JP2015006103A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機において、ステータ電流への電流パルス重畳中のロータトルクの改善を図ることである。【解決手段】回転電機12は、互いに直列に接続されたロータコイル32n,32s及び第1コンデンサ82から構成される直列接続部84、第2コンデンサ86、整流部であるダイオード88、切替手段90を有するロータコイル回路80n,80sを含む。第2コンデンサ86はロータコイル32n,32に並列に接続される。ダイオード88は、直列接続部84の両端に接続される。切替手段90は、第1コンデンサ82と並列に接続される。切替手段90は、ロータコイル回路80n,80sにおける整流された電流が所定値以上の場合に閉状態となり、所定値未満の場合に開状態となる。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機に関し、特にロータコイルを有するロータコイル回路に関する。
特許文献1には、ロータが、ロータコイルと、ロータコイルを選択された極性で短絡させるダイオードとを含む電磁石型回転電機と、ステータコイルに流れるステータ電流に電流パルスを重畳させる制御装置とを含む回転電機制御システムが記載されている。この構成では、ステータ電流に電流パルスを重畳させることにより、電流パルス重畳後のロータトルクが向上する。
特許文献2には、ロータコイルと、異なる相のロータコイルの間に接続されたコンデンサとを有するロータを含む回転電機が記載されている。
特開2013−13246号公報 特開2010−11679号公報
特許文献1に記載された構成において、ステータ磁極にロータ突極が対向するときにステータ電流に電流パルスを重畳させる場合には、電流パルスの重畳途中からロータトルクが増大する。しかしながら、ロータ突極がステータ磁極に対向した後、離れる場合の磁気吸引力が大きいので、ロータに回転方向とは逆方向に加わるトルクが増大するおそれがある。これによって、電流パルス重畳中のロータトルクの向上を図る面から改善の余地がある。また、ロータトルクにおいて、ステータ及びロータの突極間で磁気抵抗が小さくなるように互いに引き合うことで発生するリラクタンストルクの改善を図ることが望まれる。
本発明の目的は、ステータ電流への電流パルス重畳中のロータトルクの改善を図れる回転電機を提供することである。
本発明に係る回転電機は、回転磁界を発生するステータと、前記ステータに対向配置されたロータとを含む回転電機であって、前記ロータは、ロータスロットを通ってロータ突極に巻装されたロータコイルと前記ロータコイルに直列に接続された第1コンデンサとから構成される直列接続部と、前記ロータコイルに並列に接続された第2コンデンサと、前記直列接続部の両端に接続され、ロータコイル電流を一方向に整流する整流部と、前記第1コンデンサに並列に接続され、前記整流部と前記ロータコイルとの間から入力される電流により開閉される切替手段とを有するロータコイル回路を含み、前記切替手段は、前記ロータコイル回路における前記整流部により整流された電流が所定値以上の場合に閉状態となり、前記整流部により整流された電流が所定値未満の場合に開状態となることを特徴とする。
本発明の回転電機によれば、ステータ磁極にロータ突極が対向するときにステータ電流に電流パルスを重畳させる場合において、ステータ磁極にロータ突極が近づく場合には、電流パルスにより整流部の整流方向の電流が大きくなって、切替手段が閉状態となる。この場合、第2コンデンサの影響によりリラクタンストルクの改善を図れる。また、ロータ突極がステータ磁極に対向した後、離れる場合の電流パルスの変化により整流部の整流方向の電流が低下して切替手段が開状態となる。この場合、第1コンデンサ及び第2コンデンサの影響により、磁気吸引力によってロータに回転方向とは逆方向に加わるトルクが急激に低下して、回転方向のロータトルクの低下が小さくなるか、または低下しない。したがって、ステータ電流への電流パルス重畳中のロータトルクの改善を図れる。
本発明の実施形態の回転電機を含む回転電機制御システムにおいて、回転電機の周方向一部の断面と回転電機駆動部の構成とを示す図である。 図1に示した制御装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態において、d‐q座標系を用いて、ステータ電流における電流パルス重畳時の電流ベクトルの変化を示す図である。 本発明の実施形態において、電流パルス重畳時のロータコイル電流におけるd軸電流IdR及びq軸電流IqRと、ロータトルクTrとの時間的変化(a)と、磁極位置関係(b)と、ロータコイル回路における合成インピーダンスIPのベクトル(C)とを示す図である。 ロータ突極が1つのステータ突極に対向する状態から、リラクタンストルクが最大となる位相でステータ突極に対しロータ突極がずれた場合の回転電機の周方向一部の模式図である。 ロータコイル回路において、切替手段が開状態である場合の電流方向を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。以下では、回転電機がモータジェネレータとしての機能を有し、電動車両であるハイブリッド車両の駆動源として使用される場合を説明するが、これは例示である。回転電機は、電気自動車を含む他の電動車両の駆動源として使用されてもよい。また、回転電機は、単なる電動モータまたは単なる発電機の機能を持つ構成としてもよい。以下ではすべての図面において同様の要素には同一の符号を付して説明する。
図1は、本実施形態の回転電機制御システム10を示す図であって、回転電機12の周方向一部の断面と回転電機駆動部14の構成とを示す図である。回転電機制御システム10は、回転電機12と、回転電機駆動部14とを備える。回転電機12は、ハイブリッド車両の駆動輪を駆動するモータとしての機能を有するとともに、駆動輪の回生制動によって発電する発電機としての機能を有するモータジェネレータである。
回転電機12は、図示しないケースに固定されたステータ16と、ステータ16に対向配置され、回転するロータ18とを備える。ステータ16は、ステータコア20と、ステータコア20のステータ突極24に巻回されたu相、v相、w相の3相のステータコイル22u,22v,22wとを含む。ステータコア20は、電磁鋼板等の金属板の積層体等の磁性材料により形成される。ステータ突極24は、ステータコア20の周方向に複数の等間隔位置に、ロータ18へ向けて径方向内側へ突出して設けられる。複数のスロット26は、ステータコア20において、各ステータ突極24の間に形成される。なお、「径方向」という場合、ロータ18の回転中心軸に対し直交する放射方向を意味する。また、「周方向」という場合、ロータ18の回転中心軸を中心とするロータ円周方向を意味する。また、「軸方向」という場合、ロータ18の軸方向を意味する。
ステータコイル22u,22v,22wのそれぞれは、スロット26を通って各ステータ突極24に集中巻きで巻回される。ステータコイル22u,22v,22wに3相のステータ電流が流れると各ステータ突極24が磁化し、ステータ16に回転磁界を発生する。
ロータ18は、ステータ16と所定の空隙をあけて径方向内側に対向配置され、ステータ16に対し回転可能である。ロータ18の中心軸孔にはケースの軸受に支持された回転軸が挿入固定される。ロータ18は、ロータコア30と、N極及びS極のロータコイル回路80n、80sとを含む。
ロータコア30は、電磁鋼板等の金属板の積層体等の磁性材料により形成され、外周側に周方向等間隔の複数個所に磁極として機能するロータ突極38n、38sを含んでいる。ロータ突極38nは、後述するロータコイル32nに流れるロータコイル電流によってN極に磁化される。ロータ突極38sは、後述するロータコイル32sに流れるロータコイル電流によってS極に磁化される。ロータ突極38nとロータ突極38sとは、周方向に交互に配置される。ロータコア30の外周面の隣り合うロータ突極38n、38s間には、ロータコイル32n,32sの配置空間を形成する溝状のスロット40が形成される。
ロータコイル回路80n、80sは、各ロータ突極38n、38sに応じて1つずつ設けられる。N極のロータコイル回路80nは、図1の拡大図で示すように、ロータコイル32nと第1コンデンサ82とを直列に接続して構成される直列接続部84と、第2コンデンサ86と、ダイオード88と、切替手段90とを含む。コイル接続回路92は、ロータコイル32nを除いて、第1コンデンサ82、第2コンデンサ86、ダイオード88及び切替手段90を含んで構成され、ロータコイル32nの両端に接続される。
ロータコイル32nは、スロット40を通ってロータ18の周方向の1つおきのロータ突極38nに集中巻きで巻装される。第2コンデンサ86は、直列接続部84の一端P1と、ロータコイル32n及び第1コンデンサ82の接続点P2との間に、ロータコイル32nに並列に接続される。
ダイオード88は、ロータコイル電流を一方向に整流する整流部として機能するもので、直列接続部84の両端P1,P3の間に接続される。ダイオード88のカソードKが直列接続部84の一端P1に接続され、ダイオード88のアノードAが直列接続部84の他端P3に接続される。なお、整流部としてサイリスタを用いてもよい。
