JP2014532069A - 射出成型された剤形 - Google Patents

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Abstract

a)組成物を用意すること、前記組成物は、前記組成物の総重量に基づいてi)25〜90重量%のエチルセルロース、ii)7.5〜60重量%の多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体、およびiii)2.5〜50重量%の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分を含む、ただし前記組成物は、ゼロまたは10重量%以下のゼラチンおよびゼロまたは10重量%以下の、ホモ−もしくは共重合されたアクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたメタクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたアクリレートまたはホモ−もしくは共重合されたメタクリレートを包含するポリマーを含む、並びにb)前記組成物を剪断および熱に付して前記組成物を可塑化し、前記可塑化された組成物を剤形の3次元のシェルへと射出成形することにより、射出成形された剤形のシェルが製造可能である。【選択図】なし

Description

本発明は有効成分のための空洞を有する、射出成型された剤形、たとえばカプセル、に関する。
種々のタイプの剤形、たとえば医薬品の剤形、が経口投与のために公知である。カプセルは、通常、有効成分などの1以上の特定の物質で満たされたシェルからなる周知の剤形である。シェルは、ゼラチン、変性された澱粉または変性されたセルロースなどのフィルム形成性ポリマーを含む軟質または硬質の安定したシェルであり得る。硬質カプセルは、一般的に浸漬成形法を使用して製造される。米国特許第2,526,683号明細書は浸漬コーティング法によりメチルセルロースの医薬品カプセルを製造する方法を開示している。該方法は、40℃〜85℃に予備加熱された、カプセルを形成するためのピンをゲル化が始まる温度より低い温度に保持されたメチルセルロースの水性溶液に浸すこと、該ピンを引き出して、該ピンをゲル化温度より上の温度におけるオーブン中に入れること、およびフィルムを乾燥させることからなる。熱いピンが水性のメチルセルロース溶液に浸されると、該ピンの表面において該組成物が半固体の液状になり、ピンが引き出されるにつれて、ある厚さのゲル化された液体のフィルムが該ピン上に形成される。該ピンは乾燥させるために典型的にはオーブンに入れられる。この技術は慣用的に「熱ゲル化」と呼ばれている。乾燥したカプセルは、次に剥がされ、所定の寸法に切断され、本体とキャップが組み合わされる。
この確立された技術は多くの利点を有するが、ある種の限界もまた有する。メチルセルロースの水性溶液は相対的に狭い範囲内の粘度を有していなければならず、均一の厚さのカプセルを製造することができるようにバッチ間で一貫していることが必要である。また、カプセルのシェルの壁の厚さはメチルセルロース溶液の粘度および固形分に依存し、単独の浸漬手順ではある厚さを超えて増加されることができない。より厚い壁が所望されるならば、複数の浸漬手順および乾燥サイクルが必要であり、それは時間がかかり経済的に実行可能ではない。さらに、乾燥手順中の水の蒸発はカプセルのシェルに欠陥をもたらす可能性がある。
米国特許第4,790,881号は、5〜25%の水を含む親水性ポリマーを含む、成形可能な非ゼラチンを開示している。該親水性ポリマーは、所定の水分含有量を保持しながら該水と一緒に加熱されて、溶融物を形成し、水混合物中の該親水性ポリマーはそのガラス転移温度及びその溶融点を超えて加熱され、該溶融物を水に溶解させる。該加熱された組成物は射出成型工程によりカプセルに成形される。しかし、該融点およびガラス転移温度は、100℃超であり、そのことは正確な水分含有量の制御を非常に困難にする。米国特許第4,790,881号において示されるように、ポリマーの正確な水分含有量の維持が所望される速度における適切な操作にとって必須である。
カプセルのシェルの欠陥の問題に対処するべく、米国特許出願公開第2003/0104047号明細書は、非ゼラチンの硬質カプセルのシェルの製造方法を開示している。該シェルは、カプセル形成組成物(好ましくは粉末の形態のもの)を型に添加する手順と、該型を加熱し、該型に、予備加熱されたカプセル形成棒を挿入して、溶融されたカプセル形成組成物を該棒に被覆する手順と、該加熱された棒を該加熱された型から引出して、該被覆されたカプセル形成組成物がさらに冷却され、乾燥され、棒から除去される手順と、を含む熱溶融法により製造される。この方法は、カプセル形成組成物が溶液に事前に溶解されることを必要としていないため、カプセルのシェルを棒の上で硬化させ、乾燥するために溶媒が蒸発される必要がないので、慣用の「浸漬成形法」より利点を有する。しかし、この方法においても、棒の上で、均一な厚さまたは重量のカプセルのシェルを製造できるようにするためには、溶融されたカプセル形成組成物は、相対的に狭い範囲の粘度を有することが必要である。
米国特許出願公開第2005/0175687号明細書は、単独または複数成分の医薬品の剤形の射出成型のために適するポリマー状組成物に関する。一つの態様において、20〜70重量%のEudragit 4135F、20〜70重量%のヒドロキシプロピルセルロース誘導体、0〜30重量%の溶解性改良添加剤、0〜30重量%の潤滑剤、0〜10重量%の可塑剤および0〜10重量%の加工剤を含む組成物が開示されている。別の態様においては、15〜50重量%のEudragit 4135F、それぞれ異なる分子量を有し、20〜70重量%の合計量で存在する2種以上のヒドロキシプロピルセルロースポリマー、10〜25重量%の量で存在する潤滑剤を含み、さらに任意で、0〜70重量%の量で存在する溶解性改良添加剤、0〜10重量%の界面有効成分、0〜10重量%の可塑剤、および0〜10重量%の加工剤も含んでよい組成物が開示されている。該組成物は押出され、ペレット化され、その後射出成型される。あいにく、該刊行物のほとんどの実施例は欠陥、たとえば型への不完全な充填またはカプセルのシェルにおける小さな亀裂、を示す。
