JP2015005914A - 撮像装置、バックライト設定方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
この場合、再生時において、暗い環境での周囲の環境と表示部の輝度とのギャップを少なくするためにバックライトの明るさが暗めに固定されると、明るい環境でユーザの視認性が悪くなってしまう。
一方で、再生時において、明るい環境での視認性を重視してバックライトの明るさが明るめに固定されると、夜景撮影等の暗い環境で明るくなりすぎて、ユーザが眩しく感じてしまう。
このように、特許文献1を含む従来の撮像装置は、再生時において、周囲の環境に適したバックライトの明るさの設定を行うことができなかった。
撮像手段により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像手段による撮像動作を停止し前記撮像手段により撮像された前記被写体を表示手段で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替手段と、
前記被写体を前記表示手段で表示する場合に、前記表示手段のバックライトの輝度を設定するバックライト制御手段と、
を備え、
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像手段により所定のタイミングで撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記再生モードが設定されている期間における前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする。
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す平面図である。
詳しくは、図1(A)は、撮像面と表示面とを対向する面にそれぞれ配置させた場合の撮像装置の外観構成を示す平面図である。
図1(B)は、撮像面と表示面とを同一面に配置させた場合の撮像装置の外観構成を示す平面図である。
そして、撮像装置1は、撮影モード時には、ユーザによるシャッタタイミングを指示する所定の操作に基づいて、当該ユーザを被写体として撮像して、その結果得られる撮像画像のデータを記録することができる。このように、撮像画像のデータの記録は、ユーザによる所定の操作が行われたことがトリガとなって行われる。そこで、以下、このような記録のトリガとなる操作を、「撮像記録指示」と呼ぶ。
ここで、本実施形態では、表示部21として液晶型表示装置が採用されており、その背面(表示面との対向面)にはバックライト(本実施形態では後述の図4のバックライト部50)が配置されている。このバックライトの明るさ(輝度)は、撮像部22により撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて設定される。そこで、このようなバックライトの明るさ(輝度)の設定を行う一連の処理を、以下、「バックライト制御処理」と呼ぶ。
なお、ここで言うバックライトの明るさ(輝度)とは、表示対象となる表示対象データ(画像データ)で指定される色や明るさの情報に基づいて決定される表示部の明るさ(輝度)とは別に、個々の表示対象データ(画像データ)で指定される色や明るさの情報とは独立して決定される全ての表示対象データ(画像データ)に共通した表示部の明るさ(輝度)のことである。本実施形態では、表示部21として液晶型表示装置が採用された例で説明しているが、例えば、有機ELディスプレイ等の、表示素子そのものが発光するためにバックライト部を必要としない表示デバイスを用いる場合であっても、このような表示素子を用いて上記のようなバックライトの明るさ(輝度)の設定を機能的に実現することができる。
カメラ本体11は、平面形状五角形の短柱状に形成され、図1(A)に示すように、カメラ本体11の裏面は、平坦に形成され、図1(B)に示すように、カメラ本体11の表面は、撮像部22の撮像面(撮像レンズ側の面)が配置されている。即ち、カメラ本体11は、撮像部22を内蔵する筐体である。
カメラ本体11は、貫通して配置された回動軸Aを回動中心として表示部本体12に対し回動可能に軸支される。
また、カメラ本体11は、回動軸Aに対し直交方向に配置され貫通して配置された回動軸Bを回動中心としてフレーム本体13に対し回動可能に軸支される。
より具体的には、カメラ本体11は、カメラ本体11の五角形の外形のうちの一の辺を表示部本体12に摺接しながら、回動軸Aを中心として回動し得るように構成される。
フレーム本体13の底辺は、フレーム本体13を構成する2本の腕が延設されている方向とは逆方向(表示部側)にV字状に突出して形成されている。
従って、カメラ本体11は、その五角形の外形のうち対向する2辺をフレーム本体13の2本の腕に当接した状態でフレーム本体13と軸支している。このため、カメラ本体11は、該対向する2辺をフレーム本体13の2本の腕にそれぞれ摺接させながら回動することができる。
従って、ユーザは、被写体が奥側に存在する場合には、回動軸Bを中心としてカメラ本体11を回動して図1(A)の状態することで、奥側の被写体を撮像部22に撮像させることができる。
これに対して、ユーザは、自己を被写体として撮像する(以下、適宜「自分撮り」と呼ぶ)場合等、被写体が手前側に存在する場合には、回動軸Bを中心としてカメラ本体11を回動して図1(B)の状態にすることで、手前側の被写体を撮像部22に撮像させることができる。
ユーザUは、自分撮りをする場合等には、先ず、図2に示すように、表示部21による表示方向と撮像部22による撮像方向とを略一致させた状態で、カメラ本体11とフレーム本体13とが所定角度拡開するように変形した状態の撮像装置1を、机上等に立設させる。
