JP2004005176A - リモート印刷システム及びリモート印刷サービス方法 - Google Patents

リモート印刷システム及びリモート印刷サービス方法 Download PDF

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山口 浩志
Hiroshi Azuma
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Abstract

【課題】可用性と利便性を高める。
【解決手段】ユーザが操作する通信端末から、印刷しようとする印刷対象データの登録を受け付け、広域にわたって分散配置された所定の印刷端末から当該印刷対象データを印刷出力させるリモート印刷サーバを備えたリモート印刷システムにおいて、前記通信端末は、前記印刷対象データのデータ形式をリモート印刷サーバが取り扱うデータ形式へ変換するデータ形式変換部と、この変換を行った後の印刷対象データを送信し前記登録を要求する通信部とを備え、前記印刷端末は、前記リモート印刷サーバが取り扱うデータ形式に応じた印刷出力を行う印刷出力部を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリモート印刷システム及びリモート印刷サービス方法に関し、例えば、インターネットなどを経由して、広域に分散配置されたMMK(マルチメディアキオスク)端末等で印刷出力を行う場合などに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、会社内や自宅以外の外出先で印刷出力を行いたいときには、プリンタ装置を設置した場所(ビジネスコンビニ等)で、所望の印刷出力を得ることが可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ビジネスコンビニ等は、必ずしもその店舗の設置密度が高くないため、印刷出力の必要性が発生したときに直ちに印刷出力を行うことができず、店舗を探すのにも手間がかかる。
【0004】
また、プリンタ装置は機種ごとに処理することのできるデータ形式が相違するため、印刷したい電子化データを格納したノートパソコンなどに、当該プリンタ装置のデータ形式に対応したドライバをインストールする必要がある。このようなインストール自体、時間や手間がかかってユーザの負担となるし、機種ごとに異なるドライバをインストールすることが繰り返されると、ノートパソコン等のハードディスクの記憶容量を消費するなどの不利もある。
【0005】
さらに、例えば、Webページの閲覧中にユーザが印刷を望むページを見つけたとしても、直ぐにはビジネスコンビニが見つからなかったり、ドライバのインストールが必要であったりするのであるから、実際に印刷出力を行うのは、印刷を望むWebページを見つけたときより、かなり後の時点となることが多く、当該WebページのURLをノートパソコンなどに記憶させたり、あるいは、自身の頭脳で記憶したりする必要があり、可用性が低く、利便性に欠ける。
【0006】
なお、ここでは、外出先を例に取ったが、自宅等にプリンタ装置を持たない場合などには、外出先でなくても同様な問題が発生し得る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第1の発明では、ユーザが操作する通信端末(例えば、ノートパソコン)から、印刷しようとする印刷対象データの登録を受け付け、広域にわたって分散配置された所定の印刷端末(例えば、MMK端末)から当該印刷対象データを印刷出力させるリモート印刷サーバ(例えば、仮想プリントサーバ)を備えたリモート印刷システムにおいて、前記通信端末は、前記印刷対象データのデータ形式をリモート印刷サーバが取り扱うデータ形式(例えば、DM1)へ変換するデータ形式変換部と、この変換を行った後の印刷対象データを送信し前記登録を要求する通信部(例えば、無線用のLANアダプタや、ファイル登録モジュール34など)とを備え、前記印刷端末は、前記リモート印刷サーバが取り扱うデータ形式に応じた印刷出力を行う印刷出力部を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、第2の発明では、ユーザが操作する通信端末から、印刷しようとする印刷対象データの登録を受け付け、広域にわたって分散配置された所定の印刷端末から当該印刷対象データを印刷出力させるリモート印刷サーバを用いるリモート印刷サービス方法において、前記通信端末では、データ形式変換部が、前記印刷対象データのデータ形式をリモート印刷サーバが取り扱うデータ形式へ変換し、通信部が、この変換を行った後の印刷対象データを送信し前記登録を要求し、前記印刷端末は、印刷出力部が、前記リモート印刷サーバが取り扱うデータ形式に応じた印刷出力を行うことを特徴とする。
【0009】
したがって、第1、第2の発明では、広域分散環境で機能するリモート印刷サーバに対し、通信端末を用いたユーザは、当該リモート印刷サーバが取り扱うデータ形式の印刷対象データの登録を基本的にいつでも行うことができるため、例えば、印刷対象データが閲覧中のWebページである場合などでも、そのURLを通信端末などに記憶させたり、あるいは、自身の頭脳で記憶したりする必要がない。
【0010】
【発明の実施の形態】
(A)実施形態
以下、本発明にかかるリモート印刷システム及びリモート印刷サービス方法をモバイル環境に適用した場合を例に、実施形態について説明する。
【0011】
(A−1)第1の実施形態の構成
本実施形態のモバイル印刷システム10の全体構成例を図2に示す。
【0012】
図2において、モバイル印刷システム10は、インターネット11と、イントラネット12と、提供無線LAN13と、付加機能部14と、仮想プリントサーバ15と、印刷端末16とを備えている。
【0013】
このうちイントラネット(社内LAN(ローカルエリアネットワーク))12の内部には、メールサーバ20,社内プリントスプーラ21,VPN(仮想閉域網)部22などが設けられている。ノートPC(ノート型のパーソナルコンピュータ)25を携帯するユーザU1は、当該イントラネット12を構築し、利用している会社の社員で、メールサーバ20に自身のメールボックスを確保している。
【0014】
社内プリントスプーラ21は、イントラネット12の内外からノートパソコン25を用いてユーザU1が仮想プリントサーバ15への登録を要求した印刷対象ファイルF1(DM1)を一時的に蓄積し、蓄積後、当該印刷対象ファイルF1(DM1)を仮想プリントサーバ15へ送信してその登録を要求する機能を持っている。
【0015】
イントラネット12の内部からユーザU1が印刷を要求するケースでは、外出先から会社にもどったユーザU1がノートパソコン25を有線または無線でイントラネット12に接続して印刷対象ファイルF1(DM1)を社内プリントスプーラ21に送信する。ここで、F1(DM1)は、任意のデータ形式の印刷対象ファイルF1を仮想プリントサーバ15が登録を受け付け、処理することのできるデータ形式DM1に変換して得られるファイルをあらわす。
【0016】
このデータ形式DM1の具体例としては、例えば、PDF、SVG、PS、TIFF、JPEG、GIF、PCL、その他、所定のベクトル記述言語などを用いることも可能である。
【0017】
一方、イントラネット12の外部からユーザU1が印刷を要求するケースでは、外出先で後述するアクセス資源提供サービスを利用して、電子メールやXMLファイルにより当該印刷対象ファイルF1(DM1)を社内プリントスプーラ21に届ける。XMLファイルとして印刷対象ファイルF1(DM1)を届けるのは、SOAPプロトコルを利用する場合である。SOAPプロトコルは、HTTPプロトコルを利用してファイアウオールを越えた遠隔手続き呼び出し(RPC)を可能にするものである。
【0018】
電子メールを利用してイントラネット12の外部から印刷対象ファイルF1(DM1)を社内プリントスプーラ21に届けるには、メールサーバ20と社内プリントスプーラ21が連携する機構が必要になる。
【0019】
この連携機構は、例えば、メールサーバ20内の特定のメールボックスを利用したり、電子メールのメールヘッダの各フィールドの情報など用いて、印刷対象ファイルF1(DM1)の社内プリントスプーラ21への蓄積を要求する電子メールであることを認識するものであってよい。
【0020】
特定のメールボックスとは、この連携のために確保されたメールボックスで、当該メールボックスに着信したことをもって、社内プリントスプーラ21への蓄積を要求(したがって、仮想プリントサーバ15への印刷対象ファイルの登録を要求)するものであるとみなすことができる。また、電子メールのメールヘッダの各フィールドの情報など用いるケースでは、各フィールドの情報内容から社内プリントスプーラ21への蓄積を要求するものであるか否かを判断するため、電子メールが着信するメールボックスはどこでもよく、例えば、ユーザU1自身のメールボックスであってもよい。
【0021】