国際公開第2005/089726号は10〜80重量%のEudragit RL 100またはRS 100、20〜70重量%の溶解性改良添加剤、5〜25重量%の潤滑剤を含み、任意的に10重量%以下の界面有効成分、任意的に10重量%以下の可塑剤および任意的に10重量%以下の加工剤を含んでいてもよい組成物を開示している。ポリマーEudragit RL100またはRS100は、水に不溶なpH非依存型の顆粒であると製造業者Rhom Pharmaにより記載されている。ポリマーEudragit RL100は、高度に透過性であると記載されているが、ポリマーEudragit RS 100は、低い透過性を有するポリマー状顆粒であると記載されている。組成物は押出され、ペレット化され、その後射出成形される。実施例2は欠陥、たとえば亀裂のあるまたは不完全に成形されたカプセルのシェルを示した。これらの欠陥のあるカプセルのシェルは上塗りされている。しかし、上塗りは、剤形の溶解速度を決定し得る。
カプセルは、多様な物理的条件、たとえば幅広い粒径の固体物または幅広い粘度の液状物、幅広い水溶性、並びに広範にわたる所望される効果および投薬計画を有する有効成分の投与および伝達形態として使用されるので、1種類の剤形ではすべての需要を満足できないのが明白である。したがって、当業者は、有効成分を個体に適用する技術を充実させるために新規な剤形を常に探究している。
本発明の一つの目的は、剤形、たとえばカプセル、の新規なシェルであって、浸漬コーティング工程を行わずに高品質に製造されることができるシェルを提供することである。
本発明の好ましい目的は、浸漬コーティング工程を行わずに製造されることができる剤形、たとえばカプセル、の新規なシェルであって、該剤形の生産または取扱い中に破れたり分解したりせず、個体による該剤形の摂取後充分に速い分解を有し、該剤形、たとえばカプセル、からの有効成分の放出を可能とするような、高品質のシェルを提供することである。
本発明のより好ましい目的は、新規な剤形たとえばカプセルのシェルにおいて、該剤形の生産または取扱いの間に破れたり分解したりしないが、個体による該剤形の摂取後に該剤形からの有効成分の放出制御を可能とする該剤形のシェルを提供することである。
本発明の一つの態様は、
射出成形された剤形のシェルであって、
a)組成物を用意する手順であって、該組成物の総重量に基づいてi)25〜90重量%のエチルセルロースと、ii)7.5〜60重量%の多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体と、iii)2.5〜50重量%の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分と、を含み、ただし該組成物は、ゼロまたは10重量%以下のゼラチンと、ゼロまたは10重量%以下の、ホモ−もしくは共重合されたアクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたメタクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたアクリレート、またはホモ−もしくは共重合されたメタクリレートを包含するポリマーと、を含む、組成物を用意する手順と、
b)該組成物を剪断および熱に付して該組成物を可塑化し、該可塑化された組成物を剤形の3次元のシェルへと射出成形する手順と、により製造可能な、射出成形された剤形のシェルである。
本発明の別の特徴は、上記の射出成形されたシェルおよび1以上の有効成分を含む剤形である。
本発明のさらに別の特徴は、
剤形のシェルを製造する方法であって、
a)組成物を用意する手順であって、該組成物の総重量に基づいてi)25〜90重量%のエチルセルロースと、ii)7.5〜60重量%の多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体と、iii)2.5〜50重量%の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分と、を含み、ただし該組成物は、ゼロまたは10重量%以下のゼラチンと、ゼロまたは10重量%以下の、ホモ−もしくは共重合されたアクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたメタクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたアクリレート、またはホモ−もしくは共重合されたメタクリレートを包含するポリマーと、を含む、組成物を用意する手順と、
b)該組成物を剪断および熱に付して該組成物を可塑化し、該可塑化された組成物を剤形の3次元のシェルへと射出成形する手順と、を含む、剤形のシェルを製造する方法である。
驚いたことに、高品質な剤形のシェル、たとえばカプセルのシェル、が、上の手順a)において述べられた該組成物から、該組成物に剪断および加熱を行いそれを可塑化し、続く射出成形により製造されることができることが見いだされた。
該剤形のシェル、たとえばカプセルのシェルは、該剤形の生産または取扱い中に破れたり分解したりせず、かつ個体による該剤形の摂取後十分に速い分解を有し、該剤形、たとえばカプセル、からの有効成分の放出を可能とするような良好な性質を有する。さらに、驚いたことに、該シェルの分解は、本明細書に記載されるように、シェルの押出性および品質を妥協することなしに、射出成形されたシェルを製造するための組成物の成分i)、ii)およびiii)のタイプおよび重量の範囲を適応させることにより広い期間にわたって変動させることができることが見いだされた。これは、有効成分を制御された態様で放出する剤形のシェル、たとえばカプセルのシェル、の生産を可能とする。そのような剤形は、「放出制御」または「徐放性」の剤形と呼ばれる。本発明は、利用可能な剤形の多様性を広げ、特定の需要に対する有効成分の投与計画を調節するための健康管理における新たな可能性を開く。たとえば、本発明によれば、剤形のシェルは浸漬コーティングにより水溶性ポリマーから製造されるものに限定されず、広い範囲のシェルの厚さが製造されることができる。
射出成形された剤形のシェルを製造するために使用される組成物は、組成物の総重量に基づいて25%以上、好ましくは30%以上、そしてより好ましくは35%以上のエチルセルロースを含む。該組成物は、組成物の総重量に基づいて90%以下、好ましくは80%以下、より好ましくは70%以下、そして最も好ましくは60%以下のエチルセルロースを含む。驚いたことに、良好な性質の剤形のシェルは、射出成形されるべき組成物中のエチルセルロースの濃度が25%もの低さ、または90%もの高さである時でさえ、射出成形により製造されることができる。下記の実施例は、エチルセルロースの広い範囲にわたる良好な性質のカプセルの製造を説明する。より低い濃度のエチルセルロースを有する組成物から製造された剤形は、より高い濃度のエチルセルロースを有する組成物から製造された剤形より、より短期間内に剤形から有効成分を放出する傾向がある。これは、射出成形された剤形のシェルの品質を脅かすことなしに、ある有効成分の特定の投与計画に適応されることができる、テーラーメードの剤形の生産を可能とする。エチルセルロースは好ましくは40〜55%、より好ましくは43〜53%、最も好ましくは44〜51%のエトキシ置換を有する。エトキシ置換の%は、置換された生成物の重量に基づき、ASTM D4794−94(2003)に記載されたZeiselガスクロマトグラフィーにしたがって測定される。エチルセルロースの分子量は、80体積%のトルエンと20体積%のエタノールとの混合物中で25℃において測定された、エチルセルロースの5重量%溶液の粘度として表される。エチルセルロースの濃度は、トルエン、エタノールおよびエチルセルロースの総重量に基づく。粘度はASTM D914−00、に概略が述べられており、そしてさらに、ASTM D914−00において参照されているASTM D446−04に記載されているウベローデ・チューブを使用して測定される。エチルセルロースは、80体積%のトルエンおよび20体積%のエタノールの混合物中で25℃において測定した場合、一般的には、400mPas以下、好ましくは300mPas以下、より好ましくは100mPas以下、そして最も好ましくは50mPas以下の粘度を有する。エチルセルロースは、80体積%のトルエンおよび20体積%のエタノールの混合物中で25℃において測定された場合、一般的には、1.0mPas以上、好ましくは2.0mPas以上、より好ましくは5.0mPas以上、そして最も好ましくは7.0mPas以上の粘度を有する。好ましいエチルセルロースは、ミッドランド、ミシガン州のダウケミカル社から商業的に入手可能であるPremiumグレードのETHOCELエチルセルロースである。2以上の水に不溶な多糖類誘導体の組み合わせもまた有用である。
さらに、該組成物は、組成物の総重量に基づいて7.5%以上、好ましくは10%以上、より好ましくは15%以上、そして最も好ましくは20%以上の多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体を含む。多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体の量は組成物の総重量に基づいて60%以下、好ましくは50%以下、より好ましくは40%以下、そして最も好ましくは35%以下である。該組成物は、合計重量パーセンテージが上記の範囲であれば1より多い多糖類または多糖類誘導体を含んでいてもよい。
多糖類および多糖類誘導体の例は、アラビアゴム、キサンタンガム、カラヤガム、トラガカントガム、ガティガム、カラギーナン、デクストラン、アルギネート、アガー、ゲランガム、ガラクトマンナンたとえばグアーガム、ペクチン、澱粉、澱粉誘導体、グアー誘導体およびキサンンタン誘導体を含む。澱粉誘導体、グアー誘導体、およびキサンタン誘導体は欧州特許第0504870号、第3ページ、第25〜56行、および第4ページ、第1〜30行により詳細に記載されている。有用な澱粉誘導体は、たとえば澱粉エーテル、たとえばヒドロキシプロピル澱粉またはカルボキシメチル澱粉、すなわち“Explotab”(澱粉グリコール酸ナトリウム)、である。有用なグアー誘導体はたとえばカルボキシメチルグアー、ヒドロキシプロピルグアー、カルボキシメチルヒドロキシプロピルグアーまたはカチオン化グアーである。好ましいヒドロキシプロピルグアーおよびその製造は米国特許第4,645,812号、第4〜6欄に記載されている。好ましい多糖類誘導体は、セルロースエステルまたはセルロースエーテル、より好ましくはエチルセルロースとは異なるセルロースエーテルである。好ましいセルロースエーテルは、カルボキシ−C−C−アルキルセルロース類、たとえばカルボキシメチルセルロース類;カルボキシ−C−C−アルキルヒドロキシ−C−C−アルキルセルロース類、たとえばカルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース類;C−C−アルキルセルロース類、たとえばメチルセルロース類;C−C−アルキルヒドロキシ−C1−3−アルキルセルロース類、たとえばヒドロキシエチルメチルセルロース類、ヒドロキシプロピルメチルセルロース類またはエチルヒドロキシエチルセルロース類;ヒドロキシ−C1−3−アルキルセルロース類、たとえばヒドロキシエチルセルロース類またはヒドロキシプロピルセルロース類;混合ヒドロキシ−C−C−アルキルセルロース類、たとえばヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロース類、またはアルコキシヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロース類であり、該アルキル基は直鎖または分岐鎖状であり、2〜8の炭素原子を含む。該セルロース誘導体は好ましくは水溶性であり、これはそれらが25℃および1大気圧において100グラムの蒸留水中において、1グラム以上、より好ましくは2グラム以上、最も好ましくは5グラム以上の、水溶解度を有することを意味する。
