JP2014529038A - 可変圧縮比を有する内燃機関の燃焼室のためのピストン機構 - Google Patents

可変圧縮比を有する内燃機関の燃焼室のためのピストン機構 Download PDF

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Abstract

本発明は、可変圧縮比を有する内燃機関の燃焼室のための、殊にシリンダのためのピストン機構(12)であって、ピストン(14)を備え、燃焼室に割り当てられた圧縮比を可変調節するための装置(36)を備え、及びピストンピン(10)を備え、ピストンピン(10)は、各連結領域(22、24)を介してピストン(14)と接続され、ピストンピン(10)を介してピストン(14)と内燃機関のコネクティングロッド(16)とが接続可能であるピストン機構(12)に関し、その際、装置(36)がピストンピン(10)を含み、ピストンピン(10)がピストンピン(10)の連結領域(22)に関して偏心配置された少なくとも1つの偏心エレメント(23)を有し、偏心エレメント(23)を介してピストンピン(10)がコネクティングロッド(16)と接続可能である。

Description

本発明は、請求項1記載の上位概念による、可変圧縮比を有する内燃機関の燃焼室のためのピストン機構に関する。
特許文献1は、内燃機関エンジンのための可変圧縮レベルを有するトランクピストンを明らかにしていて、このトランクピストンにおいて、ピストンリング部分の少なくとも一部を有するピストンボトムが、ピストンピンを収容する底部に、軸方向に相対してスライド可能に配置されている。このトランクピストンにおいて、圧力オイルを充填可能な互いに連結された2つのチャンバが備えられていて、そのチャンバのそれぞれの容量は、ピストンボトムの相対スライドの際に、逆の比率で互いに変化し、チャンバのうちの第1のチャンバが制御チャンバとして直接ピストンボトムの下にあり、一方で第2のチャンバが減衰チャンバとして制御チャンバの下に配置されている。更に、このピストンにおいて、圧力オイルはバルブを介して導かれ、このバルブは圧力制限バルブとして構成されていて、制御チャンバとクランクケースに開口するチャンバとの間に配置されている。その際、減衰チャンバはピストンの内側に細区分されて配置されていて、ピストンボトムの中央から出た突出部によって、突出部がその中に噛み合うピストン下部分の中央凹部によって、凹部のピストンボトム側の末端においてこの凹部中へ半径方向に中へ突き出すピストン下部分の襟、これは双方のチャンバを互いに分離するものであるが、この襟によって、並びに突出部の所で取り外せる固定可能なガスケット、このガスケットは突出部とねじ止めされたねじによって保持されているが、このガスケットによって、区切られる。
特許文献2から、可変圧縮レベルを有する内燃機関のためのピストンの制御チャンバへのオイル流入制御装置が公知のものとして参照される。制御チャンバは、内側ピストン部分とこの内側ピストン部分にスライド可能に案内される外側ピストン部分との間に配置されている。この制御チャンバは、内側ピストン部分に配置された、その工程で制御チャンバの方向に開く逆止弁が組み込まれている油穴を介して、内側ピストン部分にオイルリザーブ室を形成する中空ピストンピンを介して連接されたコネクティングロッドのコンロッドブッシュにおけるオイル溝中へ通じ、このオイル溝からコンロッドベアリングにより支持されるコネクティングロッドの軸によって制御オイル溝に通じる長手オイル穴と、クランクピンにおいて制御オイル溝と主オイル穴との間に延びる横穴とを介して内燃機関の潤滑油回路に接続されている。
その際、コンロッドベアリングは、ピストンの外側への運動の最後の三分の一の間の領域で、ピストン供給運動の最後の三分の一まで、横穴が制御オイル溝とオーバーラップするように、その円周の一部を介して制御オイル溝を有していることが予定されている。
