JP2015004351A - 洋上風力発電設備の基礎頂部、及び、洋上風力発電設備の基礎構造部材 - Google Patents

洋上風力発電設備の基礎頂部、及び、洋上風力発電設備の基礎構造部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2015004351A
JP2015004351A JP2013131692A JP2013131692A JP2015004351A JP 2015004351 A JP2015004351 A JP 2015004351A JP 2013131692 A JP2013131692 A JP 2013131692A JP 2013131692 A JP2013131692 A JP 2013131692A JP 2015004351 A JP2015004351 A JP 2015004351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
foundation
truss
offshore wind
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013131692A
Other languages
English (en)
Inventor
綾乃 笹井
Ayano Sasai
綾乃 笹井
林 賢一
Kenichi Hayashi
賢一 林
櫻井 信彰
Nobuaki Sakurai
信彰 櫻井
三樹雄 鈴木
Mikio Suzuki
三樹雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel and Sumikin Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumikin Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel and Sumikin Engineering Co Ltd
Priority to JP2013131692A priority Critical patent/JP2015004351A/ja
Publication of JP2015004351A publication Critical patent/JP2015004351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B17/00Artificial islands mounted on piles or like supports, e.g. platforms on raisable legs or offshore constructions; Construction methods therefor
    • E02B17/0004Nodal points
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B17/00Artificial islands mounted on piles or like supports, e.g. platforms on raisable legs or offshore constructions; Construction methods therefor
    • E02B17/02Artificial islands mounted on piles or like supports, e.g. platforms on raisable legs or offshore constructions; Construction methods therefor placed by lowering the supporting construction to the bottom, e.g. with subsequent fixing thereto
    • E02B17/027Artificial islands mounted on piles or like supports, e.g. platforms on raisable legs or offshore constructions; Construction methods therefor placed by lowering the supporting construction to the bottom, e.g. with subsequent fixing thereto steel structures
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B17/00Artificial islands mounted on piles or like supports, e.g. platforms on raisable legs or offshore constructions; Construction methods therefor
    • E02B2017/0091Offshore structures for wind turbines
