JP2015001893A - コンテンツ公開システム、ユーザ端末、サーバ装置、コンテンツ公開方法、コンテンツ公開プログラム - Google Patents

コンテンツ公開システム、ユーザ端末、サーバ装置、コンテンツ公開方法、コンテンツ公開プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同一エリアや同一シチュエーションにある他のユーザのコンテンツデータを確認することが可能なコンテンツ公開システムを提供する。【解決手段】コンテンツ公開システム1は、ユーザ端末10及びサーバ装置30を備え、ユーザ端末10は、コンテンツデータ及び端末条件データを記憶する記憶部と、AP(アクセスポイント)20の識別データを取得する通信制御手段と、位置データ及び端末条件データをサーバ装置30に送信するグループ条件送信手段と、プレイリストを生成するリスト生成手段と、同一グループに属する他のユーザ端末10にプレイリストを送信するリスト送信手段と、を備え、サーバ装置30は、識別データ及び端末条件データを取得するデータ取得手段と、所定の条件を満たすユーザ端末同士をグルーピングするグループ設定手段と、ライセンスデータを各ユーザ端末10に送信するグループ通信許可手段と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルコンテンツをユーザ間で共有するコンテンツ公開システム、ユーザ端末、サーバ装置、コンテンツ公開方法、コンテンツ公開プログラムに関する。
従来、ソーシャルネットワークサービス(以下、SNS)を用いるユーザ間で、例えば音楽データ等のコンテンツデータを共有するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のSNSのシステムは、サーバ装置に各ユーザの記憶領域が設けられ、この記憶領域に各ユーザがアップロードしたコンテンツデータが記憶されている。また、サーバ装置には、各ユーザの親友リストが記録されており、親友リストに登録されているユーザ間では記憶領域に記憶されているコンテンツデータへのアクセスが許可され、自由にコンテンツを閲覧することが可能となる。
特開2008−123233号公報
ところで、近年、コンテンツデータを再生可能なスマートフォンやタブレット等の携帯型端末装置の利用者が増大し、場所によらずコンテンツデータを再生することが可能な環境が整っている。このような携帯型端末装置を利用して、同一エリア、又は同一シチュエーションにいる他の人がどのようなコンテンツデータを視聴しているか知りたいとの要望がある。
しかしながら、上記特許文献1に記載のシステムでは、ユーザが設定した親友関係のコンテンツデータのみが共有されるため、上記のような同一エリアや同一シチュエーションにある他のユーザのコンテンツデータを確認することはできない。
本発明は、同一エリアや同一シチュエーションにある他のユーザのコンテンツデータを確認することが可能なコンテンツ公開システム、ユーザ端末、サーバ装置、コンテンツ公開方法、及びコンテンツ公開プログラムを提供することを目的とする。
本発明のコンテンツ公開システムは、ユーザ端末と、前記ユーザ端末と通信可能なサーバ装置と、を備えたコンテンツ公開システムであって、前記ユーザ端末は、コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、位置データを取得する位置取得手段と、他のユーザ端末との間でグループを設定するための条件である端末条件データを記憶する条件記憶手段と、前記位置データ及び前記端末条件データを前記サーバ装置に送信するグループ条件送信手段と、前記コンテンツデータのリストを生成するリスト生成手段と、前記グループに属する他のユーザ端末に対して前記リストを送信するリスト送信手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から送信された前記位置データ及び前記端末条件データを取得するデータ取得手段と、複数の前記ユーザ端末から送信された前記位置データ及び前記端末条件データに基づいて、所定の条件を満たすユーザ端末同士を前記グループとして設定するグループ設定手段と、前記グループに属する各ユーザ端末での通信を許可するライセンスデータを前記各ユーザ端末に送信するグループ通信許可手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明では、同一エリアや同一シチュエーションにある他のユーザのコンテンツデータを確認することができる。
本実施形態のコンテンツ公開システムの概略構成を示す図。 本実施形態のユーザ端末の概略構成を示すブロック図。 本実施形態のアクセスポイントの概略構成を示すブロック図。 本実施形態のサーバ装置の概略構成を示すブロック図。 本実施形態のコンテンツ公開システムの動作における初期処理を示すフローチャート。 本実施形態のユーザ端末において実施されるアクセスポイントの検出処理から端末条件データの送信処理を示すフローチャート。 本実施形態のサーバ装置において実施されるグループ設定処理を示すフローチャート。 本実施形態のユーザ端末において、通知を受信した後の処理を示すフローチャート。 本実施形態のユーザ端末において表示されるプッシュ通知が出力された画面例を示す図。 本実施形態のユーザ端末において表示される専用アプリケーションのトップページ例を示す図。 本実施形態のユーザ端末において表示される音楽データ再生ページの例を示す図。
以下、本発明に係る第一実施形態について、図面に基づいて説明する。
[コンテンツ公開システムの概略]
図1は、本実施形態のコンテンツ公開システムの概略構成を示す図である。
コンテンツ公開システム1は、一定の条件の下で、ユーザ間でコンテンツデータを共有できるサービスを提供する。具体的には、コンテンツ公開アプリケーション(以降、専用アプリケーションと称する)がインストールされたユーザ端末10を有するユーザが、例えば喫茶店等の所定のエリアに入った際に、そのエリア内にいる他のユーザのユーザ端末と通信し、お互いのコンテンツデータのリストを確認したり、コンテンツデータの再生又は一時再生を実行したりすることができるサービスである。
本実施形態では、コンテンツデータとして、音楽データを対象とし、コンテンツデータのリストとして、音楽のリストであるプレイリストを公開する例を説明する。なお、コンテンツデータとしては音楽に限られず、例えば動画データや静止画データ(例えば書籍や漫画等)等を対象としてもよい。
そして、このコンテンツ公開システム1は、図1に示すように、各ユーザが所持する各ユーザ端末10と、例えば無線LAN(Local Area Network)等の無線通信手段によりユーザ端末10と通信接続可能なアクセスポイント20(以降、AP20と称す)と、AP20と通信可能なサーバ装置30とを含んで構成される。
[ユーザ端末の構成]
図2は、本実施形態におけるユーザ端末10の概略構成を示すブロック図である。
ユーザ端末10は、例えばスマートフォンやタブレット端末、携帯電話等の携帯端末装置であり、表示部11と、入力操作部12と、音声出力部13と、通信部14と、記憶部15と、制御部16と、を含んで構成される。
表示部11は、例えば液晶ディスプレイ等により構成され、制御部16の制御の下、所定の画像を表示させる。
入力操作部12は、表示部11と一体に設けられたタッチパネルにより構成されており、ユーザ操作による操作信号を制御部16に出力する。なお、タッチパネルの例を示すが、キーボードやマウス等の入力装置を備える構成、又は入力装置が接続可能な構成としてもよい。
音声出力部13は、制御部16により処理された音声データを出力するスピーカーである。また、本実施形態の音声出力部13としては、音声出力端子に接続されたイヤホンやヘッドホン、スピーカー等をも含むものである。
通信部14は、第一通信部141及び第二通信部142を備える。
