JP2015008796A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015008796A
JP2015008796A JP2013134877A JP2013134877A JP2015008796A JP 2015008796 A JP2015008796 A JP 2015008796A JP 2013134877 A JP2013134877 A JP 2013134877A JP 2013134877 A JP2013134877 A JP 2013134877A JP 2015008796 A JP2015008796 A JP 2015008796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic diagnostic
diagnostic apparatus
ultrasonic
carriage
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013134877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6192384B2 (ja
Inventor
押木 光博
Mitsuhiro Oshiki
光博 押木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Aloka Medical Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Aloka Medical Ltd filed Critical Hitachi Aloka Medical Ltd
Priority to JP2013134877A priority Critical patent/JP6192384B2/ja
Publication of JP2015008796A publication Critical patent/JP2015008796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6192384B2 publication Critical patent/JP6192384B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/44Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
    • A61B8/4405Device being mounted on a trolley
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/44Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
    • A61B8/4427Device being portable or laptop-like

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

【課題】ポータブル型の超音波診断装置を構成する電気回路や電子部品が損傷を受けるおそれがあることを予測して、事前に安全性を確保する超音波診断装置を提供する。【解決手段】超音波診断装置1は、超音波探触子との間で超音波信号を送受して超音波画像を生成する本体部101と、前記超音波画像を表示する表示部9と、前記本体部101と前記表示部9に制御指令を入力する操作部11とが連結して形成され、本体部101は、当該本体部と前記表示部に電源を供給する電源部12と、加速度センサ21又は角速度センサの少なくとも一方の落下・転倒センサと、該落下・転倒センサの検出値が予め定めた閾値を越えたときに本体部101が落下中又は転倒中であると判定し、前記本体部の予め定められた基板への電源供給を遮断する保護部22を備えてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波診断装置に係り、具体的には、ポータブル型の超音波診断装置の安全性を改善する技術に関する。
超音波診断装置は、リアルタイムで診断画像を観察できる特長を備え、小型化及び軽量化が進み、検査者が自力で持ち運ぶことが可能なポータブル型の超音波診断装置が開発されている(例えば、特許文献1)。同文献のポータブル型の超音波診断装置は、ノートパソコンのように、超音波探触子との間で超音波信号を送受して超音波画像を生成する本体部と、超音波画像を表示する表示パネルと、本体部と表示部の制御指令を入力するコントロールパネルとを開閉可能に連結して形成されている。しかも、バッテリ駆動可能であるため、電源オンのまま超音波診断装置の移動が可能であり、AC電源が得られない場所においても診断機能を発揮することができる。したがって、例えば、病室への往診等にも利用できることから、生体臓器の形態や機能の診断に便利である。
米国特許第5,722,412号明細書
ところで、ポータブル型の超音波診断装置は、持ち運び可能で、使用態様も自由度が高い反面、落下などによる衝撃に晒される機会が増えることが予想される。耐衝撃性は、筐体構造の堅牢化などにより、ある程度その安全性は確保されている。
