JP2015007291A - 電解装置、冷蔵庫、電解装置の運転方法及び冷蔵庫の運転方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ただし、XPSによる測定ではsp2炭素に置換された窒素の他に、アミンなどの非置換窒素も検出されてしまう。そこで、これら非置換窒素の影響を除外するために、作製試料をアルゴン雰囲気下で1時間800度にて焼成し、非置換窒素を分解、その後にXPS測定をすることで、非置換窒素の影響を無くしている。
ここで、さらに置換の形態を分離することも可能である。窒素原子N1sの400eV近傍のシグナルをピーク分離することにより398.5eV−ピリジン型、400.5eV−ピロール・ピリドン型、401.2eV−3配位型、402.9eV−Nオキサイド型に分離することができ、窒素の置換形態とその量が明確化できる。
窒素置換量を特定するためには、試料の加熱や混合時のムラを考慮して、1バッチの調製試料を質量で4等分し、それぞれをXPSにて表面状態を測定することが有効であり、これが品質の点検に有効である。
実施形態のカーボンアロイ触媒の製造方法を下記に例示するがこれらに限定されるものではない。カーボンアロイ触媒は下記に例示するものを含む公知の製造方法によって製造することができる。
担体としては、KetjenBlack(登録商標)、Vulcan XC72R(商標登録)、VGCF(商標登録)等の市販炭素や、フェノールなどの炭素を含む有機物を炭素化したもの、RuO2、IrO2などの導電性酸化物を用いることができる。
酸処理は、純水で希釈した溶液(0.1〜10M)に30〜20時間浸し、その後純水でろ過・洗浄、これを3回以上繰り返すことが処理例として挙げられる。
実施形態の陰極は、例えば、図2の概念図のように、電極支持材料3と、電極支持材料3上に、イオン導電性バインダー2で固定されたカーボンアロイ触媒1で構成される。陰極は、電極支持材料にカーボンアロイ触媒が固定されていればその構成は特に限定されない。
なお、酸性電解質の場合はNafion(商標登録)などのプロトン伝導性バインダーを、中性・アルカリ性電解質ではアルカリ伝導性バインダーを用いることが好ましい。
スラリーの作製に用いる溶媒としては、燃料電池の電極触媒などを作製する際に用いられているものが挙げられる。具体的には、水、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、アセトン等が挙げられる。
イオン伝導性バインダーとしては、プロトン伝導体としてフッ素系もしくは炭化水素系のアイオノマー、水酸化物イオン伝導体としてアンモニウム塩基を有したアイオノマーを一例として挙げることができ、エタノール等の溶媒に溶かして用いることが好ましい。
実施形態の陽極は、触媒に陽極用のものを用いて陰極と同様の材料および方法によって作製することができる。陽極に用いる触媒は、白金、鉛酸化物、イリジウム複合酸化物、ルテニウム複合酸化物等が挙げられる。これらの触媒の作製方法としては、熱分解法、ゾルゲル法、錯体重合法等が挙げられる。
実施形態の電解質は、液体電解質、カチオン交換性の膜やアニオン交換性の膜等を用いることができる。液体電解質としては、硫酸、硝酸、塩酸、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、塩化カリウム水溶液等が挙げられる。カチオン交換性の膜としては、Nafion(登録商標)112,115,117,フレミオン(登録商標)、アシプレックス(登録商標)、ゴアセレクト(登録商標)が挙げられる。アニオン交換性の膜としては、(株)トクヤマ製のA201等が挙げられる。また、炭化水素膜系も電解質として用いることができる。
電解質に酸性のものを用いた場合は、電極に電圧を印加すると陽極、陰極で次の反応(反応式1−2)が生じる。
2H2O→O2+4H++4e− (反応式1)
陰極
O2+4H++4e−→2H2O (反応式2)
O2+2H2O+4e−→4OH− (反応式4)
陽極
4OH−→O2+2H2O+4e− (反応式5)
実施形態の膜電極接合体19は、図3の電解セルの概念図の一部に示すように、陽極12と陰極14の間に固体高分子電解質13が形成されている。膜電極接合体19は固体高分子電解質2の両面ホットプレスもしくは直接塗布により、両電極を密着させることができる。
実施形態の電解装置10−1は、図3の概念図に示すように、上記に説明した膜電極接合体19、水供給管15、水排出管16、供給空気導入管17と空気排出管18で構成された電解セルと膜電極接合体19の両極に電圧を印加する電源(直流電源)11を備えている。水供給管15、水排出管16、供給空気導入管17と空気排出管18は上記の反応に必要な気体や水(水溶液)を供給するための部材であるため、電解質の種類や電解セルの目的および用途に応じて任意の構成を作用することができる。電解セルに電圧を印加して反応を進行させる。
