JP2015136096A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像部であるカメラユニットが本体に対して軸回りに回転可能な撮像装置において、カメラユニットの撮影方向に応じて異なる画像処理を行うことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するために、本開示に係る撮像装置は、軸周りに回転可能な撮像部と、撮像部の撮影方向を検出する検出部と、撮像部で生成された画像データに画像処理を施す処理部と、検出部で検出された撮影方向に応じて処理部で画像データに与える画像処理パラメータの設定方法を変更する制御部と、を有する。
【選択図】図4

Description

本開示は撮像装置に関する。
特許文献1に示すようなデジタルカメラは、静止画或いは動画という形式により、撮影者が見た情景を撮影することができる。近年、デジタルカメラは様々な進化を遂げており、ユーザの満足度も益々高くなっている。
特開2010−154426号公報
従来のデジタルカメラから進化したカメラ形態の一例として、撮像部であるカメラユニットが本体に対して軸回りに回転可能なカメラ形態が考えられる。カメラユニットが本体に対して軸回りに回転することで、撮影方向の自由度は、従来のデジタルカメラよりも広がる。一方、撮影にあたっては、シーンに応じた好適な画質で画像が撮影できることが望まれている。従って、撮影方向の自由度の広がりに見合って、画質面でも対応する必要性が発生した。
上記課題を解決するために、本開示に係る撮像装置は、軸周りに回転可能な撮像部と、撮像部の撮影方向を検出する検出部と、撮像部で生成された画像データに画像処理を施す処理部と、検出部で検出された撮影方向に応じて処理部で画像データに与える画像処理パラメータの設定方法を変更する制御部と、を有する。
また、本開示に係る撮像装置は、被写体を撮像し、第1画像データを生成する第1の撮像部を有する。撮像装置は、第1撮像部に対して撮影方向を回転可能に取り付け、第1画像データとは異なる被写体の第2画像データを生成する第2の撮像部を有する。撮像装置は、第2の撮像部の撮影方向を検出する検出部と、第1及び第2の撮像部で生成された第1画像データと第2画像データそれぞれに画像処理を施す処理部と、を有する。検出部で検出された撮影方向に応じて処理部で第2画像データに与える画像処理パラメータの設定方法を変更する制御部を有する。
本開示は、回動可能な撮像部により撮影された被写体に対し、好適な画像処理を行うことができる撮像装置を提供する。
(a)、(b)実施の形態に係る撮像装置の概要を示すための斜視図 (a)、(b)実施の形態に係る撮像装置の使用例を示す図 (a)、(b)実施の形態に係る撮像装置の表示部に表示される画像例を示す図 実施の形態に係る撮像装置の電気的構成を示す図 (a)、(b)実施の形態に係る撮像装置の撮影動作を示すフローチャート (a)〜(c)実施の形態に係る撮像装置の画像処理動作を示すフローチャート (a)、(b)実施の形態に係る撮像装置のホワイトバランス補正の概要を示す図 (a)、(b)実施の形態に係る撮像装置の露出補正の概要を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
〔実施の形態1〕
〔1.概要〕
まず、撮像装置10の概要について図を用いて説明する。図1(a)及び(b)は、撮像装置10の概要を説明するための斜視図である。図2(a)及び(b)は、撮像装置10の使用例を示す図である。図3(a)及び(b)は、撮像装置10の表示部220に表示される画像例を示す図である。図1(a)、図2(a)及び図3(a)はサブカメラ300が状態1であるときに対応した図を示し、図1(b)、図2(b)及び図3(b)はサブカメラ300が状態2であるときに対応した図を示す。
図1(a)(b)及び図2(a)(b)に示すように、撮像装置10は、メインカメラ100、表示部220、サブカメラ300を有する。メインカメラ100は、撮像装置10の本体に配置される。表示部220は、撮像装置10の本体に対し、ヒンジ部で2軸回転可能に接合される。サブカメラ300は、表示部220上に軸回転可能に取り付けられる。メインカメラ100は、撮影者が主に撮影したい被写体を撮像する。サブカメラ300は、メインカメラ100に対して回動可能であるため、メインカメラ100とは異なる撮影方向の被写体を撮像できる。表示部220は、図3(a)(b)に示すように、メインカメラ100で撮像された画像に対して、サブカメラ300で撮像された画像が重畳されたPinP(Picture in Picture)画像を表示する。以下では、説明の便宜のため、メインカメラ100で撮影された画像をメイン画像222と称し、サブカメラ300で撮影された画像をサブ画像221と称する。メインカメラ100及びサブカメラ300は撮像部の一例である。
次に、図2を用いて、撮像装置10の使用例を説明する。図2に示すように、通常の使用時においては、撮影者は、メインカメラ100の撮影方向が撮影者の正面方向を向くようにして撮像装置10を使用する。このとき、撮影者は、表示部220を回動して、表示部220に表示される画像を確認できる状態にする。サブカメラ300は、軸回りに回動することにより、図2(a)に示すような、撮影方向が撮影者側を向いている状態(状態1)を実現することができる。又、サブカメラ300は、軸回りに回動することにより、図2(b)に示すような、撮影方向が撮影者側を向いていない状態(状態2)を実現することができる。
