ぐりカッタ20は、第2駆動軸22の先端に設けられた凸部28に挿入され、中心部分がボルト29でガイド部25の軸心位置に固定されている。この状態で、座ぐりカッタ20の刃部27は、加工側U(上方)に配置されている。この座ぐりカッタ20により、直径D1の座ぐりが加工される。
図3(a),(b) は、この実施形態におけるねじ部補修機具1に含まれる加工工具の他の1つであるねじ下穴カッタ(ねじ下穴用裏座ぐりカッタ)30を備えた第3加工具31の図面である。この第3加工具31は、上記第2加工具21と同一の第2駆動軸22が用いられている。第2駆動軸22に関する説明は省略する。
この第3加工具31におけるねじ下穴カッタ30には、切削径D2となった複数枚(この例では3枚)の刃部37が設けられている。このねじ下穴カッタ30は、第2駆動軸22の先端に設けられた凸部28に挿入され、中心部分がボルト29でガイド部25の軸心位置に固定されている。この状態で、ねじ下穴カッタ30の刃部37は、加工側U(上方)に配置されている。このようなねじ下穴カッタ30により、直径D2の拡径ねじ下穴が加工される。
図4(a),(b) は、この実施形態におけるねじ部補修機具1に含まれる加工工具の他の1つであるタップ50を備えた第4加工具51の図面である。この第4加工具51は、2段の軸径となった第3駆動軸52を有している。この第3駆動軸52には、加工機械に取付ける固定部53が後端部に設けられ、タップ取付部54が先端部に設けられている。固定部53には、後述する固定面75が形成されている。
第3駆動軸52は、先端側の所定位置までが細径のガイド部55に形成され、このガイド部55の段部56にガイドブッシュ40が設けられている。ガイドブッシュ40は、第1駆動軸12に設けられたものと同一の構成であるため、詳細な説明は省略する。
この第4加工具51におけるタップ50には、上記ねじ下穴カッタ30によって加工された直径D2の拡径ねじ下穴に、谷の径D3の拡径ねじ部を加工する刃部57が設けられている。この例では、複数枚(4枚)の刃部57が設けられている。この実施形態のタップ50は、右リード左回転用の引き上げタップである。
この実施形態のタップ50は、第3駆動軸52の先端に設けられた凸部58に挿入され、中心部分がボルト59でガイド部55の軸心位置に固定されている。また、この例では、タップ50とガイド部55との間にキー60が設けられ、タップ50の周方向のずれを防止している。この第3駆動軸52と上記第2駆動軸22とは、同様の構成で加工工具を取付けるようにしてもよい。
また、タップ50には、軸方向の加工側端部に食付き部61が設けられ、貫通側端部に逃し部62が設けられている。食付き部61は、拡径ねじ下穴92に対してタップ50が食付きやすいようにテーパ状に形成されている。逃し部62は、この実施形態では貫通側端部に向けて縮径するテーパ状に形成されている。この逃し部62は、アール状に形成されたもの等でもよい。
図5は、上記図1〜図4に示す加工工具10,20,30,50によって機械構造物100のねじ部102を補修するときの、加工機械70との関係を示す断面図である。この図では、各加工具11,21,31,51の各駆動軸12,22,52と機械構造物100と貫通穴105との関係を説明し、各加工工具10,20,30,50による加工の詳細は、後述する図6(a),(b) と図7(a),(b) で説明する。
機械構造物100には、所定位置に深穴加工でねじ部102が形成されている。補修前のねじ部102は、加工側Uから所定深さまでヌスミ穴101が加工され、その先端部分に下穴103が加工され、その下穴103にねじ部102が加工されたものである(二点鎖線)。ヌスミ穴101とねじ部102とで貫通穴105となっている。
そして、上記ねじ部102に加工不良が生じている。この加工不良は、貫通穴105の軸心Cに対して、ねじ部102に曲がりを生じたものとなっている(図6参照)。
このようなねじ部102を補修する場合、図示するように、貫通穴105の軸心Cに対して、簡易な加工機械70(駆動軸の回転と軸方向移動が可能な機械、例えば、ラジアルボール盤、ポータブルボール盤など)の把持部である工具ホルダ71の軸心を一致させてセットする。この状態で、各加工具11,21,31,51の各駆動軸12,22,52の後端に形成された固定部13,23,53を貫通側Pから貫通穴105に挿入し、工具ホルダ71に挿入する。
