JP2015008247A - 半導体ウェーハの加工プロセス - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体ウェーハの表面を高平坦化加工する。
【解決手段】半導体単結晶インゴットをワイヤーソー装置を用いてスライスして得たウェーハの一方の面全面に硬化性材料を塗布した平坦な表面を基準面としてウェーハの他方の面を平面研削し、平面研削したウェーハの他方の面を基準面としてウェーハの一方の面を平面研削することを含む樹脂貼り研削工程を繰り返し行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウェーハの加工プロセス、特に、半導体ウェーハの表面を高平坦化する加工プロセスに関するものである。
従来、半導体ウェーハは、微細なパターンを写真製版により作成するために、ウェーハの表面の平坦化が求められていた。特に「ナノトポグラフィー」と呼ばれる表面うねりは、波長λ=0.2〜20mmの成分をもち、PV値(Peak to Valley値)が0.1〜0.2μm以下のうねりであり、最近、このナノトポグラフィーを低減することで半導体ウェーハの平坦度を向上させるための技術が提案されている。このようなウェーハの平坦化加工方法として、インゴットからスライスされたウェーハの一の面の面全面を樹脂で覆う樹脂塗布工程と、ウェーハの一の面を保持し、ウェーハの二の面を研削した後、ウェーハの二の面を保持し、ウェーハの一の面を研削する工程とを含む加工プロセスが開示されている(例えば、特許文献1)。また、インゴットからスライスされたウェーハの一の面を保持し、ウェーハの二の面を研削した後、ウェーハの二の面を保持し、ウェーハの一の面を研削する一次研削工程と、一次研削工程に続いてウェーハの二の面全面を樹脂で覆う樹脂塗布工程と、この樹脂塗布工程に続いてウェーハの二の面を基準面として保持し、ウェーハの一の面を研削し、樹脂を取り除いた後にウェーハの一の面を基準面としてウェーハの二の面を研削する工程とを含む加工プロセスが開示されている(例えば、特許文献2)。更には、インゴットからスライスされたウェーハをラッピング又は両頭研削により均一な厚みとするとともに、スライスによって発生したウェーハのうねりを除去するラッピング工程又は両頭研削工程と、研削砥石により、ウェーハの表面を片面毎に又は両面同時に平面研削する研削工程とを含む加工プロセスが開示されている(例えば、特許文献3)。
一方、単結晶インゴットをスライスする方法として、結晶性インゴットの成長軸の中心付近へ砥粒を確実に供給するために砥粒を含んだ切削液をワイヤーに供給する遊離砥粒方式ではなくワイヤー外周面に砥粒が固定された固定砥粒ワイヤーソーによりスライスする方式が用いられようとしている(例えば、特許文献4)。
特開平08−066850号公報(段落[0018]〜[0025]、図1) 特開2011−249652号公報(段落[0008]、図2) 特開2006−269761号公報(段落[0002]、[0003]、図7) 特開2010−074056号公報(段落[0002]〜[0005])
上記特許文献1に示された樹脂塗布処理による研削工程では、ウェーハのうねり、そりがあるままの状態で樹脂塗布処理しているので、うねり、反りを全て吸収するように大きな取代をもって研削しなければならなかった。また、上記特許文献2では、スライス時の歪み成分を除去するためにウェーハを保持面上に吸引保持することにより、スライス工程で生じた大きなうねりを強制的に矯正した平坦な基準面を作りこんだ状態で非吸着面側のウェーハ表面の研削が行われる。このため、研削後、吸引保持を解放すると、研削処理が施されていない吸着面側のウェーハ表面のうねりが吸着保持前の状態に戻ってしまい、このうねりが研削によって平坦化された非吸着面側のウェーハ表面に転写されてしまい、結果的にうねりの大半がウェーハ表面に残留していた。一方、上記特許文献3では、ラッピングでうねり、そりを除去するためには、長時間を要していた。
