JP2005167838A - 通信端末装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、家族など限られた人にのみデータを利用させることができる通信端末装置及び通信方法を提供することである。
【解決手段】 上記課題は、第一の通信端末装置は、データを受信した際に、自身の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得した自身の位置情報を前記受信したデータと共に付加する情報付加手段と、前記付加した情報を含むデータを転送先となる第二の通信端末装置に送信する送信手段と、を備え、前記第二の通信端末装置は、前記データを受信する受信手段と、前記データを受信した際に、自身の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得した自身の位置情報と前記受信したデータに含まれる位置情報とを照合して前記データの利用可否を判定するデータ利用可否判定手段と、前記判定結果に基づいて、前記データを使用可能又は使用不可の状態に制御する制御手段とを備えることを特徴とする通信端末装置にて達成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、公衆網等のネットワークを介して配信もしくは転送されるデータを利用する通信端末装置及び通信方法に関する。
データ通信を利用しようとするユーザは、データ通信端末を用いてインターネット等のネットワークに接続して、映像、音楽、画像、プログラム等のデータを取得し、そのデータを幅広く活用している。
上記データは、電子的なものであり、あるデータ通信端末から別のデータ通信端末に転送を行うことによってデータの複製が可能である。ただし、データにはその著作権が存在するものが多く存在するため、データ作成者は、データの転送等による他のデータ通信端末におけるデータの再利用を防止したいと言う要求が
ある。
そこで、各種データの利用をデータ通信端末で制限する技術として、DRM(Digital Rights Management)が存在する。このDRMは、インターネット上で電子化された画像・動画・音楽などのデータを流通させる際、デジタルコンテンツの著作権などの権利を保護するために、第三者によるコピーや改ざんなど防ぐための技術で、例えば、コンテンツの配信管理等に用いられている。
ところで、ゲームなど、新種の携帯電話用サービス/アプリケーション間の相互運用性の確立を目指し、統一仕様を策定している団体にOMA(Open Mobile Alliance)がある。
このOMAにより策定されたOMA DRMによれば、データ作成者は、データの転送禁止を設定することが可能であり、その設定をされたデータを受信したデータ通信端末は、当該データの転送が不可能となる。結果として、データが配信されたデータ通信端末に限り当該データの利用を可能とするような制限を配信データに付加することが可能である。OMA DRMでは、これを「転送禁止機能」と呼んでいる。
また、OMA DRMによれば、データ作成者は、データを暗号化することによって特定のデータ通信端末の利用者に限ってデータを利用可能とするように制限をかけることが可能である。この仕組みを応用し、あるデータを利用したデータ通信端末が、他のデータ通信端末に対して当該データを転送し、データの転送を受けた他のデータ通信端末は、当該データの暗号化鍵をデータ作成者から取得することによって当該データの利用が可能となるよう方法が存在する。OMA DRMでは、これを「超流通機能」と呼んでいる(例えば、非特許文献1参照)。
この超流通機能によれば、データはインターネット等の公衆網を介さずに、例えば、外部メモリや赤外線、あるいは情報機器間を結ぶ無線通信技術であるBluetooth等のローカルなネットワークを用いて転送しても良いことになり、結果として、データの複製に伴う公衆網における通信量の削減が可能となる。
なお、超流通機能によれば、データ作成者は、データ通信端末に暗号化鍵を提供する際に、データを利用するユーザを認証することによってそのユーザを識別することが可能である。しいては、そのユーザに対して課金の実現が可能となる。
上記ユーザを認証する方法としては、パスワードによる認証や、証明書を用いた認証が一般的である。なお、パスワードや証明書は、電子的な情報であるため、あるユーザから別のユーザに対して通知や複製が可能である。そこで、この性質を利用し、ユーザとその家族に対してパスワードや証明書を発行することにより、ユーザとその家族に対して、データの利用を許可することが可能である。つまり、データの個人的利用のみでなく、データの家族利用が可能となる。
また、転送元データ通信端末と転送先データ通信端末が、物理的に接続ケーブルで接続された場合に限り、データの転送を許可する方法がある。この方法によれば、転送元データ通信端末と転送先データ通信端末が物理的に接続されている必要があるため、位置的に限られた範囲のデータ転送のみを許可することが可能となる。
