JP2014180593A - 太陽電池パネルの洗浄システム - Google Patents

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正俊 堀江
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Abstract

【課題】従来の太陽電池パネルの洗浄方法では、太陽電池パネルアレイの多数の太陽電池パネルのそれぞれに洗浄システムを設置する必要があり、コストや規模の点で現実的ではない。
【解決手段】縦横の格子状に配置させた太陽電池パネルを有する太陽電池発電システムにおける前記太陽電池パネルの洗浄システムであって、太陽電池パネルの横列の一方の端に縦方向に設置した縦レールと、太陽電池パネルの各横列間に設置した横レールと、横レール上を太陽電池パネルをまたいだ状態で走行可能な子台車と、子台車を搭載して、縦レールを走行可能な親台車とを有し、子台車は、汚れ識別手段と、洗浄剤タンクを搭載し、親台車に乗って横列間を移動し、選択された横レール上を走行して、汚れ識別手段にて太陽電池パネル上の汚れを発見した場合に、汚れに洗浄剤タンク中の液体を流すことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池発電システムにおける太陽電池パネルの洗浄システムに関する。特に本発明は、太陽電池パネルが多数集まった太陽電池パネルアレイの洗浄システムに関する発明である。
太陽電池パネルは、太陽光を受けるために屋根のない開放された屋外に設置される。そのため、鳥などの動物が落とす糞などの汚れや、雨や風によって運ばれるほこりやゴミによって太陽電池パネルの表面が汚染される。太陽電池パネルの表面が汚染されると、汚れによって太陽光が遮られてしまうため、発電効率が低下する。
そのため従来から、太陽電池パネルの表面の汚れを洗浄することが様々な方法で行われてきた。特許文献1は、屋根に設置される太陽電池パネル面の汚れを清掃する清掃体を装備させた台車を設けた、太陽電池パネル装置を開示する。
屋根上を台車が移動し、台車の長手方向に清掃体を移動させ、汚れをセンサーによって検出すると、屋根の頂上からパネル全面に放水し、清掃体のブラシで洗浄する。レールは、太陽電池パネル全面の両端に設置される。台車は、このレールに乗って、パネル全面をまたがって移動する。
特許文献2は、貯水タンクに雨水を受け入れて利用するため、貯水タンクへの水の供給を省略することができる太陽電池パネル洗浄装置を開示する。貯水タンクを設置した移動体を移動させながら、移動体から太陽電池パネル全面に放水し、パネル全面をブラシで洗浄する。特許文献2の太陽電池パネル洗浄装置は、汚れを検出する機能はなく、稼働させるとパネル全面を洗浄する。
特許文献3の太陽電池発電パネル散水システムは、水の使用量を抑制した散水により発電効率を向上させるために、太陽電池発電パネル全面に散水するのではなく散水領域を選択的に変更して散水する。ノズルから散水する水の圧力を変更して、上部、中部、下部領域の3段階で水の落下位置を制御して、水の使用量を抑制したパネル散水システムである。汚れを検出する機能はなく、稼働させるとパネルを選択的に洗浄するものである。またブラシ等は使用せず、散水だけで洗浄する。
特許文献4の太陽光受光表面部循環処理装置は、洗浄水として使用する水を節約するために、水を循環して使用する。雨水、融雪水、水貯留槽、井戸、池、水道水等の給水源から貯水槽に貯めた水によって受光表面部を洗浄し、洗浄後の水を貯水槽に戻して浄化し、再び洗浄水として利用する。汚れ検知部で汚れを検知した後、屋根の頂上から水を供給し、パネル全面を洗浄する。またブラシ等は使用せず流水のみで洗浄する。
特許文献5は、太陽電池パネルを清掃するために、スクレイプで、ほこりや汚れを除去する方法の例がある。
特開2004−186632号公報 特許第4808803号公報 特開2011−146442号公報 実用新案登録第3168665号公報 実用新案登録第3153488号公報
特許文献1乃至4は、太陽電池パネルの受光面を洗浄するのに、利用することができる。しかし、どの洗浄システムも、1面の受光面に対して使用することを想定されており、太陽電池パネルが多数集まった太陽電池パネルアレイのパネル表面を洗浄するには、好適とは言えない。多数の太陽電池パネルのそれぞれに洗浄システムを設置するのは、コストや規模の点で現実的ではないからである。
本発明は上記の課題に鑑みて想到された太陽電池パネルの洗浄システムであり、縦横の格子状に配置させた太陽電池パネルを有する太陽電池発電システムにおける太陽電池パネルの洗浄システムであって、縦横レールを走行する親子台車を有することを特徴とする。
