JP2015008386A - 通信機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクト性やデザイン性と、外部の環境値の正確な測定とを両立することのできる通信装置を提供する。
【解決手段】通信機器の一例である電話機1は、通信装置および制御装置を格納するためのキャビネット2と、キャビネット2の外面を経て外部へ延伸し、環境値の測定用のセンサ6Aを制御装置に電気的に接続するためのケーブル5とを有する。ケーブルは折り曲げられることでセンサ6Aがキャビネット2の外面から外部方向に離れた位置にある状態である第1の状態(5−1)と、キャビネット2に対して第1の状態よりも近い位置にある状態である第2の状態(5−2)とに切り替え可能である。
【選択図】図5

Description

この発明は通信機器に関し、特に、環境値を測定可能な通信機器に関する。
電子機器に温度計などの環境値を測定するためのセンサを搭載する場合、センサは、機器のキャビネット内部、またはキャビネット外面に密着する位置に配置されることが一般的である。
特開平9−173304号公報
しかしながら、測定対象が電子機器外部の室内の環境値である場合、キャビネット内部またはキャビネット外面に密着する位置にセンサが配置されていると正確に測定できないこともある。たとえば、上記電子機器が電話やファクシミリ送受信機などの発熱する構成(たとえばCPU(Central Processing Unit))を含んだ通信機器であった場合、キャビネット内部に熱がこもるため実際の室温よりも(2℃〜4℃程度)高く測定されてしまう。また、キャビネット内部に湿気もこもるため実際の室内湿度よりも高く測定される可能性が高い。また、環境値が照度である場合、実際の照度よりも低く測定される可能性が高い。
発明者らは温度や湿度の測定に関して、機器に放熱孔や放熱シートを施してその効果を検証したが、機器内から機器外への気流を発生させる手段がないと大きな効果が得られないことがわかった。そのため、機器外の環境値を正確に測定するためには、センサを機器外に設置する構成が必要となる。機器外にセンサを設置する方法としては、アンテナ部など機器から突起した部分にセンサを配置したり、機器外に向けて突起を形成して該突起部分にセンサを設置したりすることが考えられる。
しかしながら、一方で、電子機器が電話機など目に触れる場所で使用されるものである場合、コンパクト性、デザイン性が重視される。そのため、上記のような形状とすると、大型化したり、デザイン性を損なったりしてしまう。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、コンパクト性、デザイン性と、外部の環境値の正確な測定とを両立することのできる通信機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、通信機器は、底面が平面である、通信装置および制御装置を格納するためのキャビネットと、キャビネットの外面を経て外部へ延伸し、環境値の測定用のセンサを制御装置に電気的に接続するためのケーブルとを備える。ケーブルは折り曲げられることでセンサのキャビネットに対する位置を、キャビネットの外面から外部方向に離れた位置である第1の状態と、キャビネットに対して第1の状態よりも近い位置である第2の状態とに切り替え可能である。
好ましくは、キャビネットの底面には、少なくともセンサを覆うセンサヘッドの径よりも深い第1の凹部が設けられ、第2の状態は、センサヘッドをキャビネットの底面に設けられた第1の凹部に格納した状態である。
より好ましくは、キャビネットの底面には、少なくともケーブルの径よりも深い第2の凹部が設けられ、第2の状態は、さらにケーブルをキャビネットの底面に設けられた第2の凹部に格納した状態である。
より好ましくは、第2の凹部には、ケーブルを把持し、第2の凹部への格納状態を維持するための把持部が設けられる。
好ましくは、キャビネットのケーブルが外部に向けて延伸する方向に向く面の底面との境界位置に、ケーブルが延在可能な孔が設けられる。
本発明の他の局面に従うと、通信機器は、通信装置および制御装置を格納するためのキャビネットと、キャビネットの外面を経て外部へ延伸し、環境値の測定用のセンサを制御装置に電気的に接続するためのケーブルと、ケーブルを変位させるための変位装置とを備える。変位装置によってケーブルを変位することで、センサのキャビネットに対する位置を、キャビネットの外面から外部方向に離れた位置である第1の状態と、キャビネットに対して第1の状態よりも近い位置である第2の状態とに切り替え可能である。
