JP2015007420A - 建設機械の排気浄化制御装置 - Google Patents

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Toshiki Tsurumi
俊樹 鶴見
慎太郎 笹井
Shintaro Sasai
慎太郎 笹井
下村 耕一
Koichi Shimomura
耕一 下村
花本 貴博
Takahiro Hanamoto
貴博 花本
仁士 櫻井
Hitoshi Sakurai
仁士 櫻井
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Abstract

【課題】無駄なポスト噴射による燃費悪化を抑制し、エラー判定部による誤判定を抑制し、操作者に再生動作の完了を促す。
【解決手段】制御部50には、堆積量検出部33に検出されるススの堆積量に応じた複数の領域が設定される。複数の領域には、制御部50が自動再生制御を行う自動再生領域と、自動再生領域よりもススの堆積量が多い領域であるとともに制御部50が手動再生制御を行う手動再生領域と、がある。制御部50は、自動再生領域のとき、ポスト噴射積算量Pに応じて、ポスト噴射部37の再生動作を制限する(時間t1〜t2参照)。
【選択図】図2

Description

本発明は、建設機械の排気浄化制御装置に関する。
従来より、エンジンの排気中のススを捕捉する浄化装置がある(例えば特許文献1)。この浄化装置では、再生動作が行われる。再生動作とは、ススを燃やすことで浄化装置を再生させる動作である。従来より、エンジンが未燃燃料を噴射してエンジンの排気温度を上げる、ポスト噴射(詳細は後述)により再生動作が行われるものがある。
ポスト噴射を行うエンジンには、ポスト噴射積算量が算出されるものがある。ポスト噴射積算量は、再生動作の完了から、次の再生動作の完了までの、ポスト噴射の噴射量を積算したものである。ポスト噴射積算量は、再生動作が完了すれば0に設定される(リセットされる)。ポスト噴射積算量は、浄化装置の問題(例えば浄化装置の触媒の劣化)の有無を判定するために用いられる。図11に示すように、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超えると、エラーであると判定される。
特許第3073380号公報
通常、ポスト噴射積算量の上限値に対して、再生動作の完了に要するポスト積算量には余裕がある(図11参照)。しかし、場合によっては、無駄なポスト噴射が多くなる。例えば、建方作業時は走行時に比べて無駄なポスト噴射が多くなる。無駄なポスト噴射とは、ススが燃えない運転条件下にもかかわらず行われるポスト噴射である。無駄なポスト噴射により、燃費が悪化するおそれがある。
また、無駄なポスト噴射により、再生動作の完了前に、ポスト噴射積算量が上限値を超えるおそれがある。その結果、触媒に異常がないにもかかわらず「エラーである」と誤判定されるおそれがある。
そこで本発明は、無駄なポスト噴射による燃費悪化を抑制でき、エラー判定部による誤判定を抑制でき、操作者に再生動作の完了を促すことができる、建設機械の排気浄化制御装置を提供することを目的とする。
本発明の建設機械の排気浄化制御装置は、エンジンと、前記エンジンを駆動源とするアクチュエータと、前記アクチュエータ又は前記エンジンを操作者が操作するための操作部と、前記操作部の操作の有無を検出する操作検出部と、前記エンジンの排気中のススを捕捉する浄化装置と、前記浄化装置に捕捉されたススの堆積量を検出する堆積量検出部と、前記浄化装置に捕捉されたススを燃やして前記浄化装置を再生する動作である再生動作をするためのポスト噴射を行うポスト噴射部と、前記再生動作をするかしないかを操作者が選択するための手動再生切換部と、前記浄化装置の直近の再生動作完了時からの前記ポスト噴射の積算量であるポスト噴射積算量を演算するポスト噴射量積算部と、前記ポスト噴射積算量が、予め設定された上限値を超えるとエラーであると判定するエラー判定部と、前記再生動作の制御を行う制御部と、を備える。前記制御部が行う制御には、自動再生制御と手動再生制御とがある。前記自動再生制御は、前記操作部の操作がないことが前記操作検出部に検出されているときに前記ポスト噴射部に前記再生動作を開始させる制御である。前記手動再生制御は、前記操作部の操作がないことが前記操作検出部に検出され、かつ、前記手動再生切換部により前記再生動作をすることが選択されているとき、前記ポスト噴射部による前記再生動作を許可する制御である。前記制御部には、前記堆積量検出部に検出されるススの堆積量に応じた複数の領域が設定される。前記複数の領域には、前記制御部が前記自動再生制御を行う自動再生領域と、前記自動再生領域よりもススの堆積量が多い領域であるとともに前記制御部が前記手動再生制御を行う手動再生領域と、がある。前記制御部は、前記自動再生領域のとき、前記ポスト噴射積算量に応じて、前記ポスト噴射部の前記再生動作を制限する。
上記構成により、無駄なポスト噴射による燃費悪化を抑制でき、エラー判定部による誤判定を抑制でき、操作者に再生動作の完了を促すことができる。
第1実施形態の排気浄化制御装置のブロック図である。 図1に示す排気浄化制御装置の動作のタイムチャートである。 図1に示す排気浄化制御装置の動作のフローチャートである。 図1に示す排気浄化制御装置の動作のフローチャートである。 第1実施形態の変形例の排気浄化制御装置の動作のタイムチャートである。 第2実施形態の図1相当図である。 第2実施形態の図2相当図である。 第2実施形態の図3相当図である。 第2実施形態の図4相当図である。 第2実施形態の変形例の図5相当図である。 ポスト噴射積算量Pの上限値Pmaxを説明するための図である。
(第1実施形態)
図1〜図5を参照して第1実施形態の排気浄化制御装置1について説明する。
排気浄化制御装置1は、浄化装置31(後述)の再生を行うための再生動作を制御する装置である。排気浄化制御装置1は、建設機械(作業機械)に設けられ、例えば移動式クレーンに設けられ、例えばホイールクレーンに設けられる。排気浄化制御装置1は、エンジン11と、アクチュエータ回路機器類21〜25と、エンジン周辺機器類31・33と、再生部36と、操作関係機器類41〜45と、制御部50と、を備える。
エンジン11は、建設機械の駆動源であり、ディーゼルエンジンである。エンジン11は、排気管11a(排気ガスが通る通路)と、負荷検出部11bと、を備える。負荷検出部11bは、エンジン11にかかる負荷(エンジン負荷)を検出する。負荷検出部11bは、燃料噴射量に基づいて負荷を検出する。
アクチュエータ回路機器類21〜25は、アクチュエータ23を動作させるための機器類であり、ポンプ21と、アクチュエータ23と、コントロールバルブ25と、を備える。
ポンプ21は、エンジン11に駆動される。ポンプ21は、油(作動油)を吐出する油圧ポンプである。
アクチュエータ23は、建設機械を動作させる。アクチュエータ23は、建設機械のブーム(図示なし)の起伏・伸縮、フック(図示なし)の巻上・巻下、上部旋回体(図示なし)の旋回、及び、下部走行体(図示なし)の走行などに用いられる。アクチュエータ23は、例えば油圧モータや油圧シリンダである。アクチュエータ23は、エンジン11を駆動源とする。さらに詳しくは、エンジン11がポンプ21を駆動させ、ポンプ21が吐出した油によりアクチュエータ23が駆動する。
コントロールバルブ25は、アクチュエータ23の動作を制御する弁である。コントロールバルブ25は、ポンプ21からアクチュエータ23に供給される油の流量や方向を切り換える切換弁(切換位置を切り換える弁)である。コントロールバルブ25は、クレーン操作部41c(後述)により操作される。
エンジン周辺機器類31・33には、浄化装置31と、堆積量検出部33と、がある。
浄化装置31は、エンジン11の排気(排気ガス)中のスス(パーティキュレート)を捕捉(捕集、浄化)する。浄化装置31は、DPF(Diesel particulate filter)装置である。浄化装置31は、ススの燃焼を行う装置である。浄化装置31は、エンジン11の排気管11aに取り付けられる。浄化装置31は、フィルタ本体(図示なし)と、フィルタの上流側に配置された酸化触媒(図示なし、後述)とを備える。
堆積量検出部33は、浄化装置31に捕捉されたススの堆積量(単に「堆積量」ともいう)を検出(検知)する。堆積量検出部33は、例えば、浄化装置31のフィルタの上流側と下流側との差圧を検出することで、ススの堆積量を検出するもの等である。
再生部36は、再生動作を行う部分(DPF再生装置)である。再生動作とは、浄化装置31に捕捉されたススを燃やして(燃焼させて)浄化装置31を再生する動作(フィルタ再生処理)である。再生部36は、ススが燃えるのに必要な温度(目標温度)までエンジン11の排気温度を昇温させる(昇温制御を行う)。再生部36は、ポスト噴射部37と、排気ブレーキ39と、を備える。
