JP3201609B2 - 熱可塑性殿粉メルトから得られる成形物品 - Google Patents

熱可塑性殿粉メルトから得られる成形物品

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JP3201609B2 JP51564691A JP51564691A JP3201609B2 JP 3201609 B2 JP3201609 B2 JP 3201609B2 JP 51564691 A JP51564691 A JP 51564691A JP 51564691 A JP51564691 A JP 51564691A JP 3201609 B2 JP3201609 B2 JP 3201609B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶融殿粉よりなるメルトから構成される分
散媒質及び少なくとも1種の親水性、好ましくは吸湿性
物質よりなる分散相を含む熱可塑性メルトに関する。溶
融殿粉、分散相、分散媒質、親水性物質及び吸湿性物質
なる用語は後で定義される。
植物製品中に見出される天然殿粉は、高温において処
理してメルトを形成させることができることが知られて
いる。このようなメルトは、殿粉材料がそのガラス転移
温度及びその成分の溶融温度より上で加熱される結果と
して形成されると考えられる。好ましくは殿粉材料は一
定量の水を含有し、メルトの形成は密閉容積中高温にお
いて、したがって高圧において実施される。しかし、開
放容積中、本質的に水の不存在下であるが、殿粉の転移
温度及び溶融温度より高い沸点を有する液体の存在下に
殿粉メルトを形成させることも知られている。
殿粉のメルト形成は既知である。
ヨーロッパ特許出願84300940.8(公告118240号)及び
PCT特許出願PCT/CH89/00185(公告WO 90/05161号)は、
殿粉メルトの製法を記載している。ヨーロッパ特許出願
88810455.1(公告298,920号)、8810548.3(公告304,40
1号)及び89810064.6(公告326,517号)は、殿粉メル
ト、このメルトの製法及びこのものの使用を更に記載す
るので、これらも参照される。これらの特許出願を参照
例として提示する。
殿粉メルト中及びそれからつくられる物品中に含まれ
る殿粉は、「脱構造化」(destructurized)殿粉又は
「脱構造型」(destructured)殿粉と呼ばれることが多
い。
種々の度合の脱構造化が可能であり、それは種々の方
法によって測定することができる。例えば、1つの方法
は脱構造化殿粉中に含まれる顆粒構造の残存量を測定す
ることである。このことは、既知の顕微鏡法によって求
めることができる。比較的低い脱構造化度を有する殿粉
からすぐれた物理特性を有する物品、即ちその中で均一
な熱可塑性メルト生成自体は十分である物品を形成させ
ることができることが本発明の一利点である。
本発明中使用される脱構造型殿粉は、ヨーロッパ特許
出願89810046.6号(公告326517号)に記載されているよ
うに、示差走査熱量分析により表される特定の吸熱転移
分析により酸化及び熱減成の直前の特定の比較的せまい
ピークが消失していることが示されるような十分な高温
に十分な時間加熱されていることが好ましい。
「脱構造化」殿粉なる用語が以下使用され、前記のよ
うに解釈される。
脱構造化殿粉の重要な特性は、それが水を取り込み、
その結果として崩壊することができることである。多く
の目的に対してこのような脱構造化殿粉からつくられた
物品の崩壊の速度は不十分である。即ち、例えば、この
ような脱構造化殿粉から製作される医薬容器は、一般に
浸漬成型された硬質ゼラチンカプセルの形態の医薬容器
より低い溶出速度を示す。
本発明は、前記の不十分なことに対する解決を提供す
る。
本発明によれば、熱可塑性メルトから得られる成形物
品(Shaped article)が提供され、このメルトは媒質及
び相よりなり、媒質は相に関して分散媒質として機能
し、相は同様に媒質に関して分散相として機能し、この
相は、該相が存在しない熱可塑性メルトからつくられる
物品の溶出の速度に比して、該物品の溶出を増大させる
のに十分な濃度で熱可塑性メルト中に存在し、該媒質は