更に特許文献3からは、可変圧縮比を有する内燃機関のためのピストンが公知である。このピストンは、第1のピストン部分並びに第2のピストン部分を含み、これらのピストン部分は、圧力媒体、殊に圧力液を供給することが可能であり、その容量を変更可能な少なくとも1つのチャンバを構成して、相対的に互いに運動可能に接続されている。その際、少なくとも1つの切替可能なバルブ装置がピストンのピストンスカートの内側に配置されていて、このバルブ装置によって、第1のチャンバ中の圧力媒体の容量を調節可能である。
ピストンレベル、従って圧縮比のこのような調整に経費がかかることは明白である。
ドイツ国特許第3346967号明細書 ドイツ国特許第3638783号明細書 ドイツ国特許出願公開第102009048172号明細書
本発明の課題は、可変圧縮比を有する燃料室のためのピストン機構を提供することであり、この機構によって、燃焼室の圧縮比を容易に可変調節することが可能になる。
この課題は、請求項1の特徴を有するピストン機構により解決される。本発明の意味ある重要な更なる発展を伴う有利な形態は、請求項2以降に記載されている。
殊に自動車の、殊に往復式ピストン内燃機関として構成された内燃機関の、可変圧縮比を有する燃焼室、殊にシリンダのためのこのようなピストン機構は、ピストン並びに燃焼室に割り当てられた圧縮比(圧縮比率)を可変調節するための装置を含む。更に、このピストン機構はピストンピンを含む。ピストンピンは、各連結領域を介してピストンと接続されている。その際、ピストンピンは、ピストンの例えば収容開口部、殊に貫通開口部中の少なくとも部分領域に収容されている。ピストンは、ピストンピンを介して、内燃機関のコネクティングロッドと特に関節状に接続可能である。
ピストンは、ピストンピン及びコネクティングロッドを介して、内燃機関のクランクシャフトと関節状に接続されえ、従って、燃焼室に関する燃焼室中でのピストンの直進運動が、クランクシャフトの回転運動へと変換されうる。
本発明によれば、装置はピストンピンを含む。その際、ピストンピンは、ピストンピンの連結領域に関して偏心配置された少なくとも1つの偏心エレメントを有し、この偏心エレメントを介して、ピストンはコネクティングロッドと接続可能である。ピストンピンが偏心エレメントを介してコネクティングロッドと接続されていて、かつピストンピンが、コネクティングロッドに関しては少なくとも実質的に直円柱の形で構成された偏心エレメントの長手方向中心軸を中心にして回転し、ピストンに関しては少なくとも実質的に直円柱の形で構成されたピストンピンの少なくとも1つの連結領域の長手方向中心軸を中心にして回転する場合、コネクティングロッドに関する及びピストンに関するピストンピンのこの回転は、ピストンピンの連結領域に関する偏心エレメントの偏心配置故に、燃焼室に配置されたピストンがこれに関するコネクティングロッドの長手伸び方向へ動かされ、殊にスライドされる。
このことは、ピストンとクランクシャフトの回転軸との間の距離の変化を伴う。更に、このことはピストンと燃焼室の燃焼天井との間の距離の変化を伴う。このことにより、燃焼室の圧縮比は変化される。その際、この圧縮比の変化は、殊に容易な、従って低コストで構造空間的に好都合な方法で実現される。
従って、本発明のピストン機構によって、圧縮比を、必要に適合して調節すること、及び内燃機関の異なる作動点へと調節できることが可能になる。これにより、内燃機関は、効果的に、かつ僅かなエネルギー消費、殊に燃料消費で作動されうる。更に、このピストン機構は、圧縮比の調整が可能ではない従来のピストン機構に比べて、非常に高いコンパクト性だけでなく非常に高い同一部品率を有する。このことは、コスト低下に役立つ。
本発明の実施形態では、装置は少なくとも1つの制御エレメントを含む。その際、制御エレメントは、ピストンにおいて、ピストンに関して及びピストンピンに関して、少なくとも2つのポジションの間で可動性である。殊に、この制御エレメントは、ピストンピンの長手方向伸びに対して斜め又は垂直にスライド可能であり、それ故に、制御エレメントは制御スライダとも称される。制御エレメントによって、ピストンに関するピストンピンの回転を生じること又は妨げることが可能でなる。
言い換えると、制御エレメントが第1ポジションにある場合、制御エレメントは、ピストンピンの回転位置に応じて、ピストンに関するピストンピンのロック又はピストンピンの回転を生じる。これにより、選択的に、圧縮比は保持され又は変えることができる。
