JP2015003424A - 凹版印刷機 - Google Patents
凹版印刷機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015003424A JP2015003424A JP2013129341A JP2013129341A JP2015003424A JP 2015003424 A JP2015003424 A JP 2015003424A JP 2013129341 A JP2013129341 A JP 2013129341A JP 2013129341 A JP2013129341 A JP 2013129341A JP 2015003424 A JP2015003424 A JP 2015003424A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- ink
- key
- acupoint
- fountain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rotary Presses (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
【課題】インキ装置におけるインキ膜厚に起因した印刷不良を未然に防ぐと共にインキの無駄な消費も防ぐことができる凹版印刷機を提供する。
【解決手段】版胴14と、ワイピングローラ19と、圧胴13と、インキ装置17を備え、前記インキ装置17は、ツボローラ26と、ツボローラ駆動モータ42と、インキIを蓄えるインキツボ30と、インキツボ30の先端に移動自在に支持され当該インキツボ30とツボローラ26との隙間Gを調整するツボキー33と、ツボキー33の移動量を調整するツボキー調整モータ43を備えたインキツボ装置25を備えている凹版印刷機において、印刷中に、ツボキー33を閉じてツボローラを回転させ、インキ装置17の各種ローラ26,27,28,29上のインキIをインキツボ30に回収するようにツボキー調整モータ43とツボローラ駆動モータ42とを制御する制御装置40を備えて成る。
【選択図】図1
【解決手段】版胴14と、ワイピングローラ19と、圧胴13と、インキ装置17を備え、前記インキ装置17は、ツボローラ26と、ツボローラ駆動モータ42と、インキIを蓄えるインキツボ30と、インキツボ30の先端に移動自在に支持され当該インキツボ30とツボローラ26との隙間Gを調整するツボキー33と、ツボキー33の移動量を調整するツボキー調整モータ43を備えたインキツボ装置25を備えている凹版印刷機において、印刷中に、ツボキー33を閉じてツボローラを回転させ、インキ装置17の各種ローラ26,27,28,29上のインキIをインキツボ30に回収するようにツボキー調整モータ43とツボローラ駆動モータ42とを制御する制御装置40を備えて成る。
【選択図】図1
Description
本発明は、凹版印刷機に係り、一層詳細には、凹版胴にインキを供給するインキ装置にインキツボ装置を備えた凹版印刷機に関する。
この種の凹版印刷機として、例えば特許文献1に開示されたものがある。
これは、偏心軸受に回転自在に支持されたツボローラと、このツボローラに先端が近接する位置に設けられ当該先端とツボローラの周面との間にインキを供給する隙間を形成する底板(ツボキー)とを備え、ツボローラ移動手段によって前記偏心軸受を回動させることにより、ツボローラとツボキーとの隙間を一度に同じ量だけ調整することが可能にして、インキツボからのツボローラへ供給するインキの量を短時間で調整することができると共に損紙を低減することもできるようにしたものである。
ところで、凹版印刷機では、印刷時、インキ装置におけるインキ着けローラ等のシャブロン胴の非印刷部分(切欠き部や絵柄が無い部分)と対向する位置ではインキの転写が行われず、インキの膜厚が厚い状態となる。これは、インキ着けローラ等のインキ膜厚を不均一にして印刷不良の原因となるばかりでなく、インキを無駄に消費してしまうことにもなるという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、インキ装置におけるインキ膜厚に起因した印刷不良を未然に防ぐと共にインキの無駄な消費も防ぐことができる凹版印刷機を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る凹版印刷機は、
版を装着する凹版胴と、
前記凹版胴の版に対接して版上の余剰インキを払拭するワイピングローラと、
前記凹版胴と対向してシートに印刷を施す圧胴と、
前記凹版胴にインキツボ装置からのインキを直接又は間接的に供給するインキ装置と、
を備え、
前記インキ装置は、
ツボローラと、
前記ツボローラを回転駆動するツボローラ駆動手段と、
