JP2003143611A - デジタルカメラ及びプリンタ - Google Patents

デジタルカメラ及びプリンタ

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JP2003143611A
JP2003143611A JP2002182896A JP2002182896A JP2003143611A JP 2003143611 A JP2003143611 A JP 2003143611A JP 2002182896 A JP2002182896 A JP 2002182896A JP 2002182896 A JP2002182896 A JP 2002182896A JP 2003143611 A JP2003143611 A JP 2003143611A
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Manabu Hyodo
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哲郎 芦田
Kazuhiko Takemura
和彦 竹村
Masaya Tamaru
雅也 田丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子ズーム等がされた画像よりも広いエリアの
画像から得られるホワイトバランス調整に利用可能な情
報及び/又はシーン判別に利用可能な情報を、電子ズー
ム等がされた画像の付属情報として記録媒体に記録し、
この付属情報を電子ズーム等がされた画像のプリントに
利用できるようにする。 【解決手段】メモリ124に格納されたCCD114の
全撮像エリアの画像から電子ズーム部125によってズ
ームエリアの画像が切り出され、デジタル信号処理回路
126を介して記録部156により記録媒体に記録され
る。一方、メモリ124からCCD114の全撮像エリ
アの画像が読み出され、この画像からデジタル信号処理
回路126’を介してホワイトバランス調整に利用可能
な情報及び/又はシーン判別に利用可能な情報が作成さ
れ、記録部156により前記画像の付属情報として記録
媒体に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラ及び
プリンタに係り、特に電子ズーム撮影やパノラマ撮影、
トリミング操作等により元画像から切り出した画像を記
録媒体に記録するデジタルカメラ及びその記録媒体に記
録された画像を印画するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ズーム撮影やパノラマ撮影、
トリミング操作が可能なデジタルカメラがある。この種
のデジタルカメラによって電子ズーム撮影を行う場合に
は、撮像素子の撮像面全体の撮像エリアの画像から一部
のエリアの画像を切り出し、また、電子ズームの倍率等
によって記録画素数が不足する場合には、切り出した画
像の画素数を補間処理により増加してメモリカードに記
録する。また、パノラマ撮影を行う場合には、撮像素子
の撮像面全体の撮像エリアの画像から上側及び下側の画
像をカットし、中央部分の画像をメモリカードに記録す
る。
【0003】また、上記電子ズーム撮影等におけるホワ
イトバランス制御や露出制御は、切り出した画像に基づ
いて行うようにしている(特開2000−13675号
公報)。
【0004】一方、従来のデジタルプリンタなどのプリ
ンタは、カメラ側に自動露出(AE)制御、自動ホワイ
トバランス(AWB)制御の不具合によって不適切な明
るさ・ホワイトバランスで撮影された画像を、好ましい
画質に自動補正するオートセットアップ機能が付いてい
るものが多い。また、入力画像からシーンの特徴(逆
光、順光など)を自動判別して階調補正するプリンタが
提案されている(特開平8−62741号公報)。
【0005】ところで、電子ズーム撮影やパノラマ撮影
された画像をプリントする場合には、プリンタでのAW
B制御に必要な光源情報が少なくなるという問題があ
る。例えば、花をズームアップした画像などを考える
と、電子ズーム撮影することで、光源情報を抽出するの
が困難になり、適正なAWB制御ができない場合があ
る。
【0006】また、プリント時に入力画像のシーンを自
動判別して階調補正やシャープネス調整などを行う場合
に、その入力画像が電子ズームされた画像の場合には、
シーンの予測が難しくなるという問題がある。例えば、
入力画像のコントラストが少ない場合に、逆光シーンを
電子ズームしたためにコントラストが少なくなっている
のか、もともとコントラストが少ない画像なのかが判別
できない。
【0007】また、電子ズームを使用した画像の場合、
ズーム後の画像はズーム前の画像に比べ、背景等がなく
なっていることが多い。通常、オートホワイトバランス
や自動露出は、画角内の白色や反射率を捕らえて処理す
るので、ズーム後の画像に基づいてオートホワイトバラ
ンス、自動露出等の処理が行われると、画角内に白色部
がなくなっていることが多いためカラーフェリアなどの
破綻をきたす場合があり、適正なホワイトバランス、自
動露出が得られない画像になることが多い。そこで、撮
像装置内では、通常、ズーム画像に対して撮影時にズー
ム使用前の撮影画像の画角全体からオートホワイトバラ
ンス、自動露出等の処理を実施して好適な画像を得られ
るようにしている。特開2000−13675は、パノ
ラマや電子ズーム時においてズームエリアとその周辺の
情報から自動露出、オートホワイトバランスを行うこと
を開示している。
【0008】また、撮影後に画像をトリミングする場合
は、通常、もともとトリミング前の撮影画像の画角全体
からオートホワイトバランス、自動露出等の処理を実施
しているため、撮像装置内では、トリミング部分のホワ
イトバランス、適正露出が損なわれることはほとんどな
い。
【0009】しかし、ズーム後の画像やトリミング後の
画像をプリントする場合は、電子ズームやトリミングが
なされた画像は、ズームやトリミングが実行された後の
画像の画角にてプリンタのセットアップが行われる。す
なわち、電子ズームやトリミングがなされた画像から、
ホワイトバランスの補正等を行う場合がほとんどであ
る。したがって、もともとの撮影画像の、大きい画角に
おける白色点等のデータがプリンタへいかないことがた
びたびあり、プリント画像においてカラーフェリアが破
綻したり強い補正がかかったりして好適な画像が得られ
ないことがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みてなされたもので、電子ズーム撮影やパノラマ
撮影、トリミング操作された画像を記録媒体に記録する
際に、電子ズーム前の画像やパノラマ切替え前の画像、
トリミング操作前の画像から得られるホワイトバランス
調整に利用可能な情報及び/又はシーン判別に利用可能
な情報を、電子ズーム撮影やパノラマ撮影、トリミング
操作された画像の付属情報として記録媒体に記録するこ
とができるデジタルカメラ及びその付属情報を利用して
電子ズーム撮影やパノラマ撮影、トリミング操作された
画像のプリントを行うことができるプリンタを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本願請求項1に係る発明は、撮像素子を用いて被写体
を撮像し、該撮像により取得される画像を記録媒体に記
録するデジタルカメラにおいて、前記撮像素子の撮像面
全体の第1の撮像エリアよりも小さい第2の撮像エリア
から前記記録媒体に記録するための第1の画像を取得す
る第1の画像取得手段と、前記第2の撮像エリアよりも
広い撮像エリアから第2の画像を取得する第2の画像取
得手段と、前記第2の画像に基づいて前記第1の画像の
ホワイトバランス調整に利用可能な情報を生成する情報
生成手段と、前記第1の画像とともに、該第1の画像に
関連付けて前記ホワイトバランス調整に利用可能な情報
を前記記録媒体に記録する記録手段と、を備えたことを
特徴としている。
【0012】前記第1の画像取得手段は、本願請求項2
に示すように電子ズーム手段又は前記第1の撮像エリア
からパノラマのアスペクト比の画像を抽出するパノラマ
切替手段であり、電子ズーム手段による電子ズームに応
じて第1の画像を取得し(切り出し)、又はパノラマ切
替手段によるパノラマ切替えによって上側及び下側をカ
ットした中央部分の第1の画像を取得する。
【0013】前記第2の画像取得手段は、前記第2の撮
像エリアよりも広い撮像エリアから第2の画像を取得す
るが、好ましくは前記撮像素子の撮像面全体の第1の撮
像エリア全体の画像(第2の画像)を取得する。
【0014】前記情報生成手段は、本願請求項3に示す
ように前記記録媒体に記録される第1の画像(記録され
る最終画像)と同じ信号処理が施された前記第2の画像
に基づいて前記第1の画像のホワイトバランス調整に利
用可能な情報を生成することを特徴としている。
【0015】また、前記ホワイトバランス調整に利用可
能な情報としては、本願請求項4に示すように前記第2
の画像の画面全体のR、G、B信号のそれぞれの平均値
又は各平均値の比、前記第2の画像の画面全体を複数の
エリアに分割した各分割エリアごとのR、G、B信号の
それぞれの平均値又は各平均値の比、若しくは輝度信号
及び色差信号のそれぞれの平均値、前記第2の画像の画
面全体の1又は複数のハイライト点のR、G、B信号又
はハイライト点のR、G、B信号の比もしくはハイライ
ト点の輝度信号と色差信号、前記第2の画像の画面全体
のなかの最大のR、G、B信号又は最大のR、G、B信
号の比、及び前記第2の画像から作成したサムネイル画