特に好ましいセルロースエーテルは、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよびこれらのセルロースエーテルの2以上の組み合わせである。これらのセルロースエーテルの粘度は、好ましくはASTM D2363−79(2006年に再認可された)にしたがって2重量%の水性溶液として20℃において測定されて1.2〜200mPa・s、より好ましくは2〜100mPa・s、最も好ましくは2〜50mPa・sである。
最も好ましくは、セルロースエーテルはメチルセルロース、特に1.2〜2.2、好ましくは1.5〜2.0のメチル置換度DSメチルを有するメチルセルロースである。エーテルの側鎖基、すなわちDSメチル、の測定は、K.L.Ketterer、W.E.Kester、D.L.Wiederrich、およびJ.A.Groverによる「Determination of Alkoxyl Substitution in Cellulose Ethers by Zeisel−Gas Chromatographie」Analytical Chemistry、第51巻、第13号、1979年、11月、第2172〜76ページに記載されているように行われることができる。
他の好ましいセルロースエーテルは、架橋されているカルボキシメチルセルロースまたは架橋されていないカルボキシメチルセルロース、好ましくはそれらのナトリウム塩の形である。好ましくは、カルボキシメチルセルロースは、水において膨潤性があるように少し架橋されている。好ましい架橋されているカルボキシメチルセルロース類は、米国、フィラデルフィアのFMC BioPolymer社から、商標アクジゾル(Ac−Di Sol)クロスカルメロースナトリウムポリマーで商業的に入手可能である。
射出成形された剤形のシェルを製造するために使用される組成物は、ゼラチンをまったく含まないか、または組成物の総重量に基づいて10%以下、好ましくは5%以下、そして最も好ましくは2%以下のゼラチンを含む。最も好ましくは、該組成物はゼラチンを全く含まない。
さらに、射出成形された剤形のシェルを製造するために使用される組成物は、ホモ−もしくは共重合されたアクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたメタクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたアクリレートまたはホモ−もしくは共重合されたメタクリレートを包含するポリマーを全く含まないか、または組成物の総重量に基づいて10%以下、好ましくは8%以下、そして最も好ましくは5%以下の上記ポリマーを含む。本発明の一つの実施態様において、該組成物はそのようなホモ−またはコポリマーを全く含まない。
さらに、射出成形された剤形のシェルを製造するために使用される組成物は、成分iii)として、組成物の総重量に基づいて2.5重量%以上、好ましくは5重量%以上、より好ましくは10重量%以上、最も好ましくは15重量%以上、そして特に20重量%以上の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分を含む。多糖類および多糖類誘導体とは異なる成分iii)の量は、組成物の総重量に基づいて50重量%以下、好ましくは45重量%以下、より好ましくは40重量%以下、そして特に35重量%以下である。これらの1以上の成分iii)は、多糖類および多糖類誘導体とは異なるフィルム形成性ポリマーまたはメルトフロー、強度および他の所望される射出成形性を補助する添加剤から好ましくは選択される。これらの添加剤は、潤滑剤または流動促進剤、可塑剤、吸収強化剤、界面活性剤、溶解性改良剤、加工剤、芳香剤、たとえば甘味剤、および染料を含むが、それらに制限されない。追加成分は以下により詳細に記載される。射出成形された剤形のシェルを製造するために使用される組成物は組成物の総重量に基づいて好ましくは1〜50%、より好ましくは10〜45%、最も好ましくは20〜40重量%の可塑剤を含む。本発明において使用され得る可塑剤の例は、クエン酸トリエチル(TEC)、トリアセチン、クエン酸トリブチル、クエン酸アセチルトリエチル(ATEC)、クエン酸アセチルトリブチル(ATBC)、1,2−プロピレングリコール、グリセロールのモノ−、ジ−およびトリアセテート、フタル酸ジブチル、セバシン酸ジブチル(DBS)、フタル酸ジエチル、ビニルピロリドングリコールトリアセテート、ポリエチレングリコール類、グリセロール、ジオクチルナトリウムスルホサクシネート、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ステアリルアルコール(1−オクタデカノール)、またはひまし油;およびこれらの組み合わせである。
該組成物の粘度および表面張力を下げるために、組成物の総重量に基づいて好ましくは0〜10%、より好ましくは0〜5%の量の界面活性剤の該組成物への取り込みが所望され得る。好ましい界面活性剤は、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとのブロックコポリマー、レシチン、スルホコハク酸ナトリウムジオクチル、ラウリル硫酸ナトリウム(ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)とも呼ばれる)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、すなわちポリソルベートたとえばTween(商標)、たとえばTween20、60および80、脂肪酸のソルビタンエステルすなわちモノラウリン酸ソルビタンエステル、モノオレイン酸ソルビタンエステル、モノパルミチン酸ソルビタンエステル、モノステアリン酸ソルビタンエステル、Triton X−200、モノステアリン酸グリセリル、脂肪酸スクロースエステル、たとえばステアリン酸スクロース、オレイン酸スクロース、パルミチン酸スクロース、またはラウリン酸スクロースである。
射出成形された剤形のシェルを製造するために使用される組成物は、1以上の成型加工剤、たとえば1以上の潤滑剤または流動促進剤、をもまた、好ましくは組成物の総重量に基づいて0〜20%、より好ましくは0〜10%、最も好ましくは0.5〜5%において含み得る。これらはグリセリド類(油脂類)、ワックスおよびリン脂質、たとえば不飽和および飽和の植物脂肪酸およびその塩、たとえばアルミニウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、およびスズのステアリン酸塩、ステアリルアルコール、ステアリン酸、モノステアリン酸グリセロール(GMS)、タルク、シリコーン、二酸化ケイ素、非晶質ケイ酸、フュームドシリカ、およびレシチン、およびこれらの組み合わせもしくは混合物を包含するが、これらに限定されない。
加工剤および強化剤、たとえばタルク、の、組成物の総重量に基づいて、好ましくは0〜10%の量における取り込みもまた望ましい。
さらに、射出成形された剤形のシェルは、1以上の溶解度改良剤、すなわちシェルの浸食および/または膨潤性を変える、放出改質を助ける物質、を組成物の総重量に基づいて0.5〜50%、より好ましくは2.5〜20%の範囲で含み得る。多くの種類の剤が使用され得るが、たとえば、BASF(ドイツ)から商業的に入手可能な“Kollidon−CL”(架橋されているPVP)、Kollidon VA 64(コポビドン)に代表される公知の崩壊剤、低分子量の溶質、たとえばラクトース;および無機塩、たとえば塩化ナトリウム、を含む。1以上の種類の溶解性改良添加剤は単独で、または互いとの混合物として組み合わせて使用され得る。
さらに、射出成形された剤形のシェルは、他の公知の任意的な助剤、たとえば着色剤、抗酸化安定化剤、香料、加工剤、離型剤、またはシェルの一部、たとえばカプセルの本体およびキャップが一緒に接合されることのできる容易さを向上させる助剤、たとえば不透明化剤、たとえば炭素、酸化鉄もしくは二酸化チタンを含み得る。
さらに、射出成形された投与のシェルを製造するために使用される組成物は、組成物の総重量に基づいて15%超の、より好ましくは10%超の、最も好ましくは4%超の、特に2%超の水または有機溶媒を含まない。本発明の一つの実施態様において、該組成物は、いかなる量の水または有機溶媒も、含まない。射出成形された剤形のシェルは、好ましくは組成物の総重量に基づいてi)30〜85重量%、より好ましくは35〜80重量%、そして最も好ましくは35〜60重量%のエチルセルロース、ii)好ましくは5〜50重量%、より好ましくは10〜50重量%、そして最も好ましくは20〜40重量%の多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体、たとえばメチルセルロース、そしてiii)10〜40重量%、より好ましくは15〜40重量%、そして最も好ましくは20〜40重量%の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分を含む。
本発明の方法の手順a)において、成分i)、ii)およびiii)は、慣用の方法、たとえば先行技術において公知のミキサー、たとえばヘンシェルまたはホバートミキサー、で混合されることができる。あるいは成分i)、ii)およびiii)はv−ブレンダーにおいて混合されて、次にローラー圧縮に付されることができる。
本発明の方法の手順b)において、上記の組成物に剪断および加熱を行い、該組成物を可塑化させる。該組成物を剪断および熱に付すための装置は当該技術において周知であり、たとえば単軸押出機、ラム押出機、二軸押出機、バスニーダー、バンベリーミキサー、遊星押出機、または往復式単軸押出機である。該組成物は、好ましくは100〜250℃、より好ましくは120〜240℃の温度にまで加熱される。手順a)において与えられた上記の組成物に剪断および加熱を行う好ましい方法は、ホットメルト押出による。ホットメルト押出を製造するための方法は周知である;これらの方法において、選択された成分は押出機のフィードホッパーに供給される。適切な周知の装置、たとえば単軸押出機、二軸押出機、往復軸押出機、およびバスニーダー、が本明細書の配合物のホットメルト押出を製造するために容易に入手可能である。
ホットメルト押出を製造するための好ましい方法は、射出成形機の一部である単軸押出機(往復式または連続式押出)、ラム圧縮成形機または樹脂トランスファー押出法である。
可塑化された組成物は次に剤形のシェルすなわち空洞を有する3次元の剤形、たとえばカプセル、へと射出成形される。該可塑化された組成物には、それを射出成形して剤形のシェルとする前に、ペレット化手順を行わないことが好ましい。米国特許出願公開第2005/0175687号明細書および国際公開第2005/089726号パンフレットにおける教示と反対に、該可塑化された組成物は樹脂加工と射出成形手順との間にペレット化手順を必要としない。このことは射出成形されたシェルを製造するための時間および資本をかなり削減する。さらに、ペレット化により該組成物に高い応力が加わること、および射出成形のための物質の再加熱を避けることができる。射出成形手順b)は、ゼラチンカプセルの製造のために一般的に公知であるものと同様の方法において行われることができる。広い範囲の硬いゼラチンカプセルの形状および部品の製造は、たとえば米国特許第4,738,817号;第4,576,284号および第4,738,724号に記載されている。該カプセルは一または複数の区画を有していることができる。カプセルの厚さは均一または不均一であり、たとえば複数区画のカプセルにおいて、壁物質は区画同士で厚さが異なっていてもよい。各区画が異なる薬の放出特性を有する、たとえば異なる薬物質または配合物を含むタイプのものなどの複数区画のカプセルを製造する方法もまた、たとえば国際公開第2005/089726号の第1および2ページに引用された先行技術から公知である。剤形の射出形成されたシェルの厚さは好ましくは0.100〜0.500mm、より好ましくは0.125〜0.400mmである。本発明の射出成形されたシェルの一つの利点は、多様な厚さが製造されることができ、それは、たとえば、該剤形に含まれる有効成分の所望される放出に適合されることができることである。加えて、または別法として、該シェルは、優先的に溶解する1以上の弱化部または弱化点を有し得、そうすることにより該有効成分の放出の開始の時間および/または速度を決め得る。たとえば、そのような弱化点は穴、たとえば小さな穴、たとえば、シェルの壁にレーザーで開けられた穴を含み得、これらの穴は消化管における所定の点において溶解するポリマー物質、たとえば腸溶性のポリマー物質、のフィルムで閉じられているおよび/または覆われている。たとえばそのような弱化点は該シェルが形成される成形操作の間に形成されるシェルの壁における薄肉化された部分を含み得る。
本発明のシェルは該シェルおよび1以上の有効成分を含む剤形を製造するために、特に経口投与に適切である1以上の有効成分を含む経口の剤形を製造するために有用である。任意のカプセルの区画に含まれる有効成分は任意の適切な形、たとえば粉末、顆粒、コンパクト、マイクロカプセル、ゲル、シロップ、または液体、において存在し得る、ただし、該カプセルの区画の壁の物質が後者の3つの形態の液状内容物に対して十分に不活性であるという条件下においてである。多様な有効成分、典型的には生物学的に活性な成分、たとえばビタミン、薬草および鉱物の栄養補助食品および医薬品、が有用である。該生物学的に活性な成分は、疎水性、親水性、および両親媒性化合物を含む。剤形に投入される有効成分の量は、該化合物の薬学的活性、処置される適応症、目標とされる投与計画、計画されている投与の方法、剤形の完全性もしくは安定性または他の理由にしたがって、変動する。区画の内容物、たとえば医薬品物質、は、標準的な方法、たとえばカプセルを充填するために慣用的に使用される方法、たとえば、投与用ピンまたはダイ充填により区画に導入され得る。好ましくは、該組成物はカプセルの本体およびカプセルのキャップの形状へと射出成形され、1以上の有効成分および任意的な添加剤が該カプセル本体へと充填され、該カプセルのキャップがカプセルの本体に接合または機械的に結合される。
以下の実施例は説明の目的のためだけであり、本発明の範囲を制限することは意図されない。別に明記されない限り、すべての部および百分率は重量による。
実施例において使用されたエチルセルロース類は下記の表1においてEC Std 10およびEC Std 20と略記されているETHOCEL標準10プレミアムまたはETHOCEL標準20プレミアムエチルセルロースポリマーとしてダウケミカル社から商業的に入手可能である。両者ともに48.0〜49.5%のエトキシル含有量を有する。ETHOCEL標準10プレミアムエチルセルロースポリマーは、ウベローデ粘度計により25℃において80%トルエンおよび20%エタノールからなる溶媒における5%溶液として測定された場合、9〜11mPasの粘度を有する。ETHOCEL標準20プレミアムエチルセルロースポリマーは18〜22mPasの粘度を有する。
実施例において使用されたメチルセルロースは、下記の表1においてMC A15と略記されている、ダウケミカル社製のMETHOCEL A15セルロースエーテルとして商業的に入手可能である。それは27.5〜31.5%のメトキシ含有量を有し、ウベローデ粘度計により20℃において2%水溶液として測定された場合、14〜16mPasの粘度を有する。
実施例において使用されるクロスカルメロースナトリウムは、FMC BioPolymer社(米国、フィラデルフィア)から商業的に入手可能であるAc−Di_Sol SD−711クロスカルメロースナトリウムNF、Ph、Eur、JP(薬品グレード)であった。
グリセロール、ステアリルアルコール(1−オクタデカノール)、セバシン酸ジブチル(DBS)および下記の表1においてPEG400と略記されている、380〜420g/モルのモル質量を有するポリエチレングリコールが可塑剤として使用された。
ステアリン酸マグネシウムが型加工剤として使用された。
実施例1〜7の組成物の成分は下記の表1に列挙される。
Figure 2014532069
実施例1(C−Ex1)
99.5部のETHOCEL標準10プレミアムエチルセルロースポリマーおよび0.5部のステアリン酸マグネシウムがプラスチックの袋において混合され、次に直径が22mmの円筒および28トンのクランプ機構を有するArburgモデル221−55−250射出成形機のホッパーにフィードされた。該射出成形機の温度コントロール領域の温度設定ポイントは表2に示され、ここで一番低い温度はフィードホッパー近辺であり、最も高い温度設定は押出機のポリマー排出においてである。
実施例2〜4(C−Ex2〜C−Ex4)および実施例5(I−Ex5)
上の表1に列挙された組成物の成分は、10リットルの容量のカーボンスチールのジャケット付ボールおよび1705rpmにおいて稼働する、三段階ステンレススチールのブレード系を供えられたヘンシェルラボミキサー、モデル名FM10Cにおいて激しく混合された。該ジャケットの温度は50度に設定された。
該混合物は下の表2に列挙された条件で、22mmの直径の円筒を有する50トンのFANUC ROBOSHOT射出成形機で射出成形に付された。
実施例1〜4(C−Ex1〜C−Ex4)において、製造されたカプセルの壁の厚さは約0.38mm(0.015インチ)であり、カプセルのシェルの外径は7.22mmであり、カプセルのシェルの一組の対になる部分の全長は21.72mmであり、これは典型的な「0」サイズのカプセルを表す。
実施例5において、製造されたカプセルの厚さは約0.89〜0.91mm(0.035〜0.036インチ)であり、カプセルのシェルの外側の直径は18.95mmであり、カプセルのシェルの一組の対になる部分の全長は51.78mmであり、これは典型的な「11」サイズのカプセルを表す。
