JP2015002411A - 無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームに割り当てる場合においても、下りリンク共有データに対するHARQ処理を効率的に行うこと。
【解決手段】複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームに割り当ててユーザ端末に送信する無線通信方法において、HARQ処理の識別情報を特定する3ビットより多いビット情報を含む制御情報を生成し、生成された制御情報を特定のサブフレームにマッピングし、制御情報及び下りリンク共有データをユーザ端末に送信することを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、セルラーシステム等に適用可能な無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいては、周波数利用効率の向上、データレートの向上を目的として、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)やHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)を採用することにより、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)をベースとしたシステムの特徴を最大限に引き出すことが行われている。このUMTSネットワークについては、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてLTE(Long Term Evolution)が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
第3世代のシステムは、概して5MHzの固定帯域を用いて、下り回線で最大2Mbps程度の伝送レートを実現できる。一方、LTEのシステムでは、1.4MHz〜20MHzの可変帯域を用いて、下り回線で最大300Mbps及び上り回線で75Mbps程度の伝送レートを実現できる。また、UMTSネットワークにおいては、更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継のシステムも検討されている(例えば、LTEアドバンスト(LTE−A)、FRA(Future Radio Access)、4Gなどともいう)。LTE−Aシステムのシステム帯域は、LTEシステムのシステム帯域を一単位とする少なくとも一つのコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を含む。
これらのLTEシステムやLTEの後継システムにおいては、半径数百メートルから数キロメートル程度の相対的に大きいカバレッジを有するマクロセル内に、半径数メートルから数十メートル程度の相対的に小さいカバレッジを有するスモールセル(ピコセル、フェムトセルなどを含む)が配置される無線通信システム(例えば、HetNet(Heterogeneous Network)ともいう)が検討されている(例えば、非特許文献2参照)。
マクロセル内にスモールセルが配置される無線通信システムにおいては、スモールセルに接続するユーザ端末は主に低速で移動するユーザ端末であること、そして伝搬路長が短く、伝搬パスの遅延広がりが小さいこと等の要因により、スモールセル内に位置するユーザ端末との間のチャネル状態(伝搬路状態)が時間領域及び周波数領域にて安定している。このようなチャネル状態の特性を考慮し、近年、ある1つのサブフレームにおける制御情報(制御チャネル)で複数のサブフレームにわたる下りリンク共有データ(下りリンク共有チャネル)のスケジューリング割り当てを行うマルチサブフレームスケジューリングが検討されている。
このようなマルチサブフレームスケジューリングにおいては、複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報が特定のサブフレームに割り当てられることから、制御情報のオーバーヘッドの改善が期待される。一方、マルチサブフレームスケジューリングにおけるスループット特性は、下りリンク共有データに対するHARQ処理の影響を受けることが想定される。このため、マルチサブフレームスケジューリングにおけるスループット特性の向上には、下りリンク共有データに対するHARQ処理の効率化が重要である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームに割り当てる場合においても、下りリンク共有データに対するHARQ処理を効率的に行うことができる無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームに割り当ててユーザ端末に送信する無線基地局であって、HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を含む前記制御情報を生成する生成部と、前記生成部で生成された前記制御情報を前記特定のサブフレームにマッピングするマッピング部と、前記制御情報及び下りリンク共有データを前記ユーザ端末に送信する送信部とを具備し、前記生成部は、前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を3ビットより多いビット情報で構成した前記制御情報を生成することを特徴とする。
本発明のユーザ端末は、複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームから受信するユーザ端末であって、前記制御情報及び下りリンク共有データを受信する受信部と、前記受信部で受信した前記制御情報に含まれるHARQ処理の識別情報を特定するビット情報を抽出する抽出部と、前記抽出部で抽出した前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報に基づいて前記HARQ処理の識別情報を取得する取得部とを具備し、前記抽出部は、前記制御情報から3ビットより多いビット情報で構成される前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を抽出することを特徴とする。
本発明の無線通信方法は、複数のサブフレームに割り当てられる下りリンクデータに対する制御情報を特定のサブフレームに割り当ててユーザ端末に送信する無線通信方法であって、無線基地局において、HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を含み、前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報が3ビットより多いビット情報で構成される前記制御情報を生成するステップと、生成された前記制御情報を前記特定のサブフレームにマッピングするステップと、前記制御情報及び下りリンクデータを前記ユーザ端末に送信するステップとを具備し、前記ユーザ端末において、前記制御情報及び下りリンクデータを受信するステップと、受信した前記制御情報に含まれる前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を抽出するステップと、抽出した前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報に基づいて前記HARQ処理の識別情報を取得するステップとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームに割り当てる場合においても、下りリンク共有データに対するHARQ処理を効率的に行うことが可能となる。
マクロセル内にスモールセルが配置される無線通信システムの説明図である。 下りリンクにおけるスケジューリング方法の説明図である。 マルチTTI(サブフレーム)スケジューリングの説明図である。 PDCCHに含まれる下りリンク制御情報を説明するための模式図である。 シングルTTI(サブフレーム)スケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。 マルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおけるHARQ処理に関するビットフィールドの一例を示す模式図である。 図6に示すDCIを用いたマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。 第1の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIの一例の説明図である。 図8Bに示すDCIを用いたマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。 第1の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループの一例の説明図である。 図10Bに示すDCIを用いたマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。 第1の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるDCIの変形例の説明図を示している。 第2の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるDCIの一例の説明図である。 図13に示すDCIを用いたマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。 第3の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIの一例の説明図である。 図15Bに示すDCIを用いたマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。 第3の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIの他例の説明図である。 図17Bに示すDCIを用いたマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。 第4の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIの他例の説明図である。 図19に示すDCIを用いたマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。 無線通信システムのシステム構成を説明するための図である。 無線基地局の全体構成を説明するための図である。 ユーザ端末の全体構成を説明するための図である。 無線基地局におけるベースバンド信号処理部の構成を示すブロック図である。 ユーザ端末におけるベースバンド信号処理部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明に係る無線通信方法が適用される無線通信システムについて説明する。図1は、マクロセル内にスモールセルが配置される無線通信システムについての説明図である。図1に示す無線通信システムにおいては、半径数百メートルから数キロメートル程度の相対的に大きいカバレッジを有するマクロセルC1内に、半径数メートルから数十メートル程度の相対的に小さいカバレッジを有するスモールセル(ピコセル、フェムトセルなどを含む)C2が配置されている。
