JP2014528440A - ハイポチオカイヤナイト塩を含む固体組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、カチオンと結合した少なくとも1つのハイポチオカイヤナイト(OSCN−)塩を含む固体組成物に関し、当該固体組成物は非晶質粉末および/または結晶性粉末の形態である。本発明は、上記固体組成物の製造方法およびそれらの使用方法にも関する。【選択図】なし

Description

本発明の目的は、カチオンと結合した少なくとも1つのOSCN ハイポチオカイヤナイト塩(ヒポチオシアン酸塩、Hypothiocyanite Salt)を含む固体組成物であり、そのような固体組成物は、非晶質粉末および/または結晶性粉末の形態である。本発明は、当該固体組成物の製造プロセスおよびその使用にも関する。
食品および医薬品産業は、殺菌性イオンとしてハイポチオカイヤナイトに強い興味を示している。
ハイポチオカイヤナイトイオンおよび/またはハイポハライトは、以下の式に係るラクトペルオキシダーゼシステムにより溶液中で、特にインビボで発生する。
Figure 2014528440
ハイポチオカイヤナイトイオンの薬理学的特性は、すなわち殺生物特性および特に殺菌特性と知られているが、半減期が24時間未満である化学種の不安定性に起因して、使用は繊細、複雑かつ限られており、その長時間の貯蔵は不可能である(非特許文献1)。
この不安定性に起因して、ラクトペルオキシダーゼシステムは、例えば、反応成分を溶液中に配置することにより、反応を起こして、インシチュでOSCNイオンを発生することができる粉末形態でしばしば最初に完全に運ばれた。当該使用において、酸素供給源は、過酸化水素、過炭酸ナトリウムであり得、グルコース/グルコースオキシダーゼシステムにより、インシチュで発生される。
ラクトペルオキシダーゼシステムは、例えば、Biotene(登録商標)の商品名でLaclede companyから市販されている練り歯磨きなどの化粧品に用いられる。さらに最近、ヒトの健康において、ラクトペルオキシダーゼシステムの使用に関する特許出願が見られる。例えば、特許文献1は、膣内障害の治療におけるこれらの化合物の使用方法を言及する。肺の問題を治療する方法および組成物も、かつて言及されている(特許文献2および特許文献3)。ペルオキシダーゼと組み合わせたまたはペルオキシダーゼを組み合わせない、ヨウ素での擬ハロゲン化チオシアン酸による可能な置換での変形も提案されている(特許文献4)。開示されている全ての出願は、完全系の投与によるインシチュでの生成および/またはインシチュで存在する内因性成分の一つの使用を伴うシステムの一部を開示した。
段階は、大量の溶液に、OSCNおよび/またはOIの製造をもたらす凝固剤の使用(特許文献5)を通して酵素前駆体の分離を伴うOSCNおよび/またはOI製剤の製造を可能とする、プロセスを提案することにより明らかとされている。実際、特許文献6は、OSCNまたはOIを含む溶液を必要に応じて、即座に製造することのできる物質を記載する。
非特許文献2は、ラクトペルオキシダーゼにより触媒されたチオシアネートとH由来のハイポチオカイヤナイトイオンを含む溶液の調製を示す。本発明の目的は、ハイポチオカイヤナイトイオンを含有する本発明の組成物は固体であるという従来技術と異なる。実際、本発明が解決しようとする課題は、長期間にわたって貯蔵され得るハイポチオカイヤナイト塩を含む組成物の調製として考えられうる。従来技術の文献に、ハイポチオカイヤナイト塩を含む固体組成物を言及しているものはない。特許文献7(ASHBY MICHAEL)は、液体である組成物中のチオシアネートおよび次亜塩素酸からハイポチオカイヤナイトイオンの調製を提案する。特許文献8(ALAXIA)は、噴霧器、ネブライザーまたはエアロゾルによって投与されたハイポチオカイヤナイトイオンおよびラクトフェリンを含む組成物を開示している。しかしながら、長期間保存され得るハイポチオカイヤナイト塩を含む固体組成物はない。
国際公開第2008/045696号 米国特許出願公開第2004/0156917号明細書 国際公開第2007/134180号 米国特許出願公開第2009/0246146号明細書 米国特許出願公開第2002/097076号明細書 国際公開第2010/086530号 米国特許出願公開第2006/018817(A1)号明細書 国際公開第2010/086530(A1)号
"Mechanism of Decomposition of the Human Defense Factor Hypothiocyanite Near Physiological pH"、Jozsef Kalmar、Kelemu L. Woldegiorgis、Bernadett Biri、Michael Thomas Ashby、J.Am.Chem.Soc.、2011年、133巻、49号、p19911−19921 POLLOCK J Rら:"lactoperoxidase−catalyzed oxidation of thiocyanate ion: a carbon−13 nuclear magnetic resonance study of the oxidation products"、BIOCHEMICA ET BIOPHYSICAL ACTA. PROTEIN STRUCTURE AND MOLECULAR ENZYMOLOGY、ELSEVIER、1159巻、3号、1992年、10月20日、p279−285、(XP023469659、SSN:0167−4838)
したがって、この活性薬剤を使用することの大きな問題の1つは、その不安定性であり、結果として、それを、薬事規制の即時製造の要求に応じて、長期間にわたって保存することが不可能となる。
