JP2015000674A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗車人数などの加重変動をも考慮し、操舵トルクの増減を車両の状況に応じて最適にアシストすることのできる、操舵フィーリングの良い電動パワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】着座検出手段から検出された着座数が多いほど、大きな補正アシスト力を目標アシスト力に加算する構成とした。即ち、着座した人間の数が多いほど車体重量が重くなるので、大きな補正アシスト力を目標アシスト力に加算することで、運転者の負荷を軽減できる。その結果、操舵フィーリングの向上を図ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、電動モータにより操舵補助を行う電動パワーステアリング装置では、車速と操舵トルクより電流指令値を生成し、電流検出器で、電動モータに流れる実電流値を検出している。そして、電流指令値と実電流値の差分を演算し、この差分を公知のPID制御(比例制御、積分制御、微分制御)することにより電流フィードバック制御を構成している。この電流フィードバック制御により、最適なアシスト力を発生させることによって、快適な操舵フィーリングが得られるようにモータ制御を行っている。
しかし、上記PID制御を用いた電流フィードバック制御では、車両に乗車する人数によって車両重量が増えるにも拘らず、車速と操舵トルクのみからアシスト力を演算していたので、車両に乗車する人数によって操舵フィーリングが異なるという問題があった。そのため、例えば、特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置では、車両の加減速度を検出する加減速度検出装置を設け、加減速度検出装置により、前輪の加重変動量を推定して、アシスト力を発生させている。
特開平11−59468号公報
しかし、上記制御方法では、加減速度の変化によって、前輪の加重変動量を推定して、アシスト力を発生させているので、停車状態から発進時などの静的な状態から動的な状態に移行する場合が考慮されていないため、操舵トルクが低減する。また、車両加重変化量を車速加速度から推定しているため、車両人数などの加重変動に対し、最適なアシスト力を発生できないという問題があった。
本発明の目的は、乗車人数などの加重変動をも考慮し、操舵トルクの増減を車両の状況に応じて最適にアシストすることのできる、操舵フィーリングの良い電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、モータを駆動源として操舵系にステアリング操作を補助するアシスト力を付与すべく設けられた操舵力補助装置と、 操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記モータに流れる実電流値を検出する実電流値検出手段と、車両のシートに人間が着座したことを検出する着座検出手段と、前記モータに対する駆動電力の供給を通じて、前記操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記操舵トルク、及び前記車速に基づき前記操舵力補助装置に発生させるべき目標アシスト力を演算するとともに、前記目標アシスト力に対応する電流指令値に実電流値を追従させるべく、少なくとも比例器、積分器、微分器を有する電流フィードバック制御を実行する電動パワーステアリング装置において、前記制御手段は、前記着座検出手段から検出された着座数が多いほど、大きな補正アシスト力を前記目標アシスト力に加算すること、を要旨とする。
本請求項の電動パワーステアリング装置は、着座検出手段から検出された着座数が多いほど、大きな補正アシスト力を目標アシスト力に加算する構成とした。即ち、着座した人間の数が多いほど車体重量が重くなるので、大きな補正アシスト力を目標アシスト力に加算することで、運転者の負荷を軽減できる。その結果、操舵フィーリングの向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記車速検出手段から検出された車速から、前記車両の前進、または、後退を判定する判定手段を更に備え、前記判定手段が、前記車両が後退中と判定した時の前記補正アシスト力を、前記判定手段が、前記車両が前進中と判定した時の前記補正アシスト力より大きな値とすること、を要旨とする。
上記構成によれば、例えば、車庫入れや縦列駐車時のように、車両の後退時には、車両の前進時より大きな補正アシスト力を、目標アシスト力に加算することで、運転者の負荷を軽減できる。
その結果、操舵フィーリングの向上を図ることができる。