より具体的に本発明の太陽電池パネルの洗浄システムは、
縦横の格子状に配置させた太陽電池パネルを有する太陽電池発電システムにおける前記太陽電池パネルの洗浄システムであって、
前記太陽電池パネルの横列の一方の端に縦方向に設置した縦レールと、
前記太陽電池パネルの各横列間に設置した横レールと、
前記横レール上を前記太陽電池パネルをまたいだ状態で走行可能な子台車と、
前記子台車を搭載して、前記縦レールを走行可能な親台車とを有し、
前記子台車は、汚れ識別手段と、洗浄剤タンクを搭載し、
前記親台車に乗って横列間を移動し、選択された前記横レール上を走行して、
前記汚れ識別手段にて前記太陽電池パネル上の汚れを発見した場合に、
前記汚れに前記洗浄剤タンク中の液体を流すことを特徴とする。
また、本発明の太陽電池パネルの洗浄システムは、前記子台車は、さらにスクレイパーを有し、前記汚れを発見した場合は、スクレイパーで前記汚れを
擦ることを特徴とする。
また、本発明の太陽電池パネルの洗浄システムは、前記縦レールの一端に、前記親台車に電力を供給し、前記子台車に電力と前記洗浄剤タンク中への
洗浄剤を供給するステーションが設けられたことを特徴とする。
また、本発明の太陽電池パネルの洗浄システムは、前記子台車は、外部からの指示を受ける連絡手段をさらに有し、
前記連絡手段で受信した前記太陽電池パネルがある列まで前記親台車で移動し、
前記横レールに乗り換えることを特徴とする。
本発明の太陽電池パネルの洗浄システムによると、汚れの検知と洗浄作業を行う装置が、親子台車方式で、縦横無尽に全てのパネルに向かって移動することができる。従って、多数の太陽電池パネルのそれぞれに洗浄システムを設置する必要がない。そのため、洗浄設備のコストを下げることができ、多数集まった大規模な太陽電池パネルアレイのパネル表面を好適に洗浄することができる。
本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムの主要な構成要素を示す斜視図である。 本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムの俯瞰図である。 本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムの、子台車を搭載した状態の親台車の台車構成を示す図である。 本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムの、図1において子台車を真上から見た平面図である。 (a)本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムの、子台車を図4においてB方向から見た矢視図である。(b)本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムの、子台車を図4においてC方向から見た矢視図である。 本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムにおいて、子台車に連絡手段を有する場合を示す図である。 本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムにおいて、親台車に連絡手段を有する場合を示す図である。 本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムにおいて、ステーションに連絡手段を有する場合を示す図である。 本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムの、子台車の制御装置の処理フローを示す図である。 本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムの、子台車の移動工程のフローを示す図である。 本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システムの、洗浄の工程の処理フローを示す図である。
以下に図面を参照しながら本発明の太陽電池パネルの洗浄システムについて説明する。なお、以下の説明は本発明の一実施形態を例示するものであり、本発明の趣旨から外れない範囲内で、下記の実施形態を変更しても、本発明の技術的範囲に含まれるのは言うまでもない。
