JP2015009202A - 太陽光パネルの清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 清掃体を上昇させる際に案内用モータに働く負荷を軽減して、案内用モータの消費電力の増加を抑え得る太陽光パネルの清掃装置の提供。【解決手段】 太陽光パネルにおいて水平方向に対して傾斜した受光面に接触してこれを清掃する清掃体と、清掃体を保持し清掃体を受光面の傾斜に倣う上下方向に往復移動させる移動案内部と、移動案内部を駆動させる案内用モータと、清掃体を受光面の傾斜に倣う上方向に付勢する付勢手段とを備え、付勢手段は重量部材であり、それ自体の重さが受光面の傾斜に倣う下方向へ働くことで清掃体を受光面の傾斜に倣う上方向に付勢するものである構成の太陽光パネルの清掃装置。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光パネルの受光面を清掃する太陽光パネルの清掃装置に関する。
この種の清掃装置として、下記特許文献1の技術が提案されている。この清掃装置は、太陽光パネルの受光面に接触してこれを清掃する清掃体と、清掃体を保持し清掃体を太陽光パネルの受光面に沿って往復移動させる移動案内部と、移動案内部を駆動させる案内用モータとを備えている。
ところで太陽光パネルは、一般的に水平方向に対して傾斜して配置されており、受光面も傾斜している。そして清掃装置は、案内用モータを駆動することで移動案内部によって清掃体を受光面の傾斜に倣って往復移動させるよう構成されている。
特開2010−186819号公報
ところで、清掃体の往復移動のうち受光面に倣うよう上昇させる際には、案内用モータからは、少なくとも清掃体に働いている重力に逆らって清掃体を上昇させるだけの出力が必要になる。したがって、その分だけ案内用モータに負荷が加算され、案内用モータの消費電力が増加する。
そこで本発明は、清掃体を上昇させる際に案内用モータに働く負荷を軽減して、案内用モータの消費電力の増加を抑え得る太陽光パネルの清掃装置の提供を目的とする。
本発明の太陽光パネルの清掃装置は、太陽光パネルにおいて水平方向に対して傾斜した受光面に接触してこれを清掃する清掃体と、清掃体を保持し清掃体を受光面の傾斜に倣う上下方向に往復移動させる移動案内部と、移動案内部を駆動させる案内用モータと、清掃体を受光面の傾斜に倣う上方向に付勢する付勢手段とを備えていることを特徴としている。
上記構成において、案内用モータの駆動により移動案内部を駆動させて清掃体を太陽光パネルの受光面の傾斜に倣う上方向に移動させる際に、清掃体は付勢手段により上方向に付勢されている分だけ案内用モータへの負荷が軽減される。
本発明の太陽光パネルの清掃装置では、付勢手段は重量部材であり、それ自体の重さが受光面の傾斜に倣う下方向へ働くことで清掃体を受光面の傾斜に倣う上方向に付勢する構成を採用できる。
上記構成において、案内用モータの駆動により移動案内部を駆動させて清掃体を太陽光パネルの受光面の傾斜に倣う上方向に移動させる際に、清掃体は重量部材自体の重さにより上方向に付勢されている分だけ案内用モータへの負荷が軽減される。
本発明の太陽光パネルの清掃装置によれば、案内用モータの駆動により移動案内部を駆動させて清掃体を太陽光パネルの受光面の傾斜に倣う上方向に移動させる際に、清掃体は付勢手段により上方向に付勢されている分だけ案内用モータへの負荷が軽減されるから、清掃体を上昇させる際に案内用モータに働く負荷を軽減して、案内用モータの消費電力の増加を抑え得る。
本発明の第一の実施形態に係る太陽光パネルの清掃装置の正面図であり、太陽光パネルを仮想的に垂直方向に配置して清掃装置を取付けた状態での清掃装置の正面図である。 同側面図である。 本発明の第二の実施形態に係る太陽光パネルの清掃装置の平面図である。 同側面図である。
以下図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る太陽光パネルの清掃装置を説明する。図1および図2に示すように、本発明の第一の実施形態における清掃装置1は、太陽光パネルSの受光面Saを清掃するものである。清掃装置1は、走行部2と、案内用モータ34を有する移動案内部3と、清掃体4と、清浄液タンク5と、付勢手段6とを備えている。