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H12/00Towers; Masts or poles; Chimney stacks; Water-towers; Methods of erecting such structures
    • E04H2012/006Structures with truss-like sections combined with tubular-like sections
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Abstract

【課題】十分な強度を確保しつつ、コストダウンが可能な洋上風力発電設備の基礎頂部、及びこれを備えた洋上風力発電設備の基礎構造部材を提供する。【解決手段】鋼管によって形成された風車のタワーを下方から支持し、タワーの軸線Pと同軸上に設けられたタワー下部鋼管20と、タワー下部鋼管20の外周面20aに周方向に互いに離間して設けられ、外周面20aから径方向外側に向かって下方に延びるとともに、タワー下部鋼管20の径方向外側でかつタワー下部鋼管20よりも下方に周方向に互いに離間して配された複数のレグ16に接続された複数の斜材19と、レグ16よりも径方向内側に設けられて、タワー下部鋼管20を下方から支持するトラス構造部30と、レグ16とトラス構造部30とを接続する複数の水平材18とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、洋上に設置される風力発電設備における基礎頂部、及び基礎構造部材に関する。
洋上風力発電は、洋上に風車等の発電設備を設置し、陸上に比べて大きな風力を得て、より大きな電力を発電し、電力供給を可能とするものである。
このような洋上風力発電設備の基礎構造には、モノパイル式に比べて剛性が高いこと等の理由から、ジャケット式のものが一般に用いられている(例えば特許文献1)。
ここで、近年では発電量の増大のため、風車が大型化する傾向にあり、このような大型の風車を支持するように支持構造と風車との接続部分の重量も大きくなる。従って、材料費や運搬に要するコストが増大してしまう。このような観点から、特許文献2には軽量化を図った支持構造が開示されている。
国際公開第2006/004417号 特表2012−529584号公報
しかしながら、特許文献2に記載された基礎構造では構造が複雑であり、製作コストを十分に抑制できない可能性がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、十分な強度を確保しつつ、コストダウンが可能な洋上風力発電設備の基礎頂部、及びこれを備えた洋上風力発電設備の基礎構造部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係る洋上風力発電設備の基礎頂部は、風車のタワーを下方から支持し、軸線が上下方向に沿うように設けられた鋼管部と、前記鋼管部の外周面に周方向に互いに離間して設けられ、前記外周面から径方向外側に向かって下方に延びるとともに、前記鋼管部の前記径方向外側でかつ前記鋼管部よりも下方に周方向に互いに離間して配された複数のレグに接続された複数の斜材と、前記レグよりも径方向内側に設けられて、前記鋼管部を下方から支持するトラス構造部と、前記レグと前記トラス構造部とを接続する複数の横架材と、を備えることを特徴とする。
このような基礎頂部によれば、タワーを支持する鋼管部がレグよりも上方に位置し、また、下方からトラス構造部によって支持されている。即ち、この鋼管部はレグの配された位置までは延びておらず、中途位置までの長さ寸法となっている。ここで、タワーからの荷重は斜材の方向に向かって作用するため、鋼管部はレグの配された高さ位置まで基礎頂部の高さ方向全域にわたって設けられていなくともタワーを支持する強度を十分に得られることが確認されている。このため、鋼管部の下方をトラス構造部としても強度上の問題はなく、基礎頂部全体の重量を低減でき、軽量化を図ることができる。さらに、タワーの下方にはトラス構造部によって空間が形成されることで、作業者の移動や機材の運搬が容易となる。
また、前記トラス構造部は、前記鋼管部の下端部に前記周方向に互いに離間して設けられて下方に延び、対応する前記横架材に接続された複数のトラス鉛直材と、水平面上に延びて、前記周方向に隣接する前記トラス鉛直材同士を接続する複数のトラス水平材と、斜め上下方向に延びて、前記周方向に隣接する前記トラス鉛直材同士を接続する複数のトラス斜材と、を有していてもよい。
このようにトラス構造部を構成することで、基礎頂部全体の軽量化を図り、タワーの下方にはトラス構造部によって空間を形成でき、作業者の移動や機材の運搬が容易となる。
さらに、前記斜材は、前記レグ各々に対して、前記周方向に互いに離間して二つずつ対をなして設けられていてもよい。
このように斜材を二つずつ設けることで、各々の斜材の重量を軽減できる。
また、本発明に係る洋上風力発電設備の基礎頂部は、前記鋼管部における前記外周面に前記周方向に互いに離間して径方向外側に突出し、該外周面と前記レグとの間に介在された複数のリブをさらに備えていてもよい。
このようなリブによって、タワーから荷重が斜材に作用した際に、斜材からの反力をリブが受けることができ、鋼管部に局所的な変形が生じてしまうことを防止することができる。
