JP2015006114A - 非接触給電システム及びそれを用いたジオラマ - Google Patents

非接触給電システム及びそれを用いたジオラマ Download PDF

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Abstract

【課題】1つの給電装置からの電力の供給範囲の拡大、複数の負荷の同時作動、負荷の配置の随時変更が可能な非接触給電システム及びそれを用いたジオラマの提供。
【解決手段】給電装置1aと1次コイル1bを有する電磁波発生手段1、電磁波で電圧を生じる2次コイル2、電圧で作動する負荷3を有する非接触給電システムである。1次コイルと2次コイルとの間に、配置自在に構成された共振器(1次コイルと相互に電磁誘導しうる位置で1次コイルに共振した電磁波を誘導する第1共振器1c、第1共振器と相互に電磁誘導しうる位置で第1共振器に共振した電磁波を誘導する第2共振器1d)を、1次コイル及び/又は2次コイルと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の所定位置に備え、共振器が、1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導するとともに誘導した電磁波により2次コイルに電圧を生じさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、負荷に対し、電磁波を介して非接触で給電を行う非接触給電システム及びそれを用いたジオラマに関する。
一般に給電装置からの電力は、電線を介して負荷に供給する。しかし、給電装置と負荷とを電線で接続する一般の給電方式は、配線が煩雑化するという問題がある。
近年、給電装置からの電力を負荷に対し非接触で供給する非接触給電方式の実用化が研究されている。
従来、非接触給電方式には、例えば、非特許文献1に記載のように、電磁誘導方式、磁界共鳴方式、マイクロ波やレーザを伝送する方式等があるが、現在、実用化されているのは電磁誘導方式である。
電磁誘導方式による非接触給電は、給電装置から1次コイルに電力を供給することで、1次コイルの周囲に磁界を発生させ、2次コイルを磁界に鎖交させることで電力を生じさせ、2次コイルに接続する負荷に電力が供給されるというものである。電磁誘導方式は、電力の伝送効率が高いという利点がある一方、位置ずれに弱く、伝送できる距離が短いという欠点を有している。
従来、電磁誘導方式による非接触給電を実用化したものとしては、例えば、次の特許文献1に、携帯型の電磁波を発振する電源を、アンテナを備えたLED照明に近付けることで、非接触でLED照明を点灯させる技術が提案されている。
特開2008−17624号公報
- 修士論文-、磁界共振結合を用いたkHz帯でのワイヤレス電力伝送の実現と共振周波数追従制御、Realization of Wireless Power Transfer via Magnetic Resonant Coupling in kHz Band and Resonant Frequency Tracking Control 平成22年2月9日提出、指導教員: 堀洋一教授、東京大学大学院 工学系研究科電気系工学専攻
近年、低消費電力で動作できるLED、モータ、センサ、LCD、CPU等の負荷が開発されている。
しかるに、非接触で給電可能な電磁波領域を拡張することができれば、多くの低電力消費負荷を備えた機器に非接触で電力を供給でき、電源配線が不要となるので望ましい。
しかし、特許文献1に記載の技術は、1つの電磁波発生手段から発生した電磁波で1つの負荷に電力を供給するもの、即ち、電磁波発生手段と負荷とを1対1の関係にして電磁誘導を行うものであった。このため、非接触で給電可能な領域が限られており、複数の負荷に電力を非接触で供給するには、夫々別々の電磁波発生手段を用いる必要があり、その分、多くの電力が必要となっていた。
また、従来、例えば、ジオラマ等の展示物においては、展示用背景内に配置される展示用模型としての電灯、信号機、建物、人物、動物、植物、風車、自動車又は電車等の負荷が、給電装置からの電力供給により点灯、点滅、回転又は走行等を行うが、これらの負荷は、給電装置と結線されている。負荷を給電装置と結線してジオラマを製作すると、その後に、展示用背景内に配置された負荷の配置を変更することが難しい。このため、従来は、展示用背景内の負荷の配置を変更したい場合には、ジオラマを新たに製作しなおす必要があり、製作コストが大きくかかっていた。
そして、上述したように特許文献1に記載のような1対1での非接触給電方式を応用して、ジオラマを製作したのでは、複数の負荷を同時に作動させることが難しい。また、複数の負荷を同時に作動させるには、負荷の数にあわせて多くの給電装置が必要となり、電力の消費量が大きくなってしまう。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、1つの給電装置からの電力の供給範囲を拡大して、複数の負荷を同時に作動させることができ、且つ、負荷の配置を所望の位置に随時変更することが可能な非接触給電システム及びそれを用いたジオラマを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による非接触給電システムは、給電装置と前記給電装置からの給電により電磁波を発生させる1次コイルを有する電磁波発生手段と、前記電磁波発生手段が発生させた電磁波により電圧を生じる2次コイルと、前記2次コイルに接続し、該2次コイルから生じた電圧により作動する負荷を有し、前記給電装置から非接触の状態で前記負荷に電力を供給する非接触給電システムであって、前記1次コイルと前記2次コイルとの間に、配置自在に構成された少なくとも一つの共振器を、該1次コイル及び/又は該2次コイルと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の所定位置に備え、前記共振器が、前記1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導するとともに、誘導した電磁波により前記2次コイルに電圧を生じさせることを特徴としている。
また、本発明の非接触給電システムにおいては、前記電磁波発生手段が、前記1次コイルと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の第1の位置に配置自在に構成されていて、該第1の位置に配置されているときに該1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する少なくとも一つの第1共振器と、前記第1共振器と相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の第2の位置に配置自在に構成されていて、該第2の位置に配置されているときに該第1共振器が誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する少なくとも一つの第2共振器を有するとともに、前記負荷に接続されている前記2次コイルが、前記第1又は第2共振器と相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の第3の位置に配置自在に構成されていて、該第3の位置に配置されているときに該第1又は第2共振器が誘導した電磁波により電圧を生じるのが好ましい。
また、本発明の非接触給電システムにおいては、前記電磁波発生手段が、前記1次コイルを複数備えているとともに、前記給電装置からの電力を夫々の1次コイルに分配する電力分配器を備え、前記第1共振器が、少なくとも夫々の前記1次コイルに対応する個数分備えられているのが好ましい。