本発明は、非晶質粉末および/または結晶性粉末の形態のカチオンと結合した少なくとも1つのOSCN ハイポチオカイヤナイト塩を含む固体組成物に関する。
本発明は、以下の段階を含むプロセスを含む、当該固体組成物の製造プロセスに関する:
a)少なくともOSCN ハイポチオカイヤナイトイオンを含有する水溶液を調製する工程
b)上記水溶液に、水の共沸混合物から得たアルコールまたは有機溶媒の少なくとも1つを10%〜99.9%で添加する工程、
c)溶液に、オシド型、ポリオシド型またはポリオール型の賦形剤を添加する工程、
d)固体組成物を得るために、1mbar〜80barの圧力、−100℃〜+50℃の温度で、上記アルコールまたは有機溶媒を除去する工程。
本発明は、空中浮遊感染、下気道の感染、および/または上気道の感染の治療のために、上記固体組成物単独または上記固体組成物を他の殺菌剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、防腐剤、もしくは抗生物質製剤と組み合わせにおいて使用することも目的とする。
本発明の別の目的は、胃感染、切断部の感染、粘膜感染および/または皮膚感染を含む群から選択される感染を治療するため、上記固体組成物単独または上記固体組成物を他の殺菌剤、抗菌剤、抗ウィルス剤、抗真菌剤、防腐剤または抗生物質製剤と組み合わせにおいて使用することである。
本発明は、細菌、酵母、カビ、ウイルス、プリオン、寄生生物、原虫性種を治療するため、上記固体組成物単独または上記固体組成物と他の抗菌剤、抗ウィルス剤、抗寄生虫剤、殺真菌剤、防腐剤または抗生物質製剤とを組み合わせにおいて使用することにも関する。
加えて、本発明は、インフルエンザ型ウイルス感染症を治療するため、上記固体組成物単独または上記固体組成物を他の製剤と組み合わせにおいて使用することにも関する。
本発明の別の目的は、粘液線毛クリアランスを改善するための成分として、上記固体組成物単独または上記固体組成物を他の化合物と組み合わせて使用することに関する。
本発明の他の目的および利益は、本願の記載および実施形態の実施例を読むことで明らかとなるだろう。
ラクトースを添加し蒸発をする前の2つの異なる緩衝液(炭酸塩緩衝液またはリン酸塩緩衝液)の得られた全体の濾液のRMN13Cスペクトル(実施例7)を示す図である。図1Aは、完全スペクトルを表す。 ラクトースを添加し蒸発をする前の2つの異なる緩衝液(炭酸塩緩衝液またはリン酸塩緩衝液)の得られた全体の濾液のRMN13Cスペクトル(実施例7)を示す図である。図1Bは、ハイポチオカイヤナイトシグナルを含有する範囲の拡大図である。 固体組成物番号1のRMN13Cスペクトル(実施例11)を示す図である。 固体組成物番号2のRMN13Cスペクトル(実施例12)を示す図である。図3Aは、完全スペクトルを表す。 固体組成物番号2のRMN13Cスペクトル(実施例12)を示す図である。図3Bは、ハイポチオカイヤナイトシグナルを含有する範囲の拡大図である。 ハイポチオカイヤナイトを含有する固体組成物番号2の安定性の測定図である。
本発明は、固体形態中、カチオンと結合した少なくともハイポチオカイヤナイト塩OSCNであって、非晶質粉末および/または結晶性粉末の形態である固体組成物を含む組成物を得ることを可能とする。
本発明は、カチオンと結合した少なくともハイポチオカイヤナイト塩 OSCNを非晶質粉末および/または結晶性粉末の形態で0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%含有することを特徴とする固体組成物にも関する。
実施形態の方法において、本発明に係る固体組成物は、チオシアン酸イオン塩(SCN)も0.01重量%〜40重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%で含有することも特徴とする。
実施形態の別の方法において、本発明に係る固体組成物は、グルコン酸も0.01重量%〜20重量%含む。
実施形態のさらなる方法において、本発明に係る固体組成物は、アルカリカチオンと結合したリン酸塩または炭酸塩も10重量%〜99.999重量%含む。
実施形態の好ましい方法において、本発明に係るカチオンは、ナトリウムおよびカリウムのようなアルカリカチオンから選択され、またはカルシウムおよび/またはマグネシウムから構成される群から選択される。
実施形態の別の方法において、本発明に係る固体組成物は、オシド型、ポリオシド型またはポリオール型の賦形剤を含み、好ましくは、固体組成物は、オシド型、ポリオシド型またはポリオール型の賦形剤の少なくとも2つの組み合わせを含む。
上記賦形剤は、例えば、グルコース、ラクトース、トレハロース、マンニトールおよび/またはそれらの混合物から有利に選択される。
実施形態の方法において、固体組成物は、マンニトールを1重量%〜50重量%で含有する。
実施形態の別の方法において、本発明に係る固体組成物は、トレハロースを1重量%〜45重量%で含有することを特徴とする。
実施形態の特別な方法において、本発明に係る固体組成物は、ラクトースを1重量%〜60重量%で含有する。
本発明に係る固体組成物において、ハイポチオカイヤナイトイオン OSCNは、最低で2月、最大で6月の期間にわたり安定である。
好ましくは、ハイポチオカイヤナイトイオン OSCNは、最低で2月、最大で4月の期間にわたり安定である。
本発明に係る固体組成物は、好ましくは+20℃〜−80℃の温度で、酸素、湿気および光から保護され続ける。
本発明に係る固体組成物の重要な利点は、今、患者に投与されるであろう使用の準備の整った再構築された溶液中にOSCN ハイポチオカイヤナイトの濃度を増加しうる事実に存在する。したがって、その固体組成物は、より多くのOSCN ハイポチオカイヤナイト投与量を含むことができ、患者により少ない量の製剤を注射することが可能であり、より迅速に、より有利にかつ患者への痛みをより少なくすることができる。