太陽光パネルSは、太陽光を電力に変換するための複数のセルが内蔵されて構成される。この太陽光パネルSは、例えば、広範囲の土地に複数枚並べられて大規模発電を行うメガソーラーに用いられるパネルである。太陽光パネルSは、受光面Saを水平方向に対して一方向に傾斜するよう配置されている。この傾斜角度は、水平方向に対して例えば18°〜35°であり、太陽光パネルSを設置する場所・地域に応じて発電効率が良好となる(最適となる)角度に設定される。
走行部2は、移動案内部3、清掃体4、清浄液タンク5、付勢手段6、および案内用モータ34を、太陽光パネルSの受光面Saに対して一体的に走行させるものである。走行部2は、走行体本体20と、走行用モータ21と、駆動輪22と、従動輪(遊輪とも称する)23とを備える。
走行体本体20は、太陽光パネルSの受光面Saから離間し受光面Saに平行に配置される本体板201と、本体板201の上部、すなわち受光面Saの傾斜方向に倣う上方向側端部にあって、太陽光パネルSの上部において受光面Sa側から裏面Sb側を巻き込むように配置される巻込板202とを備える。走行体本体20は、受光面Saの傾斜方向に倣う(受光面Saの傾斜方向に平行な)上下方向UDを長手方向とする矩形状に形成されている。走行用モータ21は、本体板201の下部、すなわち受光面Saの傾斜方向に倣う下方向側端部に配置され、本体板201にブラケット24を介して取付けられている。
走行用モータ21の走行用駆動軸21aは、太陽光パネルSの裏面Sbの傾斜に倣う方向に配置されている。駆動輪22は、走行用駆動軸21aに取付けられてその外周面が太陽光パネルSの裏面Sbに当接して転動可能に構成されている。従動輪23は、複数個設けられている。具体的に従動輪23は、太陽光パネルSの受光面Saにおいて駆動輪22と対向する位置、本体板201の受光面Sa側でその長手方向途中位置、本体板201の上部における受光面Sa側および該上部に対向する巻込板202の裏面Sb側位置、にそれぞれ設けられている。従動輪23が受光面Saに当接する構成により、巻込板202は受光面Saに接触せずに、受光面Saに対して垂直な方向に離間して配置されている。
このような構成により、走行部2はその駆動輪22および従動輪23によって太陽光パネルSを挟持して太陽光パネルSに保持された状態となり、移動案内部3、清掃体4、清浄液タンク5、付勢手段6、および案内用モータ34を、太陽光パネルSに対して一体的に走行させることが可能である。
移動案内部3は、清掃体4を保持し清掃体4を太陽光パネルSの受光面Saに沿って往復移動させるよう構成されている。移動案内部3は、清掃体4を保持する無端ベルト31と、無端ベルト31が巻掛けられる駆動プーリー32および従動プーリー33と、案内用モータ34と、無端ベルト31の走行を案内するガイド35と、ラック・ピニオン機構36とを備える。
無端ベルト31は、本体板201の表面(受光面Saに対向する面と反対側の面)側に配置されている。無端ベルト31の長手方向は、本体板201の長手方向に一致している。無端ベルト31の下部は駆動プーリー32に巻掛けられ、無端ベルト31の上部は従動プーリー33に巻掛けられている。すなわち駆動プーリー32は本体板201の下部に配置され、従動プーリー33は本体板201の下部に配置されている。
前記ブラケット24は、本体板201の裏面側から表面側に向けて延長され、その縁端が受光面Saに平行となるよう上方向に折曲げられることで、モータ設置部24aが形成されている。モータ設置部24aに案内用モータ34が取付けられている。案内用モータ34の案内用駆動軸34aに駆動プーリー32が取付けられている。案内用モータ34には、バッテリである電源部37、および制御部38が接続されている。電源部37および制御部38は、防水機能を有する収容箱24Aに収容された状態で、ブラケット24に取付けられている。
