JP2018030050A - 太陽光パネル清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネル面に対して清掃後に余分な成分を残さず、適切な太陽光パネルユニットの保守管理を行うことができる太陽光パネル清掃装置を提供する。【解決手段】パネル面3を有する太陽光パネル2を複数並べて設置した太陽光パネルユニット1の維持管理においてパネル面3の清掃を行う太陽光パネル清掃装置10であって、太陽光パネルユニット1上を移動しながら太陽光パネルユニット1に対する清掃作業を行う清掃手段50を有しており、清掃手段50は、パネル面3に水を供給する水供給手段60を有しており、水供給手段60から供給される水は、カルキ成分を含まない水である。【選択図】図1

Description

この発明は、太陽光パネルの発電能力の低下を防ぎ、効率良く発電等するために保守管理を行う際に用いる太陽光パネル清掃装置に関するものである。
従来、太陽光パネルを複数並べて設置した太陽光パネルユニットにおける各太陽光パネルの発電能力の低下を防ぐために、太陽光パネルにおいて太陽と対峙するパネル面を清掃する清掃装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような清掃装置においては、太陽光パネルのパネル面に接触する回転ブラシやパネル面に水を供給する水供給手段等を有する清掃手段を有しており、太陽光パネルのパネル面上を、水を供給しながら回転ブラシで清掃していくようになっているものが多い。
特開2015−138854号公報
ここで、従来の太陽光パネルの清掃装置では、パネル面上に供給する水に水道水等を使用しているため、清掃後に水道水に含まれるカルキ成分等がパネル面上に析出してしまうことがあり、その結果、パネル面の下部の発電装置に到達する光量が減少して発電能力の低下を招く虞があった。
そこで、この発明は、パネル面に対して清掃後に余分な成分を残さず、適切な太陽光パネルユニットの保守管理を行うことができる太陽光パネル清掃装置を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、パネル面を有する太陽光パネルを複数並べて設置した太陽光パネルユニットの維持管理において前記パネル面の清掃を行う太陽光パネル清掃装置であって、前記太陽光パネルユニット上を移動しながら前記太陽光パネルユニットに対する清掃作業を行う清掃手段を有しており、前記清掃手段は、前記パネル面に水を供給する水供給手段を有しており、前記水供給手段から供給される水は、カルキ成分を含まない水である太陽光パネル清掃装置としたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記水供給手段から供給される水は、純水である太陽光パネル清掃装置としたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、純水は、JIS K 0557規格におけるA2に分類されるものを使用する太陽光パネル清掃装置としたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記水供給手段は、水道水から純水を精製する純水器と、前記純水器で精製した純水を送り出す加圧装置と、前記加圧装置によって送り出された純水を前記パネル面に供給する供給器とを有する太陽光パネル清掃装置としたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記水供給手段は、予め精製された純水を貯留するタンクと、前記タンクから純水を送り出す加圧装置と、前記加圧装置によって送り出された純水を前記パネル面に供給する供給器とを有する太陽光パネル清掃装置としたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の構成に加え、前記太陽光パネルユニット上を走行する走行体を有しており、前記清掃手段は、前記走行体によって移動しながら前記太陽光パネルユニットに対する清掃作業を行うようになっている太陽光パネル清掃装置としたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の構成に加え、前記清掃手段は、前記パネル面上で回転して清掃を行う回転ブラシと、前記水供給手段とを有しており、前記水供給手段は、前記回転ブラシの進行方向の前方及び/又は後方の前記パネル面に水を供給するようになっている太陽光パネル清掃装置としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、太陽光パネルユニットに対する清掃作業に当たって、水供給手段からパネル面にカルキ成分を含まない水が供給されるようになっているため、清掃後にパネル面が乾燥した際に、パネル面上にカルキ成分が析出することを防ぎ、パネル面の下部の発電装置に到達する光量がカルキ成分の析出で減少することを防止することができ、その結果、適切な太陽光パネルユニットの保守管理を行うことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、水供給手段からパネル面に純水が供給されるようになっているため、カルキ成分以外の余分な成分も含まない純水によって、清掃後にパネル面が乾燥した際に、パネル面上にカルキ成分等の余分な成分が析出することを防ぎ、パネル面の下部の発電装置に到達する光量がカルキ成分等の余分な成分の析出で減少することを防止することができ、その結果、より適切な太陽光パネルユニットの保守管理を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、JIS K 0557規格におけるA2に分類される純水を使用することで、カルキ成分等の余分な成分をパネル面上に析出させず、かつ、高純度の水によるパネル面の溶解等の虞もない、適度な状態で清掃を行うことができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、現場に水道設備がある場合に、水道水から純水器を用いて純水を作りながら加圧装置と供給器でパネル面に純水を供給することができ、現場の設備を用いて効率的に太陽光パネルユニットの清掃を行うことができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、現場に水道設備等がなくても、タンクに貯留した純水を用いて加圧装置と供給器でパネル面に純水を供給することができ、設備の整っていない環境でも確実に太陽光パネルユニットの清掃を行うことができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、走行体で移動しながら清掃作業を行うことで、清掃作業を自動化でき、効率的に太陽光パネルユニットの清掃を行うことができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、清掃手段が回転ブラシと水供給手段を有しているため、水を供給しながら回転ブラシで汚れを落としていくことができ、確実かつ効率良く太陽光パネルユニットの清掃を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る太陽光パネル清掃装置を太陽光パネルユニット上に配置した状態を示す平面図である。 同実施の形態1に係る太陽光パネル清掃装置の一部の拡大断面図である。 この発明の実施の形態2に係る太陽光パネル清掃装置を太陽光パネルユニット上に配置した状態を示す平面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[発明の実施の形態1]
図1,図2には、この発明の実施の形態1を示す。
この実施の形態の太陽光パネル清掃装置10は、図1に示すような、太陽光パネルユニット1の表面の清掃を行うものであり、太陽光パネルユニット1上を走行する走行体としての走行輪42と、この走行輪42によって移動しながら太陽光パネルユニット1に対する清掃作業を行う清掃手段50とを有している。
まず、この実施の形態の太陽光パネルユニット1について説明する。この太陽光パネルユニット1は、図1に示すように、所定角度斜めにした複数の太陽光パネル2を前後左右に並べて設置したものである。ここでは、前後方向(厳密には後方に向かうに連れて徐々に上昇する斜め方向。以下、斜め上下方向ともいう)Lに6枚、左右方向(略水平方向)Pに10枚(一部のみ図示)並べて設置している。それぞれの太陽光パネル2は、太陽光発電を行うために太陽光を取り込むパネル面3とその下部に配置された発電装置(図示省略)とを有するパネル本体4と、その周囲に設けられた縁部5とを有している。このうち、パネル面3はガラスで構成されており、縁部5はアルミ等の金属で構成されている。
次に、この実施の形態の太陽光パネル清掃装置10について説明する。この太陽光パネル清掃装置10は、図1,図2に示すように、基礎部材20と、当該基礎部材20に搭載される清掃装置本体30とを有しており、この清掃装置本体30に、走行輪42と清掃手段50が備えられている。また、清掃手段50の一部として、水供給手段60を有している。