加えて、本発明は、使用の準備の整った溶液に関し、本発明に係る固体組成物を含み、生理的濃度で許容できる環境に可溶性があることを特徴とする。例えば、固体組成物は、水性アルコール溶媒から、もしくはヒドロキシル官能基(機能)を有する化合物から、または当該分野における専門家に知られている他の生理的に許容できる溶媒から選択される許容できる有機溶媒中に溶解されるだろう。好ましくは、水性アルコール溶媒は、0.01重量%〜100重量%の上記溶媒を表すアルコールを含む。
本発明は、以下の段階を含む上記固体組成物の製造プロセスにも関する:
a)少なくとも、OSCN ハイポチオカイヤナイトイオンを含有する水溶液を調製する工程、
b)上記水溶液に、水の共沸混合物から得たアルコールまたは有機溶媒の少なくとも1つを10%〜99.9%で添加する工程、
c)溶液に、オシド型、ポリオシド型またはポリオール型の賦形剤を添加する工程、
d)固体組成物を得るために、1mbar〜80barの圧力および−100℃〜+50℃の温度で、上記アルコールまたは上記有機溶媒を除去する工程。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、有機溶媒が古典的に記載されている水の共沸混合物とそれらの組み合わせから選択されることを特徴とする。
共沸混合物(azeotrope)または共沸混合物(azeotropic mixture)は固定温度で沸騰し、固定組成物を維持する液体混合物である。共沸混合物(azeotropic mixture)は、与えられた組成物に存在する混合物、バランスのとれた液相と同じ組成を有する気相である。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、上記アルコールが、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、tert−ブタノールまたはそれらの混合物から選択されることを特徴とする。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、上記アルコールの少なくとも2つの組み合わせが水溶液に添加されることを特徴とする。
実施形態の特別な方法において、アルコールまたは有機溶媒の割合は、OSCNを含有する水溶液に関して1%〜99%で変動してよい。
実施形態の好ましい方法において、本発明に係るプロセスは、アルコールが1重量%〜99重量%のエタノールであることを特徴とする。
実施形態の方法において、賦形剤は、オシド型、ポリオシド型またはポリオール型である。好ましくは、賦形剤は、マンニトール、トレハロース、ラクトース、PEGのグリセロール(ポリエチレングリコール)および/またはそれらの混合物の群から選択される。
実施形態の特別な方法において、本発明に係るプロセスは、ポリオール型の賦形剤が10重量%〜50重量%のグリセロールであることを特徴とする。
実施形態の別の方法において、本発明に係るプロセスは、ポリオール型の賦形剤が10〜50重量%のポリエチレングリコール(PEG)であることを特徴とする。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、ポリオール型の賦形剤が1重量%〜50重量%のマンニトールであることを特徴とする。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、ポリオール型の賦形剤が1重量%〜45重量%のトレハロースであることを特徴とする。
実施形態の別の方法において、本発明に係るプロセスは、ポリオシド型賦形剤が1重量%〜60重量%のラクトースであることを特徴とする。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、段階d)での温度は0℃〜−100℃であることを特徴とする。好ましくは、温度は−10℃〜80℃に設定される。別の好ましい実施形態の方法において、温度は−20℃に設定される。実施形態の特別な方法において、温度は−80℃に設定される。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、溶媒は同時に除去されることを特徴とする。
実施形態の別の方法において、本発明に係るプロセスは、アルコールまたは有機溶媒が連続的に除去されることを特徴とする。
本発明の実施形態の方法において、水は初めに除去される。
実施形態の別の方法において、上記アルコールまたは有機溶媒は、共沸混合物の形態で、減圧下での蒸発により除去される。好ましくは、蒸発は20〜45℃の温度で達成される。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、蒸発が、常温で達成されることを特徴とする。
実施形態の特別な方法において、本発明に係るプロセスは、蒸発が、低温、例えば−80℃未満で行われることを特徴とする。好ましくは、蒸発は減圧下で達成される。
実施形態の別の方法において、上記アルコールまたは有機溶媒は、低温および減圧下で昇華により除去される。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、上記アルコールまたは有機溶媒が凍結乾燥により除去されることを特徴とする。
実施形態の特別な方法において、上記アルコールまたは有機溶媒は、逆溶媒として用いられる超臨界状態または臨界未満状態で流体を使用した排除により除去される。本発明に係る実施形態の方法において、例えば、COの超臨界型を用いる。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、溶媒が超臨界状態または臨界未満状態を得ることを可能とする圧力/温度の組み合わせで除去されることを特徴とする。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、超臨界流体または臨界未満流体がGAS(気体逆溶媒)として用いられることを特徴とする。
