JP2015000673A - キャスター - Google Patents
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Abstract
【課題】旋回軸方向及び車軸に対する斜めに作用する衝撃を吸収でき、キャスターの損傷を防止できる、キャスターを提供する。
【解決手段】このキャスター10は、被取付部材に一端が固定される旋回軸30と、この旋回軸30を介して前記被取付部材に対して旋回可能に装着されるフレーム20と、このフレーム20に前記旋回軸30と直角に交差する方向に挿通された車軸40を介して、前記フレーム20に回転可能に装着された車輪50とを備え、旋回軸30の前記被取付部材への固定部と前記フレーム20との間に、環状の弾性部材からなる第1ダンパ35が装着され、前記フレーム20と前記車軸40との間に、スリーブ状の弾性部材からなる第2ダンパ60が装着されている。
【選択図】図1
【解決手段】このキャスター10は、被取付部材に一端が固定される旋回軸30と、この旋回軸30を介して前記被取付部材に対して旋回可能に装着されるフレーム20と、このフレーム20に前記旋回軸30と直角に交差する方向に挿通された車軸40を介して、前記フレーム20に回転可能に装着された車輪50とを備え、旋回軸30の前記被取付部材への固定部と前記フレーム20との間に、環状の弾性部材からなる第1ダンパ35が装着され、前記フレーム20と前記車軸40との間に、スリーブ状の弾性部材からなる第2ダンパ60が装着されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、机や家具などに取付けられ、それらを移動可能とするキャスターに関する。
例えば、机や、机の下方に収容されるサイドキャビネット、家具、テレビ台、ワゴン、ベッド、医療用装置等の被取付部材には、それらの移動を容易にするためのキャスターが取付けられている場合がある。
この種のキャスターとしては、家具等の被取付部材に固定される旋回軸と、該旋回軸を介して前記被取付部材等に対して旋回するフレームと、該フレームに車軸を介して装着される車輪とを備えた構造が広く用いられている。
しかし、上記被取付部材を、キャスターを介して床や地面上等を移動していく際に、床や地面に段差があったり、障害物等があったりすると、キャスターの車輪に振動や衝撃が作用して、車輪やその支持部が破損するおそれがある。また、車輪や車軸、旋回軸等を通じて、被取付部材に振動や衝撃が伝わり、被取付部材によっては問題が生じることがあった(特に医療機器等の場合)。そのため、車輪に作用する振動や衝撃を吸収する構造を有する、キャスターが用いられることがある。
上記のようなキャスターとして、下記特許文献1には、キャスターをゴム製弾性体を介して、超音波診断装置のフレームに保持する、超音波診断装置のキャスター保持装置が記載されている。
その第1実施形態には、U字フレームに車軸を介して車輪が回動支持され、U字フレームの上端から突出したネジが、キャスター取付板と、筒状のゴムと、フレーム取付板とを介して、超音波診断装置のフレームの下部に固定されたキャスターが記載されている。この構造では、筒状のゴムの平面部(端面)が車軸に対して平行に配置されて、車輪に作用する振動や衝撃が、前記ゴムによって吸収されるようになっている。
また、第2実施形態には、キャスターの車軸が、キャスター取付板と、筒状のゴムと、フレーム取付板とを介して、超音波診断装置のフレーム側壁に取付けられたキャスターが記載されている。この構造では、筒状のゴムの平面部(端面)が車軸に対して垂直に配置されて、車輪に作用する振動や衝撃が、前記ゴムによって吸収されるようになっている。
一方、下記特許文献2には、支持対象の装置に対して、縦姿勢となるように取付けられた円柱状の軸部材と、該軸部材の外周に旋回可能に装着された車輪支持部材と、該車輪支持部材に車軸を介して回動支持された車輪とを有するキャスター装置が記載されている。また、前記車輪支持部材の上端と、支持対象の装置のベースフレームとの間には、一対のワッシャを介して、弾性を有する素材からなるOリングが挟持されている。そして、車輪から振動や衝撃が作用した場合には、一対のワッシャ間のOリングによって、それらが吸収されるようになっている。
ところで、被取付部材がキャスターを介して移動していく際に、床や地面上等に大きな段差や障害物がある場合、これをキャスターが乗り越えた後、床や地面上に再び接地したときに、車輪を支持する車軸に対して斜めに強い衝撃が作用することがあり、それによって破損してしまうことがあった。
上記特許文献1のキャスター保持装置の第1実施形態では、U字フレームの上端から突出したネジ(旋回軸)の外周に配置された筒状のゴムによって、振動や衝撃が吸収されるようになっているが、上下方向の振動や衝撃は、筒状のゴムの軸方向に作用するので、吸収効果が充分に得られない可能性があった。また、車軸に対して斜めに作用する振動や衝撃を効果的に吸収することができなかった。