ポスト噴射部37は、再生動作をするためのポスト噴射を行う部分(ポスト噴射供給手段、未燃燃料噴射供給手段)である。ポスト噴射部37は、浄化装置31の温度に応じてポスト噴射を行う。ポスト噴射は次の[a]〜[c]のように行われる。[a]ポスト噴射部37は、エンジン11の排気工程でエンジン11内に燃料を噴射させる。排気工程は、膨張行程(燃料の主噴射及び燃料燃焼を行う工程)の後の工程である。[b]未燃焼状態の燃料(未燃燃料)が浄化装置31の酸化触媒上に供給される。[c]未燃燃料は、酸化触媒上で酸化反応熱を発生させる。その結果、エンジン11の排気温度が上がる。
排気ブレーキ39は、エンジン11の排気温度を上げるために、エンジン11に負荷を掛ける。排気ブレーキ39は、再生動作に必要な負荷をエンジン11に上乗せする。排気ブレーキ39は、排気管11aを絞る弁である。排気ブレーキ39は「作動」と「非作動」とを切換可能である。「作動」状態の排気ブレーキ39は、排気管11aを絞る。「非作動」状態の排気ブレーキ39は、開状態であり、排気管11aを絞らない。再生部36による再生動作は、ポスト噴射部37でのポスト噴射と、排気ブレーキ39の作動と、の少なくとも一方により行われる。
操作関係機器類41〜45には、操作部41と、操作検出部43と、手動再生ボタン45(手動再生切換部)と、がある。
操作部41は、操作者が建設機械を操作するための手段である。操作部41は、建設機械の運転室(キャビン)(図示なし)内に設けられる(手動再生ボタン45も同様)。操作部41には、アクセル操作部41aと、クレーン操作部41cと、がある。
アクセル操作部41aは、エンジン11の回転数を操作者が操作するための手段である。アクセル操作部41aは、エンジン11の回転数を変更する事で、クレーン各動作の動作速度を操作するための手段である。アクセル操作部41aは、例えばペダル(アクセルペダル)である。
クレーン操作部41cは、アクチュエータ23を(コントロールバルブ25を)操作者が操作するための手段である。クレーン操作部41cは、操作者がクレーン操作を行うための手段である。具体的には、クレーン操作部41cは、レバー(クレーン操作レバー)である。クレーン操作部41cが操作されると、クレーン操作部41cからコントロールバルブ25にパイロット圧が出力される。その結果、コントロールバルブ25の切換位置が切り換わり、アクチュエータ23の動作が変わる。
操作検出部43は、操作部41の操作の有無を検出(検知)する。操作検出部43には、アクセル操作検出部43aと、クレーン操作部41cと、がある。
アクセル操作検出部43aは、アクセル操作(アクセル操作部41aの操作)の有無を検出する。アクセル操作検出部43aによるアクセル操作の検出は、例えば、ペダルであるアクセル操作部41aに設けられたポテンショメータの出力電圧の変化によって行われる。同検出は、アクセル操作部41aに設けられたスイッチがオンかオフかにより行われてもよい。同検出は、アクセル操作部41aからエンジン側制御部51(後述)に出力される信号を検出することにより行われてもよい。同検出は、アクセル操作検出部43aからクレーン側制御部53(後述)への通信による指令に基づいて行われてもよい。
クレーン操作検出部43cは、クレーン操作(クレーン操作部41cの操作)の有無を検出する。クレーン操作検出部43cによるクレーン操作の検出は、例えば、クレーン操作により発生したパイロット圧(クレーン操作部41cからコントロールバルブ25に出力されるパイロット圧)を検出することで行われる。同検出は、レバーであるクレーン操作部41cに設けられたスイッチがオンかオフかにより行われてもよい。
手動再生ボタン45(手動再生切換部)は、再生動作をする(ON)か、しない(OFF)か、を操作者が選択するための手段である。手動再生ボタン45は、例えばタッチパネル上のスイッチであり、また例えば押ボタンスイッチでもよい。
制御部50は、検出部からの検出結果の入力、演算、判断、各機器の動作の制御などを行う部分である。制御部50は、再生動作の制御を行う。制御部50は、エンジン側制御部51と、クレーン側制御部53と、を備える。
エンジン側制御部51は、エンジン11等の動作を制御する、ECU(Engine Control Unit)である。エンジン側制御部51には、堆積量検出部33から堆積量の検出結果が入力される。エンジン側制御部51は、エンジン11及び再生部36の動作を制御する。エンジン側制御部51は、再生部36に対して、再生動作をするかしないかを指示する。エンジン側制御部51は、クレーン側制御部53に再生動作を要求する(要求する信号を出力する)。エンジン側制御部51は、ポスト噴射量積算部51aと、エラー判定部51bと、を備える。
ポスト噴射量積算部51aは、ポスト噴射積算量Pを演算する。ポスト噴射積算量Pは、浄化装置31の直近の(現時点から最も近い)再生動作完了時から、現時点までのポスト噴射の積算量である(再生動作の「完了」については後述)。ポスト噴射積算量Pは、ポスト噴射に伴って増加し、再生動作が完了すると0になる(リセットされる)。
エラー判定部51bは、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超えると「エラーである」と判定する部分である。上限値Pmaxは、エラー判定部51bに予め設定される。このエラー判定は、浄化装置31の触媒劣化(後述)の判定のために行われる。エラー判定部51bは、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超えると、実際には触媒が劣化していなくても「エラーである」と判定(触媒劣化の誤判定)してしまう。エラー判定部51bが「エラーである」と判定すると、エンジン11は例えば出力を制限する。なお、触媒劣化の詳細は次の[a][b]の通りである。[a]浄化装置31の触媒が劣化すると、ポスト噴射を行ってもエンジン11の排気温度が(ススの温度が)十分に上がらなくなり、ススが燃えない。[b]その結果、ポスト噴射積算量Pが多いにもかかわらず再生動作が完了しない。
クレーン側制御部53(機械側制御部)は、エンジン側制御部51からの再生動作の要求に対して、再生動作を許可するか否かを判定する。クレーン側制御部53には、負荷検出部11b、操作検出部43、及び手動再生ボタン45から検出結果や選択結果が入力される。
(制御部50の動作)
制御部50(クレーン側制御部53)が行う再生動作の制御には、堆積量レベルに応じた制御と、ポスト噴射積算量Pに応じた制御と、がある。
(堆積量レベルに応じた制御)
堆積量レベルは、ススの堆積量に応じて決定されるレベル(すすレベル、すす堆積量レベル)である。堆積量レベルは、複数設定される。堆積量レベルは、次の[a]及び[b]のように決定される。[a]堆積量検出部33から、制御部50(エンジン側制御部51)に、堆積量の検出結果が出力される。[b]エンジン側制御部51は、入力された堆積量がどの堆積量レベルであるかを決定する。エンジン側制御部51には、入力された堆積量と堆積量レベルとの関係が予め設定されている。具体的には例えば、堆積量検出部33が検出したススの堆積量が、ある設定値を超えるたびに、堆積量レベルが増加していく。
(堆積量レベルに応じた表示の制御)制御部50は、堆積量レベルに応じて、運転室内のモニタ(図示なし)の表示を制御する(表示を変える)。具体的には、制御部50は次のように動作する。制御部50には、例えば0〜10の合計11の堆積量レベルが設定される。「0」が堆積量が最小のレベルであり、「10」が堆積量が最大のレベルである。制御部50は、0〜10の堆積量レベルに関する表示を、モニタに出力させる。なお、堆積量レベルが10のときは、浄化装置31の故障と判断される。
(堆積量レベルに応じた再生動作の制御)制御部50(クレーン側制御部53)は、堆積量レベルに応じて、再生部36による再生動作の制御を切り換える。具体的には、制御部50は次のように動作する。制御部50には、例えば、A未満およびA〜Eの合計6の堆積量レベルが設定される。表1に示すように、制御部50は、A未満およびA〜Eの堆積量レベルに応じて、再生動作の開始(再開含む)及び停止(中断含む)の条件を変える。堆積量レベルは、再生効率や安全などの観点から設定されるレベルである。A〜Eの堆積量レベルは、上記の0〜10の堆積量レベルと関連していても、していなくてもよい。この関連は、状態に応じて適宜変更されてもよい。また、堆積量レベルの数は適宜変更してもよい。
Figure 2015007420
制御部50は、ススの堆積量が多くなるに従って、操作部41による操作を優先させる制御から、再生動作を優先させる制御に段階的に切り換える。具体的には、制御部50は、以下のように制御を切り換える。
(堆積量レベルA未満:再生動作なし)
堆積量レベルが「A未満」のときは、再生動作が行われない。堆積量レベルA未満では、エンジン側制御部51からクレーン側制御部53への再生動作の要求がない。
(堆積量レベルA以上)
