JP2014528790A - フラップを有するフェイスマスク及び該マスクの製造方法 - Google Patents

フラップを有するフェイスマスク及び該マスクの製造方法 Download PDF

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Abstract

フェイスマスク及び該フェイスマスクの製造方法が開示される。フェイスマスクは層状構造を有し、この層状構造は、中央部分と中央部分の両側に位置する第1及び第2の側方端部分とを有する細長い弾性不織布シートと、弾性不織布シートの中央部分に固着されるフィルタリングウェブ部分と、弾性不織布シートの中央部分に固着される第1のフラップと、を含み、第1のフラップの面積はフィルタリングウェブ部分の面積よりも小さく、第1のフラップは、中央部分の上縁部又は底縁部の一方に沿って固着される。複数のフェイスマスクを含むディスペンサ、複数のフェイスマスクの積層物、及び、複数のフェイスマスクがその上に配置された連続積層ウェブもまた開示される。【選択図】図10

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2011年9月9日に出願された米国特許仮出願第61/532,928号の優先権を主張するものであり、その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
保護フェイスマスクは、多くの分野において有用である。ヘルスケア分野において、フェイスマスクは、大気中の病原体から患者及びヘルスケア提供者の両方を保護し、体液又は他の液体に宿る病原体の移動を防止するのに有用であり得る。保護フェイスマスクの着用はまた、例えば、埃から保護するために多くの工業環境において有用であり得る。
多くの保護フェイスマスクは、ユーザーの鼻及び口を覆う前側パネルと、この前側パネルをユーザーの頭部にしっかりと取り付けることができる固定装置(例えば、手動の結合ストラップ)とを有するように構成される。しばしば、前側パネル及び結合ストラップは、別々のプロセスで別々に作製された後、(例えば、接着剤、ステープル、又は他の機械式ファスナーを使用して)相互に取り付けられる。一緒に接合されなければならない別々の部品から構成されたフェイスマスクには欠点がある。フェイスマスクの前側パネルと結合ストラップとの間の取り付け点が、例えば、結合ストラップを引っ張ることにより壊れる場合がある。また、別々の部品の別々の製造プロセス及び接合工程は、比較的高価であり、時間がかかるプロセスをもたらす場合がある。加えて、取り付け点はフェイスマスクの弱い部位であり得る。例えば、2つの部品の取り付けは、フェイスマスクの着用者に又は着用者からの病原体の移動を可能にするフェイスマスク内の開口をもたらす場合がある。
いわゆる単一片のフェイスマスクが公知である。この種類のフェイスマスクにおいて、前部パネルは、フェイスマスクを着用者に取り付けるために使用される開口部を有する側部パネルと一体に形成される。前部パネル及び側部パネルは、材料のウェブから打ち抜かれ、同時に形成され得る。これらのマスクの一部は、着用者の顔へのより良い適合を実現するように伸縮性である。しかしながら、伸縮性のある一体成形フェイスマスクは、一部の用途で望ましい粉塵捕集効率を有さない場合があり、また、付け心地が良くない場合がある。
信頼できるフェイスマスク及びそれらを作製するための簡便な製造プロセスが、引き続き所望される。
本開示は、鼻又は顎の少なくとも一方の上に着用するためのフラップを有する、層状に重ねられたフェイスマスクを提供する。上記フェイスマスクは、細長い形状の弾性シートであって、該シートの少なくとも一部は着用中に伸張されて、着用者の顔の周囲に適合する、弾性シートと、弾性シートの中央部分のフィルタリングウェブ部分と、鼻又は顎の上に適合するように、中央部分に対して所定の角度で引っ張られることができるように、フェイスマスクの上縁部又は底縁部の一方に取り付けられるフラップと、を備える。フラップは、例えば、顔とマスクとの間のオープンスペースの量を低減することによって、着用者に対する追加保護を提供するのに有用であり得る。したがって、本明細書に開示されるフェイスマスクは、フラップを有さないフェイスマスクに比べて、着用者に対する(例えば、埃又はその他の粒子からの)保護の強化を提供することができる。有利には、フェイスマスクは、弾性不織布ウェブ、フィルタリングウェブ、及びフラップ材料のウェブの連続ウェブ処理を用いて製造され得る。
別の態様によると、本開示は、
細長い形状と、中央部分と、中央部分の両側に位置する第1及び第2の側方端部分と、第1の側方端部分の第1の耳開口部又は穿孔と、第2の側方端部分の第2の耳開口部又は穿孔と、を有する弾性不織布シートと、
弾性不織布シートの中央部分に固着されるフィルタリングウェブ部分であって、中央部分の上縁部から底縁部まで延在する、フィルタリングウェブ部と、
弾性不織布シートの中央部分に固着される第1のフラップであって、該第1のフラップの面積が、フィルタリングウェブ部分の面積よりも小さく、第1のフラップが、中央部分の上縁部又は底縁部の一方に沿って固着される、第1のフラッと、を備える、フェイスマスクを提供する。
別の態様では、本開示は、フェイスマスクの製造方法を提供し、
機械方向に連続する弾性不織布ウェブを準備する工程であって、該弾性不織布ウェブは機械方向に延在する中央レーンを有する、工程と、
機械方向に連続し、かつ弾性不織布ウェブのウェブ交差幅より狭いウェブ交差幅を有するフィルタリングウェブを、弾性不織布ウェブの中央レーンの上に層状に重ねて、積層ウェブを作成する工程と、
フラップを作成するためにフラップ材料のウェブを切る工程と、
弾性不織布ウェブ、フィルタリングウェブ、及びフラップ材料の切断されたウェブを一緒に固着して、固着された積層ウェブを作成する工程と、
フェイスマスクを固着された積層ウェブに打ち抜く工程であって、該フェイスマスクは、弾性不織布ウェブの一部と、フィルタリングウェブの一部と、第1のフラップとを含み、弾性不織布ウェブの一部は、弾性不織布ウェブの中央レーンから打ち抜かれた中央部分と、中央部分の両側に位置する第1及び第2の側方端部分とを備えた細長い形状を有し、フィルタリングウェブの一部が、中央部分の上縁部から底縁部まで延在し、第1のフラップの面積がフィルタリングウェブ部分の面積よりも小さく、第1のフラップが、中央部分の上縁部又は底縁部の一方に沿って固着される、工程と、を含む。いくつかの実施形態では、フェイスマスクは、第1の側方端部分に第1の開口部と、第2の側方端部分に第2の開口部と、を更に備える。他の実施形態では、フェイスマスクは、第1の側方端部分に第1の穿孔と、第2の側方端部分に第2の穿孔とを更に備える。穿孔は、取り除かれて、第1及び第2の側方端部分で耳に係合させるための第1及び第2の開口部を形成し得る、型抜き部材を形成する。
他の態様では、本開示は、弾性材の層と、少なくとも1つの平坦なプリーツを有する平坦プリーツ加工された材料の部分層と、面積が該部分層よりも小さいフラップと、を含む平坦で伸張可能なフェイスマスクを提供し、平坦で伸張可能なフェイスマスクを伸張すると、弾性材料が伸張し、少なくとも1つの平坦なプリーツが少なくとも部分的に開いて少なくとも1つの部分層を広げ、フラップが持ち上げられて着用者の鼻又は顎のための空隙を形成することができる。
別の態様では、本開示は、機械方向に連続して位置付けられた複数のフェイスマスクを備える連続積層ウェブを提供し、該連続積層ウェブは、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部と、を有し、フェイスマスクのそれぞれは、弾性不織布ウェブの一部と、フィルタリングウェブの一部と、フラップと、を備え、弾性不織布ウェブの前記一部は、細長い形状と、中央部分と、中央部分の両側に位置する第1及び第2の側方端部分とを有し、第1の側方端部分は、連続積層ウェブの第1の長手方向縁部に延在し、第2の側方端部分は、連続ウェブの第2の長手方向縁部に延在し、フィルタリングウェブの一部及びフラップが、中央部分に固着される。いくつかの実施形態では、フェイスマスクは、第1の側方端部分に第1の開口部と、第2の側方端部分に第2の開口部とを更に備える。他の実施形態では、フェイスマスクは、第1の側方端部分に第1の穿孔と、第2の側方端部分に第2の穿孔とを更に備える。穿孔は、取り除かれて、第1及び第2の側方端部分で耳に係合させるための第1及び第2の開口部を形成し得る、型抜き部材を形成する。
前述の態様のいずれかでは、弾性不織布シートの中央部分又は弾性不織布ウェブシートの中央部分は、人の口及び鼻の少なくとも一部の上に着用するためのものである。第1及び第2の側方端部分は、人の顔の両側の周囲に少なくとも部分的に延在して、人の耳に係合させるためのものである。第1の開口部及び第2の開口部は、それぞれ、人の耳に係合させることができる。あるいは、第1の穿孔及び第2の穿孔は、それぞれが人の耳と係合することができる開口部を形成するために、材料の除去を可能にし得る。
本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクは、フェイスマスクが所望の用途のための所望量の保護を提供するように選択され得る、フィルタリング部分及びフラップを有する。フィルタリングウェブ部分は、連続ウェブ処理を使用してフェイスマスク上に提供され得る。
更に、フェイスマスクは、それが種々の異なるディスペンサから容易に分配できる構成を有する。したがって、別の態様では、本開示は、前述の態様のいずれかに従うフェイスマスクを含む、複数のフェイスマスクを封入する容器を備えるディスペンサを提供し、容器は、複数のフェイスマスクを取り出すための開口を有する少なくとも1つの側面を有する。別の態様では、本開示は、上述の態様のいずれかによるフェイスマスクを備える、折り合わされたフェイスマスクの積層物を提供する。
本明細書では、「a」、「an」、及び「the」などの用語は、1つの実体のみを指すことを意図するものではなく、具体例を例示のために用いることができる一般分類を含む。用語「a」、「an」、及び「the」は、用語「少なくとも1つ」と同じ意味で使用される。品目リストがその後に続くフレーズ「〜のうちの少なくとも1つ」及び「〜のうちの少なくとも1つを含む」は、リスト内の品目のいずれか1つ及びリスト内の2つ以上の品目の任意の組み合わせを指す。すべての数値範囲は、特に明記しない限り、その端点と、端点間の非整数値を含む。
「第1」及び「第2」という用語が、本開示に使用される。他に明記されない限り、それらの用語はそれらの相対的な意味のみで使用されることが理解されるであろう。特に、いくつかの実施形態では、ある構成要素は、互換性のある及び/又は同一の複数体(例えば、対)で存在してもよい。これらの構成要素について、単に、実施形態のうちの1つ以上を説明する便宜上、構成要素に「第1」及び「第2」という表記が適用される場合がある。
シート又はウェブを指す時、「不織布」という用語は、絡み合わされているが、編織物におけるように特定可能な方式では絡み合っていない個々の繊維又は糸の構造を有することを意味する。不織布又はウェブは、メルトブローンプロセス、スパンボンドプロセス、スパンレースプロセス、及び固着カードウェブプロセス等の種々のプロセスから形成され得る。
「弾性」という用語は、伸張又は変形からの回復を示すフィルム、繊維、不織布ウェブ、又はそれらの組み合わせを含む、あらゆる材料を指す。
以下に説明するフィルタリングウェブ部分又はフィルタリングウェブに関して、「フィルタリング」という用語は、フェイスマスク着用者からの呼気の一部分、又はフェイスマスク着用者によって引き起こされる吸入の一部分を分離する、又は取り除く工程を指す。フィルタリングウェブ部分又はフィルタリングウェブは、典型的には、病原性微生物の着用者への又は着用者からの透過に対するバリアを提供する工程、アレルギー物質(例えば、花粉)を捕捉する工程、微粒子を捕捉する工程、悪臭を捕捉する若しくは遮蔽する工程、液体を捕捉する若しくは液体に対するバリアを提供する工程、冷気を取り除く工程(即ち、断熱を提供する)、又はウイルス若しくは細菌汚染を減少させる工程のうちの少なくとも1つを可能にする。
「固着する」という用語は、本明細書では、直接的固着及び間接的固着を包含する。例えば、フィルタリングウェブ部分は、フラップと、弾性不織布シートの中央部分との間に位置付けられることができるが、フラップは依然として、弾性不織布シートの中央部分に固着されていると考えられる。
「フラップ」という用語は、少なくとも1つの遊離した、固着されていない端部を有する、フェイスマスクの部分を指す。
本開示の上記の「課題を解決するための手段」は本開示の開示される各実施形態又はすべての実施を説明しようとするものではない。以下の説明は、例示的な実施形態をより具体的に例示するものである。したがって、図面及び以下の説明は、単に例示目的であって、本開示の範囲を不当に制限するように解釈されるべきではないことを理解するべきである。
本開示の様々な実施形態の以下の詳細な説明を、添付の図面と合せて考慮することで、本開示のより完全な理解が可能である。
本開示による及び/又は本開示に従って作製された、着用者に面した側の代表的なフェイスマスクの平面図である。 本開示による及び/又は本開示に従って作製された、着用者に面した側のフェイスマスクの別の代表的な実施形態の平面図である。 図1又は図2のフェイスマスクの断面側面図の例示的実施形態である。 図1又は図2のフェイスマスクの断面側面図の例示的実施形態である。 本開示による複数のフェイスマスクの代表的な折り合わせ構成の概略図である。 本開示による複数のフェイスマスクの代表的な折り合わせ構成の概略図である。 本開示による複数のフェイスマスクの代表的な折り合わせ構成の概略図である。 本開示による複数のフェイスマスクの代表的な折り合わせ構成の概略図である。 本開示による複数のフェイスマスクの代表的な折り合わせ構成の概略図である。 本開示による複数のフェイスマスクの代表的な折り合わせ構成の概略図である。 本開示による複数のフェイスマスクのためのディスペンサの種々の実施形態の斜視図である。 本開示による複数のフェイスマスクのためのディスペンサの種々の実施形態の斜視図である。 本開示による複数のフェイスマスクのためのディスペンサの種々の実施形態の斜視図である。 本明細書に開示される複数のフェイスマスクがそこを通って分配され得る開口の実施形態を示す、ディスペンサの上面図である。 本明細書に開示される複数のフェイスマスクがそこを通って分配され得る開口の実施形態を示す、ディスペンサの上面図である。 図1に示すフェイスマスクの連続ウェブから形成されたロールの斜視図である。 図1に示すフェイスマスクの連続ウェブから形成されたロールの斜視図である。 着用者に面する側から示されている、フラップを有さないフィルタリングウェブ部分を示す、フェイスマスクの別の例示的実施形態の平面図である。 図1、図2、又は図8Aに示されるフェイスマスクの外側に面する側の実施形態の平面図である。 本開示によるフェイスマスクの代表的な製造方法の略図である。 フェイスマスクがどのように着用されるかを示す、本開示による及び/又は本開示に従って作製された代表的なフェイスマスクの斜視図である。
