JP2014533293A - 金属ジフルオロキレートボレートの製造方法、およびガルバニ電池における電池電解質または添加剤としての使用 - Google Patents

金属ジフルオロキレートボレートの製造方法、およびガルバニ電池における電池電解質または添加剤としての使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、金属ジフルオロキレートボレートの、一般式M[BL2]の金属ビス(キレート)ボレートと、三フッ化ホウ素ならびに金属フッ化物(MF)および/またはキレート配位子(M2L)の金属塩との非プロトン性有機溶媒における反応による製造方法に関し、ここで、M+は、リチウム、ナトリウム、カリウムまたはアンモニウムNR4+(ここで、RはH、アルキル(C1〜C8)である)の群から選択される1価のカチオンであり、ならびにLは、一般式(II)[式中、mが1であり、Y1およびY2がC1と一緒にカルボニル基を意味する場合、nは0もしくは1であり、oは0もしくは1であり、その際、R1およびR2は、互いに異なってHもしくは1〜8個の炭素原子(C1〜C8)を有するアルキルであり、ならびにY3、Y4はそれぞれ互いに異なってOR3(R3は、C1〜C8−アルキルである)であり、この場合にnもしくはoが1でないならば:pは0もしくは1であり、nおよびoが0であるならば、pは1である;または、Y1、Y2、Y3、Y4は、それぞれ互いに異なってOR3(R3はC1〜C8−アルキルである)を意味し、mは1であり、nは0もしくは1であり、oは1であり、およびpは0である;または、C2およびC3は5員環もしくは6員環の芳香族環もしくはヘテロ芳香族環(ここで、ヘテロ成分としてN、OもしくはS)であり、該環は、場合によりアルキル、アルコキシ、カルボキシもしくはニトリルで置換されていてよく、その際、R1、R2、Y3およびY4は不要であり、mは0、もしくは1である場合、Y1およびY2はC1と一緒にカルボニル基を意味し、pは0もしくは1である]を有する、酸素原子が末端に2つあるキレート剤である。

Description

本発明の対象は、金属ジフルオロキレートボレートの製造方法、およびガルバニ電池における電池電解質または添加剤としてのその使用である。
携帯用電子機器は、独立した電力供給のために、いっそう有効な再充電可能な電池を必要としている。ニッケル/カドミウム蓄電池およびニッケル/水素蓄電池の他に、前記目的には、特に、前記系と比べて明らかにより高いエネルギー密度を有しているリチウム電池が好適である。今後、大型のリチウム蓄電池は、例えば、定置用途(非常用電源)ならびに自動車分野における牽引目的(複合駆動または純粋な電気駆動)にも使用されるものである。特に、後者の用途では、安全性が格別重要であると認められる。
現在使用されているリチウムイオン電池の世代は、電導度塩(Leitsalz)としてLiPF6を有する、液状、ゲル状または高分子の電解質を電解質として使用している。この塩は、すでに約70℃を超過した場合に以下
Figure 2014533293
の通り、高反応性のルイス酸PF5の形成下に分解し始める。この酸は、先行技術により使用される電解質の有機成分(例えば、アルキルカーボネート)に作用する。この反応は、発熱性であり、「暴走」のような自己発熱になることがある。このようにして、少なくとも電気化学セルの機能性が損なわれる、もしくは、この電気化学セルは、危険な付随現象下に完全に使用不能になる。
それとは別の電解質として、とりわけ、フルオロキレートボレートアニオンを有するリチウム塩、例えば、リチウムジフルオロオキサラトボレート(LiDFOB)(US6849752;Z.Chen,J.Liu,K.Amine,Elctrochem.Solid State Lett.10(2007)A45〜47)、またはリチウムジフルオロ(1,2−ベンゼンジオラト(2−)−O,O’)ボレート(X.Zhao−Ming,J.Power Sources 196(2011)8710)の溶液が提案された。
以下の実施態様は、電導度塩のLiDFOBに重点を置いている。しかし、以下の実施態様は、同じく一般式I
Figure 2014533293
[式中、M+は、リチウム、ナトリウム、カリウムまたはアンモニウムNR4 +(ここで、RはH、アルキル(C1〜C8、非環式または環式)である)の群から選択される1価のカチオンであり、
Lは、一般式
Figure 2014533293