像のうちの1つを含むことを特徴としている。
【0016】前記記録手段は、本願請求項5に示すよう
に前記ホワイトバランス調整に利用可能な情報をタグ情
報として前記第1の画像が記録される画像ファイルに記
録することを特徴としている。
【0017】本願請求項6に係る発明は、撮像素子を用
いて被写体を撮像し、該撮像により取得される画像を記
録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、前記撮像素
子の撮像面全体の第1の撮像エリアよりも小さい第2の
撮像エリアから前記記録媒体に記録するための第1の画
像を取得する第1の画像取得手段と、前記第2の撮像エ
リアよりも広い撮像エリアから第2の画像を取得する第
2の画像取得手段と、前記第2の画像に基づいて前記第
1の画像のシーン判別に利用可能な情報を生成する情報
生成手段と、前記第1の画像とともに、該第1の画像に
関連付けて前記シーン判別に利用可能な情報を前記記録
媒体に記録する記録手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0018】本願請求項6に係る発明は、本願請求項1
に係る発明がホワイトバランス調整に利用可能な情報を
記録媒体に記録しているのに対し、シーン判別に利用可
能な情報を記録媒体に記録する点で相違している。即
ち、第1の画像よりも広い撮像エリアから得られる第2
の画像に基づいてシーン判別に利用可能な情報を生成
し、第1の画像とともにシーン判別に利用可能な情報を
記録媒体に記録している。これにより、第1の画像をプ
リントする際にシーンに応じた画像処理を行うプリンタ
では、前記シーン判別に利用可能な情報に基づいて前記
第1の画像のシーンを良好に判別することができる。
【0019】前記第1の画像取得手段は、本願請求項7
に示すように電子ズーム手段又は前記第1の撮像エリア
からパノラマのアスペクト比の画像を抽出するパノラマ
切替手段であり、電子ズーム手段による電子ズームに応
じて第1の画像を取得し(切り出し)、又はパノラマ切
替手段によるパノラマ切替えによって上側及び下側をカ
ットした中央部分の第1の画像を取得する。
【0020】前記情報生成手段は、本願請求項8に示す
ように前記記録媒体に記録される第1の画像と同じ信号
処理が施された前記第2の画像に基づいて前記第1の画
像のシーン判別に利用可能な情報を生成することを特徴
としている。
【0021】前記シーン判別に利用可能な情報は、本願
請求項9に示すように前記第2の画像の画面全体を複数
のエリアに分割した各分割エリアごとのR、G、B信号
のそれぞれの平均値、各分割エリアごとの輝度信号の平
均値、各分割エリアごとのG信号の平均値、及び前記第
2の画像から作成したサムネイル画像のうちの1つを含
むことを特徴としている。
【0022】前記記録手段は、本願請求項10に示すよ
うに前記シーン判別に利用可能な情報をタグ情報として
前記第1の画像が記録される画像ファイルに記録するこ
とを特徴としている。
【0023】本願請求項11に係るプリンタは、請求項
1乃至5のいずれかに記載のデジタルカメラによって前
記記録媒体に記録された前記第1の画像と、該第1の画
像と関連付けられて前記記録媒体に記録された前記ホワ
イトバランス調整に利用可能な情報とを読み取る読取手
段と、前記読み取ったホワイトバランス調整に利用可能
な情報、又は前記読み取った第1の画像及びホワイトバ
ランス調整に利用可能な情報に基づいて前記第1の画像
のホワイトバランス補正値を求める算出手段と、前記算
出手段によって求めたホワイトバランス補正値に基づい
て前記読み取った第1の画像をホワイトバランス制御す
るホワイトバランス制御手段と、前記ホワイトバランス
制御手段によってホワイトバランス制御された前記第1
の画像に基づいてプリント用紙に前記第1の画像を印画
するプリント手段と、を備えたことを特徴としている。
【0024】即ち、このプリンタは、記録媒体からプリ
ントすべき第1の画像とともに、該第1の画像の付属情
報としてのホワイトバランス調整に利用可能な情報を読
み取る。前記ホワイトバランス調整に利用可能な情報
は、第2の画像(第1の画像を取得した第2の撮像エリ
アよりも広い撮像エリアから取得した画像)に基づいて
生成されているため、前記算出手段は、前記ホワイトバ
ランス調整に利用可能な情報に基づいてより適正なホワ
イトバランス補正値を求めることができる。例えば、電
子ズームによって第1の画像中に光源情報が少なく、第
2の画像中に光源情報が多く含まれている場合には、光
源種を特定してホワイトバランス補正値を求める際に、
第2の画像から生成したホワイトバランス調整に利用可
能な情報を使用することが好ましい。尚、第1の画像中
の光源情報と第2の画像中の光源情報とが略同じ場合
(例えば、ハイライト点の輝度が同じ場合)には、第1
の画像に基づいてホワイトバランス補正値を求めてもよ
いし、第1の画像及びホワイトバランス調整に利用可能
な情報の両方を用いてホワイトバランス補正値を求めて
もよい。
【0025】本願請求項12に係るプリンタは、請求項
6乃至10のいずれかに記載のデジタルカメラによって
前記記録媒体に記録された前記第1の画像と、該第1の
画像と関連付けられて前記記録媒体に記録された前記シ
ーン判別に利用可能な情報とを読み取る読取手段と、前
記読み取ったシーン判別に利用可能な情報、又は前記読
み取った第1の画像及びシーン判別に利用可能な情報に
基づいて前記第1の画像のシーン判別を行うシーン判別
手段と、前記シーン判別手段によるシーン判別に基づい
て前記読み取った第1の画像を画像処理する画像処理手
段と、前記画像処理手段によって画像処理された前記第
1の画像に基づいてプリント用紙に前記第1の画像を印
画するプリント手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0026】本願請求項12に係るプリンタは、本願請
求項11に係るプリンタがホワイトバランス調整に利用
可能な情報に基づいてより適正なホワイトバランス補正
値を求めているのに対し、シーン判別に利用可能な情報
に基づいて第1の画像のシーン判別を行い、その判別し
たシーンに基づいて第1の画像の画像処理を行う点で相
違する。即ち、第1の画像よりも広い撮像エリアから得
られる第2の画像に基づいて生成されたシーン判別に利
用可能な情報を利用し、第1の画像の撮影シーンを判別
する。プリンタは、第1の画像をプリントする際にシー
ンに応じた画像処理を行うが、前記シーン判別に利用可
能な情報に基づいて前記第1の画像のシーン判定を良好
に行うことができる。
【0027】前記シーン判別手段によって判別されるシ
ーンは、本願請求項13に示すように逆光シーン、順光
シーン及びスポット光シーンのうちの1つを含むことを
特徴としている。また、前記画像処理手段は、本願請求
項14に示すように前記シーン判別手段によるシーン判
別に基づいて前記読み取った第1の画像のシャープネス
及び階調のうちの少なくとも1つを制御することを特徴
としている。
【0028】請求項15の本発明は、光学的に取得され
た画像データを電気信号に変換する撮像手段と、前記撮
像手段を介して撮像された画像を記録媒体に記録する記
録手段と、撮像された画像を表示する画像表示手段と、
前記撮像手段を介して取得された画像データを電子的に
処理することにより被写体の像倍率を変更する電子ズー
ム手段と、前記電子ズーム手段で生成されたズーム画像
を前記記録媒体に記録する制御を行う制御手段と、前記
電子ズーム手段によって被写体の像倍率の変更に係る電
子的な処理が画像データにされたときに、元の画像の全
体画角でのサムネールを、前記電子ズーム手段によって
電子的に処理された画像データに保持させることができ
る保持手段と、からなるデジタルカメラ、からなる。
【0029】請求項15の本発明によれば、保持手段が
元の全体画像の画角でのサムネールをズーム画像データ
に保持させ、当該保持させた画像データを制御手段によ
って記録媒体に記録することによって、ズーム画像デー
タをプリントするときに、前記記録媒体での前記電子ズ
ーム手段によって電子的に処理された画像データ(ズー
ム画像データ)をプリンタに送信することにより、プリ
ンタでは電子ズーム処理される前の元の画像の全体画角
でのサムネールからプリントセットアップ処理を実行す
ることができる。したがって、白色点等のデータがプリ
ンタへ送られるため、プリント画像において適切なホワ
イトバランス、露出処理がされた画像が得られる。な
お、元の全体画像の画角でのサムネールをズーム画像デ
ータに保持させる方法としては、ズーム画像データのタ
グに元の全体画像の画角でのサムネールを埋め込む方法
もある。
【0030】請求項16の本発明は、光学的に取得され
た画像データを電気信号に変換する撮像手段と、前記撮
像手段を介して撮像された画像を記録媒体に記録する記
録手段と、撮像された画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に表示された画像の一部領域をトリミ
ング画像として指定し、当該指定された領域のトリミン
グ画像の画像データを生成するトリミング処理手段と、
前記トリミング処理手段で生成されたトリミング画像を
前記記録媒体に記録する制御を行う制御手段と、前記ト
リミング処理手段によってトリミング画像に係る画像デ
ータが生成されたときに、元の画像の全体画角でのサム
ネールを、前記トリミング処理手段によって生成された
画像データに保持させることができる保持手段と、から
なるデジタルカメラ、からなる。
【0031】請求項16の本発明によれば、保持手段が
元の全体画像の画角でのサムネールをトリミング処理手