また、これまでウェーハ表面にうねりが残留していても、樹脂塗布工程でウェーハ表面に塗布した樹脂により平坦な基準面が造り込まれた状態でうねりを除去するように研削処理が行われたり、ラッピング工程によってうねりを除去するため、スライス時のウェーハの表面状態については問題視されていなかった。ところが、本発明者らの実験によれば、特許文献1〜3で記載されるような樹脂塗布処理や、樹脂塗布処理と研削処理を組み合わせた処理(樹脂貼り研削)や、ラッピングと研削処理を組み合わせた処理などを行っても、鏡面研磨処理後のウェーハ表面のナノトポグラフィー品質は十分ではないことを知見した。
更に、スライス工程において、固定砥粒ワイヤーを用いた場合、ウェーハへの加工ダメージが大きく、切断後のウェーハ表面に発生するうねりも非常に大きくなるため、よりナノトポグラフィーが悪化する問題があることを知見した。
本発明の目的は、ウェーハのナノトポグラフィーの改善を複数回に分けて行うことで、ナノトポグラフィー特性に優れる、すなわち、ナノトポグラフィーの値が小さい半導体ウェーハの加工プロセス、特に、半導体ウェーハの表面を高平坦化する加工プロセスを提供することにある。
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討した結果、ウェーハの表面に硬化性材料をコーティングして平面研削する場合、1回だけ平面研削するより2回以上繰り返して平面研削する方が合計の取代が少なくても、最終的に得られる半導体ウェーハのナノトポグラフィー品質が良くなることを知見し、本発明を完成させたものである。具体的には、スライス後にウェーハの第1面を硬化性材料でコーティングして第2面を平面研削し、硬化性材料を除去した後に第2面を基準面として第1面を平面研削する。この工程を繰り返し行う際に、1回目の工程より2回目の工程の取代を少なくすることで、ナノトポグラフィーの品質を改善することにある。
本発明の第1の観点は、半導体単結晶インゴットをワイヤーソー装置を用いてスライスして薄円板状のウェーハを得るスライス工程から得られたウェーハを研削する工程を含む半導体ウェーハの加工プロセスであって、前記スライス工程後の前記ウェーハの一方の面全体に硬化性材料を塗布して平坦な塗布層を形成する第1の塗布層形成工程と、前記平坦化したウェーハの一方の面が研削装置のテーブルの基準面に当接するように前記ウェーハを前記テーブルに載置し続いて前記研削装置により前記ウェーハの他方の面を平面研削する第1の平面研削工程と、前記第1の平面研削工程後の前記塗布層を前記ウェーハの一方の面から除去する第1の塗布層除去工程と、前記塗布層が除去された前記ウェーハの他方の面が前記研削装置のテーブルの基準面に当接するように前記ウェーハを前記テーブルに載置し続いて前記研削装置により前記ウェーハの一方の面を平面研削する第2の平面研削工程とを含む樹脂貼り研削工程を繰り返し行うことにある。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、先に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量が後に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量と同じかより大きい研削量であることにある。
本発明の第3の観点は、第1又は第2の観点に基づく発明であって、先に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量と後に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量の合計を100とするときに先に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量が50〜80であって、後に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量が20〜50であることにある。
本発明の第4の観点は、第1ないし第3の観点に基づく発明であって、前記ワイヤーソー装置が固定砥粒ワイヤーを用いたスライス方式であることにある。
本発明の第5の観点は、第1ないし第4の観点に基づく発明であって、前記半導体ウェーハの直径が300mm以上であり、特に、450mm以上である。