なお、サブカメラ300の撮影方向が表示部220を向いているときのサブカメラ300の状態を、サブカメラ300が収納されている状態(以下、収納状態)であるとする。
本実施の形態ではサブカメラ300が状態1にあるとき、サブカメラ300は撮影者を撮影する。これに対し、本実施の形態ではサブカメラ300が状態2にあるとき、サブカメラ300はメインカメラ100と同様の被写体を撮影する。撮像装置10は、サブカメラ300の状態1と状態2とで被写体が異なることに応じて、状態1と状態2とで異なる画像処理を行う。
〔2.電気的構成〕
続いて、撮像装置10の、メインカメラ100及びサブカメラ300の電気的構成、制御系統、画像処理について、図4を用いて説明する。
〔2−1.メインカメラの電気的構成〕
まず、図4を用いて、メインカメラ100の電気的構成について説明する。メインカメラ100は、1又は複数のレンズからなるメイン光学系110により形成された被写体像をCMOSイメージセンサ140で撮像する。CMOSイメージセンサ140で生成された画像データは、A/Dコンバータ(ADC)150でデジタル信号に変換された後、メイン画像処理部160で各種処理が施され、メモリカード200に格納される、或いは、表示部220に表示される。
メイン光学系110は、ズームレンズ111、手振れ補正レンズ112、フォーカスレンズ113、絞り114等により構成される。ズームレンズ111は光軸に沿って移動されることにより、被写体像の拡大、縮小を可能にする。また、フォーカスレンズ113は光軸に沿って移動されることにより、被写体像のピントの調整を可能にする。また、手振れ補正レンズ112は、メイン光学系110の光軸に垂直な面内で移動可能である。撮像装置10のブレを打ち消す方向に手振れ補正レンズ112を移動することで、撮像装置10のブレが撮像画像に与える影響を低減できる。また、絞り114は、使用者の設定に応じて若しくは自動で、開口部の大きさを調整し、透過する光の量を調整する。
メインレンズ駆動部120は、ズームレンズ111や、手振れ補正レンズ112、フォーカスレンズ113、絞り114をそれぞれ駆動させるアクチュエータを含む。そして、メインレンズ駆動部120は、例えば、各アクチュエータを制御する。
CMOSイメージセンサ140は、メイン光学系110で形成された被写体像を撮像して、画像データを生成する。CMOSイメージセンサ140は、露光、転送、電子シャッタなどの各種動作を行う。
A/Dコンバータ150は、CMOSイメージセンサ140で生成されたアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。
メイン画像処理部160は、CMOSイメージセンサ140で生成された画像データに対して各種処理を施し、表示部220に表示するための画像データを生成する。又、メイン画像処理部160はメモリカード200に格納するための画像データを生成する。例えば、メイン画像処理部160は、CMOSイメージセンサ140で生成された画像データに対して、ガンマ補正、ホワイトバランス(WB)補正、シャープネス補正、傷補正などの各種処理を行う。また、メイン画像処理部160は、CMOSイメージセンサ140で生成された画像データを、H.264規格やMPEG2規格に準拠した圧縮形式等により圧縮する。
本実施の形態では、メイン画像処理部160にPinP処理部390が内蔵されている。図3(a)(b)は、PinP処理部390で重畳処理され、表示部220に表示される画像の一例である。PinP処理部390は、メイン画像222にサブ画像221を重畳処理(PinP処理)する。PinP処理されたサブ画像221は、表示部220に表示されるスルー画像において、位置や大きさを変えることができる。このとき、メイン画像222がサブ画像221より大きくなるようにPinP処理されることが望ましい。
〔2−2.サブカメラの電気的構成〕
次に、図4を用いて、サブカメラ300の電気的構成について説明する。サブカメラ300は、1又は複数のレンズからなるサブ光学系310により形成された被写体像をCMOSイメージセンサ340で撮像する。CMOSイメージセンサ340で生成された画像データは、A/Dコンバータ(ADC)350でデジタル信号に変換された後、サブ画像処理部360で各種処理が施され、メモリカード200に格納される、或いは、表示部220に表示される。
サブ光学系310は、フォーカスレンズ313、絞り314等により構成される。各要素の構成はメインカメラ100に備えられたものと同じであるとして、詳細な説明を省略する。なお、サブカメラ300のサブ光学系310を構成する要素の種類はフォーカスレンズ313や絞り314に限られたものではなく、ズームレンズや手振れ補正レンズ等を有していてもよい。
サブカメラ300が有するサブレンズ駆動部320、CMOSイメージセンサ340、A/Dコンバータ350、サブ画像処理部360の主な構成は、メインカメラ100が有するメインレンズ駆動部120、CMOSイメージセンサ140、A/Dコンバータ150、メイン画像処理部160の主な構成と同様であるとして、詳細な説明を省略する。なお、サブカメラ300のサブ光学系310として固定焦点の光学系を用いる場合は、サブレンズ駆動部320が存在しなくてもよい。
〔2−3.制御系統〕
