JP2014526989A - インクジェット印刷の方法及びプリンタ - Google Patents

インクジェット印刷の方法及びプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2014526989A
JP2014526989A JP2014526450A JP2014526450A JP2014526989A JP 2014526989 A JP2014526989 A JP 2014526989A JP 2014526450 A JP2014526450 A JP 2014526450A JP 2014526450 A JP2014526450 A JP 2014526450A JP 2014526989 A JP2014526989 A JP 2014526989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entry
spit pattern
spit
column
dot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014526450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5969029B2 (ja
Inventor
エー.ペー. ヘリッツ,カロルス
Original Assignee
オセ−テクノロジーズ ビーブイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オセ−テクノロジーズ ビーブイ filed Critical オセ−テクノロジーズ ビーブイ
Publication of JP2014526989A publication Critical patent/JP2014526989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5969029B2 publication Critical patent/JP5969029B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/07Ink jet characterised by jet control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2142Detection of malfunctioning nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns

Abstract

本発明は、複数のノズルを有する印刷ヘッドを含むインクジェットプリンタ用のスピット・パターンを印刷する方法を含み、受像材料が、前記印刷ヘッドに対して相対的に動かされ、マーキング材料の液滴が、前記受像材料上にマーキング材料のドットの前記スピット・パターンを形成するように、前記ノズルから前記受像材料の上に噴出され、当該方法は、あるノズルが噴出すべき前記スピット・パターンの前記ドット間のドット距離を選択するステップであって、前記ドット距離は複数のドットにおいて表される、選択するステップと、行及び列に配置されたエントリのディザ・マトリクスの少なくともサブマトリクスを選択するステップであって、各エントリは正の自然数を含み、前記サブマトリクスの行の数は、前記ドット距離の数値よりも小さいか又は等しい、選択するステップと、前記の選択されたドット距離と前記ディザ・マトリクスとに基づいて、閾値を決定するステップと、前記サブマトリクスと同一サイズのバイレベル・ビットマップを構成するステップであって、前記バイレベル・ビットマップの各エントリは、行番号及び列番号を有し、前記閾値と前記サブマトリクス内の対応するエントリの値とに依存して、値0又は1を有する、構成するステップと、値1を有するエントリを2個以上有する前記バイレベル・ビットマップの各列を、複数の列へと分割するステップであって、それにより、前記複数の列のうちの各列が値1を有するエントリをちょうど1個含むようにする、分割するステップと、値1を有するエントリを全く持たない前記バイレベル・ビットマップの各列を除去するステップと、前記バイレベル・ビットマップの値1を有する各エントリの行番号及び列番号を抽出するステップと、前記ドット距離に従って、各抽出されたエントリの前記行番号を適合させるステップと、各抽出されたエントリの前記列番号と前記の適合された行番号とに従って、前記受像材料上のロケーション上に前記ドットを形成するマーキング材料の液滴を噴出することによって、前記スピット・パターンを印刷するステップと、を含む。本発明は、さらに、前記方法を実行するように構成されたインクジェットプリンタを含む。

Description

本発明は、複数のノズルを有する印刷ヘッドを含むインクジェットプリンタ用にスピット・パターンを印刷する方法に関し、それにおいて、受像材料が印刷ヘッドに対して相対的に動かされ、マーキング材料の液滴が、受像材料上にマーキング材料のドットのスピット・パターンを形成するように、ノズルから受像材料の上に噴出される。
インクジェット印刷において、ノズル目詰まり、ノズルが形成されているプレートの汚れ、ノズルに受像材料が接触するという事象などによって、ノズル故障が生じうる。上記のノズル故障は、信頼性のあるインクジェット印刷と印刷品質とに対して、重大な脅威である。それゆえに、ノズル故障を回避し、ノズル故障を、そのノズルの故障の発生後に可能な限り迅速に検出することが必要である。
シングル・パス印刷処理において、印刷ヘッドと受像材料とが、受像材料上の各ロケーションが1度だけ印刷ヘッドのノズルに晒されるような方法で、互いに対して動かされる。印刷ヘッドの幅が受像材料の幅と少なくとも同じ大きさである場合、受像材料は一様な方向に印刷ヘッドを通過するであろうし、あるいは、逆に、印刷ヘッドが1度だけ受像材料を横断するであろう。印刷ヘッドが受像材料の幅全体をカバーしない場合、その印刷ヘッドは1又は複数のラインを印刷するために紙を横切るように主走査方向に動かされ、次いで、その紙が副走査方向に進められ、したがって、画像の別の帯領域(swath)が印刷ヘッドの次なる通過において印刷されることになる。上記のシングル・パス処理は、他のまだ損なわれていない印刷ヘッドのノズルを用いて追加的ドット(extra dots)を印刷することによってノズル故障を補償するという機会がごく限られているため、ノズル故障に特に弱い。
ノズルがしばらくの間使われていない場合、インクがノズル内で乾ききるおそれがあるため、ノズル故障のリスクが増加するということが、既知である。DE 10 2007 035 805 A1が、その導入部において指定される種類のマルチカラーインクジェット印刷方法を提案しており、それにおいて、印刷データが印刷すべきドットを命令していない場合であっても、ノズルに時々受像材料の上に「吐き出し」(spit;以下「スピット」という)させることによって、ノズル故障のリスクを低減している。人間の知覚から可能な限り追加的ドットを隠すために、スピット・パターンは、各追加的ドットが別の色で印刷されるドットと重ね合わせられるように設計される。したがって、追加的ドットは「正規の」ドットで覆われ、あるいは少なくとも追加的ドットは視覚的印象を著しく変えることがない。なぜならば、あるドットが、別の色ではあるが、いずれにしてもそのドットのロケーションに存在しなければならないからである。
インクジェット印刷において信頼性を向上する別の手法には、より多くの不完全な画像が印刷される前にノズル故障を除去する措置をとることを可能にする、自動的なノズル故障検出を含む。例えば、時々テストパターンを印刷し、次いでそのテストパターンを調べることによって、ノズル故障を検出してよい。しかしながら、この方法は、特にテストが短い間隔で繰り返される場合、紙及びマーキング材料における無駄を伴う。さらに、この方法は、テストパターンを伝えるシートが廃棄可能となるように、プリンタの紙の通過においてシートを廃棄する軌道を必要とする。
ノズル故障検出の別の方法には、印刷データに従って印刷された画像を調べることを含む。これは、ノズル故障を即時に検出することが可能となり、必要に応じて実行中の印刷処理を停止することが可能となるため、有利である。しかしながら、印刷データの種類に依存して、ノズル故障を検出することが困難な可能性があり、印刷に目下使用されていないノズルにおいてノズル故障が発生した場合、そのノズルが再度使用される前にその故障を検出することは不可能である。
US 7393077 B2が、ノズル故障検出の方法を開示しており、それにおいて、最初のステップで、ノズル故障検出に使用されるべき指定のドットだけを受像材料上に印刷し、次いで、これらのドットをノズル故障検出の目的で調べ、それから、画像のうち調べられた領域は2回目の通過として印刷ヘッドを通過し、印刷データに従って画像のうち残りを印刷される。結果として、この方法は、マルチ・パス印刷処理を必要とする。さらにこの文書において注意すべきことは、ノズル故障検出用のドットは、印刷データに従って印刷すべき画像の部分を形成する必要がなく、しかしながら、いずれにしても画像のうち可視性の低い領域、特に、印刷すべき画像の空間周波数が一定範囲内である領域に位置しなければならない、ということである。
US 2010/0091053 A1が、印刷データに含まれているスピット・パターンを記載しており、それにおいて、スピット・パターンに従って噴出されるべきドットのロケーションが行及び列に配置されたエントリから成るディザ・マトリクスによって決定され、各エントリは自然数を含む。したがって、スピット・パターンは、人間の視覚システムの特徴に十分配慮しながら、印刷すべき、ユーザ選択された画像のいずれからも独立して構成される。スピット・パターンは、閾値によってディザ・マトリクスから直接的に導出される、バイレベル・ビットマップに従って構成される。閾値より小さいか又は等しい値を有するディザ・マトリクスのエントリが、値1(イチ)を有するバイレベル・ビットマップ内のエントリに対応する。閾値より大きい値を有するディザ・マトリクスのエントリが、値0(ゼロ)を有するバイレベル・ビットマップ内のエントリに対応する。ディザ・マトリクスは、ホワイトノイズ・マトリクス、ランダムな周期的マトリクス、又はブルーノイズ・マトリクスであってよい。ディザ・マトリクスは、通常、画像を印刷するために用いられるが、さらに、スピット・パターンを印刷するために用いてもよい。