ここで、本開示の実施形態がより詳細に参照され、その1つ以上の実施例は、図面で図示される。一実施形態の一部として図示又は記載される特徴は、他の実施形態と共に使用され、第3の実施形態を得ることもできる。本開示はこれらの及び他の修正及び変形を含むことが意図される。
本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクでは、中央部分、並びに弾性不織布シートの第1及び第2の側方端部分は、同じ材料から形成され、一体型構造を形成する。換言すれば、中央部分並びに第1及び第2の側方端小片は、後に一緒に接合される3つの別々の小片として形成されない。それどころか、中央部分並びに第1及び第2の側方端部分は、連続構造体である弾性不織布シート12を形成する。又、本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクは、着用されない時、典型的には、平坦な(即ち、平面)形状を有する。「平坦」という用語は、フェイスマスクが未使用のときに、複数のウェブ部分(例えば、フィルタリングウェブ部分又は第2のウェブ部分)のいずれか、及びフラップ(例えば、第1及び第2のフラップ)が、弾性不織布シートによって画定される平面に対して実質的に平行(即ち、平行から10、7.5、又は5度以内)であることを意味する。「平坦」という用語は、本明細書に開示されるフェイスマスクが、典型的には、全体としてのフェイスマスクを屈曲又は永久的に湾曲若しくは折り畳む位置に促すための手段(例えば、シール、継ぎ目、又は固着部)を有さないことも意味する。本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクは、典型的には、フェイスマスクを屈曲又は永久的に湾曲若しくは折り畳む位置に促すことにより、第1と第2の側方端部分との間に内部空間を画定する中央部分にシール又は継ぎ目を有さない。一般に、フェイスマスクの平坦な又は平面形状は、本明細書に開示されるフェイスマスクの容易な連続ウェブ製造、コンパクトな積み重ね、及び容易な分配を可能にする。
本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスク10及び10aが、図1及び2に示されている。図1及び図2に示すフェイスマスク10及び10aは、フェイスマスクの着用者に面する側から示されている。図1及び図2では、フェイスマスク10及び10aは、弾性材料(例えば、弾性不織布ウェブ)の部分を含んでおり、図示された実施形態では、この部分は細長い形状を有する弾性不織布シート12である。弾性不織布シート12は、中央部分14と、それぞれが対向して中央部分14の側面に位置する、第1及び第2の側方端部分16及び18を有する。いくつかの実施形態では、中央部分14は、弾性不織布シート12の横断方向の長さの50%〜60%まで、典型的には少なくとも約30%又は35%の横断方向「T」の長さを有し得る。中央部分14は、人の鼻及び口の少なくとも一部の上に着用するためのものであり、第1及び第2の側方端部分16及び18は、それぞれ、人の顔の両側の周囲に少なくとも部分的に延在して、人の耳に係合させるように構成される。図示された実施形態では、第1の側方端部分16は、人の顔の左側の周囲に延在するように構成され得、第2の側方端部分18は、人の顔の右側の周囲に延在するように構成され得る。第1の側方端部分16は、人の耳に係合するように使用され得る開口17を有し、第2の側方端部分18は、人のもう一方の耳に係合するための開口19を有する。他の実施形態では、開口17及び19の代わりに穿孔を用いることができ、穿孔部分を除去して開口を形成することができる。フェイスマスク10又は10aの形状は、人の鼻に適合するように、中央部分14の上縁部21に沿って湾曲を含む。中央部分14の底縁部23の形状もまた、個人の顎に適合するように成形され得る。しかしながら、図示された形状以外の様々な形状が有用であり得る。
図1及び図2のフェイスマスク10及び10aはまた、フラップ22及び24を含んでいる。図示された実施形態から明らかなように、フラップ22及び24の面積は、中央部分14の面積よりも小さい。フラップ22及び24は、固着線37に沿って、弾性不織布シート12の中央部分14に固着される。フラップ22は上縁部21に沿って固着され、フラップ24は底縁部23に沿って固着される。図1において、フラップ22及び24は、フラップ材料の共通部分から作製され、該共通部分は穿孔区域11を有している。穿孔区域11は、使用前にはフラップ22とフラップ24とを接続しているが、除去されて、ユーザーがフラップ22及び24を把持できるようにしてもよい。図2に示す実施形態は穿孔区域11を有しておらず、フラップ22及び24は、フェイスマスク10aのユーザーによって自由に把持されて、固着線37から延ばされる。図示された実施形態では、フラップ22は、使用中にユーザーの鼻を覆うのに有用であり、フラップ24は、使用中にユーザーの顎を覆うのに有用である。
図10は、本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクがどのように着用されるかを示している。図示した実施形態に示すように、第2の側方端部分18は、着用者の顔の周囲に延在して着用の耳と係合する。フェイスマスクの中央部分14は、少なくとも一部が着用者の鼻及び口を覆う。第1のフラップ22は、中央部分14の上縁部21から外方に突出し、着用者の鼻を覆うのに有用であり、また、フラップ22を備えていないフェイスマスク以上の密閉を、頬及び鼻の周囲にもたらすことができる。
フラップ22及び24は、様々な形状及び寸法を有し得る。フラップの形状及び寸法は、以下に記載されるようなフラップ材料のウェブに入れられる切れ目の形状及び寸法によって、又は図1に示される穿孔区域11の形状及び寸によって決定され得る。切れ目又は穿孔の形状は、一般に、砂時計の形状であり得るが、図1及び図2に示されるような様々な曲線形状が可能である。また、フラップ材料のウェブに入れられる切れ目は、フラップの間にオープンスペースが存在しないように、スリットであってもよい。フラップの寸法及び形状は、例えば、人の鼻又は顎に適合し、かつ、顔面へのぴたりとした(例えば、密閉)適合をもたらすように設計され得る。
ここで図2及び図10を参照すると、例えば、固着部39はまた、人の鼻に対するフラップの適合状態を変更するのに有用であり得る。図示した実施形態では、固着部39は、フラップの縁部からフェイスマスクの上縁部21まで上方に曲がっているが、固着部39の他の構成(例えば、図10に示される横断方向への真っ直ぐな固着)が有用であり得る。固着部は、ぴたりとした(例えば、密閉)適合をもたらすために、フラップを人の鼻に向けて付勢する働きをし得る。超音波溶接などの様々な固着技術については、本明細書に開示されるフェイスマスクの製造方法に関して後述される。固着部39の長さは、マスクが合うように設計される顔の寸法に応じて選択され得る。ユーザーが依然としてフラップ22を把持することができ、かつフラップ22を人の鼻の上に適合させることができる限り、様々な長さの固着部39が有用であり得る。
図10に示された実施形態を含むいくつかの実施形態では、固着部39は、フラップの縁部からフェイスマスクの長手方向中心線まで、マスクの横断方向「T」に延在し、固着部と固着部との間のフラップの中央部分において、フラップの横断方向の長さの約30%〜60%が固着されないまま残される。これらの実施形態のいくつかでは、フラップは、フェイスマスクの中央部分と同一の広がりを横断方向に有する。
フェイスマスク10及び10aの固着線37はまた、フィルタリングウェブ部分(図1、図2、及び図10に図示せず)を、弾性不織布シート12の中央部分に固着する。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ部分は、フラップ22及び24と、弾性不織布シート12との間に配置される。フィルタリングウェブ部分は、図3A及び3Bに示されるように、断面図でより明確に見ることができる。
図3A及び図3Bは、図1の線3Bで切り取られた代表的な断面である。図3A及び図3Bにおいて、弾性不織布シート12の中央部分14は、フィルタリングウェブ部分30及び2枚重ねのフラップ42/40に固着される。他の実施形態では、フラップは、1枚、3枚重ね、又はそれ以上であってもよい。フィルタリングウェブ部分30は、典型的には、弾性不織布シートの中央部分14と同一の広がりを持つ部分層である。フラップ42/40は、典型的には、中央部分14と同一の広がりを横断方向「T」に有するが、長手方向「L」には中央部分にわたって部分的にしか延在しない。1つのフィルタリングウェブ部分30が示されるが、いくつかの実施形態では、本明細書で開示されるフェイスマスクは、中央部分14に固着される複数の(例えば、2つ、3つ以上)フィルタリングウェブ部分を含むことができる。フィルタリングウェブ部分30は、フェイスマスクが着用される時、マスクの着用者に面した側上、又はマスクの外側に面した側上にあってもよい。2つ以上フィルタリングウェブが存在する場合、それらはあらゆる順序で配置され得る。例えば、2つのフィルタリングウェブ30は、弾性不織布シート12の同じ側に相互に隣接していてもよく、又は2つのフィルタリングウェブ30は、弾性不織布シート12の両側にあってもよい。図示された実施形態では、フィルタリングウェブ部分30は、フラップ42/40と弾性不織布シート12との間に配置され、フラップ42/40は弾性不織布シートに間接的に固着されている。鼻又は顎フラップとして有用であるために、フラップ42/40は、一般に、着用者に面する側にある。
図3A及び図3Bに図示される実施形態では、フェイスマスクは、弾性不織布ウェブの一部(即ち、弾性不織布シート12)の中央部分14に固着される第2のウェブ部分32を更に備える。弾性不織布シート12、フィルタリングウェブ部分30、及び第2のウェブ部分32は、様々な構成で配置され得る。図示される実施形態では、第2のウェブ部分32は、フィルタリングウェブ部分30が弾性不織布シート12と第2のウェブ部分32との間に挿置されるようにフィルタリングウェブ部分30上に配置される(即ち、第2のウェブ部分32は、それらの間のフィルタリングウェブ部分30により弾性不織布シート12の中央部分14に間接的に固着される)。これら実施形態では、第2のウェブ部分32は、フェイスマスクの使用中、顔に対し軟質な内側カバー層として役立ち得る。他の実施形態では、第2のウェブ部分32は、フィルタリングウェブ部分が着用者から離れて面する弾性不織布シート12の側にあるように構成される場合、フィルタリングウェブ部分を保護する外側カバー層として役立ち得る。いくつかの実施形態では、第2のウェブ部分32及び/又はフィルタリングウェブ部分30は、弾性不織布シート12の両側に配置され得る。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ部分30及び第2のウェブ部分32は、弾性不織布ウェブの対向する側上にあってもよい。いくつかの実施形態では、弾性不織布シート12は、使用者から離れる方向に面する表面を形成し、1つ以上のフィルタリングウェブ部分30は、弾性不織布シート12の中央部分のユーザーの顔に面する側に配置され、第2のウェブ部分32は、フェイスマスクが使用される際にユーザーの顔と直接接触するように、フィルタリングウェブ部分30とフラップ42/40との間に固着される。
図示された実施形態では、第2のウェブ部分32は、フィルタリングウェブ部分30とほぼ同じである横断方向Tの長さを有し、第2のウェブ部分32及びフィルタリングウェブ部分30の両方の縁部は、弾性不織布シート12に平坦に(即ち、端が折り畳まれることなく)固着される。いくつかの実施形態では、第2のウェブ部分32は、横断方向Tにおいて、フィルタリングウェブ部分30より長い。これらの実施形態のいくつかでは、第2のウェブ部分の長手方向縁部は、それらが弾性不織布ウェブシート12に固着される前に、フィルタリングウェブ部分の長手方向縁部の周囲に折り畳まれ得る。他の実施形態では、第2のウェブ部分32は、フィルタリングウェブ部分30とほぼ同じである横断方向Tの長さを有し、第2のウェブ部分32及びフィルタリングウェブ部分30の両方の長手方向縁部は、それらが弾性不織布シート12に固着される前に、それ自体に対して折り重ねられる。同様に、フラップの層40及び層42は、横断方向Tにほぼ同じ長さであり、層40及び層42の縁部は共に、弾性不織布シート12に平坦に(即ち、端が折り畳まれることなく)固着される。いくつかの実施形態では、層40の横断方向Tの長さは、層42のそれより長い。これらの実施形態のいくつかでは、層40の長手方向縁部は、それらが弾性不織布ウェブシート12に固着される前に、層42の長手方向縁部の周囲に折り畳まれ得る。他の実施形態では、層42及び層40は、横断方向Tにほぼ同じ長さであり、層42及び層40の長手方向縁部は共に、それらが弾性不織布シート12に固着される前に、それ自体に対して折り返される。
いくつかの実施形態では、層42及び第2のウェブ部分32は共に、低坪量の不織布材料であり得る同じ材料から作製されてもよく、層40はフィルタリングウェブ部分30と同じ材料から作製されてもよい。これら実施形態では、フィルタリングウェブ部分30及び層40は共にフィルタであり得、第2のウェブ部分32は、ユーザーの顔に接して着用される軟質材料を提供することができ、層42はフィルタ層40に対する保護を提供することができる。他の実施形態では、フィルタリングウェブ部分30は、2つの第2のウェブ部分32の間に挟まれてもよく、フラップは3枚重ねのフラップであり、そのうちの1つの層は、それぞれが第2のウェブ部分と同じ材料から作製された2つの層の間に挟まれているフィルタリングウェブ部分と同じ材料から作製される。フィルタリングウェブ部分、第2のウェブ部分、及びフラップ材料のための種々の有用な材料は、以下に記載する。
