JP6277694B2 - 歩数計 - Google Patents

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    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • A61B5/1123Discriminating type of movement, e.g. walking or running

Description

本発明の実施形態は、歩数計に関する。
従来より、歩数計が広く普及している。一般に、歩数計は、ユーザの腰部などに装着され、歩行時のユーザの動きから歩数を計測すなわちカウントする。加速度センサを利用する歩数計は、歩行動作に伴う加速度の変化を検出して、歩数を計測すなわちカウントすることができる。
歩数計は、ユーザの腰部に装着された場合、正確な歩数をカウントするが、ユーザの腕部に装着されると、計測された歩数に誤差が生じる。これは、加速度センサが、ユーザの歩行動作に応じた加速度の影響だけでなく、ユーザの腕振り動作に応じた加速度の影響も受けるからである。
そのため、従来は、歩数計が腕部に装着されて使用されると、歩数計は、歩数を正確に計測できないという問題があった。
特許第4957258号公報(特開2008−171347号公報)
そこで、実施形態は、腕部に装着されても、歩数を正確に計測することができる歩数計を提供することを目的とする。
実施形態によれば、つ以上の方向の加速度を検出する加速度センサの出力から加速度を検出し、加速度信号を出力する加速度検出部と、前記加速度信号から、前記加速度信号に含まれる歩行時の腕振りにより生じる周波数成分を除去する第1のバンドパスフィルタと、前記第1のバンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、歩数をカウントする第1のカウンタと、前記第1のバンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、第1のエネルギーを検出する第1のエネルギー検出部と、 前記第1のエネルギー検出部が前記第1のエネルギーの値を出力しているときに、前記第1のカウンタのカウント値を出力する選択出力部と、を有する歩数計が提供される。
実施形態に関わる歩数計の構成を示すブロック図である。 実施形態に関わるバンドパスフィルタ13のフィルタ特性を示す図である。 実施形態に関わるバンドパスフィルタ14のフィルタ特性を示す図である。 従来の歩数計を腕部に装着して被験者が歩いた場合の、実際歩数と、歩数計が計測した歩数とを時間経過と共にプロットしたグラフである。 実施形態の歩数計1を腕部に装着して被験者が歩いた場合の、実際歩数と、歩数計が計測した歩数とを時間経過と共にプロットしたグラフである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(構成)
図1は、本実施形態に関わる歩数計の構成を示すブロック図である。以下に説明する歩数計は、例えば、ユーザの腕部に巻かれるリストバンドに取り付けられたリストバンド型歩数計である。
歩数計1は、加速度センサ11、加速度検出部12、2つのバンドパスフィルタ(BPF)13,14、2つの歩数カウンタ15,16、2つの絶対値回路17,18、2つのローパスフィルタ(LPF)19,20、制御部21、及び表示部22を含んで構成される。
ここでは、加速度センサ11と表示部22以外の構成要素が、半導体集積回路として、1チップの半導体装置内に形成される。具体的には、加速度検出部12、2つのバンドパスフィルタ13,14、2つの歩数カウンタ15,16、2つの絶対値回路17,18、2つのローパスフィルタ19,20、及び制御部21は、半導体集積回路として、1チップの半導体装置内に形成される。制御部21は、判定部31と、カウンタ部32と、メモリ33とを含む。
なお、図1には、歩数計1の電源をオン・オフするためのオン・オフボタン、カウント値をリセットするためのリセットボタンなどは省略しており、それらのボタンからの操作信号OPが、制御部21に入力される。