また、前記鋼管部は、上下方向の高さ寸法が前記斜材の上端部と下端部との間の高さの1/3以上で、2/3以下となっていてもよい。
鋼管部をこのような寸法とすることで、タワーからの荷重に十分耐えることが可能であるとともに、最大限の軽量化を図ることが可能となり、基礎頂部の重量を効果的に低減できる。
さらに、本発明に係る洋上風力発電設備の基礎構造部材は、上記の基礎頂部と、前記レグを有して前記基礎頂部を下方から支持するジャケット式基礎と、を備えることを特徴とする。
このような基礎構造部材によると、上記の基礎頂部の鋼管部の下方をトラス構造部として、基礎頂部全体の重量を低減でき、軽量化を図ることができる。さらに、ジャケット基礎部とタワーとの間には、トラス構造部によって空間が形成されることで、作業者の移動や機材の運搬が容易となる。
請求項1の洋上風力発電設備の基礎頂部によると、トラス構造部と鋼管部とを組み合わせたことで、十分な強度を確保しつつ、軽量化によって材料費を低減してコストダウンが可能となる。
また、請求項2の洋上風力発電設備の基礎頂部によると、十分な強度を確保しつつ、コストダウンが可能となる。
さらに、請求項3の洋上風力発電設備の基礎頂部によると、さらなる軽量化によってコストダウンが可能となる。
また、請求項4の洋上風力発電設備の基礎頂部によると、強度を向上させることができる。
また、請求項5の洋上風力発電設備の基礎頂部によると、より効果的なコストダウンが可能となる。
請求項6の洋上風力発電設備の基礎構造部材によると、トラス構造部と鋼管部とを組み合わせた基礎頂部を備えることで、十分な強度を確保しつつ、材料費を抑えてコストダウンが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る基礎構造部材を用いた洋上風力発電設備の全体側面図である。 本発明の第一実施形態に係る基礎構造部材に関し、基礎頂部を拡大して示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る基礎構造部材に関し、基礎頂部を示す上面図であって、図2の矢視Aを示すものである。 本発明の第一実施形態に係る基礎構造部材に関し、基礎頂部を示す断面図であって、図2のB−B断面を示すものである。 本発明の第一実施形態に係る基礎構造部材に関し、基礎頂部を示す側面図であって、図2の矢視Cを示すものである。 本発明の第二実施形態に係る基礎構造部材に関し、基礎頂部を示す上面図であって、図2の矢視Aと同様な位置を示すものである。 本発明の第二実施形態に係る基礎構造部材に関し、基礎頂部を示す断面図であって、図2のB−B断面と同様な位置を示すものである。 本発明の第二実施形態に係る基礎構造部材に関し、基礎頂部を示す側面図であって、図2の矢視Cと同様な位置を示すものである。 タワー下部鋼管の高さ寸法を変更した場合の、基礎構造部材の重量を解析した際に用いた解析モデルの斜視図であって、(a)は、タワー下部鋼管を基礎構造部材全体の高さの1/3とした場合を示し、(b)は、タワー下部鋼管を0.1メートルとした場合を示す。
〔第一実施形態〕
以下、図1から図5を参照して、本発明の第一実施形態に係る基礎構造部材1について説明する。
まず、基礎構造部材1が用いられた洋上風力発電設備100について説明する。
洋上風力発電設備100は、洋上で風力発電を行うものであり、図1に示すように、風車2とタワー3とから構成された上部工を備えており、この上部工を下方から基礎構造部材1が支持している。
風車2は、タワー3の上部に設けられて発電機等を収容したナセル4と、ナセル4に取り付けられたブレード5とを有しており、風力を電力に変換する。
タワー3は、鉛直方向に延びる軸線Pを中心とした鋼管によって製造されている。
続いて、基礎構造部材1について説明する。
基礎構造部材1は、タワー3を下方から支持し、タワー3の下端部に接続された基礎頂部10と、基礎頂部10を下方から支持するジャケット式基礎11とを備えている。
ジャケット式基礎11は、海底Gに貫入された複数の杭15と、これら杭15に支持されて軸線Pの周方向に離間して複数設けられたレグ16と、レグ16同士を結合する複数の筋交い17とを有するトラス状に形成された部材であり、海底Gと海面SF上とにわたって立設されている。
基礎頂部10は、タワー3とジャケット式基礎11との間に配されて、ジャケット式基礎11と一体に設けられている。
図2から図4に示すように、この基礎頂部10は、タワー3の軸線Pと同軸上に設けられたタワー下部鋼管20(鋼管部)と、タワー下部鋼管20とレグ16とを接続する複数の斜材19と、タワー下部鋼管20の下部に設けられたトラス構造部30と、トラス構造部30とレグ16とを接続する複数の水平材18(横架材)と、各々の斜材19とタワー下部鋼管20との間に介在された複数のリブ40とを備えている。
タワー下部鋼管20は、タワー3の下端部と略同一の管径、肉厚を有する鋼管によって形成されており、タワー3の下端部に接合されている。また、このタワー下部鋼管20の高さ寸法は、本実施形態では、斜材19の上端部と下端部との間の高さ(以下、高さHとする)の1/2の寸法となっている。
なお、このタワー下部鋼管20の高さ寸法は、後述する解析結果から高さHの1/3以上で、2/3以下の寸法となっていることが好ましい。
