JP2015004728A - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】バウンス撮影の際に逆入光による露出のずれを確実に防止する。
【解決手段】閃光装置3を被写体以外の反射面に向けて発光させて被写体の撮影を行うバウンス撮影を行うに当たって閃光装置を予備発光させて当該予備発光による反射光が接眼レンズ16から混入して測光センサー17に入力される混入条件であると、カメラ制御部は主ミラー12をアップして接眼レンズから混入する反射光を遮光して撮像素子11の出力である画像信号に応じて測光を行ってバウンス撮影の際の閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、撮像装置に備えられた発光装置の発光制御に関する。
従来、ストロボ装置(以下単にストロボと呼ぶ)などの発光装置を発光させて撮影を行う際に、ストロボを天井又は壁に向けて発光を行ってストロボ光を拡散させることが行われている。光を拡散させることによって、被写体に直接ストロボ光を照射するよりも自然な配光を得ることができる。そして、このようにストロボ光を拡散させて撮影を行う手法は、一般的にバウンス撮影手法と呼ばれている。
例えば、バウンス撮影の際に、最適なストロボの照射角度を自動で求め、その照射角度をストロボ背面側に向けて最適な配光を行うようにしたストロボがある(特許文献1参照)。
特開2011−170014号公報
ところが、バウンス撮影の際に、ストロボの照射角度を背面側に向けると、場合によっては天井又は壁などの反射面で反射した反射光が撮像装置の接眼レンズに混入することがある。一般に、撮像装置の接眼レンズから光が入って、当該光が測光センサーに照射されることによって露出がずれる現象を逆入光と呼ぶ。
このように、自然な配光を実現するため、ストロボの照射角度を背面側に向けると、条件によっては逆入光が生じて露出がずれてしまうという事態が発生してしまう。
従って、本発明の目的は、バウンス撮影の際に逆入光による露出のずれを抑制することのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、撮影レンズを介して入射する光学像に応じた画像信号を生成する撮像手段と、前記撮影レンズを介して入射する光学像を観察するファインダー部と、撮影の際に発光を行う閃光装置とを備え、前記閃光装置を被写体以外の反射面に向けて発光させて被写体の撮影を行うバウンス撮影を行う撮像装置であって、前記バウンス撮影を行うに当たって前記閃光装置を予備発光させて当該予備発光による反射光を、前記撮影レンズを介して受けて、前記予備発光による反射光を測光してその測光結果に応じて前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第1の調整手段と、前記予備発光による反射光が前記ファインダー部から混入して前記第1の調整手段に入力される混入条件であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記混入条件であると判定されると、前記第1の調整手段の代わりに、前記撮像手段の出力である前記画像信号に応じて測光を行って前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第2の調整手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、撮影レンズを介して入射する光学像に応じた画像信号を生成する撮像手段と、前記撮影レンズを介して入射する光学像を観察するファインダー部と、撮影の際に発光を行う閃光装置とを備え、前記閃光装置を被写体以外の反射面に向けて発光させて被写体の撮影を行うバウンス撮影を行う撮像装置の制御方法であって、前記バウンス撮影を行うに当たって前記閃光装置を予備発光させて当該予備発光による反射光を、前記撮影レンズを介して受けて、前記予備発光による反射光を測光センサーで測光してその測光結果に応じて前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第1の調整ステップと、前記予備発光による反射光が前記ファインダー部から混入して前記測光センサーに入力される混入条件であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記混入条件であると判定されると、前記測光センサーの代わりに、前記撮像手段の出力である前記画像信号に応じて測光を行って前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第2の調整ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、撮影レンズを介して入射する光学像に応じた画像信号を生成する撮像手段と、前記撮影レンズを介して入射する光学像を観察するファインダー部と、撮影の際に発光を行う閃光装置とを備え、前記閃光装置を被写体以外の反射面に向けて発光させて被写体の撮影を行うバウンス撮影を行う撮像装置で用いられる制御プログラムであって、前記撮像装置が備えるコンピュータに、前記バウンス撮影を行うに当たって前記閃光装置を予備発光させて当該予備発光による反射光を、前記撮影レンズを介して受けて、前記予備発光による反射光を測光センサーで測光してその測光結果に応じて前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第1の調整ステップと、前記予備発光による反射光が前記ファインダー部から混入して前記測光センサーに入力される混入条件であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記混入条件であると判定されると、前記測光センサーの代わりに、前記撮像手段の出力である前記画像信号に応じて測光を行って前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第2の調整ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、予備発光による反射光がファインダー部から混入する混入条件であると、撮像手段の出力である画像信号に応じて測光を行ってバウンス撮影の際の閃光装置による本発光における発光量および露出を調整するようにしたので、バウンス撮影の際に逆入光による露出のずれを抑制することができる。
本発明の実施の形態による撮像装置の一例についてその断面を示す図である。 図1に示すカメラで行われるオートバウンス撮影処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す閃光装置で行われるオートバウンス駆動制御を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による撮像装置の一例についてその断面を示す図である。
図示の撮像装置は、撮影レンズユニット(以下単に撮影レンズと呼ぶ)の交換可能な所謂一眼レフタイプのデジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)である。図示のカメラはカメラ本体1を備え、当該カメラ本体1には撮影レンズ(交換レンズともいう)2が取り付けられている。さらに、カメラ本体1には発光装置(閃光装置ともいう)3が取り付けられている。
カメラ本体1には撮影レンズ2の光軸上においてメカニカルシャッター10が配置されており、メカニカルシャッター10の後段には、例えば、CMOSセンサー又はCCDなどのエリア蓄積型光電変換素子を有する撮像素子11(撮像手段)が配置されている。そして、撮像素子11は撮影レンズ2を介して入射した光学像に応じた画像信号を生成する。
一方、メカニカルシャッター10の前段には半透過性の主ミラー12aが配置されている。そして、メカニカルシャッター10と主ミラー12aとの間には第1の反射ミラー12bが配置されている。主ミラー12aおよび第1の反射ミラー12b(これらはミラー部12と呼ばれる)はともに撮影の際には上側に跳ね上げられる。つまり、撮影の際には、ミラー部12は撮影レンズ2の光軸から離脱した位置にアップされる。
なお、カメラ本体1には焦点検出部14が配置され、この焦点検出部14には第1の反射ミラー12bで反射した反射光が入力されて、焦点検出部14は撮影画面における任意の位置で所謂像ずれ方式によって焦点検出を行う。
図示のように、カメラ本体1にはペンタプリズム15が備えられるとともに、接眼レンズ16が備えられている。そして、ユーザーは接眼レンズ16によって光学像を観察することができる。さらに、カメラ本体1には、測光用センサー17が備えられており、この測光用センサー17は被写体の輝度に係る輝度情報を得るためのものである。測光用センサー17は、例えば、シリコンフォトダイオードなどの光電変換素子を備えて、格子状に複数の受光部に分割された受光センサー部を有しており、撮影画面の略全体が視野とされる。
カメラ本体1には、接眼センサー18が備えられており、当該接眼センサー18は撮影者(ユーザ)がファインダーを覗きこんでいるか否かを検出する。カメラ本体1の上面にはシャッタースイッチ(SW)19が設けられている。シャッターSW19を軽く押す動作(つまり、半押し動作)をシャッターS1と呼び、シャッターS1のオンによって、カメラ本体1に備えられたマイコンなどのカメラ制御部13は被写体の測光および焦点検出を開始する。シャッターSW19を深く押す動作(つまり、全押し動作)をシャッターS2と呼び、シャッターS2のオンによってカメラ制御部13は露光を開始する。
閃光装置3は閃光装置3の全体を制御する閃光本体部(以下単に本体部と呼ぶ)30と発光部31とを備えている。なお、この本体部30にはマイコンなどの閃光制御部38が備えられている。
本体部30と発光部31とは連結部32によって連結されており、本体部30をカメラ本体1に固定した状態で発光部31の角度を左右および上下方向に変化させることができる(つまり、発光部31はその照射方向が可変である)。ここで、本体部30における連結部32の配置されている側を上側として、左右方向および上下方向を定義している。発光部31は駆動部33、光源34、および測距用測光センサー35を有しており、本体部30の制御下で駆動部33は発光部31を駆動して発光部31の照射方向を変更する。
