JP2014532489A - 軟硬性シースのガイド機構およびその全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡 - Google Patents

軟硬性シースのガイド機構およびその全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡 Download PDF

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Abstract

軟・硬性シースのガイド機構は、分配器(101)、ガイドスリーブ(102)、軟性シース(103)、硬性シース(104)およびハンドル(105)を含む。前記ガイドスリーブ(102)の一端は分配器(101)の出口部分に固定され、分配器(101)の出口と同軸に配置される。ガイドスリーブ(102)の別の一端は硬性シース(104)に挿入され、ガイドスリーブ(102)および硬性シース(104)は組み合わされる。ハンドル(105)は、相互に組み合わされるハンドルヘッド(106)およびハンドルスリーブ(107)からなる。前記分配器(101)はハンドルヘッド(106)内に固定され、前記硬性シース(104)はハンドルスリーブ(107)に固定される。前記軟性シース(103)はガイドスリーブ(102)および硬性シース(104)を通過し、その端部は分配器(101)の出口部分に固定される。前記ガイド機構およびその全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡は、ガイドが正確で、定位が信頼でき、構造が簡単で、組立が便利である特徴を有する。【選択図】図1

Description

本発明は医療機器に関し、具体的には軟・硬性シースのガイド機構およびその全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡である。
臨床医学において、内視鏡を採用した治療は、現在最も常用されている患者に対するダメージが比較的小さい診療方法である。従来の内視鏡治療は、数人の医師が協力する必要があり、内視鏡の診療効果は、医師の技術および経験に対する依存性が高い。患者の体内に侵入する内視鏡の検査は、比較的長い時間を要するため、医師の技術に対する要求がさらに高くなり、なおかつ内視鏡装置の安定性、感度に対する要求も高くなる。患者の体内で繰り返し角度調整、定位を行うのを防止するために、臨床診断、治療の要求を満足させる、高い安全性および高効率の内視鏡装置が強く求められている。内視鏡で人体にインターベンションを行うとき、医師の長時間の操作による疲労によって引き起こされる操作ミスのため、内視鏡のレンズおよび人体の組織に比較的大きな押出力が発生する可能性がある。この押出力が一定の閾値を超えると、軟組織の破損が起こり、さらには人体組織の穿孔および自然開口部の剥離など医療事故が発生する可能性がある。現在、内視鏡の既存技術にはおおよそ2種類あり、1つは角度スライドブロックを採用して位置規制を行うものであり、もう1つはロック機構を備えた牽引装置である。角度スライドブロックを採用したものの構造は簡単であるが、角度の位置規制の信頼性は比較的悪い。ロック機構を備えた牽引装置は、位置規制の独立性および信頼性は比較的良好であるが、構造が複雑であり、各部品間の組立の関連性、双方向性に対する要求が高く、内視鏡のその他の装置に対する依存の程度が比較的高い。操作するとき内視鏡全体の結合、調整を行う必要があり、内視鏡の使用効率が比較的低い。
本出願を提出する前に、中国特許第CN201010266551.4号に、「組合せ型軟・硬性内視鏡」を開示している。当該特許は方向転換ハンドルにおけるハンドルスリーブおよびハンドルカバーの間の相対運動を利用して、外管および内管の間の相対的伸縮および回転を実現する。当該特許のカテーテル部分は、ステンレスおよびプラスチックで作製される硬性管および軟性シースを含み、硬性管を軟性シースの外側に嵌める。前記硬性管およびハンドルスリーブは、フランジを接続することにより、ネジ山形式で固定される。前記軟性シースは、ハンドルスリーブ中央の貫通孔を通過し、パイプコネクタの1つの継ぎ手とつながり、継ぎ手部分に固定される。
手術の操作過程において、上記内視鏡の軟性、硬性シース間は直接接触し、相対運動を行う。軟性シース自体の材料は柔らかく変形しやすいため、軟性シース内の器具を絶えず取り替える過程において、軟性シースが容易に折れ曲がり、長期の使用で器具の感度が低下する。内視鏡の軟性シースの損耗が大きく、ファイバスコープまたはイメージおよび照明センサの損傷が起こりやすくなる。さらに、管が折れ曲がると手術操作が不便になるため、手術の安全に潜在的な危険をもたらす。
さらに、上記内視鏡において、外管および内管の間の相対的伸縮および回転を実現する機構はあまり確立されておらず、操作もあまり便利ではない。
中国特許第CN201010266551.4号
本発明の目的は、上記背景技術に存在する不足を克服するため、軟・硬性シースのガイド機構およびその全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡を提供する。これは操作が簡単で、繰り返し操作の正確性が高く、軟性シースが変形しにくく、安定性が高い特徴を有する。
上記目的を実現するため、本発明に記載する内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構は、分配器、ガイドスリーブ、軟性シース、硬性シースおよびハンドルを含む。その特徴は次の通りである。前記ガイドスリーブの一端は分配器の出口部分に固定され、分配器の出口と同軸に配置される。ガイドスリーブの別の一端は硬性シースに挿入され、ガイドスリーブおよび硬性シースは組み合わされる。ハンドルは、相互に組み合わされるハンドルヘッドおよびハンドルスリーブからなる。前記分配器はハンドルヘッド内に固定され、前記硬性シースはハンドルスリーブに固定される。前記軟性シースはガイドスリーブおよび硬性シースを通過し、その端部は分配器の出口部分に固定される。
好ましくは、前記分配器は固定部品を含み、固定部品の出口端にガイドスリーブおよび軟性シースを挿入することができる主空洞が設けられる。固定部品において、主空洞と相対する別の一端に4つの分配空洞が設けられる。前記4つの分配空洞の外端は固定部品の端面に位置し、前記4つの分配空洞の内端は、主空洞の内端に集められる。
好ましくは、前記4つの分配空洞のそれぞれの中心線は、前記固定部品の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成する。
好ましくは、前記分配器の主空洞の側面に締付ネジが設けられ、分配器の主空洞に位置する軟性シースは、当該締付ネジにより固定される。
好ましくは、前記ガイドスリーブはステンレス管であり、これは分配器の出口端の主空洞と一緒に溶接される。
好ましくは、前記軟性シース内に、その軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられる。
好ましくは、前記ハンドルヘッドおよびハンドルスリーブはいずれも円筒状構造であり、相互に組み合わされ、一緒にスリーブ接続される。
好ましくは、前記硬性シースの前端とハンドルスリーブとの間は、コレットチャックにより接続される。
本発明に記載する上記軟・硬性シースのガイド機構を利用した全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡は、さらに内視鏡の軟性シースの湾曲に用いられる角度調整機構と、内視鏡の軟性シースおよび硬性シースの間に用いられる方向転換定位機構と、内視鏡の軟性シースが硬性シースに相対するのに用いられる軟性シース送り機構とを含む。
上記案において、前記角度調整機構は角度調整ワイヤ、ハンドル、ナット、スクリュを含み、前記スクリュはハンドルの定位孔に取り付けられる。前記ナットはハンドルの位置規制溝に位置し、スクリュと組み合わされる。位置規制溝の一方はハンドル表面に位置して開口状を呈し、ナットの外表面の一部分はハンドルの位置規制溝の開口部位に位置する。前記角度調整ワイヤは、スクリュと接続される。
好ましくは、前記スクリュおよびハンドルの軸線は平行である。
好ましくは、前記スクリュおよび角度調整ワイヤの間は、接続部品により接続される。接続部品は柱状体であり、接続部品の一端にネジ山が設けられ、スクリュにネジ穴が設けられ、接続部品およびスクリュはネジ接続される。接続部品の別の一端に接続孔が設けられ、角度調整ワイヤは接続孔に固定される。
好ましくは、前記定位孔は、それぞれ位置規制溝中で軸方向に相対する2つの側面に位置する。
好ましくは、前記定位孔およびスクリュの間に軸受が設けられる。
好ましくは、前記位置規制溝の幅はナットの幅と適合する。
上記案において、前記方向転換定位機構はハンドルヘッド、ハンドルスリーブ、偏心器、駆動レバー、回転軸を含み、ハンドルヘッド内に回転軸を据える定位孔が設けられる。回転軸の一端に偏心器が接続され、別の一端に駆動レバーが接続される。回転軸はハンドルヘッドに沿って軸方向に配置され、ハンドルヘッドの表面に円周方向に沿って開口溝が設けられる。駆動レバーは開口溝内に位置し、駆動レバーの下端は回転軸と固定接続され、偏心器および回転軸は偏心配置される。
好ましくは、前記開口溝の端部の側面に位置規制溝が設けられ、駆動レバーが当該位置規制溝に位置するとき、偏心器がハンドルスリーブの内表面に締め付けられ、ロック状態になる。
好ましくは、前記偏心器の表面は円弧形である。
上記案において、前記軟性シース送り機構は、軟性シース、軟性シースキャップおよび硬性シースを含む。前記軟性シースキャップは円管状構造を呈し、その外表面に2つの直径が等しくない段状面が設けられ、直径がより大きい段状面の外表面は軸方向に沿って流線形を呈し、直径がより小さい段状面の外表面は円弧面であり、軸方向に沿って直線形を呈し、硬性シースの内孔と組み合わされることができる。前記軟性シースキャップの直径がより大きい端面は斜面であり、当該端面にワイヤ固定用のカバー片が設けられる。前記軟性シースキャップの内孔を軟性シース頭部の外表面に嵌めて、これと固定接続し、軟性シース中のワイヤ頭部がカバー片と固定接続される。前記硬性シースを軟性シースの外側に嵌め、硬性シースの外端面は軟性シースキャップの段状端面と組み合わされることができる。
好ましくは、前記軟性シースキャップにおける2つの段状面間の段差hと、これと適合する硬性シースの厚さは同じである。
好ましくは、前記カバー片および軟性シースキャップは一体型構造であり、カバー片は傾斜端面の最遠部位に位置する。
好ましくは、前記カバー片は、軟性シースキャップの横断面において、軟性シース中の方向転換制御チャネルのみと対応する部分に位置する。
本発明の目的を実現するため、本発明は分配器、ガイドスリーブ、軟性シース、硬性シースおよびハンドルを含む、内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構をさらに提供する。その特徴は次の通りである。さらにガイドスリーブを含み、前記ガイドスリーブの一端が分配器の主空洞部分に固定され、分配器の主空洞と同軸に配置される。ガイドスリーブの別の一端は硬性シースに挿入されて、ガイドスリーブは硬性シースと組み合わされる。前記分配器はハンドルに固定され、前記軟性シースはガイドスリーブおよび硬性シースを通過し、その端部は分配器の主空洞部分に固定される。前記硬性シースの外表面に、手で握るのに便利なシース環が固定される。
好ましくは、前記分配器はハンドル前部の一部分であり、分配器の前端に円形の主空洞が設けられる。前記ガイドスリーブは上記主空洞内に位置し、前記ガイドスリーブの外表面と前記主空洞の内表面との間に間隙が設けられる。前記硬性シースの後端はガイドスリーブの外に嵌められ、上記間隙に挿入される。分配器において、主空洞と相対する別の一端に3つの分配空洞が設けられ、前記3つの分配空洞の内端は主空洞の内端に集められる。