これらの連携機構が、社内プリントスプーラ21への蓄積を要求する電子メールであると認めた場合、当該電子メールが有する印刷対象ファイルF1(DM1)は、自動的に、社内プリントスプーラ21に蓄積される。
【0022】
通常、電子メールを利用する場合には、印刷対象ファイルF1(DM1)は添付ファイルの形で当該電子メールに付加される。
【0023】
社内プリントスプーラ21は、自身を利用した社員(例えば、U1)に関するアクセスログを保存する機能を持つようにしてもよい。
【0024】
なお、図2には示していないが、イントラネット12内にRAS(リモートアクセスサーバ)を設けた場合には、PHS網などを経由したリモートアクセスによって、印刷対象ファイルF1(DM1)をイントラネット12外のノートパソコン25から社内プリントスプーラ21に届けることも可能である。
【0025】
必要ならば、社内プリントスプーラ21を経由することなく、ノートパソコン25から提供無線LAN13およびインターネット15を経て、直接、印刷対象ファイルF1(DM1)を仮想プリントサーバ15に登録してもよいことは当然である。
【0026】
上述したアクセス資源提供サービスとは、無線LAN(あるいは有線のLAN。ただし本実施形態では無線LANとする)を特定(あるいは不特定)多数のユーザに開放することで、インターネット11へのアクセスを可能にするサービスである。ユーザがインターネット11へアクセスするためには、提供無線LAN13とインターネット11とを接続するアクセス回線の帯域が物理的にユーザの操作する通信端末(ここでは、ノートパソコン25)の通信によって消費されることになるが、それには、前提としてプライベートIPアドレスなどの構成情報(コンフィギュレーション情報)が提供無線LAN13側のDHCPサーバ(DHCPサーバ機能は、ルータ(無線LANの場合には、ワイヤレスルータ)に搭載され得る)により通信端末に割り当てられる必要がある。
【0027】
したがって、アクセス資源提供サービスがユーザに対して提供するアクセス資源には、物理的なアクセス回線の帯域のほか、LAN内の無線伝送路や、論理的な前記構成情報など、物理的、論理的な各種資源が含まれる。
【0028】
アクセス資源提供サービスの詳細は、ビジネスモデルの観点でみても、実現技術の観点でみても多様であり、新しい形態のサービスであるので今後その内容が変化する可能性も高いが、無線LANの場合は、2.4GHz帯の電波を利用する点、1つの提供事業者(1つのアクセスポイント(AP))がカバーするエリアの大きさは、高々、半径50m程度の円内(ただしこれは室内の場合で、電波を遮るもののないオープンスペースの場合には、半径は、最長200m程度になる)に限定される点、同一の地点に複数の提供事業者が重ねてカバーエリアを設定することが事実上、困難である点、使用するアクセス回線がブロードバンドである点、DHCPを利用する点、提供事業者間で連携する機構が存在していない点などは、いずれの提供事業者にもほぼ共通している。
【0029】
提供事業者により、有料の場合と無料の場合があるが、有料の場合には予め会員登録をしておき、各ユーザが当該アクセス資源提供サービスを利用する際には、その都度、ユーザ認証を行う必要であるので、特定多数に対するサービス提供となり、無料の場合には、DHCPクライアントの機能や、ネットワーク機能を備えた通信端末(例えば、無線LANアダプタ(無線LAN用のLANカード)を装着した通常のノートパソコンならばこれらの機能をすべて備えている)を用いさえすれば誰でも利用できるため、不特定多数に対するサービス提供となる。
【0030】
LANの伝送媒体が有線、すなわち、ノートパソコンとルータを接続する伝送路に有線伝送路が用いられることもあるが、駅、公園、ホテルのロビー、街角などの公共性の高い場所では、本実施形態のように、LANの伝送媒体として無線伝送路が用いられることが多い。
【0031】
インターネット11に対するアクセス回線のほうは、ADSLなどの有線回線が利用されることが多いが、FWAの場合にはアクセス回線も無線となる。
【0032】
図2の例では、アクセス回線13A(,14A)として当該ADSLを使用しており、アクセスポイント(AP)24とノートパソコン25を接続するLANの伝送媒体は無線伝送路である。
【0033】
アクセスポイントには、ワイヤレスルータや、当該ワイヤレスルータの配下に配置され得る1または複数の無線アクセスポイント装置が対応し得る。その場合、提供事業者のカバーエリアは、すべてのアクセスポイント(ワイヤレスルータおよび無線アクセスポイント装置(ただし、無線アクセスポイント装置を使用する場合には、ルータは必ずしもワイヤレスである必要はない))のカバーエリアを合わせたものになるが、ハンドオーバなどの問題に対応する必要も生じて、複雑なシステム構成となることもあり、現状では、ほとんどの提供事業者が、1つのアクセスポイントだけを用いてアクセス資源提供サービスを実施している。
【0034】
図2に示した提供事業者ES1が運営する付加機能部14は、上述したユーザ認証などの機能を持つ部分である。したがって、無料でサービスを提供する場合には、当該付加機能部14は省略できる。
【0035】
なお、当該付加機能部14は、図2に示したように、アクセス回線よりもユーザU1寄りに配置することもできるが、インターネット11上(例えば、ISP(インターネットサービスプロバイダ)網内)に設けることもできる。
【0036】
前記仮想プリントサーバ15は、インターネット11経由で印刷対象ファイル(例えば、F1(DM1))の登録の要求を受け付けると当該印刷対象ファイルの内容を一時的に保存し、インターネット11経由でユーザからの要求(印刷出力要求)を受けたときに、インターネット11経由で当該印刷対象ファイルを該当する印刷端末16に送信し、その印刷端末16から当該印刷対象ファイルの印刷出力を行わせる。仮想プリントサーバ15が登録を受け付け、処理することのできる印刷対象ファイルのデータ形式は、特定のデータ形式DM1に限定されている。
【0037】
印刷端末16は、コンビニエンスストアや駅など、多数の人が集まる場所に高い密度で配置されるMMK端末などであってよい。MMK端末は、自身にプリンタ機能を内蔵したり、外部のプリンタ装置に接続することで、プリンタ機能を提供することができる。印刷端末16が配置される地理的領域は、1つの都市部の全域や、国内の複数の都市部の全域など、広範囲におよぶ。
【0038】
印刷対象ファイル(例えば、F1(DM1))の登録要求も、印刷出力要求も、インターネット11経由で行うことができるため、あたかも、ノートパソコン25自体に印刷端末(高機能なプリンタ端末)16が搭載された状態に近い、極めて高い利便性を獲得することができる。
【0039】
本実施形態において、前記仮想プリントサーバ15は、予め会員登録を行った会員に対してのみ、ファイルの登録要求を受け付け、前記印刷端末16からの印刷出力を行うものとする。
【0040】
なお、前記VPN部22は、VPNを実現する拠点機能であるが、このような拠点機能は、専用の装置であるVPN装置の形で提供される場合と、ファイアウオールの付加機能として提供される場合がある。本実施形態では、当該VPN部22は、付加機能としてファイアウオールに搭載されたものとする。
【0041】
ファイアウオールは、イントラネット12とインターネット11のあいだでアクセス制御を行い、インターネット11上からイントラネット12内に対する不正アクセスを防止するとともに、イントラネット12内からインターネット11上へのアクセスを許容する。当該ファイアウオールは、プロキシサーバの機能も搭載している。プロキシサーバは、OSI参照モデルのトランスポート層よりも上位の階層のプロトコルを解釈することにより、イントラネット12の内外で、通信の中継を行う。
【0042】
VPN部22は、IPsecプロトコルを用いて、インターネット11上に仮想的な閉域網を形成する。前記ノートパソコン25がインターネット11経由でイントラネット12に前記電子メールを送信したり、前記XMLファイルを送信したりする場合には、ノートパソコン25側のVPN機能(図示せず)と当該VPN部22のVPN機能によって、エンド−エンドで仮想閉域網が形成される。エンド−エンドで仮想閉域網を形成すれば、インターネット11上で情報が盗聴されること等を防止できるだけでなく、前記提供無線LAN13内で行われるLAN内の伝送媒体としての無線伝送路から情報が盗聴され、改ざんされ、なりすましが行われることも防止できる。
【0043】
ユーザU1によって携帯され、操作されるノートパソコン25の主要部の構成例は、図1に示す通りである。
【0044】
(A−1−1)ノートパソコンの内部構成例
図1において、当該ノートパソコン25は、ユーザインタフェース(UI)30と、印刷ドライバ31と、保存フォルダ32と、データ取得モジュール33と、ファイル登録モジュール34と、無線LAN接続モジュール35と、無線LAN設定モジュール36と、管理モジュール37とを備えている。
【0045】