先端を前記ツボローラに対向させ前記ツボローラの周面とでインキを蓄えるインキツボと、
前記インキツボの先端に移動自在に支持され前記ツボローラとの隙間を調整するツボキーと、
前記ツボキーの移動量を調整するツボキー調整手段と、
を備えたインキツボ装置を備えている
凹版印刷機において、
印刷中に、前記ツボキーを前記ツボローラに対して近接移動させて前記ツボローラを回転させるように、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する制御装置を備えた
ことを特徴とする。
版を装着する凹版胴と、
前記凹版胴の版に対接して版上の余剰インキを払拭するワイピングローラと、
前記凹版胴と対向してシートに印刷を施す圧胴と、
前記凹版胴にインキツボ装置からのインキを直接又は間接的に供給するインキ装置と、
を備え、
前記インキ装置は、
ツボローラと、
前記ツボローラを回転駆動するツボローラ駆動手段と、
先端を前記ツボローラに対向させ前記ツボローラの周面とでインキを蓄えるインキツボと、
前記インキツボの先端に移動自在に支持され前記ツボローラとの隙間を調整するツボキーと、
前記ツボキーの移動量を調整するツボキー調整手段と、
を備えたインキツボ装置を備えている
凹版印刷機において、
印刷中に、前記ツボキーを前記ツボローラに対して近接移動させて前記ツボローラを回転させるように、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する制御装置を備えた
ことを特徴とする。
前記インキの回収を開始する入力スイッチを備え、
前記制御装置は、前記入力スイッチに基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする。
前記制御装置は、前記入力スイッチに基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする。
印刷枚数を計数するカウンターを備え、
前記制御装置は、前記カウンターに基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする。
前記制御装置は、前記カウンターに基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする。
前記インキ装置のローラ上のインキ膜厚を検知する膜厚検知器を備え、
前記制御装置は、前記膜厚検知器に基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする。
前記制御装置は、前記膜厚検知器に基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする。
印刷されたシートを検査する検査装置を備え、
前記制御装置は、前記検査装置に基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする。
前記制御装置は、前記検査装置に基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る凹版印刷方法は、
インキツボからツボローラを介して凹版胴にインキを供給すると共に前記凹版胴と対向する圧胴にシートを供給し、シートに前記凹版胴と前記圧胴との間を通過させることにより、シートに印刷を施す凹版印刷方法において、
印刷中に、前記ツボローラとの隙間を調整するツボキーを前記ツボローラに対して近接移動させると共に、前記ツボローラを回転駆動させる
ことを特徴とする。
インキツボからツボローラを介して凹版胴にインキを供給すると共に前記凹版胴と対向する圧胴にシートを供給し、シートに前記凹版胴と前記圧胴との間を通過させることにより、シートに印刷を施す凹版印刷方法において、
印刷中に、前記ツボローラとの隙間を調整するツボキーを前記ツボローラに対して近接移動させると共に、前記ツボローラを回転駆動させる
ことを特徴とする。
本発明に係る凹版印刷機によれば、印刷機の定常運転時に、インキ装置におけるインキ膜厚が所定の厚さを越えると、インキツボ装置におけるツボキーをツボローラに対して近接移動させて(ツボキーの開き量をゼロにセット)ツボローラを所定時間回転駆動させることで、インキ装置のローラ上のインキをインキツボに回収し(これを「ツボ返し」と言う)、インキ装置のローラ上のインキを薄くならす(リセットする)ことができるので、その後の印刷においては、シートに対して均一なインキ膜厚で良好な印刷が施されると共に、インキの無駄な消費も防止される。
本発明に係る凹版印刷方法によれば、印刷機の定常運転時に、インキ装置におけるインキ膜厚が所定の厚さを越えると、インキツボ装置におけるツボキーをツボローラに対して近接移動させて(ツボキーの開き量をゼロにセット)ツボローラを所定時間回転駆動させることで、インキ装置のローラ上のインキをインキツボに回収し、インキ装置のローラ上のインキを薄くならす(リセットする)ことができるので、その後の印刷においては、シートに対して均一なインキ膜厚で良好な印刷が施されると共に、インキの無駄な消費も防止される。