堆積量レベルA以上のときは、再生動作が行われる場合がある。堆積量レベルA以上のときの再生動作開始の条件には、操作部41の操作がないことが含まれる。これは、操作部41の操作中に再生動作が開始されることによる、アクチュエータ23の動作の急変、及び、エンジン11の回転数の急変を防ぐためである。上記急変を防ぐことで、この急変によって生じる吊荷の揺れ(荷振れ)等を防ぎ、操作者の疲労を軽減させることができる。上記急変は次のように起こる。排気ブレーキ39を作動させると、エンジン11の負荷が上がり、エンジン11の回転数が下がる。そのため、アクセル操作が一定でも、再生動作を開始すればエンジン11の回転数が変わってしまう。また、クレーン操作が一定でも、再生動作を開始すればエンジン11の回転数が変わる結果、ポンプ21の回転数が変わり、アクチュエータ23の動作が変わってしまう。
(堆積量レベルA:自動再生制御)
堆積量レベルA(自動再生領域)のときは、再生動作が自動的に開始される。堆積量レベルAのときは、再生動作よりも操作部41の操作を優先させる。具体的には、再生動作中にクレーン操作またはアクセル操作があると、再生動作が一時的に停止される。さらに詳しくは、堆積量レベルAのときは、制御部50は自動再生制御を行う。自動再生制御は、操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出されているときに、再生部36に再生動作を行わせる制御である。また、自動再生制御は、操作部41の操作があることが操作検出部43に検出されているときに、再生部36の再生動作を停止させる制御である。
(堆積量レベルB〜D:手動再生制御)
堆積量レベルB〜D(手動再生領域)のときは、手動再生ボタン45を「ON」にすることが、再生動作の開始の条件に含まれる。堆積量レベルB〜Dのときは、制御部50は手動再生制御を行う。
手動再生制御は、操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出され、かつ、手動再生ボタン45により再生動作をすることが選択されているとき(「ON」のとき)、再生部36に再生動作を行わせる制御である。
(堆積量レベルB及びC:手動再生 中断制御/再開制御/手動停止制御)
堆積量レベルB及びCのときは、再生動作(手動再生)の中断及び再開が可能である。再生動作の中断(一時的停止)とは、「再生動作の完了」前に再生動作を停止させることである。上記「再生動作の完了」とは、再生動作によりススの堆積量が「所定値」未満になることである。上記「所定値」は、制御部50(エンジン側制御部51)に予め設定される。さらに詳しくは、堆積量レベルB及びCのときは、制御部50は、手動再生中断制御と、手動再生再開制御と、手動再生手動停止制御と、を行う。
手動再生中断制御は、手動再生制御中に操作部41の操作があると、再生動作を中断させる制御である。さらに詳しくは、手動再生中断制御は、手動再生制御により再生動作を再生部36が行っているときに操作部41の操作があることが操作検出部43に検出された場合、再生部36の再生動作を停止させる制御である。
手動再生再開制御は、再生動作の中断中に操作部41の操作がなくなると、再生動作を再開(復帰)させる制御である。さらに詳しくは、手動再生再開制御は、手動再生中断制御により再生動作が停止されているときに操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出された場合、かつ、手動再生ボタン45により再生動作をすることが選択されているとき(「ON」のとき)、再生部36に再生動作を再開させる制御である。
手動再生手動停止制御は、手動再生ボタン45が「OFF」になると、再生動作を中断させる制御である。さらに詳しくは、手動再生手動停止制御は、手動再生ボタン45により再生動作をしないことが選択されたとき(「OFF」のとき)、再生部36の再生動作を停止させる制御である。
(堆積量レベルC:アクセル無効制御)
堆積量レベルCのときは、堆積量レベルBのときと異なり、再生動作中断中のアクセル操作が無効とされる。さらに、このときは、エンジン11の回転数が、予め設定された値(例えばLowアイドル回転数)に規制(制限)される。さらに詳しくは、堆積量レベルCのときは、制御部50は、アクセル無効制御を行う。
アクセル無効制御は、手動再生中断制御により再生部36の再生動作を停止させるとき、アクセル操作部41aによる操作を無効にするとともにエンジン11の回転数を規制する制御である。
(堆積量レベルD:操作無効制御、手動再生切換無効制御)
堆積量レベルDのときは、再生動作の中断が禁止される(操作部41の操作に対して、再生動作を優先させる)。さらに詳しくは、堆積量レベルDのときは、制御部50は、操作無効制御および手動再生切換無効制御を行う。
操作無効制御は、手動再生制御により再生部36が再生動作を行うとき、操作部41による操作を無効にし、操作部41による操作の有無にかかわらず再生部36に再生動作を行わせる制御である。
手動再生切換無効制御は、手動再生制御により再生部36が再生動作を行うとき、手動再生ボタン45の選択の状態にかかわらず(「ON」か「OFF」かにかかわらず)再生部36に再生動作を行わせる制御である。
(堆積量レベルE:強制再生制御)
堆積量レベルE(強制再生領域)のときは、操作部41の操作がない場合、手動再生ボタン45が「OFF」であっても自動で再生動作が開始される。さらに、このときは、再生動作の中断が禁止される。さらに詳しくは、堆積量レベルEのときは、制御部50は、強制再生制御を行う。
強制再生制御は、操作検出部43の検出の状態にかかわらず、かつ、手動再生ボタン45の選択の状態にかかわらず、再生部36に自動で再生動作を行わせる制御である。
(ポスト噴射積算量Pに応じた制御)
制御部50(クレーン側制御部53)は、ポスト噴射積算量Pに応じて、再生動作を制御する。制御部50によるポスト噴射積算量Pに応じた再生動作の制御は、再生動作不要時(堆積量レベルA未満)と、自動再生領域(堆積量レベルA)のときと、手動再生領域(堆積量レベルB〜D)のときと、で異なる。以下、排気浄化制御装置1を構成する機器等については図1を参照して説明する。
(再生動作不要時)
堆積量レベルA未満の場合、すなわち、エンジン側制御部51からクレーン側制御部53への再生動作の要求がないとき(図3のS11でNOのとき)、上述したように再生動作が行われない。
(自動再生領域、S12〜S16)
自動再生領域(堆積量レベルA)のとき、制御部50は、ポスト噴射積算量Pに応じてポスト噴射部37の再生動作を制限する。さらに詳しくは、図2に示すように、制御部50(クレーン側制御部53)には、設定値P1(ポスト噴射禁止設定値)が設定される。ポスト噴射積算量Pが、設定値P1を超える場合に(図2の時間t1〜t2参照)、ポスト噴射部37の再生動作が禁止される。制御部50は、ポスト噴射積算量Pが設定値P1を超えた時から、堆積量検出部33に検出されるススの堆積量が手動再生領域になるまで(手動再生領域に達するまで)(時間t1〜t2の間)、ポスト噴射部37の再生動作を禁止する(禁止し続ける)。設定値P1は、例えば、自動再生(自動再生制御による再生動作)に通常要するポスト噴射積算量Pより大きく設定されている。設定値P1は、例えば、自動再生および制御を多数回繰り返したときのポスト噴射積算量Pとして設定される。設定値P1は、例えば、上限値Pmaxの約50%に設定される。
(フローチャート)
図3に示すフローチャートを参照して、自動再生領域のときの制御部50の動作(S12〜S16)をさらに具体的に説明する。
ステップS12では、ススの堆積量が自動再生領域か否かが判定される。自動再生領域(YES)の場合、ステップS13に進む。自動再生領域よりもススの堆積量が多い場合(堆積量レベルB以上、NOの場合)、F4aを介して図4のステップS21に進む。
ステップS13では、図3に示すように、ポスト噴射積算量Pが設定値P1以下か(P≦P1か)否かが判定される。P>P1(NO)の場合、ステップS16に進み、再生動作が停止される。P≦P1(YES)の場合、ステップS14に進む。
ステップS14では、クレーン操作またはアクセル操作があるか否かが判定される。クレーン操作およびアクセル操作の少なくとも一方の操作がある場合(YESの場合)、ステップS16に進み、再生動作が停止される。上記操作のいずれもない場合(NOの場合)、ステップS15に進む。
ステップS15では、ポスト噴射部37(及び排気ブレーキ39)による再生動作が開始される。既に再生動作が行われている場合、再生動作が継続される(以下の、再生動作の停止・開始、許可・禁止、操作の有効・無効などについても同様)。次に、ステップS11に戻る。
ステップS16では、ポスト噴射部37による再生動作が停止される。次に、ステップS11に戻る。
(手動再生領域、S21〜S27)