実施形態の別の方法において、本発明に係るプロセスは、超臨界流体または臨界未満流体がSAS(超臨界逆溶媒)として用いられることを特徴とする。
実施形態の特別な方法において、本発明に係るプロセスは、超臨界流体または臨界未満流体がSEDS(超臨界流体による溶液増大分散法(Solution Enhanced Dispersion))として用いられることを特徴とする。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、上記アルコールまたは有機溶媒が4℃〜50℃の温度で除去されることを特徴とする。
実施形態の方法において、段階a)は、ペルオキシダーゼ、ハロゲンおよび/もしくは擬ハロゲン、ならびに/または酸素供給体と接触したOSCN ハイポチオカイヤナイトイオンを含有する水溶液の調製を含む。
本実施形態の方法において、ペルオキシダーゼはラクトペルオキシダーゼであり、擬ハロゲンはチオシアネートイオン(SNC)である。本実施形態の方法において、過酸化水素はグルコース/グルコースオキシダーゼ対によりインシチュで発生されている。
実施形態の方法において、酸素供給は過酸化水素または過炭酸ナトリウムから構成される群から選択される。
実施形態の方法において、水溶液は、緩衝され、pHは[6;11]の範囲に含まれる。本実施形態の方法において、水溶液は、リン酸塩緩衝液によって緩衝され、濃度は50mM〜200mMに含まれる。
実施形態の別の方法において、水溶液は、実施形態の別の方法において、炭酸塩緩衝液によって緩衝され、濃度は50mM〜1Mに含まれる。
本発明において、水溶液は、以下の連続的な酵素反応において酵素による生成により得られる。
Figure 2014528440
式中、GODはグルコースオキシダーゼ、Hは過酸化水素、LPはラクトペルオキシダーゼ、SCNはチオシアネートイオンおよびOSCNはハイポチオカイヤナイトイオンである。
実施形態の方法において、プロセスは、工程a)およびb)の間に、切断閾値が、酵素を保持することを可能とする30kDa以下である膜を用いた濾過段階も含む。
実施形態の方法において、膜は切断閾値が10kDaである膜である。好ましくは、膜は5kDaの切断閾値である。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、利用できる水溶液が、炭水化物(グルコース、グルコン酸、炭酸塩またはそれらの混合物など)も含有することが(段階b)で利用できることを特徴とする。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、利用できる水溶液は、チオシアネートイオンをも含有することを特徴とする。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、利用できる水溶液が緩衝されていることを特徴とする。好ましくは、処理する水溶液のpHは[6;11]の範囲に含まれる。
実施形態の好ましい方法において、利用できる水溶液は、50mM〜200mMのリン酸塩緩衝液により緩衝化される。好ましくは、利用できる水溶液は50mM〜1Mに炭酸塩緩衝液により緩衝化される。実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、OSCNイオンが0℃〜40℃の温度で得られることを特徴とする。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、上記水溶液のOSCNイオンが電解により得られることを特徴とする。
実施形態の方法において、上記水溶液のOSCNイオンが化学合成により得られる。
実施形態の方法において、本発明に係るプロセスは、段階d)で得られる固体形態における組成物が粉末であることを特徴とする。
実施形態の方法において、得られる粉末は無定形である。
実施形態の方法において、得られる粉末は部分的に結晶性である。
実施形態の方法において、得られる粉末は、結晶性である。
(パンフレット P17 1行目・・・「as preserver」)
本発明は、空中浮遊感染、下気道の感染、および/または上気道の感染を含む感染の治療のために、本発明に係る固体組成物単独または固体組成物を他の殺菌剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、防腐剤、抗生物質製剤または保存剤と組み合わせての使用にも関する。
特に、本発明は、他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗真菌剤または抗生物質製剤と単独または組み合わせて、または嚢胞性線維症、COPD(慢性閉塞性肺疾患)および気道のいかなる病理学と合併した感染を治療するための防腐剤としての上記固体組成物の使用にも関する。好ましくは、本発明に係る固体組成物は、単独または化合物として他の活性薬剤と組み合わせて用いて、粘液線毛クリアランスを改善する。粘液線毛クリアランスは、よく調整された水およびイオンの上皮輸送アセンブリ、ヌシン(nucin)分泌液、線毛機能および咳から構成される気道の生来の重要な防衛機構である。粘液線毛クリアランスの不足は閉塞をもたらし、慢性細菌感染症にかかりやすくする。
本発明は、胃感染、切断部の感染、粘膜および/または皮膚を排他的でない感染の治療において使用するために、本発明の上記固体組成物単独または固体組成物を他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤と組み合わせての使用に関する。