図3Aに示される実施形態では、フラップ42/40、フィルタリングウェブ部分30、又は第2のウェブ部分32のどれも、プリーツ加工されていない。図3Bに示される実施形態では、例えば、部分層であるフィルタリングウェブ部分30及び第2のウェブ部分32が非弾性であるか、又は弾性不織布シートよりも有意に低い伸びを有する場合に、フェイスマスクが人の顔を囲むように定置されると中央部分14が多少伸張することができるように、フィルタリングウェブ部分30及び第2のウェブ部分32は、一緒にプリーツ加工されており、かつ2つのプリーツ35を有している。フェイスマスクの伸張を可能にするために、フィルタリングウェブ部分30及び第2のウェブ部分32は、プリーツを1つ有するか、又は2つ以上のプリーツ(3つ、4つ、又はそれ以上のプリーツ)を有するのも有用であり得る。プリーツは、あらゆる有用な構成で設置され得、例えば、単一のプリーツは、フェイスマスクの長手方向の中央線に沿って設置され得る。あるいは、単一のプリーツは、長手方向の中央線と、第1又は第2の側方端部分のいずれかとの間に設置され得る。プリーツを2つ用いる場合、それらは図示のようにマスク上に対称的に設置されてもよく、又はされなくてもよい。第1のプリーツは、長手方向の中央線と第1の側方端部分との間にあってもよく、第2のプリーツは、長手方向の中央線と第2の側方端部分との間にあってもよい。プリーツ35は、フェイスマスクの長手方向Lにあるが、横断方向Tにあるプリーツも有用であり得る。プリーツ35の折り畳みは、少なくとも一部が弾性不織布ウェブに固着されてもよく、又はプリーツ35の折り畳みは、固着されなくてもよい。
図3Bに示されるプリーツは、単一のプリーツであるが、二重プリーツ又は他の複数のプリーツも、上述の構成のいずれかの、本明細書に開示されるフェイスマスクに有用であり得る。例えば、第1の二重プリーツの組は、長手方向の中央線と第1の側方端部分との間にあってもよく、第2の二重プリーツの組は、長手方向の中央線と第2の側方端部分との間にあってもよい。
いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ部分30及び第2のウェブ部分32のプリーツ又は複数のプリーツ35は、例えば、図3Bに図示されるように、最初にフィルタリングウェブ又はフィルタリングウェブ部分をそれ自体の上に折り返した後、2回目にそれをそれ自体の上に折り返すことにより作製される平坦なプリーツである。二重プリーツについて、この折り畳み模様は、通常、同じ折り畳み方向で2回繰り返される。複数のプリーツについて、この折り畳み模様は、通常、複数回繰り返される。二重プリーツ又は複数のプリーツは、所望により、重なり合ったプリーツ又は平行なプリーツであり得る。平坦なプリーツ材料において、プリーツ加工された材料の大部分は、弾性不織布シートによって画定された平面に実質的に平行(即ち、10、7.5、又は5度内の平行)である。図3Bに示される平坦なプリーツは、本明細書に開示されるフェイスマスクのコンパクトな積み重ね又は巻き取りを可能にするのに有用である。
いくつかの実施形態では、第2のウェブ部分32は弾性である。これらの実施形態では、フェイスマスクの伸張は、第2のウェブ部分32がプリーツ加工されていなくても可能である。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ部分30はプリーツ加工されるが、第2のウェブ部分32はプリーツ加工されない。いくつかの実施形態では、弾性材料又は弾性不織布シートは、プリーツ加工される(例えば、弾性不織布シート、フィルタリングウェブ部分、及び第2のウェブ部分の3つすべてがプリーツ加工され得る)。図3Bに図示される実施形態では、フィルタリングウェブ部分30及び第2のウェブ部分32は、一緒にプリーツ加工される。他の実施形態では、フィルタリングウェブ部分30及び第2のウェブ部分32は、別々にプリーツ加工された後、所望により、プリーツと整合されて、又は整合されずに相互の上に位置付けられる。いくつかの実施形態では、第2のウェブ部分32は、フィルタリングウェブ部分30又はフィルタリングウェブ部分及び弾性不織布シート12の中央部分14と同一の広がりを持つ。加工される実施形態では、フィルタリングウェブ部分及び/又は第2のウェブ部分は、そのプリーツ加工された構成であるが、フェイスマスクの中央部分と同一の広がりを持つ。
本明細書に開示されるフェイスマスク80の一部の実施形態の着用者に面する側の平面図が、フラップが除去された状態で図8Aに示されている。この図は、フィルタウェブ部分30及び任意の第2のウェブ部分32のプリーツ85も示している。図8Aでは、フェイスマスク80は、細長い形状を有する弾性不織布シート82である、弾性材料の部分(例えば、弾性不織布ウェブ)を備えている。弾性不織布シート82は、中央部分84と、それぞれ、それぞれが対向して中央部分84の側面に位置する、第1及び第2の側方端部分86及び88を有する。フェイスマスク80の第1の側方端部分86は、人の耳に係合するように使用され得る開口87を有し、第2の側方端部分88は、人のもう一方の耳に係合するための開口89を有する。フェイスマスク80は、フィルタリングウェブ部分30及び任意に第2のウェブ部分32に2つの平坦なプリーツ85を有している。プリーツ85は、フェイスマスクの中央部分84に対照的に位置する。第1のプリーツは、長手方向の中央線と第1の側方端部分86との間にあり、第2のプリーツは、長手方向の中央線と第2の側方端部分88との間にある。プリーツ85の大きさ「D1」及びプリーツ間の距離「D2」は、顔への所望の適合、及び典型的にはユーザーの大きさにより調節され得る。例えば、「D2」は、約0(即ち、プリーツは、相互に隣接して位置付けられてもよい)〜約7.6cm(3インチ)の間で様々であり得、「D1」は、約1.27cm(0.5インチ)〜約5.7cm(2.25インチ)の間で様々であり得る。例えば、14cmより大きい横断方向の長さを有する中央部分を有するフェイスマスクについて、「D1」及び「D2」の距離がより大きいことが望ましい場合がある。プリーツ85はまた二重プリーツであってもよい。図1に図示される実施形態のように、フィルタリングウェブ部分30及び任意に第2のウェブ部分32は、37に沿って弾性不織布シート82の中央部分84に固着される。
図8Bは、フェイスマスクの外側に面した表面から示されたフェイスマスク10、10a、又は80を示している。図8Bに示される実施形態には、弾性不織布ウェブ(即ち、弾性不織布シート82)部分の任意の切り込み81も示されている。「切り込み」という用語は、材料を取り除かないウェブにおける切り込み(即ち、スリット)、及び材料を取り除くウェブにおける切り込み(即ち、空孔)を含むことが意図される。切り込み81(示されるスリット)は、フィルタリングウェブ部分30及び任意に第2のウェブ部分32のプリーツ85の付近に有利に設置され得る。切り込み81は、フェイスマスクが伸張し、着用される時、プリーツ85が切り込み81から形成された弾性不織布シート82の開口部を通して延在することを可能にする。このように、ユーザーの顔の特徴(例えば、鼻及び口)を収容するためのより大きな空間がプリーツによって形成され得る。この構成における二重プリーツ(例えば、プリーツ85のそれぞれが重なり合っている二重プリーツである)は、着用者の顔の特徴のために作製された空間の調節を増加させることができる。例えば、切り込み81を通してプリーツを引っ張ることにより、所望する場合、着用者の鼻の周囲により大きな空間を広げることができる。切り込み81は、必要条件ではないが、プリーツ85の上に直接位置するように作製され得る。切り込み81がプリーツ85の上に直接位置するとき、それらはプリーツ85の折り畳み上の中央に位置するか、又はそれらはオフセットであり得る。また、切り込み81は、フェイスマスク80上で長軸方向に中央に位置するか、又はそれらはオフセットであり得る。切り込み81は、図8Bに示されるように直線の形態であるか、又はそれらは、ジグザグの形であるか、若しくは湾曲し得る(例えば、アーク型又はS字型)。フェイスマスク80が着用されるとき、切り込み81は、プリーツ85の少なくとも一部が弾性不織布シート82を通して突出するのに十分長いことが有用である。例えば、切り込みは、フェイスマスクの長軸方向寸法の約10%〜100%(いくつかの実施形態では、10%〜99%、30%〜95%、又は50%〜約90%)である長さを有することができる。図示される実施形態では、2つの切り込み81が示されるが、弾性不織布シートの中央部分は、少なくとも1つの切り込み(例えば、2つ、3つ以上の切り込み)を提供することができる。切り込みの数はプリーツの数に相当してもよい。他の実施形態では、切り込みは、いずれのプリーツと関連しない場合があり(例えば、切り込みは全くプリーツ加工されないフェイスマスクに有用であり得る)、切り込みは、あらゆる望ましい位置にあってもよい。いくつかの実施形態では、長手方向の中央線の、又はその近くの中央部分に長手方向Lの弾性不織布シートに切り込みを位置付けて、例えば、着用者の鼻により大きな空間を与えることが有用であり得る。スリット又は空孔は、フィルタリングウェブに固着される前、又は例えば以下に説明する方法を使用して、フェイスマスクの打ち抜き中に、弾性ウェブに作製され得る。
本明細書に開示されるフェイスマスクの実施形態のいずれかでは、弾性不織布シートは白以外の色を有することができ、又は多色パターンを有することもあり得る。更に、弾性不織布シートに図形が付与されてもよい。「図」という用語は、フェイスマスク上に見えるあらゆるデザイン、形状、模様、又は絵を意味し、具体的には、テキスト(例えば、1つ以上の英数字符号を含む)、1つ以上の絵を含む画像、及びそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、絵は、弾性不織布シートの中央部分24の外側に面した表面上に提供される。図(例えば、絵)は、印刷方法(例えば、スクリーン印刷、グラビア印刷、及びオフセット印刷)及び付着方法等の種々の手段を通して弾性不織布シートに付与され得る。色パターン及び/又は図形は、着用者に楽しさを提供することができる。
本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクは、種々の異なる大きさのフェイスマスクを含むことができる。フェイスマスクの大きさは、ユーザーにより調節することができる。いくつかの実施形態では、弾性不織布シート(及びフェイスマスク)は、長手方向Lに15(いくつかの実施形態では、14、13、12、11、10、9、又は8まで)センチメートル(cm)まで、及び横断方向Tに36(いくつかの実施形態では、34、32、30、28、26、24、22、又は20まで)cmまでの最大寸法を有する。
本開示によるフェイスマスクの製造方法は、フィルタリングウェブ、任意に第2のウェブ、及びフラップを、弾性不織布ウェブの中央レーンに固着して積層ウェブを形成した後、フェイスマスクを積層ウェブの中に打ち抜く工程を伴う。積層ウェブは、あらゆる大きさのものであってもよく、複数のフェイスマスク10は、そこからあらゆる数、形状、又は大きさ(例えば、前述の大きさを含む)に打ち抜かれ得る。弾性不織布ウェブ、フィルタリングウェブ、及び第2のウェブは、典型的には、すべて機械方向に連続している。連続する弾性不織布ウェブの中央レーンは、連続する弾性不織布ウェブのウェブ交差幅未満であるウェブ交差幅を有する。中央レーンは、連続する弾性不織布ウェブの第1又は第2の長手方向縁部と整合されず、いくつかの実施形態では、連続する弾性不織布ウェブの長手方向の中央線を中心とする。中央レーンのウェブ交差幅は、弾性不織布ウェブのウェブ交差幅の約50又は60%までであってもよく、典型的には、その少なくとも約30又は35%である。フィルタリングウェブは、中央レーンのウェブ交差幅と実質的に同じ(例えば、約10%、7.5%、又は5%以内である)ウェブ交差幅を有する。本開示に従うフェイスマスクのいくつかの実施形態では、弾性不織布シートは弾性不織布ウェブのものから形成された一部分であり、フィルタリングウェブ部分はフィルタリングウェブから形成され、任意に第2のウェブ部分は任意に第2のウェブから形成される。いくつかの実施形態では、本方法は、少なくとも1つの切り込みがフェイスマスクの中央部分に提供されるように、弾性不織布ウェブに断続的にスリットを付ける工程を含む。
本明細書に開示されるフェイスマスクの製造方法は、フラップを作成するためにフラップ材料のウェブを切る工程を更に含む。フラップ材料のウェブは、多層ウェブであり得る。フラップ材料の切断されたウェブは、フィルタウェブ及び任意の第2のウェブと共に弾性不織布ウェブの中央レーンに固着されて、固着/積層ウェブを形成する。個別のフラップは、フラップ材料のウェブから切断されて、連続した弾性不織布ウェブ、フィルタリングウェブ、及び任意に第2のウェブの上に配置され得る。個別のフラップは、連続ウェブに固着される前に、例えば、真空ローラーによって定位置に保持される。
有利には、いくつかの実施形態では、フェイスマスクの製造方法は、機械方向に連続しているフラップ材料のウェブからフラップを作成する工程を含む。いくつかの実施形態では、連続した側辺部を維持した状態で、フラップ材料のウェブの中央部分に、離間した開口部が切り込まれる。これら離間した開口部は、少なくとも第1のフラップ及び、いくつかの実施形態では第2のフラップを画定する、任意の所望の形状を有し得る。例えば、開口部は、図1及び図2に示される形状を有し得る。いくつかの実施形態では、連続した側辺部を維持した状態で、フラップ材料を除去することなく、フラップ材料のウェブの中央部分にスリットが切り込まれる。スリットは任意の有用な形状を有することができ、結果として2つのフラップを形成する。これら実施形態のいずれかでは、積層ウェブを固着する工程は、連続した側辺部を、フィルタリングウェブ、任意に第2のウェブ、及び弾性不織布ウェブに固着する工程を含む。
いくつかの実施形態では、フラップ材料の連続ウェブを切る工程は、ウェブに一連の離間した穿孔区域(例えば、図1に11で示すような)を提供するために、フラップ材料のウェブを穿孔する工程を含む。第1のフラップ及び任意に第2のフラップは、例えば、固着された積層ウェブからフェイスマスクが打ち抜かれた後で、穿孔区域内のフラップ材料を除去した後に形成される。
フラップ材料のウェブを切る工程で記載された実施形態のいずれかでは、切り込み(例えば、連続した切り込み又は不連続な穿孔)は、例えば、打ち抜き(例えば、回転式打ち抜き)又はレーザー切断を用いて形成されてもよい。
