JP2007336107A - 撮像装置及びその制御方法並びに撮像システム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法並びに撮像システム Download PDF

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Abstract

【課題】 撮像部の画素領域から部分読み出しを行うことにより画像を生成する場合においても適切なホワイトバランス処理を行うこと。
【解決手段】 撮像装置は、撮像面に複数の光電変換素子が配置された撮像部200と、撮像部200を制御する制御部509と、を備える。制御部509は、前記撮像面の第1の領域に配置された第1の光電変換素子群から前記第1の領域を複数の領域に分割した分割領域毎に画像信号を読み出す第1のモードと、前記撮像面の前記第1の領域よりも小さい第2の領域に第2の光電変換素子群による第2のモードとを有する。制御部509は、前記第2のモードによる画像信号の読み出しと、前記第1のモードによる分割領域の画像信号の読み出しを行うとともに、少なくとも前記第1のモードで読み出した分割領域の画像信号に基づいて補正値を算出し、前記第2のモードで読み出した画像信号のホワイトバランス処理を行うように制御を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光電変換素子を有する撮像装置及びその制御方法並びに撮像システムに関し、特にCMOSイメージセンサを用いた撮像装置及びその制御方法並びに撮像システムに関する。
従来、固体撮像素子として、CCDイメージセンサ及びCMOSイメージセンサが広く用いられている。CCDイメージセンサは、画素内に配置された光電変換素子で光を信号電荷に変換し、その信号電荷を全画素から同時にCCDに読み出して転送し、転送された信号電荷を電気信号に変えて出力する機能を持つ。一方、CMOSイメージセンサは、画素内に配置された光電変換素子で光を信号電荷に変換し、その信号電荷を画素ごとに増幅した電気信号として出力する機能を持つ。CMOSイメージセンサは、撮像部の一部の画素領域から部分的に読み出すこと(以下「部分読み出し」という。)ができる点で、全画素領域の画像信号を同時に読み出すCCDイメージセンサにはない特徴を有する。
図15は、CMOSイメージセンサの特徴を利用した、部分読み出しによる電子ズーム(以下「電子ズーム」という。)の概念図である。1301は、CMOSイメージセンサの有効画素領域であり、a×bの画素が配置されている。この場合は、電子ズーム倍率が1倍(×1)である。1302は、電子ズーム倍率が2倍(×2)の場合に部分読み出しを行う画素領域を示し、(a/2)×(b/2)の画素が読み出される。1303は、電子ズーム倍率が3倍(×3)の場合に部分読み出しを行う画素領域を示し、(a/3)×(b/3)の画素が読み出される。CMOSイメージセンサから出力され、不図示のA/D変換器によりデジタル信号に変換された画像信号は、1ブロックがR、G、G、Bの繰り返しで構成されたベイヤー配列により、図16に示すように複数のブロックに分割される。そして、各ブロックごとに数式1に基づいて色評価値Cx、Cy、Yを算出する。
Cx = (R−B)/Y
Cy = (R+B−2G)/Y
Y = (R+G+B)/2
…(数式1)
数式1を用いて算出した各ブロックの色評価値Cx、Cyは、予め設定された白検出領域と比較される。
図17は、この白検出領域を示すグラフである。白検出領域101は、以下のように求められる。まず、高色温度から低色温度まで、任意の色温度間隔の光源を用いて、不図示の基準白色板などの白色被写体を撮影する。次に、撮像部200から得られた信号値により、数式1に基づいて色評価値Cx、Cyを算出する。そして、それぞれの光源について得られたCx及びCyに対し、横軸をCx、縦軸をCyとしてプロットしたものを直線で結ぶか或いはプロットした点を、複数の直線を用いて近似する。これにより、高色温度から低色温度までの白検出軸102が得られる。実際には同じ白であっても、分光にばらつきがあるため、白検出軸102にY軸方向に対して幅を持たせたものを、白検出領域101とする。
算出した色評価値Cx、Cyが白検出領域101に含まれる場合、そのブロックは白であると仮定し、白と仮定された各ブロックの色画素の積分値(SumR、SumG、SumB)を算出する。そして、数式2を用いて算出した積分値からRGBの各色用のホワイトバランスゲインkWB_R、kWB_G、kWB_Bを算出する。
kWB_R=1.0/SumR
kWB_G=1.0/SumG
kWB_B=1.0/SumB
…(数式2)
特許第03513506号公報
しかしながら、従来のCMOSイメージセンサにおけるホワイトバランス補正には、以下のような課題があった。例えば、太陽光源下における白色被写体の色評価値は、図17の領域103のように分布する。動画撮影やEVF表示の際に、部分読み出しによる電子ズームを使用して太陽光などの高色温度光源下で顔のアップを撮影した場合、人肌の色評価値は領域105のように分布する。領域105は、白色タングステンなどの、低色温度光源下で撮影した白色の色評価値が分布する領域104とほぼ一致する。そのため、顔のアップなどのように肌色の面積が大きくなる場合、実際よりも低い色温度の光源下で撮影されたものと誤判別する場合があった。
本発明は、撮像部の画素領域から部分読み出しを行うことにより画像を生成する場合の問題に鑑みてなされたものであり、そのような場合においても適切なホワイトバランス処理を行うことを目的とする。