しかし、落下等による衝撃から超音波診断装置を保護するために筐体を堅牢化しても、その衝撃外力により筐体内部の電気回路を含む電子部品が損傷した場合の安全性を確保することは配慮されていない。例えば、超音波診断装置の本体部を構成する電子部品が搭載された基板が損傷するおそれがある。基板には、電気回路や電子部品が搭載されているから、損傷を受けて電気回路が短絡すると、短絡電流によってさらに損傷が広がるおそれがある。つまり、超音波診断装置には、比較的高い電圧の電気回路や電子部品が搭載された基板があり、それらの基板が損傷すると短絡電流による発熱により、二次的な損傷を引き起こすおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、ポータブル型の超音波診断装置を構成する電気回路や電子部品が損傷を受けるおそれがあることを予測して、事前に安全性を確保することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のポータブル型の超音波診断装置は、超音波探触子との間で超音波信号を送受して超音波画像を生成する本体部と、前記超音波画像を表示する表示部と、前記本体部と前記表示部に制御指令を入力する操作部とが連結して形成され、前記本体部は、当該本体部と前記表示部に電源を供給する電源部と、加速度センサ又は角速度センサの少なくとも一方のセンサと、該センサの検出値が予め定めた閾値を越えたときに前記本体部が落下中であると判定し、前記本体部の予め定められた基板への電源供給を遮断する保護部を備えてなることを特徴とする。
すなわち、超音波診断装置の本体部に、加速度センサ又は角速度センサの少なくとも一方の落下・転倒センサを設けたことを特徴とする。すなわち、本発明のポータブル型の超音波診断装置を手に持って、あるいは膝の上で使用等しているとき、又は台車の天板上に載置して搬送あるいは使用しているとき、何らかの理由で超音波診断装置が落下する場合がある。この場合、例えば図6に示すように、超音波診断装置が静止又は揺れ動いている状態から落下すると、垂直方向の加速度成分αzが静止状態時(T=0)の一定値(例えば、0G、ここでGは重力加速度))から、例えば正の方向に急激に変化する。
そこで、加速度センサにより検出される垂直方向の加速度成分αzが予め定めた閾値を越えたときに落下中であることを判定できる。そして、超音波診断装置が床面に衝突して衝撃を受ける前に、予め定められた基板への電源供給が遮断する。これにより、落下の衝撃により超音波診断装置を構成する電気回路や電子部品が損傷しても、その前に超音波診断装置を構成する電気回路や電子部品が搭載された基板への電源供給が遮断されるので、損傷部に短絡電流等が流れるのを未然に防止でき、超音波診断装置の安全性を確保することができる。
本発明によれば、ポータブル型の超音波診断装置を構成する電気回路や電子部品が損傷を受けるおそれがあることを予測して、事前に安全性を確保することができる。
本発明のポータブル型の超音波診断装置の実施例1のブロック構成図である。 本発明が適用可能なポータブル型の超音波診断装置の一例を示す外観斜視図である。 ポータブル型の超音波診断装置を載置する台車の一例を示す外観斜視図である。 台車にポータブル型の超音波診断装置を載置した状態の一例を示す外観斜視図である。 実施例1の保護部の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1の保護部の動作原理を説明する線図である。 発明のポータブル型の超音波診断装置の実施例2のブロック構成図である。 実施例2の保護部の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1の変形例の保護部の動作原理を説明する線図である。 本発明のポータブル型の超音波診断装置の実施例3のブロック構成図である。
以下、本発明のポータブル型の超音波診断装置を、実施例に基づいて説明する。
図1のブロック構成図に示すように、本発明の実施例1の超音波診断装置1は、被検体2の体表に当接させて用いる超音波探触子3との間で超音波信号を送受して超音波画像を生成して表示するようになっている。また、図2の外観斜視図に示すように、ポータブル型の超超音波診断装置1は、超音波探触子との間で超音波信号を送受して超音波画像を生成する本体部101と、超音波画像を表示する表示部9を構成する表示パネル102と、本体部101と表示パネル102に制御指令を入力する操作部11を構成するコントロールパネル103をそれぞれ連結する回転連結部104,105を備えて形成されている。また、使用しない時には回転連結部104,105において表示パネル102とコントロールパネル103を本体部101側に回転させて、折り畳んで持ち運びできるようになっている。また、本体部101の側面には、超音波探触子3に接続されたケーブルのコネクタが挿入される探触子コネクタ106が設けられている。
図3に示すように台車200は、図2の超音波診断装置1を搭載する天板201と、天板201を支持する支柱202と、支柱202の下端に取り付けられた複数の脚部203と、脚部203の先端にそれぞれ取り付けられたキャスタ204を備えて形成されている。支柱202は上部支柱202aと下部支柱202bに分割され、上部支柱202aは下部支柱202bに対して昇降自在に気体ダンパを介して連結され、かつ任意の位置で昇降を拘束可能に形成されている。また、天板201の上面と本体部101の下面には、互いに係合する係合部が形成されており、これにより図4に示すように、天板201の上面に載置された超音波診断装置1を台車200に固定できるようになっている。また、台車200の天板201に下方の空間に補助装置を収容する収容部205を設け、これらの補助装置を本体部101に電気的に接続可能に形成することもできる。
