JP2014529324A - 袋ならびにその他不定形の容器および対象物を処理するためのキャリア - Google Patents

袋ならびにその他不定形の容器および対象物を処理するためのキャリア Download PDF

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Abstract

本開示のある実施の形態に従うと、容器を回転処理システム内で処理するための容器用キャリアは、少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントを定めるキャリア本体を備え、キャリアは回転可能であり、キャリアはさらに、少なくとも1つの容器を少なくとも1つのコンパートメント内で維持するため、かつ、少なくとも1つの容器の少なくとも1つのコンパートメント内における移動を制限するための保持システムを備える。

Description

関連出願の相互参照
本願は、特にその開示全体を本明細書に引用により援用する、2011年12月2日に出願された米国仮出願第61/566524号および2011年7月21に出願された米国仮出願第61/510419号の利益を主張する。
背景
食品加工では、多様な種類の連続殺菌装置が缶の殺菌に使用されてきた。缶は今もなお食品の収容および加工に使用されることが非常に多いが、袋およびその他の種類の容器も食品加工においてより幅広く使用されるようになりつつある。袋は缶よりも開け易く廃棄し易いので、食品によっては袋の方が好ましい場合がある。しかしながら、連続回転殺菌プロセス等の連続プロセスは、袋ではなく円筒形の缶を対象として設計されている。
びん、平らな袋、およびそれ以外の容器等、不定形のおよび/または壊れやすい容器を保持できるキャリアが、連続殺菌装置に使用するために設計される。例として米国特許第3,314,560号、第4,385,035号、および第5,245,916号参照。これらのキャリアは、有効ではあるが、複数の部品を組立てる必要があるのでプロセス全体は複雑になる。これらのキャリアは使い易さという点ではまだ最適化されていないので、不定形のおよび/または壊れやすい容器の処理という点で最適化する必要がある。こうした容器は、袋、薄肉の缶、びん、浅型容器、およびその他の容器を含むが、これらに限定されない。
概要
この概要は、以下において「詳細な説明」でさらに説明する概念から選択したものを簡単な形で紹介するために設けられている。この概要は、請求項に記載の主題の重要な特徴を確認することを意図しているのではなく、請求項に記載の主題の範囲の決定を助けるものとして使用されることを意図しているのでもない。
本開示のある実施の形態に従い、容器を回転処理システム内で処理するための容器用キャリアが提供される。このキャリアは一般的に、少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントを定めるキャリア本体を備え、キャリアは転動可能であり、このキャリアはまた、少なくとも1つの容器を少なくとも1つのコンパートメント内で維持するため、かつ、少なくとも1つの容器の少なくとも1つのコンパートメント内における移動を制限するための保持システムを備える。
本開示の別の実施の形態に従い、容器を回転処理システム内で処理するための容器用キャリアが提供される。このキャリアは一般的に、少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントを定めるキャリア本体と、キャリア本体のための取外し可能な外殻とを備える。
本開示の別の実施の形態に従い、キャリアに容器を装填する方法が提供される。この方法は一般的に、少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントを定めるキャリアと、少なくとも1つの容器を少なくとも1つのコンパートメント内で維持するための保持システムとを取得するステップを含む。この方法はさらに、少なくとも1つの容器を少なくとも1つのコンパートメントに装填するステップと、保持システムを稼働させて少なくとも1つの容器の少なくとも1つのコンパートメント内における移動を制限するステップとを含む。
本開示の別の実施の形態に従い、キャリアに容器を装填する方法が提供される。この方法は一般的に、開いた位置と閉じた位置との間でヒンジで互いに結合され閉じた位置にあるときに円筒形を定める第1および第2のコンパートメントを定めるキャリアを取得するステップを含む。この方法はさらに、第1および第2のコンパートメントを開いた位置に配置し少なくとも1つの容器を第1および第2のコンパートメントのうちのいずれかに収容するステップと、少なくとも1つの容器の、第1および第2のコンパートメントのうちのいずれかの中における移動を制限するステップと、第1および第2のコンパートメントを閉じた位置でヒンジで結合することによりキャリアを定めるステップとを含む。
本開示の別の実施の形態に従い、容器を回転処理システム内で処理する方法が提供される。この方法は一般的に、少なくとも1つの容器をキャリアの中に配置するステップと、少なくとも1つのキャリアを回転システムに収容するステップとを含む。
本開示の別の実施の形態に従い、少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントと、少なくとも1つの容器を少なくとも1つのコンパートメント内で維持するための保持システムとを有するキャリアから、容器を取出すためのシステムが提供される。このシステムは一般的に、キャリアを制御された経路で運ぶためのコンベアアセンブリと、少なくとも1つのコンパートメントを開くための取出しアセンブリとを備える。
本開示の別の実施の形態に従い、容器をキャリアから取出す方法が提供される。この方法は一般的に、コンベアアセンブリ上において、少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントと、少なくとも1つの容器を少なくとも1つのコンパートメント内で維持するための保持システムとを有するキャリアを収容するステップを含み、コンベアアセンブリは、キャリアを制御された経路で運ぶように構成され、この方法はさらに、少なくとも1つのコンパートメントを開くステップを含む。
この開示の上記側面およびそれに伴う利点の多くは、以下の詳細な説明を添付の図面とともに参照することにより、さらに容易に理解されることになるであろう。
本開示のある実施の形態に従い設計された2つの袋キャリアを回転させるプロセス中の回転殺菌装置の正面図である。 袋が袋キャリアに挿入される状態を示す、図1に示される袋キャリアの等角図である。 本開示の別の実施の形態に従う袋キャリアの等角図である。 袋が袋スリーブの中にある状態を示す、図3の袋キャリアの側面断面図である。 袋が袋スリーブの中にある状態を示す、図3の袋キャリアの側面断面図である。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのためのスリーブ保持機構の一例を示す。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのスリーブ形状および構成の一例の上面図である。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのスリーブ形状および構成の一例の上面図である。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアのスリーブ形状および構成の一例の上面図である。 本開示の実施の形態に従う、図14Aおよび図14Bに示すものと同様のスリーブ保持機構と組合された図16Aに示す台形スリーブ形状の上面図である。 本開示の実施の形態に従う回転殺菌装置の設計に関する図である。 本開示の実施の形態に従う回転殺菌装置の設計に関する図である。 本開示の実施の形態に従う回転殺菌装置の設計に関する図である。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアを処理するためのシステムの図である。