このうち、基礎部材20は、図1に示すように、清掃装置本体30を取り付けて太陽光パネルユニット1の略水平方向Pに安定して移動させるものであり、太陽光パネルユニット1の斜め上下方向Lを貫くように太陽光パネルユニット1上に配設された2本のバー21と、当該バー21に固定されて太陽光パネルユニット1の上端側面1aと下端側面1bに当接する端部材22,23とを有している。また、端部材22,23には、上端側面1aと下端側面1bに対向するように車輪24,25が設けられており、バー21に固定された上下の端部材22,23の車輪24,25で上下から太陽光パネルユニット1を挟持するようになっている。これにより、基礎部材20が太陽光パネルユニット1に対して安定した状態で取り付けられ、車輪24,25で略水平方向Pに移動させることができるように構成されている。
また、清掃装置本体30は、太陽光パネルユニット1の斜め上下方向L全体を覆う大きさに形成されており、フレーム35に、太陽光パネル2のパネル面3の清掃を行う清掃手段50と、この清掃手段50を基礎部材20に搭載した状態で略水平方向Pに移動させる移動装置31とが配置されている。
このうち、清掃手段50は、図2に示すように、太陽光パネルユニット1の斜め上下方向である軸方向Lに沿って、左右2列に設置された回転ブラシ51を有しており、それぞれの列では千鳥状に2本の回転ブラシ51が配設されている。また、回転ブラシ51の両外側に、弾性力を有する板状の遮蔽ブラシ52が設けられている。また、回転ブラシ51の右斜め上方と左斜め上方には、水供給手段60の一部を構成し、清掃時に水を撒く供給器としての散水管63が1つずつ設けられている。また、回転ブラシ51を回転駆動させるブラシ用モータ54が左右1箇所ずつ設けられている。このブラシ用モータ54と回転ブラシ51はチェーン等の伝達手段55で繋がれて駆動力を伝達するようになっている。
また、清掃手段50の一部として、図1,図2に示すように、純水器61,加圧装置62,前記した供給器としての散水管63,電源装置64を備えた水供給手段60を有している。この水供給手段60は、太陽光パネルユニット1の清掃に用いる水を水道水から純水に変えた上で、太陽光パネル2のパネル面3に供給するものである。
この水供給手段60のうち、純水器61は、フィルタ濾過等によって水道水から純水を精製するものである。ここでは、JIS K 0557規格におけるA2に分類されるものが精製されるようになっている。
また、加圧装置62は、精製された純水をホースを介して散水管63に送るために水を加圧するものである。ここでは、水道水を純水器61に送ると共に当該純水器61で精製された純水を散水管63に送るまでの役割を担っている。
また、散水管63は、ホースを介して送られてきた純水をパネル面3に供給するものである。ここでは、太陽光パネルユニット1の斜め上下方向Lに沿って延びる管状に形成されており、その管の途中に下方に向けた複数の孔が設けられている。この複数の孔から、精製された純水がパネル面に向けて散水されるようになっている。なお、ここでは、回転ブラシ51の右斜め上方と左斜め上方の双方に散水管63が設けられており、清掃時の回転ブラシ51の進行方向Pの前方と進行方向Pの後方の双方に散水するようになっている。
また、電源装置64は、加圧装置62を作動させるための電源を供給するものである。ここでは、ガソリン等の燃料で発電する発電機が使用されている。
また、移動装置31は、図2に示すように、電源ユニットを兼ねたコントロールユニット32と、走行体用モータ33と、回転軸41と、走行輪42とを有している。コントロールユニット32は、作業者が操作するリモコン等からの指示を受けて走行体用モータ33等に駆動信号を与えるものである。走行体用モータ33は、コントロールユニット32からの駆動信号を受けて駆動力を発生させるようになっている。また、走行体用モータ33と回転軸41とは、チェーン等の伝達手段(図示省略)で繋がれて駆動力を伝達するようになっている。
また、回転軸41は、2本の回転ブラシ51の間に配置されており、太陽光パネルユニット1の斜め上下方向である軸方向Lに沿って設けられており、当該回転軸41の所定位置に複数設けられた走行輪42が固定されている。この回転軸41に伝達手段34が繋がれており、走行体用モータ33からの駆動力が伝えられるようになっている。また、回転軸41は、ベアリング等を有する支持部材(図示省略)によって清掃装置本体30のフレーム35に対して回動可能に支持されている。