本発明によれば、乗車人数などの加重変動をも考慮し、操舵トルクの増減を車両の状況に応じて最適にアシストすることのできる、操舵フィーリングの良い電動パワーステアリング装置を提供することができる。
電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成図。 EPSの制御ブロック図。 電流指令値演算部の詳細制御ブロック図。 電流指令値演算部の処理手順を示すフローチャート図。
以下、コラム型の電動パワーステアリング装置(以下、EPSという)に具体化した本発明の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のEPS1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。尚、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10を連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角が変更されるようになっている。
また、EPS1は、モータ21を駆動源として操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ24と、EPSアクチュエータ24の作動を制御するECU27とを備えている。
本実施形態のEPSアクチュエータ24は、コラム型のEPSアクチュエータであり、その駆動源であるモータ21は、減速機構23を介してコラムシャフト8と駆動連結されている。そして、同モータ21の回転を減速機構23により減速してコラムシャフト8に伝達することによって、そのモータトルクをアシスト力として操舵系に付与する構成となっている。
一方、ECU27には、車速センサ25(車速検出手段)、トルクセンサ26(操舵トルク検出手段)、モータ回転角センサ22、及び着座センサ20(着座検出手段)が接続されている。そして、ECU27は、これら各センサの出力信号に基づいて、車速V、操舵トルクτ、モータ回転角θm、及び運転席の着座信号S1(以下、着座信号S1と呼ぶ)、助手席の着座信号S2(以下、着座信号S2と呼ぶ)を検出する。
尚、トルクセンサ26はツインレゾルバ型のトルクセンサである。ECU27は、図示しないトーションバーの両端に設けられた一対のレゾルバの各出力信号に基づいて操舵トルクτを演算する。また、ECU27は、これら検出される各状態量に基づいて目標アシスト力を演算し、その駆動源であるモータ21への駆動電力の供給を通じて、EPSアクチュエータ24の作動、即ち操舵系に付与するアシスト力を制御する。
次に、本実施形態のEPS1における電気的構成について説明する。
図2は、本実施形態のEPS1の制御ブロック図である。同図に示すように、ECU27は、モータ制御信号を出力するマイコン29(制御手段、判定手段)と、そのモータ制御信号に基づいて、EPSアクチュエータ24の駆動源であるモータ21に三相の駆動電力を供給する駆動回路40、及びモータ21に通電される各相電流値Iu、Iv、Iwを検出するための電流センサ30u、30v、30w(実電流値検出手段)とを備えている。
駆動回路40は、直列に接続された一対のスイッチング素子を基本単位(アーム)として各相に対応する3つのアームを並列接続してなる公知のPWMインバータ(図示せず)である。また、マイコン29の出力するモータ制御信号は、駆動回路40を構成する各スイッチング素子のオンデューティ比を規定するものとなっている。モータ制御信号が各スイッチング素子のゲート端子に印加され、モータ制御信号に応答して、各スイッチング素子がオン/オフすることにより、バッテリ28の電源電圧に基づく三相のモータ駆動電力を生成して、モータ21へと出力する構成になっている。
ECU27には、モータ21のモータ回転角θmを検出するためのモータ回転角センサ22が接続されている。そして、マイコン29は、これら各センサの出力信号に基づき検出されたモータ21の各相電流値Iu、Iv、Iw、及びモータ回転角θm、並びに上記操舵トルクτ、車速V、及び着座信号S1、S2に基づいて、駆動回路40にモータ制御信号を出力する。
以下に示す各制御ブロックは、マイコン29が実行するコンピュータプログラムにより実現されるものである。マイコン29は、所定のサンプリング周期で上記各状態量を検出し、所定周期毎に以下の各制御ブロックに示される各演算処理を実行することにより、モータ制御信号を生成する。
図2に示すように、マイコン29は、モータ21を制御する電流指令値を演算する電流指令値演算部31と、上記駆動回路40を制御するモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成部44と、を備えている。