好ましくは、通信機器はキャビネットの外面に設けられたディスプレイをさらに備え、制御装置は、第1の状態のときにはセンサで測定された環境値をディスプレイに表示し、第2の状態のときにはディスプレイでの環境値の表示を行なわない。
好ましくは、ケーブルは、キャビネットの通信用のケーブルが伸びる面と同じ面から外部に向けて延伸する。
この発明によると、発熱し得る構成をキャビネット内部に有した通信機器において、コンパクト性、デザイン性と、外部の環境値の正確な測定とを両立することができる。
実施の一形態にかかる電話機の概略正面図である。 実施の一形態にかかる電話機の概略側面図である。 実施の一形態にかかる電話機の概略背面図である。 実施の一形態にかかる電話機の概略底面図である。 第1の状態と第2の状態との両状態でのケーブルを表わした図である。 第2の状態の電話機の概略側面図である。 第2の状態の電話機の概略上面図である。 第2の状態の電話機の概略底面図である。 図8の矢印Aの位置における断面のうちの第1の凹部部分の概略図である。 図8の矢印Aの位置における断面のうちの第2の凹部部分の概略図である。 実施の一形態にかかる電話機のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。 ディスプレイの具体例を示す図である。 変形例にかかる電話機の概略背面図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<構成の説明>
図1〜図10を用いて、本実施の一形態にかかる通信機器の構成を説明する。本実施の形態にかかる通信機器は、通信回路用および表示装置(LED(Light Emitting Diode)等)用のCPU(Central Processing Unit)を搭載し、そのCPUが駆動することで発熱するものであれは、どのような通信機器であってもよい。以降の説明では、通信機器の一例としていわゆる卓上電話機について説明する。
図1は、電話機1の概略正面図である。図1を参照して、電話機1は通信装置20(図11)および制御装置10(図11)を格納するためのキャビネット2を有する。キャビネット2の正面にはディスプレイ3が配される。また、キャビネット2の正面には、図示しない子機を固定するためのクレードル部4が設けられる。
図2は電話機1の概略側面図であり、図3は概略背面図である。図2および図3を参照して、電話機1は、キャビネット2の背面から外面を経て外部に向けて延伸するケーブル5を有する。ケーブル5のキャビネット2背面から遠い側の先端には、センサ6Aを覆うセンサヘッド6が取り付けられており、ケーブル5は、センサ6Aを制御装置10(図11)に電気的に接続すると共に、センサ6Aを内包したセンサヘッド6を支持する。
図3を参照して、キャビネット2の上面には、ユーザ操作を受け付けるためのボタン(またはボタン群)7が設けられる。受け付けるユーザ操作は、後述する、ディスプレイ3での表示の切り替えを指示する操作を含む。
図2および図3を参照して、キャビネット2の背面には、モジュラーケーブルが延在可能なケーブル孔2Aと、ケーブル5が延在可能なケーブル孔2Bとが設けられる。好ましくは、これらケーブル孔2A,2Bは、キャビネット2の背面の底面との境界位置に設けられる。なお、好ましくは、ケーブル孔2A,2Bはキャビネット2の同じ面に設けられる。より好ましくは、これらケーブル孔2A,2Bは、キャビネット2の正面からは視認されにくい面に設けられる。従って、必ずしもこれらケーブル孔2A,2Bはキャビネット2の背面に設けられるものとは限らず、側面であってもよい。
図1〜3を参照して、キャビネット2の底面は平面であり、電話機1を机上などの平面に設置可能としている。その他、キャビネット2の背面や側面が平面であって、該面を壁面に接するようにして電話機1が壁面等に設置されてもよい。
好ましくは、図2を参照して、キャビネット2の正面と底面とは鋭角の角度をなす。これにより、ユーザの視点より低い位置に電話機1が設置された際に、該ユーザがディスプレイ3を正面から見やすくなる。
好ましくは、図2および図3を参照して、キャビネット2の上面は、背面側ほど底面の平行面からの下方向に角度が大きくなるように傾いている。これにより、ユーザの視点より低い位置に電話機1が設置された際に、該ユーザがキャビネット2の上面に設けられたボタン(またはボタン群)7を見やすくなる。