切替手段90は、第1コンデンサ82に並列に接続される電流制御型の回路開閉用切替素子であり、例えばトランジスタが用いられる。切替手段90は、接続点P2に接続される入力端子TCと、直列接続部84の他端P3に接続される出力端子TEと、ダイオード88のカソードK側に抵抗94を介して接続される制御端子TBとを有する。
切替手段90は、ダイオード88とロータコイル32nとの間から抵抗94を介して入力される電流により開閉される。ロータコイル回路80nにおいて、ダイオード88により整流された電流が予め設定される所定値以上の場合には、制御端子TBに入力される電流が大きくなるので、切替手段90は閉状態となり、切替手段90を介して接続点P2からダイオード88のアノードAへ電流を流すことができる。図1のロータコイル回路80nの拡大図では、切替手段90の閉状態(ON状態)を示している。
一方、ダイオード88により整流された電流が所定値未満の場合には、制御端子TBに入力される電流が小さくなるので、切替手段90は開状態となり、接続点P2から切替手段90を介してのダイオード88のアノードAへの電流の流れが遮断される。後述する図6は、切替手段90の開状態(OFF状態)を示している。
S極のロータコイル回路80sも、N極のロータコイル回路80nと同様に形成される。この場合、ロータコイル回路80sを構成するロータコイル32sは、ロータ突極38nと隣り合うロータ突極38sにスロット40を通って集中巻きで巻装される。また、ロータ突極38sに対するロータコイル32sの電流方向についての巻き方向は、ロータ突極38nに対するロータコイル32nの電流方向についての巻き方向に対して逆になる。
このような回転電機12では、後述するようにステータ16側からロータコイル32n,32sに磁束が鎖交しステータ電流の変化に応じて誘導電流であるロータコイル電流が流れると、ロータコイル電流がダイオード88により整流され、ロータ突極38n、38sが所望の極性に磁化する。ロータコイル32nは、ダイオード88の整流方向に応じてロータ突極38nの先端にN極を形成する。ロータコイル32sは、ダイオード88の整流方向に応じてロータ突極38sの先端にS極を形成する。ロータ突極38n、38sが周方向に交互に配置されるので、各ロータコイル電流によってロータ突極38n、38sの先端が周方向に交互に異なる極性であるN極及びS極となる。
このようなロータコイル回路80n、80sによって、ステータ電流への電流パルス重畳中のロータトルクの改善を図れるが、これについては後述する。
なお、図示は省略するが、同じ極性となる複数のロータ突極38n(または38s)に巻装されるロータコイル32n(または32s)を互いに直列に接続することにより直列接続コイルを形成し、直列接続コイルの両端に1つのコイル接続回路92を接続してもよい。この場合には、ロータ全体でロータコイル回路の数を、N極及びS極形成用の2つに減らすことができる。
また、各ロータコイル32n,32sは、ロータ突極38n,38sの周囲に複数層の複数列に整列して巻回される整列巻き型としてもよい。
以上が回転電機12の構成であり、次に回転電機駆動部14を説明する。回転電機駆動部14は、蓄電部42と、インバータ44と、制御装置46とを含む。蓄電部42は、二次電池により構成される。二次電池として、リチウムイオン電池またはニッケル水素電池が用いられる。インバータ44は、トランジスタまたはIGBTである複数のスイッチング素子を含み、スイッチング素子のスイッチング動作により蓄電部42からの直流電力を、u相、v相、w相の交流電力に変換して各相のステータコイル22u,22v,22wに供給する。蓄電部42とインバータ44との間に蓄電部42の電圧を昇圧してインバータ44に出力する昇圧装置を設けてもよい。
制御装置46は、CPU、メモリを有するマイクロコンピュータを含むもので、インバータ44のスイッチング素子のスイッチングを制御することにより回転電機12の駆動を制御する。制御装置46は、回転電機12と一体に結合した構成としてもよいが、車体において制御装置46と回転電機12とを分離して配置する構成としてもよい。
制御装置46は、Id‐Iq生成部47と、Id‐Iqパルス生成部48と、Idパルス重畳部50及びIqパルス重畳部52とを有する。図2は、図1に示した制御装置46の機能的な構成を示している。制御装置46には、運転者のアクセルペダルの操作量に基づく目標トルクであるトルク指令値Tr*が入力される。