マイコン29は、各相電流値Iu、Iv、Iwをd/q座標系に写像することにより(d/q変換)、同d/q座標系における電流フィードバック制御を実行する。そして、駆動回路40を構成するFETのオン/オフタイミングを決定するDUTY指令値をPWM変換部38で生成し、そのDUTY指令値に基づいてゲートオン/オフ信号の出力を実行する。
詳述すると、トルクセンサ26により検出された操舵トルクτ、車速センサ25により検出された車速V、及び着座センサ20により検出された着座信号S1、S2は、電流指令値演算部31に入力される。更に、電流センサ30u、30v、30wにより検出された各相電流値Iu、Iv、Iw、及びモータ回転角センサ22により検出されたモータ回転角θmは、d/q変換演算部36へと入力される。
そして、電流指令値演算部31は、その操舵トルクτ、車速V、及び着座信号S1、S2に基づいて、アシストトルクの制御目標であるq軸電流指令値Iq*を演算し、d/q変換演算部36は、入力されたモータ回転角θmに基づいて、各相電流値Iu、Iv、Iwをd/q座標系のd軸電流値Id及びq軸電流値Iqに変換する。
次に、電流指令値演算部31を、図3の電流指令値演算部の詳細制御ブロック図に基づいて、詳細に説明する。
電流指令値演算部31は、操舵トルクτ、車速Vから基本電流指令値Iq1*を生成する基本電流指令値演算マップ32と、着座信号S1、S2、及び車速Vから補正電流指令値を演算する補正電流指令値演算マップ33で構成されている。
更に、補正電流指令値演算マップ33は、車両前進時補正電流指令値Iq2*を生成する車両前進時補正電流指令値演算マップ33Aと、車両後退時補正電流指令値Iq3*を生成する車両後退時補正電流指令値演算マップ33Bで構成されている。そして、基本電流指令値Iq1*、車両前進時補正電流指令値Iq2*、及び車両後退時補正電流指令値Iq3*は、加算器31Jで加算されて、q軸電流指令値Iq*が生成される。
車速Vが正値の場合には、車両が前進していると判定され、車両前進時補正電流指令値演算マップ33Aが選択される。車両前進時補正電流指令値演算マップ33Aは、横軸に着座信号S1、S2から検出される乗車人数が、縦軸に車両前進時補正電流指令値Iq2*によって構成されている。
一方、車速Vが負値の場合には、車両が後退していると判定され、車両後退時補正電流指令値演算マップ33Bが選択される。車両後退時補正電流指令値演算マップ33Bは、横軸に着座信号S1、S2から検出される乗車人数が、縦軸に車両後退時補正電流指令値Iq3*によって構成されている。
尚、乗車人数に対する補正電流指令値は、車両後退時の方が、車両前進時よりも大きな値となっている。これは、車両後退時は、車両の車庫入れや、車両縦列駐車の場合があり、アシスト力が多く必要なためである。
次に、電流指令値演算部31により演算されたq軸電流指令値Iq*、並びにd/q変換演算部36により演算されたd軸電流値Id及びq軸電流値Iqは、それぞれd/q各軸に対応するd軸電流制御演算部35、q軸電流制御演算部34に入力される。
尚、本実施形態では、d軸電流制御演算部35には、d軸電流指令値Id*としてゼロ(Id*=0)が入力される。そして、d軸電流制御演算部35は、d軸電流指令値Id*とd軸電流値Idとの偏差に基づくd軸PID制御部35Bにより、d軸電圧指令値Vd*を演算する。同様に、q軸電流制御演算部34は、q軸電流指令値Iq*とq軸電流値Iqとの偏差に基づくq軸PID制御部35Aにより、q軸電圧指令値Vq*を演算する。
d軸電流制御演算部35、q軸電流制御演算部34により演算されたd軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*は、モータ回転角θmとともにd/q逆変換演算部37に入力される。d/q逆変換演算部37は、入力されたモータ回転角θmに基づきd軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*を三相の相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*に変換する。そして、PWM変換部38は、この各相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*に基づいて、各相のDUTY指令値を生成し、モータ制御信号として、駆動回路40に出力される。
詳述すると、d軸電流制御演算部35には、d軸電流指令値Id*としてゼロ(Id*=0)が入力される。d軸電流指令値Id*は、d/q変換演算部36により演算されたd軸電流値Idと減算器35Jで減算され、d軸偏差電流値ΔIdを生成する。生成されたd軸偏差電流値ΔIdは、d軸PID制御部35B(比例器、積分器、及び微分器)に入力される。そして、d軸PID制御部35Bの出力は、d軸電圧指令値Vd*としてd/q逆変換演算部37に入力される。