段によって生成された画像データ(トリミング画像デー
タ)に保持させ、当該保持させた画像データを制御手段
によって記録媒体に記録することによって、トリミング
画像データをプリントするときに、前記記録媒体でのト
リミング画像データをプリンタに送信することにより、
プリンタではトリミング処理される前の元の画像の全体
画角でのサムネールからプリントセットアップ処理を実
行することができる。したがって、白色点等のデータが
プリンタへ送られるため、プリント画像において適切な
ホワイトバランス、露出処理がされた画像が得られる。
なお、元の全体画像の画角でのサムネールをトリミング
画像データに保持させる方法としては、トリミング画像
データのタグに元の全体画像の画角でのサムネールを埋
め込む方法もある。また、トリミング処理手段によって
生成された画像データは、撮影後画像をズームした結果
トリミング処理した画像データも含む。
【0032】請求項17の本発明は、デジタルカメラに
よって撮像された画像に係る画像データをプリント処理
するプリンタであって、前記画像データの入力を受け付
ける画像データ受付手段と、前記画像データが前記デジ
タルカメラによって電子ズーム処理されたものであるか
又はトリミング処理されたものであるかの処理情報を受
け取る情報受領手段と、前記情報受領手段が前記処理情
報を受け取った場合に、電子ズーム処理又はトリミング
処理された前記画像データをプリントするときに、前記
入力された画像データに保持されている、電子ズーム処
理又はトリミング処理される前の元の画像の全体画角で
のサムネールからプリントセットアップ処理を実行する
実行手段と、からなるプリンタ、からなる。 請求項1
7の本発明によれば、プリンタにおいて、デジタルカメ
ラによって撮像された画像に係る画像データの入力を画
像データ受付手段が受け付け、情報受領手段が前記画像
データが前記デジタルカメラによって電子ズーム処理さ
れたものであるか及び/又はトリミング処理されたもの
であるかの処理情報を受け取り、実行手段が、前記情報
受領手段が前記処理情報を受け取った場合に、すなわ
ち、前記画像データが前記デジタルカメラによって電子
ズーム処理されたものであるか及び/又はトリミング処
理されたものであるかの場合に、電子ズーム処理及び/
又はトリミング処理された前記画像データをプリントす
る際に、前記入力された画像データに保持されている、
電子ズーム処理及び/又はトリミング処理される前の元
の画像の全体画角でのサムネールからプリントセットア
ップ処理を実行する。したがって、白色点等のデータが
プリンタへ到達するため、プリント画像において適切な
ホワイトバランス、露出処理がされた画像が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るデジタルカメラ及びプリンタの好ましい実施の形態に
ついて詳説する。
【0034】図1は本発明に係るデジタルカメラ100
の実施の形態を示すブロック図である。
【0035】同図において、撮影レンズ110及び絞り
112を介して固体撮像素子(CCD)114の受光面
に結像された被写体像は、各センサで光の入射光量に応
じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積さ
れた信号電荷は、CCD駆動回路116から加えられる
リードゲートパルスによってシフトレジスタに読み出さ
れ、レジスタ転送パルスによって信号電荷に応じた電圧
信号として順次読み出される。尚、このCCD114
は、蓄積した信号電荷をシャッタゲートパルスによって
掃き出すことができ、これにより電荷の蓄積時間(シャ
ッタスピード)を制御する、いわゆる電子シャッタ機能
を有している。
【0036】CCD114から順次読み出された電圧信
号は、相関二重サンプリング回路(CDS回路)118
に加えられ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサン
プリングホールドされ、A/D変換器120に加えられ
る。A/D変換器120は、CDS回路118から順次
加えられるR、G、B信号をデジタルのR、G、B信号
に変換して出力する。尚、CCD駆動回路116、CD
S回路118及びA/D変換器120は、タイミング発
生回路122から加えられるタイミング信号によって同
期して駆動されるようになっている。
【0037】前記A/D変換器120から出力された
R、G、B信号は、一旦メモリ124に格納され、その
後、メモリ124に格納されたR、G、B信号は、デジ
タル信号処理回路126に加えられる。デジタル信号処
理回路126は、同時化回路128、ホワイトバランス
調整回路130、ガンマ補正回路132、YC信号作成
回路134、及びメモリ136等から構成されている。
【0038】同時化回路128は、メモリ124から読
み出された点順次のR、G、B信号を同時式に変換し、
R、G、B信号を同時にホワイトバランス調整回路13
0に出力する。ホワイトバランス調整回路130は、
R、G、B信号のデジタル値をそれぞれ増減するための
乗算器130R、130G、130Bから構成されてお
り、R、G、B信号は、それぞれ乗算器130R、13
0G、130Bに加えられる。乗算器130R、130
G、130Bの他の入力には、中央処理装置(CPU)
138からホワイトバランス制御するためのホワイトバ
ランス補正値(ゲイン値)が加えられており、乗算器1
30R、130G、130Bはそれぞれ2入力を乗算
し、この乗算によってホワイトバランス調整された
R’、G’、B’信号をガンマ補正回路132に出力す
る。尚、CPU138からホワイトバランス調整回路1
30に加えられるホワイトバランス補正値の詳細につい
ては後述する。
【0039】ガンマ補正回路132は、ホワイトバラン
ス調整されたR’、G’、B’信号が所望のガンマ特性
となるように入出力特性を変更し、YC信号作成回路1
34に出力する。YC信号作成回路134は、ガンマ補
正されたR、G、B信号から輝度信号Yとクロマ信号C
r、Cbとを作成する。これらの輝度信号Yとクロマ信
号Cr、Cb(YC信号)は、メモリ124と同じメモ
リ空間のメモリ136に格納される。尚、このデジタル
信号処理回路126には、YC信号作成回路134の後
段に輪郭強調回路(図示せず)が設けられており、この
輪郭強調回路は、入力する輝度信号Yに基づいて画像の
輪郭を強調するための輪郭補正信号を生成し、その輪郭
補正信号を輝度信号Yに加算することによって輝度信号
Yの輪郭強調を行う。
【0040】前記メモリ136内に格納されたYC信号
は、逐次読み出されて液晶モニタ152に出力される。
これにより、スルー画像や撮影された静止画等を液晶モ
ニタ152に表示させることができる。
【0041】また、撮影後のYC信号は、圧縮/伸長回
路154によって所定のフォーマットに圧縮されたの
ち、記録部156にてメモリカードなどの記録媒体に記
録される。更に、再生モード時にはメモリカードなどに
記録されている画像データが圧縮/伸長回路154によ
って伸長処理された後、液晶モニタ152に出力され、
液晶モニタ152に再生画像が表示されるようになって
いる。
【0042】CPU138は、カメラ操作部140(シ
ャッタボタン、モードダイヤル、十字キー等を含む)か
らの入力に基づいて各回路を統括制御するとともに、オ
ートフォーカス(AF)、自動露光(AE)、オートホ
ワイトバランス(AWB)、電子ズーム等の制御を行
う。このAF制御は、例えばG信号の高周波成分が最大
になるように撮影レンズ110を移動させるコントラス
トAFであり、シャッタボタンの半押し時にG信号の高
周波成分が最大になるように駆動部142を介して撮影
レンズ110を合焦位置に移動させる。
【0043】また、AE制御は、R、G、B信号を取り
込み、これらのR、G、B信号を積算した積算値に基づ
いて被写体輝度(撮影EV値)を求め、この撮影EV値
に基づいて撮影時の絞り値とシャッタスピードを決定す
る。そして、シャッタボタンの全押し時に前記決定した
絞り値になるように絞り駆動部144を介して絞り11
2を駆動し、また、決定したシャッタスピードとなるよ
うに電子シャッタによって電荷の蓄積時間を制御して1
コマ分の画像データを取り込み、所要の信号処理をした
後、記録媒体に記録する。
【0044】次に、AWB補正方法について説明する。
【0045】メモリ124に一時格納されたR、G、B
信号から、1画面を複数のエリア(8×8、16×16
等)に分割する各分割エリアごとにR、G、B信号の色
別の平均積算値を求める。これらの分割エリアごとの
R、G、B信号の平均積算値は、積算回路148によっ
て算出され、CPU138に加えられる。積算回路14
8とCPU138との間には乗算器150R、150
G、150Bが設けられており、乗算器150R、15
0G、150Bには、機器のバラツキを調整するための
調整ゲイン値が加えられるようになっている。
【0046】CPU138は、上記分割エリアごとの
R、G、B信号の平均積算値に基づいてデーライト(晴
れ)、日陰−曇り、蛍光灯、タングステン電球等の光源
種の判別を行う。この光源種の判別は、前記分割エリア
ごとにR、G、B信号の色別の平均積算値の比R/G、
B/Gを求め、続いて横軸をR/G、縦軸をB/Gとす
るグラフ上で、各光源種に対応する色分布の範囲を示す
検出枠を設定する。そして、前記求めた各エリアごとの
比R/G、B/Gに基づいて前記検出枠に入るエリアの
個数を求め、被写体の輝度レベル及び検出枠に入るエリ
アの個数に基づいて光源種を判別する(特開2000-22460
