JP2015006033A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性に優れた電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置1は、積層配置された複数の半導体モジュール2と、これらを接続するバスバー3とを備えている。半導体モジュール2はモジュール本体部21と主電極端子22とを有する。バスバー3は、バスバー本体部31と複数のバスバー端子部32とを備えている。複数のバスバー端子部32は積層方向Xに一直線状に並んで配置されている。バスバー端子部32と主電極端子22とは、積層方向Xに重なり合って接触して、接続部11を構成している。積層方向Xに隣り合う接続部11の間には、スペーサ4が介設されている。複数の接続部11を貫通するボルト51と、ボルト51と締結されるナット52と、スペーサ4とによって、複数の接続部11におけるバスバー端子部32と主電極端子22とが互いに圧接されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに積層配置された複数の半導体モジュールとこれらを接続するバスバーとを有する電力変換装置に関する。
例えば電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載されるインバータやコンバータ等の電力変換装置において、半導体素子を内蔵してなる半導体モジュールを積層配置したものがある(特許文献1)。積層配置された複数の半導体モジュールにおける主電極端子は、バスバーによって互いに接続されていると共に、電源等に接続されている。
上記電力変換装置において、バスバーには、各主電極端子を接続するためのバスバー端子部が形成されている。そして、各バスバー端子部に主電極端子が接合されている。
特開2007−89257号公報
しかしながら、複数の半導体モジュールの主電極端子が、バスバーに溶接等によって接合されていると、一つの半導体モジュールに故障がある場合等に、その半導体モジュールだけを正常品に交換することが困難となりやすい。その結果、電力変換装置のメンテナンス性を向上させることが困難である。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、メンテナンス性に優れた電力変換装置を提供しようとするものである。
互いに積層配置された複数の半導体モジュールと、
該複数の半導体モジュールを接続するバスバーと、を備え、
上記半導体モジュールは、スイッチング素子を内蔵したモジュール本体部と、該モジュール本体部から積層方向に直交する方向に突出した主電極端子とを有し、
上記バスバーは、積層方向に伸びるように形成されたバスバー本体部と、複数の上記半導体モジュールの上記主電極端子をそれぞれ接続する複数のバスバー端子部とを備え、
該複数のバスバー端子部は積層方向に一直線状に並んで配置されており、
上記バスバー端子部と上記主電極端子とは、積層方向に重なり合って接触して、接続部を構成しており、
積層方向に隣り合う上記接続部の間には、スペーサが介設されており、
上記複数の接続部を貫通する締結部材と、該締結部材と締結される被締結部材と、上記スペーサとによって、複数の上記接続部における上記バスバー端子部と上記主電極端子とが互いに圧接されていることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置においては、複数の接続部を貫通する締結部材によって、複数の接続部が接続されている。それゆえ、複数の半導体モジュールのうちの一部を交換する場合等において、締結部材を外すことにより、当該一部の半導体モジュールを、電力変換装置から取り外すことができる。そして、新たな半導体モジュールを電力変換装置に組み付ける際に、締結部材を複数の接続部に挿通し直すことができる。このように、電力変換装置のメンテナンス性を向上させることができる。
また、複数の接続部におけるバスバー端子部と主電極端子とは、締結部材と、被締結部材と、スペーサとによって、互いに圧接されている。これにより、複数の接続部を、確実に接触させることができる。すなわち、仮に、スペーサを隣り合う接続部の間に介設させないと、主電極端子やバスバー端子部等が変形するなどして、両者を安定して接続することが困難である。そこで、上述のようにスペーサを用いることにより、複数の接続部を安定して接続することができる。
以上のごとく、本発明によれば、メンテナンス性に優れた電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の一部断面平面図。 図1のII−II線矢視断面図。 実施例1における、スペーサの斜視図。 実施例1における、半導体モジュールと冷却管との積層体の平面図。 実施例1における、ボルト締結する前の状態の電力変換装置の平面図。 実施例2における、一対のバスバーの斜視図。 実施例2における、一対のバスバーの他の斜視図。 実施例2における、電力変換装置の斜視図。 実施例2における、電力変換装置の側面図。 実施例2における、組み付け前の電力変換装置の斜視図。