このうちユーザインタフェース30は、例えば、図3(A)、(B)に示すようなウインドウWD1,WD2を画面表示するための表示装置(例えば、液晶ディスプレイ装置等)のほか、ユーザU1の指示をノートパソコンに伝えるためのキーボードやポインティングデバイスなどを含む。ウインドウWD1,WD2などを介してユーザU1が入力した設定情報(ユーザ設定情報)は、ファイル形式により、ユーザ設定ファイルとして、ノートパソコン25内の図示しないハードディスクなどに保存される。
【0046】
データ取得モジュール33は、必要が生じたときに、当該ユーザ設定ファイルから該当するユーザ設定情報を取得してファイル登録モジュール34に渡す部分である。
【0047】
印刷ドライバ31は、供給を受けた任意のデータ形式の印刷対象ファイルF1を仮想プリントサーバ15が登録を受け付け、処理することのできるデータ形式DM1のファイルF1(DM1)へ変換する機能を備えている。当該印刷ドライバ31は、事前にインストールしておく必要があるが、本実施形態では、ビジネスコンビニ等に設置された多様な機種のプリンタ装置を利用する場合のように、異なるプリンタ装置で印刷するたびに新たなドライバをインストールする必要がなく、データ形式DM1に対応している印刷ドライバ31さえインストールしておけば、広域に分散配置された多数の印刷端末16を用いた印刷出力を行うことができる。
【0048】
多数の印刷端末16の機種は単一ではないが、データ形式DM1の印刷対象ファイルF1(DM1)を登録しておけば、仮想プリントサーバ15が、当該印刷対象ファイルF1(DM1)のデータ形式DM1を、印刷出力を行う印刷端末16に適合するデータ形式に変換することも可能である。
【0049】
当該印刷対象ファイルF1(DM1)のもとになる印刷対象ファイルF1の供給源には様々なものがあり得る。例えば、印刷対象ファイルF1がCD−ROMのような記録媒体に格納されたファイルである場合には、その記録媒体が供給源となり、ユーザU1が閲覧したWebページを構成するHTMLファイルや画像ファイルなどである場合には、ノートパソコン25のハードディスク上に確保されるキャッシュ領域がその供給源となる。
【0050】
一般的に、ノートパソコンなどのWebブラウザを搭載した通信端末では、これまで閲覧したWebページの構成要素であるファイルを保存しておくためのキャッシュ領域を備えているので、キャッシュ領域内のファイルを指定して印刷対象ファイルF1とすることができる。1つのWebページは、基本となるHTMLファイルのほかに、1または複数の画像ファイルなどを含むことが多いが、これらのファイルをファイル単位で、印刷対象ファイルF1とすることができるようにしておくとよい。
【0051】
保存フォルダ32は、印刷ドライバ31によってデータ形式をDM1に変換された印刷対象ファイルを格納する論理的な構成要素である。この格納をサポートする物理的な実体は、前記キャッシュ領域を確保しているものと同じ前記ハードディスクであってよい。保存フォルダ32内には、同時に複数の印刷対象ファイルを保存するようにしてもよいが、ここでは、簡単にするために、同時に保存できる印刷対象ファイルの数は1つであるものとする。
【0052】
ファイル登録モジュール34は、前記データ取得モジュール33から渡されたユーザ設定情報に応じて、保存フォルダ32内から読み出した印刷対象ファイルF1(DM1)を仮想プリントサーバ15,または前記社内プリントスプーラ21に送信する部分である。そのために電子メールを使用する場合には、SMTPプロトコルに対応した処理を行い、XMLファイルを用いる場合には、SOAP(HTTP)プロトコルに対応した処理を行うのが、ファイル登録モジュール34の機能となる。したがって当該ファイル登録モジュール34の機能は、OSI参照モデルのトランスポート層以上の階層に相当するものとなる。
【0053】
送信が完了したあと、保存フォルダ32内に印刷対象ファイルを残すようにしてもよいが、本実施形態では、ハードディスクの記憶容量の節約などの観点から、ユーザU1から特に指定がないかぎり、登録要求が完了した印刷対象ファイルはファイル登録モジュール34が自動的に削除するものとする。
【0054】
ファイルの登録を要求する際に、OSI参照モデルのネットワーク層以下の階層の処理を行うのが、無線LAN接続モジュール35と、無線LAN設定モジュール36である。
【0055】
このうち無線LAN接続モジュール35はOSI参照モデルのネットワーク層に相当する処理を行い、無線LAN設定モジュール36は、データリンク層以下の階層に相当する処理を行う。
【0056】
したがって、プライベートIPアドレスの割り当て等を受ける前記DHCPクライアントなどの機能は、当該無線LAN接続モジュール35に対応するものとみることができる。
【0057】
また、無線LAN設定モジュール36は、ハードウエア的には前記無線LANアダプタに相当(ソフトウエア的にはそのドライバに相当)する部分で、データリンク層に相当するMACアドレス関連の処理や、物理層に相当する2.4GHz帯の電波の送受信などを行う。すべての無線LANアダプタにはその製造工程で一意なMACアドレスが割り当てられているため、無線LANアダプタがMACフレームを無線送信すると、自身のMACアドレスが送信元MACアドレスとしてフレームヘッダに記述される。MACフレームを受信した通信装置(例えば、アクセスポイント24)側では、当該送信元MACアドレスを確認することによって送信元の無線LANアダプタを一義的に特定することが可能である。したがって、上述したユーザ認証を行う場合などにも、この送信元MACアドレスを利用することができる。
【0058】
さらに、ESS−IDなどの情報も、データリンク層以下の階層に対応するものであるから、当該無線LAN設定モジュール36に設定され得る。ESS−IDは、アクセスポイント(例えば、24)と通信端末(ここでは、ノートパソコン25)をグループ化しグループ内でのみ(すなわち、同じESS−IDを設定した通信装置間でのみ)通信を許すことで、他の提供事業者が提供するアクセス資源提供サービスと混信しないようにする。この混信防止策は、セキュリティ対策の一種とみることもできる。
【0059】
なお、このような混信防止が確実に行われるためには、設定されるESS−IDは一意であることを要するが、当該ESS−IDの一意性を確保するためにも、前記MACアドレス(例えば、アクセスポイント24のMACアドレス)を利用することができる。MACアドレスの一意性は、詳細な規格のもとで、厳格に保証されているからである。
【0060】
次に、前記管理モジュール37の内部構成例について、図8を用いて説明する。なお、図8には、多くの機能を当該管理モジュール37のなかにまとめているが、必要ならば、各機能を別なモジュールに分けてもよいことは当然である。
【0061】
(A−1−2)管理モジュール37の内部構成例
図8において、当該管理モジュール37は、接続性判定部40と、登録要求スケジュール部41と、時計機能部42と、エリア位置格納部43とを備えている。
【0062】
このうち接続性判定部40は、前記アクセスポイント等との接続の可否を判定する部分で、その判定結果は、ユーザインタフェース30または登録要求スケジュール部41に供給する。物理レベルの接続性(電波が正常に届くか否か等)はOSI参照モデルの物理層に対応するので、前記無線LAN設定モジュール36から供給される情報をもとに判定することができるが、論理レベル、特にIPレベルの接続性(前記DHCPサーバからプライベートIPアドレスの割り当てを正常に受けることができたか否か等)は、OSI参照モデルのネットワーク層に対応するので、無線LAN接続モジュール35から供給される情報をもとに判定することになる。
【0063】
また、後述するTCPコネクションの確立はトランスポート層に対応するため、前記ファイル登録モジュール34から供給される情報をもとに判定することができる。
【0064】
上述したESS−IDを利用すれば、特定の提供事業者(例えば、ES1)のアクセス資源提供サービスとの接続の可否を、当該接続性判定部40で判定することも可能である。
【0065】
登録要求スケジュール部41は、ユーザインタフェース30を介して予めユーザU1が設定した印刷対象ファイル(ここではF1(DM1))の送信(この送信は仮想プリントサーバ15に対する登録要求にほぼ等しい)に関するスケジュール(これも、前記ユーザ設定情報の一部)を管理し、必要に応じて、当該スケジュールの実現を支援する部分である。この管理または支援のため、登録要求スケジュール部41は、前記保存フォルダ32、ファイル登録モジュール34、接続性判定部40、および時計機能部42とのあいだで情報をやり取りする。
【0066】
すなわち登録要求スケジュール部41は、現在時刻を認識するために現在時刻を示す時刻情報T1を時計機能部42から受け取り、保存フォルダ32内に印刷対象ファイルが残っているか否かを確認するために保存フォルダ32の内容をいつでも確認でき、接続性を確認するために接続性判定部40の判定結果を受け取ることができ、接続性が確保されたとき、前記登録要求スケジュールにしたがってファイル登録モジュール34に印刷対象ファイルの自動的な送信(登録要求)を実行させるために、ファイル送信の指示を出すことができる。