図1に戻って、実施例1の超音波診断装置1の構成を説明する。超音波探触子3には超音波増幅部4を介して送波信号生成部5で生成された送波ビーム信号が伝送され、これにより被検体2の所望の部位に超音波が送波される。超音波が送波された部位から反射等により発生する超音波は超音波探触子3により受波され、超音波受波部6に反射エコー信号として入力される。超音波受波部6は、入力される反射エコー信号を増幅などの所定の受信処理を行って受波信号を生成する。超音波画像構成部8は、システムバス7を介して超音波受波部6から受波信号を取り込み、整相加算処理、γ処理、補間処理などの受信処理を行って受信ビームを生成し、被検体2の所望の部位の生体情報の超音波画像(例えば、断層画像など)を生成する。なお、本実施例の超音波画像構成部8は、生成した超音波画像を表示部9に表示するために、座標変換などを行うDSC(Digital Scan Converter)を備えている。生成された超音波画像はシステムバス7を介して表示部9に伝送されて表示画面に表示される。制御部10は、システムバス7を介して送波信号生成部5、超音波受波部6、超音波画像構成部8、表示部9との間で信号伝送可能に接続され、それらの各部を制御するようになっている。また、システムバス7には操作部11が信号伝送可能に接続され、制御部10を介して又は直接、送波信号生成部5、超音波受波部6、超音波画像構成部8、表示部9に制御指令を入力可能に形成されている。これにより、各部の制御タイミング、信号増幅度などを、超音波診断装置1の操作者により操作部11と制御部10を介して制御可能である。また、制御部10には、予め定められたプログラムにより一定の機能を持たせることができる。
ここで、本実施例1の特徴構成及び関連構成について説明する。超音波診断装置1は、各部に供給する電源の電圧を調整して分配する電源部12が設けられている。電源部12は、内蔵の電池13から供給される直流電圧を、超音波診断装置1を構成する電子部品が搭載された各基板の要求仕様に合わせて、各回路ブロックに必要な複数の電圧に調整した電圧を供給するようになっている。また、外部端子15を介して供給される交流電源を直流電圧に整流する図示しないACアダプターを備え、各基板の要求仕様に合わせて複数の電圧に調整した電圧を供給するようになっている。図示例では、電源部12は、電源線16a,16b,16cを介して超音波診断装置1を構成する各部に供給する。電源線16aは、スイッチ17aを介して超音波増幅部4が搭載された基板に接続されている。電源線16bは、スイッチ17bを介して、送波信号生成部5、超音波受波部6、超音波画像生成部8、制御部10及び図示していない構成部品が搭載された基板の電源線に接続されている。また、電源線16bは、表示部9を構成する基板の電源線にも接続されている。なお、スイッチ17a、17bは電源部12に本来的に備えられているものであり、図示では理解しやすくするために電源部12から抜き出して記載している。電源線16cは、スイッチを介さずに各電子部品に接続され、超音波診断装置1の主要部が運転されていない状態でも、一定の機能を発揮可能にしている。
本実施例1の特徴部は、加速度センサ21と保護部22と警報ランプ23が設けられていることにある。これらは、超音波診断装置1のスイッチ17a、17b等の主電源がオフされている不使用状態でも機能しなければならないので、スイッチ類を介さない電源線16cに接続されている。なお、警報ランプ23は、図2の本体部101の外部から見える位置に設けられる。また、加速度センサ21と保護部22と警報ランプ23は、独立した基板に搭載してもよいが、制御部10等が搭載された他の基板に搭載してもよい。要は、超音波診断装置1の重心位置又はその近傍に位置させて搭載することが好ましい。
加速度センサ21は、3軸方向の加速度を検出する加速度センサであれば、周知のものを適用することができる。例えば、コイルやバネを用いて加速度を計測する機械式のもの、半導体製造技術により表面を円環状に薄く作りダイヤフラムを形成し、中央の重りをこの薄い金属で支えることで加速度による変位を検出しやすくしたピエゾ型のものなど、多種の加速度センサが存在する。なお、ピエゾ型のものは、ダイヤフラムの位置変化をピエゾ抵抗素子によって検出し、電気回路によって増幅して計測する。ダイヤフラムとピエゾ抵抗素子の取り付け方により3軸方向の加速度の検出を可能としたものである。本実施例1における3軸方向は、図4に示したように、台車200の走行方向を水平方向のx軸とし、これに直交する水平方向をy軸とし、垂直方向をz軸として説明するが、これに限定されるものではない。
加速度センサ21は、超音波診断装置1の移動、使用時の設置状態(ポジショニング)、外力などの衝撃、及び振動などの揺れを検出することができる。例えば、超音波診断装置1の移動時は、移動速度の変化に応じたx軸又はy軸の水平方向の加速度の検出値αx又はαyが検出される。また、検査者が手に持って超音波診断装置1を使用している場合は3軸方向に揺れるので、3軸方向の加速度が僅かに変化する。これに対し、台車200又は机上に設置している場合は殆ど揺れないことに基づいて、使用時の設置状態を判定できる。そこで、保護部22は、図5に示すフローチャートのように、判定周期ごとに加速度センサ21の検出値(ベクトル)αを取り込み(S1)、検出値αの3軸方向の加速度成分の検出値αx、αy、αzに基づいて、本体部101が台車200(又は机上)に設置されているか、検査者が手に持っているかを、判定する(S2)。ステップS2で、検査者が超音波診断装置1を手に持って移動又は使用していると判定した場合は、検出値αのz軸成分αzと内蔵メモリに記憶された落下判定用の閾値Aと比較して、図6に示すようにz軸成分αzが閾値Aを越えていれば、超音波診断装置1(本体部101)が落下状態(落下中)であると判定する(SS3)。