手動再生領域(堆積量レベルB〜D)のとき、制御部50は、ポスト噴射積算量Pに応じて再生動作の有無を切り換える。さらに詳しくは、図2に示すように、制御部50は、自動再生領域から手動再生領域になるとき(変化するとき、変化する場合)(時間t2)、ポスト噴射部37による再生動作を許可する。
手動再生領域のとき、制御部50は、ポスト噴射積算量Pに応じて操作部41の操作の有効と無効とを切り換える。さらに詳しくは、図2に示すように、制御部50(クレーン側制御部53)には、設定値P2(操作禁止設定値)が設定される。設定値P2の値は、設定値P1の値以上である。以下、設定値P1と設定値P2とが等しい場合について説明する(これらが等しくない場合については後述)。制御部50は、ポスト噴射積算量Pが設定値P2を超える場合(かつ手動再生を行う場合)、操作部41による操作を無効にするとともに、ポスト噴射部37に再生動作を行わせる(図2の実線の折れ線の時間t2〜t4、及び、一点鎖線の直線の時間t13〜t14)。制御部50は、ポスト噴射積算量Pが設定値P2以下のとき、操作部41による操作を有効とする(図2の一点鎖線の直線の時間t2〜t13)。この制御を行う理由は次の通りである。ポスト噴射積算量Pが設定値P2に対して余裕があるうちは、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxに達する可能性が低い。そのため、再生動作に対して操作部41による操作を優先させても、再生動作を完了させることができる可能性が高い。
図4に示すフローチャートを参照して、手動再生領域のときの制御部50の動作(S21〜S27)をさらに具体的に説明する。
ステップS21では、手動再生ボタン45が「ON」か否かが判定される。手動再生ボタン45が「OFF」(NO)の場合、F3aを介して図3のステップS11に戻る(再生動作を停止させたままとする)。手動再生ボタン45が「ON」(YES)の場合、ステップS22に進む。
ステップS22では、ポスト噴射積算量Pが設定値P2以下(P≦P2)か否かが判定される。P>P2(NO)の場合、ステップS23に進む。P>P2になる場合には、図2において実線の折れ線で示すように、自動再生領域で再生動作中にポスト噴射積算量Pが設定値P1(=P2)を超え(図2の時間t1)、再生動作が停止された状態でススの堆積量が増え(時間t1〜t2)、手動再生領域に達した場合(時間t2)がある。P≦P2(YES)の場合、ステップS24に進む。P≦P2になる場合には、図2において一点鎖線で示すように、自動再生領域でポスト噴射積算量Pが設定値P1(=P2)以下のまま手動再生領域に達した場合(時間t2)がある。
ステップS23では、再生動作を優先させるため、クレーン操作及びアクセル操作を無効とする(受け付けない)。次にステップS25に進む。
ステップS24では、クレーン操作またはアクセル操作があるか否かが判定される(ステップS14と同様)。上記操作がいずれもない場合(NOの場合)、ステップS25に進む。上記操作の少なくとも一方がある場合(YESの場合)、F3bを介してステップS16(図3参照)に戻り、再生動作が停止される。
ステップS25では、ステップS15(図3参照)と同様に、再生動作が開始される。次にステップS26に進む。
ステップS26では、再生動作が完了したか否かが判定される(再生動作の完了については、堆積量レベルB,Cの項目を参照)。再生動作が完了した場合(YESの場合)、ステップS27に進み、クレーン操作およびアクセル操作を有効とする(受け付ける)。次に、F3aを介してステップS11(図3参照)に戻る。再生動作が完了していない場合(NOの場合)、再生動作を継続させる(F3a、図3のS11でYES、S12でNO、図4のS21でYES、S22でYES、S24でNO、S25、及びS26をループする)。
(効果1(発明1))
次に、図1に示す排気浄化制御装置1(建設機械の排気浄化制御装置)による効果を説明する。排気浄化制御装置1は、エンジン11と、エンジン11を駆動源とするアクチュエータ23と、アクチュエータ23又はエンジン11を操作者が操作するための操作部41と、操作部41の操作の有無を検出する操作検出部43と、エンジン11の排気中のススを捕捉する浄化装置31と、浄化装置31に捕捉されたススの堆積量を検出する堆積量検出部33と、浄化装置31に捕捉されたススを燃やして浄化装置31を再生する動作である再生動作をするためのポスト噴射を行うポスト噴射部37と、再生動作をするかしないかを操作者が選択するための手動再生ボタン45(手動再生切換部)と、浄化装置31の直近の再生動作完了時からのポスト噴射の積算量であるポスト噴射積算量P(図2参照)を演算するポスト噴射量積算部51aと、予め設定された上限値Pmax(図2参照)をポスト噴射積算量Pが超えるとエラーであると判定するエラー判定部51bと、再生動作の制御を行う制御部50と、を備える。制御部50が行う制御には、自動再生制御と手動再生制御とがある。
[構成1−1]自動再生制御は、操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出されているときにポスト噴射部37に再生動作を開始させる制御である。
[構成1−2]手動再生制御は、操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出され、かつ、手動再生ボタン45により再生動作をすることが選択されているとき、ポスト噴射部37による再生動作を許可する制御である。
[構成1−3]制御部50には、堆積量検出部33に検出されるススの堆積量に応じた複数の領域が設定される。複数の領域には、制御部50が自動再生制御を行う自動再生領域と、自動再生領域よりもススの堆積量が多い領域であるとともに制御部50が手動再生制御を行う手動再生領域と、がある。
[構成1−4]制御部50は、自動再生領域のとき、ポスト噴射積算量Pに応じて、ポスト噴射部37の再生動作を制限する(図2の時間t1〜t2参照)。
上記[構成1−2]の手動再生領域において再生動作を開始させるには、手動再生ボタン45により再生動作をすることが(「ON」が)選択されていることが必要である(図4のS21でYES)。そのため、建設機械の操作者は、再生動作が自動的に開始される場合に比べ、ススの堆積量が多くなっていることに気づきやすい。よって、手動再生領域は、自動再生領域に比べ、操作者に再生動作の完了を促す領域であるといえる(手動再生領域の「性質X」とする)。
一方、上記[構成1−1]の自動再生領域において再生動作を開始させるには、ボタン操作などは不要である。よって、自動再生領域は、手動再生領域に比べ、操作者は再生動作を意識しにくい領域である。そのため、操作者が再生動作を意識することなく、操作者が何らかの操作(例えば、操作部41の操作など)を行うことにより、操作者が再生動作を停止させる場合がある。そのため、自動再生領域は、手動再生領域に比べ再生動作の継続時間が短時間である場合が多い。そのため、ポスト噴射部37がポスト噴射を行っても、エンジン11の排気温度がススの燃焼に必要な温度まで上がらない可能性が高い。また、上記温度まで排気温度が上がっても、その温度の継続時間が短い可能性が高い。よって、自動再生領域は、手動再生領域に比べ、無駄なポスト噴射が多くなる可能性が高い領域であるといえる(自動再生領域の「性質Y」とする)。
(効果1−1)
上記[構成1−4]では、無駄なポスト噴射が行われやすい自動再生領域(上記「性質Y」)のときに、ポスト噴射積算量Pに応じて、ポスト噴射部37の再生動作が制限される(図2の時間t1〜t2参照)。よって、この制限がない場合に比べ、無駄なポスト噴射を減らすことができる。よって、無駄なポスト噴射による燃費悪化を抑制できる。また、ポスト噴射を減らすことができるので、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超える可能性を減らすことができる。よって、エラー判定部51bによる誤判定を抑制できる。
(効果1−2)
上記[構成1−4]では、自動再生領域のときに、再生動作が制限されるのでススの堆積量が増えやすい。よって、自動再生領域から、上記「性質X」を持つ手動再生領域に移りやすい。よって、建設機械の操作者に再生動作の完了を促すことができる。
(効果2(発明2))
[構成2]自動再生制御は、操作部41の操作があることが操作検出部43に検出されているときにポスト噴射部37の再生動作を停止させる制御である。
上記[構成2]では、自動再生領域において再生動作中に、操作者が操作部41を操作すれば、再生動作が停止する。そのため、自動再生領域では、操作者が再生動作を意識することなく、操作者が再生動作を停止させる場合がある。その結果、無駄なポスト噴射が多くなる可能性が高い。しかし、上記(効果1−1)により無駄なポスト噴射を抑制できる。
(効果3(発明5))
制御部50には、設定値P1(ポスト噴射禁止設定値)(図2参照)が設定される。制御部50は、自動再生領域のとき、ポスト噴射積算量Pが設定値P1を超える場合にポスト噴射部37の再生動作を禁止する(図2の時間t1〜t2参照)。