Figure 2014532069
実施例1(C−Ex1)は、カプセルの分解試験のために使用されたそれぞれ1.2および5.8のpHを有する2つの水性バッファー媒体において、24時間内に分解することが不可能であり、かついかなるpHにおいても剤形からの有効成分の放出に適切ではなかった射出成形されたカプセルをもたらした。カプセル分解試験は、1.04gの重さおよび6.35mmの直径のスチールボールを、サンプルホルダーによりつりさげられたカプセルの内部に入れることにより行われた。該2つの水性バッファー媒体は米国薬局方−30に定義されているように製造された。一つは50mlの0.2M水性KClと85mlの0.2M水性HClを混合することにより製造されたKCl/HClバッファー(pH=1.2)であった。他方は、50mlの0.2M水性KHPOと3.6mlの0.2M水性NaOHを混合することにより製造されたKHPO/NaOHバッファー(pH=5.8)であった。分解時間は37℃において、バッファー媒体中におけるカプセルの浸漬からスチールボールがカプセルの膜を通って落ちるまでの合計時間として記録された。
実施例2(C−Ex2)は、30分間崩壊なしにカプセルの連続製造をもたらしたが、カプセルは脆く、型から取りだされたときに破れる傾向があった。試験に適切なカプセルはこの配合物からは得られなかった。
実施例3(C−Ex3)は、30分間崩壊なしに、高品質のカプセルの生産をもたらした。しかし、これらのカプセルもやはり、該剤形からの有効成分の放出に適切ではなかった。射出成形されたカプセルは、上記のカプセル分解試験にそれぞれ使用された1.2および5.8のpHを有する2つの水性バッファー媒体において24時間内に分解することが不可能であった。
実施例4(C−Ex4)は、30分間崩壊なしに、高品質のカプセルの生産をもたらした。しかし、これらのカプセルもやはり、該剤形からの有効成分の放出に適切ではなかった。射出成形されたカプセルは、上記のカプセル分解試験にそれぞれ使用された1.2および5.8のpHを有する2つの水性バッファー媒体において24時間内に分解することが不可能であった。表1に列挙された組成物C−Ex4から製造された薄いフィルムでさえ、下記の表3および4に示されるように非常に長い分解時間を有した。
実施例5(I−Ex5)は、30分間崩壊なしに、高品質のカプセルの連続生産をもたらした。実施例5のカプセルは分解について試験され、それらは、たとえ実施例1〜4(C−Ex1〜C−Ex4)のカプセルより大きい厚さを有していても、396分間で分解することが見いだされている。実施例5のカプセルは、0.89〜0.91mm(0.035〜0.036インチ)の厚さを有していたが、実施例1〜4(C−Ex1〜C−Ex4)のカプセルは約0.38mm(0.015インチ)の厚さを有していた。放出制御型のカプセルは、6〜11時間の間の時間内に分解することがしばしば目標とされる。上の表1に列挙された組成物I−Ex5から製造された薄いフィルムは、下記の表3および4に示されるようにC−Ex4の比較のフィルムよりずっと短い分解時間を有していた。
フィルム分解試験
実施例3〜7について表1に列挙された組成を有するフィルムが、分解を試験するために、以下の溶融混合法により製造された。
溶融混合はHaake MiniLab押出機で行われた。それは円錐台形の、往復ループを有する反転二軸装置である。容器は3.5ccの溶融されたポリマーと往復ループ2.0ccを入れることができる。実験は、175℃および100rpmにおいて5分間行われた。温度は、押出機における3つの領域と1つのダイ領域により制御された。領域#1は、物質が溶融して供給口に付着することを防ぐために、相対的に低く(80℃)設定された。175℃の横ばい状態の温度プロフィールが押出機、領域#2および#3のために使用された。ダイ(領域#4)は、押出プロフィールより10℃高く設定された。4mmの直径の棒ダイが容器の末端において押出機に接続された。棒の形状の押出物がペレットへと切断された。物質の性質のために、押出機からのストランドを冷却するために水浴は使用されなかった。押し出された物質は長いまま空気乾燥され、ペレットへと切断された。次に、ペレットは177℃および5000〜10,000psiの圧力においてカーバー圧縮成形機(Carver Compression Molder)で薄いフィルムへと圧縮された。
フィルム分解は、ハンソン・リサーチ(Chatsworth、CA、USA)による分解試験システムQC−21に接続されたボールサンプルホルダーを使用して、2つのバッファー媒体、具体的には、50mlの0.2M水性KClと85mlの0.2M水性HClを混合することにより製造されたKCl/HClバッファー(pH=1.2)および50mlの0.2M水性KHPOと3.6mlの0.2M水性NaOHを混合することにより製造されたKHPO/NaOHバッファー(pH=5.8)、中で測定された。フィルムは、胃の状態をシミュレーションするために、1.04gの重さおよび6.35mmの直径のスチールボールにより制御された応力に付された。分解時間は、37℃のバッファー媒体中においてスチールボールを搭載されたフィルムの浸漬から、スチールボールがフィルムの膜を通って落ちるまでの合計時間として記録された。報告されたすべての結果は、フィルムの厚さに基づいて標準化された。手順の詳細は参考文献:Zhao J、Gaynor S、Schmitt R、Coppens K、Spaulding W、2009年、「Mechanical,permeation,and disintegration behavior of films based on hypromellose and its blends」に記載されている(2009年製薬科学者協会年会および展示会において発表されたポスター、2009年11月8日〜12日、ロサンゼルス、カルフォルニア州)。
Figure 2014532069
Figure 2014532069