制御装置46は、d‐q軸ベクトル電流制御によりステータ電流を制御することで回転電機12の駆動を制御する。Id‐Iq生成部47にはトルク指令値Tr*が入力される。Id‐Iq生成部47は、トルク指令値Tr*に基づいてステータ16に回転磁界を発生させる電流ベクトルのd軸電流指令値Id(0)及びq軸電流指令値Iq(0)を生成する。ここで、d軸とは、ロータコイル32n、32sが巻回されたロータ突極38n、38sの周方向中央を径方向に通過する磁極方向を意味し、q軸とはd軸に対し電気角で90度進んだ方向をいう。例えば、図1のようにロータ18の回転方向が規定される場合、d軸方向、q軸方向はそれぞれ図1の矢印で示す関係で規定される。また、d軸電流はステータ電流またはロータコイル電流の励磁電流成分を意味し、q軸電流はトルク寄与電流成分を意味する。d軸電流Id、q軸電流Iqはロータコイル電流及びステータ電流のそれぞれで規定されるが、図2、図3ではステータ電流の電流成分を意味する。以下において、ロータコイル電流のd軸電流及びq軸電流は、IdR、IqRの符号を付して説明する。
Id‐Iq生成部47で生成されたd軸電流指令値Id(0)はIdパルス重畳部50に出力され、q軸電流指令値Iq(0)はIqパルス重畳部52に出力される。
Idパルス重畳部50には、Id‐Iqパルス生成部48で生成されたIdパルスの変化分が入力される。Idパルス重畳部50は、d軸電流指令値Id(0)にIdパルスの変化分を所定タイミングで重畳させて、変化後のd軸電流指令値Id(1)を減算器60へ出力する。「所定タイミング」は、ステータ突極24にロータ突極38n(または38s)が対向するときにIdパルスが最大値となり、Iqパルスが最小値となるタイミングである。
Iqパルス重畳部52には、Id‐Iqパルス生成部48で生成されたIqパルスの変化分が入力される。Iqパルス重畳部52は、q軸電流指令値Iq(0)にIqパルスの変化分を所定タイミングで重畳させて、変化後のq軸電流指令値Iq(1)を減算器62へ出力する。Id‐Iqパルス生成部48は後で詳しく説明する。
減算器60、62には、3相/2相変換部72から電流値Id、Iqが入力される。減算器60は、変更後のd軸電流指令値Id(1)と電流値Idとの偏差を算出し、その算出した偏差をPI制御部64に出力する。減算器62は、変更後のq軸電流指令値Iq(1)と電流値Iqとの偏差を算出し、その算出した偏差をPI制御部66に出力する。
PI制御部64,66は、入力された偏差に対して予め設定されたPIゲインに基づいてPI制御を行うことでd軸電圧Vd及びq軸電圧Vqをそれぞれ算出し、その算出したd軸電圧Vd及びq軸電圧Vqを2相/3相変換部68に出力する。
2相/3相変換部68は、入力されたd軸電圧Vd及びq軸電圧Vqと、回転センサ56から受信した回転角度xとに基づいて2相/3相変換することで3相電圧Vu,Vv,Vwを算出し、3相電圧Vu,Vv,VwをPWM生成部70に出力する。
PWM生成部70は、3相電圧Vu,Vv,Vwと予め記憶された搬送波との電圧比較によって、インバータ44の各相の上下のスイッチング素子をオンオフするスイッチング制御信号を生成し、インバータ44に出力する。インバータ44は、スイッチング制御信号に応じてインバータ44の各スイッチング素子のオンオフ動作を行う。これにより回転電機12の各相ステータコイルにステータ電流Iu,Iv,Iwが流れる。
3相/2相変換部72には、電流センサ54からステータ電流Iv,Iwが入力される。3相/2相変換部72は、電流センサ54から入力されたステータ電流Iv,Iwの検出値と回転センサ56から受信した回転電機12の回転角度xの検出値とから、3相/2相変換してd軸電流Id及びq軸電流Iqを算出し、d軸電流Id及びq軸電流Iqをそれぞれ減算器60,62へ出力する。制御装置46では、d軸及びq軸の電流値Id,Iqと、変更後のd軸電流指令値Id(1)及びq軸電流指令値Iq(1)とがそれぞれ一致するようにフィードバック制御が行われる。
ここでId‐Iqパルス生成部48を説明する。Id‐Iqパルス生成部48は、d軸電流指令Id(0)に重畳させるIdパルスを構成する複数の変化分を複数回の制御周期で分けて生成し、q軸電流指令Iq(0)に重畳させるIqパルスを構成する複数の変化分を複数回の制御周期で分けて生成する。
図3は、d‐q座標系を用いて、電流パルス重畳時の電流ベクトルの変化を示している。なお、図3の二点鎖線Mは、ロータコイル32n、32sにより形成される電磁石を概念的に示している。
Id‐Iqパルス生成部48は、電流パルス重畳前の第1電流ベクトルI1と、電流パルス重畳中の第2電流ベクトルI2とを設定している。第2電流ベクトルI2は、第1電流ベクトルI1から所定の増加分でd軸電流Idを増加させ、所定の減少分でq軸電流Iqを減少させて設定される。