本発明の別の目的は、細菌および/または酵母および/またはカビおよび/またはウイルスおよび/またはプリオンおよび/または寄生生物および/または原生動物を原因とする感染の処理のため、固体組成物単独または他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤または防腐剤との組み合わせの使用にある。特に、インフルエンザ ウイルスのようなウイルスを原因とするウイルス感染症の治療である。加えて、本発明に係る固体組成物はインフルエンザウイルスの処置のため、単独または組み合わせて有益に用いられる。固体組成物またはその再構成溶液は、特に敏感な領域への治療(例えば、敏感な領域の蒸発または塗布)として用いられる。
固体組成物は、抗菌活性を有するタンパク質またはペプチドと有利に結合される。本発明に係る固体組成物と結合する抗菌活性を有する注目のタンパク質またはペプチドは、例えば、ラクトフェリン、ラクトフェリシンおよび/またはリゾチームから選択される。
本発明は、許容できる生理的環境において上記粉末の直接使用または後の再溶解のため、上記固体組成物の粉末単独または固体粉末組成物を他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤または防腐剤と組み合わせての使用にも関する。
本発明の別の目的は、治療ならびに/または医療用材料および医療装置の消毒、衛生化のため、固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせにおける使用にも関する。
本発明に係る固体組成物単独、または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせは、吸引するため、経口、局所的にまたは注射により投与することを目的とする。
本発明は、空気除染(受動的)、自然除染(能動的)および環境浄化による空気処理のため、本発明に係る固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせにおける使用にも関する。
本発明は、食事または飲料水、レクリエーション水およびその後の殺菌剤用途に用いられる水の処理のため、本発明の固体組成物単独、または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせにおける使用にも関する。
本発明は、化粧品の安定化および/または保存用の上記固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせにおける使用にも関する。
本発明は、材料ならびに装置の処理および/または衛生化のための、上記固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせにおける使用にも関する。
本発明は、包装の処理のため、固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせての使用にも関する。
本発明の別の目的は、テキスタイルの処理のため、上記固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせての使用に関する。
本発明は、植物の処理のため、固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせての使用にも関する。
本発明は、土壌の処理のため、固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせての使用にも関する。
本発明は、洗浄剤または消毒剤と一緒に使用するため、固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせての使用にも関する。
本発明の別の目的は、細菌、酵母、カビ、ウイルス、寄生生物、原生動物の除去のため、固体組成物単独または固体組成物と他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせての使用に関する。
本発明に係る固体組成物は、好ましくは、抗菌剤、抗ウイルス剤または抗寄生虫剤に使用され、吸入、経口、局所施用または注射による投与を目的とする。
本発明に係る固体組成物は、徐放剤形成の入念に作り上げることに適してもいる。
実施形態の方法において、上述の徐放性固体組成物は、粘膜および/または皮膚ならびに呼吸器、口内、胃、腸内、膣内感染、切断部およびやけどの感染、非限定的な使用において選択される感染の治療のため、他の抗菌剤と組み合わせて好ましくは封入される。
実施形態の別の方法において、上記徐放性固体組成物は好ましくは、感染または粘膜の影響、皮膚および表在性の体の成長の限定を意図しない形態において選択される感染の治療のため、他の抗ウィルス剤、ならびに/または抗真菌剤および/もしくは抗寄生生物剤と組み合わせて封入される。
本発明は、以下の実施例により詳細に記載されている。本発明の他の態様および利点は、自然に、図示的におよび限定を意図しないように考えられなければならない実施例を読むとき明らかとなるだろう。
実施例1:2連続の酵素反応でのOSCN酵素生産物
以下の2連続の酵素反応に基づく酵素生産物
Figure 2014528440
式中、GOD:グルコースオキシダーゼ;H:過酸化水素;LP:ラクトペルオキシダーゼ;SCN:チオシアネート;OSCN:ハイポチオカイヤナイトイオン
0.4gのD−グルコース、0.04gのGOD、0.12gのLPを含有する、水(100ml)、50mMの炭酸塩緩衝液の溶液に、1mLのナトリウムチオシアネート溶液(NaSCN)(2M)を添加する。当該溶液を200rpmで10分間常温で撹拌する。
当該溶液のpHは9.2である。