また、本発明の非接触給電システムにおいては、前記第1又は第2共振器のうち、一部の互いに隣り合う共振器同士又は共振器と前記2次コイルとが同軸線で接続されているのが好ましい。
また、本発明の非接触給電システムにおいては、前記2次コイルにより前記第1又は第2共振器を介して発生させる電圧の大きさ又は該電圧のON・OFFを制御可能な制御部を備えているのが好ましい。
また、本発明の非接触給電システムにおいては、前記電磁波発生手段が、前記給電装置と前記1次コイルとを一体に備え、前記給電装置が電池により給電するのが好ましい。
また、本発明の非接触給電システムにおいては、前記2次コイルと該2次コイルに接続されている前記負荷とからなるユニットを複数備えているのが好ましい。
また、本発明の非接触給電システムにおいては、前記負荷が、前記第2共振器と前記2次コイルとを一体に備えているのが好ましい。
また、本発明の非接触給電システムにおいては、前記1次コイルに給電する電力の大きさが0.1〜10Wであるのが好ましい。
また、本発明による非接触給電システムを用いたジオラマは、載置台と、前記載置台に任意に配置可能な少なくとも一つの展示用模型を有する上記いずれかの発明の給電システムを用いたジオラマであって、前記給電装置及び前記1次コイルが、前記載置台の表面に載置され、前記第1共振器が、前記載置台の表面又は裏面における前記第1の位置に配置され、前記第2共振器が、前記載置台の表面又は裏面における前記第2の位置に配置され、前記2次コイル及び前記負荷が、前記展示用模型の少なくとも一つに内蔵されていることを特徴としている。
また、本発明の非接触給電システムを用いたジオラマにおいては、前記負荷が、LED、音声発生装置、メロディー発生装置又はモータで構成され、前記2次コイル及び前記負荷を内蔵した前記展示用模型が、電灯、信号機、建物、人物、動物、植物、風車、自動車又は電車で構成されているのが好ましい。
本発明によれば、1つの給電装置からの電力の供給範囲を拡大して、複数の負荷を同時に作動させることができ、且つ、負荷の配置を所望の位置に随時変更することが可能な非接触給電システム及びそれを用いたジオラマが得られる。
本発明の実施例1にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図である。 本発明の実施例2にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図である。 本発明の実施例3にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図、(c)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図、(d)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図である。 本発明の実施例4にかかる非接触給電システムにおける要部構成を示すブロック図で、(a)はその一例を示す図、(b)は変形例を示す図である。 本発明の実施例6にかかる非接触給電システムを用いたジオラマを構成する各部材を模式的に示す説明図である。 図5に示す部材を用いて製作したジオラマの一例を模式的に示す説明図である。
実施形態の説明に先立ち、本発明の作用効果について説明する。
本発明の非接触給電システムは、1次コイルと2次コイルとの間に、配置自在に構成された少なくとも一つの共振器を、該1次コイル及び/又は該2次コイルと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の所定位置に備え、共振器が、1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導するとともに、誘導した電磁波により前記2次コイルに電圧を生じさせる。
例えば、1次コイルと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向(平面又は立体方向)の第1の位置に配置自在に構成されていて、該第1の位置に配置されているときに該1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する少なくとも一つの第1共振器と、第1共振器と相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の第2の位置に配置自在に構成されていて、該第2の位置に配置されているときに該第1共振器が誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する少なくとも一つの第2共振器を有するとともに、負荷に接続されている2次コイルが、第1又は第2共振器と相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の第3の位置に配置自在に構成されていて、該第3の位置に配置されているときに該第1又は第2共振器が誘導した電磁波により電圧を生じる。
このように構成すれば、電磁波発生手段の1次コイルが発生させた電磁波が、第1又は第2の位置に配置された第1又は第2共振器を介して第3の位置に配置された2次コイルに誘導されて電圧を生じさせ、2次コイルに接続する負荷を作動させる。
このとき、第1、第2共振器は、夫々任意の位置に配置自在であり、第1及び第2の位置に配置すれば、夫々電磁波を誘導する。また、負荷に接続されている2次コイルは、配置自在であり、第3の位置に配置すれば、電圧を発生させる。
このため、本発明の非接触給電システムによれば、2次コイルを接続している負荷の配置を所望の位置に自在に変えて給電することができるようになる。
また、2次コイルと負荷とからなるユニットを複数組備え、夫々のユニットにおける2次コイルを夫々所望の第3の位置に配置することにより、1つの給電装置からの給電により、複数の負荷を同時に作動させることができる。
また、第1及び第2共振器が配置自在であるため、第3の位置が給電装置から遠く離れるように、組み合わせて配置することにより、給電装置から負荷に対し非接触で給電することができる範囲を広範囲に設けることができる。
また、本発明の非接触給電システムにおいて、電磁波発生手段が、1次コイルを複数備えているととともに、給電装置からの電力を夫々の1次コイルに分配する電力分配器を備え、第1共振器が、少なくとも夫々の1次コイルに対応する個数分備えられているようにすれば、一つの給電装置からの電力を、より広範囲に配置された複数の負荷に対して非接触で供給でき、複数の負荷を同時に作動させることができる。
また、本発明の非接触給電システムにおいて、第1又は第2共振器のうち、一部の互いに隣り合う共振器同士又は共振器と前記2次コイルとが同軸線で接続されているようにすれば、2次コイルを配置する第3の位置が給電装置からの距離が大きく離れた位置であっても、電力のロスを抑えて、その2次コイルに接続する負荷を作動させることが可能となる。
また、本発明の非接触給電システムにおいて、2次コイルにより第1又は第2共振器を介して発生させる電圧の大きさ又は該電圧のON・OFFを制御可能な制御部を備えれば、夫々消費電力の異なる複数の負荷を用いても、使用する負荷の消費電力や効率に応じて、最適な電力を供給することができる。また、用途に応じて、夫々第3の位置に配置されている複数の負荷のうち、作動を所望しない負荷を取り外すことなく、所望の負荷のみを作動させることができる。
また、本発明の非接触給電システムにおいて、電磁波発生手段が、給電装置と1次コイルとを一体に備え、給電装置を電池により給電するように構成すれば、電源コードが不要となり、給電装置を持ち運びでき、コンセントの有無やコンセントまでの距離とは無関係に、負荷に対し非接触で給電することが可能な所望の場所に給電装置を配置することができる。
