JP2014526630A - 車両用圧縮空気を発生する往復ピストン圧縮機用の往復ピストン - Google Patents

車両用圧縮空気を発生する往復ピストン圧縮機用の往復ピストン Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、車両特に実用車用圧縮空気を発生する往復ピストン圧縮機用の往復ピストンに関し、往復ピストンが、ピストンヘッド(1a)、ピストン胴部壁(1d)を持つピストン胴部(1d)、及びピストンピンを受入れるピンボス(1c)を有するピストン本体を含み、かつピストン本体の2つの取巻き環状溝(1;2;3)へ挿入可能な少なくとも2つのピストンリングなるべく3つのピストンリングを含み、これらのピストンリングのうち少なくともピストンヘッド(1a)に近い方のピストンリングが、圧縮リングとして構成され、少なくとも1つのピストンリングなるべくピストン胴部に最も近いピストンリングが、油かき取りリングとして構成され、2つの環状溝(1;2;3)の間、及び前記ピストンヘッド(1a)とこのピストンヘッド(1a)の最も近くに設けられる第1の環状溝(1)及び一方又は他方の環状溝から遠い方の側でピストン胴部の最も近くに設けられている第3の環状溝(3)との間に、ピストン本体の隆起(3a2;3a3)が存在するものにおいて、ピストン本体の前記隆起(3a2;3a3)の少なくとも1つが、ピストン本体の軸線に対して平行に測定されるその隆起高さの少なくとも一部にわたって、少なくとも1つの凹所(3b)により、前記ピストン本体の直径に対して引込められている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両特に実用車用圧縮空気を発生する往復ピストン圧縮機用の往復ピストンであって、往復ピストンが、ピストンヘッド、ピストン胴部壁を持つピストン胴部、及びピストンピンを受入れるピンボスを有するピストン本体を含み、かつピストン本体の2つの取巻き環状溝へ挿入可能な少なくとも2つのピストンリングなるべく3つのピストンリングを含み、これらのピストンリングのうち少なくともピストンヘッドに近い方のピストンリングが、圧縮リングとして構成され、少なくとも1つのピストンリングなるべくピストン胴部に最も近いピストンリングが、油かき取りリングとして構成され、2つの環状溝の間、及びピストンヘッドとこのピストンヘッドの最も近くに設けられる第1の環状溝及び一方又は他方の環状溝から遠い方の側でピストン胴部の最も近くに設けられている第3の環状溝との間に、ピストン本体の隆起が存在するものに関する。
前記の種類の往復ピストンでは、供給される空気への不快又は有害な油取出しが起こる可能性がある。取出されて空気へ導入される油は、この空気を供給されるシステム又は他の後続システムの汚れを生じ、これらの汚れが、サービス技術上除去困難でシステムの寿命を短くすることがある重大な問題を生じる可能性がある。
それは別として、この汚れた空気は環境を著しく悪化する。
従って本発明の基礎になっている課題は、前述した油取出しを考慮して、供給される空気の清潔保持を改善することである。
最初にあげた種類の往復ピストンにおいて、この課題は、本発明によれば、ピストン本体の隆起の少なくとも1つが、ピストン本体の軸線に対して平行に測定されるその隆起高さの少なくとも一部にわたって、少なくとも1つの凹所により、ピストン本体の直径に対して引込められていることによって解決される。
本発明によるこの解決策によって、全体として往復ピストンの圧縮特性の改善が行われる。特にこれによりピストンリングの領域(リング領域)における補償容積又は流れ断面が得られ、それによりリング間空間圧力が適切に設定され、かつ/又は油を含む空気の流れが、往復ピストン圧縮機の駆動側空間からの油取出しに関して、困難にされる。
本発明による有利な別の展開又は本発明による往復ピストンの好ましい構成は、従属請求項からわかる。
本発明によるピストンの好ましい展開によれば、ピストン本体の隆起が、異なる形状を持つ凹所及び/又は凹所により異なるように形成されている。これにより本発明による往復ピストンの断面を特によく変化し、起こり得る油取出し又は油移行又は油漏れに関してピストンの密封性を改善することができる。特にピストンヘッドとその最も近くに設けられるピストンリングとの間にある往復ピストンのいわゆるトップランドも、これらの手段に含めることができる。