斜材19は、タワー下部鋼管20の上部の外周面20aに軸線Pの周方向に互いに離間して設けられて、外周面20aから径方向外側に向かって下方に延びて、周方向に対応するレグ16各々に接続された鋼管より形成された部材である。
そして本実施形態では、斜材19の傾斜角度は、水平面に対して45度となっている。
ここで、本実施形態では、レグ16は、軸線Pの周方向に互いに90度ずつ離間して四本が設けられており、斜材19は、各レグ16に対して周方向に離間して二本ずつ対をなして設けられている。そして、対をなす二本の斜材19は、タワー下部鋼管20の外周面20aから径方向外側に向かうに従って互いに周方向に近接していくようにレグ16に向かって延びている。
水平材18は、水平面上に延在しており、各々のレグ16とトラス構造部30との間に介在された鋼管によって形成された部材である。より具体的には、レグ16と斜材19とが接続されている位置よりも下方となる位置で各々のレグ16に接続され、各レグ16に対して軸線Pの周方向に離間して二本ずつ対をなして設けられている。そして、対をなす二本の水平材18は、トラス構造部30から軸線Pの径方向外側に向かうに従って互いに周方向に近接していくように延びている。また、対をなす二本の水平材18のうち周方向一方側の水平材18を第一水平材18Aとし、周方向他方側の水平材18を第二水平材18Bとすると、周方向に隣接する各対の第一水平材18Aと第二水平材18Bとが、同じ位置でトラス構造部30に接続されている。
なお、水平材18は、完全に水平となるように設けられていなくともよく、水平面に対して上下方向に傾斜していても構わない。
トラス構造部30は、タワー下部鋼管20の下端から下方に延びる複数のトラス鉛直材31と、軸線Pの周方向に隣接するトラス鉛直材31同士を接続する複数のトラス水平材32と、周方向に隣接する前記トラス鉛直材31同士を斜め上下方向に接続する複数のトラス斜材33とを有している。そして、これらトラス鉛直材31、トラス水平材32、及びトラス斜材33は全て鋼管によって形成されている。
トラス鉛直材31は、タワー下部鋼管20の下端から下方に延びて軸線Pの周方向に互いに離間して複数(本実施形態では四本)が設けられている。各々のトラス鉛直材31は、その下端部で周方向に対応する水平材18の端部に接続されている。
トラス水平材32は、水平面上に延びて、軸線Pの周方向に隣接するトラス鉛直材31同士をこれらの下端部で接続しており、本実施形態では四本設けられて、図4に示すように軸線Pの方向から見て正方形状をなしている。
トラス斜材33は、斜め上下方向に延びて、一のトラス鉛直材31の下端部であるトラス水平材32とトラス鉛直材31との接続部分と、周方向に隣接するトラス鉛直材31の上端部であるタワー下部鋼管20の下端とを接続しており、本実施形態では八本設けられている。
そしてより詳しくは、このトラス斜材33は、軸線Pの周方向に隣接するトラス鉛直材31同士の間では、周方向一方のトラス鉛直材31の上端部と周方向他方のトラス鉛直材31の下端部とを接続し、また周方向他方のトラス鉛直材31の上端部と周方向一方のトラス鉛直材31の下端部とを接続している。これにより、トラス斜材33は、トラス鉛直材31同士の間に交差して設けられている。
このようにして本実施形態では、水平材18、トラス鉛直材31、トラス水平材32、トラス斜材33が一点で接続されていることになる。
リブ40は、タワー下部鋼管20の外周面20aから径方向外側に水平面上に突出するように、板状をなして軸線Pの周方向に互いに離間して設けられており、各々のレグ16に向かって延びる二本の斜材19が外周面20aに接続されている位置に近接した位置で、各対の斜材19が貫通するようにして斜材19に接合されている。本実施形態では、斜材19は四対設けられているので、リブ40も四つが設けられている。
また、各々のリブ40における軸線Pの周方向の中央部となる位置には、タワー下部鋼管20の外周面20aから径方向外側に向かって、矩形状の切欠き部40aが形成されている。
さらに、リブ40では、周方向を向く両端面が外周面20aの接線方向に沿って斜めに傾斜して形成されていることでリブ40の周方向の幅寸法が、径方向外側に向かうに従って徐々に小さくなっている。また、リブ40の径方向外側を向く端面は、リブ40が設けられた周方向の中央部となる位置における外周面20aの接線方向と平行となるように形成されている。
このような基礎構造部材1によると、タワー3を支持するタワー下部鋼管20がレグ16の高さ位置よりも上方に位置し、下方からトラス構造部30によって支持されている。即ち、タワー下部鋼管20は、レグ16の配された高さ位置までは延びておらず、基礎頂部10全体の中途位置までの長さ寸法となっている。
ここで、タワー3からの荷重は、タワー下部鋼管20から斜材19の方向に向かって斜め下方に作用する。このため、タワー下部鋼管20は、レグ16の配された高さ位置まで基礎頂部10の高さ方向全域にわたって設けられていなくとも、基礎頂部10は、タワー3を支持する強度を十分に得られることが確認されている。
従って、タワー下部鋼管20とトラス構造部30とによって十分な強度を確保しつつ、軽量化によって基礎頂部10全体の重量を低減できる。さらに、タワー3の下方には、トラス構造部30によって空間が形成されることで、作業者の移動や機材の運搬が容易となる。