一方、q軸電流制御演算部34には、電流指令値演算部31により演算されたq軸電流指令値Iq*が入力される。q軸電流指令値Iq*は、d/q変換演算部36により演算されたq軸電流値Iqと減算器34Jで減算され、q軸偏差電流値ΔIqを生成する。生成されたq軸偏差電流値ΔIqは、q軸PID制御部34A(比例器、積分器、及び微分器)に入力される。そして、q軸PID制御部34Aの出力は、q軸電圧指令値Vq*としてd/q逆変換演算部37に入力される。
次に、本実施形態のマイコン29による電流指令値演算部の処理手順について、図4に基づいて説明する。
マイコン29は、操舵トルクτを読込む(ステップS101)。続いて、マイコン29は、車速Vを読込む(ステップS102)。更に、マイコン29は、運転席の着座信号S1、及び助手席の着座信号S2を読込む(ステップS103)。そして、マイコン29は、操舵トルクτと、車速Vより基本電流指令値Iq1*を演算する(ステップS104)。
次に、マイコン29は、運転席の着座信号S1がオンか否かを判定する(ステップS105)。そして、マイコン29は、運転席の着座信号S1がオンの場合(ステップS105:YES)には、続いてマイコン29は、助手席の着座信号S2がオンか否かを判定する(ステップS106)。そして、マイコン29は、助手席の着座信号S2がオンの場合(ステップS106:YES)には、続いてマイコン29は、車速Vが零より大きいか否かを判定する(ステップS107)。
そして、マイコン29は、車速Vが零より大きい場合(V>0、ステップS107:YES)には、車両が前進していると判断して、続いてマイコン29は、車両前進時補正電流指令値Iq22*を演算する(ステップS108)。そして、マイコン29は、q軸電流指令値Iq*(電流指令値)を演算(Iq*←Iq1*+Iq22*、ステップS109)し、q軸電流指令値Iq*をq軸電流制御演算部34に出力して(ステップS110)、処理を終える。
一方、マイコン29は、車速Vが零以下の場合(V≦0、ステップS107:NO)には、車両が後退していると判断して、続いてマイコン29は、車両後退時補正電流指令値Iq32*を演算する(ステップS111)。そして、マイコン29は、q軸電流指令値Iq*(電流指令値)を演算(Iq*←Iq1*+Iq32*、ステップS112)し、q軸電流指令値Iq*をq軸電流制御演算部34に出力して(ステップS110)、処理を終える。
更に、マイコン29は、助手席の着座信号S2がオフの場合(ステップS106:NO)には、続いてマイコン29は、車速Vが零より大きいか否かを判定する(ステップS113)。そして、マイコン29は、車速Vが零より大きい場合(V>0、ステップS113:YES)には、車両が前進していると判断して、続いてマイコン29は、車両前進時補正電流指令値Iq21*を演算する(ステップS114)。そして、マイコン29は、q軸電流指令値Iq*(電流指令値)を演算(Iq*←Iq1*+Iq21*、ステップS115)し、q軸電流指令値Iq*をq軸電流制御演算部34に出力して(ステップS110)、処理を終える。
一方、マイコン29は、車速Vが零以下の場合(V≦0、ステップS113:NO)には、車両が後退していると判断して、続いてマイコン29は、車両後退時補正電流指令値Iq31*を演算する(ステップS116)。そして、マイコン29は、q軸電流指令値Iq*(電流指令値)を演算(Iq*←Iq1*+Iq31*、ステップS117)し、q軸電流指令値Iq*をq軸電流制御演算部34に出力して(ステップS110)、処理を終える。更に、マイコン29は、運転席の着座信号S1がオフの場合(ステップS105:NO)には、何もしないで、処理を終える。
次に、上記のように構成された本実施形態のEPS1の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、着座センサから検出された着座数が多いほど、大きな補正アシスト力を目標アシスト力に加算する構成とした。即ち、着座した人間の数が多いほど車体重量が重くなるので、大きな補正アシスト力を目標アシスト力に加算することで、運転者の負荷を軽減できる。その結果、操舵フィーリングの向上を図ることができる。
更に、本実施形態では、車速から、車両の前進、または、後退を判定する判定手段を更に備え、判定手段が、車両が後退中と判定した時の補正アシスト力を、判定手段が、車両が前進中と判定した時の補正アシスト力より大きな値とする構成とした。