それぞれ関係する隆起にそれぞれ設けられる段は、特に1つの段であるか又はこれを持ち、又はピストン本体を取巻く溝であるか又はこれを持ち、かつ/又はピストン本体を取巻く面取り部であるか又はこれを持つことができる。
このような面取り部は、環状溝に隣接し、かつ/又は環状溝に近い方に又はこれから遠い方にあることができる。
本発明による往復ピストンの別の展開によれば、少なくとも1つの凹所が、ピストン本体の軸線に関してピストン本体の周りに回転対称にかつ/又は偏心して取巻いている。その際往復ピストンのピストンピン方向に対して、特に連接棒揺動方向における非対称及び/又は偏心率の異なる程度を設けることができる。
凹所の取巻きが実質的に長円形又は楕円形であるか又は自由形状であってもよい。
凹所の全体の取巻きに関して見て非対称又は偏心とは無関係に、少なくとも1つの凹所が、一定でない凹所深さを持つピストン本体を取巻いており、従って連続的に又は部分的に異なる半径方向凹所深さを持つようにすることができる。もちろん一定でない凹所深さにより、結局非対称又は偏心も得られるようにすることができる。
本発明による往復ピストンの密封性のために、関与するピストンリング又はその選択において、本発明による手段をとるのがよい。
このため例えば少なくとも1つのピストンリングが圧縮リングとして構成され、このため突起付きテーパ圧縮リングが設けられている。
少なくとも1つの別のピストンリングが油かき取りリングとして構成され、このため筒状ばねリングなるべく同一面取り筒状ばねリング又は屋根状面取り筒状ばねリングが設けられている。例えばピストンリングが破断した場合、特に圧縮作用に関して冗長性を保つため、2つの圧縮リング及び1つの油かき取りリングがなるべく使用される。
本発明の展開によれば、油かき取りリングとして設けられる筒状ばねリングが外方へ突出する少なくとも2つの隆起を持っている。これによりこの範囲における油密性が、与えられた課題の本発明による解決策において改善される。
本発明によれば、好んで設けられるように、筒状ばねリングの隆起が、ピストンリングの軸線に対して平行に測って、ピストンリングの高さの20%より大きくなくかつピストンリングの高さの10%より大きくない隆起高さを持っていると、特別な改善が行われることがわかった。しかしその際筒状ばねリングの隆起が、ピストンリングの軸線に対して平行に測って異なる大きさの隆起高さを持っていることによって、更に改善が行われる。
好んで設けられる同一面取り筒状リング又は屋根状面取り筒状リングでは、隆起が結合角を持ち、隆起の結合角が0〜60°の大きさを持っている。隆起の結合角が異なる角度大きさ及び/又は非対称な角度大きさを持っていてもよい。
本発明の次の展開によれば、油かき取りリングが、油の半径方向通過用の少なくとも1つなるべく複数の油排出部を持っている。油排出部が例えば穴又はスリットとして構成されている。これにより油転送が有利に更に減少される。
更に本発明の展開により、油かき取りのために設けられる環状溝が少なくとも1つのなるべく複数の油排出部を持っていると、これらの油排出部がピストン本体の中空の内部に対して閉じられ、例えば槽状又は湾状に形成されるか、又はピストン本体の中空の内部へ導かれ、その際油かき取り環の少なくとも1つの油排出部が、環状溝の少なくとも1つの油排出部と少なくとも一部一致している。環状溝の油排出部が、環状溝の周方向にスリット状延長部を持っていてもよい。
それ以外の本発明の特徴がわかる実施例が図面に示されている。
本発明による往復ピストンの断面を示す。 図1の細部1bを拡大図で示す。 突起付きテーパ圧縮リングとして構成される圧縮リングの断面図を示す。 図2による細部の別の実施例を示す。 図1又は4による隆起にある凹所形状の異なる可能例を示す。 図1又は4による隆起にある凹所形状の異なる可能例を示す。 凹所を持つ隆起の細部を断面図で示す。 図7による凹所の周囲線を図7にA−Aで示す断面図の平面図で示す。 油かき取りリングの例を断面図及び部分図で示す。 油かき取りリングの別の実施例の側面図を示す。 油かき取りリング用環状溝の例を断面図で示す。 油かき取りリング用環状溝の別の例を断面図で示す。
