JP2007324888A - カメラ、表示制御方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影時の視認性を向上させた画像が表示されるカメラ、その表示制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】(A)は、撮影時にモニタ表示される被写体画像自体の波長分布である。モニタ画像の視認性は外光の影響を大きく受ける。太陽光の波長分布はほほフラットなので(B)、太陽光が表示部に直接入射すると、表示される画像の輝度が全体に上がって、白っぽい画面になる(C)。この場合、被写体の視認性が低下する。逆に、太陽がカメラ正面にあって、太陽光が直接画面に入射しないときには、ユーザーの目には画面が全体的に暗く感じられ、やはり被写体の視認性は低下する(D)。そこで、カメラの表示部にセンサを備えて外光の量を検出して、外光が大きいときは、主被写体の支配的な色成分である例えば赤が強調表示されるように表示部を制御する(E)。
【選択図】図3

Description

この発明は、背面にモニタ用の表示部を備えるデジタルカメラに関する。
デジタルカメラには撮影時の画角確認や画像再生にためにLCD等の表示装置が内蔵されている。この表示装置は、最近の液晶などフラットパネルディスプレイ技術の急速な画質向上の流れの中にあって、ますます色再現性や画素数も向上している。そして、カメラへのレイアウトも工夫されて、大きなサイズのパネルが搭載される方向にもある。このように表示装置のサイズや画質が鑑賞用の再生手段としても十分実用的なレベルになってきているので、撮影時に果たす表示装置の役割も大きい。
一方、表示装置は光学式のファインダーに比べて、屋外では視認性が劣化するという課題はよく知られている。解決策のひとつとして、周囲の明るさに応じてバックライトの輝度を調整するアイデアがある。具体的な提案として、周囲の明るさをストロボ調光センサやリモコン受光部により検出するカメラに関する提案もある(特許文献1)。
さらに屋外での視認性向上を目的として、外光の色成分を検出して外光色に基づいて表示部への出力信号レベルを調整するカメラも提案されている(特許文献2)。
特開2004−236247号 特開2001−268405号
上記特許文献1では、回りの明るさを判別して、バックライトの光量を調節して視認性を向上させるようにしているが、いたずらにバックライトにエネルギーを注入しても電池が短期に消耗してしまい、視認性を向上させる目的としては、必ずしも効果的な対策とは言えない。
また上記特許文献2では、外光の色成分に応じて表示信号の色レベルを調整する方法が提案されているが、これは、外光の影響によって、表示される色が本来の色からずれてしまうことを防止して、正確な色再現の実現を目的としたものである。しかし、フラットな分光特性の太陽光下では、表示される画像の全体が白っぽくなって見づらくなり、この場面に上記技術を適用しても視認性の向上は期待できない。屋外特に昼光下でも、正しく被写体の位置確認を行うことが出来、よりよいフレーミングのできるようなモニタ画像表示がなされるカメラが望まれる。
本発明は、上記課題に鑑み、撮影時の視認性を向上させた画像が表示されるカメラ、その表示制御方法及びプログラムを提供するものである。
上記目的を達成するために、この発明の第1のカメラは、被写体像を撮影する撮像素子と、撮影された画像を表示する表示部と、撮影された画像の表示部への表示を制御する表示制御部と、表示部に入射する外光を判定する外光判定部と、撮影された画像の色を判定する画像判定部とを備え、上記表示制御部は、外光判定部による判定結果及び画像判定部の判定結果に従って、表示する画像の信号の色成分が補正されるよう制御するものである。
また、第2の発明によるカメラは、画像を表示する表示部と、表示部へ表示される撮影時のモニタ画像の表示を制御する表示制御部と、表示部に入射する外光を判定する外光判定部と、モニタ画像に表された被写体のうち主要な部分を主要被写体とし、この主被写体の色である主被写体色を判定する画像判定部とを備え、上記表示制御部は、外光判定部による判定結果に従って、モニタ画像の主被写体色が強調表示されるよう制御するものである。
また、第3の発明による表示制御方法は、表示部へ表示される撮影時のモニタ画像の表示を制御する表示制御方法において、モニタ画像に表された被写体のうち主要な部分を主要被写体とし、この主要被写体の色である主被写体色を判定し、外光判定の結果に従って、モニタ画像の主被写体色が強調表示されるよう制御するものである。