Open Mobile Alliance, "OMA Digital Rights Management version 1.0" 2003年
上述したように、パスワードや証明書は、電子的な情報であるため、通知や複製により、家族以外の第三者にも伝えることが可能である。したがって、パスワードや証明書が割り当てられた家族が、該パスワードや証明書を第三者に意図的に漏らすことによって、第三者も当該データの利用が可能となってしまう。
パスワードや証明書は、それを保持しているという事実は立証可能であるが、それらが割り当てられた家族であることを正確に示すものではない。
以上のことから、データをある家族利用に制限するということを実現するためには、割り当てられたパスワードや証明書がその家族であるということを認証することが必要である。
しかしながら、従来の方法では、パスワードや証明書によっては、家族であることを認証することはできないという問題があった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、家族など限られた人にのみデータを利用させることができる通信端末装置、及び通信方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、データを受信して利用する通信端末装置において、第一の通信端末装置は、前記データを受信した際に、自身の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得した自身の位置情報を前記受信したデータと共に付加する情報付加手段と、前記付加した情報を含むデータを転送先となる第二の通信端末装置に送信する送信手段と、を備え、前記第二の通信端末装置は、前記第一の通信端末装置から送信されるデータを受信する受信手段と、前記データを受信した際に、自身の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得した自身の位置情報と前記受信したデータに含まれる前記第一の通信端末装置の位置情報とを照合して前記データの利用可否を判定するデータ利用可否判定手段と、前記判定結果に基づいて、前記データを使用可能又は使用不可の状態に制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の請求項2によれば、前記通信端末装置において、前記データ利用可否判定手段は、前記照合の結果、第一の通信端末装置と第二の通信端末装置との位置関係が近接あるいは同じであると判定したときは、前記データの利用を許可し、第一の通信端末装置と第二の通信端末装置との位置関係が近接でないあるいは同じでないと判定したときは、前記データの利用を不許可とすることを特徴としている。
また、本発明の請求項3によれば、前記通信端末装置において、データの利用要求があった際に、現時点における自身の位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、前記データ利用可否判定手段により、前記取得した自身の位置情報と前記受信したデータに含まれる通信端末装置の位置情報とを照合して前記データの利用可否を判定することを特徴としている。
また、本発明の請求項4によれば、前記通信端末装置において、前記位置情報の代わりに、通信端末装置が直接通信する装置の識別子を示す情報を用いることを特徴としている。
本願発明によれば、転送元の通信端末装置と転送先の通信端末装置との位置関係を把握し、両者が位置的に同じ位置であると判断された場合のみ転送後のデータ利用を許可するようにしたので、転送データの利用を家族等の特定ユーザに限定することができ、安全性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係るデータ通信方法が適用される通信システムの概要を示す図である。まず、図1を参照して、本実施形態における通信システムの概要について説明する。
同図において、データ通信端末(通信端末装置)A10は、転送元データ通信端末であって、公衆網等のネットワーク100を介してデータ配信サーバ200から配信されるデータを受信すると共に、自身の現在位置を示す位置情報を例えば、GPS300より取得し、上記受信データと共に記録する。この記録されたデータを転送先であるデータ通信端末B10に転送する際には、当該データ通信端末B10において、自身の位置情報を取得され、その取得された位置情報と上記データ受信の際の位置情報が照合される。
上記照合の結果、データ通信端末A10とデータ通信端末B10が位置的に同じ位置であると判断された場合は、転送後のデータ利用を許可し、位置的に異なると判断された場合は、転送データの利用を制限する。
このように本実施形態では、データを受信したデータ通信端末A10に位置的に近いデータ通信端末B10にのみデータの利用を許可するので、データ通信端末A10のユーザに位置的に近い家族等にのみデータを利用させることが可能である。
図2は、図1に示すデータ通信端末の構成例を示す機能ブロック図である。