脱構造化殿粉を含むメルトよりなり、そして該相は少な
くとも1種の親水性材料を含む。
本発明は、殊にびん、シート、フィルム、包装材料、
パイプ、ロッド、積層フィルム、サック、バッグ、フォ
ーム、顆粒及び粉末よりなる群から選択される群の形態
の成形物品を提供する。
本発明は、特に医薬及び動物薬として活性のある化合
物用、並びに医薬容器中に充填される多くの非医薬品用
の担体材料として使用するのに適している、医薬容器の
形態の成形物品を提供する。
尚更に本発明は、熱可塑性メルトの製法を提供し、こ
のメルトは媒質及び相よりなり、媒質は相に関して分散
媒質として機能し、相は同様に媒質に関して分散相とし
て機能し、相は、該相が存在しない熱可塑性メルトから
つくられる物品の溶出の速度に比して、それからつくら
れる物品の溶出の増大を達成するのに十分な濃度で熱可
塑性メルト中に存在し、該媒質は脱構造化殿粉を含むメ
ルトよりなり、そして該相は少なくとも1種の親水性物
質を含み、この方法は、殿粉をその融点及びガラス転移
温度より高い温度に、場合によっては添加剤と共に、加
熱することにより、メルト形成の前か、その間か、又は
その後に該殿粉に分散相を形成する材料が添加されるこ
とを特徴とする。
尚更に本発明は、上の方法によって得られた熱可塑性
メルトを提供し、このメルトは、成形物品の製法におい
て使用することができる。
尚更に本発明は、熱可塑性メルトを成形して該成形物
品を形成させる方法を提供し、この方法は、射出成型、
吹込成型、押出し、共押出し(coextrusion)、圧縮成
型、真空成形及び熱成形よりなる群から選択される。
「分散媒質」(dispersion medium)及び「分散相」
(disperse phase)なる用語は、本発明の文脈の中で
は、次のとおり解釈される。本発明の熱可塑性メルト
は、媒質を構成する材料及び相を構成する材料よりな
る。熱可塑性メルト中に相と媒質とが共に存在するとき
には、相は媒質と完全には混和されないこと、即ち相
は、分散媒質を構成する材料中分散されるが溶解されな
いことが本発明の一要件である。即ち、この相は、約10
0〜約500μmの粒子径を有する粗大粒子、又はコロイド
状の系を形成するそれより小さい径(約10〜約100μ
m)の粒子、又は熱可塑性メルト中に存在するとき同様
の挙動を示す場合にはそれより大きい粒子を含んでいて
よい。
「親水性材料」(hydrophilic material)なる用語
は、本発明の文脈の中では、水溶性又は水膨潤性である
材料、即ち室温において材料100gあたり少なくとも10g
の量、好ましくは材料100gあたり少なくとも20gの量の
水を取り込むことができる材料を意味する。
「吸湿性材料」(hygroscopic material)なる用語
は、本発明の文脈の中では、次のとおり解釈される。吸
湿性材料は、室温において環境から水分を容易に吸収及
び(又は)吸着し、そして保持するが、該水分の吸収、
吸着及び保持による該材料の溶出のために液化すること
がないものである。このような材料は、それ自身の1000
倍までの量の水を吸収及び(又は)吸着、そして保持す
ることがある。
ここで使用される場合「親水性材料」なる用語は吸湿
性材料を包含する。
分散相は好ましくは、ポリビニルピロリドン及び多糖
類、例えばセルロース、キチン、殿粉又はキトサンより
なる群から選択される繊維質重合体よりなり、好ましく
はそれらは橋かけされており、それらにおいてアヒドロ
グルコース基のヒドロキシル基のうちいくつかは置換さ
れている。
分散相の繊維質重合体の平均粒子径は、好ましくは約
10〜約500μmの範囲である。更に好ましくはこの平均
粒子径は約20〜約300μmであり、そして最も好ましく
はこの径は約20〜約100μmである。
前記の重合体は、従来乾燥成分の冷間圧縮によってつ
くられる錠剤中崩壊剤として約2%〜約6%の濃度で使
用された。湿式処理、例えば硬質ゼラチンカプセルの浸
漬成型において使用されるときには、これらの材料はカ
プセルの崩壊を促進せず、水分の存在下に処理されると
きには、これらの重合体はその崩壊剤として作用する能
力を実質的に失うことを示す。
前記の多糖類繊維と混合された殿粉に水が添加される