サブ画像処理部360は、各種処理が施された画像データを、PinP処理部390へと送る。そして、PinP処理された画像データはメモリカード200に格納される。或いは、PinP処理された画像データは、表示部220に表示される。
画像処理やPinP処理された画像データは、コントローラ180へ送られる。コントローラ180は、撮像装置10全体を制御する制御手段である。コントローラ180は、半導体素子などで実現できる。コントローラ180は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。コントローラ180は、マイコンなどで実現できる。
向きセンサ380は、サブカメラ300の撮影方向を検出する。このとき、向きセンサ380は少なくともサブカメラ300が状態1にあるか状態2にあるかを検出する。向きセンサ380が検出した結果はコントローラ180に通知される。これにより、コントローラ180は、サブカメラ300が軸回りに回動したときの撮影方向(状態1、状態2)を把握できる。向きセンサ380は、スイッチング機構やマグネット、可変抵抗などを用いて実現できる。
バッファ170、370は、メイン画像処理部160、サブ画像処理部360及びコントローラ180のワークメモリとして機能する。バッファ170、370は、例えば、DRAM、強誘電体メモリなどで実現できる。
カードスロット190は、メモリカード200を着脱可能である。カードスロット190は、機械的及び電気的にメモリカード200と接続可能である。メモリカード200は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどを内部に含み、メイン画像処理部160、サブ画像処理部360で生成された画像ファイル等のデータを格納できる。
内部メモリ240は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどで構成される。内部メモリ240は、撮像装置10全体を制御するための制御プログラム等を記憶する。
操作部材210は、使用者からの操作を受け付けるユーザーインターフェースの総称である。操作部材210には、例えば、使用者からの操作を受け付ける十字キーや決定釦等が挙げられる。また、操作部材210は動画記録釦や、動画再生釦なども有する。動画記録釦は、ユーザによる動画記録開始/停止の指示を受け付ける。動画再生釦は、ユーザによる動画像データの再生開始/再生停止の指示を受け付ける。動画記録釦は、動画非記録時における動画記録開始指示と、動画記録時における動画記録停止指示とを兼用する釦として以下説明するが、これに限定されない。動画記録開始釦とは別途、動画記録停止釦を備えていてもよい。動画記録釦などは、撮像装置10の外装に備わるハードキーでもよい。又、動画記録釦などは表示部220に表示された釦アイコンを、タッチパネルを介して操作させるソフトキーであってもよい。
表示部220は、CMOSイメージセンサ140で生成された画像データが示す画像や、PinP処理部390が重畳処理を行った画像や、メモリカード200から読み出された画像データが示す画像を表示できる。また、表示部220は、撮像装置10の各種設定を行うための各種メニュー画面等も表示できる。
なお、図4では、PinP処理部390は、メイン画像処理部160に内蔵されるように示しているが、本開示はこれに限定されるものではない。PinP処理部390は、サブ画像処理部360に内蔵されていてもよいし、独立して存在してもよい。
また、サブ画像処理部360からPinP処理部390へ送られる画像データは、バッファ370を介してもよい。これにより、サブ画像221の画像データはバッファ370に一時保存されるので、メイン画像222の画像データとサブ画像221の画像データとが、同じタイミングでコントローラ180に送られることが可能となる。
また、メインカメラ100のワークメモリとして機能するバッファ170と、サブカメラ300のワークメモリとして機能するバッファ370の二つが存在するとしているが、本開示はこれに限定されるものではない。バッファは一つであってもよいし、3つ以上あってもよい。
〔2−4.画像処理〕
続いて、メイン画像処理部160やサブ画像処理部360で行われる画像処理の内、ホワイトバランス補正、露出補正、シャープネス補正を例に挙げて説明する。
〔2−4−1.ホワイトバランス補正〕
まず、メイン画像処理部160やサブ画像処理部360で行われるホワイトバランス補正について説明する。メインカメラ100とサブカメラ300の各画像処理部は、画像の色味を調整することで画像データのホワイトバランスを補正する。コントローラ180は、画像データから光源を推定する。例えば、図7(a)に示すように、RデータとBデータの座標上において、複数の光源推定範囲が設定されている。図7(a)に示す例では、白熱灯、蛍光灯、晴天及び日陰の4つの光源推定範囲A1〜A4が設定されている。コントローラ180の光源推定部は、画像データの入力データが、いずれの光源推定範囲に分布しているかに基づいて、ホワイトバランス補正のために基準とする光源を推定できる。メイン画像処理部160やサブ画像処理部360は、光源推定部により推定された光源に基づいて、ホワイトバランス補正の追従範囲を制御する。このとき、光源推定範囲内に追従範囲が含まれることが望ましい。各画像処理部は、ホワイトバランス補正の追従範囲内でRゲイン、Bゲイン、Gゲインを調整することにより、画像の色味を調整する。例えば、画像が赤み掛かっているときは、各画像処理部はRゲインを下げてBゲインやGゲインを上げるなどの補正を行う。なお、図7(a)(b)に示すWB補正の詳細は後述する。