本発明によれば、撮影時の視認性を向上させた画像が表示されるカメラ、その表示制御方法及びプログラムを提供可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用されるカメラ1の全体ブロック図である。カメラ1にはレンズ部2、撮像素子3、アナログフロントエンド(以下、AFEと略す)部4、画像処理部5、圧縮伸長部6、記録制御部7及び記録メディア8が設けられる。レンズ部2は、入射した被写体25の像を撮像素子3に結像する。撮像素子3は、CMOSやCCDからなり、結像された被写体像を画像信号に変換する。
AFE部4は、撮像素子3から出力されるアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換して出力する。また、AFE部4には、切り出し部(不図示)が設けられる。切り出し部は、撮像素子3の全画素から一部の画素を間引いて抽出する。これにより、所定の領域のみの画像を全画像として表示なり記録すれば、あたかもその部分が拡大されていくような効果、つまり望遠側へのズーミングの効果をもたらすことが出来る。この状態から画像取り出し範囲を広げていくと、ワイドな画面となっていくため、反対の方向にズーミングしていくような効果が得られる。これが、一般的に「電子ズーム」とか「デジタルズーム」とか呼ばれる方法である。
画像処理部5は、AFE部4から出力された画像データについて、色、階調やシャープネスを補正処理する。また、画像処理部5には、画像を表示用の画素サイズに変更するリサイズ部5aが設けられる。リサイズ部5aが、撮像素子3で取得された画像を表示部14の表示に適したサイズに加工する。表示部の画素数が撮像素子の画素に比べて少ないからである。圧縮伸長部6は、撮影時には画像処理部5から出力された画像データを圧縮し、再生時には圧縮記録された画像データを伸長する。圧縮伸長部6内には、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)コア部など静止画圧縮伸長部6a、及びMPEG(Motion Picture Experts Group)4やH.264などの圧縮用コア部で構成される動画圧縮伸長部6bが設けられる。
記録再生制御部7は、撮影時には圧縮伸長部6により圧縮処理された画像データを記録媒体である記録メディア8に記録する。また、記録再生制御部7は再生時には記録メディア8から画像データを読み出す。また、動画撮影時には、あわせて音声データも記録する。
また、カメラ1には表示制御部13、表示部14、フォトディテクタ16、外光判定部17及び画像判定部18が設けられる。表示制御部13は、表示用にリサイズされた画像データを表示するよう、表示部14を制御する。表示部14は、例えば液晶や有機EL等から構成され、撮影時にはモニタ画像を表示し、再生時には伸張処理された記録画像を表示する。表示部14が、有機ELのように自発光式のものでなく液晶タイプの場合には、バックライト(BLと称す)部15を有する。また、バックライト部15は表示制御部13により明るさが制御される。また表示制御部13は、後述するように所定の条件で、表示される画像が色強調表示されるような制御を行う。
フォトディテクタ(PDとも称す)16は、表示部14に照射される自然光や人工照明光(外光)による光を検出する。近年は液晶ユニット内にトランジスタやダイオードなどの素子を配置することも技術的に可能なので、フォトディテクタ16も表示部14の表面に実装されていてもよい。外光判定部17は、フォトディテクタ16で検出された外光量が所定値より大きいかを判定してその情報を表示制御部13に提供する。画像判定部18は、画像処理部5から出力されるモニタ画像を分析して画面の主被写体を判定し、主被写体の色を検出して、その情報を表示制御部13に提供する。画像判定部18は、画面内の輪郭検出やピント位置情報等により、主被写体の検出を行う。
そして、表示制御部13は外光判定部17と画像判定部18からの上記情報に基づいて、モニタ画像の主被写体の色を強調補正する。この際に、表示制御部13は撮像素子3で得られた画像データの輝度も参照する。主被写体の色を強調補正させる際に、特定の色成分を強調するだけでなく、さらに他の色成分を低下させるようにして、色再現性を犠牲にして視認性を向上させてもよい。詳細は、後述する。