反応後、上記溶液を10kDa超濾過膜でろ過する。以下を含有する溶液が得られる。
Figure 2014528440
得られたOSCN濃度は1340μMである。
実施例2:水性アルコール溶液中のOSCN
520μMの濃度のOSCNを含む実施例1において得られる希薄溶液に、20重量%の無水エタノールを添加する。その後温度を−30℃に低下させる。当該溶液を凝固させる。510μMのOSCNイオン濃度を1月後に測定し、2月後に495μMを測定する。観測される差異は測定方法(分光測光)の正確さに起因する。
実施例3:水性アルコール溶液中のOSCN
450μMの濃度のOSCNを含む実施例1において得られる希薄溶液に、20重量%の無水エタノールを添加する。温度を−30℃に低下させる。当該溶液を凝固させる。470μMのOSCNイオン濃度を1月後に測定し、2月後に440μMを測定する。観測される差異は測定方法(分光測光)の正確さに起因する。
実施例4:水性アルコール溶液中のOSCN
510μMの濃度のOSCNを含む実施例1において得られる希薄溶液に、50重量%の無水エタノールを添加する。温度を−30℃に低下させる。当該溶液を凝固させる。530μMのOSCNイオン濃度を1月後に測定し、2月後に490μMを測定する。観測される差異は測定方法(分光測光)の正確さに起因する。
実施例5:水性アルコール溶液中のOSCN
510μMの濃度のOSCNを含む実施例4において用いられる溶液と同じ溶液を−80℃の温度で保存する。当該溶液を凝固させる。480μMのOSCNイオン濃度を1月後に測定し、2月後に500μMを測定する。観測される差異は測定方法(分光測光)の正確さに起因する。
実施例6:水性アルコール溶液中のOSCN
510μMの濃度のOSCNを含む実施例4において用いられる溶液と同じ溶液を−80℃の温度で保存する。当該溶液を凝固させる。520μMのOSCNイオン濃度を1月後に測定し、2月後に490μMを測定する。観測される差異は測定方法(分光測光)の正確さに起因する。
実施例2〜7で観測された結果を表1にまとめる。
Figure 2014528440
実施例7:2つの異なる緩衝液(炭酸塩pH9.2およびリン酸塩pH7.4)で得られる2つのOSCN溶液のRMN(図1Aおよび1B)
リン酸塩緩衝液(100mM、pH8)、または炭酸塩(100mM、pH9.2)を含む実施例1の溶液を得た。0.5mLのろ過溶液に、0.5mLのDOおよび20μLの[2−13C]−Glyを添加し、外部標準として用いる。
図1Aおよび図1Bは、ラクトースの添加および乾燥蒸発の前に2つの異なる緩衝液条件(炭酸塩、pH9.2およびリン酸塩、pH7.4)で記録されたOSCNを含有する粗濾液の13C RMNスペクトルを示す。各サンプルを0.5mLの濾液、0.2mLのDOおよび20μLの[2−13C]−Gly(0.1M)から調製する。NaS13CN(Sigma−Aldrich)を基質として用いている。両方の場合において、サンプルを合成後15分以内に分析した。スペクトルを外部標準として用いられる[2−13C]−Glyに基づき校正する(炭酸塩緩衝液中の2つのシグナルの分離がpH効果に起因する)。当該スペクトルを25000Hzのスペクトルウィンドウを有するBruker AM−500WB型装置により3時間記録している。
実施例8:凍結乾燥により得られる固体OSCNナトリウム塩
450μMのOSCNを含む実施例1において得られる希薄溶液に、20重量%の無水エタノールを添加する。その後、温度を−30℃に低下させる。実施例3の凍結した水性アルコール溶液を1〜10mbarの圧力で、24時間凍結乾燥する。収率0.1%または0.4μgのNaOSCN塩を得る。
実施例9:溶媒の蒸発により得た固体OSCN ナトリウム塩
実施例1において得られる溶液([OSCN]=617μmol/L)を無水エタノール(EtOH/HO 9:1)で希釈する。その後、溶媒が完全に蒸発されるまで、ロータリーエバポレーター(浴温度40℃)を用いて、減圧下、共沸混合物の形態で、当該溶媒を蒸発させる。得られた生成物は白色粉末である。
OSCNの内容物をTNB比色試験(Ellman試薬)で確認する。
20μgのOSCNを得、収率は21%である。
実施例10:溶媒の蒸発により得た固体OSCNナトリウム塩
実施例1において得られる溶液([OSCN]=1340μmol/L)を無水エタノール(EtOH/HO 9:1)で希釈する。その後、溶媒が完全に蒸発されるまで、ロータリーエバポレーター(浴温度40℃)を用いて、減圧下共沸混合物の形態で、当該溶媒を蒸発する。得られた生成物は白色粉末である。
OSCNの内容物をTNB比色試験(Ellman試薬)で確認する。
100μgのOSCNを得、収率は511%である。
実施例11:炭酸塩を含有する固体組成物から再構築されたOSCN溶液のRMN(図2)
ハイポチオカイヤナイトを実施例1に係るグルコースオキシダーゼ/ラクトペルオキシダーゼシステムにより発生させた([OSCN−]=1240μmol/L)。超濾過後、NaCO(1mmol、0.106g)を5mLの濾液に添加する。完全に溶解させた後、溶液を95mLのエタノールで希釈し、減圧(30mbar)下30℃で蒸発させる。0.6mLのDOで溶解されている白色粉末を得、外部標準として20μLの[2−13C]−Glyを用いた。
図2は、OSCNを含有する固体組成物1の13C RMNスペクトルを示す。当該サンプルを0.1gの固体濾液組成物、0.5mLのDOおよび20μLの[2−13C]−Gly(0.1M)で調製した。NaS13CN(Sigma−Aldrich)を基質として用いた。両方の場合に、当該サンプルを合成後15分以内に分析した。スペクトルを外部標準として用いられ、[2−13C]−Glyに基づき校正する(炭酸塩緩衝液中の2つのシグナルの分離がpH効果に起因する)。当該スペクトルを25000Hzのスペクトルウィンドウを有するBruker AM−500WB型装置により3時間記録している。化学シフト:(a)162.1ppm=CO 2−;(b)134.7ppm=SCN;(c)129.8ppm=OCN;(d)128.6ppm=OSCN;(e)グルコースおよびグルコン酸のシグナル;(f)42.7および47.5ppm=[2−13C]−グリシン(炭酸塩緩衝液中の2つのシグナルの分離がpH効果に起因する)。