また、電流ベクトルとd軸正方向との間での位相を電流位相として、第1電流ベクトルI1の第1電流位相θ1と第2電流ベクトルI2の第2電流位相θ2との間に、中間位相として、リラクタンストルクが最大となる45°の電流位相θmがある。「リラクタンストルク」は、後述のように、ステータ16が発生する回転磁界がロータ18に作用した場合に、ロータ18の磁気抵抗が小さくなるようにステータ突極24にロータ突極38n、38sが吸引されることにより、ロータ18に発生するトルクである。
Id‐Iqパルス生成部48は、電流位相θmを有する中間電流ベクトルImを設定する。中間電流ベクトルImは、第1電流ベクトルI1から第2電流ベクトルI2へ一直線状にベクトル軌跡を変化させる場合の電流位相θmでの仮想電流ベクトルImaよりも大きくする。
より具体的には、Id‐Iqパルス生成部48は、d‐q座標系で、連続通電許可制御円Cr1と、連続通電許可制御円Cr1よりも大きい瞬時通電許可制御円Cr2とを設定し、電流パルス重畳前及び電流パルス重畳中の電流ベクトルを設定する。第1電流ベクトルI1の終点A1は連続通電許可制御円Cr1上に設定し、第2電流ベクトルI2の終点A3は、瞬時通電許可制御円Cr2上に設定する。連続通電許可制御円Cr1の大きさは、インバータ44を含む部品で許容される電流であって、連続通電が許容される最大範囲を規定する電流から決定される。瞬時通電許可電流制御円Cr2は、部品において短時間だけの通電が許容される最大範囲を規定する電流から決定される。
中間電流ベクトルImの終点A2は、瞬時通電許可制御円Cr2上で、瞬時通電許可制御円Cr2と電流位相θmにおけるリラクタンストルク最大位相線αとの交点に設定される。電流ベクトルI1,Im,I2の始点は原点Oである。また、中間電流ベクトルIm及び第2電流ベクトルI2は、第1電流ベクトルI1よりも大きい。中間電流ベクトルImは、第2電流ベクトルI2よりも小さくしてもよい。
図4は、電流パルス重畳時のロータ電流のd軸電流IdR及びq軸電流IqRと、ロータトルクTrとの時間的変化(a)と、磁極位置関係(b)と、ロータコイル回路80n、80sにおける合成インピーダンスIPのベクトル(C)とを示している。図4では、破線Id、Iqによりステータ16のd軸電流及びq軸電流を示しており、実線IdR、IqRによりロータのd軸電流及びq軸電流を示している。図4は、ロータ18が一定速度で回転する場合を示している。
図3、図4で示すように、電流ベクトルI1,Im,I2の終点は、電流パルス重畳開始時の点A1から、ロータ18の回転速度との関係で予め設定される第1所定時間T1後に点A2に達し、次の第2所定時間T2後に点A3に達するように設定される。同様に第3所定時間T3及び第4所定時間T4で電流ベクトルI1,Im,I2の終点は、点A2、点A1に順に戻るように設定する。この場合、電流ベクトルI1,Im,I2の終点は、A1→A2→A3→A2→A1の順に変化する。A1,A2間及びA2,A3間のそれぞれで、電流ベクトルI1,Im,I2間のベクトル軌跡は直線状となる。
Id‐Iqパルス生成部48は、第1電流ベクトルI1から第2電流ベクトルI2への変化中と、第2電流ベクトルI2から第1電流ベクトルI1への変化中との両方で、電流ベクトルを中間電流ベクトルImに変化させることでIdパルス及びIqパルスを生成する。
この場合、リラクタンストルク最大位相線α上の中間電流ベクトルImが仮想電流ベクトルImaよりも大きくなるのでリラクタンストルクを増大でき、電流パルス重畳中のロータトルクを改善できる。
このような電流ベクトルI1,Im,I2のd軸電流Id及びq軸電流Iqの変化分は、複数回の制御周期で分けられて、Id‐Iqパルス生成部48からIdパルス重畳部50及びIqパルス重畳部52に出力され、変化前のd軸電流指令Id(0)及びq軸電流指令Iq(0)に重畳されて、減算器60,62に出力される。このため、図4(a)の上側のステータのd軸電流Idの時間的変化で示すように、d軸電流Idには、点A1に対応する重畳パルスなしの期間TAの最後から増大し、点A3を上限として減少するIdパルスが重畳される。この場合、Idパルスは方形波パルスに近い形状になる。
また、図4(a)のステータのq軸電流Iqの時間的変化で示すように、点A1と点A2とではq軸電流Iqはあまり変化しないが、点A2から急激に減少し、点A3を下限として急激に増大するIqパルスがq軸電流Iqに重畳される。このようなIdパルス及びIqパルスの重畳は、電気的1周期の予め設定された所定タイミングで行われる。Idパルス及びIqパルスは、パルスが最大値または最小値となる時点を中心として時間的に対称な形状とすることができる。
