JP2014528633A - 中空体を含むoledデバイス - Google Patents

中空体を含むoledデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2014528633A
JP2014528633A JP2014533544A JP2014533544A JP2014528633A JP 2014528633 A JP2014528633 A JP 2014528633A JP 2014533544 A JP2014533544 A JP 2014533544A JP 2014533544 A JP2014533544 A JP 2014533544A JP 2014528633 A JP2014528633 A JP 2014528633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow body
layer
oled device
oled
dispersed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014533544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014528633A5 (ja
Inventor
ヘラー,クリスティアン・マリア・アントン
バッツ,マシュー・デイヴィッド
シャン,ジョセフ・ジョン
リュ,ジー・ジェリー
ジャノラ,ケヴィン・ヘンリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2014528633A publication Critical patent/JP2014528633A/ja
Publication of JP2014528633A5 publication Critical patent/JP2014528633A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/85Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K50/854Arrangements for extracting light from the devices comprising scattering means
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K2102/00Constructional details relating to the organic devices covered by this subclass
    • H10K2102/301Details of OLEDs
    • H10K2102/331Nanoparticles used in non-emissive layers, e.g. in packaging layer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

本開示の実施形態は他の場合にはトラップされる光をデバイスの外へ散乱することによりデバイスの性能を改良するように構成された中空体を有する有機発光ダイオード(OLED)デバイスを含む。中空体はOLEDデバイスの1以上の有機層内に分散される。中空体は、放出層により放出された可視光がOLEDデバイスの中空体と接触し得、デバイスの外へ散乱され得るように空気と類似の屈折率を有してもよい。幾つかの実施形態では、中空体は球状又は管状であり、可視光の波長スペクトルより大きい大きさとしてもよい。【選択図】 図1