図4は、電話機1の概略底面図である。図4を参照して、キャビネット2の底面には、凹部8および凹部9が設けられる。第1の凹部である凹部8は、少なくともセンサヘッド6の径よりも深い。第2の凹部である凹部9は、少なくともケーブル5の径よりも深い。
なお、以降の説明では、凹部8,9がキャビネット2の底面に設けられるものとしているが、凹部8,9の設けられる位置はキャビネット2の底面に限定されず、正面から視認されない、または視認されにくい位置であればよい。たとえば、電話機1が背面を壁等に向けて設置する、いわゆる壁掛けタイプのものである場合、凹部8,9はキャビネット2の背面に設けられてもよい。
センサ6Aは環境値を測定するためのセンサである。環境値は、温度、湿度、照度などが該当する。以降の説明では、センサ6Aが、温度を測定するための温度センサであるものとする。
<ケーブルの変形の説明>
ケーブル5は、少なくとも人の手の力程度の力によって変形可能な材料で形成される。ケーブル5は、変形されることで、温度センサ6Aのキャビネット2に対する位置を変えることができる。すなわち、ケーブル5が変形されることで、電話機1は第1の状態と第2の状態とを採り得る。図5は、第1の状態(5−1)と第2の状態(5−2)との両状態でのケーブル5を表わした図である。
第1の状態は、温度センサ6Aのキャビネット2に対する位置がキャビネット2の外面から外部方向に離れた位置である状態であって、たとえば、図5に示されたように、温度センサ6Aがキャビネット2の外にある状態である。第2の状態は、温度センサ6Aのキャビネット2に対する位置がキャビネット2に対して上記第1の状態よりも近い位置にある状態であって、たとえば、図5に示されたように、温度センサ6Aがキャビネット2底面の凹部9に格納された状態である。
図1〜図4は、第1の状態での電話機1の概略正面図、概略側面図、概略上面図、および概略底面図である。なお、図6〜図8は、第2の状態での電話機1の概略側面図、概略上面図、および概略底面図である。図6および図7を参照して、第2の状態では、電話機1の側方および上方のいずれからもケーブル5およびセンサヘッド6は視認されずに、キャビネット2の背面に設けられたケーブル5が延在可能なケーブル孔2Bが電話機の側面および背面側から視認される。
図8を参照して、第2の状態では、ケーブル5は第2の凹部である凹部9に格納され、センサヘッド6は第1の凹部である凹部8に格納される。
図9は、図8の矢印Aの位置における断面のうちの第1の凹部である凹部8部分の概略図であり、図10は、第2の凹部である凹部9部分の概略図である。図9を参照して、第1の凹部である凹部8は、上記のようにセンサヘッド6の径よりも深い。そのため、センサヘッド6は凹部8に格納された状態でキャビネット2の底面よりも外側には出ない。また、図10を参照して、第2の凹部である凹部9は、上記のようにケーブル5の径よりも深い。そのため、ケーブル5は凹部9に格納された状態でキャビネット2の底面よりも外側には出ない。これにより、第2の状態においても、キャビネット2の底面を下面として、机上面などの平面上に電話機1を安定して設置することができる。
さらに図10を参照して、好ましくは、凹部9のキャビネット2底面側には、ケーブル5を把持し、凹部9への格納状態を維持するための把持部9Aが設けられる。これにより、第2の状態で電話機1が持ち上げられた場合においても、キャビネット2の底面からケーブル5が垂れ下がることがない。
なお、第2の状態では、必ずしもケーブル5およびセンサヘッド6のすべてがキャビネット2内に格納されていなくてもよく、少なくとも一部が格納されることで全体として正面から視認されない、または視認されにくい状態となればよい。たとえば、キャビネット2内にケーブル5の巻き取り装置が設けられ、第2の状態では、該巻き取り装置がケーブル5を巻き取った状態でもよい。このとき、キャビネット2の外部にセンサヘッド6のみ、またはセンサヘッド6とケーブル5の一部のみが出、残りのケーブル5が巻き取られてキャビネット2内に格納された状態となる。
また、第2の状態はケーブル5およびセンサヘッド6がキャビネット2内に格納される状態に限定されず、正面から視認されない、または視認されにくい状態であればよい。たとえば、ケーブル5を変形することで、ケーブル5およびセンサヘッド6をキャビネット2の外部であって背面にできるだけ近い位置に近づけるようにしてもよい。