この構成では、上記「(効果1)」を具体的に実現できる。この構成において、エラー判定部51bに設定される上限値Pmaxよりも設定値P1を小さく設定した場合は、エラー判定部51bによる誤判定をより確実に抑制できる。
(効果4(発明6))
制御部50は、ポスト噴射積算量Pが設定値P1を超えた時から、堆積量検出部33に検出されるススの堆積量が手動再生領域になるまで(図2の時間t1〜t2の間)、ポスト噴射部37の再生動作を禁止する。
この構成では、手動再生領域になる前(図2の時間t2よりも前)までのみ、再生動作を禁止する場合に比べ、より確実にポスト噴射積算量Pを減らすことができる。
(効果5(発明7))
[構成5]制御部50は、自動再生領域から手動再生領域になるとき(図2の時間t2参照)、ポスト噴射部37による再生動作を許可する。
上述したように、手動再生領域は上記「性質X」を持つ。そのため、自動再生領域から手動再生領域になると、操作者は再生動作の完了を促される。このときに、上記[構成4]では、再生動作が許可される。よって、再生動作を完了させやすい。
(効果6(発明8))
制御部50には、設定値P2(操作禁止設定値)(図2参照)が設定される。制御部50は、手動再生領域のとき、かつ、ポスト噴射積算量Pが設定値P2を超える場合、操作部41による操作を無効にするとともにポスト噴射部37に再生動作を行わせる(図2の実線の折れ線の時間t2〜t4、及び、一点鎖線の直線の時間t13〜t14参照)。
この構成では、P>P2のとき、再生動作を確実に完了させることができる。
(効果7(発明9))
制御部50は、ポスト噴射積算量Pが設定値P2(操作禁止設定値)以下のとき、操作部41による操作を有効とする(図2の一点鎖線の直線の時間t2〜t13参照)。
この構成では、P≦P2のとき、操作部41を操作することによる作業ができるので、作業性を確保できる。
(他の効果)
排気浄化制御装置1はクレーンに設けられる。ここで、クレーンは、例えば輸送車両(トラック)に比べ、エンジン11にかかる負荷が小さい場合が多い。その理由は例えば次の[a]及び[b]などである。輸送車両の走行に比べてクレーン作業(建て方作業など)は、[a]継続時間が短い場合が多く、アイドル時間が長い場合が多い。[b]輸送車両の走行の負荷に比べ、軽量な吊荷を吊り上げる作業の負荷は小さい場合が多い。
エンジン11にかかる負荷が小さいと、エンジン11の排気温度が上がりにくいので、無駄なポスト噴射が起こりやすい。一方、上記「(効果1−1)」では、無駄なポスト噴射を抑制できる。よって、エンジン11にかかる負荷が小さい場合が多いもの(輸送車両など)に排気浄化制御装置1が設けられる場合に比べ、クレーンに排気浄化制御装置1が設けられる場合は、上記「(効果1−1)」がより顕著になる。
(第1実施形態の変形例)
図5を参照して、上述した設定値P1と設定値P2とが異なる場合(P1<P2の場合)について、これらが同一の場合(P1=P2の場合)との相違点を説明する。
(P1=P2)図2に示すように、上記第1実施形態のようにP1=P2の場合、排気浄化制御装置1は次のように動作する。図2において実線の折れ線で示すように、自動再生領域でポスト噴射積算量Pが設定値P1を超えると(時間t1)、設定値P2も超えたことになる。その結果、自動再生領域から手動再生領域に移ると(時間t2)、操作部41による操作が必ず無効になる(図4のS23)。
(P1<P2)一方、図5に示すようにP1<P2の場合、排気浄化制御装置1は次のように動作する。図5において実線の折れ線で示すように、自動再生領域でポスト噴射積算量Pが設定値P1を超えた(時間t1)後、自動再生領域から手動再生領域に変わる(時間t2)。この時(時間t2)から、ポスト噴射積算量Pが設定値P2を超える(時間t3)まで、操作部41による操作が有効になる(図4のS22でYES)。よって、操作部41の操作による作業ができる(作業性を確保できる)。
(第2実施形態)
図6〜図10を参照して、第2実施形態の排気浄化制御装置101について、第1実施形態との相違点を説明する。相違点は次の通りである。図6に示すように、排気浄化制御装置101は、第1実施形態の排気ブレーキ39(図1参照)に代えて、負荷掛け装置139を備える。排気浄化制御装置101は、第1実施形態にはない再生キャンセルボタン145および微速機能スイッチ147(自動再生自動停止選択スイッチ、吐出流量設定スイッチ)を備える。第2実施形態のクレーン側制御部153の動作は、第1実施形態のクレーン側制御部53(図1参照)の動作と異なる。以下、上記相違点をさらに説明する。なお、排気浄化制御装置101の構成要素やステップのうち、第1実施形態との共通点については、同一の符号を付し、説明を省略した。
排気浄化制御装置101は、例えばクローラクレーンに用いられる(ホイールクレーンに用いられてもよい)。
(負荷掛け装置139)再生部36は、管路22(後述)に圧力を発生させることでエンジン11に負荷を掛ける負荷掛け装置139を備える。負荷掛け装置139は、エンジン11の排気温度を上げるために、エンジン11に負荷を掛ける。負荷掛け装置139は、再生動作に必要な負荷をエンジン11に掛ける。負荷掛け装置139は、ポンプ21の吐出圧を上昇させる装置である。負荷掛け装置139は、ポンプ21とコントロールバルブ25との間(ポンプ21とコントロールバルブ25とをつなぐ管路22上)に配置される。負荷掛け装置139は、バルブ(負荷掛けバルブ)である。負荷掛け装置139は、「作動」と「非作動」とを切換可能である。「作動」状態の負荷掛け装置139は、管路22に圧力を発生させる(負荷掛け動作を行う)。「非作動」状態の負荷掛け装置139は管路22に圧力を発生させない(負荷掛け動作を行わない)。再生部36による再生動作は、ポスト噴射部37でのポスト噴射と、負荷掛け装置139の作動と、の少なくとも一方により行われる。負荷掛け装置139を用いた再生動作では、ポンプ21の吐出流量は、例えば最大値(略最大値でもよい)に設定される。ポンプ21の吐出流量の制御は、吐出流量制御装置21aにより行われる。吐出流量制御装置21aは、ポンプ21の吐出流量を制御する装置であり、例えばバルブである。吐出流量制御装置21aは、クレーン側制御部153に制御される。
(再生キャンセルボタン145)操作関係機器類41〜45・145・147には、操作部41と、操作検出部43と、手動再生ボタン45と、再生キャンセルボタン145と、微速機能スイッチ147と、がある。再生キャンセルボタン145は、再生キャンセル操作を操作者が行うためのボタンである。再生キャンセル操作とは、再生キャンセルボタン145により再生動作を停止させる操作である。さらに詳しくは、再生キャンセルボタン145は、再生動作を停止する(再生動作OFF(キャンセルON))か、停止しない(再生動作ON(キャンセルOFF))か、を操作者が選択するための手段である。再生キャンセルボタン145は、建設機械の運転室内(図示なし)に設けられる(微速機能スイッチ147も同様)。再生キャンセルボタン145は、例えば、タッチパネル上のスイッチであり、また例えば押ボタンスイッチでもよい(微速機能スイッチ147も同様)。
微速機能スイッチ147(自動再生自動停止選択スイッチ、吐出流量設定スイッチ)は、微速機能を用いるか否か(微速機能ONか微速機能OFFか)を操作者が選択するためのスイッチである。微速機能とは、アクチュエータ23の微速操作を行いやすくするための機能である。具体的には、微速機能スイッチ147により「微速機能ON」が選択された場合、ポンプ21の吐出流量が規制され、例えばポンプ21の吐出流量が最小値(略最小値でもよい)に設定される。このように、微速機能スイッチ147は、吐出流量設定スイッチでもある。吐出流量設定スイッチとは、ポンプ21の吐出流量に影響を及ぼす機能に関する選択をするためのスイッチである。また、微速機能スイッチ147は、自動再生自動停止選択スイッチでもある。自動再生自動停止選択スイッチとは、スイッチの選択状態に応じて、自動再生自動停止機能(後述)を用いるか否か(自動再生自動停止機能ONか否か)が切り換わるスイッチである。
クレーン側制御部153(機械側制御部)は、負荷掛け装置139の動作を制御する。クレーン側制御部153は、負荷掛け装置139に対して、再生動作(負荷掛け動作)をするかしないかを指示する。クレーン側制御部153は、エンジン側制御部51からの再生動作の要求に対して、再生動作を許可するか否かを判定する。クレーン側制御部153には、負荷検出部11b、操作検出部43、手動再生ボタン45、再生キャンセルボタン145、および微速機能スイッチ147から検出結果や選択結果が入力される。
(堆積量レベルに応じた再生動作の制御)
制御部50(クレーン側制御部153)は、堆積量レベルやエンジン側制御部51からの要求に応じて、再生部36による再生動作の制御を切り換える。制御部50には、例えば、A未満、A、B、D、及びEの合計5の体積量レベルが設定される。表2に示すように、制御部50は、A未満、A、B、D、及びEの堆積量レベルに応じて、再生動作の開始及び停止の条件を変える。