〔2−4−2.露出補正〕
次に、メイン画像処理部160やサブ画像処理部360で行われる露出補正について説明する。各画像処理部は、画像の明るさを調整することで画像データの露出を補正する。コントローラ180は、画像データの輝度情報に基づき、画像の明るさを判断する。このとき、図示しない測光計を用いてもよいし、得られた画像データを解析してもよい。画像データから得られた輝度情報に応じて、各画像処理部は、画像が適正露出の基準値よりも明るすぎる場合(露出オーバー)は露出をマイナスに補正する。又、各画像処理部は、画像が適正露出の基準値よりも暗すぎる場合(露出アンダー)は露出をプラスに補正する。このような補正により、画像の露出を適正露出にする。露出を補正する方法としては、絞り114,314を調整する方法や、メイン画像処理部160、サブ画像処理部360でコントラスト値を調整する方法などが挙げられる。また、後述するように、適正露出を判断する際に、ユーザの設定により画像の一部に重みを付けてもよいし、画像全体を平均的に扱ってもよい。
〔2−4−3.シャープネス補正〕
最後に、メイン画像処理部160やサブ画像処理部360で行われるシャープネス補正について説明する。各画像処理部は、画像のコントラストを調整することで画像データのシャープネス(鮮明さ)を補正する。コントローラ180は、画像データの各画素の輝度差を解析する。各画像処理部は、画像を鋭くする場合は画像データの各画素間の輝度差を強調する。また、各画像処理部は、画像を柔らかくする場合は画像データの各画素間の輝度差を低減させる。風景などを撮像する場合は、画像の色を際立たせるために、画像データの各画素間の輝度差を強調することが望ましい。また、人物を撮像する場合は、顔の影や皺を目立たなくするために、画像データの各画素間の輝度差を低減させることが望ましい。
〔3.動作〕
続いて、撮像装置10の動作を説明する。図5(a)はメインカメラ100の撮影動作を示すフローチャートであり、図5(b)はサブカメラ300の撮影動作を示すフローチャートである。
〔3−1.メインカメラの動作〕
まずメインカメラ100の動作を、図5(a)を用いて説明する。なお、簡単のため、撮像装置10は撮影モードに設定されているとする。
撮像装置10の電源がオン(ON)される(ステップS100)と、コントローラ180は、撮像装置10を構成する各部に必要な電力を供給する(ステップS101)。電力が供給されると、メインレンズ駆動部120やCMOSイメージセンサ140は動作可能な状態へ初期設定を行う(ステップS102)。初期設定が完了すると、CMOSイメージセンサ140は被写体の撮像を開始する(ステップS103)。CMOSイメージセンサ140により撮像された画像データは、メイン画像処理部160に送られる(ステップS104)。
ここで、コントローラ180は、サブ画像221が存在するか否かを検知する(ステップS105)。サブ画像221がない場合(ステップS105におけるNo)には、表示部220はCMOSイメージセンサ140が生成した画像データに基づくスルー画像の表示を開始する(ステップS107)。このとき、表示部220にはメイン画像222のスルー画像が表示されている。ユーザは、表示部220に表示されるスルー画像を見ながら、画角等を判断し、動画記録の開始に好適なタイミングで操作部材210の動画記録釦を押下する。サブ画像221がある場合(ステップS105におけるYes)には、PinP処理を行った(ステップS106)後、図3(a)(b)に示すPinP処理されたスルー画像が表示部220に表示される(ステップS107)。詳細は、サブカメラ300の動作と併せて後述する。
コントローラ180は、動画記録釦が押下されたか否かを監視している(ステップS108)。動画記録釦が押下されるまで、コントローラ180はS108の状態で待機する。動画記録釦が押下されると(ステップS108におけるYes)、コントローラ180は、CMOSイメージセンサ140の撮像画像に基づく動画像データのメモリカード200への記録を開始する(ステップS109)。メモリカード200に動画像データを書き込む前に、一旦、動画像データを、バッファ170に蓄積しておいてもよい。このとき、バッファ170に蓄積された動画像データのデータ量が一定量を越えたときに、コントローラ180は、この一定量を超えたデータ量の動画像データをメモリカード200に書き込みにいくようにしてもよい。
コントローラ180は、ここでもまた動画記録釦が押下されたか否かを監視している(ステップS110)。動画記録釦が押下されるまで、コントローラ180はステップS110の状態で動画像データの記録を継続する。再度動画記録釦が押下されると(ステップS110におけるYes)、コントローラ180は動画像データの記録を終了する。そして、ステップS103に戻り、再度、CMOSイメージセンサ140は被写体像の撮像を行う。
〔3−2.サブカメラの動作〕
次に、サブカメラ300の基本動作および、画像処理の詳細動作について説明する。
〔3−2−1.基本動作〕
まず、サブカメラ300の基本動作を、図5(b)を用いて説明する。なお、ここで簡単のため、撮像装置10は撮影モードにすでに設定されているとして説明する。