上記特許文献1のキャスター装置の第2実施形態では、車軸の外周に配置された筒状のゴムによって、振動や衝撃が吸収されるようになっているが、上下方向にかかる強い振動や衝撃を充分に吸収できず、破損を防止できない可能性があった。
また、上記特許文献2のキャスター装置では、車輪支持部材の上端と、支持対象の装置のベースフレームとの間に、一対のワッシャを介して配置された弾性を有する素材からなるOリングによって上下方向の振動を吸収するようになっているが、車軸に対して斜めにかかる振動や衝撃に対する吸収効果は乏しかった。
したがって、本発明の目的は、旋回軸方向に作用する衝撃だけでなく、車軸に対して斜めに作用する衝撃も吸収でき、衝撃による損傷をより効果的に防止することができる、キャスターを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のキャスターは、被取付部材に一端が固定される旋回軸と、この旋回軸を介して前記被取付部材に対して旋回可能に装着されるフレームと、このフレームに前記旋回軸と直角に交差する方向に挿通された車軸を介して、前記フレームに回転可能に装着された車輪とを備え、前記旋回軸の前記被取付部材への固定部と前記フレームとの間に、環状の弾性部材からなる第1ダンパが装着され、前記フレームと前記車軸との間に、スリーブ状の弾性部材からなる第2ダンパが装着されていることを特徴とする。
本発明のキャスターによれば、第1ダンパが、旋回軸方向にかかる衝撃を効果的に吸収し、第2ダンパが、車軸に対して斜めにかかる衝撃を効果的に吸収するので、衝撃に対するキャスターの損傷を効果的に防止できる。
本発明のキャスターにおいては、前記車軸は、前記フレームを貫通して配置され、前記フレームを間にして、前記車軸の両端部に前記車輪がそれぞれ装着されていることが好ましい。
上記態様によれば、車軸の両端部に装着された2つの車輪によって、被取付部材の荷重を安定して受けることができると共に、斜めから衝撃力が作用したり、凹凸部に乗り上げたりしたときに、2つの車輪にアンバランスな荷重がかかっても、フレームと車軸との間に配置されたスリーブ状の弾性部材からなる第2ダンパによって、フレームに対する車軸の傾きがある程度許容されるので、衝撃を吸収してキャスターの損傷を防止できる。
本発明のキャスターにおいては、前記第2ダンパの内周には、金属又は樹脂からなるスリーブが配置され、前記第2ダンパの端面には、その外周から軸方向に環状に突出したリブが形成され、その内側が凹部をなしており、前記スリーブの端面は、前記リブよりも内方に引っ込んで配置されており、前記リブの外側にワッシャを介して前記車輪が取付けられていることが好ましい。
上記態様によれば、車輪に対して車軸方向に衝撃力が作用したとき、第2ダンパの端面から突出するリブが伸縮して、その衝撃力を吸収するので、キャスターの破損をより効果的に防止できる。
本発明のキャスターによれば、第1ダンパが、旋回軸方向にかかる衝撃を効果的に吸収し、第2ダンパが、車軸に対して斜めにかかる衝撃を効果的に吸収するので、衝撃に対するキャスターの損傷を効果的に防止できる。
以下、図1〜6を参照して、本発明のキャスターの一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態のキャスター10は、被取付部材1に一端が固定される旋回軸30と、該旋回軸30を介して被取付部材1に対して旋回可能に装着されるフレーム20と、該フレーム20に前記旋回軸30と直角に交差する方向に挿通された車軸40を介して、同該フレーム20に回転可能に装着された一対の車輪50,50とを備えている。
なお、前記被取付部材1としては、机、椅子、キャビネット、机下方のサイドキャビネット、家具、テレビ台、ワゴン、ベッド、医療用装置など、様々なものが挙げられる。
図1に示すように、前記フレーム20は、所定厚さのブロック状をなし、その外周の一部が円弧状曲面を呈しており、その所定位置に、厚さ方向に貫通する車軸孔21が形成され、該車軸孔21に前記車軸40が挿通支持されるようになっている(図3、図5及び図6参照)。また、フレーム20の厚さ方向両側であって、その外周縁からは周壁22が突設されている。
更にフレーム20の、前記車軸孔21に対して直角に交差する方向には、前記旋回軸30が挿通支持される旋回軸孔25が形成されている(図1、図3及び図6参照)。また、フレーム20の前記車軸孔21に近接した位置には、フレーム20の厚さ方向に貫通したスライド孔27が、前記周壁22側に向けて所定長さで形成されている(図1及び図3参照)。更に図1に示すように、フレーム20の厚さ方向中間には、円弧状曲面に沿って、前記スライド孔27に連通するスリット28が形成されている。