スピット・パターンを特徴付けるために、ドット距離(dot distance)という用語を導入する。ドット距離は、同一ノズルが噴出するスピット・パターンから成る、マーキング材料の2つのドット間の、受像材料における正の有限の距離で定義される。ディザ・マトリクスを特徴付けるために、オンビット距離(on-bit distance)という用語を導入する。オンビット距離は、ディザ・マトリクスのある列内の2個のエントリ間の、正の有限の距離で定義され、その2個のエントリの双方が選択された閾値より小さいか又は等しい値を有しながら、その2個のエントリの間にあるエントリが選択された閾値より大きい値を有する。オンビット距離の代替的な同等の定義は、ディザ・マトリクスと選択された閾値とから導出されたバイレベル・ビットマップのある列内に値1を有する2個のエントリであって、その2個のエントリの間にあるエントリの値が0である2個のエントリ間の、正の有限のユークリッド距離である。便宜上、第1の定義及び第2の定義における2個のエントリを、さらに、オンビット・エントリと呼ぶこととする。
あるノズルが噴出する第1のドットとその同一のノズルが噴出する第2のドットとのドット距離を、第1のドットと第2のドットとの間に噴出されたドットを単位にして、さらに第1のドット及び第2のドットのうち一方を含み、他方の全く含まれないドットを除外して、測定する。適切な値を有するディザ・マトリクスのある列内の第1のエントリと適切な値を同様に有するディザマトリクスの同一列内の第2のエントリとの間のオンビット距離を、第1のエントリの行番号と第2のエントリの行番号との間の絶対差として測定する。スピット・パターンのドットのロケーションが値1を有するディザ・マトリクスのエントリの行番号及び列番号によって定義されるという事実に起因して、上記に定義した方法でドット距離及びオンビット距離を測定する場合、追加的な単位変換は全く必要ない。以降、単位ではなく数値としてのドット距離を、印刷すべきスピット・パターンに対応する最終的なビットマップにおける所望のオンビット距離として解釈してよい。換言すると、マトリクス又はビットマップにおける複数の行を、ドット距離に従うように適合させる場合、それは、行の番号がドット距離の数値にほぼ等しいということを意味する。
各ノズルについて、ノズルによって受像材料上に印刷されることが意図される2つのドットのドット距離は、ディザ・マトリクスの列の中のオンビット距離に対応し、そのディザ・マトリクスの列は、ノズルに対応する。したがって、スピット・パターン内のドットのドット距離とディザ・マトリクス内のエントリのオンビット距離との、1対1対応が存在する。用語のドット距離を、スピット・パターンの文脈において用いるであろうし、オンビット距離を、ディザ・マトリクス、又はディザ・マトリクスから導出されたバイレベル・ビットマップの文脈で用いるであろう。さらに、ドット距離の数値を、ディザ・マトリクス、又はディザ・マトリクスから導出されたバイレベル・ビットマップの文脈で用いるであろう。ディザ・マトリクスは、列内に複数のオンビット・エントリがある場合、その列内に種々のオンビット距離を有する。ディザ・マトリクスは、オンビット・エントリが全くない場合、オンビット距離を全く有さない。ディザ・マトリクスの列内に1個だけオンビット・エントリがある場合、そのオンビット距離を、ディザ・マトリクスの行の番号として定義してよい。スピット・パターン内の対応するドット距離を、それに応じて定義してよい。ディザ・マトリクスのそれぞれの列がインクジェットプリンタの印刷ヘッドの異なるノズルによって印刷されることが意図される場合、マトリクスに従って受像材料上に印刷されるスピット・パターンのある列内のドットのドット距離が、マトリクスの対応する列内の近隣のオンビット・エントリのオンビット距離に対応する。
スピット・パターンは、目詰まりを回避するために、ノズル用に十分に小さなドット距離を必要とする。一方、スピット・パターンは、感知できないように、各ノズル用に十分に大きなドット距離を必要とする。印刷されたスピット・パターンが通常の閲覧状況下で大多数の人間の観察者に気づかれない場合、そのスピット・パターンは感知できない。特に、高速プリンタ、又は長期間の乾燥を伴うマーキング材料の使用について、非常に大きなドット距離が、ノズルの目詰まり又は任意の他の故障に対して、追加的リスクなしに許容される。さらに、スピット・パターンのドット距離が大きければ大きいほど、印刷されたスピット・パターンがより感知できなくなる。
したがって、小さなディザ・マトリクス、例えば256×256画素は、例えば2560のような大きなドット距離が所望される場合、スピット・パターンとして適切ではない。より大きなディザ・マトリクスを構成してよいが、多くのメモリを必要とし、多くの処理時間を要する可能性がある。スピット・パターンを印刷するためにディザ・マトリクスそれ自体を用いることもまた、それが十分に大きいとしても、望ましくはない。なぜならば、ディザ・マトリクスは、マトリクスのある列内に種々のオンビット距離と共に種々のオンビット・エントリを有する可能性があり、あるいはマトリクスのある列内にオンビット・エントリを全く有さない可能性があるからである。上記の後者の列を印刷することが意図されるノズルは、決してスピットしないであろう。それゆえに、ディザ・マトリクスそれ自体に従うパターンは、各ノズルについて、ノズルが印刷するドットに対して単一のドット距離が所望されるようなスピット・パターンとして、適切ではない。
本発明の1つの目的は、ノズルの故障を回避するため、又はノズルの故障を検出するために、スピット・パターンを印刷することである。
この目的を、請求項1の前文に記載の方法によって達成する。ここで、その方法は、
a)あるノズルが噴出すべき前記スピット・パターンのドット間のドット距離を選択するステップであって、前記ドット距離は複数のドットにおいて表される、選択するステップと、
b)行及び列に配置されたエントリのディザ・マトリクスの少なくともサブマトリクス
を選択するステップであって、各エントリは正の自然数を含み、前記サブマトリクスの行の数は、前記ドット距離の数値よりも小さいか又は等しい、選択するステップと、
c)前記の選択されたドット距離と前記ディザ・マトリクスとに基づいて、閾値を決定するステップと、
d)前記サブマトリクスと同一サイズのバイレベル・ビットマップを構成するステップであって、前記バイレベル・ビットマップの各エントリは、行番号及び列番号を有し、前記閾値と前記サブマトリクス内の対応するエントリの値とに依存して、値0又は1を有する、構成するステップと、
e)値1を有するエントリを2個以上有する前記バイレベル・ビットマップの各列を、複数の列へと分割するステップであって、それにより、前記複数の列のうちの各列が値1を有するエントリをちょうど1個含むようにする、分割するステップと、
f)値1を有するエントリを全く持たない前記バイレベル・ビットマップの各列を除去するステップと、
g)前記バイレベル・ビットマップの値1を有する各エントリの行番号及び列番号を抽出するステップと、
h)前記ドット距離に従って、各抽出されたエントリの前記行番号を適合させるステップと、
i)各抽出されたエントリの前記列番号と前記の適合された行番号とに従って、前記受像材料上のロケーション上に前記ドットを形成するマーキング材料の液滴を噴出することによって、前記スピット・パターンを印刷するステップと、
を含む。
本発明は、所望のドット距離とディザ・マトリクスの適切なサブマトリクスとを選択することに基づく。ドット距離は、さらに、本発明による方法のさらなるステップに従った、ディザ・マトリクスと対応するバイレベル・ビットマップとの適合の後に、規定すべきオンビット距離を決定する。サブマトリクスの行の数は、ドット距離の数値より小さいか又は等しい。その行の数は、ドット距離の数値の約数と等しくてよく、あるいはドット距離の数値と等しくてよい。サブマトリクスを、ディザ・マトリクス全体と等しいように選択してよい。サブマトリクスは、ディザ・マトリクスの一部であってよく、例えば、ディザ・マトリクスのうちの複数の連続的な行であってよい。これは、ディザ・マトリクスの行の数がドット距離よりも大きい場合に有利である。その連続的な行の数は、ドット距離の数値の約数であってよく、あるいはドット距離の数値と等しくてよい。
本発明は、さらに、第1の方向及び第2の方向においてバイレベル・ビットマップを適合させることに基づいており、第1の方向においてドット距離の数値と等しいあるサイズを有するスピット・パターンを生成する。第2の方向における適合の最初のステップは、2個以上のオンビット・エントリを有するバイレベル・ビットマップの列を、同じ数の列へと分割することである。第2の方向における適合の2番目のステップは、オンビット・エントリをまったく持たない各列を除去することである。こうすることによって、各列はちょうど1個のオンビット・エントリを含む。第1の方向における適合を、抽出されたエントリのうち起こりうる最大の行番号をオンビット距離に対応させるために、各抽出されたエントリの行番号を適合させることによって、行ってよい。抽出されたエントリの最大の行番号は、選択されたドット距離に対応するオンビット距離と等しくてもよい。
本発明による方法を適用することによって、抽出されたエントリの配列を、元のディザ・マトリクスから生成し、それを最終的なバイレベル・ビットマップにおいて表してよい。最終的なバイレベル・ビットマップのサイズは、各列の長さが選択されたドット距離に従うようにする。さらに、最終的なバイレベル・ビットマップ内の各列は、オンビット・エントリを1個だけ含む。こうすることによって、行番号及び列番号に従って抽出されたエントリの分布は、サブマトリクスにおける閾値より小さいか又は等しい値の特徴分布と比較できる。それゆえに、サブマトリクスに従った画像を印刷する効果が、抽出されたエントリに従ったスピット・パターンの印刷において維持され、すなわち、スピット・パターンは感知できなくなる。抽出されたエントリに従ったドットを印刷することによって、スピット・パターンの1列を印刷するあるノズルについての選択されたドット距離が達成される。各抽出されたエントリの行番号及び列番号を用いて、受像材料においてスピット・パターンの対応するロケーション上に液滴を噴出して、そのロケーション上にマーキング材料のドットを形成する。