本明細書に開示される方法では、フェイスマスクは、中央部分が連続する弾性不織布ウェブの中央レーンから打ち抜かれ、第1及び第2の側方端部分が、それぞれ、対向して中央部分の側面に位置するように、積層ウェブから打ち抜かれる。ウェブ上のフェイスマスクのこの構成は、フィルタリングウェブ、任意に第2のウェブ、及びフラップ材料の切断されたウェブを、織布ウェブに、例えば、機械方向に連続して固着するのを可能にする。広範な結合技法が、フィルタリングウェブ及び任意に第2のウェブの、弾性不織布ウェブへの固着に有用であり得る。代表的な結合技法は、超音波溶接、熱接着(例えば、熱点接着)、接着剤結合、積層法、スティッチボンディング、溶接結合、ニードルパンチング、及び水交絡を含む。任意の固着部39が同時に形成されてもよい。これら任意の固着部は、フラップの少なくとも一部をフェイスマスクの中央部分に固定し、かつ、フラップが引き上げられ得る範囲を制限する。
いくつかの実施形態では、本開示に従うフェイスマスクを作製する方法は、フィルタリングウェブが少なくとも1つ(いくつかの実施形態では、2つ、3つ以上)の機械方向のプリーツを有するようにフィルタリングウェブをプリーツ加工する工程を更に含む。フィルタリングウェブにおけるプリーツ又は複数のプリーツは、上述のように、弾性不織布ウェブの長手方向の中央線に対して位置付けられ得る。プリーツ加工されたフィルタリングウェブ又はフィルタリングウェブ部分が、それぞれ、弾性不織布ウェブ若しくはシートの中央部分と同じウェブ交差幅を有するか、又はそれと同一の広がりを持つと考えられる時、それは、言及されるプリーツ加工後のフィルタリングウェブ又はフィルタリングウェブ部分の幅である。上述のように、プリーツは、フィルタリングウェブを弾性不織布ウェブに固着し、フェイスマスクを積層ウェブに打ち抜く連続するプロセスを容易にするために、平坦なプリーツであり得る。
いくつかの実施形態では、積層ウェブ、フェイスマスク、又はその中央部分は、フィルタリングウェブに複数のギャザーを形成することになる伸縮結合積層体でない。本明細書に使用される、「伸縮結合積層体」という用語は、一層がギャザー形成可能な層であり、もう一方の層が弾性層である、少なくとも二層を有する複合材料を指す。層は、弾性層がその元の状態から引き延ばされたときに一緒に接合され、その結果、層が弛緩すると、ギャザー形成可能な層にはギャザーが寄せられる。少なくとも1つの平坦なプリーツを有する平坦プリーツ加工された材料は、伸縮結合積層体が平坦ではないため、「伸縮結合積層体」ではないことになる。フィルタリングウェブ部分が伸縮結合積層体によって弾性不織布シートに取り付けられる場合には、固着された積層ウェブを処理するのがより困難になるだけでなく、フィルタリングウェブ部分にギャザーが存在することにより、本明細書に開示されるフェイスマスクのコンパクトな積み重ね又は丸めが妨げられる可能性がある。
フィルタリングウェブ及び任意に第2のウェブが少なくとも1つのプリーツ(例えば、平坦なプリーツ)を有する実施形態では、少なくとも1つのプリーツの折り目は、固着されてもよく、又は固着されなくてもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプリーツの折り目は、フェイスマスクの上縁部及び底縁部に沿って固着される。これらの実施形態のいくつかでは、少なくとも1つのプリーツは、フェイスマスクの上縁部と底縁部との間で固着されない。これらの実施形態のいくつかでは、弾性不織布ウェブの中央部分は、フェイスマスクの上縁部及び底縁部に沿って伸長可能ではないが、フェイスマスクの上縁部と底縁部との間で伸長可能である。
本開示に従う方法のいくつかの実施形態では、当該方法は、機械方向に連続する第2のウェブを提供する工程と、中央レーン及びフィルタリングウェブのウェブ交差幅と実質的に同じ(例えば、約10、7.5、又は5%内)であるウェブ交差幅を有する工程と、第2のウェブを弾性不織布ウェブの中央レーンに固着し、積層ウェブを作成する工程とを更に含む。いくつかの実施形態では、第2のウェブは、横ウェブ方向のフィルタリングウェブより長い。これらの実施形態のいくつかでは、第2のウェブの長手方向縁部は、それらが弾性不織布ウェブに固着される前に、フィルタリングウェブの長手方向縁部の周囲に折り畳まれ得る。他の実施形態では、第2のウェブは、フィルタリングウェブと実質的に同じである横ウェブ方向の長さを有し、第2のウェブ部分及びフィルタリングウェブの両方の長手方向縁部は、それらが弾性不織布ウェブに固着される前に、それ自体に対して折り重ねられる。これらの実施形態のいくつかでは、第2のウェブは弾性である。いくつかの実施形態では、本開示に従うフェイスマスクを作製する方法は、第2のウェブが少なくとも1つの機械方向のプリーツを有するように第2のウェブをプリーツ加工する工程を更に含む。プリーツ又は複数のプリーツは、上述のフィルタリングウェブと同じ構成を有し得る。
フィルタリングウェブ及び任意に第2のウェブはプリーツ加工され得るが、一般に、本開示に従うフェイスマスクを作製する方法は、ウェブ処理中、弾性ウェブ、フィルタリングウェブ、及び/又は第2のウェブを半分又は他の一部分(例えば、3分の1)に折り畳む工程を含まない。
本開示に従うフェイスマスクを作製する方法の実施形態の略図は、図9に図示される。図示される実施形態では、第2のウェブ232及びフィルタリングウェブ230は、所望のプリーツ構成が提供されるプリーツ加工台235の中に一緒に供給される。いくつかの実施形態では機械方向に断続的に切断される弾性ウェブ212に、フィルタリングウェブ230及び第2のウェブ232が層状に重ねられる。多層ウェブ(例えば、2枚又は3枚重ねのウェブ)であり得るフラップ材料240のウェブを、回転式打ち抜きステーション245aに通過させて、フラップ材料のウェブに離間した開口部、スリット、又は穿孔区域を設ける。次に、フラップ材料の切断されたウェブが、弾性ウェブ212、フィルタリングウェブ230、及び第2のウェブ232などのウェブの上に層状に重ねられる。フラップ材料の切断されたウェブを、上記ウェブ上に層状に重ねるために、ローラー247に通過させることができる。次に、積層ウェブは、前述の固着方法のいずれかを用いることができる固着ステーション237で固着される。固着後、接合されたウェブは打ち抜きステーション245に通されて個別のフェイスマスク200がもたらされ、これら個別のフェイスマスク200は、所望により、積み重ね及びパッケージングステーション270でパッケージ化され得る。
本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクについて、弾性不織布シートの第1の側方端部分、第2の側方端部分、及び中央部分は、すべて相互に一体に形成され、一体となって連続する弾性不織布ウェブから打ち抜かれ得る。打ち抜きは、例えば、連続切り込み又は不連続切り込み(例えば、ミシン目)を有する積層ウェブに切り込みを入れる工程を含む。切り込み(例えば、連続又は不連続切り込み)は、例えば、打ち抜き(例えば、回転式打ち抜き)又はレーザーカットを使用して行われる。フェイスマスクが積層ウェブから打ち抜かれる時、第1の側方端部分に第1の開口部、及び第2の側方端部分に第2の開口部を有するか、又は第1の側方端部分に第1の型抜き部材、及び第2の側方端部分に第2の型抜き部材を有することができる。再び図1を参照すると、いくつかの実施形態では、第1の側方端部分16及び第2の側方端部分18は、それぞれ、開口17及び19になる型抜き部材でそれぞれ打ち抜かれる。型抜き部材の除去は、ユーザーがフェイスマスク10を入手した後に行われてもよく、又はユーザーによって最終的に購入されて使用される前の製造の後期段階で行われてもよい。同様に、フラップ22及び24を形成するための穿孔区域11の除去は、ユーザーがフェイスマスク10を入手した後で、又は製造の後期段階で実施され得る。いくつかの実施形態では、フェイスマスク10の打ち抜きと同時に、開口17は、第1の側方端部分16の中に打ち抜かれ、開口19は、第1の側方端部分18の中に打ち抜かれる。
任意の空孔もまた、フェイスマスクの打ち抜き(例えば、打ち抜き又はレーザー切断)と同時に弾性不織布ウェブの少なくとも一部に形成されてもよい。あるいは、積層ウェブ又は弾性不織布ウェブは、弾性不織布ウェブがフィルタリングウェブ及び任意に第2のウェブに固着される前に、微細複製切り込み器具で処理されて、ウェブの少なくとも一部に空孔を形成することができる。空孔は、任意に、図1に示される中央部分14並びに第1及び第2の側方端部分16及び18を含む弾性不織布シートの全域に設けられてもよい。いくつかの実施形態では、空孔は、弾性不織布シート12の第1及び第の側方端部分16及び18のみに設けられてもよい。いくつかの実施形態では、空孔は、第1及び第2の側方端部分16及び18の一部のみに設けられてもよい。例えば、空孔は、中央部分14のすぐ隣に設けられなくてもよいが、第1及び第2の側方端部分16及び18の中央部分から少なくとも0.5センチメートル(いくつかの実施形態では、少なくとも0.7、0.8、0.9、又は1センチメートル)の距離まで離れて設けられてもよい。弾性不織布材料は、典型的には、ある程度の多孔性を有し、任意の空孔は、弾性不織布シート12に意図的に付与されてもよく、約0.5ミリメートル〜約1.5ミリメートルの範囲の直径を有し得る。空孔は、例えば、フェイスマスクの通気性、伸長、又は快適性のうちの少なくとも1つを向上させるのに有用であり得る。例えば、フェイスマスクが暑い及び/又は湿気のある環境で着用される場合、フェイスマスク(例えば、第1及び第2の側方端部分16及び18)に設けられる空孔は、快適性を改善するために空気の通過を可能にし得る。中央部分14から間隔を置いて配置された第1及び第2の側方端部分16及び18の空孔は、通気性、伸長、又は快適性に関する要求と、鼻及び口の周囲へのフェイスマスクの良好な密封に関する要求とのバランスをとることができる。いくつかの実施形態では、空孔は、弾性不織布材料の形成中にスパンレースプロセスを用いて弾性不織布シートに付与される。
上述の複数のフェイスマスクの連続するウェブ製造は、個々の製造工程が削減される、又は排除されるという点で有利である。連続するウェブ製造は、中央部分並びに第1及び第2の側方端部分が打ち抜きプロセス中に同時に形成され得るため、可能である。更に、フェイスマスクの構成は、機械方向に連続するフィルタリングウェブ、弾性不織布ウェブ、任意に第2のウェブ、及びフラップ材料のウェブを使用することができる、フェイスマスク構成である。フィルタリングウェブ、任意に第2のウェブ、及びフラップ材料は、弾性不織布ウェブに同時に固着されてもよく、フェイスマスクは、続いて、一工程で打ち抜かれることができる。
本明細書に開示されるフェイスマスク及び方法について、弾性ウェブ又はその一部(例えば、弾性層)は、本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクが容易に分配されるのを可能にする、柔軟で可撓性の材料又は複数の材料から作製される。典型的には、弾性材料は弾性不織布材料である。弾性不織布シートは、例えば、第1又は第2の側方端部分が手で掴め、弾性不織布シートを変形若しくは断裂せずにディスペンサから引き抜くことができるように弾力的な材料である。いくつかの実施形態では、例えば、折り合わされたフェイスマスクの積層物において、弾性不織布シートは、永久的に折れたり、しわにならない。同様に、フィルタリングウェブ若しくはその一部分及び/又は第2のウェブ若しくはその一部分は、柔軟で、可撓性の材料から作製され得る。
弾性ウェブ(例えば、不織布ウェブ)又はその一部分(例えば、弾性不織布シート若しくは弾性層)は、1つ以上の方向に伸張することができる。いくつかの実施形態では、弾性不織布シートは、少なくとも5(いくつかの実施形態では、少なくとも10、25、40、50、75、又は100)%、及び少なくとも一方向において、約150、200、250、300、350、又は500%までの伸長を有する。延伸倍率に相当する伸長は、{(延伸長−初期長)/初期長}×100である。例えば、初期の長さが1cmの材料が0.50cm伸張した、つまり延伸長が1.50cmになる場合、材料は、50%の伸長を有すると考えることができる。いくつかの実施形態では、弾性不織布シート又は弾性層は、横断方向T及び長手方向Lの両方に伸張することができる(図1及び8Aを参照)。いくつかの実施形態では、第1及び第2の側方端部分並びに中央部分のすべてが1つ以上の方向に伸張することができる。横断方向又は長手方向のうちの少なくとも一方向において、弾性不織布シート又は弾性層が伸張する能力は、典型的には、着用者の顔をより完全に覆うことを可能にし、ユーザーの種々の大きさの顔への順応により大きな可撓性を提供する。特に、中央部分における横断方向及び/又は長手方向の伸張は、典型的には、顔へのより良い適合を可能にする。
弾性材料(例えば、弾性不織布シート又は層)も、伸張からの回復を示す。回復は、付勢力の印加により材料の伸張後、付勢力が停止した時の伸張した材料の収縮を指す。例えば、弛緩した付勢されてない、長さが1cmの材料が、伸張により50%伸長して1.5cmの長さになり、続いて、伸張力の解除後に1.1cmの長さに収縮する場合、その材料は、その伸長の80%(0.4cm)を回復したことになる。弾性不織布シート又は層は、例えば、少なくとも25、50、60、70、75、又は80%の回復率を有することができる。