第一通信部141は、例えばWi−Fi(登録商標)等の無線LANにより、AP20と通信し、AP20を介してインターネット上の所定の装置と通信する。
第二通信部142は、例えば携帯電話回線(例えば3G回線等)等を用いて、インターネット上の所定の装置と通信する。
なお、通信部14としては、その他Bluetooth(登録商標)等の通信手段を備えていてもよい。
記憶部15は、例えばメモリ、ハードディスク等のデータ記録装置であり、本発明のコンテンツ記憶手段、条件記憶手段として機能する。すなわち、記憶部15には、コンテンツデータである音楽データを記憶する音声記憶領域、端末条件データを記憶する条件記憶領域が設けられている。また、記憶部15は、本サービスを利用するための専用アプリケーションのプログラムが記憶されている。
音楽データには、例えば音楽データを識別するための音楽ID、曲名、ジャンル、アルバムジャケット画像、及び音声データが含まれる。
また、端末条件データは、ユーザのグループ化を行うためのデータである。この端末条件データとしては、滞在時間、ユーザの行動履歴、ユーザ属性等が含まれる。なお、端末条件データは、ユーザ操作や制御部16の制御により適宜変更することができる。
滞在時間は、ユーザ端末10がAP20の通信エリアに入ってからの経過時間であり、逐次更新される。
ユーザの行動履歴は、例えば、ユーザ端末を用いて、所定店舗で利用可能なクーポンを使用した場合や、電子マネー等を利用してユーザ端末10により決済処理が実施された場合等において更新されるデータである。なお、クーポンとは、例えばインターネット等を介して店舗からダウンロード可能な電子クーポンであり、当該店舗において、商品を購入する際に店舗内に設置された専用の読み取り機を用いて使用することができる。
ユーザ属性とは、例えば、所定店舗においてユーザが会員であるか非会員であるか、また店舗専用のアプリケーションがインストールされているか等のデータである。なお、ユーザ属性としては、その他、性別、年齢、居住地、職場等、ユーザの個人データが含まれてもよい。
制御部16は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記憶回路により構成され、ユーザ端末10の各部を制御する。制御部16は、記憶部15等に記憶されているプログラムの中から専用アプリケーション等のプログラム(ソフトウェア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。そして、図2に示すように、制御部16は、上記各種処理を実行することで、通信制御手段161、グループ条件送信手段162、コンテンツ登録手段163、リスト生成手段164、リスト送信手段165、再生手段166、表示制御手段167、及びプレイリスト管理手段168として機能する。
通信制御手段161は、通信部14を制御し、他の装置との通信を実施する。
また、通信制御手段161は、第一通信部141にてAP20から周期的に送信されるビーコン信号の信号強度を検出し、当該アクセスポイントの識別データ(例えば、ESSID(Extended Service Set IDentifier)、MACアドレス(Media Access Control Address)等)を取得する。
ここで識別データは、混信を抑制するためにAP20毎に設定されているため、サーバ装置30において、各AP20の識別データに対する当該AP20の設置場所が記録されていれば、識別データからユーザ端末10の位置を知ることができる。すなわち、AP20の識別データは、本発明における位置データとなり、通信制御手段161は、識別データを位置データとして取得する位置取得手段として機能する。
グループ条件送信手段162は、取得したAP20の識別データ、及び記憶部15に記憶された端末条件データをサーバ装置30に送信する。
コンテンツ登録手段163は、記憶部15に記憶された音楽データをサーバ装置30に送信する。
リスト生成手段164は、記憶部15に記憶された音楽データのリスト(プレイリスト)を作成する。
リスト送信手段165は、サーバ装置30から送信されたグループライセンスデータに基づいて、所定エリア内の許可された他のユーザ端末10に対してプレイリストを送信する。
再生手段166は、音楽データを再生する。また、他のユーザ端末10からプレイリストが送信され、ユーザによりこのプレイリスト中の所定の音楽データを再生する旨の操作が実施された場合、当該音楽データを取得して再生する。つまり、再生手段166は、本発明の取得コンテンツ再生手段としても機能する。
表示制御手段167は、表示部11を制御し、所定の情報を表示部11に表示させる。
プレイリスト管理手段168は、受信したプレイリストを記憶部15に記憶する。
なお、上記制御部16により実施される各種機能構成のより詳細な説明は後述する。
[アクセスポイントの構成]
図3は、AP20の概略構成を示すブロック図である。
AP20は、例えば、店舗や公共交通機関等、様々な場所に設置されている無線LANのアクセスポイントである。また、AP20は、サーバ装置30と相互通信可能に接続されており、本実施形態では、インターネット等のWANを介して接続されている。
このAP20は、図2に示すように、無線LAN通信部21と、WAN通信部22と、AP記憶部23と、AP制御部24と、を備える。
無線LAN通信部21は、本発明の無線通信手段であり、所定の通信エリア内のユーザ端末10と通信する。また、無線LAN通信部21は、接続に必要なパラメータを有するビーコン信号を定期的に通信エリア内にブロードキャスト送信する。このビーコン信号には、例えば識別データ(ESSID及び/又はMACアドレス)、信号伝送方式、セキュリティ方式等の各種パラメータが含まれる。
WAN通信部22は、インターネット等のWAN(Wide Area Network)に接続されている。
AP記憶部23は、例えばRAM等のメモリや、ハードディスク等の記録媒体を備え、各種プログラムや各種データを記憶する。また、AP記憶部23は、無線通信により通信接続が確立されたユーザ端末10の端末データ等を記録する。
AP制御部24は、例えば、CPUやMPU等の演算回路、RAM等の記憶回路を備えて構成される。そして、AP制御部24は、AP記憶部23等の記憶手段に記憶されたプログラムをRAM上に展開させることで、各種処理を実行し、端末データ取得手段241、IP割当手段242等として機能する。
端末データ取得手段241は、無線LANによる通信が確立されたユーザ端末10の端末データを取得し、AP記憶部23に記憶する。ここで、端末データとしては、例えばユーザ端末10の端末IDや、ユーザ端末10から送信された無線電波の電波強度等が挙げられる。なお、通信が切断されたユーザ端末10に関する端末データは、AP記憶部23から削除される。
IP割当手段242は、AP記憶部23に記憶された端末データに基づいて、無線LAN通信部21と通信されているユーザ端末10に対してIPアドレスを割り振る。すなわち、AP20は、DHCPとして機能する。これにより、各ユーザ端末10間で、例えばDLNA(Digital Living Network Alliance)等の機器間通信接続が可能となる。
[サーバ装置の構成]
図4は、サーバ装置30の概略構成を示すブロック図である。
サーバ装置30は、コンピュータにより構成され、コンテンツ公開システム1におけるバックエンドとして機能する。
このサーバ装置30は、サーバ通信部31と、サーバ記憶部32と、サーバ制御部33と、等を含んで構成されている。
サーバ通信部31は、各ユーザ端末10やAP20と通信する。サーバ通信部31は、例えばLAN等を介してインターネット等のWANに接続されており、WANを介して、ユーザ端末10やAP20と通信する。なお、サーバ装置30及びユーザ端末10の接続としては、例えばAP20を介した接続であってもよく、WANからAP20を介さずに接続されてもよい。