工具ホルダ71には、側面に固定ねじ72が設けられており、側方から固定ボルト73をねじ込んで、各駆動軸12,22,52の固定部13,23,53に形成された固定面(平面部)75を押圧するようになっている。固定面75を側方から押圧することで、固定部13,23,53を工具ホルダ71の内面に押圧して固定している。固定部13,23,53を側方から工具ホルダ(把持部)71に固定する方法としては、他の方法であってもよい。このように、各加工具11,21,31,51は、固定部13,23,53を側方から工具ホルダ71に装着できるようになっている。
これにより、加工機械70の工具ホルダ71を軸方向に移動させて各加工具11,21,31,51を装着するための移動量を極力小さくし、加工機械70の軸方向移動量(工具ホルダ71の軸方向移動量)を小さくしている。加工機械70の軸方向移動量を小さくすることで、簡易な加工機械70による補修加工を可能としている。従って、機械構造物100を製造会社などに輸送することなく近い場所で補修することが可能となり、工期の短縮や工費の削減が可能となる。
図5に示す状態は、上記ねじ部102の加工不良を補修すべく、加工機械70の軸心を貫通穴105の軸心位置に配置し、この加工機械70の工具ホルダ71に各駆動軸12,22,52を取付けた状態である。
そして、各駆動軸12,22,52は、加工機械70の工具ホルダ71に取付けた状態では、ガイド部15,25,55に挿入されたガイドブッシュ40が、貫通穴105の加工側近傍におけるヌスミ穴101に位置する状態となる。これにより、ガイドブッシュ40はヌスミ穴101の内径とほぼ同じ外径D0(例えば、ヌスミ穴101の内径よいも0.数mm 小径)で形成されているため、深穴加工であったとしても、長い駆動軸12,22,52の芯ぶれをねじ部102の近傍において抑止することができる。このガイドブッシュ40による芯ぶれ防止は、全ての駆動軸12,22,52において同様であり、作業者の熟練度等によって加工差が生じることも抑止できる。
このようにして加工機械70の工具ホルダ71に取付けられた駆動軸12,22,52は、工具ホルダ71を回転させながら加工側Uへ所定速度で引き上げられる(送られる)。これにより、先端の各加工工具10,20,30,50(図6(a),(b) 、図7(a),(b) )により、貫通穴105のねじ部102の部分を適切に加工することができる。ねじ部102の部分に示す実線が、各加工工具10,20,30,50による加工を示している。
次に、図6(a),(b) と図7(a),(b) に基づいて、上記図1〜4に示す各加工工具10,20,30,50を用いた補修加工の手順を説明する。この実施形態では、上記ねじ部102に加工不良(この実施形態では、ねじ部102の曲がり(誇張して記載)を例に説明する)を生じているものとする。なお、各加工工具10,20,30,50による加工は、上記図5に示すように、加工機械70の工具ホルダ71に各駆動軸12,22,52を固定した状態から説明する。各駆動軸12,22,52は、貫通側Pから挿入され、固定部13,23,53が工具ホルダ71に固定される。
図6(a) は、上記図1に示すアプローチ用カッタ10を備えた第1加工具11によって加工する状態を示している。アプローチ用カッタ10は、座ぐりカッタ20(図6)を貫通穴105の軸心位置に配置することができない場合に使用される。この例では、機械構造物100の一部が貫通側Pに存在するため、アプローチ用カッタ10によって機械構造物100の一部を削り取るようにしている。
まず、第1駆動軸12の先端にアプローチ用カッタ10が挿入され、ボルト19で固定して装着される(図1)。そして、加工機械70によって工具ホルダ71を回転駆動することにより、第1駆動軸12はガイドブッシュ40によってねじ部102の近傍で支持された状態で回転し、アプローチ用カッタ10によって機械構造物100の所定位置が切削される。このアプローチ用カッタ10により、座ぐりカッタ20が貫通穴105の軸心位置で回転できる直径D1の空間90が形成される。
図6(b) は、上記アプローチ用カッタ10で切削した空間90を利用して、座ぐりカッタ20により座ぐり加工を行う状態を示している。上記アプローチ用カッタ10による加工後、工具ホルダ71から第1駆動軸12を取外し、第2駆動軸22が工具ホルダ71に取付けられる。
そして、第2駆動軸22の先端に座ぐりカッタ20が装着され、ボルト29で固定される(図2)。この座ぐりカッタ20の取付け時には、上記アプローチ用カッタ10によって機械構造物100の一部が切削されて空間90が形成されているので、その空間90に座ぐりカッタ20の一部が位置するように取付けられる。