マクロセルC1は、無線基地局(MeNB:Macro eNodeB)(以下、マクロ基地局と呼ぶ)により形成される。スモールセルC2は、無線基地局(SeNB:Small eNodeB)(以下、スモール基地局と呼ぶ)により形成される。スモールセルC2内に位置するユーザ端末(UE:User Equipment)は、これらのマクロ基地局及びスモール基地局の双方と接続可能に構成されている。なお、このような無線通信システムは、HetNetと呼ぶこともできる。
このような無線通信システムにおいては、スモールセルC2が相対的に小さいカバレッジを有するため、スモールセルC2は、主に低速で移動するユーザ端末UEを収容することが多い。また、スモールセルC2とユーザ端末UEとの間の伝搬路長が短いため、パスの遅延広がりが小さくなる傾向がある。このため、一般的に、スモール基地局と、スモールセルC2内に位置するユーザ端末UEとの間のチャネル状態(伝搬路状態)は、時間領域及び周波数領域において大きく変動せず、安定した状態となっている。
一般に、下りリンクにおけるスケジューリングにおいては、図2Aに示すように、共有データチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)が割り当てられる送信時間間隔(以下、「TTI:Transmission Time Interval」とも呼ぶ)毎に制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)が割り当てられるシングルTTIスケジューリング(Single TTI Scheduling)が行われる。この場合、ユーザ端末UEは、制御チャネルに含まれる制御情報(下りリンク制御情報(以下、「DCI:Downlink Control Information」とも呼ぶ)を解析することにより、自端末宛ての共有データチャネルのリソース割当て情報や変調符号化方式情報等を把握して適切に共有データチャネルを復号できる。
一方、上述したように、マクロセルC1内にスモールセルC2が配置される無線通信システムにおいては、スモール基地局と、スモールセルC2内に位置するユーザ端末UEとの間のチャネル状態が時間領域及び周波数領域において安定する特性を有する。このため、このようなチャネル状態の特性を考慮し、図2Bに示すように、複数のTTIに割り当てられる共有データチャネルに対する制御チャネルを特定のTTIに割り当てるマルチTTIスケジューリング(Multiple TTI Scheduling)が検討されている。
ここで、スケジューリングの最小時間単位であるTTIは、1サブフレームである。図3は、TTIをサブフレームとした場合のマルチサブフレームスケジューリングの説明図である。図3に示すように、マルチサブフレームスケジューリングにおいては、例えば、先頭のサブフレーム#0(SF#0)に、サブフレーム#0〜#3(SF#0〜SF#3)に割り当てられる共有データチャネル(PDSCH)に対する制御チャネル(PDCCH)が割り当てられる。以下においては、制御チャネルが割り当てられるサブフレームを、PDCCHサブフレームと呼ぶものとする。
なお、ここでは、制御チャネルとしてPDCCHを割り当てる場合について説明するが、制御チャネルとしては、これに限定されるものではなく、ePDCCH(enhanced Physical Downlink Control Channel)を割り当てることもできる。このePDCCHは、共有データチャネル領域(PDSCH領域)内の所定周波数帯域を制御チャネル領域(PDCCH領域)として使用するものである。PDSCH領域に割り当てられたePDCCHは、例えば、UE固有の復調基準信号であるDM−RS(Demodulation Reference Signal)を用いて復調される。なお、ePDCCHは、FDM(Frequency Division Multiplexing)型PDCCHと呼ばれてもよいし、UE−PDCCHと呼ばれてもよい。
このようなマルチサブフレームスケジューリングにおいては、共有データチャネルのHARQ処理は、PDCCHサブフレームに割り当てられるPDCCH内の下りリンク制御情報(DCI)で制御することが想定される。ここで、PDCCHに含まれる既知のDCIフォーマットについて説明する。図4は、PDCCHに含まれるDCIフォーマットを説明するための模式図である。なお、図4においては、周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)におけるDCIフォーマットを示している。
図4に示すように、DCIフォーマットには、リソース割当て情報(RA:Resource Allocation)、変調符号化方式情報(MCS:Modulation and Coding Scheme)、プリコーディング情報(Precording)、電力制御情報(TPC:Transmission Power Control)、HARQプロセス番号(以下、「HPN:HARQ Process Number」とも呼ぶ)、リダンダンシーバージョン情報(以下、「RV:Redundancy Version」とも呼ぶ)、新データインディケータ情報(以下、「NDI:New Data Indicator」とも呼ぶ)、SRS(Sounding Reference Signal)及びCRC(Cyclic Redundancy Check)を指定するビットフィールドが含まれている。
これらのうち、HPN、RV及びNDI用のビットフィールドによりHARQ(Hybrid Automatic repeat request)処理に関するビットフィールドが構成される。ここで、HPNは、1つのトランスポートブロック(以下、「TB:Transport Block」とも呼ぶ)に対するHARQ処理(HARQプロセス)に対する番号を示す。HPN用のビットフィールドには、3ビットが割り当てられている。したがって、最大8個のHARQプロセス番号が指定され、それぞれのHARQ処理を並列に動作させることができる。RVは、現在のHARQプロセスの冗長度のバージョン情報(すなわち、同一のトランスポートブロックから生成される初期送信データや複数の再送データに付与される冗長度のバージョン情報)を示す。NDIは、ユーザ端末UEに割り当てられる送信データが初期送信データであるか否かを示す情報である。RV及びNDI用のビットフィールドには、それぞれ2ビット及び1ビットが割り当てられている。
図5は、シングルTTI(サブフレーム)スケジューリングにおける下りリンク共有データチャネルのHARQ処理の概要の説明図である。図5においては、無線基地局eNB側の処理(eNB side)と、ユーザ端末UE側の処理(UE side)とを模式的に示している。無線基地局eNB側の処理における上段には無線基地局eNBによりスケジューリングされるHPNを示し、中段にはTTI(サブフレーム)を示し、下段には無線基地局eNBでスケジューリング可能なHPNを示している。
上述したように、シングルサブフレームスケジューリングにおいては、サブフレーム毎にPDCCHが割り当てられる。このため、サブフレーム毎にDCIが指定される。図5に示すように、TTI#0に割り当てられるTB#0にHPN#0がスケジューリングされる場合、DCI内のHPN用のビットフィールドに「000」が指定される。同様に、TTI#1に割り当てられるTB#1にHPN#1がスケジューリングされる場合、DCI内のHPN用のビットフィールドに「001」が指定される。なお、TTI#0の時点では、スケジューリングされていないHPN#0〜HPN#7がスケジューリング可能であり、TTI#1の時点では、スケジューリングされていないHPN#1〜HPN#7がスケジューリング可能である。
HPNを付与したTBが無線基地局eNBから送信されると、ユーザ端末UEは、PDCCH(DCI)に含まれるリソース割当て情報及びMCS情報に応じてTBのサイズを特定する。そして、このTBのCRCチェックを行い、受信したTBのデコードの成功/失敗を判断する。この判断結果に応じて、ユーザ端末UEは、無線基地局eNBに対してACK/NACK信号を送信する。このACK/NACK信号は、処理対象となるTBを受信したTTIから4TTI後に送信される。
一方、HPNを付与したTBに対するACK/NACK信号がユーザ端末UEから送信されると、無線基地局eNBは、そのACK/NACK信号を抽出し、送信データの再送が必要か否かを判断する。送信データの再送が不要な場合(すなわち、ユーザ端末UEからACK信号を受信した場合)には、新規の送信データをTBにマッピングすると共に、DCIに含まれるNDIのビットフィールドに新規の送信データである旨を示すビット情報(具体的には、「1」)を設定する。一方、送信データの再送が必要な場合(すなわち、ユーザ端末UEからNACK信号を受信した場合)には、送信済みの送信データをTBにマッピングすると共に、DCIに含まれるRVのビットフィールドに冗長度のバージョンを示すビット情報を設定し、NDIのビットフィールドに再送データである旨(新規の送信データでない旨)を示すビット情報(具体的には、「0」)を設定する。そして、これらのTBをユーザ端末UEに送信する。これらのTBは、ACK/NACK信号を受信したTTIから4TTI後に送信される。
図5に示す例では、TTI#4において、HPN#0が付与されたTB#0に対するACK信号が無線基地局eNBに送信され、TTI#5において、HPN#1が付与されたTB#1に対するNACK信号が無線基地局eNBに送信される場合について示している。さらに、TTI#8において、新規の送信データを含むTB#0にHPN#0がスケジューリングされてユーザ端末UEに送信され、TTI#9において、再送データを含むTB#1にHPN#1がスケジューリングされてユーザ端末UEに送信される場合について示している。なお、TTI#8の時点では、HARQ処理から開放されたHPN#0及びスケジューリングされていないHPN#2〜HPN#7がスケジューリング可能であり、TTI#9の時点では、HARQ処理から開放されたHPN#1及びスケジューリングされていないHPN#2〜HPN#7がスケジューリング可能である。
図5に示す例から分かるように、シングルサブフレームスケジューリングにおいては、HPNを付与したTBをユーザ端末UEに送信した後、当該TBに対するACK/NACK信号をユーザ端末UEから受信するまで4TTIを要する。また、HPNを付与したTBをユーザ端末UEに送信した後、新規/再送の送信データを送信するまで8TTIを要する。図5に示す例では、新規/再送の送信データを送信するTTI#8において、無線基地局eNBは、HPN#0、HPN#2〜HPN#7がスケジューリング可能であることが分かる。
一方、マルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおいては、複数のサブフレームに割り当てられる共有データチャネル(PDSCH)に対する制御チャネル(PDCCH)が特定のサブフレーム(PDCCHサブフレーム)に割り当てられる。このため、送信データのHARQ処理に関し、PDCCHサブフレームに指定されるDCIに、複数のサブフレームに割り当てられる共有データチャネルに対するHARQ処理に関するビットフィールドを設定することが考えられる。
図6は、マルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおけるHARQ処理に関するビットフィールドの一例を示す模式図である。図6に示す例においては、PDCCHサブフレームに指定されるDCIに、4つのTTI#0〜TTI#3に対応するHARQ処理に関するビットフィールドが設けられている。すなわち、このDCIにおいては、TTI#0〜TTI#3のそれぞれのHPN、RV及びNDI用のビットフィールドが設けられている。