サーバ記憶部32は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。このサーバ記憶部32は、位置判定データベース、ユーザデータベース、及びグループ設定データベース等が記憶される。また、ユーザ端末10から送信された音楽データを記憶する。さらに、サーバ記憶部32には、サーバ装置30を制御するための各種プログラムが記憶される。
位置判定データベースは、例えば下記表1に示すように、識別データと、当該識別データに対応したエリアデータと、エリアIDと、を対応付けたデータベースである。識別データは、AP20の識別データ(本実施形態では、ESSID)が記録される。エリアデータは、識別データに対応した通信エリアの位置を示し、例えば店舗名や、観光スポット、駅、公共交通機関、ビル名等が記録される。エリアIDは、エリアデータを識別するデータである。
Figure 2015001893
上記表1に示す識別データ「SSID:A1」に対するエリアデータ「A喫茶店:A1支店」のように、各識別データに対して、エリアデータが対応付けられていている。
また、識別データ「SSID:A2」及び「SSID:A3」に対するエリアデータ「A喫茶店:A2支店」のように、複数の識別データに対して、同じ1つのエリアデータが対応付けられていてもよい。
さらに、識別データ「SSID:D1」及び「SSID:D2」に対するエリアデータ「D大学:食堂」「D大学:図書館」のように、1つの施設の場所が複数のエリアに分かれていてもよい。
ユーザデータベースは、専用アプリケーションがインストールされたユーザ端末が記録されたデータベースであり、ユーザID、ログイン時のセキュリティパスワード、ユーザ端末10から送信された端末条件データ、送信されたAP20の識別データ、端末識別データ、及び割当グループID等が記録される。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのIDであり、セキュリティパスワードは、ユーザがコンテンツ公開システム1を利用するためのパスワードである。端末識別データは、ユーザ端末10に固有に設定されたアドレスデータであり、例えば、MACアドレス等である。また、割当グループIDは、ユーザ端末に割り当てられるグループを識別するIDである。
このユーザデータベースは、ユーザ端末10からのデータ送信や、後述するサーバ制御部33の制御により適宜更新される。なお、AP20の識別データの代わりに、位置データベースから判定されるエリアデータやエリアID等が記録されてもよい。
グループ設定データベースは、所定エリア内のユーザ端末10同士をグループ化するための条件が記録される。具体的には、下記表2に示すように、エリアデータ、グループ条件、及びグループID等が記録される。
Figure 2015001893
エリアIDは、上記位置判定データベースの各エリアIDに対応する。
グループ条件は、設定するグループの条件であり、グループ化するユーザ端末10の端末条件データとして満たすべき条件が記録される。
グループIDは、設定するグループを特定するためのデータである。
ここで、条件としては、例えば表2のエリアID「A1」「A2」「B」に対するグループ条件のように、単一の条件が記録されてもよく、エリアID「C」のように、複数の条件が記録されていてもよい。
なお、本実施形態では、位置判定データベース及びグループ設定データベースが異なるデータベースである例を示すが、例えば、グループ設定データベースに識別データが記録されるデータベース等としてもよい。
サーバ制御部33は、CPU等の演算回路、RAM等の記憶回路により構成され、サーバ記憶部32等に記憶されているプログラム(ソフトウェア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。そして、サーバ制御部33は、上記各種処理を実行することで、図4に示すように、データ取得手段331、グループ設定手段332、及びグループ通信許可手段333として機能する。
データ取得手段331は、各ユーザ端末10から送信されるAP20の識別データ、及び端末条件データを取得する。
グループ設定手段332は、取得した識別データ及び端末条件データと、サーバ記憶部32の各データベースを用いて、各AP20の通信エリアに属するユーザ端末10のグループを設定する。
グループ通信許可手段333は、設定されたグループ内のユーザ端末10間での音楽データの共有を許可するためのグループライセンスデータを各ユーザ端末10に送信する。また、同じグループライセンスデータをAP20に対して送信してもよい。
[コンテンツ公開システムの動作]
次に、上記のようなコンテンツ公開システム1の具体的な処理動作について、図面に基づいて説明する。
(初期処理)
図5は、コンテンツ公開システム1における初期処理を示すフローチャートである。
本実施形態のコンテンツ公開システム1を利用するためには、ユーザ端末10に専用アプリケーションがインストールされている必要がある。
ユーザ端末10に専用アプリケーションがインストールされると、リスト生成手段164は、記憶部15に記憶された音楽データを読み込み、各音楽データをリスト化したプレイリストを生成する(ステップS101)。
リスト化される音楽データとしては、記憶部15に記憶された全ての音楽データであってもよく、ユーザ操作により指定された音楽データのみであってもよい。
なお、このステップS101の処理は、例えば、専用アプリケーションをインストールした時(初期処理)以外に、例えば新しい音楽データが記憶部15に記憶された時も実施される。
また、コンテンツ登録手段163は、記憶部15に記憶された音楽データを読み込み、サーバ装置30に送信する(ステップS102)。サーバ装置30への送信としては、第一通信部141を介した通信であってもよく、第二通信部142を介した通信であってもよい。
なお、このステップS102の処理は、例えば、初期処理時以外にも、例えば新しい音楽データが記憶部15に記憶された時も実施される。
一方、サーバ装置30は、ユーザ端末10から送信された音楽データを受信すると(ステップS201)、受信した音楽データをマスターデータとしてサーバ記憶部32に記憶する(ステップS202)。つまり、サーバ装置30は、受信した音楽データの例えばIDや、曲名、アーティスト名、ジャンル、音声データのサイズ等と一致するデータが既にサーバ記憶部32に記憶されている場合は、当該音楽データの記憶は行われず、新規の音楽データのみを記憶する。
(APの検出処理)
図6は、ユーザ端末10において実施されるAP20の検出処理から端末条件データの送信処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末10の通信制御手段161は、第一通信部141にてAP20からのビーコン信号を受信したか否かを判定する(ステップS103)。このビーコン信号の検出判定処理は、例えば所定の時間間隔で定期的に実施される。
ステップS103において、ビーコン信号の受信がない場合(ステップS103;No)、ステップS103を継続し、ビーコン信号の検出を継続する。
一方、ステップS103において、AP20からビーコン信号を受信すると(ステップS103;Yes)、通信制御手段161は、第一通信部141により受信された当該ビーコン信号の信号強度を検出し(ステップS104)、その信号強度が予め設定された所定値以上であるか否かを判定する(ステップS105)。
ステップS105において、信号強度が所定値未満である場合(ステップS105;No)、ステップS103に戻る。
ステップS105において、信号強度が所定値以上である場合(ステップS105;Yes)、ユーザ端末10を所持したユーザがAP20の通信エリア内に入ったと判定する。
この場合、通信制御手段161は、図示略の内部タイマーを制御して、所定値以上の信号強度のビーコン信号が検出されている間の経過時間を計測し(ステップS106)、記憶部15の端末条件データの滞在時間として記録する。
