JP2009220356A - 変換テーブル設定方法、液体噴射装置、印刷システム、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷する印刷ステップと、印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定させる最大噴射量設定ステップと、設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定するテーブル設定ステップと、を有することを特徴とする変換テーブル設定方法。
【選択図】図14
Description
一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷する印刷ステップと、
印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定させる最大噴射量設定ステップと、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定するテーブル設定ステップと、
を有することを特徴とする変換テーブル設定方法である。
印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定させる最大噴射量設定ステップと、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定するテーブル設定ステップと、
を有することを特徴とする変換テーブル設定方法。
このような変換テーブル設定方法によれば、種類が未知の媒体に印刷される画像データの色空間における階調値を、簡易かつ精度良く変換することが可能となる。
前記テーブル設定ステップは、
前記対応データにおいて変換テーブルが既知である複数の媒体のうちの、前記一の媒体における前記最大噴射量に最も近い値の最大噴射量の媒体、に対応する変換テーブルを、
前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定することが望ましい。
かかる場合には、最大噴射量が最も近い値を示す既知の媒体に対応する変換テーブルをそのまま利用することにより、より簡易に、種類が未知の媒体に対する変換テーブルを設定できる。
前記最大噴射量は、噴射可能な3種類以上の液体のうちの所定の2種類の液体による、前記単位面積当たりに噴射可能な噴射量であり、
前記印刷ステップは、前記単位面積当たりの、前記所定の2種類の液体の合計噴射量が異なる前記複数のパターンを、前記一の媒体に印刷することが望ましい。
かかる場合には、全ての種類の液体を用いてパターンを印刷する必要がないので、印刷すべきパターンの数を抑えられる。この結果、迅速に、種類が未知の媒体に対する変換テーブルを設定できる。
印刷された前記複数のパターンの滲み度合いに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定する最大噴射量設定ステップと、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定するテーブル設定ステップと、
を有することを特徴とする変換テーブル設定方法。
このような変換テーブル設定方法によれば、高精度、かつ迅速に、種類が未知の媒体に対する変換テーブルを設定できる。
前記ヘッドに液体を噴射させることにより、一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷し、
印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定させ、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定する制御部と、
を備えることを特徴とする液体噴射装置。
このような液体噴射装置によれば、種類が未知の媒体に印刷される画像データの色空間における階調値を、簡易かつ精度良く変換することが可能となる。
前記ヘッドに液体を噴射させることにより、一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷し、
印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定させ、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定する制御部と、
を備えることを特徴とする印刷システム。
このような印刷システムによれば、種類が未知の媒体に印刷される画像データの色空間における階調値を、簡易かつ精度良く変換することが可能となる。
一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷させる機能と、
印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量の設定を促す機能と、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量の対応を示した対応データ、に基づいて、
変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定させる機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
このようなプログラムによれば、種類が未知の媒体に印刷される画像データの色空間における階調値を、簡易かつ精度良く変換することが可能となる。
印刷システム100の構成等について、説明する。