図示のように、本体部30の側面には、オートバウンスSW36が配置されており、当該オートバウンスSW36は撮影の際にバウンス角度を自動で求めるシーケンスを行うか否かを選択する場合に用いられる。以下の説明では、オートバウンスSW36がオンされて、バウンス角度を自動で決定する場合について説明するが、オートバウンスに限らずユーザーが手動でバウンス角度を変更決定するようにしてもよい。
なお、オートバウンスSW36がオンされると、閃光制御部38はオートバウンスモードとなって駆動部33を制御して発光部31を左右および上下方向において最適なバウンス角度とする。ここでは、最適なバウンス角度とはバウンス撮影を行った際に被写体に対して影の映りこみが少ない自然な配光となる角度をいう。
最適なバウンス角度は、被写体と閃光装置3、そして、発光部31からの光を反射させるバウンス面の位置関係に応じて求められる。このような位置関係からバウンス角度を求める手法については既知であるので詳細には説明しないが、閃光装置3と被写体との距離が近い場合には、発光部31をカメラ本体1の背面側に向けると配光が自然になるので、バウンス角度は背面側とすることが望ましい。
一方、バウンス角度をカメラ本体1の背面側とすると、図1に示すように、カメラ本体1の背面には接眼レンズ16が配置されている関係上、前述したように接眼レンズ16からの逆入光によって露出がずれることがある。
さらに、上述の位置関係を求める際に用いる測距手法として、例えば、発光から受光までの時間差を距離に換算する所謂パルス伝搬手法が用いられる。つまり、ここでは、光源34から照射された光が測距対象に反射して、当該反射光を測距用測光センサー35で受光するまでの時間差に応じて測距対象までの距離が測定される。
例えば、閃光装置3を被写体に向けて発光した場合は、被写体と閃光装置3との間の距離を測距することができ、被写体以外の壁などのバウンス面(バウンス反射面ともいう)に向けて発光した場合は、バウンス面と閃光装置3との間の距離を測距することができる。なお、ここでは、パルス伝搬手法によって測距を行うが、別の手法を用いて測距を行うようにしてもよい。
図示のように、発光部31の側面には、角度検出部37が配置されており、この角度検出部37によって、水平方向と照射方向とのなす角度であるバウンス角度Xが検出される。この際、角度検出部37は駆動部33による左右方向および上下方向の駆動量をカウントして発光部31の角度を検出する。そして、閃光制御部38は当該角度検出部37の検出出力に応じて駆動部33を駆動制御して発光部31の角度をバウンス角度Xとする。
前述したように、被写体と閃光装置3との距離が近い場合には、最適バウンス角度、つまり、発光部31の照射方向はカメラ本体1の背面側の方向とすることが望ましい。つまり、被写体とバウンス反射面とのが離れて、両者の角度が緩やかになると影が映り込みにくくなるため、発光部31の照射方向をカメラ本体1の背面側とすることが望ましい。
一方、前述のように、発光部31の照射方向がカメラ本体1の背面側に向いて、その角度(水平方向との角度)が所定の閾値Y未満となる条件下では、接眼レンズ16からの逆入光によって露出がずれることがある。
ここで、カメラ本体1に閃光装置3を装着した際の露出制御について簡単に説明する。
いま、シャッターSW19が押されると、カメラ制御部13は閃光制御部38に対して予備発光を指令する。これによって、閃光制御部38は発光部31を制御して予備発光である微小発光を行う。この微小発光によって被写体で反射した光が撮影レンズ2を介して主ミラー12aに到達してここで反射する。
そして、主ミラー12aで反射した光はペンタプリズム15に導かれて測光用センサー17に入射する。これによって、測光用センサー17による測光が行われて、測光値(測光結果)としてカメラ制御部13に与えられる。カメラ制御部13は当該測光値に応じて適正露出となる本発光の発光量を決定する。
ところが、閃光装置3から発せられた予備発光(微小発光)による反射光が撮影レンズ2から入射するばかりでなく、接眼レンズ16から入射することがある。接眼レンズ16から反射光が入射すると、接眼レンズ16の近傍に配置された測光用センサー17に当該反射光が入射する関係上、測光用センサー17で得られる測光値が通常よりも高くなってしまう。
つまり、測光用センサー17には被写体からの反射光ばかりでなくバウンス面からの反射光も入射する結果、これら反射光が足し合わされたものとなって、測光用センサー17で得られる測光値は正常な測光値よりも大きくなってしまう。この結果、カメラ制御部13は被写体の反射率が高いと誤認してしまい、本発光の発光量を適正な発光量よりも少ない発光量とし、結果的に適正露出に制御されないことになる。つまり、露出アンダーとなってしまう。
図2は、図1に示すカメラで行われるオートバウンス撮影処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理はカメラ制御部13の制御下で行われる。