カウンタ部32は、歩行時カウンタ32aと走行時カウンタ32bとを含む。歩行時カウンタ32aには、ユーザが歩いているときの歩数がカウントアップされていく。走行時カウンタ32bには、ユーザが走っているときの歩数がカウントアップされていく。
表示部22は、歩行時カウンタ32aと走行時カウンタ32bの値、すなわち歩数を表示する液晶表示器のような表示器である。また、メモリ33は、歩行時カウンタ32aと走行時カウンタ32bの値、すなわち歩数が記憶される。
加速度センサ11は、互いに直交する3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向の加速度をそれぞれ検出することができるように、3つのセンサを有し、X軸出力、Y軸出力及びZ軸出力を、各軸について加速度信号として出力する3軸加速度センサである。
加速度検出部12は、二乗和平方根算出部12aと、ハイパスフィルタ(HPF)12bと、を含む。
二乗和平方根算出部12aは、加速度センサ11の各出力の二乗和の平方根の信号を生成する回路である。ここでは、複数方向(ここでは3つの方向)の加速度を用いているので、各出力の二乗和の平方根の信号を生成する二乗和平方根算出部12aを用いているが、二乗和平方根算出部12aに代えて、二乗和の信号を生成する二乗和算出回路を用いてもよい。
ハイパスフィルタ12bは、二乗和平方根算出部12aの出力から重力加速度を除去するためのオフセットキャンセラー回路である。
なお、ここでは、加速度センサ11は、3軸加速度センサであるが、1以上の方向の加速度を検出するセンサであればよく、1軸、2軸以上の加速度センサでもよい。
よって、加速度検出部12は、1つ以上の方向の加速度を検出する加速度センサ11の出力から加速度を検出し、加速度信号を出力する。
2つのバンドパスフィルタ13,14には、加速度検出部12の出力が入力される。
バンドパスフィルタ13は、歩行時における、ユーザの腕振りの周波数成分を除去するフィルタである。すなわち、バンドパスフィルタ13は、加速度信号から、加速度信号に含まれる歩行時の腕振りにより生じる周波数成分を除去し、かつ加速度信号に含まれる歩行により生じる周波数成分を透過するフィルタである。
バンドパスフィルタ14は、走行時(あるいは早歩き時)における、ユーザの腕振りの周波数成分を除去するフィルタである。すなわち、バンドパスフィルタ14は、加速度信号から、加速度信号に含まれる走行時の腕振りにより生じる周波数成分を除去し、かつ加速度信号に含まれる走行により生じる周波数成分を透過するフィルタである。
図2は、バンドパスフィルタ13のフィルタ特性を示す図である。図2において、横軸は、周波数で、縦軸は、出力信号の出力を示す。
人が歩行するとき、腕は、一歩に対して、前から後ろへ、あるいは後ろから前へ振られる。一般には、ユーザは、毎秒1〜2歩で歩く。よって、腕は、2歩に対して、前後方向に一往復することになる。
すなわち歩行による加速度信号の主たる周波数成分は1.5〜2.5Hzであり、腕振りによるそれは0.75〜1.25Hzとなる。バンドパスフィルタ13は、1.5から2.5Hzの周波数成分を透過するフィルタである。図2に示すように、バンドパスフィルタ13は、1.5Hz以下の周波数成分、すなわち腕振りの周波数成分を除去する。
図2に示すフィルタ特性を有するバンドパスフィルタ13を用いることにより、歩数計1は、歩行と腕振り両方の加速度の情報を含む加速度信号から、腕振り成分を除去し、歩行成分のみを選択することができる。以降腕振りに起因する加速度信号を腕振り成分といい、歩行、走行に於ける歩数に起因する加速度信号をそれぞれ歩行成分、走行成分という。
バンドパスフィルタ13の出力は、歩数カウンタ(CNT)15に入力される。歩数カウンタ15は、バンドパスフィルタ13から出力される加速度信号に基づいて、歩数をカウントするカウンタである。歩数カウンタ15は、所定の閾値以上の入力があると、1つインクリメントするカウンタである。歩数カウンタ15は、所定時間(例えば5秒間)における、腕振りの情報を含まない加速度信号に基づいた歩数をカウントし、そのカウントした値を保持する。
図3は、バンドパスフィルタ14のフィルタ特性を示す図である。図3において、横軸は周波数で、縦軸は出力信号の出力を示す。