また、本発明の非接触給電システムにおいて、2次コイルと2次コイルに接続されている負荷とからなるユニットを複数備えれば、複数のユニットを夫々第3の位置に配置することで、1つの給電装置からの非接触給電により複数の負荷を同時に作動させることができる。
また、本発明の非接触給電システムにおいて、負荷が、第2共振器と2次コイルとを一体に備えているようにしてもよい。
このようにすれば、2次コイルにおける第3の位置合わせが不要となる。
また、本発明の非接触給電システムにおいて、1次コイルに給電する電力の大きさが0.1〜10Wとなるように構成すれば、電波の生体作用(刺激作用と熱作用)を考慮した人体の安全性を担保し易くなる。
また、本発明の非接触給電システムにおいて、電磁波発生手段が、正弦波を発生させるように構成すれば、ノイズが低減された電力を負荷に供給できる。
なお、電磁波発生手段が発生させる正弦波の周波数は、5〜315MHzの範囲内であるのが望ましい。
そして、本発明による非接触給電システムを用いたジオラマは、載置台と、載置台に任意に配置可能な少なくとも一つの展示用模型を有する上記いずれかの発明の給電システムを用いたジオラマであって、給電装置及び1次コイルが、載置台の表面に載置され、第1共振器が、載置台の表面又は裏面における第1の位置に配置され、第2共振器が、載置台の表面又は裏面における第2の位置に配置され、2次コイル及び負荷が、展示用模型の少なくとも一つに内蔵されている。
このようにすれば、上述したように、1つの給電装置からの電力の供給範囲を拡大して、複数の負荷を同時に作動させ、しかも負荷の位置を随時所望の位置に変更することが可能という本発明の非接触給電システムの効果をジオラマに与えることができ、展示用背景内における負荷を備えた展示用模型の配置を、ジオラマを製作しなおすことなく、容易に変更することができ、製作コストを大幅に減らすことができる。このようなジオラマは、駅や博物館、デパート等における大規模な展示施設に有用であり、さらに、子供の玩具に応用することができる。子供の玩具に応用した場合、子供が自由に電車や信号等の負荷を内蔵した玩具を自在に配置して遊ぶことができ、また、子供が玩具で遊ばない(玩具を使用しない)ときには、それらの負荷を内蔵した玩具を簡単に片付けることができる。また、本発明による非接触給電システムを用いたジオラマを子供の玩具に応用する場合、さらに、載置台を、分解、折り畳みや巻きが可能な材質で構成すれば、部屋の配置スペースに合わせてジオラマを作ることができ、しかも、収納時にはコパクト化でき場所をとらずに済むので、より好ましい。
また、本発明の非接触給電システムを用いたジオラマにおいて、負荷を、LED、音声発生装置、メロディー発生装置又はモータで構成し、2次コイル及び負荷を内蔵した展示用模型を、電灯、信号機、建物、人物、動物、植物、風車、自動車又は電車で構成すれば、本発明の非接触給電システムを、駅や博物館、デパート等における大規模な展示施設や子供の玩具等の製品に具現化できる。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。なお、図2〜図6に示したシステムにおける構成と同じ構成の部材については、同じ符号を付し、その部材の説明は省略する。
実施例1
図1は本発明の実施例1にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図である。
実施例1の非接触給電システムは、図1(a)に示すように、電磁波発生手段1と、第1共振器1c1〜1cnと、第2共振器1d1〜1dnと、2次コイル2と、負荷3を有して構成されている。
電磁波発生手段1は、給電装置1aと、1次コイル1bを有している。
給電装置1aは、1次コイル1bに電力を供給するように構成されている。
1次コイル1bは、給電装置からの給電により電磁波を発生させる。
第1共振器1c1〜1cnは、例えば、共振するための巻き線やプリント基板に形成されたパターンと共振用のコンデンサを有し、1次コイル1bと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の位置(本願では「第1の位置」という)に配置自在に構成されている。
そして、第1共振器1c1〜1cnは、第1の位置に配置されているときに1次コイル1bが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する。
なお、図1では便宜上、第1共振器1c1〜1cnを、2次元方向、且つ1次コイル1bの右側位置に配置したが、第1共振器1c1〜1cnの配置は、図1の配置に限定されるものではなく、例えば、図1における1次コイル1bの上下方向や手前側又は奥側であっても上記第1の位置に相当する範囲であれば、第1共振器1c1〜1cnは、1次コイル1bが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する。
第2共振器1d1〜1dnは、例えば、共振するための巻き線やプリント基板に形成されたパターンと共振用のコンデンサを有し、第1共振器1c1〜1cnと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の位置(本願では「第2の位置」という)に配置自在に構成されている。
そして、第2共振器1d1〜1dnは、第2の位置に配置されているときに第1共振器1c1〜1cnが誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する。
なお、図1では便宜上、第2共振器1d1〜1dnを、2次元方向、且つ第1共振器1c1〜1cnの右側位置に配置したが、第2共振器1d1〜1dnの配置は、図1の配置に限定されるものではなく、例えば、図1における第1共振器1c1〜1cnの上下方向や手前側又は奥側であっても上記第2の位置に相当する範囲であれば、第2共振器1d1〜1dnは、第1共振器1c1〜1cnが誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する。
また、図1では、第2共振器1d1〜1dnを第1共振器1c1〜1cnと同数備えて示したが、第2共振器は、第1共振器と同数である必要はなく、第1共振器よりも多く又は少なく備えても勿論よい。
なお、電磁波発生手段1が発生させる電磁波は、電波法の範囲内であれば周波数は限定されない。
また、第1共振器1c1〜1cn及び第2共振器1d1〜1dnによる、第1の位置及び第2の位置の組み合わせ、及び第1共振器、第2共振器の個数は、給電装置1aから供給される電力のロスが負荷3の作動を阻害しない範囲内となるものであれば、どのような組み合わせ及び個数であってもよい。
また、1次コイル1bに給電する電力の大きさは、0.1〜10Wであるように構成すると、電波の生体作用(刺激作用と熱作用)を考慮した人体の安全性を担保し易くなるので好ましい。
また、電磁波発生手段1は、正弦波を発生させるように、例えば、給電装置1aが直流電源である場合、給電装置1に発生周波数5〜315MHzの範囲内で正弦波を発生させる、正弦波インバータを接続させて構成すると、ノイズが低減された電力を負荷に供給できるので好ましい。
2次コイル2は、例えば、共振するための巻き線やプリント基板に形成されたパターンと共振用のコンデンサを有し、第1共振器1c1〜1cn又は第2共振器1d1〜1dnと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の位置(本願では「第3の位置」という)に配置自在に構成されている。
そして、2次コイル2は、第3の位置に配置されているときに第1共振器1c1〜1cn又は第2共振器1d1〜1dnが誘導した電磁波により電圧を発生させる。