【0067】
ユーザU1が設定する登録要求スケジュールが、例えば、「2002年5月25日の午後6時15分までに提供事業者ES1のアクセス資源提供サービスを利用して印刷対象ファイルF1(DM1)の登録要求を完了する」(SC1)という内容である場合、登録要求の予定時刻が近づいても(例えば、2002年5月25日の午後6時になっても)、保存フォルダ32内に未送信の印刷対象ファイルF1(DM1)が残っており、なおかつ、提供事業者ES1のアクセス資源提供サービスとの接続性も確保されていないときには、登録要求スケジュール部41は、ユーザインタフェース31から、例えば、「スケジュールにしたがったファイルの登録要求を実行するためには、5月25日の午後6時15分までに提供事業者ES1のアクセス資源提供サービスのカバーエリアに移動する必要があります。」等のメッセージを表示して、ユーザU1に協力を促す。
【0068】
エリア位置格納部43は、提供事業者(ここではES1)のアクセス資源提供サービスを特定するエリア位置情報を、ユーザインタフェース30から受け取って格納する部分で、当該エリア位置情報は、必要に応じて前記接続性判定部40または前記無線LAN設定モジュール36に供給する。エリア位置情報は、前記ESS−IDに対応した情報であってよい。
【0069】
また、上述したように、同一の地点に複数の提供事業者が重ねてカバーエリアを設定することが事実上、困難である点に着目すれば、カバーエリアの地理的な位置を指定する情報(例えば、「○○ホテルのロビー」や、「新宿駅の××口改札前」など)を、当該エリア位置情報として用いることも可能である。その位置に移動したときに、ユーザU1が手動によって接続性判定部40などの機能を有効化することで、印刷対象ファイルを無線送信して登録要求を行うことができる。
【0070】
なお、印刷対象ファイルの登録要求に利用するアクセス資源提供サービスの提供事業者を指定する必要が生じるのは、提供事業者によって、アクセス回線の帯域に広狭の相違があったり、ユーザU1が直接、ISPと契約を結んでいる必要の有無などが相違するからである。
【0071】
登録要求を行おうとしている印刷対象ファイルF1(DM1)が大容量の画像ファイルなどである場合には、アクセス回線の広い提供事業者を選んだほうが通信時間が節約でき機動性の点で有利(通信時間中は、当然、当該カバーエリア内にとどまる必要があるため)であるし、ユーザU1がいずれのISPとも契約を結んでいない場合には、ISPとの契約なしに利用できる提供事業者を選ぶ必要がある。また、有料のアクセス資源提供サービスの場合には、利用できるのは、事前にユーザU1が会員登録を行った提供事業者に制限される。
【0072】
もちろん、これらのケースに該当しない場合など、前記登録要求スケジュール中の提供事業者の指定を省略できることも多い。
【0073】
なお、アクセス資源提供サービスの提供事業者ES1は、仮想プリントサーバPS1を運営する事業者PS1と一致していてもよいことは当然である。
【0074】
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について、図4〜図6のフローチャートを参照しながら説明する。
【0075】
図4のフローチャートは、S10〜S19およびS60,S61の各ステップから構成されており、図5のフローチャートは、S20〜S26の各ステップから構成されており、図6のフローチャートは、S30〜S44の各ステップから構成されている。
【0076】
図4はノートパソコン25における全体の概略的な処理の流れを示すフローチャートであり、図5は、ユーザインタフェース30を用いてユーザ設定情報を設定する場合のフローチャートである。図4との関係では、図5は、図4のステップS14の詳細を示したものとなっている。
【0077】
また、図6は、印刷対象ファイルをノートパソコン25から無線送信する際の処理の流れを示すフローチャートで、図4との関係では、図4のステップS17の詳細を示したものとなっている。
【0078】
(A−2)第1の実施形態の動作
ノートパソコン25を携帯したユーザU1が、外出先などで、前記ユーザインタフェース30を用い、閲覧しているWebページの構成ファイルや、記録媒体に格納されたファイルを印刷対象ファイルF1として指定して印刷ドライバ31に送信すると(S10,S11)、印刷ドライバ31は直ちにその印刷対象ファイルF1のデータ形式をDM1に変換して(S12)、印刷対象ファイルF1(DM1)を保存フォルダ32内に格納する(S13)。
【0079】
このあと当該印刷対象ファイルF1(DM1)の前記仮想プリントサーバ15に対する登録要求につき、ユーザU1がユーザインタフェース30を用いて前記ユーザ設定情報の設定を行う(S14)。
【0080】
この設定では、図5のステップS20、S21において、まず最初に、例えば、図3(A)に示すウインドウWD1が画面表示され、当該ウインドウWD1上でユーザU1が「設定」ボタンBT1を操作したときに、ステップS22が設定側に分岐して、図3(B)に示すウインドウWD2が画面表示される。このあと、ウインドウWD2上の各テキストボックスTX1〜TX4およびラジオボタンRT1,RT2を利用して具体的な設定を行うことになる。
【0081】
各テキストボックスTX1〜TX4(およびラジオボタンRT1,RT2)は前記ステップS21で画面表示された時点の初期状態で空白にしておいてもよいが、初期状態では、前回使用した内容(または予め指定した内容)を記述しておき、変更が必要なテキストボックス(あるいはラジオボタン)だけユーザU1がその内容を変更する構成とすると、ユーザU1の操作負担が小さく簡便である。一般的に、テキストボックス上では、文書の編集に必要なあらゆる編集機能が有効である。
【0082】
テキストボックスTX1〜TX4のうち、TX1は、電子メールアドレスを記述する領域であるが、当該電子メールアドレスは、前記仮想プリントサーバ15にユーザU1が会員登録する際、会員IDとして用いた情報である。したがって、当該テキストボックスTX1にはユーザU1自身の電子メールアドレスを記述する。
【0083】
テキストボックスTX2は、前記印刷対象ファイルF1(DM1)のファイル名を記述する領域である。印刷対象ファイルF1(DM1)のファイル名は、もとになるファイルF1のファイル名を基礎として自動的に生成するようにしてもよい。また、必要ならば、ファイル名の代替となる表示用の名称をユーザU1が記述するようにしてもよい。
【0084】
テキストボックスTX3は、仮想プリントサーバ15のURLを記述する領域であり、テキストボックスTX4は、前記VPN部22が存在するファイアウオール上のプロキシサーバにつき、そのIPアドレスやポート番号などの情報を記述する領域である。当該テキストボックスTX3,TX4上の情報は、前記SOAPプロトコルを実行するために利用される。TX3上の情報は、前記仮想プリントサーバ15に印刷対象ファイルF1(DM1)を送信して登録を要求する際に必要となり、TX4上の情報は、前記社内プリントスプーラ21に印刷対象ファイルF1(DM1)を送信する際に必要となる。
【0085】
なお、ラジオボタンRT1、RT2は、印刷対象ファイルF1(DM1)を送信したあとノートパソコン25の内部で行う処理のために必要な情報を設定するためのボタンである。
【0086】
すなわち、図示のように、RT1のほうを埋めた場合には、送信後に保存フォルダ32内の印刷対象ファイル(例えば、F1(DM1))は自動的に削除されるが、RT2のほうを埋めた場合には、削除されず、保存が維持される。
【0087】
ウインドウWD2上の各テキストボックスTX1〜TX4上の記述内容が確定すると、ユーザU1は「設定」ボタンBT4を操作して、TX1〜TX4上の記述内容を前記ユーザ設定ファイルに収容する(S23)。
【0088】
なお、図3(A)に示すウインドウWD1上の「送信」ボタンBT2は、ユーザU1が手動で印刷対象ファイルF1(DM1)の送信を指示する場合に操作するボタンである。すでにウインドウWD2の各テキストボックスTX1〜TX4に記述されるユーザ設定情報を取得されていることを前提として、手動によるファイル送信が行われる(S24,S25)。
【0089】
前記ESS−IDなどを利用し、前記登録要求スケジュールに応じて自動的に印刷対象ファイルF1(DM1)の登録要求を行う場合には、当該ウインドウWD1を用いることなく自動的に印刷対象ファイルF1(DM1)が送信される。
【0090】
また、「終了」ボタンBT3は、ユーザ設定情報の設定や印刷対象ファイルF1(DM1)の送信を完了したとき、または実行することなくキャンセルするときに操作するボタンである。この「終了」ボタンBT3を操作すると、ステップS24はNo側に分岐して処理が終了する(S26)。なお、ステップS22でも、当該「終了」ボタンBT3を操作して処理を終了させることができるようにしてもよい。