表3および4の結果は、本発明の射出成形された剤形のシェルを製造するために使用される組成物(I−Ex5〜I−Ex7)から製造されたフィルムは、実施例4(C−Ex4)から製造されたフィルムよりずっと短い分解時間を有することを示す。さらに、有効成分の放出が、射出成形された剤形のシェルの性質を脅かすことなしに、ある有効成分の特定の投与計画に適応されることができる、テーラーメードの剤形が製造されることができる(I−Ex5、I−Ex6およびI−Ex7を比較せよ)。

Claims (15)

  1. 射出成形された剤形のシェルであって、
    a)組成物を用意する手順であって、前記組成物の総重量に基づいてi)25〜90重量%のエチルセルロースと、ii)7.5〜60重量%の多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体と、iii)2.5〜50重量%の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分と、を含み、ただし前記組成物は、ゼロまたは10重量%以下のゼラチンと、ゼロまたは10重量%以下の、ホモ−もしくは共重合されたアクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたメタクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたアクリレート、またはホモ−もしくは共重合されたメタクリレートを包含するポリマーと、を含む、組成物を用意する手順と、
    b)前記組成物を剪断および熱に付して前記組成物を可塑化し、前記可塑化された組成物を剤形の3次元のシェルへと射出成形する手順と、により製造可能な射出成形された剤形のシェル。
  2. カプセルのシェルである、請求項1に記載の前記シェル。
  3. 前記多糖類誘導体ii)が、エチルセルロースとは異なるセルロースエーテルである、請求項1または2に記載の前記シェル。
  4. 前記多糖類誘導体ii)が、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、架橋されているカルボキシメチルセルロース、架橋されていないカルボキシメチルセルロース、およびこれらのセルロースエーテル類の2以上の組み合わせからなる群から選択されたセルロースエーテルである、請求項1または2に記載の前記シェル。
  5. 前記多糖類誘導体ii)がメチルセルロースである、請求項1または2に記載の前記シェル。
  6. 組成物の総重量に基づいてi)30〜80重量%のエチルセルロースと、ii)10〜50重量%の多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体と、iii)10〜40重量%の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分と、を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の前記シェル。
  7. 組成物の総重量に基づいてi)35〜70重量%のエチルセルロースと、ii)15〜50重量%の多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体と、iii)15〜40重量%の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分と、を含む、請求項6に記載の前記シェル。
  8. 組成物の総重量に基づいてi)35〜60重量%のエチルセルロースと、ii)20〜40重量%のメチルセルロースと、iii)20〜40重量%の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分と、を含む、請求項7に記載の前記シェル。
  9. 前記組成物が、組成物の総重量に基づいて、15%超の水または有機溶媒を含まない、請求項1〜8のいずれか1項に記載の前記シェル。
  10. プラスチック化と射出成形手順との間にペレット化を行わずに製造可能な、請求項1〜9のいずれか1項に記載の前記シェル。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の前記シェルおよび1以上の有効成分を含む剤形。
  12. 前記シェルは、カプセル本体と、前記カプセル本体に接合または機械的に結合されたカプセルのキャップと、の形状である、請求項11に記載の前記剤形。
  13. 剤形のシェルを製造する方法であって、
    a)組成物を用意する手順であって、前記組成物の総重量に基づいてi)25〜90重量%のエチルセルロースと、ii)7.5〜60重量%の多糖類またはエチルセルロースとは異なる多糖類誘導体と、iii)2.5〜50重量%の、多糖類および多糖類誘導体とは異なる少なくとも1の成分と、を含み、ただし前記組成物は、ゼロまたは10重量%以下のゼラチンと、ゼロまたは10重量%以下の、ホモ−もしくは共重合されたアクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたメタクリル酸、ホモ−もしくは共重合されたアクリレート、またはホモ−もしくは共重合されたメタクリレートを包含するポリマーと、を含む、組成物を用意する手順と、
    b)前記組成物を剪断および熱に付して前記組成物を可塑化し、前記可塑化された組成物を剤形の3次元のシェルへと射出成形する手順と、を含む、剤形のシェルを製造する方法。
  14. 可塑化された組成物が、それを剤形のシェルへと射出成形する前にペレット化手順に付されない、請求項13に記載の前記方法。
  15. 前記組成物が、カプセル本体およびカプセルキャップの形へと射出成形され、1以上の有効成分および任意的な添加剤が前記カプセルの本体に満たされ、そして前記カプセルのキャップが前記カプセルの本体に接合または機械的に結合される、請求項13または14に記載の前記方法。
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