本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクのいくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ部分及びフラップは、弾性不織布部分又はシートの中央部分が第1及び第2の側方端部分に対して、少なくとも一方向において、減少した伸長を有する様式で、中央部分に固着される。これらの実施形態では、フィルタリングウェブ部分は非弾性であるか、又は弾性不織布部分若しくはシートより低い伸長を有する。これらの実施形態のいくつかでは、伸長した弾性不織布部分又はシートの中央部分は、長手L方向又は横断T方向のうちの少なくとも1つにおいて、15(いくつかの実施形態では、14、13、12、11、又は10まで)%未満の伸長を有する。これらの実施形態の他のものでは、伸長した弾性不織布部分又はシートの中央部分の少なくとも一部は、少なくとも70(いくつかの実施形態では、少なくとも75、80、又は85)%、及び横断T方向において、約160、150、125、110、又は100%までの伸長を有する。長手方向Lは機械方向に相当し、横断方向Tは横ウェブ方向に相当する。いくつかの実施形態では、中央部分の異なる部分は、同じ方向において異なる伸長を有することができる。例えば、伸長した不織布シートの中央部分の上縁部及び底縁部で、伸長は、横断方向において、5(いくつかの実施形態では、4、3、2、又は1)%までであってもよく、一方、上縁部と底縁部との間では、伸長は、横断方向において、5より大きく、15(いくつかの実施形態では、14、13、12、11、又は10まで)%までであってもよい。他の実施形態では、伸長した不織布シートの中央部分の上縁部及び底縁部で、伸長は、横断方向において、5(いくつかの実施形態では、4、3、2、又は1)%までであってもよく、一方、上縁部と底縁部との間では、伸長は、横断方向において、少なくとも70(いくつかの実施形態では、75、80、又は85まで)%までであってもよい。上縁部及び底縁部での減少した伸長は、例えば、ユーザーの顔に対する良好な密封を提供するのに有用であり得る。いくつかの実施形態では、伸長した弾性不織布シートの中央部分は、長手L方向において、10(いくつかの実施形態では、7.5、5、2.5、2、又は1まで)%未満の伸長を有する。いくつかの実施形態では、第1の側方端部分及び第2の側方端部分は、それぞれ、少なくとも15(いくつかの実施形態では、少なくとも20、25、30、40、50、75、90、又は100)%、及び長手L方向又は横断T方向のうちの少なくとも一方向において、約500(いくつかの実施形態では、350、300、250、又は200)%までの伸長を有する。中央部分又は中央レーンにおける伸長量は、例えば、材料(例えば、弾性不織布ウェブ、フィルタリングウェブ、任意の第2のウェブ、及びフラップの材料)の選択、フラップ、フィルタリングウェブ部分、中央部分の取り付けの程度、並びに中央部分をフィルタリングウェブ部分に取り付けるときのプリーツの寸法及び数により制御され得る。中央部分の伸長を制限することにより、より良い濾過特性を可能にする。例えば、多孔質の弾性材料(例えば、弾性不織布ウェブ)が伸張される時、汚染物質が通過できる大きな空間が材料に開かれる場合がある。一方で、中央部分におけるより大きな伸長は、顔へのより良い適合を可能にすることができる。
様々な種類の不織布材料が、有用な弾性不織布ウェブ又はその一部分(例えば、シート)を提供することができる。いくつかの実施形態では、弾性不織布ウェブ又はその一部分は、スパンボンド、メルトブローン、又はスパンレース不織布を含む。「スパンボンド」という用語は、押し出されるフィラメントの直径を有する、複数の微細で、通常は円形の紡糸口金のキャピラリーから、溶融した熱可塑性材料をフィラメントとして押し出し、その後急激に繊維に縮小させることにより形成される小径繊維を指す。スパンボンド繊維は一般に連続しており、一般的に約7マイクロメートルより大きい、より具体的には約10〜約20マイクロメートルの直径を有する。「メルトブローン」という用語は、溶融熱可塑性材料を溶融糸又はフィラメントとして、複数の微細で通常は円形のダイキャピラリーを通して収束高速で通常は高温のガス(例えば、空気)流中に押し出すことにより形成される繊維を意味し、この収束高速ガス流は、溶融熱可塑性材料のフィラメントを減衰して、おそらくマイクロファイバの直径にそれらの直径を低減する。その後、高速ガス流によって、メルトブローン繊維は移動され、収集面上に堆積し、無作為に分散されたメルトブローン繊維のウェブを形成する。メルトブローン繊維は、一般に、概ね10マイクロメートル未満の直径を有する、連続的又は不連続であり得るマイクロファイバである。スパンレースは、高速水噴流を使用してウェブを打って、ウェブの繊維を混ぜ合わす。スパンレースは、水流交絡としても知られており、例えば、毛羽立てられたウェブ及びエアレイドウェブを使用して作製される、繊維状のウェブ上で実施され得る。
弾性不織布ウェブ又はその一部分(例えば、シート)を作製するための代表的な有用な材料は、ABAブロックコポリマー等の熱可塑性エラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリオレフィンエラストマー(例えば、メタロセンポリオレフィンエラストマー)、ポリアミドエラストマー、エチレンビニルアセテートエラストマー、及びポリエステルエラストマーが挙げられる。ABAブロックコポリマーエラストマーは、概して、Aブロックがポリスチレン系であり、かつBブロックが共役ジエン(例えば、低級アルキレンジエン)であるエラストマーである。Aブロックは、主に置換(例えば、アルキル化)若しくは非置換スチレン系部分(例えば、ポリスチレン、ポリ(アルファメチルスチレン)、又はポリ(t−ブチルスチレン))から概して形成され、1モル当たり約4,000〜50,000グラムの平均分子量を有する。Bブロックは、主に置換又は非置換であり得る共役ジエン(例えば、イソプレン、1,3−ブタジエン、又はエチレン−ブチレン単量体)から概して形成され、1モル当たり約5,000〜500,000グラムの平均分子量を有する。A及びBブロックは、例えば、線状、放射状、又は星形構成で構成されてもよい。ABAブロックコポリマーは、複数のA及び/又はBブロックを含有してもよく、ブロックは同一の又は異なる単量体から作製されてもよい。典型的なブロックコポリマーは、線状ABAブロックコポリマーであり、Aブロックは同一であるか若しくは異なるか、又はAブロックで主に終端する、3つ以上のブロックを有するブロックコポリマーであってもよい。マルチブロックコポリマーは、例えば、より粘着性のあるエラストマーフィルムセグメントを形成する傾向がある、ある特定の割合のABジブロックコポリマーを含有してもよい。いくつかの実施形態では、本開示を実践するために有用な弾性不織布シートは、種々の有用な材料(例えば、ポリプロピレン、ポリプロピレン−ポリエチレンコポリマー、及び熱可塑性ポリウレタン)から作製される。いくつかの実施形態では、弾性不織布ウェブは、例えば、多成分(例えば、コア−シース等の二成分)繊維から作製される。いくつかの実施形態では、弾性不織布ウェブは、層における異なる材料(例えば、上述の材料)の多層積層体である。例えば、弾性不織布ウェブは、メルトブローン繊維の層を、2つのスパンボンド繊維の層の間に含むことができる。
材料は、弾性不織布部分又はシートについて、例えば、それらが皮膚に対してどのように感じるかにより選択され得る。弾性不織布シートは、皮膚に対して柔軟な手触りの材料から作製され得る。弾性不織布シートは、それらが動かないように、ゴムのような手触りを有する材料からも作製され得る。
弾性不織布シートを作製するのに有用ないくつかの材料は、例えば、商品名「VISTAMAXX」として、ExxonMobil,Houston,Texasから市販されているポリオレフィン、及び商品名「IROGRAN」として、Woodlands,Texasから市販されている熱可塑性ポリウレタンエラストマーがある。いくつかの実施形態では、弾性不織布シートは、marnix不織布材料を含む。いくつかの実施形態では、弾性不織布シートは、商品名「STRAFLEX」として、Idemitsu Kosan Co.,Ltd.,Tokyo,Japanから入手可能なスパンボンド不織布を含む。
種々の材料が、フィルタリングウェブ又はその一部分を作製するのにも有用である。フィルタリングウェブ又はその一部を作製するのに有用なものと同じ材料は、フラップ(例えば、本明細書に開示される第1又は第2のフラップの少なくとも1つの層)の形成にも有用であり得る。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方もまた、不織布(例えば、ポリプロピレン不織布材料)である。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方は、微細複製された穿孔フィルムである。フィルタリングウェブ及び/又はフラップ材料はまた、不織布材料又は微細複製された穿孔フィルムの多層を含み得る。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方は、帯電される。帯電濾過媒体は、典型的には、その電荷によってフィルタに向かって濾過されるように粒子を引き付けることにより、濾過の性能を増加させる。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方は、エレクトレットである。エレクトレット処理は、いくつかの異なる技法によって実行され得る(例えば、米国特許第5,401,446号(Tsaiら)、同第4,215,682号(Kubikら)、同第4,375,718号(Wadsworth)、同第4,592,815号(Nakao)、及び同第4,874,659号(Ando)、それらの開示は参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる)。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ若しくはその一部分及び/又はフェイスマスクは、少なくとも99(いくつかの実施形態では、98、97、96、又は95)%のフィルタ効率を有する。
いくつかの実施形態では、本開示によるフェイスマスクは、例えば、着用者を不快臭から保護するのに有用である。これらの実施形態のいくつかでは、フィルタリングウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方には、活性炭又はその他の粒子が装填される。これらの実施形態のいくつかでは、フィルタリングウェブ及び/又はフラップ材料は、2つ以上の材料の層を、例えば、パッドの形態で含むことができる。フィルタリングウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方は、従来技術を用いて粒子が不織布全体に均一に分散されている不織布ウェブであり得る。あるいは、フィルタリングウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方は、例えば、不織布に粒子を埋め込んで形成されてもよく、例えば、Kuraray Chemical Co.(Osaka,Japan)より入手可能な活性炭繊維不織布であってもよい。他の実施形態では、フィルタリングウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方は、芳香剤を備えている(例えば、不快臭を遮断するため)。
いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ若しくはその一部、又はフラップ材料の少なくとも一方は、熱的に絶縁するマイクロファイバの不織布ウェブである。例えば、フィルタリングウェブ及び/又はフラップ材料は、その開示が参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第4,118,531号(Hauser)に記載されている、マイクロファイバとけん縮ステープルファイバとの混合物を含んでもよい。これらの実施形態のいくつかでは、フィルタリングウェブ及び/又はフラップ材料は、2つ以上の材料の層を、例えば、パッドの形態で含むことができる。
いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ若しくはその一部、又はフラップ材料の少なくとも一方は、抗ウイルス剤、抗菌剤、又は抗真菌剤を含む。この種類の適切な薬剤は、クエン酸、ホウ酸、及び酸化銀を含む。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方は、その上にウイルス剤、抗菌剤、又は抗真菌剤が塗布される(例えば、米国特許第4,856,509号(Lemelson)に記載されているローリング又は噴霧により)不織布ウェブを含む。抗ウイルス剤、抗菌剤、又は抗真菌剤は、マスクと接触する可能性のある大気中の病原体及び体液又は他の液体中の病原体を死滅させるのに有用であり得る。
いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ若しくはその一部、又はフラップ材料の少なくとも一方は、3M Company(St.Paul,Minn.)より商品名「THINSULATE」で入手可能なマイクロファイバ絶縁体である。
いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブ若しくはその一部、又はフラップ材料の少なくとも一方は、例えば、少なくとも1つの表面上に低表面エネルギーコーティングを有するか、又はウェブに埋設された低表面エネルギー材料を有することにより、液体に対するバリアを提供する。低表面エネルギーコーティング又は材料は、例えば、ワックス、シリコーン、又はフッ素性化学添加剤を用いて提供され得る。適切なフッ素性化学添加剤は、米国特許第5,025,052号(Craterら)、同第5,099,026号(Craterら)、同第5,706,804号(Baumannら)、及び同第6,127,485号(Klunら)に記載されるものを含む。液体に対するバリア(即ち、耐流体性)を提供するフィルタリングウェブ及び/又はフラップは、例えば、手術用マスクに有用であり得る。
いくつかのフィルタリング部分は多機能を有するように設計されるが、本開示に従うフェイスマスクは、それぞれが同じ又は異なる機能を備えるフィルタリングウェブ部分を有する、2つの異なるフィルタリングウェブ部分を含むことができる。例えば、フェイスマスクは、微粒子を取り除くために装入される第1のフィルタリングウェブ部分、及び断熱を提供するように設計される第2のフィルタリングウェブ部分の両方を含むことができる。いくつかの実施形態では、フェイスマスクは微粒子を取り除くために装入される第1のフィルタリングウェブ部分、及び抗ウイルス剤、抗菌剤、又は抗真菌剤で処理される第2のフィルタリングウェブ部分の両方を含むことができる。別の実施形態では、フェイスマスクは、耐流体を提供するように装入される第1のフィルタリングウェブ部分、及びそのように設計される第2のフィルタリングウェブ部分の両方を含む。これらの実施形態のいくつかでは、耐流体を提供するフィルタリングウェブ部分は、弾性不織布シートに隣接して位置付けられ得る。これらの実施形態のいくつかでは、弾性不織布シート82は、図8Bに示され、上述されるスリット81を有することができる。これらの実施形態に従いフェイスマスクを作製するために、所望の機能を伴う2つの異なるフィルタリングウェブが、本開示に従うフェイスマスクを作製する方法に使用され得る。
