JP2015004837A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
劣化したトナーを用いて印刷すると画像品質が低下しやすくなるため、印刷に用いるトナーの消費量が所定の閾値より小さいときに現像ローラ表面の劣化したトナーを感光ドラムに付着させ、廃棄するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、必要以上にトナーを廃棄することなく印刷品質の低下を抑制することを目的とする。
図1は、第1の実施例における画像形成装置の概略側面図である。
図1において、画像形成装置30は、パーソナルコンピュータなどの図示せぬ上位装置から印刷指示および画像信号からなる印刷ジョブを受信し、画像信号に基づいてトナー2を用いて記録媒体12に印刷するものである。
なお、画像形成装置30は、4色のトナー毎に画像形成部31、32、33、34を備えており、その各画像形成部はトナー以外が同一の構造であるので、ここでは画像形成部31を例に説明する。
現像装置1は、帯電された表面に露光により静電潜像を形成され、形成された静電潜像がトナー像に現像される感光ドラム3と、感光ドラム3に当接して感光ドラム3表面を均一に帯電させる帯電ローラ4と、画像信号に基づく静電潜像を露光により感光ドラム3表面に形成する露光装置5と、感光ドラム3表面に形成された静電潜像をトナー2によりトナー像に現像する現像部7と、記録媒体12に転写されず感光ドラム3表面に付着したままのトナー2などを掻き落とす感光ドラムクリーニングブレード6とから構成されている。
また、トナー2は、体積平均粒子径を5.8μmとし、流動化剤および帯電性をコントロールする目的でシリカ、酸化チタンなどの添加剤を結着樹脂の外部に添加(外添)している。
露光手段としての露光装置5は、帯電した感光ドラム3表面に画像信号に基づく静電潜像を露光の有無により形成するものであり、感光ドラム3の軸方向において列状としたLED(Light Emitting Diode)等の発光素子および集光用のレンズアイを備えたLEDヘッドである。
現像部7は、感光ドラム3表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像ローラ8と、トナー2を現像ローラ8表面に供給する供給ローラ9と、現像ローラ8表面に供給されたトナー2を薄層化する現像ブレード10とから構成されている。
現像ブレード10は、高圧制御部28の指示によりバイアス電圧を印加されて所定の電位が与えられ、現像ローラ8表面に供給されたトナー2を薄層化するものであり、厚さ0.08mmのばね性を有したステンレス鋼板により形成される。なお、現像ブレード10が現像ローラ8と当接する部分は、曲率を有した曲面形状としている。
転写ベルト13は、駆動ローラ15および従動ローラ16により張架され、図中矢印g方向へ回転し、記録媒体12を搬送するものである。
定着装置18は、記録媒体12を搬送する転写ベルト13を張架する駆動ローラ15および従動ローラ16のうち、駆動ローラ15側に配置されており、記録媒体12表面に転写されたトナー像を定着させるものである。
図2において、画像形成装置30は、制御部23と、温湿度検知部24と、印刷枚数カウント部25と、ドット数カウント部26と、駆動部27と、高圧制御部28とから構成されている。また、高圧制御部28には、帯電ローラ4、現像ローラ8、供給ローラ9、現像ブレード10および転写ローラ14が、それぞれ接続されている。
演算部23aは、印刷ジョブを受信し、印刷を行う前に印刷ジョブの画像信号に基づいて、印刷枚数カウント部25から出力される印刷枚数の情報と、ドット数カウント部26から出力されるドット数の情報とから、印刷枚数に対するドット数(以下、「印刷Duty比率」という。)を計算するものである。つまり、印刷Duty比率は、印刷可能面積に対するトナー2による印刷面積の比率と言い換えられる。
温湿度検知手段としての温湿度検知部24は、画像形成装置30内に配置された図示せぬ温湿度検知手段により、環境条件としての温度および湿度を検知し、制御部23に出力するものである。