本発明の第1の側面は、撮像装置に係り、撮像面に複数の光電変換素子が配置された撮像部と、前記撮像部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記撮像面の第1の領域に配置された第1の光電変換素子群から前記第1の領域を複数の領域に分割した分割領域毎に画像信号を読み出す第1のモードと、前記撮像面の前記第1の領域よりも小さい第2の領域に配置された第2の光電変換素子群から画像信号を読み出す第2のモードとを有し、前記第2のモードによる画像信号の読み出しと、その次の前記第2のモードによる画像信号の読み出しとの間に、前記第1のモードによる分割領域の画像信号の読み出しを行うとともに、少なくとも前記第1のモードで読み出した分割領域の画像信号に基づいて補正値を算出し、前記第2のモードで読み出した画像信号のホワイトバランス処理を行うように制御を行うことを特徴とする。
本発明の第2の側面は、撮像面に複数の光電変換素子が配置された撮像部と、前記撮像部を制御する制御部とを有し、を備える撮像装置の制御方法に係り、前記撮像面の第1の領域に配置された第1の光電変換素子群から、前記第1の領域を複数の領域に分割した分割領域毎に画像信号を読み出す第1のモードと、前記撮像面の前記第1の領域よりも小さい第2の領域に配置された第2の光電変換素子群から画像信号を読み出す第2のモードとを有し、前記第2のモードによる画像信号の読み出しと、その次の前記第2のモードによる画像信号の読み出しとの間に、前記第1のモードによる分割領域の画像信号の読み出しを行う撮像装置の制御方法であって、少なくとも前記第1のモードで読み出した画像信号に基づいて補正値を算出する工程と、前記補正値に基づいて前記第2のモードで読み出した画像信号のホワイトバランス処理を行う工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第3の側面は、プログラムに係り、上記の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、撮像部の画素領域から部分読み出しを行うことにより画像を生成する場合においても適切なホワイトバランス処理を行うことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、CMOSイメージセンサを用いた撮像部の概観図である。B11〜Bmn(m、nは整数である。以下同じ。)は撮像面に2次元に配置された画素である。各画素には、光電変換素子と、光電変換素子で変換された信号電荷を画素ごとに増幅して出力するトランジスタとが少なくとも配置されている。垂直シフトレジスタ220は、水平出力線VSEL1〜VSELm毎に画素から電気信号を読み出す制御パルスを出力する。水平出力線VSEL1〜VSELmにより選択された各画素の電気信号は、垂直出力線VSIG1〜VSIGnにより読み出され、加算回路221に蓄積される。加算回路221に蓄積された電気信号は、水平シフトレジスタ222により順次読み出し走査が行われ、時系列的に出力される。
上述の部分読み出しを行う場合、垂直シフトレジスタ220から水平出力線VSEL1〜VSELmのうち、部分読み出しの対象である画素に接続された水平出力線に制御パルスを出力する。そして、水平シフトレジスタ222から垂直出力線VSIG1〜VSIGnのうち、部分読み出しの対象である画素に接続された垂直出力線に制御パルスを出力する。水平出力線の制御パルスによって選択された各画素の電気信号は、垂直出力線の制御パルスより加算回路221に読み出され、加算回路221に蓄積されずに加算回路221を通過する。例えば、電子ズーム倍率2倍(×2)で読み出す場合、水平方向の2画素に対して(垂直シフトレジスタに加算回路が配置されている場合は、垂直方向の2画素に対しても)、画素加算を行わない。これに対し、図15に示すように、撮像部200の有効画素領域の全体を読み出す場合(電子ズーム倍率1倍(×1))、水平方向のn画素に対して(垂直シフトレジスタに加算回路が配置されている場合は、垂直方向のm画素に対しても)、画素加算を行う。
図2は、図1の撮像部を用いた撮像システムの概略を示す図である。501は光学系としてのレンズ部(図2では「レンズ」と表記)、502はレンズ駆動部、503はメカニカルシャッタ(メカシャッタと表記)、504はメカニカルシャッタ駆動部(図2では「シャッタ駆動部」と表記)、505はA/D変換器を示す。200は図1に示す構成を有する撮像部を示す。また、506は撮像信号処理回路、507はタイミング発生部、508はメモリ部、509は制御部、510は記録媒体制御インターフェース部(図2では「記録媒体制御I/F部」と表記)、511は表示部を示す。また、512は記録媒体、513は外部インターフェース部(図2では「外部I/F部」と表記)、514は測光部、515は測距部を示す。撮像信号処理回路506は、A/D変換器505からの信号に基づいてホワイトバランス処理を行うWB回路516を含む。WB回路516における処理の詳細は、図3を用いて後述する。
レンズ部501を通った被写体像は、撮像部200近傍に結像される。撮像部200近傍に結像した被写体像は、撮像部200により画像信号として取り込まれる。撮像信号処理回路506は、撮像部200から出力された画像信号を増幅し、アナログ信号からデジタル信号に変換(A/D変換)し、A/D変換後にR、G、G、Bの信号を得る。撮像信号処理回路506は、各種の補正、画像データの圧縮等を行う。