ここで、図6の横軸は時間(T)経過を示し、縦軸はz軸方向の加速度αzを落下方向を正として示している。また、T0におけるz軸方向の加速度αzは、一定値(例えば、0)であり、通常の使用状態(静止状態)における加速度αzである。したがって、保護部22の動作が開始されてから、加速度センサ21で計測された検出値αzが閾値Aより小さいと判定しているT1以前の間は、超音波診断装置1が落下状態にないと判定する。逆に、検出値αzが閾値Aより大きいT1以降は落下状態であると判定する。つまり、超音波診断装置1の本体部101が静止状態から落下すると、図6に示すように、垂直方向であるz軸方向の加速度成分が急激に正の方向に変化する。そこで、その急激な変化を検出するために予め設定された閾値Aと検出値αzを比較する。そして、検出値αzが閾値Aを越えたときに落下していると判定して、落下衝撃を受ける前に電源を遮断する。これにより、超音波診断装置1の安全を図ることができる。
すなわち、ステップS3で、超音波診断装置1が落下中であると判定した場合は、少なくともスイッチ17aにオフ指令を出力して、超音波増幅部4への電源供給を停止するとともに、警報ランプ23を点灯して少なくとも一部の電源を遮断したことを外部に報知する。また、予め定められている場合は、スイッチ17bにもオフ指令を出力して、表示部9及び制御部10を含む他のブロック5,6,8等への電源供給を停止する。なお、落下中を検出したときに、どのブロック又は基板の電源供給を停止するかは、予め定めておくことができる。一方、ステップS3の判定で、検出値αzが閾値Aを越えていなければ、最初のS1に戻って処理を繰り返す。
本実施例1によれば、超音波診断装置1を手で持って移動又は使用していた場合に、誤って超音波診断装置1を落下させた場合でも、床面等に落下して衝撃を受ける前に、落下中であることを判定できる。そして、落下中であると判定した場合は、予め定められた基板への電源供給が遮断されるとともに、警報ランプ23が点灯する。これにより、落下の衝撃により超音波診断装置1を構成する電気回路や電子部品が損傷しても、その前に電源供給が遮断されるから、それらの部品等に短絡電流等の異常電流が流れるのを防止でき、超音波診断装置1の安全性を確保することができる。また、警報ランプ23が点灯された場合は、超音波診断装置1の使用を禁止し、点検等を行って安全の確認を行い、安全が確認されれば超音波診断装置1の電源供給を再開して診断に用いることができる。
なお、実施例1において、超音波診断装置1が使用されている水平状態から、同じ姿勢のままで落下したものとして説明したが、水平状態から傾いた状態で落下する場合が考えられる。この場合は、3軸の加速度の合成成分により、同様に落下を検出することができる。
図7に、本発明の実施例2の超音波診断装置1のブロック構成図を示す。本実施例が実施例1と異なる点は、加速度センサ21に代えて、角速度センサ31を落下・転倒センサとして用いたこと、及び保護部32の処理を角速度センサ31に合わせて構成したことにある。その他の構成部品は、実施例1と同一であることから、同一の符号を付して説明を省略する。
角速度センサ31は、ジャイロセンサなどの周知の角速度センサを適用できる。要は、本体部101の回転運動を測定するために、図4に示した3軸周りの角速度(単位時間あたりの角度変化量)を検出するものであればよく、デジタルカメラなどの手ぶれ補正などで広く用いられている。また、加速度センサ21を用いて超音波診断装置1の設置状態(ポジショニング)を判定する場合と同様に、操作者の膝の上に超音波診断装置1を置いて使用した場合を考える。この場合は、人の動きに応じた比較的小刻みな振動(揺れ)が断続的に続くから、3軸周りの角速度を検出することにより使用時の設置状態を判定できる。これは膝の上だけに限らず、人体に接して使用される場合など、程度の差はあるが、微弱な振動が加えられることには変わらない。一方、台車200や机上に超音波診断装置1を置いて使用している場合は、ほぼ振動しないことから、検出した角速度により超音波診断装置1の使用時の設置状態(ポジショニング)を判定することが可能である。
本実施例2は、台車200の天板201上に超音波診断装置1を置いて使用している場合を想定したものであり、図8に示した保護部32の処理動作を示すフローチャートに沿って説明する。実施例1と同様に、角速度センサ31の検出値ωを判定周期ごとに取り込み(S11)、検出値ωに基づいて超音波診断装置1が台車200に設置されているか否かを判定する(S12)。台車200に設置されていなければ、あるいは人手に持って移動又は使用していると判定されれば、S11に戻って処理を繰り返す。台車200に設置されていると判定された場合は、ステップS13に進んで、台車200が転倒中であることを判定する内蔵メモリに記憶された転倒判定用の閾値Bと比較して、水平軸周り(x軸回り、y軸回り、あるいはそれらの合成軸周り)の検出値ωが閾値Bを越えたか否か判定する(S13)。水平軸周りの検出値ωが閾値Bを越えた場合は、少なくともスイッチ17aにオフ指令を出力して、超音波増幅部4への電源供給を停止する。そして、警報ランプ23を点灯して、少なくとも一部の電源を遮断したことを外部に報知する。また、予め定められている場合は、スイッチ17bにもオフ指令を出力して、表示部9及び制御部10を含む他のブロック5,6,8等への電源供給を停止する(S14)。ステップS13の判定で、水平軸周りの検出値ωが閾値Bを越えていなければ、最初のS11に戻って処理を繰り返す。
このように、超音波診断装置1を台車200に載せて移動中に台車200のキャスタ204が何らかの障害物に当たって、台車200ごと走行方向に倒れることがある。この場合、本実施例2によれば、図示を省略するが、図6の加速度の場合と同様に、本体部101に設けられた角速度センサ31の水平軸周りの角速度成分ωが閾値Bを越えたときに、台車200が転倒中であることを検出して、所定のブロックへの電源供給を停止することができる。