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアを処理するためのシステムの図である。 本開示の実施の形態に従う袋キャリアを処理するためのシステムの図である。 本開示の別の実施の形態に従うびんキャリアの等角図である。 本開示の別の実施の形態に従う浅型容器キャリアの等角図である。 本開示の別の実施の形態に従う積層容器キャリアの等角図である。 キャリアスリーブ部と外殻部との間での交換機能を示す図24および図25に示されたキャリアの分解図である。 本開示の他の実施の形態に従うキャリアの等角図である。 本開示の他の実施の形態に従うキャリアの等角図である。 本開示の他の実施の形態に従うキャリアの等角図である。 薄肉の缶およびプラスチックびん等の壊れやすい容器の保持用に設計されたキャリアの実施の形態の図である。 薄肉の缶およびプラスチックびん等の壊れやすい容器の保持用に設計されたキャリアの実施の形態の図である。 薄肉の缶およびプラスチックびん等の壊れやすい容器の保持用に設計されたキャリアの実施の形態の図である。 薄肉の缶およびプラスチックびん等の壊れやすい容器の保持用に設計されたキャリアの実施の形態の図である。 薄肉の缶およびプラスチックびん等の壊れやすい容器の保持用に設計されたキャリアの実施の形態の図である。 薄肉の缶およびプラスチックびん等の壊れやすい容器の保持用に設計されたキャリアの実施の形態の図である。 薄肉の缶およびプラスチックびん等の壊れやすい容器の保持用に設計されたキャリアの実施の形態の図である。 薄肉の缶およびプラスチックびん等の壊れやすい容器の保持用に設計されたキャリアの実施の形態の図である。 薄肉の缶およびプラスチックびん等の壊れやすい容器の保持用に設計されたキャリアの実施の形態の図である。
詳細な説明
同様の番号が同様の要素を示している添付の図面と関連付けながら以下で述べる詳細な説明は、開示されている主題のさまざまな実施の形態の説明となることを意図しており、これら実施の形態のみを示すことを意図しているのではない。この開示で説明される各実施の形態は、一例または例示として設けられているにすぎず、他の実施の形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきものではない。本明細書で提供される例は、網羅的なものを意図しているのではない、すなわち本開示を開示されている形態そのものに限定することを意図しているのではない。同様に、本明細書で説明される工程はいずれも、同一または実質的に同様の結果を得るために、その他の工程または工程の組合せと入れ替えてもよい。
以下の説明において、本開示の例示的な実施の形態が十分に理解されるよう、具体的な詳細事項が数多く記載されている。しかしながら、本開示の多くの実施の形態は、こうした具体的な詳細事項のうちの一部またはすべてがなくとも実施可能であることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、本開示のさまざまな側面が不必要に曖昧になることを避けるために、周知のプロセス工程は説明していない。さらに、本開示の実施の形態は本明細書に記載の特徴を任意に組合わせたものを使用し得ることが、理解されるであろう。
本開示の実施の形態は、袋、びん、薄肉の缶、浅型容器、ファイバーボード容器、ファイバーボードおよびプラスチック積層容器(テトラリカルト(TETRA RECART(登録商標))容器等)、ならびにその他の対象物といった、不定形のおよび/または壊れやすい容器またはその他の対象物のためのキャリアに関する。本明細書に記載のさまざまなキャリアおよび方法は、特に、回転殺菌装置等の回転システムを使用する調理および殺菌プロセスに有用である。しかしながら、本明細書に記載のキャリアはその他非食品関連の回転プロセスにも有用となり得ることがわかるはずである。
図1および図2を参照して、本開示の実施の形態に従う代表的な袋キャリア20が示される。図1の例示の実施の形態において、袋キャリア20は、回転殺菌装置R(回転殺菌装置等の回転システムのその他の代表的な構成および設計については図18〜図20も参照のこと)において使用されるときに、円筒形の缶のように機能するように設計される。図2からわかるように、袋キャリア20は、第1および第2の円形の端部22および24と、円筒形の外殻部26とを有する。第1の端部22は、袋Pを受けるための複数のスリーブ開口28を含む(図3参照)。
袋キャリア20は、組立てまたは解体を要することなく袋Pを容易に収容するために、一体型の組立体であることが好ましい。たとえば、袋キャリア20は、特にその開示を本明細書に引用により援用する過去に開発された技術に関する米国特許第5,245,916号、第4,385,035号、および第3,314,560号にそれぞれ開示されている、キャリアが容器を収容した状態で容器のすべての側面を囲む、クラムシェル構造、トレイ組立体、またはカプセル組立体を有していない。
次に図3〜図5を参照して、代替の実施の形態としての袋キャリア100が示される。この実施の形態は、外殻に関する相違点を除いて、図2および図3に示される袋キャリア20と実質的に同様である。この点について、図3〜図5の例示の実施の形態では、キャリア100に外殻はなく、袋スリーブ110の構造を定めるキャリアの本体部112が露出している。図2に示される袋キャリア20と同様、図3〜図5に示される袋キャリア100も、一体型の組立体として適切に構成される。図3〜図5の袋キャリア100は外殻を含まないが、第1および第2の円形の端部102および104(第1および第2の端部102および104の外周から延びる任意の外部リップ114を含み得る。図4および図5参照)によって、キャリア100を転動させることができる。
例示の実施の形態からわかるように、キャリアは穿孔部を含み得る。この点について、図2の外殻部26の壁および図3の本体部112の壁は、穿孔されたものとして示されている。このような穿孔により、処理中、効率的かつ着実に袋Pへのおよび袋からの熱伝達が可能であり、たとえば蒸気はキャリア100の壁を通過して袋Pに達することができる。本開示の実施の形態に従うと、適切な穿孔は直径が約0.20インチである。しかしながら、これ以外のサイズも本開示の範囲に含まれる。本開示の実施の形態に従うと本体部112が穿孔材料からなるものでなくてもよいことが、さらにわかるはずである。
図1〜図5の例示の実施の形態に示されるように、袋キャリア20および100は2つの袋スリーブを含む。しかしながら、袋キャリア20および100は袋のさまざまな形状および大きさに対応するために任意の数の袋スリーブを含み得ることが、わかるはずである。さらに、袋スリーブは、例示の実施の形態では矩形の断面を有するものとして示されているが、その他の適切な断面形状を有してもよい。たとえば、適切な断面形状は、以下で図16A〜図16Cを参照しながら詳細に説明する、台形、端部が先細り形状のもの、および湾曲したものを含み得るが、これらに限定されない。
図2を参照して、袋キャリアが支える袋Pは一般的に、プラスチックおよび/または箔が積層されたフィルムからなる。袋Pは、液体製品またはそれよりも固形の製品、たとえばスープまたはシチューを含め、さまざまな食品の収容を目的として設計し得る。一般的に、袋Pは各々、充填されると一定の厚みを有する。袋Pの外周端に沿う継ぎ目Sの中に製品が含まれる。例示の実施の形態からわかるように、袋は、特定の食品、処理パラメータ、または取扱条件に望ましいと考えられる、矩形または別の適切な形状でもよい。