印刷枚数カウント部25は、受信した印刷ジョブの画像信号に基づいて、印刷を行う前に印刷枚数をカウントするものである。
ドット数カウント部26は、受信した印刷ジョブの画像信号に基づいて、印刷を行う前に露光装置5から照射される光のドット数をカウントするものである。
高圧制御部28は、帯電ローラ4、現像ローラ8、供給ローラ9、現像ブレード10および転写ローラ14に印加するバイアス電圧を制御するものである。
なお、詳細は後述するが、帯電ローラ4に印加するバイアス電圧は、印刷時に印加するバイアス電圧と、トナー廃棄を行うときに印加するバイアス電圧とが、環境条件により異なる場合がある。
まず、画像形成装置30が印刷ジョブを受信し、後述する所定の条件を満たした場合に行うトナー廃棄の後の印刷の動作について、画像形成装置30内の温度および湿度が常温常湿(23℃、55%)であるとして、図1および図2に基づきながら説明する。
高圧制御部28により−1100Vの直流であるバイアス電圧が印加された帯電ローラ4は、感光ドラム3表面を均一に帯電させる。帯電した感光ドラム3表面に、露光装置5は画像信号に基づいた静電潜像を形成する。
一方、給紙トレイ19に収納された記録媒体12は、駆動部27によりホッピングローラ20が図1に示す矢印h方向へ回転することで取り出され、転写ベルト13へ搬送ローラ21により搬送される。転写ベルト13へ搬送された記録媒体12は、図1に示す矢印g方向へ搬送される。
また、記録媒体12に転写されなかった感光ドラム3表面のトナー2は、感光ドラムクリーニングブレード6により感光ドラム3表面から除去され、その後廃棄される。
トナー像を転写された記録媒体12は、定着装置18へ搬送される。定着装置18は、熱および圧力により記録媒体12のトナー像のトナー2を溶融および圧着して定着させる。
また、転写ベルト13表面に残留したトナー2は、転写ベルトクリーニングブレード17により除去される。
以上が、印刷ジョブを受信し、後述する所定の条件を満たした場合にトナー廃棄を行った後、画像形成装置30が行う印刷の動作である。
まず、トナー廃棄は、劣化したトナー2を用いてトナー像を現像すると印刷品質が低下しやすくなることから、トナー2を劣化させないために、印刷ジョブ毎に所定の量のトナー2を消費することを目的として行い、受信した印刷ジョブの印刷Duty比率が予め設定した値(以下、「トナー廃棄閾値」という。)より低いとき、現像ローラ8表面に付着しているトナー2を所定量除去し、廃棄する処理である。
なお、トナー廃棄閾値は、温度および湿度の環境条件毎に設定するものとする。また、各環境条件のトナー廃棄閾値の設定については後述する。
ここで、印刷Duty比率は、記録媒体1ページ分の印刷可能範囲に全面ベタ100%を印刷することを印刷Duty比率100%と表し、全面ベタ100%に対して記録媒体1ページ分の印刷可能範囲の1%の面積に相当する印刷することを印刷Duty比率1%と表すこととする。
次に、受信した印刷ジョブの印刷Duty比率がトナー廃棄閾値以下のとき、画像形成装置30が行うトナー廃棄の動作について説明する。
バイアス電圧を印加された帯電ローラ4は、感光ドラム3表面を均一に帯電する。
均一に帯電された感光ドラム3表面には、露光装置5により後述する各環境条件に設定された静電潜像の廃棄パターンが形成される。
形成された静電潜像は、現像ローラ8表面に付着したトナー2によりトナー像に現像される。なお、環境条件によっては静電潜像を形成しない場合もある。
感光ドラム3表面に担持され、感光ドラムクリーニングブレード6まで搬送された感光ドラム3表面のトナー2は、感光ドラムクリーニングブレード6により掻き落とされ、廃棄される。
図3において、温度をT、湿度をRHとすると、低温低湿(以下、「LL」という。)の範囲は、T≦23℃、かつ、RH<50%の範囲であり、19℃≦T≦23℃、かつ、35%≦RH<50%の範囲を除外した範囲である。
低温高湿(以下、「LH」という。)の範囲は、T≦23℃、かつ、RH≧50%の範囲であり、19℃≦T≦23℃、かつ、50%≦RH≦65%の範囲を除外した範囲である。