同図において、このデータ通信端末10は、通信部11と、データ制御部12と、位置情報取得部13と、データ利用制御部14と、データ記憶部15と、から構成される。
本実施形態におけるデータ通信端末10は、データ配信サーバ200に蓄積されるデータ作成者が作成したデータを公衆網等のネットワーク100を通じて取得する機能を備える。ここで、データとは、映像、音楽、画像、プログラム等の電子計算機上で利用される情報のことをいう。
データ通信端末10は、通信部11を通じて上記データを取得すると、データ制御部12にデータを移す。ここでいうデータの取得とは、データ作成者から直接データを受信すること、すなわちデータ配信サーバから取得したデータをいい、以下に説明するデータの転送による取得とは異なる。
なお、通信部11は、図1に示したようなGPS(Global Positioning System)との通信を実行する通信機能の他に、移動通信網、イーサネット(登録商標)、無線LAN、Bluetooth、赤外線等の他の装置との通信を実行する機能を備える。
次に、上記のように構成されたデータ通信端末の動作について説明する。
まず、データ通信端末におけるデータ取得時の処理手順を、図3のフローチャートを参照して説明する。
図3において、データ制御部12は、通信部11を通じてデータ配信サーバから送られてきたデータを取得すると(ステップS11)、位置情報取得部13に対して位置情報の取得を要求し、位置情報取得部13から位置情報を取得する(ステップS12)。
ここで、位置情報の取得方法について詳述する。
(位置情報の取得)
上記したようにデータ制御部12は、通信部11から送られてきたデータを取得すると、位置情報取得部13に対して位置情報取得のための要求を行う。位置情報取得部13は、データ制御部12から位置情報取得要求を受けると、以下に示す位置情報の取得手段によりデータ通信端末の位置情報を取得する。本実施形態では、位置情報の取得手段として、GPS、無線LANや移動通信網等の無線通信、RFID(Radio Frequency Identification)を用いた場合について説明する。
まず、位置情報の取得手段として、GPSを用いる場合について説明する。この場合、位置情報取得部13は、通信部11(GPS衛星からの電波を受信して現在の位置を計測する)を通じてGPSの測位を行い、データ通信端末の存在する緯度経度の位置情報を取得する。
なお、データ通信端末が複数の通信手順を有している場合には、あらかじめデータ制御部12がそのどれを使用するかどうかを位置情報取得部13に指示することも可能である。
続いて、位置情報の取得手段として、無線LANや移動通信網等の無線通信による場合について説明する。ここでは、データ通信端末として移動端末(例:携帯電話)を想定し説明する。
携帯電話の基地局には、基地局を一意に識別するためのIDが振られ、データ通信端末の所定メモリ(図示省略)内に、基地局IDと緯度経度の対応関係が記憶されている。
データ通信端末の通信部11は、基地局IDを受信すると、該基地局IDと対応付けられている緯度経度の情報を位置情報として位置情報取得部13に送る。これにより、位置情報取得部13は、携帯電話の位置情報を取得する。本例の場合、携帯電話の位置情報をほぼ基地局単位の精度で測位できる。
次に、位置情報の取得手段として、RFIDのような無線タグを用いる場合に
ついて説明する。RFIDの基地局は絶対位置を持っているため、データ通信端末の位置情報取得部13は、上記したセルラーの基地局IDから位置情報を取得する手順と同様に通信部11を通じてRFID基地局のIDを取得して位置情報取得することができる。
また、上記した位置情報取得手段の他に、例えば、各家庭に設置されたサーバ装置にアクセスしてもよい。この場合、データ通信端末は、通信部11を通じてサーバ装置にアクセスをし、各サーバ装置個別のID情報を取得することで、位置情報を取得することが可能である。
なお、本実施形態における位置情報としては、緯度経度のように直接位置を指定する情報の他に、基地局のIDやサーバのID等、間接的に位置情報を一意に識別するような情報も含まれる。
図3に戻り、データ通信端末のデータ制御部12は、上記のようにして自身の位置情報を取得(ステップS12)すると、制御情報付加データ中のデータ取得位置情報に記録する。すなわち、データ通信端末がどこの位置でデータを受信したかを示す位置情報が記憶される。また、このときに取得した上記位置情報の種別等必要な情報もあわせて制御情報付加データに付加(ステップS13)する。その後、データ制御部12は、上記制御情報付加データと、受信データとを一対にしてデータ記憶部15に保存する(ステップS14)。
次に、上記制御情報付加データについて説明する。
図4は、制御情報付加データの構成を例示したものである。同図に示すように、制御情報付加データは、受信データ部aと、その受信データ部に関する制御情報を含む制御情報部bとで構成される。
受信データ部aは、受信データ(例えば、テキスト、画像、動画像、音楽、プログラム等のデータ)そのものであり、制御情報部bは、図3に示す処理手順において取得した位置情報(データ取得位置情報)の他、当該データの利用に関する情報(利用制限情報)が含まれる。