Figure 2015007420
(堆積量レベルA以上)
第1実施形態では、堆積量レベルA以上のときの再生動作開始の条件には、「操作部41(図1参照)の操作がない」ことが含まれた。第2実施形態では、上記「操作部41の操作がない」には、「操作部41の操作が無効である」(後述)ことが含まれる。再生動作開始の条件に操作部41の操作がない(又は無効である)ことが含まれる理由は、操作部41の操作中に再生動作が開始されることによる、アクチュエータ23の動作の急変を防ぐためである。この急変は次のように起こる。負荷掛け装置139を作動させると、ポンプ21に負荷がかかる。そのため、エンジン11の回転数やクレーン操作が安定していても、ポンプ21の吐出流量が変化する。その結果、アクチュエータ23の動作の急変が発生する。
(堆積量レベルA:自動再生制御、自動再生手動停止制御)
堆積量レベルA(自動再生領域)のときは、再生動作が自動的に開始される。堆積量レベルAのときは、再生動作よりも操作部41の操作を優先させる。第1実施形態では、堆積量レベルAのとき、再生動作中にクレーン操作またはアクセル操作があると、再生動作が一時的に停止された。一方、第2実施形態では、この制御(再生動作中にクレーン操作またはアクセル操作があると、再生動作が一時的に停止されるという制御)は行われない。第2実施形態では、「自動再生自動停止機能ON」(後述)のときにクレーン操作があると、再生動作が一時的に停止される。「自動再生自動停止機能OFF」のときはクレーン操作があっても、再生動作は一時停止されない。さらに詳しくは、堆積量レベルAのときは、制御部50は次の自動再生制御(第2実施形態の自動再生制御)を行う。
第2実施形態の自動再生制御は、第1実施形態と同様に、操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出されているときに再生部36に再生動作を開始させる制御である。さらに、第2実施形態の自動再生制御は、操作部41の操作があることが操作検出部43に検出されているとき、かつ、自動再生自動停止機能(後述)を用いること(自動再生自動停止機能ON)が自動再生自動停止選択スイッチ(微速機能スイッチ147)により選択されているときに、再生部36による再生動作を停止させる制御である。自動再生自動停止機能とは、自動再生領域のときに、操作部41の操作があることが操作検出部43に検出されているときに、再生部36による再生動作を停止させる(一時的に停止させる)機能である。
自動再生自動停止機能のONおよびOFFは、微速機能(ポンプ21の吐出流量に影響を及ぼす機能)のONおよびOFFと連動する。これらを連動させる理由は次の通りである。上記のように、微速機能を用いる場合は、ポンプ21の吐出流量が規制される。一方、負荷掛け装置139を用いた再生動作を行う場合は、ポンプ21の吐出流量を大きく(再生動作に必要な流量以上に)設定する必要がある。そこで、微速機能(吐出流量小)と再生動作(吐出流量大)とのうち一方を優先させる。具体的には、微速機能ONが微速機能スイッチ147より選択されているとき、制御部50は、自動再生自動停止機能をONとする(自動再生自動停止機能を用いる)。微速機能OFFが微速機能スイッチ147により選択されているとき、制御部50は、自動再生自動停止機能をOFFとする(自動再生自動停止機能を用いない)。この制御で再生動作が停止(一時的に停止)した場合、微速機能が動作する。具体的には、ポンプ21の吐出流量が規制(例えば最小値に設定)された状態で、操作部41の操作が可能となる。また、この制御で再生動作が停止した後、操作部41の操作が無いことが操作検出部43に検出されると、制御部50は再生部36に再生動作を再開させる。具体的には、ポンプ21の吐出流量が例えば最大値に設定され、再生部36(負荷掛け装置139)が作動状態となる。
堆積量レベルAのときは、再生キャンセルボタン145による再生キャンセル操作ができる。さらに詳しくは、堆積量レベルAのときは、制御部50は自動再生手動停止制御を行う。自動再生手動停止制御は、再生キャンセルボタン145により再生動作を停止すること(再生動作をしないこと、再生動作OFF)が選択されたときに、再生部36の再生動作を停止させる(一時的に停止させる)制御である。
(堆積量レベルB・D:手動再生制御、手動再生時操作無効制御)
堆積量レベルB・D(手動再生領域)のときは、制御部50は、手動再生制御(第1実施形態と同様)と、手動再生時操作無効制御と、を行う。手動再生時操作無効制御は、手動再生領域のとき、かつ、再生動作が行われているとき、操作部41による操作を無効にする制御である。手動再生時操作無効制御では、制御部50(クレーン側制御部153)は、操作部41の指令を受け付けない(建設機械を操作できない状態とする)(操作部41を操作してもアクチュエータ23が作動しないようにする)(再生動作を優先させる)。一方、手動再生領域のとき、かつ、再生動作が行われていないとき、制御部50は、操作部41による操作を有効にする。
(堆積量レベルB:手動再生手動停止制御)
堆積量レベルBのときは、再生動作(手動再生)の中断及び再開が可能である。堆積量レベルBのときは、制御部50は、第1実施形態で行われた手動再生中断制御および手動再生再開制御を行わず、第1実施形態とは異なる手動再生手動停止制御を行う。
第1実施形態では、手動再生手動停止制御は、手動再生ボタン45(図1参照)が「OFF」になると、再生動作を中断させる制御であった。一方、第2実施形態では、手動再生手動停止制御は、再生キャンセルボタン145が「再生動作OFF」(キャンセルON)になると、再生動作を中断させる制御である。さらに詳しくは、第2実施形態の手動再生手動停止制御は、再生キャンセルボタン145により再生動作をしないことが選択されたとき(「再生動作OFF」のとき)(再生キャンセル操作が行われたとき)、再生部36の再生動作を停止させる制御である。
なお、第1実施形態において堆積量レベルCのときに行われたアクセル無効制御は、第2実施形態では行われない。
(堆積量レベルD:手動再生手動停止無効制御)
堆積量レベルDのときは、再生動作の中断が禁止される。堆積量レベルDのときは、第1実施形態で行われた操作無効制御および手動再生切換無効制御は行われず、第1実施形態にはない手動再生手動停止無効制御が行われる。手動再生手動停止無効制御は、再生キャンセルボタン145による再生キャンセル操作を無効にするとともに再生部36に再生動作を行わせる制御である。手動再生手動停止無効制御は、手動再生制御により再生部36が再生動作を行うとき、再生キャンセルボタン145の選択の状態にかかわらず(「再生動作ON」か「再生動作OFF」かにかかわらず)再生部36に再生動作を行わせる制御である。手動再生手動停止無効制御では、クレーン側制御部153は再生キャンセルボタン145の指示を受け付けない。
(堆積量レベルE:強制再生制御)
堆積量レベルE(強制再生領域)のときは、制御部50は、第1実施形態とは異なる強制再生制御を行う。第2実施形態の強制再生制御は、再生キャンセルボタン145の選択の状態にかかわらず(また、操作検出部43の検出の状態や手動再生ボタン45の選択の状態にかかわらず)再生部36に自動で再生動作を行わせる制御である。
(ポスト噴射積算量Pに応じた制御)
制御部50(クレーン側制御部153)は、ポスト噴射積算量Pに応じて、再生動作を制御する(図7参照)。以下、第1実施形態の排気浄化制御装置1を構成する機器等については図1を参照し、第2実施形態の排気浄化制御装置101を構成する機器等については図6を参照して説明する。
(自動再生領域、S12〜S16、S114)
自動再生領域(堆積量レベルA)のとき、制御部50は、ポスト噴射積算量Pに応じてポスト噴射部37の再生動作を制限する(図7及び図8参照)。図3に示す第1実施形態のフローチャートに対する、図8に示す第2実施形態のフローチャートの相違点は、ステップS114である。
ステップS114では、再生キャンセルボタン145による再生キャンセル操作があるか否かが判定される。再生キャンセル操作がある場合(YESの場合)、ステップS16に進み、再生動作が停止される。再生キャンセル操作がない場合(NOの場合)、ステップS15に進み、ポスト噴射部37(及び負荷掛け装置139)による再生動作が開始される。
(手動再生領域、S21〜S27、S123、S124、S127)
手動再生領域(堆積量レベルB・D)のとき、制御部50は、ポスト噴射積算量Pに応じて再生動作の有無を切り換える。第1実施形態と同様に、図7に示すように、制御部50は、自動再生領域から手動再生領域になるとき(変化するとき、変化する場合)(時間t2)、ポスト噴射部37による再生動作を許可する。