ときには、これらの繊維を崩壊剤として無効にするのに
十分な水を繊維が吸収すると考えられる。その外、該分
散相材料は、比較的低濃度で存在し、メルト生成の条件
下では殿粉媒質によって完全に包まれる。メルトが冷却
し、固化されると、分散相の材料はこの包まれた形態の
まま留まる。したがって、これらの材料を取り入れてい
る固化した熱可塑性殿粉メルトがすぐれた溶解特性を示
すという知見は驚くべきことである。
親水性材料は、熱可塑性メルトの重量を基にして重量
で約4%まで、好ましくは約2%までの濃度で存在して
いてよいが、セルロース、キチン、キトサン及び殿粉の
うちの重合体であることができ、それは上述したように
置換及び(又は)橋かけされていてよい。
該親水性材料はポリビニルピロリドンポリマーであっ
てもよい。
熱可塑性メルトは、更に充填剤、潤滑剤、離型剤、可
塑剤、安定剤及び着色剤よりなる群から選択される少な
くとも1種のメンバーを含んでいてよい。
次の説明から本発明は更に明らかになる。
脱構造化殿粉のメルトを形成させるのに使用される殿
粉は、植物起源の化学的に変成されていない殿粉よりな
る群の少なくとも1つのメンバーを包含し、これらの殿
粉は主にアミロース及び(又は)アミロペクチンより構
成され、そしていも類、米、タピオカ、とうもろこし、
豆、ライ麦、裸麦及び小麦から得られる。これらの殿粉
は、プレ押し出しされた殿粉(pre−extruded starc
h)、物理的に変成された殿粉、照射された殿粉及びそ
の中のフォスフェート基に随伴する2価のイオンが、一
部分か又は全部除去されており、そして場合によって
は、一部分か又は全部異なった2価のイオンにより、又
は1価もしくは多価のイオンを用いて置換されている殿
粉を包含する。
殿粉水組成物の重量を基にして、重量で約5〜40%の
範囲の含水量を持つ殿粉は、高温においてかつ密閉容器
中加熱されるとき、その酸化及び熱減成に特徴的な吸熱
転移の前に特定のせまい吸熱転移を示すことが見出され
た。この特定のせまい吸熱転移は、示差走査熱量分析
(DSC)によって求めることができ、その酸化及び熱減
成に特徴的な吸熱の実質的に直前の特定の比較的せまい
ピークによってDSC図上に示される。このピークは、こ
の特定のせまい転移を通過するとすぐに消失する。した
がってここで使用される場合「殿粉」なる用語は、この
特定の吸熱転移を通過しているように処理された殿粉を
包含する。
「殿粉」なる用語は、更に殿粉誘導体、即ち約1まで
の置換度を持つ置換殿粉を包含する。この置換分は、好
ましくはヒドロキシアルキル、例えばヒドロキシエチル
又はヒドロキシプロピルであり、該殿粉は好ましくは、
0.05〜0.5の度合、そして更に好ましくは0.05〜0.25の
度合までこのように置換されている。この意味で、上述
した殿粉は、前記の殿粉誘導体で全部か又は一部分置き
換えられていてよい。
好ましくは殿粉は、熱可塑性メルトの重量を基にし
て、重量で約5〜40%、好ましくは5〜30%の濃度で熱
可塑性メルト中に存在することができる水の存在下に脱
構造化される。
しかし、この材料が自由な大気に曝露される時に存在
する平衡含水量に近い材料を扱うためには、殿粉材料
は、熱可塑性メルトの重量を基にして、重量で約10〜20
%、好ましくは重量で約14〜18%の含水量を有する。
熱可塑性メルトの殿粉成分は、他の方法、例えば水の
不存在下に製造された脱構造化殿粉を包含する。
分散相の親水性材料は、好ましくは脱構造化殿粉のガ
ラス転移温度より高い融点を有し、そして好ましくは水
中それ自身の重量の1000倍までの重量を吸収する。吸収
される水の精密な量は、親水性材料の種類及び水性環境
のイオン強度によって変動する。例えば、親水性材料に
よって吸収される水の量は、一般にそれが置かれている
イオン強度が増大するに従って低下する。
この材料は、グルコース部分をもつ重合体を含み、好
ましくはセルロース、キチン、殿粉及びキトサンよりな
る群から選択される。
好ましくは、重合体に含まれているアンヒドログルコ
ース部分のヒドロキシル基のうち少なくともいくつか
は、例えば、カルボキシ−、カルボキシアルキル、スル
フォアルキル及びそれらの塩、並びにジアルキルアミノ
アルキル−、又はその四級誘導体よりなる群から選択さ
れるメンバーで置換されている。これら誘導体は、例え
ば、カルボキシメチルセルロース、ジエチルアミノエチ
ルセルロース、トリエタノールアミンセルロース、ポリ
エチレンイミンセルロース及びカルボキシメチルセルロ
ースである。
好ましい実施態様においては、分散相は上述した化合
物によって構成され、それらは内部橋かけ型(internal
ly cross−linked)である。これらの重合体は、好まし
くは0.5〜1.2の度合まで置換され、そして好ましくは約
0.7の度合まで置換されている。好ましくはこれらの材
料は、ストランド又は繊維質の型のものであり、約10〜
約500μmの平均ストランド又は平均繊維長を有してい
る。更に好ましくはこの平均のストランド又は繊維のサ
イズは約20〜約300μmであり、そして最も好ましくは
この大きさは約20〜約100μmである。該材料は、好ま
しくはそれらが実質的に水不溶性になる度合まで橋かけ
されている。好ましい橋かけされた材料は、橋かけ型カ
ルボキシメチル殿粉、内部橋かけ型カルボキシメチルセ
ルロース及びそれらの塩、並びに三級又は四級アミノ基
を有する橋かけ型セルロースアミンを包含する。
内部橋かけ型ナトリウムカルボキシメチルセルロース
は、商品名Ac−Di−Solの商品名でFMC Corporation(Ph
iladelphia,USA)によって販売されているCrosscarmell
ose Sodium Type AとしてUS−National Formularyに記
載されている。該橋かけ型カルボキシメチルセルロース
の平均のストランド又は繊維のサイズは約70〜約80μm
であり、従来の冷間圧縮法によってつくられた錠剤及び
カプセル中崩壊剤として2〜6%の濃度で使用されてい
る。脱構造化殿粉よりなる溶融系は、この場合には一般
に160〜180℃の温度及び高圧が使用されるが、室温にお
いて使用される医薬錠剤とかなり異なっている。
この材料に含まれる化学的に変成された適当な殿粉、
例えばカルボキシメチル殿粉又はナトリウム殿粉グリコ
レートは、Explotab(Edward Mendell Incorporated Ca
rmel,New York)及びPrimojel(Generichem Corp.Littl
e Falls,New Jersey)の商品名で入手できる。該変成さ
れた殿粉の平均の繊維又はストランドのサイズは約70μ
mである。
分散相の親水性材料として適当なその外の一材料は、
Industriestrasse 25,CH−9470 Buchs,SwitzerlandのFl
uka Chemie AGにより商品名Avicel PH−101で販売され
ている微結晶性セルロースである。該微結晶性セルロー
スの平均の繊維又はストランドのサイズは、使用される
等級に応じて約20〜約100μmである。
尚その外の分散相の親水性材料として適当な材料は、
商品名Polyplasdone XL(GAF Corp.,New York)又はKol
lidonで販売されている橋かけ型ポリビニルピロリドン
である。該ポリビニルピロリドンの平均の繊維又はスト
ランドのサイズは厳密に使用される等級によってきまる
が、典型的には約20〜約250μmの範囲である。
プルラン又はプルラン誘導体は、例えば橋かけ又はア
セチル化により、殿粉中実質的に不溶であるか、又は不
溶にされるが、分散相の親水性材料として使用すること
ができる。
プルラン又は誘導体は、約0.5〜1.0まで置換されてい
てよい。
親水性材料は、熱可塑性メルトの重量を基にして、重
量で約0.1〜4%の濃度で熱可塑性メルト中に存在す
る。好ましくはこの材料は、熱可塑性メルトの重量を基
にして、重量で約0.3〜約2%のより低い濃度で熱可塑
性メルト中に存在し、最も好ましくは、熱可塑性メルト
の重量を基にして、重量で約0.5〜約1%の濃度で熱可
塑性メルト中に存在する。
殿粉は、任意の所望の順序で親水性材料及び随意には
後述する他の添加剤と混合することができる。例えば、
殿粉は意図される添加剤のすべてと混合してブレンドを
形成させることができ、次にこのブレンドを加熱して熱
可塑性メルトを形成させることができる。
しかし、殿粉は、親水性材料の添加の前に随意の添加
剤と混合し、殿粉を脱構造化し、そして造粒してよく、
次にこのミックスを更に処理してよい。
しかし、好ましくは、殿粉は親水性材料と共に添加剤
と混合して自由流動性の粉末を形成させ(このものは連
続処理の場合有用である)、そして脱構造化し、造粒す
るか又は直接成型して成形物品、例えば医薬容器とす
る。
即ち、殿粉及び意図された添加剤のすべてを常用の混
合機中混合することができ、この殿粉の含水量は5〜40
%に調節される。このようにして形成された混合物は、
押出機を通して、更に処理するのに適している成形物品
の1つとして顆粒又はペレットを得る。しかし、造粒工
程を避け、そして下流の装置を使用して得られたメルト
を直接処理して医薬カプセルその他の容器、フィルム
(吹込成型フィルムを含む)、シート、プロフィル、パ
イプ、チューブその他の成形物品を得ることが可能であ
る。その後シートを熱成形法において使用することがで
きる。
本発明に従って殿粉を脱構造化し、そして(又は)熱
可塑性メルトを生成させるために、殿粉が脱構造化され
るように殿粉の均一なメルトを生成させるのに十分な時
間押出機のスクリュー及びバレル中で殿粉を加熱するこ
とが適当である。温度は、好ましくは105℃〜240℃の範
囲内、更に好ましくは130〜190℃の範囲内であり、厳密
には温度は使用される殿粉の型及び種類によってきま
る。いも又はとうもろこし殿粉を使用することが好まし
い。本発明による熱可塑性メルト生成のためには、好ま
しくは組成物は、密閉容積、例えば密閉容器中か、又は
溶融していない供給材料の封入作用によってつくり出さ
れる有限の容積中で加熱され、この作用は射出成型装置
のスクリュー及びバレルにおいて現れる。
即ち、射出成型機又は押出機のスクリュー及びバレル
は、密閉容器であると理解される。このような密閉容積
中つくり出される圧力は、使用温度における水の蒸気圧
に相当する。該スクリュー及びバレルの使用の際可能で
あることが知られているように、圧力を加えるか又は発
生させてよいことが認められる。
好ましい適用又は発生圧力は、押出しの際生じ、そし
てそれ自体知られている圧力の範囲であり、約150×105
N/m2まで、好ましくは約75×105N/m2まで、そして最も
好ましくは約50×105N/m2までである。このようにして
得られた脱構造化殿粉組成物は造粒され、スクリューバ
レルに供給される脱構造化殿粉原料の顆粒状混合物を得
るように選ばれた混合及び処理操作に従って外の成分と
混合する準備がなされる。
しかし、スクリュー及びバレル中得られたメルトは、
すべての所望の成分が既に存在している場合には、適当
な型の中に直接射出成型、即ち最終製品まで更に処理す
ることができる。
スクリュー内で顆粒状混合物は、一般に約80〜約200
℃の範囲内、好ましくは約120〜約190℃の範囲内、そし
て最も好ましくは約130〜約190℃の範囲内である温度ま
で加熱される。
メルトが生成する最低圧力は、該温度において得られ
る水の蒸気圧に相当する。上で定義されたとおり、この
方法は密閉容器中で実施され、押出し又は射出成型処理
に適当な圧力の範囲は、0〜約150×105N/m2、好ましく
は0〜約75×105N/m2、そして最も好ましくは0〜約50
×105N/m2である。
本発明の熱可塑性メルトを用いて射出成型物品を形成
させるにあたっては、射出成型において通常使用される
圧力の範囲、即ち約300×105N/m2〜約3000×105N/m2
使用される。しかし、射出成型処理において約700×105
N/m2〜約2000×105N/m2の圧力を使用することが好まし
い。
好ましくは熱可塑性メルトは、充填剤、湿潤剤、離型
剤、可塑剤、安定剤及び着色剤よりなる群から選択され
る少なくとも1つのメンバーを含む。
適当な充填剤は、例えば、マグネシウム、アルミニウ
ム、シリコン及びチタンの酸化物を包含する。充填剤
は、熱可塑性メルトの重量を基にして、重量で20%ま
で、好ましくは重量で約3.0〜約10%の濃度で熱可塑性
メルト中に存在する。
湿潤剤は、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム
及びスズのステアレート、並びにマグネシウムシリケー
ト及び同様に機能する物質を包含する。湿潤剤は、メル
トの重量を基にして、重量で約0.1〜約5%、好ましく
は重量で約0.1〜約3%の濃度で熱可塑性メルト中に存
在する。
可塑剤は、低分子量ポリ(アルキレンオキサイド)、
例えば、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(プロピレ
ングリコール)、ポリ(エチレン−プロピレングリコー
ル)、低分子質量の有機可塑剤、例えばグリセロール、
ペンタエリスリトール、グリセロールモノアセテート、
ジアセテート又はトリアセテート、プロピレングリコー
ル、ソルビトール、ナトリウムジエチルスルフォサクシ
ネート、トリエチルサイトレート及びトリブチルサイト
レート、並びに同様に機能する他の物質を包含する。こ
れら可塑剤は、成分全部(その中の水を含む)の重量を
基にして、熱可塑性メルト中好ましくは重量で約0.5%
〜約25%、より好ましくは重量で約0.5%〜約10%の濃
度で存在する。
好ましくは熱可塑性メルトの可塑剤及び含水量の合計
は、熱可塑性メルトの重量を基にして、重量で約25%を
超えず、そして最も好ましくは重量で約20%を超えな
い。
安定剤は、抗酸化剤、例えばチオビスフェノール、ア
ルキリデンビスフェノール、二級芳香族アミン、光分解
に対する安定剤、例えばUV吸収剤及び急冷剤、ハイドロ
パーオキサイド分解剤、フリーラジカルスカベンジャー
及び抗微生物剤を包含する。
着色剤は、既知のアゾ色素、有機もしくは無機顔料、
又は天然源の着色剤である。無機顔料、例えば鉄又はチ
タンの酸化物が好ましく、それらの酸化物は、熱可塑性
メルトの重量を基にして、重量で約0.1〜約10%の濃度
で、そして好ましくは重量で約0.5〜3%の濃度で存在
する。
熱可塑性メルトの殿粉物質に添加してよい尚別の物質
は、好ましくは水素添加された形態の、動物性又は植物
性脂肪、特に室温において固体であるものを包含する。
これらの脂肪は、好ましくは少なくとも50℃の融点を有
し、C12−、C14−、C16−及びC18−脂肪酸のトリグリセ
リドを包含する。
脂肪は、増量剤又は可塑剤を含まない熱可塑性メルト
単独よりなる材料に、又はモノ−もしくはジグリセリド
又はフォスファチド(そのうちレシチンが好ましい)と
共にメルトに添加される。該モノ−及びジグリセリド
は、好ましくは、該動物性又は植物性脂肪から誘導され
る。
上述した材料は、コントロールされた含水量、温度及
び圧力の条件下に加熱すると熱可塑性メルトを生成す
る。これらメルトは、常用の熱可塑性材料について使用
される方式、例えば射出成型、吹込成型、押出し、共押
出し、圧縮成型、真空成形及び熱成形で処理して成形物
品を得る。
これらの物品は、容器、びん、シート、フィルム、包
装材料、パイプ、ロッド、積層フィルム、サック、バッ
グ、フォーム、顆粒及び粉末を包含する。
特に好ましい物品は、特に医薬用及び動物薬用活性化
合物のための担持材料として使用されるときの、カプセ
ルの形態の医薬容器である。
前記の化合物は、化合物を後で迅速に放出することが
望まれる殺生物剤、例えば殺虫剤及び殺菌剤を含む。
本発明は、次の実施例の考察から更に明らかになる。
実施例 1 分散相を用いる場合及び用いない場合共に薬の容器を
製造した。
(a)分散相を用いない薬の容器組成物 天然いも殿粉81.0部、潤滑剤/離型剤(水素添加脂
肪)1部、メルトフロー加速剤(レシチン)0.5部、乳
白剤(二酸化チタン)0.5部及び水17部を粉末混合機中1
0分間混合して自由流動性粉末を形成させた。この水素
添加トリグリセリドは、それぞれ65:31:4の比で脂肪酸C
18:C16:C14を含有していた。
このようにして生成した粉末をホッパー中に、そして
そこから170〜180℃の温度及び55〜75バールの適用圧力
を有するスクリューバレルに供給し、そこにおいて7分
間保った。次にカプセル体及びカプセル部品を得るため
に射出成型装置中に1400バールの射出成型圧力において
注入し、この装置の型の壁を40℃に保った。冷却及び型
からの放出の後に寸法の安定なカプセル体及びカプセル
部品が得られ、これは充填機上で容易に処理することが
できた。
(b)分散相を含む薬の容器組成物 天然いも殿粉80.25部、水素添加脂肪1部、レシチン
0.5部、二酸化チタン0.5部、乾燥粉末の形態の分散相0.