上記構成によれば、例えば、車庫入れや縦列駐車時のように、車両の後退時には、大きな補正アシスト力を目標アシスト力に加算することで、運転者の負荷を軽減できる。
その結果、操舵フィーリングの向上を図ることができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、着座センサを運転席と、助手席の2つとしたが、これに限定することはなく、全ての座席に着座センサを設ける構成としてもよい。更に、着座センサ信号を、上位ECUから通信で受信するようにしてもよい。
・本実施形態では、運転席と、助手席の着座センサの出力に対して、補正電流を同じにしたが、これに限定することはなく、各着座センサに重みを持たせて、例えば運転席と助手席では、補正電流を変えてもよい。また、前列、後列で補正電流を変えても、勿論よい。
・本実施形態では、本発明をコラムアシストEPSに具体化したが、本発明をラックアシストEPSやピニオンアシストEPSに適用してもよい。
1:電動パワーステアリング装置(EPS)、2:ステアリング、
3:ステアリングシャフト、4:ラックアンドピニオン機構、5:ラック軸、
8:コラムシャフト、9:インターミディエイトシャフト、10:ピニオンシャフト、11:タイロッド、12:転舵輪、20:着座センサ(着座検出手段)、
21:モータ、22:モータ回転角センサ、
23:減速機構、24:EPSアクチュエータ(操舵力補助装置)、
25:車速センサ(車速検出手段)、26:トルクセンサ(操舵トルク検出手段)、27:ECU、28:バッテリ、29:マイコン(制御手段、判定手段)、
30u、30v、30w:電流センサ(実電流値検出手段)、
31:電流指令値演算部、32:基本電流指令値演算マップ、
33:補正電流指令値演算マップ、
33A:車両前進時補正電流指令値演算マップ、
33B:車両後退時補正電流指令値演算マップ、
34:q軸電流制御演算部、34A:q軸PID制御部、
35:d軸電流制御演算部、35B:d軸PID制御部、
36:d/q変換演算部、37:d/q逆変換演算部、38:PWM変換部、
40:駆動回路、44:モータ制御信号生成部、
31J:加算器、34J、35J:減算器、
V:車速、τ:操舵トルク、θm:モータ回転角、
Iu、Iv、Iw:各相電流値、
S1:運転席の着座信号、S2:助手席の着座信号、
Iq1*:基本電流指令値、Iq2*:車両前進時補正電流指令値、
Iq3*:車両後退時補正電流指令値、
Iq*:q軸電流指令値(電流指令値)、Id*:d軸電流指令値、
Id:d軸電流値、ΔId:d軸偏差電流値、ΔIq:q軸偏差電流値、
Iq:q軸電流値、Vd*:d軸電圧指令値、Vq*:q軸電圧指令値、
Vu*、Vv*、Vw*:各相電圧指令値

Claims (2)

  1. モータを駆動源として操舵系にステアリング操作を補助するアシスト力を付与すべく設けられた操舵力補助装置と、
    操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    前記モータに流れる実電流値を検出する実電流値検出手段と、
    車両のシートに人間が着座したことを検出する着座検出手段と、
    前記モータに対する駆動電力の供給を通じて、前記操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記操舵トルク、及び前記車速に基づき前記操舵力補助装置に発生させるべき目標アシスト力を演算するとともに、前記目標アシスト力に対応する電流指令値に実電流値を追従させるべく、少なくとも比例器、積分器、微分器を有する電流フィードバック制御を実行する電動パワーステアリング装置において、
    前記制御手段は、前記着座検出手段から検出された着座数が多いほど、大きな補正アシスト力を前記目標アシスト力に加算すること、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記制御手段は、前記車速検出手段から検出された車速から、前記車両の前進、または、後退を判定する判定手段を更に備え、
    前記判定手段が、前記車両が後退中と判定した時の前記補正アシスト力を、前記判定手段が、前記車両が前進中と判定した時の前記補正アシスト力より大きな値とすること、
    を特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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CN113891827B (zh) * 2019-05-29 2024-01-09 日本精工株式会社 车辆用转向装置

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