以下、本発明に係る凹版印刷機を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示す、間接凹版印刷機の全体概略構成図、図2はインキ装置部の拡大図、図3はインキツボ装置部の詳細図、図4A〜図4Dは種々のツボ返しの制御ブロック図、図5はツボ返しの説明図、図6は直接凹版印刷機に適用する例の説明図である。
図1に全体を符号1Aで示す間接凹版印刷機は、積載されたシートとしての紙を1枚ずつ給紙する給紙装置2と、給紙された紙を印刷する印刷部3と、印刷された紙が排紙される排紙装置4とによって概略構成されている。給紙装置2から1枚ずつ差板11に給紙された紙は、図示を省略した見当装置によって、天地方向および幅方向が規制されてスイング装置12のくわえ爪にくわえられる。
印刷部3は、3倍胴の圧胴13と、この圧胴13と対向し周方向に3枚の版が取り付けられた3倍胴の版胴(凹版胴)14と、この版胴14と対向する4倍胴のインキ集合胴15と、このインキ集合胴15に対向する単一胴である5個のシャブロン胴(部分版胴)16と、これらシャブロン胴16にインキを供給するインキ装置17とによって概略構成されている。
図1中符号18は圧胴13に対向する渡し胴であって、スイング装置12からくわえ替えした紙を圧胴13のくわえ爪にくわえ替えする。19は版胴14の版に対接するワイピングローラである。20は圧胴13に対向する紙取胴であって、この紙取胴20と同軸上に設けられたスプロケット(図示せず)と排紙装置4の後部に設けられたスプロケット21との間には排紙チェーン22が張架されている。
このように構成された間接凹版印刷機1においては、給紙装置2から差板11上に送り出された紙がスイング装置12から渡し胴18を介して圧胴13のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される。同時に、各インキ装置17のインキIがシャブロン胴16を介してインキ集合胴15に転写され、版胴14の版面上に供給され、供給されたインキの余剰分がワイピングローラ19で取り除かれる。
したがって、圧胴13のくわえ爪にくわえられ搬送される紙は、圧胴13と凹版胴14との間を通過するときに印刷され、排紙チェーン22の排紙爪にくわえ替えられ、排紙チェーン22の走行により搬送されて紙積台23上に落下積載される。
次に、図2及び図3を用いて、本発明の特徴であるインキ装置及びインキツボ装置について説明する。前記インキ装置17は、図2に示すように、インキツボ装置25と、このインキツボ装置25を構成するツボローラ26に対接し回転自在に支持された呼び出しローラ27と、この呼び出しローラ27に対接し回転自在かつ軸方向へ移動自在に支持された振りローラ28と、この振りローラ28と前記シャブロン胴16とに対接された2個の着けローラ29とによって概略構成されている。ツボローラ26から着けローラ29までの全ローラ(本実施例においては、ツボローラ26,呼び出しローラ27,振りローラ28,着けローラ29)はフリクションによって連れ回り回転するようになっている。
着けローラ29は、振りローラ28およびシャブロン胴16と対接した着位置(図2において実線で示す)と、振りローラ28とは対接したままシャブロン胴16とは離脱した脱位置(図2において点線で示す)とに移動自在に保持されている。
前記インキツボ装置25は、図3に示すように、インキIが蓄えられたインキツボ30と、このインキツボ30の前方に回転自在に支持されたツボローラ26とによって構成されている。インキツボ30は、左右一対のインキせき31と底板32とツボキー33とツボローラ26の周面とで囲まれて形成され、その内部にインキIが蓄えられる。
そして、ツボキー支持台34にツボローラ26の軸線方向に延在するように保持バー35が取り付けられる。ツボキー33はツボローラ26の周面に近接して配置され、ツボローラ26の軸線方向に多数並べられている。支点ピン36は保持バー35と同じ長さに形成され、ツボキー33は、皿ばね37の弾発力によって引っ張られ、支点ピン36を介して保持バー35に保持されている。ツボキー33には、支点ピン36の摺接面と摺接する円弧状に形成した凹溝(図示せず)が設けられている。
従って、ツボキー33は、支点ピン36の摺接面を揺動支点として保持バー35に揺動自在に支持される。そして、各ツボキー33を揺動することによりツボローラ26の周面との間の隙間が変化し、インキ供給量が調整される。各ツボキー33はそれぞれ対応するツボキー開閉用ねじ棒38の進退動(E−D矢印参照)で揺動する。ツボキー開閉用ねじ棒38は、それぞれツボキー調整モータ(ツボキー調整手段)43の回転がギア機構39を介して伝達されることで進退する。