実施形態の電解装置の他の例として、図4の概念図に示すようなソーダ電解装置10−2や塩素発生用の装置が挙げられる。カーボンアロイ触媒とバインダー(PTFE)とをエタノール中にて混合したスラリーをチタンメッシュに塗布し、これをAr中300度で焼成したガス拡散電極を陰極14とする。このとき陽極12はカーボン電極等を用い、電解液はNaCl水溶液で、陰極14と陽極12をイオン交換膜13にて分離する。図4の装置の陰極側は、ガス供給管17Cで酸素もしくは空気を、水供給管15Cで水を供給し、液体排出管16Cで苛性ソーダを、ガス排出管18Cで排出ガスを排出する構成となっている。図4の装置の陽極側は、液体供給管15Aで塩化ナトリウム水溶液を供給し、ガス排出管18Aで塩素ガスを排出する構成となっている。このような装置を用いて、外部電源11で電極間に電圧を印加すると陽極で塩素ガスが、陰極で水酸化ナトリウムが生成する。このとき窒素置換炭素により他の触媒に比べて高電圧印加時に水素の生成を抑制することができる。このことは発生した水素の処理や安全装置の導入が不要もしくは軽減させたり、極電位モニターをしない場合でも効率的に電流を取り出すことができ、有効である。
実施形態の電源が接続された膜電極接合体を容器に備えることで、減酸素装置、酸素濃縮装置、加湿装置や除湿装置とすることができる。
図5の装置20−1の概念図のように、容器22の空間が膜電極接合体19の陽極側と陰極側に分かれるように膜電極接合体19を固定する。膜電極接合体19には電源11が接続され、膜電極接合体の両極に電圧を印加することができる構成である。膜電極接合体の固定はそれぞれの電極側の反応系の空間が分離可能なように封止剤21を用いて封止されている。また、図6の装置20−2の概念図の様に、容器22は膜電極接合体の陽極側又は陰極側のどちらか一方に取り付けられていてもよい。装置20−1,20−2において、容器22と膜電極接合体19は脱着可能なように半固定されていてもよい。
図8は、膜電極接合体を有する装置20’を備えた冷蔵庫30の概念図である。減酸素を行う場合、膜電極接合体を有する装置20’は、例えば図8の減酸素装置20−3の扉23を冷蔵庫の扉とする態様が挙げられる。減酸素を行う場合、図8の冷蔵庫30では、冷蔵庫の1室が減酸素装置になっているが、1室のうちの一部に減酸素装置を配置した構成でもよいし、冷蔵庫内のどの位置に配置してもよい。生鮮食品を保存する庫内で減酸素動作を行うと、食品の酸化を抑えることができる。冷蔵庫30において、膜電極接合体を有する装置20’の換わりに膜電極接合体を備えた加湿装置、除湿装置を用いてもよい。
触媒単体の酸素還元特性と水素発生特性とを評価する手法として、電極の電位走査が簡便な方法として挙げられる。酸素還元と水素発生に関する電極活性を図9の概念図に示す3極式回転リングディスク電極セルを用いて電位を走査して測定する。具体的には図9の中央部の作用電極41、図面左側に参照電極(Ag/AgCl)42と図面右側に対極(カーボンフェルト)43が備えられている。この作用電極41は、中央部にガラス状繊維でできたディスク電極、ディスク電極の外周には上記触媒インクを塗布、焼成、乾燥させた触媒が形成されている。そして、触媒は高分子絶縁体で覆われ、その周囲をAuのリング電極が覆っている。さらに、リング電極の周囲を高分子絶縁体で覆っている。電解液44としては窒素又は酸素をバブリングした酸性水溶液(0.5M H2SO4 aq.)又は、アルカリ性水溶液(0.1M KOH aq.)を用いた。
図9の模式図に記載した形態の装置でポテンシオスタットを用いて10mV/sで電位走査をする。なお、回転数は2000rpmに固定し、電位範囲は1.2〜−0.7V vs. RHEとした。
電極活性試験で、窒素及び酸素をパージした電解質を用いて電位走査をして得られたボルタモグラムから差分をとり、負電流が流れ始めた電位を酸素還元開始電位とする。
窒素をパージした電解質でも水素を発生すること、水素の吸着電流が流れること等の理由により、正確な水素発生開始電位を見積もることができない。そこで、標準電極電位以下で、−5mA/cm2以上の電流が流れた電位を水素発生開始電位とする。
酸性電解液の場合、反応式2の反応が途中で止まり、反応式7の反応により水ではなく過酸化水素が生成する場合もある。そこで、作用電極21の金電極27に電圧をかけて、反応式8の反応を起こさせて、その際の反応電流から過酸化水素生成率を求める。
同様に中性・アルカリ性電解液の場合、反応式5の反応が途中で止まり、反応式9の反応により水ではなく過酸化水素が生成する場合もある。そのため、反応式10の反応を起こさせて、同様に過酸化水素生成率を求める。
H2O2→O2+2H++2e− (反応式8)
1.5O2+H2O+2e−→2HO2 − (反応式9)
2HO2 −→1.5O2+H2O+2e− (反応式10)
具体的には、金のリング電極に1.2VvsRHEを印加し、電位走査中の電流値から過酸化水素生成率を求める。