以下、図6に示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理について説明する。図7は、図6に示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。図7においては、図5と同様に、無線基地局eNB側の処理(eNB side)と、ユーザ端末UE側の処理(UE side)とを模式的に示している。
図7に示すマルチサブフレームスケジューリングにおいては、5TTI(サブフレーム)毎にスケジューリングされるPDCCHサブフレームに、図6に示すDCIがスケジューリングされる。例えば、TTI#0にスケジューリングされるPDCCHでは、図7に示すように、TTI#0〜TTI#3に割り当てられるTB#0〜TB#3にHPN#0〜HPN#3をスケジューリングできる。この場合、図7に示すように、DCIには、例えば、TTI#0用のHPNのビットフィールドに「000」が指定され、TTI#1用のHPNのビットフィールドに「001」が指定され、TTI#2用のHPNのビットフィールドに「010」が指定され、TTI#3用のHPNのビットフィールドに「011」が指定される。そして、HPN#0が付与されたTB#0がTTI#0で送信され、HPN#1が付与されたTB#1がTTI#1で送信され、HPN#2が付与されたTB#2がTTI#2で送信され、HPN#3が付与されたTB#3がTTI#3で送信される。この場合において、TTI#0の時点では、スケジューリングされていないHPN#0〜HPN#7がスケジューリング可能である。
HPNを付与したTBが無線基地局eNBから送信されると、図5に示す場合と同様に、処理対象となるTBを受信したTTIから4TTI後にACK/NACK信号がユーザ端末UEから送信される。図7に示す例では、TTI#4において、HPN#0が付与されたTB#0に対するACK/NACK信号が送信され、TTI#5において、HPN#1が付与されたTB#1に対するNACK信号ACK/NACK信号が送信され、TTI#6において、HPN#2が付与されたTB#2に対するACK/NACK信号が送信され、TTI#7において、HPN#3が付与されたTB#3に対するNACK信号ACK/NACK信号が送信される。
また、HPNを付与したTBに対するACK/NACK信号がユーザ端末UEから送信されると、図5に示す場合と同様に、ACK/NACK信号を受信したTTIから4TTI後に送信データ/再送データが無線基地局eNBから送信される。図7においては、例えば、TTI#4にて送信されたTB#0に対するACK/NACK信号に対して、TTI#8にて、新規の送信データ又は再送データがユーザ端末UEに送信される。
一方、図6に示すように、DCIに4つのTTIに対応するHARQ処理に関するビットフィールドが設定される場合、PDCCHサブフレームは、例えば、5TTI毎にスケジューリングされる。図7に示す例では、TTI#4及びTTI#8にPDCCHサブフレームがスケジューリングされる。TTI#4にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、図7に示すように、TB#4〜TB#7にHPN#4〜HPN#7をスケジューリングできる。TTI#4の時点では、スケジューリングされていないHPN#4〜HPN#7がスケジューリング可能である。
また、TTI#8にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#0又はTTI#4のPDCCHサブフレームと同様に、本来、4つのHPNをスケジューリングできる。しかしながら、TTI#8の時点では、スケジューリングされていないHPN、或いは、HARQ処理から開放されたHPNがHPN#0しか存在しない。このため、無線基地局eNBは、TTI#8にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいて、HPN#0の他のHPNをスケジューリングできない。この結果、TTI#9〜TTI#11には、HPNを割り当てることができないという事態が発生し得る。この場合、その後のHPNの割り当てには、次のPDCCHサブフレームを待たなければならず、下りリンクデータに対するHARQ処理の効率が低下するという問題がある。
本発明者らは、このようにマルチサブフレームスケジューリングにおいて、複数のサブフレームに関連付けて、単純にPDCCHサブフレームにHARQ処理のビットフィールドを設けるだけではHPNが不足し、その結果、サブフレームに適切にHPNをスケジューリングできなくなる事態に着目した。そして、このような不具合を解消することが下りリンク共有データに対するHARQ処理の効率化を図り、無線通信システムのスループット特性を向上できる点に鑑みて本発明に想到した。
すなわち、本発明に係る無線通信方法は、複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームに割り当ててユーザ端末UEに送信する際、無線基地局eNBにおいて、HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を含み、このHARQ処理の識別情報を特定するビット情報が3ビットより多いビット情報で構成される制御情報を生成し、生成された制御情報を特定のサブフレームにマッピングして下りリンク共有データと共にユーザ端末UEに送信し、ユーザ端末UEにおいて、受信した制御情報に含まれるHARQ処理の識別情報を特定するビット情報を抽出し、抽出したHARQ処理の識別情報を特定するビット情報に基づいてHARQ処理の識別情報を取得することを特徴とする。
本発明に係る無線通信方法によれば、HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を3ビットより多いビット情報で構成した制御情報がユーザ端末UEに送信されることから、少なくとも9個以上のHARQ処理の識別情報を指定できる。これにより、マルチサブフレームスケジューリングを行う場合においても、送信データの再送タイミングに相当するサブフレームにてHPNが不足し、HPNをスケジューリングできなくなる事態を防止できる。この結果、下りリンク共有データに対するHARQ処理の効率化を図ることができ、無線通信システムのスループット特性を向上することが可能となる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る無線通信方法は、HPN用のビットフィールドに指定される3ビットのビット情報によって複数のTTI(サブフレーム)に対するHARQ処理のグループ(HARQ処理グループ)を特定する番号(HARQ処理グループ番号)を指定すると共に、このHARQ処理グループ番号(以下、「HPGN:HARQ Process Group Number」とも呼ぶ)とNDI及びRV用のビットフィールドの位置との組み合わせによってHARQ処理の識別情報を指定する。すなわち、第1の実施の形態に係る無線通信方法においては、HPN用のビットフィールドを仮想的にHPGN用のビットフィールドとして利用する。そして、このHPGNとNDI及びRV用のビットフィールドの位置との組み合わせで特定される情報を、HARQ処理の識別情報として利用する。
ここで、第1の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIについて説明する。図8は、第1の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIの一例の説明図である。図8Aにおいては、HARQ処理グループに含まれるサブフレームの数(X)が4である場合のHARQ処理グループの模式図を示している。また、図8Bにおいては、図8Aに示すHARQ処理グループに対応するDCIの説明図を示している。
図8Aにおいては、4つのサブフレームが1つのHARQ処理グループとして扱われる場合(すなわち、X=4の場合)について示している。この場合において、1つのDCIによってスケジューリングされるTTI(サブフレーム)の総数を「N」とすると、HARQ処理グループに含まれるサブフレームの数Xは、式1により求められる。なお、後述するHARQ処理グループに含まれるサブフレームの数(X)が2である場合についても同様である。
Figure 2015002411
図8Aに示すHARQ処理グループにおいては、PDCCHサブフレームにて、TTI#0〜TTI#3用のHARQ処理の制御情報が指定される。PDCCHサブフレームに含まれるDCIには、図8Bに示すように、HPGN用のビットフィールド(3ビット)と、4個のTTI(サブフレーム)用のRV及びNDIのビットフィールドが設けられている。すなわち、TTI#0〜TTI#3用のRV及びNDIのビットフィールドが設けられている。これらのTTI#0〜TTI#3用のRV及びNDIのビットフィールドは、HPGN用のビットフィールドの後方に連続して設けられている。
この場合において、これらのTTI#0〜TTI#3用のRV及びNDIのビットフィールドの位置は、HARQ処理グループにおけるインデックス(HARQ処理インデックス)としての意義を有する。このHARQ処理インデックス(以下、「HPI:HARQ Process Index」とも呼ぶ)は、HPGN用のビットフィールドとの位置関係において特定される。例えば、図8Bに示すように、HPGN用のビットフィールドに連続して配置されるRV及びNDIのビットフィールドは、HPI#0に関連づけられる。そして、その後方に連続して配置されるRV及びNDIのビットフィールドは、それぞれHPI#1〜HPI#3に関連づけられる。
図8Bに示すDCIを用いる場合においては、DCIに指定されるHPGNと、RV及びNDIのビットフィールドの位置(HPI)との組み合わせによってHARQ処理の識別情報が指定される。この場合、HPGNのビットフィールドが3ビットを有することから、8つのHARQ処理グループを指定できる。一方、HARQ処理グループに含まれるサブフレームの数(X)が4であることから、合計32通り(8×4通り)のHARQ処理の識別情報を提供できる。
以下、図8Bに示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理について説明する。図9は、図8Bに示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。図9においては、図7と同様に、無線基地局eNB側の処理(eNB side)と、ユーザ端末UE側の処理(UE side)を模式的に示している。
図9に示すマルチサブフレームスケジューリングにおいては、5TTI(サブフレーム)毎にスケジューリングされるPDCCHサブフレームに、図8Bに示すDCIがスケジューリングされる。例えば、TTI#0にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#0〜TTI#3に割り当てられるTB#0〜TB#3にHPN#0〜HPN#3をスケジューリングできる。この場合、図9に示すように、DCIには、例えば、HPGNのビットフィールドに「000」が指定されると共に、これに続いてTTI#0〜TTI#3用のRV及びNDIのビット情報が指定される。このDCIでは、HPGNとRV及びNDIのビットフィールドの位置との組み合わせから、TTI#0に割り当てられるTB#0にHPN#0がスケジューリングされ、TTI#1に割り当てられるTB#1にHPN#1がスケジューリングされ、TTI#2に割り当てられるTB#2にHPN#2がスケジューリングされ、TTI#3に割り当てられるTB#3にHPN#3がスケジューリングされる。この場合において、TTI#0の時点では、スケジューリングされていない32個のHPN#0〜HPN#31がスケジューリング可能である。