【0091】
手動、自動いずれであっても、印刷対象ファイルF1(DM1)のファイル送信が行われるときには、前記ファイル登録モジュール34が動作する。
【0092】
ファイル登録モジュール34は、前記データ取得モジュール33からユーザ設定情報を受け取る(図4のステップS15)ことによって、印刷対象ファイルF1(DM1)の宛先などの情報を得るため、ユーザ設定情報が明らかに誤っていたり、不完全なものである場合には、図4のステップS16は、YES側に分岐して印刷対象ファイルF1(DM1)を送信することなく処理を終える(S19)。
【0093】
ただし、必要に応じて、ステップS16がYES側に分岐したときには処理をステップS14にもどし、前記ウインドウWD2を画面表示してユーザ設定情報の入力(訂正あるいは再入力)を促すようにしてもよい。
【0094】
適切なユーザ設定情報が取得でき、なおかつ、手動または自動で、印刷対象ファイルF1(DM1)の送信が指示された場合には、ファイル登録モジュール34はファイル送信を試行し、下位層の無線LAN接続モジュール35や無線LAN設定モジュール36もこの試行をサポートする。
【0095】
通信プロトコルとしてHTTPを用いるSOAPは、トランスポート層のプロトコルがコネクション型のTCPなので、トランスポート層のレベルで、信頼性の高い送達を実行することができる。したがってTCPコネクションが張れれば確実に印刷対象ファイルF1(DM1)を前記社内プリントスプーラ21または仮想プリントサーバ15に届けることができるが、ノートパソコン25が例えば、アクセス資源提供サービスのカバーエリア外に位置する場合などには、物理的に電波が届かず、無線伝送路が存在しない状態であるから、TCPコネクションを張ることもできず、ステップS18がYES側に分岐する。
【0096】
また、ノートパソコン25がアクセス資源提供サービスのカバーエリア内に位置し物理的に電波が届いていたとしても、宛先の社内プリントスプーラ21や仮想プリントサーバ15に障害が発生している場合などにはTCPコネクションが確立できず、ステップS18はYES側に分岐する。
【0097】
印刷対象ファイルF1(DM1)を正常に送信できない点ではTCPコネクションが確立できないケースも、電波が届かないケースも同じであるが、その状況に対してユーザU1が取るべき行動は異なるため、ステップS18がYES側に分岐した場合には、TCPコネクションが確立できないことによってYES側に分岐したのか、電波が届かないことによってYES側に分岐したのかをユーザU1が区別できるような表示を行うことが望ましい。
【0098】
TCPコネクションが確立できない場合には、印刷対象ファイルF1(DM1)を送信する方法を、SOAPとするか電子メールとするかを変更することがユーザU1の取るべき行動(これは、ノートパソコン25が自動的に変更するようにしてもよい)となり得るし、電波が届かない場合には、現在位置から移動することがほとんど唯一の、ユーザU1が取るべき行動である。
【0099】
なお、例えば、SOAPによる通信が正常に行えない場合でもメールサーバ(20だけでなく、仮想プリントサーバ15内に設けられ得る図示しないメールサーバも含む)が正常な場合には、電子メールを用いて印刷対象ファイルF1(DM1)を送信することが可能である。
【0100】
TCPコネクションが確立できないことによってYES側に分岐したのか、電波が届かないことによってYES側に分岐したのかをユーザU1が区別できるような表示は、前記管理モジュール37内の接続性判定部40による判定結果を利用して行うことが可能である。
【0101】
接続性判定部40は図6に示すステップS32で、無線LAN接続モジュール35、無線LAN設定モジュール36およびファイル登録モジュールから情報を取得し、ステップS33で接続の可否を判定するからである。
【0102】
このような点を考慮し、図4の前記ステップS18がYES側に分岐した場合、それにつづくステップS60では、接続を再試行(リトライ)するか否かをユーザインタフェース30を介してユーザU1に問い合わせ、ユーザU1が再試行の意思がないことを示した場合にはステップS60がNO側に分岐して、処理は終了するが(S19)、再試行の意思があることを示した場合にはステップS60はYES側に分岐して処理はステップS61に進み、所定のリトライ操作を行うようにする。
【0103】
リトライ操作の具体的内容には様々なものがあり得るが、一例としては、一定の時間間隔(例えば、5秒程度)で所定回数(例えば、5回程度)だけ自動的にステップS17の処理を繰り返すものであってよい。また、このリトライ操作のなかには、SOAPによる通信を電子メールによる通信に(自動的に、またはユーザU1からの指示により)切り替える処理が含まれていてもよい。当該リトライ操作は、印刷対象ファイルF1(DM1)を正常に送信できないことを受けて実行される上述したユーザU1が取るべき行動に対応したものである。
【0104】
接続が可能で図6のステップS33がYES側に分岐した場合、ユーザインタフェース30には、一例として、図7(A)に示すウインドウWD3を画面表示する(S34)。このウインドウWD3上で「はい」ボタンBT10を操作すると、ファイル登録モジュール24,無線LAN接続モジュール35,無線LAN設定モジュール36が、前記提供無線LAN13中のアクセスポイント24に接続してファイル送信を実行する(S35,S36)。
【0105】
ウインドウWD3上で「いいえ」ボタンBT11を操作した場合には接続を行わず、処理を終了する(S37)。
【0106】
一方、前記ステップS33がNO側に分岐する接続不可能なケースでは、一例として図7(B)に示すウインドウWD4をユーザインタフェース30に画面表示する(S38)。当該ウインドウWD4上でユーザU1が「いいえ」ボタンBT13を操作すると処理は終了するが(S40)、「はい」ボタンBT12を操作し、いまは送信できなくても無線LANとの接続(この接続の概念にはTCPコネクションの確立を含むものであってよい)が確認できたときに送信する意思を伝えると、一例として、図7(C)に示すウインドウWD5が画面表示される(S41)。
【0107】
ウインドウWD5はテキストボックスTX5、TX6を備え、前記登録要求スケジュールの内容を記述できる。
【0108】
登録要求スケジュールの内容が例えば上述した「2002年5月25日の午後6時15分までに提供事業者ES1のアクセス資源提供サービスを利用して印刷対象ファイルF1(DM1)の登録要求を完了する」(SC1)である場合には、時間に対応するテキストボックスTX5には、「2002年5月25日の午後6時15分」と記述し、場所に対応するテキストボックスTX6には、例えば、「○○ホテルのロビー」(このロビーに、提供事業者ES1のアクセス資源提供サービスのカバーエリアが設定されているものとする)と記述する。
【0109】
ここでは、保存フォルダ32内に1つの印刷対象ファイルF1(DM1)だけが保存されるものとしているために、ウインドウWD5上で印刷対象ファイルを特定する必要はないが、もしも、複数の印刷対象ファイルを保存フォルダ32内に保存できるようにする場合には、ファイル名をユーザU1に記述させたり、ファイル名の一覧を表示してユーザU1に選択させたりすること等によって、送信する印刷対象ファイルを特定する必要がある。
【0110】
印刷対象ファイルF1(DM1)が送信されたことは、必要に応じて、ノートパソコン25内のログファイル(図示せず)に保存するようにしてもよい。
【0111】
なお、前記ステップS35がNO側に分岐するユーザU1の意思で接続しないケースでも、上述したように処理を終了させず、ステップS38やS39などを実行するようにしてもよい。
【0112】
また、登録要求スケジュールの内容が、前記SC1に新たな条件を付加して、例えば、「2002年5月25日の午後5時から午後6時15分までのあいだに、提供事業者ES1のアクセス資源提供サービスを利用して印刷対象ファイルF1(DM1)の登録要求を完了する」(SC2)というものである場合など、ファイルの登録要求の時点が早すぎても困るケースもあり得るので、このようなケースに対応するためにも、アクセスポイント24への接続の可否と無関係に、登録要求スケジュールを記述するためのウインドウを画面表示できるようにするとよい。
【0113】
ステップS41につづくステップS42は前記ステップS32に対応する処理であり、ステップS43は前記ステップS33に対応する処理である。ただしステップS43がNO側に分岐する場合には、処理はステップS42にもどる。
【0114】
ステップS43がYES側に分岐すると、前記ステップS36と同様にファイル送信が行われる(S44)。
【0115】
ファイル送信により、印刷対象ファイルF1(DM1)を社内プリントスプーラ21に送信した場合には、社内プリントスプーラ21から仮想プリントサーバ15への印刷対象ファイルF1(DM1)の送信によってファイルの登録が行われ、社内プリントスプーラ21を経由することなく、ノートパソコン25から仮想プリントサーバ15へ送信した場合には、その送信により、ファイルの登録が行われる。