同様に、フラップ材料は多機能を有するように設計されてもよく、それぞれが同じ又は異なる機能を備える多層構造のフラップを使用することができる。例えば、第1及び/又は第2のフラップは、粒子を除去するために帯電している1つの層と、断熱を提供するように設計された別の層とを含み得る。いくつかの実施形態では、第1及び/又は第2のフラップは、粒子を除去するために帯電している1つの層と、抗ウイルス剤、抗菌剤、又は抗真菌剤で処理されている別の層とを含み得る。別の実施形態では、第1及び/又は第2のフラップは、帯電している1つの層と、耐流体性を提供するように設計された別の層と、を含み得る。
種々の材料が、任意に第2のウェブ又はその一部分を作製するのに有用でもある。これら材料は、フラップ材料としても有用である(例えば、第1又は第2のフラップの少なくとも一方の中の少なくとも1つの層)。いくつかの実施形態では、第2のウェブも不織布である(例えば、ポリプロピレン、ポリプロピレン−ポリエチレンコポリマー、又は天然繊維から作製される)。いくつかの実施形態では、第2のウェブは、微細複製穿孔フィルムである(例えば、ポリプロピレンから作製される)。第2のウェブは、不織布材料又は微細複製穿孔フィルムの多層を含むこともできる。
いくつかの実施形態では、第2のウェブ又はフラップ材料の少なくとも一方は、不織布ウェブ(例えば、スパンボンドウェブ、メルトブローンウェブ、コフォーム不織布ウェブ、又は結合カードウェブ)である。「コフォーム」という用語は、少なくとも1つの他の材料(例えば、パルプ又は短繊維)がメルトブローン形成中に添加されるメルトブローン材料を意味する。いくつかの実施形態では、第2のウェブ若しくはその一部、又はフラップ材料の少なくとも1つは、弾性不織布ウェブと同じ材料で作製される。いくつかの実施形態では、第2のウェブ及び/又はフラップ材料は、ネック付与した不織ウェブ又は可逆的にネック付与した不織布ウェブである。ネッキングプロセスは、典型的に、供給ロールから材料を巻き出し、所定の線速度でブレーキニップロールアセンブリを通過させることを伴う。ブレーキニップロールより大きい線速度で操作される巻き取りロール又はニップは、材料を引き付け、布地を伸長し、ネッキングさせるのに必要な張力を生成する。可逆的にネッキングさせた材料が望ましい時、伸張材料は、伸張状態にある間に加熱され、冷却される。伸張材料の加熱及び冷却は、ポリマーの更なる結晶化を生じ、ヒートセットを付与する。ネッキングさせた材料が弾性不織布シートに固着されるときに、延びて、弾性不織布シートと共に引き戻ることができる。いくつかの実施形態では、第2のウェブ又はその一部分は、低密度(例えば、平方メートル当り10〜30グラム)のスパンボンドポリプロピレンである。
本開示に従うフェイスマスク及び/又は本開示に従い作製されたフェイスマスクは、フィルタリングウェブ又はフィルタリングウェブ部分のいずれかの側上に2つの第2のウェブ又は第2のウェブ部分を備えることができる。この構造は、例えば、多層を有する炭素装填又は断熱パッドがフィルタリングウェブ又はフィルタリングウェブ部分として使用されるときに有用であり得る。これらの実施形態では、それぞれの第2ウェブ又はその一部分が、上述の材料のいずれかを含む、同じ又は異なる材料で作製され得る。いくつかの実施形態では、それぞれの第2のウェブ又はその一部分は、低密度のスパンボンドポリプロピレンである。
いくつかの実施形態では、第2のウェブ若しくはその一部、又はフラップ材料の少なくとも1つは、芳香剤又は香油を備えていてもよい。例えば、第2のウェブ若しくはその一部、及び/又はフラップ材料は、ユーザーを落ち着かせる又は快適にするために、ミント若しくは冬緑芳香剤又は油で処理されてもよい。これらの実施形態のいくつかでは、ユーザーの皮膚と接触するように位置付けられる未処理の第2のウェブ部分又はフラップの層が存在してもよく、一方で、芳香剤を備えた第2のウェブ部分又はフラップの層は、ユーザーの皮膚と接触しないように位置付けられてもよい。
いくつかの実施形態では、第2のウェブ若しくは第2のウェブ部分、又はフラップ材料の少なくとも1つは、展性材料で作製されてもよい。これは、例えば、着用時に、フェイスマスク及びフラップが所望の形状を保持することを可能にするのに有用であり得る。例えば、スリットとプリーツの組み合わせがユーザーの顔の特徴のために空間を提供するように使用される実施形態では、可鍛性材料の第2のウェブ部分は、この空間を空けたままに保持するのに役立つことができる。これらの実施形態のいくつかでは、ユーザーの皮膚に接触するように位置付けられる柔らかく可撓性の第2のウェブ部分があってもよく、一方、可鍛性材料の第2のウェブ部分は、ユーザーの皮膚に接触しないように位置付けられてもよい。
使用中、フラップ22は、フェイスマスクの上縁部21から突出して、人の鼻又は顎を少なくとも部分的に覆うように作られており、人は、少なくとも弾性不織布シート及びフィルタリングウェブを含む中央部分を通して呼吸することができる(図10参照)。そのため、フラップは透過性である必要はない。したがって、フィルムなどの種々のその他の材料が、フラップを形成するのに有用であり得る。例えば、フラップ材料は、任意のフィルム形成熱可塑性材料であり得る。有用なフィルム形成熱可塑性プラスチック材料には、ポリエチレン及びポリプロピレン等のポリオレフィンホモポリマー、エチレン、プロピレン、及び/又はブチレンのコポリマー、エチレンビニルアセテート及びアクリル酸エチレン等のエチレンを含有するコポリマー、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリエチレンブチラート及びポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)等のポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリ(ビニルアルコール)、ポリエーテルエーテルケトン等のケトン、ポリフェニレン硫化物、並びにそれらの混合物が挙げられる。いくつかの実施形態では、フラップ材料は、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、エチレンコポリマー、プロピレンコポリマー、ブチレンコポリマー、並びにこれらの材料のコポリマー及びブレンド)で作製される。
いくつかの実施形態では、本開示による及び/又は本開示に従って作製されるフェイスマスクは、第1のフラップ又は第2のフラップの少なくとも一方の上に配置される、パターン化された接着剤であり得る接着テープ又は接着ストリップを含む。接着ストリップ(例えば、パターン化された接着剤)は、例えば、回転式印刷コーティングを用いて、フェイスマスクの第1のフラップ又は第2のフラップの少なくとも一方の上にコーティング又は印刷され得る。接着テープストリップは、フェイスマスク上の所望の位置(複数可)にも設置され得る。フラップが2つ以上の層を有する場合、典型的には、接着テープストリップは、使用中に着用の皮膚上に位置付けられることになる層上の第1のフラップ又は第2のフラップの少なくとも一方に接着される。接着テープストリップは、例えば、着用者の鼻、頬、又は顎の上の中央部分のより良い適合を提供するために有用であり得る。より良い適合は、フェイスマスクと顔との間のあらゆるギャップを通る病原体の移動を防止するためのフェイスマスクの機能を強化することができる。接着テープストリップは、例えば、ヒトの皮膚と物理的かつ生物学的に適合性のある圧感接着剤(PSA)を含むことができ、このPSAは、不織布繊維上にコーティングされ得る(例えば、水流交絡若しくは針仕付されたポリエステル又はレーヨン不織布)。適切な皮膚に適合性のある圧感接着剤は、アクリル系接着剤、ポリオレフィン接着剤、ゴム系接着剤、及び粘着付与ブロックコポリマー接着剤を含む。簡便なパッケージングのために、取り外し可能なライナーが接着テープ又はストリップ上に提供され得る。取り外し可能なライナーを有するいくつかの有用な皮膚に適合性のある接着剤は、市販の、例えば、商品名「3M DOUBLE−COATED SPUNLACE NONWOVEN TAPE 9917」として3M Company,St.Paul,Minn.から入手可能な不織布担体二重コーティングテープである。
本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクは、フェイスマスクの上縁部又は底縁部のうちの少なくとも1つの上に配置される、細長い可鍛性部材も含むことができる。可鍛性部材は、弾性不織布シートの中央部分に、着用者から離れて面したフェイスマスクの外表面上に設置されるか、又は多層構造では、いずれかの層の間にあってもよい(例えば、フィルタリングウェブ部分と第2のウェブ部分、又はフィルタリングウェブ部分と弾性不織布シート)。可鍛性部材は、例えば、着用者の鼻、頬、又は顎の上の中央部分のより良い適合を提供するために有用であり得る。代表的な適切な可鍛性部材は、金属ワイヤ又はアルミニウムバンドを含む。
本開示による及び/又は本開示に従って作製されたフェイスマスクは、例えば、フェイスマスクに更なる望ましい特徴を提供するのに有用であり得る取り外し可能なパッドも含むことができる。例えば、鎮静芳香剤が所望される時、ミント若しくは冬緑芳香剤又は油で処理されたパッドが、図8Bに図示される実施形態の切り込み81のうちの1つに挿入され得る。芳香剤がもはや効果的ではない、又はもはや所望されない時、パッドは、切り込み81のうちの1つを通してフェイスマスクから容易に取り除かれ得る。
本開示に従う及び/又は本開示に従い調製されたフェイスマスクは、様々な技法を使用して分配可能に作製され得る。いくつかの実施形態では、本開示による及び/又は本開示に従って作製された複数のフェイスマスクは、第1のフェイスマスクと、第2のフェイスマスクとを含む折り合わされたフェイスマスクの積層物に含まれ、第1のフェイスマスクの第2の側方端部分48は、第2のフェイスマスクの第1の側方端部分46’又は第2の側方端部分48’と折り合わされる。第1の側方端部分46は、典型的には、積重体(例えば、ディスペンサの)から掴まれ、取り出されるように利用可能である。いくつかの代表的な折り合わせ構成が、図4A、4B、4C、4D、4E、及び4Fに示される。図4A及び4Cは異なる種類のZ字型の折り畳み部分を図示する。図4Bは、いわゆるV字型の折り畳み部分又はU字型の折り畳み部分を図示する。図4D及び4Eは、C字型の折り畳み構成を図示する。第1のフェイスマスクの第2の側方端部分が第2のフェイスマスクの第1又は第2の側方端部分と折り合わされる時、第1のフェイスマスクの第2の側方端部分は、第2のフェイスマスクの第1又は第2の側方端部分と重なり合うことが理解され得る。図4B及び4Cにおいて、第1のフェイスマスクの第2の側方端部分48は、直接的な対面配置で、第2のフェイスマスクの第1の側方端部分46’と重なり合う。図4A及び4Dにおいて、第2のフェイスマスクの第1の側方端部分46’は、それ自体の上に最初に折り畳まれ、第1のフェイスマスクの折り畳まれた第2の側方端部分48の中に組み込まれる。同様に、第2のフェイスマスクの第2の側方端部分48’は、積重体の次のフェイスマスクの第1の側方端部分46”と折り合わされる。図4Eにおいて、第1のフェイスマスクの第2の側方端部分48は、それ自体の上に最初に折り畳まれ、第2のフェイスマスクの折り畳まれていない第1の側方端部分46’と折り合わされる。この構成では、第2の側方端部分48、48’、及び48”のみがそれ自体の上に折り畳まれ、一方、第1の側方端部分46、46’、及び46”は折り畳まれないままである。図4Eに図示される実施形態では、折り畳まれた第2の側方端部分48、48’、及び48”は、相互に重なり合わない。他の実施形態では、フェイスマスクは、折り畳まれた第2の側方端部分が重なり合うように位置付けられ得る。折り畳み構成のいずれかでは、中央部分44、44’は、例えば、図4B及び4Eに図示されるように折り畳まれ得る。あるいは、中央部分44、44’は、例えば、図4A、4C、及び4Dに図示するように、折り畳み部分を有さない場合がある。
図4Fにおいて、折り合わされたフェイスマスクの積層物は、変性されたS字型の折り畳み構成を有する。この構成では、それぞれのフェイスマスクが3つの折り畳み部分を含む。図4A〜4Eに示される他の構成では、折り合わさったフェイスマスクの積層物は、典型的には、1つ又は2つの折り畳み部分を含有する。第1のフェイスマスクの第2の側方端部分48は、中央部分に最初に折り畳まれ、中央部分44’及び第1の側方端部分46’の一部の重なり合いにより作製される第2のフェイスマスクの折り畳み部分と折り合わされる。それぞれのフェイスマスクは、マスクに第3の折り畳みとなる中央部分44、44’、及び44”に折り畳み部分を有する。図4Fに図示される実施形態では、折り畳まれた第2の側方端部分48、48’、及び48”のそれぞれは、必要条件ではないが、積重体において、1つの上にもう1つが位置付けられる。有利に、図4Fに示される折り畳み構成は、フェイスマスクをコンパクトなディスペンサから1度に1つ取り出すことを可能する(例えば、図5Bの短い1対の側面52の長さは、横断方向のフェイスマスクの長さの3分の1までである)。これらの実施形態では、ディスペンサ50の短い1対の側面52の長さは、ディスペンサの幅と称される場合がある。いくつかの実施形態では、容器は、第1のフェイスマスクの長さの約4分の1の幅を有する。
本明細書に開示される折り合わされたフェイスマスクの実施形態のいずれかでは、積層物中のフェイスマスクの数は制限されず、例えば、少なくとも10、20、30、40、又は50、であり得、かつ例えば、300、250、200、又は100までであり得る。より大きな数のフェイスマスクを有する積重体(例えば、20より大きい)について、個別のフェイスマスクが取り出されると、積重体を開口部に向かって促すために、ディスペンサの底部にバネシステムを有するのが有用であり得る。