実施例12:ラクトース賦形剤を含有する固体組成物から再構築されたOSCN溶液のRMN(図3Aおよび図3B)
ハイポチオカイヤナイトを実施例1に係るグルコースオキシダーゼ/ラクトペルオキシダーゼシステムにより発生させた([OSCN]=1540μmol/L)。超濾過後、NaCO(1mmol、0.106g)およびラクトース(0.5mmol、0.171g)を10mLの濾液に添加する。完全に溶解させた後、溶液を190mLのエタノールで希釈し、減圧(40mbar)下25℃で蒸発させる。0.6mLのDOおよび、外部標準として20μLの[2−13C]−Glyに溶解されている白色固体を得る。
図3Aおよび3BはOSCNを含有する固体組成物番号2の13C RMNスペクトルを示す。当該サンプルを0.1gの固体濾液組成物、0.5mLのDOおよび20μLの[2−13C]−Gly(0.1M)で調製した。NaS13CN(Sigma−Aldrich)を基質として用いた。両方の場合に、当該サンプルを合成後15分以内に分析した。スペクトルを外部標準として用いられる[2−13C]−Glyに基づき校正する(炭酸塩緩衝液中の2つのシグナルの分離がpH効果に起因する)。当該スペクトルを25000Hzのスペクトルウィンドウを有するBruker AM−500WB型装置により3時間記録している。化学シフト:(a)162.1ppm=CO 2−、(b)134.7ppm=SCN、(c)129.8ppm=OCN、(d)128.6ppm=OSCN、(e)ラクトース、グルコースおよびグルコン酸のシグナル、(f)42.7および47.5ppm=[2−13C]−Gly(炭酸塩緩衝液中の2つのシグナルの分離がpH効果に起因する)。
実施例13:逆溶媒としてCOを用いて得られる固体OSCNナトリウム塩
実施例1において得られる溶液([OSCN]=1610μmol/L)を1mmol のラクトースを含有する無水エタノール(EtOH/HO 9:1)で希釈する。その後、溶媒をキャピラリーを用いて73barの圧力下35℃の温度で反応容器に導入する。当該溶媒を、並流で撹拌させる超臨界相に噴出形態で分散させる。沈殿は減圧の後沈殿セルに白色粉末の形態で生成物を得ることを可能とする。
OSCNの内容物をTNB比色試験(Ellman試薬)で確認する。
92μgのOSCNを得、収率は39%である。
実施例14:ハイポチオカイヤナイトを含有する固体組成物番号2の安定性
本発明の固体組成物の安定性を研究するため、ストックを調製した」。ハイポチオカイヤナイトをこれまでに記載された手順に係るラクトペルオキシダーゼシステムにより溶液中に発生させた。10mLの濾液に、NaCO(1mmol;0.106g)およびラクトース(2mmol;0.7g)を添加する。完全に溶解させた後、溶液をエタノール(190mL)で希釈し、減圧(40mbar)下25℃で蒸発乾燥させる。3つのロットを同じ手順で調製した。得られた粉末を集め、0.1gを密閉プラスチックフラスコ内に調整した。
サンプルを−18℃で保存し、OSCNの量を、異なる期間、固体組成物を保存した後に測定した(0、42、66、138、234、744時間)。TNB方法によりハイポチオカイヤナイトの量の測定を以下の通り行った:OSCNの濃度を1mLの純水で希釈後のサンプルで、以前述べたTNB溶液の412nmでの吸収の消失により測定した。上記測定を繰り返した。得られた結果は、本発明の固体組成物が時間がたっても安定であることを示す。安定性は42時間または744時間に0時間と実質的に同一である。
Figure 2014528440

Claims (39)

  1. 非晶質粉末および/または結晶性粉末の形態である、カチオンと結合した少なくとも1つのOSCN ハイポチオカイヤナイト塩を含む固体組成物。
  2. 前記固体組成物中のカチオンに結合したOSCN ハイポチオカイヤナイト塩が0.01重量%〜20重量%で含まれる、請求項1に記載の固体組成物。
  3. カチオンと結合したOSCNハイポチオカイヤナイト塩が0.01重量%〜10重量%で含まれる、請求項1に記載の固体組成物。
  4. 0.01重量%〜40重量%のSCN チオシアン酸イオンも含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体組成物。
  5. 0.01重量%〜20重量%のグルコン酸も含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体組成物。
  6. 10重量%〜99.999重量%の(アルカリカチオンと結合された)リン酸塩または炭酸塩も含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体組成物。
  7. 前記カチオンが、ナトリウム、カリウム、カルシウムおよび/またはマグネシウムを含む群から選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体組成物。
  8. オシド型、ポリオシド型またはポリオール型賦形剤も含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の固体組成物。
  9. 前記オシド型、ポリオシド型またはポリオール型賦形剤の少なくとも2つの組み合わせを含む、請求項8に記載の固体組成物。