互いに積層配置された複数の半導体モジュールは、隣り合う半導体モジュールの間に、冷却管等を介在させることもできる。また、締結部材及び被締結部材は、導体からなることが好ましい。また、締結部材及び被締結部材は、それぞれ、例えば、ボルト及びナットとすることができる。これ以外にも、締結部材及び被締結部材として、例えばリベット等を用いることもできる。
また、積層方向に一直線状に並んだ複数の接続部を貫通する締結部材は、1本であっても、複数本であってもよい。
また、上記締結部材及び上記スペーサは導体であることが好ましい。この場合には、バスバーのみならず、締結部材及びスペーサをも介して電流を流すことができるため、電気抵抗を低減することができ、電力損失を抑制することができる。
また、上記半導体モジュールは、上記主電極端子として正極端子と負極端子とを有し、上記バスバーとしては、上記正極端子及び上記負極端子にそれぞれ接続する正極バスバー及び負極バスバーが配設されており、上記正極バスバー及び上記負極バスバーは、積層方向に直交する方向に互いに近接配置されており、上記正極バスバーにおける複数の上記接続部と該接続部に配された複数の上記スペーサと上記接続部を貫通する上記締結部材と上記被締結部材とからなる正極締結体と、上記負極バスバーにおける複数の上記接続部と該接続部に配された複数の上記スペーサと上記接続部を貫通する上記締結部材と上記被締結部材とからなる負極締結体とが、積層方向に直交する方向に互いに近接配置されていることが好ましい。
この場合には、正極バスバー及び負極バスバーに対して、半導体モジュールを容易に着脱可能となり、電力変換装置のメンテナンス性を充分に確保することができる。また、正極バスバーと負極バスバーとが、積層方向に直交する方向に互いに近接配置されているため、正極バスバー及び負極バスバーのインダクタンスを低減することができる。そして、これに加えて、正極締結体と負極締結体とが積層方向に直交する方向に互いに近接配置されているため、これによってもインダクタンスの低減効果を得ることができる。すなわち、バスバー本体部のみならず、正極締結体と負極締結体とにも積層方向に電流が流れ、これらが互いに近接していることにより、インダクタンスを効果的に低減することができる。その結果、電力変換装置は、電力損失を抑制すると共に、サージ電圧を抑制することができる。
(実施例1)
上記電力変換装置の実施例につき、図1〜図5を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1に示すごとく、互いに積層配置された複数の半導体モジュール2と、複数の半導体モジュール2を接続するバスバー3と、を備えている。
図2に示すごとく、半導体モジュール2は、スイッチング素子を内蔵したモジュール本体部21と、モジュール本体部21から積層方向Xに直交する方向に突出した主電極端子22とを有する。
図1、図5に示すごとく、バスバー3は、積層方向Xに伸びるように形成されたバスバー本体部31と、複数の半導体モジュール2の主電極端子22をそれぞれ接続する複数のバスバー端子部32とを備えている。複数のバスバー端子部32は積層方向Xに一直線状に並んで配置されている。
図1に示すごとく、バスバー端子部32と主電極端子22とは、積層方向Xに重なり合って接触して、接続部11を構成している。積層方向Xに隣り合う接続部11の間には、スペーサ4が介設されている。そして、複数の接続部11を貫通する締結部材としてのボルト51と、ボルト51と締結される被締結部材としてのナット52と、スペーサ4とによって、複数の接続部11におけるバスバー端子部32と主電極端子22とが互いに圧接されている。
図4に示すごとく、互いに積層配置された複数の半導体モジュール2は、隣り合う半導体モジュール2の間に、冷却管12を介在させている。すなわち、複数の半導体モジュール2と、半導体モジュール2を両主面から挟持するように配置された複数の冷却管12とが、積層方向Xに積層されている。本例においては、冷却管12と半導体モジュール2とが交互に積層されている。
複数の冷却管12は、半導体モジュール2を冷却するための冷却媒体を内部に流通させることができるよう構成されている。積層方向Xに隣り合う冷却管12同士は、流路方向の両端部付近において互いに連結されている。積層方向Xにおける一方の端部に配された冷却管12に、冷却媒体を導入するための冷媒導入管121と、冷却媒体を排出するための冷媒排出管122とが接合されている。