図1は本発明による往復ピストンの断面を示す。往復ピストンはピストンヘッド1a、ピンボス1c、ピストン胴部壁1dを持つピストン胴部、及びピストン胴部壁1dをピストンボス1cと結合するケース壁1eを持っている。
更に往復ピストンは、更に詳細に説明する3つの環状溝を持つリング区域1bを持っている。この図1からも、環状溝を区画する個々の隆起が本発明による凹所を持っていることがわかる。
図2は、図1によるリング区域1bを拡大図で示す。
複数の環状溝は、そこではピストンヘッド1aから始まって第1の環状溝1、第2の環状溝2及び第3の環状溝3と番号をつけられている。3つの環状溝を区画する隆起も同様に、第1の隆起3a1、第2の隆起3a2、第3の隆起3a3、第4の隆起3a4と番号をつけられている。第1の隆起3a1はいわゆるトップランドである。隆起3a2〜3a4は、本発明により往復ピストンの外周面に対して半径方向に引込められるか又は切込まれている取巻き凹所3bの例を示す。図2による実施例では、凹所3bはそれぞれ段状に引込められている。
第1の環状溝1及び第2の環状溝2は、例えば図3に断面で示すように突起付きテーパ圧縮リングとして構成できる圧縮リングのために設けられている。
第3の環状溝は、例えば図9又は10に示されているように油かき取りリングのために設けられている。
図4のa)〜d)はリング区域1bの別の可能な実施例を示し、それぞれの隆起3a2〜3a3は凹所3bの異なる可能な断面形状を示している。例には示されてないが、トップランド3a1も凹所を持つことができるであろう。図4のa)〜d)に示す隆起3a1〜3a4は互いに無関係に変化可能である。この場合符号は図2のそれに一致する。
図5のa)〜d)は、特に圧縮ピストンリング溝(第1のリング溝1及び/又は第2のリング溝2)の下の隆起用の凹所3bの更に別の可能な断面を示す。
図6のa)〜d)は、特に油かき取りピストンリング溝(第3のリング溝3)の下の隆起用の凹所3bの更に別の可能な断面を示す。
図5のa)では、凹所3bの直径φYは、ピストン胴部又はピストン胴部壁1dの直径φX(図1参照)に対して段状に引込められ、即ちピストン胴部の直径φXは凹所3bの直径φYより大きい。図5のb)の構成は図5のa)に類似しているが、ここでは直径φXと直径φYとの間で角αをなして面取り部が設けられている。図5のc)では、溝の形の凹所3bが設けられ、溝の直径φYはピストン胴部の直径より小さい、図5のd)には図5のa)又はb)とc)との組合わせが示され、凹所3bの溝の直径φZ及び溝の下にある直径φYを持つ凹所の範囲は、ピストン胴部の直径φXより小さい。
図6のa)によれば、凹所3bの直径φAは、ピストン胴部又はピストン胴部壁の直径φBに対して段状に引込んでおり、即ちピストン胴部の直径φBは凹所3bの直径φAより大きい。図6のb)の構成は図6のa)に類似しており、ここでは直径φBで、第3の環状溝3に対して角βをなして面取り部が設けられている。図6のc)では、図6のa)に類似し、ここでは凹所3bの高さが図6のa)におけるより小さい。図6のd)は図6のa)又はc)とb)との組合わせが示されている。この場合ピストン胴部の直径φBは凹所3bの直径φAより大きく、更にピストン胴部の直径φAと凹所3bの直径φAとの間に、角βをなして面取り部が設けられている。
図7は、切断線A,Aを持つ凹所3bを持ちかつ2つの環状溝の間にある隆起の断面図を示す。図8に従ってこの切断線A,Aを見ると、この例では、凹所3bが往復ピストンの軸線に関して非対称にかつ/又は偏心して形成可能であり、凹所3bの切込み深さはその循環中に例えば異なる大きさであってもよいことがわかる。特に凹所循環の卵形又は楕円形が考えられる。この場合ピストンピンの方向は矢印Kで示され、また連接棒揺動方向は矢印Pで示される。
図9及び10は、油かき取りリングの可能な構成として、同一面取り筒状ばねリング(図9)及び屋根状面取り筒状ばねリング(図10)を示す。油かき取りリングの例は、半径方向に突出する2つの隆起5a,b又は9a,bを持つそれぞれ1つの母体5d又は9dを持っている。更に両方の実施例はばね体5e又は9eを持っている。更に両方の例において、隆起5a,b又は9a,bの間に油排出部として穴5c又は9cが設けられている。図9のb)及びc)に示すように、これらの油排出部は、油かき取りリングの周囲にわたって分布した穴5c又は長く延びたスリット5cとして形成することもできるであろう。
図9による同一面取り筒状ばねリングは、例えば幾何学的に、隆起5aの隆起高さ5d1と隆起5bの隆起高さ5d2との和が同一面取り筒状ばねリング全体のリング高さ5fの20%より小さく、それぞれの隆起高さ5d1又は5d2はそれぞれリング高さ5fの10%にすぎない。例えばリング高さ5f=4mmであると、隆起5aの隆起高さ5d1及び隆起5bの隆起高さ5d2はそれぞれ0.4mmより小さくなければならない。
図10による屋根状面取り筒状ばねリングは、例えば幾何学的に次のように設計することができる。即ち隆起9aの隆起高さ9d1と隆起9bの隆起高さ9d2との和が、同一面取り筒状ばねリング全体のリング高さ9fの20%より小さく、それぞれの隆起高さ9d1又は9d2はリング高さ9fのそれぞれ10%にすぎない。例えばリング高さ9f=4mmであると、隆起9aの隆起高さ9d1及び隆起9bの隆起高さ9d2はそれぞれ0.4mmより小さくなければならない。
隆起5a,5b又は9a,9bは、次のような軸線方向高さ、即ちそれぞれの隆起高さが全油かき取りリング高さの10%より大きくなく、隆起高さが合わせてこの全油かき取りリング高さの20%より大きくないような高さを持っているようにする。
結合角は、同様に図9及び10に例示的にのみ示すように変化することができる。
図11及び12には、油かき取りリング用の第3の環状溝の別の可能な例が断面図で示されている。これらの図において、第3の環状溝3も、(11cの所で)ピストン胴部壁1dを貫通するか又は(12cの所で)盲穴として形成されて油かき取りリングの油排出部5c(図9)又は9c(図10)と少なくとも部分的に一致できる少なくとも1つなるべく複数の油排出部11c又は12cを持つことができる。

Claims (23)

  1. 車両特に実用車用圧縮空気を発生する往復ピストン圧縮機用の往復ピストンであって、前記往復ピストンが、ピストンヘッド(1a)、ピストン胴部壁(1d)を持つピストン胴部(1d)、及びピストンピンを受入れるピンボス(1c)を有するピストン本体を含み、かつ前記ピストン本体の2つの取巻き環状溝(1;2;3)へ挿入可能な少なくとも2つのピストンリングなるべく3つのピストンリングを含み、これらのピストンリングのうち少なくとも前記ピストンヘッド(1a)に近い方のピストンリングが、圧縮リングとして構成され、少なくとも1つのピストンリングなるべくピストン胴部に最も近いピストンリングが、油かき取りリングとして構成され、2つの環状溝(1;2;3)の間、及び前記ピストンヘッド(1a)とこのピストンヘッド(1a)の最も近くに設けられる第1の環状溝(1)及び一方又は他方の前記環状溝から遠い方の側で前記ピストン胴部の最も近くに設けられている第3の環状溝(3)との間に、前記ピストン本体の隆起(3a2;3a3)が存在するものにおいて、前記ピストン本体の前記隆起(3a2;3a3)の少なくとも1つが、前記ピストン本体の軸線に対して平行に測定されるその隆起高さの少なくとも一部にわたって、少なくとも1つの凹所(3b)により、前記ピストン本体の直径に対して引込められていることを特徴とする、往復ピストン。
  2. 前記ピストンヘッド(1a)と前記第1の環状溝(1)との間の第1の隆起(3a1)及び/又は前記第3の環状溝(3)と凹所(3b)とのピストン胴部との間の第4の隆起(3a4)も、凹所(3b)を持っていることを特徴とする、請求項1に記載の往復ピストン。
  3. 前記ピストン本体の隆起(3a1;3a2;3a3;3a4)が、異なる形状を持つ凹所(3b)によりかつ/又は凹所(3b)により異なるように形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の往復ピストン。