本実施例2では、角速度センサ31により、台車200ごと走行方向に倒れる転倒を検出した。しかし、加速度センサ21を用いた実施例1でも、台車200ごと走行方向に倒れる転倒を検出することができることを図9に基づいて説明する。同図の横軸は加速度αの水平方向成分を示し。縦軸は加速度αの垂直方向成分を示している。台車220が水平方向にほぼ一定の速度で走行している間、水平方向の加速度成分(x方向又はy方向、あるいは合成方向の成分)は図9に示すように「0」であるとする。このとき、走行中の台車200が障害物に乗り上げて図示矢印方向に転倒すると、水平方向の加速度成分は転倒開始時の「0」から変化する。つまり、走行方向の加速度成分を正とした場合、図示のように水平方向の加速度成分は「0」から負の方向に変化する。さらに、加速度センサ21の鉛直方向の高さが下がるので、その方向の加速度を正とすると、鉛直方向の加速度成分は増大する。このような加速度変化が検出された場合は、保護部22において台車200の転倒であると判定することができる。例えば、鉛直方向の加速度の変化分H1と、水平方向の加速度の変化分L1とが同じ値(H1=L1)になったときを検出して、転倒と判定することができる。ちなみに、H1=L1は、台車200が45°方向に傾いた状態である。しかし、これに限らず、H1:L1が任意に設定した比(例えば、2:1)になったときを検出して転倒を判定してもよい。
図10に、本発明の超音波診断装置1の実施例3のブロック構成図を示す。本実施例3が実施例1と相違する点は、第一に、台車200に補助の電池213を設けてコネクタ40を介して、本体部の電池13と並列に電源部12に電源を供給可能にするとともに、角速度センサ231を台車200に設けたことにある。また、第二に、実施例1では保護部22の機能を本体部101に独立に設けていたが、本実施例3では保護部22の機能を制御部10に含めたことが相違する。なお、角速度センサ231は電源線41を介して電池213に接続され、加速度センサ21と角速度センサ231の検出値は、それぞれ入出力インターフェイス(I/O)25とシステムバス7を介して、制御部10に入力されるようになっていることが相違する。また、保護部22の機能を制御部10に含めたことから、少なくとも制御部10の電源を遮断されない電源線16cから供給するようにしていることが相違する。
表示部9への電源は、落下検出により遮断されるスイッチ17を備えた電源線16aから供給するようにしている。なお、図10では、送波信号生成部5、超音波受波部6及び超音波画像構成部8にも、遮断されない電源線16cから供給するようにしている。しかし、これに限定されるものではなく、前述したように、落下の衝撃により損傷して安全性が損なわれるおそれがある電子部品等への電源は、スイッチ17を備えた電源線16aから供給するようにできる。その他の構成部品は実施例1と同様であるから、同一の符号を付して説明を省略する。また、角速度センサ231は、実施例2の角速度センサ31と同一のものを適用できる。
このように構成される実施例3によれば、実施例1の特徴に加えて、台車200に角速度センサ231を設けたことから、台車200の転倒を実施例2と同様に角速度センサ231の検出値ωに基づいて制御部10で判定できる。制御部10は、台車200が転倒中であることを判定した場合は、指令24をスイッチ17と警報ランプ23に出力して、電源線16aの電源を遮断するとともに、警報ランプ23によりその旨を表示する。一方、超音波診断装置1を台車200から取り外して使用する際には、実施例1と同様、図5の動作により落下中を検出して電源線16aを遮断するとともに、警報ランプ23によりその旨を表示する。
以上、実施例1〜3に基づいて説明したように、本発明によれば、超音波診断装置1を手で持って移動又は使用していた場合に、誤って超音波診断装置1を落下させた場合でも、床面等に落下して衝撃を受ける前に、落下中であることを判定できる。そして、落下中であると判定した場合は、予め定められた基板への電源供給を遮断することができる。これにより、落下の衝撃により超音波診断装置1を構成する電気回路や電子部品が損傷しても、その前に電源供給が遮断されるから、それらの部品等に短絡電流が流れるのを防止できるから、超音波診断装置1の安全性を確保することができる。
本発明は、上記の実施例1〜3に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。例えば、内蔵メモリに設定されている閾値A、Bは、超音波診断装置1と台車200の構成に応じて最適な値に設定する。具体的には、超音波診断装置1の単独の使用状態と、台車200に搭載して一体として使用する状態では、落下や転倒による加速度センサ21又は角速度センサ31等の感値が変わることが考えられる。例えば、台車200の収容部205に、予備の複数種類の超音波探触子3を用意しておくことがあり、また天板201を昇降させる場合がある。その場合は台車200の重心が上部に移動するから、角速度も大きくなることが考えられる。そこで、使用態様に応じて内蔵メモリに設定する閾値A,Bを最適化することが好ましい。具体的には、複数の異なる閾値An、Bm(ここで、n、mは任意の自然数)を内蔵メモリに格納しておき、保護部22は使用態様に対応して設定された閾値を読み出して判定するようにすることができる。また、操作部11から閾値An、Bmを選択するようにできる。
1 超音波診断装置
3 超音波探触子
4 超音波増幅部
5 送波信号生成部
6 超音波受波部
7 システムバス
8 超音波画像構成部
9 表示部
10 制御部
11 操作部
12 電源部
13 電池
16a〜c 電源線
17,17a,17b スイッチ
21 加速度センサ
22 保護部
23 警報ランプ
101 本体部
102 表示パネル
103 コントロールパネル