75部及び水17部を粉末混合機中10分間混合して自由流動
性粉末を形成させた。この水素添加トリグリセリドは、
それぞれ65:31:4の比で脂肪酸C18:C16:C14を含有してい
た。この分散相は、熱可塑性メルトの重量を基にして、
重量で0.75%の濃度で存在し、(1)Croscarmelloseナ
トリウム、(2)橋かけ型ポリビニルピロリドン、
(3)カルボキシメチルセルロース、(4)カルボキシ
メチル殿粉及び(5)微結晶性セルロース(Avicel)で
あった。このようにして生成した粉末をホッパー中に、
そこから55〜75バールの適用圧力においてスクリューバ
レルに供給し、そこにおいて7分間保った。(1)の場
合バレルの温度は170〜180℃であり、(2)の場合温度
は160〜170℃であり、(3)の場合温度は155〜165℃で
あり、(4)の場合温度は160〜170℃であり、そして
(5)の場合温度は150〜160℃であった。このようにし
て生成したメルトを次に、(2)及び(4)の場合1400
バール、(1)の場合1200バール、(3)の場合1600バ
ール、そして(5)の場合1500バールの射出成型圧力に
おいて射出成型装置中に注入してカプセル体及びカプセ
ル部品を得、その型の壁は40℃に保たれた。冷却及び型
から放出の後、寸法の安定なカプセル体及びカプセル部
品が得られ、これは充填機上で容易に処理することがで
きた。
上の(a)及び(b)からの容器に、パラセタモール
85.54部、とうもろこし殿粉2.5部、微結晶性セルロース
(Avicel)11.7部及び水素添加綿実油0.26部よりなる同
一の処方物を充填した。容器にBosch(CAPILL)充填機
を使用してこのパラセタモール処方物を充填し、この機
械が更にカプセルの胴体及びキャップ部品に封をした。
上の(a)及び(b)項に記載されたようにして得ら
れた2種の試料からのパラセタモールの溶出速度(diss
olutionrate)をパラセタモールカプセルについて標準
米局方試験操作を使用して求めた。測定の結果を表1に
示す。
表1中の医薬容器はCAPILL(商品名)として示され
る。
実施例 2 分散相を使用せずにつくられたカプセルと、カプセル
壁がつくられる熱可塑性メルトに分散相としてCroscarm
elloseナトリウムを添加したカプセルとを比較する目的
で実施例1をくり返した。
実施例1のパラセタモール85.5部をアスピリン85.5部
に置き換え、アスピリンについて標準米局方試験操作を
使用した。結果を表2に示す。
実施例 3 更にその次の試験においては、アルファアミラーゼ0.
5μgを溶出媒質に添加し、そしてかご撹拌速度を100か
ら150rpmに増大させた米局方試験操作変法を使用してア
スピリンの溶出速度を測定した。得られた結果を表3に
示す。
実施例 4 実施例3をくり返したが、分散相の材料は、空の医薬
カプセルの重量で3%の濃度で存在する橋かけ型のポリ
ビニルポリピロリドンであった。結果を表4に示す。
錠剤中見出される量と同様の量、即ち2〜6%の濃度
で、脱構造化殿粉メルトを形成する殿粉組成物に親水性
材料を添加すると、メルト生成及び射出成型過程におい
て比較的よくない挙動を示す材料を生じる。脱構造化殿
粉メルトを形成する殿粉組成物に比較的少量、例えば0.
