JP2014048239A - 電子機器およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡易な構成で、より正確に歩行ピッチおよび走行ピッチを計測することができる。
【解決手段】加速度センサ106〜108は加速度を検出し、当該加速度に対応する加速度信号を出力する。CPU102は、加速度信号に基づいて利用者の歩行または走行時の着地の周期を検出し、当該着地の周期に基づいて第1のピッチを算出する。また、CPU102は、加速度信号に基づいて、利用者の腕振りの周期を検出し、当該腕振りの周期に基づいて第2のピッチを算出する。また、CPU102は、第1のピッチと第2のピッチとのうち、所定の条件を満たすいずれか一方を利用者の歩行または走行ピッチと決定する。
【選択図】図3

Description

従来より、腕携帯型電子機器(特に腕時計のような手首携帯型電子機器)に加速度センサを搭載し、携帯者の歩行ピッチや走行ピッチを検出する電子機器が知られている。また、一般的に、歩行時と走行時では人の腕の向きは大きく異なる。例えば、歩行時は、肘から手首方向が地面に向かった姿勢となっている場合が多い。また、走行時は、肘を約90度程度曲げ、肘から手首にかけての方向が進行方向を向いている場合が多い。
このように、歩行時と走行時では手首の向きが大きく異なるため、検出する加速度方向が異なる。そのため、使用者の歩行または走行時の着地の振動に基づいて歩行ピッチや走行ピッチを検出する場合、1方向の加速度の検出では、歩行ピッチと走行ピッチとの両方を検出することが困難である。
そこで、歩行時の腕振り方向の加速度を検出する加速度センサと、走行時の腕振り方向の加速度を検出する加速度センサとの2つの加速度センサとを備え、各加速度センサが検出した加速度に対して周波数分析(FFT分析)を行い、正しい体動成分を求めることで、歩行ピッチと走行ピッチとの両方を検出する機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、3軸加速度センサを備え、3軸方向それぞれの加速度を合成した合成信号に基づいて、歩行時と走行時との両方の歩数を検出する機器が知られている(例えば、特許文献2参照)
特開昭62−223616号公報 特開2005−038018号公報
しかしながら、引用文献1に記載の方法では、周波数分析を行う必要があるため、ハードウェアで周波数分析を行う際には機器の価格が高価となり、また、ソフトウェアで周波数分析を行う場合には機器の消費電力が高くなるという問題がある。また、引用文献2に記載の方法では、走行ピッチが早くなると、腕振りが激しくなり、測定結果に腕振り波形成分が乗ってしまい、正確に計測することができない可能性があるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、より簡易な構成で、より正確に歩行ピッチおよび走行ピッチを計測することができる電子機器およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、加速度を検出し、当該加速度に対応する加速度信号を出力する加速度センサと、前記加速度信号に基づいて利用者の歩行または走行時の着地の周期を検出し、当該着地の周期に基づいて第1のピッチを算出する第1のピッチ算出部と、前記加速度信号に基づいて、前記利用者の腕振りの周期を検出し、当該腕振りの周期に基づいて第2のピッチを算出する第2のピッチ算出部と、前記第1のピッチと前記第2のピッチとのうち、所定の条件を満たすいずれか一方を前記利用者の歩行または走行ピッチと決定するピッチ決定部と、を備えることを特徴とする電子機器である。
また、本発明の電子機器において、前記ピッチ決定部は、前記第1のピッチと前記第2のピッチとのうち、ピッチ数が大きい方を前記利用者の歩行または走行ピッチと決定することを特徴とする。
また、本発明の電子機器において、前記第1のピッチ算出部は、前記加速度信号が第1の閾値を超える間隔を前記着地の周期と検出し、当該着地の周期を前記第1のピッチと算出し、前記第2のピッチ算出部は、前記加速度信号が第2の閾値を超える間隔を前記腕振りの周期と検出し、当該腕振りの周期の二分の一の周期を前記第2のピッチと算出することを特徴とする。
また、本発明は、前記ピッチ決定部が決定した前記利用者の歩行または走行ピッチに基づいて歩数を算出する歩数算出部を備えることを特徴とする電子機器である。
また、本発明の電子機器において、前記第2のピッチ算出部は、前記算出した第2のピッチが所定の閾値よりも大きい場合、当該第2のピッチを異常値と判定することを特徴とする。
また、本発明の電子機器において、前記第2のピッチ算出部は、前記異常値と判定した前記第2のピッチが所定時間連続した場合、異常値と判定した前記第2のピッチを正常値であると判定し、前記所定の閾値を再設定することを特徴とする。