Claims (4)

  1. 超音波探触子との間で超音波信号を送受して超音波画像を生成する本体部と、前記超音波画像を表示する表示部と、前記本体部と前記表示部に制御指令を入力する操作部とが連結して形成され、
    前記本体部は、当該本体部と前記表示部に電源を供給する電源部と、加速度センサ又は角速度センサの少なくとも一方の落下・転倒センサと、該落下・転倒センサの検出値が予め定めた閾値を越えたときに前記本体部が落下中又は転倒中であると判定し、前記本体部の予め定められた基板への電源供給を遮断する保護部を備えてなる超音波診断装置。
  2. 前記超音波診断装置が、走行可能にかつ天板が昇降自在に形成された台車の天板に載置されてなることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記超音波診断装置が、走行可能にかつ天板が昇降自在に形成された台車の天板に載置され、前記台車の天板又は天板の付近に角速度センサが備えられ、
    前記保護部は、前記台車の角速度センサの検出値の水平軸周りの成分が予め定めた閾値を越えたときに前記台車が転倒中であると判定して、前記基板への電源供給を遮断することを特徴とする請求項2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記超音波診断装置が、走行可能にかつ天板が昇降自在に形成された台車の天板に載置され、
    前記保護部は、前記加速度センサの検出値の水平方向成分の変化分と鉛直方向成分の変化分との比に基づいて前記台車が転倒中であると判定して、前記基板への電源供給を遮断することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
JP2013134877A 2013-06-27 2013-06-27 超音波診断装置 Active JP6192384B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013134877A JP6192384B2 (ja) 2013-06-27 2013-06-27 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013134877A JP6192384B2 (ja) 2013-06-27 2013-06-27 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015008796A true JP2015008796A (ja) 2015-01-19
JP6192384B2 JP6192384B2 (ja) 2017-09-06