また、通信制御手段161は、受信したビーコン信号からAP20の識別データを検出する(ステップS107)。
(端末条件データの送信処理)
ところで、ユーザ端末10では、端末通信設定が予め設定されており、例えば、「携帯電話通信網を優先する旨」や、「無線LANを介した通信を優先する旨」等が設定されている。また、専用アプリケーションの設定として、グループ内で共有するプレイリストの送信を、「機器間接続(例えばDLNA)により行う旨」「サーバ経由で実施する旨」等がユーザ操作により選択可能となっている。
通信制御手段161は、上記の端末通信設定において、「無線LANを介した通信を優先する旨」が設定されているか否かを判定する(ステップS108)。ステップS108において、無線LANを介した通信が優先であると判定された場合(ステップS108;Yes)、通信制御手段161は、端末データをAP20に送信し、第一通信部141及びAP20の無線LAN通信部21との通信接続を確立させる(ステップS109)。これにより、ユーザ端末10は、携帯電話通信網を用いた通信接続から、AP20を介し、AP20のWAN通信部22からWANに接続する通信接続に切り替わる。
一方、ステップS108において、「携帯電話通信網を優先する旨」が設定されている場合(ステップS108;No)、通信制御手段161は、第二通信部142による通信を継続する。
ステップS108でNoと判定された後、又はステップS109の後、グループ条件送信手段162は、ステップS107で検出されたAP20の識別データ及び端末条件データを、ユーザ端末10を識別するためのMACアドレスやユーザIDとともに、サーバ装置30に送信する(ステップS110)。ここで、ステップS109が実施された場合は、AP20を介してサーバ装置30に各データを送信し、ステップS108でNoと判定された場合は、第二通信部142による携帯電話通信網を用いてサーバ装置30に各データを送信する。
(グループ設定処理)
図7は、サーバ装置30において実施されるグループ設定処理を示すフローチャートである。
サーバ装置30のデータ取得手段331は、ステップS110によりユーザ端末10から送信された、AP20の識別データ及び端末条件データを受信する(ステップS203)。そして、データ取得手段331は、ユーザデータベースから、受信したユーザIDに対応するデータを読み込み、AP20の識別データ及び端末条件データを記録(データ更新)する(ステップS204)。
次に、グループ設定手段332は、位置判定データベース、ユーザデータベース、及びグループ設定データベースを用いて、各AP20の通信エリア内に存在するユーザ端末10をグループ化する。
具体的には、グループ設定手段332は、位置判定データベースから、ユーザ端末10から送信されたAP20の識別データに対応するエリアID及びエリアデータがあるか否かを判定する(ステップS205)。
ステップS205において、対応するエリアIDがないと判定された場合(ステップS205;No)は、グループ設定手段332は、グループ設定処理を終了させる。この場合、サーバ装置30からユーザ端末10に、対応グループが存在しない旨の通知(非対応通知)が送信される(ステップS206)。
一方、ステップS205において、対応エリアが存在する場合(ステップS205;Yes)、グループ設定手段332は、そのエリアIDを取得する(ステップS207)。
次に、グループ設定手段332は、グループ設定データベースから、エリアIDに対応したグループ条件を読み出し、ユーザ端末10から送信された端末条件データに対応したグループ条件があるか否かを判定する(ステップS208)。このステップS208において、対応するグループ条件がない場合(ステップS208;No)は、ステップS206と同様の処理を実施し、非対応通知がサーバ装置30からユーザ端末10に送信される。
一方、ステップS208において、対応するグループ条件がある場合(ステップS208;Yes)、グループ設定手段332は、そのグループ条件に対応するグループIDを取得する。そして、ユーザデータベースの該当ユーザIDに対応した割当グループIDに、取得したグループIDを記録する(ステップS209)。すなわち、グループ設定手段332は、各ユーザ端末10が属するグループを設定する。
例えば、識別データが上述した表1における「SSID:A1」であり、端末条件データに「滞在時間20分」である旨が記録されている場合、グループ設定手段332は、まず、表1に示すような位置判定データベースから、識別データに対応したエリアIDが「A1」であると判定する。この後、グループ設定手段332は、表2に示すようなグループ設定データベースから、エリアID「A1」に対応するグループ条件「滞在時間5−30分」及び「滞在時間30分以上」のグループ条件を取得する。そして、グループ設定手段332は、端末条件データに「滞在時間20分」が記録されていることから、「滞在時間5−30分」のグループ条件に対応したグループID「Ga1−1」を設定する。
また、グループ条件としては複数の条件が設定されていてもよい。例えば、表2のエリアID「C」のように、グループ条件が会員である場合、グループID「Gc1−1」が割り当てられ、非会員であり、かつ電子マネー等により支払われた料金が1000以上である場合に、グループID「Gc1−2」が割り当てられる。
この後、グループ通信許可手段333は、ユーザデータベースから割当グループIDが記録されたデータを抽出し、同一割当グループIDであるユーザID同士を1つのグループとして設定し、グループライセンスデータを生成する(ステップS210)。
このグループライセンスデータは、同一グループに属するユーザ端末10間でのコンテンツデータ(音楽データ)の共有を許可するためのデータであり、各グループ毎に生成される。このグループライセンスデータは、上記ステップS209で、割当グループIDの記録が実施された際に、そのグループに対して生成される。したがって、AP20の通信エリア内に新たなユーザが入り、そのユーザ端末10がグループ条件を満たした場合に、その都度、新たなグループライセンスデータが生成される。このグループライセンスデータには、グループIDに対応したエリアデータの他、グループに属する各ユーザ端末10の端末識別データ等が含まれる。
そして、グループ通信許可手段333は、各グループに属する各ユーザ端末10に対して、それぞれ対応するグループライセンスデータ、及び共有可能な音楽データが存在する旨の通知(グループ通知)を出力する(ステップS211)。
(通知を取得した端末処理)
図8は、通知を受信した後のユーザ端末10の処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末10は、サーバ装置30から各通知を受信する(ステップS111)と、その通知に合わせた処理を実施する。
具体的には、通信制御手段161は、受信した通知が、ステップS211により送信されたグループ通知であるか否かを判定する(ステップS112)。
ステップS112で、通知がステップS206により送信された非対応通知である場合(ステップS112;No)、ユーザ端末10は、図6におけるステップS103の処理に戻る。
また、通信制御手段161により通知がグループ通知であると判定されると(ステップS112;Yes)、リスト送信手段165は、グループ通知とともに受信したグループライセンスデータのユーザ端末10の端末識別データを参照し、同一グループ内の他のユーザ端末10に対して、プレイリストを送信する(ステップS113)。
また、通信制御手段161は、同一グループにおける他のユーザ端末10からもプレイリストが送信されるため、これらのプレイリストを受信し、プレイリスト管理手段168は、受信したプレイリストと受信日時とを関連付けて適宜記憶部15に記憶する(ステップS114)。