なお、色強調補正は、画像処理部5がモニタ画像の作成時に同時に行うようにしてもよい。つまり、画像処理部5は、撮像素子3から得られた画像をリサイズし表示用のガンマ補正やコントラスト修正も行いモニタ用画像を作成するので、外光判定部17と画像判定部18の結果に応じて、その際に主被写体の色を強調補正するようにしてもよい。
撮影時には、リサイズ部5aによって加工された画像が、表示制御部13で必要に応じて色補正制御されて、表示部14に表示される。ユーザーはこの画像を見ながら、撮影時に構図やタイミングを決めて撮影の操作を行う。また、電子ズーム時には、その選択範囲の良好な画像をパネル前面に表示しながら、あたかも光学的なズーミングが行われたのと同様の効果を、画面いっぱいに体感しながら撮影することも出来る。また、再生時には、記録メディア8に記録された圧縮データが記録再生制御部7により読み出され、画像処理部5によって再生され、リサイズされて表示部14に表示される。表示制御部13は、再生時には、主被写体の色補正を行わない。
また、カメラ1には、MPU10、ROM11、操作部12が設けられる。MPU(マイクロコントローラ)10は、プログラムに従って撮影や再生等カメラ1の全体の制御を司る制御部である。ROM11は、不揮発性でかつ記録可能なメモリで例えばフラッシュROMからなり、カメラ1の制御処理を行う制御用のプログラムが格納される。操作部12は、複数のスイッチを含み、撮影者の指示をMPU10に通知する。操作部12の1例としてスイッチ12a、12b、12cが設けられる。スイッチ12aはレリーズスイッチである。12bや12cは、例えば撮影/再生モード切替や撮影モードの切替などのスイッチである。MPU10は、撮影や表示などのユーザーの指示をスイッチ12a、12b、12cにより検出する。
また、カメラ1には、音声記録部18及びズーム制御部19が設けられる。音声記録部18は、マイクや音声処理部を有し、音声を取得して動画または静止画とともに記録メディア8に記録する。ズーム制御部は、ユーザーの操作指示に応じてMPU10に制御されて、レンズ2を駆動して所定の倍率に設定する。
図2は、屋外撮影時に、表示部14に表示されるモニタ画像に対して、太陽光が与える影響を説明するための図である。被写体像25がカメラ1の背面に設けられた表示部14にモニタ画像として表示される。画面には一般に主被写体が存在し、ここでは人物が主被写体25aである。表示部14がLCDの場合にはバックライト15、表示部14がEL等である場合にはその自発光の光量いずれも、太陽26の光量に比べれば相当に小さい。そのため、ユーザー22の目にとって、表示部14の被写体の視認性は室内環境に比べて低下する。
つまり、図2のように太陽26がカメラ前面側に位置するような場合には、光が外光26aとして撮影者の目に入り、表示部14の画像が相対的に暗く感じられて、視認性が低下する。一方、太陽26がカメラ背面側に位置するような場合には、光が外光26bとして表示部14の画面に直接入り、画面全体が白っぽくなり、やはり視認性が低下する。また、あたりに散乱した光が表示部14の表示面に当たるので、表示部14に再現されている色調に、この環境光(太陽光)が混色して色再現が狂ってしまうこともある。
このような状態で、特にユーザーが被写体を色で判別していると、とっさに、どこに狙ったものがいるのか分からなくなってしまうことがある。本発明では、こうした状況に対して、ユーザーが狙っているものを分かりやすく表示して、フレーミングをより迅速にできるようにする。
図3は、画像や太陽光の波長分布(分光特性)を模式的に示すグラフである。いずれも、横軸が波長で、右が長波長、左が短波長方向である。縦軸はその強度である。図3(A)は、現在の表示部14に表示される主被写体の波長分布とする。説明を簡単にするために、主被写体の重要部位(例えば、人物の服など)の色を、R(赤)G(緑)B(青)の三色の光に波長別に分解して、色別に3つのカーブで示す。ここでは、主被写体(図2の25a)の重要部位でRの成分が強く、赤い被写体とユーザーに認識されるとする。
次に、図3(B)は、表示部14に入射する太陽光25の波長分布である。太陽光25の波長分布は、波長全体に渡ってフラットな分布とする。図3(C)は、背中側から太陽光21を受けた時に、表示部14に表示される画像の波長分布を示す。つまり、カメラ1の背面の表示部14の画面に、太陽光26が図2の外光26bのように直接的に入射するような状態である。表示部14に図3(B)のような波長分布を持つ太陽光が散乱して照射されると、太陽光が重畳して各波長成分が全体的に押し上げられ、色の特徴がなくなる方向になる。ユーザーによる被写体の視認性が低下する。