ガイド35は、無端ベルト31における一方側および他方側それぞれの直線部31A,31Bを案内するものである。この場合、ガイド35としてリアガイドレール(例えば断面が矩形に形成されている)が用いられる。ガイド35は、直線部31A,31Bに対して本体板201側にあって、本体板201の表面に取付けられている。ガイド35の長手方向は、本体板201の長手方向に一致している。
ラック・ピニオン機構36において、ラック36Aは本体板201の一方の側面201aに、本体板201の長手方向に沿って設けられている。ピニオン36Bは、無端ベルト31の一方側の直線部31Aに取付けられたアーム部材39の先端部に配置されている。ピニオン36Bは、アーム部材39の先端部に設けられた支軸39a回りに回転自在に構成されている。
清掃体4は清掃ブラシ40を備えている。清掃ブラシ40は、ピニオン36Bとともに支軸39a回りに回転するよう支軸39aに取付けられ、ピニオン36Bと同心の回転体である。清掃ブラシ40は、その先端部を受光面Saに接触させるよう支軸39aに取付けられている。本実施形態では、清掃体4は、清掃ブラシ40、前記アーム部材39、支軸39a、ピニオン36Bから構成されている。
清掃ブラシ40を太陽光パネルSの受光面Saの傾斜に倣うよう下位置から上方向へ移動させる場合では、清掃ブラシ40は、無端ベルト31の直線部31Aの下部に位置するよう設定されている。逆に、清掃ブラシ40を太陽光パネルSの受光面Saの傾斜に倣うよう下位置から上方向へ移動させる場合では、付勢手段6は、無端ベルト31の直線部31Bの上部に位置するよう設定されている。
清浄液タンク5は、清浄液を収容するもので、巻込板202に取付けられている。清浄液タンク5には、給液ノズル50が取付けられており、清浄液が必要に応じて給液ノズル50から受光面Saに向けて供給される。清浄液を受光面Saに向けて供給するタイミングとして、上方向に移動させた清掃体4を下方向に移動させる時が挙げられ、これにより、清掃体4を下方向に移動させつつ受光面Saが清掃される。
付勢手段6は、清掃体4と同等の重量に設定された重量部材である。具体的に、付勢手段6は、カウンタウエイトである。付勢手段6は、直線部31A,31Bのうち、清掃体4が取付けられた一方側の直線部31Aと平行な他方側の直線部31Bに、保持体60を介して取付けられている。保持体60は、例えば直方体形状に形成され、その長手方向に直線部31Bが挿通固定されている。付勢手段6は保持体60の上面に固定されている。なお、保持体60は、ガイド35に、その長手方向に沿って摺動自在に取付けられた案内子(図示せず)を介して取付けられ、保持体60は案内子に固定されている。したがって、付勢手段6(保持体60)は、太陽光パネルSの受光面Saに接触しておらず、受光面Saから離間した位置に配置されている。すなわち、付勢手段6(保持体60)と受光面Saとの間には、摩擦力は働いていない。
付勢手段6は、清掃体4と同等の重量に設定された重量部材であることから、案内用モータ34を駆動させていない状態において、例えば、清掃ブラシ40が無端ベルト31の直線部31Aの下部に位置し、付勢手段6が無端ベルト31の直線部31Bの下部に位置していれば、付勢手段6と清掃体4の重さの釣り合いによって、無端ベルト31は回転しない。
第一の実施形態における清掃装置1では、清掃体4および付勢手段6は、ともに太陽光パネルSの受光面Sa側に配置されている構成である。上記構成において、清掃装置1は、太陽光パネルSの受光面Sa、裏面Sbを駆動輪22および従動輪23で挟むことで、太陽光パネルSに保持される。清掃装置1は、太陽光パネルSに保持された状態では、本体板201が受光面Saと略並行になる。このようにして清掃装置1を太陽光パネルSに保持した状態で、走行用モータ21を駆動して走行用駆動軸21aが駆動回転すると、太陽光パネルSは駆動輪22および従動輪23で挟まれていることから、駆動輪22の回転とともに、移動案内部3、清掃体4、清浄液タンク5、付勢手段6、および案内用モータ34が、太陽光パネルSの受光面Saに対して一体的に走行する。この走行方向は、図1では左右方向LRであり、清掃装置1を平面視した場合、清掃体4の移動方向と直交する方向である。