そして、本実施例では、印刷機の定常運転時に(言い換えれば印刷が実施された状態で)、インキ装置17の各種ローラ(本実施例においては、ツボローラ26,呼び出しローラ27,振りローラ28,着けローラ29)上のインキ膜厚Tが所定の厚さを越えると、所定時間に亘って前記各ツボキー33を閉じて(前記ツボローラ26に対して近接移動させて)前記ツボローラ26を回転駆動させるように前述したツボキー調整モータ43と後述するツボローラ駆動モータ(ツボローラ駆動手段)42とを駆動制御すると共に、当該時に前述した着けローラ29をシャブロン胴16から離脱しないで対接したままにする着けローラ着脱装置44を駆動制御する制御装置40を備える。
即ち、図4Aに示すように、マイクロコンピュータ等からなる制御装置40は、オペレータにより操作されるリセットスイッチ(入力スイッチ)41aからの信号が入力されると共に、当該信号入力後の所定時間に亘って、ツボローラ駆動モータ42とツボキー調整モータ43と着けローラ着脱装置44への前述した駆動信号が出力される。尚、着けローラ着脱装置44は、エアシリンダやブラケット等からなる特許文献1等で公知のものが用いられる。
また、リセットスイッチ41aの代わりに、着けローラ29上等のインキ膜厚Tの状況を検出する手段として、印刷枚数を計数するカウンター41bからの信号(図4B参照)、着けローラ29上等のインキ膜厚Tを実際に検知する膜厚検知器41cからの信号(図4C参照)、印刷された紙の不良の兆候(印刷濃度が濃くなってくる等)を検査する検査装置41dからの信号(図4D参照)を制御装置40に入力させても良い。尚、膜厚検知器41cはレーザー式変位計や超音波測定器等を用いて着けローラ29上等のインキ膜厚Tを検知するものである。
このように構成されるため、定常運転時に、オペレータが着けローラ29上等のインキ膜厚Tが所定の厚さを越えたと判断してON操作されたリセットスイッチ(入力スイッチ)41aからの信号が制御装置40に入力されると、インキツボ装置25におけるツボキー33がツボキー調整モータ43によりツボキー開閉用ねじ棒38を介して閉じられる(ツボキーの開き量がゼロにセットされる)と共に、ツボローラ駆動モータ42によりツボローラ26、呼び出しローラ27、振りローラ28、着けローラ29は、インキ膜厚Tが薄くなったことによって印刷不良が発生してしまうことのない所定時間、所定の回転速度で回転駆動される。
つまり、印刷中に、インキ装置17における各種ローラ(本実施例においては、ツボローラ26,呼び出しローラ27,振りローラ28,着けローラ29)上のインキ膜厚Tの状態に応じて、ツボローラ26との隙間Gを調整するツボキー33をツボローラ26に対して近接移動させると共に、ツボローラ26を回転駆動させる。
ここで、ツボキー33の開き量がゼロにセットされるとき、ツボキー33とツボロール26は接触していない。ツボキー33とツボロール26との隙間Gはゼロに極めて近く(狭く)、インキツボ30からツボロール26へ流出するインキIはゼロではないが、極少量であり、インキIはツボロール26の周面に極めて薄い膜状に形成されている(図5参照)。
これにより、インキ装置17の各種ローラ(本実施例においては、ツボローラ26,呼び出しローラ27,振りローラ28,着けローラ29)上のインキIが、インキツボ30の底板32上に戻される(これを「ツボ返し」と言う)。つまり、インキ装置17の各種ローラ上のインキIは、ほとんどがインキツボ30に蓄えられたインキIへ戻されることで、薄くならされる(リセットされる)。
もちろん、本発明に係る凹版印刷機において、ツボキー33を閉じた(近接移動させた)ときのキー開度(ツボキー33の開き量)は、本実施例のようにゼロに限定されない。例えば、「ツボ返し」の際のキー開度を、通常の印刷運転時におけるキー開度の設定値の半分(50%減)としても良い。
続いて、前記制御装置40は、前記「ツボ返し」後に、ツボキー33とツボロール26との隙間Gが絵柄情報と印刷速度に応じたキー開度になるように、ツボキー調整モータ43を駆動制御するようになっている。
この結果、印刷機の定常運転時には、インキ装置17の各種ローラ上における均一なインキ膜厚Tにより良好な印刷が施されると共に、不必要にインキ膜厚Tを増大させないでインキの無駄な消費も防止される。
また、「ツボ返し」後は、ツボキー33とツボロール26との隙間Gが絵柄情報と印刷速度に適したキー開度となるので、「ツボ返し」後、速やかに良好なインキ膜厚Tで定常運転を続けることができる。
また、上記実施例では、給紙装置2における紙の供給を止めずに「ツボ返し」を行う例を説明したが、紙の供給を停止し、機械内部の紙が全て排紙装置4に排出された後、インキ装置17の着けローラ29をシャブロン胴16から離脱させて「ツボ返し」を行うことも可能である。