Description

有機発光ダイオード(OLED)のような光電子デバイスは照明及び表示用途での使用がますます増大している。OLEDは2つの荷電電極(アノードとカソード)の間に配設された薄い有機層を積み重ねたスタックを含んでいる。これらの有機層には、正孔注入層、正孔輸送層、放出層、電子輸送層、及び電子注入層が含まれる。OLED照明デバイスに適当な電圧が印加されると、注入された正と負の電荷が放出層内で再結合して光を発する。
通例、放出層から放出された光は放出層から離れてOLEDの外へ伝えられ、ユーザーが見たり、及び/又は様々な照明又は表示用途向けの光電子デバイスで使用し得る。しかしながら、放出層から放出された光の全てがOLEDの外へ伝えられるわけではない。例えば、幾らかの光(例えば、従来のOLEDの場合20%)がOLEDの様々な層でトラップされることにより、放出層から放出された光の全てが利用されることにはならないので、デバイスの効率が低下しかねない。かかる非効率のため、OLEDの所望の発光を得るにはより高い電圧をかける必要があるので、より高い動作電力が必要となること及び/又はデバイスの寿命が短くなることがある。
OLEDの効率を上昇させるための幾つかの試みとして、OLEDの様々な層を操作処理してデバイスの外へ放出される光を増大することがある。例えば、幾つかの技術では、OLED層の厚さ及びおそらくは屈折率を最適化する(一般にOLEDキャビティーの最適化といわれる)、又はOLED層に散乱粒子を組み込んで、他の場合にはトラップされる光をOLEDの外へ散乱させるのを増大する。
米国特許出願公開第2012/068171号
一実施形態では、有機発光ダイオード(OLED)デバイスが提供される。OLEDデバイスは、底部電極と、底部電極の上に配設された複数の有機層、及び複数の有機層の上に配設された上部電極を含む。複数の有機層の1以上に、光を散乱するように構成された中空体が分散している。
別の実施形態では、有機発光ダイオード(OLED)デバイスを形成する方法が提供される。方法は、OLEDデバイスの平面の上に中空体を分散させ、分散された中空体の上にOLEDデバイスの層を設けることを含む。
さらに別の実施形態は有機発光ダイオード(OLED)スタックに関する。OLEDスタックは、透明基材と、この透明基材の上に配設された導電性透明材料、この導電性透明材料の上に配設された第1の非放出性有機材料、この第1の非放出性有機材料の上に配設されたエレクトロルミネセント材料、このエレクトロルミネセント材料の上に配設された第2の非放出性有機材料、第1の非放出性有機材料、第2の非放出性有機材料、又は両方に分散された中空体、及び第2の非放出性有機材料の上に配設された導電性反射材料を含む。
本発明の上記及びその他の特徴、態様、及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読めばより容易に理解されるであろう。図面中、類似の符号は全図面を通じて類似の部分であることを表す。
図1は、本開示の一実施形態による有機発光ダイオード(OLED)スタックの側面図を示す。 図2は、本開示の一実施形態に従って中空体を形成し、その中空体を図1のOLEDスタックに実装する方法のフローチャートである。 図3は、本開示の一実施形態による中空体の形成を表す概略図である。 図4は、本開示の一実施形態による中空体を有するOLEDスタックの有機層の側面図である。 図5は、本開示の一実施形態による比較的に小さい中空体を有するOLEDスタックの有機層の側面図である。 図6は、本開示の一実施形態による中空体を有するOLEDスタックの側面図を示す。
有機材料は、有機電子デバイス及び光電子デバイスにより提供される低コスト及び高性能のために回路及び照明分野の技術でますます多く利用されるようになっている。しかしながら、典型的なOLEDデバイスは、デバイスのエレクトロルミネセント材料内で生成した光のうちのかなりの量がデバイス内にトラップされるので、所望のレベルの効率で動作し得ない。本開示の1以上の実施形態は、他の場合にはトラップされる光をデバイスの外へ散乱するように構成された中空体を使用することによって、OLEDデバイスの外へ透過する光の量を増大する。以下に述べるように、ガスを満たした中空体の屈折率はOLEDデバイスの典型的な層の屈折率と充分に異なり、他の場合にはトラップされる光のデバイス層の外への散乱を改善することにより、OLEDデバイスの効率を改良できる。
図1を参照すると、光電子デバイスのOLEDスタック10の側面図が示されている。OLEDスタック10は、上部電極(すなわち、カソード)12と、基材28の上に配設された底部電極(すなわち、アノード)14とを含み、カソード12とアノード14との間に有機層16が配設される。幾つかの実施形態では、有機層16は、アノード14の上に配設される正孔注入層26を含んでいてもよい。正孔注入層26の上に正孔輸送層24が配設してもよく、正孔輸送層24の上に放出層22が配設してもよい。放出層22の上に電子輸送層20が配設してもよく、電子輸送層20の上に電子注入層18が配設してもよい。
幾つかの実施形態では、アノード14はインジウムスズ酸化物(ITO)、スズ酸化物、インジウム酸化物、亜鉛酸化物、インジウム亜鉛酸化物、亜鉛インジウムスズ酸化物、アンチモン酸化物、及びこれらの混合物のような実質的に透明なドープ金属酸化物薄膜を含んでいてもよい。様々な実施形態では、アノード14の厚さは約10nm〜200nmの範囲であるが、他の厚さも考えられる。
アノード14の上に配設された正孔注入層26に適切な材料の例として、プロトンドープ(すなわち、「p−ドープ」)導電性ポリマー、例えばp−ドープポリチオフェン又はポリアニリン、及びp−ドープ有機半導体、例えばテトラフルオロテトラシアノキノジメタン(F4−TCQN)、ドープ有機及びポリマー半導体、並びにトリアリールアミンを含有する化合物及びポリマーが挙げられる。
正孔注入層26の上に配設される正孔輸送層24としては、例えば、トリアリールジアミン、テトラフェニルジアミン、芳香族第三アミン、ヒドラゾン誘導体、カルバゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、アミノ基を含むオキサジアゾール誘導体、ポリチオフェン、及び類似の材料が挙げられる。正孔遮断層(hole-blocking layer)に適した材料の非限定例として、ポリN−ビニルカルバゾール、及び類似の材料が挙げられる。