手動再生領域のときに制御部50は、ポスト噴射積算量Pに応じて再生キャンセルボタン145の再生キャンセル操作の有効と無効とを切り換える。さらに詳しくは、制御部50(クレーン側制御部153)には、設定値P2(再生キャンセル操作禁止設定値)が設定される。設定値P2の値は、設定値P1の値以上である。以下、設定値P1と設定値P2とが等しい場合について説明する(これらが等しくない場合については後述)。制御部50は、ポスト噴射積算量Pが設定値P2を超える場合(かつ手動再生を行う場合)、再生キャンセルボタン145による操作を無効にするとともに、再生部36に再生動作を行わせる(図7の実線の折れ線の時間t2〜t4、及び、一点鎖線の直線の時間t13〜t14)。制御部50は、ポスト噴射積算量Pが設定値P2以下のとき、再生キャンセルボタン145による操作を有効とする(図7の一点鎖線の直線の時間t2〜t13)。この制御を行う理由は次の通りである。ポスト噴射積算量Pが設定値P2に対して余裕があるうちは、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxに達する可能性が低い。そのため、再生動作よりも、再生キャンセルボタン145による再生キャンセル操作を優先させても、再生動作を完了させることができる可能性が高い。
図9に示すフローチャートを参照して、手動再生領域のときの制御部50の動作について、第1実施形態との相違点をさらに具体的に説明する。図4に示す第1実施形態のフローチャートに対する、図9に示す第2実施形態のフローチャートの相違点は、ステップS123、S124、及びS127である。
ステップS123では、再生動作を優先させるため、再生キャンセルボタン145による再生キャンセル操作が無効とされる(受け付けない)。
ステップS124では、再生キャンセル操作があるか否かが判定される(ステップS114(図8参照)と同様)。再生キャンセル操作がない場合(NOの場合)、ステップS25に進む。再生キャンセル操作がある場合(YESの場合)、F8bを介してステップS16(図8参照)に戻り、再生動作が停止される。
(ステップS127)ステップS26で再生動作が完了した場合(YESの場合)、ステップS127に進み、再生キャンセル操作を有効とする(受け付ける)。
(効果8(発明3))
図6に示す第2実施形態の排気浄化制御装置101による効果を説明する。排気浄化制御装置101は、自動再生自動停止機能を用いるか否かが切り換わる自動再生自動停止選択スイッチ(微速機能スイッチ147)を備える。
[構成8]自動再生制御は、操作部41の操作があることが操作検出部43に検出されているとき、かつ、自動再生自動停止機能を用いることが自動再生自動停止選択スイッチ(微速機能スイッチ147)により選択されているとき(自動再生自動停止機能ONのとき)に、ポスト噴射部37の再生動作を停止させる制御である。
上記[構成8]では、「自動再生自動停止機能ON」のときに操作者が操作部41を操作すれば、再生動作が停止する。そのため、自動再生領域では、操作者が再生動作を意識することなく、操作者が再生動作を停止させる場合がある。その結果、無駄なポスト噴射が生じる可能性が高い。しかし、上記(効果1−1)により無駄なポスト噴射を抑制できる。
(効果9(発明4))
排気浄化制御装置101は、エンジン11に駆動されるポンプ21と、ポンプ21に負荷を掛けることでエンジン11に負荷を掛けることにより再生動作を行う負荷掛け装置139と、吐出流量設定スイッチ(微速機能スイッチ147)と、を備える。
[構成9−1]吐出流量設定スイッチ(微速機能スイッチ147)は、ポンプ21の吐出流量に影響を及ぼす機能に関する選択をするためのスイッチである。
[構成9−2]吐出流量設定スイッチ(微速機能スイッチ147)は、自動再生自動停止選択スイッチ(上記[構成8]参照)である。
排気浄化制御装置101は、上記[構成9−1]の吐出流量設定スイッチ(微速機能スイッチ147)を備える。操作者は、ポンプ21の吐出流量に影響を及ぼす機能に関する選択(例えば微速機能ONおよび微速機能OFFの選択)をするために、吐出流量設定スイッチ(微速機能スイッチ147)を操作する場合がある。ここで、この吐出流量設定スイッチは、上記[構成8]の機能を有する自動再生停止選択スイッチでもある。そのため、操作者は、「自動再生自動停止機能ON」が選択されることを意識せずに、「自動再生自動停止機能ON」を選択してしまうおそれがある。自動再生領域かつ「自動再生自動停止機能ON」の場合、操作者が操作部41を操作すれば再生動作が停止する(上記[構成8]参照)。その結果、無駄なポスト噴射が生じる可能性が高い。しかし、上記(効果1−1)により無駄なポスト噴射を抑制できる。
(効果10(発明10))
[構成10]制御部50は、手動再生領域のとき、かつ、再生動作が行われているとき、操作部41による操作を無効にする(図7の時間t2以後を参照)。
上記[構成10]により、再生動作を完了させやすい。この効果の詳細は次の通りである。エンジン11の回転数には、再生動作に適切な回転数(排気温度が上昇しやすい回転数)がある。一方、エンジン11の回転数は、操作部41によるアクチュエータ23の操作に影響を与える。そのため、操作部41による操作が有効の場合、エンジン11の回転数を再生動作に適切な回転数とすることができない場合がある。そこで、上記[構成10]のように、操作部41による操作を無効にする。すると、エンジン11の回転数を、再生動作を行うのに適切な回転数に設定しやすい。その結果、エンジン11の排気温度を上昇させやすいので、再生動作を完了させやすい。
上記「(効果10)」は、特に外気温(建設機械の周囲の気温)が低い場合に有効である。この効果の詳細は次の通りである。上記のように、再生動作によりエンジン11の排気温度を上昇させるところ、この排気温度の上昇効果は、外気温の影響を受けやすい。外気温が低い場合は、ポスト噴射を行ってもエンジン11の排気温度が十分に上がらない(浄化装置31の再生が十分にできない)おそれがある。その結果、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmax(図7参照)に達してしまうおそれがある。一方、上記「(効果10)」では、外気温が低い場合であっても、エンジン11の回転数を、再生動作を行うのに適切な回転数に設定しやすく、排気温度を適切に上昇させやすい。よって、外気温が低い場合でも再生動作を完了させやすい。
(効果11(発明11))
排気浄化制御装置101は、再生キャンセル操作(再生動作を停止させる操作)を操作者が行うための再生キャンセルボタン145を備える。制御部50には、再生キャンセル操作禁止設定値P2(図7参照)が設定される。
[構成11]図7に示すように、制御部50(図6参照)は、手動再生領域のとき、かつ、ポスト噴射積算量Pが再生キャンセル操作禁止設定値P2を超える場合、再生キャンセルボタン145(図6参照)による再生キャンセル操作を無効にするとともにポスト噴射部37に再生動作を行わせる(図7のt2〜t4、t13〜t14参照)。
上記[構成11]では、P>P2のとき、再生動作を確実に完了させることができる。
(効果12(発明12))
[構成12−1]制御部50は、ポスト噴射積算量Pが再生キャンセル操作禁止設定値P2以下のとき、図6に示す再生キャンセルボタン145による再生キャンセル操作を有効にする。
[構成12−2]制御部50は、手動再生領域のとき、かつ、再生動作が行われていないとき、操作部41による操作を有効にする。
上記[構成12−1]及び[構成12−2]により、P≦P2(図7参照)のとき、再生キャンセル操作により再生動作が停止した場合、操作部41による操作が可能になる。操作部41を操作することによる作業ができるので、作業性を確保できる。
(第2実施形態の変形例)
図10を参照して、上述した設定値P1と設定値P2とが異なる場合(P1<P2の場合)について、図7に示すようにこれらが同一の場合(P1=P2の場合)との相違点を説明する。
(P1=P2)上記第2実施形態のようにP1=P2の場合、排気浄化制御装置101は次のように動作する。図7において実線の折れ線で示すように、自動再生領域でポスト噴射積算量Pが設定値P1を超えると(時間t1)、設定値P2も超えたことになる。自動再生領域から手動再生領域に移ると(時間t2)、再生キャンセルボタン145(図6参照)による再生キャンセル操作が必ず無効になる(図9のS123)。
(P1<P2)一方、図10に示すようにP1<P2の場合、排気浄化制御装置101(図7参照)は次のように動作する。図10において実線の折れ線で示すように、自動再生領域でポスト噴射積算量Pが設定値P1を超えた(時間t1)後、自動再生領域から手動再生領域に変わる(時間t2)。この時(時間t2)から、ポスト噴射積算量Pが設定値P2を超える(時間t3)まで、再生キャンセルボタン145(図7参照)による操作が有効になる(図9のS22でYES)。再生キャンセル操作により手動再生が停止した場合は、操作部41の操作が有効になるので、作業性を確保できる。