図3(D)も、太陽光21に影響された状態での表示部14の表示画像の波長分布を示す。ここでは、図2の外光26aのようにカメラ1の正面から太陽光21が入射するような時である。カメラ1以外の部分は明るく、表示部14は限られた光量しか入射しないが、ユーザーにとっては相対的に表示が暗くなったように感じられる。つまり、暗い上に、色の差異も分かりにくい画像となり、いわば、暗い白黒画像のようになってしまう。あるいは、波長が平均化された再生画像となり、可視の短波長側の青や、長波長側の赤の特徴がなくなる傾向となる。どちらかと言えば、可視波長の中心域の緑色が勝った色再現となってしまう。いずれにしてもこの場合も、ユーザーによる被写体の視認性が低下する。
図3(E)が、本願発明により、強調補正されて表示される画像の波長分布を示す図である。表示制御部13が、主被写体の特徴色である赤の色を強調補正するもので、以下簡単に動作を説明する。外光判定部17により、外光が所定以上量であることが判定される。あわせて、画像判定部18により、モニタ画像が分析され主被写体の位置から主被写体の色が判定される。ここでは、赤と判定される。そして表示制御部13が、2つの判定結果を受けて、入力されたリサイズ後の画像データについて、同図(E)の分布で示すように、主被写体25aの赤の部分を強調するよう表示部14を制御する。強調補正されたモニタ画像が表示部14に表示される。主被写体の色が強調されて表示されるので、太陽光下でも、ユーザーは被写体の位置や動きの把握が容易にできるようになる。
図4は、撮影と再生の姿勢の違いを説明する図である。上記強調補正は、撮影時に限って行い、再生時には行わないようにするが、図4はそれを説明するための図である。図4(A)は、撮影時の姿勢で、特に上記の色調強調補正の効果が発揮されるシーンである。背面に表示部14が設けられているので、ユーザーは、時として図4(A)のように、人の頭越しなどで、高いところにカメラを構えて表示部14を見ながら撮影する場合もある。
しかし、表示部14を角度θで見上げて観察するような場合には、液晶などでは視野角の関係でユーザーに届く光量が減衰してしまう。さらに、明るい空の光により逆光状態になりがちなので、図2の場合よりいっそう画像が見にくくなってしまう。そこで、上記図3(E)のように特定の色成分を強調して表示させることにより的確に被写体を捕らえることができるようになる。さらに、従来このような太陽光下で電子ズームを使用すると、より被写体を見失う可能性が高くなってしまっていたが、色強調表示により、これを防止することができる。電子ズームを使って遠くにある被写体などでも迫力ある画面で確認しながら撮影を行うことが出来る。
一方再生時には、つまり撮影画像を鑑賞する場合などは、カメラ1の保持やパネルと目の角度に自由度があり、図4(B)のように日陰で、まっすぐパネルを見ればよく、撮影時に比べて視認性の問題は生じにくい。また、近年は屋外では、太陽光の一部を反射させて利用する半透過型とか微反射タイプと呼ばれる液晶などがあり、これを利用して、しかるべき角度で見れば、表示内容を問題なく鑑賞することができる。
つまり、撮影時にはユーザーが被写体を正しく捉えられるように、被写体の特徴色を強調する表示を行い、再生時にはこれを行わないようにするのが適切である。撮影時は画像の色再現性よりも、被写体の位置を正しく捉えることの方が重要だからである。逆に再生時には上記説明したような色調強調を行って、いたずらに不必要な発光や色再現の補正を行う必要はなく、自然な再生とした方が良い。色強調補正を行うと、色が不自然になってしまうといった副作用の問題が生じるからである。また、消費エネルギーが多くなって電池消耗が激しくなり、撮影や再生の時間が短くなってしまうという問題も出るからである。
図5は、色強調補正を行う表示制御の手順を説明するフローチャートである。この表示制御処理は、プログラムに従ったMPU10、画像処理部5、表示制御部13、外光判定部17、画像判定部18により主に実行される。まず、カメラ1が撮影モードでスタートされたとする。カメラ1のモードが再生モードに切換えられたら(ステップS11YES)、再生表示を行う(ステップS12)。記録メディア8内に記録されているもののうち、選択された画像の再生表示を行う。上述したように、再生モードでは色強調補正を行わない。