放出層22は、電気刺激により可視スペクトルの放射線を放出するいずれかのエレクトロルミネセント有機材料を含んでいてもよい。幾つかの実施形態では、かかる材料として、決まった波長範囲の光を放出するエレクトロルミネセント有機材料が挙げられる。例えば、放出層22におけるエレクトロルミネセント有機材料としては、小分子、オリゴマー、ポリマー、コポリマー、又はこれらの混合物が挙げられる。例えば、適切なエレクトロルミネセント有機材料28には、トリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム(Alq3)及びその誘導体、ポリN−ビニルカルバゾール(PVK)及びその誘導体、ポリフルオレン及びその誘導体、例えば、ポリアルキルフルオレン、例えばポリ−9,9−ジヘキシルフルオレン、ポリジオクチルフルオレン、又はポリ−9,9−ビス−3,6−ジオキサヘプチル−フルオレン−2,7−ジイル、ポリパラ−フェニレン及びその誘導体、例えばポリ−2−デシルオキシ−1,4−フェニレン又はポリ−2,5−ジヘプチル−1,4−フェニレン、ポリp−フェニレンビニレン及びその誘導体、例えばジアルコキシ−置換PPV及びシアノ−置換PPV、ポリチオフェン及びその誘導体、例えばポリ−3−アルキルチオフェン、ポリ−4,4’−ジアルキル−2,2’−ビチオフェン、ポリ−2,5−チエニレンビニレン、ポリピリジンビニレン及びその誘導体、ポリキノキサリン及びその誘導体、並びにポリキノリン及びその誘導体が挙げられる。一実施形態では、適切なエレクトロルミネセント材料はN,N−ビス4−メチルフェニル−4−アニリンで末端封鎖したポリ−9,9−ジオクチルフルオレニル−2,7−ジイルである。これらのポリマーの混合物又はこれらのポリマーの1種以上に基づくコポリマーも使用し得る。その他の適切な材料としては、アルキル及び/又はアリール側基で置換されたケイ素−骨格を有するポリシラン、又は線状ポリマーが挙げられる。ポリシランはポリマー骨格鎖に沿って非局在化されたシグマ−共役電子を有する準一次元材料である。ポリシランの例には、ポリジ−n−ブチルシラン、ポリジ−n−ペンチルシラン、ポリジ−n−ヘキシルシラン、ポリメチルフェニルシラン、及びポリビスp−ブチルフェニルシランがある。
放出層22の上に配設される電子輸送層20は、小分子又は低乃至中分子量有機ポリマーを含んでいてもよく、例えば、ポリスチレン標準を用いて決定して約200000グラム/モル未満の重量平均分子量を有する有機ポリマーである。かかるポリマーとしては、例えば、ポリ−3,4−エチレンジオキシチオフェン(PDOT)、ポリアニリン、ポリ−3,4−プロピレンジオキシチオフェン(PProDOT)、ポリスチレンスルホネート(PSS)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、及びその他類似の材料が挙げられる。電子輸送層20の上に配設される電子注入層18は、例えば、フッ化ナトリウム若しくはフッ化カリウム、又はその他類似の材料を含んでいてもよい。
カソード12は、アルミニウム、銀、インジウム、スズ、亜鉛、他の適切な金属、及びこれらの組合せのような導電性反射材料を含んでいてもよい。幾つかの実施形態では、カソード12はまた比較的に薄く(例えば、30nm)、かつ透明である。カソード12は、例えば、物理蒸着、化学蒸着、スパッタリング又は液体コーティングにより電子注入層18の上に堆積してもよい。
幾つかの実施形態では、OLEDスタック10はまた、放出層22のエレクトロルミネセント材料の性能又は寿命を改善し得る異なる又は追加の非放出材料を含んでいてもよい。例えば、正孔注入層26、正孔輸送層24、電子輸送層20及び電子注入層18に加えて、スタック10は、正孔注入増強層、電子注入増強層又はこれらの任意の組合せのような層を含んでいてもよい。さらに、幾つかの実施形態では、OLEDスタック10の層は異なる順又は異なる組合せで配列してもよいし、また図1に示した層の間に追加の層を配置してもよい。
光電子デバイスの動作中、OLEDスタック10に電圧を印加し得る。電圧により、アノード14は正電荷に、カソード12は負に荷電し、電子はスタック10を通って負に荷電したカソード12から正に荷電したアノード14に流れる。より具体的には、電子は、アノード14に隣接する有機材料から引き出され、カソード12に隣接する有機材料に注入される。アノード側の有機材料から電子を引き出す過程は正孔注入及び正孔輸送ともいわれ、カソード側の有機材料に電子を注入する過程は電子輸送及び電子注入ともいわれる。正孔及び電子の輸送/注入の過程の間、電子は正孔注入層26から引き出され、正孔輸送層24及び電子輸送層20を通って輸送され、電子注入層18に注入される。静電気力により電子と正孔が放出層22内で結合して励起した束縛状態(すなわち、励起子)を形成し、これは脱励起の際に電磁スペクトルの可視領域の周波数を有する放射線(例えば、可視光)を放出する。放出される放射線の周波数並びに可視光の色及び/又は特性は、様々な実施形態では、OLEDスタック10に使われる特定の材料の性質に応じて変化し得る。
放出層22で放出された可視光は(矢印30で示されるように)有機層24及び26を通り、透明なアノード14及び基材28を通って伝播する。幾つかの実施形態では、放出層22から有機層20及び18を通って進む光は(矢印32で示されるように)反射カソード12により反射され、基材28を通って伝えられる。その後可視光は光電子デバイスの表示又は照明アプリケーションを照らすのに使用し得る。
しかしながら、放出層から放出された光は全てが基材28を通過してデバイスを照らすわけではない。矢印34で示すように、放出された光は有機層18、20、24、及び/又は26内に「トラップされる」ことがあるか、これら有機層を通過しない可能性がある。例えば、幾つかの従来のデバイスの場合、放出材料により放出された光の約20%がデバイスのこれらの層内にトラップされることがある。こうしたトラップ光のため、生成した放射線の全てが基材28を通って放出されてデバイスにより利用されるか又はユーザーにより知覚されるわけではなくなるので、デバイスの効率が低下する。従って、スタック10にかけられる電圧の全てが有用な放射線を生じるわけではない。
