JP3037019U - 荷運搬用キャリー - Google Patents

荷運搬用キャリー

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チヨ 岡部
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株式会社岡部ロック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大きさの異なる物品をサイズ別に収納して運搬
することができ、物品の出入れが容易に行える荷運搬用
キャリーを提供する。 【解決手段】キャリー本体の下段側に積載された大型の
収納容器には、例えば、野菜、魚、肉等の大きな物品を
収納し、その上段側に積載された小型の収納容器には、
例えば、果物、パック製品、調味料等の小さな物品を収
納して運搬するので、各収納容器に収納される物品の重
量が軽くなり、運搬時に於いて、物品が変形したり、折
れたり、傷付いたりせず、物品の品質及び商品価値が損
なわれるのを防止することができる。且つ、サイズ別に
物品を収納するので、必要な物品のみを取出したり、サ
イズ別に仕分けする作業が容易に行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、野菜類、魚類、肉類、果物類、加工食品等の物品を運搬 するときに用いられる荷運搬用キャリーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような物品を運搬するために用いられるキャリーとしては、例 えば、野菜、魚、肉等の物品をキャリー本体に取付けられた袋状又は網状の収納 部に一括収納して運搬するキャリーがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したキャリーは、一つの収納部に、大きさの異なる様々な物品を 一括収納して運搬するので、収納部の底部に収納された物品に、その上位側に収 納された全物品の荷重が付与されるため、底部に収納された物品が変形したり、 折れたり、傷付いたりして、商品価値が損なわれてしまう。また、包装体の一部 が破れやすく、その破れた部分から魚や肉等の汁が滴り落ちるため、食品の鮮度 を維持することが困難であるという問題点を有している。
【0004】 且つ、収納部に収納された大きな物品間に小さな物品が嵌まり込んでいたり、 その大きな物品の下に小さな物品が隠れていたりするため、小さな物品のみを収 納部から取出すことが非常に困難であり、全物品を収納部から一旦取出さなけれ ばならず、サイズ別に物品を取出したり、仕分けするのに手間及び時間が掛かる という問題点を有している。
【0005】 この考案は上記問題に鑑み、キャリー本体の上下段に積載された大型及び小型 の収納容器に大きさの異なる物品をサイズ別に収納して運搬するので、物品の品 質及び商品価値が損なわれるのを防止できると共に、必要な物品を出入れする作 業が簡単且つ容易に行える荷運搬用キャリーの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、キャリー本体の下端側前後部に各走行輪を取付け、該 キャリー本体の中央部に物品を収納するための収納容器を取付けた荷運搬用キャ リーであって、上記キャリー本体に形成した両側枠部の下位側対向面間に収納容 積の大きな収納容器を積載し、該両側枠部の上位側対向面間に上記大型の収納容 器よりも収納容積の小さい収納容器を積載した荷運搬用キャリーであることを特 徴とする。
【0007】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記キャリー本体 の両側枠部に、上記収納容器が水平状態に支持される間隔に隔てて各受け部を平 行に架設すると共に、該各受け部の対向側上縁部に上記大型及び又は小型の収納 容器を前後移動可能に積載した荷運搬用キャリーであることを特徴とする。
【0008】 請求項3記載の考案は、上記請求項1又は請求項2記載の構成と併せて、上記 大型及び又は小型の収納容器の開口側周縁部に把持部を上下回動可能に取付けた 荷運搬用キャリーであることを特徴とする。