また、上記実施例では、間接凹版印刷機1Aに例をとって説明したが、図6に示すように、インキ装置17のインキツボ装置25からシャブロン胴16にインキを転写して、シャブロン胴16からインキ集合胴15を介さず、直接凹版胴14へインキを転写する直接凹版印刷機1Bに本発明を適用して、粘度の低いインキIに対応させるようにしても良い。尚、図6において、図1と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
尚、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内でインキ装置の構成や各胴の胴径の変更等各種変更が可能であることは言うまでもない。
また、上記実施例では「ツボ返し」時、ツボキーを閉じるとしたが、閉じる量(近接移動量)は任意に設定できるものとし、さらに、複数のツボキーが全て同一の位置に移動しても良いし、絵柄情報に応じた複数のツボキーにおける位置関係を維持したまま全体的に閉じる方向へ移動(近接移動)するようにしても良い。
また、上記実施例で、ツボキー33は搖動することによりツボローラ26との間の隙間Gを変化させるものとしたが、例えば、ツボキー33を、保持バー35と底板32の間に挟み込まれた平板状とし、保持バー35と底板32の間でスライド移動させることでツボローラ26との隙間Gを変化させるものでも良い。つまり、本発明におけるツボキーおよびツボキー調整手段としては、ツボキー33が移動可能であり、当該ツボキー33の移動によってツボキー33とツボローラ26との隙間Gを変化させることができるものであれば良い。
1A 間接凹版印刷機
1B 直接凹版印刷機
2 給紙装置
3 印刷部
4 排紙装置
11 差板
12 スイング装置
13 圧胴
14 版胴(凹版胴)
15 インキ集合胴
16 シャブロン胴(部分版胴)
17 インキ装置
18 渡し胴
19 ワイピングローラ
20 紙取胴
21 スプロケット
22 排紙チェーン
23 紙積台
25 インキツボ装置
26 ツボローラ
27 呼び出しローラ
28 振りローラ
29 着けローラ
30 インキツボ
31 インキせき
32 底板
33 ツボキー
34 ツボキー支持台
35 保持バー
36 支点ピン
37 皿ばね
38 ツボキー開閉用ねじ棒
39 ギア機構
40 制御装置
41 印刷開始スイッチ
41a リセットスイッチ(入力スイッチ)
41b カウンター
41c 膜厚検知器
41d 検査装置
42 ツボローラ駆動モータ(ツボローラ駆動手段)
43 ツボキー調整モータ(ツボキー調整手段)
44 着けローラ着脱装置
45 シート供給装置
I インキ
G ツボキーとツボロールとの隙間
T インキ装置の各種ローラ上のインキ膜厚
1B 直接凹版印刷機
2 給紙装置
3 印刷部
4 排紙装置
11 差板
12 スイング装置
13 圧胴
14 版胴(凹版胴)
15 インキ集合胴
16 シャブロン胴(部分版胴)
17 インキ装置
18 渡し胴
19 ワイピングローラ
20 紙取胴
21 スプロケット
22 排紙チェーン
23 紙積台
25 インキツボ装置
26 ツボローラ
27 呼び出しローラ
28 振りローラ
29 着けローラ
30 インキツボ
31 インキせき
32 底板
33 ツボキー
34 ツボキー支持台
35 保持バー
36 支点ピン
37 皿ばね
38 ツボキー開閉用ねじ棒
39 ギア機構
40 制御装置
41 印刷開始スイッチ
41a リセットスイッチ(入力スイッチ)
41b カウンター
41c 膜厚検知器
41d 検査装置
42 ツボローラ駆動モータ(ツボローラ駆動手段)
43 ツボキー調整モータ(ツボキー調整手段)
44 着けローラ着脱装置
45 シート供給装置
I インキ
G ツボキーとツボロールとの隙間
T インキ装置の各種ローラ上のインキ膜厚
Claims (6)
- 版を装着する凹版胴と、
前記凹版胴の版に対接して版上の余剰インキを払拭するワイピングローラと、
前記凹版胴と対向してシートに印刷を施す圧胴と、
前記凹版胴にインキを直接又は間接的に供給するインキ装置と、
を備え、
前記インキ装置は、
ツボローラと、
前記ツボローラを回転駆動するツボローラ駆動手段と、
先端を前記ツボローラに対向させ、前記ツボローラの周面とでインキを蓄えるインキツボと、
前記インキツボの先端に移動自在に支持され、前記ツボローラとの隙間を調整するツボキーと、
前記ツボキーの移動量を調整するツボキー調整手段と、
を備えたインキツボ装置を備えている
凹版印刷機において、
印刷中に、前記ツボキーを前記ツボローラに対して近接移動させて前記ツボローラを回転させるように、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する制御装置を備えた
ことを特徴とする凹版印刷機。 - 前記インキの回収を開始する入力スイッチを備え、