レンズ部501は、レンズ駆動部502によってズーム、フォーカス、絞り等が駆動制御される。メカシャッタ503は、一眼レフカメラに使用されるフォーカルプレーン型のシャッタの後幕に相当する幕のみを有するシャッタ機構である。メカシャッタ503は、シャッタ駆動部504によって駆動制御される。タイミング発生部507は、撮像部200、撮像信号処理回路506に各種タイミング信号を出力する。制御部509は、撮像システム全体の制御と各種演算などを行う。メモリ部508は、画像データを一時的に記憶する。記録媒体制御インターフェース部510は、記録媒体512に画像データを記録させたり、記録媒体512から画像データを又は読み出したりする。表示部511は、画像データの表示を行う。記録媒体512は、半導体メモリ等の着脱可能な記憶媒体であり、画像データを記録する。外部インターフェース部513は、外部のコンピュータ等と通信を行うためのインターフェースである。測光部514は被写体の明るさ情報の検出を行い、測距部515は被写体までの距離情報を検出する。516は、ホワイトバランス回路(WB回路)である。なお、撮像装置の動作モード(オートモード、人物を撮影する人物撮影モード、風景を撮影する風景撮影モード、ユーザによってホワイトバランスの補正値を設定するマニュアルモードなど)は、操作部517によって設定される。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の好適な第1の実施形態に係る撮像装置における部分読み出しによる電子ズームの方法を概略的に示す図である。外側の画素領域301は、撮像部200の有効画素領域である。内側の画素領域302は、電子ズームにより部分読み出しする画素領域である。A〜Iは、電子ズーム時の動画記録用フレーム又は表示用フレームの読み出しの合間に読み出される画素領域であり、電子ズームにより部分読み出しする画素領域E以外の画素領域を複数の領域に分割した分割領域である。本実施形態に係る各制御は、制御部509により行われる。
図2のWB回路516におけるホワイトバランス処理の精度を上げるためには、ホワイトバランス係数を取得するための画素領域(画角)を大きく取る必要がある。そこで、定められたフレーム数の動画記録用フレーム又は表示用フレーム(領域E)の合間に、ホワイトバランス係数取得用の画素領域を読み出す。例えば、動画撮影時には、撮像部200からE→A→E→B→E→C→E→D→E→F→E→G→E→H→E→Iのように、画素領域Eと分割領域とを交互に読み出す。また、例えば、画素領域EをM(Mは2以上の整数である。)回読み出す(以下「E(M回読み出し)」と表記する。)ごとに、分割領域を読み出してもよい。すなわち、E(M回読み出し)→A→E(M回読み出し)→B→E(M回読み出し)→C→E(M回読み出し)→D→E(M回読み出し)→F→E(M回読み出し)→G→E(M回読み出し)→H→E(M回読み出し)→Iのように読み出してもよい。ホワイトバランス係数取得用の画素領域としては、画素領域Eを含めてもよいし、含めなくてもよい。ホワイトバランス係数取得用の画素領域(分割領域)の電気信号は、一旦記録媒体512に記憶され、画素領域301全体(1画面分)が集まるまで蓄積される。画素領域301全体の電気信号が記録媒体512に蓄積されると、ホワイトバランス係数を算出する。
図3では、画素領域を9つに分割したが分割する数はこれに限定されない。また、分割領域の読み出し順序は上記のものに限られず、他の読み出し順序であってもよい。また、画素領域Eを読み出す合間に画素領域301全体(1画面分)が集まるまで分割領域を読み出す必要はなく、画素領域Eよりも広い画素領域の電気信号が集まればよい。このような場合でも、動画記録やEVFの場合のホワイトバランスの精度を高めることができる。
画素領域の合間に読み出す分割領域は、間引き読み出しによって読み出してもよい。間引き読み出しは、図1の水平シフトレジスタ222及び垂直シフトレジスタ220により選択されるB11〜Bmnの個数を減らすことにより行うことができる。また、図1のB11〜Bmnから読み出した複数の信号のうち一部を加算回路221で加算して出力してもよい。この場合も、水平シフトレジスタ222から読み出す信号の数を減らすことができる。間引き読み出しの場合も、上述のように所定の画素領域(典型的には、画素領域301全体)の電気信号が記録媒体512に蓄積されると、補正値としてのホワイトバランス係数の算出を行う。以下、画像とは、上記のように得られた、分割領域を合わせた全画角のものとする。
図4は、本発明の好適な第1の実施形態に係るWB回路516の概略構成を示すブロック図である。30は、操作部517によって設定される撮像装置の動作モードを判定するモード判定部である。31は、撮像部200からの出力信号を、図16に示すような複数の評価ブロックに分割する評価ブロック分割部である。32は、基準となる白検出領域(以下「基準白検出領域」という。)を記憶する白検出領域記憶部である。33は、白検出領域をリミット値を用いて適宜変更する白検出領域可変部である。34は、撮像画面上の位置と、その位置にある評価ブロックを白判定するために使用する白検出領域可変部により変更された白判断領域との組み合わせパターンを、モード別に記憶するパターン記憶部である。35は、評価ブロック分割部31により分割された各評価ブロックが白であるか否かを判定する白判定部である。36は、白判定部35により白であると判定された評価ブロックの画像信号から、ホワイトバランス(WB)補正に用いるWB係数を算出するWB係数算出部である。37は、WB係数算出部36により算出されたWB係数を記憶するWB係数記憶部である。38は、WB係数記憶部37に記憶されたWB係数を用いて、撮像部200からの出力信号に対してWB補正を行うWB補正部である。なお、白検出領域記憶部32、パターン記憶部34及びWB係数記憶部37は、1つのメモリで構成してもよいし、任意の複数のメモリで構成してもよい。
ここで、白検出領域記憶部32に記憶される基準白検出領域について説明する。なお、撮像部200としては原色フィルタを使用する場合を例に挙げて説明する。