また、本発明は、加速度センサを備えたコンピュータに、加速度を検出し、当該加速度に対応する加速度信号を出力する加速度信号出力ステップと、前記加速度信号に基づいて利用者の歩行または走行時の着地の周期を検出し、当該着地の周期に基づいて第1のピッチを算出する第1のピッチ算出ステップと、前記加速度信号に基づいて、前記利用者の腕振りの周期を検出し、当該腕振りの周期に基づいて第2のピッチを算出する第2のピッチ算出ステップと、前記第1のピッチと前記第2のピッチとのうち、所定の条件を満たすいずれか一方を前記利用者の歩行または走行ピッチと決定するピッチ決定ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、加速度センサは、加速度を検出し、当該加速度に対応する加速度信号を出力する。また、第1のピッチ算出部は、加速度信号に基づいて利用者の歩行または走行時の着地の周期を検出し、当該着地の周期に基づいて第1のピッチを算出する。また、第2のピッチ算出部は、加速度信号に基づいて、利用者の腕振りの周期を検出し、当該腕振りの周期に基づいて第2のピッチを算出する。また、ピッチ決定部は、第1のピッチと第2のピッチとのうち、所定の条件を満たすいずれか一方を利用者の歩行または走行ピッチと決定する。
これにより、着地の周期に基づいた第1のピッチと腕振りの周期に基づいた第2のピッチとを算出することができ、第1のピッチと第2のピッチとのうち、所定の条件を満たすいずれか一方を利用者の歩行または走行ピッチと決定することができるため、より簡易な構成で、より正確に歩行ピッチおよび走行ピッチを計測することができる。
本発明の一実施形態における電子機器の外観を示した外観図である。 本実施形態における電子機器の断面を示した断面図である。 本実施形態における電子機器の構成を示したブロック図である。 本実施形態において、電子機器が使用者に装着され、使用者が歩行している場合でのX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向との向きを示した概略図である。 本実施形態において、電子機器が使用者に装着され、使用者が走行している場合でのX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向との向きを示した概略図である。 本実施形態において、使用者が歩行している際に、電子機器が検出するX、Y、Z軸方向の加速度の大きさを示したグラフである。 本実施形態において、使用者が走行している際に、電子機器が検出するX、Y、Z軸方向の加速度の大きさを示したグラフである。 本実施形態における電子機器がピッチを算出する処理手順を示したフローチャートである。 本実施形態における電子機器が算出したピッチの例を示したグラフである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、電子機器の一例として、ピッチの計測機能を有する腕時計型の電子機器の例を用いて説明する。なお、ピッチは、所定時間内における歩数である。例えば、1分間の歩数である。図1は、本実施形態における電子機器の外観を示した外観図である。また、図2は、本実施形態における電子機器の断面を示した断面図である。図1および図2に示す例では、電子機器100は、上面に表示部105を備え、側面に入力部103を備えている。また、電子機器100は、内部に加速度センサ106〜108を備えている。
表示部105は表示面を備えており、表示面に計測時間などの表示を行う。入力部103は、電子機器100の使用者からの入力を受け付ける。加速度センサ106〜108は、相互に直交する直交座標軸のX成分、Y成分、Z成分を検出して、各成分の加速度に対応する大きさの加速度信号を出力する。
本実施形態では、加速度センサ106はX軸方向の加速度Xを検出する。また、加速度センサ107はY軸方向の加速度Yを検出する。また、加速度センサ108はZ軸方向の加速度Zを検出する。なお、本実施形態では、電子機器100が備える表示部105の表示面と同一の平面をXY平面とし、表示部105の表示面と垂直な方向をZ軸方向とする。また、電子機器100は、使用者の腕に装着して使用する腕時計型の電子機器の例を示している。
なお、加速度センサ106〜108は、例えば、1つのMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)3軸加速度センサによって構成してもよく、また、相互に直交する3軸方向に配設された3つの1軸加速度センサによって構成してもよい。
図3は、本実施形態における電子機器100の構成を示したブロック図である。図示する例では、電子機器100は、発振部101と、CPU102(中央処理装置、第1のピッチ算出部、第2のピッチ算出部、ピッチ決定部、歩数算出部、制御部)と、入力部103と、表示制御部104と、表示部105と、加速度センサ106〜108と、ADコンバータ109と、記憶部110と、報音部111とを備える。