図1に本発明に係る太陽電池パネルの洗浄システム1(以後単に「洗浄システム」と呼ぶ。)の概観を示す。洗浄システム1は、格子状に配置された太陽電池パネル13に対して配置される。太陽電池パネル13は、海岸などの広い平地部分に設置される。1枚の太陽電池パネル13は、略長方形をしており北側の辺14が南側の辺15より高く設置されている。言い換えると、太陽電池パネル13は、南方向に下り傾斜させて設置される。
この太陽電池パネル13を複数枚、格子状に配置したものを太陽電池パネルアレイ10と呼ぶ。洗浄システムは、この太陽電池パネルアレイ10に対して配置される。ここで格子状とは、縦横に配置された状態であればよい。太陽電池パネル13の縦の列、および横の列(以下、行ともいう)は、完全な直線でなくてもよく、緩やかにカーブしていてもよい。
図2には、本発明の太陽電池パネルの洗浄システム全体を把握できるように、上から眺めた概略図を示す。図2も参照しながら、太陽電池パネルアレイ10の南北方向(Y方向)を縦列といい、東西方向(X方向)を横行と呼ぶ。なお、ここで南北および東西方向は、正確な方位でなくてもよい。太陽電池パネルアレイ10の設置地域によって、方位としての南北からずれる場合もあるからである。太陽電池パネルアレイ10には、東西の端にそれぞれ端列17を有する。また南北の端に端行18を有する。
洗浄システム1では、東西の端列17の少なくとも1方の端列17の外側に、端列17に沿った縦レール11が設けられる。ここで「外側」とは、太陽電池パネルアレイ10の中心から外側に向う方向を意味する。縦レール11は、南北方向(Y方向)に向かって設けられたレールである。また、各横行の間には、横レール12が設けられる。横レール12は、東西方向(X方向)に配置される。
ここで再度図1を参照し、洗浄システム1を概説しておく。洗浄システム1は、縦レール11に沿って、子台車301を搭載した親台車21が走行し、所定の横行で子台車301を横レール12に乗せる。子台車301は、横レール12を走行し、所定の太陽電池パネル13に到達し、そこで洗浄作業を行う。したがって、洗浄システム1は、縦レール11と横レール12と親台車21と子台車301を含む。
また、図2を参照して、洗浄システム1はステーション40を有していても良い。ステーション40は、縦レール11の少なくとも1端に、設けられる。ステーション40は、親台車21及び子台車301に電力および洗浄剤(以下、洗浄液ともいう)を供給する。
縦レール11は、太陽電池パネルアレイ10の縦列の端列17の外側に、端列17に沿って配置されるレールである。縦レール11は親台車21が走行するルートである。
横レール12は太陽電池パネルアレイ10の横行を構成する太陽電池パネル13の北側及び南側にそれぞれ1本ずつ設けられる。太陽電池パネル13をまたいで子台車301が走行できるためである。ここで北側とは、太陽電池パネル13の北側の辺14側であり、南側とは、太陽電池パネル13の南側の辺15側である。
したがって、太陽電池パネル13をはさんで、北側のレールと南側のレールの間隔は1本の横行の間は一定に設定される。なお、太陽電池パネル13の横行間を全て一定に配置することで、ある横行の北側の横レール12と1つ北側の横行の南側の横レール12を兼用させてもよい。例えば図2で示すと横行N2の北側の横レール12と横行N1の南側の横レール12は同じ1本のレールで兼用している。
また、横レール12は縦レール11に最も接近する端部に始端16が設けられる。始端16は、子台車301が親台車21に搭載された高さの位置に設置されている。子台車301が親台車21から横レール12に移れるようにするためである。本明細書では横レール12全体が始端16の高さと同じ高さで設けられているとして説明を続ける。
図2には、二点鎖線で示した子台車301を搭載した親台車21が、縦レール11を走行する様子を示す。親台車21が、ステーション40の位置から、洗浄するべく選択された太陽電池パネル13の横行N4の位置に移動する。そして、親台車21から子台車301が離れて、太陽電池パネル13の方へ走行する。なお、図3に、子台車301を搭載した状態の親台車21の台車構成を示す。図3は、図2のA方向から子台車301を搭載した親台車21を見た矢視図である。
図3を参照して、親台車21は、車輪22とモーター23とバッテリー24と載置台25と位置センサ26と制御装置27を有する。モーター23はバッテリー24からの電力で車輪22を駆動し、縦レール11上を走行する。車輪22とモーター23とバッテリー24で親台車21駆動手段が構成される。位置センサ26は、縦レール11沿いの横レール12の始端16位置を検知するものである。何番目の横レール12を通過したかということと、横レール12の始端16に載置台25のレール28をあわせる目的で設けられている。