図1は、印刷システムの外観構成を示した説明図である。この印刷システム100は、液体噴射装置の一例であるプリンタ1と、コンピュータ110と、表示装置120と、入力装置130と、記録再生装置140と、スキャナ150とを備えている。プリンタ1は、紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷する印刷装置である。コンピュータ110は、プリンタ1と通信可能に接続されており、プリンタ1に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じた印刷データをプリンタ1に出力する。
コンピュータ110にはプリンタドライバがインストールされている。プリンタドライバは、表示装置120にユーザインタフェースを表示させ、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換させるためのプログラムである。このプリンタドライバは、フレキシブルディスクFDやCD−ROMなどの記録媒体(コンピュータが読み取り可能な記録媒体)に記録されている。または、このプリンタドライバは、インターネットを介してコンピュータ110にダウンロードすることも可能である。なお、このプログラムは、各種の機能を実現するためのコードから構成されている。
図2は、プリンタドライバによる画像処理の説明図である。
プリンタドライバは、ユーザからの印刷命令を受けると、解像度変換処理、階調値変換処理、濃度ムラ補正処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処理を行う。なお、後述するBRS補正値は、この濃度ムラ補正処理に用いられる。以下、これらの処理について説明する。
<インクジェットプリンタの構成>
図3は、プリンタ1の全体構成のブロック図である。また、図4Aは、プリンタ1の断面図である。また、図4Bは、プリンタ1の搬送処理とドット形成処理を説明するための斜視図である。以下、本実施形態のプリンタであるラインプリンタの基本的な構成について説明する。
図5Aは、ヘッドユニット40の下面における複数のヘッドの配列を示す説明図である。図5Bは、各ヘッドの位置関係の説明図である。ヘッドユニットの下面は、ベルト24で搬送される紙Sと対向する。
もちろん、ヘッド41Aのノズル#1とヘッド41Nのノズル#360の間の長さが、印刷される紙の幅以上である構成であっても良い。
プリンタが印刷を行うとき、画像中に濃度ムラが生じる。ここでは、説明の簡略化のため、単色印刷された画像中に生じる濃度ムラの発生原因について説明する。なお、多色印刷の場合、以下に説明する濃度ムラの発生原因が色毎に生じている。
このように、ラインプリンタの場合には、ノズル特性に応じた濃度ムラが発生する。
図7は、BRS補正値の取得処理のフロー図である。なお、BRS補正値とは、濃度ムラを補正するための補正値である。各処理は、コンピュータ110にインストールされたBRS補正用プログラムによって実現される。
まず、コンピュータ110が印刷データをプリンタ1に送信し、プリンタ1がテストシートにBRS補正用のテストパターンを印刷する(ステップS2)。
次に、コンピュータ110は、テストパターンの画像データを修正する(ステップS6)。これにより、スキャナ150の読み取り位置の誤差に起因して生じる画像の歪み等が修正される。
次に、コンピュータ110は、4つの補正用パターンの各帯状パターンについて、列領域毎に濃度の測定値を検出する(ステップS8)。
Sbt=Sb+(Sc−Sb)×{(Cbt−Cb)/(Cc−Cb)}
Sbt=Sb−(Sb−Sa)×{(Cbt−Cb)/(Ca−Cb)}
このようにして目標指令階調値Sbtを算出した後、コンピュータ110は、次式により、この列領域における指令階調値Sbに対する補正値Hbを算出する。
Hb = (Sbt−Sb)/Sb
プリンタ1は、様々な種類の紙に画像を印刷できる。例えば、プリンタ1は、上質紙やマット紙やグロス紙に画像を印刷できる。上質紙は、化学パルプ100%を原料とする紙である。マット紙及びグロス紙は、上質紙(又は中質紙)の表面に塗料が塗布された(コート処理された)紙である。そして、マット紙は光沢を抑えるように表面処理された紙であり、グロス紙は光沢を出すように表面処理された紙である。このように、3種類の紙は、紙の表面層の処理状態が異なる。また、一般に、上質紙とマット紙とグロス紙の厚みは、上質紙が最も厚く、マット紙が次に厚く、グロス紙が最も薄い。
そして、上述した表面処理や紙の厚みの違いに起因してインクの吸収度合いが異なるため、インクの滲み度合いが紙の種類毎に異なる。
図12Aの紙は、インクの吸収度合いが小さい。図12Bの紙は、インクの吸収度合いが大きい。このため、2つの紙に同じ大きさのインク滴をノズルから噴射させても、図12Aの紙に形成されたドットの大きさは大きく、図12Bの紙に形成されたドットの大きさは小さい。
上述したように、種類が未知の紙に印刷される画像の濃度ムラを抑制するために、以下に説明する、未知の紙に対応するBRS補正値の取得処理が実行される。
図14は、種類が未知の紙に対応するBRS補正値の取得処理のフロー図である。本フローは、紙の種類が未知である紙Xに画像が印刷される前に、開始される。以下においては、BRS補正値の取得処理における処理毎に、説明する。なお、各処理は、制御部であるコンピュータ110にインストールされた、未知の紙のBRS補正値取得プログラムによって実現される。
前述したように、紙の種類によってインクの滲み度合いが異なる。仮に種類が未知である紙Xがインクの吸収し難い紙である場合には、階調値の大きいドットを形成した時にインクの滲みが目立って、画質の劣化が生じる。そこで、紙Xに対するインクの滲み度合いを調べるために、コンピュータ110は、噴射制限値設定パターンを紙Xに印刷させる。
なお、図16において正方形パターンの下の領域に、各正方形パターンの合計濃度が示されている。