本発明の第1の観点では、半導体単結晶インゴットをワイヤーソー装置を用いてスライスして薄円板状のウェーハを得るスライス工程から得られたウェーハを研削する工程を含む半導体ウェーハの加工方法であって、前記スライス工程後の前記ウェーハの一方の面全体に硬化性材料を塗布して平坦な塗布層を形成する第1の塗布層形成工程と、前記平坦化したウェーハの一方の面が研削装置のテーブルの基準面に当接するように前記ウェーハを前記テーブルに載置し続いて前記研削装置により前記ウェーハの他方の面を平面研削する第1の平面研削工程と、前記第1の平面研削工程後の前記塗布層を前記ウェーハの一方の面から除去する第1の塗布層除去工程と、前記塗布層が除去された前記ウェーハの他方の面が前記研削装置のテーブルの基準面に当接するように前記ウェーハを前記テーブルに載置し続いて前記研削装置により前記ウェーハの一方の面を平面研削する第2の平面研削工程とを含む樹脂貼り研削工程を繰り返し行うことでトータルの研削の取代が少なくてもナノトポグラフィー品質に影響を与える波長領域のうねりを可及的に低減することができ、ナノトポグラフィー品質に優れる半導体ウェーハの提供を行うことができる。
本発明の第2の観点では、先に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量が後に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量と同じかより大きい研削量とすることで、トータルの研削の取代が少なくてもナノトポグラフィー品質に影響を与える波長領域のうねりを可及的に低減することができ、ナノトポグラフィー品質に優れる半導体ウェーハの提供を行うことができる。
本発明の第3の観点は、先に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量と後に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量の合計を100とするときに先に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量が50〜80であって、後に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量が20〜50とすることで、トータルの研削の取代が少なくてもナノトポグラフィー品質に影響を与える波長領域のうねりを可及的に低減することができ、ナノトポグラフィー品質に優れる半導体ウェーハの提供を行うことができる。
本発明の第4の観点では、特に、固定砥粒方式のワイヤーソー装置を用いて切断されたうねりの大きなウェーハを用いる場合であっても本加工プロセスによって、うねりを可及的に低減することができ、ナノトポグラフィー品質に優れる半導体ウェーハの提供を行うことができる。
本発明の第5の観点では、半導体ウェーハの直径が300mm以上、特に、450mm以上においても本発明にかかる半導体ウェーハの加工プロセスによって、トータルの研削の取代が少なくてもナノトポグラフィー品質に影響を与える波長領域のうねりを可及的に低減することができ、ナノトポグラフィー品質に優れる半導体ウェーハの提供を行うことができる。
本発明の実施形態に係るウェーハ加工プロセスの概略工程を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る塗布層形成工程から平面研削工程までの一例を示す模式図である。 本発明の実施例1−1、1−2に係る各工程でのウェーハの状態を示す模式図である。 比較例1に係る各工程でのウェーハの状態を示す模式図である。 比較例2に係る各工程でのウェーハの状態を示す模式図である。 比較例3に係る各工程でのウェーハの状態を示す模式図である。 実施例1−1、1−2及び比較例1、2、3の鏡面研磨後のナノトポグラフィーマップである。 実施例1−1及び比較例1、2、3のナノトポグラフィー結果を示した図である。 実施例1−1、1−2及び比較例1のナノトポグラフィー結果を示した図である。 300mmウェーハでの実施例1−1及び比較例1の鏡面研磨前のウェーハ表面高さについて周波数解析した結果を示した図である。 450mmウェーハでの実施例1−1及び比較例1の鏡面研磨前のウェーハ表面高さについて周波数解析した結果を示した図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