過酸化水素生成率xの導出式(式1)は次の通り。
x:過酸化水素生成率(%)
IR:リング電流(A)
ID:ディスク電流(A)
N:補足率(−)
捕捉率(Collection Efficiency)Nは下記の式(式2)にて算出した
N=|ID|/|IR| …式2
なおMEAでの水素発生検出には、水素ガス検知器を用い、ポンプによる排出ガスおよび密閉容器内の水素濃度から算出した。
また、酸素消費理論量(NO2)は次の式(式3)から求めた。
NO2:理論酸素消費量(CCM)
I:印加電流(A)
n:反応電子数
F:ファラデー定数
T:温度(K)
窒素を含有するベンズグアナミン樹脂8gと塩化第2鉄1gと担体であるKetjenBlack(登録商標)EC300J 5gをTHF(テトラヒドロフラン)150mlと混合する。混合後、スターラー300rpmで攪拌しながら80℃で2時間還流を行う。還流した溶液を45℃の湯浴を用いたエバポレータによって乾燥させて、乾固した材料を800℃のアルゴン雰囲気下で1時間焼成する。焼成後、2M塩酸で焼成物を洗ってカーボンアロイ触媒を製造した。作製した試料をステンレスパン(直径1mm、深さ30μm)に詰め、XPS(PHI社製 Quantum−200 X線源/出力/分析領域:単結晶分光AlKα線/40W/φ200μm)により触媒表面の元素分析の結果を行い4点測定の結果、窒素置換量は1.3〜1.8%含まれていることを確認した。このときのN1sスペクトル(測定4サンプル中の1サンプル)を図10に示す。図10のスペクトルには少なくとも、ピリジン型(A)、ピロール・ピリドン型(B)、Nオキサイド型(C)、3配位型(D)が含まれているため、図11にこれらのピークを分離したものを示す。このピーク分離をするとピリジン型(A)の強度が最も強いことがわかる(図11)。
実施例1の電極活性試験において、電解液は0.5Mの硫酸水溶液を用い、走査速度を10mV/sとした。
触媒としてPt/C(田中貴金属製 TEK10E70TPM)をカーボンアロイ触媒の代わりに用いた電極で電極活性試験を行ったこと以外は実施例1と同様である。
触媒として窒素を含有していない炭素(KetjenBlack(登録商標) EC300J)をカーボンアロイ触媒の代わりに用いた電極で電極活性試験を行ったこと以外は実施例1と同様である。
実施例2では電解液にアルカリ性の溶液を用いて電極活性評価試験を行った。作用電極の作製時にアイオノマーを用いずに電極を作成し、電解液に0.1M KOH水溶液を用いたこと以外は実施例1と同様である。アイオノマーを用いずに作製した電極であるため、触媒が剥がれないように慎重に作用電極を浸漬した。電極活性評価試験の前後でサイクリックボルタモグラムの大きさが変化しなかったことから、触媒の電解液中への脱離は無かったと考えられる。
触媒としてPt/C(田中貴金属製 TEK10E70TPM)をカーボンアロイ触媒の代わりに用いた電極で電極活性試験を行ったこと以外は実施例2と同様である。
触媒として窒素を含有していない炭素(KetjenBlack(登録商標) EC300J)をカーボンアロイ触媒の代わりに用いた電極で電極活性試験を行ったこと以外は実施例2と同様である。
酸性電解質中では酸素の還元開始電位は約0.88〜0.75V vs. RHEであり、水素の発生電位は−0.2〜−0.7V vs. RHE、アルカリ性・中性電解質中では酸素の還元開始電位は約0.94〜0.87V vs. RHEであり、水素の発生電位は−0.2〜−0.9V vs. RHEである。このときの過酸化水素生成率は1〜50%である。
図3の概念図に示す電解装置10−1を作成し、電解試験を行った。
実施例3の陽極は、塩化イリジウム(IrCl3・nH2O)に1−ブタノールを0.25M(Ir)になるように加えて調整した溶液を、あらかじめ、10wt%シュウ酸水溶液中1時間80度でエッチングしたチタンメッシュ(0.1t×LW0.2×SW0.1)に塗布する。その後、乾燥(10分、80℃)、焼成(10分、450℃)した。塗布−乾燥−焼成を5回繰り返して陽極を作製した。
陰極の触媒にPt/Cを用いたこと以外は実施例3と同様である。
実施例3において作製した膜電極接合体を図7の減酸素装置20−3のように開閉可能な密閉容器に取り付けた減酸素装置を作成した。膜電極接合体に取り付けた電源11から電流を流すと、電流に対して酸素濃度が理論通りに減少し、約20%から約5%まで濃度が低下したことを確認した。また、膜電極接合体への印加電圧を1.7Vにしても、水素の発生が認められなかった。
陰極の触媒にPt/Cを用いたこと以外は実施例4と同様である。膜電極接合体に取り付けた電源11から電流を流すと、酸素濃度は減少したが、膜電極接合体への印加電圧を1.7Vとすると、陰極での反応のうち1〜20%が水素を発生させる反応であった。