また、斜材19は各レグ16に対して二本ずつ設けられていることで、各々の斜材19の重量を軽減でき、基礎頂部10全体としてのさらなる軽量化につながる。
さらに、タワー下部鋼管20の外周面20aとレグ16との間にはリブ40が介在されていることで、タワー3からの荷重が斜材19に作用した際の斜材19からの反力によって、タワー下部鋼管20に局所的な変形が生じてしまうことを防止することが可能となる。
本実施形態の基礎構造部材1によると、基礎頂部10でトラス構造部30とタワー下部鋼管20とを組み合わせたことで、十分な強度を確保しつつ、材料費を低減してコストダウンを図ることができる。
〔第二実施形態〕
次に、図6から図8を参照して、本発明の第二実施形態に係る基礎構造部材1Aについて説明する。
なお、第一実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態の基礎構造部材1Aは、ジャケット式基礎11のレグ16が三本となっている。
即ち、レグ16は、軸線Pの周方向に互いに120度ずつ離間して三本が設けられており、斜材19及び水平材18は、第一実施形態と同様に各レグ16に対して周方向に離間して二本ずつ対をなして設けられている。
そして、基礎頂部10Aのトラス構造部30Aにおけるトラス鉛直材31は、軸線Pの周方向に互いに離間して複数(本実施形態では三本)が設けられて、その下端部で周方向に対応する水平材18の端部に接続されている。これにより、トラス水平材32は三本設けられ、図7に示すように軸線Pの方向から見て、三角形状をなしている。
また、トラス斜材33は、一のトラス鉛直材31の下端部と、周方向に隣接するトラス鉛直材31の上端部とを接続しており、本実施形態では六本設けられている。
本実施形態の基礎構造部材1Aによると、第一実施形態と同様に、基礎頂部10Aでトラス構造部30Aとタワー下部鋼管20とを組み合わせたことで十分な強度を確保しつつ、材料費を抑えてコストダウンを図ることができる。さらに、レグ16が三本であるため、基礎頂部10の重量をさらに低減することができ、さらなる軽量化でコストダウンが可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば斜材19、及び水平材18の数量は、必ずしも各レグ16に対して二本ずつ設けられていなくともよく、例えば各レグ16に対して一本ずつであってもよい。
また、ジャケット式基礎11のレグ16の数量は、上述した四本、三本に限定されず、レグ16の数量に併せて基礎頂部10(10A)における各部材の数量を設定することで、様々な形状のジャケット式基礎に適用することが可能である。
また、上述の実施形態では、タワー下部鋼管20の高さ寸法は、高さHの1/2として説明を行った。しかしこの寸法は一例であって、少なくともタワー下部鋼管20が基礎頂部10の高さ方向全域にわたって形成されていなければよい。
ここで、タワー下部鋼管20の高さ寸法の好ましい数値を見出すため、タワー下部鋼管20の高さ寸法を変更した場合の基礎頂部10の重量について、図9に示す線材モデルによる解析を行った。
なお、図9での基礎頂部10は解析用のモデルを示したものであるため、図2に示す実際の基礎頂部10とは形状が異なっている。
図9(a)に示すように、タワー下部鋼管20の高さ寸法を、高さHの1/3とした場合には、基礎頂部10の重量は29.42トンとなった。一方で、上述した実施形態のように、高さHの1/2とした場合には、30.9トンとなり、1/3とした方がより軽量化を図ることができることがわかった。
また、図9(b)に示すように、高さHを4メートルとし、タワー下部鋼管20の高さ寸法を0.1メートルとした場合には、基礎頂部10の重量は29.59トンとなることがわかった。
ここで、この数値は、タワー下部鋼管20を線材モデルで剛体として解析を行った結果である。実際にはタワー下部鋼管20を短くすることで、タワー下部鋼管20にタワー3からの荷重が作用した際の応力集中が大きくなることが考えられる。従って、このような応力集中に耐えるために、基礎頂部10における構成部材の重量やサイズが大きくなってしまうことが考えられ、この点から、タワー下部鋼管20の高さ寸法が0.1メートルの場合はあまり好ましくないと考えられる。
このような解析結果をふまえ、このタワー下部鋼管20の高さ寸法は、高さHの1/3以上で、2/3以下の寸法となっていることが好ましく、この場合には、タワー3からの荷重に十分耐えることができるとともに、基礎頂部10の最大限の軽量化が可能となる。よって、基礎頂部10の重量を効果的に低減して、効果的なコストダウンが可能となる。
1,1A…基礎構造部材 2…風車 3…タワー 4…ナセル 5…ブレード 10,10A…基礎頂部 11…ジャケット式基礎 15…杭 16…レグ 17…筋交い 18…水平材(横架材) 18A…第一水平材 18B…第二水平材 19…斜材 20…タワー下部鋼管(鋼管部) 20a…外周面 30,30A…トラス構造部 31…トラス鉛直材 32…トラス水平材 33…トラス斜材 40…リブ 40a…切欠き部 100…洋上風力発電設備 P…軸線 G…海底 SF…海面

Claims (6)