本発明は、図1(a)〜(i)に示すように、半導体単結晶インゴットをワイヤーソー装置を用いてスライスして薄円板状のウェーハを得るスライス工程と、スライス工程後のウェーハの一方の面全体に硬化性材料を塗布して平坦な塗布層を形成する第1の塗布層形成工程と、平坦化したウェーハの一方の面が研削装置のテーブルの基準面に当接するようにウェーハをテーブルに載置し続いて研削装置によりウェーハの他方の面を平面研削する第1の平面研削工程と、平面研削工程後の塗布層をウェーハの一方の面から除去する第1の塗布層除去工程と、塗布層が除去されたウェーハの他方の面が研削装置のテーブルの基準面に当接するようにウェーハをテーブルに載置し続いて研削装置によりウェーハの一方の面を平面研削する第2の平面研削工程と、第1の塗布層形成工程から第2の平面研削工程までの工程を繰り返し行うことにより半導体ウェーハを加工する半導体ウェーハの表面を平坦化する加工プロセスの改良である。なお、半導体ウェーハの外縁上を面取りする工程は特に示していないが、面取りする工程は図1(e)の後に一次面取りを行い、(i)の後に一次面取りより面取り量の大きな2次面取りを行うなど図1(a)の後から図1(i)の後までの間どこの工程の間で行っても、また、複数回行ってもよい。
本発明の特徴ある構成は、図1(b)〜(e)に示す第1の塗布層形成工程から第2の平面研削工程までの工程を繰り返し行うことにある。ここで、第1の塗布層形成工程から第2の平面研削工程までの工程を樹脂貼り研削工程と呼ぶことにする。樹脂貼り研削工程を複数回に分けることで、ウェーハ表面のナノトポグラフィー特性が満足される。すなわち、1回の樹脂貼り研削でナノトポグラフィーを改善するためには、ウェーハに存在するうねり成分を全て除去できる取代量に設定して研削する必要があるが、樹脂貼り研削を繰り返し行う場合は、1回目に行う樹脂貼り研削でうねり成分を全て研削するのではなく、スライス工程で発生した非常に大きなうねり成分を1回目の樹脂貼り研削で軽減させておき、このうねり成分が予め軽減されたウェーハに対して2回目以降の樹脂貼り研削を実施することにより、ナノトポグラフィー特性が改善できることを知見した。このように、繰り返し樹脂貼り研削を施すことにより、ウェーハ表面のうねりが軽減され、100mm以下の波長域のうねり成分が可及的に軽減される。これにより、ウェーハ表面のナノトポグラフィー特性を向上させることができる。
本発明の実施の形態を図2を参照して詳しく説明する。図2(a)に固定砥粒ワイヤーソーで切断したスライス直後のウェーハ200の状態を示す。スライスには、図示しない公知のマルチワイヤーソー装置が用いられ、インゴットから一度に複数枚のウェーハ200を製造することができる。マルチワイヤーソー装置は、ワイヤーをガイドする溝が複数設けられたガイドローラとワイヤーを回転させるためのローラにまたがり、極細鋼線のワイヤーが複数巻き付けてある。ローラを高速回転させて、ガイドローラとローラの間に露出した複数のワイヤーに被切断物を押しあてて被切断物を複数枚に切断する装置である。マルチワイヤーソー装置には、切断するための砥粒の使い方によって固定砥粒方式と遊離砥粒方式とがある。固定砥粒方式は、ダイヤモンド砥粒などを蒸着などにより付着させた鋼線をワイヤーに使用する。遊離砥粒方式は、ワイヤーに砥粒と油剤を混ぜたスラリーをかけながら使用する。固定砥粒方式は、砥粒を固着させたワイヤー自体が被切断物を切断するため、切断時間が短く生産性にすぐれる。また、スラリーを使用しないために切断後の切り屑の混じったスラリーを廃棄する必要がないため、環境にも優しく経済的である。本発明には、どちらの方式を使用しても可能であるが、環境面、経済面で有利な固定砥粒方式が望ましい。なお、固定砥粒ワイヤーソーを用いた場合、ウェーハ表面に与える加工ダメージが大きく、切断後のウェーハ表面に発生するうねりも大きくなるため、よりナノトポグラフィーが悪化する問題があるが、本発明の加工方法を用いることにより、ナノトポグラフィー特性に優れる、すなわち、ナノトポグラフィーの値が小さい半導体ウェーハを製造することができる。
固定砥粒ワイヤーソーで切断したスライス直後のウェーハ200(図2(a))には、ワイヤーソー切断加工により加工歪(加工ダメージ層)201、周期的に波打つような凹凸のうねり202、反り203が発生している。便宜上、ウェーハ200の反り203の凸面側である、図2(a)の上面を第一面204、ウェーハ200の反り203の凹面側である、図2(a)の下面を第二面205とする。