[式中、
mが1であり、Y1およびY2がC1と一緒にカルボニル基を意味する場合、nは0もしくは1であり、oは0もしくは1であり、その際、R1およびR2は、互いに異なってHもしくは1〜8個の炭素原子(C1〜C8)を有するアルキルであり、ならびにY3、Y4はそれぞれ互いに異なってOR3(R3はC1〜C8−アルキルである)であり、この場合にnもしくはoは1でないならば:pは0もしくは1であり、nおよびoが0であるならば、pは1である;
または、
1、Y2、Y3、Y4は、それぞれ互いに異なってOR3(R3はC1〜C8−アルキルである)を意味し、mは1であり、nは0もしくは1であり、oは1であり、およびpは0である;
または
2およびC3は、5員環もしくは6員環の芳香族環もしくはヘテロ芳香族環(ここで、ヘテロ成分としてN、OもしくはS)であり、この環は、場合によりアルキル、アルコキシ、カルボキシもしくはニトリルで置換されていてよく、その際、R1、R2、Y3およびY4は不要であり、mは0である、もしくは1の場合、Y1およびY2はC1と一緒にカルボニル基を意味し、pは0もしくは1である]
を有する、酸素原子が末端に2つあるキレート剤である]
による前記構造のバリエーションでもある。
前記電導度塩のLiDFOB(M+はLiであり、およびLはC24 2-である)は、さまざまな方法で製造することができる。
リチウムテトラフルオロボレート(LiBF4)と2当量のリチウムヘキサフルオロイソプロポキシドとのアセトニトリルにおける反応では、まずフッ化リチウム(LiF)が除去される(EP1195834)。中間生成物の、比較的弱く結合しているにすぎないアルコキシ配位子は、第二工程でより良いキレート供与体(Chelatdonor)であるオキサレートと交換される:
Figure 2014533293
前記方法の欠点は、LiFが生成物中に残留すること、配位子の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノールが高価であること、および前記方法が2段階であるため費用がかかることである。
さらなる製造方法では、リチウムテトラフルオロボレートを、水を含まないシュウ酸および反応助剤のSiCl4と反応させる(EP1308449):
Figure 2014533293
前記合成の欠点は、酸性および毒性のある副生成物のSiF4およびHClが形成することである:さらに、少量の塩化物が生成物中に残留する。塩化物がアルミニウムに対して腐食挙動をとるため、このような塩化物が混じっている電導度塩は、Liイオン電池で使用されるカソード電流コレクタ、一般にアルミニウムフィルムを腐食させることが公知である。
エチレンカーボネート/エチルメチルカーボネート(EC/EMC)中の、LiBF4とLiBOBとからの当量の混合物を加熱貯蔵する場合、きわめて遅い反応でLiDFOBが生じることがさらに公知である(B.Lucht,Electrochem.Solid−State Lett.14(11)A161〜A164(2011))。例えば、前記混合された塩は、LiDFOBを100℃での貯蔵において10週間以内に収率約80%で得る。この方法の欠点は、前記反応が、商業的な利用の場合、実質的にあまりにも遅すぎること、および原料のLiBF4が高価であることにある。
さらなる方法では、三フッ化ホウ素を、たいていの場合、エーテル付加物の形態で、シュウ酸リチウムと反応させる(S.S.Zhang,Electrochem.Commun.8(2006)1423〜28):
Figure 2014533293
この方法の欠点は、目的生成物のLiDFOBが、収率50%でしか形成されず、同じ程度でLiBF4が生じることである。反応式(Gl.)(4)により生じる副生成物LiFは、つまり、即座に三フッ化ホウ素と反応してLiBF4になるため、まとめると以下の反応方程式となる:
Figure 2014533293
最後に、LiDFOBは、アセトニトリル溶液中のリチウムテトラフルオロボレートとビス(トリメチルシリル)オキサレートとから製造することができる(C.Schreiner,M.Amereller,H.Gores,Chem.Eur.J.13(2009)2270〜2):
Figure 2014533293
この方法の欠点は、費用が高いこと、およびシリルエステルが入手困難であること、ならびに副生成物のトリメチルシリルフルオリドが生じることである。