【0116】
ただしファイルの登録を行う際には、図3(B)のテキストボックスTX1に記述した電子メールアドレス(会員ID)などを利用してユーザ認証が行われるため、認証結果がNGであれば仮想プリントサーバ15は印刷対象ファイルF1(DM1)の登録を拒否し、認証結果がOKの場合にのみ登録を行う。
【0117】
この登録によって仮想プリントサーバ15内に印刷対象ファイルF1(DM1)が一時的に保存される。そして、インターネット11経由でユーザU1からの印刷出力要求を受けたときに、仮想プリントサーバ15は、当該印刷出力要求で指定された印刷端末16へ印刷対象ファイルF1(DM1)を送信して、その印刷出力を行わせる。
【0118】
なお、社内プリントスプーラ21を経由する経路で印刷対象ファイルF1(DM1)を仮想プリントサーバ15に登録する利点は、社員であるユーザU1による通信を会社側で管理することができる点や、仮想プリントサーバ15とインターネット11間のアクセス回線15Aの帯域がイントラネット12Aの帯域よりも狭くて通信速度が遅い場合に、ノートパソコン25の通信時間を短縮して機動性を確保できる点にある。
【0119】
なお、社内プリントスプーラ21を経由する場合には、仮想プリントサーバ15に対して登録要求を行う時刻(登録要求予定時刻)をイントラネット12側で管理するようにしてもよい。例えば、前記SC2のようなスケジュール内容である場合には、移動するノートパソコン25側で管理するよりも、移動せず、常時、インターネット11に対する接続性が確保されているイントラネット12側で管理するほうが、予め定めた登録要求予定時刻(例えば、2002年5月25日の午後5時から午後6時15分までの範囲)に忠実な登録要求を行うことができる可能性が高い。
【0120】
さらに、社内プリントスプーラ21に印刷対象ファイルを送信してしまえばノートパソコン25側の保存フォルダ32を空にできて、限られた記憶容量を新たな印刷対象ファイルの保存のために有効活用できる点でも有利である。
【0121】
社内プリントスプーラ21から仮想プリントサーバ15へ印刷対象ファイルF1(DM1)を送信するときにも、必要に応じて、暗号化を施すことができる。
【0122】
この暗号化は、社内プリントスプーラ21自体の機能によって行ってもよいが、前記VPN部22の機能を利用して行ってもよい。
【0123】
VPN部22とファイアウオールのパケットフィルタ等を連携させれば、インターネット11上の宛先に応じて、(また、通信アプリケーション(ポート番号)に応じて)暗号化を施すか否かを逐次、選択することができる。
【0124】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、仮想プリントサーバのデータ形式(DM1)に対応した1つの印刷ドライバ(31)をインストールしたノートパソコンを用いることにより、広域に分散配置された多数の印刷端末(16)のなかから選択した任意の印刷端末を介して印刷対象ファイル(F1(DM1))の印刷出力を行うことができるため、ユーザ(U1)の負担が少なく、可用性や利便性に優れている。
【0125】
(B)第2の実施形態
以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
【0126】
本実施形態は、前記ノートパソコン25が印刷対象ファイルの送信を行ったとき、ノートパソコン25の現在位置に近い印刷端末16をいくつか提示して、前記ユーザU1に希望する印刷端末を選択させる処理について、第1の実施形態では必ずしも明確でなかった点を具体化している。
【0127】
この機能は、印刷対象ファイルの送信後ただちに印刷出力を受け取りたい場合に特に有効である。現実の平均的ユーザを想定した場合、このようなケースが最も多いものと考えられる。
【0128】
(B−1)第2の実施形態の構成および動作
本実施形態の主要部の構成例を図9に示し、動作例を図10のフローチャートに示す。
【0129】
図9において、図1,図2と同じ符号11,15,16,24,25,31を付与した各構成要素の機能は第1の実施形態と同じであるので、その詳しい説明は省略する。
【0130】
図9に示す印刷位置案内サーバ50は、前記印刷対象ファイルF1(DM1)の送信(登録要求)を行ったユーザU1に対し、最寄りの印刷端末16をいくつか提示する機能を持つサーバで、基地局位置データベース51と、印刷位置データベース52を有する。この印刷位置案内サーバ50は、前記アクセス回線14A(または13A)を収容するISP網内に設けられている。
【0131】
第1の実施形態で説明したように、現在のところ、ほとんどのアクセス資源提供サービスは、アクセスポイント(例えば、前記24)を1つしか備えていないが、通常、1つのISP網には多数のアクセス資源提供サービスが収容されているため、1つのISP網の配下には、多数のアクセスポイント(その1つが前記24)が存在する。
【0132】
そしてこれらのアクセスポイントは、上述したように、同一の地点に複数の提供事業者が重ねてカバーエリアを設定することが困難である点や、各カバーエリアの大きさが半径50m(あるいは200m)程度を最長とする点を考慮すると、多くの場合、少なくとも、50m(あるいは200m)程度の間隔を置いて配置されることになる。
【0133】
前記基地局位置データベース51には、これらのアクセスポイント(すなわち、無線基地局)の地理的な位置を示す情報(基地局位置情報)が、各アクセスポイントの識別子(例えば、IPアドレス)と対応付けられた形式で蓄積されている。
【0134】
また、前記印刷位置データベース52には、広域に分散配置されている多数の前記印刷端末16の地理的な位置を示す情報(印刷位置情報)が、各印刷端末16の識別子(例えば、MMK−ID)と対応付けられた形式で蓄積されている。
【0135】
S50〜S57の各ステップから構成されている図10のフローチャートにおいて、前記ユーザU1がノートパソコン25を携帯して前記提供無線LAN13のカバーエリア内に位置するとき、アクセスポイント24を介してノートパソコン25から当該ISP網に対する接続が行われると(S50)、当該ISP網内の前記印刷位置案内サーバ50は、ノートパソコン25が印刷ドライバ31を搭載しているか否かを確認する(S51,S52)。
【0136】
印刷ドライバ31を搭載している場合だけが、印刷位置案内サーバ50の処理の対象となるため、印刷ドライバ31が搭載されておらずステップS52がNO側に分岐するときには、印刷ドライバ31を搭載したノートパソコン(例えば、25)からの接続があるまで、提供無線LAN13内のアクセスポイント24や、そのほかの提供事業者の提供無線LANのアクセスポイントを、逐次、選択して監視する動作を繰り返す(S56,S57)。
【0137】
アクセス資源提供サービスを利用してインターネット11へアクセスするのは、印刷ドライバ31を搭載したノートパソコン25にかぎらないからである。
【0138】
ISP網に接続したのがノートパソコン25であると、印刷ドライバ31をすでに搭載しているため、ステップS52はYES側に分岐する。
【0139】
ノートパソコン25に印刷ドライバ31が搭載されているか否かを印刷位置案内サーバ50が認識する方法、あるいは通信手順に関しては、様々なものが考えられるが、一例としては、当該ノートパソコン25から印刷対象ファイルF1(DM1)が送信されるときに、IPパケットのペイロード(またはTCPパケットのペイロード)上の所定の位置に、所定の識別情報を配置しておき、この識別情報の有無を検出することによって、印刷ドライバ31の搭載の有無を認識できるようにしてもよい。
【0140】
あるいは、データ形式DM1が、他では使用されない、仮想プリントサーバ15に特有なデータ形式である場合には、データ形式を検出することで、印刷ドライバ31の搭載の有無を認識することも可能である。
【0141】
前記ノートパソコン25から印刷対象ファイルF1(DM1)が送信されると、当該印刷対象ファイルF1(DM1)の内容はIPパケットに収容されて伝送され、当該IPパケットは、提供無線LAN13内のアクセスポイント24からアクセス回線13A(14A)を通ってISP網に到着し、ISP網内の印刷位置案内サーバ50に受信される。
【0142】
このIPパケットを受信した前記印刷位置案内サーバ50は、当該IPパケットをその宛先IPアドレス(この宛先は、前記社内プリントスプーラ21(メールサーバ20)または仮想プリントサーバ15である)に応じてルーティングさせるとともに、自身で、上述したような方法を用いて印刷ドライバ31の搭載の有無を検査する。
【0143】
そして、検査の結果、印刷ドライバ31が搭載されているとの認識を得た場合、印刷位置案内サーバ50は、当該IPパケットにつき、IPヘッダの送信元IPアドレスを参照する。次に、この送信元IPアドレスを検索キーとして前記基地局位置データベース51を検索すると、検索結果として、前記基地局位置情報が得られる(S53)。