ピストンに関するピストンピンの回転、従って圧縮比の調節もしくは調整は、本発明によるピストン機構において、燃焼室において動くピストンの遠心力又は慣性力及び/又は燃焼室に蔓延する、ピストンに作用する圧力故に、有利に達成される。このことにより、圧縮比の容易な調整が、付加的な能動的調節エレメント(Stellelemente)なしに達成され、このことはピストン機構の必要構造空間並びにそのコストを低く保つ。
本発明の更なる利点、特徴及び詳細は、以下に示す有利な実施例の説明から並びに図によって明らかになる。説明中で挙げた特徴及び特徴の組合せ並びに引き続く図面の記載で挙げられたかつ/又は図中で示された単独の特徴及び特徴の組合せは、本発明から逸脱しない限り、それぞれ挙げられた組合せだけでなく、他の組合せでも又は単独ポジションでも使用可能である。
図3に記載したピストン機構の、ロッキングエレメント及びピストンピンブッシュを備えるピストンピンの概略的斜視図を示す。 図1によるピストンピンの概略的斜視図を示す。 可変圧縮比を有する、往復式ピストン内燃機関のシリンダためのピストン機構の概略的断面図を部分的に示し、透視的に示されたピストンを備え、このピストンは図1及び2によるピストンピンを介してピストン機構のコネクティングロッドと関節状に接続されていて、その際、ピストン機構は、それによって圧縮比を調節することができる装置を含んでいる。 図3によるピストンの概略的断面図を示し、その際、上記装置の制御エレメント(Steuerelement)は第1ポジションにある。 図4によるピストンの更なる概略的断面図を示す。 図4及び5によるピストンの更なる概略的断面図を示し、その際、制御エレメントは第2ポジションにある。 図6によるピストンの概略的断面図を示す。 シリンダにおける往復運動間の、図3によるピストン機構の概略的断面図をそれぞれ示し、その際、圧縮比が調整される。 図3によるピストンの概略的透視図を部分的に示す。 図9によるピストンの更なる概略的透視図を部分的に示す。 図9及び10によるピストンの概略的透視図を示し、その際、ピストンは透視的に示されている。 図11によるピストンの概略的透視図を部分的に示し、その際、ピストンは透視的に示されている。
図1及び2は、ピストン機構12(図3)のピストンピン10を示し、このピストンピン10を介して、ピストン機構のピストン14は、往復式ピストン内燃機関として構成された内燃機関のコネクティングロッド16と関節状に接続されうる。図8a〜eでの概説で分かるように、内燃機関はクランクシャフト18を含み、このクランクシャフト18は、クランクケース内に、回転軸20を中心にしてクランクケースに関して回転可能に設置されている。クランクシャフト18はクランクピンを含み、このクランクピンの所にコネクティングロッド16はビッグエンドを介して関節状に設置されている。コネクティングロッド16は更にスモールエンドを含み、このスモールエンドにおいて、このピストンピン10は部分領域に収められている。
ピストンピン10は、ピストン14と、各連結領域22を介して接続されている。ピストンピン10の連結領域22は、ピストンピン10の外周側ジャケット面によって形成されていて、その際、連結領域は少なくとも実質的に直円柱の形で構成されている。ピストンピン10とピストン14との接続のために、連結領域22は、貫通開口部(Durchgangsoeffnungen)として構成されたピストン14の収容開口部26中の少なくとも部分領域に収容されている。
図2の紙面に関してピストンピン10の右側連結領域22を介して、ピストンピン10はピストン14と直接接続されている。図1によって分かるように、ピストン機構12はピストンピンブッシュ28を含み、このピストンピンブッシュ28内に、ピストンピン10の右側連結領域22は配置されている。ピストンピンブッシュ28は、対応する収容開口部26中に収容されている。その際、ピストンピンブッシュ28は、ピストンピン10のためのストッパとして働き、かつピストン14の所もしくはピストン14内でのピストンピン10の容易な組立てを可能にする。