制御装置27は親台車21の動きを制御する。基本的に後述する子台車301からの指示によって親台車21は動作を行う。
図4に、図1における子台車301を真上から見た平面図を示す。また図5は、子台車301を側面から見た図を示す。図5(a)は、図4において子台車301をB方向から見た矢視図である。図5(b)は、子台車301をC方向から見た矢視図である。
図5を参照して、子台車301は、車輪306とモーター307とバッテリー308を有するフレーム309の北側と南側に支柱310が設けられる。両支柱310には、北側から南側に傾斜する傾斜サブフレーム311が形成される。傾斜サブフレーム311には、移動筐体312が傾斜サブフレーム311に沿って移動可能に取り付けられる。傾斜サブフレーム311は、太陽電池パネル13の傾斜と平行になるように設けるのが望ましい。
図4も参照しながら、移動筐体312には、カメラ302と、スクレイパー303と、洗浄液噴出手段313が搭載される。また、子台車301には、制御装置316が搭載される。カメラ302は移動筐体312の下方に向けて載置され、太陽電池パネル13の表面を撮影する。
カメラ302の映像データは制御装置316に送られ、画像処理手段によって画像処理が施され、画像データが生成される。画像データは、その後汚れ発見手段(ソフトウエア)によって太陽電池パネル13上の汚れ箇所の位置を示す汚れ位置を出力する。カメラ302と制御装置316と画像処理手段、汚れ発見手段で汚れ識別手段が形成される。
スクレイパー303は、移動筐体312から下方に設けられる。スクレイパー303は、太陽電池パネル13表面の汚れをこすり落とす。
洗浄液噴出手段313は、洗浄剤タンク305とポンプ315と噴出ノズル304および配管314から形成される。ポンプ315は圧縮空気を洗浄剤タンク305内に送る。洗浄剤タンク305内には洗浄液が充填されている。洗浄剤タンク305から噴出ノズル304までは配管314が形成されている。噴出ノズル304は、開閉機構が設けられ、制御装置316からの指示によって開閉制御される。
ここで、図4、図5に示すように、洗浄液噴出手段313のうち、洗浄剤タンク305とポンプ315は、移動筐体312の外部のフレーム309の上に設けられている。洗浄剤タンク305が移動筐体312の外部に設けられることによって、洗浄剤タンク305の容量を大きくすることができる。このため、洗浄剤タンク305への洗浄剤の補給回数を減らすことができるため好ましい。
しかしながら、洗浄剤タンク305を移動筐体312の外部に設けると、洗浄剤タンク305と、移動筐体312は離れているため、移動筐体312が移動すると、洗浄剤タンク305と移動筐体312との間の距離が変動する。
そこで、図示していないが、洗浄剤タンク305とポンプ315を、移動筐体312の外部のフレーム309の上に設けた上で、更に、最小限の小さな洗浄剤タンク305とポンプ315を、移動筐体312上に搭載してもよい。こうすると、必要最小限の洗浄液を充填させた小型で軽い洗浄剤タンク305を移動筐体312上に搭載して、洗浄液が空になれば、洗浄液の供給基地として働くフレーム309上の大型の洗浄剤タンク305に寄って、洗浄液を補給すればよい。このため、移動筐体312を軽量化できると共に、配管314も簡略化できる。
また、図6に示すように、子台車301は、外部からの指示を受ける連絡手段として、無線手段51を有している。無線手段51はアンテナおよび復調器を含む。無線手段51は、操作者からの汚れた太陽電池パネル13の位置の情報を受信する。また、無線手段51によって子台車301が親台車21に向けて何らかの指示を送るようにしてもよい。
また、図7に示すように、親台車21に、無線手段51を有していてもよい。また、無線手段51によって親台車21が子台車301に向けて何らかの指示を送るようにしてもよい。
また、図8に示すように、ステーション40に、無線手段51を有していてもよい。また、無線手段51によってステーション40が親台車21と子台車301に向けて何らかの指示を送るようにしてもよい。
ステーション40は、洗浄液供給手段43、電力供給手段44が少なくとも備えられている。電力供給手段44は、親台車21および子台車301のバッテリー(24、308)に電力を供給する。また、洗浄液供給手段43は、洗浄剤タンク305内に洗浄液を供給する。
また洗浄液供給手段43には、海水淡水化装置41と洗浄剤タンク42とを有する。洗浄剤には、海水淡水化装置41によって淡水化させて得られた処理水のみでもよいし、洗浄効果を向上させる洗剤を添加してもよい。また、本実施形態では、洗浄剤として、海水を淡水化させた処理水を使用する例を示したが、その他、下水処理水や、雨水等、あらゆる液体を洗浄剤として使用することができる。