ここで、表示部21による表示方向とは、表示部21の表示面の法線の方向であって、当該表示面から光(各画素から発光される光)が射出される方向をいう。撮像部22による撮像方向とは、撮像部22の撮像面の法線の方向(即ち光軸の方向)であって、当該撮像面から被写体に向かう方向をいう。
ユーザUは、このように撮像装置1を机上等に立設させると、次に、撮像部22の撮像面と対向し、表示部21全体を視認できる程度まで離間した位置に移動する。
すると、図2に示すように、ユーザUが撮像部22により逐次撮像され、そのライブビュー画像GUが表示部21に表示される。
撮像装置1は、動作モードが撮影モードに切り替えられると、先ず、撮像部22による被写体(図2の例ではユーザU)の撮像動作を継続させる。そして、撮像装置1は、撮像部22による被写体の撮像動作が継続されている間、当該撮像部22から順次出力される撮像画像(フレーム)のデータを、メモリ(本実施形態では後述の図4の記憶部47)に一時的に記憶させる。このような一連の制御処理を、以下「ライブビュー撮像処理」と呼ぶ。
また、撮像装置1は、ライブビュー撮像処理時にメモリに一時的に記録された各データを順次読み出して、各々に対応する撮像画像(フレーム)を表示部21に順次表示させる。このような一連の制御処理を、以下「ライブビュー表示処理」と呼ぶ。
このようなライブビュー撮像処理及びライブビュー表示処理の結果として、表示部21に表示される撮像画像が、ライブビュー画像GUである。
撮像装置1は、撮像記録指示の直後に撮像部22から出力された撮像画像(フレーム)のデータを、保存用のメモリ(本実施形態では後述の図4のリムーバブルメディア61)に記録させる。
なお、撮像記録指示がなされた後の撮像装置1の撮影の動作、即ち保存用の撮影の動作を、ライブビュー画像の撮影の時と明確に区別すべく、以下、「本撮影」と呼ぶ。
表示部21による被写体の表示は、ユーザによる所定の操作が行われ、撮像装置1の動作モードが再生モードに切り替えられたことがトリガとなって行われる。そこで、以下、このような表示のトリガとなる操作を、「再生指示」と呼ぶ。
ユーザUは、このように撮像装置1を机上等に立設させ、表示部21全体を視認できる程度まで離間した位置に位置する。そして、ユーザは、所定の操作をして、再生対象の撮像画像を選択して、その再生指示を行う。すると、図3に示すように、再生対象として選択された撮像画像GBが表示部21に表示される。
一方、撮像装置1は、バックライト制御処理を実行するに際し、動作モードが再生モードである場合には、撮影モード時に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、表示部21のバックライトの輝度を設定する。即ち、再生モード時には、撮影モード時に露出の調整に用いられた撮像画像のデータに含まれる明るさ情報に基づいて、表示部21のバックライトの輝度が設定される。
本実施形態では、このようにして、バックライト制御処理が撮像装置1により実行される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部22の出力信号として出力される。
このような撮像部22の出力信号が、撮像画像のデータであり、CPU41等に適宜供給される。
記憶部47は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、ライブビュー画像等の各種画像のデータを記憶する。また、記憶部47は、撮像装置1(被写体)の明るさと、バックライト部50の明るさ(輝度)との対応関係を示すデータを記憶する。
通信部48は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置との間で行う通信を制御する。
なお、本撮影時の撮像画像のデータは、記憶部47に当然記憶され得るが、ライブビュー画像のデータの一次的な記憶と明確に区別すべく、本実施形態ではリムーバブルメディア61に記憶されるものとする。
バックライト部50からの光の輝度は、上述したように、自在に可変設定ができるものとされている。
なお、バックライト部50は、光の輝度が可変設定できるものであれば足り、光源もLEDに限定されずその他冷極陰管が採用されてもよいし、また、方式もエッジライト方式に限定されずその他直下型方式が採用されてもよい。
ただし、本実施形態では、バックライト部50の光源として、RGBの各LEDが採用されおり、バックライト部50からの光の輝度に加えてさらに、色合いも自在に可変設定ができるものとされている。
撮像制御部72は、撮像部22による撮像の動作を制御する。即ち、撮像部22は、撮像制御部72の制御に基づいて、被写体を撮像(露光)して、その撮像画像のデータを出力する。
上述の実施形態では、再生モード時に表示部21に表示される画像は、リムーバブルメディア61に記録されていた画像とされているが、特にこれに限定されない。例えば、表示制御部74は、記憶部47に記憶されている画像や、通信部48を介して接続される図示せぬサーバに記憶されている画像を表示部21に表示させる制御を実行することができる。
また、明るさ検出部77は、動作モードが再生モードである場合には、リムーバブルメディア61に記憶されている画像を構成する各画素のデータ(輝度値)を積分することで、外部光又は被写体光の明るさ(輝度)を検出(計測)する。そして、明るさ検出部77は、検出(計測)した明るさ(輝度)を明るさ情報として特定する。明るさ検出部は、動作モードが再生モードである場合には、特定された明るさ情報をバックライト制御部78へ供給する。
バックライト制御部78は、バックライト部50の輝度(明るさ)を設定する場合、記憶部47に記憶されている輝度情報対応テーブルを用いる。輝度情報対応テーブルには、撮像装置1(被写体)の明るさと、バックライト部50の明るさ(輝度)との対応関係が略比例関係となるように予め規定されている。