コンピュータ110は、印刷された25個の正方形パターンに基づいて、テストシートTS2の単位面積当たりに噴射可能な噴射制限値(インク打込制限値とも呼ばれる)を設定する。
コンピュータ110は、テストシートTS2(紙X)に対応する噴射制限値と、プリンタ1のメモリ63に格納されたテーブル(このテーブルは、紙Xとは種類が異なる紙の種類と、噴射制限値との関係を示している)とに基づいて、テストシートTSと噴射制限値が近い値の紙の種類を選択する。
コンピュータ110は、テストシートTS2の階調値変換テーブルとして、選択したグロス紙Aに対応する階調値変換テーブルを設定する。すなわち、紙Xの噴射制限値に最も近い大きさの既知の紙に対応する階調値変換テーブルを、紙Xの階調値変換テーブルとして、そのまま利用することになる。
種類が未知の紙Xの階調値変換テーブルとして、グロス紙Aの階調値変換テーブルを設定した後に、コンピュータ110は、以下に説明するように、グロス紙AのBRS補正値に基づいて、紙XのBRS補正値を設定する。
ユーザが、図15のユーザインタフェースウィンドーのBRS補正値の設定部122の印刷ボタン122aをクリックすると、コンピュータ110は、基準補正値と、4つの仮想補正値とを適用した5つのパターンを、グロス紙Aとは種類が異なる紙X(前述した正方形パターンが印刷された紙Xと同じ種類の紙であって正方形パターンが印刷された紙Xとは別の紙)に印刷する。5つのパターンは、それぞれ、紙Xに対する各補正値の効果を確認するための確認用パターンである。なお、説明の便宜上、確認用パターンが印刷される紙Xを、テストシートTS3とする。
ユーザは、目視により、テストシートTS3(紙X)に印刷された5つの確認用パターンの中から、濃度ムラの度合いが最も小さい(最も目立たない)確認用パターンを選択する。このようにユーザが目視により確認用パターンを選択することにより、簡易な構成にてパターンを選択できる。
そして、ユーザが選択部124にてB4を選択することによって、コンピュータ110は、濃度ムラが最も目立たない確認用パターンが確認用パターンB4であることを、認識できる。
コンピュータ110は、ユーザによって選択された確認用パターンB4に対応する仮想補正値Hf1を、紙Xに対応するBRS補正値として設定する。すなわち、コンピュータ110は、テストシートTS3(紙X)に印刷された確認用パターンB1〜B5に基づいて、紙Xに印刷される画像の濃度を補正するためのBRS補正値として、基準補正値と4つの仮想補正値Hf1、Hf2、Hg1、Hg2のうちのいずれかの補正値を設定する。このように、5つの補正値の中のいずれかの補正値を、紙Xに対応する補正値と設定するので、簡易に紙Xの補正値を取得できる。
上記のステップS114(濃度ムラが目立たない確認用パターンの選択)においては、目視にてパターンを選択することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、スキャナ150により確認用パターンB1〜B5の各濃度をそれぞれ測定し、測定された確認用パターンB1〜B5のうちの測定値の変動幅が最も小さい一つの確認用パターンを選択することとしてもよい。
スキャナ150の測定によるパターンの選択後、コンピュータ110は、選択された確認用パターンB4に対応する仮想補正値Hf1を、紙Xに対応するBRS補正値として設定することとなる。
上述した、種類が未知の紙に対応するBRS補正値の取得処理においては、図14に示すように、(a)未知の紙Xに対して、単位面積当たりのインクの噴射量が異なる複数の正方形パターンを印刷する印刷ステップと、(b)印刷された複数の正方形パターンに基づいて、紙Xの単位面積当たりに噴射可能な噴射制限値(最大噴射量)を設定する最大噴射量設定ステップと、(c)設定された噴射制限値と、図19に示す対応データとに基づいて、紙Xに対応する階調値変換テーブル(変換テーブル)として、階調値変換テーブルが既知である複数の紙のうちのある紙に対応する階調値変換テーブルを設定するテーブル設定ステップと、がある。ここで、対応データは、紙Xとは種類が異なる複数種類の紙であって、入力画像データから印刷データを作成する際に色空間における多階調値を変換する際の基準となる階調値変換テーブルが、それぞれ既知である複数種類の紙の種類と、各紙における噴射制限値と、の対応を示すものである。
これにより、種類が未知の紙Xに印刷される画像データの色空間における階調値を、簡易かつ精度良く取得する可能となる。以下においては、この有効性について詳しく説明する。
このような変換テーブル設定方法(変換テーブル設定プログラム)によれば、種類が未知の紙Xの噴射制限値と、種類が既知の複数の紙の噴射制限値とを比較することにより、前記複数の紙の中から、インクの滲み度合いが紙Xに近い紙(仮に、紙Yとする)を選択できる。そして、前記複数の紙(紙Yが含まれる)の階調値変換テーブルが既知であるため、紙Yの階調値変換テーブルを紙Xの階調値変換テーブルとして設定することにより、紙Xに適した階調値変換テーブルを設定できる。これにより、設定された階調値変換テーブルに基づいて、画像データの階調値を紙Xに適した階調値に変換できる。
このように、本実施形態によれば、種類が未知の紙Xに印刷される画像データの色空間における階調値を、簡易かつ精度良く取得する可能となる。
かかる場合には、紙Xの噴射制限値に最も近い大きさの既知の紙に対応する階調値変換テーブルをそのまま利用することにより、より簡易に、紙Xに対する階調値変換テーブルを設定できる。
かかる場合には、全ての種類のインクで正方形パターンを印刷する必要が無いので、印刷すべきテストシートの枚数(正方形パターンの数)を抑えられる。この結果、迅速に、紙Xに対する階調値変換テーブルを設定できる。