以降、マトリクス又はビットマップという特徴を、選択されたドット距離と比較してよい。このような比較を、マトリクス又はビットマップの特徴と選択されたドット距離の数値との比較として、解釈すべきである。
本発明の一実施形態によると、その方法は、スピット・パターンを印刷するステップを、受像材料上の2つの直角を成す方向において繰り返すステップを含む。繰り返しの第1の方向は、受像材料が印刷ヘッドについて相対的に動いている方向である。繰り返しの第2の方向は、第1の方向に対して垂直な方向である。スピット・パターンの印刷を第1の方向において、受像材料が印刷ヘッドを完全に通過するまで、繰り返してよい。スピット・パターンの印刷を第2の方向において、受像材料のサイズ全体が第2の方向においてカバーされるまで、繰り返してよい。大抵、スピット・パターンの印刷は、受像材料上に画像を印刷することと組み合わせられる。スピット・パターンの印刷を第1の方向において、画像が完全に印刷されるまで、繰り返してよい。スピット・パターンの印刷、第2の方向において、受像材料のうち画像を含むサイズが第2の方向においてカバーされるまで、繰り返してよい。このようにして、画像が印刷される受像材料上の領域を、さらに、繰り返しのスピット・パターンのドットによってカバーする。これは、抽出されたエントリに従って、第1の方向における繰り返しのスピット・パターンの列内のドット間のドット距離が選択されたドット距離と等しくなるため、有利である。
一実施形態によると、各抽出されたエントリの行番号を適合させるステップは、行番号と1より大きいか又は等しい係数とを乗算するステップを含む。その係数は、サブマトリクスの行番号と選択されたドット距離とから導出可能であってよい。さらに、その係数は、ドット距離をサブマトリクスの行の数で除算したものと等しくてよい。代替的な実施形態によると、その係数は、ドット距離を抽出されたエントリの最大の行番号で除算したものと等しくてよい。
前述の実施形態にいずれかに基づく本発明の一実施形態によると、インクジェットプリンタは、複数のN色において印刷することが可能であり、選択されたドット距離は、1色のための所望のドット距離のN分の1であり、その方法は、ラージ・スピット・パターンを生成するために、受像材料の相対的な動きの第1の方向と別の第2の方向とにおいて、スピット・パターンをN回繰り返すステップであって、第1の方向におけるラージ・スピット・パターンの各列内の連続的なドットは異なる色において印刷されることが意図され、第2の方向においてスピット・パターンと各繰り返しのスピット・パターンとにおける隣接する列内のドットは異なる色において印刷されることが意図される、ステップを含む。これは、繰り返しのスピット・パターン内の色アーチファクトを回避するため、有利である。
上記の実施形態に基づく本発明の一実施形態によると、インクジェットプリンタは、複数のN色に加えて別の色において印刷することが可能であり、その方法は、同一のドット距離を有する別の色のスピット・パターン用に、上記の実施形態の方法のステップを適用するステップと、複数のN色のラージ・スピット・パターン用の抽出されたエントリと別の色のスピット・パターン用の抽出されたエントリとをマージすることによって、別の色のスピット・パターンと複数のN色のラージ・スピット・パターンとをマージするステップと、を含む。マージするステップは第1の方向においてオフセットを有してよく、そのオフセットはドット距離のN分の1とは異なってよい。オフセットは、ゼロと等しくてよい。例えば、この実施形態を、とりわけイエローを含む複数の色に対して適用してよく、その方法は、イエロー以外の各色について、上記の実施形態に従って選択されたドット距離を有するそれぞれの残りの色用のスピット・パターンを供給する方法のステップを繰り返すステップと、同一のドット距離を有する色のイエロー用のスピット・パターンを決定するステップと、色のイエロー用のスピット・パターンに対応する抽出されたエントリと残りの色のスピット・パターンに対応する抽出されたエントリとを、オフセットによってマージするステップと、マージされた抽出されたエントリに従ってドットを印刷するステップと、を含む。これは、色のイエローの可視性の低さに起因して、この方法が残りの色のスピット・パターン用に抽出されたエントリに従って、知覚的により良く分散されたドットをもたらすことになるため、有利である。
本発明は、さらに、複数のノズルを有する印刷ヘッドを含むインクジェットプリンタに関し、それにおいて、受像材料が印刷ヘッドに対して相対的に動かされ、マーキング材料の液滴が、受像材料上にドットのスピット・パターンを形成するように、ノズルから受像材料の上に噴出され、スピット・パターンのドットが受像材料上のあるロケーション上に形成され、そのロケーションは前述の実施形態のうちいずれか1つに記載の方法によって決定される。
本発明の方法の実施形態を、以下に、図面と関連させて説明していく。
本発明による方法を実行するのに適切な画像形成装置の概略図である。 本発明による方法を実行するのに適切なインクジェット印刷機構の概略図である。 本発明による方法を実行するのに適切なインクジェット印刷機構の構成要素の概略図である。 本発明による方法の一実施形態のフロー図を示す。 本発明による方法の一実施形態のフロー図を示す。 図3A〜3Bによる方法に使用されるディザ・マトリクスの一部を示す。 図3A〜3Bによる方法に使用されるディザ・マトリクスの一部を示す。 図3A〜3Bによる方法に使用されるバイレベル・ビットマップの一部を示す。 図3A〜3Bによる方法に使用されるバイレベル・ビットマップの一部を示す。 図3A〜3Bによる方法に使用されるバイレベル・ビットマップの一部を示す。 繰り返しのスピット・パターンを用いた方法の一実施形態を示す。 マーキング材料の色が複数である場合に、繰り返しのスピット・パターンを用いた方法の一実施形態を示す。 マーキング材料の色が複数である場合に、繰り返しのスピット・パターンを用いた方法の一実施形態を示す。 マーキング材料の色が複数である場合に、繰り返しのスピット・パターンを用いた方法の一実施形態を示す。 図3A〜3Bによる方法のステップ中の、バイレベル・ビットマップのサイズを示す。 本発明による方法の代替的な実施形態のステップ中の、バイレベル・ビットマップのサイズを示す。
図1Aは画像形成装置25を示し、ここでは、大判インクジェットプリンタを用いて印刷を行う。大判画像形成装置25はハウジング26を含み、そこには、印刷機構、例えば図1Bに示すインクジェット印刷機構を据える。画像形成装置25は、さらに、受像材料27、28を収納する収納手段と、印刷後に受像材料27、28を収集するための排出ステーションと、マーキング材料20用の保管手段とを含む。図1Aにおいて、排出ステーションは、排出トレイ21として具体化されている。随意に、排出ステーションは、印刷後に受像材料27、28を処理する処理手段、例えば折り畳み部や穴あけ部を含んでよい。大判画像形成装置25は、さらに、印刷ジョブを受信する手段と、随意に印刷ジョブを操作する手段とを含む。これらの手段は、ユーザインタフェース装置24及び/又は制御装置23、例えばコンピュータを含んでよい。
画像が、ロール27、28によって供給される受像材料、例えば紙の上に印刷される。ロース28はロール支持体R1上に支持され、一方でロール27はロール支持体R2上に支持される。あるいは、受像材料のロール27、28の代わりに、カットシートの受像材料を用いてもよい。印刷された、受像材料のシートは、ロール27、28から切り落とされ、排出トレイ21に置かれる。
印刷機構で使用するマーキング材料のそれぞれ1つずつを、各印刷ヘッドと流体接続するように配置される4つのコンテナ20に保管して、マーキング材料を前述の印刷ヘッドに供給する。
ローカルユーザインタフェース装置24をプリントエンジンに統合し、そのローカルユーザインタフェース装置24が表示装置と制御パネルとを含んでよい。代わりに、制御パネルを、例えばタッチスクリーン制御パネルの形態で、表示装置に統合してもよい。ローカルユーザインタフェース装置24を、印刷装置25の内部に据えられた制御ユニット23に接続する。制御ユニット23、例えばコンピュータは、例えば印刷処理を制御するために、プリントエンジンにコマンドを発行するように構成されたプロセッサを含む。画像形成装置25を、ネットワークNに随意に接続してよい。ネットワークNへの接続をケーブル22の形態で図式的に示しているが、しかしながら、その接続は無線であってもよい。画像形成装置25は、ネットワークを介して印刷ジョブを受信してよい。その上、随意に、プリンタの制御部はUSBポートを備えてよく、ゆえに、印刷ジョブを、このUSBポートを介してプリンタに送信してよい。
図1Bは、インクジェット印刷機構3を示す。インクジェット印刷機構3は、受像材料2を支持する支持手段を含む。支持手段を図1Bにおいてプラテン1として示すが、代わりに、支持手段は平面であってもよい。プラテン1は、図1Bに示すように、回転可能なドラムであり、矢印Aが示すように、その軸に対して回転可能である。支持手段は、随意に、支持手段に関して固定された位置に受像材料を保持する、吸引孔を備えてよい。インクジェット印刷機構3は、走査印刷キャリッジ5に取り付けられた、印刷ヘッド4a〜4dを含む。走査印刷キャリッジ5を適切なガイド手段6、7がガイドして、往復運動において主走査方向Bに動かす。各印刷ヘッド4a、4b、4c、4dは、オリフィス表面9を含み、そのオリフィス表面9は、少なくとも1つのオリフィス8を備える。印刷ヘッド4a〜4dを、受像材料2の上にマーキング材料の液滴を噴出するように構成する。プラテン1、キャリッジ5及び印刷ヘッド4a〜4dを、それぞれ、適切な制御手段10a、10b及び10cが制御する。