本開示による及び/又は本開示に従って作製された複数のフェイスマスクについての代表的なディスペンサは、図5A、5B、及び5Cに示される。種々の異なる形状及び材料が、フェイスマスクを分配するのに有用であり得る。いくつかの実施形態では、ディスペンサ50は、図5Aに図示されるように、可撓性のポリマーフィルム(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はそれらの組み合わせ)、又は他の可撓性材料で作製される。他の実施形態では、ディスペンサ50は、図5Bに図示されるように、比較的より剛性な材料(例えば、板紙又は厚紙)から作製される。図示されるディスペンサ50は、別の1対の側面54と連続する1対の側面52、並びに側面52及び54と接触する底部56を有する。折り合わされたフェイスマスクの積層物は、図5A及び5Bのディスペンサ50の底部56上に置かれてもよい。ディスペンサ50の側面52及び54は深さDを有する。いくつかの実施形態では、深さDは、フェイスマスクの幅の半分までであり、幅は、長手方向Lで測定された最大寸法である。いくつかの実施形態では、深さDに対するフェイスマスクの幅の割合は、少なくとも2(いくつかの実施形態では、少なくとも2.25、2.5、2.6、又は2.75)であり、約3までであってもよい。複数のフェイスマスクを取り出すための開口60を有する上部58も、側面52及び54と接触する。開口60は、いくつかの実施形態では、ディスペンサ50の上部58の一部分を取り除くことにより露出し得る。取り外し可能な部分は、ミシン目が入れられてもよい。種々のディスペンサの形状が、本明細書に開示される複数のフェイスマスクを分配するのに有用であり得る。例えば、ディスペンサは、立方体、三角形、正方形、若しくは矩形のピラミッド、三角形、台形、若しくは矩形の角柱、円筒形、又は別の有用な形状であり得る。代表的な三角形の角柱形状のディスペンサ50cは、図5Cに示される。ディスペンサ50cは、2対の側面52c及び54c、及び底部56cを有する。例えば、図5Cに示されるように、三角形の角柱形状、又は台形の角柱では、本開示に従うフェイスマスクの積層物は、容易な分配のために折り合わされる必要がない。例えば、平坦な構成のフェイスマスクの積層物は、三角形又は台形の角柱形状のディスペンサの中の、角柱の底部56cの紙製の円筒形支持体の上に定置され得る。紙製の円筒形は、容易に取り出せるように、フェイスマスクの中央部分を、角柱の上部の開口60cに向かって促す。
容器からフェイスマスクを取り出すための開口60は、図5A及び5Bに図示される実施形態において、楕円形又は略矩形を有する。円形、正方形、卵形、又は三角形等の他の形状も可能である。図6A及び6Bは、他の有用な開口形状を有するディスペンサの上部68を図示する。図6Aにおいて、開口60はスリットの形態であり、より構造化された開口60は図6Bに示される。開口60は、典型的には幅Wを有する。いくつかの実施形態では、開口60は、長さLも有することができる。図6Bに図示されるように、一般に円形である、又は別の方法で対称の多軸線を有する開口では、幅及び長さは同じであり得る。いくつかの実施形態では、開口は、フェイスマスクの幅の半分までであり、幅は、長手方向Lで測定された最大寸法である。いくつかの実施形態では、開口の幅に対するフェイスマスクの幅の割合は、少なくとも2(いくつかの実施形態では、少なくとも2.25、2.5、2.6、又は2.75)であり、約3までであってもよい。開口の幅に対するフェイスマスクの幅の割合が2未満の時、本明細書に開示されるフェイスマスクの折り合わされた積層物の不良な分配が生じる場合がある。例えば、4インチ(10.2cm)の幅を有するフェイスマスクの折り合わされた積層物の不良な分配は、2.375インチ(6.0cm)の幅Wを有する図6Bに示される開口を通して観察される。いくつかの実施形態では、フェイスマスクを取り出すための開口を有する容器の少なくとも一側面は、可撓性のポリマーフィルムを含む。これらの実施形態のいくつかでは、容器の少なくとも一側面は、コム性材料を含む。ゴム性材料は、容易な取り出しの準備ができるポップアップした又は部分的に分配された位置に上部マスクを維持することにより分配を向上させることができる。ディスペンサは、本開示の複数のフェイスマスクを1つの開口から、そして例えば、ティッシュ又は拭取り布を別の開口から分配するために、2つ以上の開口を有することができる。
本開示に従う及び/又は本開示に従い作製される複数のフェイスマスクは、上述の連続積層ウェブからも分配され得る。例えば、連続積層ウェブは、図7A及び7Bに示されるフェイスマスク70のロールの形態であり得る。図示される実施形態では、ロールは、芯の周囲に形成される。いくつかの実施形態では、連続積層ウェブは、芯のないロールに形成され、フェイスマスクは、ロールの内部から、例えば、一般的な缶の形態のディスペンサから分配され得る。いくつかの実施形態では、連続積層ウェブは、分配のために交互方向に折り畳まれ得る。
本開示に従う連続積層ウェブについて、複数のフェイスマスクは、連続ウェブ72の中に打ち抜かれるが、ウェブが例えばロールに形成されるか、又は別の方法で連続ウェブから分配され得るように連続ウェブ72から取り出されない場合がある。実線は純粋な切り込みを表し、複数のフェイスマスクに含まれない残りのウェブ部分は、取り出され得る。複数のフェイスマスク100は、ミシン目による連結を介して相互に連結されてもよい。ミシン目は、ディスペンサの種類に望ましい長さ及び間隔を有することができる。例えば、フェイスマスクは、ロールの中央部分から分配するのに、ちょうど2つ又は3つの間隔を介した点で相互に連結され得る。ウェブ上のフェイスマスク100は、図7Aに示されるように、隣接関係にあるか、又は図7Bに示されるように、フェイスマスクの間に空間73があってもよい。間隔73は、例えば分配される後続のマスクにユーザーが触る必要がないため、有用であり得る。また、ディスペンサが、フェイスマスクが分配される開口近くにフックストリップが提供される場合、フックストリップは、次に分配されるマスクを所定の位置に保持するために、間隔73に固定することができる。
図示される実施形態では、連続ウェブは、機械方向に連続して位置する複数のフェイスマスク100を含み、連続ウェブは、第1の長手方向縁部76と、第2の長手方向縁部78とを有する。フェイスマスクの第1の側方端部分116は、連続積層ウェブの第1の長手方向縁部76に延在し、第2の側方端部分118は、連続積層ウェブの第2の長手方向縁部78に延在する。いくつかの実施形態では、第1の側方端部分116及び第2の側方端部分118は、複数のフェイスマスクが分配のために巻かれる又は折り畳まれる前に、中央部分上に折り畳まれ得る。フラップ材料140のウェブ、フィルタリングウェブ、及び任意に第2のウェブ(図示せず)は、ロールの中央レーン74に沿って固着される。いくつかの実施形態では、フィルタリングウェブは、中央レーンの少なくとも一部の伸長が、第1及び第2の側方端部分116及び118に対して少なくとも一方向において減少する様式で、連続ウェブ72の中央レーン74に固着される。いくつかの実施形態では、連続ウェブの中央レーン74は、機械方向に5(いくつかの実施形態では、4、3、2、又は1まで)%までの伸長を有する。機械方向に減少した伸長は、例えば、複数のフェイスマスクのロールからの簡便な分配に有用であり得る。フェイスマスクの連続ロールからの分離は、フェイスマスクが分配方向に伸縮性であるとき、ユーザーには困難である。連続ウェブの横断方向の中央レーン74の伸長は、例えば、上述のように、材料の選択、フィルタリングウェブの固着の程度、及びフィルタリングウェブのプリーツの数によって制御され得る。いくつかの実施形態では、中央部分におけるフェイスマスク100の上縁部及び底縁部で、伸長は、横断方向において、5(いくつかの実施形態では、4、3、2、又は1)%までであり得、一方、上縁部と底縁部との間では、伸長は、横断方向において、5より大きく、15(いくつかの実施形態では、14、13、12、11、又は10まで)%までであり得る。
図7A及び7Bに図示されるロールは、それらがディスペンサに封入される前に、例えば、本明細書に開示される複数のフェイスマスクを輸送し、保管するのに有用でもあり得る。
本開示のいくつかの実施形態:
第1の実施形態では、本開示はフェイスマスクを提供し、該フェイスマスクは、
細長い形状と、中央部分と、中央部分の両側に位置する第1及び第2の側方端部分と、第1の側方端部分の第1の耳開口部又は穿孔と、第2の側方端部分の第2の耳開口部又は穿孔と、を有する弾性不織布シートと、
前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着されるフィルタリングウェブ部分であって、前記中央部分の上縁部から底縁部まで延在する、フィルタリングウェブ部分と、
前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着される第1のフラップであって、該第1のフラップの面積が、前記フィルタリングウェブ部分の面積よりも小さく、前記中央部分の前記上縁部又は前記底縁部の一方に沿って固着される、第1のフラップと、を備える。
第2の実施形態では、本開示は、前記フェイスマスクが、前記第1の側方端部分に第1の開口部と、前記第2の側方端部分に第2の開口部と、を備える、第1の実施形態に記載のフェイスマスクを提供する。
第3の実施形態では、本開示は、前記フェイスマスクが、前記第1の側方端部分に第1の穿孔と、前記第2の側方端部分に第2の穿孔と、を備える、第1の実施形態に記載のフェイスマスクを提供する。
第4の実施形態では、本開示は、前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着される第2のフラップを更に備え、該第2のフラップの面積が、前記フィルタリングウェブ部分の面積よりも小さく、前記第2のフラップが、前記第1のフラップの反対側の縁部である、前記中央部分の前記上縁又は前記底縁部の一方に沿って固着される、第1〜第4の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第5の実施形態では、本開示は、前記第1のフラップ及び第2のフラップが、前記第1のフラップと前記第2のフラップとを接続する側辺部を有するフラップ材料の共通部分から形成される、第4の実施形態に記載のフェイスマスクを提供する。
第6の実施形態では、本開示は、前記第1のフラップ及び第2のフラップが、前記第1のフラップ及び第2のフラップを画定する形状を備える取り外し可能な穿孔区域を有するフラップ材料の共通部分から形成される、第4の実施形態に記載のフェイスマスクを提供する。
第7の実施形態では、本開示は、前記第1のフラップが2つ以上の層を備える、第1〜第6の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第8の実施形態では、本開示は、前記フィルタリングウェブ部分が、前記中央部分が前記第1及び第2の側方端部分に対して、少なくとも一方向において、減少した伸長を有する様式で、前記弾性不織布シート前記中央部分に固着される、第1〜第7の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第9の実施形態では、本開示は、前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着される第2のウェブ部分を更に備え、該第2のウェブ部分が、前記中央部分の前記上縁部から前記底縁部まで延在する、第1〜第8の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第10の実施形態では、本開示は、前記フィルタリングウェブ部分又は前記第2のウェブ部分の少なくとも一方が、少なくとも1つのプリーツを有する、第9の実施形態に記載のフェイスマスクを提供する。
第11の実施形態では、本開示は、前記フィルタリングウェブ部分又は前記第2のウェブ部分の少なくとも一方が、少なくとも2つのプリーツを有する、第10の実施形態に記載のフェイスマスクを提供する。
第12の実施形態では、本開示は、前記第2のウェブが弾性である、第9〜第11の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第13の実施形態では、本開示は、前記フィルタリングウェブ部分又は前記第2のウェブ部分の少なくとも一方が、不織布材料又は微細複製された穿孔フィルムの少なくとも一方を含む、第9〜第12の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第14の実施形態では、本開示は、前記弾性不織布シートの前記中央部分の少なくとも一部が、15%未満の伸長を有し、前記弾性不織布シートの前記中央部分の少なくとも一部が、少なくとも70%未満の伸長を有する、第1〜第13の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第15の実施形態では、本開示は、前記上縁部又は底縁部に沿っていない前記第1のフラップの少なくとも一部が、前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着される、第1〜第14の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第16の実施形態では、本開示は、前記弾性不織布シートの前記中央部分が、前記機械方向に最大5%までの伸長を有する、第1〜第14の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第17の実施形態では、本開示は、前記フェイスマスクの前記上縁部又は前記底縁部の少なくとも一方の上に取り外し可能なライナーを有する接着ストリップを更に含む、第1〜第16の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第18の実施形態では、本開示は、前記弾性不織布シートが、前記中央部分に少なくとも1つの切り込みを有する、第1〜第17の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを提供する。
第19の実施形態では、本開示は、前記切り込みが、前記フェイスマスクの長手方向寸法の10〜100%の範囲の長さを有する、第18の実施形態に記載のフェイスマスクを提供する。
第20の実施形態では、本開示は、第1〜第19の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを備える折り合わされたフェイスマスクの積層物を提供する。
第21の実施形態では、本開示は、前記第1のフェイスマスクの前記第2の側方端部分が、前記第2のフェイスマスクの前記第1又は第2の側方端部分と折り合わされる、第12の実施形態に記載の折り合わされたフェイスマスクの積層物を提供する。
第22の実施形態では、本開示はフェイスマスクの製造方法を提供し、該方法は、
機械方向に連続する弾性不織布ウェブを準備する工程であって、該弾性不織布ウェブは機械方向に延在する中央レーンを有する、工程と、
前記機械方向に連続し、かつ前記弾性不織布ウェブのウェブ交差幅より狭いウェブ交差幅を有するフィルタリングウェブを、前記弾性不織布ウェブの前記中央レーンの上に層状に重ねて、積層ウェブを作成する工程と、
フラップを作成するためにフラップ材料のウェブを切る工程と、