  1. 風車のタワーを下方から支持し、軸線が上下方向に沿うように設けられた鋼管部と、
    前記鋼管部の外周面に周方向に互いに離間して設けられ、前記外周面から径方向外側に向かって下方に延びるとともに、前記鋼管部の前記径方向外側でかつ前記鋼管部よりも下方に周方向に互いに離間して配された複数のレグに接続された複数の斜材と、
    前記レグよりも径方向内側に設けられて、前記鋼管部を下方から支持するトラス構造部と、
    前記レグと前記トラス構造部とを接続する複数の横架材と、
    を備えることを特徴とする洋上風力発電設備の基礎頂部。
  2. 前記トラス構造部は、前記鋼管部の下端部に前記周方向に互いに離間して設けられて下方に延び、対応する前記横架材に接続された複数のトラス鉛直材と、
    水平面上に延びて、前記周方向に隣接する前記トラス鉛直材同士を接続する複数のトラス水平材と、
    斜め上下方向に延びて、前記周方向に隣接する前記トラス鉛直材同士を接続する複数のトラス斜材と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の洋上風力発電設備の基礎頂部。
  3. 前記斜材は、前記レグ各々に対して、前記周方向に互いに離間して二つずつ対をなして設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の洋上風力発電設備の基礎頂部。
  4. 前記鋼管部における前記外周面に前記周方向に互いに離間して径方向外側に突出し、該外周面と前記レグとの間に介在された複数のリブをさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の洋上風力発電設備の基礎頂部。
  5. 前記鋼管部は、上下方向の高さ寸法が前記斜材の上端部と下端部との間の高さの1/3以上で、2/3以下となっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の洋上風力発電設備の基礎頂部。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の基礎頂部と、
    前記レグを有して前記基礎頂部を下方から支持するジャケット式基礎と、
    を備えることを特徴とする洋上風力発電設備の基礎構造部材。
JP2013131692A 2013-06-24 2013-06-24 洋上風力発電設備の基礎頂部、及び、洋上風力発電設備の基礎構造部材 Pending JP2015004351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013131692A JP2015004351A (ja) 2013-06-24 2013-06-24 洋上風力発電設備の基礎頂部、及び、洋上風力発電設備の基礎構造部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013131692A JP2015004351A (ja) 2013-06-24 2013-06-24 洋上風力発電設備の基礎頂部、及び、洋上風力発電設備の基礎構造部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015004351A true JP2015004351A (ja) 2015-01-08

Family

ID=52300434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013131692A Pending JP2015004351A (ja) 2013-06-24 2013-06-24 洋上風力発電設備の基礎頂部、及び、洋上風力発電設備の基礎構造部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015004351A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044141A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 三井造船株式会社 洋上風車の架設方法
WO2017090867A1 (ko) * 2015-11-23 2017-06-01 한국전력공사 해상 지지구조물의 가변형 기초구조물 및 이를 이용한 해상 지지구조물의 설치방법
EP3467236A1 (de) * 2017-10-05 2019-04-10 Notus Energy Plan GmbH & Co. KG Turm, insbesondere für eine windenergieanlage
CN112360697A (zh) * 2020-10-30 2021-02-12 廖明进 一种钢管混凝土桁架组合式塔筒
CN114000982A (zh) * 2021-10-22 2022-02-01 袁晓世 一种基于环向板构成内外承台结构的风机塔筒结构
EP4098868A1 (en) * 2021-06-04 2022-12-07 TotalEnergies OneTech Submerged assembly for supporting an offshore wind turbine carried on a monopile