清掃装置1は、清掃ブラシ40を太陽光パネルSの受光面Saに接触させた状態で、受光面Saの傾斜に倣うよう清掃ブラシ40を下位置から上方向へ、あるいは上位置から下方向へと移動させることにより、受光面Saの所定範囲の幅を上下方向UDで清掃することができる。この場合の所定範囲の幅とは、清掃ブラシ40の径に相当する受光面Saの幅である。
清掃装置1において、清掃ブラシ40を下位置から上方向へ移動させるには、案内用モータ34を駆動する。そうすると、案内用駆動軸34aが軸心回りに回転し、案内用駆動軸34aの回転とともに駆動プーリー32が回転し、駆動プーリー32の回転に伴って、図1において無端ベルト31が駆動(左回転)し、従動プーリー33が回転する。無端ベルト31が駆動すると、無端ベルト31の直線部31Aにアーム部材39を介して取付けられているピニオン36Bおよび清掃ブラシ40が下位置から上方向に向けて移動する。このとき、ピニオン36Bの外周歯部はラック36Aの歯部に噛合しているから、ピニオン36Bは支軸39a回りに回転し、ピニオン36Bの回転とともに清掃ブラシ40が支軸39a回りに回転する。
換言すれば、無端ベルト31の駆動により、清掃ブラシ40、前記アーム部材39、支軸39a、およびピニオン36Bからなる清掃体4が下位置から上方向に向けて移動し、清掃ブラシ40が、支軸39a回りに自転しつつ下位置から上方向に向けて移動して、受光面Saを清掃する。なお、清浄液タンク5内の清浄液が給液ノズル50から受光面Saに随時供給されることで、受光面Saが確実に清掃される。さらに、本実施形態では、清掃体4の移動と清掃ブラシ40の回転を、ラック・ピニオン機構36で兼用させている。このような構成にすることにより、装置全体の構成の簡素化が実現できる。
本実施形態の清掃装置1では、付勢手段6は重量部材であり、それ自体の、受光面Saの傾斜に倣う下方向へ働く重さが、清掃体4を上方向に付勢する力として働いている。したがって、案内用モータ34の駆動により無端ベルト31を駆動させて清掃体4を太陽光パネルSの受光面Saの傾斜に倣う上方向に移動させる際に、清掃体4が付勢手段6により上方向に付勢されている分だけ、案内用モータ34への負荷が軽減される。
そして、付勢手段6は清掃体4と同等の重量に設定された重量部材である。すなわち、付勢手段6と清掃体4の重さの釣り合いによって、案内用モータ34は、駆動プーリー32、従動プーリー33と無端ベルト31との摩擦力、およびラック・ピニオン機構36の噛合力の合計の損失に略相当する負荷のみで、清掃体4を上方向に移動させることができる。
受光面Saが広くなればなるほど清掃装置1として大型化がなされ、したがって、清掃装置1そのものの重量も増加する。そして、清掃体4は重力に逆らって上方向に移動させなければならないことから、受光面Saが広くなればなるほど清掃装置1を駆動させるためには多くの電力量を必要とし、大容量の電源部37(バッテリ)が必要になる。しかしながら、本実施形態のように、清掃体4に働く重力とは逆方向に付勢する力を清掃体4に働かせる(重力とは逆方向の力を掛ける)ことにより、その分だけ電力量が少なくて済むから、電源部37を小型化できる。
本実施形態では、電源部37および制御部38は、ブラケット24に取付けられている。特に、電源部37はブラケット24に取付けられることに限定されず、地上側に設けるようにしてもよい。このように電源部37を地上側に配置することで、その分だけ太陽光パネルSに設置する装置の重量が軽くなる。
所定範囲の幅の清掃が終了すれば、次は、走行部2を駆動して、清掃装置1を左方向あるいは右方向へ走行させる。この場合では、走行用モータ21を駆動して、走行用駆動軸21aを駆動回転させる。そうすると、駆動輪22の回転とともに、移動案内部3、清掃体4、清浄液タンク5、付勢手段6、および案内用モータ34が、太陽光パネルSの受光面Saに対して一体的に走行する。