8 参照) 。尚、CCD114から得られたR、G、B信
号に基づいて自動的に光源種(被写界の色温度)を求め
る方法は、この実施の形態に限定されない。
【0047】CPU138は、上記のようにして光源種
(被写界の色温度)を求めると、その光源種に適したホ
ワイトバランス補正値を決定し、その決定したホワイト
バランス補正値(ゲイン値)を乗算器130R、130
G、130Bに出力する。これにより、乗算器130
R、130G、130Bからはホワイトバランス調整さ
れたR’、G’、B’信号がガンマ補正回路132に出
力される。
【0048】尚、この実施の形態では、ホワイトバラン
ス処理をデジタル信号処理回路126内で行うようにし
ているが、CDS回路118及び図示しないゲインコン
トロールアンプ等を含むアナログ信号処理回路内で行う
ようにしてもよい。また、ホワイトバランス処理は、
R、G、Bそれぞれ独立のゲイン処理により、R/G及
びB/Gの比を変化させることにより行っているが、色
差信号Cr 、Cb それぞれ独立の加減算処理により、色
差信号Cr 、Cb にある値を加算又は減算させることに
よって行う方法もある。また、ストロボ装置146から
ストロボ光を発光する場合には、ストロボ光に対して良
好なホワイトバランスを行うためのホワイトバランス補
正値がホワイトバランス調整回路130に加えられる。
【0049】次に、電子ズーム制御について説明する。
【0050】CCD114の撮像面全体の撮像エリアか
ら読み出されたR、G、B信号は、一旦メモリ124に
格納されている。電子ズーム部125は、メモリ124
に格納されている全撮像エリアから、カメラ操作部14
0(ズームボタンとして割り当てられた十字キーの上ボ
タン及び下ボタン)のズーム操作に基づいてCPU13
8から入力するズーム指令に応じたエリアのR、G、B
信号を切り出し、この切り出したR、G、B信号をその
まま、又は補間演算によって画素数を増加させてメモリ
124の元画像のR、G、B信号が記憶されている記憶
エリアとは異なる記憶エリアに記憶させる。
【0051】尚、CCD114の全撮像エリアの画像サ
イズが、例えば2400×1800画素で、電子ズーム
倍率を1.5倍とした場合、記録する画像サイズが16
00×1200画素のときには、電子ズームによる切り
出し範囲のR、G、B信号をそのまま記録し、記録する
画像サイズが1600×1200画素よりも大きくなる
にしたがって補間によって画素数を増加させ、記録する
画像サイズが1600×1200画素よりも小さくなる
にしたがって補間及び間引きによって画素数を減少させ
る。また、電子ズーム倍率を1.875倍とした場合、
記録する画像サイズが1280×960画素のときに
は、電子ズームによる切り出し範囲のR、G、B信号を
そのまま記録し、記録する画像サイズが1280×96
0画素よりも大きくなるにしたがって補間によって画素
数を増加させ、記録する画像サイズが1280×960
画素よりも小さくなるにしたがって補間及び間引きによ
って画素数を減少させる。即ち、電子ズーム部125に
おける補間処理等によって増減させる画素数は、CCD
114の画像サイズと、記録する画像サイズと、電子ズ
ーム倍率とによって決定される。
【0052】図2は電子ズームによって画像が拡大され
る様子を示すイメージ図であり、メモリ124には、図
2(A)に示すようにCCD114の全撮像エリアの画
像(R、G、B信号)が格納されるとともに、図2
(B)に示すように電子ズームされた、CCD114の
全撮像エリアの一部のエリアの画像(R、G、B信号)
が格納される。
【0053】また、電子ズームされた場合には、前述し
たAE制御は、電子ズームによる切り出し範囲内の画像
(R、G、B信号)に基づいて行われ、AWB補正は、
全撮像エリアの画像(R、G、B信号)に基づいて行わ
れる。この電子ズームされた画像(R、G、B信号)
は、デジタル信号処理回路126を介して所要の信号処
理がされた後、圧縮/伸長回路154によって所定のフ
ォーマットに圧縮されて記録媒体に記録される。
【0054】次に、記録媒体に記録される画像(主画
像)の付属情報(タグ情報)について詳説する。
【0055】図3に示すように全撮像エリアA1から電
子ズームによってズームエリアA2の画像を切り出して
記録すると、ズームエリアA2の外側にハイライト部位
Bの情報(光源の色だと判断できる情報)がある場合
に、そのハイライト部位Bの情報がカットされて記録さ
れることになる。この場合、電子ズームされた画像をプ
リントする際に、プリンタでのAWB制御に必要な情報
が少なくなる。
【0056】また、プリント時に入力画像のシーンを自
動判別して階調補正や輪郭強調などを行う場合に、その
入力画像が電子ズームされた画像の場合には、電子ズー
ム前の画像に比べてシーンの予測が難しくなる。例え
ば、逆光シーンを電子ズームした場合、逆光シーンか否
かの判別が難しくなる。
【0057】そこで、本発明では、電子ズームした画像
を記録媒体に記録する場合には、その画像のタグ情報と
して、電子ズーム前の画像(全撮像エリアA1の画像)
から得られるホワイトバランス調整に利用可能な情報、
及びシーン判別に利用可能な情報を記録するようにして
いる。
【0058】即ち、図1に示すようにメモリ124に格
納されている全撮像エリアA1の画像(R、G、B信
号)は、デジタル信号処理回路126’に出力される。
このデジタル信号処理回路126’は、同時化回路12
8’、ホワイトバランス調整回路130’、ガンマ補正
回路132’、YC信号作成回路134’、及び積算回
路135’から構成されている。尚、同時化回路12
8’、ホワイトバランス調整回路130’、ガンマ補正
回路132’、及びYC信号作成回路134’は、デジ
タル信号処理回路126の同時化回路128、ホワイト
バランス調整回路130、ガンマ補正回路132、及び
YC信号作成回路134と同様な処理を行うため、ここ
では詳細な説明は省略する。また、デジタル信号処理回
路126’のYC信号作成回路134’から出力される
YC信号と、デジタル信号処理回路126のYC信号作
成回路134から出力されるYC信号とは同種の信号で
あり、エリアのみが異なる。
【0059】積算回路135’は、図3に示したように
全撮像エリアA1を複数のエリア(16×16)に分割
する各分割エリアごとに輝度信号Y、クロマ信号Cr、
及びクロマ信号Cbの各信号別の積算平均値を求める。
【0060】記録部156は、CPU138からズーム
指令等の電子ズームされていることを示す情報を入力す
ると、前記積算回路135’によって算出した全撮像エ
リアA1の各分割エリアごとに積算平均した輝度信号
Y、クロマ信号Cr、及びクロマ信号Cbをタグ情報と
して記録する。
【0061】ここで、ホワイトバランス調整に利用可能
な情報(以下、「AWB情報」という)として、全撮像
エリアA1の各分割エリアごとに積算平均した輝度信号
Y、クロマ信号Cr、及びクロマ信号Cbをタグ情報に
記録するようにしたが、以下の情報をAWB情報として
タグ情報に記録するようにしてもよい。
【0062】(1) 全撮像エリアA1におけるR、G、
B信号のそれぞれの平均値Rav、G av、Bav (2) 上記各平均値Rav、Gav、Bavの比Rav/Gav
av/Gav (3) 全撮像エリアA1の分割エリアAi (i=1〜2
56又は1〜64)ごとのR、G、B信号のそれぞれの
平均値Ravi 、Gavi 、Bavi (4) 上記各平均値Ravi 、Gavi 、Bavi の比Ravi
/Gavi 、Bavi /G avi (5) 全撮像エリアA1におけるハイライト点(1画素
又は上位の3画素)のRp 、Gp 、Bp (6) 上記ハイライト点のRp 、Gp 、Bp の比Rp
p 、Bp /Gp (7) 上記ハイライト点の輝度信号Y、クロマ信号C
r、Cb (8) 全撮像エリアA1における最大のRp ’、
p ’、Bp ’ (9) 上記最大のRp ’、Gp ’、Bp ’の比Rp ’/
p ’、Bp ’/Gp’ (10) 全撮像エリアA1の画像を間引いて作成したサム
ネイル画像 また、シーン判別に利用可能な情報(以下、「AE情
報」という)として、全撮像エリアA1の各分割エリア
ごとに積算平均した輝度信号Yを記録するようにした
が、以下の情報をAE情報として記録するようにしても
よい。
【0063】(1) 全撮像エリアA1の分割エリアAi
(i=1〜256又は1〜64)ごとのR、G、B信号
のそれぞれの平均値Ravi 、Gavi 、Bavi (2) 全撮像エリアA1の分割エリアAi ごとのG信号
の平均値Gavi (3) 全撮像エリアA1の画像を間引いて作成したサム
ネイル画像 尚、この実施の形態では、デジタル信号処理回路126
とは別系統のデジタル信号処理回路126’を設けるよ
うにしたが、上記AWB情報やAE情報を算出する際
に、前記デジタル信号処理回路126を時分割利用して
もよい。
【0064】図4は記録媒体に記録される画像ファイル
の構造例を示す。
【0065】同図に示すように画像ファイルには、画像
に付属する各種の情報が記載されているヘッダ部と、撮
像した主画像が記録されている主画像部とが設けられて
いる。ヘッダ部には、撮影日時情報、前述したAWB情
報、AE情報が記録されるが、更に電子ズーム情報(電
子ズームの使用の有無、電子ズーム倍率等)、ストロボ
情報(ストロボ使用の有無、ストロボ到達の有無を示す
リターン情報、ストロボ光の色温度)、被写体距離情
報、連写情報、ユーザ設定情報(WB、露出補正な
ど)、レンズ特性情報(撮影レンズ110のディストー
ション、倍率色収差、シェーディングなど)、及びサム
ネイル画像が記録される。尚、この実施の形態のサムネ