バックライト制御部78は、明るさ検出部77により検出された明るさ情報が明るいことを示している場合には、輝度情報対応テーブルに基づいて、バックライト部50の明るさ(輝度)を上げる制御を実行する。これにより、明るい環境下においてもユーザの視認性を高くすることができる。
これに対して、バックライト制御部78は、明るさ検出部77により検出された明るさ情報が暗いことを示している場合には、輝度情報テーブルに基づいて、バックライト部50の明るさ(輝度)を下げる制御を実行する。これにより、暗い環境下においても、ユーザが眩しく感じるようなことは防止できる。
ここで、バックライト部50の設定としては、上述したように、主に輝度の設定がある。さらに本実施形態では、バックライト部50の光源として、RGBの各LEDが採用されている。従って、色合いの設定も、バックライト部50の設定に含まれる。即ち本実施形態では、バックライト制御部78は、バックライト部50の設定として、輝度と色合いの可変設定を相互に独立して自在に行うことができる。
図6は、図5の機能的構成を有する撮像装置1が実行する、第1実施形態に係るバックライト制御処理の流れを説明するフローチャートである。
なお、図6の例では、説明の便宜上、撮影モードと再生モードとの2種類の動作モードのみが存在するものとされている。
第1実施形態に係る撮像記録指示によるバックライト制御処理は、例えば撮像装置1の電源が投入されて所定の条件を満たすと開始され、次のような一連の処理が実行される。
動作モードが再生モードの場合、処理はステップS21に進む。ただし、ステップS21以降の処理については後述する。
これに対して、動作モードが撮影モードの場合、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、撮像制御部72は、撮像時の露出条件を初期設定(仮設定)する。
具体的には例えば、明るさ検出部77は、ライブビュー撮像処理により順次出力される複数の撮像画像(フレーム)のうち、最後に出力された撮像画像(フレーム)に基づき検出された明るさ情報を、現在の明るさ情報として更新する。そして、明るさ検出部77は、更新した明るさ情報を記憶部47に記憶(上書き保存)する。
ステップS8において、バックライト制御部78は、ステップS5において特定された被写体の明るさを撮像装置1周囲の明るさとみなして、バックライト輝度(バックライト部50の輝度)を適正な輝度に更新する。
このように、モード切替部76により操作モードが撮影モードに切り替えられた場合には、ステップS5において特定された被写体の明るさ(明るさ情報)に基づいて、撮像部22の撮像条件と、表示部21のバックライト部50の輝度の両方が変化される。
動作モードの切り替え操作がある場合には、ステップS9においてYESであると判定されて、処理はステップS1に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、動作モードが再生モードに切り替えられた場合には、処理はステップS1に戻された後、処理はステップS21に進み、後述する一連の処理が実行される。
これに対して、動作モードの切り換え操作がない場合には、即ち動作モードとして撮影モードが維持されている場合には、ステップS9においてNOであると判定されて、処理はステップS10に進む。
本撮影(記録)の指示がない場合には、ステップS10においてNOであると判定されて、処理はステップS4に戻される。即ち、本撮影(記録)の指示があるまでの間、動作モードが撮影モードを維持している限り、ステップS4乃至10の処理が繰り返し行実行される。
これに対して、本撮影(記録)の指示がある場合には、ステップS10においてYESであると判定されて、処理はステップS11に進む。
ステップS11において、撮像制御部72は、本撮影を行って撮像画像を記録する。この処理が終了すると、処理はステップS4に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
即ち、ステップS21において、バックライト制御部78は、最後に計測(検出)した被写体の明るさ情報に基づいて、バックライト輝度を設定する。具体的には例えば、バックライト制御部78は、ステップS6において更新された「最後に計測した被写体の明るさ情報」に基づいて、バックライト輝度を設定する。このようにして、バックライト制御部78は、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前に撮像された撮像画像から特定される、撮像装置1(被写体)の明るさに基づいて、バックライト部50の輝度(明るさ)を設定することができる。
ステップS23において、表示制御部74は、ステップS22において選択された撮像画像を再生表示する。
ステップS24において、主制御部71は、動作モードの切り替え操作があるか否かを判定する。
動作モードの切り替え操作がある場合には、ステップS24においてYESであると判定されて、処理はステップS1に戻される。即ち、動作モードが撮影モードに切り替えられた場合には、ステップS1に戻された後、処理はS21乃至24の処理が繰り返し行われる。
これに対して、動作モードの切り替え操作がない場合、即ち再生モードが維持されている場合、ステップS24においてNOであると判定されて、処理はステップS22に戻され、その結果として、ステップS22乃至24の処理が繰り返し行われる。
なお、電源がオフされる等して動作モードの終了が選択された場合、ステップS1において終了であると判定されて、バックライト制御処理は終了となる。
モード切替部76は、撮像部22により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、撮像部22による撮像動作を停止し撮像部22により撮像された撮像画像の被写体を表示部21で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替える。