一般に人が走るときは、毎秒2〜4歩で走る。走行による加速度信号の主たる周波数成分は2.6〜3.8Hz程度であり、腕振りによるそれは1.3〜1.9Hz程度である。しかしながら、走行時は腕を抱えるため腕振りによる周波数1/2の信号の成分は歩行時にくらべて非常に小さいという特徴がある。バンドパスフィルタ14は、2.6から3.8Hzの周波数成分を透過するフィルタである。図3に示すように、バンドパスフィルタ14は、2.6Hz未満の周波数成分、すなわち腕振りの周波数成分を除去する。
図3に示すフィルタ特性を有するバンドパスフィルタ14を用いることにより、歩数計1は、走行と腕振り両方の加速度の情報を含む加速度信号から、腕振り成分を除去し、走行成分のみを選択することができる。
バンドパスフィルタ14の出力は、歩数カウンタ(CNT)16に入力される。歩数カウンタ16は、バンドパスフィルタ14から出力される加速度信号に基づいて、歩数をカウントするカウンタである。歩数カウンタ16は、所定の閾値以上の入力があると、1つインクリメントするカウンタである。歩数カウンタ16は、所定時間(例えば5秒間)における、腕振りの情報を含まない加速度信号に基づいた歩数をカウントし、そのカウントした値を保持する。
歩数カウンタ15と16のカウント値は、判定部31により読み出される。
また、バンドパスフィルタ13と14の出力は、それぞれ絶対値回路17と18に入力される。絶対値回路17,18は、加速度信号の絶対値を算出して出力する処理部である。
絶対値回路17と18の出力は、それぞれローパスフィルタ19と20に入力される。ローパスフィルタ19と20は、加速度信号を平滑化した信号(以下加速度エネルギーという)を出力する処理部である。
バンドパスフィルタ13が歩行時の加速度信号を出力するので、ローパスフィルタ19の出力は、歩行時のエネルギーに比例する値を示す。そして、バンドパスフィルタ14が走行時の加速度信号を出力するので、ローパスフィルタ20の出力は、走行時のエネルギーに比例する値を示す。よって、図1において、点線で囲まれた部分が、帯域別エネルギー検出部であり、バンドパスフィルタ13,絶対値回路17及びローパスフィルタ19は、歩行時加速度エネルギー検出部で、バンドパスフィルタ14,絶対値回路18及びローパスフィルタ20は、走行時加速度エネルギー検出部である。
すなわち、絶対値回路17とローパスフィルタ19は、バンドパスフィルタ13から出力される加速度信号に基づいて、歩行時のエネルギーを検出するエネルギー検出部を構成する。絶対値回路18とローパスフィルタ20は、バンドパスフィルタ14から出力される加速度信号に基づいて、走行時のエネルギーを検出するエネルギー検出部を構成する。
バンドパスフィルタ13と14の上述したフィルタ特性から、ユーザが歩いているときは、ローパスフィルタ19は、加速度エネルギー信号を出力し、ローパスフィルタ20は、加速度エネルギー信号を出力しない。あるいは、ユーザが歩いているときは、ローパスフィルタ19の出力は、ローパスフィルタ20の出力よりも大きい。また、バンドパスフィルタ13と14のフィルタ特性から、ユーザが走っているときは、ローパスフィルタ20の出力は、ローパスフィルタ19の出力よりも大きい。
よって、ローパスフィルタ19の出力があるとき、あるいはローパスフィルタ19の出力がローパスフィルタ20の出力よりも大きいときは、ユーザが歩行していると判定することができる。また、ローパスフィルタ20の出力がローパスフィルタ19の出力よりも大きいときは、ユーザが走行していると判定することができる。
制御部21の判定部31には、歩数カウンタ15,16と、ローパスフィルタ19,20の各出力が入力される。ローパスフィルタ19と20から出力される加速度エネルギーがカウンタ部32のカウント制御に使用される。
判定部31は、ローパスフィルタ19とローパスフィルタ20の出力に基づいて、歩数カウンタ15と16のカウント値を、それぞれカウンタ部32の2つのカウンタ32aと32bにカウント値を加算する。すなわち、判定部31は、ローパスフィルタ19の出力があるときあるいはローパスフィルタ19の出力がローパスフィルタ20の出力よりも大きいときは、歩行していると判定し、歩数カウンタ15の出力を、カウンタ部32の歩行時カウンタ32aに加算する。また、判定部31は、ローパスフィルタ20の出力がローパスフィルタ19の出力よりも大きいときは、走行していると判定し、歩数カウンタ16の出力を、カウンタ部32の走行時カウンタ32bに加算する。