以上の構成を有する洗浄システム1の動作を説明する。操作者は、太陽電池パネルアレイ10を定期的に見て周る。操作者は、太陽電池パネル13に鳥の糞などが付着しているのを発見した場合は、その太陽電池パネル13の位置を無線で子台車301に連絡する。ここで、太陽電池パネル13の位置とは、太陽電池パネル13毎に付された番号であってもよいし、何行目の何列目と言った指定の仕方であっても良い。操作者は表面が汚れた太陽電池パネル13を発見する毎に、子台車301にその位置を連絡する。
図9には、子台車301の制御装置316の処理フローを示す。図9を参照して、制御装置316は動作を開始すると(ステップS100)、終了判断を行う(ステップS102)。終了する場合(ステップS102のY分岐)は、システムを終了する(ステップS150)。継続する場合(ステップS102のN分岐)は、操作者からの連絡を待つ(ステップS104)。これは操作者から洗浄すべき太陽電池パネル13の位置の連絡があるかを検知する。
操作者からの連絡がない場合は、ステーション40に戻り(ステップS106)、再び、終了判断(ステップS102)に戻る。洗浄システム1が最初に立ち上がる際には、ステーション40に子台車301もいる。その場合は、移動する必要はない。操作者からの連絡があった場合(ステップS104のY分岐)は、指定された太陽電池パネル13まで移動する(ステップS200)。そして、汚れを確認し洗浄する(ステップS300)。そして、バッテリー308の残量と洗浄液の残量が少ないと判断した場合(ステップS108のN分岐)は、ステーション40へ戻り、電力若しくは洗浄液を補給する(ステップS120)。そして処理は再び終了判断(ステップS102)へ戻る。
バッテリー308と洗浄液の残量がまだある場合(ステップS108のY分岐)は、ステップS104に戻り、再び洗浄すべき太陽電池パネル13が指定されているか否かを調べる。このように、洗浄システム1は、操作者が指定した太陽電池パネル13まで移動し、汚れを洗浄し、洗浄箇所がなくなったら、ステーション40に戻る。
次に図10を参照して、移動工程であるステップS200を詳説する。制御装置316は、子台車301の現在位置(A,B)と、指定された目的位置(X、Y)を確認する(ステップS202)。現在位置は、何行目の何列目、といった太陽電池パネル13の位置情報であるのが望ましい。もしステーション40にいる場合は、ゼロ行目のゼロ列目という意味で(0、0)とするようにしてもよい。操作者からの信号にすでに目的位置が行および列によって示されている場合は、その信号から移動先の太陽電池パネル13の位置(X、Y)を得る。また、操作者の信号には、直接その情報がない場合は、別途用意されたテーブルなどから移動先の太陽電池パネル13の位置を得る。
次に現在位置の行(A)と移動先の行(X)を比較する。そして同じ行である場合(ステップS204のY分岐)は、後述する子台車301移動(ステップS212)までスキップする。同じ行でない場合(ステップS204のN分岐)は、親台車21まで戻る(ステップS206)。もし、すでに親台車21の上に載っている場合は、親台車21まで移動する必要はない。
子台車301の制御装置316は、親台車21に対して何行目の横レール12の位置まで移動するように指示を出す(ステップS208)。親台車21の制御装置27は、子台車301からの指示を受けると、横切る横レール12の数をカウントしながら縦レール11を走行する(ステップS208)。親台車21は、指定された横レール12まで走行したら(ステップS210のY分岐)、横レール12の始端16が子台車301の車輪306に一致する位置に停車し、子台車301に指定の横レール12に到達したことを連絡する。なお、ステップS208とS210は、親台車21の制御装置27の行う操作であり、子台車301の制御装置316は待機しているだけである。
子台車301の制御装置316は、指定の横レール12に到着したら、その横レール12を、太陽電池パネル13の数を数えながら(ステップS214)走行し始める(ステップS212)。太陽電池パネル13の数を数えるのは、カメラ302による画像を用いても良いし、別途センサを設けていてもよい。所定の数だけ太陽電池パネル13を通過したら(ステップS214のY分岐)子台車301は停止し(ステップS216)、移動の工程を終了する。