本開示の実施形態ではは、中空体をOLEDスタック10の1以上の層内に分散させて光の散乱を増大させることができる。幾つかの実施形態では使用される空気又はガスを満たした中空体は、典型的なOLED層の屈折率(約1.4〜2.0)と充分に異なる約1という屈折率によって特徴付けられるコアを有することにより、OLEDスタック10の層を通る光の経路に影響する。他の場合にはトラップされる光は、スタック10の外へ垂直に放出される光と比べて、OLEDスタック10内の経路長が比較的に長いので、他の場合にはトラップされる光はかかる中空体によって散乱される。かかる散乱により、OLEDスタック10からの光抽出が改善される。幾つかの実施形態では、中空体は、粒子の分散及びマトリクスとの適合性を増大するために表面処理してもよい。表面処理は親水性でも疎水性でもよい。
図2は、中空体を作成し、粒子をOLEDスタック10内に実装するための方法40のフローチャートであり、図3は、図2の方法40で形成される中空体の中間段階を表す概略図である。そこで、図2及び3は同時に議論することができる。方法40は、テンプレート粒子44を調製することから開始する(ブロック42)。中空体を形成するのに使用される様々な技術に関しては、米国特許出願公開第2007/0036705号(援用によりその全体が本明細書の内容の一部をなす)を参照されたい。
幾つかの実施形態では、中空体を作成するための方法40は、一定の条件下でスチレンを重合させることによってテンプレート粒子44を調製することを含む。かかる条件には、熱処理、及び/又は適当な温度及び他のプロセス条件下での反応体の添加が含まれる。例えば、乳化、分散、又は懸濁重合反応は70℃付近で実施できる。形成されるテンプレート粒子44は直径が約40nm〜700nmの粒径を有する。
テンプレート粒子44が形成されたら、方法40は、テンプレート粒子44の上にシリカ皮膜を形成することを含み(ブロック46)、すなわち、一定のpH及び温度条件下でテンプレート粒子44をカップリング剤で、次いでケイ素含有化合物又は化合物の混合物で処理して、シリカ被覆テンプレート粒子48を得る。シリカは中空体54を形成するための適切な材料の1つの例であるが、適切な材料には非放射崩壊を増大せず、OLEDスタック10内で電気的短絡を作り出さず、又はOLEDスタック10内に使用される有機要素の作動寿命を低下させないあらゆる材料が含まれることに留意されたい。例えば、幾つかの実施形態では、中空体52を作成するための他の適切な材料には、塩化ビニリデン及びアクリロニトリル、又は塩化ビニリデン、アクリロニトリル、及びメチルメタクリレート、スチレン、アクリレート、又はこれらの組合せから作成されるコ−及びターポリマー系が含まれる。幾つかの実施形態では、適切な界面活性剤(例えば、アルキルスルフェート、アルキルスルホネート、線状アルキルアリールスルホネート、又はこれらの組合せ)を使用することができ、pH及び温度はそれぞれ約9〜11及び約45℃〜90℃に調節し得る。
シリカ被覆テンプレート粒子48は実質的に均一なシリカ含有皮膜を有していてもよい。方法40は、次に、シリカ被覆テンプレート粒子48を分離し、コア(例えば、テンプレート粒子44)を除去するのに充分な高い温度に加熱することによりコアを除去して中空体52を残すことを含む(ブロック50)。中空体52は気体60(例えば、空気又は大気気体の組合せ)で実質的に充填してもよい。幾つかの実施形態では、シリカ被覆テンプレート粒子48は、遠心分離又は濾過により分離してもよく、テンプレートの解重合と揮散が起こる温度、例えば約325℃〜525℃に加熱してもよい。幾つかの実施形態では、中空体52の厚さは、OLEDスタック10又はOLEDデバイスの製造、配合、及び使用中物体52にかけられ得る機械的応力に対して充分に安定である。幾つかの実施形態では、中空体52の壁の厚さは約10nm〜100nmである。さらに、幾つかの実施形態では、中空体の壁の厚さは約10nm〜50nmである。
中空体52が形成されたら、この方法40は、分散した中空体52を有するOLEDスタック層を形成することを含む(ブロック58)。一実施形態では、OLEDスタック層を形成すること(ブロック58)は、中空体52をOLEDスタック10の1以上の層の上に分散させ堆積させ(ブロック54)、堆積させた中空体の上にOLEDスタック層を堆積させる(ブロック56)ことを含んでいてもよい。例えば、中空体52を電子輸送層20に実装するには、中空体52を放出層22の上に分散させ得、電子輸送層20を中空体52の上に堆積させ得る。同様に、中空体52を正孔注入層26に実装するには、中空体52をアノード14の上に堆積させ得、正孔注入層26を中空体52の上に堆積させ得る。幾つかの実施形態では、適切な媒体を使用して、堆積したOLEDスタック層における中空体52の分散及び堆積を補助してもよい。
幾つかの実施形態では、分散した中空体52を有するOLEDスタック層を形成すること(ブロック58)は、1以上の層構成成分又は層構成成分の前駆体を有する配合中に中空体52を分散させた後分散した中空粒子52を有する配合をOLEDスタック10の1以上の層上に堆積させることを含んでいてもよい。幾つかの実施形態では、分散した中空体52を有する層は、OLEDスタック10として適切な形状又は大きさにするように加工処理してもよい。例えば、スピンコーティング、ローラー、又はブレードを使用して分散した中空体52を有する層を形成してもよい。
幾つかの実施形態では、OLEDスタック層の平面の約10%以下が中空体52を含んでいてもよい。さらに、幾つかの実施形態では、中空体52はOLEDスタック10の1以上の層で密度がより高くてもよい。例えば、中空体52は1以上のOLEDスタック層の平面の約10%−30%を覆い得る。
OLEDスタック10の幾つかの層は中空体52に関して異なる性質及び異なる挙動を有し得るので、中空体52をOLEDスタック10に適切に実装するために幾つかの層をさらに処理してもよい。一実施形態では、空気を充填した中空体52は実質的に親水性外側表面を呈してもよい。従って、かかる中空体52をOLEDスタック10の実質的に疎水性層(例えば、正孔輸送層24又は電子輸送層20)に実装する場合、層内への懸濁を改良するために中空体52を処理してもよい。例えば、幾つかの実施形態では、中空体52は適切なヘキサメチルジシラザン(HMDZ)処理を用いて疎水性化してもよい。