75%の親水性材料を添加することは、メルト生成過程に
おいて、又それから得られる容器に添加される薬の溶出
速度を増大させるのに有用であるという驚くべき効果を
有する。
上の実施例に本発明を限定することは意図されておら
ず、多くのそれに対する変成及びその変更が発明の範囲
から逸脱することなく当業者に可能であることが認めら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−97615(JP,A) 特開 平1−217002(JP,A) 特開 平2−151639(JP,A) 特開 平2−252744(JP,A) 特開 平2−281050(JP,A) 特開 平3−31333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/00 A61J 3/07 A61K 9/52 A61K 47/36 C08L 3/02 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)澱粉又は置換度が1までヒドロキシ
    アルキルで置換された澱粉又はこれらの混合物であっ
    て、150×105N/m2までの圧力下、105℃〜240℃の温度で
    融解され脱構造化されて、含水量が5〜40重量%である
    もの;及び (b)熱可塑性メルト中に0.1〜4重量%の割合で分散
    し、上記脱構造化された澱粉のガラス転移温度よりも高
    い融点を有し、室温で100gあたり少なくとも10gの量の
    水を取り込むことができ、溶出のために液化することが
    ない、橋かけ型ポリビニルピロリドン、カルボキシメチ
    ル澱粉、内部橋かけ型カルボキシメチルセルロース又は
    微結晶性セルロースから選ばれる少なくとも1つの重合
    体; からなる熱可塑性メルトから得られる医薬容器。
  2. 【請求項2】成分(a)が、植物起源の澱粉、プレ押出
    しされた澱粉又はヒドロキシアルキル基により0.05〜0.
    5の度合いで置換された澱粉から選択される請求項1記
    載の医薬容器。
  3. 【請求項3】成分(a)が、いも類澱粉から得られるも
    のである請求項1又は2記載の医薬容器。
  4. 【請求項4】成分(a)が5〜30重量%の含水量を含
    み、そして成分(b)が0.3〜2重量%の量で含有され
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の医薬容器。
  5. 【請求項5】成分(a)が10〜20%の含水量を含む請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の医薬容器。
  6. 【請求項6】成分(a)が14〜18%の含水量を含む請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の医薬容器。
  7. 【請求項7】成分(b)が0.3〜2重量%の量で含有さ
    れる請求項1〜6のいずれか1項に記載の医薬容器。
  8. 【請求項8】成分(b)が0.5〜1重量%の量で含有さ
    れる請求項1〜6のいずれか1項に記載の医薬容器。
  9. 【請求項9】成分(b)が平均繊維長20〜300μmの繊
    維質重合体である請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    医薬容器。
  10. 【請求項10】成分(b)が平均繊維長20〜100μmの
    繊維質重合体である請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の医薬容器。
  11. 【請求項11】成分(b)が0.5〜1%の内部橋かけ型
    ナトリウムカルボキシメチルセルロースである請求項1
    〜10のいずれか1項に記載の医薬容器。
  12. 【請求項12】前記メルトが更に充填剤、潤滑剤、離型
    剤、可塑剤、安定剤及び着色剤よりなる群から選択され
    る成分を含む請求項1〜11のいずれか1項に記載の医薬
    容器。
  13. 【請求項13】医薬カプセルである請求項1〜12のいず
    れか1項に記載の医薬容器。
  14. 【請求項14】医薬用及び動物薬用活性化合物のための
    担持材料として使用される請求項13記載の医薬容器。
  15. 【請求項15】(a)請求項1〜14のいずれか1項に記
    載の成分(a)を150×105N/m2までの圧力下、105℃〜2
    40℃の温度で溶融すること; (b)請求項1〜14のいずれか1項に記載の成分(b)
    を融解工程の前、途中若しくは後に混合して分散物を得
    ること;及び (c)上記分散物を射出成形、吸込成形、押出し、共押
    出し、圧縮成形、真空成形、発泡又は熱成形によって所
    望の製品を得ること; からなる請求項1〜14のいずれか1項に記載の医薬容器
    の製造方法。
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