図2に示すごとく、半導体モジュール2は、モジュール本体部21から、積層方向Xに直交する方向(以下において適宜「高さ方向Z」という。)へ、3本の主電極端子22を突出してなる。3本の主電極端子22は、同じ向きに突出している。また、半導体モジュール2は、主電極端子22と反対方向へ、複数の制御端子23を突出してなる。
3本の主電極端子22のうちの2本は、それぞれ、正極端子22pと負極端子22nとである。すなわち、半導体モジュール2は、主電極端子22として正極端子22pと負極端子22nとを有する。本例において、半導体モジュール2は、正極端子22p及び負極端子22nの他に、主電極端子22として1本の出力端子220を有する。
本例の電力変換装置1は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載され、直流電源と三相交流の回転電機との間で電力の変換を行うためのインバータ装置である。正極端子22pと負極端子22nとは、それぞれ、直流電源の正極と負極とに電気的に接続され、出力端子220は、回転電機のいずれかの電極に電気的に接続される。
そして、図1に示すごとく、電力変換装置1には、バスバー3として、半導体モジュール2の正極端子22p及び負極端子22nにそれぞれ接続する正極バスバー3p及び負極バスバー3nが配設されている。正極バスバー3p及び負極バスバー3nは、積層方向Xに直交する方向に、互いに隣接配置されている。本例において、正極バスバー3pと負極バスバー3nとは、積層方向Xと高さ方向Zとの双方に直交する方向(以下において適宜「横方向Y」という。)に並んでいる。
正極バスバー3pにおける複数の接続部11と該接続部11に配された複数のスペーサ4と接続部11を貫通する締結部材51と被締結部材52とによって、正極締結体37p)が構成されている。また、負極バスバー3nにおける複数の接続部11と該接続部11に配された複数のスペーサ4と接続部11を貫通する上記締結部材51と被締結部材52とによって、負極締結体37nが構成されている。そして、正極締結体37pと負極締結体37nとが、横方向Yに互いに近接配置されている。つまり、正極バスバー3pと負極バスバー3nとが互いに近接配置されており、これに伴い、正極締結体37pと負極締結体37nとも互いに近接配置されている。
正極バスバー3pのバスバー本体部31と、負極バスバー3nのバスバー本体部31と、正極締結体37pと、負極締結体37nとは、互いに平行に配されている。そして、これらはいずれも積層方向Xに平行に配されている。
図1、図2に示すごとく、正極バスバー3pと負極バスバー3nとは、バスバー本体部31の主面311が互いに対向するように隣接配置されている。また、正極締結体37p及び負極締結体37nは、一対のバスバー本体部31の並び方向(横方向Y)において、バスバー本体部31の外側に配置されている。そして、正極締結体37pと、正極バスバー3pのバスバー本体部31と、負極バスバー3nのバスバー本体部31と、負極締結体3nとは、横方向Yに並んでいる。また、バスバー本体部31が半導体モジュール2における正極端子22pと負極端子22nとの間に配置されている。
バスバー本体部31は、板状を呈しており、その主面311が横方向Yを向くように配されている。そして、このバスバー本体部31の主面311同士を対向させた状態で、一対のバスバー3が隣接配置されている。各バスバー3は、バスバー端子部32が横方向Yにおける互いに反対側へ突出するように配されている。また、バスバー端子部32も、板状を呈しており、その主面が積層方向Xを向いている。
また、正極バスバー3pと負極バスバー3nとは、互いに鏡像関係にある形状である。つまり、正極バスバー3pにおけるバスバー本体部31の主面311を対称面として反転させた立体形状が、負極バスバー3nの立体形状となっている。
各バスバー端子部32には、ボルト51を挿通するための挿通孔321が形成されている。また、正極端子22p及び負極端子22nにも、ボルト51を挿通するための挿通孔221がそれぞれ形成されている。ボルト51、ナット52及びスペーサ4は導体である。スペーサ4は、図3に示すごとく、貫通孔41を有する筒形状の金属製の部品である。また、ボルト51及びナット52も、金属製である。
バスバー3における複数のバスバー端子部32には、それぞれ半導体モジュール2の主電極端子22が積層方向Xの一方側から接触して配置されている。これにより、各バスバー端子部32と各主電極端子22とが、接続部11を構成している。接続部11において、バスバー端子部32の挿通孔321と主電極端子22の挿通孔221とは重なっている。