受像材料2は、ウェブの、又はシート形式の媒体であってよく、例えば、紙、厚紙、印刷用粘着シート(label stock)、コート紙、プラスチック、又は布(textile)から成るものであってよい。代わりに、受像材料2は、無端であろうとなかろうと、中間部材であってもよい。無端の部材の例は、ベルト又はドラムであり、周期的に動かされるであろう。受像材料2を、流体マーキング材料を備える4つの印刷ヘッド4a〜4dに沿って、プラテン1が副走査方向Aに動かす。
走査印刷キャリッジ5は、4つの印刷ヘッド4a〜4dを支持し、その走査印刷キャリッジ5は、例えば主走査方向Bにおいて受像材料2の走査を可能にするために、往復運動にてプラテン1に対して平行な主走査方向Bに動いてよい。本発明を明示するため、4つの印刷ヘッド4a〜4dのみを示している。実際面では、任意の数の印刷ヘッドを用いてよい。いずれにしても、マーキング材料の色につき、少なくとも1つの印刷ヘッド4a、4b、4c、4dを、走査印刷キャリッジ5に据える。例えば、白黒プリンタに関して、一般に黒のマーキング材料を含む少なくとも1つの印刷ヘッド4a、4b、4c、4dが存在する。代わりに、白黒プリンタは、黒の画像受像材料2に塗布されることになる白のマーキング材料を含んでもよい。複数の色を含むフルカラープリンタに関して、色のそれぞれ、一般にブラック、シアン、マゼンタ及びイエローについて、少なくとも1つの印刷ヘッド4a、4b、4c、4dが存在する。しばしば、フルカラープリンタにおいて、黒のマーキング材料を、別の色のマーキング材料と比べて、より高い頻度で使用する。それゆえに、黒のマーキング材料を含む印刷ヘッド4a〜4dを、他のいずれかの色のマーキング材料を含む印刷ヘッド4a〜4dと比較して、より多く、走査印刷キャリッジ5の上に備えてよい。代わりに、黒のマーキング材料を含む印刷ヘッド4a、4b、4c、4dが、別の色のマーキング材料を含むどの印刷ヘッド4a〜4dよりも大きくてもよい。
キャリッジ5をガイド手段6、7がガイドする。これらのガイド手段6、7は、図1Bに示すような棒(rod)であってよい。その棒を、適切な駆動手段(図示せず)が駆動してよい。代わりに、キャリッジ5を、他のガイド手段、例えばキャリッジ5を動かすことが可能なアームなどがガイドしてもよい。別の代替策は、受像材料2を主走査方向Bに動かすことである。
各印刷ヘッド4a、4b、4c、4dは、印刷ヘッド4a、4b、4c、4dに与えられる流体マーキング材料を含む圧力室と流体接続している、少なくとも1つのオリフィス8を有するオリフィス表面9を含む。オリフィス表面9上に、複数のオリフィス8を、副走査方向Aに対して平行な単一の直線配列で配置する。図1Bにおいて、印刷ヘッド4a、4b、4c、4dにつき、8つのオリフィス8を示している。しかしながら、明らかなように、実際の実施形態において、数百のオリフィス8を印刷ヘッド4a、4b、4c、4dにつき備えてよく、随意に、複数の配列で配置してもよい。図1Bに示すように、それぞれの印刷ヘッド4a〜4dを、それぞれの印刷ヘッド4a〜4dの対応するオリフィス8が主走査方向Bにおいて一直線に位置づけられるように、互いに平行に据える。これが意味することは、主走査方向Bにおける画像ドットのラインを、最大で4つまでのオリフィス8を選択的に活性化することによって形成してよく、4つのオリフィス8のそれぞれは、異なる印刷ヘッド4a、4b、4c、4dの一部分であってよいということである。印刷ヘッド4a〜4dがオリフィス8についての対応する一直線の配置を有する、この平行な位置付けは、生産性を増大させること、及び/又は印刷品質を向上させることに、有利である。あるいは、複数の印刷ヘッド4a〜4dを、それぞれの印刷ヘッド4a〜4dのオリフィス8が一直線に代わってジグザグの構成に位置付けられるように、互いに近接させて印刷キャリッジの上に据えてもよい。例えば、これを、印刷解像度を上げるため、又は有効な印刷領域を広げるために行ってよく、それは、主走査方向における単一の走査で処理されるであろう。画像ドットを、オリフィス8からマーキング材料の液滴を噴出することによって形成する。
マーキング材料を噴出すると、一部のマーキング材料が、こぼれて、印刷ヘッド4a、4b、4c、4dのオリフィス表面9の上にとどまる可能性がある。オリフィス表面9に存在するインクは、液滴の噴出と受像材料2へのこれら液滴の配置とに悪い影響を与えるおそれがある。それゆえに、余分なインクをオリフィス表面9から除去することが、有利な場合がある。例えば、ワイパーを用いて拭き取ることによって、及び/又は、例えばコーティングによって与えられる、表面への適切な防湿性の特性の適用によって、余分なインクを除去してよい。
図2に示すように、受像材料2、例えば紙のシートを、図示されていない移送メカニズムによって、一定の速度で矢印Aの方向に動かす。複数のノズル8を有する印刷ヘッド4aが受像材料2の経路の上に配置され、その印刷ヘッド4aは受像材料の幅全体にわたって(図2の絵図の面に対して垂直な方向に)伸びる。印刷ヘッド4aが図2に示されているが、いかなる制限もなく、他の印刷ヘッド4b、4c、4dのうちいずれかを、図2の方法によってこの実施形態を説明するために選択してもよい。当分野において一般的に知られているように、印刷ヘッドに供給される印刷データに従ってドット37から成る画像を印刷するために、ノズル8はアクチュエータを有し、そのアクチュエータはノズルがインク液滴35を受像材料2の上に噴出することが可能となるように構成される。ノズル8は、印刷解像度を定義するあるラスターにおいて、受像材料の幅にわたって1又は複数のラインの配列で配置され、したがって、このラスターの範囲内で、ドット37を受像材料上の任意の横方向のロケーションに形成してよい。媒体移送方向Aにおける受像材料上のドット37のロケーションを、受像材料2が印刷ヘッドを通過する際に個々のノズルが始動される(fired)タイミングによって、決定する。カラープリンタの場合、印刷ヘッド4aに加えて、他の印刷ヘッド4b、4c、4dが他のカラー用のノズル8の適切な配列を含むであろう。
代替的な実施形態において、スピット・パターンのドットを検出するオプション部品33が、画像形成装置の一部となる。オプション部品33は、移送方向Aにおいて印刷ヘッド4aの下流に配置されたスキャナ39を含み、そのオプション部品33を、受像材料2の幅全体にわたって同様に伸びる、単線の(単色の)CCDベース又はCMOSベースのカメラによって形成してよい。受像材料2がスキャナ39を通過する場合、スピット・パターンに従って噴出されるドットの予期されるロケーションがスキャンされ、したがって、そのロケーションにおいてスピット・パターンに従ったドットの有無を検証してよい。一般に、ドットが予期されるロケーションに印刷されているべきであるが、スキャナ39に検出されえない場合、これは、対応するノズル8が故障していることを示す。
スキャナ39の解像度は、印刷ヘッド4aの解像度とは異なる可能性がある。このような理由で、スキャナ39が記録した画像をスケーリング及びアライメント装置38に送信し、ここで、スキャナ39の解像度を印刷ヘッドの解像度に合わせる。スケーリング及びアライメント装置38は、印刷ヘッドとスキャナとの間のいかなる起こりうるミスアライメントも補正するように動作する。
スケーリング及びアライメント装置38で処理された、スキャンされた画像は、検索モジュール30に転送され、その検索モジュール30は、さらに、スピット・パターン生成部36が生成したスピット・パターンを受信する。検索モジュール30は、ドット37aがスピット・パターンに従って存在すべきであるスキャンされた画像内の領域を、検索する。スピット・パターンに従ったドット37aが実際に発見された場合、このドットを印刷したノズル8は今もなお機能していると結論付けられる。一方、スピット・パターンに従ったドット37aが検索領域内にまったく発見されない場合、対応するノズルは故障したと結論付けられ、ノズル故障アラームがプリンタのメイン制御装置に送信され、したがって、印刷処理を停止することが可能となり、あるいはそのノズル故障を除去又はカモフラージュするために措置を取ることが可能となる。
図示の例において、検索モジュール30は、スピット・パターンを形成するドット37aだけを検索する。変更された実施形態において、検索モジュール30は、さらに、スピット・パターンを含む前の印刷データに相当する正規のドット37が実際に印刷されたかどうかを検証するために、印刷ヘッドスケジューラ34からデータを受信してよい。しかしながら、印刷すべき画像がブラック(又は任意の他の色)のベタ領域を含み、そのベタ領域において、ドット37が別のドットに直接隣接し、部分的に重なりさえする場合、ノズル故障はごく小さな空白しか作り出さず、そのごく小さな空白は、十分な信頼性をもって検出することが難しい。さらに、上記のような空白を検出したとしても、スケーリング及びアライメント装置38はアライメント誤りをある一定の精度で補正する能力しかないであろうから、どのノズル8がその空白の原因であるのかを決定することが難しい。
印刷すべき画像を指定する印刷データが、印刷ヘッドドライバ32に供給され、その印刷ヘッドドライバ32が、印刷ヘッドの個々のノズル8を適切なタイミングで始動させる。例として、ノズル8又はそれらのアクチュエータがある一定の周期で同期して始動する能力があり、したがってドット37の画素ラインが受像材料2上に各サイクルにおいて形成される、ということを想定してよい。しかしながら、他の印刷方法を適用してもよい。
図示の例において、印刷データは、最初に、スピット・パターン生成部36に供給される。このスピット・パターン生成部は、受像材料2上に印刷すべきドット37aのパターンを決定して、ノズルが使われていない間隔を限定するために、あるいは故障を検出するために、印刷ヘッドのノズル8の各々が時々活性化されているということを保証する。インクがノズル内で乾ききり、ノズル故障を引き起こすことを回避するように、この間隔を選択する。スピット・パターンは、印刷データ内に含まれる。スピット・パターンを含む印刷データは、印刷ヘッドスケジューラ34に供給され、その印刷ヘッドスケジューラ34は、印刷ヘッド4aの各動作サイクルについて、どのノズル8を作動させるべきかを指定する。次いで、印刷ヘッドスケジューラ34は、対応する指示を印刷ヘッドドライバ32に送信することになる。印刷ヘッドスケジューラ34は、スピット・パターン生成部36に、どのノズル8をどの時刻に始動するのか又は始動したのかという情報を送信する。印刷ヘッド4aで実際に印刷される画像が、スピット・パターンを含む印刷データによって指定された画像を含むように、命令信号が、印刷ヘッドスケジューラ34から印刷ヘッドドライバ32に送信される。