【0144】
なお、前記VPNに対応して行う、ESPヘッダを用いるIPsecの暗号化では、IPヘッダは暗号化の対象外であるから、IPヘッダに収容されている送信元IPアドレスを印刷位置案内サーバ50が参照することは可能である。
【0145】
印刷位置案内サーバ50はさらに、この基地局位置情報を用いて前記印刷位置データベース52を検索する。基地局位置情報および印刷位置情報として、例えば、経度、緯度による位置情報が格納されているものとすると、この検索では、地理的な距離が所定値未満の全印刷端末16のMMK−IDを得ることができる(S54)。
【0146】
基地局位置情報および印刷位置情報として、マシンによる情報処理に都合のよい経度、緯度による表記のほか、人間に理解しやすい自然言語による設置場所表記も各データベース51,52に格納しておけば、ステップS53,S54の検索では、これらの設置場所表記も得ることができる。
【0147】
得られた設置場所表記のリストは、前記送信元IPアドレスに宛てて、印刷位置案内サーバ50が送り返す(S55)。当該ステップS55につづき、前記ステップS56が処理される。
【0148】
ステップS55で送り返された設置場所表記のリストをアクセスポイント24経由で受信したノートパソコン25では、そのユーザインタフェース30に、例えば、図11に示すようなリストボックスLB1を有するウインドウWD10が画面表示される。
【0149】
リストボックスLB1中には、ユーザU1の現在位置(すなわち、提供無線LAN13のカバーエリア内(図示の例では、「港区芝1丁目付近」と記述されている))から近い、5つの印刷端末が配置されている場所を示す設置場所表記の一覧が表示されている。
【0150】
ユーザU1はこの一覧をもとに、所望の印刷端末16で、印刷対象ファイルF1(DM1)の印刷出力を受けることができる。
【0151】
例えば、一覧に示された設置場所表記にしたがって所望の印刷端末16まで移動したユーザU1が、当該印刷端末16を操作し、会員IDやパスワードを入力(会員IDやパスワードは、仮想プリントサーバ15に対する会員登録の際にあらかじめ決定されている)すると、印刷端末16と仮想プリントサーバ15間の通信によってユーザ認証が行われ、認証結果がOKであれば、その時点ではすでに仮想プリントサーバ15が保存している前記印刷対象ファイルF1(DM1)が当該印刷端末16まで届けられ、印刷出力される。
【0152】
このとき、必要ならば、データ形式はDM1からさらに、当該印刷端末16に適合したデータ形式に変換される点は第1の実施形態と同様である。
【0153】
設置場所表記のリストを受け取るためには、ユーザU1は提供無線LAN13のカバーエリア内にとどまる必要があるが、印刷位置案内サーバ50が前記IPパケットを受信してから設置場所表記のリストを送り返すまでの時間を数秒以内におさめることができれば、ユーザU1が当該リストを受信するために、提供無線LAN13のカバーエリア内にとどまる時間が十分に短く、使い勝手のよいシステムとなる。
【0154】
なお、ウインドウWD10の表示は、前記印刷ドライバ31の機能に基づいて行われるものであってよい。
【0155】
また、図9中に示した携帯電話機50は、仮想プリントサーバ15が印刷対象ファイルF1(DM1)の保存を終えて、印刷出力の準備が完了し、いつでも印刷出力に対応できる状態になったことを電子メール等で通知するために使用する。
【0156】
携帯電話機50の電子メールシステムにも様々なものがあるが、その多くは、電子メールの着信を、着信音やバイブレーション等によって直ちにユーザU1に伝えることができるため、このような通知に適している。
【0157】
なお、提供無線LANのカバーエリアが設定される場所は、公共性の高い場所である点で質的に印刷端末16が設定される場所と同じであるから、地理的に両者が重複する(すなわち、提供無線LANのカバーエリア内に印刷端末16が設置されている)可能性も高い。この場合などには、前記一覧に示された設置場所表記にしたがって所望の印刷端末16までユーザU1が移動する際の距離は、数十メートル以内になることが多い。
【0158】
(B−2)第2の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同等な効果を得ることができる。
【0159】
加えて、本実施形態では、ユーザ(U1)に最寄りの印刷端末が設置されている場所を通知できるため、極めて使い勝手がよく、利便性が高い。
【0160】
(C)他の実施形態
上記第1の実施形態にかかわらず、プリントスプーラ21は、必ずしもイントラネット12の内部に配置しなくてもかまわない。例えば、ISP網の内部にプリントスプーラ12を配置するようにしてもよい。
【0161】
また、上記第1の実施形態では印刷対象ファイルの登録要求を行う手段としてSOAPと電子メールを用意したが、いずれか一方だけでも本発明の効果を得ることは可能であし、これら以外の手段を用意してもよい。
【0162】
さらに、上記第1の実施形態ではファイルの登録を要求するための経路として、プリントスプーラ21を経由する経路と経由しない経路を用意したが、いずれか一方の経路だけを使用するようにしてもよい。
【0163】
上記第1、第2の実施形態ではノートパソコンを例に取ったが、ノートパソコン以外でも同等な機能を備えた携帯通信端末であれば、本発明を適用することが可能である。
【0164】
また、携帯性のない通信端末(例えば、据え置き型のパソコンなど)に対しても本発明は適用可能である。通信端末にプリンタ装置が接続されていない場合や、印刷出力を外出先で受け取りたい場合などもあり得るからである。
【0165】
上記第2の実施形態では、印刷位置データベース52をISP網のなかに配置したが、広域分散環境における印刷端末16の数は膨大なものになる可能性が高く、時々刻々と、新たな印刷端末16の追加や、削除などが行われ、そのたびにデータベースの登録内容を更新しなければならない(その通信トラフィックだけでも膨大なものになる)ことを考慮すると、個々のISP網内にそのようなデータベースを配置することは必ずしも好ましいとはいえない。これに対しては、仮想プリントサーバ15側でこの印刷位置データベースを一元管理し、ISP網からは仮想プリントサーバ15へ印刷位置情報の問い合わせを行うようにしたり、分散型データベースの機構を利用することも有効である。
【0166】
以上の説明では主としてソフトウエア的に本発明を実現したが、本発明はハードウエア的に実現することも可能である。
【0167】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のリモート印刷システム及びリモート印刷サービス方法によれば、ユーザの負担が少なく、可用性や利便性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の実施形態で使用するノートパソコンの主要部の構成例を示す概略図である。
【図2】第1および第2の実施形態のモバイル印刷システムの全体構成例を示す概略図である。
【図3】第1および第2の実施形態における表示画面例である。
【図4】第1および第2の実施形態の動作説明図である。
【図5】第1および第2の実施形態の動作説明図である。
【図6】第1および第2の実施形態の動作説明図である。
【図7】第1および第2の実施形態における表示画面例である。
【図8】第1および第2の実施形態のノートパソコンで使用する管理モジュールの主要部の構成例を示す概略図である。
【図9】第2の実施形態のモバイル印刷システムの主要部の構成例を示す概略図である。
【図10】第2の実施形態の動作説明図である。
【図11】第2の実施形態における表示画面例である。
【符号の説明】
10…モバイル印刷システム、11…インターネット、12…イントラネット、13…提供無線LAN、14…付加機能部、15…仮想プリントサーバ、16…印刷端末、20…メールサーバ、21…社内プリントスプーラ、22…VPN部、24…アクセスポイント、30…ユーザインタフェース、31…印刷ドライバ、32…保存フォルダ、33…データ取得モジュール、34…ファイル登録モジュール、35…無線LAN接続モジュール、36…無線LAN設定モジュール、40…接続性判定部、41…登録要求スケジュール部、42…時計機能部、43…エリア位置格納部、DM1…データ形式、F1,F1(DM1)…印刷対象ファイル。

Claims (18)

  1. ユーザが操作する通信端末から、印刷しようとする印刷対象データの登録を受け付け、広域にわたって分散配置された所定の印刷端末から当該印刷対象データを印刷出力させるリモート印刷サーバを備えたリモート印刷システムにおいて、
    前記通信端末は、
    前記印刷対象データのデータ形式をリモート印刷サーバが取り扱うデータ形式へ変換するデータ形式変換部と、
    この変換を行った後の印刷対象データを送信し前記登録を要求する通信部とを備え、
    前記印刷端末は、