バックライト制御部78は、被写体を表示部21で表示する場合に、表示部21のバックライト部50の輝度を設定する。そして、バックライト制御部78は、モード切替部76により動作モードが再生モードに切り替えられた場合には、撮像部22により所定のタイミングで撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、再生モードが設定されている期間における表示部21のバックライト部50の輝度を設定する。
これにより、撮像画像の再生時において、より効果的に撮像装置1の表示部21のバックライトの輝度を設定することができる。
これにより、撮像動作を停止した直後の撮像装置1の周囲の環境に適したバックライトの輝度に設定することができる。
これにより、被写体の撮像画像を撮像していない間であっても、撮像装置1の周囲の環境に適したバックライトの輝度に設定することができる。
これにより、ライブビュー表示用の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、撮像条件のみならずバックライト部50の輝度を変化することができ、別途輝度センサ等を必要とせず部品コストの低減を図ることができる。
これにより、様々な明るさの被写体の撮像画像に対応してバックライト部50の輝度を設定することができる。
以上、第1実施形態について説明した。次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る撮像装置1は、第1実施形態に係るものと基本的に同様のハードウェア構成を取ることができる。従って、図4は、第2実施形態に係る撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図でもある。
また、第2実施形態に係る撮像装置1は、第1実施形態に係るものと基本的に同様の機能的構成を取ることができる。従って、図5は、第2実施形態に係る撮像装置1の機能的構成を示す機能ブロック図でもある。
このため、ここでは、図4と図5の説明及び第1実施形態と同様な個所については説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
これに対して、第2実施形態では、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像される撮像画像から特定される撮像装置1(被写体)の周囲の明るさの変化の範囲(以下、「明るさ範囲」と呼ぶ)を特定し、この特定された明るさ範囲内で対応するバックライト部50の輝度が設定される。
従って、第2実施形態のバックライト制御部78は、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像される撮像画像から特定される撮像装置1(被写体)の周囲の明るさ範囲を特定し、この特定された明るさ範囲内で対応するバックライト部50の輝度が設定する。
より詳細には、バックライト制御部78は、動作モードが再生モードに切り替えられる直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体を、再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像された撮像画像の被写体として、この複数の被写体の明るさ情報の明るさ範囲を特定する。この所定数分の撮像画像の被写体の明るさ情報は、FIFO(First In,First Out)メモリに記憶されている。
バックライト制御部78は、特定した明るさ範囲が所定以上であると判定した場合には、最後に撮像された撮像画像の被写体、即ち、FIFOメモリ内の最後に記憶された被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。この場合、再生モードに切り替えられる直前の所定時間内(より正確には、直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体が撮像されていた時間内)では、撮像装置1(被写体)の周囲の明るさの変化量は少ないと考えられる。したがって、撮像装置1は、最後に撮像された撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、撮像装置1(被写体)の周囲の明るさに近い明るさに設定することができる。
これに対し、バックライト制御部78は、特定した明るさ範囲が所定以上であると判定した場合には、直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体のうち最も明るい被写体、即ち、FIFOメモリ内の最も明るい被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。この場合、再生モードに切り替えられる直前の所定時間内(より正確には、直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体が撮像されていた時間内)では、撮像装置1(被写体)の周囲の明るさの変化量は大きいと考えられる。したがって、撮像装置1は、最も明るい撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、明るさの変化量が多い環境下においても、ユーザの視認性を高めた明るさに設定することができる。
なお、バックライト制御部78は、所定の動作モードの設定状態に応じてバックライト部50の輝度を設定する。より詳細には、バックライト制御部78は、撮像装置1の電力を消費を抑える省電力モードが設定されている場合には、再生モードに切り替える直前に撮像された所定数分の撮像画像の被写体のうち最も暗い被写体、即ち、FIFOメモリ内の最も暗い被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。これにより、撮像装置1は、最も暗い撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、消費電力を抑えつつ、ユーザの視認性を確保した明るさに設定することができる。