HPNが付与されたTBが無線基地局eNBから送信されると、図7に示す場合と同様に、処理対象となるTBを受信したTTIから4TTI後にACK/NACK信号がユーザ端末UEから送信される。図9に示す例では、TTI#4において、HPN#0が付与されたTB#0に対するACK/NACK信号が送信され、TTI#5において、HPN#1が付与されたTB#1に対するNACK信号ACK/NACK信号が送信され、TTI#6において、HPN#2が付与されたTB#2に対するACK/NACK信号が送信され、TTI#7において、HPN#3が付与されたTB#3に対するNACK信号ACK/NACK信号が送信される。
また、HPNが付与されたTBに対するACK/NACK信号がユーザ端末UEから送信されると、図7に示す場合と同様に、ACK/NACK信号を受信したTTIから4TTI後に送信データ/再送データが無線基地局eNBから送信される。図9においては、例えば、TTI#4にて送信されたTB#0に対するACK/NACK信号に対して、TTI#8にて、新規の送信データ又は再送データがユーザ端末UEに送信される。
一方、図9に示すマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおいては、TTI#4にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいて、TTI#4〜TTI#7に割り当てられるTB#4〜TB#7にHPN#4〜HPN#7をスケジューリングできる。TTI#4の時点では、スケジューリングされていないHPN#4〜HPN#31がスケジューリング可能である。
同様に、図9に示すマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおいては、TTI#8にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#8〜TTI#11に割り当てられるTB#8〜TB#11にHPN#8〜HPN#11をスケジューリングできる。TTI#8の時点では、HARQ処理から開放されたHPN#0と、スケジューリングされていないHPN#8〜HPN#31とがスケジューリング可能である。すなわち、送信データの再送タイミングに相当するサブフレーム(TTI#8)にて、スケジューリング可能なHPNが残っている。このため、送信データの再送タイミングでHPNが不足し、HPNをスケジューリングできなくなる事態を防止できる。
なお、図8Aにおいては、HARQ処理グループに含まれるTTI(サブフレーム)の数(X)が4である場合のHARQ処理グループについて説明しているが、HARQ処理グループに含まれるTTI(サブフレーム)の数(X)はこれに限定されない。図10は、第1の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIの他例の説明図である。図10Aにおいては、HARQ処理グループに含まれるTTI(サブフレーム)の数(X)が2である場合のHARQ処理グループの模式図を示している。また、図10Bにおいては、図10Aに示すHARQ処理グループに対応するDCIの説明図を示している。
図10Aにおいては、2つのサブフレームが1つのHARQ処理グループとして扱われる場合(すなわち、X=2の場合)について示している。図10Aに示すHARQ処理グループにおいては、PDCCHサブフレームにて、TTI#0〜TTI#3用のHARQ処理の制御情報が指定される点で図8Aに示すHARQ処理グループと共通する。しかしながら、図10Bに示すように、PDCCHサブフレームに含まれるDCIに複数(2つ)のHPGN用のビットフィールドが含まれる点で図8Aに示すHARQ処理グループと相違する。
図10Bに示すDCIには、2つのHPGN用のビットフィールドと、それぞれのHPGNに関連づけられた2個のTTI(サブフレーム)用のRV及びNDIのビットフィールドが設けられている。すなわち、一方のHPGN(図10Bに示す先行するHPGN)に関連づけてTTI#0及びTTI#1用のRV及びNDIのビットフィールドが設けられ、他方のHPGN(図10Bに示す後続するHPGN)に関連づけてTTI#2及びTTI#3用のRV及びNDIのビットフィールドが設けられている。TTI#0及びTTI#1用のRV及びNDIのビットフィールドは、一方のHPGN用のビットフィールドの後方に連続して設けられ、TTI#2及びTTI#3用のRV及びNDIのビットフィールドは、他方のHPGN用のビットフィールドの後方に連続して設けられている。
この場合において、これらのTTI#0及びTTI#3用のRV及びNDIのビットフィールド、並びに、TTI#0及びTTI#3用のRV及びNDIのビットフィールドの位置は、図8Aに示すHARQ処理グループと同様に、HARQ処理インデックス(HPI)としての意義を有する。例えば、図10Bに示すように、一方のHPGN用のビットフィールドの後方に配置されるRV及びNDIのビットフィールドは、HPI#0に関連づけられ、その後方に配置されるRV及びNDIのビットフィールドは、HPI#1に関連づけられる。同様に、他方のHPGN用のビットフィールドの後方に配置されるRV及びNDIのビットフィールドは、HPI#0に関連づけられ、その後方に配置されるRV及びNDIのビットフィールドは、HPI#1に関連づけられる。
図10Bに示すDCIを用いた無線通信方法においては、DCIに指定されるHPGNと、RV及びNDIのビットフィールドの位置(HPI)との組み合わせによってHARQ処理の識別情報が指定される。この場合、HPGNのビットフィールドが3ビットを有することから、8つのHARQ処理グループを指定できる。一方、それぞれのHARQ処理グループに含まれるTTI(サブフレーム)の数(X)が2であることから、合計16通り(8×2通り)のHARQ処理の識別情報を提供できる。
以下、図10Bに示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理について説明する。図11は、図10Bに示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。図11においては、図9と同様に、無線基地局eNB側の処理(eNB side)と、ユーザ端末UE側の処理(UE side)を模式的に示している。
図11に示すマルチサブフレームスケジューリングにおいては、5TTI(サブフレーム)毎にスケジューリングされるPDCCHサブフレームに、図10Bに示すDCIが指定される。例えば、TTI#0にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#0〜TTI#3に割り当てられるTB#0〜TB#3にHPN#0〜HPN#3をスケジューリングできる。この場合、図11に示すように、DCIには、例えば、一方(1つ目)のHPGNのビットフィールドに「000」が指定されると共に、これに続いてTTI#0及びTTI#1用のRV及びNDIのビット情報が指定される。この場合、一方のHPGNとこれらのRV及びNDIのビットフィールドの位置との組み合わせから、TTI#0に割り当てられるTB#0にHPN#0がスケジューリングされ、TTI#1に割り当てられるTB#1にHPN#1がスケジューリングされる。そして、他方(2つ目)のHPGNのビットフィールドに「001」が指定されると共に、これに続いてTTI#2及びTTI#3用のRV及びNDIのビット情報が指定される。この場合、他方のHPGNとこれらのRV及びNDIのビットフィールドの位置との組み合わせから、TTI#2に割り当てられるTB#2にHPN#2がスケジューリングされ、TTI#3に割り当てられるTB#3にHPN#3がスケジューリングされる。なお、TTI#0の時点では、スケジューリングされていない16個のHPN#0〜HPN#15がスケジューリング可能である。
また、図11に示すマルチTTI(サブフレーム)スケジューリングにおいては、図9に示す場合と同様に、TTI#4にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいて、TTI#4〜TTI#7に割り当てられるTB#4〜TB#7にHPN#4〜HPN#7をスケジューリングできる。さらに、TTI#8にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#8〜TTI#11に割り当てられるTB#8〜TB#11にHPN#8〜HPN#11をスケジューリングできる。これらの場合、TTI#4の時点では、スケジューリングされていないHPN#4〜HPN#15がスケジューリング可能であり、TTI#8の時点では、HARQ処理から開放されたHPN#0と、スケジューリングされていないHPN#8〜HPN#15とがスケジューリング可能である。すなわち、送信データの再送タイミングに相当するサブフレーム(TTI#8)にて、スケジューリング可能なHPNが残っている。このため、送信データの再送タイミングでHPNが不足し、HPNをスケジューリングできなくなる事態を防止できる。
このように第1の実施の形態に係る無線通信方法においては、HPN用のビットフィールドに指定される3ビットのビット情報によって複数のサブフレームに対するHPGNを指定すると共に、このHPGNとNDI及びRV用のビットフィールドの位置との組み合わせによってHARQ処理の識別情報を指定する。すなわち、第1の実施の形態に係る無線通信方法においては、HPGN用のビット情報と、NDI及びRV用のビット情報とを組み合わせたビット情報が、HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を構成する(すなわち、3ビットより多いビット情報を構成する)。
第1の実施の形態に係る無線通信方法においては、このようなHARQ処理の識別情報を含む制御情報がユーザ端末UEに送信されることから、少なくとも9個以上のHARQ処理の識別情報を指定できる。これにより、マルチサブフレームスケジューリングを行う場合においても、送信データの再送タイミングに相当するサブフレームにてHPNが不足し、HPNをスケジューリングできなくなる事態を防止できる。この結果、下りリンク共有データに対するHARQ処理の効率化を図ることができ、無線通信システムのスループット特性を向上することが可能となる。
特に、第1の実施の形態に係る無線通信方法においては、HARQ処理の対象となるサブフレーム(TTI)毎に関連付けられたNDI及びRV用のビットフィールドが設けられている(図8B及び10B参照)。このようにサブフレーム(TTI)毎に関連付けられたNDI及びRV用のビットフィールドを設けることにより、サブフレーム毎にHARQ処理の内容を変更できる。これにより、下りリンク共有データにおけるHARQ制御を柔軟に行うことが可能となる。
なお、図8B及び図10Bに示すDCIにおいては、HARQ処理の対象となるサブフレーム(TTI)毎に関連付けられたNDI及びRV用のビットフィールドがそれぞれ設けられる場合について説明している。しかしながら、第1の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるDCIの構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。図12は、第1の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるDCIの変形例の説明図を示している。なお、図12においては、HARQ処理グループに含まれるTTI(サブフレーム)の数(X)が4である場合を例として説明しているが、TTI(サブフレーム)の数(X)が2である場合にも適用できる。