幾つかの実施形態では、中空体は実質的に中空で非導電性であり、約1、すなわち気体の特性である屈折率を有してもよい。中空体は形状が球状(すなわち、中空球)であり、又は、幾つかの実施形態では、中空体は管状の形状である。幾つかの実施形態では球状の中空体は約50nm〜750nmの直径を有し得、幾つかの実施形態では管状の中空体は約50nmの直径を有し得、長さが750nm以上である。幾つかの実施形態では、中空体52はOLEDスタック10の観察者により知覚できない程十分に小さく、大き過ぎる粒子はスタック10の高い光学倍率の下で暗い点として現れ得る。中空体52はまた可視光を散乱させるのに十分な大きさである。
OLEDスタック10内の散乱性中空体52の最適な大きさと形状の決定は、OLEDスタック10の有機層の厚さ、電極材料の選択、中空体52が分散している層内の中空体52の被覆割合、及びOLEDスタック10の層に対する中空体52の屈折率差に依存する。これらの様々なパラメーターの相対的な重要性は、Mie散乱理論(H.C.Van De Hulst、Light Scattering by Small Particles(Dover、New York、1981))及び放射性輸送理論(J.J.Shiang、A.R.Duggal、Journal of Applied Physics、vol.95、pg 2880、(2004))の両者の組合せを用いて評価することができるか、又は有限差分時間領域(FDTD)法を用いて幾つかのモデルケースについて計算することができる。
例えば、1つの実験において、550nmの波長を有する光を、光学指数1.7の誘電性媒体に埋め込まれた1に近い屈折率を有する非吸収性球に当てた。散乱断面積と、光が前方又は後方散乱される程度の尺度である光の角度偏差の余弦の期待値とを含めてMie散乱特性を計算した。10nm−1000nmの範囲の粒径を検査した。結果によると、約400nm−500nmの大きさの粒子では、散乱断面積が幾何学的断面積より速い割合で増大した。さらに、前方散乱の程度が増大した。約500nmを超える大きさの粒子の場合、散乱断面積は幾何学的断面積とほぼ比例して増大した。また、偏差角の余弦の期待値により定義される異方性は0.8近に留まった。断面積と異方性の結果を、空気と反対側のLambertianエミッター入力を仮定して、光学指数1.7の200nm厚のスラブから空気中に現れる光の割合を計算する放射性輸送モデルに使用した。空気と反対側の面は反射率0.73の鏡面であると仮定し、粒子の充填は5%容量割合で層全体に均一に分散していると仮定した。かかる充填割合では、スラブを単一横断する光ビームにより散乱される光の割合は比較的小さい。小さい充填割合は、電気的に不活性な球がOLEDの電気的性質に干渉する程度を低減してもよい。かかる低い散乱条件では、抽出される光の総量は約200nmの直径の粒子(すなわち層の厚さに匹敵)まで増大する。1000nmの厚さスラブの場合、粒子は直径が約200nmであり、計算される光の出力は0.33(10nm球)〜0.36(50nm球)から0.50(200nm球)まで増大してもよい。従って、様々な実施形態では、中空体52の粒径は直径約0.01μm〜直径約10μm、特に直径約0.01μm〜直径約1μm、より特定的には直径約0.05μm〜直径約0.2μmの範囲である。中空体52は形状が球状(すなわち、中空球)又は管状である。管状の中空体52は直径約50nmであり、長さ750nm以上である。
OLEDスタック10の有機層は約100nmの厚さであるが、幾つかの実施形態では、OLEDスタック10の層の厚さはデバイスの構成及び/又は放出させようとする光の所望の波長に応じて変化してもよい。中空体52の直径が分散している層20の厚さより大きい実施形態ではは、層20は図4に示した球状の中空体のような中空体52を覆ってドームを形成してもよい。中空体52を覆って形成されたドームの上に堆積させられる層は同様にドーム状であり、これは殊に反射性(金属)上部電極層の場合光の散乱を大幅に高め得る。中空体52の直径が分散している図5に示した管状の中空体52のような層20の厚さより小さい実施形態ではは、中空体52は層20内に懸濁してもよい。中空体52は図4及び5において本実施形態に従って電子輸送層20内に分散されて示されているが、中空体52はOLEDスタック10のいずれか1つの層又は複数の層内に実装され得る。
図6は、スタック10の複数の異なる層に分散した中空体52を有するOLEDスタック10を表す側面図である。例えば、中空体52は電子輸送層20、正孔輸送層24、正孔注入層26、及び/又は基材28に分散させ得る。中空体52は、放出層22により放出された光を矢印62によって表されるように散乱することにより、放出層20により放出され基材28の外へ送られる光の割合を改善してもよい。幾つかの実施形態では、光散乱のための中空体を実装するOLEDスタック10の発光は、同じ活性化電圧を用いる中空体をもたない匹敵するスタックの発光と比較して約20%改善され得る。
上述の通りOLEDスタック10は様々な追加の層を含んでいてもよく、中空体52はOLEDデバイスの1以上の例示した層又はその他の追加の層に分散させ得ることに留意されたい。例えば、幾つかの実施形態では、OLEDスタック10はカソード12の上に配設されたカプセル化層のような機能性層を含んでいてもよい。また、OLEDスタック10は基材28の上でアノード14の下に配設される平坦化層又は平滑化層を含んでいてもよい。幾つかの実施形態では、中空体52はOLEDスタック10の機能性層又は平滑化層、及び/又はその他の層に分散させてOLEDスタック10の外へ散乱する光を増大してもよい。
本詳細な説明では例を用いて、最良の態様を含めて本発明を開示し、また当業者があらゆるデバイス又は系を作成し使用しあらゆる援用された方法を実行することを含めて本発明を実施することができるようにした。本発明の特許性がある範囲は特許請求の範囲に定義されており、当業者には自明の他の例を含んでいてもよい。かかる他の例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造要素を有する場合、又は特許請求の範囲の文言と実質的に異ならない等価な構造要素を含む場合、特許請求の範囲内に入ると考えられたい。