その後、加工機械70によって工具ホルダ71を回転駆動し、加工側U(上側)に向けて引き上げる。これにより、第2駆動軸22はガイドブッシュ40によってねじ部102の近傍で支持された状態で回転しながら、座ぐりカッタ20によって機械構造物100が直径D1で切削される。この座ぐりカッタ20による切削は、ねじ部102の貫通側Pに所定深さの座ぐり部91が加工されるまで行われる。座ぐり部91の深さは、第2駆動軸22の引き上げ量で管理される。
図7(a) は、上記座ぐりカッタ20で加工した座ぐり部91の中心部に、ねじ下穴カッタ30により下穴加工を行う状態を示している。上記座ぐりカッタ20による座ぐり部91の加工後、第2駆動軸22を貫通側Pに移動させ、先端の座ぐりカッタ20を取外してねじ下穴カッタ30が装着され、ボルト39で固定される(図3)。
ねじ下穴カッタ30を取付け後、工具ホルダ71を回転駆動し、加工側U(上側)に向けて引き上げる。これにより、第2駆動軸22は、ガイドブッシュ40によってねじ部102の近傍で支持された状態で回転しながら、加工不良となっているねじ部102(図6)がねじ下穴カッタ30によって切削される。
これにより、座ぐり部91の中心位置に直径D2の拡径ねじ下穴92が加工される。この実施形態では、後述するねじブッシュ80を螺合するための雌ねじを加工できる深さの拡径ねじ下穴92が加工される。
図7(b) は、上記ねじ下穴カッタ30で加工した拡径ねじ下穴92にタップ50(右リードを二点鎖線で示す)で拡径ねじ部93を加工する状態を示している。上記ねじ下穴カッタ30による拡径ねじ下穴92の加工後、第2駆動軸22を貫通側Pに向けて移動させ、工具ホルダ71から第2駆動軸22が取外されて第3駆動軸52が工具ホルダ71に取付けられる。そして、第3駆動軸52の先端にタップ50が装着され、ボルト59とキー60で固定される(図4)。
そして、加工機械70によって工具ホルダ71を回転駆動し、タップ50に適した回転と加工側Uへの引き上げの送りを与えて、拡径ねじ下穴92にねじ加工が行われる。この実施形態のタップ50は、右リード左回転用の引き上げタップであるため、第2駆動軸52を左回転させなが引き上げられる。これにより、拡径ねじ下穴92に谷の径D3の拡径ねじ部93が加工される。この時、タップ50は、加工側Uに設けられた食付き部61(図4(a) )によって拡径ねじ下穴92に食付いてねじ加工を適切に行うことができる。また、ねじ加工の完了後は、第3駆動軸52を貫通側Pに向けて移動させてタップ50を加工後の拡径ねじ部93から取出すが、この時には、タップ50に設けられた逃し部62(図4(a) )によって加工後の拡径ねじ部93を傷付けることはない。
以上のように、深穴加工によるねじ加工において、軸心のずれやねじ加工の不具合によって加工不良が生じたとしても、その加工不良ねじ部102を加工側Uから削り取り、正確な拡径ねじ部93を加工することができる。この状態で拡径ねじ部93を使用する場合、拡径ねじ部93に合ったねじ部を有する長いボルトを貫通側Pから挿入して植込みボルトとすることができる。
次に、図8に基づいて、上記補修加工によって加工した拡径ねじ部93に取付けるねじブッシュ80について説明する。
図示するように、ねじブッシュ80は、円筒形状に形成され、外周には上記補修加工によって形成された谷の径D3の拡径ねじ部93に螺合することができる外径D3の外ねじ部81が形成されている。また、内周には、図5に示すヌスミ穴101の先端部分に形成されていた正規ねじ部102と同じ谷の径D4の内ねじ部82が形成されている。この内ねじ部82は、外ねじ部81を拡径ねじ部93に螺合した状態で、貫通穴105の加工側Uから植込みボルト110をねじ込める方向の正規ねじが形成されている。なお、内ねじ部82の長さLは、ねじ部102よりも少し長くなっている。
さらに、この実施形態のねじブッシュ80は、上記図2(a),(b) に示す第2加工具21によって加工される直径D1の座ぐり部91に嵌る直径D1(例えば、0.数mm 小径)の鍔部83が形成されている。
図9は、上記図5に示すように加工不良ねじ部102に補修加工を行った後、拡径ねじ部93に図8に示すねじブッシュ80を取付けた状態の機械構造物100を示す断面図である。図示するように、タップ50によって拡径ねじ部93の加工が完了した後、貫通側Pから拡径ねじ部93にねじブッシュ80がねじ込まれる。このねじブッシュ80を取付けると、ねじブッシュ80に形成された内ねじ部82は貫通穴105の軸心Cと一致し、貫通穴105の先端部分に正規のねじ部(内ねじ部82)が形成された状態となる。
そして、貫通穴105の加工側Uから植込みボルト110をねじブッシュ80の内ねじ部82にねじ込めば、この植込みボルト110を正規ねじ部の内ねじ部82によって適切に保持することができる。