高温低湿(以下、「HL」という。)の範囲は、T>23℃、かつ、RH<50%の範囲であり、23℃<T≦27℃、かつ、35%≦RH<50%の範囲を除外した範囲である。
なお、本実施例においては上述のように温度および湿度による環境条件のグループを5つの範囲に分けたが、それに限られることなく、トナー等の特性に合わせて分けてもよい。
高温の場合、トナー2が溶融しやすくなるため、凝集度は高くなる傾向となり、また、電気抵抗度が減少し、電荷が分散しやすくなるため、帯電度は低くなる傾向となる。
低温の場合、トナー2が溶融しにくくなるため、凝集度は低くなる傾向となり、また、電気抵抗度が増大し、電荷が分散しにくく過帯電しやすくなるため、帯電度は高くなる傾向となる。
低湿の場合、雰囲気中の水分が少ないことによりトナー2同士が付着しにくいため、凝集度は低くなる傾向となり、また、雰囲気中の水分が少ないことにより電荷が分散しにくいため、帯電度は高くなる傾向となる。
まず、NNにおいては、常温であるため、トナー2同士の凝集は発生しにくく、また、正常に帯電しているトナー2が多く存在することから、この状態を基準とする。
よって、NNにおけるトナー2の凝集度および帯電度を「基準レベル」とする。
以下、NNにおけるトナー2の凝集度および帯電度を「基準レベル」として、NN以外の各環境条件のトナー2の凝集度および帯電度を説明する。
また、NNより低湿であることから、雰囲気中の水分が少ないことにより、トナー2同士が付着しにくいためトナー2の凝集度は低くなる傾向となり、電荷が分散しにくいためトナー2の帯電度は高くなる傾向となる。
よって、LLにおいては、トナー2の凝集度は「低レベル」、トナー2の帯電度は「高レベル」とする。
また、NNより高湿であることから、雰囲気中の水分が多いことにより、トナー2同士が付着しやすいためトナー2の凝集度は高くなる傾向となり、電荷が分散しやすいためトナー2の帯電度は低くなる傾向となる。
トナー2の帯電度は、低温であることから帯電しやすく、一方で、高湿であることから帯電しにくいため、相殺されて「基準レベル」となる。
よって、LHにおいては、トナー2の凝集度は「低レベル」、トナー2の帯電度は「基準レベル」とする。
また、NNより低湿であることから、雰囲気中の水分が少ないことにより、トナー2同士が付着しにくいためトナー2の凝集度は低くなる傾向となり、電荷が分散しにくくなるためトナー2の帯電度は高くなる傾向となる。
トナー2の帯電度は、高温であることから帯電しにくく、一方で、低湿であることから帯電しやすいため、相殺されて「基準レベル」となる。
よって、HLでは、トナー2の凝集度は「高レベル」、トナー2の帯電度は「基準レベル」とする。
また、NNより高湿であることから、雰囲気中の水分が多いことにより、トナー2同士が付着しやすいためトナー2の凝集度は高くなる傾向となり、また、電荷が分散しやすいためトナー2の帯電度は低くなる傾向となる。
次に、上述したトナー2の凝集度および帯電度がそれぞれ「高レベル」および「低レベル」であるときの、印刷品質への影響について説明する。なお、トナー2の凝集度および帯電度が「基準レベル」のときは、印刷品質への影響はないものする。
また、トナー2の帯電度が「高レベル」であってトナー2の帯電性が増加しているとき、電位差による静電気力の影響を受けやすくなるため、白紙印刷をした際に過帯電したトナー2が記録媒体12に転写される地汚れが発生し、印刷品質を悪化させる。
それゆえ、このようなトナー2の状態による印刷品質への影響を低減するため、印刷ジョブを実行する前に、環境条件に応じたトナー廃棄の動作を行う。
表1は、環境条件毎のトナー廃棄条件である。
表1において、環境条件毎に、トナー2の凝集度および帯電度と、トナー廃棄条件とを示している。
印刷Duty比率がトナー廃棄閾値以下のとき、トナー廃棄制御部23bは、静電潜像の廃棄パターンから廃棄用のトナー像を形成し、トナー廃棄の動作を行う。
まず、基準となるNNにおけるトナー廃棄条件を説明する。