次に、回転電機12の動作と、回転電機制御システム10の作用効果とを順に説明する。図1に示す3相のステータコイル22u,22v,22wに3相の交流電流が流れることでステータ16が回転磁界を発生する。この回転磁界は、起磁力分布として、正弦波分布だけでなく高調波成分を含んでいる。特に、集中巻きにおいては、各相のステータコイル22u,22v,22wが互いに径方向に重なり合わないので、ステータ16の起磁力分布に含まれる高調波成分の振幅レベルが増大する。例えば、3相の集中巻きの場合には、高調波成分としてステータコイル22u,22v,22wの入力電流の周波数の時間的3次で空間的2次の高調波成分の振幅レベルが増大する。このような高調波成分は空間高調波と呼ばれる。ここで、回転磁界の基本波成分がロータ18に作用すると、ステータ16とロータ18との間の磁気抵抗が小さくなるように、ロータ突極38n,38sがステータ突極24に吸引される。これによって、ロータ18にリラクタンストルクが作用する。
また、回転磁界がステータ16からロータ18に作用すると、回転磁界に含まれる高調波成分の磁束変動により、ステータ16からロータ18のスロット40内に漏れ出る漏れ磁束が発生し、その漏れ磁束が変動する。漏れ磁束の変動が大きい場合にはスロット40に配置されたロータコイル32n,32sの少なくともいずれかにロータコイル電流が発生する。ロータコイル電流が発生すると、そのロータコイル電流は、ダイオード88により整流されることで所定の一方向となる。そして、ダイオード88で整流された電流が各ロータコイル32n、32sに流れるのに応じて各ロータ突極38n、38sが磁化し、各ロータ突極38n、38sが所望の極性の磁極として機能する。この場合、ダイオード88の整流方向とロータコイル32n、32sの巻き方向との関係に応じて、各ロータコイル電流により生じる磁極として、周方向にN極とS極とが交互に配置される。
このような回転電機12では、ある回転数以下ではロータ回転数が高くなるほどロータコイル電流は大きくなり、ロータトルクもロータコイル電流に応じて大きくなる。
一方、実施形態と異なり、d軸電流指令Id(0)及びq軸電流パルス指令Iq(0)に電流パルスを重畳させない場合、ロータ18の低回転数領域では、ステータ16からロータコイル32n,32sに鎖交する漏れ磁束の変動周波数が低いのでロータコイル電流が小さくなり、ロータトルクも小さくなる。実施形態では、図3、図4に示したようにq軸電流指令Iq(0)にIqパルスを重畳させるので、ステータ16からロータ18のスロット40内に漏れ出る漏れ磁束の変動を大きくでき、ロータコイル電流が大きくなる。しかも、d軸電流指令Id(0)にIdパルスを重畳させるので、図1のロータ18及びステータ16間のd軸方向に生成されるd軸磁路を通過する磁束の変動が大きくなる。ロータコイル32n,32sにはこの変動を妨げるようにロータコイル電流が流れる。このため、ロータコイル電流がより大きくなる。したがって、低回転数領域においてロータトルクを大きくできる。
しかも、制御装置46は、回転磁界を発生させる電流ベクトルへの電流パルスの重畳中に、電流位相が45°の中間位相である中間電流ベクトルImに変化させ、第1電流ベクトルI1から第2電流ベクトルI2へ一直線状にベクトル軌跡を変化させる場合の電流位相θmでの仮想電流ベクトルImaよりも中間電流ベクトルImを大きくする。このため、電流パルス重畳中のリラクタンストルクを増大できる。これについて、図3から図5を用いて説明する。
図5は、回転電機12の周方向一部の模式図であり、ロータ突極38nがS極として機能するQ位置の1つのステータ突極24に対向する状態から、ロータ突極38nがステータ突極24に対し45°位相がずれている。ここでの「位相」は、ロータ18のN極の中心とS極の中心との間の角度を180°と定義した場合のロータ18の電気角を表しており、これより以前で説明した「電流位相」とは異なる。上記の1つのステータ突極24は、ロータ突極38nの回転方向前側に位置する。これは、電流ベクトルの終点が図3のリラクタンストルク最大位相線α上に位置する場合に対応する。
この場合には、リラクタンストルクが最大となり、ロータ突極38nとステータ突極24との間で矢印δ方向に作用する磁気的吸引力が大きくなる。このため、リラクタンストルク最大位相線α上に位置する電流ベクトルを中間電流ベクトルImとして絶対値を大きくすることによりステータ突極24の磁力を大きくでき、リラクタンストルクを増大できる。したがって、ステータ電流への電流パルス重畳中に大きい中間電流ベクトルImに変化させることで電流パルス重畳中のロータトルクの改善を図れる。