図2(b)に塗布層形成工程に使用する保持・押圧装置220の一例を示す。まず、保持・押圧装置220の高平坦化された平板222上に塗布層となる硬化性材料221を滴下する。一方、ウェーハ200は、ウェーハ200の第一面204を保持手段223の押圧台224に吸引保持され、押圧台224を下方に移動させてウェーハ200の第二面205を硬化性材料221に押圧する。その後、押圧台224の圧力を解除して、ウェーハ200に残留している反り203やうねり202に弾性変形を与えていない状態で、ウェーハ200の第二面205に硬化性材料221を硬化させる。この工程により、平板222と接触する硬化性材料221の面は高平坦化された面となり、ウェーハ200の第一面205を研削するときの基準面225とすることができる。
ウェーハ200に硬化性材料221を塗布する方法は、ウェーハ200の第二面205を上面として第二面205上に硬化性材料221を滴下させウェーハ200を回転し硬化性材料221を第二面205全面に広げるスピンコート法又は第二面205にスクリーン膜を設置し、スクリーン膜の上に硬化性材料221を載せ、スキージで押し込むスクリーン印刷による方法、更にはエレクトリックスプレーデポジション法により第二面205全面にスプレーする方法等によって塗布した後に高平坦化された平板222上に塗布面を接触、押圧する方法の他、上記方法に限らず、硬化性材料221によってウェーハ200の一面を高平坦化する方法が適用できる。硬化性材料221は、熱硬化性樹脂、熱可逆性樹脂、感光性樹脂などの硬化性材料221が、加工後の剥離のしやすさの点で好ましい。特に、感光性樹脂は熱によるストレスが加わらないという点でも好適である。本実施例では、硬化性材料221として、UV硬化による樹脂を使用した。また、他の具体的な硬化性材料221の材質として、合成ゴムや接着剤(ワックス等)などが挙げられる。
図2(c)に第1の平面研削工程に使用する平面研削装置230の一例を示す。まず、塗布層平坦化工程で作成された硬化性材料221による基準面225を平面研削装置230の真空チャックテーブル231の高平坦化された基準面232に設置し吸引保持する。次いで、設置されたウェーハ200の上面には、砥石233を一面に設置した定盤234が設置される。次に、砥石233とウェーハ200の第一面204は接触され、定盤234の上部のスピンドル235と真空チャックテーブル231の下部に設置されたスピンドル236が回転し砥石233とウェーハ200の第一面204の接触点が回転接触することでウェーハ200の第一面204を研削する。
図2(d)に塗布層除去工程を示す。第1の平面研削工程でウェーハ200の第一面204が高平坦化されたウェーハ200の第二面205に塗布された硬化性材料221をウェーハ200から引き剥がす。塗布層である硬化性材料221の除去は溶剤を用いて化学的に除去するようにしてもよい。
図2(e)に第2の平面研削工程の一例を示す。平面研削する装置は第1の平面研削工程で使用した平面研削装置230と同じ装置である。第1の平面研削工程で高平坦化されたウェーハ200の第一面204を基準面251として、真空チャックテーブル231の高平坦化された基準面232に設置し吸引保持する。ウェーハ200の第二面205を研削する。上記工程を複数回繰り返す。2回繰り返す場合の取り代の一例として、第1の平面研削工程では、20〜40μm、第2の平面研削工程では、20〜40μm、第3の平面研削工程では、10〜20μm、第4の平面研削工程では、10〜20μmそれぞれ研削する。第3、4の平面研削工程を経てウェーハ200の両面とも高平坦化される。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。なお、実施例1−1、1−2、比較例1、2、3に用いたウェーハ200は、シリコン単結晶インゴットから固定砥粒方式ワイヤーソー装置を用いて同一条件でスライスした直径300mmのウェーハ200を、更に、実施例1−1、1−2、比較例1においては、上記固定砥粒方式ワイヤーソー装置を用いて同一条件でスライスした直径450mmのウェーハ200を用いた。
<実施例1−1、1−2>