以上のように、上記ねじ部補修機具1によれば、機械構造物100における深穴加工のねじ部102に加工不良を生じたとしても、加工側Uから上記各加工工具10,20,30,50を選択的に使用することで、そのねじ部102を補修することが可能となる。
従って、例えば、大型エンジンのシリンダブロック等のように、長さが十メートル弱、高さが数メートルもある機械構造物100における深穴加工のねじ部102に加工不良を生じたとしても、補修することで加工不良を原因に機械構造物100を廃棄することがなくなり、機械構造物100の生産性の低下や損失を抑止することが可能となる。
しかも、ねじ部102が周囲の環境によって腐食や機械的な被害を受けたとしても、そのねじ部102を切除して新たに正規のねじ部102を形成して初期の状態に戻すことが可能となる。そのため、機械構造物100の保守点検時等でねじ部102に被害を生じたとしても、機械構造物100を据付場所から取外して製造会社などに輸送して補修し、再度機械構造物100の据付場所に戻して取付ける、という復旧作業を要することなく、ねじ部102を形成することができる。従って、機械構造物100の使用停止期間を抑えるとともに、その輸送と補修工事などに要する費用を抑え、運転効率の向上と費用低減を図ることが可能となる。
なお、上記実施形態では、機械構造物100として大型エンジンのシリンダブロックを例にし、そのシリンダブロックに形成された貫通穴105のねじ部102を補修する場合に適したねじ部補修機具1の一例を説明した。しかし、他の機械構造物100等におけるねじ部を補修する場合には、そのねじ部に適した構成とすればよい。すなわち、機械構造物100は他の構成であってもよく、各加工工具10,20,30,50の組合わせ等は、補修する対象に応じて決定すればよく、上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、各加工工具10,20,30,50を取付けるために複数の駆動軸12,22,52を例に説明したが、1つの駆動軸に全ての加工工具10,20,30,50を取付けるように構成してもよい。しかも、駆動軸と加工工具との組合わせも、上記実施形態に限定されるものではない。
さらに、上記実施形態は一例を示しており、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。
本願発明に係るねじ部補修機具は、大型の機械構造物における深穴加工のねじ部加工に利用することができる。
1 ねじ部補修機具
10 アプローチ用カッタ(加工工具)
11 第1加工具
12 第1駆動軸(駆動軸)
13 固定部
14 カッタ取付部
15 ガイド部
16 段部
17 刃部
20 座ぐりカッタ(加工工具)
21 第2加工具
22 第2駆動軸(駆動軸)
23 固定部
24 カッタ取付部
25 ガイド部
26 段部
27 刃部
30 ねじ下穴カッタ(加工工具)
31 第3加工具
37 刃部
40 ガイドブッシュ(ガイド部材)
50 タップ(加工工具)
51 第4加工具
52 第3駆動軸(駆動軸)
53 固定部
54 タップ取付部
55 ガイド部
56 段部
57 刃部
61 食付き部
62 逃し部
70 加工機械
71 工具ホルダ(把持部)
73 固定ボルト
75 固定面(平面部)
80 ねじブッシュ
81 外ねじ部
82 内ねじ部
83 鍔部
90 空間
91 座ぐり部
92 拡径ねじ下穴
93 拡径ねじ部
100 機械構造物
101 ヌスミ穴
102 ねじ部
105 貫通穴
U 加工側
P 貫通側
C 軸心

Claims (10)

  1. 機械構造物における深穴加工の貫通穴に加工した不良ねじ部の補修機具であって、
    前記貫通穴に挿入する駆動軸と、
    前記駆動軸の先端側を前記貫通穴でガイドするガイド部材と、
    前記駆動軸の先端部に装着する加工工具と、を備え、
    前記加工工具は、前記駆動軸を回転させながら加工側に引くことで前記不良ねじ部を貫通側から拡径切削して拡径ねじ下穴を加工するねじ下穴カッタと、前記駆動軸を回転させながら加工側に引くことで前記拡径ねじ下穴に拡径ねじ部を加工するタップと、を有していることを特徴とするねじ部補修機具。
  2. 前記タップは、加工側端部に食付き部を有し、貫通側端部に逃し部を有している請求項1に記載のねじ部補修機具。
  3. 前記拡径ねじ部に螺合する外ねじ部と、前記貫通穴に加工するねじ部と同径の内ねじ部を有するねじブッシュをさらに備えている請求項1又は2に記載のねじ部補修機具。