図5において、201は第1の白検出領域、202は白検出軸である。上述したように、高色温度から低色温度まで、任意の色温度間隔の光源を用いて不図示の基準白色板などの白色被写体を撮影し、撮像部200から得られた信号値より、上記の数式1に基づいて色評価値Cx、Cyを算出する。そして、それぞれの光源について得られたCx及びCyに対し、横軸をCx、縦軸をCyとしてプロットしたものを直線で結ぶか或いはプロットした点を、複数の直線を用いて近似する。これにより、高色温度から低色温度までの白検出軸202が得られる。なお、横軸は光源の色温度に対応し、縦軸は緑方向(言い換えると、輝度の色温度方向、蛍光灯の色温度方向)の補正量に対応している。実際には、同じ白でも分光に若干のばらつきがあるため、白検出軸202に対してY軸方向に若干の幅をもたせたものを第1の白検出領域201とする。このようにして定められた第1の白検出領域201のデータは、WB回路516の製造時や出荷時などに白検出領域記憶部32に記憶される。
図5において、第2の白検出領域203は、第1の白検出領域201に対して白検出リミッタLl1及びLh1を設定することにより、Cxの範囲をLl1からLh1の間に制限したものである。第3の白検出領域204は、白検出領域201に対して白検出リミッタLl2及びLh2を設定することにより、色温度の低い領域を第2の白検出領域203よりカットするように、Cxの範囲をLl2からLh2の間に制限したものである。
白判定部35は、評価ブロックに対して白判定を行う。また、白判定部35は、WB係数算出部36で白と判別された評価ブロックの画素値の積分値からWB係数(ホワイトバランスゲイン)を算出し、WB係数記憶部37に記憶する。WB補正部38は、WB係数記憶部37に記憶されたWB係数を用いて、入力画像のWB補正を行う。
次に、白判定の処理について図5〜図7を参照して説明する。
図6(a)は、図4のパターン記憶部34に記憶される、オートモード時のパターン設定例を、図6(b)は、人物撮影モード時のパターン設定例をそれぞれ示す。外側の矩形領域401は、撮像部200の最大の画角であり、内側の矩形領域402は、電子ズームにより部分読み出しする画素領域(画角)である。領域(1)は、矩形領域401から円形領域403a又は円形領域403bを除いた領域である。領域(2)は、円形領域403a又は円形領域403bに対応し、斜線を施している。領域(2)の広さは、撮影モードに応じて固定されたり、電子ズームによる画角の変化と共に拡大・縮小されうる。領域(1)及び領域(2)で表されるパターンは、各評価ブロックの位置と、そのブロックの位置にある評価ブロックを白判定する際に使用する可変後の白検出領域の大きさとの組み合わせを示す。これらのパターンは、WB回路516の製造時や出荷時などに予めパターン記憶部34に記憶しておいてもよいし、ユーザが領域設定を変更できるようにしてもよい。
次に、白判定の処理シーケンスにおける一連の処理フローを図7に示す。
ステップS11では、モード判定部30は、操作部517によりオートモードと人物撮影モードのいずれのモードが設定されているかを判断する。オートモードが設定されている場合にはステップS12に進み、人物撮影モードが設定されている場合にはステップS13に進む。
ステップS12では、白判定部35は、パターン記憶部34から図6(a)に示すパターンの領域データを取得する。
ステップS13では、白判定部35は、パターン記憶部34から図6(b)に示すパターンの領域データを取得する。
ステップS14では、白判定部35は、各評価ブロックが領域(1)内にあるか領域(2)内にあるかを判断する。領域(1)内にある場合(ステップS14でYES)にはステップS15に進み、領域(2)内にある場合(ステップS14でNO)にはステップS16に進む。
ステップS15では、白判定部35は、評価ブロックの色評価値を、白検出領域可変部33により領域制限された、図4(a)に示す白検出領域203と比較する。
ステップS16では、白判定部35は、評価ブロックの色評価値を、白検出領域可変部33により領域制限された、図4(b)に示す白検出領域204と比較する。
撮像画面の中央領域には人の顔が含まれている可能性が高いため、中央領域に対しては低色温度側の制限を周辺領域のそれよりも高く設定することで、人肌を白と誤判別しないように白検出領域204に制限している。
ステップS15及びステップS16いずれにおいても、白判定部35は、評価ブロックの色評価値が白検出領域203又は204内にある場合には、ステップS17に進む。白検出領域203又は204内に無い場合には、白判定部35は、ステップS18に進む。
ステップS17では、白判定部35は、ステップS15又はステップS16で白検出領域203又は204内にあると判断した評価ブロックを白であると判定する。
ステップS18では、白判定部35は、ステップS15又はステップS16で白検出領域203又は204内に無いと判断した評価ブロックを白ではないと判定する。
このようにして電子ズームよりも広い画角の信号を参照して、白と判定された評価ブロックは、上述したようにホワイトバランスゲイン(WB係数)を算出するために、その画素値が積分される。
ステップS19では、白判定部35は、全ての評価ブロックについて白であるか否かの判定を行ったかどうかを判断し、全ての評価ブロックの判定が終了するまでステップS14〜S18を繰り返す。
なお、実験によれば、低色温度側白検出リミッタLl2を約5000Kに固定とすると良好な結果を得ることができた。しかしながら、本発明は、5000Kに限られるものではなく、適宜変更可能である。
また、第1の実施形態によれば、電子ズームで部分読み出しする画素領域よりも広い画素領域(画角)の信号を読み出して、更に、撮像画面上の位置に応じて異なる白検出領域を用いることにより、白判定の誤判断を削減することができる。その結果、より良好なホワイトバランス補正を行うことが可能となる。
また、カメラの撮影モードを人物撮影モードにした場合に、図6(b)に示すように中央領域(2)の面積をより大きくすることで、人肌による白判定の誤判断をより少なくするができる。しかしながら、人物撮影モードであれば撮像画面中央部に人肌がある可能性が高いと考えられるが、オートモードの場合、撮像画面中央部に人肌が無い場合も多く考えられる。