図4および図5の本体部112の断面図を参照して、スリーブ開口108およびスリーブ110は、袋Pを傷付けずに袋Pを静かに素早く装填できる大きさにされている。この点について、スリーブ開口108およびスリーブ110自体が、袋Pを受けるのに適切な大きさおよび形状にされる。スリーブ110は、袋Pの内容物を調節して袋の厚みをその長さに沿って実質的に均一にするように設計されてもよい。この点について、スリーブ110の寸法によって、袋の内容物に十分な抵抗を与え袋の内容物を静かに「圧迫する」ことにより、袋容器100の移動中であっても(たとえば図1に示される回転殺菌装置内での移動参照)袋Pをスリーブ110内で効果的に保持できる。図4を参照して、示されている袋キャリア100は、大きな2つの袋Pを保持している。図5を参照して、示されている袋キャリア100は、より小さい4つの袋Pを、各スリーブ110に2つ積重ねて支えている。
袋Pがスリーブ110に収容された後に、袋Pをスリーブ110内でさらに保持するおよび/または袋Pの内容物をより均一に分散させてスリーブ内での袋の厚み分布がより均一になるようにする、保持システムを、スリーブ110が含んでもよい。適切な保持システムを使用して、袋キャリア100の移動時の袋の移動を最小にすることにより、袋Pの擦り傷および皺を最小にする。袋の擦り傷および皺を最小にすることによって、袋の見た目の美しさが保たれるだけでなく袋の完全性も保たれる。加えて、スリーブ110内での袋の厚み分布をより均一にする保持システムによって、熱は、さらにむらなく袋Pの内容物に伝達されるであろう。適切な保持システムは、キャリア100の本体部112から離れないよう、一体型の組立体として設計される。
図6A〜図17を参照して、袋装填および保持装置のさまざまな実施の形態が示される。たとえば、図6Aを参照して、スリーブ外壁220が、通常の付勢された閉じた位置(通常の付勢位置については右側のスリーブ参照)から移動してスリーブ210を通常の大きさよりも開くことにより(開いた位置については左側のスリーブ参照)、ユーザが袋Pをスリーブ210内に容易にスライドさせることができるようにしてもよい。スリーブ外壁220は、解放されると逆に付勢されてその通常位置に戻り袋Pを静かに「圧迫する」。
図6Aの例示の実施の形態において、袋の外壁220は、ヒンジ222によって本体部212の第2の端部204に連結されている。本体部212の第1の端部202に隣接する付勢部材224(圧縮コイルばねまたはその他の種類の付勢部材等)は、(図6Aに示される平行の壁位置のように)通常は閉じた位置で付勢されている。装填および取出し時に、静止カムまたは引張アクチュエータ等の引張装置Dを使用してハンドル226と係合させて外壁220を開いた位置まで引張ることができる。袋Pの装填後、外壁220が閉じた位置に移動するときに袋Pの膨らみが外壁220に抵抗することで、袋を静かに「圧迫された」位置で保持し得る。
なお、袋の外壁220が開いた位置にあるとき、本体部212の第1の端部202の開口208が通常の付勢された閉じた位置よりも大きいので、袋を装填することができる。図6Bを参照して、本体部212の第1の端部202の開口208は、任意のリップ214を含み得る。このリップ214は、外壁220から内側に延びてスリーブ210における袋Pの保持をさらに支援する。
図7Aおよび図7Bを参照して、(図6Aおよび図6Bの実施の形態と同様の)代表的なヒンジ付き保持キャリア300の側面等角図および上面図がそれぞれ示される。スリーブ310(図7B参照)は、第1および第2の直立スリーブ壁330および332を含む。第1のスリーブ壁330は、ヒンジ(図示しないが壁330の最下部に位置する)を中心としてキャリア300の第2の端部304に対して回動可能である。(コイルばねとして示される)付勢部材324は静止ブラケット334に取付けられている。付勢部材324は、第1のスリーブ壁330を閉じた位置に向かって付勢する(図7B参照)。ハンドル336(図7A参照)を握るかそうでなければ回動可能な第1のスリーブ壁330を開いた位置まで引張るために使用することによって、袋Pを挿入するまたは解放することができる(袋は図7Bの左側においてスリーブ310に収容された状態で示されている)。例示の実施の形態では、ハンドル336を静止壁340の孔を通して引張る。
キャリア300はさらに、第1のスリーブ壁330の閉じた位置までの移動距離を制限する、調整可能な止め具(図示せず)を含み得る。非限定例として、調整可能な止め具は、第1のスリーブ壁330に取付けられ静止壁340の孔338を通るボルトまたはねじ切りされた鋲であってもよい。調整可能な止め具は、たとえば、静止壁340によってまたは静止ブラケット334のうちの少なくとも1つによって支えられて静止壁340または静止ブラケット334のうちの少なくとも1つに対する第2のスリーブの移動距離を制限する、調整可能なナットを含む。
次に図8を参照して、(図6A〜図7Bの実施の形態と同様の)別の実施の形態としてヒンジ付き保持キャリア400が示される。キャリア400は、ヒンジ422に結合された第2のスリーブ壁420の移動距離を制限する位置制限アセンブリ440を含む。位置制限アセンブリ440は、スリーブ外壁420から外向きに延びる位置制限装置442と、位置制限装置442が解放可能に結合され得る静止面412とを含む。
図8の例示の実施の形態において、位置制限装置442は、たとえば処理位置と装填/取出し位置という異なる2つのスリーブ位置(たとえば図8の右側のスリーブ410の位置と左側のスリーブ410の位置を比較)で静止面と結合可能な、第1の接触面4446と、第2の接触面448とを含む。例示の実施の形態において、静止面412は、たとえばキャリア400の第1の端部402から下向きに突出する実質的に垂直の壁450を含む。静止面412はさらに、位置制限装置442を通すスロットまたは孔452を含む。
位置制限装置442を、平坦なばね材料から作ることによって、第1および第2のスリーブ位置のうちのいずれかで(たとえば図8の右側のスリーブ410の位置と左側のスリーブ410の位置を比較)、曲がるまたは屈曲することができる。この点に関し、右側のスリーブ410に注目すると、位置制限装置442の第1の接触面446は、スロットまたは孔452を通り、静止面412の実質的に垂直の壁450の上側の外面と係合している。この係合によって、袋を保持する位置のスリーブ410を幅Wtで維持し、スリーブ外壁420が内側に向かって倒れないようにする。
次に左側のスリーブ410に注目すると、位置制限装置442の第2の接触面448は、静止面412の実質的に垂直の壁450の下側の外面と係合している。(たとえば引張装置Dを用いて下向きに延びるフランジ426に掛けることにより)スリーブ外壁420を第1の位置から第2の位置へと外側に引張ることによって、第1の位置(右側のスリーブ410参照)から第2の位置(左側のスリーブ410参照)に移行する。位置制限装置442が孔452を通って外側に移動すると、第2の接触面448が、静止面412の実質的に垂直の壁450の下側の外面と係合する。第2の位置において、スリーブ410は装填および取出しに備えて開いた状態を保つ。
例示の実施の形態の第2の接触面448は、スロット452の下側の端部と係合するように構成されたカム傾斜面を有する留め具またはタブとして示されている。カム傾斜面によって、第1の位置から第2の位置への移行を可能にしつつ、位置制限装置442が途中で引っ掛るリスクを最小にする。第2の位置から第1の位置に戻すためには、位置制限装置442を持ち上げて第2の接触面448を静止面412の実質的に垂直の壁450の下側の外面から離す。
例示の実施の形態において、第2のスリーブ壁420は、通常は、壁の先細り位置まで付勢されている状態の、閉鎖位置で付勢され、スリーブの上端における公称スリーブ幅Wtはスリーブの下端における幅Wbよりも小さい。発明者らは、(上端の幅Wtの方が狭く下端の幅Wbの方が広いものとして示される)先細りになる幅を有するスリーブによって、袋(図示せず)はスリーブ内で維持し易くなることを見出した。さらに、スリーブの閉じた位置の設計および寸法の決定を、(収容する特定の袋の大きさおよび形状に応じて)行なうことにより、袋の内容物を、袋の実質的な表面領域に対して押して実質的に均一に分散させることができることが、わかるはずである。このような実質的に均一な分散によって、袋の内容物に対する熱伝達を、予測可能で反復可能な熱処理に備えて、より均一にすることができる。