図7は、図4の機能的構成を有する撮像装置1が実行する、第2実施形態に係るバックライト制御処理の流れを説明するフローチャートである。
第2実施形態に係るバックライト制御処理は、例えば撮像装置1の電源が投入されて所定の条件を満たすと開始され、動作モードが撮影モードである場合には、第1実施形態とのステップS1乃至S5の処理(図6参照)と同様の処理としてステップS41乃至S45の処理が実行された後、次のような一連の処理が実行される。
ステップS61において、バックライト制御部78は、FIFOメモリ内に所定数分記憶されている明るさ情報の明るさ範囲を特定する。
特定された明るさ範囲は所定以上である場合にはステップS62においてYESであると判定されて、処理はステップS64に進む。ステップS64以降の処理については、後述する。
これに対して、特定された明るさ範囲が所定未満の場合、ステップS62においてNOであると判定されて、処理はステップS63に進む。
ステップS64において、バックライト制御部78は、省電力モードが選択されているか否かを判定する。
省電力モードが選択されていない場合には、ステップS64においてNOであると判定されて、処理はステップS66に進む。ステップS66以降の処理については、後述する。
これに対して、省電力モードが選択されている場合には、ステップS64においてYESであると判定されて、処理はステップS65に進む。
ステップS68において、表示制御部74は、ステップS67において選択された撮像画像を再生表示する。
動作モードの切り替え操作がある場合には、ステップS69においてYESであると判定されて、処理はステップS41に戻される。即ち、動作モードが撮影モードに切り替えられた場合には、ステップS41に戻された後、処理はS42乃至51の処理が繰り返し行われる。
これに対して、動作モードの切り替え操作がない場合、即ち再生モードが維持されている場合、ステップS69においてNOであると判定されて、処理はステップS67に戻され、その結果として、ステップS67乃至69の処理が繰り返し行われる。
なお、電源がオフされる等して動作モードの終了が選択された場合、ステップS41において終了であると判定されて、バックライト制御処理は終了となる。
これにより、最後に撮像された撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、撮像装置1(被写体)の周囲の明るさに近い明るさに設定することができる。
これにより、各種動作モードの設定状態にかかわらず、バックライト部50の輝度を最適な明るさに設定することができる。
これにより、最も暗い撮像画像の被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定することができ、消費電力を抑えつつ、ユーザの視認性を確保した明るさに設定することができる。
これにより、明るさの変化量が多い環境下においても、ユーザの視認性を高めた明るさに設定することができる。
以上、第2実施形態について説明した。次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態に係る撮像装置1は、第1実施形態に係るものと基本的に同様のハードウェア構成を取ることができる。従って、図4は、第3実施形態に係る撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図でもある。
また、第3実施形態に係る撮像装置1は、第1実施形態に係るものと基本的に同様の機能的構成を取ることができる。従って、図5は、第3実施形態に係る撮像装置1の機能的構成を示す機能ブロック図でもある。
このため、ここでは、図4と図5の説明及び第1実施形態と同様な個所については説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
これに対して、第3実施形態では、再生モード時に選択された撮像画像に被写体の明るさ(又は露出条件)情報に基づいてバックライト部50の輝度が設定される。
従って、第3実施形態の記録/再生制御部75は、本撮影時の被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報(以下、「明るさ付加情報」と呼ぶ)を撮像画像のデータに対しExif(Exchangeable Image File Format)形式の所定のファイルとして、付加してリムーバブルメディア61に記憶する。
そして、第3実施形態のバックライト制御部78は、ユーザの操作部46の操作に基づき選択された撮像画像に、明るさ付加情報が付加されている場合には、第1の輝度設定方法により、付加されている明るさ付加情報に基づいてバックライト輝度を設定する。一方で、バックライト制御部78は、ユーザの操作部46の操作に基づき選択された撮像画像に、明るさ付加情報が付加されていない場合には、第2の輝度設定方法により、最後に計測した被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。したがって、撮像装置1は、再生対象となる画像に付加された明るさ付加情報に基づいてバックライト輝度を設定するができ、様々な明るさの撮像画像の被写体に合わせた明るさに設定することができる。
図8は、図4の機能的構成を有する撮像装置1が実行する、第3実施形態に係るバックライト制御処理の流れを説明するフローチャートである。
第3実施形態に係るバックライト制御処理は、例えば撮像装置1の電源が投入されて所定の条件を満たすと開始され、動作モードが撮影モードである場合には、第1実施形態のステップS1乃至S10の処理(図6参照)と同様のステップS101乃至S110の処理が実行された後、次のような一連の処理が実行される。