スピット・パターンの主目的は、ノズル8のいずれも過度に長い期間使われないままとなってはいないことを保証することであるため、印刷データの内容にかかわらず、ノズル8のそれぞれに所定時間のうち1回スピットさせるように、スピット・パターンを設計する。その所定時間はテスト中に規定され、画像形成装置の印刷ヘッドに沿った受像材料の速度との組み合わせで、受像材料上のノズルについてのドット距離を規定する。このドット距離は、受像部材上の画素における周波数距離(frequency distance)を決定し、その周波数距離は、あるノズルがスピット・パターンに従って印刷すべき画素から、その同一のノズルがスピット・パターンに従って印刷すべき次の画素まで及ぶ。スピット・パターンは、あるマトリクスに従って印刷されることが意図され、そのマトリクスの各列が、異なるノズルによって印刷されるべき画素を表す。
一方、そのマトリクスは、スピット・パターンに従って印刷すべきドットが感知できなくなるような方法で、設計されるべきである。マトリクスは、先行技術にて知られており、例えば、ブルーノイズ・マトリクス又はグリーンノイズ・マトリクスがあり、明白に妨げとなる周波数を低減することによって、最適な粒状性を有するように最適化されている。例えば、ハーフトーン処理方法用のブルーノイズ・ディザ・マトリクスは、心地良い視覚的特徴を有する画像を生成することが見出されている。「ブルーノイズ」は、無視できるほどの低周波ノイズ成分を有する非構造化パターンを指し、精細な、視覚的に魅力のあるドットの配置を生み出す。しかしながら、上記のマトリクスは、デジタル画像、例えばフルカラー画像の印刷に適しており、各ノズルについて同一の周波数距離を有する散在性のドットから成る感知できないスピットパターンの印刷に適していない。なぜならば、ブルーノイズ・マトリクスの列は種々の周波数距離を有するからである。
本発明による方法は、開始点として、ディザ・マトリクス、好ましくはブルーノイズ・マトリクスを取る。上記のようなディザ・マトリクスから、少なくともサブマトリクスを選択する。ディザ・マトリクス全体を、サブマトリクスとして選択してもよい。そのサブマトリクスからバイレベル・ビットマップを作成し、それをスピット・パターンの印刷に使用することになる。そのバイレベル・ビットマップを適合させて、エントリがその適合させたバイレベル・ビットマップから抽出される。その抽出されたエントリの行番号を適合させる。適合させた抽出されたエントリが、最終的なバイレベル・ビットマップを形成する。最終的なバイレベル・ビットマップから導出されたスピット・パターンに従って同じノズルが印刷すべき連続的なドットを、選択されたドット距離に従って配置する。さらに、元のマトリクスに従って印刷されるドットのうち妨げとなる周波数を低減するという、元のディザ・マトリクスの特徴は、最終的なバイレベル・ビットマップに従って印刷されるドットにも有効である。最終的なバイレベル・ビットマップの各列は、スピット用に印刷すべきドットに対応するちょうど1個のエントリを含む。最終的なバイレベル・ビットマップの生成は、最終的なバイレベル・ビットマップの行の数が選択されたドット距離と等しくなるように、なされる。
留意すべきことは、一般に、ビットマップがスピット・パターンのドットに対応するエントリの2次元の表現であってよいということである。本発明は、さらに、1次元の配列で表されるような種類のビットマップを含み、それにおいて、スピット・パターンは、その配列の各エントリ内の値とその配列内のエントリのインデックスとによって決定される。あるエントリにおける値が行番号を表しながら、そのエントリのインデックスが列番号を表してよい。
本発明による方法の一実施形態により、ディザ・マトリクスを、スピット・パターンの印刷に適した最終的なバイレベル・ビットマップに変換するために、次のステップを取る。図3A〜3Bに、ステップS1〜S9を示す。ステップS1〜S9は、さらに、図4〜8によって説明される。
図3A〜3Bに示す方法は、開始点Aで始まり、第1のステップS1につながる。最初のステップS1によって、ドット距離DDを選択する。例えば、選択されたドット距離DDが2560と等しくてよい。ドット距離を、印刷装置の速度、使用される印刷ヘッド、使用されるマーキング材料等に対して、最適化してよい。以降、単位なしの絶対値としてのドット距離DDを、印刷すべきスピット・パターンに対応する最終的なバイレベル・ビットマップ内の、所望のオンビット距離として解釈してよい。さらに、絶対値としてのドット距離DDを、ドット距離DDの数値とも呼ぶ。
2番目のステップS2によって、ディザ・マトリクスDMを選択する。そのディザ・マトリクスDMは、n列かつm行の矩形行列であり、n×mのエントリを有する。ディザ・マトリクスDMのアスペクト比を、比n/mで定義する。ディザ・マトリクスDMの各エントリは、1からNまでに及ぶエントリ値を有する。ディザ・マトリクスを、ディザ・マトリクスの行数mが、選択されたドット距離DDの数値より小さいか又は等しくなるような方法で選択してよく、例えば、行数mは、ドット距離DDの数値の約数である。一例として、Nを、256と等しくなるように選択し、mを、2560に等しいドット距離DDの数値の約数である、256と等しくなるように選択する。図4に、n×mのディザ・マトリクスDMのうち、26×16の値から成る第1のセットを示す。留意すべきことは、この実施形態において、ディザ・マトリクスDM全体を、本発明の方法に従って、サブマトリクスSMとして選択するということである。
3番目のステップS3によって、閾値TVを、選択されたドット距離DDと選択されたディザ・マトリクスDMとに基づいて決定する。最終的なバイレベル・ビットマップのアスペクト比が元のディザ・マトリクスDMのアスペクト比に近づくような方法で、閾値TVを決定する。
第1のケースにおいて、行数mは、ドット距離DDより小さいか又は等しい。次いで、閾値TVを、式 DD*N/mによって決定してよい。DD=2560、N=256、m=256である例において、閾値TVは、2560*256/256=10となる。可視性及び説明的理由で、図4に示す各列は、閾値TVより小さいか又は等しい値を有する少なくとも1個のエントリを含む。図4のこのような表示は、本発明の方法を限定することを意味するものではない。
第2のケースにおいて、元のディザ・マトリクスの行数mが、選択されたドット距離DDより大きい。サブマトリクスを、元のディザ・マトリクスの始めのDD行であるように、選択してよい。次いで、閾値TVを、式 N/DDによって決定してよい。第1のケースにおける式の導出を、この先で、図13Aに基づいて説明する。第2のケースにおける式の導出を、この先で、図13Bに基づいて説明する。
代替的な実施形態において、第1のケースに従って計算された閾値TVを、正の整数値に丸める。丸められた閾値TVが1より大きいか又は等しい場合、第1のケースのさらなる方法のステップを用いる。丸められた閾値TVが0に等しい場合、閾値TVを第2のケースに従って再度計算し、第2のケースに従ったさらなる方法のステップを用いる。第2のケースに従って再度計算された閾値TVを、第2のケースに従ってさらなる方法ステップを適用する前に、丸めてよい。ステップS4〜S8を、第1のケースについて説明する。
4番目のステップS4によって、バイレベル・ビットマップBMを、サブマトリクスSMと等しいディザ・マトリクスDMのエントリの値に従って、オンビット・エントリを用いて構成する。閾値より小さいか又は等しい値を有するディザ・マトリクスDMのエントリが、バイレベル・ビットマップBM内に、ディザ・マトリクスDMにおけるものと同一の行番号及び列番号の値1を有するオンビット・エントリを規定する。スピット・パターンのドットが、これらのオンビット・エントリに基づくことになる。閾値TVより大きな値を有するディザ・マトリクスDMのエントリが、バイレベル・ビットマップBM内に、ディザ・マトリクスDMにおけるものと同一の行番号及び列番号の値0を有するエントリを規定する。バイレベル・ビットマップBMの列数は、ディザ・マトリクスDMの列数nと同一である。バイレベル・ビットマップBMの行数は、ディザ・マトリクスDMの行数mと同一である。
図5は、再度、ディザ・マトリクスDMを示す。10である閾値TVよりも小さい値を有するディザ・マトリクスDMのエントリを、それらエントリを丸で囲むことによってマーク付けしている。ディザ・マトリクスDMの列は、丸で囲まれたエントリを0個、1個又は複数含んでよいことに留意すべきである。第1の列C1は、マーク付けされたエントリを1個含む。第2の列C2は、マーク付けされたエントリを1個含む。第3の列C3は、マーク付けされたエントリを3個含む。第4の列C4は、マーク付けされたエントリを0個含む。
図6は、対応するバイレベル・ビットマップBMを示す。値1を有するバイレベル・ビットマップBMのオンビット・エントリが、丸で囲まれている。第1の列C1は、オンビット・エントリを1個含む。第2の列C2は、オンビット・エントリを1個含む。第3の列C3は、オンビット・エントリを3個含む。第4の列C4は、オンビット・エントリを0個含む。
5番目のステップS5によって、2個以上のオンビット・エントリを有するバイレベル・ビットマップBMの各列を、それぞれの新しい列がちょうど1個のオンビット・エントリを含むように、複数の新しい列に分割する。図7に、新しい列を含む、分割されたバイレベル・ビットマップSBMを示す。第1の新しい列C31は、行番号1のオンビット・エントリを1個含む。第2の新しい列C32は、行番号5のオンビット・エントリを1個含む。第3の新しい列C33は、行番号24のオンビット・エントリを1個含む。こうすることによって、あらゆる(新しい)列が、オンビット・エントリを1個又は0個含む。