再生モードへの切換がなければ(ステップS11NO)、表示部14にモニタ画像を表示する(ステップS13)。この時、撮像素子3のすべての画素を表示することはできないので、表示部14の画素数に合わせた画素数のデータを撮像素子3から読み出して表示する。あわせて、カメラ1の背面に設けられたフォトディテクタ部16により外光を検出して、外光判定部17が外光の量を判定する(ステップS14)。外光が所定値以下であれば(ステップS15NO)、次に、画像処理部5が入射光(被写体光)の輝度が大かを、モニタ画像の輝度から判断する。入射光の量も少なければ(ステップS16NO)、モニタ画像表示時に色強調補正の必要がないのでステップ22に進む。外光量が大(ステップS15YES)、または入射光量が大であれば(ステップS16YES)、色強調補正を行う。
まず、表示制御部13がバックライト部15の光量を増加させるよう制御する(ステップS17)。ただし、表示部14がLCDの場合である。画像処理部5が、モニタ画像のコントラストを強調する処理を行う(ステップS18)。そして、画像判定部18が、画像処理部5から出力される画像データを利用して、撮像素子3で取得された画像を解析し、主被写体の色を判定する(ステップS19)。そして、主被写体の色が赤や青の成分かを判別する(ステップS20)。主被写体が赤または青の成分を主にする場合は(ステップS20YES)、表示制御部13が、その色が強調補正されるような制御を表示部14に行う(ステップS21)。前述の図3の例では、赤成分を強調補正させる。
つまり、表示制御部13はRGBの各色再現時のゲインを分けて制御するが、主被写体にR成分が強い場合には、自然の再現性とは異なるが、この色を強調して、ユーザーに赤の部分がどこにあるかを分かりやすく示すようにする。同様にBの成分が強い場合にも、外光によって視認性が低下していると考えて、青を強調する制御を行う。
ここで、青や赤に限って補正する理由を説明する。可視の波長域の短波長である青や、長波長側である赤では、目視状態では特徴的でありながら、昼光下のモニタ上では上述のように特徴のない画像となりがちだからである。たとえば、赤い花が咲き乱れるシーンでは、昼光の影響によって、赤い部分と葉っぱの部分が識別不能になりがちであった。このようなシーンでユーザーは、目視との差異に悩み、主被写体を見失ってしまうこと多かった。
従って、このフローチャートでは強調色を赤と青に限定して説明するが、必ずしも赤や青に限る必要はない。ステップ20を、緑やそれ以外の色であっても、主被写体の色に応じてこれを強調するように変形してもよい。また、赤の視認性を高めるために、赤を強調するだけでなく、他色である青や緑を低減させるような制御を併用してもよい。これにより、見かけ上赤の部分がより強調されることなる。
次に、ユーザーによるレリーズ操作による撮影指示を待つ(ステップS22)。撮影指示がされると(ステップS22YES)、撮像素子3からフル画素の読み出しを行なわせ、画像処理部5が所定の処理を行う。そして圧縮伸長部6がこの画像データを圧縮処理する(ステップS23)。記録再生制御部7が、圧縮された画像データを記録メディア8に記録する(ステップS24)。撮影指示がなければ(ステップS22NO)、ステップS25に進む。
また、電源オフ操作が行われたら(ステップS25YES)、電源オフの処理を行い(ステップS26)、終了する。電源オフ操作がなければ(ステップS25NO)、ステップS11に戻る。
以上のように、昼光下(強い外光下)の撮影時において、ユーザーがディスプレイ上の表示の色が分からなくなって主被写体を見失うことを防止できる。
広角の撮影なら簡単に被写体を画面内に捉えることができるが、前述のようにズーム操作を行って、狭い範囲の画像しか見られない場合には、捉えられる範囲が狭いので、どこに被写体がいるかを判定することが容易でなくなる。こうした状況下において、色情報が失われると、ユーザーは撮影時にストレスを感じて、撮影を楽しむことが出来なくなる。本発明によれば、主被写体の色が強調されて表示されるので、被写体認識がストレスなく確実にできるようになる。つまり、炎天下の過酷な状況下の撮影時にズーム操作などを行っても、被写体をしっかりフレーミングできる。
以上説明したように、本発明によれば、液晶などの表示パネルを利用して構図を決定するデジタルカメラにおいて、昼光下においても、色の再現性を良くし、正確なフレーミングで撮影が楽しめるカメラが提供可能となる。
なお上記各実施形態において、上記各実施形態で説明したMPU10による処理に関しては、一部または全てをハードウェアで構成してもよい。逆に、外光判定部17や画像判定部18等のハードウェアをソフトウェアで構成しても良い。具体的な構成は設計事項である。