また、走行輪42は、太陽光パネル2における縁部5のうちの上部側の上又は下部側の上を通るように配設されており、ここでは、図1に示すように、斜め上下方向Lに6枚の太陽光パネル2が配置されているため、合計7箇所の縁部5を通る14個の走行輪42が配設されている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
まず、太陽光パネルユニット1の上端側面1aに端部材22を配置し、下端側面1bに端部材23を配置する。そして、その間にバー21を配置し、当該バー21に清掃装置本体30を通して、基礎部材20及び清掃装置本体30を太陽光パネルユニット1の所定位置に配設する。
また、純水器61と加圧装置62及び純水器61と散水管63をそれぞれホースで繋ぎ、加圧装置62に電源装置64を接続する。また、加圧装置62のタンク部分に水道設備から水を供給しておく。
太陽光パネルユニット1上を例えば左から右に清掃装置本体30を移動させてパネル面3の清掃を行う際には、前記したようにセットした上で、加圧装置62のスイッチをONにして純水器61で精製された純水を送り出して散水管63から散水させると共に、所定の開始スイッチを押す等により移動装置31で清掃装置本体30を略水平方向Pに移動させながら清掃手段50に清掃を開始させる。
清掃中は、回転ブラシ51の進行方向Pの前方と後方の双方の散水管63からパネル面3に対して純水を散水し続けると共に、回転ブラシ51を回転させる。これにより、純水を散水した状態で回転ブラシ51でパネル面3をブラシで擦り、その後、もう一度純水でパネル面3を洗い流すこととなる。その結果、当該清掃後にパネル面3上に残った水は純水であるため、乾燥後にカルキ成分等の余分な成分がパネル面3に残ることがないため、綺麗な仕上がりとなり、適切な太陽光パネルユニット1の保守管理を行うことができる。
[発明の実施の形態2]
次に、この発明の実施の形態2について説明する。図3には、この発明の実施の形態2を示す。なお、以下に記載する点以外については、前記した実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
この実施の形態2では、太陽光パネルユニット1の設置場所に水道設備がない場合の構成を示すものであり、水供給手段60の一部の構成が異なる他は、前記した実施の形態1と同様の構成である。
この実施の形態2の水供給手段60は、清掃手段50の一部として、図3に示すように、タンク61A,加圧装置62,散水管63,電源装置64を備えている。この水供給手段60は、太陽光パネルユニット1の清掃に用いる水として別の場所で精製して予めタンク61Aに溜めた純水を用いるようになっており、太陽光パネル2のパネル面3にこの純水を供給するものである。
タンク61Aには、別の場所でフィルタ濾過等によって水道水から精製された純水が溜められており、ここでは、前記した実施の形態1と同様にJIS K 0557規格におけるA2に分類されるものが溜められている。
また、加圧装置62は、タンク61Aの中の純水をホースを介して散水管63に送るために水を加圧するものである。また、散水管63は、ホースを介して送られてきた純水をパネル面3に供給するものである。ここでは、太陽光パネルユニット1の斜め上下方向Lに沿って延びる管状に形成されており、その管の途中に下方に向けた複数の孔が設けられている。この複数の孔から、精製された純水がパネル面3に向けて散水されるようになっている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
まず、前記した実施の形態1と同様に、基礎部材20及び清掃装置本体30を太陽光パネルユニット1の所定位置に配設する。
また、タンク61Aと加圧装置62及び加圧装置62と散水管63をそれぞれホースで繋ぎ、加圧装置62に電源装置64を接続する。なお、加圧装置62の下部のタンク部分にタンク61Aから純水を供給し、ここから散水管63に純水を供給する構成となっている。
太陽光パネルユニット1上を例えば左から右に清掃装置本体30を移動させてパネル面3の清掃を行う際には、前記したようにセットした上で、加圧装置62のスイッチをONにして散水管63から純水を散水させると共に、所定の開始スイッチを押す等により移動装置31で清掃装置本体30を略水平方向Pに移動させながら清掃手段50に清掃を開始させる。