  4. 前記加工工具は、前記貫通穴の貫通側に座ぐり部を加工する座ぐりカッタを有し、
    前記ねじブッシュは、前記座ぐり部に係合する鍔部を有している請求項3に記載のねじ部補修機具。
  5. 前記加工工具は、前記ねじ下穴カッタの使用前に周囲機械構造物を切削するアプローチ用カッタを備えており、
    前記アプローチ用カッタは、1枚又は2枚の刃部を有している請求項1〜4のいずれか1項に記載のねじ部補修機具。
  6. 前記ガイド部材は、前記駆動軸の所定位置に着脱可能に装着されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のねじ部補修機具。
  7. 前記駆動軸は、後端部に加工機械の把持部に装着する固定部を有し、
    前記固定部は、側方から前記把持部に固定できるように構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のねじ部補修機具。
  8. 機械構造物における深穴加工の貫通穴に加工した不良ねじ部の補修方法であって、
    前記貫通穴に駆動軸を挿入し、
    前記駆動軸の先端側を前記貫通穴でガイドし、
    前記駆動軸の先端部に拡径ねじ下穴を加工する加工工具を装着し、
    前記駆動軸を加工側に引くことで不良ねじ部を貫通側から拡径切削して拡径ねじ下穴を加工した後、前記加工工具をタップに交換して前記駆動軸を加工側に引くことで前記拡径ねじ下穴に拡径ねじ部を加工することを特徴とするねじ部補修方法。
  9. 前記拡径ねじ部を加工後、前記拡径ねじ部に螺合する外ねじ部と、前記貫通穴に加工したねじ部と同径の内ねじ部を有するねじブッシュを、前記拡径ねじ部に取付けるようにした請求項8に記載のねじ部補修方法。
  10. 前記拡径ねじ下穴を加工する前に、前記貫通穴の先端部周囲の機械構造物を切削するようにした請求項8又は9に記載のねじ部補修方法。
JP2013134915A 2013-06-27 2013-06-27 ねじ部補修機具と補修方法 Pending JP2015009297A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013134915A JP2015009297A (ja) 2013-06-27 2013-06-27 ねじ部補修機具と補修方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013134915A JP2015009297A (ja) 2013-06-27 2013-06-27 ねじ部補修機具と補修方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015009297A true JP2015009297A (ja) 2015-01-19

Family

ID=52302964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013134915A Pending JP2015009297A (ja) 2013-06-27 2013-06-27 ねじ部補修機具と補修方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015009297A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105537849A (zh) * 2015-12-29 2016-05-04 中车洛阳机车有限公司 一种机车轴箱拉杆座螺纹孔修复方法
CN106271372A (zh) * 2016-09-26 2017-01-04 张家港清研再制造产业研究院有限公司 发动机缸体顶面孔位修复方法
CN113523709A (zh) * 2021-07-08 2021-10-22 中车太原机车车辆有限公司 一种绕链棘轮检修方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4872790A (ja) * 1971-11-29 1973-10-01
JPS5962903U (ja) * 1982-10-22 1984-04-25 三菱重工業株式会社 座ぐり用治具
JPH01503128A (ja) * 1986-07-03 1989-10-26 ミズイ ジヨゼフ フイリツプ アンソニー ねじ切り用工具
JPH01313150A (ja) * 1988-06-10 1989-12-18 Fujiki Kosan Kk 連続鋳造用鋳型片のネジ穴切替方法