<ハードウェア構成の説明>
図11は、電話機1のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。図11を参照して、電話機1は、キャビネット2内に格納された、電話機1全体を制御するための制御装置10と、キャビネット2内に格納された、他の電話機と通信するための通信装置20と、ディスプレイ3と、ボタン7と、温度センサ6Aとを含む。これらは、制御装置10に電気的に接続されている。好ましくは、電話機1は、第1の状態であるか第2の状態であるかを検出するための状態センサ6Bをさらに含む。状態センサ6Bは、たとえば、凹部8および/または凹部9に設けられた、センサヘッド6および/またはケーブル5の接触を検出するためのセンサが該当し、電気的、電磁的、または物理的に検出するものであってよい。状態センサ6Bは、少なくとも一方の状態(たとえば第2の状態)を検出すればよい。
図12は、ディスプレイ3の具体例を示す図である。図12を参照して、ディスプレイ3は、「1」〜「9」までの数字を表示可能な7セグメントを少なくとも3つ、および「1」を表示可能な2セグメントを少なくとも1つ含む。さらに、ディスプレイ3は、時刻表示の際に午前、午後を示すための「AM/PM」表示と、温度表示の際に単位を示すための「℃」表示とを含む。
ディスプレイ3は制御装置10に電気的に接続され、その表示は制御装置10からの制御信号によって制御される。すなわち、制御装置10は、7セグメントおよび2セグメントを用いた数字の表示を制御する。さらに、制御装置10は、「AM/PM」表示と「℃」表示とを切り替えて、いずれか一方をディスプレイ3に表示された状態とするよう制御する。
制御装置10は、表示モードとして、時刻を表示するモードと、環境値である温度を表示するモードとを有する。制御装置10は、前者のモードのときには、図示しない計時装置から時刻情報を得、時刻情報に基づく時刻を7セグメントおよび2セグメントを用いて表示すると共に、「AM/PM」が表示されて「℃」が表示されないようにする。また、後者のモードのときには、制御装置10は、温度センサ6Aからのセンサ信号から温度を特定し、その温度を7セグメントおよび2セグメント(いずれか一方でもよい)を用いて表示すると共に、「℃」が表示されて「AM/PM」が表示されないようにする。
制御装置10は、ボタン(またはボタン群)7で受け付けたユーザ操作に従って表示モードを切り替える。一例として、特定のボタンを押すと、時刻を表示するモードと温度を表示するモードとが順に切り替わるように構成されてよい。この場合、制御装置10は、現在の表示モードを記憶しておき、ボタン(またはボタン群)7から該特定のボタンが押されたことを表わす操作信号が入力されるごとに、表示モードを他方の表示モードに切り替えるようにすればよい。
他の例として、制御装置10は、状態センサ6Bから入力されるセンサ信号に基づいて第1の状態であるか第2の状態であるかを特定し、その結果に応じて表示モードを決定してもよい。そして、その結果に応じて、制御装置10は、ディスプレイ3の表示を自動的に切り換えてもよい。
すなわち、制御装置10は、センサヘッド6および/またはケーブル5が凹部8および/または凹部9に格納されている状態であることを表わすセンサ信号が状態センサ6Bから入力されると第2の状態であると特定し、表示モードを、時刻を表示するモードと決定する。センサヘッド6および/またはケーブル5が凹部8および/または凹部9に格納されている状態であることを表わすセンサ信号が状態センサ6Bから入力されていないときには、制御装置10は第1の状態であると特定し、表示モードを温度を表示するモードと決定する。
<実施の形態の効果>
電話機1で例示された本実施の形態にかかる通信機器は、上記構成であることによって第1の状態と第2の状態とを切り替えることができる。この切り替えは、ケーブル5が少なくとも人の手の力程度の力によって変形可能な材料で形成されることから、容易に人の手の力で行なうことができる。それ故、ユーザは、容易に自身の手の力で、室温などの環境値を測定する際にはケーブル5およびセンサヘッド6をキャビネット2内から引き出すなどして第2の状態とし、測定しないときにはケーブル5およびセンサヘッド6をキャビネット2内に納めて第1の状態とすることができる。