例えば、図4(a)では、比較例1において、ステータ16のd軸電流及びq軸電流を二点鎖線Id1、Iq1で示している。比較例1は、ステータ電流に電流パルスを重畳させる場合に、図3で点A2を通過させず、点A1から点A3へ一直線上に移行した後、点A3から点A1へ一直線上に戻るように、電流ベクトルの終点を変化させる構成である。一方、図4(a)では、実施形態において、ステータ16のd軸電流及びq軸電流を破線Id,Iqで示している。このため、ステータ16のd軸電流Id及びq軸電流Iqは、A2に対応するリラクタンストルク最大位相線α上で大きくなっている。このため、ロータトルクを改善できる。
しかも図1に示すように、ロータコイル回路80n、80sにおいて、切替手段90は、ダイオード88により整流された電流が所定値以上の場合に閉状態でありONとなるので、第1コンデンサ82の両端が切替手段90で短絡される。この場合、リラクタンストルクをさらに改善できる。
このトルク改善について、図4を用いて説明する。以下では、ロータ18の回転時に、S極として機能するステータ突極24に、ロータコイル回路80nのロータ突極38nが対向する場合を説明する。N極として機能するステータ突極24に、ロータコイル回路80sのロータ突極38sが対向する場合も同様である。
図4では、ステータ突極24にロータ突極38nが対向する瞬間に電流パルスが最大となっている。また、図4(c)の「IPベクトル」はロータコイル回路80nにおいて、直列接続部84と第2コンデンサ86とを含む部分の合成インピーダンスを示している。この場合、「実軸」がロータ18のd軸電流IdRに対応し、「虚軸」がq軸電流IqRに対応する。
図4の電流パルス重畳の初期段階(A1からA2の期間)では、ロータ突極38nとステータ突極24との距離が比較的大きいので、突極38n、24間の磁気抵抗が大きくロータコイル32nについてのインダクタンスLは低くなる。そして、ステータ突極24にロータ突極38nが近づく場合に、電流パルスによりダイオード88の整流方向の電流が大きくなって切替手段90が閉状態となる。この場合、図1のロータコイル回路80nで示すように、第1コンデンサ82は切替手段90で短絡される。合成インピーダンスIPは、第2コンデンサ86の静電容量CとインダクタンスLと抵抗成分との関係から決定される。このため、ロータ18のd軸電流IdRは、A1からA2、A2からA3に向かって、回路の時定数に応じて大きくなる方向に湾曲する曲線状に増大する。この場合、ステータ突極24にロータ突極38nが近づくにしたがってインダクタンスLが増大するので、d軸電流IdRの上昇が徐々に抑制され、電流パルス重畳の中間段階(A3)で最大となる。
また、A1からA3で合成インピーダンスIPの虚軸成分は、第2コンデンサ86の静電容量Cの影響で、第2コンデンサ86がない場合に比べて小さくなる。このため、ロータのq軸電流IqRがA1からA3に時間経過にしたがって低下する際の低下量が、第2コンデンサ86がない場合に比べて小さくなる。このため、図4のロータトルクTrの時間的変化で示すように、第2コンデンサ86の影響によりリラクタンストルクが改善するので、ロータトルクTrが低下する際の低下量が小さくなる。
一方、図4(a)のロータトルクの時間的変化では、比較例2を破線Tr2で示している。比較例2では、実施形態と同様にステータ電流に所定タイミングで電流パルスが重畳し、電流パルスの中間電流ベクトルが図3のImである。また、比較例2では、実施形態と異なり、ロータ18にロータコイル回路が設けられず、各ロータコイル32n、32sがダイオードで短絡され、ロータの周方向にN極、S極のロータ突極38n、38sが交互に形成される。
このような比較例2では、実施形態と同様に中間電流ベクトルImによりリラクタンストルクが増大するので、ロータトルクTr2が二点鎖線で示す比較例1のロータトルクTr1に比べて増大する。一方、比較例2はロータコイル回路を有しないので、A1及びA2間、A2及びA3間でロータトルクTr2は実施形態のロータトルクTrに比べて小さくなる。
また、ステータ突極24にロータ突極38n、38sが対向した後に、ステータ突極24とロータ突極38n、38sとの間で作用する磁気吸引力によってロータ18に回転方向とは逆方向に加わるトルクは、「引き摺りトルク」と呼ばれる。ロータ18がロータコイル回路80n、80sを有することによってこの引き摺りトルクを小さくできるので、ロータトルクをさらに改善できる。