【0009】 請求項4記載の考案は、上記請求項1,2又は請求項3記載の構成と併せて、 上記大型及び又は小型の収納容器の開口部に、該開口部全体が閉塞される大きさ に形成した蓋体を開閉可能に取付けた荷運搬用キャリーであることを特徴とする 。
【0010】 請求項5記載の考案は、上記請求項1又は請求項2記載の構成と併せて、上記 キャリー本体の両側枠部を、上記前後の各走行輪が互いに近接される閉状態と、 該各走行輪が所定間隔に離間される開状態とに折畳み可能に設けた荷運搬用キャ リーであることを特徴とする。
【0011】 請求項6記載の考案は、上記請求項1又は請求項2記載の構成と併せて、上記 大型及び又は小型の収納容器を、方形に形成された底部の一側対向辺及び他側対 向辺に各壁部を起伏可能に連結し、上記各壁部の対向側縁部に、該各壁部の対向 側縁部を直交した状態に係止固定する固定具を設けた運搬用キャリーであること を特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1記載の荷運搬用キャリーは、キャリー本体に積載された大型の収納容 器に、例えば、野菜、魚、肉等の大きな物品を収納し、小型の収納容器に、例え ば、果物、パック製品、調味料等の小さな物品を収納して運搬するので、各収納 容器に収納される物品の重量が軽くなり、底部側の物品が変形したり、折れたり 、傷付いたりせず、物品の品質及び商品価値が損なわれるのを防止することがで きる。且つ、サイズ別に物品を収納するので、必要な物品のみを取出したり、サ イズ別に仕分けする作業が容易に行える。
【0013】 請求項2記載の荷運搬用キャリーは、上記請求項1記載の作用と併せて、キャ リー本体の両側枠部に架設した各受け部に沿って大型及び又は小型の各収納容器 を前後方向に移動させ、或いは、上下段の各収納容器を相反する方向に移動させ て、大型収納容器の開口部を物品の出入れが許容される大きさに開放して物品を 収納し、小型収納容器には上方から物品を収納するので、大型の収納容器を引抜 いたり、小型の収納容器を取外したりせずに、大型の収納容器に対して物品を出 入れする作業が容易に行える。
【0014】 請求項3記載の荷運搬用キャリーは、上記請求項1又は請求項2記載の作用と 併せて、大型及び又は小型の収納容器に取付けられた把持部を利用者の手で把持 して持ち運ぶことにより、例えば、ショッピング時に於いて、物品を入れるため のカゴとして用いたり、多数個の物品を持ち運ぶときに大変便利である。
【0015】 請求項4記載の荷運搬用キャリーは、上記請求項1,2又は請求項3記載の作 用と併せて、大型及び又は小型の収納容器の開口部を蓋体により閉塞して運搬す るので、運搬途中に於いて、物品が飛び出したり、盗まれたりするのを確実に防 止できる。
【0016】 請求項5記載の荷運搬用キャリーは、上記請求項1又は請求項2記載の作用と 併せて、キャリー本体を構成する両側枠部を、前後の各走行輪が互いに近接され る閉状態に折畳むので、従来例のキャリーよりも嵩低くなり、保管スペースが小 さくて済み、保管及び携帯に便利となる。
【0017】 請求項6記載の荷運搬用キャリーは、上記請求項1又は請求項2記載の作用と 併せて、各固定具による固定を解除した後、大型及び又は小型の収納容器を構成 する底部上面と対向する方向に、一側対向辺に連結された各壁部を先に折畳み、 他側対向辺に連結された各壁部を続いて折畳むことにより、組立て時よりも嵩低 くなり、保管及び携帯にするのに便利となる。
【0018】
【考案の効果】
この考案によれば、キャリー本体の上下段に積載された大型及び小型の各収納 容器に、例えば、野菜類、魚類、肉類、果物類、加工食品等の大きさ及び形状の 異なる物品をサイズ別に収納して運搬するので、各収納容器に収納される物品の 重量が軽くなり、底部側の物品が変形したり、折れたり、傷付いたりせず、物品 の品質及び商品価値が損なわれるのを防止することができると共に、サイズ別に 物品を収納するので、必要な物品のみを取出したり、サイズ別に仕分けする作業 が容易に行える。且つ、大型及び又は小型の収納容器を前後方向に移動させ、或 いは、各収納容器を相反する方向に移動させて、大型収納容器の開口部を物品を 出入れ可能な状態に開放して物品を収納するので、大型収納容器を引抜いたり、 小型収納容器を取外したりせずに、大型収納容器に対して物品を出入れする作業 が簡単且つ容易に行える。