発振部101はCPU102の動作用の基準クロック信号を発生する。CPU102は、第1のピッチを算出する第1のピッチ算出処理や、第2のピッチを算出する第2のピッチ算出処理や、第1のピッチと第2のピッチとのうち利用者のピッチを決定するピッチ決定処理や、歩数の算出処理や、電子機器100を構成する各電子回路要素の制御等を行う。入力部103は、使用者からの指示の入力を受け付ける。表示制御部104は、CPU102からの制御信号に応答して、表示部105に計時値や、ラップタイムや、スプリットタイムや、時刻等を表示させる。表示部105は、液晶表示装置(LCD)によって構成され、歩行・走行間隔を示すピッチや、歩数等を表示する。
加速度センサ106〜108は、相互に直交する直交座標軸のX成分、Y成分、Z成分を検出して、各成分の加速度に対応する大きさの加速度信号を出力する。記憶部110は、CPU102が実行するプログラムや、電子機器100が備える各部が処理を行う過程で必要なデータ等を記憶する。なお、本実施形態では、例えば、CPU102が、本発明の第1のピッチ算出部と、第2のピッチ算出部と、ピッチ決定部と、歩数算出部として動作する。
次に、電子機器100が使用者に装着され、使用者が歩行している場合でのX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向との向きについて説明する。図4は、本実施形態において、電子機器100が使用者に装着され、使用者が歩行している場合でのX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向との向きを示した概略図である。図示するように、電子機器100が使用者の腕に装着されている場合には、肘から手の甲に向かう方向がY軸方向であり、手の甲に垂直な方向がZ軸方向であり、Y軸方向とZ軸方向とで一意に決まる平面に垂直な方向がX軸方向である。また、使用者が歩行している場合には、肘から手首方向が地面に向かった姿勢となっている。従って、図示するように、Y軸方向と鉛直方向とがほぼ一致している。
次に、電子機器100が使用者に装着され、使用者が走行している場合でのX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向との向きについて説明する。図5は、本実施形態において、電子機器100が使用者に装着され、使用者が走行している場合でのX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向との向きを示した概略図である。図示するように、電子機器100が使用者の腕に装着されている場合には、肘から手の甲に向かう方向がY軸方向であり、手の甲に垂直な方向がZ軸方向であり、Y軸方向とZ軸方向とで一意に決まる平面に垂直な方向がX軸方向である。また、使用者が走行している場合には、肘を約90度程度曲げて前後に腕を振るため、肘から手首にかけての方向がほぼ進行方向を向いている。従って、図示するようにY軸方向と水平方向とがほぼ一致している。
次に、電子機器100が検出するX、Y、Z軸方向の加速度の大きさについて説明する。図6は、本実施形態において、使用者が歩行している際に、電子機器100が検出するX、Y、Z軸方向の加速度の大きさを示したグラフである。図示する例では、横軸は時間であり、縦軸は加速度[G]の大きさである。また、線601はY軸方向の加速度yの大きさを示しており、線602はX軸方向の加速度xの大きさを示しており、線603はZ軸方向の加速度zの大きさを示している。
使用者が歩行している際にはY軸方向と鉛直方向とがほぼ一致している。そのため、図示するように、Y軸方向の加速度yは、使用者の歩行または走行時の着地の周期(ピッチ)と同じ周期で、1Gを中心に、約0.8Gから1.2Gまで変化している。また、X軸方向の加速度xとZ軸方向の加速度zは、使用者の歩行または走行時の着地の周期に関わらず0G近辺である。
従って、使用者が歩行している際には、使用者の歩行または走行時の着地の周期(ピッチ)と、Y軸方向の加速度yの周期とは同一であるため、Y軸方向の加速度yの周期を算出することでピッチを算出することができる。すなわち、「ピッチ」=「Y軸方向の加速度yの周期」である。本実施形態では、CPU102は、Y軸方向の加速度が、所定の閾値(第1の閾値)以下から所定の閾値(第1の閾値)以上になったタイミング(例えば、1.1G以下から1.1G以上になったタイミング)を検出し、このタイミングの間隔に基づいてY軸方向の加速度yの周期を算出する。この方法でのピッチ算出方法を「歩行時のピッチ算出方法」とする。また、「歩行時のピッチ算出方法」で算出したピッチを「第1のピッチ」とする。なお、使用者が歩行している際には、X軸方向の加速度xとZ軸方向の加速度zとの成分は小さく、Y軸方向の加速度yの変動が大きく支配的であるため、合成加速度の周期に基づいてピッチを算出するようにしてもよい。すなわち、「ピッチ」=「合成加速度の周期」である。なお、合成加速度は、例えば(1)式や(2)式などを用いて算出することができる。
Figure 2014048239
Figure 2014048239
図7は、本実施形態において、使用者が走行している際に、電子機器100が検出するX、Y、Z軸方向の加速度の大きさを示したグラフである。図示する例では、横軸は時間であり、縦軸は加速度[G]の大きさである。また、線701はY軸方向の加速度yの大きさを示しており、線702はX軸方向の加速度xの大きさを示しており、線703はZ軸方向の加速度zの大きさを示している。