ステップS112において、記録/再生制御部75は、本撮影時の被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報を撮像画像に付加して記録する。具体的には例えば、記録/再生制御部75は、ステップS111において取得した撮像画像に含まれる被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報を撮像画像のデータに対しExif(Exchangeable Image File Format)形式の所定のファイルとして、リムーバブルメディア61に記憶する。この処理が終了すると、処理はステップS104に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS113において、バックライト制御部78は、最後に計測(検出)した被写体の明るさ情報に基づいてバックライト輝度を設定する。具体的には例えば、バックライト制御部78は、ステップS106において複数のライブビュー画像の中から最後に出力されたライブビュー画像に基づき検出された被写体の明るさ情報、即ち、記憶部47に記憶されている「更新された明るさ情報」に基づいて、バックライト輝度を設定する。このようにして、バックライト制御部78は、動作モードが撮影モードから再生モードに切り替えられる直前に撮像された撮像画像から特定される撮像装置1(被写体)の明るさに基づいてバックライト部50の輝度(明るさ)を設定することができる。
ステップS115において、バックライト制御部78は、選択された撮像画像に被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報が付加されているか否かを判定する。
選択された撮像画像に被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報が付加されていない場合には、ステップS115においてNOであると判定されて、処理はステップS118に進む。ステップS118以降の処理については、後述する。
これに対し、選択された撮像画像に被写体の明るさ(又は露出条件)を示す情報が付加されている場合には、ステップS115においてYESであると判定されて、処理はステップS116に進む。
バックライト輝度の個別設定モードでない場合には、ステップS116においてNOであると判定されて、処理はステップS118に進む。ステップS118以降の処理については、図6の第1実施形態のステップS23以降の処理と同様であるため説明を省略する。
これに対して、バックライト輝度の個別設定モードである場合には、ステップS116において、YESであると判定されて、処理はステップS117に進む。
これにより、ユーザが使用する様々な環境に合わせて輝度設定方法を選択できることで、様々な明るさの撮像画像の被写体に合わせた明るさに設定することができる。
この場合、表示部21により表示される画像の表示内容や表示状態の制御は、自発光素子を制御対象として行われる。
例えば、本発明は、撮像機能及び表示機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、スマートフォン、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図5の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
[付記1]
撮像手段により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像手段による撮像動作を停止し前記撮像手段により撮像された前記被写体を表示手段で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替手段と、
前記被写体を前記表示手段で表示する場合に、前記表示手段のバックライトの輝度を設定するバックライト制御手段と、
を備え、
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像手段により所定のタイミングで撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記再生モードが設定されている期間における前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする撮像装置。
[付記2]
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により前記動作モードが前記撮影モードから前記再生モードに切り替えられる直前に前記撮像手段により撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする付記1に記載の撮像装置。
[付記3]
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により再び前記撮影モードに切り替えられるまでの間、前記表示手段のバックライトの輝度を維持するように設定する、
ことを特徴とする付記2に記載の撮像装置。
[付記4]
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により前記撮影モードに切り替えられた場合に、
ライブビュー表示用に逐次撮像される撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記撮像手段により撮像される撮像条件と、前記表示手段のバックライトの輝度の両方を変化させる、
ことを特徴とする付記1乃至3のうち何れか1つに記載の撮像装置。
[付記5]