次に図9を参照して、袋保持装置の別の実施の形態が示される。図6A〜図8に示される実施の形態と同様、図9の例示の実施の形態のスリーブ外壁520も、その通常の付勢された閉じた位置(通常に付勢された閉じた位置については右側のスリーブ参照)から、その通常の大きさを超えた開いた状態まで移動することによって(開いた位置については左側のスリーブ参照)、ユーザは袋Pをスリーブ510の中に容易にスライドさせることができる。スリーブ外壁520は、解放されると、その通常の位置まで戻るように付勢されて袋Pを静かに「圧迫する」。しかしながら、図9の例示の実施の形態の外壁520は、図6A〜図8の例示の実施の形態の外壁220、320、および420のようなヒンジ付きではない。その点に関して、図9の外壁520は、板ばねのように機能し、その通常の閉じた位置から開いた位置まで曲げることが可能である。
次に図10Aを参照して、板ばね型キャリア600のための位置制限アセンブリ640が示される。この例示の実施の形態において、示されているキャリア600は2つのスリーブ610を有し、左側にある一方のスリーブは通常の開いた装填/取出し位置にあり、右側にある他方のスリーブは、閉じた処理位置にある。まずこの図面の左側の開いたスリーブ610を参照すると、第2のスリーブ壁620は、開いた位置で付勢されており、位置制限アセンブリ640は、係合していない状態で、静止面612の実質的に垂直な壁650のスロットまたは孔652を通って延在する。図8の実施の形態では、静止面412の実質的に垂直な壁450は、キャリア400の上端と下端との間の距離の一部のみにわたって延びている。しかしながら、図10Aの例示の実施の形態では、静止面612の実質的に垂直な壁650は、キャリア600の上端と下端との間の距離全体にわたって延びている。
図10Aおよび図10Bを参照して、(フィンガとして示される)停止装置648は、位置制限アセンブリ640の底面から延びることによって、スリーブ610が誤って開かれることを防止しスリーブ610の閉じ幅を制御する。
この図面の左側の開いたスリーブ610を閉じるには、位置制限アセンブリ640を、(孔が開けられたタブとして示される)接触面648が静止面612の実質的に垂直な壁650の下側の内面を解放するまで、右に押す(たとえば鏡像であるがこの図面の右側に示される位置と同様)。次にこの図面の右側にある閉じたスリーブ610を参照して、接触面648は、静止面612の実質的に垂直な壁650の下側の内面と係合し、スリーブ610は閉じた位置で維持される。この図面の右側の閉じたスリーブ610を開くには、位置制限アセンブリ640を押し上げて、接触面648と静止面612の実質的に垂直な壁650の下側の内面との係合を解除する。すると、第2のスリーブ壁620が外向きに、実質的に垂直な壁650に向かって移動して、開いた位置で止まる(たとえば鏡像であるが図面の左側に示される位置と同様)。
本明細書に記載のキャリアは強固な位置制限装置を備えるように設計されているので、キャリアは取扱および処理の衝撃を受けながら指定の開いたまたは閉じた位置いずれかに留まることが、わかるはずである。加えて、キャリアを、2つの(たとえば開いたおよび閉じた)位置よりも多い位置で停止可能な1つ以上の位置制限アセンブリを有するように設計し得ることが、わかるはずである。たとえば、キャリアの開いた位置は、大きさの異なる袋に合わせて異なる位置となるように設計されてもよい。本明細書に記載の実施の形態は一般的に付勢部材(圧縮ばねまたは板ばね等)を含むが、付勢部材のないキャリアも本開示の範囲に含まれることがわかるはずである。
次に図11A〜図11Dを参照して、(図10Aおよび図10Bの実施の形態と同様の)代表的な板ばね型のキャリア700の図が示される。図10Aおよび図10Bの部品と同様の部品には同様の番号が付されているが、図10Aおよび図10Bに示されるキャリア600はダブルスリーブのキャリアであるのに対し、図11A〜図11Cに示されるキャリアはシングルスリーブキャリアとして構成されることに注意する必要がある。
袋(図示せず)を収容するためのスリーブ710が図11Aおよび図11Bに示される。図11Aおよび図11Bからわかるように、第2のスリーブ直立壁720は閉じた位置に付勢され、これは、ユーザがハンドル726を握るかそうでなければ用いることによって開くことができる。
図11Dを参照して、(板ばね型の壁として示される)第2のスリーブ壁720は、キャリア700から取外すことができる。この種の取外し可能な壁によって、たとえば大きさもしくは形状が異なるその他の種類の袋を収容するために、または、メンテナンスもしくは洗浄のために、(スリーブ壁等の)部品を交換できるようにキャリア700を変形することが、可能になる。示されている実施の形態において、取外し可能なばね壁720は、結合装置764(図11A参照)によって端部762にまたはキャリア700のその他の部分に取付けることができるベース760を含む。加えて、示されている実施の形態の取外し可能なばね壁720は、付勢機能によって閉じた位置にされてスリーブ710内の特定の大きさおよび形状の袋の内容物を保持しかつ実質的に均一に分散させるように、設計されている。しかしながら、たとえば開いた位置に付勢するといったその他の付勢設計も本開示の範囲に含まれることが、わかるはずである。
次に、袋保持および解放システムのその他さまざまな実施の形態について説明する。図12A〜図13Bを参照して、(図6A〜図11Dの例示の実施の形態からわかるように)壁が可動である代わりに、それぞれ外壁820および920からまたは外壁820および920を通って延びるフィンガ830および930を用いて袋Pを「圧迫する」。図12Aおよび図12Bを参照して、フィンガ830は、この壁から延びてある角度をなして曲がり圧縮力を袋Pに加える。図9の例示の実施の形態に示される外壁520と同様、図12Aおよび図12Bの例示の実施の形態のフィンガ830は外壁820にヒンジで装着されていない。むしろ、フィンガは板ばねとして機能し、通常の圧縮位置から開いた位置まで曲がることができる。この点に関し、フィンガをレーザカットによって外壁に形成し、曲がる部分を構成して袋Pを適切に「圧迫する」ようにしてもよい。フィンガ830は、通常の圧縮位置から開いた位置まで引張るためのハンドルまたは別の引張装置(図示せず)を含んでもよい。
図13Aおよび図13Bの例示の実施の形態において、フィンガ930は、ヒンジおよびねじりばねアセンブリ932に取付けられて、袋Pに対して回動する。図12Aおよび図12Bの例示の実施の形態と同様、フィンガ930は、通常の圧縮位置から開いた位置まで引張るためのハンドルまたは別の引張装置(図示せず)を含んでもよい。
図14Aおよび図14Bを参照して、スリーブ1010内に可動内壁1040および静止外壁1020を有する本体部1012が示される。この点に関し、内壁1040は、ヒンジ1042によって本体部1012の第2の端部1004に結合されている。付勢リンケージシステム1044を用いて内側の側壁1040を通常の圧縮位置(図14A参照)と開いた位置(図14B参照)との間で移動させることができる。
リンケージシステム1044は一般的に、付勢部材1024(圧縮コイルばね等)によって通常の圧縮位置(図14A参照)まで付勢されるが、開いた位置(図14B参照)まで移動可能なクロスバー1046を含む。クロスバー1046は、内壁1040に旋回可能に結合されたリンク1048に旋回可能に結合される。クロスバー1046が押し下げられると、リンク1048が旋回し内壁1040を内側に押す。内壁1040はヒンジ1042を中心として旋回してスリーブ1010の開口1008を拡大する。押出装置(図示せず)を用いてクロスバー1046に対する力(矢印Fで示される)を発生し付勢リンケージシステム1044を稼働させてもよい。