使用者が走行している際にはY軸方向と水平方向とがほぼ一致し、肘を約90度程度曲げて前後に腕を振る。そのため、使用者が走行している際には、Y軸方向の加速度yに腕振り波形成分が乗る。従って、図示するように、Y軸方向の加速度は、使用者の腕振りの周期と同じ周期で、0Gを中心に、約1Gから−1Gまで変化する。また、使用者が走行している際にはX軸方向と鉛直方向とがほぼ一致している。そのため、図示するように、X軸方向の加速度xは、使用者の走行タイミング(ピッチ)と同じ周期で、−1Gを中心に、約−0.8Gから−1.2Gまで変化している。また、Z軸方向の加速度zは、使用者の歩行タイミングや腕振りのタイミングに関わらず0G近辺である。また、使用者の走行タイミング(ピッチ)は、使用者の腕振りの周期の二分の一である。
従って、使用者が走行している際には、ピッチと、Y軸方向の加速度yの周期の二分の一とは同一であるため、CPU102は、Y軸方向の加速度yの周期を算出することでピッチを算出することができる。すなわち、「ピッチ」=「Y軸方向の加速度yの周期の二分の一」である。本実施形態では、CPU102は、Y軸方向の加速度が、所定の閾値(第2の閾値)以下から所定の閾値(第2の閾値)以上になったタイミング(例えば、0G以下から0G以上になったタイミング)を検出し、このタイミングの間隔に基づいてY軸方向の加速度yの周期を算出する。この方法でのピッチ算出方法を「走行時のピッチ算出方法」とする。また、「走行時のピッチ算出方法」で算出したピッチを「第2のピッチ」とする。
なお、CPU102は、「走行時のピッチ算出方法」では使用者の腕振りの周期に基づいて第2のピッチを算出しているため、算出した第2のピッチが実際の走行ピッチよりも大きい値となる可能性もある。そのため、例えば、通常ではあり得ない走行ピッチの値を閾値として予め設定し、CPU102は、算出した第2のピッチが閾値を超えた場合、この第2のピッチの値を異常値であると判定するようにしてもよい。また、異常値であると判定された第2のピッチが所定時間連続した場合、異常値と判定された第2のピッチが正常値である可能性がある。そのため、異常値であると判定された第2のピッチが所定時間連続した場合、CPU102は、この第2のピッチを正常値と判定するようにしてもよい。また、この場合、閾値が小さいことが考えられるため、例えば、CPU102は、閾値を大きな値に再設定するようにしてもよい。
上述したとおり、使用者が歩行している際と走行している際とでは、Y軸方向の加速度の周期と使用者のピッチとの関係が異なる。また、本実施形態では、「歩行時のピッチ算出方法」における所定の閾値を、走行時におけるY軸方向の加速度yの周期を検出することができない値とする(上述した例では1.1G)。また、本実施形態では、「走行時のピッチ算出方法」における所定の閾値を、歩行時におけるY軸方向の加速度yの周期を検出することができない値とする(上述した例では0G)。従って、使用者が歩行している際には「第2のピッチ」よりも「第1のピッチ」が大きくなり、使用者が走行している際には「第1のピッチ」よりも「第2のピッチ」が大きくなる。
そのため、本実施形態では「第1のピッチ」と「第2のピッチ」との両方を算出し、大きい方のピッチを使用者のピッチと判定する。これにより、走行時に腕振りが激しくなり、Y軸方向の加速度yに腕振り波形成分が乗った場合においても、ピッチをより正確に計測することができる。
次に、電子機器100がピッチを算出する処理手順について説明する。図8は、本実施形態における電子機器100がピッチを算出する処理手順を示したフローチャートである。
(ステップS101)加速度センサ106〜108は、一定期間のX軸方向の加速度xと、Y軸方向の加速度yと、Z軸方向の加速度zとを検出する。その後、ステップS102の処理に進む。なお、一定期間は予め定められていてもよく、任意に設定できるようにしてもよい。
(ステップS102)CPU102は、ステップS101の処理で検出した加速度に基づいて、「歩行時のピッチ算出方法」で「第1のピッチ」を算出し、「走行時のピッチ算出方法」で「第2のピッチ」を算出する。その後、ステップS103の処理に進む。
(ステップS103)CPU102は、ステップS102の処理で算出した「第1のピッチ」が、ステップS102の処理で算出した「第2のピッチ」よりも大きいか否かを判定する。ステップS102の処理で算出した「第1のピッチ」が、ステップS102の処理で算出した「第2のピッチ」よりも大きいとCPU102が判定した場合にはステップS104の処理に進み、それ以外の場合にはステップS105の処理に進む。
(ステップS104)CPU102は、ステップS102の処理で算出した「第1のピッチ」を使用者のピッチであると選択する。その後、ステップS106の処理に進む。
(ステップS105)CPU102は、ステップS102の処理で算出した「第2のピッチ」を使用者のピッチであると選択する。その後、ステップS106の処理に進む。