負荷3は、例えば、LED、音声発生装置、メロディー発生装置、モータ等の電力を消費することで作動する回路や素子を備えた機器からなり、2次コイル2に接続し、2次コイル2とともにユニットを構成している。そして、第3の位置に配置された2次コイル2から生じた電圧を高周波処理することで作動するように構成されている。
図1(a)に示す基本構成例では、2次コイル2及び負荷3とからなるユニットを1組備えている。なお、図1(b)に示す変形例のように、2次コイル21〜2n及び負荷31〜3nとからなるユニットを複数組(ここでは、n組)備えていてもよい。また、図1(b)では、2次コイル21〜2n及び負荷31〜3nとからなるユニットを、第2共振器1d1〜1dnと同数備えて示したが、2次コイル及び負荷とからなるユニットは、第2共振器と同数である必要はなく、第2共振器よりも多く又は少なく備えても勿論よい。
また、図1では便宜上、2次コイル2(21〜2n)を、2次元方向、且つ第2共振器1d1〜1dnの右側位置に配置したが、2次コイル2(21〜2n)の配置は、図1に限定されるものではなく、例えば、図1における第1共振器1c1〜1cnの上下方向や手前側又は奥側や、第2共振器1d1〜1dnの手前側又は奥側であっても上記第3の配置に相当する範囲であれば、2次コイル2(21〜2n)は、第1共振器1c1〜1cn又は第2共振器1d1〜1dnが誘導した電磁波により電圧を発生させる。
このように構成された実施例1の非接触給電装置では、給電装置1aから1次コイル1bに電力が供給されると、1次コイル1bが電磁波を発生させる。
1次コイル1bが電磁波を発生させると、第1の位置に配置されている第1共振器1c1〜1cnが、1次コイル1bが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する。
第1共振器1c1〜1cnが、電磁波を誘導すると、第2の位置に配置されている第2共振器1d1〜1dnが、第1共振器1c1〜1cnが誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する。
第1共振器1c1〜1cn、第2共振器1d1〜1dnが、電磁波を誘導すると、第3の位置に配置されている2次コイル2(21〜2n)が第1共振器1c1〜1cn又は第2共振器1d1〜1dnが誘導した電磁波により電圧を発生させる。
2次コイル2(21〜2n)が電圧を発生させると、2次コイル2(21〜2n)に夫々接続している負荷3(31〜3n)が作動する。
このようにして、給電装置1からの負荷3(31〜3n)に対する非接触給電により、負荷3(31〜3n)が作動する。
このとき、実施例1の非接触給電システムでは、第1共振器1c1〜1cn、第2共振器1d1〜1dnは、夫々任意の位置に配置自在であり、第1及び第2の位置に配置すれば、夫々電磁波を誘導する。また、負荷3(31〜3n)に接続されている2次コイル2(21〜2n)は、配置自在であり、第3の位置に配置すれば、電圧を発生させる。
このため、実施例1の非接触給電システムによれば、2次コイル2(21〜2n)を接続している負荷3(31〜3n)の位置を所望の位置に自在に変えて給電することができるようになる。
また、2次コイル21(〜2n)と負荷31(〜3n)とからなるユニットを複数組備え、夫々のユニットにおける2次コイル21〜2nを夫々所望の第3の位置に配置することにより、1つの給電装置1aからの給電により、複数の負荷31〜3nを同時に作動させることができる。
また、第1共振器1c1〜1cn及び第2共振器1d1〜1dnが配置自在であるため、第3の位置が給電装置1aから遠く離れるように、組み合わせて配置することにより、給電装置1aから負荷3(31〜3n)に対し非接触で給電することができる範囲を広範囲に設けることができる。
実施例2
図2は本発明の実施例2にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図である。
実施例2の非接触給電システムでは、電磁波発生手段1が、1次コイル1b1〜1bnを複数備えているとともに、給電装置1aからの電力を夫々の1次コイル1b1〜1bnに分配する電力分配器1eを備えている。
また、第1共振器1c11〜1c1n〜1cn1〜1cnnが、少なくとも夫々の1次コイル1b1〜1bnに対応する個数分備えられている
電力分配器1eは、給電装置1aが供給する電力を夫々の1次コイル1b1〜1bnに対応して、例えば、2分配や4分配等、複数系統に分配する。例えば、1次コイル1b1〜1bnが2個(n=2)で、給電装置1aが供給する電力が4Wの場合、電力分配器1eは、約2Wの電力を2系統に分けて供給する。また、例えば、1次コイル1b1〜1bnが4個(n=4)で、給電装置1aが供給する電力が10Wの場合、電力分配器1eは、約2.5Wの電力を4系統に分けて供給する。
その他の構成は、図1の非接触給電システムと略同じである。
実施例2の非接触給電システムによれば、給電装置1aの電力を電力分配器1eで分配して夫々の1次コイル1b1〜1bnに供給する。
夫々の1次コイル1b1〜1bnに電力が分配されると、夫々の1次コイル1b1〜1bnは、電磁波を発生させる。
夫々の1次コイル1b1〜1bnが電磁波を発生させると、第1の位置に配置されている第1共振器1c11〜1c1n〜1cn1〜1cnnが、1次コイル1b1〜1bnが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する。
それ以後の作用は、実施例1と略同じである。
実施例2の非接触給電システムによれば、一つの給電装置からの電力を、より広範囲に配置された複数の負荷に対して非接触で供給でき、複数の負荷を同時に作動させることができる。
その他の効果は、実施例1の非接触給電システムと略同じである。
実施例3
図3は本発明の実施例3にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図、(c)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図、(d)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図である。
実施例3の非接触給電システムは、例えば、図3(a)、図3(b)に示すように、一部の互いに隣り合う第1共振器1cSと第2共振器1dSとが、同軸線1fで接続されている。また、第2共振器1dSと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の位置(本願ではこの位置も「第3の位置」という)に配置自在に構成された2次コイル2S、2次コイル2Sに接続する負荷3Sを備えている。
その他の構成は、実施例1の非接触給電システムと略同じである。
実施例3の非接触給電システムによれば、2次コイル2Sを配置する第3の位置が給電装置1aからの距離が数m以上と大きく離れた位置であっても、電力のロスを抑えて、2次コイル2Sに接続する負荷3Sを作動させることが可能となる。
その他の作用効果は、実施例1の非接触給電システムと略同じである。
なお、実施例3の非接触給電システムにおける、同軸線1fで接続する部材は、図3(a)、図3(b)に示したような一部の互いに隣り合う共振器同士に限定されるものではなく、一部の互いに隣り合う共振器と2次コイルであってもよい。例えば、図3(c)に示すように、一部の互いに隣り合う第2共振器1dSと2次コイル2Sとを同軸線1fで接続してもよい。あるいは、図3(d)に示すように、一部の互いに隣り合う第1共振器1cSと2次コイル2Sとを同軸線1fで接続してもよい。図3(c)、図3(d)の例においても、図3(a)、図3(b)の例と同様に電力のロスを抑えて、2次コイル2Sに接続する負荷3Sを作動させることが可能となる。