撮像装置10の電源がオン(ON)され(ステップS200)、コントローラ180に電力が供給されると、コントローラ180はサブカメラ300が起動しているかどうかを常に監視する(ステップS201)。ユーザがサブカメラ300を起動させる(ステップS201におけるYes)と、サブカメラ300を構成する各部に必要な電力が供給される(ステップS202)。このとき、向きセンサ380がサブカメラ300の収納状態からの回動を検知するとサブカメラ300が起動する。なお、サブカメラ300を起動させる起動釦が存在し、その起動釦をONすることでサブカメラ300が起動するようにしてもよい。電力が供給されると、サブレンズ駆動部320やCMOSイメージセンサ340は動作可能な状態へ初期設定を行う(ステップS203)。初期設定が完了すると、CMOSイメージセンサ340は被写体の撮像を開始する(ステップS204)。CMOSイメージセンサ340により撮像された画像データは、サブ画像処理部360に送られ、画像処理が行われる(ステップS205)。
サブカメラ300において上述した動作が行われると、図5(a)のステップS105で、サブ画像221が存在すると判断される(S105におけるYes)。サブ画像221は、サブ画像処理部360で各種処理された後、PinP処理部390にてPinP処理が行われる(ステップS106)。PinP処理された画像は、図3(a)及び(b)に示すようにメイン画像222とサブ画像221とが重畳された状態で、表示部220にスルー画像として表示される(ステップS107)。その後、記録動作(ステップS108〜ステップS111)が行われる。
記録動作の際には、重畳された各画像は別のデータとして個別に圧縮されて記録されても構わない。又は、各画像は一つのデータとして圧縮されて記録されても構わない。
サブカメラ300は、前述したように、回動することによってメインカメラ100とは異なった被写体を撮像できる。即ちサブカメラ300は、撮影者を撮像する可能性の高い状態1と、撮影者を撮像する可能性の低い状態2の2つの状態を少なくとも有する。本実施の形態における撮像装置10は、状態1、状態2のそれぞれに応じて、サブカメラ300で撮像された画像に対し異なった画像処理パラメータの設定方法を用いる。
具体的には、状態1ではサブカメラ300は撮影者を近距離で撮像している可能性が高い。そのため、サブ画像処理部360はメインカメラ100で撮像している被写体とは異なる画像処理パラメータの設定方法を用いる。一方、状態2ではサブカメラ300はメインカメラ100と近い状態の被写体を撮像している可能性が高い。そのため、サブ画像処理部360はメインカメラ100と同様の画像処理パラメータの設定方法を用いる。以下で、各状態における画像処理(ホワイトバランス補正、露出補正、シャープネス補正)について説明する。
〔3−2−2.ホワイトバランス補正〕
まず、ホワイトバランス補正について説明する。撮像装置10では、サブ画像221に対して、サブカメラ300の状態に応じて異なるホワイトバランス補正を行うことができる。図6(a)を用いて以下で詳細を説明する。
図6(a)は、図5(b)に示すステップS205におけるホワイトバランス補正の画像処理動作を示すフローチャートである。図6(a)のステップS11において、図5(b)のステップS204と同様に、CMOSイメージセンサ340は被写体像を撮像する。同時に、サブ画像処理部360はサブカメラ300の状態を検知する(ステップS12)。本実施の形態では、状態の検知に関して、向きセンサ380の検出値を、コントローラ180を介してサブ画像処理部360が受け取るように構成されているが、コントローラ180を介さずに直接、サブ画像処理部360が受け取るようにしてもよい。サブカメラ300の状態を検知した結果、サブカメラ300が状態1であるとき(ステップS12におけるYes)は、サブ画像処理部360は画像データに対してWB補正1を行う(ステップS13)。上述のように、状態1ではサブカメラ300は撮影者を近距離で撮像している可能性が高いので、WB補正1としては、人物の顔に適した、すなわち肌色が退色しないようなWB補正を行う。サブカメラ300が状態2であるとき(ステップS12におけるNo)は、サブ画像処理部360は、サブカメラ300により生成された画像データに対して、メインカメラ100により生成された画像データに対するWB補正と対応したWB補正2を行う(ステップS14)。ここで、メインカメラ100により生成された画像データに対するWB補正と対応したWB補正2とは、メインカメラ100により生成された画像データに対するWB補正のパラメータと同一のパラメータによる補正であってもよい。或いは、メインカメラ100により生成された画像データに対するWB補正のパラメータに所定の係数を乗じたパラメータによる補正であってもよい。
ここで、WB補正1について詳細に説明する。図7(a)は、WB補正の概要を示す図であり、主な光源である白熱灯、蛍光灯、晴天、日陰の4つの光源にそれぞれ対応する光源推定範囲A1、A2、A3、A4を示している。図7(b)は図7(a)における光源推定範囲A1の近傍の拡大図である。
WB補正1においては、サブ画像処理部360は、メイン画像処理部160とは独立して動作する。コントローラ180は、サブカメラ300から得られた画像データに基づいて光源を推定し、サブ画像処理部360にWB補正の追従範囲を通知する。このとき、サブカメラ300が撮影者を撮像していると、撮影者の肌を多量に検知して、光源として白熱灯を推定する可能性が高い。光源として白熱灯が推定されると、図7(a)に示す光源推定範囲A1の範囲内においてWB補正がされる。そうすると、WB補正によって、サブ画像221は、撮影者の肌の赤みを打ち消すような青白い画像、所謂青かぶり画像となる場合がある。即ち、この場合、サブ画像221は、撮影者の肌色が退色した画像となる。しかし、そのような画像では撮影者の肌色を適切に表現できず、撮影者が不満に感じる、ということが考えられる。