旋回軸30は、その基端部31の外周にネジが形成され、同基端部31に隣接してフランジ部32が形成されており、この基端部31を被取付部材1(図3参照)の図示しないネジ孔に螺着して、フランジ部32が同ネジ孔の周縁に係合することで、被取付部材1に対して旋回軸30が固定されるようになっている。また、旋回軸30の先端部外周には、Eリング37の装着用の装着溝36が形成されている。
なお、上記基端部31及びフランジ部32が、本発明における「前記旋回軸の前記被取付部材への固定部」をなしている。
また、図1〜3に示すように、旋回軸30のフランジ部32に隣接した位置に、一対のワッシャ34,34と、該一対のワッシャ34,34の間に挟持された、環状の弾性部材からなる第1ダンパ35が配置されるようになっている。
この第1ダンパ35としては、天然ゴムや、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム等のゴム等や、それ以外の弾性材料や、また、コイルスプリングや、リング状の板バネ等を用いることができるが、ゴムであることが好ましい。
そして、前記旋回軸30のフランジ部32に隣接した位置に、一対のワッシャ34,34で第1ダンパ35を挟み込んで配置して、その状態で前記フレーム20の旋回軸孔25に挿通して、旋回軸30の装着溝36にEリング37を装着する。これによって、旋回軸孔25に旋回軸30が抜け止めされると共に、旋回軸30のフランジ部32と、フレーム20の上端部との間に、一対のワッシャ34,34を介して第1ダンパ35が装着され、かつ、旋回軸30に対してフレーム20が旋回可能に装着されるようになっている(図2及び図3参照)。
一方、車輪50は、車軸40の両端部に配置される一対のものからなり、各車輪50の、フレーム20側の内側面に凹部51が形成され、該凹部51の内周縁には、車輪50の周方向に沿って凹凸部52が形成されている(図1参照)。また、各車輪50の中央には、挿通孔53が形成されていると共に、その周縁からはボス54が突設されており、上記挿通孔53に車軸40が挿通されるようになっている。前記車軸40は、一端部外周にフランジ部41が設けられており、また、他端部外周にEリング43の装着用の装着溝42が形成されている。
そして、フレーム20の車軸孔21と上記車軸40との間に、スリーブ状の弾性部材からなる第2ダンパ60が装着されるようになっている。
図1、図5及び図6に示すように、この実施形態における第2ダンパ60は、前記フレーム20の車軸孔21の内径に適合するか又はやや大きい外径で形成された、円形スリーブ状(円筒状)をなしている。なお、第2ダンパ60の形状は、角形スリーブ状や、円形スリーブの一部をカットした形状等として、車軸孔21に対して第2ダンパ60を回り止めする構造としてもよく、特に限定はない。第2ダンパ60は、圧入や接着等の方法で、車軸孔21の内周に固定することができる。
この第2ダンパ60としては、上記第1ダンパ35と同様に、天然ゴムや、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム等のゴム等や、それ以外の弾性材料や、また、コイルスプリングや、リング状の板バネ等を用いることができるが、ゴムであることが好ましい。
図3〜6に示すように、前記第2ダンパ60の内周には、金属又は樹脂からなる円筒状のスリーブ61が配置されており、このスリーブ61の内周に、前記車軸40が挿通されて支持されるようになっている。また、第2ダンパ60の軸方向両端面の外周縁からは、軸方向に向けて所定高さで、環状をなしたリブ63,63がそれぞれ突出しており、その内側が円形状の凹部65,65をなしている。
なお、これらのリブ63,63は、フレーム20の車軸孔21に第2ダンパ60が挿入配置された状態で、フレーム20の厚さ方向両側の端面よりも高く突出するようになっている(図5及び図6参照)。更に、第2ダンパ60の内周に配置されるスリーブ61は、その軸方向両端面が、第2ダンパ60のリブ63,63よりも内方に引っ込んだ位置に配置されるようになっている(図5及び図6参照)。
そして、車軸40の装着溝42が形成された端部を、1つの車輪50の挿通孔53に挿入し、更にワッシャ67に挿通する。一方、前記フレーム20の車軸孔21の内周に、第2ダンパ60を挿入して固定すると共に、第2ダンパ60の内周にはスリーブ61が配置された状態にする。そして、フレーム20の車軸孔21を通して、スリーブ61内に上記車軸40を挿入し、車軸40のフレーム20から突出した端部を、もう1つのワッシャ67と、もう1つの車輪50の挿通孔53に挿入する。更に、もう1つの車輪50の挿通孔53から突出した車軸40の端部の装着溝42にEリング43を嵌合させる。これにより、車軸40のフランジ部41が一方の車輪50のザグリ部56に係合すると共に、該車軸40の装着溝42にEリング43が装着されて、フレーム20の厚さ方向両側に一対の車輪50,50が抜け止め状態で配置され、フレーム20に対して一対の車輪50,50が回転可能に装着される(図2〜6参照)。