また、上記実施形態の各処理機能の一部または全部をMPU10によりソフトウェア処理により実現させてもよい。そして、この場合には、MPU10の動作はROM11より供給されたプログラムに従って実現されるから、上記ソフトウェアのプログラム自体も本発明を構成する。また、そのプログラムを格納する記録媒体も本発明を構成する。記録媒体としては、フラッシュメモリ以外でも、CD−ROM、DVD等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、各実施形態では本願発明をデジタルカメラに適用した例を説明したが、これに限らず例えば携帯電話のカメラ部に適用しても良い。
さらに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本実施形態に係るカメラ1の全体ブロック図。 屋外撮影時に、表示部に表示されるモニタ画像に対して、太陽光が与える影響を説明するための図。 画像や太陽光の波長分布を模式的に示すグラフ。 撮影姿勢の態様と再生姿勢の態様の違いを示す図。 色強調補正を行う表示制御の手順を説明するフローチャート。
符号の説明
1…カメラ、2…レンズ部、3…撮像素子、4…アナログフロントエンド部、5…画像処理部、5a…リサイズ、6…圧縮伸長部、6a…静止画圧縮伸長部、6b…動画圧縮伸長部、7…記録再生制御部、8…記録メディア、10…MPU、11…ROM、12…操作部、12a…レリーズスイッチ、12b、12c…切換スイッチ、13…表示制御部、14…表示部、15…バックライト、
16…フォトディテクタ、17…外光判定部、18…画像判定部、19…音声記録部、20…ズーム制御部、25…被写体、25a…主被写体、26…太陽、26a、26b…外光、27…撮影者


Claims (6)

  1. 被写体像を撮影する撮像素子と、
    撮影された画像を表示する表示部と、
    撮影された画像の表示部への表示を制御する表示制御部と、
    表示部に入射する外光を判定する外光判定部と、
    撮影された画像の色を判定する画像判定部とを備え、
    上記表示制御部は、外光判定部による判定結果及び画像判定部の判定結果に従って、表示する画像の信号の色成分が補正されるよう制御する
    ことを特徴とするカメラ。
  2. 被写体像を撮像する撮像素子と撮影に先立って、上記撮像素子からリアルタイムに出力される信号または、上記撮像素子からの信号を記録した結果を再生した信号を、画像として表示する表示部を有するカメラにおいて、
    上記表示部に表示する画像の色の強調処理を、上記リアルタイム信号と再生信号とで異ならせる表示制御手段を備える
    ことを特徴とするカメラ。
  3. 画像を表示する表示部と、
    表示部へ表示される撮影時のモニタ画像の表示を制御する表示制御部と、
    表示部に入射する外光を判定する外光判定部と、
    モニタ画像に表された被写体のうち主要な部分を主要被写体とし、この主要被写体の色である主被写体色を判定する画像判定部とを備え、
    上記表示制御部は、外光判定部による判定結果に従って、モニタ画像の主被写体色が強調表示されるよう制御する
    ことを特徴とするカメラ。
  4. 上記表示制御部は、主被写体色のうちの赤または青を強調するよう制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
  5. 表示部へ表示される撮影時のモニタ画像の表示を制御する表示制御方法において、
    表示部に入射する外光を判定し、
    モニタ画像に表された被写体のうち主要な部分を主要被写体とし、この主要被写体の色である主被写体色を判定し、
    外光判定の結果に従って、モニタ画像の主被写体色が強調表示されるよう制御する
    ことを特徴とする表示制御方法。
  6. 表示部へ表示される撮影時のモニタ画像の表示を制御する表示制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    上記表示制御方法は、表示部に入射する外光を判定し、
    モニタ画像に表された被写体のうち主要な部分を主要被写体とし、この主要被写体の色である主被写体色を判定し、
    外光判定の結果に従って、モニタ画像の主被写体色が強調表示されるよう制御する
    ことを特徴とするプログラム。


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