そこで本実施の形態に係る撮像装置10では、サブカメラ300が状態1であるとき、撮影者の肌を適切に再現するために、図7(a)及び(b)に示すように、サブ画像処理部360がWB補正を行う範囲に対して制限を掛ける。即ち、サブ画像処理部360が行うWB補正の範囲を追従範囲Bに制限することにより、WB補正がより低色温度側に追従しないように制限を掛ける(WB補正1)。この制限により、撮像装置10は、サブ画像処理部360が光源として白熱灯の場合のような低色温度範囲を推定しても、撮影者の肌が退色した画像を生成することを防ぐことが可能となる。
なお、WB補正に制限を掛ける方法は、低色温度側の追従範囲に対して制御を掛ける方法に限るものではない。撮像画像に対して、撮影者の顔が写っている可能性の低い画像周辺部に重みを付けて光源推定をしても構わないし、サブ画像処理部360が生成した画像データを解析する際に、低色温度側のデータを意図的に参照せずに光源推定をしても構わない。そうすることにより、サブ画像処理部360が低色温度側の光源を推定することを抑制することができる。また、低色温度側だけでなく、高色温度側にもWB補正の追従範囲に制限を設けて、画像に赤かぶりが発生することを防ぐようにすることもできる。
次に、WB補正2について説明する。WB補正2において、サブ画像処理部360はメイン画像処理部160と連動して動作する。コントローラ180は、メインカメラ100から得られた画像データに基づいて光源を推定し、推定された光源に基づき、サブ画像処理部360に対しWB補正を行う範囲を通知する。例えば、光源として白熱灯を推定した場合、図7(b)に示すように、コントローラ180は、メイン画像処理部160がWB補正を行う範囲である追従範囲C1をサブ画像処理部360に対し通知する。メイン画像処理部160がその追従範囲C1内でWB補正を行う際、サブ画像処理部360も同じ範囲である追従範囲C2内でWB補正を行う。この制限により、本実施の形態に係る撮像装置10は、メイン画像処理部160から得られた画像とサブ画像処理部360から得られた画像とで同様のWB補正を行うことができる。従ってPinP処理した際に、色味の異なる画像が重畳表示されるような違和感のある画像が生成されることを抑制できる。
〔3−2−3.露出補正〕
次に、露出補正について説明する。撮像装置10では、サブ画像221に、サブカメラ300の状態に応じて異なる自動露出(AE)補正を行うことができる。図8はAE補正の際、画像の測光箇所に重みづけを設定した図である。図8において、数字が小さくなるほど強い重みがつけられている。図6(b)、図8を用いて以下で詳細を説明する。
図6(b)において、ステップS22までは図6(a)のステップS12までと同様である。撮影方向を検知した結果、サブカメラ300が状態1であるとき(ステップS22におけるYes)は、サブ画像処理部360は画像データに対して人物の顔に適した、撮影者の顔が適切な明るさになるようなAE補正1を行う(ステップS23)。サブカメラ300が状態2であるとき(ステップS22におけるNo)は、サブ画像処理部360は、サブカメラ300で生成された画像データに対して、メインカメラ100で生成された画像データに対して与えた画像処理パラメータに対応したAE補正2を行う(ステップS24)。ここで、メインカメラ100により生成された画像データに対するAE補正に対応したAE補正2とは、メインカメラ100により生成された画像データに対するAE補正のパラメータと同一のパラメータによる補正であってもよい。或いは、メインカメラ100により生成された画像データに対するAE補正のパラメータに所定の係数を乗じたパラメータによる補正であってもよい。
ここで、AE補正1について詳細に説明する。コントローラ180は、画像データの輝度情報を検出してAE補正を行う。サブカメラ300が状態1にあるとき、サブカメラ300は撮影者を撮像している可能性が高い。従って、撮影者の顔が撮像されていないと考えられる画像の周辺部の輝度情報を過度に参照すると、背景の明るさに応じて撮影者の顔が明るくなり過ぎることや暗くなり過ぎることが考えられる。しかし、そのような画像では撮影者の顔を適切に表現できず、撮影者が不満に感じる可能性が高い。
そこで、本実施の形態に係る撮像装置10では、サブカメラ300が状態1であるとき、撮影者の顔の明るさを適切に表現するために、図8(a)に示すように、測光範囲の中心部により強い重みづけをする。この重みづけにより、サブ画像処理部360が画像の中心部を重点的に測光するので、撮影者の顔に適した明るさの画像とすることができる。
次に、AE補正2について説明する。AE補正2において、サブ画像処理部360はメイン画像処理部160と連動して動作する。ユーザの設定により、メイン画像222に対して測光に重みづけがされていない場合、メイン画像処理部160及びサブ画像処理部360は共に、図8(b)に示すように、画像の特定の箇所に重みを付けずに測光を行う。これにより、本実施の形態に係る撮像装置10は、メイン画像処理部160から得られた画像とサブ画像処理部360から得られた画像とに対応した同様のAE補正を行うことができる。従ってPinP処理した際に、明るさの異なる画像が重畳表示されるような違和感のある画像が生成されることを抑制できる。