例えば、実施例4の減酸素装置を冷蔵庫取り付けることで、冷蔵庫内に減酸素された空間を備えることができる。減酸素装置を動作させると、電流に対して酸素濃度が理論通りに減少し、約21%から約10%まで濃度が低下したことを確認した。冷蔵庫の閉時に庫内の酸素濃度を減らすことができるため、酸化による腐食を抑え、食品の保存期間を伸ばすことができる。
2…イオン導電性バインダー
3…電極支持材料
10…電解装置、ソーダ電解装置
11…電源
12…陽極
13…電解質、イオン交換膜
14…陰極
15…液体(水)供給管
16…液体(水)排出管
17…ガス(空気)供給管
18…ガス(空気)排出管
19…膜電極接合体
20…電解装置(減酸素装置、酸素濃縮装置、加湿装置、除湿装置)
21…封止剤
22…容器
23…扉
24…水タンク
25…水供給管
26…空気排出管
30…冷蔵庫
41…作用電極
42…参照電極
43…対極
44…電解質
Claims (16)
- 陽極と、窒素が導入されたカーボンアロイ触媒を有する陰極と、前記陽極と前記陰極間に配置された電解質とで構成される膜電極接合体を有する電解セルを少なくとも備え、前記陽極と前記陰極に電圧が印加される電解装置であって、
前記電解質は酸性、中性又はアルカリ性のいずれかであり、
前記電解質が酸性の場合は、水素の発生電位は−0.2〜−0.7V vs. RHEとし、
前記電解質が中性又はアルカリ性の場合は、水素の発生電位は−0.2〜−0.9V vs. RHEとすることを特徴とする電解装置。 - 前記電解質において、
前記電解質が酸性の場合は、酸素の還元開始電位を約0.88〜0.75Vvs.RHEとし、
前記電解質が中性又はアルカリ性の場合は、酸素の還元開始電位を約0.94〜0.87Vvs.RHEとすることを特徴とする請求項1に記載の電解装置。 - 前記膜電極接合体の前記電解質は酸性であり、カチオン交換性の膜であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電解装置。
- 前記膜電極接合体の前記電解質は中性又はアルカリ性であり、アニオン交換性の膜であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電解装置。
- 前記電解セルは、密閉可能な容器に備られていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電解装置。
- 前記カーボンアロイ触媒は、その表面元素量に対して、0.1atm%以上30atm%以下が炭素から窒素置換されたものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電解装置。
- 前記カーボンアロイ触媒は、その表面元素量に対して、0.1atm%以上10atm%以下が炭素から窒素置換されたものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電解装置。
- 前記カーボンアロイ触媒は、炭素同士がSp2混成軌道を形成した炭素の一部が窒素に置換されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電解装置。
- 前記カーボンアロイ触媒は、ピリジン型の窒素置換、ピロール・ピリドン型の窒素置換と、Nオキサイド型の窒素置換のうちの少なくともいずれかを有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電解装置。
- 前記カーボンアロイ触媒は、孔を有し、孔の60%以上は20nm以上の径であることと特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電解装置。
- 前記カーボンアロイ触媒は、その比表面積が100m2/g以上1200m2/g以下であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電解装置。
- 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電解装置を有することを特徴とする冷蔵庫。
- 前記電解質が酸性の場合は、水素の発生電位は−0.2〜−0.7V vs. RHE、
前記電解質が中性又はアルカリ性の場合は、水素の発生電位は−0.2〜−0.9V vs. RHEで動作させることを特徴とする電解装置の運転方法 - 前記電解質において、
前記電解質が酸性の場合は、酸素の還元開始電位を約0.88〜0.75Vvs.RHE、
前記電解質が中性又はアルカリ性の場合は、酸素の還元開始電位を約0.94〜0.87Vvs.RHEで前記電解装置を動作させることを特徴とする請求項13に記載の運転方法。 - 過酸化水素生成率が1〜50%であることを特徴とする請求項13又は14に記載の電解装置の運転方法。
- 前記請求項13乃至15のいずれか1項に記載の電解装置の運転方法を用いた冷蔵庫の運転方法。
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