イル画像は、電子ズーム前の画像から作成されたもので
あるが、更に電子ズーム後の画像から作成したものも同
時に記録するようにしてもよい。
【0066】上記電子ズーム情報、AWB情報、AE情
報、ストロボ情報、被写体距離情報、連写情報、ユーザ
設定情報、レンズ特性情報、及びサムネイル画像は、プ
リント時における補正処理に利用することができる。
【0067】即ち、電子ズーム情報は、プリントする画
像のシャープネスの画像処理に利用され、電子ズーム倍
率が大きい程、シャープネスを上げる画像処理を行う。
AWB情報及びAE情報のプリント時の利用の詳細につ
いては後述する。ストロボ情報は、プリントする画像の
WB補正に利用され、ストロボリターンがある場合に
は、そのストロボ光の色温度(R、G、BのLEDによ
ってストロボ光の色温度が制御できる場合にはその色温
度)に適したWB補正を行い、ストロボリターンがない
場合には、入力画像等から得たホワイトバランス補正値
によってWB補正を行う。被写体距離情報は、プリント
する画像のシャープネスやコントラストの画像処理に利
用され、遠距離程、シャープネスやコントラストを上げ
る画像処理を行う。
【0068】連写情報は、1枚目の画像と同じ設定で2
枚目以降の画像処理を行うために使用する。これによ
り、プリント速度を向上させることができるとともに、
各画像の連続性が向上する。ユーザ設定情報は、ユーザ
の意図をプリントに反映させるために使用する。レンズ
特性情報は、撮影レンズ110のディストーション、倍
率色収差、シェーディングなどをプリンタ側で補正する
ために使用される。更に、主画像よりも画角の大きなサ
ムネイル画像は、より広い範囲からAWB情報、AE情
報を抽出するために利用される。
【0069】次に、トリミング制御について説明する。
【0070】図7はトリミング制御の流れを示したフロ
ーチャートである。ユーザはデジタルカメラ100のト
リミングメニューを選択する(ステップ300)。そし
て、記録部156に記録されている画像(主画像)を読
み出し、読み出された画像は圧縮/伸長部154で伸長
処理をされて一旦メモリ124に格納される。ユーザが
カメラ操作部140の十字キーを操作してトリミング操
作する(ステップ302)と、トリミング部400はメ
モリ124に格納されている全撮像エリアからCPU1
38から入力するトリミング指令に応じたエリアのR、
G、B信号を切り出し、この切り出したR、G、B信号
をそのまま、又は補間演算によって画素数を増加させて
メモリ124の元画像のR、G、B信号が記憶されてい
る記憶エリアとは異なる記憶エリアに記憶させる。
【0071】したがって、メモリ124にはCCD11
4の全撮像エリアの画像(R、G、B信号)が格納され
ると共にトリミングされた、CCD114の全撮像エリ
アの一部のエリアの画像(R、G、B信号)が格納され
る。トリミングされた画像(R、G、B信号)は、デジ
タル信号処理回路126を介して所要の信号処理がされ
た後、圧縮/伸長回路154によって所定のフォーマッ
トに圧縮されて記録媒体に記録される。
【0072】記録媒体に記録される画像(主画像)の付
属情報(タグ情報)にはトリミング情報が記録される
(ステップ304)。
【0073】図3を用いて説明する。図3のうち、A2
をトリミングエリアとする。
【0074】全撮像エリアA1からトリミングによって
トリミングエリアA2の画像を切り出して記録すると、
トリミングエリアA2の外側にハイライト部位Bの情報
(光源の色だと判断できる情報)がある場合に、そのハ
イライト部位Bの情報がカットされて記録されることに
なる。この場合、トリミングされた画像をプリントする
際に、プリンタでのAWB制御に必要な情報が少なくな
る。
【0075】プリント時に入力画像のシーンを自動判別
して階調補正や輪郭強調などを行う場合に、その入力画
像がトリミングされた画像の場合には、トリミング前の
画像に比べてシーンの予測が難しくなる。例えば、逆光
シーンをトリミングした場合、逆光シーンか否かの判別
が難しくなる。
【0076】そこで、本発明では、トリミングした画像
を記録媒体に記録する場合には、その画像のタグ情報と
して、トリミング前の画像(全撮像エリアA1の画像)
から得られるホワイトバランス調整に利用可能な情報、
及びシーン判別に利用可能な情報を記録するようにして
いる。
【0077】トリミングした画像を、トリミング前の画
像から得られるホワイトバランス調整に利用可能な情
報、及びシーン判別に利用可能な情報から記録媒体に記
録する手順は、前述の電子ズームした画像を記録媒体に
記録する場合と同様なのでここでは省略する。
【0078】記録部156は、CPU138からトリミ
ング指令等のトリミングされていることを示す情報を入
力すると、積算回路135’によって算出した全撮像エ
リアA1の各分割エリアごとに積算平均した輝度信号
Y、クロマ信号Cr、及びクロマ信号Cbをタグ情報と
して記録する。
【0079】ここで、ホワイトバランス調整に利用可能
な情報(以下、「AWB情報」という)として、全撮像
エリアA1の各分割エリアごとに積算平均した輝度信号
Y、クロマ信号Cr、及びクロマ信号Cbをタグ情報に
記録するようにしたが、全撮像エリアA1の画像を間引
いて作成したサムネイル画像をAWB情報としてタグ情
報に記録するようにしてもよい。
【0080】また、シーン判別に利用可能な情報(以
下、「AE情報」という)として、全撮像エリアA1の
各分割エリアごとに積算平均した輝度信号Yを記録する
ようにしたが、全撮像エリアA1の画像を間引いて作成
したサムネイル画像をAE情報として記録するようにし
てもよい。
【0081】図9はトリミングした場合の記録媒体に記
録される画像ファイルの構造例を示す。
【0082】同図に示すように画像ファイルには、画像
に付属する各種の情報が記載されているヘッダ部と、撮
像した主画像が記録されている主画像部とが設けられて
いる。ヘッダ部には、撮影日時情報、前述したAWB情
報、AE情報が記録されるが、更にトリミング情報(ト
リミングの使用の有無、フラグ、トリミングした画素の
位置等)、ストロボ情報(ストロボ使用の有無、ストロ
ボ到達の有無を示すリターン情報、ストロボ光の色温
度)、被写体距離情報、連写情報、ユーザ設定情報(W
B、露出補正など)、レンズ特性情報(撮影レンズ11
0のディストーション、倍率色収差、シェーディングな
ど)、及びサムネイル画像が記録される。尚、この実施
の形態のサムネイル画像は、トリミング前の画像から作
成されたものであるが、更にトリミング後の画像から作
成したものも同時に記録するようにしてもよい。
【0083】上記トリミング情報、AWB情報、AE情
報、ストロボ情報、被写体距離情報、連写情報、ユーザ
設定情報、レンズ特性情報、及びサムネイル画像は、プ
リント時における補正処理に利用することができる。詳
細は前述の電子ズームの場合と同様なので説明を省略す
る。主画像よりも画角の大きなサムネイル画像は、より
広い範囲からAWB情報、AE情報を抽出するために利
用される。
【0084】なお、トリミング操作が行われた場合、す
でに電子ズームも行われている場合がある。図7のステ
ップ304の後、電子ズーム情報もタグに記録されてい
るかどうかみる(ステップ306)。
【0085】ここで、電子ズームがされた後にトリミン
グ操作がされた場合のタグ情報の書き込みについて説明
する。図10は電子ズームがされた後にトリミング操作
がされた場合の記録媒体に記録される画像ファイルの構
造例を示す。電子ズームがされた場合の画像ファイル構
造は図4に示すとおりであるが、この後トリミングされ
た場合は、図10に示すようにトリミング情報(トリミ
ングの使用の有無、フラグ、トリミングした画素の位置
等)が追加され、トリミングされた画像のサムネイルも
追加される。トリミングされた画像のサムネイルは、主
画像から作成してもよいが、全撮像エリアのサムネイル
から生成してもよく、後者のほうが処理は速い。主画像
は電子ズームしてトリミングされたものになる。
【0086】なお、図4、図9の画像ファイル構造にお
いて、主画像のサムネイルも全撮像エリアのサムネイル
と共にタグ情報に入れるようにしてもよい。この場合
に、上記ステップ306において、タグ情報に電子ズー
ム情報があるときは、全撮像エリアのサムネイル(ステ
ップ318)、ズーム及びトリミングした画像のサムネ
イル(ステップ322)、ズーム及びトリミングした主
画像(ステップ326)がそれぞれ生成され、各々メモ
リ124に保存される(ステップ320、324、32
8)。
【0087】ステップ306において、タグ情報に電子
ズーム情報がないときは、全撮像エリアのサムネイル
(ステップ308)、トリミングした画像(ステップ3
12)がそれぞれ生成され、全撮像エリアのサムネイル
はメモリ124に保存され(ステップ310)、トリミ
ングした主画像もメモリ124に保存され(ステップ3
14)、トリミングした主画像のサムネイルもメモリ1
24に保存される(ステップ316)。なお、トリミン
グした画像のサムネイルは全撮像エリアのサムネイルか
ら生成してもよい。
【0088】図5は本発明に係るプリンタの実施の形態
を示すブロック図である。
【0089】同図に示すように、このプリンタ200
は、デジタルプリンタであり、主として画像解凍処理部
210、タグ情報読取部220、フレームメモリ23
0、パラメータ決定部240、自動画像補正処理部25
0、色信号変換部260、及びプリントエンジン270
から構成されている。
【0090】このプリンタ200は、前述したデジタル
カメラ100と直結インターフェース101を介して接