なお、上述したように、専用アプリケーションの設定としてプレイリストの送信を予め設定可能である。したがって、リスト送信手段165によるプレイリストの送受信は、この設定に基づいて、AP20を介した通信により行われてもよく、サーバ装置30を介した通信により行われてもよく、DLNA等の機器間接続により行われてもよい。
AP20を介した通信では、例えば、各ユーザ端末10から送信されたプレイリストをAP20が受信して再リスト化し、AP20から各ユーザ端末10に対して、再リスト化されたプレイリストを送信してもよい。
また、機器間接続を用いる場合では、グループ内の他のユーザ端末10において、当該接続に対応していない場合がある。この場合は、例えばAP20を介した通信や、サーバ装置30を介した通信に自動的に切り替わる処理を行ってもよい。
この後、表示制御手段167は、他のユーザ端末10の音楽データを再生可能な旨をプッシュ通知により通知する(ステップS115)。
図9は、ユーザ端末においてプッシュ通知が出力された旨の画面である。
具体的には、表示制御手段167は、表示部11上に、通知ボックス内に例えば「音楽のすれ違いが発生しました」といったテキストを表示させたプッシュ通知111を表示させることで、通知を行う。なお、表示制御手段167による通知に限られず、再生手段166により、所定の報知音を音声出力部13から出力したり、表示制御手段167によりプッシュ通知と再生手段166による報知音出力とを同時に行ってもよい。
この後、ユーザ端末10は、表示部11に表示されたプッシュ通知111へのタップ操作がなされた(ユーザ操作により選択された)か否か、又はユーザ操作により専用アプリケーションのトップページを表示させる旨の操作が実施されたか否かを判定する(ステップS116)。
ステップS116において、プッシュ通知111へのタップ操作や、トップページを表示させる旨の操作がない場合(ステップS116;No)、ステップS115に戻りプッシュ通知を継続する。なお、プッシュ通知111のタップ操作及びトップページを表示させる旨の操作以外の所定の操作が実施された場合は、プッシュ通知111を非表示にした上でステップS103の処理に戻ってもよい。
一方、プッシュ通知111のタップ操作や、トップページを表示させる旨の操作が実施されると(ステップS116;Yes)、表示制御手段167は、表示部11に図10に示すような専用アプリケーションのトップページ112を表示させる(ステップS117)。
具体的には、図10に示すように、表示制御手段167は、受信したプレイリストにおける音楽データの曲名112A、アーティスト名112B、ジャケット画像112C等の他、プレイリストを取得した日時112Dや、エリアデータ112E等を、音楽データ毎に表示させたトップページ112を表示させる。ここで、ユーザにより、例えば画面を縦スクロールさせるユーザ操作が行われると、表示制御手段167は、表示させた音楽データを例えば縦方向にスライドさせ、他の音楽データを表示させる。
また、ユーザ端末10は、ユーザ操作により、例えばジャケット画像112C等がタップされる等、所定の音楽データを選択する旨のユーザ操作が実施されたか否かを判定する(ステップS118)。このステップS118において、ユーザ操作がない場合(ステップS118;No)は、ステップS117の処理に戻り、トップページ112の表示を継続する。
一方、ユーザ操作により音楽データが選択されると(ステップS118;Yes)、表示制御手段167は、図11に示すような音楽データ再生ページ113を表示させる(ステップS119)。
この音楽データ再生ページ113は、表示制御手段167は、例えば、再生ボタン113A、音楽購入アプリ連携ボタン113B、所持状態表示部113Cを表示させる。
ここで所持状態表示部には、該当の音楽データが記憶部15に記憶されているかを示す表示であり、記憶部15に記憶されていると、表示制御手段167は、例えば「所有曲」と表示させる。また、記憶されていない場合は、例えば音声データの購入費を表示させる。
そして、ユーザ操作により、再生ボタン113Aがタップ操作される等により選択されると、再生手段166は、その音楽データの音声データを音声出力部13から出力させる。この際、再生手段166は、音声データが記憶部15に記憶されていない場合、かつ、受信日時が最も新しいプレイリストに該当音楽データがある場合、サーバ装置30から音声データをダウンロードし、ストリーミング再生させる。すなわち、ユーザは、AP20内の他のユーザ端末10から提供された音楽データを共有でき、試聴することができる。
また、ユーザ操作により、音楽購入アプリ連携ボタン113Bがタップ操作される等により選択されると、ユーザ端末10は、例えばブラウザ等の他のアプリケーションソフトウェアを起動させる等して、音楽を購入するための購入画面を表示させる。この購入画面において、ユーザが所定の操作を実施することで、音楽データを販売元に対して課金処理が実施され、音楽データがダウンロードされ、記憶部15に記憶される。
なお、上記のように、通知を受け取った後のユーザ端末10の各処理(ステップS111〜ステップS119)が実施されている間も、バックグラウンドにおいて、上述したAP20の検出処理(ステップS103〜ステップS107)、端末条件の送信処理(ステップS110)が実施され、サーバ装置30においてもグループ設定処理(ステップS203〜ステップS212)が実施される。
したがって、上記のようなトップページ112や、音楽データ再生ページ113が表示されている間にも、新たなユーザ端末10がグループに加入した際や、端末条件データの変化(例えば、滞在時間の変化)等により、新たなグループライセンスデータが送信される。これにより、リアルタイムで、グループ内で共有するプレイリストや音楽データが変化する。
(グループに所属のユーザ端末が変化した際の処理)
同じAP20の通信エリア内にいるユーザ端末10が、通信エリアから外れる等、グループの条件を満たさなくなった場合でも、上記のように、これに対応したグループライセンスデータが新たにサーバ装置30から送信される。
プレイリスト管理手段168は、新たなプレイリストを取得した際、以前に取得したプレイリストを記憶部15に蓄積して記憶する。また、受信日時が最新ではないプレイリストにのみリストされている音楽データで、記憶部15にその音楽データがない場合、上述したように、音楽データ再生ページ113において、再生ボタン113Aが操作されたとしても、ストリーミングによる試聴ができない。
しかしながら、ユーザが再びAP20の通信エリア内に入ることで、再びグループライセンスデータは発行され、ストリーミング再生が可能となる。この場合、AP20の通信エリアから外れた際に、再生中の音楽を一時停止させ、再び通信エリア内に戻った際に、続きから音楽を再生させる等の処理をしてもよい。
また、プレイリストが記憶部15に記憶されていることで、例えばユーザが帰宅した時等、プレイリストを取得した日時、場所、音楽データを確認することができる。また、表示制御手段167により音楽データ再生ページ113が表示された状態で、音楽購入アプリ連携ボタン113Bが選択されることで、その音楽データを購入することも可能となる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態では、ユーザ端末10は、コンテンツデータである音楽データ、及びグループを設定するための条件が記録された端末条件データを記憶する記憶部15を有する。そして、ユーザ端末10の通信制御手段161は、第一通信部141によりAP20の識別データを位置データとして取得し、グループ条件送信手段162は、端末条件データとともにサーバ装置30に送信する。
また、サーバ装置30において、データ取得手段331により識別データ及び端末条件データが受信されると、グループ設定手段332は、同一エリア内のユーザ端末10間の通信を許可するグループを設定する。また、グループ通信許可手段333は、そのグループの各ユーザ端末10に対して、互いの通信に必要なアドレスデータ等が記録されたグループライセンスデータを送信する。そして、ユーザ端末10は、リスト生成手段164により生成されたプレイリストをグループに属する他のユーザ端末10に送信する。