次に図15Aおよび図15Bを参照して、別の実施の形態として、袋装填および保持システムを有する袋キャリア1100が示される。図15Aおよび図15Bの例示の実施の形態において、実質的に円筒形の袋キャリア1100は、第1のポケット1154および第2のポケット1156を定める第1の部分1150および第2の部分1152を含む。第1の部分1150および第2の部分1152は、第1の円形端部1102および第2の円形端部1104の直径を長手方向に通る面に沿って分けられる。第1の部分1150および第2の部分1152は、ヒンジ1160によって互いにヒンジ結合され、それぞれ、ヒンジ結合されて第1のポケット1154および第2のポケット1156を閉じるドア1162およびドア1164を含む。キャリアラッチ1166はキャリア1100を閉じた位置で固定する。
袋の装填中は袋キャリア1100が開かれて第1および第2の袋Pを受ける。ポケット1154および1156は、袋の動きを抑えるように成形されている。この点に関し、ポケットは、ある種の袋に対して特定的に設計されてもよく、またはほとんどの袋の動きを抑えるように一般的に設計されてもよい。袋Pの装填後、ドア1162および1164を閉じて袋Pに沿うようにして袋の動きを抑える。袋の装填後、第1の部分1150および第2の部分1152のうちの少なくとも一方が、ヒンジ1160を中心として回動しラッチ1166によって共に締められて円筒形を形成する。
上記スリーブ保持システムに加えて、スリーブの断面形状も、袋の保持を支援して袋Pのスリーブ内での移動を最小にし袋P全体にわたって袋Pの内容物をより均一に分散させてもよい。図16A、図16B、および図16Cを参照して、適切な断面形状は、台形(図16A参照)、袋Pの外側の縁に沿うシールS(図2参照)を収容する先細り形状の端部を有するもの(図16B参照)、および湾曲したもの(図16C)を含み得るがこれらに限定されない。図17を参照して、台形のスリーブ形状(たとえば図16Aに示される)を、図14Aおよび図14Bに示されるもののようなヒンジ付きスリーブ保持機構と組合わせてもよい。
次に図18〜図20を参照して、回転殺菌装置等の回転システムのさまざまな設計が示される。回転システムを、任意の時に任意の数のキャリアを扱うように設計し得ることが、わかるはずである。図1に、テスト回転殺菌装置が示されており、この装置は、任意の時に8つのキャリアを扱うことが可能である。生産に使用される、直径がより大きい適切な回転殺菌装置は、任意の時に何千ものキャリアを処理できる。
回転システムが攪拌リール(図19参照)または非攪拌リール(図20参照)を有し得ることがわかるはずである。図18および図19を参照して、攪拌リール1204を含む回転殺菌装置1200についてまず説明する。回転バルブ1202は、回転殺菌装置1200のリール1204にキャリア1206を供給する。リール1204は外殻1208によって囲まれている。キャリア1206を、リール1204の周囲で回転させ、リール1204に沿った適所で角度1210を付けて維持する(図19参照)。リール1204に沿う特定の位置で、キャリア1206を外殻1208によって支持してもよい。この点に関して、キャリア1206は、リール1204の上部分にあるときは、リール1204そのものによって支持されるが、リール1204の下部分にあるときは、外殻1208によって支持され、外殻1208に沿ってキャリア1206(図19参照)の後方の角度1210で押される。キャリア1206は外殻1208によって支持されているときは外殻1208の内面に沿って転動するので、キャリアの内容物はこのような転動動作によって攪拌される。
次に図20を参照して、非攪拌リール1304を含む回転システム1300の一部が示される。図20の例示の実施の形態の回転殺菌装置は、図18および図19の例示の実施の形態と、角度1310に関する相違を除いて、実質的に同様である。この点に関し、角度1310は、キャリア1306がリール1304の底部にあるときにキャリア1306を支え維持するように設計される。キャリア1306は外殻1308の内面に沿って転動しないので、キャリアの内容物はどのような転動動作によっても攪拌されない。
缶詰食品の場合、特定の種類の食品、たとえば牛乳およびその他低粘度の食品には、攪拌が望ましい場合がある。その他壊れやすい食品、たとえばアオイマメには、マメが壊れるまたは傷付く可能性があるので攪拌は望ましくない場合がある。本明細書に記載の袋キャリアの多くの実施の形態で非攪拌回転殺菌装置を使用する利点は、攪拌が最低限に留められ、したがって支持している袋Pの擦り傷および皺が最小にされる点である。よって、本開示の、回転殺菌装置において袋を処理する方法に従うと、袋を円筒形のキャリアの中に置き回転殺菌装置等の攪拌または非攪拌回転システムに収容すればよい。
図21〜図23を参照して、間欠および連続取出しシステム1340および1350、ならびに、キャリアから落下した袋を受けるためのシュート1356が示される。図21および図22を参照して、キャリア600は、側方に間隔をおいて配置された2つのコンベア1352によって支持される。これらコンベアは、キャリア600のポケット開口がコンベア1352間の開放幅1354に位置するよう十分な間隔をおいて配置される。図21〜図23の例示の実施の形態において、キャリアは、コンベア上で回転せず、キャリアの第1または第2の端部いずれかの真下に位置するコンベアおよび/またはガイドレールによって支持される(たとえばキャリア600の真下に位置するコンベア1352を示す図23参照)。この支持システムは、キャリアを、好ましくはスリーブの開口が下向きの状態で、非回転位置で維持する。
システム1340および1350は、支持のためのコンベア1352に加えて、任意の整列特徴も含み得る。整列特徴を用いて、キャリアを回転させるかそうでなければ割送りして、袋の装填または取出しに備えて正しい位置にしなければならない。たとえば、キャリアの外形を利用すると、スリーブを含む中央の箱が矩形の場合は、それに応じて、上記箱の長辺が進行方向に平行になるように、キャリアをコンベアに沿って案内することができる。ポケット開口の向きはこのようにしてわかる。図23の例示の実施の形態において、ガイドレール1358は、コンベア1352の長さだけ延び、コンベア1352に対して平行であり、キャリア600をコンベア1352上で維持するように構成される。この点に関し、キャリア600はその頭部が重いものであってもよく、ガイドレール1358はキャリアが倒れることを防止する。
適時にキャリア600に力を加えてスリーブに収容されている袋Pをスリーブから(主に重力によって)落下させる。図21および図23を参照して、(たとえば図8および図9を参照しながら示し説明した)引張装置Dを稼働させてキャリアの壁を袋保持位置から袋解放位置に動かしてもよい。図22を参照して、引張棒Bをコンベア1352の経路に沿って配置してキャリアの壁を袋保持位置から袋解放位置に動かしてもよい。このような引張棒は、図21および図23を参照して説明したように能動的であってもよく、または受動的であってもよい。この場合、たとえばキャリア600がコンベア1352に沿って移動するときにキャリアの壁を袋解放位置にする「カムとして機能する」傾斜面を有する静止棒を用いてもよい。
袋Pは、2つの支持コンベア1352の間で、適切なシュート1356または取出しコンベア(たとえば図23参照)まで下方に移動する。袋の取出しおよび落下は、キャリアが停止している(たとえば図21に示す「取出し位置」にある)とき、または、キャリアが支持コンベアに沿って移動している(たとえば図22の「取出しゾーン」参照)ときに、行なわれる。連続取出しプロセスの場合、キャリアの停止回数が減るので、システム動作条件をより高速にし得ることがわかるはずである。
図21および図22を参照して、機構を「取出し位置」1360または「取出しゾーン」1370で稼働させることによってラッチ機構を作動させ容器600のスリーブを開くことができる。以下でより詳細に説明するように、全処理システム、たとえば装填、取出し、および制御等との一体化のために、その他の特徴をキャリア設計に含めることができる。ある非制限例として、キャリアは、「袋を見せる」という特徴を含んでもよい。このような特徴は、キャリアの壁の孔を含み、この孔によって光電センサ(photo eyes)がキャリアの中を照らしてポケットに袋が収容されているか否か確認してもよい。