【0019】 しかも、キャリー本体を利用者の手で走行移動させて、各収納容器に収納され た多数個の物品を一括運搬すると共に、大型及び又は小型の収納容器に取付けら れた把持部を利用者の手で把持して持ち運ぶことにより、例えば、ショッピング 時に於いて、物品を入れるためのカゴとして用いたり、多数個の物品を持ち運ぶ ときに便利である。また、大型及び又は小型の収納容器の開口部を蓋体により閉 塞して運搬するので、運搬途中に於いて、物品が飛び出したり、盗まれたりする のを確実に防止できる。また、収納容器を閉塞する蓋体上面に腰掛けることで、 老人が休憩するのに便利である。
【0020】 さらに、キャリー本体の両側枠部を前後の各走行輪が互いに近接される閉状態 に折畳むので、従来例のキャリーよりも嵩低くなり、保管スペースが小さくて済 み、保管及び携帯に便利である。且つ、大型及び又は小型の収納容器を構成する 底部上面と対向する方向に各辺に連結された各壁部を折畳むので、組立て時より も嵩低くなり、保管スペースが小さくて済み、保管及び携帯するのに大変便利と なる。
【0021】
【実施例】
図面は網状に形成された金属製の各収納容器に大きさの異なる物品をサイズ別 に収納して運搬する荷運搬用キャリーを示し、図1、図2、図3に於いて、この 荷運搬用キャリー1は、キャリー本体2と、大型の収納容器3と、小型の収納容 器4とから構成される。
【0022】 上述したキャリー本体2は、上下逆U字形に形成した支持枠5の両側枠部5a ,5a間を後述する各収納容器3,4の横幅よりも若干幅広となる間隔に離間す ると共に、両側枠部5a,5aの下端部対向面間に支軸6を軸架し、その支軸6 の突出側両端部を、小径に形成した各走行輪7,7の中心部に挿通固定して、各 走行輪7,7を自由回転可能に軸受している。且つ、両側枠部5a,5aの中央 部対向面間に支軸8を軸架し、その支軸8の突出側両端部に各揺動枠9,9の上 端部9a,9aを前後揺動可能に枢着すると共に、各揺動枠9,9の下端部9b ,9b間に支軸10を軸架し、その支軸10の突出側両端部を、大径に形成した 各走行輪11,11の中心部に挿通固定して、各走行輪11,11を自由回転可 能に軸受している。且つ、支持枠5の湾曲側端部5bには、例えば、合成ゴム、 皮革等の接触抵抗の大きい材質で形成した把持部12を周設している。
【0023】 且つ、両側枠部5a,5aの下端部対向面に、後述する大型の収納容器3を載 置するための各受け部13,13を架設し、その上位側の中央部対向面に、後述 する小型の収納容器4を載置するための各受け部14,14を架設すると共に、 各受け部13,13及び14,14の前端部は、前部側に配設した各可動枠15 ,15の上下端部に夫々枢着され、各受け部13,13及び14,14の後端部 は、後部側に配設した各可動枠16,16の上下端部に夫々枢着されている。
【0024】 上述した各受け部13,13は、各可動枠15,15の下端部間に軸架した支 軸17と、各可動枠16,16の下端部間に軸架した支軸18との間に、大型の 収納容器3の底面側両縁部が水平状態に載置される間隔に隔てて架設され、一方 、各受け部14,14は、各可動枠15,15の上端部間に軸架した支軸19と 、各可動枠16,16の上端部間に軸架した支軸20との間に、両側枠部5a, 5aの中央部対向面に軸架した支軸8の両端部を各受け部14,14の中央部対 向面に対して回転可能に挿通している。小型の収納容器4の底面側両縁部が水平 状態に載置される間隔に隔てて架設され、各受け部13,13には、収納容積の 大きな大型の収納容器3が前後方向に対して出入れ可能に載置され、各受け部1 4,14には、大型の収納容器3よりも収納容積の小さい小型の収納容器4が前 後方向に対して出入れ可能に載置される。