ピストンピン10は偏心エレメント23を有し、この偏心エレメント23は少なくとも実質的に直円柱の形で構成され、かつ連結領域22に関して偏心配置されている。このことは、偏心エレメントの長手方向中心軸が、連結領域22の同軸に互いに配置されたそれぞれの長手方向中心軸に対して垂直に移動されることを意味する。コネクティングロッド16のスモールエンドにおいて少なくとも部分領域に収容されている偏心エレメント23を介して、ピストンピン10は、コネクティングロッド16と関節状に接続されている。従って、ピストン14はコネクティングロッド16と関節状に接続されている。この関節状の接続故に、シリンダに関する内燃機関のシリンダ内に収容されたピストン14の直進的相対運動は、回転軸を中心とするクランクシャフト18の回転運動に変換されうる。
殊に図2で見て取れるように、矢印30によって示された長手方向伸びを有するピストンピン10は収容開口部32を有し、この収容開口部32は例えば貫通開口部として構成されている。その際、収容開口部32は、ピストンピン10の長手方向伸び(矢印30)に対して少なくとも実質的に垂直に伸びている。
収容開口部32中に、ロッキングエレメントがロックピン34の形で収容される。ロックピン34は、収容開口部32中でピストンピン10の長手方向伸びに対して垂直に導かれて、ピストンピン10に関してスライド可能である。図3での概説において、ピストン機構12の装置36にピストンピン10及びロックピン34が少なくとも組み込まれていることが分かる。装置36によって、ピストン機構12に組み込まれた内燃機関のシリンダの圧縮比を可変調節することができる。
このために、装置36は、更に制御エレメントを制御スライダ38の形で含む。制御スライダ38は、ピストン14において保持され、ピストン14に関して並びにピストンピン10に関して2つのポジションの間でスライド可能である。その際、制御スライダ38は、双方のポジションの間のみをスライド可能である。従って、制御スライダ38はいわゆる双安定性制御ピストンである。
殊に図4及び5で示された制御スライダ38の第1ポジションにおいて、制御スライダ38は第1マグネットによって保持されている。その際、第1マグネットはピストン14において配置されている。殊に図3、6及び7で示された第2ポジションにおいて、制御スライダ38は、第2マグネットによって保持されていて、その際、第2マグネットもピストン14において保持されている。殊に図9では、装置36のスリーブ44が見て取れ、このスリーブ44中に制御スライダ38がスライド可能に収容されている。
ピストンピン10の長手方向伸びに対して少なくとも実質的に垂直に、その2つのポジションの間を制御スライダ38がスライドすることにより、解放ポジションとロッキングポジションとの間のロックピン34の運動が生じるか、又は避けられ、もしくはロックされうる。双方のポジション間での制御スライダ38のスライドは、調整器、例えば電磁石によって又は油圧によって繰り返し行われうる。制御スライダ38は、油圧によって有効にスライドされる。
図9〜12によって明らかであるように、ピストン14は、そのピストンスカート40中に2つの互いに向かい合う貫通開口部42を有する。貫通開口部42は、ピストンスカート40を、従ってピストン14の外周側ジャケット面を完全に貫通する。貫通開口部に溝部43が続いていて、この溝部43はピストン14の軸方向へ伸び、貫通開口部42と接続されている。言い換えれば、溝部43は貫通開口部42に合流する。
図8a〜eにより、殊に、圧縮比の調整を見て取ることができる。シリンダ内でピストン14が作動している間、付与エレメント(Beaufschlagungselement)46、例えばオイル噴射ノズルを介して、内燃機関の潤滑油が溝部43及び貫通開口部42中へ噴射される。このことにより、制御スライダ38に、その前面から潤滑油が供給され、殊に圧力を伴って供給される。その際、潤滑油での制御は150°より上のクランクシャフト18のクランク角で行われ、その際、付与、すなわち制御スライダ38の制御は図8bによるクランクシャフト18の回転位置において始まり、図8eによるクランクシャフト18の更なる回転位置において終了する。潤滑油がかけられた前面に向かい合う制御スライダ38の他方の相当する前面には、潤滑油が供給されておらず、これは、例えば互いにロックされた切替バルブによって確実になる。制御スライダ38の1つの前面に供給されることにより、制御スライダ38は、潤滑油が供給されていない他の前面の方向へとスライドされる。図8a〜eには、オイル噴射ノズル47も見て取ることができ、このオイル噴射ノズル47によって、ピストン14は潤滑油が噴射され、従って冷却されうる。