6番目のステップS6によって、オンビット・エントリを全く持たないバイレベル・ビットマップSBMの各列を除去する。元の第4の列C4と元の第7の列C7とは、オンビット・エントリを1個も含まず、除去されることになる。図8に、適合された分割されたバイレベル・ビットマップABMを示す。こうすることによって、適合された分割されたバイレベル・ビットマップABMは、ちょうど1個のオンビット・エントリを含む。
閾値TVより小さいか又は等しい値を有する元のディザ・マトリクスDM内のエントリ数は、TV*m*n/N=10*256*n/256=10*nという数に等しい。それゆえに、適合された分割されたバイレベル・ビットマップABMの列数は、さらに、10*nに等しい。換言すると、適合された分割されたバイレベル・ビットマップABM内の列数は、元のディザ・マトリクスDMよりも10倍多くの列を含む。
すべての列を調べたら、アルゴリズムは、図3Aにおけるマーカ・ポイントBに続き、そのマーカ・ポイントBは、図3Bにおけるマーカ・ポイントBに対応する。
7番目のステップS7によって、各オンビット・エントリの行番号及び列番号を、適合された分割されたバイレベル・ビットマップABMから抽出する。図8に示す適合された分割されたバイレベル・ビットマップABMの一部からの抽出は、オンビット・エントリの行番号及び列番号のペアの配列をもたらし、その配列には、{(22,1),(19,2),(1,3),(5,4),(24,5),(11,6),(17,7),(23,8),(6,9),(19,10),(15,11),(10,12),(21,13),(25,14),(1,15),(25,16),(10,17),(15,18)}を含む。
8番目のステップS8によって、各抽出されたエントリの行番号を、ドット距離DDに対応するように適合させる。これを、抽出されたエントリの行番号に係数を乗算することによって達成してよく、その係数は、DD/m=2560/256=10に等しい。各抽出されたエントリについて、そのエントリの行番号を、同一の係数を用いて乗算する。数値DD/mが自然数ではない場合、その係数を最も近い自然数に丸めてよい。第1の抽出されたエントリの行番号は22と等しく、22×10=220という新しい行番号をもたらす。起こりうる最大の新しい行番号は、10×m=10×256=2560であり、それは、ドット距離DDの数値と等しい。行番号の適合は、行番号及び列番号のペアの配列をもたらし、その配列には、{(220,1),(190,2),(10,3),(50,4),(240,5),(110,6),(170,7),(230,8),(60,9),(190,10),(150,11),(100,12),(210,13),(250,14),(10,15),(250,16),(100,17),(150,18),……}を含む。
結果として生じる配列を、その配列において値1を有するエントリ以外は値0を有するDD行のエントリを用いて、最終的なバイレベル・ビットマップ内に視覚化してよい。最終的なバイレベル・ビットマップの列数は、適合された分割されたバイレベル・ビットマップABMの列数と等しくなり、すわなち、TV*m*n/N=10*256*n/256=10*nである。最終的なバイレベル・ビットマップの行数は、ドット距離DDの数値と等しい。最終的なバイレベル・ビットマップのアスペクト比は、したがって、TV*m*n/(DD*N)=10*n/2560=n/256である。これは、元のディザ・マトリクスのアスペクト比である、n/m=n/256と等しい。最終的なバイレベル・ビットマップにおけるのオンビット・エントリの分布は、スケールを変更すると、元のディザ・マトリクスDMにおける10と等しい閾値TVについての対応するエントリの分布に似る。最終的なバイレベル・ビットマップ内のオンビット・エントリの行番号及び列番号が、スピット・パターンを定義している。
9番目のステップS9によって、各抽出されたエントリの列番号と適合された行番号とに従って、受像材料上のロケーションにドットを形成するマーキング材料の液滴を噴出することによって、スピット・パターンを印刷する。最終的なバイレベル・ビットマップの各列は、異なるノズルによって印刷されることが意図される。受像材料上のスピット・パターンのドットのロケーションは、最終的なバイレベル・ビットマップ内のオンビット・エントリの列番号と適合された行番号とによって定義される位置に従う。
9番目のステップS9を実行した後、本方法の終点のCに達する。
ステップS4〜S9を、あるドット距離DDについて実行する。そのドット距離の数値は、第1のケースとして前述したように、元のディザ・マトリクスDMの行数より大きいか又は等しい。
第2のケースにおいて、元のディザ・マトリクスDMの行数mは、ドット距離DDの数値より大きい。選択されたサブマトリクスSMが、ディザ・マトリクスDMのうち始めのDD行だけであってよい。サブマトリクスSMを、4番目のステップS4の入力として用いる。換言すると、ディザ・マトリクスDMを、始めのDD行のエントリについて、切り出す。この第2のケースにおいて、閾値TVを、式 N/DDによって決定する。閾値TVがN/DDであると定義することによって、最終的なバイレベル・ビットマップのアスペクト比もまた、サブマトリクスSMのアスペクト比に似る。最終的なバイレベル・ビットマップの列数がTV*DD*n/Nとほぼ等しく、行数がDDと等しいため、アスペクト比は、TV*DD*n/(N*DD)=TV*n/Nと等しい。閾値TVがN/DDと等しいため、そのアスペクト比は、TV*n/N=(N/DD)*n/N=n/DDとなり、それは、切り出された元のディザ・マトリクスDMであるサブマトリクスSMのアスペクト比となる。
最終的なバイレベル・ビットマップの情報を、便利な方法で、画像データの画素情報と組み合わせる。例えば、受像材料上の適切なロケーション上に、画像データに従って印刷されることが意図されるドットが全くない場合、最終的なバイレベル・ビットマップのあるオンビット・エントリを、画像データにおいてその適切な位置に組み込む。代替的な実施形態によると、そのオンビット・エントリの値は、画像データ内の対応する位置の値と「OR」される(‘or-ed’)。画像データの情報と最終的なバイレベル・ビットマップの情報とを組み合わせる他の実施形態を想定してよく、そうした他の実施形態は本発明による方法の範囲を限定しない。
図9は、受像材料の部分71上の2つの直角を成す方向A、Bにおいてスピット・パターンの印刷を繰り返すステップを含む方法の一実施形態を示し、そのステップは、印刷すべき画像が繰り返しの印刷されたスピット・パターンSP11、SP12、SP21、SP22のドットでカバーされるまで、繰り返される。第1の方向Aは、受像材料が複製装置の印刷素子に対して相対的に動いている方向である。繰り返しのスピット・パターンSP11、SP12、SP21、SP22は、ラージ・スピット・パターン(large spit pattern)SPXを形成する。ラージ・スピット・パターンSPXの各列内のドット距離DDは、さらに、各スピット・パターンSP11、SP12、SP21、SP22の各列のドット距離DDでもあるということに留意すべきである。例えば、スピット・パターンSP11内の第1のドットD11とスピット・パターンSP21内の第2のドットD21とであって、ドットD11、D21の双方がラージ・スピット・パターンSPXの同一列N0内にある、ドットD11とD21との間の距離は、ドット距離DDと等しい。ドット距離DDは、さらに、各スピット・パターンSP11、SP12、SP21、SP22内のドット行数と等しい。
図10〜11は、本方法の別の実施形態を示し、それにおいて、インクジェットプリンタは、複数のカラーC、M、Y、Kのマーキング材料を印刷することが可能である。各カラーC、M、Y、K用の各ノズルのドット距離DDを、均等に選択する。印刷すべき画像領域全体をカバーするために、スピット・パターンを2つの直角を成す方向A、Bにおいて繰り返す。各スピット・パターンSP11、SP12、SP21、SP22を、第1のドットDCij、第2のドットDMij、第3のドットDYij及び第4のドットDKijによって形成する。ここで、i及びjは自然数である。第1のドットDCijは、シアン色をしたマーキング材料を噴出するのに適したノズルによって印刷されることが意図される。第2のドットDMijは、マゼンタ色をしたマーキング材料を噴出するのに適したノズルによって印刷されることが意図される。第3のドットDYijは、イエロー色をしたマーキング材料を噴出するのに適したノズルによって印刷されることが意図される。第4のドットDKijは、ブラック色をしたマーキング材料を噴出するのに適したノズルによって印刷されることが意図される。便宜上、図8Aは、第1のスピット・パターンSP11、第2のスピット・パターンSP21、第3のスピット・パターンSP31、第4のスピット・パターンSP41及び第5のスピット・パターンSP51内に存在する第1の列N1のエントリDC11、DM21、DY31、DK41、DC51、DC12、だけを示す。しかしながら、各スピット・パターンSP11、SP21、SP31、SP41、SP51、SP12は、図11に示すように、すべてのカラーC、M、Y、Kのノズルによって形成されるドットを含む。
図11は、4つの隣接する列N1、N2、N3、N4を示す。第1のスピット・パターンSP11において、第1の列N1は第1のドットDC11を含み、第2の列N2は第2のドットDM11を含み、第3の列N3は第3のドットDY11を含み、第4の列N4は第4のドットDK11を含む。第2のスピット・パターンSP21において、第1の列N1は第1のドットDM21を含み、第2の列N2は第2のドットDY21を含み、第3の列N3は第3のドットDK21を含み、第4の列N4は第4のドットDC21を含む。各スピット・パターンSP11、SP21、SP12、SP22における4つの隣接する列N1、N2、N3、N4のそれぞれは、別の色をしたマーキング材料を用いて印刷すべきエントリを1列につき1個含む。スピット・パターンSP11、SP21の各列N1、N2、N3、N4において、互いの上方に位置するドットDC11、DM21の色を、周期的なCMYKの順序に従って順序付ける。ここで、その列の最初のドットの色は、列番号に依存する。