図示のフローチャートに係る処理は、オートバウンスSW36がオンとなっている場合に行われる。まず、カメラ制御部13はシャッターS1がオンであるか否かを判定する(ステップS100)。シャッターS1がオフであると(ステップS100において、NO)、カメラ制御部13は待機する。シャッターS1がオンであると(ステップS100において、YES)、カメラ制御部13は被写体の測光および焦点検出を行う。つまり、カメラ制御部13はAEおよびAFを行って、被写体検出を行う(ステップS101)。
その後、カメラ制御部13は閃光制御部38に対してオートバウンス駆動指示を行う(ステップS102)。これによって、閃光制御部38は後述するようにしてオートバウンス駆動を行う。
図3は、図1に示す閃光装置3で行われるオートバウンス駆動制御を説明するための図である。なお、図示のフローチャートに係る処理は、閃光制御部38の制御下で行われる。
カメラ制御部13からバウンス駆動指示を受けると、閃光制御部38はまず、正面距離(つまり、被写体との距離)を求めるための正面距離測距制御を行う(ステップS200)。ここでは、前述したように、光源34から被写体に照射された光の反射光を測距用測光センサー35で受光して、当該測光値に応じて閃光制御部38は正面距離を求めることになる。
続いて、閃光制御部38は駆動部33を制御して発光部31の角度を垂直方向とする(水平面に対する角度を垂直とする)。つまり、閃光制御部38は光源34の照射方向を垂直方向とする。そして、閃光制御部38は光源34からバウンス面(ここでは、天井面)に光を照射してバウンス面との距離を求めるためのバウンス面距離測距制御を行う(ステップS201)。なお、バウンス面との距離は、測距用測光センサー35の出力である測光値に応じて、閃光制御部38が算出する。
次に、閃光制御部38は正面距離とバウンス面距離とに応じて最適バウンス角度Xを求める(ステップS202)。なお、最適バウンス角度の算出については既知であるので説明を省略するが、最適バウンス角度とは、被写体に対して影が映り込まず、且つバウンス面と被写体との距離、つまり、光路が最短で発光エネルギーのロスが少ない角度である。そして、閃光制御部38は最適バウンス角度Xに応じて、角度検出部37による角度検出結果を参照しつつ駆動部33を制御して発光部31の角度を最適バウンス角度とするバウンス角度駆動制御を行う(ステップS203)。
続いて、閃光制御部38は最適バウンス角度Xが逆入光角度(閾値角度)Y未満であるか否かを判定する(ステップS204)。この逆入光角度Yは、接眼レンズ16に予備発光の反射光が入射する逆入光条件を示す閾値角度であって、最適バウンス角度Xが逆入光角度Y以上であると逆入光条件とはならない。
最適バウンス角度Xが逆入光角度Y以上(閾値角度以上)であると(ステップS204において、NO)、閃光制御部38は逆入光条件ではないとして、オートバウンス駆動制御を終了する。そして、閃光制御部38はバウンス駆動が終了した旨を示すバウンス駆動終了通知をカメラ制御部13に送る。一方、最適バウンス角度Xが逆入光角度Y未満(閾値角度未満)であると(ステップS204において、YES)、閃光制御部38は逆入光条件であるとして、カメラ制御部13に逆入光条件(つまり、露出アンダー)であることを通知する(ステップS205)。そして、閃光制御部38はオートバウンス駆動制御を終了し、バウンス駆動が終了した旨を示すバウンス駆動終了通知をカメラ制御部13に送る。
再び図2を参照して、カメラ制御部13は閃光制御部38に対してバウンス駆動指示を行った後、バウンス駆動指示によるオートバウンス駆動制御が終了したか否かを判定する(ステップS103)。オートバウンス駆動制御が終了しないと、つまり、閃光制御部38からバウンス駆動終了通知を受けないと(ステップS103において、NO)、カメラ制御部13は待機する。
一方、閃光制御部38からバウンス駆動終了通知を受けると(ステップS103において、YES)、カメラ制御部13は閃光制御部38から最適バウンス角度Xが逆入光条件である旨の通知を受けたか否かを判定する(ステップS104)。つまり、カメラ制御部13は最適バウンス角度Xが逆入光条件であるか否かを判定する。
最適バウンス角度Xが逆入光条件であると(ステップS104において、YES)、カメラ制御部13は、接眼センサー18の出力に応じて遮蔽物が検出されたか否かを判定する(ステップS105)。接眼センサー18によって遮蔽物が検出されていないと(ステップS105において、NO)、カメラ制御部13は主ミラー12aおよび反射ミラー12bを上側に駆動する(ミラーアップ:ステップS106)。つまり、逆入光条件であって、かつ接眼センサー18が遮光されていない状態である混入条件であると、カメラ制御部13は主ミラー12aおよび反射ミラー12bを上側に駆動する。
これによって、つまり、ミラーアップによって、接眼レンズ16から入る逆入光が撮像素子11に到達することがなくなる。つまり、接眼レンズ16から入る逆入光が撮像素子11に混入することはなくなる。