積層方向Xに隣り合う接続部11の間に、スペーサ4が介設されている。筒状のスペーサ4は、貫通方向を積層方向Xとし、その貫通孔41がバスバー端子部32及び主電極端子22の挿通孔321、221と重なるように配置されている。このように、一直線状に並んだ複数の接続部11とスペーサ4とに対して、一本のボルト51が挿通されている。そして、ボルト51の先端部に、ナット52を螺合して締結している。これにより、複数の接続部11におけるバスバー端子部32と主電極端子22とが互いに圧接された状態となって、固定されている。
本例の電力変換装置1を組み立てるにあたっては、図4に示すごとく、複数の半導体モジュール2と複数の冷却管12とが積層された積層体10を構成する。このとき、積層方向Xに、正極端子22p同士、負極端子22n同士が一直線状に並ぶ。そして、図5に示すごとく、これらの正極端子22pに対してバスバー端子部32を積層方向Xから対向させるように、正極バスバー3pを配置する。同様に、負極端子22nに対してバスバー端子部32を積層方向Xから対向させるように、負極バスバー3nを配置する。
また、積層方向Xに隣り合う接続部11の間に、スペーサ4を配置する。つまり、積層方向に隣り合うバスバー端子部32の間には、上述の主電極端子22と共に、スペーサ4を介在させる。なお、隣り合うバスバー端子部32の間の間隔は、スペーサ4の長さと主電極端子22の厚みとの合計と略同等である。
上記のように各部材が配置された状態において、複数の主電極端子22の挿通孔221と複数のバスバー端子部32の挿通孔321と複数のスペーサ4の貫通孔41とが、一直線状に繋がっている。この一直線状に繋がっている挿通孔221、321、貫通孔41を貫くように、積層方向Xの一方側からボルト51を挿通する。そして、積層方向Xの他方側から、ボルト51の先端部に、ナット52を締結する。以上により、図1に示すごとく、バスバー3に対して、半導体モジュール2の主電極端子22(正極端子22p及び負極端子22n)を接続固定する。また、これにより、正極締結体37pと負極締結体37nとがそれぞれ形成される。
なお、例えば、複数の半導体モジュール2の一部に不具合が生じて、正常品に交換する際には、ボルト51とナット52との締結を解除し、ボルト51を複数の接続部11から外す。これを、正極バスバー3p及び負極バスバー3nの双方において行うことにより、半導体モジュール2を一対のバスバー3から容易に外すことができる。そして、新たな半導体モジュール2を不具合品と入れ替えて、上述と同様の手順によって、一対のバスバー3に、交換品を含めた複数の半導体モジュール2を締結することにより、容易に交換作業を完了することができる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置1においては、複数の接続部11を貫通する1本のボルト51によって、複数の接続部11が接続されている。それゆえ、複数の半導体モジュール2のうちの一部を交換する場合等において、ボルト51を外すことにより、当該一部の半導体モジュール2を、電力変換装置1から取り外すことができる。そして、新たな半導体モジュール2を電力変換装置1に組み付ける際に、ボルト51を複数の接続部11に挿通し直すことができる。このように、電力変換装置1のメンテナンス性を向上させることができる。
また、複数の接続部11におけるバスバー端子部32と主電極端子22とは、1本のボルト51と、ナット52と、スペーサ4とによって、互いに圧接されている。これにより、複数の接続部11を、確実に接触させることができる。すなわち、仮に、スペーサ4を隣り合う接続部11の間に介設させないと、主電極端子22やバスバー端子部32等が変形するなどして、両者を安定して接続することが困難である。そこで、上述のようにスペーサ4を用いることにより、複数の接続部11を安定して接続することができる。
また、正極バスバー3p及び負極バスバー3nは、横方向Yに、互いに隣接配置されている。これにより、正極バスバー3p及び負極バスバー3nのインダクタンスを低減することができる。そして、これに加えて、正極締結体37pと負極締結体37nとが横方向Yに互いに近接配置されているため、これによってもインダクタンスの低減効果を得ることができる。すなわち、バスバー本体部31のみならず、正極締結体37pと負極締結体37nとにも積層方向Xに電流が流れ、これらが互いに近接していることにより、インダクタンスを効果的に低減することができる。その結果、電力変換装置1は、電力損失を抑制すると共に、サージ電圧を抑制することができる。
正極バスバー3pと負極バスバー3nとは、バスバー本体部31の主面311が互いに対向するように隣接配置されている。これにより、正極バスバー3pと負極バスバー3nとが、より広い面積で互いに対向して近接配置されることとなるため、バスバー3におけるインダクタンスをより効果的に低減することができる。また、バスバー本体部31が半導体モジュール2における正極端子22pと負極端子22nとの間に配置されている。それゆえ、正極端子22pと負極端子22nとの間のスペースを有効利用することができ、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、正極バスバー3pと負極バスバー3nとは、互いに鏡像関係にある形状であるため、一対のバスバー3の製造コストを低減することができる。