好ましくは、前記3つの分配空洞は、それぞれ器具カテーテル、ステンレス毛細管と、イメージおよび照明センサカテーテルであり、分配器における主空洞の根元に1つのチャンバーが設けられる。前記器具カテーテル、ステンレス毛細管、イメージ及び照明センサカテーテルとガイドスリーブならびに軟性シースの内端は、いずれも当該チャンバー内に集められ、硬化樹脂で一緒に凝固される。
好ましくは、前記3つの分配空洞のそれぞれの中心線は、前記主空洞の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成する。
好ましくは、前記軟性シース内にその軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられ、前記3本のチャネルはそれぞれ分配器の3つの分配空洞と通じる。
本発明に記載する上記軟・硬性シースのガイド機構を利用した全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡は、さらに内視鏡の軟性シースの湾曲に用いられる角度調整機構と、内視鏡の軟性シースおよび硬性シースの間に用いられる方向転換定位機構と、内視鏡の軟性シースが硬性シースに相対するのに用いられる送り機構とを含む。
上記案において、前記方向転換定位機構は、分配器の主空洞前端のネジ山と組み合わされる弾性チャックからなり、分配器の主空洞前端は、弾性収縮することができるチャックである。弾性チャックを締めることにより、主空洞前端を収縮させ、硬性シースを締め付けることができ、硬性シースおよび分配器の間を固定する。
上記案において、前記角度調整機構は角度調整ワイヤ、ハンドル、ナット、スクリュを含み、前記スクリュはハンドルの定位孔に取り付けられる。前記ナットはハンドルの位置規制溝に位置し、スクリュと組み合わされる。位置規制溝の一方はハンドル表面に位置して開口状を呈し、ナットの外表面の一部分はハンドルの位置規制溝の開口部位に位置する。前記角度調整ワイヤは、スクリュと接続される。
好ましくは、前記スクリュおよびハンドルの軸線は平行である。
好ましくは、前記定位孔は、それぞれ位置規制溝中で軸方向に相対する2つの側面に位置する。
好ましくは、前記定位孔およびスクリュの間に軸受が設けられる。
好ましくは、前記位置規制溝の幅はナットの幅と適合する。
上記案において、前記軟性シース送り機構は、軟性シース、軟性シースキャップおよび硬性シースを含む。前記軟性シースキャップは円管状構造を呈し、その外表面に2つの直径が等しくない段状面が設けられ、直径がより大きい段状面の外表面は軸方向に沿って流線形を呈し、直径がより小さい段状面の外表面は円弧面であり、軸方向に沿って直線形を呈し、硬性シースの内孔と組み合わされることができる。前記軟性シースキャップの直径がより大きい端面は斜面であり、当該端面にワイヤ固定用のカバー片が設けられる。前記軟性シースキャップの内孔を軟性シース頭部の外表面に嵌めて、これと固定接続し、軟性シース中のワイヤ頭部がカバー片と固定接続される。前記硬性シースを軟性シースの外側に嵌め、硬性シースの外端面は軟性シースキャップの段状端面と組み合わされることができる。
好ましくは、前記軟性シースキャップにおける2つの段状面間の段差hと、これと適合する硬性シースの厚さは同じである。
好ましくは、前記カバー片および軟性シースキャップは一体型構造であり、カバー片は傾斜端面の最遠部位に位置する。
好ましくは、前記カバー片は、軟性シースキャップの横断面において、軟性シース中の方向転換制御チャネルのみと対応する部分に位置する。
本発明に記載する全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡は、その前面部分のガイドスリーブに硬性材料管を採用する。好ましくはステンレス管であり、ガイドスリーブの末端は内視鏡内の分配器に溶接される。ステンレス材料のガイドスリーブは固定、ガイド、定位作用を示し、手術操作において、方向転換ワイヤを牽引して引き戻し、軟性シース全体を動かして方向転換する。放すと、ガイドスリーブの鋼製の特性により、軟性シース全体はガイドスリーブの制約下において、迅速に元の位置に戻ることができる。既存技術と比較して、本発明は操作が簡単であるだけでなく、内の軟性シースおよび外の硬性シースの間に効果的な接続を形成させることができる。軟性シースの方向転換または伸縮は、いずれも内の硬性シースのガイド機構内におけるステンレスガイドスリーブの制約を受け、内の軟性シースは軌道内に固定される。軟性シースは引き戻らず、ねじれず、変形せず、繰り返し操作を実現することができ、それにより、手術の安全を保障する。これの臨床的意義は、内の硬性シースの間が直接つながるために、手術操作の過程において軟性シースの繰り返し操作により起こる、軟性シースが湾曲する、変形する、可逆性が比較的悪いという現在の多くの技術的ボトルネックを解決することができることにあり、臨床において使用がより安全でより感度がよくなる。
本発明に記載する角度調整機構は、位置規制が正確で、構造が簡単であり、加工組立が便利で、角度調整の独立性が強く、調節、固定が便利である特徴を有する。
本発明に記載する方向転換定位機構は、位置規制が正確で、構造が簡単であり、加工組立が便利で、位置規制の調節の独立性が強く、調節、固定が便利である特徴を有する。
本発明に記載する軟性シース送り機構は、構造が簡単で、製造しやすく、その軟性シースキャップの外表面は滑らかな設計である。これにより内視鏡を繰り返し操作する過程において、人体組織との接触面が滑らかで鋭くなく、医者が穿刺する力が大きすぎるために人体組織を傷つけることはなく、患者の人体組織に対して一定程度の保護作用を示すことができる。内視鏡の軟性シースおよび硬性シースを互いに組み合わせて使用するとき、軟性シースキャップは軟性シースおよび硬性シースの接続を固定する作用を示すことができる。このように、手術の過程において、軟性シースのねじれ、湾曲に伴い、軟性シースが硬性シース管内に引き戻ることはなく、操作はさらに素早く、軟性シースおよび硬性シースの適合度はより高い。
以上をまとめると、本発明はガイドが正確で、定位が信頼でき、構造が簡単で、加工組立が便利で、調節、固定が便利である特徴を有する。
図1は、本発明の実施例1に記載する軟・硬性シースのガイド機構の構造概要図である。 図2は、図1における分配器の構造概要図である。 図3は、図1のC部分における分配器の分配空洞の横断面概要図である。 図4は、図1における分配器の主空洞の横断面概要図である。 図5は、図1におけるA部分の分配器およびガイドスリーブの接続部位の部分拡大図である。 図6は、図1におけるB部分のガイドスリーブおよび硬性シースの接続部位の部分拡大図である。 図7は、実施例2の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡の前記角度調整機構の構造概要図である。 図8は、実施例2の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡の前記方向転換定位機構(300)の構造概要図である。 図9は、図8における前記開口溝および位置規制溝の概要図である。 図10は、実施例2および実施例4に記載する軟性シース送り機構の硬性シースおよび軟性シースキャップが分離した構造概要図である。 図11は、実施例2および実施例4に記載する軟性シース送り機構の硬性シースおよび軟性シースキャップが組み合わさった構造概要図である。 図12は、本発明の実施例3に記載する軟・硬性シースのガイド機構の構造概要図である。 図13は、図12におけるD部分の部分拡大図である。 図14は、図12におけるE部分の部分拡大図である。 図15は、実施例4に記載する全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡の構造概要図である。 図16は、実施例4に記載する角度調整機構の構造概要図である。 図17は、実施例4の外形図である。
以下に、付図を組み合わせて本発明の実施状況を詳細に説明するが、これらは本発明を制限するものではなく、例を挙げたに過ぎない。
実施例1
図1〜6を参照されたい。本実施例は内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構であり、分配器101、ガイドスリーブ102、軟性シース103、硬性シース104およびハンドル105を含む。ガイドスリーブ102の一端は分配器の出口部分の主空洞に固定され、分配器101の主空洞と同軸に配置される。ガイドスリーブ102の別の一端は硬性シース104に挿入され、ガイドスリーブ102および硬性シース104間は相対して軸方向の運動および周方向の回転を行うことができる。ハンドル105は、相互に組み合わされるハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107からなり、分配器101はハンドルヘッド106に固定され、硬性シース104はハンドルスリーブ107に固定される。軟性シース103はガイドスリーブ102および硬性シース104を通過し、その端部は分配器101の出口部分の主空洞に固定される。分配器101は固定部品108を含み、固定部品の出口端にガイドスリーブ102および軟性シース103を挿入することができる主空洞が設けられ、固定部品108において、主空洞と相対する別の一端に4つの分配空洞109が設けられる。前記4つの分配空洞109の外端は固定部品108の端面に位置し、前記4つの分配空洞109の内端は主空洞の内端に集められる。4つの分配空洞109のそれぞれの中心線は、前記主空洞の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成し、前記主空洞の内端における軟性シース103の管口部分に集められる。ハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107はいずれも円筒状構造であり、互いに一緒にスリーブ接続される。分配器101の出口部分の主空洞側面に締付ネジ110が設けられ、分配器101の出口部分の主空洞に位置する軟性シース103は、当該締付ネジ110により固定される。ガイドスリーブ102はステンレス管であり、これは分配器101の出口端と一緒に溶接される。硬性シース104およびハンドルスリーブ107の間は、コレットチャック111により接続される。
本発明の好ましい実施例として、前記軟性シース103内にその軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられる(図4を参照のこと)。前記3本のチャネルは方向転換制御チャネル、イメージおよび照明センサチャネルと、動作チャネルに分けられ、前記動作チャネルの横断面は、方向転換制御チャネルまたはイメージおよび照明センサチャネルの横断面より大きい。前記動作チャネルの横断面は、円弧および曲線が接続して形成される異形断面である。前記方向転換チャネルと方向転換制御チャネルとイメージおよび照明センサチャネルの横断面は、いずれも円形である。前記3つのチャネルの横断面は、軟性シースの横断面に沿って周方向に分布する。
本発明に記載する軟・硬性シースのガイド機構の動作過程は次の通りである。4つの分配空洞109はそれぞれ内視鏡の器具チャネル、注水チャネル、イメージおよび照明センサチャネルおよび方向転換制御チャネルと接続される。内視鏡の器具、注水管、イメージおよび照明センサとワイヤは、それぞれの分配チャネル109によりそれぞれ分配器101に進入する。分配器101内の4つの分配空洞109の別の一端は集められ、分配器101内のガイドスリーブ102の管内に位置する軟性シース103に進入する。軟性シース103はガイドスリーブ102の制約下において、ガイドスリーブ102の軸方向に沿って延伸し、硬性シース104と接続される。ガイドスリーブ102は硬性管であるため、ガイドスリーブ102および硬性シース104はスリーブ接続され、軟性シース103および硬性シース104が直接接触するのを防止する。軟性シース103はガイドスリーブ内でスリーブ接続されて、周方向の回転および軸方向の運動を行うことができる。実際の操作過程において、軟性シースは手術操作の要求を満足させることができ、延伸、引き戻し、および回転などの動作を完成させることができる。さらにガイドスリーブの硬性材料の特性により、軟性シースを限定した軌道内での活動に制約することができ、軟性シースのたわみ、ねじれなどの現象が発生することはない。手術過程において、使用が便利であり、定位が正確であり、再現性が高く、手術の安全を保障する。
実施例2
図7〜11を参照されたい。本実施例は、実施例1に記載する軟・硬性シースのガイド機構を利用した全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡に関する。これは、実施例1に記載する軟・硬性シースのガイド機構を含む以外に、さらに内視鏡の軟性シース103の湾曲に用いられる角度調整機構200と、内視鏡の軟性シース103および硬性シース104の間に用いられる方向転換定位機構300と、内視鏡の軟性シース103が硬性シース104に相対するのに用いられる送り機構400とを含む。
図7に示すのは、全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡に用いられる角度調整機構200である。本角度調整機構200は、主に角度調整ワイヤ202、ハンドル105、ナット204、スクリュ206を含む。スクリュ206はハンドル105の定位孔205に取り付けられ、ナット204はハンドル105の位置規制溝203に位置し、スクリュ206と組み合わされる。位置規制溝203の一方はハンドル表面に位置して開口状を呈し、ナット204の外表面の一部分はハンドルの位置規制溝203の開口部位に位置し、角度調整ワイヤ202はスクリュ206と接続される。スクリュ206およびハンドル105の軸線は平行である。スクリュ206および角度調整ワイヤ202の間は、接続部品207により接続される。接続部品207は柱状体であり、接続部品207の一端にネジ山が設けられ、スクリュ206にネジ穴208が設けられ、接続部品207およびスクリュ206はネジ接続される。接続部品207の別の一端に接続孔209が設けられ、角度調整ワイヤ202は接続孔209に固定される。定位孔205は、それぞれ位置規制溝203中で軸方向に相対する2つの側面に位置する。定位孔205およびスクリュ206の間に軸受が設けられる。位置規制溝203の幅はナット204の幅と適合する。
本角度調整機構は、ナット204およびスクリュ206を採用して既存技術の不足を解決した。ナット204およびスクリュ206を互いに組み合わせ、ナット204を動かすことにより、スクリュ206を前後に運動させ、さらにはスクリュ206に接続した角度調整ワイヤ202を制御し、内視鏡の角度調整を行う。ナット204およびスクリュ206を互いに組み合わせるネジ山を、セルフロック機能を有するネジ山に設計することにより、調整過程において、ナット204のみによりスクリュ206を制御することができ、さらにはスクリュ206に接続した角度調整ワイヤ202を制御する。ナット204の制御は、外部から角度調整ワイヤ202に伝導させることができ、角度調整ワイヤ202には、繰り返し使用することによってねじれトルクが過度に大きくなり、スクリュ206との反作用が生じることはない。スクリュ206を無理に引き戻すと、内視鏡の角度調整機構が働かなくなり、角度調整ワイヤ202が空回りする現象が現れる。本発明におけるスクリュ206は、不可欠で最も重要な部品である。組み立てるとき、まずナット204およびスクリュ206を部材に組み立て、その後、当該部材をワイヤにより内視鏡のハンドル105内に装入して固定する。
本角度調整機構200の角度調整は、信頼性が良好で、構造が簡単であり、組立および調節がいずれも非常に便利である。定位が正確で、定位が安定である利点を有する。
図8、9に示すのは、全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡に用いられる方向転換定位機構300であり、主にハンドルヘッド106、ハンドルスリーブ107、偏心器303、駆動レバー304、回転軸305を含む。ハンドルヘッド106内に回転軸305を据える定位孔306が設けられ、回転軸305の一端は偏心器303と接続され、別の一端は駆動レバー304と接続される。回転軸305はハンドルヘッド106に沿って軸方向に配置され、ハンドルヘッド106の表面に円周方向に沿って開口溝307が設けられる。駆動レバー304は開口溝307内に位置し、駆動レバー304の下端は回転軸305と固定接続され、偏心器303および回転軸305は偏心配置される。開口溝307の端部の側面に位置規制溝308が設けられ、駆動レバー304が当該位置規制溝308に位置するとき、偏心器303はハンドルスリーブ107の内表面に締め付けられ、ロック状態になる。偏心器303の表面は円弧形である。駆動レバー304の下端はハンドルヘッド106内で回転軸305と固定接続され、駆動レバー304の上端はハンドルヘッド106の開口溝307内に配置される。
本方向転換定位機構300が動作するとき、操作員は駆動レバー304の上端を制御して開口溝307内で左右にスライドさせる。駆動レバー304が開口溝307内でスライドすると、回転軸305により偏心器303が回転する。駆動レバー304を一端まで動かすことにより偏心器303を回転させると、偏心器303の摩擦面は下側から上側に回転し、内視鏡のハンドルヘッド106内の摩擦面と接触する。偏心器303とハンドルヘッド106の内面との間の摩擦力を増大させ、方向転換定位を実現する。内視鏡の実際の操作過程において、ハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107は組み合わせて使用する。医者は病巣を診断した後、診断した病巣に基づいて、さらなる治療を行うとき、内視鏡を病巣に対して正確に定位させ、さらに照準を合わせる必要がある。このとき、本発明の駆動レバー304を動かしさえすれば、駆動レバー304をハンドルヘッド106の外表面の開口溝307内でスライドさせ、回転軸305を周方向に回転させる。さらには偏心器303を周方向に回転させて、偏心器303の摩擦面を下側から上側に回転させる。偏心器303の摩擦面およびハンドルヘッド106の内表面が接触して、両者の間の摩擦力が増大し、ハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107の間が位置規制および固定される。
本方向転換定位機構は、内視鏡の軟性シースで患者の体内を診断し、回転動作を終了した後、定位を行う。
図10、11に示すのは、全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡に用いられる軟性シース送り機構400であり、軟性シース103、軟性シースキャップ402および硬性シース104を含む。軟性シースキャップ402は軟性シース口部の周囲に固定され、軟性シースキャップ402は円管状構造を呈する。その外表面に2つの直径が等しくない段状面が設けられ、直径がより大きい段状面406の外表面は軸方向に沿って流線形を呈し、直径がより小さい段状面407の外表面は円弧面であり、軸方向に沿って直線形を呈し、硬性シース104の内孔と組み合わされることができる。軟性シースキャップ402の直径がより大きい外端面404は斜面であり、当該端面404にワイヤ固定用のカバー片405が設けられる。軟性シースキャップ402の内孔を軟性シース103頭部の外周囲に嵌めて、これと固定接続する。軟性シース中のワイヤ頭部はカバー片405と固定接続され、硬性シース104の外端面は軟性シースキャップ402の段状端面と組み合わされることができる。軟性シースキャップにおける2つの段状面間の段差hと、これと適合する硬性シース104の厚さは同じである。カバー片405および軟性シースキャップ402は一体型構造であり、カバー片405は傾斜端面404の最遠部位に位置する。カバー片405は、軟性シースキャップ402の横断面において、軟性シース103中のワイヤチャネルのみと対応する部分に位置する。硬性シース104および軟性シースキャップ402が組み合わされるとき、硬性シースの外径と、軟性シースキャップ402の直径がより大きい段状面406の小端の直径は同じである。
本実施例はさらに内視鏡の軟性シースを提供する。軟性シース103の頭部に軟性シースキャップ402が設けられ、軟性シース103の頭部を軟性シースキャップ402の孔に挿入する。
本実施例の軟性シースキャップ402を軟性シース103に嵌め、軟性シース口部と組み合わせる。内視鏡が人体の内部に深く入るとき、軟性シースキャップ402のカバー片405により、軟性シース口部から軟性シースキャップ402が離脱せず、軟性シースキャップ402と一体となる。軟性シースキャップ402の滑らかな外側表面により、軟性シース頭部を差し込む操作を行う過程において、人体組織を容易に刺傷せず、手術過程で内視鏡を使用する安全性が増加する。内視鏡の回転、引き戻し操作を行うとき、軟性シースキャップ402の厚さは、軟性シース103および硬性シース104の間の隙間より大きいため、軟性シースが引き戻るとき、硬性シース403内に引き戻ることはない。その臨床的意義は現在、軟性シースに軟性シースキャップがないために引き起こされる多くの技術的問題を解決することができることにある。例えば、手術過程において、軟性シースが人体の自然開口部に沿って前へ進んだり、または穿刺を行ったりするとき、軟性シースの材料の性質が比較的柔らかいために、穿刺する際の硬度が不十分になり、手術、診断が比較的困難となる。軟性シースが引き戻るとき、容易に硬性シースの内面に引き戻ると、手術過程において、軟性シースおよび硬性シースの連動性が弱くなり、容易に分離する。
実施例3
図12〜図14を参照されたい。本実施例は、別の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構に関する。これは、分配器101、ガイドスリーブ102、軟性シース103、硬性シース104およびハンドル105を含む。さらにガイドスリーブ102を含み、前記ガイドスリーブ102の一端は分配器101の主空洞部分に固定され、分配器101の主空洞と同軸に配置される。ガイドスリーブ102の別の一端は硬性シース104に挿入され、ガイドスリーブ102は軟性シース104と組み合わされる。
前述した分配器101はハンドル前部の一部分であり、ハンドル105に固定される。分配器101における主空洞の横断面は円形であり、分配器101の前端に設置される。ガイドスリーブ102は上記主空洞内に位置し、ガイドスリーブ102の外表面および主空洞の内表面の間に間隙が設けられる。硬性シース104の後端はガイドスリーブ102の外に嵌められ、上記間隙に挿入される。分配器101の主空洞と相対する別の一端に3つの分配空洞109が設けられ、前記3つの分配空洞109はそれぞれ器具カテーテル、ステンレス毛細管と、イメージおよび照明センサカテーテルである。分配器101における主空洞の根元に1つのチャンバーが設けられ、前記器具カテーテル、ステンレス毛細管、イメージおよび照明センサカテーテルと、ガイドスリーブ102ならびに軟性シース103の内端は、いずれも当該チャンバー内に集められ、硬化樹脂113で一緒に凝固される。
前記3つの分配空洞103のそれぞれの中心線は、前記主空洞の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成する。
前記軟性シース103は、ガイドスリーブ102および硬性シース104を通過し、その端部は分配器101の主空洞部分に固定される。前記硬性シース104の外表面に、握るのに便利なシース環112が固定される。
前記軟性シース103内にその軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられ、前記3本のチャネルは、それぞれ分配器101の3つの分配空洞109における器具カテーテル、ステンレス毛細管とイメージおよび照明センサカテーテルと通じる。
前記硬性シース104の外表面に、握るのに便利なシース環112が固定される。
実施例4
図12〜図17を参照されたい。本実施例は、実施例3に記載する軟・硬性シースのガイド機構を利用した全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡に関する。これは、実施例3に記載する軟・硬性シースのガイド機構を含む以外に、さらに内視鏡の軟性シース103の湾曲に用いられる角度調整機構200と、内視鏡の軟性シース103および硬性シース104の間に用いられる方向転換定位機構300と、内視鏡の軟性シース103が硬性シースに相対するのに用いられる送り機構400とを含む。
本実施例の角度調整機構200と、実施例2の構造および動作原理は基本的に同じであり、わずかな違いは、本実施例の方向転換ワイヤが中空のスクリュ206中央の貫通孔から通過し、スクリュ206の外端に固定されることである。
本実施例の送り機構400は実施例2と完全に同じであり、図も同じである。ここでは、本実施例の送り機構400の図は省略する。
本実施例および実施例2の根本的な違いは、方向転換定位機構にある。本実施例に記載する方向転換定位機構300は、分配器101の主空洞前端におけるネジ山と組み合わされる弾性チャック111からなり、分配器101の主空洞前端は弾性収縮することができるチャックである。弾性チャック111を締めることにより、主空洞前端を収縮させ、硬性シース104を締め付けることができ、硬性シース104および分配器101の間を固定する。
実施例3、4がそれぞれ実施例1,2の外観と異なる部分は、実施例3、4のハンドル105は一体となっており、実施例1、2のハンドルがハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107からなることと異なる。しかし、実施例3、4では硬性シース104の外表面に固定される1つのシース環112が追加されており、当該シース環112は、機能的に見て、実施例1、2のハンドルスリーブ107に相当する。
他に、実施例3、4の分配器は、外観的にも実施例1、2と異なる。実施例3、4の分配器はハンドル前端に固定され、ハンドル105と一体となる。実施例1、2の分配器101はハンドルヘッド106内に固定されるが、これらは実質的に同じではない。これは、実施例3、4のハンドル105は機能的に見て、実施例1、2のハンドルヘッド106に相当するからである。
実施例3、4に記載する方向転換定位機構の動作原理は次の通りである。ハンドル105を手で握り、別の手で硬性シース104の外表面に固定されたシース環112を握り、回転、伸縮を行い、硬性シースおよび軟性シースの間の相対回転角度および軸方向の伸縮距離を便利に調整することができる。所定の位置まで調整すると、方向転換定位機構の弾性チャック111を締めることにより、硬性シース104および分配器101の間を固定することができ、それにより、硬性シースおよび軟性シースの間の相対位置がロックされる。
内視鏡に関するその他の部材および接続構造はいずれも既存技術であり、ここでは具体的な説明を行わない。
本発明は医療機器に関し、具体的には軟硬性シースのガイド機構およびその全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡である。
臨床医学において、内視鏡を採用した治療は、現在最も常用されている患者に対するダメージが比較的小さい診療方法である。従来の内視鏡治療は、数人の医師が協力する必要があり、内視鏡の診療効果は、医師の技術および経験に対する依存性が高い。患者の体内に侵入する内視鏡の検査は、比較的長い時間を要するため、医師の技術に対する要求がさらに高くなり、なおかつ内視鏡装置の安定性、感度に対する要求も高くなる。患者の体内で繰り返し角度調整、定位を行うのを防止するために、臨床診断、治療の要求を満足させる、高い安全性および高効率の内視鏡装置が強く求められている。内視鏡で人体にインターベンションを行うとき、医師の長時間の操作による疲労によって引き起こされる操作ミスのため、内視鏡のレンズおよび人体の組織に比較的大きな押出力が発生する可能性がある。この押出力が一定の閾値を超えると、軟組織の破損が起こり、さらには人体組織の穿孔および自然開口部の剥離など医療事故が発生する可能性がある。現在、内視鏡の既存技術にはおおよそ2種類あり、1つは角度スライドブロックを採用して位置規制を行うものであり、もう1つはロック機構を備えた牽引装置である。角度スライドブロックを採用したものの構造は簡単であるが、角度の位置規制の信頼性は比較的悪い。ロック機構を備えた牽引装置は、位置規制の独立性および信頼性は比較的良好であるが、構造が複雑であり、各部品間の組立の関連性、双方向性に対する要求が高く、内視鏡のその他の装置に対する依存の程度が比較的高い。操作するとき内視鏡全体の結合、調整を行う必要があり、内視鏡の使用効率が比較的低い。
本出願を提出する前に、中国特許第CN201010266551.4号に、「組合せ型軟硬性内視鏡」を開示している。当該特許は方向転換ハンドルにおけるハンドルスリーブおよびハンドルカバーの間の相対運動を利用して、外管および内管の間の相対的伸縮および回転を実現する。当該特許のカテーテル部分は、ステンレスおよびプラスチックで作製される硬性管および軟性シースを含み、硬性管を軟性シースの外側に嵌める。前記硬性管およびハンドルスリーブは、フランジを接続することにより、ネジ山形式で固定される。前記軟性シースは、ハンドルスリーブ中央の貫通孔を通過し、パイプコネクタの1つの継ぎ手とつながり、継ぎ手部分に固定される。
手術の操作過程において、上記内視鏡の軟性、硬性シース間は直接接触し、相対運動を行う。軟性シース自体の材料は柔らかく変形しやすいため、軟性シース内の器具を絶えず取り替える過程において、軟性シースが容易に折れ曲がり、長期の使用で器具の感度が低下する。内視鏡の軟性シースの損耗が大きく、ファイバスコープまたはイメージおよび照明センサの損傷が起こりやすくなる。さらに、管が折れ曲がると手術操作が不便になるため、手術の安全に潜在的な危険をもたらす。
さらに、上記内視鏡において、外管および内管の間の相対的伸縮および回転を実現する機構はあまり確立されておらず、操作もあまり便利ではない。
中国特許第CN201010266551.4号
本発明の目的は、上記背景技術に存在する不足を克服するため、軟硬性シースのガイド機構およびその全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡を提供する。これは操作が簡単で、繰り返し操作の正確性が高く、軟性シースが変形しにくく、安定性が高い特徴を有する。
上記目的を実現するため、本発明に記載する内視鏡に用いられる軟硬性シースのガイド機構は、分配器、ガイドスリーブ、軟性シース、硬性シースおよびハンドルを含む。その特徴は次の通りである。前記ガイドスリーブの一端は分配器の出口部分に固定され、分配器の出口と同軸に配置される。ガイドスリーブの別の一端は硬性シースに挿入され、ガイドスリーブおよび硬性シースは組み合わされる。ハンドルは、相互に組み合わされるハンドルヘッドおよびハンドルスリーブからなる。前記分配器はハンドルヘッド内に固定され、前記硬性シースはハンドルスリーブに固定される。前記軟性シースはガイドスリーブおよび硬性シースを通過し、その端部は分配器の出口部分に固定される。
好ましくは、前記分配器は固定部品を含み、固定部品の出口端にガイドスリーブおよび軟性シースを挿入することができる主空洞が設けられる。固定部品において、主空洞と相対する別の一端に4つの分配空洞が設けられる。前記4つの分配空洞の外端は固定部品の端面に位置し、前記4つの分配空洞の内端は、主空洞の内端に集められる。
好ましくは、前記4つの分配空洞のそれぞれの中心線は、前記固定部品の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成する。
好ましくは、前記分配器の主空洞の側面に締付ネジが設けられ、分配器の主空洞に位置する軟性シースは、当該締付ネジにより固定される。
好ましくは、前記ガイドスリーブはステンレス管であり、これは分配器の出口端の主空洞と一緒に溶接される。
好ましくは、前記軟性シース内に、その軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられる。
好ましくは、前記ハンドルヘッドおよびハンドルスリーブはいずれも円筒状構造であり、相互に組み合わされ、一緒にスリーブ接続される。
好ましくは、前記硬性シースの前端とハンドルスリーブとの間は、コレットチャックにより接続される。
本発明に記載する上記軟硬性シースのガイド機構を利用した全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡は、さらに内視鏡の軟性シースの湾曲に用いられる角度調整機構と、内視鏡の軟性シースおよび硬性シースの間に用いられる方向転換定位機構と、内視鏡の軟性シースが硬性シースに相対するのに用いられる軟性シース送り機構とを含む。
上記案において、前記角度調整機構は角度調整ワイヤ、ハンドル、ナット、スクリュを含み、前記スクリュはハンドルの定位孔に取り付けられる。前記ナットはハンドルの位置規制溝に位置し、スクリュと組み合わされる。位置規制溝の一方はハンドル表面に位置して開口状を呈し、ナットの外表面の一部分はハンドルの位置規制溝の開口部位に位置する。前記角度調整ワイヤは、スクリュと接続される。
好ましくは、前記スクリュおよびハンドルの軸線は平行である。
好ましくは、前記スクリュおよび角度調整ワイヤの間は、接続部品により接続される。接続部品は柱状体であり、接続部品の一端にネジ山が設けられ、スクリュにネジ穴が設けられ、接続部品およびスクリュはネジ接続される。接続部品の別の一端に接続孔が設けられ、角度調整ワイヤは接続孔に固定される。
好ましくは、前記定位孔は、それぞれ位置規制溝中で軸方向に相対する2つの側面に位置する。
好ましくは、前記定位孔およびスクリュの間に軸受が設けられる。
好ましくは、前記位置規制溝の幅はナットの幅と適合する。
上記案において、前記方向転換定位機構はハンドルヘッド、ハンドルスリーブ、偏心器、駆動レバー、回転軸を含み、ハンドルヘッド内に回転軸を据える定位孔が設けられる。回転軸の一端に偏心器が接続され、別の一端に駆動レバーが接続される。回転軸はハンドルヘッドに沿って軸方向に配置され、ハンドルヘッドの表面に円周方向に沿って開口溝が設けられる。駆動レバーは開口溝内に位置し、駆動レバーの下端は回転軸と固定接続され、偏心器および回転軸は偏心配置される。
好ましくは、前記開口溝の端部の側面に位置規制溝が設けられ、駆動レバーが当該位置規制溝に位置するとき、偏心器がハンドルスリーブの内表面に締め付けられ、ロック状態になる。
好ましくは、前記偏心器の表面は円弧形である。
上記案において、前記軟性シース送り機構は、軟性シース、軟性シースキャップおよび硬性シースを含む。前記軟性シースキャップは円管状構造を呈し、その外表面に2つの直径が等しくない段状面が設けられ、直径がより大きい段状面の外表面は軸方向に沿って流線形を呈し、直径がより小さい段状面の外表面は円弧面であり、軸方向に沿って直線形を呈し、硬性シースの内孔と組み合わされることができる。前記軟性シースキャップの直径がより大きい端面は斜面であり、当該端面にワイヤ固定用のカバー片が設けられる。前記軟性シースキャップの内孔を軟性シース頭部の外表面に嵌めて、これと固定接続し、軟性シース中のワイヤ頭部がカバー片と固定接続される。前記硬性シースを軟性シースの外側に嵌め、硬性シースの外端面は軟性シースキャップの段状端面と組み合わされることができる。
好ましくは、前記軟性シースキャップにおける2つの段状面間の段差hと、これと適合する硬性シースの厚さは同じである。
好ましくは、前記カバー片および軟性シースキャップは一体型構造であり、カバー片は傾斜端面の最遠部位に位置する。
好ましくは、前記カバー片は、軟性シースキャップの横断面において、軟性シース中の方向転換制御チャネルのみと対応する部分に位置する。
本発明の目的を実現するため、本発明は分配器、ガイドスリーブ、軟性シース、硬性シースおよびハンドルを含む、内視鏡に用いられる軟硬性シースのガイド機構をさらに提供する。その特徴は次の通りである。さらにガイドスリーブを含み、前記ガイドスリーブの一端が分配器の主空洞部分に固定され、分配器の主空洞と同軸に配置される。ガイドスリーブの別の一端は硬性シースに挿入されて、ガイドスリーブは硬性シースと組み合わされる。前記分配器はハンドルに固定され、前記軟性シースはガイドスリーブおよび硬性シースを通過し、その端部は分配器の主空洞部分に固定される。前記硬性シースの外表面に、手で握るのに便利なシース環が固定される。
好ましくは、前記分配器はハンドル前部の一部分であり、分配器の前端に円形の主空洞が設けられる。前記ガイドスリーブは上記主空洞内に位置し、前記ガイドスリーブの外表面と前記主空洞の内表面との間に間隙が設けられる。前記硬性シースの後端はガイドスリーブの外に嵌められ、上記間隙に挿入される。分配器において、主空洞と相対する別の一端に3つの分配空洞が設けられ、前記3つの分配空洞の内端は主空洞の内端に集められる。
好ましくは、前記3つの分配空洞は、それぞれ器具カテーテル、ステンレス毛細管と、イメージおよび照明センサカテーテルであり、分配器における主空洞の根元に1つのチャンバーが設けられる。前記器具カテーテル、ステンレス毛細管、イメージ及び照明センサカテーテルとガイドスリーブならびに軟性シースの内端は、いずれも当該チャンバー内に集められ、硬化樹脂で一緒に凝固される。
好ましくは、前記3つの分配空洞のそれぞれの中心線は、前記主空洞の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成する。
好ましくは、前記軟性シース内にその軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられ、前記3本のチャネルはそれぞれ分配器の3つの分配空洞と通じる。
本発明に記載する上記軟硬性シースのガイド機構を利用した全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡は、さらに内視鏡の軟性シースの湾曲に用いられる角度調整機構と、内視鏡の軟性シースおよび硬性シースの間に用いられる方向転換定位機構と、内視鏡の軟性シースが硬性シースに相対するのに用いられる送り機構とを含む。
上記案において、前記方向転換定位機構は、分配器の主空洞前端のネジ山と組み合わされる弾性チャックからなり、分配器の主空洞前端は、弾性収縮することができるチャックである。弾性チャックを締めることにより、主空洞前端を収縮させ、硬性シースを締め付けることができ、硬性シースおよび分配器の間を固定する。
上記案において、前記角度調整機構は角度調整ワイヤ、ハンドル、ナット、スクリュを含み、前記スクリュはハンドルの定位孔に取り付けられる。前記ナットはハンドルの位置規制溝に位置し、スクリュと組み合わされる。位置規制溝の一方はハンドル表面に位置して開口状を呈し、ナットの外表面の一部分はハンドルの位置規制溝の開口部位に位置する。前記角度調整ワイヤは、スクリュと接続される。
好ましくは、前記スクリュおよびハンドルの軸線は平行である。
好ましくは、前記定位孔は、それぞれ位置規制溝中で軸方向に相対する2つの側面に位置する。
好ましくは、前記定位孔およびスクリュの間に軸受が設けられる。
好ましくは、前記位置規制溝の幅はナットの幅と適合する。
上記案において、前記軟性シース送り機構は、軟性シース、軟性シースキャップおよび硬性シースを含む。前記軟性シースキャップは円管状構造を呈し、その外表面に2つの直径が等しくない段状面が設けられ、直径がより大きい段状面の外表面は軸方向に沿って流線形を呈し、直径がより小さい段状面の外表面は円弧面であり、軸方向に沿って直線形を呈し、硬性シースの内孔と組み合わされることができる。前記軟性シースキャップの直径がより大きい端面は斜面であり、当該端面にワイヤ固定用のカバー片が設けられる。前記軟性シースキャップの内孔を軟性シース頭部の外表面に嵌めて、これと固定接続し、軟性シース中のワイヤ頭部がカバー片と固定接続される。前記硬性シースを軟性シースの外側に嵌め、硬性シースの外端面は軟性シースキャップの段状端面と組み合わされることができる。
好ましくは、前記軟性シースキャップにおける2つの段状面間の段差hと、これと適合する硬性シースの厚さは同じである。
好ましくは、前記カバー片および軟性シースキャップは一体型構造であり、カバー片は傾斜端面の最遠部位に位置する。
好ましくは、前記カバー片は、軟性シースキャップの横断面において、軟性シース中の方向転換制御チャネルのみと対応する部分に位置する。
本発明に記載する全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡は、その前面部分のガイドスリーブに硬性材料管を採用する。好ましくはステンレス管であり、ガイドスリーブの末端は内視鏡内の分配器に溶接される。ステンレス材料のガイドスリーブは固定、ガイド、定位作用を示し、手術操作において、方向転換ワイヤを牽引して引き戻し、軟性シース全体を動かして方向転換する。放すと、ガイドスリーブの鋼製の特性により、軟性シース全体はガイドスリーブの制約下において、迅速に元の位置に戻ることができる。既存技術と比較して、本発明は操作が簡単であるだけでなく、内の軟性シースおよび外の硬性シースの間に効果的な接続を形成させることができる。軟性シースの方向転換または伸縮は、いずれも内の硬性シースのガイド機構内におけるステンレスガイドスリーブの制約を受け、内の軟性シースは軌道内に固定される。軟性シースは引き戻らず、ねじれず、変形せず、繰り返し操作を実現することができ、それにより、手術の安全を保障する。これの臨床的意義は、内の硬性シースの間が直接つながるために、手術操作の過程において軟性シースの繰り返し操作により起こる、軟性シースが湾曲する、変形する、可逆性が比較的悪いという現在の多くの技術的ボトルネックを解決することができることにあり、臨床において使用がより安全でより感度がよくなる。
本発明に記載する角度調整機構は、位置規制が正確で、構造が簡単であり、加工組立が便利で、角度調整の独立性が強く、調節、固定が便利である特徴を有する。
本発明に記載する方向転換定位機構は、位置規制が正確で、構造が簡単であり、加工組立が便利で、位置規制の調節の独立性が強く、調節、固定が便利である特徴を有する。
本発明に記載する軟性シース送り機構は、構造が簡単で、製造しやすく、その軟性シースキャップの外表面は滑らかな設計である。これにより内視鏡を繰り返し操作する過程において、人体組織との接触面が滑らかで鋭くなく、医者が穿刺する力が大きすぎるために人体組織を傷つけることはなく、患者の人体組織に対して一定程度の保護作用を示すことができる。内視鏡の軟性シースおよび硬性シースを互いに組み合わせて使用するとき、軟性シースキャップは軟性シースおよび硬性シースの接続を固定する作用を示すことができる。このように、手術の過程において、軟性シースのねじれ、湾曲に伴い、軟性シースが硬性シース管内に引き戻ることはなく、操作はさらに素早く、軟性シースおよび硬性シースの適合度はより高い。
以上をまとめると、本発明はガイドが正確で、定位が信頼でき、構造が簡単で、加工組立が便利で、調節、固定が便利である特徴を有する。
図1は、本発明の実施例1に記載する軟硬性シースのガイド機構の構造概要図である。 図2は、図1における分配器の構造概要図である。 図3は、図1のC部分における分配器の分配空洞の横断面概要図である。 図4は、図1における分配器の主空洞の横断面概要図である。 図5は、図1におけるA部分の分配器およびガイドスリーブの接続部位の部分拡大図である。 図6は、図1におけるB部分のガイドスリーブおよび硬性シースの接続部位の部分拡大図である。 図7は、実施例2の全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡の前記角度調整機構の構造概要図である。 図8は、実施例2の全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡の前記方向転換定位機構(300)の構造概要図である。 図9は、図8における前記開口溝および位置規制溝の概要図である。 図10は、実施例2および実施例4に記載する軟性シース送り機構の硬性シースおよび軟性シースキャップが分離した構造概要図である。 図11は、実施例2および実施例4に記載する軟性シース送り機構の硬性シースおよび軟性シースキャップが組み合わさった構造概要図である。 図12は、本発明の実施例3に記載する軟硬性シースのガイド機構の構造概要図である。 図13は、図12におけるD部分の部分拡大図である。 図14は、図12におけるE部分の部分拡大図である。 図15は、実施例4に記載する全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡の構造概要図である。 図16は、実施例4に記載する角度調整機構の構造概要図である。 図17は、実施例4の外形図である。
以下に、付図を組み合わせて本発明の実施状況を詳細に説明するが、これらは本発明を制限するものではなく、例を挙げたに過ぎない。
実施例1
図1〜6を参照されたい。本実施例は内視鏡に用いられる軟硬性シースのガイド機構であり、分配器101、ガイドスリーブ102、軟性シース103、硬性シース104およびハンドル105を含む。ガイドスリーブ102の一端は分配器の出口部分の主空洞に固定され、分配器101の主空洞と同軸に配置される。ガイドスリーブ102の別の一端は硬性シース104に挿入され、ガイドスリーブ102および硬性シース104間は相対して軸方向の運動および周方向の回転を行うことができる。ハンドル105は、相互に組み合わされるハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107からなり、分配器101はハンドルヘッド106に固定され、硬性シース104はハンドルスリーブ107に固定される。軟性シース103はガイドスリーブ102および硬性シース104を通過し、その端部は分配器101の出口部分の主空洞に固定される。分配器101は固定部品108を含み、固定部品の出口端にガイドスリーブ102および軟性シース103を挿入することができる主空洞が設けられ、固定部品108において、主空洞と相対する別の一端に4つの分配空洞109が設けられる。前記4つの分配空洞109の外端は固定部品108の端面に位置し、前記4つの分配空洞109の内端は主空洞の内端に集められる。4つの分配空洞109のそれぞれの中心線は、前記主空洞の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成し、前記主空洞の内端における軟性シース103の管口部分に集められる。ハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107はいずれも円筒状構造であり、互いに一緒にスリーブ接続される。分配器101の出口部分の主空洞側面に締付ネジ110が設けられ、分配器101の出口部分の主空洞に位置する軟性シース103は、当該締付ネジ110により固定される。ガイドスリーブ102はステンレス管であり、これは分配器101の出口端と一緒に溶接される。硬性シース104およびハンドルスリーブ107の間は、コレットチャック111により接続される。
本発明の好ましい実施例として、前記軟性シース103内にその軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられる(図4を参照のこと)。前記3本のチャネルは方向転換制御チャネル、イメージおよび照明センサチャネルと、動作チャネルに分けられ、前記動作チャネルの横断面は、方向転換制御チャネルまたはイメージおよび照明センサチャネルの横断面より大きい。前記動作チャネルの横断面は、円弧および曲線が接続して形成される異形断面である。前記方向転換チャネルと方向転換制御チャネルとイメージおよび照明センサチャネルの横断面は、いずれも円形である。前記3つのチャネルの横断面は、軟性シースの横断面に沿って周方向に分布する。
本発明に記載する軟硬性シースのガイド機構の動作過程は次の通りである。4つの分配空洞109はそれぞれ内視鏡の器具チャネル、注水チャネル、イメージおよび照明センサチャネルおよび方向転換制御チャネルと接続される。内視鏡の器具、注水管、イメージおよび照明センサとワイヤは、それぞれの分配チャネル109によりそれぞれ分配器101に進入する。分配器101内の4つの分配空洞109の別の一端は集められ、分配器101内のガイドスリーブ102の管内に位置する軟性シース103に進入する。軟性シース103はガイドスリーブ102の制約下において、ガイドスリーブ102の軸方向に沿って延伸し、硬性シース104と接続される。ガイドスリーブ102は硬性管であるため、ガイドスリーブ102および硬性シース104はスリーブ接続され、軟性シース103および硬性シース104が直接接触するのを防止する。軟性シース103はガイドスリーブ内でスリーブ接続されて、周方向の回転および軸方向の運動を行うことができる。実際の操作過程において、軟性シースは手術操作の要求を満足させることができ、延伸、引き戻し、および回転などの動作を完成させることができる。さらにガイドスリーブの硬性材料の特性により、軟性シースを限定した軌道内での活動に制約することができ、軟性シースのたわみ、ねじれなどの現象が発生することはない。手術過程において、使用が便利であり、定位が正確であり、再現性が高く、手術の安全を保障する。
実施例2
図7〜11を参照されたい。本実施例は、実施例1に記載する軟硬性シースのガイド機構を利用した全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡に関する。これは、実施例1に記載する軟硬性シースのガイド機構を含む以外に、さらに内視鏡の軟性シース103の湾曲に用いられる角度調整機構200と、内視鏡の軟性シース103および硬性シース104の間に用いられる方向転換定位機構300と、内視鏡の軟性シース103が硬性シース104に相対するのに用いられる送り機構400とを含む。
図7に示すのは、全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡に用いられる角度調整機構200である。本角度調整機構200は、主に角度調整ワイヤ202、ハンドル105、ナット204、スクリュ206を含む。スクリュ206はハンドル105の定位孔205に取り付けられ、ナット204はハンドル105の位置規制溝203に位置し、スクリュ206と組み合わされる。位置規制溝203の一方はハンドル表面に位置して開口状を呈し、ナット204の外表面の一部分はハンドルの位置規制溝203の開口部位に位置し、角度調整ワイヤ202はスクリュ206と接続される。スクリュ206およびハンドル105の軸線は平行である。スクリュ206および角度調整ワイヤ202の間は、接続部品207により接続される。接続部品207は柱状体であり、接続部品207の一端にネジ山が設けられ、スクリュ206にネジ穴208が設けられ、接続部品207およびスクリュ206はネジ接続される。接続部品207の別の一端に接続孔209が設けられ、角度調整ワイヤ202は接続孔209に固定される。定位孔205は、それぞれ位置規制溝203中で軸方向に相対する2つの側面に位置する。定位孔205およびスクリュ206の間に軸受が設けられる。位置規制溝203の幅はナット204の幅と適合する。
本角度調整機構は、ナット204およびスクリュ206を採用して既存技術の不足を解決した。ナット204およびスクリュ206を互いに組み合わせ、ナット204を動かすことにより、スクリュ206を前後に運動させ、さらにはスクリュ206に接続した角度調整ワイヤ202を制御し、内視鏡の角度調整を行う。ナット204およびスクリュ206を互いに組み合わせるネジ山を、セルフロック機能を有するネジ山に設計することにより、調整過程において、ナット204のみによりスクリュ206を制御することができ、さらにはスクリュ206に接続した角度調整ワイヤ202を制御する。ナット204の制御は、外部から角度調整ワイヤ202に伝導させることができ、角度調整ワイヤ202には、繰り返し使用することによってねじれトルクが過度に大きくなり、スクリュ206との反作用が生じることはない。スクリュ206を無理に引き戻すと、内視鏡の角度調整機構が働かなくなり、角度調整ワイヤ202が空回りする現象が現れる。本発明におけるスクリュ206は、不可欠で最も重要な部品である。組み立てるとき、まずナット204およびスクリュ206を部材に組み立て、その後、当該部材をワイヤにより内視鏡のハンドル105内に装入して固定する。
本角度調整機構200の角度調整は、信頼性が良好で、構造が簡単であり、組立および調節がいずれも非常に便利である。定位が正確で、定位が安定である利点を有する。
図8、9に示すのは、全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡に用いられる方向転換定位機構300であり、主にハンドルヘッド106、ハンドルスリーブ107、偏心器303、駆動レバー304、回転軸305を含む。ハンドルヘッド106内に回転軸305を据える定位孔306が設けられ、回転軸305の一端は偏心器303と接続され、別の一端は駆動レバー304と接続される。回転軸305はハンドルヘッド106に沿って軸方向に配置され、ハンドルヘッド106の表面に円周方向に沿って開口溝307が設けられる。駆動レバー304は開口溝307内に位置し、駆動レバー304の下端は回転軸305と固定接続され、偏心器303および回転軸305は偏心配置される。開口溝307の端部の側面に位置規制溝308が設けられ、駆動レバー304が当該位置規制溝308に位置するとき、偏心器303はハンドルスリーブ107の内表面に締め付けられ、ロック状態になる。偏心器303の表面は円弧形である。駆動レバー304の下端はハンドルヘッド106内で回転軸305と固定接続され、駆動レバー304の上端はハンドルヘッド106の開口溝307内に配置される。
本方向転換定位機構300が動作するとき、操作員は駆動レバー304の上端を制御して開口溝307内で左右にスライドさせる。駆動レバー304が開口溝307内でスライドすると、回転軸305により偏心器303が回転する。駆動レバー304を一端まで動かすことにより偏心器303を回転させると、偏心器303の摩擦面は下側から上側に回転し、内視鏡のハンドルヘッド106内の摩擦面と接触する。偏心器303とハンドルヘッド106の内面との間の摩擦力を増大させ、方向転換定位を実現する。内視鏡の実際の操作過程において、ハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107は組み合わせて使用する。医者は病巣を診断した後、診断した病巣に基づいて、さらなる治療を行うとき、内視鏡を病巣に対して正確に定位させ、さらに照準を合わせる必要がある。このとき、本発明の駆動レバー304を動かしさえすれば、駆動レバー304をハンドルヘッド106の外表面の開口溝307内でスライドさせ、回転軸305を周方向に回転させる。さらには偏心器303を周方向に回転させて、偏心器303の摩擦面を下側から上側に回転させる。偏心器303の摩擦面およびハンドルヘッド106の内表面が接触して、両者の間の摩擦力が増大し、ハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107の間が位置規制および固定される。
本方向転換定位機構は、内視鏡の軟性シースで患者の体内を診断し、回転動作を終了した後、定位を行う。
図10、11に示すのは、全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡に用いられる軟性シース送り機構400であり、軟性シース103、軟性シースキャップ402および硬性シース104を含む。軟性シースキャップ402は軟性シース口部の周囲に固定され、軟性シースキャップ402は円管状構造を呈する。その外表面に2つの直径が等しくない段状面が設けられ、直径がより大きい段状面406の外表面は軸方向に沿って流線形を呈し、直径がより小さい段状面407の外表面は円弧面であり、軸方向に沿って直線形を呈し、硬性シース104の内孔と組み合わされることができる。軟性シースキャップ402の直径がより大きい外端面404は斜面であり、当該端面404にワイヤ固定用のカバー片405が設けられる。軟性シースキャップ402の内孔を軟性シース103頭部の外周囲に嵌めて、これと固定接続する。軟性シース中のワイヤ頭部はカバー片405と固定接続され、硬性シース104の外端面は軟性シースキャップ402の段状端面と組み合わされることができる。軟性シースキャップにおける2つの段状面間の段差hと、これと適合する硬性シース104の厚さは同じである。カバー片405および軟性シースキャップ402は一体型構造であり、カバー片405は傾斜端面404の最遠部位に位置する。カバー片405は、軟性シースキャップ402の横断面において、軟性シース103中のワイヤチャネルのみと対応する部分に位置する。硬性シース104および軟性シースキャップ402が組み合わされるとき、硬性シースの外径と、軟性シースキャップ402の直径がより大きい段状面406の小端の直径は同じである。
本実施例はさらに内視鏡の軟性シースを提供する。軟性シース103の頭部に軟性シースキャップ402が設けられ、軟性シース103の頭部を軟性シースキャップ402の孔に挿入する。
本実施例の軟性シースキャップ402を軟性シース103に嵌め、軟性シース口部と組み合わせる。内視鏡が人体の内部に深く入るとき、軟性シースキャップ402のカバー片405により、軟性シース口部から軟性シースキャップ402が離脱せず、軟性シースキャップ402と一体となる。軟性シースキャップ402の滑らかな外側表面により、軟性シース頭部を差し込む操作を行う過程において、人体組織を容易に刺傷せず、手術過程で内視鏡を使用する安全性が増加する。内視鏡の回転、引き戻し操作を行うとき、軟性シースキャップ402の厚さは、軟性シース103および硬性シース104の間の隙間より大きいため、軟性シースが引き戻るとき、硬性シース403内に引き戻ることはない。その臨床的意義は現在、軟性シースに軟性シースキャップがないために引き起こされる多くの技術的問題を解決することができることにある。例えば、手術過程において、軟性シースが人体の自然開口部に沿って前へ進んだり、または穿刺を行ったりするとき、軟性シースの材料の性質が比較的柔らかいために、穿刺する際の硬度が不十分になり、手術、診断が比較的困難となる。軟性シースが引き戻るとき、容易に硬性シースの内面に引き戻ると、手術過程において、軟性シースおよび硬性シースの連動性が弱くなり、容易に分離する。
実施例3
図12〜図14を参照されたい。本実施例は、別の内視鏡に用いられる軟硬性シースのガイド機構に関する。これは、分配器101、ガイドスリーブ102、軟性シース103、硬性シース104およびハンドル105を含む。さらにガイドスリーブ102を含み、前記ガイドスリーブ102の一端は分配器101の主空洞部分に固定され、分配器101の主空洞と同軸に配置される。ガイドスリーブ102の別の一端は硬性シース104に挿入され、ガイドスリーブ102は軟性シース104と組み合わされる。
前述した分配器101はハンドル前部の一部分であり、ハンドル105に固定される。分配器101における主空洞の横断面は円形であり、分配器101の前端に設置される。ガイドスリーブ102は上記主空洞内に位置し、ガイドスリーブ102の外表面および主空洞の内表面の間に間隙が設けられる。硬性シース104の後端はガイドスリーブ102の外に嵌められ、上記間隙に挿入される。分配器101の主空洞と相対する別の一端に3つの分配空洞109が設けられ、前記3つの分配空洞109はそれぞれ器具カテーテル、ステンレス毛細管と、イメージおよび照明センサカテーテルである。分配器101における主空洞の根元に1つのチャンバーが設けられ、前記器具カテーテル、ステンレス毛細管、イメージおよび照明センサカテーテルと、ガイドスリーブ102ならびに軟性シース103の内端は、いずれも当該チャンバー内に集められ、硬化樹脂113で一緒に凝固される。
前記3つの分配空洞103のそれぞれの中心線は、前記主空洞の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成する。
前記軟性シース103は、ガイドスリーブ102および硬性シース104を通過し、その端部は分配器101の主空洞部分に固定される。前記硬性シース104の外表面に、握るのに便利なシース環112が固定される。
前記軟性シース103内にその軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられ、前記3本のチャネルは、それぞれ分配器101の3つの分配空洞109における器具カテーテル、ステンレス毛細管とイメージおよび照明センサカテーテルと通じる。
前記硬性シース104の外表面に、握るのに便利なシース環112が固定される。
実施例4
図12〜図17を参照されたい。本実施例は、実施例3に記載する軟硬性シースのガイド機構を利用した全方位に調整可能な一体型の軟硬性内視鏡に関する。これは、実施例3に記載する軟硬性シースのガイド機構を含む以外に、さらに内視鏡の軟性シース103の湾曲に用いられる角度調整機構200と、内視鏡の軟性シース103および硬性シース104の間に用いられる方向転換定位機構300と、内視鏡の軟性シース103が硬性シースに相対するのに用いられる送り機構400とを含む。
本実施例の角度調整機構200と、実施例2の構造および動作原理は基本的に同じであり、わずかな違いは、本実施例の方向転換ワイヤが中空のスクリュ206中央の貫通孔から通過し、スクリュ206の外端に固定されることである。
本実施例の送り機構400は実施例2と完全に同じであり、図も同じである。ここでは、本実施例の送り機構400の図は省略する。
本実施例および実施例2の根本的な違いは、方向転換定位機構にある。本実施例に記載する方向転換定位機構300は、分配器101の主空洞前端におけるネジ山と組み合わされる弾性チャック111からなり、分配器101の主空洞前端は弾性収縮することができるチャックである。弾性チャック111を締めることにより、主空洞前端を収縮させ、硬性シース104を締め付けることができ、硬性シース104および分配器101の間を固定する。
実施例3、4がそれぞれ実施例1,2の外観と異なる部分は、実施例3、4のハンドル105は一体となっており、実施例1、2のハンドルがハンドルヘッド106およびハンドルスリーブ107からなることと異なる。しかし、実施例3、4では硬性シース104の外表面に固定される1つのシース環112が追加されており、当該シース環112は、機能的に見て、実施例1、2のハンドルスリーブ107に相当する。
他に、実施例3、4の分配器は、外観的にも実施例1、2と異なる。実施例3、4の分配器はハンドル前端に固定され、ハンドル105と一体となる。実施例1、2の分配器101はハンドルヘッド106内に固定されるが、これらは実質的に同じではない。これは、実施例3、4のハンドル105は機能的に見て、実施例1、2のハンドルヘッド106に相当するからである。
実施例3、4に記載する方向転換定位機構の動作原理は次の通りである。ハンドル105を手で握り、別の手で硬性シース104の外表面に固定されたシース環112を握り、回転、伸縮を行い、硬性シースおよび軟性シースの間の相対回転角度および軸方向の伸縮距離を便利に調整することができる。所定の位置まで調整すると、方向転換定位機構の弾性チャック111を締めることにより、硬性シース104および分配器101の間を固定することができ、それにより、硬性シースおよび軟性シースの間の相対位置がロックされる。
内視鏡に関するその他の部材および接続構造はいずれも既存技術であり、ここでは具体的な説明を行わない。

Claims (38)

  1. 分配器(101)、ガイドスリーブ(102)、軟性シース(103)、硬性シース(104)およびハンドル(105)を含む、内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構であって、前記ガイドスリーブ(102)の一端が分配器(101)の出口部分に固定され、分配器(101)の出口と同軸に配置され、ガイドスリーブ(102)の別の一端が硬性シース(104)に挿入され、ガイドスリーブ(102)および硬性シース(104)が組み合わされ、ハンドル(105)が相互に組み合わされるハンドルヘッド(106)およびハンドルスリーブ(107)からなり、前記分配器(101)がハンドルヘッド(106)内に固定され、前記硬性シース(104)がハンドルスリーブ(107)に固定され、前記軟性シース(103)がガイドスリーブ(102)および硬性シース(104)を通過し、その端部が分配器(101)の出口部分に固定されることを特徴とする、内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  2. 前記分配器(101)が固定部品(108)を含み、固定部品の出口端にガイドスリーブ(102)および軟性シース(103)を挿入することができる主空洞が設けられ、固定部品(108)において、主空洞と相対する別の一端に4つの分配空洞(109)が設けられ、前記4つの分配空洞(109)の外端が固定部品(108)の端面に位置し、前記4つの分配空洞(109)の内端が主空洞の内端に集められることを特徴とする、請求項1に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  3. 前記4つの分配空洞(103)のそれぞれの中心線が、前記固定部品(101)の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成することを特徴とする、請求項2に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  4. 前記分配器(101)の主空洞の側面に締付ネジ(110)が設けられ、分配器(101)の主空洞に位置する軟性シース(103)が、当該締付ネジ(110)により固定されることを特徴とする、請求項2に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  5. 前記ガイドスリーブ(102)がステンレス管であり、これが分配器(101)の出口端の主空洞と一緒に溶接されることを特徴とする、請求項1に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  6. 前記軟性シース(103)内に、その軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられることを特徴とする、請求項1に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  7. 前記ハンドルヘッド(106)およびハンドルスリーブ(107)がいずれも円筒状構造であり、相互に組み合わされ、一緒にスリーブ接続されることを特徴とする、請求項1に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  8. 前記硬性シース(104)の前端とハンドルスリーブ(107)との間が、コレットチャック(111)により接続されることを特徴とする、請求項1に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  9. 請求項1〜8のうち少なくとも1つの請求項に記載の軟・硬性シースのガイド機構を有する、全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡であって、さらに内視鏡の軟性シース(103)の湾曲に用いられる角度調整機構(200)と、内視鏡の軟性シース(103)および硬性シース(104)の間に用いられる方向転換定位機構(300)と、内視鏡の軟性シース(103)が硬性シース(104)に相対するのに用いられる軟性シース送り機構(400)とを含むことを特徴とする、全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  10. 前記角度調整機構(200)が角度調整ワイヤ(202)、ハンドル(105)、ナット(204)、スクリュ(206)を含み、前記スクリュ(206)がハンドル(105)の定位孔(205)に取り付けられ、前記ナット(204)がハンドル(105)の位置規制溝(203)に位置し、スクリュ(206)と組み合わされ、位置規制溝(203)の一方がハンドル(105)表面に位置して開口状を呈し、ナット(204)の外表面の一部分がハンドル(105)の位置規制溝(203)の開口部位に位置し、前記角度調整ワイヤ(202)がスクリュ(206)と接続されることを特徴とする、請求項9に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  11. 前記スクリュ(206)およびハンドル(105)の軸線が平行であることを特徴とする、請求項10に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  12. 前記スクリュ(206)および角度調整ワイヤ(202)の間が接続部品(207)により接続され、接続部品(207)が柱状体であり、接続部品(207)の一端にネジ山が設けられ、スクリュ(206)にネジ穴(208)が設けられ、接続部品(207)およびスクリュ(206)がネジ接続され、接続部品(207)の別の一端に接続孔(209)が設けられ、角度調整ワイヤが接続孔(209)に固定されることを特徴とする、請求項10に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  13. 前記定位孔(205)が、それぞれ位置規制溝(203)中で軸方向に相対する2つの側面に位置することを特徴とする、請求項10に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  14. 前記定位孔(205)およびスクリュ(206)の間に軸受が設けられることを特徴とする、請求項10に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  15. 前記位置規制溝(203)の幅がナット(204)の幅と適合することを特徴とする、請求項10に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  16. 前記方向転換定位機構(300)がハンドルヘッド(106)、ハンドルスリーブ(107)、偏心器(303)、駆動レバー(304)、回転軸(305)を含み、ハンドルヘッド(106)内に回転軸(305)を据える定位孔(306)が設けられ、回転軸(305)の一端に偏心器(303)が接続され、別の一端に駆動レバー(304)が接続され、回転軸(305)がハンドルヘッド(106)に沿って軸方向に配置され、ハンドルヘッド(106)の表面に円周方向に沿って開口溝(307)が設けられ、駆動レバー(304)が開口溝(307)内に位置し、駆動レバー(304)の下端が回転軸(305)と固定接続され、偏心器(303)および回転軸(305)が偏心配置されることを特徴とする、請求項9に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  17. 前記開口溝(307)の端部の側面に位置規制溝(308)が設けられ、駆動レバー(304)が当該位置規制溝(308)に位置するとき、偏心器(303)がハンドルスリーブ(107)の内表面に締め付けられ、ロック状態になることを特徴とする、請求項16に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  18. 前記偏心器(303)の表面が円弧形であることを特徴とする、請求項16に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  19. 前記軟性シース送り機構(400)が軟性シース(103)、軟性シースキャップ(402)および硬性シース(104)を含み、前記軟性シースキャップ(402)が円管状構造を呈し、その外表面に2つの直径が等しくない段状面が設けられ、直径がより大きい段状面(406)の外表面が軸方向に沿って流線形を呈し、直径がより小さい段状面(407)の外表面が円弧面であり、軸方向に沿って直線形を呈し、硬性シース(104)の内孔と組み合わされることができ、前記軟性シースキャップ(402)の直径がより大きい端面(404)が斜面であり、当該端面(404)にワイヤ固定用のカバー片(405)が設けられ、前記軟性シースキャップ(402)の内孔を軟性シース(103)頭部の外表面に嵌めて、これと固定接続し、軟性シース(103)中のワイヤ頭部がカバー片(405)と固定接続され、前記硬性シース(104)を軟性シース(103)の外側に嵌め、硬性シース(104)の外端面が軟性シースキャップ(402)の段状端面と組み合わされることができることを特徴とする、請求項9に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  20. 前記軟性シースキャップ(402)における2つの段状面間の段差hと、これと適合する硬性シース(104)の厚さが同じであることを特徴とする、請求項19に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  21. 前記カバー片(405)および軟性シースキャップ(402)が一体型構造であり、カバー片(405)が傾斜端面(404)の最遠部位に位置することを特徴とする、請求項19に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  22. 前記カバー片(405)が、軟性シースキャップ(402)の横断面において、軟性シース(103)中の方向転換制御チャネルのみと対応する部分に位置することを特徴とする、請求項19に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  23. 分配器(101)、ガイドスリーブ(102)、軟性シース(103)、硬性シース(104)およびハンドル(105)を含む、内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構であって、さらにガイドスリーブ(102)を含み、前記ガイドスリーブ(102)の一端が分配器(101)の主空洞部分に固定され、分配器(101)の主空洞と同軸に配置され、ガイドスリーブ(102)の別の一端が硬性シース(104)に挿入されて、ガイドスリーブ(102)が硬性シース(104)と組み合わさり、前記分配器(101)がハンドル(105)に固定され、前記軟性シース(103)がガイドスリーブ(102)および硬性シース(104)を通過し、その端部が分配器(101)の主空洞部分に固定され、前記硬性シース(104)の外表面に手で握るのに便利なシース環(112)が固定されることを特徴とする、内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  24. 前記分配器(101)がハンドル前部の一部分であり、分配器(101)の前端に円形の主空洞が設けられ、前記ガイドスリーブ(102)が上記主空洞内に位置し、前記ガイドスリーブ(102)の外表面と前記主空洞の内表面との間に間隙が設けられ、前記硬性シース(104)の後端はガイドスリーブ(102)の外に嵌められ、上記間隙に挿入され、分配器(101)において、主空洞と相対する別の一端に3つの分配空洞(109)が設けられ、前記3つの分配空洞(109)の内端が主空洞の内端に集められることを特徴とする、請求項23に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  25. 前記3つの分配空洞(109)がそれぞれ器具カテーテル、ステンレス毛細管と、イメージおよび照明センサカテーテルであり、分配器(101)における主空洞の根元に1つのチャンバーが設けられ、前記器具カテーテル、ステンレス毛細管、イメージおよび照明センサカテーテルと、ガイドスリーブ(102)ならびに軟性シース(103)の内端が、いずれも当該チャンバー内に集められ、硬化樹脂(113)で一緒に凝固されることを特徴とする、請求項24に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  26. 前記3つの分配空洞(103)のそれぞれの中心線が、前記主空洞の中心線との間にそれぞれ7°〜13°の夾角を形成することを特徴とする、請求項24に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  27. 前記軟性シース(103)内にその軸方向に沿って貫通する3本のチャネルが設けられ、前記3本のチャネルがそれぞれ分配器(101)の3つの分配空洞(109)と通じることを特徴とする、請求項24に記載の内視鏡に用いられる軟・硬性シースのガイド機構。
  28. 請求項23〜27のうち少なくとも1つの請求項に記載の軟・硬性シースのガイド機構を有する、全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡であって、さらに内視鏡の軟性シース(103)の湾曲に用いられる角度調整機構(200)と、内視鏡の軟性シース(103)および硬性シース(104)の間に用いられる方向転換定位機構(300)と、内視鏡の軟性シース(103)が硬性シース(104)に相対するのに用いられる送り機構(400)と、を含むことを特徴とする、全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  29. 前記方向転換定位機構(300)が、分配器(101)の主空洞前端のネジ山と組み合わされる弾性チャック(111)からなり、分配器(101)の主空洞前端が弾性収縮することができるチャックであり、弾性チャック(111)を締めることにより、主空洞前端を収縮させ、硬性シース(104)を締め付けることができ、硬性シース(104)および分配器(101)の間を固定することを特徴とする、請求項28に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  30. 前記角度調整機構(200)が角度調整ワイヤ(202)、ハンドル(105)、ナット(204)、スクリュ(206)を含み、前記スクリュ(206)がハンドル(105)の定位孔に取り付けられ、前記ナット(204)がハンドル(105)の位置規制溝(203)に位置し、スクリュ(206)と組み合わされ、位置規制溝(203)の一方がハンドル(105)の表面に位置して開口状を呈し、ナット(204)の外表面の一部分がハンドル(105)の位置規制溝(203)の開口部位に位置し、前記角度調整ワイヤ(202)がスクリュ(206)と接続されることを特徴とする、請求項28に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  31. 前記スクリュ(206)およびハンドル(105)の軸線が平行であることを特徴とする、請求項30に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  32. 前記定位孔が、それぞれ位置規制溝(203)中で軸方向に相対する2つの側面に位置することを特徴とする、請求項30に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  33. 前記定位孔およびスクリュ(206)の間に軸受が設けられることを特徴とする、請求項30に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  34. 前記位置規制溝(203)の幅がナット(204)の幅と適合することを特徴とする、請求項30に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  35. 前記軟性シース送り機構(400)が軟性シース(103)、軟性シースキャップ(402)および硬性シース(104)を含み、前記軟性シースキャップ(402)が円管状構造を呈し、その外表面に2つの直径が等しくない段状面が設けられ、直径がより大きい段状面(406)の外表面が軸方向に沿って流線形を呈し、直径がより小さい段状面(407)の外表面が円弧面であり、軸方向に沿って直線形を呈し、硬性シース(104)の内孔と組み合わされることができ、前記軟性シースキャップ(402)の直径がより大きい端面(404)が斜面であり、当該端面(404)にワイヤ固定用のカバー片(405)が設けられ、前記軟性シースキャップ(402)の内孔を軟性シース(103)頭部の外表面に嵌め、これと固定接続し、軟性シース(103)中のワイヤ頭部がカバー片(405)と固定接続され、前記硬性シース(104)を軟性シース(103)の外側に嵌め、硬性シース(104)の外端面が軟性シースキャップ(402)の段状端面と組み合わされることができることを特徴とする、請求項28に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  36. 前記軟性シースキャップ(402)における2つの段状面間の段差hと、これと適合する硬性シース(104)の厚さが同じであることを特徴とする、請求項35に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  37. 前記カバー片(405)および軟性シースキャップ(402)が一体型構造であり、カバー片(405)が傾斜端面(404)の最遠部位に位置することを特徴とする、請求項35に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
  38. 前記カバー片(405)が軟性シースキャップ(402)の横断面において、軟性シース(103)中の方向転換制御チャネルのみと対応する部分に位置することを特徴とする、請求項35に記載の全方位に調整可能な一体型の軟・硬性内視鏡。
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