具体的には、判定部31は、所定の周期(例えば5秒)で、ローパスフィルタ19と20の出力に基づいて、ユーザが歩いているのか、走っているのかを判定し、歩行と判定したときは、直前の所定の周期(例えば5秒)期間の歩数カウンタ15のカウント値を、歩行時カウンタ32aのカウント値に加算する。判定部31は、ローパスフィルタ19と20の出力に基づいて、走行と判定したときは、直前の所定の周期(例えば5秒)期間の歩数カウンタ16のカウント値を、走行時カウンタ32bのカウント値に加算する。
なお、歩行時カウンタ32aと走行時カウンタ32bは、それぞれリセットボタン(図示せず)などが押されて、リセット信号の操作信号OPが生成されると、歩数を0(ゼロ)にするようにカウント値が0(ゼロ)に設定される。
上述したように、歩行時カウンタ32aと走行時カウンタ32bのカウント値すなわち歩数は、表示部22に表示される。
また、歩行時カウンタ32aと走行時カウンタ32bのカウント値は、それぞれ一定時時間ごとにメモリ33に記録される。
(作用)
ユーザが歩数計を腕部に装着して歩行したとき、腕振りの加速度に基づいて歩数がカウントされてしまうため、従来の歩数計では、歩数が少なくカウントされることがあった。出願人の実験によれば、従来の歩数計を腕部に装着すると、歩数計は、実際の歩数の7割程度の歩数しかカウントしなかった。
本実施形態の歩数計1には、腕振りの周波数成分を除去するバンドパスフィルタ13と14が設けられている。図2に示すように、バンドパスフィルタ13は、通常の歩行時の周波数帯域である、1.5Hzから2.5Hzの周波数成分を透過し、1.5Hz未満の周波数成分を透過しない。図3に示すように、バンドパスフィルタ14は、走行時の周波数帯域である、2.6Hzから3.8Hzの周波数成分を透過し、2.6Hz未満の周波数成分を透過しない。
(歩行時)
ユーザが、歩数計1を腕部に装着して歩くと、加速度検出部12で検出された加速度信号は、バンドパスフィルタ13と14に入力される。このとき、腕振りによる信号成分が除外された歩行による加速度信号がバンドパスフィルタ13から出力される。
よって、歩数カウンタ15が所定の閾値以上の加速度信号によりカウントアップすることで、歩行成分のみの加速度信号に基づいて歩数をカウントする。
また、ローパスフィルタ19は、歩行時のエネルギーに対応する信号を出力する。
一方、バンドパスフィルタ14は、走行時の腕振り信号を除外した周波数成分の加速度信号を出力するので、ユーザの歩行時は、バンドパスフィルタ14の出力は殆どない。よって、ローパスフィルタ20から出力される歩行時の加速度信号は極めて小さい。
そして、判定部31が、ローパスフィルタ19の出力があることまたはローパスフィルタ19の出力がローパスフィルタ20の出力よりも大きいことに基づいて、歩行と判定するので、歩数カウンタ15の所定の時間(例えば、直近の5秒間)のカウント値を、カウンタ部32の歩行時カウンタ32aのカウント値に加算する。
よって、判定部31は、エネルギー検出部を構成するローパスフィルタ19がエネルギーの値を出力しているときあるいはローパスフィルタ20よりも大きなエネルギーの値を出力しているときに、歩行時カウンタ32aに加算するために、歩数カウンタ15のカウント値を選択して出力する選択出力部である。
(走行時)
ユーザが、歩数計1を腕部に装着して走ると、加速度検出部12で検出された加速度信号は、バンドパスフィルタ13と14に入力され、腕振り成分が除外され走行成分のみがバンドパスフィルタ14から出力される。
よって、歩数カウンタ16は、所定の閾値以上の加速度信号によりカウントアップすることで、走行成分のみを含む加速度信号に基づいて歩数をカウントする。
また、ローパスフィルタ20は、走行時の加速度エネルギーを出力する。