JP7223181B1 (ja) 2022-01-21 2023-02-15 日鉄エンジニアリング株式会社 ジャケット構造体、洋上風車、ジャケット構造体システム、及び洋上風車システム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000213451A (ja) * 1999-01-22 2000-08-02 Hitachi Zosen Corp 風力発電装置
JP2005180239A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 洋上風力発電装置の基礎
JP2008540918A (ja) * 2005-05-13 2008-11-20 リヴィングストン,トレイシー 構造タワー
JP2010133405A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 General Electric Co <Ge> 改善されたタワーを備えた風力タービン並びにその組立方法
JP2011144532A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Jfe Engineering Corp ジャケットの据え付け方法
JP2011521820A (ja) * 2008-04-23 2011-07-28 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド 洋上風力タービンの支持のための水エントラップメントプレートおよび非対称的係留システムを伴う、コラムで安定化された洋上プラットホーム
JP2012012930A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Ihc Holland B V 複数の基礎要素を海底地盤に据え付けるためのテンプレート及び方法
WO2012165969A1 (en) * 2011-05-27 2012-12-06 Owec Tower As A transition element for connecting a tower to a jacket

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000213451A (ja) * 1999-01-22 2000-08-02 Hitachi Zosen Corp 風力発電装置
JP2005180239A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 洋上風力発電装置の基礎
JP2008540918A (ja) * 2005-05-13 2008-11-20 リヴィングストン,トレイシー 構造タワー
JP2011521820A (ja) * 2008-04-23 2011-07-28 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド 洋上風力タービンの支持のための水エントラップメントプレートおよび非対称的係留システムを伴う、コラムで安定化された洋上プラットホーム
JP2010133405A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 General Electric Co <Ge> 改善されたタワーを備えた風力タービン並びにその組立方法
JP2011144532A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Jfe Engineering Corp ジャケットの据え付け方法
JP2012012930A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Ihc Holland B V 複数の基礎要素を海底地盤に据え付けるためのテンプレート及び方法
WO2012165969A1 (en) * 2011-05-27 2012-12-06 Owec Tower As A transition element for connecting a tower to a jacket

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044141A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 三井造船株式会社 洋上風車の架設方法
WO2017090867A1 (ko) * 2015-11-23 2017-06-01 한국전력공사 해상 지지구조물의 가변형 기초구조물 및 이를 이용한 해상 지지구조물의 설치방법
GB2554246A (en) * 2015-11-23 2018-03-28 Korea Electric Power Corp Variable foundation structure of marine support structure and method for installing marine support structure, using same