本発明の課題は、工業的に入手可能な、きわめて扱いやすい原料から出発して、金属ジフルオロキレートボレート、特にLiDFOBを1段階の簡単な反応で形成する方法を提供することであった。
前記課題は、一般式M[BL2]の金属ビス(キレート)ボレートを、三フッ化ホウ素ならびに金属フッ化物(MF)および/またはキレート配位子(M2L)の金属塩と、非プロトン性有機溶媒において反応させることによって解決され、ここで、M+は、リチウム、ナトリウム、カリウムまたはアンモニウムNR4 +(ここで、RはH、アルキル(C1〜C8、非環式または環式)である)の群から選択される1価のカチオンであり、ならびに
Lは、一般式
Figure 2014533293
[式中、
mが1であり、Y1およびY2がC1と一緒にカルボニル基を意味する場合、nは0もしくは1であり、oは0もしくは1であり、その際、R1およびR2は、互いに異なってHもしくは1〜8個の炭素原子(C1〜C8)を有するアルキルであり、ならびにY3、Y4はそれぞれ互いに異なってOR3(R3はC1〜C8−アルキルである)であり、この場合にnもしくはoが1でないならば:pは0もしくは1であり、nおよびoが0であるならば、pは1である;
または
1、Y2、Y3、Y4は、それぞれ互いに異なってOR3(R3はC1〜C8−アルキルである)を意味し、mは1であり、nは0もしくは1であり、oは1であり、およびpは0である;
または
2およびC3は、5員環もしくは6員環の芳香族環もしくはヘテロ芳香族環(ここで、ヘテロ成分としてN、OもしくはS)であり、この環は、場合によりアルキル、アルコキシ、カルボキシもしくはニトリルで置換されていてよく、その際、R1、R2、Y3およびY4は不要であり、mは0である、もしくは1の場合、Y1およびY2はC1と一緒にカルボニル基を意味し、pは0もしくは1である]
を有する、酸素原子が末端に2つあるキレート剤である。
前記反応は、以下の一般的な反応式により表すことができる:
Figure 2014533293
特に好ましい電導度塩のLiDFOBを製造する場合、リチウムビス(オキサラト)ボレート(「LiBOB」)をフッ化リチウムまたはシュウ酸リチウムおよび三フッ化ホウ素と反応させる:
Figure 2014533293
同様にして、同じく特に好ましい電導度塩であるリチウムジフルオロマロナトボレート(LiDFMB)は、リチウムビス(マロナト)ボレートおよびBF3ならびにLiFまたはマロン酸リチウム(Li2324)から製造される。さらなる好ましい生成物は、リチウムジフルオロラクテートボレート、リチウムジフルオログリコレートボレート、リチウムジフルオロサリチラトボレート、リチウムジフルオロカテコラトボレート、ならびに相応のナトリウム塩である。非プロトン性有機溶媒、好ましくはエーテル、エステル、ニトリル、ラクトン、カーボネートは、純粋な形態で、または任意の混合物として使用される。さらに、炭化水素(芳香族化合物または飽和化合物)は、前記官能性の溶媒を有する混合物として使用されてよい。
リチウム電池における使用に好適な溶媒が使用されるのが、殊に好ましい。これには、炭酸エステル(ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート)、環状エーテル、例えばテトラヒドロピランまたはテトラヒドロフラン、ポリエーテル、例えば1,2−ジメトキシエタンまたはジエチレングリコールジメチルエーテル、さらにニトリル、例えばアセトニトリル、アジポニトリル、マロジニトリル、グルタロニトリル、ならびにラクトン、例えばγ−ブチロラクトンが含まれる。
前記反応は、0〜250℃、好ましくは20〜150℃、特に好ましくは30〜130℃の温度で実施される。
難溶性の出発物質、つまり、金属フッ化物および/または金属キレート塩は、粉末化された形態で、好ましくは粉砕された形態で使用される。好ましくは、平均粒径は100μm未満、特に好ましくは50μm未満である。
出発物質はすべて、特に前記金属塩および前記溶媒は、水を含まない形態で使用される、つまり、原料の含水率は、1000ppm未満、好ましくは300ppm未満である。
特に好ましい実施態様では、触媒が反応促進のために使用される。触媒として、ルイス酸または反応混合物中でルイス酸を放出することができる物質が用いられる。好ましい触媒は、ホウ素、アルミニウムおよびリンと周期表2〜15族の元素との化合物、特に好ましいのは分子のハロゲン化物、ペルフルオロアルキル、ペルフルオロアリールおよびオキソ化合物である。例えば、アルミニウムアルコキシド(Al(OR)3)、ホウ酸エステル(B(OR)3)、酸化リンおよびリンハロゲン化物である。殊に好ましいのは、超酸(supersaure)のホウ素化合物、例えばB(C653(「BARF」)、C65BO264および3価の酸素ベースのキレート配位子のホウ酸エステル、例えば以下の通りである。
Figure 2014533293
殊に好ましいのは、さらに、上述の反応条件で強力なルイス酸のPF5と平衡にある(Gl.6)、LiPF6の触媒としての使用である。前記触媒は、使用される三フッ化ホウ素に対して最大20mol%、好ましくは10mol%まで、特に好ましくは5mol%までの量で使用される。
以下において、本発明によるプロセスを一般的に記載する。水を含まない溶媒中に金属塩を装入する。次に、撹拌しながら、三フッ化ホウ素をガス状で導通もしくは凝縮するか、または市販の溶媒和錯体(Solvatkomplexe)の形態、例えばBF3×ジエチルエーテル、BF3×THFまたはBF3×アセトニトリルとして計量供給する。ガス状のBF3、またはあらかじめBF3ガスを用いて製造された、所望の溶媒(例えば、カーボネート、例えばジメチルカーボネートまたはプロピレンカーボネート)中の溶液を使用するのが特に好ましい。これにより、電池電解質において通常ではない、または妨げにさえなる溶媒、例えばジエチルエーテルを加えることを免れる。BF3の計量供給は、0℃〜150℃、好ましくは10〜100℃の温度範囲で行われる。BF3を完全に添加した後、反応が完全に進行するまで撹拌する。反応進行度は、例えば11B−NMR測定により容易に観察することができる。
本発明によるプロセスは、理論的な化学量論(Gl.6〜9)とほんの少し異なってもよい。好ましくは、電池において妨げとなる原料であるBF3を完全に消費する化学量論が選択される。そのために、金属塩MFおよび/またはM2Lは、過剰量で使用される。前記金属塩は、0.1〜100質量%、特に好ましくは1〜20質量%の過剰量で使用されるのが好ましい。
完全な反応の後、反応溶液を透明ろ過する(例えば、膜ろ過)。この反応溶液は、電池性能の妨げとなる溶媒が使用されなかった場合、直接、電池電解質または添加物として使用可能な反応溶液である。妨げとなる溶媒が含まれている場合、合成された本発明による金属ジフルオロキレートボレートは、蒸発濃縮プロセスまたは結晶化プロセスにより純粋な形態として得られる。
本発明を以下の7つの例をもとに説明する。
例1:ジメチルカーボネート(DMC)中のLiBOB、シュウ酸リチウムおよびBF3からのLiDFOBの製造
還流冷却器および滴下漏斗が設けられたジャケットタンク反応器0.5Lに、水を含まないDMC 229g中のLiBOB 37.5gおよびLi224 19.8gを装入して、内部温度70℃に加温した。その後、1時間以内に三フッ化ホウ素エーテラート 55.0gを計量供給した。前記タンクの温度は、前記反応混合物がその間ずっと弱く沸騰するように調整した。計量供給物を引き続き還流させて、時おり試料を採取した。これらの試料の反応進行度を11B−NMRにより調べた。
Figure 2014533293
反応30時間後、80%超のLiDFOBが生じ、この組成物は、さらなる撹拌において顕著に変化しなかった。それゆえ、熱力学的に制限された平衡混合物が生じた。この反応混合物をろ過して、この形態(透明な溶液)でリチウム電池用の電解質として使用した。
例2:ジメチルカーボネート(DMC)中のLiBOB、シュウ酸リチウムおよびBF3からの、触媒LiPF6 5mol%を用いるLiDFOBの製造
マグネット撹拌子を有する不活性化したGC−セプタム付バイアル(GC−Septumglas)内で、LiBOB 1.50gおよびシュウ酸リチウム0.91gをDMC 9.16gに溶解もしくは懸濁させて、DMC中のLiPF6 10%溶液 0.59gを添加した。撹拌したこの懸濁液に、三フッ化ホウ素エーテラート 2.20gを注加して、その後70℃に加温した。一定の時間間隔で試料を採取して、反応進行度を11B−NMRにより調べた。
Figure 2014533293
例3:プロピレンカーボネート(PC)中のLiBOB、シュウ酸リチウムおよびBF3からの、触媒LiPF6 5mol%を用いない、および用いるLiDFOBの製造