図11には、洗浄の工程(ステップS300)の処理フローを示す。図11を参照して、制御装置316はカメラ302で太陽電池パネル13を撮影し、映像データを取得する(ステップS302)。撮影された映像データは、制御装置316の画像処理手段(ソフトウェア)で画像データに変換される(ステップS304)。この画像データでは、汚れのない太陽電池パネル13の画像データと比較し、異なっている部分が所定のデータに置き換えられた状態になっている。
続いて制御装置316は、画像データを汚れ識別手段(ソフトウェア)で処理を行い、汚れと判別された位置データ(α0、β0)を出力する(ステップS306)。なお、ステップS302からステップS306は、汚れ位置確認手段と呼ぶ。制御装置316は、汚れ位置に噴出ノズル304とスクレイパー303が届く位置に移動筐体312を移動させる(ステップS308)。そして、汚れ位置に洗浄液を噴出する(ステップS310)。洗浄液を噴出したら汚れ位置確認手段を再度実行する(ステップS312)。ここで、出力される汚れ位置データをα1、β1とする。
そして、α0とα1およびβ0とβ1を比較する(ステップS314)。これらが同じであれば、汚れは流れていないと判断できる。汚れが流れていない場合(ステップS314のY分岐)は、スクレイパー303で汚れを拭き取る(ステップS316)。そして、再び洗浄液を噴出するステップS310に戻る。
汚れが落ちていると判断される場合(ステップS314のN分岐)は、α1を新たなα0とし、β1を新たなβ0とする(ステップS318)。そして、汚れは流れきったか否かを判断する(ステップS320)。汚れが流れきったとは、汚れ位置確認手段によって算出される汚れの位置データが、太陽電池パネル13の外側まで移動したか否かで判断することができる。
汚れが流れきっていない場合(ステップS320のN分岐)は、再度洗浄液を噴出するステップS310に戻る。汚れが流れきった場合(ステップS320のY分岐)は、洗浄工程であるS300を終える。
以上のように、本発明に係る洗浄システム1は、操作者が汚れを見つけた太陽電池パネル13を、次々に洗浄手段を有する子台車301が移動し、洗浄するため、太陽電池パネルアレイ10の太陽電池パネル13を清潔にしておくことができる。
なお、上記の洗浄システム1では、操作者からの連絡を子台車301が受けるとして説明を行ったが、親台車21若しくはステーション40が受けて、それを子台車301に連絡するように構成してもよい。
本発明に係る洗浄システムは、多数の太陽電池パネルを配置した太陽電池パネルアレイにおいて、各パネルの表面を洗浄する際に有効に利用することができる。
11 縦レール
12 横レール
13 太陽電池パネル
21 親台車
301 子台車
302 カメラ
303 スクレイパー
304 噴出ノズル
305 洗浄剤タンク
40 ステーション
43 洗浄液供給手段
44 電力供給手段
51 無線手段

Claims (4)

  1. 縦横の格子状に配置させた太陽電池パネルを有する太陽電池発電システムにおける前記太陽電池パネルの洗浄システムであって、
    前記太陽電池パネルの横列の一方の端に縦方向に設置した縦レールと、
    前記太陽電池パネルの各横列間に設置した横レールと、
    前記横レール上を前記太陽電池パネルをまたいだ状態で走行可能な子台車と、
    前記子台車を搭載して、前記縦レールを走行可能な親台車とを有し、
    前記子台車は、汚れ識別手段と、洗浄剤タンクを搭載し、
    前記親台車に乗って横列間を移動し、選択された前記横レール上を走行して、
    前記汚れ識別手段にて前記太陽電池パネル上の汚れを発見した場合に、
    前記汚れに前記洗浄剤タンク中の液体を流すことを特徴とする太陽電池パネルの洗浄システム。
  2. 前記子台車は、さらにスクレイパーを有し、前記汚れを発見した場合は、スクレイパーで前記汚れを擦ることを特徴とする請求項1に記載された太陽電池パネルの洗浄システム。
  3. 前記縦レールの一端に、前記親台車に電力を供給し、前記子台車に電力と前記洗浄剤タンク中への洗浄剤を供給するステーションが設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかの請求項に記載された太陽電池パネルの洗浄システム。
  4. 前記子台車は、外部からの指示を受ける連絡手段をさらに有し、
    前記連絡手段で受信した前記太陽電池パネルがある列まで前記親台車で移動し、
    前記横レールに乗り換えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの請求項に記載された太陽電池パネルの洗浄システム。
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