その際、付与エレメント46はシリンダのシリンダ内壁中に配置されている。言い換えれば、付与もしくは制御スライダ38の制御は、ピストン14の外からシリンダ内壁を介して、従ってピストン14の外から行われる。
その際、長穴として構成されうる溝部43は、クランクシャフト18の回転の間の、従ってシリンダ内でのピストン14の直進運動の間の潤滑油の収容のために役立ち、かつ潤滑油を、貫通開口部42へ、更には制御スライダ38へと導く。
その際、制御スライダ38は、内燃機関の潤滑油のいわゆるパイロット制御のために役立ち、この制御スライダ38によって、ロックピン34は、ロックピン34の少なくとも1つの解放ポジションと少なくとも1つのロッキングポジションとの間で動かされる。
ロックピン34の調整のための潤滑油は、クランクケースにおけるクランクシャフト18のベアリング位置を介してクランクシャフト18へ、及び対応するチャネルを介して更にコネクティングロッド16へと行きわたる。コネクティングロッド16によって、潤滑油は、ピストンピン10の外周側に円周方向に完全に一周する第1溝部48に流れる。第1溝部48から、潤滑油は、少なくとも1つの対応する連結チャネルを介して、ピストンピン10の第2溝部50へと流れ、この第2溝部50もピストンピン10の円周方向に外周側に完全に一周して延びている。第2の溝部50から、潤滑油は、ピストン14中の対応するチャネル56、58に流れる。制御スライダ38のポジションに応じて、潤滑油が第1のチャネル56又は第2のチャネル58へ貫流し、ロックピン34に達し、このロックピン34を動かすことができる。その際、チャネル56、58は直接ピストン14に組み込まれていて、つまり、ピストン14の内壁によって形成もしくは区切られている。溝部48、50を流体接続するためのピストンピン10の連結チャネルは、外へと有効に合流し、これにより過剰な潤滑油はピストン14を冷却するために使用されうる。
図5は、第1ポジションにおける制御スライダ38を示す。ロックピン34は、まずそのロッキングポジションにあり、そのポジションにおいてロックピン34は、図5の紙面に関して右側溝部43側でピストン14と共働し、ピストン14に関するピストンピン10の回転を妨げる。つまり、ピストンピン10は、コネクティングロッド16のスモールエンドでのみ、コネクティングロッド16に関する偏心エレメント23の長手方向中心軸を中心にして回転されえ、従ってピストン14はピストンピン10を介してコネクティングロッド16と関節状に接続されている。このために、ロックピン34は、収容開口部32中の部分領域に、及び右側溝部43側に配置されたピストン14の第1の収容部中の部分領域において収容される。
制御スライダ38の第1ポジションにおいて、ピストン14の第1チャネル56に潤滑油が供給されうる。ピストン14の第2チャネル58への潤滑油の供給は、制御スライダ38によって妨げられている。図5から分かるように、制御スライダ38の第1ポジションで潤滑油は、コネクティングロッド16から、溝部48、50を介して、右側第1チャネル56中へと流れ、そこから更に、ピストンピン10のこのポジションでロックピン34の右側第1前面52へと流れる。つまり、第1前面52は潤滑油を供給される。潤滑油は、ロックピン34に、ピストンピン10の半径方向へ収容開口部32中へと圧力をかけ、従ってそのロッキングポジションからその解放ポジションへと圧力をかける。