清掃装置1を左方向あるいは右方向へ走行させ、清掃体4を上位置から下方向に向けて移動する際には、案内用モータ34の案内用駆動軸34aを上記とは逆方向に回転させることで、無端ベルト31を右回転させる。この場合であっても、付勢手段6と清掃体4の重さの釣り合いによって、案内用モータ34は、駆動プーリー32、従動プーリー33と無端ベルト31との摩擦力、およびラック・ピニオン機構36の噛合力の合計の損失に略相当する負荷のみで、清掃体4を下方向に移動させることができる。
本実施形態における清掃装置1は、上記のように清掃体4(清掃ブラシ40)を上方向および下方向に往復移動させて、太陽光パネルSの受光面Saを清掃することができる。なお、案内用モータ34および走行用モータ21の駆動については制御部38が制御する。その制御は、案内用モータ34を、清掃体4が上方向および下方向に一回往復動する(清掃ブラシ40を同じ領域で往復させて清掃する)よう制御した後に、清掃ブラシ40の径に相当する分だけ装置全体が走行するよう走行用モータ21を駆動することが考えられる。また、清掃体4が上方向あるいは下方向に一回移動するよう案内用モータ34を制御する毎に、清掃ブラシ40の径に相当する分だけ装置全体が走行するよう走行用モータ21を制御することも考えられる。
本実施形態による付勢とは、清掃体4そのものの重量が傾斜方向に倣う下方向に働く場合に、清掃体4と同一平面上に重量部材を配置して、その傾斜方向に倣う上方向に働く重量を清掃体4に働かせる状態である。
次に、第二の実施形態を図3および図4に基づいて説明する。第一の実施形態における清掃装置1は、受光面Saが一方向にのみ傾斜する太陽光パネルSを清掃する装置であった。これに対し、第二の実施形態に係る清掃装置10は、一方の傾斜板部SAおよび他方の傾斜板部SBを備えた太陽光パネルSに適用される。すなわち、一方の傾斜板部SAは、一方向に傾斜した受光面S1aを備え、他方の傾斜板部SBは、一方向に傾斜した受光面S1aとは反対方向である他方向に傾斜した受光面S2aを備える。
換言すれば、太陽光パネルSは、一つの鉛直面に対して互いに傾斜方向が逆である受光面S1a,S2aを備えており、これら受光面S1a,S2aは、前記一つの鉛直面に相当する部分で連続し、且つ一つの鉛直面に相当する連続部分が、水平面に対して最も高くなる頂点とされる。
本実施形態における清掃装置10は、走行部7と、移動案内部8と、清掃体9と、清掃体9を受光面S1aの傾斜に倣う上方向に付勢する付勢手段6とを備えている。
走行部7は、移動案内部8、清掃体9、付勢手段6、および不図示の案内用モータを、太陽光パネルSの受光面S1a,S2aに対して一体的に走行させるものである。走行部7は、走行体本体70と、不図示の走行用モータ、駆動輪71と、従動輪72,73,74とを備える。
走行体本体70は、受光面S1a,S2aの傾斜方向である二方向の傾斜に倣うよう形成された本体板75と、受光面S1a,S2a側から太陽光パネルSの裏面S1b,S2b側を巻き込むように配置される巻込板76,77とを備える。本体板75は、一方の傾斜板部SAの傾斜に倣う(一方の傾斜板部SAの傾斜に平行な)一方本体板部751と、他方の傾斜板部SBの傾斜に倣う(他方の傾斜板部SBの傾斜に平行な)他方本体板部752とを備える。一方本体板部751および他方本体板部752は、一体的に形成されている。
走行用モータは、例えば一方の巻込板76に取付けられている。駆動輪71は走行用モータの走行用駆動軸に取付けられ、太陽光パネルSの一方の傾斜板部SAの裏面S1bに接触して転動する。従動輪72は、太陽光パネルSの受光面S1aにおいて駆動輪71と対向する位置に配置される。他の従動輪73,74は太陽光パネルSの他方の傾斜板部SBの受光面S2aおよびその裏面S2bに接触して転動する。
従動輪72が太陽光パネルSの一方の傾斜板部SAの受光面S1aに接触し、従動輪74が他方の傾斜板部SBの受光面S2aに当接する構成により、本体板75は受光面S1a,S2aに接触せずに、受光面S1a,S2aに対して垂直な方向に離間して配置されている。