(ステップS106)CPU106は、使用者のピッチに基づいて、歩数を算出する。例えば、経過時間と使用者のピッチとを掛け合わせることで歩数を算出することができる。その後、処理を終了する。
図9は、本実施形態における電子機器100が算出したピッチの例を示したグラフである。図示する例では、横軸は時間であり、縦軸はピッチである。また、線901は「歩行時のピッチ算出方法」で算出した「第1のピッチ」を示している。また、線902は「走行時のピッチ算出方法」で算出した「第2のピッチ」を示している。また、図示する例では、歩行時には、第2のピッチよりも第1のピッチが大きい。また、走行(弱)時(腕振りが弱いとき)には、第1のピッチと第2のピッチとはほぼ同じ値であるが、第2のピッチの方が大きい。また、走行(強)時(腕振りが強いとき)には、第1のピッチよりも第2のピッチが大きい。
上述したとおり、本実施形態によれば、「歩行時のピッチ算出方法」で「第1のピッチ」を算出し、「走行時のピッチ算出方法」で「第2のピッチ」を算出する。そして、「第1のピッチ」と「第2のピッチ」とのうち、大きい方のピッチを使用者のピッチと判定する。これにより、走行時に腕振りが激しくなり、Y軸方向の加速度yに腕振り波形成分が乗った場合においても、ピッチをより正確に計測することができる。
なお、上述した実施形態における電子機器100が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上述した実施形態では、電子機器の例として、図1に示すような、腕時計型の電子機器を例に説明したが、これに限らず、使用者の腕に装着して使用する電子機器であればどのような電子機器でもよい。
100・・・電子機器、101・・・発振部、102・・・CPU、103・・・入力部、104・・・表示制御部、105・・・表示部、106〜108・・・加速度センサ、109・・・ADコンバータ、110・・・記憶部、111・・・報音部

Claims (7)

  1. 加速度を検出し、当該加速度に対応する加速度信号を出力する加速度センサと、
    前記加速度信号に基づいて利用者の歩行または走行時の着地の周期を検出し、当該着地の周期に基づいて第1のピッチを算出する第1のピッチ算出部と、
    前記加速度信号に基づいて、前記利用者の腕振りの周期を検出し、当該腕振りの周期に基づいて第2のピッチを算出する第2のピッチ算出部と、
    前記第1のピッチと前記第2のピッチとのうち、所定の条件を満たすいずれか一方を前記利用者の歩行または走行ピッチと決定するピッチ決定部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記ピッチ決定部は、前記第1のピッチと前記第2のピッチとのうち、ピッチ数が大きい方を前記利用者の歩行または走行ピッチと決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1のピッチ算出部は、前記加速度信号が第1の閾値を超える間隔を前記着地の周期と検出し、当該着地の周期を前記第1のピッチと算出し、
    前記第2のピッチ算出部は、前記加速度信号が第2の閾値を超える間隔を前記腕振りの周期と検出し、当該腕振りの周期の二分の一の周期を前記第2のピッチと算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記ピッチ決定部が決定した前記利用者の歩行または走行ピッチに基づいて歩数を算出する歩数算出部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記第2のピッチ算出部は、前記算出した第2のピッチが所定の閾値よりも大きい場合、当該第2のピッチを異常値と判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記第2のピッチ算出部は、前記異常値と判定した前記第2のピッチが所定時間連続した場合、異常値と判定した前記第2のピッチを正常値であると判定し、前記所定の閾値を再設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 加速度センサを備えたコンピュータに、
    加速度を検出し、当該加速度に対応する加速度信号を出力する加速度信号出力ステップと、
    前記加速度信号に基づいて利用者の歩行または走行時の着地の周期を検出し、当該着地の周期に基づいて第1のピッチを算出する第1のピッチ算出ステップと、
    前記加速度信号に基づいて、前記利用者の腕振りの周期を検出し、当該腕振りの周期に基づいて第2のピッチを算出する第2のピッチ算出ステップと、
    前記第1のピッチと前記第2のピッチとのうち、所定の条件を満たすいずれか一方を前記利用者の歩行または走行ピッチと決定するピッチ決定ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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