帯電ローラ4に印加するバイアス電圧は、印刷時の電圧である−1100Vとする。
静電潜像の廃棄パターンは、感光ドラム3の軸方向に発光素子を列状に配置した露光装置5のすべての発光素子により感光ドラム3表面を露光して形成するパターン(以下、「全面廃棄パターン」という。)とする。なお、トナー2の廃棄量は、感光ドラム3表面における周方向の幅で調整する。
LLでは、トナー2の凝集度が「低レベル」であるため、トナー廃棄閾値を2%とする。
また、トナー2の帯電度が「高レベル」であるため、帯電ローラ4に印加するバイアス電圧は、印刷時の電圧である−1100Vよりも高い−900Vとする。
これは、帯電ローラ4に印加するバイアス電圧を印刷時より+200V高くし、感光ドラム3が帯電する電位と現像ローラ8の電位との電位差を印刷時の電位差より小さくすることで、その電位差が小さくても静電気力の影響を受けやすい過帯電したトナー2を感光ドラム3表面に移動させ、過帯電したトナー2の廃棄を行うためである。
また、トナー2の帯電度が「基準レベル」であるため、帯電ローラ4に印加するバイアス電圧は、印刷時の電圧である−1100Vとする。
さらに、静電潜像の廃棄パターンは、露光装置5のすべての発光素子を発光させて形成する。
また、トナー2の帯電度が「基準レベル」であるため、帯電ローラ4に印加するバイアス電圧は、印刷時の電圧である−1100Vとする。
これは、現像ローラ8と現像ブレード10との間の圧力、および、現像ローラ8と供給ローラ9との間の圧力においては、現像ローラ8の中央部の圧力より現像ローラ8の各端部の圧力のほうが高いことにより、特にHLにおける現像ローラ8の各端部では凝集したトナー2が発生しやすいためである。
また、トナー2の帯電度が「低レベル」であるため、帯電ローラ4に印加するバイアス電圧は、印刷時の電圧である−1100Vよりも低い−1300Vとする。
静電潜像の廃棄パターンは、「露光なし」とする。
これは、帯電不足のトナー2を感光ドラム3表面に移動させ、帯電不足のトナー2を廃棄するためである。
S1:制御部23は、図示せぬ上位装置から印刷ジョブを受信する。
S2:トナー廃棄制御部23bは、温湿度検知部24により画像形成装置30の内部の温度および湿度を検知する。
S4:トナー廃棄制御部23bは、温湿度検知部24により得られた温度および湿度の値に基づいて、高圧制御部28によりトナー廃棄時に帯電ローラ4に印加するバイアス電圧を設定する。また、トナー廃棄制御部23bは、静電潜像の廃棄パターンについても温度および湿度の値に基づいて設定する。
S5:図示せぬ記憶部は、トナー廃棄制御部23bの指示によりトナー廃棄条件を記憶する。
S7:トナー廃棄を実行したトナー廃棄制御部23bは、高圧制御部28により印刷時に帯電ローラ4に印加するバイアス電圧を設定する。
S8:トナー廃棄制御部23bは、印刷ジョブの印刷を実行し、本処理を終了する。
なお、トナー廃棄制御部23bは、トナー廃棄を制御部23に受信される印刷ジョブ毎の印刷開始時に実行したが、連続印刷中の記録媒体が搬送され、次の記録媒体が搬送される前や印刷終了時などに実行してもよい。
表2は、特開2004−125829に示す画像形成装置を比較例として、本実施例の画像形成装置30の各環境条件による地汚れ、カブリおよび縦白スジの評価結果と評価時に設定したトナー廃棄閾値とを示している。
なお、比較例の画像形成装置においては、各環境条件によらず、トナー廃棄閾値を3%、帯電ローラ4のバイアス電圧を印刷時と同じく−1100V、静電潜像の廃棄パターンを「全面廃棄パターン」とする。
カブリの評価は、色差ΔEを用いて表し、ΔEが3.0未満の場合を「○」とし、3.0以上の場合を「×」とした。色差ΔEは、基準となる未印刷紙の色と白紙の印刷後の色を比較し、算出する。つまり、色差ΔEが小さいほど、印刷品質は良い。なお、色の測定には、分光測色計(CM‐2600d、KONICAMINOLTA社製)を使用した。
その結果、表2において、本実施例の画像形成装置30では、各環境条件において地汚れ、カブリおよび縦白スジが発生していない。一方、比較例とした画像形成装置は、LLでは地汚れが発生し、HLおよびHHでは縦白スジが発生した。また、HHではカブリが発生した。