一方、バンドパスフィルタ13は、歩行成分を抽出するように調整されており、走行成分は透過しない。走行にともなう腕振り成分がバンドパスフィルタ13から出力されるが、バンドパスフィルタ14の出力に比べ非常に小さい。よって、ローパスフィルタ19から出力される加速度エネルギーはローパスフィルタ20の出力に比べ非常に小さい。
よって、判定部31は、ローパスフィルタ20の出力がローパスフィルタ19の出力よりも大きいことに基づいて走行と判定するので、歩数カウンタ16の所定の時間(例えば、直近の5秒間)のカウント値を、カウンタ部32の走行時カウンタ32bのカウント値に加算する。
よって、判定部31は、エネルギー検出部を構成するローパスフィルタ20がローパスフィルタ19より大きなエネルギーを出力しているときに、走行時カウンタ32bに加算するために、歩数カウンタ16のカウント値を選択して出力する選択出力部である。
以上のように、ユーザは、歩数計1をリセットしてから腕に装着して、歩き始めると、腕振りがあっても、歩数計1は、歩数を正確にカウントする。
また、歩数計1をリセットしてから腕に装着して、走り始めると、腕振りがあっても、歩数計1は、走行時の歩数を正確にカウントする。
図4は、従来の歩数計を腕部に装着して被験者が歩いた場合の、実際の歩数と、歩数計が計測した歩数とを時間経過と共にプロットしたグラフである。図4において、縦軸が歩数で、横軸は経過時間である。
図4において、実線が歩数計で計測されたすなわちカウントされた歩数値を示し、丸印は、被験者の実際の歩数を示す。200秒経過前のある時を基準として、25秒毎に、実際の被験者の歩数をプロットした。基準時からの時間経過に伴い、歩数計のカウント値は実際の歩数との差が大きくなっている。
図5は、上述した実施形態の歩数計1を腕部に装着して被験者が歩いた場合の、実際の歩数と、歩数計が計測した歩数とを時間経過と共にプロットしたグラフである。図5においても、縦軸が歩数で、横軸は経過時間である。
図5においても、実線が歩数計1で計測されたすなわちカウントされた歩数値を示し、丸印は、被験者の実際の歩数を示す。200秒経過前のある時を基準として、25秒毎に、実際の被験者の歩数をプロットした。歩数計のカウント値は実際の歩数とほぼ一致しており、歩数の差がほぼなかった。
以上のように、上述した実施形態の歩数計1によれば、ユーザが歩数計1を腕部に装着して使用しても、歩行時においても走行時においても、腕振りの影響を受けないで、歩数を正確に計測することができる。
また、上述した実施の形態によれば、ユーザが歩いたり走ったりを繰り返したときには、歩数計1は、ユーザの歩いているのか走っているのかを判定して、歩行時の歩数と走行時の歩数とを自動的に選別して、それぞれのカウンタに加算する。よって、ユーザが歩いたり走ったりを繰り返したとき、歩数計1は、歩行時の歩数と走行時の歩数とを別々に内部でカウントするので、ユーザは、歩行時の歩数と走行時の歩数とを別々に知ることができる。
上述した歩数計は、ユーザの腕部に巻かれるリストバンドに取り付けられたリストバンド型歩数計であるが、他の形態も取り得る。例えば、上述した歩数計は、腕時計内部に組み込まれた歩数計機能付き腕時計でもよい。また、歩数計に無線あるいは有線の通信インターフェースを設け、スマートフォン、パーソナルコンピュータなどに歩数値を出力できるようにしてもよい。
なお、上述した実施形態は、歩行時と走行時の両方の時の歩数を計測することができる歩数計であるが、バンドパスフィルタ14、歩数カウンタ16、絶対値回路18及びローパスフィルタ20を有していない歩行専用の歩数計、あるいは、バンドパスフィルタ13、歩数カウンタ15、絶対値回路17及びローパスフィルタ19を有していない走行専用の歩数計とするようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 歩数計、11 加速度センサ、12 加速度検出部、12a 二乗和平方根算出部、12b ハイパスフィルタ、13,14 バンドパスフィルタ、15、16 歩数カウンタ、17、18 絶対値回路、19、20 ローパスフィルタ、21 制御部、22 表示部、31 判定部、32 カウンタ部、32a 歩行時カウンタ、32a カウンタ、32a 歩行時カウンタ、32b 走行時カウンタ、33 メモリ。