前記制御装置は、前記入力スイッチに基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の凹版印刷機。 - 印刷枚数を計数するカウンターを備え、
前記制御装置は、前記カウンターに基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の凹版印刷機。 - 前記インキ装置のローラ上のインキ膜厚を検知する膜厚検知器を備え、
前記制御装置は、前記膜厚検知器に基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の凹版印刷機。 - 印刷されたシートを検査する検査装置を備え、
前記制御装置は、前記検査装置に基づいて、前記ツボキー調整手段と前記ツボローラ駆動手段とを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の凹版印刷機。 - インキツボからツボローラを介して凹版胴にインキを供給すると共に前記凹版胴と対向する圧胴にシートを供給し、シートに前記凹版胴と前記圧胴との間を通過させることにより、シートに印刷を施す凹版印刷方法において、
印刷中に、前記ツボローラとの隙間を調整するツボキーを前記ツボローラに対して近接移動させると共に、前記ツボローラを回転駆動させる
ことを特徴とする凹版印刷方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013129341A JP2015003424A (ja) | 2013-06-20 | 2013-06-20 | 凹版印刷機 |
EP14813976.9A EP3012104A4 (en) | 2013-06-20 | 2014-05-26 | Intaglio printing machine and intaglio printing method |
US14/900,076 US20160144610A1 (en) | 2013-06-20 | 2014-05-26 | Intaglio printing machine and intaglio printing method |
CN201480034068.XA CN105307865A (zh) | 2013-06-20 | 2014-05-26 | 凹版印刷机和凹版印刷方法 |
PCT/JP2014/063782 WO2014203684A1 (ja) | 2013-06-20 | 2014-05-26 | 凹版印刷機および凹版印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013129341A JP2015003424A (ja) | 2013-06-20 | 2013-06-20 | 凹版印刷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015003424A true JP2015003424A (ja) | 2015-01-08 |
Family
ID=52299739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013129341A Pending JP2015003424A (ja) | 2013-06-20 | 2013-06-20 | 凹版印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015003424A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108608731A (zh) * | 2016-04-11 | 2018-10-02 | 云和县东泽阀门有限公司 | 一种输墨斗紧固机构 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07125181A (ja) * | 1993-10-28 | 1995-05-16 | Komori Corp | 刷り出しインキ量調整方法 |
JPH11207932A (ja) * | 1998-01-21 | 1999-08-03 | Komori Corp | インキ回収方法およびインキ回収装置 |
JP2006103050A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Komori Corp | 印刷機のインキ供給量調整方法および装置 |
JP2006321129A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Komori Corp | インキ壷装置 |