別の非制限例として、必要に応じて、キャリアが装填または取出しに備えて正しい向きにされているか否か、すなわちスリーブが上向きか下向きかを判断するための「スリーブアップ」特徴を含んでもよい。たとえば、ポケット開口を、渦電流近接センサ、磁気センサ、またはその他適切なセンサを用いて検知してもよく、適切な処置を実施することによって向きが正しくないキャリアを取出してもよい。
図21〜図23のキャリア取出しプロセスを、上記実施の形態のキャリアのいずれかに使用できるようにしてもよい。しかしながら、図21〜図23に示されるキャリアは一般的に、袋を取出すための解放機構(図10Aおよび図10Bに示される位置制限アセンブリ等)を含む。
これらプロセスに従い、処理後(上記)キャリアを次のようにして取出すことができる。スリーブの開口が下向きの状態でキャリアを回転させるかそうでなければキャリアの向きを定め、スリーブの長辺がたとえばコンベアに沿う移動経路に平行になるようにキャリアを整列させる。同様に、キャリアは次のようにして装填できる。スリーブが上向きの状態でキャリアの向きを定め、スリーブの長辺がたとえばコンベアに沿う移動経路に平行になるようにキャリアを整列させる。
次に図24〜図27を参照して、袋以外のその他の種類の容器を支えるための他のキャリアの実施の形態が示される。この点について、図24はびんキャリア1400であり、図25は浅型容器キャリア1500であり、図26はファイバーボードおよびプラスチック積層容器キャリア1600である。これらはすべて本開示の実施の形態に従う。本開示の実施の形態に従い、図24〜図27それぞれのキャリア1400、1500、および1600は、適切な保持システム(例として図28に示される保持システム参照)を含み得る。
図24を参照して、キャリア1400は、第1および第2の端部を有する本体部1412と、外殻部1406とを含む。本体部1412は、びん等の容器を収容するための複数のスリーブを含む。外殻部1406および本体部1412を穿孔して熱が効果的に伝達されるようにしてもよい。この例示の実施の形態において、外殻部1406は実質的に円筒形であり、第1および第2の端部は実質的に円形であり、そのため、キャリア1400は転動可能である。次に図25および図26を参照して、それぞれのキャリア1500および1600は、図24のキャリア1400と実質的に同様であるが、たとえば浅型容器および積層容器を受けるための、大きさおよび形状が異なるスリーブを含む。図24〜図26それぞれのキャリア1400、1500、および1600のうちのいずれかが、袋を収容するように構成されてもよい。
図27からわかるように、びん、浅型容器、および積層容器キャリア1400、1500、および1600それぞれの本体部1412、1512、および1612は各々、1つの外殻部1406において交換可能であってもよい。このような部品交換機能によって、キャリアシステムを使用してさまざまな種類の容器を処理できるとともに、キャリア全体を交換しなくとも、摩耗した部品を交換できる。
次に図28および図29を参照して、キャリア組立体の代替の実施の形態が提供される。キャリア1700および1800は、先に述べた実施の形態のように実質的に円筒形状であるが、袋Pを支持するためのスリーブ1710および1810の配置および向きが異なっている。たとえば、図28に示されるように、スリーブ1710は、容器1700の中心の縦軸から径方向に延びるように配置される。複数の孔1712を有する任意の円形キャップ部1714を容器1700の上面1716に固定してもよい。キャップ部1714の整列した孔1712を通して袋Pをスリーブ1710に収容した後、キャップ部1714を容器1700およびスリーブ1710に対して回してキャップ部1714の孔1712をスリーブ1710からずらしてもよい。このようにずらすと、処理中スリーブ1710の中で袋Pを維持し易い。
次に図29を参照して、スリーブ1810も、容器1800の中心の縦軸から径方向に延びるように配置される。しかしながら、図28の実施の形態との相違点は、スリーブ1810が容器1800の円筒外面1816からアクセスされる点である。複数の孔1812を有する任意の円筒形キャップ部1814を容器1800の円筒外面1816に固定できる。キャップ部1814の整列した孔1812を通して袋Pをスリーブ1810に収容した後、キャップ部1714を容器1800およびスリーブ1810に対して回してキャップ部1814の孔1812をスリーブ1810からずらしてもよい。このようにずらすと、処理中スリーブ1810の中で袋Pを維持し易い。
次に図30〜図38を参照して、薄肉缶、成形缶、および成形プラスチックびん等の、壊れやすい容器またはその他不定形の容器を支えるためのキャリアのさまざまな実施の形態が示される。薄肉缶は、連続プロセス中に損傷を受ける可能性がある特に壊れやすい容器である。このようなキャリアの利点は、(1)缶の上の絵柄の傷の防止、(2)缶がキャリアから外れないように缶を保持するとともに擦り傷が付かないように移動を制限すること、(3)熱が缶の内部の内容物に伝わるようにキャリアを通る熱を最大にすること、および、(4)不定形の容器を円筒であるかのように扱うこと、である。
図30〜図32を参照して、本開示のある実施の形態に従うキャリア1900が示される。キャリア1900は、成形された、ポリプロピレン等のプラスチックで設計されている。キャリア1900は、たとえば射出成形プロセス等適切なプロセスで作ればよい。キャリア1900の外面に沿う孔を用いて、成形パラメータを満たすかまたは材料の使用量を減じてもよく、かつ処理液がアクセスできるようにしてもよい。
この設計は一般的に、典型的なツーピース缶の成形された輪郭を有する下端に嵌めるための成形領域1910をキャリア1900の下端において含み、典型的な缶の上端の継ぎ目の出縁またはその他の形状に嵌めるためのプラスチックタブ1920を上端において含む。このように、接触点を缶の上端と下端に設けることによって、缶の継ぎ目の出縁および円筒外壁の擦り傷、へこみ、またはそれ以外の損傷を防止する。このキャリア1900はツーピース缶に使用することもでき、上端から先に装填することができ、両端がプラスチックタブで把持されるスリーピース缶に使用することもでき、または、びん上の適切な形状を把持するように設計されたタブを有するプラスチックびんに使用することもできる。
図33〜図35を参照して、本開示の別の実施の形態に従うキャリア2000が示される。キャリア2000は、主収容部2002と、主収容部2002に嵌め合わせるための挿入部2004とを含む。挿入部2004を、ゴムまたはシリコン等の規格に準拠した材料から形成してもよい。図30〜図32に示されるキャリア1900と同様、この設計は、典型的なツーピース缶の成形された輪郭を有する下端と嵌め合わせるための成形領域2010を、キャリア2000の下端において含む。缶をキャリア2000に収容した後、挿入部2004が主収容部2002と係合して缶をキャリア2000の中で保持する。
図36〜図38を参照して、本開示の別の実施の形態に従うキャリア2100が示される。キャリア2100は、主収容部2102と、主収容部2102に嵌め合わせるための挿入部2104とを含む。挿入部2104は、ゴムまたはシリコンまたは圧縮性および可撓性を有するその他の適切な材料から形成してもよい。底部または収容部2102には、継ぎ目の出縁等の、缶上の部品を把持して缶をキャリア2100の中で保持するためのタブ2106が組込まれている。容器上の適切な部品は、タブ2106をその中に嵌めることによって容器が落下しないように制限し壊れやすい面を支持する溝である。缶の場合、この部品は、継ぎ目の出縁に隣接する直径が細くなった部分であってもよい。プラスチックびんの場合、この部品は、びんの首に繋がる先細り形状の上側の肩部分であってもよい。好ましくは、タブ2106は、容器をキャリア2100に挿入するときには偏向するが容器をキャリア2100から取出したときには撓んで適所に戻るのに十分な可撓性を有する。