撮像画面中央部に人肌が無い場合に、例えば、ある光源下で撮影された画像に基づく色温度の結果が実際の光源色温度より高くなってしまう不都合が生じる。これは、上記のような撮像画面の設定や白リミッタ設定をすると、撮像画面中央部の色温度検出結果が低色温度側の白検出リミッタLl2(例えば、5000K)より低くなることはないためである。
そこで、以下のように、人肌の有無の判定を図7のステップS12に示す動作に先立って行い、人肌があると判断した場合にステップS12以下の動作を行うことで、より精度の高いホワイトバランス補正を実現することができる。この動作について図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップS21では、白判定部35は、撮像画面中央部(図4(a)の領域(2))と周辺部(図4(a)の領域(1))の全評価ブロックについて同じ白検出領域を用いて画像データが白色であると判定される評価ブロック(以下「白評価ブロック」という。)を検出する。ここで、「同じ白検出領域」とは、同じ白検出リミッタにより制限した領域又は制限をしない白検出領域に人肌の色温度領域が含まれる領域をいう。例えば、白検出領域201及び白検出領域203のいずれか一方の領域がこれに該当する。
ステップS22では、撮像画面周辺部の白評価ブロックの画像データを積分して平均したデータから光源色温度CtAroundを算出する。
ステップS23では、撮像画面中央部の白評価ブロックの画像データを積分して平均したデータから光源色温度CtCenterを算出する。なお、ステップS22及びステップS23の処理の順番は、逆であってもよいし、同時であってもよい。
ステップS24では、CtAroundとCtCenterとを比較する。そして、撮像画面中央部から求めた色温度CtCenterが撮像画面周辺部から求めた色温度CtAroundよりも低い場合には、ステップS25において撮像画面中央部が人肌である可能性が高いと判断する。すなわち、CtCenter<CtAroundが成り立てば、撮像画面中央部は人肌と判断し、図5〜図7に示すオートモードの白判定を行って、光源色温度を算出する(ステップS26)。
一方、撮像画面中央部からの色温度CtCenterが、撮像画面周辺部からの色温度CtAroundとほぼ同じか高い場合は、撮像画面中央部は人肌でない可能性が高いと判断する(ステップS27)。すなわち、CtCenter≧CtAroundの場合は、人肌無しと判定し、全評価ブロックを共通な白検出領域と比較して白評価ブロックを検出し、得られた光源色温度を採用する(ステップS28)。
上記処理を追加することで、白判定の誤判断を更に減らすことができ、良好なホワイトバランス補正を行うことが可能となる。
なお、図7のステップS11におけるモード判別において、マニュアルモードであることが判別された場合、人肌無しと判定した場合と同様に全評価ブロックを共通な白検出領域と比較して白評価ブロックを検出する。そして、白評価ブロック中の画像データから得られる光源色温度を採用してもよい。
ここまでは、撮像部200の有効画素領域を分割した分割領域を合わせ、1枚の画像を作成した後、ホワイトバランスを求めるようにした。しかし、分割領域毎にホワイトバランスを求め、全画角分の平均値を用いてホワイトバランス補正を行うようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図9は、青空を白色と誤判断することを抑制するためのパターン設定例を示す図である。図9(a)はオートモード時のパターン例を、図9(b)は風景撮影モード時のパターン例をそれぞれ示す。外側の矩形領域701は、撮像部200の最大の画角であり、内側の矩形領域702は、電子ズームで部分読み出しする画素領域(画角)である。領域(1)は、矩形領域701から斜線で示す領域(2)を除いた領域である。第1の実施形態と同様に、領域(1)と領域(2)とで異なる白検出リミッタを用いて制限した白検出領域と比較することにより、評価ブロックが白色であるか否かを判定する。
薄くもりや地平線に近い空を写した画像領域の評価ブロックの色評価値は、先に述べたように日陰の白点の色評価値とほぼ同じ分布であるために、空の画像部分の評価ブロックを白と誤判定してしまう。すなわち、画角が広くなり、空の領域が増えることにより、空を高色温度の白と誤判別してしまう。
そこで、図9(a)に示すように、撮像画面上部(領域(2))と撮像画面下部(領域(1))とで、白検出領域可変部33により高色温度側で異なる白検出リミッタを用いて制限を加えた、異なる白検出領域を用いて白判定を行う。
図10に示すように、撮像画面上部にある評価ブロックを判定するための白検出領域を制限する高色温度側の白検出リミッタLh4を撮像画面下部にある評価ブロックを判定するための高色温度側の白検出リミッタLh3に比べ低色温度側に設定する。これにより、薄青を白と誤判別しないようにした。
実験によると、白検出リミッタLh4を約5500Kに設定すると良好な結果を得ることができた。しかしながら、本発明は5500Kに限られるものではなく、適宜変更可能である。
上記の通り第2の実施形態によれば、撮像画面上の位置に応じて異なる白検出領域を用いることにより、画角が広くなり、空の領域が増える場合でも、白判定の誤判断を削減することができるため、より良好なホワイトバランス補正を行うことが可能となる。
また、カメラの撮影モードを風景撮影モードにした場合に、図9(b)に示すように上部領域(2)の面積をより大きくすることで、青空部分の白判定の誤判断をより少なくするができる。