続され、デジタルカメラ100が生成した画像ファイル
を直接取り込むことができ、また、デジタルカメラ10
0において使用されているスマートメディア等の外部記
録媒体102が挿入されるカードスロットを有し、この
カードスロットに挿入された外部記録媒体102から画
像ファイル(図4、9、10参照)を取り込むことがで
きるようになっている。
【0091】このプリンタ200に外部記録媒体102
が挿入され、又はデジタルカメラ100が接続されたの
ち、プリントすべきコマが指定されると、プリンタ20
0の画像解凍処理部210は、プリント指定されたコマ
の画像ファイルから画像データを取り込み、圧縮されて
いる画像データを解凍してYC信号を生成し、このYC
信号をフレームメモリ230に記憶させる。
【0092】タグ情報読取部220は、上記画像ファイ
ルからタグ情報を読み出し、これをパラメータ決定部2
40に出力する。
【0093】パラメータ決定部240は、自動画像補正
処理部250において使用する自動画像補正処理のパラ
メータ(オートセットアップパラメータ)を決定し、そ
のパラメータを自動画像補正処理部250に設定するも
ので、電子ズームやトリミングされていない画像の場合
には、フレームメモリ230に取り込んだYC信号に基
づいてプリントする入力画像ごとに決定する。
【0094】また、パラメータ決定部240は、タグ情
報読取部220から入力するタグ情報に基づいてプリン
トしようとする入力画像が電子ズーム及び/又はトリミ
ングした画像か否かを判別し、電子ズーム及び/又はト
リミングした画像の場合には、タグ情報中のAWB情
報、AE情報に基づいてパラメータを決定し、又はAW
B情報、AE情報及びフレームメモリ230に取り込ん
だYC信号に基づいてパラメータに決定する。尚、パラ
メータ決定部240における電子ズーム及び/又はトリ
ミングされた画像か否かの判別は、タグ情報中の電子ズ
ーム情報(電子ズーム使用の有無を含む)及び/又はト
リミング情報(トリミング使用の有無を含む)に基づい
て行うことができる。
【0095】このパラメータ決定部240によって電子
ズーム及び/又はトリミングされた画像のホワイトバラ
ンス補正値を求める方法について説明する。
【0096】いま、タグ情報中のAWB情報が、CCD
114の全撮像エリアA1におけるハイライト点の
p 、Gp 、Bp とした場合(図3参照)、このハイラ
イト点の輝度信号YMAX1を求める。また、フレームメモ
リ230に取り込んだYC信号に基づいて電子ズーム及
び/又はトリミングされた画像中のハイライト点の輝度
信号YMAX2を求める。そして、輝度信号YMAX1が輝度信
号YMAX2よりも大きいときには、AWB情報(Rp 、G
p 、Bp )が光源の色と判断し、その光源の色に適した
ホワイトバランス補正値を求める。一方、輝度信号Y
MAX1と輝度信号YMAX2とが略等しい場合には、フレーム
メモリ230に取り込んだYC信号に基づいて光源の色
を判別し、その光源の色に適したホワイトバランス補正
値を求める。尚、電子ズーム及び/又はトリミングされ
た画像のホワイトバランス補正値は、タグ情報中のAW
B情報のみに基づいて求めるようにしてもよい。また、
ホワイトバランス補正値の求め方は、これに限定されな
い。
【0097】次に、パラメータ決定部240によって電
子ズーム及び/又はトリミングされた画像の他のパラメ
ータ(階調補正値、シャープネス補正値)の求め方につ
いて説明する。
【0098】まず、タグ情報中のAE情報が、CCD1
14の全撮像エリアA1における各分割エリアAi ごと
の輝度信号Yi を積算平均した輝度信号Yavi とする
と、この輝度信号Yavi の画面内の分布に基づいてシー
ンを判別する。例えば、電子ズーム及び/又はトリミン
グした画像からはその画面の上側が空であるかどうかが
判別できない場合でも、電子ズーム及び/又はトリミン
グ前の画像(元画像)に基づいて、電子ズーム及び/又
はトリミングした画像の上側は空であることを判別する
ことができる。
【0099】パラメータ決定部240は、フレームメモ
リ230からの入力画像の輝度信号Yに基づいてシーン
に応じた複雑なアルゴリズムで入力画像の明るさを求め
る際に、上記のようにシーン(例えば、画面の上側が空
であるというシーン)を判別することにより、そのシー
ンに適したアルゴリズムで入力画像の明るさを求めるこ
とができる。例えば、空の部分と他の部分では、輝度信
号に対する重み付けを変えて明るさを求めることができ
る。そして、このようにして求めた明るさから電子ズー
ム及び/又はトリミングした画像を適正な明るさでプリ
ントするための階調補正値を求めることができる。
【0100】また、輝度信号Yavi の画面内の分布から
逆光シーン、順光シーン、スポット光シーンなどを判別
することができる。尚、電子ズームされた画像は、画角
が小さくなるため、逆光シーンかどうかの判別が難しく
なる。
【0101】上記のようにしてシーン判別することによ
り、例えば、入力画像のコントラストが少ない場合に、
逆光シーンを電子ズーム及び/又はトリミングしたため
にコントラストが少なくなっているのか、もともとコン
トラストが少ない画像なのかを区別することができる。
そして、逆光シーンを電子ズーム及び/又はトリミング
したためにコントラストが少なくなっている場合には、
フレアやゴーストが含まれている可能性があるため、コ
ントラストやシャープネスを補正する処理を行わない
か、又は弱くする。逆に、もともとコントラストが少な
い画像の場合には、コントラストやシャープネスの補正
処理を強くする。
【0102】プリンタ200の自動画像補正処理部25
0は、パラメータ決定部240によって決定されたパラ
メータ(ホワイトバランス補正値、階調補正値、シャー
プネス補正値等)が設定され、フレームメモリ230に
格納されたYC信号を、上記設定されたパラメータに基
づいて補正処理を行い、プリントに適するように色・階
調・シャープネス等が調整される。
【0103】図6は上記自動画像補正処理部250の内
部構成を示すブロック図である。この自動画像補正処理
部250は、AWB補正回路252と、階調補正回路2
54と、輪郭強調回路256とから構成されている。
【0104】AWB補正回路252には、フレームメモ
リ230からYC信号が加えられるとともに、前述した
パラメータ決定部240からホワイトバランス補正値
(各色差信号Cr,Cb に乗算するためのゲイン値)が加
えられ、AWB補正回路252は、色差信号Cr,Cb に
ホワイトバランス補正値を乗算する。AWB補正回路2
52によりホワイトバランス補正されたYC信号は、階
調補正回路254に加えられる。
【0105】階調補正回路254の他の入力には、前述
したパラメータ決定部240によって決定された入力画
像の明るさに対応した階調補正値が加えられている。階
調補正回路254は、例えば、階調補正値の大きさに応
じて複数の階調補正ルックアップテーブル(LUT)を
有しており、パラメータ決定部240から入力する階調
補正値により適宜の階調補正LUTを選択する。そし
て、この選択した階調補正LUTを使用してAWB補正
回路252から入力する輝度信号Yを階調補正する。
【0106】輪郭強調回路256には、前記階調補正回
路254によって階調補正された輝度信号Yが加えられ
るとともに、前述したパラメータ決定部240からシャ
ープネス補正値(例えば、ゲイン値)が加えられてい
る。輪郭強調回路256は、入力する輝度信号Yに基づ
いて画像の輪郭を強調するための輪郭補正信号を生成
し、その輪郭補正信号に前記シャープネス補正値を乗算
する。このようにして輪郭補正信号の大きさ(輪郭強調
の度合い)が補正された輪郭補正信号を輝度信号Yに加
算することにより、該輝度信号Yの輪郭強調を行う。
【0107】図5において、自動画像補正処理部250
によって補正された輝度信号Y、及び色差信号Cr 、C
b は、色信号変換部260に加えられ、ここでR、G、
B信号に変換された後、Y、M、C(イエロー、マゼン
タ、シアン)信号に変換され、又は直接Y、M、C信号
に変換され、順次プリントエンジン270に送出され
る。
【0108】プリントエンジン270は、例えば、印画
方式としてTA(サーモオートクローム)方式を採用し
たもので、C、M、Yの各発色層を有するカラー印画紙
(以下、「TAペーパー」という)自体が熱で発色し、
所定の波長の光の照射で定着するものであり、TAペー
パーを搬送する手段、サーマルヘッド、定着ランプ等を
有している。カラー画像をプリントする場合には、ま
ず、TAペーパーを搬送するとともにY信号によってサ
ーマルヘッドを制御し、TAペーパーのイエロー層を発
色させ、続いて定着ランプによってイエローの発色を定
着させる。TAペーパーのマゼンタ層及びシアン層の発
色もM信号、C信号に基づいて同様に行われ、このよう
にしてプリント用紙にカラー画像がプリントされる。
尚、この実施の形態のプリンタは、TAプリンタである
が、これに限らず、本発明はインクジェット方式等の他
の形式のプリンタにも適用できる。
【0109】一方、パラメータ決定部240は、タグ情
報読取部220から入力されるタグ情報に基づいてプリ
ントしようとする入力画像が電子ズーム及び/又はトリ
ミングした画像か否かを判別し、電子ズーム及び/又は
トリミングした画像の場合には、タグ情報中の全撮像エ
リアのサムネイルを読み込む方法もある。この場合、全
撮像エリアのサムネイル画像を解析し、このサムネイル
画像のAWB情報、AE情報に基づいてパラメータ(ホ
ワイトバランス補正値、階調補正値、シャープネス補正
値等)を決定する。尚、パラメータ決定部240におけ