以上のように、前記した各実施の形態の太陽光パネル清掃装置10によれば、太陽光パネルユニット1に対する清掃作業に当たって、水供給手段60からパネル面3に純水が供給されるようになっているため、清掃後にパネル面3が乾燥した際に、パネル面3上にカルキ成分等の余分な成分が析出することを防ぎ、パネル面3の下部の発電装置に到達する光量がカルキ成分等の余分な成分の析出で減少することを防止することができ、その結果、適切な太陽光パネルユニット1の保守管理を行うことができる。
また、前記した各実施の形態の太陽光パネル清掃装置10によれば、JIS K 0557規格におけるA2に分類される純水を使用することで、カルキ成分等の余分な成分をパネル面3上に析出させず、かつ、高純度の水によるパネル面3の溶解等の虞もない、適度な状態で清掃を行うことができる。
また、前記した実施の形態1の太陽光パネル清掃装置10によれば、現場に水道設備がある場合に、水道水から純水器61を用いて純水を作りながら加圧装置62と散水管63でパネル面3に純水を供給することができ、現場の設備を用いて効率的に太陽光パネルユニット1の清掃を行うことができる。
また、前記した実施の形態2の太陽光パネル清掃装置10によれば、現場に水道設備等がなくても、タンク61Aに貯留した純水を用いて加圧装置62と供給器散水管63でパネル面3に純水を供給することができ、設備の整っていない環境でも確実に太陽光パネルユニット1の清掃を行うことができる。
また、前記した各実施の形態の太陽光パネル清掃装置10によれば、走行輪42で移動しながら清掃作業を行うことで、清掃作業を自動化でき、効率的に太陽光パネルユニット1の清掃を行うことができる。
また、前記した各実施の形態の太陽光パネル清掃装置10によれば、清掃手段50が回転ブラシ51と水供給手段60を有しているため、水を供給しながら回転ブラシ51で汚れを落としていくことができ、確実かつ効率良く太陽光パネルユニット1の清掃を行うことができる。
なお、以上説明した各実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した各実施の形態では、基礎部材20の端部材22,23には、太陽光パネルユニット1の上端側面1aと下端側面1bに対向するように車輪24,25が設けられており、車輪24,25が上端側面1aと下端側面1bに当接しながら略水平方向Pに移動するようになっていたが、これに限るものではなく、車輪24,25の代わりにキャタピラや上端側面1aと下端側面1bに対して滑動する部材が設けられており、これらを介して基礎部材20を略水平方向Pに移動させるようになっていても良い。
また、前記した各実施の形態では、基礎部材20の端部材22,23で太陽光パネルユニット1を挟持して、基礎部材20を太陽光パネルユニット1に安定して保持するようになっていたが、これに限るものではなく、別の構成で太陽光パネルユニット1に安定して保持するようになっていても良い。例えば、安定して移動させることができれば、下端側面1bに当接する端部材23を有しておらず、上端側面1aに当接する端部材22のみを有しており、この端部材22に設けられた車輪24のみで基礎部材20を略水平方向Pに移動させるガイドとなるようになっていても良い。
また、前記した各実施の形態では、清掃手段50を移動させる走行体としてタイヤ等の走行輪42が設けられていたが、これに限るものではなく、走行輪42の代わりにキャタピラや滑動部材等が設けられており、これらが太陽光パネル2上を走行するようになっていても良い。
また、前記した各実施の形態では、清掃手段50と走行輪42を有する清掃装置本体30が、太陽光パネルユニット1の斜め上下方向L全体を覆う1つの装置で構成されていたが、これに限るものではなく、斜め上下方向の長さがもっと短い1つの清掃装置本体又は基礎部材に沿って複数に分割された清掃装置本体を有しており、このような構成の清掃装置本体が略水平方向に移動すると共に斜め上下方向に移動して清掃を行う構成となっていても良い。
また、清掃手段や移動装置の構成は、前記した実施の形態に記載したものに限るものではなく、適宜の構成を採用しても良い。
また、前記した各実施の形態では、水供給手段60の供給器としての散水管63が回転ブラシ51の左右に設けられており、進行方向Pの前方及び後方の双方に純水を供給するようになっていたが、これに限るものではなく、他の構成となっていても良い。例えば、純水の供給器が前方のみで後方にはない構成となっていても良い。また、純水の供給器が後方のみで、前方には洗浄液等が供給される装置が設けられていても良い。また、供給器は散水管のような構成以外でも良く、霧状に噴霧するものや、太陽光パネルの上部側から下部側に水を流すようなもの等、適宜の供給状態であっても良い。