Family

ID=52302569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013134877A Active JP6192384B2 (ja) 2013-06-27 2013-06-27 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6192384B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018011622A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 株式会社日立製作所 医療装置
JP2018011624A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 株式会社日立製作所 医療装置
US11406357B2 (en) 2017-12-28 2022-08-09 Konica Minolta, Inc. Cradle apparatus

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05143551A (ja) * 1991-11-19 1993-06-11 Canon Inc 携帯型電子機器
JPH09212462A (ja) * 1996-02-02 1997-08-15 Nec Corp 携帯型電子装置
JP2010240194A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Aloka Co Ltd 小型超音波診断装置用キャリア
US20100277305A1 (en) * 2007-06-01 2010-11-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Wireless Ultrasound Probe Asset Tracking

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05143551A (ja) * 1991-11-19 1993-06-11 Canon Inc 携帯型電子機器
JPH09212462A (ja) * 1996-02-02 1997-08-15 Nec Corp 携帯型電子装置
US20100277305A1 (en) * 2007-06-01 2010-11-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Wireless Ultrasound Probe Asset Tracking
JP2010240194A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Aloka Co Ltd 小型超音波診断装置用キャリア

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018011622A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 株式会社日立製作所 医療装置
JP2018011624A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 株式会社日立製作所 医療装置
US11406357B2 (en) 2017-12-28 2022-08-09 Konica Minolta, Inc. Cradle apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP6192384B2 (ja) 2017-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2013156680A (ru) Система, устройство и способ текущего контроля положения и ориентации транспортного средства, погрузочного устройства и груза при работе погрузочного устройства
JP4741550B2 (ja) 六軸の検知能力を具えた慣性の入力装置とその操作方法
JP6192384B2 (ja) 超音波診断装置
WO2016176392A1 (en) Smart metrology stand
EP3540445A1 (en) Information processing device
TW200848357A (en) Inertial sensor and electrical or electronic device
CN109154584A (zh) 检查系统、控制设备、控制方法和记录介质
JP2019219036A (ja) スチームトラップ診断装置
JP2014006089A5 (ja)
JP2018116443A (ja) 検査システム
CN110801248B (zh) 控制方法、超声诊断主机、超声探头及可读存储介质
JP2012123812A (ja) 制御装置、及びヘッドマウントディスプレイ装置
JP5155117B2 (ja) 重力軸判定装置及びこれを用いたモバイル端末装置
JP2015118065A (ja) 地震計
WO2016183339A1 (en) Apparatus and method of controlling a coordinate measuring machine using environmental information or coordinate measuring machine information
JP6942719B2 (ja) 感震モジュールおよび感震システム
JP2014048239A (ja) 電子機器およびプログラム
KR100815565B1 (ko) 동작 감지 시스템 및 그 방법
JP5160221B2 (ja) 可変操作制御によるゲームシステム
JPWO2012066850A1 (ja) 電子機器
JP6662121B2 (ja) 飛行体の重心位置表示方法および飛行体の重心位置表示システム
JP2010169408A (ja) 物理量検出装置
JP2015181641A (ja) スケートボーディングの技である「オーリー」の高さ測定デバイスおよび測定システム
CN215605841U (zh) 超声成像设备
WO2015142306A4 (en) Method and system related to a portable ultrasonic imaging system

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150727

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150727

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160329

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6192384

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250