る電子ズーム及び/又はトリミングされた画像か否かの
判別は、タグ情報中の電子ズーム情報(電子ズーム使用
の有無を含む)及び/又はトリミング情報(トリミング
使用の有無を含む)に基づいて行うことができる。
【0110】これらの一連の流れが図8に示されてい
る。
【0111】まず、画像印字の要求がある(ステップ3
30)。すなわち、プリンタ200に外部記録媒体10
2が挿入され、又はデジタルカメラ100が接続された
のち、プリントすべきコマが指定され、プリントの実行
指令が出される。すると、プリンタ200の画像解凍処
理部210は、プリント指定されたコマの画像ファイル
から画像データを取り込み、圧縮されている画像データ
を解凍してYC信号を生成し、このYC信号をフレーム
メモリ230に記憶させる。
【0112】タグ情報読取部220は、画像ファイルか
らタグ情報を読み出し、これをパラメータ決定部240
に出力する。タグ情報を読み出したところ、電子ズーム
情報があるかどうか判断する(ステップ332)。電子
ズーム情報がある場合は全撮像エリアのサムネイルを呼
び出す(ステップ338)。電子ズーム情報がない場合
はトリミング情報があるかどうか判断する(ステップ3
34)。トリミング情報がある場合は、やはり全撮像エ
リアのサムネイルを呼び出す(ステップ338)。ステ
ップ334でトリミング情報がない場合は、表示用サム
ネイルを呼び出す(ステップ336)。
【0113】ステップ338の場合もステップ336の
場合も次にプリンタオートセットアップによりホワイト
バランス補正値、階調補正値、シャープネス補正値等を
算出する(ステップ340)。
【0114】そして、この全撮像エリアのサムネイルを
読み込む場合もプリンタ200の自動画像補正処理部2
50は、フレームメモリ230に格納されたYC信号
を、パラメータ決定部240によって決定(算出)され
たパラメータ(ホワイトバランス補正値、階調補正値、
シャープネス補正値等)に基づいて補正処理を行い、プ
リントに適するように色・階調・シャープネス等を調整
する(ステップ342)。
【0115】自動画像補正処理部250での処理動作、
並びに自動画像補正処理部250以降の処理動作は前述
の例と同様である。したがって、最終的にはプリントエ
ンジン270が起動してプリントされる(ステップ34
4)。この全撮像エリアのサムネイルを読み込む方法に
よれば、プリンタ200はタグ中のAWB情報、AE情
報を解析する必要がないので動作が簡略化できる。
【0116】この実施の形態では、電子ズーム及び/又
はトリミングした画像と同じ信号処理が施された元画像
(撮像素子の全撮像エリアの画像)からAWB情報、A
E情報を求めるようにしたが、これに限らず、例えばガ
ンマ補正前の元画像からAWB情報、AE情報を求める
ようにしてもよい。
【0117】また、電子ズーム及び/又はトリミングし
た画像を記録する際に、元画像からAWB情報、AE情
報を求め、これらの情報を電子ズーム及び/又はトリミ
ングした画像に関連付けて記録するようにしたが、これ
に限らず、元画像の上側及び下側の所定の範囲をカット
したパノラマ撮影した画像を記録する際に、元画像から
AWB情報、AE情報を求め、これらの情報をパノラマ
撮影した画像に関連付けて記録するようにしてもよい。
【0118】更に、この実施の形態では、全撮像エリア
の画像からAWB情報、AE情報を求めるようにした
が、電子ズーム及び/又はトリミングした画像又はパノ
ラマ撮影された画像のエリアよりも広いエリアの画像か
らAWB情報、AE情報を求めればよく、必ずしも全撮
像エリアの画像からAWB情報、AE情報を求める場合
に限らない。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子ズーム撮影やパノラマ撮影された画像を記録媒体に記
録する際に、電子ズーム前の画像やパノラマ切替え前の
元画像(少なくとも電子ズーム等がされた画像よりも広
いエリアの画像)からホワイトバランス調整に利用可能
な情報を取得するようにしたため、電子ズーム等がされ
た画像のみから得られるホワイトバランス調整に利用可
能な情報よりも多くの情報を得ることができる。そし
て、このようにして取得したホワイトバランス調整に利
用可能な情報を電子ズーム撮影やパノラマ撮影された画
像の付属情報として記録するようにしたため、電子ズー
ム撮影やパノラマ撮影された画像のプリント時に、前記
付属情報を利用することができ、より適正なホワイトバ
ランス調整を行うことができる。
【0120】同様に、電子ズーム撮影やパノラマ撮影さ
れた画像を記録媒体に記録する際に、元画像からシーン
判別に利用可能な情報を取得するようにしたため、電子
ズーム等がされた画像のみから得られるシーン判別に利
用可能な情報よりも多くの情報を得ることができる。そ
して、このようにして取得したシーン判別に利用可能な
情報を電子ズーム撮影やパノラマ撮影された画像の付属
情報として記録するようにしたため、電子ズーム撮影や
パノラマ撮影された画像のプリント時に、前記付属情報
を利用することができ、より適正なシーン判別ができ、
そのシーンに応じた階調補正やシャープネス補正等を行
うことができる。
【0121】請求項15の本発明によれば、ズーム画像
データをプリンタでプリントする際に、元の画像の全体
画角でのサムネールからプリントセットアップ処理を実
行するので、白色点等のデータがプリンタへ送られるた
め、プリント画像において適切なホワイトバランス、露
出処理がされた好適な画像が得られる。
【0122】請求項16の本発明によれば、トリミング
画像データをプリンタでプリントする際に、元の画像の
全体画角でのサムネールからプリントセットアップ処理
を実行するので、白色点等のデータがプリンタへ送られ
るため、プリント画像において適切なホワイトバラン
ス、露出処理がされた好適な画像が得られる。
【0123】請求項17の本発明によれば、ズーム画像
データ、トリミング画像データをプリントする際に、元
の画像の全体画角でのサムネールからプリントセットア
ップ処理を実行するので、白色点等のデータがプリンタ
へ到達するため、プリント画像において適切なホワイト
バランス、露出処理がされた好適な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカメラの実施の形態を示
すブロック図
【図2】電子ズームによって画像が拡大される様子を示
すイメージ図
【図3】光源の色を特定するのに好適なハイライト部位
がCCDの全撮像エリアにあるが、ズームエリアにない
場合を示す図
【図4】電子ズームが使用された場合に記録媒体に記録
される画像ファイルの構造例を示す図
【図5】本発明に係るプリンタの実施の形態を示すブロ
ック図
【図6】プリンタ内の自動画像補正処理部の内部構成を
示すブロック図
【図7】デジタルカメラでのトリミング制御の流れを示
したフローチャート
【図8】タグ情報中の全撮像エリアのサムネイルを読み
込んだ場合のプリント処理過程を示したフローチャート
【図9】トリミングが使用された場合に記録媒体に記録
される画像ファイルの構造例を示す図
【図10】電子ズーム及びトリミングが使用された場合
に記録媒体に記録される画像ファイルの構造例を示す図
【符号の説明】
100…デジタルカメラ、102…外部記録媒体、11
0…撮影レンズ、114…CCD、124、136…メ
モリ、125…電子ズーム部、126、126’…デジ
タル信号処理回路、135、148…積算回路、138
…CPU、140…カメラ操作部、156…記録部、2
00…プリンタ、210…画像解凍処理部、220…タ
グ情報読取部、230…フレームメモリ、240…パラ
メータ決定部、250…自動画像補正処理部、252…
AWB補正回路、254…階調補正回路、256…輪郭
強調回路、260…色信号変換部、270…プリントエ
ンジン、A1…全撮像エリア、A2…ズームエリア、B
…ハイライト部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/79 H (72)発明者 芦田 哲郎 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 竹村 和彦 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 田丸 雅也 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB36 AC03 AC42 AC69 5C053 FA04 FA08 FA27 HA29 KA01 KA04 KA05 LA02 LA03 5C055 AA07 AA14 BA03 BA06 BA07 BA08 EA04 EA05 5C065 AA03 BB02 CC01 CC02 CC03 CC08 DD01 GG17 GG22 GG26 GG44 HH02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子を用いて被写体を撮像し、該撮
    像により取得される画像を記録媒体に記録するデジタル
    カメラにおいて、 前記撮像素子の撮像面全体の第1の撮像エリアよりも小
    さい第2の撮像エリアから前記記録媒体に記録するため
    の第1の画像を取得する第1の画像取得手段と、 前記第2の撮像エリアよりも広い撮像エリアから第2の
    画像を取得する第2の画像取得手段と、 前記第2の画像に基づいて前記第1の画像のホワイトバ
    ランス調整に利用可能な情報を生成する情報生成手段
    と、 前記第1の画像とともに、該第1の画像に関連付けて前