Claims (25)

  1. 底部電極と、
    底部電極の上に配設された複数の有機層であって、複数の有機層の1以上が分散した中空体を含んでいる複数の有機層と、
    複数の有機層の上に配設された上部電極と
    を備える有機発光ダイオード(OLED)デバイス。
  2. ガラス、プラスチック、その他の好適な透明材料又はこれらの組合せを含む基材を含む、請求項1記載のOLEDデバイス。
  3. 基材が、OLEDデバイスが光を放出するときOLEDデバイスの外へ光を散乱する分散した中空体を含む、請求項2記載のOLEDデバイス。
  4. 基材の上に配設された平滑化層を含み、平滑化層が分散した中空体を含む、請求項2記載のOLEDデバイス。
  5. 複数の有機層が電子注入層、電子輸送層、放出層、正孔輸送層、正孔注入層、又はこれらの組合せを含む、請求項1記載のOLEDデバイス。
  6. 中空体が電子輸送層、正孔輸送層、又は正孔注入層の1以上に分散している、請求項5記載のOLEDデバイス。
  7. 上部電極の上に配設された中空体を含む、請求項1記載のOLEDデバイス。
  8. 上部電極の上に配設された機能性層を含み、機能性層が分散した中空体を含む、請求項1記載のOLEDデバイス。
  9. 中空体が複数の中空球状体、中空管状体、繊維形状体、又はこれらの組合せを含む、請求項1記載のOLEDデバイス。
  10. 中空体が実質的に中空コアの周囲に配設されたシリカを含有する材料を含む、請求項1記載のOLEDデバイス。
  11. 中空体が約1の屈折率を有する、請求項1記載のOLEDデバイス。
  12. 中空体が直径約0.01μm〜約10μmである、請求項1記載のOLEDデバイス。
  13. 中空体の直径が、中空体が分散している複数の有機層の1つの厚さより小さい、請求項1記載のOLEDデバイス。
  14. 有機発光ダイオード(OLED)デバイスを形成する方法であって、OLEDデバイスの複数の層を形成することを含み、該複数の層が分散した中空体を含む1以上の散乱層を含む方法。
  15. 散乱層を形成することが、
    OLEDデバイスの平面の上に中空体を分散させ、
    分散した中空体の上に材料を堆積させて散乱層を形成する
    ことを含む、請求項14記載の方法。
  16. 散乱層を形成することが、
    材料中に中空体を分散させ、
    分散した中空体を有する材料を堆積させて散乱層を形成する
    ことを含む、請求項14記載の方法。
  17. 散乱層を形成することが、スピンコーティング、ローラー、若しくはブレード、又はこれらの組合せを使用することを含む、請求項14記載の方法。
  18. 中空体を形成することを含んでおり、中空体を形成することが、
    テンプレート粒子を調製し、
    テンプレート粒子上に皮膜を形成し、
    被覆テンプレート粒子のコアを除去して中空体を得る
    ことを含む、請求項14記載の方法。
  19. 分散した中空体の上に層を堆積させる前に、中空体が堆積させた層内に懸濁するように、OLEDデバイスの層を処理することを含む、請求項14記載の方法。
  20. 中空体を分散させることが、層が堆積される領域の10%以下の上に中空体を拡げることを含む、請求項14記載の方法。
  21. OLEDデバイスの層を堆積させることが電子輸送層、正孔輸送層、又は正孔注入層を中空体の上に堆積させることを含む、請求項14記載の方法。
  22. 中空体を分散させることがOLEDデバイスの2以上の平面の上に中空体を分散させることを含み、OLEDデバイスの層を堆積させることが、分散した中空体の2以上の平面の各々の上にOLEDデバイスの各種層を堆積させることを含む、請求項14記載の方法。
  23. 透明基材と、
    透明基材の上に配設された導電性材料と、
    導電性透明材料の上に配設された第1の非放出性有機材料と、
    第1の非放出性有機材料の上に配設されたエレクトロルミネセント材料と、
    エレクトロルミネセント材料の上に配設された第2の非放出性有機材料と、
    第1の非放出性有機材料と第2の非放出性有機材料の少なくとも一方に分散された中空体と、
    第2の非放出性有機材料の上に配設された導電性材料と
    を含む有機発光ダイオード(OLED)スタック。
  24. 中空体が実質的に空気の屈折率と類似した屈折率を有する、請求項23記載のOLEDスタック。
  25. 中空体がシリカシェル及び中空コアを含む、請求項23記載のOLEDスタック。
JP2014533544A 2011-09-30 2012-09-04 中空体を含むoledデバイス Pending JP2014528633A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/250,683 US9054338B2 (en) 2011-09-30 2011-09-30 OLED devices comprising hollow objects
US13/250,683 2011-09-30
PCT/US2012/053652 WO2013048680A1 (en) 2011-09-30 2012-09-04 Oled devices comprising hollow objects