また、上記状態では、図5及び図6に示すように、前記車軸40が、フレーム20の車軸孔21を貫通して配置され、同フレーム20を間にして、車軸40の両端部に車輪50,50がそれぞれ装着されると共に、第2ダンパ60の両端のリブ63,63の外側に、ワッシャ67,67を介して、車輪50,50が配置された状態となっている。
前記フレーム20に形成されたスライド孔27には、ロック部材70がスライド可能に配置されている。図6に示すように、このロック部材70は、フレーム20の厚さ方向に沿って配置される長板状の基部71と、該基部71の長さ方向両端部から突設した突起73,73とを有している。
そして、該ロック部材70は、前記フレーム20のスライド孔27に配置された付勢バネ75によって、各車輪50の凹凸部52,52に向けて付勢され、常時は各車輪50の凹凸部52に前記突起73,73が係合して、フレーム20に対して、一対の車輪50,50が回転しないようにロックされるようになっている(図3参照)。
更に、前記フレーム20のスリット28には、レバー部材80が、フレーム20の周方向に沿って上下回動可能に装着されている。このレバー部材80は、前記スリット28に挿入される板状の基部81と、該基部81に連設され、フレーム20の外周に配置される操作部83とを有しており、前記基部81が支軸85によって、フレーム20の外周に沿って上下に回動可能に装着されるようになっている(図3及び図4参照)。また、基部81の先端部には、前記ロック部材70の基部71に当接するカム面82が形成されている。
そして、上記レバー部材80は、前記ロック部材70が付勢され、その突起73が車輪50の凹凸部52に係合した状態で、操作部83が下方に配置されており(図3参照)、この状態から操作部83を摘んで、支軸85を介してレバー部材80を上方に引き上げると、基部81のカム面82によって、付勢バネ75の付勢力に抗して、ロック部材70がフレーム内方に押し込まれて、突起73が車輪50の凹凸部52から外れて、車輪50の回転ロックが解除されるようになっている(図4参照)。
次に、上記構造からなるキャスター10の作用効果について説明する。
図2及び図3に示すように、このキャスター10の場合、常時は、付勢バネ75によりロック部材70が付勢され、その突起73が各車輪50の凹凸部52に係合して、フレーム20に対して、一対の車輪50,50が回転ロックされている。そして、操作部83を摘まんで、支軸85を介してレバー部材80を上方に回動させると、カム面82が付勢バネ75の付勢力に抗してロック部材70をフレーム内方に押し込んで、突起73が車輪50の凹凸部52から外れて、車輪50の回転ロックが解除される(図4参照)。
そして、車輪50の回転ロックが解除された状態で、被取付部材1を移動させていき、キャスター10の車輪50が、床や地面の段差や障害物(凹凸部)を乗り越えた後、床や地面に再び接地したときに、車輪50に強い衝撃がかかると共に、車軸40に斜めに強い衝撃が作用する場合がある(図5参照)。
このとき、このキャスター10においては、旋回軸30のフランジ部32に隣接した位置に、一対のワッシャ34,34を介して、環状の弾性部材からなる第1ダンパ35が配置されているので、旋回軸方向にかかる衝撃を効果的に吸収することができる(図4参照)。
また、フレーム20の車軸孔21と車軸40との間に、円形スリーブ状の第2ダンパ60が配置されているので、車軸40に対して斜めにかかる衝撃を効果的に吸収することができる(図5及び図6参照)。
このように、第1ダンパ35及び第2ダンパ60によって、車輪50や車軸40、旋回軸30等に対する衝撃を効果的に吸収することができるので、衝撃に対するキャスター10の損傷を効果的に防止することができる。
また、この実施形態では、図5に示すように、車軸40が、フレーム20の車軸孔21を貫通して配置され、同フレーム20を間にして、車軸40の両端部に車輪50,50がそれぞれ装着されている。そのため、車軸40の両端部に装着された2つの車輪50,50によって、被取付部材1の荷重を安定して受けることができる。
また、キャスター10により移動中に、車輪50が、斜めから衝撃力が作用したり、床や地面の段差や障害物に乗り上げたりして、2つの車輪50,50にアンバランスな荷重がかかっても、フレーム20と車軸40との間に配置された第2ダンパ60によって、フレーム20に対する車軸40の傾きがある程度許容されるので(図5参照)、その衝撃が吸収されてキャスター10の損傷をより効果的に防止することができる。
更にこの実施形態では、図5及び図6に示すように、第2ダンパ60の内周に配置されるスリーブ61は、その軸方向両端面が、第2ダンパ60のリブ63,63よりも内方に引っ込んだ位置に配置されると共に、リブ63,63の外側に、ワッシャ67,67を介して、車輪50,50が配置されている。そのため、車輪50に対して車軸方向に衝撃力が作用したとき、第2ダンパ60の端面から突出するリブ63,63が伸縮して、その衝撃力を吸収するので、キャスター10の破損をより効果的に防止することができる。