利用制御情報には、前述したOMA DRMで定義される転送禁止識別子b−1(転送可能又は転送不可能が識別子として付与され、例えば、ユーザの家族の父、母、子供等に対してあらかじめ付与される)、データの利用回数制限情報b−2(n回(n:整数))、利用期間制限情報b−3(年月時分)、利用制限識別子b−4(使用可能又は使用不可能が識別子として付与される)が含まれる。また、上記取得したデータ取得位置情報b−5として、例えば、GPSによる緯度経度の情報、RFIDによるタグID、無線LAN等の基地局ID(本例では、基地局ID=AE10391)等が含まれる。なお、これらの情報は複数記録することも可能である。データ取得位置情報種別b−6は、どの位置情報取得手段に基づいて位置情報を取得したかを区別するための情報であって、例えば、移動通信網における基地局IDや無線LAN等のアクセスポイントのIDに基づいて位置情報を取得する場合、データ取得位置情報種別は基地局IDとなる。
また、制御情報付加データは、上記の情報に付随して、位置の特定範囲を定める付加情報(データ利用許可範囲b−7)を追記してもよい。例えば、ある位置から半径10m以内での利用を認める場合、その範囲情報を位置情報に加えて付加することも可能である。データ利用許可範囲は、GPSによる緯度経度による位置の指定の場合に用いられることが多い。なぜなら、基地局ID等では、GPSによる測位と比してデータ通信端末の正確な位置までは把握できないからである。
なお、制御情報付加データには、上記制御情報の他に転送データ取得位置情報b−8(基地局ID等)、転送データ取得位置情報種別b−9、データ利用装置現位置情報b−10(基地局ID等)、データ取得位置現位置情報種別b−11が付加されるがこれら情報については後述する。
以上説明した制御情報付加データは、データ通信端末ユーザによる端末操作あるいはネットワーク上のゲートウェア装置等においてあらかじめ付加しておいてもよい。また、その場合にはデータ取得位置情報をデータ通信端末に書き込めるようにしておいてもよい。
次に、データ通信端末がデータを他のデータ通信端末に移動又はコピー(転送)
する場合の動作について説明する。例えば、図1に示すようなデータ通信端末A10からデータ通信端末B10にデータを移動又はコピーする場合である。
(転送データの転送)
データ通信端末は、データを他のデータ通信端末に対して転送する場合には、転送先データ通信端末の機体種別や機体情報を取得することによって転送先データ通信端末が本発明に基づくデータ利用制限をかけることが可能な能力を有するかどうかの判断を行う。つまり転送先データ通信端末が本発明に基づくものかどうかを判断する。
上記判断はデータ制御部12で行われ、当該データ制御部12は、上記判断をし、転送先データ通信端末がデータ転送可能端末であると判断した場合には、転送元のデータ通信端末は、データ記憶部15から転送する制御情報付加データを取り出し、通信部11を通じて転送先データ通信端末に送信する。
転送先データ通信端末は、転送元データ通信端末から送信された制御情報付加データを受信すると、転送データ受信時の自身の位置情報を確認する。
(転送データ受信時の位置情報確認)
転送先データ通信端末の通信部11は、転送元データ通信端末から送信された制御情報付加データを受信すると、受信した制御情報付加データをデータ制御部12に送る。データ制御部12は、制御情報付加データを受けとると、制御情報付加データ受信時の自身の位置情報を取得するための要求を位置情報取得部13に対して行い、位置情報取得部13から位置情報を取得する。位置情報取得のための処理は、図3において説明した位置情報取得手順と同様であり、GPS、無線通信、RFID等のいずれかが用いられて位置情報が取得される。
データ制御部12は、データ受信時の自身の位置情報を取得すると、その位置情報を制御情報付加データ中の転送データ取得位置情報b−8として記述する。
さらに、制御情報付加データに記述されているデータ取得位置情報(転送元データ通信端末の位置情報)と、転送データ取得位置情報(転送先データ通信端末の位置情報)b−8を照合し、照合の結果、転送データ取得位置情報が、データ取得位置情報と異なるか、データ利用許可範囲も含めた範囲に含まれない場合には、データ利用の制限に関する情報中の利用制限識別子を使用不可にセットする、あるいは当該転送データを削除することによって使用不可の状態にする。
一方、上記照合の結果、転送データ取得位置情報が、データ取得位置情報と同じ、データ利用許可範囲も含めた範囲に含まれる場合には、利用制限識別子を使用可能にセットすることによって、当該転送データを使用可能の状態にすると共に当該制御情報付加データをデータ記憶装置に記録する。
なお、データ通信端末が圏外にある等、一時的に位置情報の取得が不可能な場合には、制御情報記述部bの利用制限識別子を使用不可の状態にしてデータ通信端末に保存してもよい。これによって以下に説明する転送データの利用の際に、データの利用が不可能となるよう制御することが可能である。