収容開口部32中にばねエレメントが配置されていてよく、このばねエレメントを介して、ロックピン34はピストンピン10の所でばね力がかけられて保持されている。その際、ばね力は、ピストンピン10の半径方向へ外へと向けられている。つまり、潤滑油は、ロックピン34に、ばね力に反して、収容開口部32中へと入れる圧力をかけ、かつ第1収容部から外へと押し出す圧力をかける。ロックピン34が第1収容部から完全に動かされている場合、ロックピン34はその解放ポジションにある。解放ポジションにおいて、ロックピン34は、ピストン14に対するピストンピン10の相対回転をもはや妨げることができない。従って、ピストンピン10は、コネクティングロッド16のスモールエンドにおいて、コネクティングロッド16に関して偏心エレメント23の長手方向中心軸を中心にして回転し、並びに収容開口部26中で、ピストン14に関して連結領域22のそれぞれの長手方向中心軸を中心にして回転されうる。
このような相対回転は、連結領域22に関する偏心エレメント23の偏心配置故に、例えば慣性力及び/又は遠心力及び/又はシリンダ中に蔓延しかつピストン14に作用する圧力によって生じる。ピストン14の圧縮工程において、ピストン14は、回転軸20の方向へ圧縮される。連結領域22に関する偏心エレメント23の偏心配置に基づいて、ピストン14と回転軸との間の距離もしくはピストン14とシリンダの燃焼室天井との間の距離が広げられ、このことにより、圧縮比(ε)が小さくなる。吸入工程の間、ピストン14が回転軸から引き離されることにより、ピストン14と回転軸20との間の距離は広げられる。このことにより、それに反してより高い圧縮比が調節される。その際、ロックピン34がその解放ポジションにある場合、ピストン14を押し引きすることにより、ピストンピン10とのピストン14の接続を介して、ピストン14に関するもしくはコネクティングロッド16に関するピストンピン10の回転がもたらされる。
ピストンピン10は、180度、図5の紙面に関して左側に、すなわち反時計方向に回転する。収容開口部32が貫通開口部として構成されている場合、潤滑油は、第1の右側チャネル56を介して、ロックピン34の第1前面52に背を向ける第2前面54に作用し、ばねエレメントのばね力と共に、半径方向に収容開口部32から外へロックピン34を押し出す圧力をかける。これによりロックピン34はその解放ポジションから再びそのロッキングポジションへと動かされる。そうしてロックピン34は図5の紙面に関して左側溝部43側へピストンと共働し、その結果、ピストン14に関するピストンピン10の回転は再び妨げられる。ピストンピン10はロックされている。
そのために、ロックピン34は、例えば収容開口部32中の部分領域に及び左側溝部43側に配置されたピストン14の第2収容部中の部分領域に収容されている。潤滑油は、ロックピン34を動かすためだけでなく、これをロッキングポジションに固定するためにも使用され、従って固定機能も満たす。
出発状態から、制御スライダ38がその第2ポジションへと動く(スライドする)と、右側第1チャネル56への潤滑油の供給は終了する。次いで、左側第2チャネル58に潤滑油が供給される。従って、潤滑油はコネクティングロッド16から溝部48、50を介して左側第2チャネル58へと流れ、そこから更に、ピストンピンの現行のポジションにおいて左側第1前面52へと流れる。このことは、(もはや第2の前面54ではなく)第1の前面52が潤滑油を供給されていることを意味する。潤滑油は、ロックピン34を、再びその解放ポジションへと押す。
こうして、ピストンピンは再び180度、今度は右へ、すなわち時計向きに回転しうる。これは、またもや能動的調節エレメントによってではなく、遠心力及び/又は慣性力及び/又は圧力によって実質的に受動的に起こる。
図7から見て取れるように、右への回転後に、再び第2の前面54に、ただし今度は第2チャネル58を介して潤滑油が供給される。このことにより、ロックピン34は、ばね力と共に右側溝部43側のそのロッキングポジションへと押され、潤滑油によって固定される。ピストンピン10は再びロックされる。
このことは、制御スライダ38のポジション及び収容開口部26中へのピストンピン10の回転位置に応じて、第1前面52か又は第2前面54に潤滑油が供給され、ロックピン34が対応して動かされ(調整され)うるか、又はロックピン34が固定され、これによって、ピストンピン10はピストン14の死点でロックされることを意味する。