ミラーアップの後においては、測光用センサー17および焦点検出部14を用いたAEおよびAF(つまり、測光および焦点検出)を行うことができないので、カメラ制御部13は測光および焦点検出の手法を切り替える(ステップS107)。ここでは、カメラ制御部13は撮像素子11の出力に応じて測光および焦点検出を行う手法に切り替える。例えば、カメラ制御部13は撮像素子11の出力に応じて所謂撮像面測光および撮像面焦点検出を行うが、これらは撮像面測光および撮像面焦点検出については既知であるので説明を省略する。
なお、ステップS106で行われたミラーアップによって、撮像素子11の撮像面11に逆入光が漏れ込むことはないので、測光値が適正な測光値からずれて露出制御が不適切となることはない。
続いて、カメラ制御部13はシャッターS1がオンであるか否かを判定する(ステップS108)。シャッターS1がオフであると(ステップS108において、NO)、カメラ制御部13はオートバウンス撮影処理を終了する。一方、シャッターS1がオンであると(ステップS108において、YES)、カメラ制御部13は撮像素子11の出力に応じて撮像面測光および像面焦点検出を行って、AEおよびAFを実行する(ステップS109)。
次に、カメラ制御部13はシャッターS2がオンであるか否かを判定する(ステップS110)。なお、最適バウンス角度Xが逆入光条件でないと(ステップS104において、NO)、カメラ制御部13はステップS110の処理に進む。また、接眼センサー18によって接眼レンズ16の前に遮蔽物が検出されると(ステップS105において、YES)、カメラ制御部13は、ステップS110の処理に進む。これは、最適バウンス角度Xが逆入光条件であっても接眼レンズ16が塞がれている(遮光されている)ので逆入光は生じないためである。
シャッターS2がオフであると(ステップS110において、NO)、カメラ制御部13はシャッターS1がオンであるか否かを判定する(ステップS111)。そして、シャッターS1がオフであると(ステップS111において、NO)、カメラ制御部13はオートバウンス撮影処理を終了する。一方、シャッターS1がオンであると(ステップS111において、YES)、カメラ制御部13は再度測光および焦点検出(AE/AF)を行って(ステップS112)、ステップS110の処理に戻る。
シャッターS2がオンであると(ステップS110において、YES)、カメラ制御部13は閃光制御部38を制御して発光部31の発光制御を行うとともに露光制御を行って、撮像素子11から得られた出力に応じた画像データを得る(ステップS113)。そして、カメラ制御部13はオートバウンス撮影処理を終了する。
このように、本発明の実施の形態では、バウンス撮影の際に、予備発光による反射光が接眼レンズ16から混入して、測光用センサー17に入力される結果生じる測光値のずれに起因する露出誤差(露出ずれ)、つまり、逆入光条件を検知する。そして、逆入光条件であると測光および焦点検出の手法を撮像素子の出力を用いた手法に変更する。この結果、バウンス撮影を行う際に、逆入光が生じる逆入光条件であっても露出がずれることなく適正露出において撮影を行うことができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例では、カメラ制御部13、閃光制御部38、測距用測光センサー35、および測光用センサー17が第1の第1の調整手段として機能する。また、カメラ制御部13、角度検出部37、接眼センサー17、および閃光制御部38は判定手段として機能し、カメラ制御部13は第2の調整手段として機能する。なお、ペンタプリズム15および接眼レンズ16はファインダー部を構成する。
また、本発明に係る処理のうち、カメラ制御部13で実行した処理の少なくとも一部を閃光制御部38で実行するようにしてもよいし、閃光制御部38で実行した処理の少なくとも一部をカメラ制御部13で実行するようにしてもよい。例えば、閃光制御部38で実行した距離算出処理やバウンス角度算出処理をカメラ制御部13で実行してもよい。
また、本発明は、発光装置が着脱可能に取り付けられる撮像装置だけでなく、発光装置を内蔵した撮像装置にも適用できる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも第1の調整ステップ、判定ステップ、および第2の調整ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1 カメラ本体
2 撮影レンズ(交換レンズ)
3 閃光装置(発光装置)
11 撮像素子
12 ミラー部
13 カメラ制御部
14 焦点検出部
16 接眼レンズ
17 測光用センサー
18 接眼センサー
31 発光部
38 閃光制御部

Claims (7)

  1. 撮影レンズを介して入射する光学像に応じた画像信号を生成する撮像手段と、前記撮影レンズを介して入射する光学像を観察するファインダー部と、撮影の際に発光を行う閃光装置とを備え、前記閃光装置を被写体以外の反射面に向けて発光させて被写体の撮影を行うバウンス撮影を行う撮像装置であって、
    前記バウンス撮影を行うに当たって前記閃光装置を予備発光させて当該予備発光による反射光を、前記撮影レンズを介して受けて、前記予備発光による反射光を測光してその測光結果に応じて前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第1の調整手段と、