  4. 少なくとも1つの凹所(3b)が、段であるか又はこれを持っていることを特徴とする、請求項1〜3の1つに記載の往復ピストン。
  5. 少なくとも1つの凹所(3b)が前記ピストン本体を取巻く溝であるか又はこれを持っていることを特徴とする、請求項1〜4の1つに記載の往復ピストン。
  6. 少なくとも1つの凹所(3b)が、前記ピストン本体を取巻く面取り部であるか又はこれを持っていることを特徴とする、請求項1〜5の1つに記載の往復ピストン。
  7. 前記面取り部が環状溝(1;2;3)に隣接し、かつ/又は前記環状溝(1;2;3)に近い方にあるか又は遠い方にあることを特徴とする、請求項6に記載の往復ピストン。
  8. 少なくとも1つの凹所(3b)が、前記ピストン本体の軸線に関してピストン本体の周りに回転対称にかつ/又は偏心して取巻いていることを特徴とする、請求項1〜7の1つに記載の往復ピストン。
  9. 前記凹所(3b)の取巻きが実質的に長円形又は楕円形であることを特徴とする、請求項8に記載の往復ピストン。
  10. 少なくとも1つの凹所(3b)が、一定でない凹所深さを持つピストン本体を取巻いていることを特徴とする、請求項1〜9の1つに記載の往復ピストン。
  11. 少なくとも1つのピストンリングが圧縮リングとして構成され、このため突起付きテーパ圧縮リングが設けられていることを特徴とする、請求項1〜10の1つに記載の往復ピストン。
  12. 少なくとも1つのピストンリングが油かき取りリングとして構成され、このため筒状ばねリングなるべく同一面取り筒状ばねリング又は屋根状面取り筒状ばねリングが設けられていることを特徴とする、請求項1〜11の1つに記載の往復ピストン。
  13. 前記筒状ばねリングが外方へ突出する少なくとも2つの隆起(5a,5b;9a,9b)を持っていることを特徴とする、請求項12に記載の往復ピストン。
  14. 前記筒状ばねリングの隆起(5ab;9ab)が、前記ピストンリングの軸線に対して平行に測って、ピストンリングの高さの20%より大きくなくかつピストンリングの高さの10%より大きくない隆起高さ(5d1,5d2;9d1,0d2)を持っていることを特徴とする、請求項13に記載の往復ピストン。
  15. 前記筒状ばねリングの隆起(5a,5b;9a,9b)が、ピストンリングの軸線に対して平行に測って異なる大きさの隆起高さ(5d1,5d2;9d1,9d2)を持っていることを特徴とする、請求項13又は14に記載の往復ピストン。
  16. 前記筒状ばねリングの隆起(5a,5b;9a,9b)の結合角が0〜60°の大きさを持っていることを特徴とする、請求項13〜15の1つに記載の往復ピストン。
  17. 前記筒状ばねリングの隆起(5a,5b;9a,9b)の結合角(α,β)が異なる角度大きさ及び/又は非対称な角度大きさを持っていることを特徴とする、請求項13〜16の1つに記載の往復ピストン。
  18. 前記油かき取りリングが、油の半径方向通過用の少なくとも1つの油排出部を持っていることを特徴とする、請求項12〜17の1つに記載の往復ピストン。
  19. 前記油排出部が穴(5c1)又はスリット(5c2)として構成されていることを特徴とする、請求項18に記載の往復ピストン。
  20. 油かき取りのために設けられる第3の環状溝(3)が少なくとも1つの油排出部を持っていることを特徴とする、請求項1〜19の1つに記載の往復ピストン。
  21. 前記油排出部が前記ピストン本体の中空の内部に対して閉じられているか、又はピストン本体の中空の内部へ導かれていることを特徴とする、請求項20に記載の往復ピストン。
  22. 前記油排出部が、前記第3の環状溝の周方向にスリット状延長部を持っていることを特徴とする、請求項19又は20に記載の往復ピストン。
  23. 前記油かき取り環の少なくとも1つの油排出部が、前記第3の環状溝(3)の少なくとも1つの油排出部と少なくとも一部一致していることを特徴とする、請求項18〜22の1つに記載の往復ピストン。
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