なお、AE補正2の際に、メイン画像222に対して測光に重みづけがされている場合、サブ画像221に対しては図8(b)に示すように重みを付けずに測光してもよい。また、サブ画像221に対してもメイン画像222と同様に、あるいは独立して重みを付けて測光してもよい。
〔3−2−4.シャープネス補正〕
最後に、シャープネス補正について説明する。撮像装置10は、サブ画像221に対して、サブカメラ300の状態に応じて異なるシャープネス(SP)補正を行うことができる。図6(c)を用いて以下で詳細を説明する。
図6(c)のステップS32までは図6(a)のS12までと同様である。撮影方向を検知した結果、サブカメラ300が状態1であるとき(ステップS32におけるYes)は、サブ画像処理部360は画像データに対して人物の顔に適した、輪郭や影を強調しすぎないようなSP補正1を行う(ステップS33)。サブカメラ300が状態2であるとき(ステップS32におけるNo)は、サブ画像処理部360は画像データに対してメインカメラ100と対応したSP補正2を行う(ステップS34)。
SP補正1及びSP補正2について説明する。コントローラ180は、画像データの各画素の輝度差を解析する。SP補正1については、撮影者の顔の輪郭や影を強調しすぎないよう、各画素間の輝度差を低減させる。これにより、撮影者の顔を自然に表現することができる。SP補正2については、ユーザの設定に応じて、メイン画像処理部160に対応したSP補正をサブ画像処理部360でも行う。ここで、メインカメラ100により生成された画像データに対するSP補正に対応したSP補正2とは、メインカメラ100により生成された画像データに対するSP補正のパラメータと同一のパラメータによる補正であってもよい。或いは、メインカメラ100により生成された画像データに対するSP補正のパラメータに所定の係数を乗じたパラメータによる補正であってもよい。これにより、撮像装置10は、メイン画像処理部160から得られた画像とサブ画像処理部360から得られた画像とで同様のSP補正を行うことができる。従って、PinP処理した際に、鮮明さの異なる画像が重畳表示されるような違和感のある画像が生成されることを抑制できる。
〔4.総括〕
本実施の形態では、メインカメラ100に対して回動可能なサブカメラ300を設けた撮像装置について、サブカメラ300の撮影方向に応じて、最適な画像処理を施すことで、例えば、撮影者の顔を適切に表現することや、PinP処理した際に違和感のない画像の撮影を可能にする。
〔5.他の実施の形態〕
なお、本実施の形態では、サブカメラ300は表示部に取付けられているが、本開示はこれに限定するものではない。軸回りに回動可能であれば、撮像装置において、表示部以外の場所に取り付けられていてもよい。
また、本実施の形態では、状態1ではサブカメラ300は撮影者を撮影し、状態2ではサブカメラ300はメインカメラ100と同様の被写体を撮影するとしたが、本開示はこれに限定するものではない。状態2でサブカメラ300が撮影者を撮影しているような状態を検知し、人物の顔に適した画像処理を行うようにしてもよい。また、状態1でサブカメラ300は撮影者を撮影せず、人物の顔に適した画像処理を行わないようにしてもよい。
また、本実施の形態ではサブカメラ300が状態1、状態2の2つの状態を有するものとしたが、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、メインカメラ100の撮影方向と、サブカメラ300の撮影方向とが垂直になった状態を状態3として、3つの状態を有してもよい。そして、各画像処理部は、状態1から状態3の各状態に応じた画像処理パラメータの設定方法を用いるようにすればよい。
また、本実施の形態ではサブカメラ300が1軸回りに回転するものとしたが、本開示はこれに限定されるものではない。サブカメラ300が2軸以上の軸回りに回転してもよい。これにより、表示部の回動状況によらずにサブカメラ300は撮影者又はメインカメラ100と同様の被写体を撮像することができる。
また、本実施の形態では撮影された画像データはメモリカード200に保存されるとしたが、本開示はこれに限定されるものではない。内部メモリなどの異なる記録媒体に保存されるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、メイン画像処理部160と、サブ画像処理部360とが別体であるとして説明したが、本開示はこれに限定されない。メイン画像処理部160の機能とサブ画像処理部360の機能とを備えた一体の画像処理部により実現してもよい。
また、ホワイトバランス補正、露出補正、シャープネス補正の詳細は、本実施の形態に限定されるものではない。サブカメラ300の撮影方向に応じて異なる画像処理パラメータの設定方法を変更するのであれば、他の画像処理であっても適用することができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、ビデオカメラやデジタルカメラ、携帯電話などに適用可能である。
10 撮像装置
100 メインカメラ
110 メイン光学系
111 ズームレンズ
112 手振れ補正レンズ
113 フォーカスレンズ
114 絞り
120 メインレンズ駆動部
140、340 CMOSイメージセンサ
150、350 A/Dコンバータ
160 メイン画像処理部
170、370 バッファ