    前記予備発光による反射光が前記ファインダー部から混入して前記第1の調整手段に入力される混入条件であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記混入条件であると判定されると、前記第1の調整手段の代わりに、前記撮像手段の出力である前記画像信号に応じて測光を行って前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第2の調整手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定手段は、前記予備発光による反射光が前記ファインダー部から入射して前記第1の調整手段に送られる逆入光条件であるか否かを判定するとともに、前記ファインダー部が遮光されているか否かを判定して、前記逆入光条件であってかつ前記ファインダー部が遮光されていない状態であると、前記混入条件であると判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記閃光装置は、発光を行うための発光部を備え、前記発光部はその照射方向が可変であり、
    前記判定手段は前記照射方向と水平方向との角度であるバウンス角度が予め定められた閾値角度未満であると、前記逆入光条件であると判定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮影レンズの光軸上に配置され、前記撮影レンズを介して入射した光学像を前記ファインダー部および前記撮像手段に導くミラー部を備え、
    前記判定手段によって前記混入条件であると判定されると、前記第2の調整手段は前記ミラー部を前記撮影レンズの光軸から離脱させて、前記ミラー部によって前記ファインダー部から混入する反射光を遮光することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記ミラー部は前記撮影レンズを介して入射した光学像を前記ファインダー部および前記撮像手段に導く主ミラーを備えるとともに、前記光学像を、焦点検出を行うための焦点検出部に導く反射ミラーを備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 撮影レンズを介して入射する光学像に応じた画像信号を生成する撮像手段と、前記撮影レンズを介して入射する光学像を観察するファインダー部と、撮影の際に発光を行う閃光装置とを備え、前記閃光装置を被写体以外の反射面に向けて発光させて被写体の撮影を行うバウンス撮影を行う撮像装置の制御方法であって、
    前記バウンス撮影を行うに当たって前記閃光装置を予備発光させて当該予備発光による反射光を、前記撮影レンズを介して受けて、前記予備発光による反射光を測光センサーで測光してその測光結果に応じて前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第1の調整ステップと、
    前記予備発光による反射光が前記ファインダー部から混入して前記測光センサーに入力される混入条件であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記混入条件であると判定されると、前記測光センサーの代わりに、前記撮像手段の出力である前記画像信号に応じて測光を行って前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第2の調整ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  7. 撮影レンズを介して入射する光学像に応じた画像信号を生成する撮像手段と、前記撮影レンズを介して入射する光学像を観察するファインダー部と、撮影の際に発光を行う閃光装置とを備え、前記閃光装置を被写体以外の反射面に向けて発光させて被写体の撮影を行うバウンス撮影を行う撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記バウンス撮影を行うに当たって前記閃光装置を予備発光させて当該予備発光による反射光を、前記撮影レンズを介して受けて、前記予備発光による反射光を測光センサーで測光してその測光結果に応じて前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第1の調整ステップと、
    前記予備発光による反射光が前記ファインダー部から混入して前記測光センサーに入力される混入条件であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記混入条件であると判定されると、前記測光センサーの代わりに、前記撮像手段の出力である前記画像信号に応じて測光を行って前記バウンス撮影の際の前記閃光装置による本発光における発光量および露出を調整する第2の調整ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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