次に、ユーザ等の指示に基づきデータ通信端末で転送データを利用する際の転送データの利用方法について説明する。
図5は、データ制御部12における転送データ利用時の第1の処理手順を示すフローチャートである。
(第1の転送データ利用方法)
図5において、データ通信端末のデータ制御部12は、ユーザや、データ通信端末内の別のプログラム等によりデータの利用指示を受信(ステップS21)すると、データ記憶部15から制御情報付加データを取り出す(ステップS22)。
次に、データ制御部12は、上記取り出した制御情報付加データ中の制御情報記述部に記述されている利用制限識別子を参照し、利用識別子が利用可能を示しているか否かを判定(ステップS23)する。
このステップS23の判定で、利用制限識別子が使用可能にセットされている場合(ステップS23のYes)には、制御情報付加データ中に含まれる受信データ部のデータをデータ利用制御部14に渡し(ステップS24)、当該データの利用を許可する。例えば、テキストや静止画像、動画像の場合その画面への表示や、音楽データの場合にはその再生等である。
一方、上記ステップS23の判定で、利用制限識別子が使用不可にセットされている場合(ステップS23でNo)には、当該データの利用ができないようにする。つまり、受信データ部のデータをデータ利用制御部14に渡さない。
このように本実施形態によれば、データ転送の際に、転送先データ通信端末と転送元データ通信端末が位置的に同じ場所で無い限り、データ転送を許可しないので、転送先データ通信端末の転送データの利用を制限することが可能である。
また、データ通信端末間は無線で接続されるので、モビリティを確保しながら、データ通信端末間の転送データの利用を制限することができる。
上記第1の転送データ利用方法では、転送データの利用の際に、上記転送データの受信の際に実行した位置情報の照合を行わない場合を例示したが、該位置情報の照合を行ってもよい。
次に、この態様を示す第2の転送データ利用方法について図6を参照して説明する。
図6は、データ制御部12における転送データ利用時の第2の処理手順を示すフローチャートである。
(第2の転送データ利用方法)
図6において、データ通信端末のデータ制御部12は、ユーザや、データ通信端末内の別のプログラム等によりデータの利用指示を受信する(ステップS31)と、データ記憶部15から制御情報付加データを取り出す(ステップS32)。
次に、データ制御部12は、データ利用時に位置情報の参照を行うかどうかを判定(ステップS33)する。なお、この判定は別の設定等であらかじめ決められているものとする。上記ステップS33の判定で、位置情報を取得すると判定(S33でYes)された場合、データ制御部12は、位置情報取得部13に対して位置情報の取得を要求(ステップS34)をし、その返答として位置情報取得部13から位置情報を取得(ステップS35)する。
その後データ制御部12は、位置情報を取得すると、その位置情報を先に取り出した制御情報付加データ中のデータ利用装置現位置情報b−10に記録(ステップS35)する。なお、このときに取得した位置情報の種別等必要な情報(データ取得位置現位置情報種別b−11)もあわせて付加する。
ステップS36では、データ制御部12は、データ利用装置現位置情報b−10とデータ取得位置情報b−5を照合し、照合の結果に基づいてデータの利用を許可してよいか否かを判断し、その結果によって利用制限識別子b−4の更新を行う。具体的には、上記照合の結果、データ利用装置現位置情報b−10が、データ取得位置情報と異なるか、データ利用許可範囲も含めた範囲に含まれない場合には、データ利用の制限に関する情報中の利用制限識別子を使用不可にセット(更新)し、データ利用装置現位置情報b−10が、データ取得位置情報と同じ、データ利用許可範囲も含めた範囲に含まれる場合には、利用制限識別子を使用可能にセットする。
その後データ制御部12は、ステップS37において、利用制限識別子を参照し、データの利用可能であるか否かを判定する。この判定で、利用制限識別子が使用可能にセットされている場合(ステップS37でYes)には、データ利用制御部14に対して制御情報付加データ中に含まれる受信データ部のデータを渡し(ステップS38)、当該データの利用を許可する。
一方、上記ステップS37の判定で、利用制限識別子が使用不可にセットされている場合(ステップS37でNo)には、当該データの利用ができないようにする。具体的には、データ制御部12は受信データ部のデータをデータ利用制御部14に送らない。
このように本実施形態によれば、転送元データ通信端末から転送先データ通信端末へデータを転送する際、転送先のデータ通信端末のその時点の位置情報を参照することによって、転送データの利用される位置を制限することが可能である。
すなわち、本発明によれば、家族はその多くが同居しているという性質を利用し、データを使用されるデータ通信端末間の位置関係に基づいてデータの利用許可及び制限をするようにしたので、家族はもとよりオフィス内の従業員など限られた人にのみデータを利用させることができる。