(その他の変形例)
上記の第2実施形態では、微速機能スイッチ147が、自動再生自動停止選択スイッチかつ吐出流量設定スイッチであった。しかし、自動再生自動停止選択スイッチや吐出流量設定スイッチとして、微速機能スイッチ147に加えて(または代えて)、他のスイッチが設けられてもよい。「他のスイッチ」には、例えば、作業モード切替スイッチや、ドラムブレーキ切替スイッチなどが含まれてもよい。また、上記「他のスイッチ」には、例えば、過負荷防止装置解除スイッチ、および、過負荷防止装置冗長スイッチなどがある。例えば、過負荷防止装置解除スイッチにより、過負荷防止装置が解除された場合(過負荷防止装置解除機能ONの場合)、上記の自動再生自動停止機能がONとなる(自動再生領域のときに操作部41の操作があると再生動作が一時的に停止する)。過負荷防止装置解除機能OFFの場合、自動再生自動停止機能がOFFとなる。また例えば、過負荷防止装置冗長スイッチにより、過負荷防止装置冗長機能(後述)を用いることが選択された場合(過負荷防止装置冗長機能ONの場合)上記の自動再生自動停止機能がONとなる。過負荷防止装置冗長機能OFFの場合、上記の自動再生自動停止機能がOFFとなる。なお、過負荷防止装置冗長機能とは、過負荷防止装置が故障したときに、過負荷防止装置の最低限の機能のみを働かせることにより、建設機械の最低限の作業(クレーン作業など)を行えるようにする機能である。
図1や図6に示すブロック図の各構成の接続は適宜変更してもよい。また、図3、図4、図8、及び図9に示すフローチャートの各ステップの順序は適宜変更してもよい。また、第1実施形態の構成や制御の全部または一部と、第2実施形態の構成や制御の全部または一部と、を組み合わせてもよい。
1、101 排気浄化制御装置(建設機械の排気浄化制御装置)
11 エンジン
21 ポンプ
23 アクチュエータ
31 浄化装置
33 堆積量検出部
37 ポスト噴射部
41 操作部
43 操作検出部
45 手動再生ボタン(手動再生切換手段)
50 制御部
51a ポスト噴射積算部
51b エラー判定部
139 負荷掛け装置
145 再生キャンセルボタン
147 微速機能スイッチ(自動再生自動停止選択スイッチ、吐出流量設定スイッチ)
P1 設定値(ポスト噴射禁止設定値)
P2 設定値(操作禁止設定値)
P2 再生キャンセル操作禁止設定値

Claims (12)

  1. エンジンと、
    前記エンジンを駆動源とするアクチュエータと、
    前記アクチュエータ又は前記エンジンを操作者が操作するための操作部と、
    前記操作部の操作の有無を検出する操作検出部と、
    前記エンジンの排気中のススを捕捉する浄化装置と、
    前記浄化装置に捕捉されたススの堆積量を検出する堆積量検出部と、
    前記浄化装置に捕捉されたススを燃やして前記浄化装置を再生する動作である再生動作をするためのポスト噴射を行うポスト噴射部と、
    前記再生動作をするかしないかを操作者が選択するための手動再生切換部と、
    前記浄化装置の直近の再生動作完了時からの前記ポスト噴射の積算量であるポスト噴射積算量を演算するポスト噴射量積算部と、
    予め設定された上限値を前記ポスト噴射積算量が超えるとエラーであると判定するエラー判定部と、
    前記再生動作の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部が行う制御には、自動再生制御と手動再生制御とがあり、
    前記自動再生制御は、前記操作部の操作がないことが前記操作検出部に検出されているときに前記ポスト噴射部に前記再生動作を開始させる制御であり、
    前記手動再生制御は、前記操作部の操作がないことが前記操作検出部に検出され、かつ、前記手動再生切換部により前記再生動作をすることが選択されているとき、前記ポスト噴射部による前記再生動作を許可する制御であり、
    前記制御部には、前記堆積量検出部に検出されるススの堆積量に応じた複数の領域が設定され、
    前記複数の領域には、
    前記制御部が前記自動再生制御を行う自動再生領域と、
    前記自動再生領域よりもススの堆積量が多い領域であるとともに前記制御部が前記手動再生制御を行う手動再生領域と、
    があり、
    前記制御部は、前記自動再生領域のとき、前記ポスト噴射積算量に応じて、前記ポスト噴射部の前記再生動作を制限する、
    建設機械の排気浄化制御装置。
  2. 前記自動再生制御は、前記操作部の操作があることが前記操作検出部に検出されているときに前記ポスト噴射部の前記再生動作を停止させる制御である、
    請求項1に記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  3. 自動再生自動停止機能を用いるか否かが切り換わる自動再生自動停止選択スイッチを備え、
    前記自動再生制御は、前記操作部の操作があることが前記操作検出部に検出されているとき、かつ、前記自動再生自動停止機能を用いることが前記自動再生自動停止選択スイッチにより選択されているときに、前記ポスト噴射部の前記再生動作を停止させる制御である、
    請求項1に記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  4. 前記エンジンに駆動されるポンプと、
    前記ポンプに負荷を掛けることで前記エンジンに負荷を掛けることにより前記再生動作を行う負荷掛け装置と、
    前記ポンプの吐出流量に影響を及ぼす機能に関する選択をするための吐出流量設定スイッチと、
    を備え、
    前記吐出流量設定スイッチは、前記自動再生自動停止選択スイッチである、
    請求項3に記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  5. 前記制御部には、ポスト噴射禁止設定値が設定され、
    前記制御部は、前記自動再生領域のとき、前記ポスト噴射積算量が前記ポスト噴射禁止設定値を超える場合に前記ポスト噴射部の前記再生動作を禁止する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  6. 前記制御部は、前記ポスト噴射積算量が前記ポスト噴射禁止設定値を超えた時から、前記堆積量検出部に検出されるススの堆積量が前記手動再生領域になるまで、前記ポスト噴射部の前記再生動作を禁止する、
    請求項5に記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  7. 前記制御部は、前記自動再生領域から前記手動再生領域になるとき、前記ポスト噴射部による前記再生動作を許可する、
    請求項1〜6のいずれかに記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  8. 前記制御部には、操作禁止設定値が設定され、
    前記制御部は、前記手動再生領域のとき、かつ、前記ポスト噴射積算量が前記操作禁止設定値を超える場合、前記操作部による操作を無効にするとともに前記ポスト噴射部に前記再生動作を行わせる、
    請求項1〜7のいずれかに記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  9. 前記制御部は、前記ポスト噴射積算量が前記操作禁止設定値以下のとき、前記操作部による操作を有効とする、
    請求項8に記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  10. 前記制御部は、前記手動再生領域のとき、かつ、前記再生動作が行われているとき、前記操作部による操作を無効にする、
    請求項1〜9のいずれかに記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  11. 前記再生動作を停止させる再生キャンセル操作を操作者が行うための再生キャンセルボタンを備え、
    前記制御部には、再生キャンセル操作禁止設定値が設定され、
    前記制御部は、前記手動再生領域のとき、かつ、前記ポスト噴射積算量が前記再生キャンセル操作禁止設定値を超える場合、前記再生キャンセルボタンによる前記再生キャンセル操作を無効にするとともに前記ポスト噴射部に前記再生動作を行わせる、
    請求項10に記載の建設機械の排気浄化制御装置。
  12. 前記制御部は、前記ポスト噴射積算量が前記再生キャンセル操作禁止設定値以下のとき、前記再生キャンセルボタンによる前記再生キャンセル操作を有効にし、
    前記制御部は、前記手動再生領域のとき、かつ、前記再生動作が行われていないとき、前記操作部による操作を有効にする、
    請求項11に記載の建設機械の排気浄化制御装置。
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