図12においては、HPGNのビットフィールドの後方に指定されるRV及びNDIのビットフィールドの一方が、HARQ処理グループに共通化されている点において、図8Bに示すDCIと相違する。図12Aにおいては、HPGNのビットフィールドの後方に指定されるNDIのビットフィールド(1ビット)がHARQ処理グループに共通化されたDCIを示し、図12Bにおいては、HPGNのビットフィールドの後方に指定されるRVのビットフィールド(2ビット)がHARQ処理グループに共通化されたDCIを示している。
図12Aに示すDCIにおいては、NDIに指定されるビット情報がHARQ処理グループにおいて共通化される。このため、PDCCHサブフレームに図12Aに示すDCIが含まれる場合には、全てのTTI(サブフレーム)においてACK信号を受信した場合に限ってNDIのビット情報が更新され、新規の送信データが送信される。一方、図12Bに示すDCIにおいては、RVに指定されるビット情報がHARQ処理グループにおいて共通化される。このため、PDCCHサブフレームに図12Bに示すDCIが含まれる場合には、HARQ処理グループ内の全てのTTI(サブフレーム)におけるリダンダンシーバージョン情報が統一される。
図12に示すようにDCIを変更する場合においては、図8Bに示すDCIを用いた無線通信方法と同様に、マルチサブフレームスケジューリングを行う場合においても、TBに適切にHPNをスケジューリングでき、下りリンクデータに対するHARQ処理の効率化を図ることができる。さらに、図12に示すようにDCIを変更する場合においては、RV及びNDIのビットフィールドの一方が、HARQ処理グループにおいて共通化されることから、制御情報のオーバーヘッドを改善することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る無線通信方法は、PDCCHサブフレームに含まれるDCIにHPGN用のビットフィールドを設けることなく、HPN用のビットフィールドを拡大する点において第1の実施の形態に係る無線通信方法と相違する。第2の実施の形態に係る無線通信方法においては、PDCCHサブフレームに含まれるDCIのHPN用のビットフィールドに4ビット以上のビット情報を設定し、当該HPN用のビットフィールドに指定するビット情報によってHARQ処理の識別情報を指定する。
ここで、第2の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるDCIについて説明する。図13は、第2の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるDCIの一例の説明図である。図13に示すように、第2の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるDCIには、4つのTTI#0〜TTI#3に対応するHARQ処理に関するビットフィールドが設けられている。それぞれのHARQ処理に関するビットフィールドには、HPN用のビットフィールドにNビット(Nは、4以上の整数)のビットフィールドが設けられると共に、RV及びNDI用のビットフィールドが設けられている。
以下、図13に示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理について説明する。図14は、図13に示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。図14においては、図5と同様に、無線基地局eNB側の処理(eNB side)と、ユーザ端末UE側の処理(UE side)とを模式的に示している。なお、図14においては、HPN用のビットフィールドに4ビットのビットフィールドが設けられる場合について示している。
図14に示すマルチサブフレームスケジューリングにおいては、例えば、5TTI(サブフレーム)毎にスケジューリングされるPDCCHサブフレームに、図13に示すDCIが指定される。例えば、TTI#0にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、図14に示すように、TTI#0〜TTI#3に割り当てられるTB#0〜TB#3にHPN#0〜HPN#3をスケジューリングできる。この場合、図14に示すように、DCIには、TTI#0用のHPNのビットフィールドに「0000」が指定され、TTI#1用のHPNのビットフィールドに「0001」が指定され、TTI#2用のHPNのビットフィールドに「0010」が指定され、TTI#3用のHPNのビットフィールドに「0011」が指定される。そして、HPN#0が付与されたTB#0がTTI#0で送信され、HPN#1が付与されたTB#1がTTI#1で送信され、HPN#2が付与されたTB#2がTTI#2で送信され、HPN#3が付与されたTB#3がTTI#3で送信される。なお、TTI#0の時点では、スケジューリングされていないHPN#0〜HPN#15の16個のHPNがスケジューリング可能である。
また、TTI#4にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#4〜TTI#7に割り当てられるTB#4〜TB#7にHPN#4〜HPN#7をスケジューリングできる。さらに、TTI#8にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#8〜TTI#11に割り当てられるTB#8〜TB#11にHPN#8〜HPN#11をスケジューリングできる。この場合において、TTI#4の時点では、スケジューリングされていないHPN#4〜HPN#15がスケジューリング可能であり、TTI#8の時点では、HARQ処理から開放されたHPNがHPN#0と、スケジューリングされていないHPN#8〜HPN#15とがスケジューリング可能である。すなわち、送信データの再送タイミングに相当するサブフレーム(TTI#8)にて、スケジューリング可能なHPNが残っている。このため、送信データの再送タイミングでHPNが不足し、HPNをスケジューリングできなくなる事態を防止できる。
このように第2の実施の形態に係る無線通信方法においては、DCIのHPN用のビットフィールドに4ビット以上のビット情報を設定し、当該HPN用のビットフィールドに指定するビット情報によってHARQ処理の識別情報を指定する。このようなHARQ処理の識別情報を含む制御情報がユーザ端末UEに送信されることから、少なくとも9個以上のHARQ処理の識別情報を指定できる。これにより、マルチサブフレームスケジューリングを行う場合においても、送信データの再送タイミングに相当するサブフレームにてHPNが不足し、HPNをスケジューリングできなくなる事態を防止できる。この結果、下りリンク共有データに対するHARQ処理の効率化を図ることができ、無線通信システムのスループット特性を向上することが可能となる。
(第3の実施の形態)
上述した第1、第2の実施の形態に係る無線通信方法においては、マルチサブフレームスケジューリングにおいて、HPNが不足することに起因してHPNをスケジューリングできないことに鑑み、サブフレームに割り当てられるHARQ処理の識別情報(HPNの数)を実質的に増加させ、下りリンクデータに対するHARQ処理の効率化を図っている。これに対し、第3の実施の形態に係る無線通信方法においては、HARQ処理の識別情報(HPNの数)を増加させることなく、下りリンクデータに対するHARQ処理の効率化を図るものである。
第3の実施の形態に係る無線通信方法においては、HPN用のビットフィールドに指定される3ビットのビット情報によってHPGNを指定する点において第1の実施の形態に係る無線通信方法と共通する。一方、HPGNのビットフィールドの後方に指定されるRV及びNDIのビットフィールドの双方を、HARQ処理のグループに共通化させる点において第1の実施の形態に係る通信方法と相違する。
ここで、第3の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIについて説明する。図15は、第3の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIの一例の説明図である。図15Aにおいては、HARQ処理グループに含まれるTTI(サブフレーム)の数(X)が4である場合のHARQ処理グループの模式図を示している。また、図15Bにおいては、図15Aに示すHARQ処理グループに対応するDCIの説明図を示している。
図15Aにおいては、4つのサブフレームが1つのHARQ処理グループとして扱われる場合(すなわち、X=4の場合)について示している。図15Aに示すHARQ処理グループにおいては、PDCCHサブフレームにて、TTI#0〜TTI#3用のHARQ処理の制御情報が指定される。PDCCHサブフレームに含まれるDCIには、図15Bに示すように、HPGN用のビットフィールド(3ビット)と、1個のTTI(サブフレーム)用のRV及びNDIのビットフィールドとが設けられている。このRV及びNDIのビットフィールドは、TTI#0〜TTI#3用の共通のRV及びNDIのビットフィールドを構成する。
図15Bに示すDCIを用いる場合には、HPGNに指定されるビット情報と、RV及びNDIのビットフィールドに指定されるビット情報との組み合わせによってHARQ処理の識別情報が指定される。この場合、HPGNのビットフィールドが3ビットを有することから、8つのHARQ処理グループを指定できる。一方、RV及びNDIは、それぞれのHARQ処理グループに対して共通化されているため、合計8通り(8×1通り)のHARQ処理の識別情報が提供される。
以下、図15Bに示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理について説明する。図16は、図15Bに示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。図16においては、図7と同様に、無線基地局eNB側の処理(eNB side)と、ユーザ端末UE側の処理(UE side)を模式的に示している。
図16に示すマルチサブフレームスケジューリングにおいては、例えば、5TTI(サブフレーム)毎にスケジューリングされるPDCCHサブフレームに、図15Bに示すDCIがスケジューリングされる。例えば、TTI#0にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#0〜TTI#3に割り当てられるTB#0にHPN#0をスケジューリングできる。この場合、図16に示すように、DCIには、例えば、HPGNのビットフィールドに「000」が指定されると共に、これに続いてTTI#0〜TTI#3用の共通のRV及びNDIのビット情報が指定される。このDCIでは、HPGNとRV及びNDIのビットフィールドのビット情報との組み合わせから、TTI#0〜TTI#3に割り当てられるTB#0にHPN#0がスケジューリングされる。TTI#0の時点では、スケジューリングされていない7個のHPN#0〜HPN#7がスケジューリング可能である。
HPNが付与されたTBが無線基地局eNBから送信されると、図7に示す場合と同様に、処理対象となるTBを受信したTTIから4TTI後にACK/NACK信号がユーザ端末UEから送信される。図16に示す例では、TTI#7において、HPN#0が付与されたTB#0に対するACK/NACK信号が送信される。