前記弾性不織布ウェブ、前記フィルタリングウェブ、及びフラップ材料の切断されたウェブを一緒に固着して、固着された積層ウェブを作成する工程と、
フェイスマスクを前記固着された積層ウェブに打ち抜く工程であって、該フェイスマスクは、前記弾性不織布ウェブの一部と、前記フィルタリングウェブの一部と、第1のフラップとを含み、前記弾性不織布ウェブの一部は、前記弾性不織布ウェブの前記中央レーンから打ち抜かれた中央部分と、前記中央部分の両側に位置する第1及び第2の側方端部分とを備えた細長い形状を有し、前記フィルタリングウェブの一部が、前記中央部分の上縁部から底縁部まで延在し、前記第1のフラップの面積が、前記フィルタリングウェブ部分の面積よりも小さく、前記第1のフラップが、前記中央部分の前記上縁部又は前記底縁部の一方に沿って固着される、工程と、を含む。
第23の実施形態では、本開示は、前記第1の側方端部分に第1の開口部を、及び前記第2の側方端部分に第2の開口部を形成する工程を更に含む、第22の実施形態に記載の方法を提供する。
第24の実施形態では、本開示は、前記第1の側方端部分に第1の穿孔を、前記第2の側方端部分に第2の穿孔を提供する工程を更に含む、第22の実施形態に記載の方法を提供する。
第25の実施形態では、本開示は、前記フラップ材料のウェブが前記機械方向の連続ウェブとして準備され、前記フラップ材料のウェブを切る工程が、連続した側辺部を維持した状態で、前記フラップ材料のウェブの中央部分に離間した開口部を形成する工程を含み、前記離間した開口部が少なくとも前記第1のフラップを画定し、前記積層ウェブを固着する工程が、前記連続した側辺部を前記フィルタリングウェブ及び前記弾性不織布ウェブに固着する工程を含む、第22〜第24の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第26の実施形態では、本開示は、前記フラップ材料のウェブが前記機械方向の連続ウェブとして準備され、前記フラップ材料のウェブを切る工程が、前記フラップ材料のウェブを穿孔して、前記ウェブに一連の離間した穿孔区域を形成する工程を含み、前記第1のフラップが前記穿孔区域内の前記フラップ材料を除去した後にもたらされる、第22〜第24の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第27の実施形態では、本開示は、前記フラップ材料のウェブが2つ以上の層を有する、第22〜第26の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第28の実施形態では、本開示は、前記積層ウェブを作成するために、前記機械方向に連続する第2のウェブを、前記弾性不織布ウェブの前記中央部分に固着する工程を更に含む、第22〜第27の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第29の実施形態では、本開示は、前記フィルタリングウェブ又は前記第2のウェブの少なくとも一方を、前記機械方向に延びる少なくとも1つのプリーツを有するようにプリーツ加工する工程を更に含む、第27の実施形態に記載の方法を提供する。
第30の実施形態では、本開示は、前記第2のウェブが、微細複製された穿孔ウェブ又は任意に弾性である不織布材料の少なくとも一方を含み、前記フィルタリングウェブが、微細複製された穿孔ウェブ又は不織布材料の少なくとも一方を含む、第22〜第29の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第31の実施形態では、本開示は、前記固着された積層ウェブ中の前記弾性不織布ウェブの前記中央レーンの少なくとも一部が、15%未満の伸長を有する、又は、前記固着された積層ウェブ中の前記弾性不織布ウェブの前記中央レーンの少なくとも一部が、少なくとも70%の伸長を有する、第22〜第30の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第32の実施形態では、本開示は、前記フラップ材料のウェブを切る工程が、前記ウェブから材料を除去することなく、前記フラップ材料のウェブにスリットを形成する工程を含み、該スリットを形成する工程が、前記第1のフラップ及び前記第2のフラップを作成する、第22〜第31の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第33の実施形態では、本開示は、接着テープ又は接着ストリップを、前記フェイスマスクの上縁部又は底縁部の少なくとも一方に取り付ける工程を更に含み、前記接着テープ又は前記接着ストリップが、取り外し可能なライナーを備えている、第22〜第32の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第34の実施形態では、本開示は、機械方向に連続して位置付けられた複数のフェイスマスクを備える連続積層ウェブを提供し、該連続積層ウェブは、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部とを有し、前記フェイスマスクのそれぞれは、弾性不織布ウェブの一部と、フィルタリングウェブの一部と、フラップとを含み、前記弾性不織布ウェブの一部は、細長い形状と、中央部分と、該中央部分の両側の第1及び第2の側方端部分とを有し、前記第1の側方端部分は前記連続積層ウェブの第1の長手方向縁部に延在し、かつ前記第2の側方端部分は前記連続ウェブの第2の長手方向縁部に延在し、前記フィルタリングウェブの前記部分及び前記フラップは、前記中央部分に固着される。
第35の実施形態では、本開示は、前記複数のフェイスマスクの前記フェイスマスクとフェイスマスクとの間に間隔が存在する、第34の実施形態に記載の連続積層ウェブを作成する。
第36の実施形態では、本開示は、第1〜第21の実施形態のいずれか1つに記載のフェイスマスクを含む複数のフェイスマスクを封入する容器を含むディスペンサを提供し、該容器は、前記複数のフェイスマスクを取り出すための開口を有する少なくとも1つの側面を有する。
第37の実施形態では、本開示は、前記容器が、前記第1のフェイスマスクの長さの3分の1までの幅を有する、第36の実施形態に記載のディスペンサを提供する。
第38の実施形態では、本開示は、前記ディスペンサが角柱の形状であり、前記複数のフェイスマスクが、前記角柱の底部の支持体の上に定置される、第36又は第37の実施形態に記載のディスペンサを提供する。
第39の実施形態では、本開示は、弾性材の層と、少なくとも1つの平坦なプリーツを有する平坦プリーツ加工された材料の部分層と、該部分層よりも面積が小さいフラップと、を備える、平坦で伸張可能なフェイスマスクを提供し、該平坦で伸張可能なフェイスマスクを伸張すると、前記弾性材料が伸張し、前記少なくとも1つの平坦なプリーツが少なくとも部分的に開いて前記少なくとも1つの部分層を広げ、前記フラップが持ち上げられて着用者の鼻又は顎のための空隙を形成することができる。
第40の実施形態では、本開示は、前記弾性材の層に少なくとも1つの切り込みが存在する、第39の実施形態に記載の平坦で伸張可能なフェイスマスクを提供する。
第41の実施形態では、本開示は、前記平坦なプリーツ加工された材料が複数の平坦なプリーツを有する、第39又は第40の実施形態に記載の平坦で伸張可能なフェイスマスクを提供する。
第42の実施形態では、本開示は、前記フェイスマスクが、それぞれの面積が前記部分層よりも小さい2つのフラップを備える、第39〜第41の実施形態のいずれか1つに記載の平坦で伸張可能なフェイスマスクを提供する。
この開示は、趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更が可能である。したがって、本開示は、上記の実施形態に限定されないが、以下の請求項及びすべてのその等価物に詳述する制限によって規制される。本開示は、本明細書に具体的に開示されていない要素を欠いても適宜実施され得る。上記に引用したすべての特許及び特許出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

Claims (16)

  1. 細長い形状と、中央部分と、前記中央部分の両側に位置する第1及び第2の側方端部分と、第1の側方端部分の第1の耳開口部又は穿孔と、第2の側方端部分の第2の耳開口部又は穿孔と、を有する、弾性不織布シートと、
    前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着されるフィルタリングウェブ部分であって、前記中央部分の上縁部から底縁部まで延在する、フィルタリングウェブ部分と、
    前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着される第1のフラップであって、前記第1のフラップの面積が、前記フィルタリングウェブ部分の面積よりも小さく、前記中央部分の前記上縁部又は前記底縁部の一方に沿って固着される、第1のフラップと、を備える、フェイスマスク。
  2. 前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着される第2のフラップを更に備え、前記第2のフラップの面積が、前記フィルタリングウェブ部分の面積よりも小さく、前記第2のフラップが、前記第1のフラップの反対側の縁部である、前記中央部分の前記上縁又は前記底縁部の一方に沿って固着される、請求項1に記載のフェイスマスク。
  3. 前記第1のフラップ及び第2のフラップが、前記第1のフラップと前記第2のフラップとを接続する側辺部を有するフラップ材料の共通部分から形成される、又は、前記第1のフラップ及び第2のフラップが、前記第1のフラップ及び第2のフラップを画定する形状を備えた取り外し可能な穿孔区域を有するフラップ材料の共通部分から形成される、請求項2に記載のフェイスマスク。
  4. 前記第1のフラップが2つ以上の層を備える、請求項1に記載のフェイスマスク。
  5. 前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着される第2のウェブ部分を更に備え、前記第2のウェブ部分が、前記中央部分の前記上縁部から前記底縁部まで延在する、請求項1に記載のフェイスマスク。
  6. 前記フィルタリングウェブ部分又は前記第2のウェブ部分の少なくとも一方が、少なくとも1つのプリーツを有する、請求項5に記載のフェイスマスク。
  7. 前記弾性不織布シートが、前記中央部分に少なくとも1つの切り込みを有する、請求項1に記載のフェイスマスク。
  8. 前記上縁部又は底縁部に沿っていない前記第1のフラップの少なくとも一部が、前記弾性不織布シートの前記中央部分に固着される、請求項1に記載のフェイスマスク。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のフェイスマスクを含む複数のフェイスマスクを封入する容器を含むディスペンサであって、前記容器は、前記複数のフェイスマスクを取り出すための開口を有する少なくとも1つの側面を有する、ディスペンサ。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のフェイスマスクを備える、折り合わされたフェイスマスクの積層物。
  11. 機械方向に連続する弾性不織布ウェブを準備する工程であって、前記弾性不織布ウェブは前記機械方向に延在する中央レーンを有する、工程と、
    前記機械方向に連続し、かつ前記弾性不織布ウェブのウェブ交差幅より狭いウェブ交差幅を有するフィルタリングウェブを、前記弾性不織布ウェブの前記中央レーンの上に層状に重ねて、積層ウェブを作成する工程と、
    フラップを作成するためにフラップ材料のウェブを切る工程と、
    前記弾性不織布ウェブ、前記フィルタリングウェブ、及びフラップ材料の前記切られたウェブを一緒に固着して、固着された積層ウェブを作成する工程と、
    フェイスマスクを前記固着された積層ウェブに打ち抜く工程であって、前記フェイスマスクは、前記弾性不織布ウェブの一部と、前記フィルタリングウェブの一部と、第1のフラップとを含み、前記弾性不織布ウェブの前記一部は、前記弾性不織布ウェブの前記中央レーンから打ち抜かれた中央部分と、前記中央部分の両側に位置する第1及び第2の側方端部分とを備えた細長い形状を有し、前記フィルタリングウェブの前記一部が、前記中央部分の上縁部から底縁部まで延在し、前記第1のフラップの面積が、前記フィルタリングウェブ部分の面積よりも小さく、前記第1のフラップが、前記中央部分の前記上縁部又は前記底縁部の一方に沿って固着される、工程と、を含む、フェイスマスクを製造する方法。
  12. 前記フラップ材料のウェブが前記機械方向の連続ウェブとして準備され、前記フラップ材料のウェブを切る工程が、連続した側辺部を維持した状態で、前記フラップ材料のウェブの中央部分に離間した開口部を形成する工程を含み、前記離間した開口部が少なくとも前記第1のフラップを画定し、前記積層ウェブを固着する工程が、前記連続した側辺部を前記フィルタリングウェブ及び前記弾性不織布ウェブに固着する工程を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記フラップ材料のウェブが前記機械方向の連続ウェブとして準備され、前記フラップ材料のウェブを切る工程が、前記フラップ材料のウェブを穿孔して、前記ウェブに一連の離間した穿孔区域を形成する工程を含み、前記第1のフラップが、前記穿孔区域内の前記フラップ材料を除去した後に形成される、請求項11に記載の方法。
  14. 前記フラップ材料のウェブが前記機械方向の連続ウェブとして準備され、前記フラップ材料のウェブを切る工程が、前記ウェブから材料を除去することなく、前記フラップ材料のウェブにスリットを形成する工程を含み、前記スリットを形成する工程が、前記第1のフラップ及び第2のフラップを形成する、請求項11に記載の方法。
  15. 前記フラップ材料のウェブが、2つ以上の層を有する、請求項11に記載の方法。
  16. 弾性材の層と、
    少なくとも1つの平坦なプリーツを有する平坦プリーツ加工された材料の部分層と、
    面積が前記部分層よりも小さいフラップと、を備える、平坦で伸張可能なフェイスマスクであって、
    前記平坦で伸張可能なフェイスマスクを伸張すると、前記弾性材料が伸張し、前記少なくとも1つの平坦なプリーツが少なくとも部分的に開いて前記少なくとも1つの部分層を広げ、前記フラップが持ち上げられて着用者の鼻又は顎のための空隙を形成することができる、平坦で伸張可能なフェイスマスク。
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