紙Xに印刷された正方形パターンの滲み度合いに基づいて噴射制限値を設定することにより、紙Xのインクの吸収度合いを考慮した噴射制限値を設定できるため、精度良く噴射制限値を設定できる。また、噴射制限値の設定に基づいて紙Xの階調値変換テーブルが自動設定されることにより、種類が未知の紙に対応するBRS補正値の取得処理を迅速に行える。この結果、高精度、かつ迅速に紙Xに対応する階調値変換テーブルを設定できる。
上記では印刷システム等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、
23A 上流側搬送ローラ、23B 下流側搬送ローラ、24 ベルト、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、53 紙検出センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース部、62 CPU、
63 メモリ、64 ユニット制御回路、
70 駆動信号生成ユニット、71 駆動信号生成部、
100 印刷システム、110 コンピュータ、120 表示装置、
130 入力装置、140 記録再生装置、150 スキャナ
Claims (7)
- 一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷する印刷ステップと、
印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定させる最大噴射量設定ステップと、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定するテーブル設定ステップと、
を有することを特徴とする変換テーブル設定方法。 - 請求項1に記載の変換テーブル設定方法であって、
前記テーブル設定ステップは、
前記対応データにおいて変換テーブルが既知である複数の媒体のうちの、前記一の媒体における前記最大噴射量に最も近い値の最大噴射量の媒体、に対応する変換テーブルを、
前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定することを特徴とする変換テーブル設定方法。 - 請求項1または請求項2に記載の変換テーブル設定方法であって、
前記最大噴射量は、噴射可能な3種類以上の液体のうちの所定の2種類の液体による、前記単位面積当たりに噴射可能な噴射量であり、
前記印刷ステップは、前記単位面積当たりの、前記所定の2種類の液体の合計噴射量が異なる前記複数のパターンを、前記一の媒体に印刷することを特徴とする変換テーブル設定方法。 - 一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷する印刷ステップと、
印刷された前記複数のパターンの滲み度合いに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定する最大噴射量設定ステップと、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定するテーブル設定ステップと、
を有することを特徴とする変換テーブル設定方法。 - 液体を噴射するヘッドと、
前記ヘッドに液体を噴射させることにより、一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷し、
印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定させ、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定する制御部と、
を備えることを特徴とする液体噴射装置。 - 液体を噴射するヘッドと、
前記ヘッドに液体を噴射させることにより、一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷し、
印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量を設定させ、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量、の対応を示した対応データ、に基づいて、変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定する制御部と、
を備えることを特徴とする印刷システム。 - 液体噴射装置に、
一の媒体に対して、単位面積当たりの液体の噴射量が異なる複数のパターンを印刷させる機能と、
印刷された前記複数のパターンに基づいて、前記一の媒体の前記単位面積当たりに噴射可能な最大噴射量の設定を促す機能と、
設定された前記最大噴射量、並びに、前記一の媒体とは種類が異なる複数種類の媒体であって、入力画像データから印刷データへ変換する際の基準となる変換テーブルがそれぞれ既知である複数種類の媒体の種類、及び、各媒体における前記最大噴射量の対応を示した対応データ、に基づいて、
変換テーブルが既知である前記複数の媒体のうちのある媒体に対応する変換テーブルを前記一の媒体に対応する変換テーブルに設定させる機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
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JP2008066413A JP2009220356A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 変換テーブル設定方法、液体噴射装置、印刷システム、及びプログラム |
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