【0025】 各可動枠15,15の下端部は、両側枠部5a,5aの外周面上に遊嵌した合 成樹脂製の各摺動部材21,21に連結され、各摺動部材21,21は、両側枠 部5a,5aの外周面に対して上下移動可能に遊嵌され、折畳み位置と組立て位 置とに移動規制される。一方、各可動枠16,16の下端部16a,16aは、 図4に示すように、両側枠部5a,5a間に架設した支軸17及び各揺動枠9, 9間に架設した支軸10の上部周面と合致する凹面形状に形成され、下端部16 a,16aと支軸6とを係合固定することで、各揺動枠9,9が閉角した位置( 折畳み形態)に回動固定され、下端部16a,16aと支軸10とを係合固定す ることで、各揺動枠9,9が開角した位置(組立て形態)に回動規制される。支 軸8を支点として各揺動枠9,9を支持枠5側に揺動し、各受け部13,13及 び14,14と、各可動枠15,15及び16,16とを屈曲することで、図3 に示す状態にキャリー本体2を折畳むことができる。
【0026】 前述した大型の収納容器3は、図5に示すように、例えば、長方形に形成した 底部22の短辺側縁部に各壁部23,23を起立した状態に固定し、長辺側縁部 に各壁部24,24を起立した状態に固定すると共に、各壁部23,24の対向 側縁部を直交した状態に固定して上面開放形態に組立てられている。且つ、各壁 部24,24の上側枠部には、上下逆U字形に形成した把持部25の両端部25 a,25aを上下回動可能に枢着し、同収納容器3の上面側開口部3aには、開 口部3a全体が閉塞される大きさ及び形状に形成した蓋部26を開閉可能に取付 けている。蓋部26は、開口部3aの1/2が閉塞される大きさに形成した各蓋 体26a,26aの対向側縁部を各連結具27,27により上下回動可能に連結 し、各壁部23,23の上側枠部に、各蓋体26a,26aの開閉側縁部に取付 けた各閉塞具28,28を係合して閉状態に固定する。一方の蓋体26aに取付 けた閉塞具28を固定解除することで、同側の蓋体26aのみを開放することが できる。且つ、各閉塞具28,28を固定解除することで、蓋部26全体を取外 すことができる。
【0027】 前述した小型の収納容器4は、図6に示すように、上述した大型の収納容器3 と略同一構造に形成され、底部32の短辺側縁部に各壁部33,33を起立した 状態に固定し、長辺側縁部に各壁部34,34を起立した状態に固定すると共に 、各壁部33,34の対向側縁部を直交した状態に固定して上面開放形態に組立 てられている。且つ、各壁部34,34の上側枠部には、上下逆U字形に形成し た把持部35の両端部35a,35aを上下回動可能に枢着し、同収納容器4の 上面側開口部4aには、開口部4a全体が閉塞される大きさ及び形状に形成した 蓋部36を開閉可能に取付けている。蓋部36は、開口部の1/2以上が閉塞さ れる大きさに形成した蓋体36aと、残りの部分が閉塞される大きさに形成した 蓋体36aとの対向側縁部を各連結具27,27により上下回動可能に連結し、 各壁部33,33の上側枠部に、各蓋体36a,36aの開閉側縁部に取付けた 各閉塞具28,28を係合して閉状態に固定する。通常は、小さい方の蓋体36 aに取付けた閉塞具28を固定解除して開放するが、大きい方の蓋体36aに取 付けた閉塞具28を固定解除して開放してもよく、各閉塞具28,28を固定解 除することで、蓋部36全体を取外すことができる。
【0028】 前述した閉塞具28は、図7に示すように、蓋部26又は36を構成する蓋体 26a又は36aの開閉側縁部に具本体28aを回動不可に固定し、同具本体2 8aに形成した切欠き部28bに係止爪29を回動可能に軸支すると共に、同係 止爪29の軸支部分に巻回したバネ部材30の弾性により、壁部23又は33の 上側枠部に対して係止される方向に回動付勢している。
【0029】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、荷運搬用キャリー1を構 成する各収納容器3,4に大きさの異なる物品(図示省略)を収納して運搬する ときの方法を説明する。 先ず、図1に示すように、キャリー本体2の上下段に積載された大小の各収納 容器3,4を前後方向に移動又は引抜いた後、各収納容器3,4の各開口部3a ,4aに取付けられた各蓋部26,36の一部又は全部を開放して、大型の収納 容器3には、例えば、野菜、魚、肉等の大きな物品を収納し、小型の収納容器4 には、例えば、果物、パック製品、調味料等の小さな物品を収納して運搬するの で、各収納容器3,4に収納される物品の重量が軽くなり、底側の物品が変形し たり、折れたり、傷付いたりせず、物品の品質及び商品価値が損なわれるのを防 止することができる。且つ、サイズ別に物品を収納するので、必要な物品のみを 取出したり、サイズ別に仕分けする作業が容易に行える。
【0030】 また、下段側に積載された大型の収納容器3には、各収納容器3,4の一方を 前後方向に移動させ、或いは、各収納容器3,4を相反する方向に移動させて、 収納容器3の開口部3aに取付けられた蓋部26を開放して物品を出入れする。 上段側に積載された小型の収納容器4には、開口部4aに取付けられた蓋部36 の小さい方の蓋体36aを開放して物品を出入れするので、大型の収納容器3を 引抜いたり、小型の収納容器4を取外したりせずに、大型の収納容器3に対して 物品を出入れする作業が簡単且つ容易に行える。
【0031】 しかも、キャリー本体2の把持部12を利用者の手で把持して全体を走行移動 させるので、各収納容器3,4に収納された多数個の物品を一括して運搬するこ とができる。且つ、大型の収納容器3に取付けられた各把持部25,25と、小 型の収納容器4に取付けられた各把持部35,35とを利用者の手で把持して持 ち運ぶことにより、例えば、ショッピング時に於いて、物品を入れるためのカゴ として用いたり、多数個の物品を持ち運ぶときに便利である。
【0032】 さらに、収納容器3の開口部3aを蓋部26により閉塞し、収納容器4の開口 部4aを蓋部36により閉塞して運搬するので、運搬途中に於いて、物品が飛び 出したり、盗まれたりするのを確実に防止できる。また、大型の収納容器3を閉 塞する蓋部36上面に腰掛けることで、老人が休憩するのに便利である。
【0033】 保管時に於いて、各可動枠16,16の下端部16a,16aと支軸10との 係合を解除した後、支軸8を支点として各揺動枠9,9を支持枠5側に揺動させ 、各可動枠16,16の下端部16a,16aと支軸17とを互いに係合固定す ると共に、各受け部13,13及び14,14と、各可動枠15,15及び16 ,16とを屈曲することで、図3に示す状態にキャリー本体2を折畳むことがで き、従来例のキャリーよりも嵩低くなり、保管スペースが小さくて済み、保管及 び携帯するのに便利である。
【0034】 図8、図9は上述した大型の収納容器3を折畳み可能に構成した他の例を示し 、底部22の短辺側縁部には各連結具37…を介して各壁部23,23の下縁部 が連結され、底部22の長辺側縁部には各連結具38…を介して各壁部24,2 4の下縁部が連結され、各壁部23,24は、底部22上面に対して鉛直に起立 される起立状態と、底部22上面に対して水平に対向される水平状態とに起伏回 動される。且つ、各連結具37…は、各壁部23,23を上下段違いに折畳み許 容される状態に支持し、各連結具38…は、各壁部24,24を先に折畳まれた 各壁部23,23上面に対して上下段違いに折畳み許容される状態に支持してい る。壁部23の両側枠部には鉤状の各係止具39,39が夫々固定され、各係止 具39,39に形成した凹状の各係止部39a,39aを、壁部23の一側枠部 と対向する壁部24の一側枠部に対して強制的に嵌込み固定して、各壁部23, 24の対向側縁部を直角した状態に連結固定する。
【0035】 折畳み時に於いて、蓋部26及び各把持部25,25を取外した後、各係止具 39…による固定を解除して、底部22上面と対向する方向に各壁部23,23 を先に折畳んだ後、各壁部23,23上面側に各壁部24,24を続いて折畳む ことで、所定の折畳み形態に折畳むことができる。組立て時に於いて、各壁部2 4,24を先に起立させ、各壁部23,23を続いて起立させた後、各壁部23 ,23と各壁部24,24との対向縁部を各係止具39…により固定することで 、上面開放形態に組立てることができる。上述した実施例と同様に、大きさの異 なる物品をサイズ別に収納して運搬することができると共に、保管時に於いて、 大型の収納容器3を構成する各壁部23,23及び24,24を折畳むので、組 立て時よりも嵩低くなり、保管スペースが小さくて済み、保管及び携帯するのに 便利である。
【0036】 また、各壁部23,23と各壁部24,24とを夫々同一高さに折畳み可能に 取付けるもよく、上下段違いに折畳むよりも嵩低くなり、保管及び携帯に便利と なる。また、上述した大型の収納容器3と同様にして、小型の収納容器4を折畳 み可能に構成してもよい。