前記撮像手段により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報と、前記バックライト制御手段により設定される前記表示手段のバックライトの輝度と、の対応関係が予め規定されている、
ことを特徴とする付記1乃至4のうち何れか1つに記載の撮像装置。
[付記6]
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により前記撮影モードから前記再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像された前記撮像画像から特定される明るさ情報に基づき明るさの変化の範囲を特定し、この特定された明るさの変化の範囲内で対応する前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする付記5に記載の撮像装置。
[付記7]
前記バックライト制御手段は、
前記特定された明るさの変化の範囲に対応する前記バックライトの輝度の範囲内から、所定の動作モードの設定状態に応じて前記バックライトの輝度を選択する、
ことを特徴とする付記6に記載の撮像装置。
[付記8]
前記バックライト制御手段は、
前記撮像装置の消費電力を抑える省電力モードが設定されている場合は、前記特定された明るさの変化の範囲に対応する前記バックライトの輝度の範囲内から、最も暗いバックライドの輝度を選択する、
ことを特徴とする付記7に記載の撮像装置。
[付記9]
前記バックライト制御手段は、
前記特定された明るさの変化の範囲が所定未満である場合には、前記所定時間内の最後に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて前記バックライトの輝度を設定し、
前記特定された明るさの変化の範囲が所定以上である場合には、前記所定時間内に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさの変化の範囲に対応する前記バックライトの輝度の範囲内から、所定の基準に基づいて前記バックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする付記6に記載の撮像装置。
[付記10]
前記バックライト制御手段は、
前記再生モードにおける前記バックライトの輝度の設定方法を、
前記撮影モードから前記再生モードに切り替えられたタイミングで撮像される撮像画像のデータから特定される明るさ情報に対応する前記バックライトの輝度を設定する第1の輝度設定方法と、
前記表示手段により表示される対象として選択された各々の撮像画像のデータの撮像時における明るさ情報を特定し、この特定された明るさ情報に対応する前記バックライトの輝度を設定する第2の輝度設定方法と、
を含む複数の輝度設定方法の中から1の輝度設定方法を選択して設定する、
ことを特徴とする付記1乃至9のうち何れか1つに記載の撮像装置。
[付記11]
表示部のバックライトの輝度を設定する撮像装置が実行するバックライト設定方法であって、
撮像部により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像部による撮像動作を停止し前記撮像部により撮像された前記被写体を表示部で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替ステップと、
前記被写体を前記表示部で表示する場合に、前記表示部のバックライトの輝度を設定するバックライト制御ステップと、
を含み、
前記バックライト制御ステップは、
前記モード切替ステップにより動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像部により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記表示部のバックライトの輝度を設定する
ステップを含むことを特徴とするバックライト設定方法。
[付記12]
表示部のバックライトの輝度を設定するコンピュータを、
撮像手段により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像手段による撮像動作を停止し前記撮像手段により撮像された前記被写体を表示手段で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替手段、
前記被写体を前記表示手段で表示する場合に、前記表示手段のバックライトの輝度を設定するバックライト制御手段、
として機能させ、
前記バックライト制御手段として、
前記モード切替手段により動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像手段により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記表示手段のバックライトの輝度を設定する
ように機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (12)
- 撮像手段により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像手段による撮像動作を停止し前記撮像手段により撮像された前記被写体を表示手段で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替手段と、
前記被写体を前記表示手段で表示する場合に、前記表示手段のバックライトの輝度を設定するバックライト制御手段と、
を備え、