さらに、データ通信端末は、あらかじめ決められたタイミングにしたがって、上記転送データの受信の際に実行した位置情報の照合を行ってもよい。このようにして定期的にデータ通信端末の位置情報を参照することによって、データの利用される位置制限の精度を高めることができる。
また、さらに、転送データ受信時の位置情報確認、転送データの利用時の位置情報確認、定期的な位置情報確認を複数組み合わせる態様であっても勿論かまわない。
なお、本実施形態における上記データ通信端末は、例えば、無線通信機能を備えた携帯電話や携帯情報端末(PDA)等の移動局装置、あるいはコンピュータ等である。
本発明の実施の一形態に係るデータ通信方法が適用される通信システムの概要図である。 データ通信端末の構成例を示す機能ブロック図である。 データ通信端末におけるデータ取得時の処理手順を示すフローチャートである。 制御情報付加データの構成例を示す図である。 データ制御部における転送データ利用時の第1の処理手順を示すフローチャートである。 データ制御部における転送データ利用時の第2の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 データ通信端末
10,10 データ通信端末A,B
11 通信部
12 データ制御部
13 位置情報取得部
14 データ利用制御部
15 データ記憶部
100 ネットワーク
200 データ配信サーバ
300 GPS

Claims (5)

  1. データを受信して利用する通信端末装置において、
    第一の通信端末装置は、前記データを受信した際に、自身の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得した自身の位置情報を前記受信したデータと共に付加する情報付加手段と、
    前記付加した情報を含むデータを転送先となる第二の通信端末装置に送信する送信手段と、を備え、
    前記第二の通信端末装置は、前記第一の通信端末装置から送信されるデータを受信する受信手段と、
    前記データを受信した際に、自身の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得した自身の位置情報と前記受信したデータに含まれる前記第一の通信端末装置の位置情報とを照合して前記データの利用可否を判定するデータ利用可否判定手段と、
    前記判定結果に基づいて、前記データを使用可能又は使用不可の状態に制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 請求項1に記載の通信端末装置において、
    前記データ利用可否判定手段は、前記照合の結果、第一の通信端末装置と第二の通信端末装置との位置関係が近接あるいは同じであると判定したときは、前記データの利用を許可し、第一の通信端末装置と第二の通信端末装置との位置関係が近接でないあるいは同じでないと判定したときは、前記データの利用を不許可とすることを特徴とする通信端末装置。
  3. 請求項1又は2に記載の通信端末装置において、
    データの利用要求があった際に、現時点における自身の位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
    前記データ利用可否判定手段により、前記取得した自身の位置情報と前記受信したデータに含まれる通信端末装置の位置情報とを照合して前記データの利用可否を判定することを特徴とする通信端末装置。
  4. 請求項1乃至3いずれか記載の通信端末装置において、
    前記位置情報の代わりに、通信端末装置が直接通信する装置の識別子を示す情報を用いることを特徴とする通信端末装置。
  5. データを受信して利用する通信端末装置における通信方法であって、
    第一の通信端末装置は、前記データを受信した際に、自身の位置情報もしくは自身が直接通信する装置の識別子を取得するステップと、
    前記取得した位置情報もしくは装置の識別子を制御情報に付加し、この付加後の制御情報と前記受信したデータとを組にしたものを送信情報として転送先の第二の通信端末装置に送信するステップを備え、
    第二の通信端末装置は、前記第一の通信端末装置から送信される前記送信情報を受信するステップと、
    前記送信情報を受信した際に、自身の位置情報もしくは自身が直接通信する装置の識別子を取得するステップと、
    前記取得した位置情報もしくは装置の識別子と前記受信した送信情報に含まれる前記第一の通信端末装置の位置情報もしくは装置の識別子とを照合して前記データの利用の可否を判断するステップと、
    前記判定結果に基づいて、前記データを使用可能又は使用不可の状態に制御するステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。



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