【0037】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の両側枠部は、実施例の支持枠5の各枠部5a,5a及び各揺動枠9 ,9に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0038】 上述した実施例では、キャリー本体2を構成する各可動枠16,16の下端部 16a,16aを支軸10に係合して折畳み形態を保持するが、例えば、紐部材 、面ファスナ、磁石等の固定手段により折畳み形態を保持してもよい。
【0039】 さらに、網状に形成した各収納容器3,4の代わりに、例えば、合成樹脂、金 属、木材等の材質で形成した容器を用いたり、或いは、布又は皮で囲繞された容 器を用いるもよく、実施例の材質及び構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 荷運搬用キャリーに大小の収納容器を載置し
た状態を示す側面図。
【図2】 大小の各収納容器を載置した状態を示す正面
図。
【図3】 キャリー本体の折畳み状態を側面図。
【図4】 後側走行輪の軸受部分を示す側面図。
【図5】 大型の収納容器の取外し状態を示す斜視図。
【図6】 小型の収納容器の取外し状態を示す斜視図。
【図7】 閉塞具の内部構造を示す縦断側面図。
【図8】 大型の収納容器を折畳み可能に構成した他の
例を示す斜視図。
【図9】 大型の収納容器の折畳み状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…荷運搬用キャリー 2…キャリー本体 3,4…収納容器 3a,4a…開口部 5…支持枠 5a…枠部 7,11…走行輪 9…揺動枠 12…把持部 13,14…受け部 15,16…可動枠 21…摺動部材 22,32…底部 23,24,33,34…壁部 25,35…把持部 26,36…蓋部 26a,36a…蓋体 27…連結具 28…閉塞具 29…係止爪 30…バネ部材 37,38…連結具 39…係止具

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリー本体の下端側前後部に各走行輪を
    取付け、該キャリー本体の中央部に物品を収納するため
    の収納容器を取付けた荷運搬用キャリーであって、上記
    キャリー本体に形成した両側枠部の下位側対向面間に収
    納容積の大きな収納容器を積載し、該両側枠部の上位側
    対向面間に上記大型の収納容器よりも収納容積の小さい
    収納容器を積載した荷運搬用キャリー。
  2. 【請求項2】上記キャリー本体の両側枠部に、上記収納
    容器が水平状態に支持される間隔に隔てて各受け部を平
    行に架設すると共に、該各受け部の対向側上縁部に上記
    大型及び又は小型の収納容器を前後移動可能に積載した
    請求項1記載の荷運搬用キャリー。
  3. 【請求項3】上記大型及び又は小型の収納容器の開口側
    周縁部に把持部を上下回動可能に取付けた請求項1又は
    請求項2記載の荷運搬用キャリー。
  4. 【請求項4】上記大型及び又は小型の収納容器の開口部
    に、該開口部全体が閉塞される大きさに形成した蓋体を
    開閉可能に取付けた請求項1,2又は請求項3記載の荷
    運搬用キャリー。
  5. 【請求項5】上記キャリー本体の両側枠部を、上記前後
    の各走行輪が互いに近接される閉状態と、該各走行輪が
    所定間隔に離間される開状態とに折畳み可能に設けた請
    求項1又は請求項2記載の荷運搬用キャリー。
  6. 【請求項6】上記大型及び又は小型の収納容器を、方形
    に形成された底部の一側対向辺及び他側対向辺に対して
    各壁部を起伏可能に連結すると共に、上記各壁部の対向
    側縁部に、該各壁部の対向側縁部を直交した状態に係止
    固定する固定具を取付けた請求項1又は請求項2記載の
    荷運搬用キャリー。
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