LLでは、トナー2が凝集しにくいため、トナー廃棄閾値を小さくすることで、正常に帯電しているトナー2のトナー廃棄量を低減し、必要以上にトナーを廃棄することがない。
LHでは、トナー2が凝集しにくいため、トナー廃棄閾値を小さくすることで、正常に帯電しているトナー2のトナー廃棄量を低減し、必要以上にトナーを廃棄することがない。
HHでは、トナー2が凝集しやすいため、トナー廃棄閾値を大きくすることで、トナー廃棄量を多くしてトナー同士の凝集を抑制するため、縦白スジによる印刷品質の低下を抑制することができる。
以上説明したように、第1の実施例では、温湿度検知部により温度および湿度を検知することにより、検知した温度および湿度の変化に応じてトナー廃棄条件を選択するため、必要以上にトナーを廃棄することなく印刷品質の低下を抑制することができるという効果が得られる。
図5は、第2の実施例における画像形成装置を制御するブロック図であり、図2に示す第1の実施例のブロック図に、印刷の設定に応じた感光ドラムの周速度を制御部23に出力する周速度検知部29を追加している。
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、その説明を省略する。
本実施例においては、感光ドラム3表面の周速度を測定する周速度検知部29を追加することにより、感光ドラム3表面に当接して回転する現像ローラ8の軸受け部から発生する摩擦熱の状態を間接的に把握するため、温湿度検知手段により検知できない現像部7内の温度もトナー廃棄閾値を設定する上で考慮に入れることができる。
よって、NN、HLでは、感光ドラム3表面の周速度が200mm/秒未満のときは、第1の実施例では3%としていたトナー廃棄閾値を2%とする。また、HHでは、感光ドラム3表面の周速度が200mm/秒未満のときは、第1の実施例では4%としていたトナー廃棄閾値を3%とする。
また、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置としてカラープリンタを例に説明したが、それに限られることなく、モノクロプリンタ、複写機、ファクシミリなどに適用するようにしてもよい。
2 トナー
3 感光ドラム
4 帯電ローラ
5 露光装置
6 感光ドラムクリーニングブレード
7 現像部
8 現像ローラ
9 供給ローラ
10 現像ブレード
11 転写装置
12 記録媒体
13 転写ベルト
14 転写ローラ
15 駆動ローラ
16 従動ローラ
17 転写ベルトクリーニングブレード
18 定着装置
19 給紙トレイ
20 ホッピングローラ
21 搬送ローラ
22 排出ローラ
23 制御部
23a 演算部
23b トナー廃棄制御部
24 温湿度検知部
25 印刷枚数カウント部
26 ドット数カウント部
27 駆動部
28 高圧制御部
29 周速度検知部
30 画像形成装置
31、32、33、34 画像形成部
Claims (12)
- 静電潜像を担持する像担持体と、
前記像担持体の前記静電潜像に現像剤像を現像する現像手段と、
装置内の温度および湿度を検知する温湿度検知手段と、
廃棄条件に基づいて前記像担持体に付着させた現像剤を廃棄する現像剤廃棄制御手段とを備え、
前記現像剤廃棄制御手段は、前記温湿度検知手段が検知した温度および湿度に基づいて前記廃棄条件を選択することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記廃棄条件は、前記現像剤を廃棄するか否かを決定する閾値を含み、
前記現像剤廃棄制御手段は、印刷可能面積に対する前記現像剤による印刷面積の比率が前記閾値以下のとき、廃棄用の現像剤像を形成し、廃棄することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置において、
前記現像剤廃棄制御手段は、前記温湿度検知手段が検知した温度が高くなると、前記閾値を大きくすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置において、