実施例4
図4は本発明の実施例4にかかる非接触給電システムにおける要部構成を示すブロック図で、(a)はその一例を示す図、(b)は変形例を示す図である。
実施例4の非接触給電システムでは、2次コイル2が、高周波処理部4と、電源制御部5とを備えた、共振原理を利用した電源ユニット6を構成している。
高周波処理部4は、例えば、高周波信号を直流信号に変換する高周波整流回路を2次コイル2に接続しており、2次コイル2により第1又は第2共振器を介して発生させる電圧の大きさを制御可能に構成されている。
電源制御部5は、電圧のON・OFFを制御可能に構成されている。
その他の構成は、実施例1〜3の非接触給電システムと略同じである。
実施例4の非接触給電システムによれば、夫々消費電力の異なる複数の負荷を用いても、高周波処理部4により、使用する負荷の消費電力や効率に応じて、最適な電力を供給することができる。また、電源制御部5により、用途に応じて、夫々第3の位置に配置されている複数の負荷のうち、作動を所望しない負荷を取り外すことなく、所望の負荷のみを作動させることができる。
その他の作用効果は、実施例1〜3の非接触給電システムと略同じである。
なお、共振原理を利用した電源ユニット6は、図4(b)に示すように、図4(a)の構成に加えて、第2共振器1dを内蔵して構成してもよい。このようにすれば、2次コイルにおける第3の位置合わせが不要となる。
さらに、図示は省略するが、共振原理を利用した電源ユニット6は、図4(a)の構成に加えて、第2共振器1dと負荷2とを一体に備えて構成しても勿論よい。
実施例5
実施例5の非接触給電システムは、電磁波発生手段1が、給電装置1aと1次コイル1bとを一体に備えるとともに、給電装置1aが電池により給電するように構成されている。
その他の構成は実施例1〜4の非接触給電システムと略同じである。
実施例5の非接触給電システムによれば、電源コードが不要となり、給電装置1aを持ち運びでき、コンセントの有無やコンセントまでの距離とは無関係に、負荷3に対し非接触で給電することが可能な所望の場所に給電装置1aを配置することができる。
その他の作用効果は実施例1〜4の非接触給電システムと略同じである。
実施例6
図5は本発明の実施例6にかかる非接触給電システムを用いたジオラマを構成する各部材を模式的に示す説明図、図6は図5に示す部材を用いて製作したジオラマの一例を模式的に示す説明図である。
実施例5のジオラマは、載置台11と、展示用模型として、電灯12aと、信号機12bと、建物12cと、人物12dと、動物12eと、植物12fと、風車12gと、自動車12hと、電車12iとを備えている。
これらの展示用模型12a〜12iは、夫々載置台11に任意に配置可能となっている。
載置台11の表面には、給電装置1aと1次コイル1bとからなるユニットが載置されている。
載置台11の表面又は裏面における第1の位置には、第1共振器1cが載置又は貼り付けられている。
載置台11の表面又は裏面における第2の位置には、第2共振器1dが載置又は貼り付けられている。
夫々の展示用模型12a〜12iには、2次コイル2及び負荷3からなるユニットが内蔵されている。
電灯12aに内蔵されている負荷3は、LEDで構成されている。
信号機12b、建物12cに夫々内蔵されている負荷3は、LED、更に好ましくは音声発生器やメロディー発生器で構成されている。
人物12d、動物12eに夫々内蔵されている負荷3は、モータ、更に好ましくは音声発生器やメロディー発生器で構成されている。
植物12f、風車12gに夫々内蔵されている負荷3は、モータで構成されている。
自動車12h、電車12iに夫々内蔵されている負荷3は、モータ、LED、更に好ましくは音声発生器で構成されている。
そして、電灯12a、信号機12b、建物12c、人物12d、動物12e、植物12f、風車12gは、夫々に備わる2次コイル2が、載置台11の表面における第3の位置となる任意の位置に配置されている。
また、自動車12hは、道路12jの上に載置されている。
また、電車12iは、線路12kの上に載置されている。
道路12j、線路12kは、夫々、レイアウト自在に連結可能な直線状および曲線状の単品を組み合わせて構成されている。そして、道路12jは、自動車12hに備わる2次コイル2が第3の位置を維持するように、載置台11の表面に配置されている。また、線路12kは、電車12iに備わる2次コイル2が第3の位置を維持するように、載置台11の表面に配置されている。
1次コイル1b、第1共振器1c、第2共振器1d、2次コイル2等の構成は、実施例1〜5の非接触給電システムにおけるものと略同じである。
実施例6のジオラマでは、電灯12aが点灯し、信号機12bが点灯するとともに警報音を発し、建物12cが点灯するとともに音声及びメロディーを発する。また、人物12dがモータにより回転又は走行するとともに歌を唄い又は声を発し、動物12eがモータにより回転又は走行するとともに鳴き声を発する。また、植物12f、風車12gがモータにより回転する。また、自動車12hがモータにより道路12jの上を走行するとともに、ライトを点灯し、更には警笛音を発する。また、電車12iがモータにより線路12kの上を走行するとともに、ライトを点灯し、更には警笛音を発する。
ここで、実施例6のジオラマは、給電装置1aと1次コイル1bとからなるユニット、第1共振器1c、第2共振器1d、2次コイル2及び負荷3を備えた展示用模型12a〜12iが、夫々配置自在に構成されており、第1共振器1cが第1の位置に配置され、第2共振器1dが第2の位置に配置され、展示用模型12a〜12iに備わる負荷3が第3の位置に配置されているときに、負荷3が第3の位置に配置されている展示用模型12a〜12iが作動するように構成されている。
このため、ジオラマのレイアウトを変更したい場合には、給電装置1aと1次コイル1bとからなるユニット、第1共振器1c、第2共振器1d、2次コイル2及び負荷3を備えた展示用模型12a〜12iの位置を自由に変更できる。
従来のジオラマでは、負荷を備えた展示用模型を作動させる場合、給電装置と負荷とを電線で接続していた。このため、載置台には、多数の電線の配置が煩雑化しており、しかも、展示用背景における負荷を備えた展示用模型の配置を決めてジオラマを制作した後は、配置を変更することは難しく、展示用模型の配置を異ならせるためには、新たにジオラマを製作しなおす必要があった。このため、ジオラマの制作コストが莫大にかかるものとなっており、容易にはジオラマの展示用模型の配置を変更することができなかった。
しかるに、実施例6の非接触給電システムを用いたジオラマによれば、ジオラマ等の展示用背景内における負荷を備えた展示用模型の配置を、ジオラマを製作しなおすことなく、容易に変更することができ、製作コストを大幅に減らすことができる。さらに、このようなジオラマは、駅や博物館等の公共施設、デパートの展示スペース等の大規模なものに用いるだけでなく、子供の玩具に応用することができる。子供の玩具に応用した場合、子供が自由に電車や信号等の負荷を自在に配置して遊ぶことができ、また、子供が玩具で遊ばない(玩具を使用しない)ときには、それらの負荷を簡単に片付けることができる。なお、実施例6の非接触給電システムを用いたジオラマを子供の玩具に応用する場合、さらに、載置台を、分解、折り畳みや巻きが可能な材質で構成すれば、部屋の配置スペースに合わせてジオラマを作ることができ、しかも、収納時にはコパクト化でき場所をとらずに済むので、より好ましい。