180 コントローラ
190 カードスロット
200 メモリカード
210 操作部材
220 表示部
221 サブ画像
222 メイン画像
240 内部メモリ
300 サブカメラ
310 サブ光学系
313 フォーカスレンズ
314 絞り
320 サブレンズ駆動部
360 サブ画像処理部
380 向きセンサ
390 PinP処理部

Claims (15)

  1. 軸周りに回転可能な撮像部と、
    前記撮像部の撮影方向を検出する検出部と、
    前記撮像部で生成された画像データに画像処理を施す処理部と、
    前記検出部で検出された撮影方向に応じて前記処理部で画像データに与える画像処理パラメータの設定方法を変更する制御部と、
    を有する、撮像装置。
  2. 前記検出部は、少なくとも第1の撮影方向と第2の撮影方向とを検出し、
    前記第2の撮影方向は前記第1の撮影方向に比べて撮影者側に近く、
    前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が、前記第1の撮影方向と、前記第2の撮影方向のいずれであるかに応じて、前記処理部で画像データに与える画像処理パラメータの設定方法を変更する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が前記第2の撮影方向であるときは、人物の顔に対応した画像処理パラメータの設定方法を用いる、
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が前記第2の撮影方向であるときは、前記処理部がホワイトバランス補正を行う際に低色温度側の追従範囲に制限を設ける画像処理パラメータの設定方法を用いる、
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が前記第2の撮影方向であるときは、前記処理部が露出補正を行う際に画像の中心部を重点的に測光する画像処理パラメータの設定方法を用いる、
    請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が前記第2の撮影方向であるときは、前記画像データの画素間の輝度差を低減させた画像処理パラメータの設定方法を用いる、
    請求項3に記載の撮像装置。
  7. 被写体を撮像し、第1画像データを生成する第1撮像部と、
    前記第1撮像部に対して撮影方向を回転可能に取り付け、第2画像データを生成する第2撮像部と、
    前記第2撮像部の撮影方向を検出する検出部と、
    前記第1撮像部及び前記第2撮像部で生成された第1画像データと第2画像データそれぞれに画像処理を施す処理部と、
    前記検出部で検出された撮影方向に応じて前記処理部で第2画像データに与える画像処理パラメータの設定方法を変更する制御部と、
    を有する、撮像装置。
  8. 前記検出部は、少なくとも第1の撮影方向と第2の撮影方向とを検出し、
    前記第1の撮影方向は第1撮像部の撮影方向に近く、
    前記第2の撮影方向は前記第1の撮影方向に比べて撮影者側に近く、
    前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が、前記第1の撮影方向と、前記第2の撮影方向のいずれであるかに応じて、前記処理部で画像データに与える画像処理パラメータの設定方法を変更する、

    請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が前記第1の撮影方向であるときは、前記第2撮像部で生成された第2画像データに与える画像処理パラメータの設定方法として、前記第1撮像部で生成された第1画像データに与える画像処理パラメータの設定方法と対応する設定方法を用いる、
    請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が前記第2の撮影方向であるときは、人物の顔に対応した画像処理パラメータの設定方法を用いる、
    請求項8に記載の撮像装置。
  11. 前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が前記第2の撮影方向であるときは、前記処理部がホワイトバランス補正を行う際に低色温度側追従範囲に制限を設けた画像処理パラメータの設定方法を用いる、
    請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が前記第2の撮影方向であるときは、前記処理部が露出補正を行う際に画像の中心部を重点的に測光する画像処理パラメータの設定方法を用いる、
    請求項10に記載の撮像装置。
  13. 前記制御部は、前記検出部で検出された撮影方向が前記第2の撮影方向であるときは、前記画像データの画素間の輝度差を低減させた画像処理パラメータの設定方法を用いる、
    請求項10に記載の撮像装置。
  14. 更に表示部を備え、
    前記表示部は、前記第1画像データと前記第2画像データを重畳して共に表示する、
    請求項7に記載の撮像装置。
  15. 前記処理部は、前記第1画像データに対する画像処理を行う第1処理部と、前記第2画像データに画像処理を行う第2処理部とで構成される、
    請求項7に記載の撮像装置。
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