また、HPNが付与されたTBに対するACK/NACK信号がユーザ端末UEから送信されると、図7に示す場合と同様に、ACK/NACK信号を受信したTTIから4TTI後に送信データ/再送データが無線基地局eNBから送信される。図16においては、例えば、TTI#7にて送信されたTB#0に対するACK/NACK信号に対して、TTI#11にて、新規の送信データ又は再送データがユーザ端末UEに送信される。
一方、TTI#4にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#4〜TTI#7に割り当てられるTB#1にHPN#1をスケジューリングできる。さらに、TTI#8にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#8〜TTI#11に割り当てられるTB#2にHPN#2をスケジューリングできる。なお、図16においては、これらのTB#1及びTB#2について図示を省略している。この場合において、TTI#4の時点では、スケジューリングされていないHPN#1〜HPN#7がスケジューリング可能であり、TTI#8の時点では、スケジューリングされていないHPN#2〜HPN#7がスケジューリング可能である。すなわち、送信データの再送タイミングに相当するサブフレーム(TTI#8)にて、スケジューリング可能なHPNが残っている。このため、送信データの再送タイミングでHPNが不足し、HPNをスケジューリングできなくなる事態を防止できる。
なお、図15Aにおいては、HARQ処理グループに含まれるTTI(サブフレーム)の数(X)が4である場合のHARQ処理グループについて説明しているが、HARQ処理グループに含まれるTTI(サブフレーム)の数(X)はこれに限定されない。図17は、第3の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理グループ及びそのHARQ処理グループに対応するDCIの他例の説明図である。図17Aにおいては、HARQ処理グループに含まれるTTI(サブフレーム)の数(X)が2である場合のHARQ処理グループの模式図を示している。また、図17Bにおいては、図17Aに示すHARQ処理グループに対応するDCIの説明図を示している。
図17Aにおいては、2つのサブフレームが1つのHARQ処理グループとして扱われる場合(すなわち、X=2の場合)について示している。図17Aに示すHARQ処理グループにおいては、PDCCHサブフレームにて、TTI#0〜TTI#3用のHARQ処理の制御情報が指定される点で図15Aに示すHARQ処理グループと共通する。しかしながら、図17Bに示すように、PDCCHサブフレームに含まれるDCIに複数(2つ)のHPGN用のビットフィールドが含まれる点で図15Aに示すHARQ処理グループと相違する。
図17Bに示すDCIには、2つのHPGN用のビットフィールドと、それぞれのHPGNに関連づけられた2個のTTI(サブフレーム)用のRV及びNDIのビットフィールドが設けられている。すなわち、一方のHPGN(図17Bに示す先行するHPGN)に関連づけてTTI#0及びTTI#1用の共通のRV及びNDIのビットフィールドが設けられ、他方のHPGN(図17Bに示す後続するHPGN)に関連づけてTTI#2及びTTI#3用の共通のRV及びNDIのビットフィールドが設けられている。
図17Bに示すDCIを用いる場合には、図15Bに示すDCIと同様に、DCIに指定されるHPGNと、RV及びNDIのビットフィールドに指定されるビット情報との組み合わせによってHARQ処理の識別情報が指定される。この場合、HPGNのビットフィールドが3ビットを有することから、8つのHARQ処理グループを指定できる。一方、RV及びNDIは、それぞれのHARQグループに対して共通化されているため、合計8通り(8×1通り)のHARQ処理の識別情報が提供される。
以下、図17Bに示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理について説明する。図18は、図17Bに示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。図18においては、図16と同様に、無線基地局eNB側の処理(eNB side)と、ユーザ端末UE側の処理(UE side)を模式的に示している。
図18に示すマルチサブフレームスケジューリングにおいては、例えば、5TTI(サブフレーム)毎にスケジューリングされるPDCCHサブフレームに、図17Bに示すDCIが指定される。例えば、TTI#0にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、図18に示すように、TTI#0及びTTI#1に割り当てられるTB#0にHPN#0をスケジューリングでき、TTI#2及びTTI#3に割り当てられるTB#1にHPN#1をスケジューリングできる。この場合、図18に示すように、DCIには、例えば、一方のHPGNのビットフィールドに「000」が指定されると共に、これに続いてTTI#0及びTTI#1用の共通のRV及びNDIのビット情報が指定される。また、他方のHPGNのビットフィールドに「001」が指定されると共に、これに続いてTTI#2及びTTI#3用の共通のRV及びNDIのビット情報が指定される。TTI#0の時点では、スケジューリングされていない7個のHPN#0〜HPN#7がスケジューリング可能である。
また、TTI#4にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、TTI#4及びTTI#5に割り当てられるTB#2にHPN#2をスケジューリングでき、TTI#6及びTTI#7に割り当てられるTB#3にHPN#3をスケジューリングできる。さらに、TTI#8にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいて、TTI#8及びTTI#9に割り当てられるTB#4にHPN#4をスケジューリングでき、TTI#10及びTTI#11に割り当てられるTB#5にHPN#5をスケジューリングできる。なお、図18においては、これらのTB#1〜TB#5について図示を省略している。TTI#4の時点では、スケジューリングされていないHPN#2〜HPN#7がスケジューリング可能であり、TTI#8の時点では、スケジューリングされていないHPN#4〜HPN#7がスケジューリング可能である。すなわち、送信データの再送タイミングに相当するサブフレーム(TTI#8)にて、スケジューリング可能なHPNが残っている。このため、送信データの再送タイミングでHPNが不足し、HPNをスケジューリングできなくなる事態を防止できる。
このように第3の実施の形態に係る無線通信方法においても、HPN用のビットフィールドに指定される3ビットのビット情報によってHPGNを指定すると共に、HARQ処理グループに対応して共通化されたRV及びNDI用のビット情報との組み合わせによってHARQ処理の識別情報を指定する。この場合、HPGNが指定されると共に、RV及びNDI用のビットフィールドが共通化されていることから、1つのHPNが割り当てられるTTIの数を増加させることができるので、HARQ処理の識別情報(HPNの数)を増加させることなく、HPNが不足してTTIに適切にHPNをスケジューリングすることができなくなる事態を有効に防止できる。この結果、下りリンクデータに対するHARQ処理の効率化を図ることができ、無線通信システムのスループット特性を向上することが可能となる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係る無線通信方法においては、第3の実施の形態に係る無線通信方法と同様に、HPNの数を増加させることなく、下りリンクデータに対するHARQ処理の効率化を図るものである。第4の実施の形態に係る無線通信方法においては、例えば、TTI(サブフレーム)に対して割り当て可能なHPNの数や制御情報の所要オーバーヘッド、緻密なHARQ制御の要否に応じて利用するDCIを切り替える点において、第3の実施の形態に係る無線通信方法と相違する。
例えば、第4の実施の形態に係る無線通信方法においては、送信開始直後のようにTTIに対して割り当て可能なHPNの数が十分に存在する場合や、同一PDCCHサブフレームに含まれる制御信号の数が少なく、制御チャネルのオーバーヘッドが無視できる場合、そして緻密なHARQ制御を行うことでUEスループットを適切に制御したい場合に、図19Aに示すように、4つのTTI#0〜TTI#3に対応するHARQ処理に関するビットフィールドが設けられたDCIを利用する。図19Aに示すDCIは、図6に示すDCIと同等のビットフィールドを有している。すなわち、図19Aに示すDCIには、TTI#0〜TTI#3のそれぞれのHPN、RV及びNDI用のビットフィールドが設けられている。
一方、図20のTTI#8のようにTTIに対して割り当て可能なHPNの数が十分に存在しない場合や、同一PDCCHサブフレームに含まれる制御信号の数が多く、制御チャネルのオーバーヘッドを削減したい場合、またはUEの通信品質がよく、緻密なHARQ制御が不要であり、複数TTIを1つのHPNで制御しても問題が生じない場合に、第4の実施の形態に係る無線通信方法においては、図19Bに示すように、第3の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるDCIに切り替える。図19Bに示すDCIには、HPGN用のビットフィールド(3ビット)と、1個のTTI(サブフレーム)用のRV及びNDIのビットフィールドが設けられている。このRV及びNDIのビットフィールドは、TTI#0〜TTI#3用の共通のRV及びNDIのビットフィールドを構成する。
図19Aに示すDCIを用いる場合においては、HARQ処理に関するビットフィールドにそれぞれ3ビットのHPN用のビットフィールドが設けられ、このHPN用のビットフィールドに指定されるビット情報により8つのHARQ処理の識別情報(HPN)がスケジューリングできる。一方、図19Bに示すDCIを用いる場合においては、DCIに指定されるHPGNと、HPGN毎に共通化されたRV及びNDI用のビット情報との組み合わせによって8つのHARQ処理の識別情報が指定される。このため、いずれのDCIを選択した場合においても、HARQ処理の識別情報(HPNの数)が増加することはない。
以下、図19に示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理について説明する。図20は、図19に示すDCIを用いたマルチサブフレームスケジューリングにおける下りリンク共有チャネルのHARQ処理の概要の説明図である。図20においては、図7と同様に、無線基地局eNB側の処理(eNB side)と、ユーザ端末UE側の処理(UE side)を模式的に示している。
図20に示すマルチサブフレームスケジューリングにおいては、例えば、5TTI(サブフレーム)毎にスケジューリングされるPDCCHサブフレームに、図19A又は図19Bに示すDCIが指定される。例えば、TTI#0にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、図19Aに示すDCIを用いて、TTI#0〜TTI#3に割り当てられるTB#0〜TB#3にHPN#0〜HPN#3をスケジューリングできる。この場合、DCIには、例えば、TTI#0用のHPNのビットフィールドに「000」が指定され、TTI#1用のHPNのビットフィールドに「001」が指定され、TTI#2用のHPNのビットフィールドに「010」が指定され、TTI#3用のHPNのビットフィールドに「011」が指定される。そして、HPN#0が付与されたTB#0がTTI#0で送信され、HPN#1が付与されたTB#1がTTI#1で送信され、HPN#2が付与されたTB#2がTTI#2で送信され、HPN#3が付与されたTB#3がTTI#3で送信される。TTI#0の時点では、スケジューリングされていないHPN#0〜HPN#7がスケジューリング可能である。