また、本発明の非接触給電システムを用いたジオラマにおける2次コイル及び負荷を内蔵した展示用模型は、実施例6におけるものに限定されるものではなく、玩具や展示物に適用可能な形態をしたものであればどのような形態のものでもよい。また、展示用模型に内蔵される負荷も、実施例6におけるものに限定されるものではなく、玩具や展示物に適用可能であり且つ電圧により作動するものであればどのようなものでもよい。
本発明の非接触給電システム及びそれを用いたジオラマは、駅や博物館等の公共施設、デパートの展示スペース等での展示する展示用模型や、子供用玩具の分野等、1つの給電装置からの電力の供給範囲を拡大して、複数の負荷を同時に作動させ、しかも負荷の位置を随時所望の位置に変更する負荷に対し、電磁波を介して非接触で給電を行うことが求められるあらゆる分野に有用である。
1 電磁波発生手段
1a 給電装置
1b,1b1〜1bn 1次コイル
1c,1c1〜1cn,1cS 第1共振器
1d,1d1〜1dn,1dS 第2共振器
1e 電力分配器
1f 同軸線
2,21〜2n,2S 2次コイル
3,31〜3n,3S 負荷
4 高周波処理部
5 電源制御部
6 共振原理を利用した電源ユニット
11 載置台
12a 展示用模型(電灯)
12b 展示用模型(信号機)
12c 展示用模型(建物)
12d 展示用模型(人物)
12e 展示用模型(動物)
12f 展示用模型(植物)
12g 展示用模型(風車)
12h 展示用模型(自動車)
12i 展示用模型(電車)
12j 展示用模型(道路)
12k 展示用模型(線路)
上記目的を達成するため、本発明による非接触給電システムは、給電装置と前記給電装置からの給電により電磁波を発生させる1次コイルを有する電磁波発生手段と、前記電磁波発生手段が発生させた電磁波により電圧を生じる2次コイルと、前記2次コイルに接続し、該2次コイルから生じた電圧により作動する負荷を有し、前記給電装置から非接触の状態で前記負荷に電力を供給する、電磁誘導方式による非接触給電システムであって、前記1次コイルと前記2次コイルとの間に、共振用のコンデンサを有する少なくとも一つの共振器を、該1次コイル及び/又は該2次コイルと相互に電磁誘導しうる範囲内の所定位置に配置自在に備え、前記共振器が、前記1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導するとともに、誘導した電磁波により前記2次コイルに電圧を生じさせることを特徴としている。
また、本発明の非接触給電システムにおいては、前記電磁波発生手段が、前記1次コイルと相互に電磁誘導しうる範囲内の第1の位置に配置自在に構成されていて、該第1の位置に配置されているときに該1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する、共振用のコンデンサを有する少なくとも一つの第1共振器と、前記第1共振器と相互に電磁誘導しうる範囲内の第2の位置に配置自在に構成されていて、該第2の位置に配置されているときに該第1共振器が誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する、共振用のコンデンサを有する少なくとも一つの第2共振器を有するとともに、前記負荷に接続されている前記2次コイルが、前記第1又は第2共振器と相互に電磁誘導しうる範囲内の第3の位置に配置自在に構成されていて、該第3の位置に配置されているときに該第1又は第2共振器が誘導した電磁波により電圧を生じるのが好ましい。
実施形態の説明に先立ち、本発明の作用効果について説明する。
本発明の非接触給電システムは、1次コイルと2次コイルとの間に、共振用のコンデンサを有する少なくとも一つの共振器を、該1次コイル及び/又は該2次コイルと相互に電磁誘導しうる範囲内の所定位置に配置自在に備え、共振器が、1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導するとともに、誘導した電磁波により前記2次コイルに電圧を生じさせる。
例えば、1次コイルと相互に電磁誘導しうる範囲内の第1の位置に配置自在に構成されていて、該第1の位置に配置されているときに該1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する、共振用のコンデンサを有する少なくとも一つの第1共振器と、第1共振器と相互に電磁誘導しうる範囲内の第2の位置に配置自在に構成されていて、該第2の位置に配置されているときに該第1共振器が誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する、共振用のコンデンサを有する少なくとも一つの第2共振器を有するとともに、負荷に接続されている2次コイルが、第1又は第2共振器と相互に電磁誘導しうる範囲内の第3の位置に配置自在に構成されていて、該第3の位置に配置されているときに該第1又は第2共振器が誘導した電磁波により電圧を生じる。
電磁波発生手段1は、給電装置1aと、1次コイル1bを有している。
給電装置1aは、1次コイル1bに電力を供給するように構成されている。
1次コイル1bは、給電装置からの給電により電磁波を発生させる。
第1共振器1c1〜1cnは、例えば、共振するための巻き線やプリント基板に形成されたパターンと共振用のコンデンサを有し、1次コイル1bと相互に電磁誘導しうる範囲内所定位置(本願では「第1の位置」という)に配置自在に構成されている。
そして、第1共振器1c1〜1cnは、第1の位置に配置されているときに1次コイル1bが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する。
なお、図1では便宜上、第1共振器1c1〜1cnを、紙面における1次コイル1bと同一水平面上、且つ1次コイル1bの右側位置に配置したが、第1共振器1c1〜1cnの配置は、図1の配置に限定されるものではなく、例えば、図1における1次コイル1bの上下方向や手前側又は奥側であっても上記第1の位置に相当する範囲であれば、第1共振器1c1〜1cnは、1次コイル1bが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する。
第2共振器1d1〜1dnは、例えば、共振するための巻き線やプリント基板に形成されたパターンと共振用のコンデンサを有し、第1共振器1c1〜1cnと相互に電磁誘導しうる範囲内所定位置(本願では「第2の位置」という)に配置自在に構成されている。
そして、第2共振器1d1〜1dnは、第2の位置に配置されているときに第1共振器1c1〜1cnが誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する。
なお、図1では便宜上、第2共振器1d1〜1dnを、紙面における第1共振器1c 1 〜1c n と同一水平面上、且つ第1共振器1c1〜1cnの右側位置に配置したが、第2共振器1d1〜1dnの配置は、図1の配置に限定されるものではなく、例えば、図1における第1共振器1c1〜1cnの上下方向や手前側又は奥側であっても上記第2の位置に相当する範囲であれば、第2共振器1d1〜1dnは、第1共振器1c1〜1cnが誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する。
また、図1では、第2共振器1d1〜1dnを第1共振器1c1〜1cnと同数備えて示したが、第2共振器は、第1共振器と同数である必要はなく、第1共振器よりも多く又は少なく備えても勿論よい。
2次コイル2は、例えば、共振するための巻き線やプリント基板に形成されたパターンと共振用のコンデンサを有し、第1共振器1c1〜1cn又は第2共振器1d1〜1dnと相互に電磁誘導しうる範囲内所定位置(本願では「第3の位置」という)に配置自在に構成されている。
そして、2次コイル2は、第3の位置に配置されているときに第1共振器1c1〜1cn又は第2共振器1d1〜1dnが誘導した電磁波により電圧を発生させる。