このため、例えば、喫茶店等の店舗や、公共交通機関内、駅や大学、観光スポット等の各種スポットにおいてAP20が設置されていれば、当該スポットのAP20の通信エリア内にいるユーザ端末10同士で、互いのプレイリストを共有し、確認することができる。
本実施形態では、ユーザ端末10は、AP20の識別データを位置データとしてサーバ装置30に送信する。すなわち、AP20を、位置を検出するためのセンサーとして用いて、グループ化のエリアを設定している。
このような構成では、例えばGPS(Global Positioning System)衛星等の衛星信号を用いて位置データを取得する場合に比べて、例えば、室内や地下等においても良好に位置を検出することができる。また、電車やバス等の公共交通機関内では、GPS衛星等により位置を取得した場合、その位置が時間によって変化してしまい、ユーザ端末同士のグループ化が困難となる。これに対して、AP20の識別データを用いる場合では、公共交通機関が移動したとして識別データが変化することがないため、上述のような位置設定データベースにより容易に通信エリアのエリアデータを判定することができ、処理の効率化を図れる。
また、ユーザ端末10は、AP20の検出処理において、ビーコン信号の信号強度が所定値以上となる場合に、AP20が検出され、ユーザ端末10が通信エリア内に入ったと判定する。
したがって、例えばユーザが現在いる店舗と隣接する他の店舗のAP20の識別データを検出してしまう等の不都合を回避でき、ユーザ端末10の位置に応じて適切な通信エリアのグループを設定することができる。
本実施形態では、グループ設定手段332は、AP20の識別データが同一であり、端末条件データの内容が、グループ条件を満たすユーザ端末同士を同じグループに設定する。
このため、同一エリア内のユーザ間、つまり同じ状況下にいる他のユーザがどのような音楽を試聴しているかを確認することができる。
本実施形態では、ユーザ端末10が通信エリアに入ってからの滞在時間を端末条件データの1つとしている。
そして、グループ設定手段332は、例えばグループ条件として滞在時間が設定されている場合、端末条件データに記録された滞在時間を参照してグループを設定する。
この場合、例えば、AP20の通信エリアに入ったが、単に通過しただけのユーザ端末10のグループ化を防ぐことができる。
また、表2に示すエリアID「A1」「A2」のように、滞在時間に応じて、複数のグループを設定してもよく、この場合、滞在時間に応じてそれぞれグループを設定できる。例えば、喫茶店等に長時間滞在しているユーザは、店内で勉強等の食事以外の作業をしている可能性も高く、このようなユーザ同士をグループ化することで、同じシチュエーションのユーザ同士をグループ化することができる。
また、例えば長期滞在者と短期滞在者とにより、グループを分けることで、グループに属するユーザ端末10の数を制御することもでき、取得するプレイリストの数が制限されることで、ユーザ端末10の処理負荷の軽減も図れる。
本実施形態では、ユーザの行動履歴を端末条件データの1つとしている。
これにより、ユーザが行った行動に応じて、グループを設定することができる。この場合、同じ目的を有するユーザ間での音楽の共有が可能となる。
また、例えばクーポンを用いた、商品を電子マネーを用いて購入した等の行動履歴を端末条件データに含むユーザに対して、特定のサービスを提供することができる。この場合、例えば、グループライセンスデータをAP20や、AP20内に設置された店舗端末(ユーザ端末10と同様の構成であればよい)にも送信する。これにより、AP20や店舗端末から、所定の行動履歴を有するグループのユーザ端末10に、例えば割引情報等をプッシュ配信することもでき、特定グループに対するサービスを提供できる。
本実施形態では、ユーザ属性を端末条件データの1つとしている。
これにより、ユーザの状態、例えばユーザが特定店舗の会員である、予約客であるといった属性データに基づいてグループを設定することができる。この場合でも、上記ユーザの行動履歴と同様に、特定のユーザに対して、特定のサービスを提供することができる。
本実施形態では、さらに、再生手段166により、プレイリスト中の音楽を再生することができ、一時的な音楽の共有が可能となる。これにより、同一エリア内の同じようなシチュエーションにおいて、他人がどのような音楽を聴いているのか試聴することができ、ユーザの音楽への関心を増大させることができる。このような構成では、例えば、作曲者や演奏者等、自身で作曲や演奏した音楽データを記憶したユーザ端末10をAP20の通信エリア内に設置することで、多くのユーザにその音楽データをプロモーションすることができ、大きな広告効果を得ることもできる。
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
[変形例1]
上記実施形態において、ユーザ端末10は、AP20からの識別データを位置データとして取得し、サーバ装置30に送信したが、例えば、ユーザ端末10が、衛星信号(例えばGPS衛星からの衛星信号)に基づいて現在位置(経度緯度)を算出する位置検出部を備え、位置検出部により検出された現在位置をサーバ装置30に送信する構成としてもよい。
この場合、サーバ装置30は、例えば、地図、当該地図を複数の区分に分割して各区分のエリア範囲を示した区分範囲データ、及び各区分のエリアデータ等を関連付けてデータベースとして記憶しておく。これにより、ユーザ端末10から送信された現在位置から、当該ユーザ端末がどのエリアに属するかを判定することができ、エリアごとのグループを設定することができる。
[変形例2]
上記実施形態では、AP20の通信エリア毎に同一エリアのユーザ端末10で、所定の端末条件データを有するもの同士をグループ化する例を示した。
これに対して、同一のAP20の通信エリアではなくても、同一シチュエーションのユーザ端末10をグループ化する構成などとしてもよい。
この場合、例えば、下記表3に示すように、サーバ装置30に記憶される位置設定データに、シチュエーションの設定を加える。
Figure 2015001893
上記表3のような例では、「A喫茶店」に対して、シチュエーションID「A」を付与する例である。グループ設定手段332は、このような位置設定データに基づいて、AP20の識別データ「SSID:A1」「SSID:A2」「SSID:A3」に対して、シチュエーションID「A」と判定する。
また、グループ設定データベースとしては、上述した表2のエリアIDの代わりに、シチュエーションIDが記録されていればよい。これにより、シチュエーションID「A」に対応したデータから、端末条件データに対応するグループ条件を有するデータを抽出し、そのグループIDを取得することができる。このような構成では、全国のA喫茶店のAP20の通信エリア内に存在するユーザ端末10を同一グループとしてグループ設定することができる。
なお、A喫茶店のAP20の通信エリア内のユーザ端末10をグループに設定する例を示したが、例えば、表1における、A喫茶店、B喫茶店、C喫茶店等を同一のシチュエーションIDに対応付けてもよい。つまり、シチュエーションやエリアデータ(位置データ)の内容に同一の情報(上記例では「喫茶店」の情報)が含まれるユーザ端末10同士をグループ化してもよい。
これにより、同一シチュエーションのユーザがどのような音楽を聴いているかを、上記実施形態よりもさらに広い範囲のエリアに属する他のユーザ端末から取得することができる。なお、この場合では、ユーザ端末10同士のプレイリストの送受信は、インターネット等のWANを介して実施される。
さらに、ユーザ端末10において、シチュエーションIDを用いたグループ設定を実施するか、エリアIDを用いたグループ設定を実施するかを適宜選択可能な構成としてもよい。この場合、端末条件データとして、エリアID及びシチュエーションIDのいずれかを選択する旨の選択データを含ませる。