同様に、TTI#4にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、図19Aに示すDCIを用いて、TTI#4〜TTI#7に割り当てられるTB#4〜TB#7にHPN#4〜HPN#7をスケジューリングできる。なお、これらのTB#4〜TB#7については、図20に図示を省略している。TTI#4の時点では、スケジューリングされていないHPN#4〜HPN#7がスケジューリング可能である。
一方、TTI#8にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、スケジューリング可能なHPNがHPN#0しか存在しない。このため、第4の実施の形態に係る無線通信方法においては、図19Bに示すDCIを用いてTTI#8〜TTI#11に割り当てられるTB#0にHPN#0をスケジューリングできる。この場合、図20に示すように、DCIには、例えば、HPGNのビットフィールドに「000」が指定されると共に、これに続いてTTI#8〜TTI#11用の共通のRV及びNDIのビット情報が指定される。このDCIでは、HPGNとRV及びNDIのビットフィールドのビット情報との組み合わせから、TTI#8〜TTI#11に割り当てられるTB#0にHPN#0がスケジューリングされる。
さらに、TTI#12にスケジューリングされるPDCCHサブフレームにおいては、HPN#1〜HPN#4がHARQ処理から開放され、スケジュール可能になる。このため、第4の実施の形態に係る無線通信方法においては、図19Aに示すDCIを用いてTTI#12〜TTI#15に割り当てられるTB#1〜TB#4にHPN#1〜HPN#4をスケジューリングできる。
このように図19に示すDCIを用いた第4の実施の形態に係る無線通信方法においては、例えば、TTI(サブフレーム)に対して割り当て可能なHPNの数が十分に存在しなくなると、第3の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるDCIを選択する。この場合、HPGNが指定されると共に、RV及びNDI用のビットフィールドが共通化されていることから、1つのHPNが割り当てられるTTIの数を増加させることができるので、HPNの数を増加させることなく、HPNが不足してTTIに適切にHPNをスケジューリングすることができなくなる事態を有効に防止できる。この結果、下りリンクデータに対するHARQ処理の効率化を図ることができ、無線通信システムのスループット特性を向上することが可能となる。
(無線通信システムの構成)
図21は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。なお、図21に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、SUPER 3Gが包含されるシステムである。また、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、FRA(Future Radio Access)と呼ばれても良い。
図21に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a及び12bとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方と無線通信可能に構成されている。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が広いキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信が行なわれる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHzなど)で帯域幅が狭いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。無線基地局11及び各無線基地局12は、有線接続又は無線接続されている。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB、無線基地局装置、送信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、RRH(Remote Radio Head)、マイクロ基地局、送信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システムにおいては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、図21に示す無線通信システムで用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCHと、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、拡張PDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCHにより、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、拡張PDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel、ePDCCH、E-PDCCH、FDM型PDCCH等とも呼ばれる)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送されてもよい。この拡張PDCCH(拡張下り制御チャネル)は、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHの容量不足を補うために使用される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACK等が伝送される。
図22は、本実施の形態に係る無線基地局10(無線基地局11及び12を含む)の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部203に転送される。また、下りリンクの制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
また、ベースバンド信号処理部104は、報知チャネルにより、ユーザ端末20に対して、当該セルにおける通信のための制御情報を通知する。当該セルにおける通信のための情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅などが含まれる。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。なお、送受信部103は、ユーザ端末20に対して、制御情報及び下りリンク共有データを送信する送信部として機能する。
一方、上りリンクによりユーザ端末20から無線基地局10に送信されるデータについては、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図23は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。なお、送受信部203は、無線基地局10から、制御情報及び下りリンク共有データを受信する受信部として機能する。
図24は、図22に示す無線基地局10におけるベースバンド信号処理部104の構成を示すブロック図である。ベースバンド信号処理部104は、レイヤ1処理部1041と、MAC処理部1042と、RLC処理部1043と、制御信号生成部1044と、データ信号生成部1045とから主に構成されている。なお、レイヤ1処理部1041は、制御信号生成部1044で生成された制御情報を特定のサブフレーム(PDCCHサブフレーム)にマッピングするマッピング部として機能する。
レイヤ1処理部1041は、主に物理レイヤに関する処理を行う。レイヤ1処理部1041は、例えば、上りリンクで受信した信号に対して、チャネル復号化、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)、周波数デマッピング、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)、データ復調などの処理を行う。また、レイヤ1処理部1041は、下りリンクで送信する信号に対して、チャネル符号化、データ変調、周波数マッピング、逆高速フーリエ変換(IFFT)などの処理を行う。
MAC処理部1042は、上りリンクで受信した信号に対するMACレイヤでの再送制御、上りリンク/下りリンクに対するスケジューリング、PUSCH/PDSCHの伝送フォーマットの選択、PUSCH/PDSCHのリソースブロックの選択などの処理を行う。
RLC処理部1043は、上りリンクで受信したパケット/下りリンクで送信するパケットに対して、パケットの分割、パケットの結合、RLCレイヤでの再送制御などを行う。
制御信号生成部1044は、生成部を構成するものであり、上述した第1〜第4の実施の形態に係る無線通信方法で利用されるHARQ処理の識別情報を特定するビット情報を含む制御情報(PDCCH)を生成する。
例えば、第1の実施の形態においては、HPGN用のビットフィールドと、HPGNに対応するHARQ処理グループに属するサブフレーム(TTI)毎に割り当てられるNDI及びRV用のビットフィールドを有するDCIを生成する。また、第2の実施の形態においては、4ビット以上のHPN用のビットフィールドを有するDCIを生成する。さらに、第3、第4の実施の形態においては、HPGN用のビットフィールドと、HPGNに対応するHARQ処理グループに属するサブフレーム(TTI)に割り当てられる共通のNDI及びRV用のビットフィールドを有するDCIを生成する。
データ信号生成部1045は、図示しないスケジューラにより各サブフレームへの割当てが決定されたユーザ端末20に対する共有データチャネル信号(PDSCH信号)を生成する。データ信号生成部1045により生成される共有データチャネル信号には、図示しない上位制御信号生成部により生成される上位制御信号(例えば、RRCシグナリング)が含まれる。
このような構成を有し、無線基地局10は、例えば、上位局装置30等からの指示に基づいて、上述した第1〜第4の実施の形態に係る無線通信方法を選択する。選択された無線通信方法に基づいて、制御信号生成部1044で制御情報が生成され、データ信号生成部1045で共有データチャネル信号が生成される。これらの制御情報及び共有データチャネル信号は、レイヤ1処理部1041に出力され、所定のサブフレーム(TTI)にマッピングされた後、送受信部203を介してユーザ端末20に送信される。
なお、上述した第1〜第4の実施の形態に係る無線通信方法を実現するためにユーザ端末20に通知することが必要な情報は、上位制御信号で通知される。例えば、シングルTTIスケジューリングからマルチTTIスケジューリングへ切り替えるためのトリガ情報、単一のDCIによってスケジューリングされるTTI(サブフレーム)の数、HPGNとHPNとの組み合わせに関する情報が上位制御信号によってユーザ端末20に送信される。ユーザ端末20においては、このような上位制御信号を含む共有データチャネル信号を受信すると、上位制御信号で指定される情報に基づいて上述した第1〜第4の実施の形態に係る無線通信方法における受信処理を行う。