最終的なバイレベル・ビットマップのサイズを、本発明に従った1色のための最終的なバイレベル・ビットマップのサイズを色の数で分割したものと等しくなるように、選択する。4つのカラーC、M、Y、Kのケースにおいて、最終的なバイレベル・ビットマップのサイズは、1色のケースにおける最終的なバイレベル・ビットマップのサイズの、4分の1と等しくなる。こうすることによって、各カラーC、M、Y、Kについての各ノズルのドット距離DDは、最終的なバイレベル・ビットマップの行数の4倍と等しくなる。例えば、第1のスピット・パターンSP11の第1のドットDC11は、ラージ・スピット・パターンSPXの左側のスピット・パターンSP11、SP21、SP31、SP41の下にある第5のスピット・パターンSP51の第1のドットDC51と同一のノズルによって印刷されるべきことが意図される(図10参照)。ラージ・スピット・パターンSPXにおいて種々の色のマーキング材料を拡散するこの方法は、ラージ・スピット・パターンSPXにおいて起こりうる色アーチファクトを回避するため、有利である。
図12は、前述の実施形態に基づく別の実施形態を示し、それにおいて、インクジェットプリンタは、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックのマーキング材料を用いて印刷を行うことが可能である。スピット・パターンSP11、SP12、SP13、SP14、SP15、SP21を、3つの色だけ、すなわち、色のシアン、マゼンタ及びブラックについて、前述の実施形態に記載のとおりで変更すべきところは変更して3つの色について、決定する。決定されたスピット・パターンSP11、SP12、SP13、SP14、SP15、SP21は、ドット距離DDの3分の1と等しい複数のドット行をそれぞれ有し、ラージ・スピット・パターンSPXを形成する。さらに、同一のドット距離を有する追加のイエロー・スピット・パターンSPYを、イエローだけについて決定する。イエロー・スピット・パターンSPYを、他の色であるシアン、マゼンタ及びブラックのスピット・パターンSP11、SP12、SP13、SP14、SP15、SP21とマージする。そのマージは、第1の方向AにおいてオフセットO1を用いて行ってよく、その第1の方向Aにおいて、受像材料が相対的に動くことが可能である。滑らかなマージを達成するために、オフセットO1は、ドット距離DDの1/3とは異なってよい。さらに、ゼロに等しいオフセットO1を適用してよい。この例において、オフセットO1は、ドット距離DDの半分と等しい。色のイエローを、イエローという色の可視性の低さに起因して、追加のスピット・パターン用に選択している。イエロー、又は低い可視性を有する任意の他の色、例えば白を選択する場合、この方法は、より高い可視性を有する残りの色のシアン、マゼンタ、ブラック用のバイレベル・ビットマップに従って、知覚的により良く分散されたドットをもたらすことになる。
図13Aは、第1のケースに従った本方法のステップS3〜S7の間の、バイレベル・ビットマップの行数及び列数を示す。7番目のステップS7の後の最終的なバイレベル・ビットマップのアスペクト比を、4番目のステップS4において構成されたバイレベル・ビットマップのアスペクト比と等しくさせることが好ましい。これは、次の等式につながる。
n/m=TV*m*n/(N*DD)
この式は、N*DD/mに相当する好適な閾値TVにつながる。
図13Bは、第2のケースに従った本方法のステップS3〜S7の間の、バイレベル・ビットマップの行数及び列数を示す。7番目のステップS7の後の最終的なバイレベル・ビットマップのアスペクト比を、4番目のステップS4において構成されたバイレベル・ビットマップのアスペクト比と等しくさせることが好ましい。これは、次の等式につながる。
n/DD=TV*DD*n/(N*DD)
この式は、N/DDに相当する好適な閾値TVにつながる。

Claims (6)

  1. 複数のノズルを有する印刷ヘッドを含むインクジェットプリンタ用のスピット・パターンを印刷する方法であって、受像材料が、前記印刷ヘッドに対して相対的に動かされ、マーキング材料の液滴が、前記受像材料上にマーキング材料のドットの前記スピット・パターンを形成するように、前記ノズルから前記受像材料の上に噴出され、
    a)あるノズルが噴出すべき前記スピット・パターンの前記ドット間のドット距離を選択するステップであって、前記ドット距離は複数のドットにおいて表される、選択するステップと、
    b)行及び列に配置されたエントリのディザ・マトリクスの少なくともサブマトリクス
    を選択するステップであって、各エントリは正の自然数を含み、前記サブマトリクスの行の数は、前記ドット距離の数値よりも小さいか又は等しい、選択するステップと、
    c)前記の選択されたドット距離と前記ディザ・マトリクスとに基づいて、閾値を決定するステップと、
    d)前記サブマトリクスと同一サイズのバイレベル・ビットマップを構成するステップであって、前記バイレベル・ビットマップの各エントリは、行番号及び列番号を有し、前記閾値と前記サブマトリクス内の対応するエントリの値とに依存して、値0又は1を有する、構成するステップと、
    e)値1を有するエントリを2個以上有する前記バイレベル・ビットマップの各列を、複数の列へと分割するステップであって、それにより、前記複数の列のうちの各列が値1を有するエントリをちょうど1個含むようにする、分割するステップと、
    f)値1を有するエントリを全く持たない前記バイレベル・ビットマップの各列を除去するステップと、
    g)前記バイレベル・ビットマップの値1を有する各エントリの行番号及び列番号を抽出するステップと、
    h)前記ドット距離に従って、各抽出されたエントリの前記行番号を適合させるステップと、
    i)各抽出されたエントリの前記列番号と前記の適合された行番号とに従って、前記受像材料上のロケーション上に前記ドットを形成するマーキング材料の液滴を噴出することによって、前記スピット・パターンを印刷するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記スピット・パターンを印刷するステップを、前記受像材料上の2つの直角を成す方向において繰り返すステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 各抽出されたエントリの前記行番号を適合させるステップは、前記行番号と1より大きいか又は等しい係数とを乗算するステップを含む、
    請求項1乃至2のうちいずれか1項に記載の方法。
  4. 前記インクジェットプリンタは、複数のN色において印刷することが可能であり、前記選択されたドット距離は、1色のための所望のドット距離のN分の1であり、当該方法は、
    ラージ・スピット・パターンを生成するために、前記受像材料の相対的な動きの第1の方向と別の第2の方向とにおいて、前記スピット・パターンをN回繰り返すステップであって、前記第1の方向における前記ラージ・スピット・パターンの各列内の連続的なドットは異なる色において印刷されることが意図され、前記第2の方向において前記スピット・パターンと各繰り返しのスピット・パターンとにおける隣接する列内のドットは異なる色において印刷されることが意図される、ステップと
    を含む、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記インクジェットプリンタは、前記複数のN色に加えて別の色において印刷することが可能であり、当該方法は、
    同一のドット距離を有する前記別の色のスピット・パターン用に、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法のステップを適用するステップと、
    前記複数のN色の前記ラージ・スピット・パターン用の前記の抽出されたエントリと前記別の色の前記スピット・パターン用の前記の抽出されたエントリとをマージすることによって、前記別の色の前記スピット・パターンと前記複数のN色の前記ラージ・スピット・パターンとをマージするステップと、
    を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 複数のノズルを有する印刷ヘッドを含むインクジェットプリンタであって、受像材料が前記印刷ヘッドに対して相対的に動かされ、マーキング材料の液滴が前記ノズルから前記受像材料の上に噴出され、当該インクジェットプリンタは、
    請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の方法のステップを実行することによってスピット・パターンを生成する、スピット・パターン生成部と、
    前記複数のノズルが噴出すべき前記スピット・パターンと印刷データとをスケジュールする、印刷ヘッドスケジューラと、
    前記受像材料上のロケーション上にマーキング材料のドットを形成するように、前記印刷ヘッドスケジューラから受信した命令に従って前記印刷ヘッドを駆動する、印刷ヘッドドライバであって、前記ロケーションは、前記スピット・パターン及び前記印刷データに従って決定される、印刷ヘッドドライバと、
    を含む、インクジェットプリンタ。
JP2014526450A 2011-08-26 2012-08-15 インクジェット印刷の方法及びプリンタ Expired - Fee Related JP5969029B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP11178981 2011-08-26
EP11178981.4 2011-08-26
PCT/EP2012/065934 WO2013029994A1 (en) 2011-08-26 2012-08-15 Ink jet printing method and printer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014526989A true JP2014526989A (ja) 2014-10-09