なお、第2の実施形態において、撮影画像データから被写体の明るさBvを検出し、その明るさに応じて、図9(a)及び図9(b)に示すような白検出の検出パターンを変更してもよい。例えば、図11に示すように、Bvが予め設定した値Bv2より大きいときは外で撮影した割合が高い(空の面積の割合が多い)ので、図14(a)に示す白検出領域209によって白検出範囲が制限される撮像画面上部の評価ブロックの割合を大きくする。一方、Bvが予め設定したBv1(<Bv2)より小さいときには屋内の確率が高いので撮像画面上部の評価ブロックの割合を小さくする。また、被写体の明るさがBv1からBv2の間の場合には、グラフのようにBvでの線形演算で白検出領域209によって白検出範囲が制限される撮像画面上部の評価ブロックの割合を決定する。このような処理によって更に適切なホワイトバランス補正を行うことができる。
ここまでは、撮像部200の有効画素領域を分割した分割領域を合わせ、1枚の画像を作成した後、ホワイトバランスを求めるようにした。しかし、分割領域毎にホワイトバランスを求め、全画角分の平均値を用いてホワイトバランス補正を行うようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図12は、人肌と空の両方に関して、白判定の誤判断を抑制するためのパターン設定例を示す図である。外側の矩形領域901が、撮像部200の最大の画角であり、内側の矩形領域902が電子ズームにより部分読み出しする画素領域(画角)である。矩形領域901及び矩形領域902は、境界線905により上下に分割されている。同様に、中央の円形領域も境界線905により、半円形領域903と半円形領域904に分割されている。領域(3)は、半円形領域903に対応し、領域(4)は、半円形領域904に対応する。領域(1)は、矩形領域901から領域(2)〜領域(4)を除いた領域である。領域(2)は、矩形領域901から領域(1)、領域(3)及び領域(4)を除いた領域である。領域(3)及び領域(4)の広さは、撮影モードによって固定されたり、電子ズームによる画角の変化と共に拡大・縮小されたりしうる。ここでは、例えば、図12の領域(1)の評価ブロックの白判定には、
高色温度側白検出リミッタLh5:5500K
低色温度側白検出リミッタLl5:明るさ可変(図13(a))
と設定し、図12の領域(2)に対しては、
高色温度側白検出リミッタLh6:明るさ可変
低色温度側白検出リミッタLl6:明るさ可変(図13(b))
と設定し、図12の領域(3)に対しては、
高色温度側白検出リミッタLh7:5500K
低色温度側白検出リミッタLl7:5000K(図14(a))
と設定し、図12の領域(4)に対しては、
高色温度側白検出リミッタLh8:明るさ可変
低色温度側白検出リミッタLl8:5000K(図14(b))
と設定すると、良好な結果が得られる。なお、上記の白検出リミッタLh5、Lh7、Ll7、Ll8として示した値は一例であって、本発明はこれに限られるものではなく適宜変更することが可能である。
上述のように、第3の実施形態によれば、撮像画面の領域をより細かく分割したパターンを用い、撮像画面上の位置に応じて異なる白検出領域を用いて白判定を行う。そのため、人肌と空の両方に関して、白判定の誤判断を抑制し、より精度の高いホワイトバランス補正を行うことが可能となる。
なお、第1の実施形態と同様に、撮影モードによって使用するパターンを変更することも可能である。
ここまでは、撮像部200の有効画素領域を分割した分割領域を合わせ、1枚の画像を作成した後、ホワイトバランスを求めるようにした。しかし、分割領域毎にホワイトバランスを求め、全画角分の平均値を用いてホワイトバランス補正を行うようにしてもよい。
(第4の実施形態)
第1〜第3の実施形態では、撮像部200の有効画素領域を複数の領域に分割した分割領域から読み出した電気信号に基づいて、ホワイトバランス係数を算出した。
しかしながら、図16に示すような任意の複数のブロックに分割し、各ブロックごとに色評価値Cx、Cy、Yを上記の数式1に基づいて算出することも可能である。
上記の数式1により算出した各ブロックの色評価値Cx、Cyを予め設定した後述する白検出領域と比較する。白検出領域に含まれる場合、そのブロックが白であると仮定し、白と仮定されたブロックのそれぞれの色画素の積分値(SumR、SumG、SumB)を算出する。
そして、その積分値から以下の式を用いてRGB各色用のホワイトバランスゲインkWB_R、kWB_G、kWB_Bを上記の数式2より算出する。
WB回路516では、このようにして得られたホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス補正を行うようにしてもよい。
(第5の実施形態)
なお、上記の第1〜第4の実施形態に係るソフト構成とハード構成は、適宜置き換え可能である。また、本発明は、以上の各実施の形態、または、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるようにしてもよい。更に、本発明は、特許請求の範囲の構成、または、実施形態の構成の全体若しくは一部が、1つの装置を形成するものであってもよい。また、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置や撮像装置から得られる信号を処理する信号処理装置など、他の装置と結合するようなものであってもよいし、装置を構成する要素となるようなものであってもよい。
また、各実施形態の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
CMOSイメージセンサを用いた撮像部の概観図である。 本発明の好適な実施の形態に係る撮像システムの概略図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係る信号読み出し方式を示す図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係るWB回路の概略構成を示すブロック図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係る白検出領域を示す図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係る撮像画面分割を示す図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係る白判定処理を示すフローチャートである。 本発明の好適な第1の実施形態に係るオートモード時の人肌の有無を判定する処理を示すフローチャートである。 本発明の好適な第2の実施形態に係る撮像画面分割を示す図である。 本発明の好適な第2の実施形態に係る白検出領域を示す図である。 本発明の好適な第2の実施形態において、被写体の明るさに対応した表示部の撮像画面上の白領域を検出するための検出パターンの一例を示す図である。 本発明の好適な第3の実施形態に係る撮像画面分割を示す図である。 本発明の好適な第3の実施形態に係る白検出領域を示す図である。 本発明の好適な第3の実施形態に係る白検出領域を示す図である。 電子ズームの概念図である 白判定を行うための単位を示す撮像画面分割の例を示す図である。 白検出領域を示す図である。
符号の説明
200 撮像部
509 制御部

Claims (31)

  1. 撮像面に複数の光電変換素子が配置された撮像部と、
    前記撮像部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記撮像面の第1の領域に配置された第1の光電変換素子群から前記第1の領域を複数の領域に分割した分割領域毎に画像信号を読み出す第1のモードと、前記撮像面の前記第1の領域よりも小さい第2の領域に配置された第2の光電変換素子群から画像信号を読み出す第2のモードとを有し、
    前記第2のモードによる画像信号の読み出しと、その次の前記第2のモードによる画像信号の読み出しとの間に、前記第1のモードによる分割領域の画像信号の読み出しを行うとともに、
    少なくとも前記第1のモードで読み出した分割領域の画像信号に基づいて補正値を算出し、前記第2のモードで読み出した画像信号のホワイトバランス処理を行うように制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記第1のモードでの読み出しと前記第2のモードでの読み出しとを交互に行うように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記第1のモードでの読み出しをM回(Mは2以上の整数)行う毎に、前記第2のモードでの読み出しを1回行うように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記第1のモードでの読み出しを行う毎に、前記第1のモードで読み出す前記分割領域を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記第1のモードで読み出した前記分割領域の合計の大きさが、前記第2の領域の大きさを超える場合に、前記補正値を算出することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、前記第1のモードで読み出した前記分割領域の合計の大きさが、前記第1の領域の大きさと等しい場合に、前記補正値を算出することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記制御部は、前記第1のモードで前記分割領域からの読み出しを行う毎に、前記補正値を算出することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記撮像面のうち前記第2の領域以外の領域を前記分割領域に分割することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記光電変換素子から画像信号を読み出す読み出し手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記読み出し手段は、定められたフレーム数内に全ての前記分割領域に配置された第1の光電変換素子群から画像信号を読み出すことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  11. 前記分割領域毎に、前記撮像面における前記分割領域の各々の位置に応じた条件に基づいて、前記分割領域内の画像データが白色であるか否かを判定する白判定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 撮影モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段により設定された撮影モードを判定するモード判定手段と、
    を備え、
    前記白判定手段は、前記モード判定手段により判定された撮影モードに応じて、前記分割領域の各々の位置と使用する条件との組み合わせを変更することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記モード判定手段によって、前記補正値をユーザが設定するマニュアルモードであると判断された場合、前記白判定手段は前記分割領域の全ての領域の画像データを、同一の条件に基づいて、白色であるかどうかを判定することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記分割領域の各々の位置と使用する条件との組み合わせを示すパターンを保持するパターン記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の撮像装置。