  10. グルコースを含む、請求項8および9に記載の固体組成物。
  11. ラクトースを含む、請求項8および9に記載の固体組成物。
  12. トレハロースを含む、請求項8および9に記載の固体組成物。
  13. マンニトールを含む、請求項8および9に記載の固体組成物。
  14. 以下の段階を含む、請求項1〜13のいずれか1項に記載の固体組成物の製造プロセス:
    a)少なくともOSCN ハイポチオカイヤナイトイオンを含有する水溶液を調製する工程、
    b)前記水溶液に、水の共沸混合物から得たアルコールまたは有機溶媒の少なくとも1つを10%〜99.9%で添加する工程、
    c)溶液に、オシド型、ポリオシド型またはポリオール型の賦形剤を添加する工程、
    d)固体組成物を得るために、1mbar〜80bar、−100℃〜+50℃で、前記アルコールまたは前記有機溶媒を除去する工程。
  15. 前記有機溶媒が、水の共沸混合物およびそれらの混合物から選択される、請求項14に記載の製造プロセス。
  16. 前記アルコールが、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、tert−ブタノール、またはそれらの混合物から選択される、請求項14に記載の製造プロセス。
  17. これらのアルコールの少なくとも2つが、前記水溶液に添加される、請求項16に記載の製造プロセス。
  18. アルコールまたは有機溶媒の割合が、OSCNを含有する前記水溶液に関して1%〜99%で変動してよい、請求項14に記載の製造プロセス。
  19. 前記アルコールが1重量%〜99重量%のエタノールである、請求項14に記載の製造プロセス。
  20. 前記賦形剤が前記オシド型、ポリオシド型またはポリオール型の少なくとも2つの賦形剤の混合物である、請求項14に記載の製造プロセス。
  21. 前記賦形剤が、マンニトール、トレハロース、ラクトース、グリセロール、PEGおよび/またはそれらの混合物からなる群から選択される、請求項14に記載の製造プロセス。
  22. 前記温度範囲が、−100℃〜0℃である、請求項14に記載の製造プロセス。
  23. 前記アルコールまたは有機溶媒が同時に除去される、請求項14に記載の製造プロセス。
  24. 前記アルコールまたは有機溶媒が連続的に除去される、請求項14に記載の製造プロセス。
  25. 前記アルコールまたは有機溶媒が、共沸混合物の形態で、減圧下蒸発して除去される、請求項14に記載の製造プロセス。
  26. 前記アルコールまたは有機溶媒が低温および減圧下での昇華により除去される、請求項14に記載の製造プロセス。
  27. 前記アルコールまたは有機溶媒が、超臨界または臨界未満で、流体の使用により前記溶媒の排除により除去される、請求項14に記載の製造プロセス。
  28. 超臨界型における前記流体がCOである、請求項27に記載の製造プロセス。
  29. 段階a)が、ペルオキシダーゼ、擬ハロゲン、および/またはハロゲンならびに酸素ドナーと接触して置換する工程により、前記OSCN ハイポチオカイヤナイトイオンを含有する水溶液を調製する工程を含む、請求項14〜28のいずれか1項に記載の製造プロセス。
  30. 空中浮遊感染、下気道の感染、および/または上気道の感染の治療において使用するため、単独または他の抗感染薬、抗菌剤、抗ウイルス剤、抗生物質、抗真菌剤もしくは防腐剤との組み合わせである、請求項1〜13のいずれか1項記載の固体組成物。
  31. 嚢胞性線維症およびCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を併発した肺の感染の治療において使用するための請求項30に記載の固体組成物。
  32. 粘液線毛クリアランスを改善するために化合物として使用するため、単独または他の化合物との組み合わせである、請求項30に記載の固体組成物。
  33. 胃感染、切断部の感染、粘膜および/または皮膚を含む群から選択される感染の治療において使用するため、単独または他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤または防腐剤との組み合わせである、請求項1〜13のいずれか1項記載の固体組成物。
  34. 細菌および/または酵母および/またはカビおよび/またはウイルスおよび/または寄生生物および/または原生動物を原因とする感染の治療において使用するため、単独または他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤または防腐剤との組み合わせである、請求項1〜13のいずれか1項記載の固体組成物。
  35. プリオンの治療において使用するため、単独または他の抗感染薬、抗菌薬、抗ウィルス剤、抗生物質製剤、抗真菌剤または防腐剤との組み合わせである、請求項1〜13のいずれか1項記載の固体組成物。
  36. インフルエンザウイルス型のウイルスによって生じるウイルス感染症の治療または予防において使用するため、単独または他の試薬との組み合わせである、請求項1〜13のいずれか1項記載の固体組成物。
  37. 抗菌活性を有するタンパク質またはペプチドと組み合わせて使用するための請求項1〜13のいずれか1項記載の固体組成物。
  38. 抗菌活性を有するタンパク質またはペプチドが、ラクトフェリン、ラクトフェリシンおよび/またはリゾチームから選択される、請求項37に記載の固体組成物。
  39. 吸入、経口、局所施用もしくは注射による投与を目的とされる抗菌剤、抗ウイルス剤または抗寄生虫剤として使用するための請求項1〜13のいずれか1項記載の固体組成物。


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