本発明の実施例1−1、1−2に係る各工程でのウェーハの状態を図3に示す。図3を基に実施例の加工工程を説明する。スライス後のウェーハ200(図3(a)スライス工程)を第1の塗布層形成工程によってウェーハ200の第2面205にUV硬化性樹脂321を塗布し、硬化させた樹脂の面を基準面225aとした(図3(b)第1の塗布層形成工程)。塗布面を第2面205としたが、最初に、第1面204を塗布面としてもかまわない。塗布面を第1面204とした場合は、以下の文面で、第2面205と第1面204を入れ替えることとする。樹脂の面を基準面225aとして吸引保持したウェーハ200の第一面204を1回目の取代分として実施例1−1で30μm、実施例1−2で20μm(破線301の面)まで平面研削した(図3(c)第1の平面研削工程)。次に、樹脂を引き剥がし(図3(d)第1の塗布層除去工程)、平面研削したウェーハ200の第一面204を基準面225bとして吸引保持したウェーハ200の第二面205を2回目の取代分として実施例1−1で30μm、実施例1−2で20μm(破線302の面)まで平面研削した(図3(e)第2の平面研削工程)。以上を第1の樹脂貼り工程として、以下、第2の樹脂貼り工程として、第2の塗布層形成工程(図3(f))、第3の平面研削工程(3回目の取代分として実施例1−1で20μm、実施例1−2で15μm(図3(g)))、第2の塗布層除去工程(図3(h))、第4の平面研削工程(4回目の取代分として実施例1−1で20μm、実施例1−2で15μm(図3(i)))を繰り返し行った。先に示したように、第2の塗布層工程は、第1面204からでも第2面205からでもかまわない。全工程を終了し、ウェーハの両面ともに高平坦化されたウェーハ200が得られた。このウェーハ200を実施例1−1、1−2のウェーハ200とした(図3(i))。
<比較例1>
比較例1に係る各工程でのウェーハの状態を図4に示す。比較例1は実施例1−1、1−2で行った第1の樹脂貼り工程のみを行ったものである。図3(a)から図3(f)は、第2の樹脂貼り工程を行わない以外、図4(a)から図4(f)に対応する。取代は、第1の平面研削工程で50μm、第2の平面研削工程で50μmとして研削した。この状態のウェーハ200を比較例1のウェーハ200とした(図4(f))。
<比較例2>
比較例2に係る各工程でのウェーハの状態を図5に示す。比較例2は樹脂貼りを行わない平面研削をした後に樹脂貼り研削をしたものである。スライス後のウェーハ200(図5(a))の第1面204を平面研削し(図5(b))、第2面205を平面研削した(図5(c))。平面研削後に樹脂貼り研削を行った(図5(d)から図5(g))。なお、図5(d)から図5(g)による樹脂貼り研削は、実施例1−1、1−2の樹脂貼り研削の図3(f)から図3(i)に対応する。この状態のウェーハ200を比較例2のウェーハ200とした(図5(g))。
<比較例3>
比較例3に係る各工程でのウェーハの状態を図6に示す。比較例3はラッピングをした後に樹脂貼りを行わない平面研削をしたものである。
ラッピングは、図示しないラッピング装置によってウェーハ表裏面を同時に平坦化加工するものである。加工キャリアにセットしたウェーハ200を、ラッピング装置の2つの上定盤と下定盤の間に挟み、上定盤と下定盤の間に砥粒を含んだスラリーを供給し上下定盤で加圧しながら上定盤の下部及び下定盤の上部に設置された上部スピンドルと下部スピンドルをそれぞれ逆方向に回転することで、スラリーに含まれた砥粒により第一面204および第二面205を同時に平坦化加工する。
比較例3では、上記説明したラッピングでウェーハ200をウェーハ表裏面を同時に平坦化加工した(図6(b))。ラッピング後のウェーハ200を、図6(c)から図6(e)によって平面研削した。この、図6(c)から図6(e)の平面研削は、図5(d)で樹脂貼りを行うこと以外、図5(b)から図5(d)に対応する。この状態の比較例3のウェーハ200とした(図6(e))。
<評価試験1>
実施例1−1、1−2と比較例1、2、3で得られた各ウェーハ200の表面形状が、その後に行われる鏡面研磨処理後のウェーハ表面におけるナノトポグラフィーにどのような影響を与えるのかを調査した。具体的には、まず、実施例1−1、1−2と比較例1、2、3で得られた各ウェーハ200それぞれに対して、共通の鏡面研磨処理として、両面研磨装置を用いて各ウェーハの表裏面に同一条件の粗研磨処理を施した後、片面研磨装置を用いて各ウェーハ表面に同一条件の仕上げ研磨処理を施して、各ウェーハ200の表面が鏡面研磨されたウェーハを作成した。図7は、鏡面研磨された各ウェーハ表面を光学干渉式の平坦度測定装置(KLA Tencor社:Wafersight2)を用いて各ウェーハ表面の高さ分布(高低差)を測定したナノトポグラフィーマップであり、鏡面研磨処理後の各ウェーハの測定結果をフィルタリング処理して長波長成分を除去した後、ナノトポグラフィーの測定結果を濃淡色で図示化したものである。図7に記載される高低差の図は、ナノトポグラフィーの高低差を表す図であって、濃い色になるほど高度が低く、一番濃い部分は中心高度から−20nmになり、薄い色になるほど高度は高く、一番薄い部分は中心高度から+20nmになっている。最低高度から最高高度までの高低差は40nmとなる。なお、ナノトポグラフィーの測定は、ウェーハの外縁の任意の3点を固定して測定した。従って、ナノトポグラフィーマップは、ウェーハを非吸着の状態での表面の高低差を表している。
ナノトポグラフィーの測定結果を図7のナノトポグラフィーマップに示す。実施例1−1、1−2は、ほぼ均一した濃さであり、全面高低差が少ないことがわかる。この理由は、1回目に行う樹脂貼り研削でそり、うねりは全て研削されないけれども、ウェーハ表面のナノトポグラフィー特性が改善され、1回目の樹脂貼り研削で、そり、うねりが軽減され、2回目の樹脂貼り研削工程では、小さくなった、そり、うねりによる少ない取代で、ナノトポグラフィー特性が改善され高平坦化された表面を得ることができたと考える。
比較例1では、ウェーハ全体に濃淡の縞模様の高低差が確認できる。このことから、全体にうねりによる高低差が大きく残っていることがわかる。そり、うねりを1回の樹脂貼り研削で除去するためには更に多くの取り代を持って平面研削しなければならないことが分かった。
比較例2では、比較例1ほどではないが、ウェーハ全体に縞模様の高低差が確認できる。このことから、全体にうねりによる高低差が残っていることがわかる。この理由は、図5(b)でウェーハ200の第一面204を平面研削した直後にはウェーハ200の第一面204は高平坦化されるものの、吸引保持を解除するとウェーハにかかっていた応力が開放され第二面205にかかっていたうねり202による応力によって、第一面204に、そり、うねりが顕れると考えられる。このことから、比較例2では、実施例1−1、1−2のような高平坦化された表面を得ることができなかったと考える。
比較例3では、ウェーハ全体に縞模様の高低差が確認できるが、比較例1、2よりも高低差が少ない。この理由は、ラッピングにより、波長領域100mm以下の、特に50mm以下のうねり202を軽減したためにナノトポグラフィー特性が改善されたためと考えられる。けれども、次工程の平面研削では、前記のように吸引保持を解除するとウェーハにかかっていた応力が開放され第二面205にかかっていたうねり202による応力によって、第一面204に、そり、うねりが顕れることで、実施例1−1、1−2よりも高低差が現れたと考える。
<評価試験2>
評価試験1と同様に、各ウェーハ200の表面形状が鏡面研磨処理後のウェーハ表面のナノトポグラフィーにどのような影響を与えるのかを調査した。本試験では、実施例1−1、1−2、比較例1、2、3と同条件のウェーハ200をそれぞれ複数枚製造し、その複数のウェーハ200それぞれについて、評価試験1と同条件の鏡面研磨処理(両面研磨装置を用いた粗研磨処理+片面研磨装置を用いた仕上げ研磨処理)を施して、各ウェーハ200の表面が鏡面研磨されたウェーハ200を作成した。図8、9は、鏡面研磨された各ウェーハ200の表面を光学干渉式の平坦度測定装置(KLA Tencor社:Wafersight2)を用いて各ウェーハ200の表面のウィンドウサイズ10mmのナノトポグラフィーを測定し、個々のグラフに表したものである。
図8、9から明らかなように、実施例1−1、1−2では高低差が9〜11nm、比較例1では17〜28nm、比較例2では18〜23nm、比較例3では13〜33nmの範囲となった。実施例1−1、1−2のウェーハ200は表面全体のナノトポグラフィーが11nm以下の高平坦化された表面を得ることができた。
<評価試験3>
次に、鏡面研磨処理を施す前の各ウェーハ200の表面高さを周波数解析し、うねり成分の波長の振幅を調査した。その結果を図10、11に示す。