  15. 前記パターンは、前記光電変換素子から読み出した画像信号より得られる画像の中央部を第1の条件に、それ以外の領域を第2の条件に対応させるパターンを含むことを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 前記パターンは、前記撮像モードが人物撮影を行うモードの場合、それ以外のときよりも前記画像の中央部より広くして前記第1の条件に対応させるパターンを更に含むことを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記条件は色温度領域に基づいて画像データの白色の判別を定義するものであって、前記第1の条件の低色温度側のリミッタ値を、前記第2の条件の低色温度側のリミッタ値よりも高く設定したことを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記パターンは、前記撮像部の全領域の画素出力より得られる画像の上部を第3の条件に、それ以外の領域を第4の条件に対応させるパターンを含むことを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  19. 前記白判定手段は、被写体の明るさが明るくなるに従って前記第3の条件で白色の判定を行われる前記分割領域を多くすることを特徴とする請求項18に記載の撮像装置。
  20. 前記パターンは、前記撮像モードが風景撮影モードの場合に、それ以外のモードよりも画像の上部領域を広くして前記第3の条件に対応させるパターンを更に含むことを特徴とする請求項18に記載の撮像装置。
  21. 前記条件は色温度領域に基づいて画像データの白色の判別を定義するものであって、前記第3の条件の高色温度側のリミッタ値を、前記第4の条件の高色温度側のリミッタ値よりも低く設定したことを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに記載の撮像装置。
  22. 前記パターンは、画像の中央部の上部を第5の条件に、中央部の下部を第6の条件に、中央部以外の領域の上部を第7の条件に、それ以外の領域を第8の条件に対応させるパターンを含むことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  23. 前記条件は色温度領域に基づいて画像データの白色の判別を定義するものであって、前記第5及び第6の条件の低色温度側のリミッタ値を、前記第7及び第8の条件の低色温度側のリミッタ値よりも高く設定し、前記第5の条件の高色温度側のリミッタ値を、前記第6の条件の高色温度側のリミッタ値よりも低く設定し、前記第7の条件の高色温度側のリミッタ値を、前記第8の条件の高色温度側のリミッタ値よりも低く設定したことを特徴とする請求項22に記載の撮像装置。
  24. 基準条件を記憶する記憶手段と、前記基準条件を可変制御する変更手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至23のいずれかに記載の撮像装置。
  25. 複数の異なる条件を記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至23のいずれかに記載の撮像装置。
  26. 同一の条件を用いて前記分割領域の全ての領域の白判定処理を行い、画像の中央部分から算出された第1の色温度と、画像の周辺部分から算出された第2の色温度とを比較し、前記第1の色温度が前記第2の色温度より高い場合には、前記分割領域の画像における位置にかかわらず、同一の条件を用いて白判定を行うように前記白判定手段を制御することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  27. 同一の条件を用いて前記分割領域の全ての領域の白判定処理を行い、画像の上部から算出された第1の色温度と、画像の下部から算出された第2の色温度とを比較し、前記第2の色温度が前記第1の色温度より高い場合には、前記分割領域の画像における位置にかかわらず、同一の条件を用いて白判定を行うように前記白判定手段を制御することを特徴とする請求項18に記載の撮像装置。
  28. 前記分割領域毎に、複数の色評価値を算出する算出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至27のいずれかに記載の撮像装置。
  29. 光学系と、
    請求項1乃至請求項28のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    を備える撮像システム。
  30. 撮像面に複数の光電変換素子が配置された撮像部と、前記撮像部を制御する制御部とを有し、を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像面の第1の領域に配置された第1の光電変換素子群から、前記第1の領域を複数の領域に分割した分割領域毎に画像信号を読み出す第1のモードと、前記撮像面の前記第1の領域よりも小さい第2の領域に配置された第2の光電変換素子群から画像信号を読み出す第2のモードとを有し、前記第2のモードによる画像信号の読み出しと、その次の前記第2のモードによる画像信号の読み出しとの間に、前記第1のモードによる分割領域の画像信号の読み出しを行う撮像装置の制御方法であって、少なくとも前記第1のモードで読み出した画像信号に基づいて補正値を算出する工程と、
    前記補正値に基づいて前記第2のモードで読み出した画像信号のホワイトバランス処理を行う工程と、
    を含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  31. 請求項30に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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