図25は、図23に示すユーザ端末20におけるベースバンド信号処理部204の構成を示すブロック図である。ベースバンド信号処理部204は、レイヤ1処理部2041と、MAC処理部2042と、RLC処理部2043と、制御信号抽出部2044と、制御情報取得部2045と、から主に構成されている。
レイヤ1処理部2041は、主に物理レイヤに関する処理を行う。レイヤ1処理部2041は、例えば、下りリンクで受信した信号に対して、チャネル復号化、離散フーリエ変換(DFT)、周波数デマッピング、逆高速フーリエ変換(IFFT)、データ復調などの処理を行う。また、レイヤ1処理部2041は、上りリンクで送信する信号に対して、チャネル符号化、データ変調、周波数マッピング、逆高速フーリエ変換(IFFT)などの処理を行う。
MAC処理部2042は、下りリンクで受信した信号に対するMACレイヤでの再送制御(HARQ)、下りスケジューリング情報の解析(PDSCHの伝送フォーマットの特定、PDSCHのリソースブロックの特定)などを行う。また、MAC処理部2042は、上りリンクで送信する信号に対するMAC再送制御、上りスケジューリング情報の解析(PUSCHの伝送フォーマットの特定、PUSCHのリソースブロックの特定)などの処理を行う。
RLC処理部2043は、下りリンクで受信したパケット/上りリンクで送信するパケットに対して、パケットの分割、パケットの結合、RLCレイヤでの再送制御などを行う。
制御信号抽出部2044は、抽出部を構成するものであり、上述した第1〜第4の実施の形態に係る無線通信方法において、無線基地局10から送信される制御情報に含まれるHARQ処理の識別情報を特定するビット情報を抽出する。
例えば、第1の実施の形態においては、DCIに含まれるHPN、RV及びNDI用のビットフィールドに指定されるビット情報を、HARQ処理の識別情報を特定するビット情報として抽出する。より具体的には、HPN用のビットフィールドで指定されるHPGN用のビット情報と、HPGNに対応するHARQ処理グループに属するサブフレーム(TTI)毎に割り当てられるNDI及びRV用のビット情報とをHARQ処理の識別情報を特定するビット情報として抽出する。また、第2の実施の形態においては、DCIに含まれる4ビット以上のHPN用のビット情報を、HARQ処理の識別情報を特定するビット情報として抽出する。さらに、第3の実施の形態においては、HPGN用のビット情報と、HPGNに対応するHARQ処理グループに属するサブフレーム(TTI)に割り当てられる共通のNDI及びRV用のビット情報を、HARQ処理の識別情報を特定するビット情報として抽出する。
制御情報取得部2045は、取得部を構成するものであり、制御信号抽出部2044で抽出したHARQ処理の識別情報を特定するビット情報に基づいてHARQ処理の識別情報を取得する。
例えば、第1の実施の形態においては、HPN用のビット情報によって特定される複数のサブフレームに対するHPGNと、NDI及びRV用のビットフィールドの位置との組み合わせからHARQ処理の識別情報を取得する。また、第2の実施の形態においては、4ビットのHPN用のビットフィールドに指定されるビット情報からHARQ処理の識別情報を取得する。さらに、第3、4の実施の形態においては、HPN用のビット情報によって特定される複数のサブフレームに対するHPGNと、HARQ処理グループに対して共通のNDI及びRV用のビット情報との組み合わせからHARQ処理の識別情報を取得する。
このような構成を有し、ユーザ端末20は、例えば、無線基地局10から上位制御信号で通知される情報に基づいて、上述した第1〜第4の実施の形態に係る無線通信方法を選択する。選択された無線通信方法に基づいて、制御信号抽出部2044でHARQ処理の識別情報を特定するビット情報が抽出され、抽出されたビット情報に応じて制御情報取得部2045でHARQ処理の識別情報が取得される。
なお、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。例えば、上述した複数の態様を適宜組み合わせて適用することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1 無線通信システム
10 無線基地局
20 ユーザ端末
30 上位局装置
40 コアネットワーク
201 送受信アンテナ
202 アンプ部
203 送受信部
204 ベースバンド信号処理部
205 アプリケーション部
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
105 呼処理部
106 伝送路インターフェース
1041,2041 レイヤ1処理部
1042,2042 MAC処理部
1043,2043 RLC処理部
1044 制御信号生成部
1045 データ信号生成部
2044 制御信号抽出部
2045 制御情報取得部

Claims (10)

  1. 複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームに割り当ててユーザ端末に送信する無線基地局であって、
    HARQ(Hybrid Automatic repeat request)処理の識別情報を特定するビット情報を含む前記制御情報を生成する生成部と、前記生成部で生成された前記制御情報を前記特定のサブフレームにマッピングするマッピング部と、前記制御情報及び下りリンク共有データを前記ユーザ端末に送信する送信部とを具備し、
    前記生成部は、前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を3ビットより多いビット情報で構成した前記制御情報を生成することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記制御情報は、HARQプロセス番号、新データインディケータ情報及びリダンダンシーバージョン情報用のビットフィールドを含み、
    前記生成部は、前記HARQプロセス番号用のビットフィールドに指定されるビット情報によって複数のサブフレームに対するHARQ処理のグループを特定するHARQ処理グループ番号を指定すると共に、前記HARQ処理グループ番号と前記新データインディケータ情報及びリダンダンシーバージョン情報用のビットフィールドの位置との組み合わせによって前記HARQ処理の識別情報を指定することを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  3. 前記生成部は、前記HARQ処理の対象となるサブフレーム毎に関連付けられた前記新データインディケータ情報及びリダンダンシーバージョン情報用のビットフィールドを有する前記制御情報を生成することを特徴とする請求項2記載の無線基地局。
  4. 前記生成部は、前記HARQ処理の対象となるサブフレーム毎に関連付けられた前記リダンダンシーバージョン情報用のビットフィールドを有すると共に、前記HARQ処理のグループに共通の前記新データインディケータ情報用のビットフィールドを有する前記制御情報を生成することを特徴とする請求項2記載の無線基地局。
  5. 前記生成部は、前記HARQ処理の対象となるサブフレーム毎に関連付けられた前記新データインディケータ情報用のビットフィールドを有すると共に、前記HARQ処理のグループに共通の前記リダンダンシーバージョン情報用のビットフィールドを有する前記制御情報を生成することを特徴とする請求項2記載の無線基地局。
  6. 前記制御情報は、4ビット以上のHARQプロセス番号用のビットフィールドを含み、
    前記生成部は、前記HARQプロセス番号用のビットフィールドに指定するビット情報によって前記HARQ処理の識別情報を指定することを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  7. 複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームから受信するユーザ端末であって、
    前記制御情報及び下りリンク共有データを受信する受信部と、前記受信部で受信した前記制御情報に含まれるHARQ処理の識別情報を特定するビット情報を抽出する抽出部と、前記抽出部で抽出した前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報に基づいて前記HARQ処理の識別情報を取得する取得部とを具備し、
    前記抽出部は、前記制御情報から3ビットより多いビット情報で構成される前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を抽出することを特徴とするユーザ端末。
  8. 前記制御情報は、HARQプロセス番号、新データインディケータ情報及びリダンダンシーバージョン情報用のビットフィールドを含み、
    前記抽出部は、前記HARQプロセス番号、新データインディケータ情報及びリダンダンシーバージョン情報用のビットフィールドに指定されるビット情報を、前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報として抽出し、前記取得部は、前記HARQプロセス番号用のビットフィールドに指定されるビット情報によって特定される複数のサブフレームに対するHARQ処理グループ番号と、前記新データインディケータ情報及びリダンダンシーバージョン情報用のビットフィールドの位置との組み合わせから前記HARQ処理の識別情報を取得することを特徴とする請求項7記載のユーザ端末。
  9. 前記制御情報は、4ビット以上のHARQプロセス番号用のビットフィールドを含み、
    前記抽出部は、前記HARQプロセス番号用のビットフィールドに指定されるビット情報を、前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報として抽出し、前記取得部は、当該HARQプロセス番号用のビットフィールドに指定されるビット情報から前記HARQ処理の識別情報を取得することを特徴とする請求項7記載のユーザ端末。
  10. 複数のサブフレームに割り当てられる下りリンク共有データに対する制御情報を特定のサブフレームに割り当ててユーザ端末に送信する無線通信方法であって、
    無線基地局において、HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を含み、前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報が3ビットより多いビット情報で構成される前記制御情報を生成するステップと、生成された前記制御情報を前記特定のサブフレームにマッピングするステップと、前記制御情報及び下りリンク共有データを前記ユーザ端末に送信するステップとを具備し、
    前記ユーザ端末において、前記制御情報及び下りリンク共有データを受信するステップと、受信した前記制御情報に含まれる前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報を抽出するステップと、抽出した前記HARQ処理の識別情報を特定するビット情報に基づいて前記HARQ処理の識別情報を取得するステップとを具備することを特徴とする無線通信方法。
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