また、前記した各実施の形態では、純水としてJIS K 0557規格におけるA2に分類されるものを使用していたが、これに限るものではなく、A3に分類される純水を使用しても良い。また、太陽光パネルの材質や設置状況によっては、さらに高純度のA4に分類される純水を用いて清掃を行うようになっていても良い。
また、前記した各実施の形態では、純水器61で純水を精製してパネル面3に散水するか、予め純水器で精製された純水をタンク61Aに溜めておいてパネル面3に散水するようになっていたが、これに限るものではなく、太陽光パネルの材質や設置状況、周辺の水源の水質等によっては、純水の代わりに、浄水器等で水道水からカルキ成分を除去した水や、地下水や川の水や池の水等の天然水をそのまま又は濾過したものでカルキ成分を含まない水を使用しても良い。この場合には、純水ほど余分な成分が除去されている可能性は低いが、少なくともカルキ成分が析出しないものであれば、重大な跡が残ることはなくなるため、一定以上の光量をパネル面の下部の発電装置に到達させることができ、一定以上の太陽光発電を行うことができると言える。
すなわち、本発明に用いる水としては、清掃後にパネル面が乾燥した際に少なくともカルキが析出しないで、太陽光パネルによる発電を阻害することのない水であれば良い。なお、本発明におけるカルキ成分を含まない水とは、乾燥したときにカルキ成分がパネル面上にほぼ析出しない程度のカルキ含有率の水を指すものとする。
このカルキ成分を含まない水についても、前記した実施の形態1のようにその場で精製するようになっていても良いし、前記した実施の形態2のように別の場所で予め精製した水をタンクに溜めて使用するようになっていても良い。さらに、地下水や川の水や池の水のように天然水を現地調達して使用することができれば、コスト的にも有利となる可能性がある。
1 太陽光パネルユニット
2 太陽光パネル
3 パネル面
10 太陽光パネル清掃装置
20 基礎部材
30 清掃装置本体
42 走行輪(走行体)
50 清掃手段
51 回転ブラシ
60 水供給手段
61 純水器
61A タンク
62 加圧装置
63 散水管(供給器)
64 電源装置
L 斜め上下方向、軸方向
P 略水平方向、進行方向

Claims (7)

  1. パネル面を有する太陽光パネルを複数並べて設置した太陽光パネルユニットの維持管理において前記パネル面の清掃を行う太陽光パネル清掃装置であって、
    前記太陽光パネルユニット上を移動しながら前記太陽光パネルユニットに対する清掃作業を行う清掃手段を有しており、
    前記清掃手段は、前記パネル面に水を供給する水供給手段を有しており、
    前記水供給手段から供給される水は、カルキ成分を含まない水であることを特徴とする太陽光パネル清掃装置。
  2. 前記水供給手段から供給される水は、純水であることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル清掃装置。
  3. 純水は、JIS K 0557規格におけるA2に分類されるものを使用することを特徴とする請求項2に記載の太陽光パネル清掃装置。
  4. 前記水供給手段は、水道水から純水を精製する純水器と、前記純水器で精製した純水を送り出す加圧装置と、前記加圧装置によって送り出された純水を前記パネル面に供給する供給器とを有することを特徴とする請求項2又は3に記載の太陽光パネル清掃装置。
  5. 前記水供給手段は、予め精製された純水を貯留するタンクと、前記タンクから純水を送り出す加圧装置と、前記加圧装置によって送り出された純水を前記パネル面に供給する供給器とを有することを特徴とする請求項2又は3に記載の太陽光パネル清掃装置。
  6. 前記太陽光パネルユニット上を走行する走行体を有しており、
    前記清掃手段は、前記走行体によって移動しながら前記太陽光パネルユニットに対する清掃作業を行うようになっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の太陽光パネル保守装置。
  7. 前記清掃手段は、前記パネル面上で回転して清掃を行う回転ブラシと、前記水供給手段とを有しており、
    前記水供給手段は、前記回転ブラシの進行方向の前方及び/又は後方の前記パネル面に水を供給するようになっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の太陽光パネル清掃装置。
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