例示の実施の形態を示し説明してきたが、本開示の精神および範囲から逸脱することなくこれら実施の形態にさまざまな変更を加えることができることがわかるであろう。
図1および図2を参照して、本開示の実施の形態に従う代表的な袋キャリア20が示される。図1の例示の実施の形態において、袋キャリア20は、回転殺菌装置R(回転殺菌装置等の回転システムのその他の代表的な構成および設計については図18〜図20も参照のこと)において使用されるときに、円筒形の缶のように機能するように設計される。図2からわかるように、袋キャリア20は、第1および第2の円形の端部22および24と、円筒形の外殻部26とを有する。第1の端部22は、袋Pを受けるための複数のスリーブ開口28を含む(図参照)。
次に図3〜図5を参照して、代替の実施の形態としての袋キャリア100が示される。この実施の形態は、外殻に関する相違点を除いて、図および図に示される袋キャリア20と実質的に同様である。この点について、図3〜図5の例示の実施の形態では、キャリア100に外殻はなく、袋スリーブ110の構造を定めるキャリアの本体部112が露出している。図2に示される袋キャリア20と同様、図3〜図5に示される袋キャリア100も、一体型の組立体として適切に構成される。図3〜図5の袋キャリア100は外殻を含まないが、第1および第2の円形の端部102および104(第1および第2の端部102および104の外周から延びる任意の外部リップ114を含み得る。図4および図5参照)によって、キャリア100を転動させることができる。
図4および図5の本体部112の断面図を参照して、スリーブ開口108およびスリーブ110は、袋Pを傷付けずに袋Pを静かに素早く装填できる大きさにされている。この点について、スリーブ開口108およびスリーブ110自体が、袋Pを受けるのに適切な大きさおよび形状にされる。スリーブ110は、袋Pの内容物を調節して袋の厚みをその長さに沿って実質的に均一にするように設計されてもよい。この点について、スリーブ110の寸法によって、袋の内容物に十分な抵抗を与え袋の内容物を静かに「圧迫する」ことにより、袋キャリア100の移動中であっても(たとえば図1に示される回転殺菌装置内での移動参照)袋Pをスリーブ110内で効果的に保持できる。図4を参照して、示されている袋キャリア100は、大きな2つの袋Pを保持している。図5を参照して、示されている袋キャリア100は、より小さい4つの袋Pを、各スリーブ110に2つ積重ねて支えている。
図6Aの例示の実施の形態において、スリーブ外壁220は、ヒンジ222によって本体部212の第2の端部204に連結されている。本体部212の第1の端部202に隣接する付勢部材224(圧縮コイルばねまたはその他の種類の付勢部材等)は、(図6Aに示される平行の壁位置のように)通常は閉じた位置で付勢されている。装填および取出し時に、静止カムまたは引張アクチュエータ等の引張装置Dを使用してハンドル226と係合させて外壁220を開いた位置まで引張ることができる。袋Pの装填後、外壁220が閉じた位置に移動するときに袋Pの膨らみが外壁220に抵抗することで、袋を静かに「圧迫された」位置で保持し得る。
なお、スリーブ外壁220が開いた位置にあるとき、本体部212の第1の端部202の開口208が通常の付勢された閉じた位置よりも大きいので、袋を装填することができる。図6Bを参照して、本体部212の第1の端部202の開口208は、任意のリップ214を含み得る。このリップ214は、外壁220から内側に延びてスリーブ210における袋Pの保持をさらに支援する。
キャリア300はさらに、第1のスリーブ壁330の閉じた位置までの移動距離を制限する、調整可能な止め具(図示せず)を含み得る。非限定例として、調整可能な止め具は、第1のスリーブ壁330に取付けられ静止壁340の孔338を通るボルトまたはねじ切りされた鋲であってもよい。調整可能な止め具は、たとえば、静止壁340によってまたは静止ブラケット334のうちの少なくとも1つによって支えられて静止壁340または静止ブラケット334のうちの少なくとも1つに対する第のスリーブの移動距離を制限する、調整可能なナットを含む。
次に図29を参照して、スリーブ1810も、容器1800の中心の縦軸から径方向に延びるように配置される。しかしながら、図28の実施の形態との相違点は、スリーブ1810が容器1800の円筒外面1816からアクセスされる点である。複数の孔1812を有する任意の円筒形キャップ部1814を容器1800の円筒外面1816に固定できる。キャップ部1814の整列した孔1812を通して袋Pをスリーブ1810に収容した後、キャップ部114を容器1800およびスリーブ1810に対して回してキャップ部1814の孔1812をスリーブ1810からずらしてもよい。このようにずらすと、処理中スリーブ1810の中で袋Pを維持し易い。

Claims (53)

  1. 容器を回転処理システム内で処理するための容器用キャリアであって、前記キャリアは、
    (a)少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントを定めるキャリア本体を備え、前記キャリアは転動可能であり、
    (b)前記少なくとも1つの容器を前記少なくとも1つのコンパートメント内で維持するため、かつ、前記少なくとも1つの容器の前記少なくとも1つのコンパートメント内における移動を制限するための保持システムを備える、キャリア。
  2. キャリアに容器を装填する方法であって、前記方法は、
    (a)少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントを定めるキャリアと、前記少なくとも1つの容器を前記少なくとも1つのコンパートメント内で維持するための保持システムとを取得するステップと、
    (b)前記少なくとも1つの容器を前記少なくとも1つのコンパートメントに装填するステップと、
    (c)前記保持システムを稼働させて前記少なくとも1つの容器の前記少なくとも1つのコンパートメント内における移動を制限するステップとを含む、方法。
  3. 前記キャリアは実質的に円筒形である、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  4. 前記キャリアは実質的に円形の端部を有する、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  5. 前記保持システムは、保持装置と、前記保持装置を保持位置と装填位置との間で付勢するための付勢部材とを含む、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  6. 前記保持システムは前記キャリア本体から離れない、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  7. 前記付勢部材は通常前記保持位置で付勢される、請求項5に記載のキャリアまたは方法。
  8. 前記付勢部材は通常前記装填位置で付勢される、請求項5に記載のキャリアまたは方法。
  9. 前記付勢部材は板ばねである、請求項5に記載のキャリアまたは方法。
  10. 前記付勢部材はばねである、請求項5に記載のキャリアまたは方法。
  11. 前記保持システムはさらにヒンジを含み、保持装置は前記ヒンジを中心として保持位置と装填位置との間で回動する、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  12. 前記保持システムは、位置制限アセンブリを含む、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  13. 前記位置制限アセンブリは、少なくとも第1の位置で固定し得る、請求項12に記載のキャリアまたは方法。
  14. 前記位置制限アセンブリは、少なくとも第1の位置と第2の位置で固定し得る、請求項12に記載のキャリアまたは方法。