    記ホワイトバランス調整に利用可能な情報を前記記録媒
    体に記録する記録手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記第1の画像取得手段は、電子ズーム
    手段又は前記第1の撮像エリアからパノラマのアスペク
    ト比の画像を抽出するパノラマ切替手段である請求項1
    のデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記情報生成手段は、前記記録媒体に記
    録される第1の画像と同じ信号処理が施された前記第2
    の画像に基づいて前記第1の画像のホワイトバランス調
    整に利用可能な情報を生成することを特徴とする請求項
    1又は2のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記ホワイトバランス調整に利用可能な
    情報は、前記第2の画像の画面全体のR、G、B信号の
    それぞれの平均値又は各平均値の比、前記第2の画像の
    画面全体を複数のエリアに分割した各分割エリアごとの
    R、G、B信号のそれぞれの平均値又は各平均値の比、
    若しくは輝度信号及び色差信号のそれぞれの平均値、前
    記第2の画像の画面全体の1又は複数のハイライト点の
    R、G、B信号又はハイライト点のR、G、B信号の比
    もしくはハイライト点の輝度信号と色差信号、前記第2
    の画像の画面全体のなかの最大のR、G、B信号又は最
    大のR、G、B信号の比、及び前記第2の画像から作成
    したサムネイル画像のうちの1つを含むことを特徴とす
    る請求項1、2又は3のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、前記ホワイトバランス
    調整に利用可能な情報をタグ情報として前記第1の画像
    が記録される画像ファイルに記録することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 撮像素子を用いて被写体を撮像し、該撮
    像により取得される画像を記録媒体に記録するデジタル
    カメラにおいて、 前記撮像素子の撮像面全体の第1の撮像エリアよりも小
    さい第2の撮像エリアから前記記録媒体に記録するため
    の第1の画像を取得する第1の画像取得手段と、 前記第2の撮像エリアよりも広い撮像エリアから第2の
    画像を取得する第2の画像取得手段と、 前記第2の画像に基づいて前記第1の画像のシーン判別
    に利用可能な情報を生成する情報生成手段と、 前記第1の画像とともに、該第1の画像に関連付けて前
    記シーン判別に利用可能な情報を前記記録媒体に記録す
    る記録手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 前記第1の画像取得手段は、電子ズーム
    手段、又は前記第1の撮像エリアからパノラマのアスペ
    クト比の画像を抽出するパノラマ切替手段である請求項
    6のデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 前記情報生成手段は、前記記録媒体に記
    録される第1の画像と同じ信号処理が施された前記第2
    の画像に基づいて前記第1の画像のシーン判別に利用可
    能な情報を生成することを特徴とする請求項6又は7の
    デジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記シーン判別に利用可能な情報は、前
    記第2の画像の画面全体を複数のエリアに分割した各分
    割エリアごとのR、G、B信号のそれぞれの平均値、各
    分割エリアごとの輝度信号の平均値、各分割エリアごと
    のG信号の平均値、及び前記第2の画像から作成したサ
    ムネイル画像のうちの1つを含むことを特徴とする請求
    項6、7又は8のデジタルカメラ。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は、前記シーン判別に利
    用可能な情報をタグ情報として前記第1の画像が記録さ
    れる画像ファイルに記録することを特徴とする請求項6
    乃至9のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至5のいずれかに記載のデ
    ジタルカメラによって前記記録媒体に記録された前記第
    1の画像と、該第1の画像と関連付けられて前記記録媒
    体に記録された前記ホワイトバランス調整に利用可能な
    情報とを読み取る読取手段と、 前記読み取ったホワイトバランス調整に利用可能な情
    報、又は前記読み取った第1の画像及びホワイトバラン
    ス調整に利用可能な情報に基づいて前記第1の画像のホ
    ワイトバランス補正値を求める算出手段と、 前記算出手段によって求めたホワイトバランス補正値に
    基づいて前記読み取った第1の画像をホワイトバランス
    制御するホワイトバランス制御手段と、 前記ホワイトバランス制御手段によってホワイトバラン
    ス制御された前記第1の画像に基づいてプリント用紙に
    前記第1の画像を印画するプリント手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタ。
  12. 【請求項12】 請求項6乃至10のいずれかに記載の
    デジタルカメラによって前記記録媒体に記録された前記
    第1の画像と、該第1の画像と関連付けられて前記記録
    媒体に記録された前記シーン判別に利用可能な情報とを
    読み取る読取手段と、 前記読み取ったシーン判別に利用可能な情報、又は前記
    読み取った第1の画像及びシーン判別に利用可能な情報
    に基づいて前記第1の画像のシーン判別を行うシーン判
    別手段と、 前記シーン判別手段によるシーン判別に基づいて前記読
    み取った第1の画像を画像処理する画像処理手段と、 前記画像処理手段によって画像処理された前記第1の画
    像に基づいてプリント用紙に前記第1の画像を印画する
    プリント手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタ。
  13. 【請求項13】 前記シーン判別手段によって判別され
    るシーンは、逆光シーン、順光シーン及びスポット光シ
    ーンのうちの1つを含むことを特徴とする請求項12の
    プリンタ。
  14. 【請求項14】 前記画像処理手段は、前記シーン判別
    手段によるシーン判別に基づいて前記読み取った第1の
    画像のシャープネス及び階調のうちの少なくとも1つを
    制御することを特徴とする請求項12又は13のプリン
    タ。
  15. 【請求項15】光学的に取得された画像データを電気信
    号に変換する撮像手段と、 前記撮像手段を介して撮像された画像を記録媒体に記録
    する記録手段と、 撮像された画像を表示する画像表示手段と、 前記撮像手段を介して取得された画像データを電子的に
    処理することにより被写体の像倍率を変更する電子ズー
    ム手段と、 前記電子ズーム手段で生成されたズーム画像を前記記録
    媒体に記録する制御を行う制御手段と、 前記電子ズーム手段によって被写体の像倍率の変更に係
    る電子的な処理が画像データにされたときに、元の画像
    の全体画角でのサムネールを、前記電子ズーム手段によ
    って電子的に処理された画像データに保持させることが
    できる保持手段と、からなるデジタルカメラ。
  16. 【請求項16】光学的に取得された画像データを電気信
    号に変換する撮像手段と、 前記撮像手段を介して撮像された画像を記録媒体に記録
    する記録手段と、 撮像された画像を表示する画像表示手段と、 前記画像表示手段に表示された画像の一部領域をトリミ
    ング画像として指定し、当該指定された領域のトリミン
    グ画像の画像データを生成するトリミング処理手段と、 前記トリミング処理手段で生成されたトリミング画像を
    前記記録媒体に記録する制御を行う制御手段と、 前記トリミング処理手段によってトリミング画像に係る
    画像データが生成されたときに、元の画像の全体画角で
    のサムネールを、前記トリミング処理手段によって生成
    された画像データに保持させることができる保持手段
    と、からなるデジタルカメラ。
  17. 【請求項17】デジタルカメラによって撮像された画像
    に係る画像データをプリント処理するプリンタであっ
    て、 前記画像データの入力を受け付ける画像データ受付手段
    と、 前記画像データが前記デジタルカメラによって電子ズー
    ム処理されたものであるか又はトリミング処理されたも
    のであるかの処理情報を受け取る情報受領手段と、 前記情報受領手段が前記処理情報を受け取った場合に、
    電子ズーム処理又はトリミング処理された前記画像デー
    タをプリントするときに、前記入力された画像データに
    保持されている、電子ズーム処理又はトリミング処理さ
    れる前の元の画像の全体画角でのサムネールからプリン
    トセットアップ処理を実行する実行手段と、からなるプ
    リンタ。
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