負荷3は、例えば、LED、音声発生装置、メロディー発生装置、モータ等の電力を消費することで作動する回路や素子を備えた機器からなり、2次コイル2に接続し、2次コイル2とともにユニットを構成している。そして、第3の位置に配置された2次コイル2から生じた電圧を高周波処理することで作動するように構成されている。
図1(a)に示す基本構成例では、2次コイル2及び負荷3とからなるユニットを1組備えている。なお、図1(b)に示す変形例のように、2次コイル21〜2n及び負荷31〜3nとからなるユニットを複数組(ここでは、n組)備えていてもよい。また、図1(b)では、2次コイル21〜2n及び負荷31〜3nとからなるユニットを、第2共振器1d1〜1dnと同数備えて示したが、2次コイル及び負荷とからなるユニットは、第2共振器と同数である必要はなく、第2共振器よりも多く又は少なく備えても勿論よい。
また、図1では便宜上、2次コイル2(21〜2n)を、紙面における第1共振器1c 1 〜1c n 又は第2共振器1d 1 〜1d n と同一水平面上、且つ第2共振器1d1〜1dnの右側位置に配置したが、2次コイル2(21〜2n)の配置は、図1に限定されるものではなく、例えば、図1における第1共振器1c1〜1cnの上下方向や手前側又は奥側や、第2共振器1d1〜1dnの手前側又は奥側であっても上記第3の配置に相当する範囲であれば、2次コイル2(21〜2n)は、第1共振器1c1〜1cn又は第2共振器1d1〜1dnが誘導した電磁波により電圧を発生させる。
実施例3
図3は本発明の実施例3にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図、(c)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図、(d)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図である。
実施例3の非接触給電システムは、例えば、図3(a)、図3(b)に示すように、一部の互いに隣り合う第1共振器1cSと第2共振器1dSとが、同軸線1fで接続されている。また、第2共振器1dSと相互に電磁誘導しうる範囲内所定位置(本願ではこの位置も「第3の位置」という)に配置自在に構成された2次コイル2S、2次コイル2Sに接続する負荷3Sを備えている。
その他の構成は、実施例1の非接触給電システムと略同じである。
上記目的を達成するため、本発明による非接触給電システムは、給電装置と前記給電装置からの給電により電磁波を発生させる1次コイルを有する電磁波発生手段と、前記電磁波発生手段が発生させた電磁波により電圧を生じる2次コイルと、前記2次コイルに接続し、該2次コイルから生じた電圧により作動する負荷を有し、前記給電装置から非接触の状態で前記負荷に電力を供給する、電磁誘導方式による非接触給電システムであって、前記1次コイルと前記2次コイルとの間に、共振用のコンデンサを有する少なくとも一つの共振器を、該1次コイル及び/又は該2次コイルと相互に電磁誘導しうる範囲内の所定位置に配置自在に備え、前記共振器が、前記1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導するとともに、誘導した電磁波により前記2次コイルに電圧を生じさせ、前記1次コイルと相互に電磁誘導しうる範囲内の第1の位置に配置自在に構成されていて、該第1の位置に配置されているときに該1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する、共振用のコンデンサを有する少なくとも一つの第1共振器と、前記第1共振器と相互に電磁誘導しうる範囲内の第2の位置に配置自在に構成されていて、該第2の位置に配置されているときに該第1共振器が誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する、共振用のコンデンサを有する少なくとも一つの第2共振器を有するとともに、前記負荷に接続されている前記2次コイルが、前記第1又は第2共振器と相互に電磁誘導しうる範囲内の第3の位置に配置自在に構成されていて、該第3の位置に配置されているときに該第1又は第2共振器が誘導した電磁波により電圧を生じ、前記第1又は第2共振器のうち、一部の互いに隣り合う共振器同士又は共振器と前記2次コイルとが同軸線で接続されていることを特徴としている。
本発明の参考例としての実施例1にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図である。 本発明の参考例としての実施例2にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図である。 本発明の実施例3にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図、(c)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図、(d)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図である。 本発明の実施例4にかかる非接触給電システムにおける要部構成を示すブロック図で、(a)はその一例を示す図、(b)は変形例を示す図である。 本発明の実施例6にかかる非接触給電システムを用いたジオラマを構成する各部材を模式的に示す説明図である。 図5に示す部材を用いて製作したジオラマの一例を模式的に示す説明図である。
実施例1
図1は本発明の参考例としての実施例1にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図である。
実施例1の非接触給電システムは、図1(a)に示すように、電磁波発生手段1と、第1共振器1c1〜1cnと、第2共振器1d1〜1dnと、2次コイル2と、負荷3を有して構成されている。
実施例2
図2は本発明の参考例としての実施例2にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図である。
実施例2の非接触給電システムでは、電磁波発生手段1が、1次コイル1b1〜1bnを複数備えているとともに、給電装置1aからの電力を夫々の1次コイル1b1〜1bnに分配する電力分配器1eを備えている。
また、第1共振器1c11〜1c1n〜1cn1〜1cnnが、少なくとも夫々の1次コイル1b1〜1bnに対応する個数分備えられている
電力分配器1eは、給電装置1aが供給する電力を夫々の1次コイル1b1〜1bnに対応して、例えば、2分配や4分配等、複数系統に分配する。例えば、1次コイル1b1〜1bnが2個(n=2)で、給電装置1aが供給する電力が4Wの場合、電力分配器1eは、約2Wの電力を2系統に分けて供給する。また、例えば、1次コイル1b1〜1bnが4個(n=4)で、給電装置1aが供給する電力が10Wの場合、電力分配器1eは、約2.5Wの電力を4系統に分けて供給する。
その他の構成は、図1の非接触給電システムと略同じである。
実施例3
図3は本発明の実施例3にかかる非接触給電システムの概略構成を示すブロック図で、(a)は基本構成例を示す図、(b)は(a)の変形例を示す図、(c)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図、(d)はさらに(a)又は(b)の他の変形例を示す部分図である。
実施例3の非接触給電システムは、例えば、図3(a)、図3(b)に示すように、一部の互いに隣り合う第1共振器1cSと第2共振器1dSとが、同軸線1fで接続されている。また、第2共振器1dSと相互に電磁誘導しうる範囲内の所定位置(本願ではこの位置も「第3の位置」という)に配置自在に構成された2次コイル2S、2次コイル2Sに接続する負荷3Sを備えている。