制御スライダ38によって、ピストンピン10の2つのポジションを、従ってピストン機構12によってシリンダの2つの互いに異なる圧縮比(圧縮比率)を示すことができることは明白である。制御スライダ38のような少なくとも1つの更なる制御スライダが備えられていてよく、それにより、この更なる制御スライダによって、ピストンピン10の更なる2つのポジション、従って更なる2つの圧縮比を示すことができる。更なる2つの圧縮比を示すために、ピストンピン10は、例えばその2つの連結領域22を介してそれぞれの偏心ブッシュの仲介下でピストンと連結されている。このことは、ピストン14が偏心ブッシュを介してピストンピン10に設置されていることを意味する。制御スライダ38のスライドによるピストン14に関するピストンピン10の回転に応じて、ピストン14に対する偏心ブッシュの相対回転は、更なる制御スライダによってもたらされえ、従って、このことにより、ピストン14は回転軸20に関して及び燃焼室天井に関して調整される。
更に特許文献3からは、可変圧縮比を有する内燃機関のためのピストンが公知である。このピストンは、第1のピストン部分並びに第2のピストン部分を含み、これらのピストン部分は、圧力媒体、殊に圧力液をかけることが可能であり、その容量を変更可能な少なくとも1つのチャンバを構成して、相対的に互いに運動可能に接続されている。その際、少なくとも1つの切替可能なバルブ装置がピストンのピストンスカートの内側に配置されていて、このバルブ装置によって、第1のチャンバ中の圧力媒体の容量を調節可能である。
特許文献4には、ピストンストローク機能を変えるための装置を備える往復式ピストン機関、殊に燃焼機関に関して、ピストンもしくはコネクティングロッドの周辺のシリンダブロックに、クランクシャフトドライブにより作動されない電気コイルを取り付けることが提案されていて、この電気コイルとクランクシャフトドライブにより作動される振動する構成部品との間に、少なくとも周期的にクランクシャフトドライブの動きに相応して力作用が生じうる。この力作用は、電磁界を介して直接又は機械的接触により間接的に起こりえ、その際、コイルの力作用により、スライダ(Kulisse)がシリンダ管の内部へ又は内部で移動され、それによりクランクシャフトドライブにより作動される構成部品と周期的に接触する。この力作用により、ピストンストローク機能を変えるための装置が調節され、もしくはその調節状態が得られる。
特許文献5は、同様に、シリンダ内にピストン、ピストンピン及びコネクティングロッドを有する内燃機関を示していて、その際、ピストンピンは、その長手方向において少なくとも部分的に偏心に構成されていて、制御エレメントによって少なくとも2つのポジションに動くことができ、このことにより内燃機関のシリンダの圧縮比を変えることができる。
ピストンレベル、従って圧縮比のこのような調節に経費がかかることは明白である。
ドイツ国特許第3346967号明細書 ドイツ国特許第3638783号明細書 ドイツ国特許出願公開第102009048172号明細書 ドイツ国特許出願公開第19757871号明細書 特開昭60−142020号公報

Claims (10)

  1. 可変圧縮比を有する内燃機関の燃焼室のための、殊にシリンダのためのピストン機構(12)であって、ピストン(14)を備え、前記燃焼室に割り当てられた圧縮比を可変調節するための装置(36)を備え、及びピストンピン(10)を備え、前記ピストンピン(10)は、各連結領域(22、24)を介して前記ピストン(14)と接続され、前記ピストンピン(10)を介して前記ピストン(14)と前記内燃機関のコネクティングロッド(16)とが接続可能であるピストン機構(12)において、
    前記装置(36)が前記ピストンピン(10)を含み、前記ピストンピン(10)が前記ピストンピン(10)の前記連結領域(22)に関して偏心配置された少なくとも1つの偏心エレメント(23)を有し、前記偏心エレメント(23)を介して前記ピストンピン(10)が前記コネクティングロッド(16)と接続可能であることを特徴とする、ピストン機構(12)。