移動案内部8は、不図示の案内用モータ、駆動プーリー81、従動プーリー82,83,84、一対の中継歯車85,86、一対の支軸部87,88、および一対の無端ベルト80,89を備える。この移動案内部8は、清掃体9を保持し清掃体9を受光面S1aの傾斜に倣う上下方向に往復移動させるよう構成されている。
案内用モータは、例えば一方本体板部751に設置されている。駆動プーリー81は、案内用モータの案内用駆動軸に連結され、一方本体板部751の傾斜方向下部に配置されている。
一対の支軸部87,88は、上下方向の軸体であり、本体板75の頂部に並べて配置されている。一対の支軸部87,88は、中継歯車85,86をその軸心回りに回転自在に支持するものである。各中継歯車85,86、は各支軸部87,88に取付けられて、互いに噛合するよう構成されている。従動プーリー82,83(二つの従動プーリー)は、それぞれ支軸部87,88に取付けられている。従動プーリー84(一つの従動プーリー)は、他方本体板部752の傾斜方向下部に配置されている。一方の無端ベルト80は、駆動プーリー81と従動プーリー82に巻掛けられ、他方の無端ベルト89は、従動プーリー83,84に巻掛けられている。
上記第一の実施形態では、清掃体4および付勢手段6は、ともに太陽光パネルSの受光面Sa側に配置されている構成であったのに対し、第二の実施形態における清掃装置10では、清掃体9は一方の受光面S1a側に配置され、付勢手段6は他方の受光面S2a側に配置されている。
すなわち、清掃体9はアーム部材90と清掃ブラシ91を備え、アーム部材90は一方の無端ベルト80の直線部に取付けられている。清掃ブラシ91はアーム部材90の先端に不図示の縦軸回りに回転自在に取付けられている。付勢手段6は、第一の実施形態と同様の構成であり、他方の無端ベルト89の直線部に取付けられている。
上記構成において、案内用モータを駆動すると、駆動プーリー81が、受光面S1aに直交する方向の縦軸回りに回転し、駆動プーリー81に巻掛けられている一方の無端ベルト80が回転し、一方の無端ベルト80を介して従動プーリー82および支軸部87が水平方向に直交する方向の縦軸回りに回転し、支軸部87の回転とともに中継歯車85が回転する。一方の無端ベルト80が回転すると、これに取付けられている清掃体9が、受光面S1aの傾斜に倣う上方向に移動し、清掃ブラシ91によって受光面S1aが清掃される。
中継歯車85が回転すると、これに噛合している中継歯車86、支軸部88、および従動プーリー83が回転する。そして従動プーリー83が回転すると、これに巻掛けられている他方の無端ベルト89が回転し、従動プーリー83が他方の無端ベルト89を介して受光面S2aの傾斜方向に直交する縦軸回りに回転する。他方の無端ベルト89が回転すると、これに取付けられている付勢手段6が、受光面S2aの傾斜に倣う下方向に移動する。
本実施形態においても、付勢手段6それ自体の重さが受光面S2aの傾斜に倣う下方向へ働くことで清掃体9を受光面S1aの傾斜に倣う上方向に付勢するから、その分だけ案内用モータに働く負荷が軽減される。
付勢手段6は清掃体9と同等の重量に設定された重量部材である。すなわち、付勢手段6と清掃体9の重さの釣り合いによって、案内用モータは、駆動プーリー81、従動プーリー82,83,84と無端ベルト80,89との摩擦力、および中継歯車85,86の噛合力の合計の損失に略相当する負荷のみで、清掃体9を上方向に移動させることができる。
清掃装置10を太陽光パネルSに沿って走行させた後に、清掃体9を上位置から下方向に向けて移動する際には、案内用モータの案内用駆動軸を上記とは逆方向に回転させて、無端ベルト80を回転させる。この場合であっても、付勢手段6と清掃体9の重さの釣り合いによって、案内用モータは少ない負荷によって、清掃体9を下方向に移動させることができる。