    前記リモート印刷サーバが取り扱うデータ形式に応じた印刷出力を行う印刷出力部を備えたことを特徴とするリモート印刷システム。
  2. 請求項1のリモート印刷システムにおいて、
    前記通信端末は、
    前記印刷対象データを一時的に格納しておく印刷対象格納部を備え、
    当該印刷対象格納部に格納する前、または後に、前記データ形式変換部が印刷対象データのデータ形式の変換を行うことを特徴とするリモート印刷システム。
  3. 請求項2のリモート印刷システムにおいて、
    前記通信端末は、
    前記通信部が所定の無線ローカルエリアネットワークを経由して前記リモート印刷サーバにアクセスする場合、所定の接続条件を検査することにより、当該無線ローカルエリアネットワークに通信部が接続できるか否かを判定する接続可否判定部と、
    当該接続可否判定部の判定結果を所定のユーザインタフェース部を介してユーザに提示する判定結果提示部とを備えたことを特徴とするリモート印刷システム。
  4. 請求項2のリモート印刷システムにおいて、
    前記通信端末は、
    前記登録の要求に関し、予め設定を受けたスケジュールを管理するスケジュール管理部と、
    前記スケジュールと現在時刻とを比較し、当該比較結果に応じた情報を所定のユーザインタフェース部を介してユーザに提示する比較結果提示部とを備えたことを特徴とするリモート印刷システム。
  5. 請求項2のリモート印刷システムにおいて、
    前記通信端末は、
    同種であるが、詳細な仕様の異なる無線ローカルエリアネットワークが地理的に分散して複数存在している環境で、前記リモート印刷サーバにアクセスする際に経由する無線ローカルエリアネットワークを特定する無線ローカルエリアネットワーク識別情報を予め設定しておく識別情報設定部を備え、
    ユーザに対し、無線ローカルエリアネットワークに関する案内情報として無線ローカルエリアネットワーク案内情報を提示するために、または、自動的に前記登録の要求を行うために、当該識別情報設定部に設定してある無線ローカルエリアネットワーク識別情報を利用することを特徴とするリモート印刷システム。
  6. 請求項1のリモート印刷システムにおいて、
    前記データ形式をリモート印刷サーバが取り扱うデータ形式へ変換した印刷対象データを、一時的に蓄積して、前記登録の要求を代行する印刷スプーラ端末を備え、
    前記通信端末の通信部は、前記登録の要求をリモート印刷サーバに対して直接おこなうのではなく、当該印刷スプーラ端末を介して間接的に行うために、当該印刷対象データを印刷スプーラ端末に蓄積することを特徴とするリモート印刷システム。
  7. 請求項6のリモート印刷システムにおいて、
    前記印刷スプーラ端末は、
    蓄積した印刷対象データを暗号化してリモート印刷サーバへ送信することを特徴とするリモート印刷システム。
  8. 請求項2のリモート印刷システムにおいて、
    前記通信端末は、
    閲覧中のWebページに対するユーザからの印刷指示を受けると、当該Webページを構成するファイルを、前記印刷対象格納部に格納する印刷指示即応部を備えたことを特徴とするリモート印刷システム。
  9. 請求項2のリモート印刷システムにおいて、
    前記リモート印刷サーバと通信端末のあいだに介在する中間サーバを設け、
    当該中間サーバは、
    前記通信端末の通信部が所定の無線ローカルエリアネットワークを経由して前記リモート印刷サーバにアクセスする場合、当該無線ローカルエリアネットワーク内の無線基地局の位置を示す基地局位置情報を管理する基地局位置管理部と、前記印刷端末の位置を示す印刷端末位置情報を管理する印刷端末位置管理部と、
    前記通信端末の通信部から登録の要求が行われたとき、その要求を受信した無線基地局の基地局位置情報が示す位置に対して地理的に近い印刷端末位置情報に対応する印刷端末へ、当該通信端末を操作するユーザを案内する印刷端末案内情報を、当該通信端末に返す印刷端末案内情報返送部とを備え、
    当該通信端末は、
    当該印刷端末案内情報をユーザに対して提示する印刷端末案内情報提示部を備えることを特徴とするリモート印刷システム。
  10. ユーザが操作する通信端末から、印刷しようとする印刷対象データの登録を受け付け、広域にわたって分散配置された所定の印刷端末から当該印刷対象データを印刷出力させるリモート印刷サーバを用いるリモート印刷サービス方法において、
    前記通信端末では、
    データ形式変換部が、前記印刷対象データのデータ形式をリモート印刷サーバが取り扱うデータ形式へ変換し、
    通信部が、この変換を行った後の印刷対象データを送信し前記登録を要求し、前記印刷端末は、
    印刷出力部が、前記リモート印刷サーバが取り扱うデータ形式に応じた印刷出力を行うことを特徴とするリモート印刷サービス方法。
  11. 請求項10のリモート印刷サービス方法において、
    前記通信端末では、
    印刷対象格納部が、前記印刷対象データを一時的に格納しておき、
    当該印刷対象格納部に格納する前、または後に、前記データ形式変換部が印刷対象データのデータ形式の変換を行うことを特徴とするリモート印刷サービス方法。
  12. 請求項11のリモート印刷サービス方法において、
    前記通信端末では、
    前記通信部が所定の無線ローカルエリアネットワークを経由して前記リモート印刷サーバにアクセスする場合、接続可否判定部が、所定の接続条件を検査することにより、当該無線ローカルエリアネットワークに通信部が接続できるか否かを判定し、
    判定結果提示部が、当該接続可否判定部の判定結果を所定のユーザインタフェース部を介してユーザに提示することを特徴とするリモート印刷サービス方法。
  13. 請求項11のリモート印刷サービス方法において、
    前記通信端末では、
    スケジュール管理部が、前記登録の要求に関し、予め設定を受けたスケジュールを管理し、
    比較結果提示部が、前記スケジュールと現在時刻とを比較し、当該比較結果に応じた情報を所定のユーザインタフェース部を介してユーザに提示することを特徴とするリモート印刷サービス方法。
  14. 請求項11のリモート印刷サービス方法において、
    前記通信端末では、
    同種であるが、詳細な仕様の異なる無線ローカルエリアネットワークが地理的に分散して複数存在している環境で、前記リモート印刷サーバにアクセスする際に経由する無線ローカルエリアネットワークを特定する無線ローカルエリアネットワーク識別情報につき、識別情報設定部が、予め設定を受け、
    ユーザに対し、無線ローカルエリアネットワークに関する案内情報として無線ローカルエリアネットワーク案内情報を提示するために、または、自動的に前記登録の要求を行うために、当該識別情報設定部に設定してある無線ローカルエリアネットワーク識別情報を利用することを特徴とするリモート印刷サービス方法。
  15. 請求項10のリモート印刷サービス方法において、
    前記通信端末の通信部は、前記データ形式をリモート印刷サーバが取り扱うデータ形式へ変換した印刷対象データを、印刷スプーラ端末に一時的に蓄積し、
    前記登録の要求をリモート印刷サーバに対して直接おこなうのではなく、当該印刷スプーラ端末を介して間接的に行うことを特徴とするリモート印刷サービス方法。
  16. 請求項15のリモート印刷サービス方法において、
    前記印刷スプーラ端末は、
    蓄積した印刷対象データを暗号化してリモート印刷サーバへ送信することを特徴とするリモート印刷サービス方法。
  17. 請求項11のリモート印刷サービス方法において、
    前記通信端末では、
    閲覧中のWebページに対するユーザからの印刷指示を受けると、印刷指示即応部が、当該Webページを構成するファイルを、前記印刷対象格納部に格納することを特徴とするリモート印刷サービス方法。
  18. 請求項11のリモート印刷サービス方法において、
    前記リモート印刷サーバと通信端末のあいだに介在する中間サーバを設けておき、
    当該中間サーバでは、
    前記通信端末の通信部が所定の無線ローカルエリアネットワークを経由して前記リモート印刷サーバにアクセスする場合、基地局位置管理部が、当該無線ローカルエリアネットワーク内の無線基地局の位置を示す基地局位置情報を管理し、
    印刷端末位置管理部が、前記印刷端末の位置を示す印刷端末位置情報を管理し、
    前記通信端末の通信部から登録の要求が行われたとき、その要求を受信した無線基地局の基地局位置情報が示す位置に対して地理的に近い印刷端末位置情報に対応する印刷端末へ、当該通信端末を操作するユーザを案内する印刷端末案内情報を、印刷端末案内情報返送部が、当該通信端末に返し、
    当該通信端末では、
    印刷端末案内情報提示部が、当該印刷端末案内情報をユーザに対して提示することを特徴とするリモート印刷サービス方法。
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