GB2554246B (en) * 2015-11-23 2021-06-02 Korea Electric Power Corp Variable foundation structure of marine support structure and method for installing marine support structure, using same
EP3467236A1 (de) * 2017-10-05 2019-04-10 Notus Energy Plan GmbH & Co. KG Turm, insbesondere für eine windenergieanlage
CN112360697A (zh) * 2020-10-30 2021-02-12 廖明进 一种钢管混凝土桁架组合式塔筒
EP4098868A1 (en) * 2021-06-04 2022-12-07 TotalEnergies OneTech Submerged assembly for supporting an offshore wind turbine carried on a monopile
WO2022253971A1 (en) * 2021-06-04 2022-12-08 Totalenergies Onetech Submerged assembly for supporting an offshore wind turbine carried on a monopile
CN114000982A (zh) * 2021-10-22 2022-02-01 袁晓世 一种基于环向板构成内外承台结构的风机塔筒结构
JP7223181B1 (ja) 2022-01-21 2023-02-15 日鉄エンジニアリング株式会社 ジャケット構造体、洋上風車、ジャケット構造体システム、及び洋上風車システム
JP2023106881A (ja) * 2022-01-21 2023-08-02 日鉄エンジニアリング株式会社 ジャケット構造体、洋上風車、ジャケット構造体システム、及び洋上風車システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015004351A (ja) 洋上風力発電設備の基礎頂部、及び、洋上風力発電設備の基礎構造部材
US10259542B2 (en) Support structure floating in the open sea and connected to anchors by bracing means, for wind turbines, service stations or converter stations
JP5866400B2 (ja) 海上風力タービンの組立及び輸送方法
US20140075864A1 (en) Transition element for connecting a tower to a jacket
WO2011138824A1 (ja) 洋上風力発電装置
JP5667822B2 (ja) 風車タワー内の部品搭載構造
US20170159260A1 (en) Offshore support structure, offshore tower installation with the offshore support structure and offshore wind power plant with the offshore tower installation
JP6621526B2 (ja) 風力タービン、風力タービンを立てる方法及び風力タービン用基礎
JP2011157971A (ja) 洋上風車を支持するための支持構造体
US8904738B2 (en) Wind turbine tower supporting structure
EP2913522B1 (en) Tower for wind turbine apparatus
JP2013525635A (ja) スタンド構造体
KR20160007711A (ko) 타워 고정용 기초구조물 및 이를 포함하는 해상 풍력발전기 설치선
JP2010236224A (ja) 塔状構造物の基礎構造
KR20130047950A (ko) 해상 풍력 발전기의 지지구조물 및 그 설치방법
JP2023097363A (ja) 接合部材、ジャケット構造体及び洋上風車
ES2639372B1 (es) Estructura soporte de turbina eólica marina
KR200476725Y1 (ko) 풍력설비 타워용 지지 고정장치
KR101428329B1 (ko) 풍력발전기 및 풍력발전기 설치장치
CN208844600U (zh) 深水螺旋形海上风机导管架基础
EP3483431B2 (en) Wind turbine working platform
KR101635177B1 (ko) 타워 고정용 기초구조물 및 이를 포함하는 해상 풍력발전기 설치선
KR101538720B1 (ko) 해상 풍력 발전기 시공공법
KR20150145776A (ko) 해상 풍력발전기 조립 및 설치용 선박
CN205277701U (zh) 风力发电机组叶轮组装用拼装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170131