本実施形態による付勢とは、清掃体9そのものの重量が傾斜方向に倣う下方向に働く場合に、清掃体9とは異なる平面(反対方向に傾斜する平面)上に重量部材を配置して、清掃体9が配置された平面の傾斜方向に倣う上方向に働く重量を清掃体9に働かせる状態である。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。その他、各部の具体的構成についても同様である。例えば、上記各実施形態では、付勢手段としてそれ自体形状が変化のない重量部材を用い、その重量によって清掃体を付勢する構成である。しかしながら付勢手段は、重量部材に限定されるものではなく、弾性回復力を用いた構成であってもよい。すなわち、ぜんまいばね、引張りばね等を付勢手段として用い、清掃体を太陽光パネルの受光面の傾斜に沿う上方向に付勢するよう構成する、すなわち清掃体を上方向に向けて引き上げるように構成することもできる。
上記各実施形態において、清掃体の上限位置、下限位置は、案内用モータ(案内用駆動軸)の回転量で決定してもよいし、センサを用いて行ってもよい。また、太陽光パネルの左右方向(清掃装置の走行方向)に対する清掃体、あるいは走行体本体の限界位置を、センサを用いて検出するようにしてもよい。この場合、センサとしては反射センサ等が考えられ、例えば、走行体本体に反射センサを設置し、太陽光パネルの縁を検出し、走行を停止させることが考えられる。
図1ないし図4に示した各実施形態では、付勢手段として重量部材を用いた。しかしながら、重量部材の代わりに清掃ブラシを用いることで、複数の清掃ブラシを備えることになるから、受光面の清掃を効率良く行うことができる。
図1ないし図4に示した各実施形態では、清掃体と付勢手段とをプーリー、無端ベルトの組合わせ機構を用いて異なる方向に移動させるよう構成した。しかしながら、必ずしも清掃体と付勢手段とを異なる方向に移動させる機構として、プーリー、無端ベルトの組合わせを用いてなくてもよい。例えばラック・ピニオン機構を用いたり、リンク機構を用いたりすることも考えられる。あるいは、図1および図2に示した第一の実施形態では、付勢手段を清掃体と同一平面上に配置した。しかしながら、付勢手段を清掃体と同一平面上ではなく、例えば清掃体に対して前側あるいは後側に案内壁を配置して、付勢手段をこの案内壁で案内させるよう構成することもできる。
上記実施形態では、清浄液タンクには清浄液を収容した。この清浄液としては、純水、雨水、環境への負担が少ない洗剤等が考えられる。あるいはコーティング剤であってもよい。コーティング剤としては、発電効率の向上のために反射防止剤、汚れを付着しにくくするための帯電防止親水コーティング剤、汚れを除去し易くするためのフッ素系撥水コーティング剤や光触媒コーティング剤等が挙げられる。
清掃体において、実際に受光面に接触してこれを清掃するものは、清掃ブラシの他に、スポンジ成形品、生地成形品等が考えられる。また、例えば走行体本体の受光面側に、清浄液を拭うためのワイパ部材(例えば合成ゴム製)や、清浄液を吸い取る吸引装置を配置することも考えられる。この吸引装置で吸引した清浄液は排出、あるいは濾過したうえで再利用することが考えられる。
1…清掃装置、2…走行部、20…走行体本体、3…移動案内部、34…案内用モータ、34a…案内用駆動軸、39…アーム部材、4…清掃体、40…清掃ブラシ、6…付勢手段、S…太陽光パネル、Sa…受光面

Claims (2)

  1. 太陽光パネルにおいて水平方向に対して傾斜した受光面に接触してこれを清掃する清掃体と、清掃体を保持し清掃体を受光面の傾斜に倣う上下方向に往復移動させる移動案内部と、移動案内部を駆動させる案内用モータと、清掃体を受光面の傾斜に倣う上方向に付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする太陽光パネルの清掃装置。
  2. 付勢手段は重量部材であり、それ自体の重さが受光面の傾斜に倣う下方向へ働くことで清掃体を受光面の傾斜に倣う上方向に付勢するものである請求項1記載の太陽光パネルの清掃装置。
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