これにより、本実施の形態にかかる通信機器は、環境値の測定時にはセンサ6Aを上記の第1の状態、すなわち、キャビネット2の外面から外部方向に離れた位置とすることで、室内の環境値を正確に測定することができる。また、本実施の形態にかかる通信機器は、環境値を測定していないときにはケーブル5およびセンサヘッド6を上記の第2の状態、すなわち、キャビネット2に対して上記第1の状態よりも近い位置とすることで、測定時以外にはケーブル5およびセンサヘッド6が正面から視認されない、またはし難い状態とすることができ、通信機器のコンパクト性やデザイン性を損なうことがない。従って、本実施の形態にかかる通信機器は、コンパクト性やデザイン性と、外部の環境値の正確な測定とを両立することができる。
さらに、本実施の形態にかかる通信機器は、環境値の測定時にユーザ操作によって、または自動的にディスプレイの表示モードを環境値を表示するモードとし、環境値を測定していないときには時刻を表示するモードとする。それ故、センサ6Aがキャビネット2内などキャビネット2に対して近い位置にあるときにその位置での測定値が表示されないようにすることができる。これにより、本実施の形態にかかる通信機器は、正確に測定された環境値を表示することができる。
<変形例1>
上の説明では、ケーブル5が少なくとも人の手の力程度の力によって変形可能な材料で形成され、変形することで電話機1を第1の状態と第2の状態とに切り替え可能であるものとしている。第1の状態と第2の状態との切り替えはケーブル5の変形に限定するものではなく、変形を伴わずに変位させることで行なわれてもよい。
図13は、本実施の形態にかかる通信機器の変形例を表わした図であって、変形例にかかる電話機1の概略背面図である。図13を参照して、変形例にかかる電話機1では、ケーブル5はセンサ6Aと制御装置10とを電気的に接続すると共に、センサ6Aを内包したセンサヘッド6を支持する。ケーブル5は図示しない子機との間の無線通信用のアンテナを兼用してもよい。好ましくは、ケーブル5は、センサ6Aを内包したセンサヘッド6をキャビネット2の上面よりも高い位置に支持する。これにより、キャビネット2外部の環境値を正確に測定することが可能になる。
ケーブル5のキャビネット2外面からセンサヘッド6までの間に、ケーブル5を変位させるための変位装置5Aが設けられる。変位装置5Aの一例はヒンジであり、開閉ヒンジや回転ヒンジであってよい。
変位装置5Aによってケーブル5を変位することで、変形例にかかる電話機1は、センサ6Aをキャビネット2の外面から外部方向に離れた位置とした第1の状態と、センサ6Aを上記第1の状態よりもキャビネット2に近い位置とした第2の状態とを切り替え可能である。図13の例では、ケーブル5のキャビネット2に接する位置に開閉ヒンジである変位装置5Aが設けられている。変位装置5Aによってケーブル5がキャビネット2背面に沿って縦方向と横方向との間で変位する(図13の両側矢印)。ケーブル5がこのように変位することで、図13で実線で表わされた、センサ6Aがキャビネット2の上面よりも高く支持されている第1の状態と、図13で点線で表わされた、センサ6Aがキャビネット2背面に沿う位置で低く支持されている第2の状態とが切り替えられる。
このように構成されることでも、本実施の形態にかかる通信機器は、環境値の測定時には第1の状態、環境値を測定していないときには第2の状態として、コンパクト性やデザイン性と、外部の環境値の正確な測定とを両立することができる。
<まとめ>
本発明の局面は、次のように表わすことができる。
(1)
底面が平面である、通信装置(通信装置20)および制御装置(制御装置10)を格納するためのキャビネット(キャビネット2)と、
キャビネットの外面を経て外部へ延伸し、環境値の測定用のセンサ(センサ6A)を制御装置に電気的に接続するためのケーブル(ケーブル5)とを備え、
ケーブルは折り曲げられることでセンサのキャビネットに対する位置を、キャビネットの外面から外部方向に離れた位置である第1の状態と、キャビネットに対して第1の状態よりも近い位置である第2の状態とに切り替え可能である、通信機器。
(1)にかかる通信機器は、コンパクト性やデザイン性と、外部の環境値の正確な測定とを両立することができる。
(2)
キャビネットの底面には、少なくともセンサを覆うセンサヘッド(センサヘッド6)の径よりも深い第1の凹部(凹部8)が設けられ、
第2の状態は、センサヘッドをキャビネットの底面に設けられた第1の凹部に格納した状態である、(1)に記載の通信機器。