マグネット撹拌子を有する2つの不活性化したGC−セプタム付バイアル内で、それぞれLiBOB 1.50gおよびシュウ酸リチウム 0.79gをPC9.2g中に溶解もしくは懸濁させた。前記バイアルのうちの1つに、PC中のLiPF6 10%溶液0.59gを注加した。撹拌したこの懸濁液に、それぞれ三フッ化ホウ素エーテラート 2.20gを注加して、その後70℃に加温した。一定の時間間隔で試料を採取して、反応進行度を11B−NMRにより調べた。
Figure 2014533293
例4:プロピレンカーボネート(PC)中のLiBOB、フッ化リチウムおよびBF3からの、触媒LiPF6 5mol%を用いるLiDFOBの製造
マグネット撹拌子を有する不活性化したGC−セプタム付バイアル内で、LiBOB 1.50gおよび粉砕されフッ化リチウム 0.23gをPC 6.8g中に溶解もしくは懸濁させて、PC中のLiPF6 10%溶液0.59gを添加した。撹拌したこの懸濁液に、三フッ化ホウ素エーテラート 1.10gを注加して、その後70℃に加温した。一定の時間間隔で試料を採取して、反応進行度を11B−NMRにより調べた。
Figure 2014533293
例5:テトラヒドロピラン(THP)中のLiBOB、フッ化リチウムおよびBF3からの、触媒を用いないLiDFOBの製造
マグネット撹拌子を有する不活性化したGC−セプタム付バイアル内で、LiBOB 1.50gおよび粉砕されたフッ化リチウム 0.25gをTHP 8.5g中で溶解もしくは懸濁させた。撹拌したこの懸濁液に、三フッ化ホウ素エーテラート 1.10gを注加して、その後70℃に加温した。一定の時間間隔で試料を採取して、反応進行度を11B−NMRにより調べた。
Figure 2014533293
例6:プロピレンカーボネート(PC)中のリチウムビス(マロナト)ボレート(LiBMB)、フッ化リチウムおよびBF3からの、触媒を用いないLiDFMBの製造
マグネット撹拌子を有する不活性化したGC−セプタム付バイアル内で、LiBMB 1.78gおよびフッ化リチウム 0.21gをPC 11g中で懸濁させた。撹拌したこの懸濁液に、三フッ化ホウ素エーテラート 1.14gを注加して、その後100℃で撹拌した。一定の時間間隔で試料を採取して、反応進行度を11B−NMRにより調べた。
Figure 2014533293
例7:ジメチルスルホキシド(DMSO)中のリチウムビス(マロナト)ボレート(LiBMB)、フッ化リチウムおよびBF3からの、触媒を用いないLiDFMBの製造
マグネット撹拌子を有する不活性化したGC−セプタム付バイアル内で、LiBMB 1.78gおよびフッ化リチウム 0.21gをDMSO 10.5g中に溶解もしくは懸濁させた。撹拌したこの懸濁液に、三フッ化ホウ素エーテラート 1.14gを注加して、その後100℃で撹拌した。すでに短期間の後に、ほぼ透明な反応溶液が生じた。一定の時間間隔で試料を採取して、反応進行度を11B−NMRにより調べた。
Figure 2014533293

Claims (15)

  1. 一般式
    Figure 2014533293
    [式中、M+は、リチウム、ナトリウム、カリウムまたはアンモニウムNR4 +(ここで、RはH、アルキル(C1〜C8)である)の群から選択される1価のカチオンであり、ならびに
    Lは、一般式
    Figure 2014533293
    [式中、
    mが1であり、Y1およびY2がC1と一緒にカルボニル基を意味する場合、nは0もしくは1であり、oは0もしくは1であり、その際、R1およびR2は、互いに異なってHもしくは1〜8個の炭素原子(C1〜C8)を有するアルキルであり、ならびにY3、Y4はそれぞれ互いに異なってOR3(R3はC1〜C8−アルキルである)であり、この場合にnもしくはoが1でないならば:pは0もしくは1であり、nおよびoが0であるならば、pは1である;
    または、
    1、Y2、Y3、Y4は、それぞれ互いに異なってOR3(R3はC1〜C8−アルキルである)を意味し、mは1であり、nは0もしくは1であり、oは1であり、およびpは0である;
    または、
    2およびC3は、5員環もしくは6員環の芳香族環もしくはヘテロ芳香族環(ここで、ヘテロ成分としてN、OまたはS)であり、該環は、場合によりアルキル、アルコキシ、カルボキシもしくはニトリルで置換されていてよく、その際、R1、R2、Y3およびY4は不要であり、mは0である、もしくは1の場合、Y1およびY2はC1と一緒にカルボニル基を意味し、pは0もしくは1である]