DE102004041762A1 (de) * 2004-08-28 2006-03-02 Audi Ag Tiefloch-Gewindebohrer

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4872790A (ja) * 1971-11-29 1973-10-01
JPS5962903U (ja) * 1982-10-22 1984-04-25 三菱重工業株式会社 座ぐり用治具
JPH01503128A (ja) * 1986-07-03 1989-10-26 ミズイ ジヨゼフ フイリツプ アンソニー ねじ切り用工具
JPH01313150A (ja) * 1988-06-10 1989-12-18 Fujiki Kosan Kk 連続鋳造用鋳型片のネジ穴切替方法
DE102004041762A1 (de) * 2004-08-28 2006-03-02 Audi Ag Tiefloch-Gewindebohrer

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105537849A (zh) * 2015-12-29 2016-05-04 中车洛阳机车有限公司 一种机车轴箱拉杆座螺纹孔修复方法
CN106271372A (zh) * 2016-09-26 2017-01-04 张家港清研再制造产业研究院有限公司 发动机缸体顶面孔位修复方法
CN113523709A (zh) * 2021-07-08 2021-10-22 中车太原机车车辆有限公司 一种绕链棘轮检修方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101941131A (zh) 汽缸螺孔修复方法及实现该方法的专用刮刀和丝锥
EP3156159A1 (en) Valve seat machining device, and valve seat machining method using said valve seat machining device
CN104959774B (zh) 缸体的修补方法
JP2015009297A (ja) ねじ部補修機具と補修方法
KR101807827B1 (ko) 심압대 개조 선반의 파이프위치조절장치 및 파이프위치 조절장치를 이용한 파이프 가공방법
CN104439355A (zh) 一种直角管接头可翻转卡盘夹具及加工方法
CN204892970U (zh) 大直径工件手动简易车削装置
CN106270801A (zh) 二内孔相贯线倒角的加工方法
KR101807510B1 (ko) 심압대 개조 선반의 스플라인 축 구조 및 스플라인 축 구동방법
WO2022247960A1 (zh) 螺纹件制造方法及螺纹加工装置
JP2015009298A (ja) 引きねじ加工機具と加工方法
JP2013018098A (ja) 多軸工作機械
JP2012101487A (ja) 孔径拡大工具、孔径拡大方法及び配管取替方法
EP3135853B1 (en) Combined-type driving sleeve of drilling rig with reliably fixed draw key
CN204338916U (zh) 一种直角管接头可翻转卡盘夹具
JP2014221504A (ja) コンロッドの破断開始部形成方法及び形成装置
KR101807811B1 (ko) 심압대를 개조한 선반 및 이를 이용한 파이프의 가공방법
CN106670720B (zh) 辐板式轮类零件轮毂再次损坏后修补的方法
CN114434110B (zh) 核电站轴封主泵轴系同加工及装配的工艺方法
JP6071707B2 (ja) 穴加工用器具とその穴加工方法
JP5605640B2 (ja) 原子炉格納容器貫通部の加工方法
CN114310369B (zh) 应用齿套找正定位装置的销孔单配加工方法
RU2551339C1 (ru) Способ восстановления изношенного отверстия поршня под поршневой палец и устройство для его осуществления
RU118576U1 (ru) Универсальное токарное приспособление
KR20180009141A (ko) 터빈케이싱의 고착볼트 제거방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171003