以上のごとく、本例によれば、メンテナンス性に優れた電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図6〜図10に示すごとく、一枚の導体板を曲げ加工することにより形成してあるバスバー3を用いた例である。
すなわち、本例の電力変換装置1におけるバスバー3は、図6、図7に示すごとく、曲げ加工によって、バスバー本体部31と、該バスバー本体部31から横方向Yに突出した複数のバスバー端子部32とを形成している。より具体的には、バスバー本体部31の高さ方向Zの両端からは、適宜横方向Yへ曲げられた上板部33と下板部34とがそれぞれ複数個突出している。これらの上板部33及び下板部34は、主面311が高さ方向Zを向いている。そして、上板部33及び下板部34における、積層方向Xの一端から、高さ方向Zへ曲げられた部分が、バスバー端子部32となる。ここで、上板部33及び下板部34は、特に上下の位置関係が限定されるものではなく、上下の表現は、便宜的な表現である。
また、上板部33から屈曲されて形成されたバスバー端子部32は、その下端に、積層方向Xへ屈曲した屈曲部を有する。この屈曲部は、下板部34とバスバー端子部32との間の屈曲部と同じ向きに形成されている。そして、これらの屈曲部は、その凸側の表面が、曲面部35となっている。すなわち、バスバー端子部32は、半導体モジュール2側の端縁に、主電極端子22との接触面から滑らかに連続する曲面部35を有する。
また、バスバー3は、主電極端子22の先端を当接させる端子当接面331を有する。つまり、上板部33は、図9に示すごとく、一部の主電極端子22(正極端子22p、負極端子22n)に、その突出方向から覆いかぶさるように形成されている。このように、主電極端子に覆いかぶさる上板部22nの下面が、上記端子当接面331となる。
また、バスバー3の長手方向(積層方向X)の一端には、コンデンサ13(図8〜図10)と接続するためのコンデンサ接続部36が形成されている。
一対のバスバー3(正極バスバー3p及び負極バスバー3n)は、実施例1と同様に、図8、図9に示すごとく、複数の冷却管12と共に積層された複数の半導体モジュール2における主電極端子22に接続されている。半導体モジュール2と冷却管12との積層体10の構造は、実施例1と同様である。
また、積層体10における積層方向Xの一端側には、コンデンサ13が配置されている。コンデンサ13は、一対のコンデンサ端子131を有する。このコンデンサ端子131に対して、一対のバスバー3(正極バスバー3p及び負極バスバー3n)が、コンデンサ接続部36において、ボルト132によって接続されている。
本例の電力変換装置1の組み立ても、実施例1と略同様に行うことができる。すなわち、図10に示すごとく、積層体10を作製した後、主電極端子22のうちの正極端子22p及び負極端子22nに、それぞれ正極バスバー3p及び負極バスバー3nを、スペーサ4と共に配置する。このとき、バスバー3を、高さ方向Zから主電極端子22に対して接近させて、バスバー端子部32を主電極端子22に重ね合わせる。ここで、バスバー端子部32の下端に曲面部35が形成されているため、主電極端子22がバスバー端子部32の主面に導かれやすくなり、円滑にバスバー3の配置作業を行うことができる。
そして、主電極端子22がバスバー端子部32の主面に沿ってスライドするように、高さ方向Zにバスバー3を移動させるが、一部の主電極端子22(一部の正極端子22p及び負極端子22n)が上板部33の端子当接面331に当接することで、高さ方向Zの位置決めがなされる。
この状態において、複数のバスバー端子32と複数のスペーサ4とが一直線状に並ぶように配置される。そして、一直線状に並んだ主電極端子22及びバスバー端子32の挿通孔221、321と、スペーサ4の貫通孔41とに、ボルト51を挿通すると共に、ナット52を螺合する。これにより、実施例1と同様に、正極締結体37p及び負極締結体37nが形成され、複数の接続部11が安定して締結される。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、バスバー3が、一枚の導体板を曲げ加工することにより形成してあるため、その製造コストを低減することができる。
また、バスバー3が端子当接面331を有するため、上述のように、バスバー3を半導体モジュール2に対して配置する際に、高さ方向Zの位置決めを容易かつ正確に行うことができる。その結果、電力変換装置1の生産効率を向上させることができる。
また、バスバー端子部32主電極端子22との接触面から滑らかに連続する曲面部35を有するため、バスバー3を半導体モジュール2に対して配置する作業を円滑に行うことができる。これによっても、電力変換装置1の製造効率を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
1 電力変換装置
11 接続部
2 半導体モジュール
21 モジュール本体部
22 主電極端子
3 バスバー
31 バスバー本体部
32 バスバー端子部
4 スペーサ
51 ボルト(締結部材)
52 ナット(被締結部材)

Claims (8)

  1. 互いに積層配置された複数の半導体モジュール(2)と、
    該複数の半導体モジュール(2)を接続するバスバー(3)と、を備え、
    上記半導体モジュール(2)は、スイッチング素子を内蔵したモジュール本体部(21)と、該モジュール本体部(21)から積層方向(X)に直交する方向に突出した主電極端子(22)とを有し、
    上記バスバー(3)は、積層方向(X)に伸びるように形成されたバスバー本体部(31)と、複数の上記半導体モジュール(2)の上記主電極端子(22)をそれぞれ接続する複数のバスバー端子部(32)とを備え、
    該複数のバスバー端子部(32)は積層方向(X)に一直線状に並んで配置されており、
    上記バスバー端子部(32)と上記主電極端子(22)とは、積層方向(X)に重なり合って接触して、接続部(11)を構成しており、
    積層方向(X)に隣り合う上記接続部(11)の間には、スペーサ(4)が介設されており、
    上記複数の接続部(11)を貫通する締結部材(51)と、該締結部材(51)と締結される被締結部材(52)と、上記スペーサ(4)とによって、複数の上記接続部(11)における上記バスバー端子部(32)と上記主電極端子(22)とが互いに圧接されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記締結部材(51)及び上記スペーサ(4)は導体であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記半導体モジュール(2)は、上記主電極端子(22)として正極端子(22p)と負極端子(22n)とを有し、上記バスバー(3)としては、上記正極端子(22p)及び上記負極端子(22n)にそれぞれ接続する正極バスバー(3p)及び負極バスバー(3n)が配設されており、上記正極バスバー(3p)及び上記負極バスバー(3n)は、積層方向(X)に直交する方向に互いに近接配置されており、上記正極バスバー(3p)における複数の上記接続部(11)と該接続部(11)に配された複数の上記スペーサ(4)と上記接続部(11)を貫通する上記締結部材(51)と上記被締結部材(52)とからなる正極締結体(37p)と、上記負極バスバー(3n)における複数の上記接続部(11)と該接続部(11)に配された複数の上記スペーサ(4)と上記接続部(11)を貫通する上記締結部材(51)と上記被締結部材(52)とからなる負極締結体(37n)とが、積層方向(X)に直交する方向に互いに近接配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記正極バスバー(3p)と上記負極バスバー(3n)とは、上記バスバー本体部(31)の主面(311)が互いに対向するように隣接配置されており、上記正極締結体(37p)及び上記負極締結体(37n)は、上記一対のバスバー本体部(31)の並び方向における外側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置(1)。
  5. 上記正極バスバー(3p)と上記負極バスバー(3n)とは、互いに鏡像関係にある形状であることを特徴とする請求項3又は4のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  6. 上記バスバー(3)は、一枚の導体板を曲げ加工することにより形成してあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  7. 上記バスバー(3)は、上記主電極端子(22)の先端を当接させる端子当接面(331)を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  8. 上記バスバー端子部(32)は、上記半導体モジュール(2)側の端縁に、上記主電極端子(22)との接触面から滑らかに連続する曲面部(35)を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
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