次に、このトルク改善について説明する。電流パルス重畳の中間段階から終期段階で、A3からA2、A2からA1に移行する場合には、ロータ突極38n及びステータ突極24が対向した後にIdパルスが小さくなるように変化する。この場合、ダイオード88の整流方向の電流が低下して、切替手段90の制御端子TBの電位が低下するので、切替手段90が開状態となり、OFFとなる。この場合、図6で示すように、第1コンデンサ82の両端が切替手段90で短絡されない。図6では、切替手段90がOFFであることを破線で模式的に示している。この場合、図4(c)のA2の合成インピーダンスIPで示すように、第1コンデンサ82及び第2コンデンサ86の静電容量Cの関係で、合成インピーダンスIPの虚軸成分が大幅に小さくなる。このため、各コンデンサ82,86の影響によりq軸電流IqRが時間に従って急激に増大する。また、q軸電流IqRが急激に増大することに伴ってd軸電流IdRが急激に低下する。このため、ロータ18に加わる引き摺りトルクがA3以降で急激に低下するので回転方向のロータトルクの低下が小さいか、または低下しない。したがって、A3からA1の間で次の励磁相のトルク上昇として変化する場合のロータトルクTrを改善できる。
一方、A3からA1において、比較例2では実施形態と同様にリラクタンストルクが増大するのでロータトルクTr2が比較例1のロータトルクTr1に比べて増大するが、比較例2がロータコイル回路を有しないので、A3及びA2間、A2及びA1間でロータトルクTr2は実施形態のロータトルクTrに比べて小さくなる。このように実施形態では、ステータ電流への電流パルス重畳中のロータトルクの改善を図れる。
また、実施形態では、各ロータコイル32n、32sにコイル接続回路92を接続することでロータコイル回路80n、80sを形成できるので、ロータ18に対する部品の組み付け作業は容易である。また、コイル接続回路92の構成部品はチップ部品であるので、小型に形成できる。また、ロータ18のd軸電流IdR及びq軸電流IqRは正弦波に近くなるので、ノイズとなる高調波が載りにくいので損失を低減できる。
また、実施形態と異なり、ロータにおける電気回路がコイルを短絡するダイオードのみから構成される場合、ステータ電流に方形波パルスを重畳させる場合に時定数の関係で効率のよい電流ベクトル軌跡を規定する電流パルスを重畳できない可能性がある。実施形態では、コンデンサ82,86を含むロータコイル回路80n、80sを設けているので、方形波パルスに近い電流パルスをステータ電流に重畳させる場合に、効率のよい電流ベクトル軌跡を規定する所望の電流パルスをステータ電流に重畳できる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。例えば、ステータコイルはステータに集中巻きで巻線する場合を説明したが、ステータで高調波成分を含む回転磁界を生成できるのであればステータにステータコイルを分布巻きで巻線する構成としてもよい。また、上記の実施形態ではd軸電流Idに、中間電流ベクトルIm(図3)を規定し方形波パルスに近い形状のIdパルスを重畳させる場合を説明したが、別のIdパルス、例えば三角波のIdパルスをd軸電流Idに重畳させる場合でも本発明を実施できる。
10 回転電機制御システム、12 回転電機、14 回転電機駆動部、16 ステータ、18 ロータ、20 ステータコア、22u,22v,22w ステータコイル、24 ステータ突極、26 スロット、30 ロータコア、32n,32s ロータコイル、38n,38s ロータ突極、40 スロット、42 蓄電部、44 インバータ、46 制御装置、47 Id‐Iq生成部、48 Id‐Iqパルス生成部、50 Idパルス重畳部、52 Iqパルス重畳部、54 電流センサ、56 回転センサ、60,62 減算器、64,66 PI制御部、68 2相/3相変換部、70 PWM制御部、72 3相/2相変換部、80n,80s ロータコイル回路、82 第1コンデンサ、84 直列接続部、86 第2コンデンサ、88 ダイオード、90 切替手段、92 コイル接続回路、94 抵抗。

Claims (1)

  1. 回転磁界を発生するステータと、前記ステータに対向配置されたロータとを含む回転電機であって、
    前記ロータは、
    ロータスロットを通ってロータ突極に巻装されたロータコイルと前記ロータコイルに直列に接続された第1コンデンサとから構成される直列接続部と、
    前記ロータコイルに並列に接続された第2コンデンサと、
    前記直列接続部の両端に接続され、ロータコイル電流を一方向に整流する整流部と、
    前記第1コンデンサに並列に接続され、前記整流部と前記ロータコイルとの間から入力される電流により開閉される切替手段とを有するロータコイル回路を含み、
    前記切替手段は、前記ロータコイル回路における前記整流部により整流された電流が所定値以上の場合に閉状態となり、前記整流部により整流された電流が所定値未満の場合に開状態となることを特徴とする回転電機。
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