  2. 前記装置(36)が少なくとも1つの制御エレメント(38)を含み、前記制御エレメント(38)が前記ピストンピン(10)及び前記ピストン(14)に関して少なくとも2つのポジションの間で動かすことが可能に、殊に前記ピストンピン(10)の長手方向伸び(30)に対して斜め又は垂直にスライド可能に、前記ピストン(14)に保持され、前記制御エレメント(38)によって、前記ピストン(14)に関して前記ピストンピン(10)の回転を生じること及び妨げることが可能であることを特徴とする、請求項1記載のピストン機構(12)。
  3. 前記装置(36)がロッキングエレメント(34)を有し、前記ロッキングエレメント(34)が前記ピストンピン(10)中の少なくとも部分領域に収容され、前記ピストンピン(10)に関して前記ピストンピン(10)の長手方向伸びに対して斜めに、殊に垂直に少なくとも1つの解放ポジションと少なくとも1つのロッキングポジションとの間を動くことが可能、殊にスライド可能であり、前記ロッキングエレメントによってその解放ポジションにおいては前記ピストン(14)に関して前記ピストンピン(10)の回転を生ずることができ、かつ前記ロッキングエレメントによって前記ロッキングエレメントが前記ピストン(14)と共働するロッキングポジションにおいては前記ピストン(14)に関して前記ピストンピン(10)の回転を妨げることができることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載のピストン機構(12)。
  4. 前記ロッキングエレメント(34)が、前記制御エレメント(38)によって、前記制御エレメント(38)の第1ポジションに相当する解放ポジションと前記制御エレメント(38)の第2ポジションに相当するロッキングポジションとの間で動くことができることを特徴とする、請求項2及び3に記載のピストン機構(12)。
  5. 前記ロッキングエレメント(34)に、前記制御エレメント(38)を介して、前記内燃機関の媒体、殊に潤滑剤、潤滑油又は同様のものを供給することができ、これによって前記ロッキングエレメント(34)を動かすことができ、前記ロッキングエレメント(34)への前記媒体の供給が前記制御エレメント(38)によって制御可能であることを特徴とする、請求項3又は4のいずれかに記載のピストン機構(12)。
  6. 前記ロッキングエレメント(34)に前記媒体を供給するために、前記ピストン(14)に備えられた少なくとも1つの第1チャネル(56、58)が、前記媒体を前記ロッキングエレメント(34)に導くために備えられており、前記第1チャネル(56、58)と、前記媒体を導くために前記ピストンピン(10)に備えられた少なくとも1つの第2チャネル(48、50)とが流体接続されることを特徴とする、請求項5記載のピストン機構(12)。
  7. 前記第1チャネル(56、58)が前記ピストン(14)に直接組み込まれていることを特徴とする、請求項6記載のピストン機構(12)。
  8. 前記第1チャネル(56、58)への前記媒体の供給が、前記制御エレメント(38)の一方のポジションにおいては解放され、他方のポジションにおいては妨げられることを特徴とする、請求項6又は7のいずれかに記載のピストン機構(12)。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のピストン機構(12)を有する内燃機関。
  10. 請求項9及び2に記載の、又は請求項9及び請求項2に従属する請求項3から8のいずれかに記載の内燃機関であって、前記ピストン(14)が、前記ピストン(14)の外周側ジャケット面(40)を貫通する少なくとも1つの貫通開口部(42)を有し、前記制御エレメント(38)が前記ポジション間で動くために、前記貫通開口部(42)を介して前記制御エレメント(38)に前記ピストン(14)の外側から内燃機関の媒体、殊に潤滑油を供給することができることを特徴とする、内燃機関。
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