1 被取付部材
10 キャスター
20 フレーム
21 車軸孔
22 周壁
25 旋回軸孔
27 スライド孔
28 スリット
30 旋回軸
31 先端部
32 フランジ部
34 ワッシャ
35 第1ダンパ
36 装着溝
37 Eリング
40 車軸
41 フランジ部
42 装着溝
43 Eリング
50 車輪
51 凹部
52 凹凸部
53 挿通孔
54 ボス
56 ザグリ部
60 第2ダンパ
61 スリーブ
63 リブ
65 凹部
67 ワッシャ
70 ロック部材
71 基部
73 突起
75 付勢バネ
80 レバー部材
81 基部
82 カム面
83 操作部
85 支軸
10 キャスター
20 フレーム
21 車軸孔
22 周壁
25 旋回軸孔
27 スライド孔
28 スリット
30 旋回軸
31 先端部
32 フランジ部
34 ワッシャ
35 第1ダンパ
36 装着溝
37 Eリング
40 車軸
41 フランジ部
42 装着溝
43 Eリング
50 車輪
51 凹部
52 凹凸部
53 挿通孔
54 ボス
56 ザグリ部
60 第2ダンパ
61 スリーブ
63 リブ
65 凹部
67 ワッシャ
70 ロック部材
71 基部
73 突起
75 付勢バネ
80 レバー部材
81 基部
82 カム面
83 操作部
85 支軸
Claims (3)
- 被取付部材に一端が固定される旋回軸と、この旋回軸を介して前記被取付部材に対して旋回可能に装着されるフレームと、このフレームに前記旋回軸と直角に交差する方向に挿通された車軸を介して、前記フレームに回転可能に装着された車輪とを備えたキャスターにおいて、
前記旋回軸の前記被取付部材への固定部と前記フレームとの間に、環状の弾性部材からなる第1ダンパが装着され、
前記フレームと前記車軸との間に、スリーブ状の弾性部材からなる第2ダンパが装着されていることを特徴とするキャスター。 - 前記車軸は、前記フレームを貫通して配置され、前記フレームを間にして、前記車軸の両端部に前記車輪がそれぞれ装着されている請求項1記載のキャスター。
- 前記第2ダンパの内周には、金属又は樹脂からなるスリーブが配置され、前記第2ダンパの端面には、その外周から軸方向に環状に突出したリブが形成され、その内側が凹部をなしており、前記スリーブの端面は、前記リブよりも内方に引っ込んで配置されており、前記リブの外側にワッシャを介して前記車輪が取付けられている請求項1又は2記載のキャスター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013126480A JP2015000673A (ja) | 2013-06-17 | 2013-06-17 | キャスター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013126480A JP2015000673A (ja) | 2013-06-17 | 2013-06-17 | キャスター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015000673A true JP2015000673A (ja) | 2015-01-05 |
Family
ID=52295451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013126480A Pending JP2015000673A (ja) | 2013-06-17 | 2013-06-17 | キャスター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015000673A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018113998A (ja) * | 2017-01-16 | 2018-07-26 | アイシン通商株式会社 | カバン用キャスターのロック装置 |
KR102034849B1 (ko) * | 2018-10-11 | 2019-10-21 | 고경민 | 안전성이 개선된 아이씨티 장비 |
JP2021041886A (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | いいもの製作所株式会社 | キャスター用クッション装置 |
-
2013
- 2013-06-17 JP JP2013126480A patent/JP2015000673A/ja active Pending
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