(2)にかかる通信機器は、特にコンパクト性やデザイン性を損なうことがない。
(3)
キャビネットの底面には、少なくともケーブルの径よりも深い第2の凹部(凹部9)が設けられ、第2の状態は、さらにケーブルをキャビネットの底面に設けられた第2の凹部に格納した状態である、(2)に記載の通信機器。
(3)にかかる通信機器は、特にコンパクト性やデザイン性を損なうことがない。
(4)
第2の凹部には、ケーブルを把持し、第2の凹部への格納状態を維持するための把持部(把持部9A)が設けられる、(3)に記載の通信機器。
(4)にかかる通信機器は、特にコンパクト性やデザイン性を損なうことがない。
(5)
キャビネットのケーブルが外部に向けて延伸する方向に向く面の底面との境界位置に、ケーブルが延在可能な孔(ケーブル孔2B)が設けられる、(3)または(4)に記載の通信機器。
(5)にかかる通信機器は、コンパクト性やデザイン性と、外部の環境値の正確な測定とを両立することができる。
(6)
通信装置(通信装置20)および制御装置(制御装置10)を格納するためのキャビネット(キャビネット2)と、
キャビネットの外面を経て外部へ延伸し、環境値の測定用のセンサを制御装置に電気的に接続するためのケーブル(ケーブル5)と、
ケーブルを変位させるための変位装置(変位装置5A)とを備え、
変位装置によってケーブルを変位することで、センサのキャビネットに対する位置を、キャビネットの外面から外部方向に離れた位置である第1の状態と、キャビネットに対して第1の状態よりも近い位置である第2の状態とに切り替え可能である、通信機器。
(6)にかかる通信機器は、コンパクト性やデザイン性と、外部の環境値の正確な測定とを両立することができる。
(7)
キャビネットの外面に設けられたディスプレイ(ディスプレイ3)をさらに備え、
制御装置は、第1の状態のときにはセンサで測定された環境値をディスプレイに表示し、第2の状態のときにはディスプレイでの環境値の表示を行なわない、(1)〜(6)のいずれかに記載の通信機器。
(7)にかかる通信機器は、特に外部の環境値の正確な測定および表示を実現することができる。
(8)
ケーブルはキャビネットの、通信用のケーブルが伸びる面と同じ面から外部に向けて延伸する、(1)〜(7)のいずれかに記載の通信機器。
(8)にかかる通信機器は、特にコンパクト性やデザイン性を損なうことがない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電話機、2 キャビネット、2A,2B ケーブル孔、3 ディスプレイ、4 クレードル部、5 ケーブル、5A 変位装置、6 センサヘッド、6A 温度センサ,センサ、6B 状態センサ、7 ボタン、8,9 凹部、9A 把持部、10 制御装置、20 通信装置。

Claims (5)

  1. 底面が平面である、通信装置および制御装置を格納するためのキャビネットと、
    前記キャビネットの外面を経て外部へ延伸し、環境値の測定用のセンサを前記制御装置に電気的に接続するためのケーブルとを備え、
    前記ケーブルは折り曲げられることで前記センサの前記キャビネットに対する位置を、前記キャビネットの外面から外部方向に離れた位置である第1の状態と、前記キャビネットに対して前記第1の状態よりも近い位置である第2の状態とに切り替え可能である、通信機器。
  2. 前記キャビネットの底面には、少なくとも前記センサを覆うセンサヘッドの径よりも深い第1の凹部が設けられ、
    前記第2の状態は、前記センサヘッドを前記キャビネットの底面に設けられた前記第1の凹部に格納した状態である、請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記キャビネットの底面には、少なくとも前記ケーブルの径よりも深い第2の凹部が設けられ、前記第2の状態は、さらに前記ケーブルを前記キャビネットの底面に設けられた前記第2の凹部に格納した状態である、請求項2に記載の通信機器。
  4. 前記第2の凹部には、前記ケーブルを把持し、前記第2の凹部への格納状態を維持するための把持部が設けられる、請求項3に記載の通信機器。
  5. 前記キャビネットの前記ケーブルが外部に向けて延伸する方向に向く面の前記底面との境界位置に、前記ケーブルが延在可能な孔が設けられる、請求項3または4に記載の通信機器。
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