Claims (8)

  1. 一つ以上の加速度センサの出力から加速度を検出し、加速度信号を出力する加速度検出部と、
    前記加速度信号から、前記加速度信号に含まれる歩行時の腕振りにより生じる周波数成分を除去する第1のバンドパスフィルタと、
    前記加速度信号から、前記加速度信号に含まれる走行時の腕振りにより生じる周波数成分を除去する第2のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、第1のエネルギーを検出する第1のエネルギー検出部と、
    前記第2のバンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、第2のエネルギーを検出する第2のエネルギー検出部と、
    前記第1のバンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、歩数をカウントする第1のカウンタと、
    前記第2のバンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、歩数をカウントする第2のカウンタと、
    前記第1のエネルギー検出部が前記第2のエネルギー検出部より大きい値を出力しているときに、前記第1のカウンタのカウント値を選択して出力し、前記第2のエネルギー検出部が前記第1のエネルギー検出部より大きい値を出力しているときに、前記第2のカウンタのカウント値を選択して出力する選択出力部と、
    を有する歩数計。
  2. 一つ以上の方向の加速度を検出する加速度センサの出力から加速度を検出し、加速度信号を出力する加速度検出部と、
    前記加速度信号から、前記加速度信号に含まれる歩行時の腕振りにより生じる周波数成分を除去する第1のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、歩数をカウントする第1のカウンタと、
    前記第1のバンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、第1のエネルギーを検出する第1のエネルギー検出部と、
    前記第1のエネルギー検出部が前記第1のエネルギーの値を出力しているときに、前記第1のカウンタのカウント値を出力する選択出力部と、
    を有する歩数計。
  3. 前記加速度信号から、前記加速度信号に含まれる走行時の腕振りにより生じる周波数成分を除去する第2のバンドパスフィルタと、
    前記第2のバンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、歩数をカウントする第2のカウンタと、
    を有する請求項に記載の歩数計。
  4. 前記第1のバンドパスフィルタは、1.5から2.5Hzの周波数成分を透過するフィルタである請求項1からのいずれか1つに記載の歩数計。
  5. 前記第2のバンドパスフィルタは、2.5から4Hzの周波数成分を透過するフィルタである請求項又はに記載の歩数計。
  6. 一つ以上の方向の加速度を検出する加速度センサの出力から加速度を検出し、加速度信号を出力する加速度検出部と、
    前記加速度信号から、前記加速度信号に含まれる走行時の腕振りにより生じる周波数成分を除去するバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、歩数をカウントするカウンタと、
    前記バンドパスフィルタから出力される前記加速度信号に基づいて、エネルギーを検出するエネルギー検出部と、
    前記エネルギー検出部が前記エネルギーの値を出力しているときに、前記カウンタのカウント値を出力する選択出力部と、
    を有する歩数計。
  7. 前記バンドパスフィルタは、2.5から4Hzの周波数成分を透過するフィルタである請求項に記載の歩数計。
  8. 前記加速度センサは、互いに直交する3軸方向の加速度を検出することができる3軸加速度センサである請求項1からのいずれか1つに記載の歩数計。
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