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014528633A true JP2014528633A (ja) 2014-10-27
JP2014528633A5 JP2014528633A5 (ja) 2015-10-15

Family

ID=47023060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014533544A Pending JP2014528633A (ja) 2011-09-30 2012-09-04 中空体を含むoledデバイス

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9054338B2 (ja)
EP (1) EP2761686A1 (ja)
JP (1) JP2014528633A (ja)
CN (1) CN103828084A (ja)
TW (1) TW201322521A (ja)
WO (1) WO2013048680A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019082771A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 住友化学株式会社 発光素子
WO2019082769A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 住友化学株式会社 発光素子
JP2020178100A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 住友化学株式会社 発光素子

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112013000629T5 (de) * 2012-01-19 2014-10-23 Panasonic Corporation Organisches EL-Element und Verfahren zum Herstellen desselben
DE102013110024B9 (de) * 2013-09-12 2023-11-09 Pictiva Displays International Limited Strahlungsemittierendes Bauelement mit organischem Schichtenstapel
KR101750398B1 (ko) * 2014-01-02 2017-06-23 삼성전자주식회사 광산란층 제조 방법
DE102014107099B4 (de) 2014-05-20 2019-10-31 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Lichtstreuendes Schichtsystem, Verfahren zu seiner Herstellung und Verwendung des Schichtsystems
CN104466019A (zh) * 2014-11-25 2015-03-25 上海交通大学 提高光萃取效率的结构及其方法
KR102555053B1 (ko) * 2015-06-29 2023-07-14 아이엠이씨 브이제트더블유 유기층의 고해상도 패턴화 방법
GB2549938A (en) * 2016-04-29 2017-11-08 Sumitomo Chemical Co Electroluminescence device
KR102349005B1 (ko) * 2017-10-27 2022-01-07 엘지디스플레이 주식회사 유기발광 표시장치
EP3493287B1 (en) * 2017-12-01 2022-11-23 InterDigital Madison Patent Holdings, SAS An organic light emitting diode cell comprising a set of right circular hollow cylinders
US10964905B2 (en) 2019-04-08 2021-03-30 Interdigital Ce Patent Holdings Organic light emitting diode cell comprising a set of right circular hollow cylinders
US11626576B2 (en) 2021-06-15 2023-04-11 Sharp Kabushiki Kaisha Layered light-emitting structure with roughened interface
CN117202745B (zh) * 2023-11-07 2024-03-19 惠科股份有限公司 发光单元、显示面板的制作方法和显示面板

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005353367A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Toshiba Corp 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法
JP2007242927A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Seiko Epson Corp 発光装置及び発光装置の製造方法
JP2008251500A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Matsushita Electric Works Ltd 面発光体
JP2009004275A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 面発光体及び面発光体の製造方法
WO2009141903A1 (ja) * 2008-05-21 2009-11-26 パイオニア株式会社 有機発光素子
JP2010198735A (ja) * 2009-02-20 2010-09-09 Fujifilm Corp 光学部材及び該光学部材を備えた有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2011014534A (ja) * 2009-06-02 2011-01-20 Panasonic Electric Works Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
WO2013042745A1 (ja) * 2011-09-21 2013-03-28 パナソニック株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671990B1 (ko) * 2001-10-25 2007-01-24 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 복합박막 보유기판, 투명도전성막 보유기판 및 면발광체
US7132787B2 (en) * 2002-11-20 2006-11-07 The Regents Of The University Of California Multilayer polymer-quantum dot light emitting diodes and methods of making and using thereof
CN1961613B (zh) * 2004-03-26 2011-06-29 松下电工株式会社 有机发光器件
US20060250084A1 (en) * 2005-05-04 2006-11-09 Eastman Kodak Company OLED device with improved light output
US7265374B2 (en) * 2005-06-10 2007-09-04 Arima Computer Corporation Light emitting semiconductor device
US8023065B2 (en) * 2005-06-24 2011-09-20 3M Innovative Properties Company Optical element for lateral light spreading in edge-lit displays and system using same
US9278866B2 (en) 2005-08-10 2016-03-08 The Procter & Gamble Company Hollow silica particles, compositions comprising them, and methods for making same
US20070036705A1 (en) 2005-08-10 2007-02-15 Butts Matthew D Hollow silica particles and methods for making same
KR20070073454A (ko) * 2006-01-05 2007-07-10 삼성에스디아이 주식회사 유기 전계 발광 소자
DE202007018948U1 (de) * 2006-07-18 2009-12-31 University Of Southern California, Los Angeles Elektroden mit Nanoröhrchen für organische optoelektronische Einrichtung
DE102006059129A1 (de) * 2006-07-31 2008-02-07 Osram Opto Semiconductors Gmbh Strahlungsemittierendes Bauelement
DE102006051746A1 (de) * 2006-09-29 2008-04-03 Osram Opto Semiconductors Gmbh Optoelektronisches Bauelement mit einer Lumineszenzkonversionsschicht
FR2908406B1 (fr) * 2006-11-14 2012-08-24 Saint Gobain Couche poreuse, son procede de fabrication et ses applications.
US20080138624A1 (en) * 2006-12-06 2008-06-12 General Electric Company Barrier layer, composite article comprising the same, electroactive device, and method
WO2008133285A1 (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Asahi Glass Company, Limited 膜付き基板、透明導電性膜付き基板および発光素子
US7991257B1 (en) * 2007-05-16 2011-08-02 Fusion Optix, Inc. Method of manufacturing an optical composite
US20090026924A1 (en) * 2007-07-23 2009-01-29 Leung Roger Y Methods of making low-refractive index and/or low-k organosilicate coatings
TW200921929A (en) * 2007-11-02 2009-05-16 Innolux Display Corp Light emitting diode
WO2009123763A2 (en) * 2008-04-03 2009-10-08 Qd Vision, Inc. Light-emitting device including quantum dots
TW201011334A (en) * 2008-09-12 2010-03-16 Daxon Technology Inc Multiple-coating particle and anti-glare film within thereof
JP5381992B2 (ja) * 2008-09-22 2014-01-08 コニカミノルタ株式会社 面発光パネル
DE102008056370B4 (de) * 2008-11-07 2021-09-30 Osram Oled Gmbh Verfahren zur Herstellung eines organischen strahlungsemittierenden Bauelements und organisches strahlungsemittierendes Bauelement
US9012938B2 (en) * 2010-04-09 2015-04-21 Cree, Inc. High reflective substrate of light emitting devices with improved light output
US8455900B2 (en) * 2011-07-01 2013-06-04 Tien Yang Wang Semiconductor light-emitting device having an optical member, and method of manufacturing the same