JP2013091247A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | National Printing Bureau | 凹版印刷機のインキ供給装置 |
-
2013
- 2013-06-20 JP JP2013129341A patent/JP2015003424A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07125181A (ja) * | 1993-10-28 | 1995-05-16 | Komori Corp | 刷り出しインキ量調整方法 |
JPH11207932A (ja) * | 1998-01-21 | 1999-08-03 | Komori Corp | インキ回収方法およびインキ回収装置 |
JP2006103050A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Komori Corp | 印刷機のインキ供給量調整方法および装置 |
JP2006321129A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Komori Corp | インキ壷装置 |
JP2013091247A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | National Printing Bureau | 凹版印刷機のインキ供給装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108608731A (zh) * | 2016-04-11 | 2018-10-02 | 云和县东泽阀门有限公司 | 一种输墨斗紧固机构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070006757A1 (en) | Inking device of printing press | |
WO2014203684A1 (ja) | 凹版印刷機および凹版印刷方法 | |
US7395758B2 (en) | Ink fountain device with adjustable ink dams and adjustable fountain roller | |
US7814829B2 (en) | Cylindrical body supporting device | |
ATE193679T1 (de) | Vorrichtung zum reinigen eines zylinders für eine druckmaschine | |
US10040276B2 (en) | Rotary screen printer | |
JPH1199613A (ja) | 印刷機および印刷機において印像を変更する方法 | |
EP3632684B1 (en) | Printing mechanism of offset printing machine | |
JP2015003424A (ja) | 凹版印刷機 | |
US2158701A (en) | Printing press | |
US9302461B2 (en) | Proof printing press | |
US10124572B2 (en) | Method and device for adjusting contact pressure of intaglio printer wiping roller | |
JP2014162115A (ja) | 印刷機 | |
JP2015003423A (ja) | 凹版印刷機 | |
WO2013161649A1 (ja) | 液体転写装置及び液体転写方法 | |
JP2009067053A (ja) | 枚葉紙印刷機の運転方法 | |
JPH05147200A (ja) | インキ呼出し装置 | |
WO2015166788A1 (ja) | 凹版印刷機 | |
JP2008100517A (ja) | 印刷機のインキ装置を運転するための方法 | |
JP2009262489A (ja) | 印刷機のインキ供給装置及びそれを備えた印刷機 | |
US788524A (en) | Inking mechanism. | |
JP6137749B2 (ja) | 凹版印刷機及び凹版印刷機の運転方法 | |
JP3331008B2 (ja) | 輪転印刷機の着ローラの接触圧調整装置 | |
US622168A (en) | robertson | |
JP2008073880A (ja) | タイミングマーク印刷装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170606 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20171205 |