    を有する、酸素原子が末端に2つあるキレート剤である]
    の金属ジフルオロボレートの、一般式M[BL2]の金属ビス(キレート)ボレートと、三フッ化ホウ素ならびに金属フッ化物(MF)および/またはキレート配位子の金属塩(M2L)との非プロトン性有機溶媒における反応による製造方法。
  2. +がLi+であり、およびLがC24 2-(オキサレート)またはC324 2-(マロネート)であること、ならびに生成物としてリチウムジフルオロオキサラトボレート(LiDFOB)またはリチウムジフルオロマロナトボレート(LiDFMB)が得られること、を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 溶媒として、エーテル、エステル、ニトリル、ラクトン、アルキルカーボネートが、純粋な形態で、または任意の混合物として使用されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 溶媒として好ましくは、炭酸エステル(ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート)、環状エーテル、例えばテトラヒドロピランまたはテトラヒドロフラン、ポリエーテル、例えば1,2−ジメトキシエタンまたはジエチレングリコールジメチルエーテル、さらにニトリル、例えばアセトニトリル、アジポニトリル、マロジニトリル、グルタロニトリル、ならびにラクトン、例えばγ−ブチロラクトンが使用されることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記反応が、0〜250℃、好ましくは20〜150℃、および好ましくは30〜130℃の温度で実施されることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 難溶性の出発物質、つまり、前記金属フッ化物および/または前記金属キレート塩が、粉末化された形態、好ましくは粉砕された形態で使用されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記難溶性の出発物質の平均粒径が100μm未満、好ましくは50μm未満であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記金属塩MFおよび/またはM2Lが過剰量で使用されることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記金属塩MFおよび/またはM2Lが、0.1〜100質量%の過剰量で、好ましくは1〜20質量%の過剰量で使用されることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 触媒が、反応促進のために使用されることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記触媒が、ルイス酸または前記反応混合物においてルイス酸を放出することができる物質を含んでいる、またはこれからなることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 触媒として、ホウ素、アルミニウムおよびリンと周期表2〜15族の元素との化合物、好ましくは分子のハロゲン化物、ペルフルオロアルキル、ペルフルオロアリールおよび/またはオキソ化合物、好ましくはアルミニウムアルコキシド(Al(OR)3)、ホウ酸エステル(B(OR)3)、酸化リンまたはリンハロゲン化物が使用されることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項に記載の方法。
  13. 触媒として、LiPF6が使用されることを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記触媒が、使用される三フッ化ホウ素に対して最大20mol%、好ましくは10mol%まで、特に好ましくは5mol%までの量で使用されることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項に記載の方法。
  15. 本発明による方法により製造される生成物の、ガルバニ電池、好ましくはリチウム電池における電解質または添加剤としての使用。
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