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005353367A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Toshiba Corp 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法
JP2007242927A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Seiko Epson Corp 発光装置及び発光装置の製造方法
JP2008251500A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Matsushita Electric Works Ltd 面発光体
JP2009004275A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 面発光体及び面発光体の製造方法
WO2009141903A1 (ja) * 2008-05-21 2009-11-26 パイオニア株式会社 有機発光素子
JP2010198735A (ja) * 2009-02-20 2010-09-09 Fujifilm Corp 光学部材及び該光学部材を備えた有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2011014534A (ja) * 2009-06-02 2011-01-20 Panasonic Electric Works Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
WO2013042745A1 (ja) * 2011-09-21 2013-03-28 パナソニック株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019082771A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 住友化学株式会社 発光素子
WO2019082769A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 住友化学株式会社 発光素子
JPWO2019082769A1 (ja) * 2017-10-27 2020-11-19 住友化学株式会社 発光素子
JPWO2019082771A1 (ja) * 2017-10-27 2020-11-26 住友化学株式会社 発光素子
JP2020178100A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 住友化学株式会社 発光素子

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013048680A1 (en) 2013-04-04
US9054338B2 (en) 2015-06-09
TW201322521A (zh) 2013-06-01
US20130082244A1 (en) 2013-04-04
EP2761686A1 (en) 2014-08-06
CN103828084A (zh) 2014-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014528633A (ja) 中空体を含むoledデバイス
EP1760800B1 (en) Radiation emitting device and method of manufacturing the same
US7982396B2 (en) Light-emitting device with light-scattering particles and method of making the same
Bathelt et al. Light extraction from OLEDs for lighting applications through light scattering
TWI292678B (en) Top-emittierendes, elektrolumineszierendes bauelement mit zumindest einer organischen schicht
US20080297029A1 (en) Electroluminescent device having improved light output
KR102163400B1 (ko) 향상된 oled 어레이로부터의 광 아웃커플링을 위한 마이크로렌즈 어레이 구조물
Sato et al. Low‐Cost, Organic Light‐Emitting Electrochemical Cells with Mass‐Producible Nanoimprinted Substrates Made Using Roll‐to‐Roll Methods
WO2014158969A1 (en) Organic light emitting diode with light extracting layer
Kim et al. Nanosinusoidal surface zinc oxide for optical out-coupling of inverted organic light-emitting diodes
US20160240787A1 (en) Photoelectronic element
Sajeev et al. Enhanced light extraction from organic light emitting diodes using a flexible polymer-nanoparticle scattering layer
US8917014B2 (en) Coated articles and/or devices with optical out-coupling layer stacks (OCLS), and/or methods of making the same
KR101631729B1 (ko) 유기 복사 방출 소자 제조 방법 및 유기 복사 방출 소자
JP2011154843A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2006505909A (ja) 反射防止コーティングを有する有機エレクトロルミネッセント光源
Lee et al. Enhancement of Light Extraction Efficiency and Suppression of Roll‐Off Characteristics of Thermally Activated Delayed Fluorescence Organic Light‐Emitting Diodes by Inserting Nanoscale Pixel‐Defining Layer
Kim et al. Effective hole‐injection characteristics of organic light‐emitting diodes due to fluorinated self‐assembled monolayer embedded as a buffer layer
US20190267574A1 (en) Light scattering film with enhanced extraction performance
Peng et al. Improving light extraction of organic light‐emitting devices by attaching nanostructures with self‐assembled photonic crystal patterns
KR101348473B1 (ko) 버클구조를 갖는 유연성 유기 전계 발광소자 및 그 제조방법
Gao et al. Efficient InP Green Quantum‐Dot Light‐Emitting Diodes Based on Organic Electron Transport Layer
WO2012176692A1 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法
Elsayed et al. Theoretical Study of Hybrid Light Emitting Device Based on Core–Shell Quantum Dots as an Emission Layer
KR101413419B1 (ko) 버클구조를 갖는 유연성 유기 전계 발광소자 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150828

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170307