サーバ装置30は、表3において、エリアIDを取得するから、シチュエーションIDを取得するかを選択し、これに対応したグループ設定データベースからグループIDを取得すればよい。
[変形例3]
さらに、端末条件データに基づいて、コンテンツデータの再生規制を行ってもよい。
例えば、上記実施形態の一例において、滞在時間に応じて、異なるグループIDが付与される例を示したが、さらに、滞在時間に応じて音楽データの再生規制をかけてもよい。
この場合、グループ設定データベースのグループIDに、再生規制データを関連付けて記憶させる。例えば、表2において、グループ条件が「滞在時間が5−30分」であるグループID「Ga1−1」に対して、「音楽データの試聴を1回のみ」とする再生規制データを関連付ける。また、グループ条件が「滞在時間が30分以上」であるグループID「Ga1−2」に対して、「音楽データの試聴を無制限」とする再生規制データを関連付ける。そして、グループ通信許可手段333は、グループライセンスデータとともに、各ユーザ端末10に再生規制データを送信する。各ユーザ端末10では、再生手段166は、取得した再生規制データに応じて、音楽データの再生を所定の条件に規制する。
なお、上記では、滞在時間に応じてグループを複数に分割した際に、再生規制を異ならせた例を示したが、例えば端末条件データのユーザの行動履歴や、ユーザ属性に応じて再生規制を設けてもよい。また、再生規制データとしては、再生可能回数の他、例えば、音楽再生可能時間を制限してもよく、音声データの一部のみ(例えばイントロ部分のみ)を試聴可能としてもよい。
[変形例4]
上記実施形態では、AP20からのビーコン信号の信号強度が所定値以上である場合に、AP20の通信エリア内に属したと判定して、その識別データ及び端末条件データをサーバ装置30に送信した。これに対して、AP20の信号強度によらず、取得したAP20の識別データをサーバ装置30に送信してもよい。
また、サーバ装置30において、AP20の電波強度をグループ条件としてグループを設定してもよい。この場合、ユーザ端末10は、取得したAP20の識別データと、そのAP20から出力されるビーコン信号の信号強度を含む端末条件データをサーバ装置30に送信する。
この場合、グループを設定するためのエリアを拡大させたり、縮小させたりすることができる。例えば、狭いエリア内のユーザ端末10のみをグループとして設定したい場合では、AP20からのビーコン信号の信号強度が通常より大きい閾値以上となるユーザ端末10をグルーピングすればよい。
[変形例5]
本発明を用いて、音楽データを購入する際のアフィリエイトとしても活用することもできる。
例えば、ユーザAがユーザBのプレイリストにリストされていた音楽データを選択し、図11に示すような音楽購入アプリ連携ボタン113Bを選択して、音楽データを販売サイトから購入する。ここで、販売サイトのコンピュータには、ユーザBのユーザIDや、報酬支払先、報酬支払方法等が記録されている。また、サーバ装置30は、音楽データが提供されたユーザID等を記録し、ユーザAによりユーザBにより登録した音楽データが購入されると、販売サイトのコンピュータに、ユーザBが提供した音楽データが購入された旨のアフィリエイトデータを送信する。これにより、販売サイトのコンピュータは、ユーザBの紹介により音楽データの購入が実施された旨を判定することができ、ユーザBに対して報酬を支払うことができる。
[変形例6]
上記実施形態では、サーバ装置30は、インターネット等のWANを介して、複数のAP20と接続され、これらのAP20の通信エリア内のユーザ端末をグルーピングする例を示したが、これに限定されない。
例えば、個々の店舗毎に本発明のコンテンツ公開システム1を適用してもよい。この場合、AP20とサーバ装置30とが有線接続されていてもよい。
[変形例7]
上記実施形態では、コンテンツデータとして、音楽データを対象としたが、これに限定されない。コンテンツデータとしては、例えば動画データや、静止画データ、漫画や書籍(電子ブック等)等のデジタルコンテンツデータを対象とすることができ、また、ユーザ操作に応じて、どのデジタルコンテンツデータを対象とするかを適宜選択可能な構成としてもよい。
[変形例8]
また、位置データとして、AP20の識別データや、衛星信号に基づいた緯度経度の他、仮想現実内における位置であってもよい。例えば、ユーザ端末10にインストールされたネットワークゲーム等の仮想現実内において、所定のゲーム内エリアにユーザが操作するキャラクターが存在する場合に、当該エリア内の他のユーザと音楽データを共有させるべくグループを設定してもよい。
この場合、ネットワーク等のアプリケーションから、仮想現実内の位置データを取得し、サーバ装置30に送信し、サーバ装置30内で同一のアプリケーションにおける同一の仮想現実内のエリアのユーザ同士をグループとして設定する。この際、仮想現実を構成するアプリケーション(ネットワークゲーム)の専用音楽データを、グループに属する各ユーザ端末10に送信してもよい。
[変形例9]
上記実施形態では、音楽データを再生する旨のユーザ操作がなされ、音声データが記憶部15に記憶されていない場合、サーバ装置30から音声データをダウンロードし、ストリーミング再生させたが、これに限定されない。
例えば、選択された音楽データの音声データを、他のユーザ端末10から直接受信してもよい。この場合、例えばDLNA等の機器間接続により音声データを受信してもよく、AP20を介して音声データを受信してもよく、第二通信部142を用いてWANを介して音声データを受信してもよい。
[変形例10]
上記各実施形態において、ユーザ端末10において、制御部16(ハードウェア)が記憶部15(ハードウェア)に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を読み込んで実行することで、通信制御手段161、グループ条件送信手段162、コンテンツ登録手段163、リスト生成手段164、リスト送信手段165、再生手段166、表示制御手段167、及びプレイリスト管理手段168として機能する例を示したが、これに限定されない。例えば、上記のような各種機能のうちいずれか又は全部が、ICチップ等のハードウェアにより構成されるものであってもよい。サーバ装置30におけるデータ取得手段331、グループ設定手段332、グループ通信許可手段333においても同様である。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
1…コンテンツ公開システム、10…ユーザ端末、11…表示部、12…入力操作部、13…音声出力部、14…通信部、141…第一通信部、142…第二通信部、15…記憶部(コンテンツ記憶手段、条件記憶手段)、16…制御部、20…AP(アクセスポイント)、21…無線LAN通信部、22…WAN通信部、23…AP記憶部、24…AP制御部、30…サーバ装置、31…サーバ通信部、32…サーバ記憶部、33…サーバ制御部、161…通信制御手段(位置取得手段)、162…グループ条件送信手段、163…コンテンツ登録手段、164…リスト生成手段、165…リスト送信手段、166…再生手段(取得コンテンツ再生手段)、167…表示制御手段、168…プレイリスト管理手段、331…データ取得手段、332…グループ設定手段、333…グループ通信許可手段。

Claims (15)

  1. ユーザ端末と、前記ユーザ端末と通信可能なサーバ装置と、を備えたコンテンツ公開システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    位置データを取得する位置取得手段と、
    他のユーザ端末との間でグループを設定するための条件である端末条件データを記憶する条件記憶手段と、