その他の構成は、実施例1又は2の非接触給電システムと略同じである。
実施例4
図4は本発明の実施例4にかかる非接触給電システムにおける要部構成を示すブロック図で、(a)はその一例を示す図、(b)は変形例を示す図である。
実施例4の非接触給電システムでは、2次コイル2が、高周波処理部4と、電源制御部5とを備えた、共振原理を利用した電源ユニット6を構成している。
高周波処理部4は、例えば、高周波信号を直流信号に変換する高周波整流回路を2次コイル2に接続しており、2次コイル2により第1又は第2共振器を介して発生させる電圧の大きさを制御可能に構成されている。
電源制御部5は、電圧のON・OFFを制御可能に構成されている。
その他の構成は、実施例3の非接触給電システムと略同じである。
実施例5
実施例5の非接触給電システムは、電磁波発生手段1が、給電装置1aと1次コイル1bとを一体に備えるとともに、給電装置1aが電池により給電するように構成されている。
その他の構成は実施例3又は4の非接触給電システムと略同じである。
夫々の展示用模型12a〜12iには、2次コイル2及び負荷3からなるユニットが内蔵されている。
電灯12aに内蔵されている負荷3は、LEDで構成されている。
信号機12b、建物12cに夫々内蔵されている負荷3は、LED、更に好ましくは音声発生器やメロディー発生器で構成されている。
人物12d、動物12eに夫々内蔵されている負荷3は、モータ、更に好ましくは音声発生器やメロディー発生器で構成されている。
植物12f、風車12gに夫々内蔵されている負荷3は、モータで構成されている。
自動車12h、電車12iに夫々内蔵されている負荷3は、モータ、LED、更に好ましくは音声発生器で構成されている。
そして、電灯12a、信号機12b、建物12c、人物12d、動物12e、植物12f、風車12gは、夫々に備わる2次コイル2が、載置台11の表面における第3の位置となる任意の位置に配置されている。
また、自動車12hは、道路12jの上に載置されている。
また、電車12iは、線路12kの上に載置されている。
道路12j、線路12kは、夫々、レイアウト自在に連結可能な直線状および曲線状の単品を組み合わせて構成されている。そして、道路12jは、自動車12hに備わる2次コイル2が第3の位置を維持するように、載置台11の表面に配置されている。また、線路12kは、電車12iに備わる2次コイル2が第3の位置を維持するように、載置台11の表面に配置されている。
1次コイル1b、第1共振器1c、第2共振器1d、2次コイル2等の構成は、実施例〜5の非接触給電システムにおけるものと略同じである。

Claims (11)

  1. 給電装置と前記給電装置からの給電により電磁波を発生させる1次コイルを有する電磁波発生手段と、
    前記電磁波発生手段が発生させた電磁波により電圧を生じる2次コイルと、
    前記2次コイルに接続し、該2次コイルから生じた電圧により作動する負荷を有し、
    前記給電装置から非接触の状態で前記負荷に電力を供給する非接触給電システムであって、
    前記1次コイルと前記2次コイルとの間に、配置自在に構成された少なくとも一つの共振器を、該1次コイル及び/又は該2次コイルと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の所定位置に備え、
    前記共振器が、前記1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導するとともに、誘導した電磁波により前記2次コイルに電圧を生じさせることを特徴とする非接触給電システム。
  2. 前記1次コイルと相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の第1の位置に配置自在に構成されていて、該第1の位置に配置されているときに該1次コイルが発生させた電磁波に共振した電磁波を誘導する少なくとも一つの第1共振器と、
    前記第1共振器と相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の第2の位置に配置自在に構成されていて、該第2の位置に配置されているときに該第1共振器が誘導した電磁波に共振した電磁波を誘導する少なくとも一つの第2共振器を有するとともに、
    前記負荷に接続されている前記2次コイルが、前記第1又は第2共振器と相互に電磁誘導しうる2次元又は3次元方向の第3の位置に配置自在に構成されていて、該第3の位置に配置されているときに該第1又は第2共振器が誘導した電磁波により電圧を生じることを特徴とする請求項1に記載の非接触給電システム。
  3. 前記電磁波発生手段が、前記1次コイルを複数備えているととともに、前記給電装置からの電力を夫々の1次コイルに分配する電力分配器を備え、
    前記第1共振器が、少なくとも夫々の前記1次コイルに対応する個数分備えられていることを特徴とする請求項2に記載の非接触給電システム。
  4. 前記第1又は第2共振器のうち、一部の互いに隣り合う共振器同士又は共振器と前記2次コイルとが同軸線で接続されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の非接触給電システム。
  5. 前記2次コイルにより前記第1又は第2共振器を介して発生させる電圧の大きさ又は該電圧のON・OFFを制御可能な制御部を備えていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の非接触給電システム。
  6. 前記電磁波発生手段が、前記給電装置と前記1次コイルとを一体に備え、
    前記給電装置が電池により給電することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の非接触給電システム。
  7. 前記2次コイルと該2次コイルに接続されている前記負荷とからなるユニットを複数備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の非接触給電システム。
  8. 前記負荷が、前記第2共振器と前記2次コイルとを一体に備えていることを特徴とする請求項2〜5、請求項2〜5に従属する請求項6のいずれかに記載の非接触給電システム。
  9. 前記1次コイルに給電する電力の大きさが0.1〜10Wであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の非接触給電システム。
  10. 載置台と、
    前記載置台に任意に配置可能な少なくとも一つの展示用模型を有するジオラマであって、
    前記給電装置及び前記1次コイルが、前記載置台の表面に載置され、
    前記第1共振器が、前記載置台の表面又は裏面における前記第1の位置に配置され、
    前記第2共振器が、前記載置台の表面又は裏面における前記第2の位置に配置され、
    前記2次コイル及び前記負荷が、前記展示用模型の少なくとも一つに内蔵されていることを特徴とする請求項2〜5、8、請求項2〜5に従属する請求項6、7、9のいずれかの非接触給電システムを用いたジオラマ。
  11. 前記負荷が、LED、音声発生装置、メロディー発生装置又はモータで構成され、
    前記2次コイル及び前記負荷を内蔵した前記展示用模型が、電灯、信号機、建物、人物、動物、植物、風車、自動車又は電車で構成されていることを特徴とする請求項10に記載の非接触給電システムを用いたジオラマ。
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