前記像担持体の表面を均一に帯電させる帯電手段を備え、
前記廃棄条件は、前記帯電手段に印加する電圧を含み、
前記現像剤廃棄制御手段は、前記温湿度検知手段が検知した湿度が高くなると、前記電圧を低くすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の画像形成装置において、
前記帯電手段により帯電した前記像担持体の表面に露光の有無により廃棄用の静電潜像を形成する露光手段とを備え、
前記廃棄条件は、前記露光手段により形成する廃棄用の静電潜像の形状を含み、
前記現像剤廃棄制御手段は、前記温湿度検知手段が検知した温度および湿度に基づいて前記形状を選択することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載の画像形成装置において、
前記温湿度検知手段により検知した装置内の温度をT、相対湿度をRHとし、
19℃≦T≦27℃、かつ、35%≦RH≦65%を満たすとき、
前記廃棄条件は、前記閾値を所定の値とし、
前記電圧を印刷時の値とし、
前記形状を、前記像担持体の軸方向に発光素子を直線状に配置し、長さを前記現像手段の軸方向の長さとした前記露光手段により前記発光素子をすべて発光させて形成する形状とすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5または請求項6に記載の画像形成装置において、
19℃≦T≦23℃、かつ、35%≦RH<50%を除外範囲として、T≦23℃、かつ、RH<50%を満たすとき、
前記廃棄条件は、前記閾値を前記所定の値より小さい値とし、
前記電圧を印刷時より高い値とし、
前記形状を、前記露光手段により前記所定の領域を露光しない形状とすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
19℃≦T≦23℃、かつ、50%≦RH≦65%を除外範囲として、T≦23℃、かつ、RH≧50%を満たすとき、
前記廃棄条件は、前記閾値を前記所定の値より小さい値とし、
前記電圧を印刷時の値とし、
前記形状を、前記像担持体の軸方向に発光素子を直線状に配置し、長さを前記現像手段の軸方向の長さとした前記露光手段により前記発光素子をすべて発光させて形成する形状とすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
23℃<T≦27℃、かつ、35%≦RH<50%を除外範囲として、T>23℃、かつ、RH<50%を満たすとき、
前記廃棄条件は、前記閾値を前記所定の値より高い値とし、
前記電圧を印刷時の値とし、
前記形状を、前記露光手段により前記現像手段の軸方向の両端部を露光する形状とすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
23℃<T≦27℃、かつ、50%≦RH≦65%を除外範囲として、T>23℃、かつ、RH≧50%を満たすとき、
前記廃棄条件は、前記閾値を前記所定の値より高い値とし、
前記電圧を印刷時より低い値とし、
前記形状を、前記露光手段により前記所定の領域を露光しない形状とすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記露光手段が露光するドット数を数えるドット数カウント部と、
印刷枚数を数える印刷枚数カウント部を備え、
前記現像剤廃棄制御手段は、印刷用データを受信したとき、前記印刷用データに含まれる前記印刷枚数に対する前記印刷ドット数の比率を、前記印刷面積の比率とすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記像担持体の回転速度を検知する回転速度検知部を有し、
前記現像剤廃棄制御手段は、前記温度および湿度に加え、前記回転速度検知部が検知した回転速度に基づいた前記閾値とすることを特徴とする画像形成装置。
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