  15. 前記位置制限アセンブリは、少なくとも第1の位置と第2の位置と第3の位置で固定し得る、請求項12に記載のキャリアまたは方法。
  16. 前記少なくとも1つの容器は可動内容物を有する可撓性容器である、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  17. 前記保持システムは、前記容器に抗して抵抗を与えて可動内容物を前記少なくとも容器全体に実質的に均一に分散させる、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  18. 前記少なくとも1つの容器は壊れやすい容器である、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの容器は不定形の容器である、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  20. 前記コンパートメントはスリーブである、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  21. 前記保持システムは第1および第2のコンパートメントを含み、前記第1および第2のコンパートメントは、開いた位置と閉じた位置との間でヒンジで互いに結合され前記閉じた位置で円筒形を定める、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  22. 前記キャリア本体は、本体部と第1および第2の端部とを有し、前記保持システムは前記少なくとも1つの容器の第1および第2の端部とのみ相互作用する、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  23. 前記少なくとも1つのコンパートメントは、びん、浅型容器、袋、および積層容器からなる群から選択される1つ以上の容器を収容するように構成される、請求項1に記載のキャリアまたは請求項2に記載の方法。
  24. 前記少なくとも1つの容器を前記少なくとも1つのコンパートメントに装填する前に保持システムを稼働不能にするステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  25. 容器を回転処理システム内で処理するための容器用キャリアであって、前記キャリアは、
    (a)少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントを定めるキャリア本体と、
    (b)前記キャリア本体のための取外し可能な外殻とを備える、キャリア。
  26. 前記キャリアは実質的に円筒形である、請求項25に記載のキャリア。
  27. 前記キャリアは実質的に円形の端部を有する、請求項25に記載のキャリア。
  28. 前記少なくとも1つの容器を前記少なくとも1つのコンパートメント内で維持するためかつ前記少なくとも1つの容器の前記少なくとも1つのコンパートメント内における移動を制限するための保持システムをさらに備える、請求項25に記載のキャリア。
  29. 前記少なくとも1つの容器は壊れやすい容器である、請求項25に記載のキャリア。
  30. 前記少なくとも1つの容器は不定形の容器である、請求項25に記載のキャリア。
  31. 前記コンパートメントはスリーブである、請求項25に記載のキャリア。
  32. 前記少なくとも1つのコンパートメントは、びん、浅型容器、袋、および積層容器からなる群から選択される1つ以上の容器を収容するように構成される、請求項25に記載のキャリア。
  33. 前記少なくとも1つの容器は可動内容物を有する可撓性容器である、請求項25に記載のキャリア。
  34. キャリアに容器を装填する方法であって、前記方法は、
    (a)開いた位置と閉じた位置との間でヒンジで互いに結合され前記閉じた位置にあるときに円筒形を定める第1および第2のコンパートメントを定めるキャリアを取得するステップと、
    (b)前記第1および第2のコンパートメントを前記開いた位置に配置し少なくとも1つの容器を前記第1および第2のコンパートメントのうちのいずれかに収容するステップと、
    (c)前記少なくとも1つの容器の、前記第1および第2のコンパートメントのうちのいずれかの中における移動を制限するステップと、
    (d)前記第1および第2のコンパートメントを前記閉じた位置でヒンジで結合することによりキャリアを定めるステップとを含む、方法。
  35. 容器を回転処理システム内で処理する方法であって、前記方法は、
    (a)少なくとも1つの容器をキャリアの中に配置するステップと、
    (b)少なくとも1つのキャリアを前記回転システムに収容するステップとを含む、方法。
  36. 前記回転システムは攪拌リールを含む、請求項35に記載の方法。
  37. 前記回転システムは非攪拌リールを含む、請求項35に記載の方法。
  38. 前記回転システムは回転殺菌装置である、請求項35から37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントと、前記少なくとも1つの容器を前記少なくとも1つのコンパートメント内で維持するための保持システムとを有するキャリアから、容器を取出すためのシステムであって、前記システムは、
    (a)前記キャリアを制御された経路で運ぶためのコンベアアセンブリと、
    (b)前記少なくとも1つのコンパートメントを開くための取出しアセンブリとを備える、システム。
  40. 前記コンベアアセンブリは、前記キャリアを、前記キャリアの第1の端部と第2の端部のうちの少なくとも一方を支持することによって支持する、請求項39に記載のシステム。
  41. 前記コンベアアセンブリは前記キャリアを回転させない、請求項39に記載のシステム。
  42. 前記開かれた少なくとも1つのコンパートメントからの前記少なくとも1つの容器を収容するための容器収容アセンブリをさらに備える、請求項39に記載のシステム。
  43. 前記コンベアシステムは側方に間隔をおいて配置された第1および第2のコンベアを含む、請求項39に記載のシステム。
  44. 前記コンパートメントは開放可能な端部を有し、前記キャリアは、前記開放可能な端部が実質的に下向きである状態で、収容される、請求項39に記載のシステム。
  45. 前記取出しアセンブリは前記保持システムを稼働不能にする、請求項39に記載のシステム。
  46. 重力が前記少なくとも1つの容器の前記少なくとも1つのコンパートメントからの放出を支援する、請求項39に記載のシステム。
  47. 前記取出しアセンブリは間欠取出しアセンブリである、請求項39に記載のシステム。
  48. 前記取出しアセンブリは連続取出しアセンブリである、請求項39に記載のシステム。
  49. 前記少なくとも1つの容器を収容するための収容アセンブリをさらに備える、請求項39に記載のシステム。
  50. 容器をキャリアから取出す方法であって、前記方法は、
    (a)コンベアアセンブリ上において、少なくとも1つの容器を収容するための少なくとも1つのコンパートメントと、前記少なくとも1つの容器を前記少なくとも1つのコンパートメント内で維持するための保持システムとを有するキャリアを収容するステップを含み、前記コンベアアセンブリは、前記キャリアを制御された経路で運ぶように構成され、
    (b)前記少なくとも1つのコンパートメントを開くステップを含む、方法。
  51. 前記コンベアアセンブリは、前記キャリアの第1の端部および第2の端部のうちの少なくとも一方を支持することによって前記キャリアを支持する、請求項50に記載の方法。
  52. 前記コンベアアセンブリは前記キャリアを回転させない、請求項50に記載の方法。
  53. 前記開かれた少なくとも1つのコンパートメントからの前記少なくとも1つの容器を収容するステップをさらに含む、請求項50に記載の方法。
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