前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像手段により所定のタイミングで撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記再生モードが設定されている期間における前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により前記動作モードが前記撮影モードから前記再生モードに切り替えられる直前に前記撮像手段により撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により再び前記撮影モードに切り替えられるまでの間、前記表示手段のバックライトの輝度を維持するように設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により前記撮影モードに切り替えられた場合に、
ライブビュー表示用に逐次撮像される撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記撮像手段により撮像される撮像条件と、前記表示手段のバックライトの輝度の両方を変化させる、
ことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像手段により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報と、前記バックライト制御手段により設定される前記表示手段のバックライトの輝度と、の対応関係が予め規定されている、
ことを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の撮像装置。 - 前記バックライト制御手段は、
前記モード切替手段により前記撮影モードから前記再生モードに切り替えられる直前の所定時間内に撮像された前記撮像画像から特定される明るさ情報に基づき明るさの変化の範囲を特定し、この特定された明るさの変化の範囲内で対応する前記表示手段のバックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 - 前記バックライト制御手段は、
前記特定された明るさの変化の範囲に対応する前記バックライトの輝度の範囲内から、所定の動作モードの設定状態に応じて前記バックライトの輝度を選択する、
ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 前記バックライト制御手段は、
前記撮像装置の消費電力を抑える省電力モードが設定されている場合は、前記特定された明るさの変化の範囲に対応する前記バックライトの輝度の範囲内から、最も暗いバックライドの輝度を選択する、
ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。 - 前記バックライト制御手段は、
前記特定された明るさの変化の範囲が所定未満である場合には、前記所定時間内の最後に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて前記バックライトの輝度を設定し、
前記特定された明るさの変化の範囲が所定以上である場合には、前記所定時間内に撮像された撮像画像のデータから特定される明るさの変化の範囲に対応する前記バックライトの輝度の範囲内から、所定の基準に基づいて前記バックライトの輝度を設定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 前記バックライト制御手段は、
前記再生モードにおける前記バックライトの輝度の設定方法を、
前記撮影モードから前記再生モードに切り替えられたタイミングで撮像される撮像画像のデータから特定される明るさ情報に対応する前記バックライトの輝度を設定する第1の輝度設定方法と、
前記表示手段により表示される対象として選択された各々の撮像画像のデータの撮像時における明るさ情報を特定し、この特定された明るさ情報に対応する前記バックライトの輝度を設定する第2の輝度設定方法と、
を含む複数の輝度設定方法の中から1の輝度設定方法を選択して設定する、
ことを特徴とする請求項1乃至9のうち何れか1項に記載の撮像装置。 - 表示部のバックライトの輝度を設定する撮像装置が実行するバックライト設定方法であって、
撮像部により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像部による撮像動作を停止し前記撮像部により撮像された前記被写体を表示部で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替ステップと、
前記被写体を前記表示部で表示する場合に、前記表示部のバックライトの輝度を設定するバックライト制御ステップと、
を含み、
前記バックライト制御ステップは、
前記モード切替ステップにより動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像部により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記表示部のバックライトの輝度を設定する
ステップを含むことを特徴とするバックライト設定方法。 - 表示部のバックライトの輝度を設定するコンピュータを、
撮像手段により被写体の撮像画像を撮像する撮影モードと、前記撮像手段による撮像動作を停止し前記撮像手段により撮像された前記被写体を表示手段で表示する再生モードと、を少なくとも含む複数の動作モードのうち1の動作モードに切り替えるモード切替手段、
前記被写体を前記表示手段で表示する場合に、前記表示手段のバックライトの輝度を設定するバックライト制御手段、
として機能させ、
前記バックライト制御手段として、
前記モード切替手段により動作モードが前記再生モードに切り替えられた場合には、前記撮像手段により撮像された被写体の撮像画像のデータから特定される明るさ情報に基づいて、前記表示手段のバックライトの輝度を設定する
ように機能させることを特徴とするプログラム。
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