図10は直径300mmのウェーハ200であって、
図3(i)で示す樹脂貼り研削2回後のウェーハ200(実施例1−1)、
図4(f)で示す樹脂貼り研削1回後のウェーハ200(比較例1)、
図11は直径450mmのウェーハ200であって、
図3(i)で示す樹脂貼り研削2回後のウェーハ200(実施例1−1)、
図4(f)で示す樹脂貼り研削1回後のウェーハ200(比較例1)、
それぞれについて、静電容量方式の形状測定装置(株式会社コベルコ科研:SBW)を用いてウェーハ200の表面高さの周波数解析を行った結果を示している。解析方法は、ウェーハ200の表面高さ測定データに短波長周期成分10mm未満、長波長周期成分100mm超の波長帯域をカットオフしてバンドパスフィルタリング処理し、10mm〜100mmの波長領域におけるうねり成分の波長の振幅を求めた。
図10から明らかなように、樹脂貼り研削1回後の直径300mmのウェーハ200の(比較例1)では最大0.2μmの振幅が観察されたのに対して、樹脂貼り研削2回後の直径300mmのウェーハ200の(実施例1−1)では、最大0.1μmであり、樹脂貼り研削2回の処理により振幅を大幅に低減できることが分かった。また、図11から明らかなように、樹脂貼り研削1回後の直径450mmのウェーハ200(比較例1)では最大0.09μmの振幅が観察されたのに対して、樹脂貼り研削2回後の直径450mmのウェーハ200(実施例1−1)では、最大0.08μmであり、450mmウェーハについても300mmウェーハと同様に樹脂貼り研削2回の処理によりうねりの振幅を低減できることが分かった。
本発明の半導体ウェーハの加工プロセスは、シリコンや、ガリウム等のインゴットをスライスしたウェーハの表面を平坦化する工程に利用できる。
200 ウェーハ
221 硬化性材料
232 基準面

Claims (5)

  1. 半導体単結晶インゴットをワイヤーソー装置を用いてスライスして薄円板状のウェーハを得るスライス工程から得られたウェーハを研削する工程を含む半導体ウェーハの加工プロセスであって、
    前記スライス工程後の前記ウェーハの一方の面全体に硬化性材料を塗布して平坦な塗布層を形成する第1の塗布層形成工程と、
    前記平坦化したウェーハの一方の面が研削装置のテーブルの基準面に当接するように前記ウェーハを前記テーブルに載置し続いて前記研削装置により前記ウェーハの他方の面を平面研削する第1の平面研削工程と、
    前記第1の平面研削工程後の前記塗布層を前記ウェーハの一方の面から除去する第1の塗布層除去工程と、
    前記塗布層が除去された前記ウェーハの他方の面が前記研削装置のテーブルの基準面に当接するように前記ウェーハを前記テーブルに載置し続いて前記研削装置により前記ウェーハの一方の面を平面研削する第2の平面研削工程とを含む樹脂貼り研削工程を繰り返し行う半導体ウェーハの加工プロセス。
  2. 先に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量が後に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量と同じかより大きい研削量である請求項1記載の半導体ウェーハの加工プロセス。
  3. 先に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量と後に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量の合計を100とするときに先に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量が50〜80であって、後に行われた前記樹脂貼り研削工程での研削量が20〜50である請求項2記載の半導体ウェーハの加工プロセス。
  4. 前記ワイヤーソー装置が固定砥粒ワイヤーを用いたスライス方式である請求項1ないし3いずれか1項に記載の半導体ウェーハの加工プロセス。
  5. 前記半導体ウェーハの直径が300mm以上である請求項1ないし4いずれか1項に記載の半導体ウェーハの加工プロセス。
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