    前記位置データ及び前記端末条件データを前記サーバ装置に送信するグループ条件送信手段と、
    前記コンテンツデータのリストを生成するリスト生成手段と、
    前記グループに属する他のユーザ端末に対して前記リストを送信するリスト送信手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記ユーザ端末から送信された前記位置データ及び前記端末条件データを取得するデータ取得手段と、
    複数の前記ユーザ端末から送信された前記位置データ及び前記端末条件データに基づいて、所定の条件を満たすユーザ端末同士を前記グループとして設定するグループ設定手段と、
    前記グループに属する各ユーザ端末での通信を許可するライセンスデータを前記各ユーザ端末に送信するグループ通信許可手段と、を備えている
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記ユーザ端末に無線通信手段を介して接続可能であり、かつ前記サーバ装置と通信可能なアクセスポイントを備え、
    前記アクセスポイントは、当該アクセスポイントを識別する識別データを有し、
    前記位置取得手段は、前記無線通信手段への接続が可能な前記アクセスポイントを検出し、当該アクセスポイントの前記識別データを前記位置データとして取得し、
    前記グループ設定手段は、前記識別データと前記端末条件データに基づいて、前記グループを設定する
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記アクセスポイントは、前記無線通信手段からビーコン信号を出力し、
    前記ユーザ端末は、前記ビーコン信号の信号強度が所定値以上である場合に、前記アクセスポイントの前記識別データを取得する
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記グループ設定手段は、前記位置データの内容に同一の情報を含む前記ユーザ端末同士を前記グループとして設定する
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記サーバ装置は、前記位置データに対するシチュエーションを記憶するシチュエーション記憶手段を備え、
    前記グループ設定手段は、前記位置データに対応する前記シチュエーションの内容に同一の内容を含む前記ユーザ端末同士を前記グループとして設定する
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記位置取得手段は、所定時間間隔で前記位置データを取得し、前記位置データの変化がない場合に、当該位置データが変化していない滞在時間を算出して前記端末条件データとして前記条件記憶手段に記憶し、
    前記グループ設定手段は、前記滞在時間が所定時間以上である前記ユーザ端末同士を前記グループとして設定する
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  7. 請求項6に記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記グループ設定手段は、前記滞在時間に応じて、複数の前記グループを設定する
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記端末条件データは、前記ユーザ端末を保持するユーザの行動履歴であり、
    前記グループ設定手段は、前記行動履歴に所定の行動データが含まれる前記ユーザ端末同士を前記グループに設定する
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記端末条件データは、前記ユーザ端末を保持するユーザの属性データであり、
    前記グループ設定手段は、前記属性データに所定の属性が含まれる前記ユーザ端末同士を前記グループに設定する
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、前記リストの所定のコンテンツを選択するユーザ操作を受け付けると、当該コンテンツを取得して再生する取得コンテンツ再生手段を備える
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  11. 請求項10に記載のコンテンツ公開システムにおいて、
    前記グループ設定手段は、設定した前記グループに対して、前記端末条件データに応じた再生規則を設定し、
    前記取得コンテンツ再生手段は、前記再生規則に基づいて前記取得コンテンツの再生状態を変化させる
    ことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  12. サーバ装置と通信可能なユーザ端末であって、
    コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    位置データを取得する位置取得手段と、
    他のユーザ端末との間でグループを設定するための条件である端末条件データを記憶する条件記憶手段と、
    前記位置データ及び前記端末条件データを前記サーバ装置に送信するグループ条件送信手段と、
    前記コンテンツデータのリストを生成するリスト生成手段と、
    前記サーバ装置において、前記位置データ及び前記端末条件データが所定の条件を満たすユーザ端末同士を前記グループとして設定され、当該グループに属する各ユーザ端末間での通信を許可された場合に、当該グループに属する他のユーザ端末に対して前記リストを送信するコンテンツリスト送信手段と、を備える
    ことを特徴とするユーザ端末。
  13. ユーザ端末と通信可能なサーバ装置であって、
    前記ユーザ端末から送信された位置データ及び他のユーザ端末との間でグループを設定するための条件である端末条件データを取得するデータ取得手段と、
    複数の前記ユーザ端末から送信された前記位置データ及び前記端末条件データに基づいて、所定の条件を満たす前記位置データ及び前記端末条件データを有するユーザ端末同士をグループとして設定するグループ設定手段と、
    前記グループに属する各ユーザ端末に、当該グループに属する前記各ユーザ端末間での通信を許可するグループ通信許可手段と、を備えている
    ことを特徴とするサーバ装置。
  14. コンピュータにより構成されたユーザ端末と、前記ユーザ端末と通信可能で、コンピュータにより構成されたサーバ装置と、を備えたコンテンツ公開システムにおけるコンテンツ公開方法であって、
    前記ユーザ端末は、コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、他のユーザ端末との間でグループを設定するための条件である端末条件データを記憶する条件記憶手段と、を備え、
    前記ユーザ端末は、
    位置データを取得し、
    前記位置データ及び前記条件記憶手段に記憶された端末条件データを前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記ユーザ端末から送信された前記位置データ及び前記端末条件データを取得し、
    複数の前記ユーザ端末から送信された前記位置データ及び前記端末条件データに基づいて、所定の条件を満たすユーザ端末同士を前記グループとして設定し、
    前記グループに属する各ユーザ端末間での通信を許可し、
    前記ユーザ端末は、
    前記コンテンツデータのリストを生成し、
    前記グループに属する他のユーザ端末に対して前記リストを送信するコンテンツリストを送信する
    ことを特徴とするコンテンツ公開方法。
  15. コンピュータを、請求項12に記載のユーザ端末として機能させることを特徴とするコンテンツ公開プログラム。
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