JP5969029B2 JP5969029B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=46682840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014526450A Expired - Fee Related JP5969029B2 (ja) 2011-08-26 2012-08-15 インクジェット印刷の方法及びプリンタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8991962B2 (ja)
EP (1) EP2748007B1 (ja)
JP (1) JP5969029B2 (ja)
WO (1) WO2013029994A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6237196B2 (ja) * 2013-12-18 2017-11-29 セイコーエプソン株式会社 印刷方法および印刷装置
JP6171915B2 (ja) * 2013-12-18 2017-08-02 セイコーエプソン株式会社 印刷方法および印刷装置
JP6171916B2 (ja) * 2013-12-18 2017-08-02 セイコーエプソン株式会社 印刷方法および印刷装置
JP6237197B2 (ja) * 2013-12-18 2017-11-29 セイコーエプソン株式会社 印刷方法および印刷装置
JP6237195B2 (ja) * 2013-12-18 2017-11-29 セイコーエプソン株式会社 印刷方法および印刷装置
DE102014106424A1 (de) * 2014-05-08 2015-11-12 Océ Printing Systems GmbH & Co. KG Verfahren zur Steuerung von Vibrationszyklen im Druckbetrieb eines Tintendrucksystems mit mindestens einem Druckgerät
WO2016018277A1 (en) * 2014-07-30 2016-02-04 Hewlett Packard Development Company, L.P. Non-uniform spitting
JP6562679B2 (ja) * 2015-03-31 2019-08-21 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置
EP3337669B1 (en) * 2015-12-22 2022-01-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print media pressure plates
JP6172257B2 (ja) * 2015-12-25 2017-08-02 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
DE102017220361B4 (de) * 2016-12-14 2023-04-20 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren und Testmuster zur Detektion und Kompensation ausgefallener Druckdüsen in einer Inkjet-Druckmaschine
CN114714787A (zh) * 2022-05-09 2022-07-08 嘉兴南湖学院 一种多层复杂微图案高精度在线打印控制方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098298A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2005161615A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Canon Inc インクジェット記録方法
JP2013139122A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Seiko Epson Corp 印刷用データ生成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7393077B2 (en) 2004-03-31 2008-07-01 Fujifilm Corporation Inkjet recording apparatus
US7275805B2 (en) * 2004-05-27 2007-10-02 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead comprising different printhead modules
JP4828241B2 (ja) * 2006-01-25 2011-11-30 大日本スクリーン製造株式会社 印刷装置、ディザマトリクス生成方法およびディザマトリクス
JP5038763B2 (ja) * 2006-04-04 2012-10-03 株式会社リコー インクジェット記録装置と画像処理方法、画像処理制御プログラムと記録媒体および高浸透性顔料インク
WO2008112316A1 (en) 2007-03-14 2008-09-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Ink jet printing method
DE102007035805A1 (de) 2007-07-31 2009-02-05 OCé PRINTING SYSTEMS GMBH Verfahren zum mehrfarbigen Tintendruck

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098298A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2005161615A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Canon Inc インクジェット記録方法
JP2013139122A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Seiko Epson Corp 印刷用データ生成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20140176633A1 (en) 2014-06-26
JP5969029B2 (ja) 2016-08-10
EP2748007A1 (en) 2014-07-02
US8991962B2 (en) 2015-03-31
EP2748007B1 (en) 2015-10-14
WO2013029994A1 (en) 2013-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5969029B2 (ja) インクジェット印刷の方法及びプリンタ
JP6106395B2 (ja) 画像形成装置
CN102529409A (zh) 不良记录元件检测设备及检测方法和图像形成设备
JP2008001091A (ja) アレイ型マルチパスインクジェットプリンタおよびアレイ型マルチパスインクジェットプリンタの動作方法
JP2007237398A (ja) 画像記録システム及び方法
JP6945060B2 (ja) 画像形成装置及び方法、異常ノズル検出方法並びに印刷物の製造方法
JP2010120254A (ja) プリンタおよび不吐ノズルの検出方法
JP4818723B2 (ja) 印刷装置
JP4818724B2 (ja) 印刷装置およびその制御方法
US7618113B2 (en) Liquid discharge apparatus and liquid discharge method
EP1676710B1 (en) Printing device and control method thereof
US7347521B2 (en) Printing device and control method thereof
JP5427539B2 (ja) シリアル配置された複数個のプリントヘッドへのシングルパスで画像を記録するシステム及び方法
JP2009233967A (ja) 補正値取得方法、及び、液体噴射装置
JP2009220356A (ja) 変換テーブル設定方法、液体噴射装置、印刷システム、及びプログラム
JP5783948B2 (ja) カラー画像形成装置
JP7041520B2 (ja) インクジェット記録装置、画像処理方法およびプログラム
US10919310B1 (en) Methods for operating printhead inkjets to attenuate ink drying in the inkjets during printing operations
JP2010082971A (ja) 液体吐出装置、及び、その吐出制御方法
CN104487984B (zh) 用于用打印头打印的方法
EP1676705B1 (en) Printing device
JP2005001189A (ja) 印刷装置、および印刷方法
JP2007168249A (ja) 印刷方法
EP1375169A1 (en) Printing device and control method thereof
JP2011235524A (ja) 流体吐出装置の調整方法及び流体吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5969029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees