JP2014522288A - 茶およびコーヒー汚れの非漂白除去方法 - Google Patents

茶およびコーヒー汚れの非漂白除去方法 Download PDF

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Abstract

食器からのコーヒーおよび茶の汚れの除去への新規な取り組みが開示されている。タンニンによって引き起こされる茶、コーヒーおよび他の汚れは、特に除去が困難であり、そして慣用の技術は、過酷な処理を含んでおり、その処理は、漂白剤または他の環境に望ましくない化学薬品、例えば、リン酸塩、EDTA、NTAまたはアミノカルボン酸塩を用いている。本願出願人は、汚れた食器、例えばセラミック磁気製品などのアルカリ洗浄に先立つ酸すすぎが、時を経たコーヒーおよび茶の汚れでさえも、100%まで除去することができることを見出した。

Description

本発明は、食器洗いおよび汚れ除去の分野に関する。コーヒーおよび茶(tea)汚れの、セラミック、磁気などからの、漂白剤、リン酸塩、EDTA、NTAもしくは他のアミノカルボン酸塩の必要性なしでの除去するための方法が開示されている。
食器洗い機用洗浄剤は、一般に認知されている明確な分類の洗浄剤組成物で構成されている。一般に、食器洗い機用洗浄剤は、それぞれの成分の混合物であり、各成分の目的は、組み合わせて、食品の汚れを崩壊させ、そして除去すること;特定の食品の汚れによって引き起こされる泡立ちを抑制すること;目視で観察できる斑点および薄膜化を最小化または排除するために、洗浄物品の濡れを促進すること;コーヒーおよび茶などの飲料によって、もしくはカロチノイド汚れなどの野菜汚れによって引き起こされたであろう汚れを除去すること;洗浄器物表面への汚れの薄膜の蓄積を防止すること;および平食器の変色を低減もしくは排除すること、である。
コーヒーおよび茶中の高いタンニン酸含量が、洗浄における特に困難な問題を象徴している。これらの飲料は、しばしば、皿、グラス、コーヒーマグおよびティーカップの頑固な褐色の汚れに導く。従来は、塩素漂白剤を含むアルカリ性の製品が、この目的に用いられてきた。また、多くのそのような製品は、高い水準(20%以上)のリン酸塩ビルダーを用いている。塩素漂白剤およびアルカリは、銀器、陶磁器およびクリスタルに攻撃的な影響を有しており、それらは、製品の安全性、およびそれを必要とする異なる地勢における規制上の要求の遵守の問題を有している。
これらの慣用の洗浄剤組成物の洗浄性能は満足のいくものではあるけれども、高いリン酸塩の濃度、塩素漂白剤および高いアルカリ性は、潜在的な環境上の、そして消費者への不利益を有している。結果として、より低いアルカリ性の製品を供給するための代替の技術が開発されている。同様に、この組成物の環境上の側面を更に向上させるように、非リン酸塩のビルダーが代用されているが、しかしながら、洗浄能力はより低く、そして茶およびコーヒー自体によって、あるいは乳製品と混合されて引き起こされた汚れのような頑固な汚れについては、とりわけ当てはまる。改質された組成物の低減された洗浄効率の結果として、種々の洗浄性の酵素、例えばデンプン分解酵素およびタンパク質分解酵素が、デンプン質およびタンパク質のそれぞれの汚れの除去を増大させるために用いられてきている。これらの酵素は、塩素漂白剤系と適合しないので、酸素漂白系が代用されて来ており、これは漂白性能の低下をもたらす可能性がある。地域的な法規制が容認する市場では、しばしば、良好な全体的な性能を確実にするために、酸素漂白剤を基にした酵素組成物がリン酸塩ビルダーと配合されている。この代替の技術の性能における不幸な弱点は、両方の配合がリン酸塩で処理されている(すなわち、無機リン酸塩ビルダー塩を含んでいる)ことであり、そして環境上望ましくない。
茶およびコーヒー汚れの典型的な洗浄は、洗浄剤におけるそのような漂白成分の使用によって得られている。漂白組成物および漂白系は、当技術分野でよく知られている。塩素およびN,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)/過ホウ酸塩が、例えば、その漂白性で知られている。また、過酸化物の存在下でカチオン性亜硝酸塩を含むカチオン性漂白系が知られている(例えば、米国特許第5,236,616号明細書、および第5,281,361号明細書、欧州特許第0303520号明細書および国際公開第99/63038号を参照、これらを参照することによって本明細書の内容とする)。有機漂白活性化剤または漂白触媒を含むカチオン性の他の知られた群としては、例えば、コリル(4−スルホフェニル)カーボネート(CSPC、例えば、米国特許第5,106,528号明細書および欧州特許第399,584号明細書を参照)、第四級イミン塩(例えば、N−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリニウムp−トルエンスルホネート、米国特許第5,360,568号、第5,360,569号および第5,370,826号明細書)が挙げられる。カチオン性過酸漂白活性化剤の幾つかの異なる種類が、欧州特許第0699745号明細書、米国特許第5,599,781号、第5,520,835号明細書に開示されており、それらを参照することによって本明細書の内容とする。また、カチオン性過酸、例えば米国特許第5,908,820号、第5,422,028号、第5,294,362号および第5,292,447号明細書に開示されているものは、広範囲のpH条件に亘って、良好な漂白活性を示している。酸素漂白剤、特には漂白活性化剤テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)と組合わせた過ホウ酸塩が、特定の自動食器洗い用製品中に塩素漂白剤の置き換えとして商業的に売り出されている。しかしながら、試験結果は、TAED成分ありでもなしでも、この漂白系は、質量基準で、塩素系よりもずっと高い水準で使用した場合でも、その有効性は非常に貧弱であることを示している。
より効果的な漂白、特に過ホウ酸塩または過炭酸塩によるもの、を促進する多くの系が開示されている。例えば、漂白活性化剤の効果を向上させるための種々の努力がなされてきており、また何百ものそのような活性化剤が開示されてきている。漂白活性化剤は、例えば、容認し難いほどの堆積、泡立ちまたは悪臭のある過酸をもたらす可能性があり、これらのいずれも自動食器洗い、特にはスプレイ動作の家庭用食器洗い機では容認できない。現在のそのように多くの漂白活性化剤のどれが、問題がなく、そして同時に、TAEDよりも効果的であるかは、当技術分野には、ほとんど教示がない。
従って、漂白剤、リン酸塩、EDTAまたはNTAの必要なしに、茶、コーヒーおよび他の同様の汚れの除去のための改善された方法を提供することが、ここでの目的である。
タンニンによって引き起こされるコーヒー、茶および他の汚れを、セラミック、磁気などから除去するための方法およびプロセスを提供することが、本発明の他の目的である。
安全で、環境に優しい、そして経済的に実現可能な洗浄用溶液を提供することが、更に他の目的である。
生分解性であり、そして一般的に安全であると認識されている成分を含んだ、茶およびコーヒー汚れの除去のための洗浄方法を提供することが、更に他の目的である。
本発明の他の目的、態様および利点は、以下の開示、図面および添付の特許請求の範囲を考慮して、当業者には明らかである。
本願出願人は、驚くべきことに、食器類の典型的なアルカリ洗浄の前の、酸の予浸/予備すすぎが、茶およびコーヒーの汚れを、それらが非常に古いものであったとしても、100%に至るまで、効果的に除去することができることを見出した。従って、本発明は、コーヒーおよび茶からの汚れを含む食器類の洗浄(washing)および洗浄(cleaning)のための方法を提供する。本方法によれば、第1の洗浄工程は、酸性のpHの、好ましくは2未満のpHの酸性溶液中への、汚れの除去を達成するのに十分な時間に亘っての、そして適切な温度での、予浸を含んでいる。この時間と温度は、決定的ではないが、しかしながら逆相関している。有機または無機のいずれの酸も、酸性溶液のpHが十分に低い、または暴露時間が十分に長い限り、そして、更に、酸の性質が基材に化学的な攻撃を引き起こさない限りにおいて、用いることができる。そのような酸の例としては、限定するものではないが、クエン酸、酒石酸、乳酸、アスコルビン酸、没食子酸、グリコール酸、尿素硫酸塩などが挙げられる。
本発明の方法は、汚れの除去のための、そして食器および他の器物を洗浄するための、以下の工程を含む方法を提供する。
(a)洗浄される器物を、汚れの除去に十分な時間、酸性溶液に、浸漬またはスプレイ接触させること、この溶液は、酸性のpH、好ましくは2以下のpHを有している、
(b)必要であれば、そしてその後に、随意選択的に水ですすぐこと、
(c)食器に、慣用のアルカリ性洗浄剤組成物を適用すること、ならびに、
(d)水ですすぐこと、
ここで、浸漬工程は、汚れの除去が開始するのに十分な時間および温度で実施される。この酸の予浸工程は、汚れを緩めて、それによって、汚れは、すすぎおよび慣用のアルカリ洗浄工程で除去されることができる。この酸の予浸は、適切であれば、2段階プロセスの一部として、器物洗浄機の外、または器物洗浄機の内部のいずれかで行うことができる。
その態様の他のものによれば、本発明は、上記の方法で用いられるための予浸組成物を提供する。更に、酸性のpHを有する予浸組成物およびアルカリ性のpHを有する洗浄剤組成物を含む、洗浄剤系が提供される。
従って、1つの態様では、本発明は、酸および随意選択的に界面活性剤を含む酸性の予浸組成物を用いた器物洗浄手順で、食器および他の器物を洗浄する方法に関する。また、本発明は、適切な場合、酸および付加的な機能性成分、例えば界面活性剤を含む酸性の予浸組成物を用いた、食器洗い機での物品の洗浄方法に関する。
本発明がより容易に理解されるように、特定の用語が先ず定義され、そして特定の試験方法が説明される。
ここで用いられる「質量パーセント(weight percent)」、「wt−%」、「質量パーセント(percent by weight)」、「質量%」およびそれらの変形は、組成物の全質量で物質の質量を割り算して、そして100を掛けた、物質の濃度を表している。ここで用いられる「パーセント」、「%」などは、「質量パーセント」、「wt−%」などと同義であることを意図されていることが理解されなければならない。
本明細書および添付の特許請求の範囲において用いられる単数形「a」、「an」および「the」は、特に断りのない限り、複数の指示物も含むことに注意しなければならない。従って、例えば、「化合物」を含む組成物への言及は、2種または3種以上の成分を有する組成物を含んでいる。また、用語「また(もしくは、あるいは)」は、通常は、特に断りのない限り、「および/または」を含む意味で用いられることに注意しなければならない。
ここで用いられる用語「リン酸塩を含まない」とは、リン酸塩またはリン酸塩含有化合物を含まないか、あるいはリン酸塩またはリン酸塩含有化合物が加えられていない組成物、混合物もしくは成分を表している。リン酸塩またはリン酸塩含有化合物が、リン酸塩を含まない組成物、混合物もしくは成分の不純物として存在する場合には、リン酸塩の量は、0.5質量%未満でなければならない。より好ましくは、リン酸塩の量は、0.1質量%未満、そして、最も好ましくは、リン酸塩の量は、0.01質量%未満である。
ここで用いられる用語「リンを含まない」は、リンまたはリン含有化合物を含まないか、あるいはリンまたはリン含有化合物が加えられていない組成物、混合物もしくは成分を表している。リンまたはリン含有化合物が、リンを含まない組成物、混合物もしくは成分の不純物として存在する場合には、リンの量は、0.5質量%未満でなければならない。より好ましくは、リンの量は、0.1質量%未満、そして、最も好ましくは、リンの量は、0.01質量%未満である。
「洗浄」は、汚れの除去、漂白、微生物個体群低減、すすぎ、またはそれらの組合わせを行う、あるいは助けることを意味している。
ここで用いられる用語「器物」としては、食事および調理用の用具のような品目が挙げられる。ここで用いられる用語「器物洗浄」は、器物を洗浄すること(washing)、洗浄すること(cleaning)、またはすすぐことを表している。
本発明の組成物中の、または本発明の方法において用いられる成分の量を修飾する、ここで用いられる用語「約」は、例えば、濃縮物もしくは使用溶液を作るのに用いられる典型的な測定および液体の取扱い手順を通して;これらの手順における故意ではない誤りを通して;組成物を作る、または本方法を実行するのに用いられる成分の、製造、供給源、もしくは純度の違いなどを通して、起こり得る数量の変動を表している。また、用語約は、特定の初めの混合物からもたらされる組成物の異なる平衡状態によって異なる量を包含している。用語「約」によって修飾されていてもいなくても、それらの請求項は、その量の等価物を含んでいる。明示的に示されているか否かに関わらず、全ての数値は、ここでは用語「約」によって修飾されていると想定されている。用語「約」は、通常は、当業者が、記載された値と等価であると考えるであろう数の範囲を表している。多くの例において、用語「約」は、最も近い有効数字に概数にされた数値を含むことができる。
端点による数値範囲の記載は、その範囲内に包含される全ての数を含んでいる(例えば、1〜5は、1,1.5、2、2.75、3、3.80、4および5を含んでいる)。
<酸性の予浸/予備すすぎ組成物>
上記で議論したように、本発明は、包括的には、コーヒーまたは茶で汚れている、器物、特には、カップ、ソーサー、皿などを、食器洗い機中で、酸性の予浸液を用いて、洗浄する方法に関する。1つの態様では、本方法は、酸および、随意選択的に界面活性剤を含む、酸性の予浸組成物を準備する工程を用いることを含んでいる。慣用の器物洗浄機では、酸性の予浸液は、食器洗い機中の分配器中に挿入され、予浸組成物と水で溶液を形成し、食器洗い機中の物品上の汚れをこの洗浄溶液に接触させ、そして物品をすすぐ。また、酸性の予備洗浄は、器物洗浄機の完全に外部で行うことができ、そして、アルカリ性洗浄剤での慣用の洗浄サイクルがそれに続く。多槽式器物洗浄装置を用いることによって、第1の工程で酸性の予浸を適用し、アルカリ性洗浄をそれに続けることもまた可能である。また、プログラム可能な単槽式装置を用いることによって、この機械の内部で、別個のサイクルとして、酸性の予浸工程を行うことが可能である。
従来は、酸性洗浄剤は、食器洗い機では用いられてこなかった、何故ならば、酸性洗浄剤は、汚れ、そして特には疎水性の汚れを効果的に取り除くことができないと信じられていたためである。しかしながら、慣用のアルカリ洗浄に先立った酸性の予浸は、頑固な汚れ、例えばコーヒーおよび茶を取り除くことができることが見出された。また、酸性の予浸組成物を用いることは、器物から無機物の付着物を取り除くという有利な副作用を有している。
本発明の組成物は、酸性溶液を含んでおり、これは随意選択的に界面活性剤を含むことができる。この組成物は、随意選択的に、この組成物の洗浄剤としての効率を高めるまたはこの組成物に他の機能的な特徴や特質を与える、付加的な機能性成分を含むことができる。
1つの態様では、本発明は、食器および他の器物から、その食器を、100〜10000ppmの活性酸、好ましくはクエン酸または尿素硫酸塩を備えた酸性溶液ですすぐことを含めて、タンニン酸の汚れを除去することを含んでいる。食器を、約5〜約60秒間に亘って浸漬させて、次いで約300〜約1500ppmの活性アルカリ度のアルカリ性溶液で約5〜約60秒間に亘って洗浄し、そしてその後に、水で約5〜約25秒間に亘ってすすぐ。このことは全て、随意選択的に、食器洗い機にプログラムすることができる。
<酸>
本発明の予浸組成物は、酸を含んでいる。酸は、単一の酸、または酸の混合物であることができる。酸は、室温で、液体または固体であることができる。酸は、好ましくは、洗浄溶液の全体のpHを、0〜6、より好ましくは0〜3、そして最も好ましくは2以下に維持する。2以下のpHで、汚れた器物は、酸性の予浸に、約1分間以下、暴露しなければならない。予浸溶液のpHが2超になると、完全な汚れの除去のためにはより長い暴露時間が必要となる。アルカリ性洗浄剤の濃度は、通常は、NaOHの300〜350ppmに限定され、そしてタイルは45秒間洗浄される。予浸が2超のpHを有している場合には、NaOHの350ppm超を含むアルカリ性洗浄剤の使用が好ましい。pHは、pHプローブを用いて測定される。製品の濃度を測定する更なる方法も用いることができる。例えば、製品と化学的に反応する他の試薬の標準の濃度を用いて、製品の濃度を測定するのに、滴定を用いることができる。この標準溶液は、「滴定剤」と称される。また、滴定を行う場合には、発生する反応が何時完了するか、または完了のどの程度になるかを決める方法が必要であり、それは、「終点」、またはより技術的には当量点と称される。用いることができる1つの方法としては、化学的な指示薬があり、それは何時終点に達するかを示すことができる。濃度を測定する他の方法は、導電率を用いることによるものである。導電率は、電流を伝導する溶液の能力を測定することによって溶液のイオン強度を定めるのに用いることができる。試料中に既知の距離離れて、既知の面積を備えた導電材料の2枚の板を配置することによって、計器で導電率を測定する。次いで、電位を印加して、そして結果としての電流が測定される。最後に、濃度を、その組成物のpKaおよびpKbを用いて決定することができる。
一般に、いずれかの酸を、汚れに接触する溶液が、2以下のpHであるような量で、本発明の組成物に、用いることができる。有機および無機酸の両方が、本発明の組成物に通常有用であることが見出された。本発明によって有用な有機酸としては、とりわけ、ヒドロキシ酢酸(グリコール酸)、クエン酸、酒石酸、乳酸、アスコルビン酸、没食子酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、グルコン酸、イタコン酸、トリクロル酢酸、尿素硫酸塩、および安息香酸、が挙げられる。有機ジカルボン酸、例えば、とりわけ、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、およびテレフタル酸もまた、本発明に従って有用である。また、これらの有機酸のいずれかの組合わせを、混合して、または本発明の予浸組成物の適切な形成を可能にする他の有機酸とともに用いることができる。本発明によって有用な無機酸または鉱酸としては、とりわけ、リン酸、硫酸、スルファミン酸、メチルスルファミン酸、塩酸、臭化水素酸、フッ化水素酸、および硝酸が挙げられる。また、これらの酸は、他の無機酸、または上記の有機酸との組み合わせで用いることができる。また、酸発生剤を本組成物に用いて、好適な酸を形成することができる。例えば、好適な発生剤としては、リン酸カルシウム、フッ化カリウム、フッ化ナトリウム、フッ化リチウム、フッ化アンモニウム、二フッ化水素アンモニウム、ケイフッ化ナトリウムなどが挙げられる。本発明の好ましい態様によれば、酸は、好ましくは、クエン酸、酒石酸、乳酸、アスコルビン酸、没食子酸およびグリコール酸からなる群から選ばれる。
他の態様では、酸として、無機酸または鉱酸が選ばれた場合には、本組成物の酸成分は、全予浸組成物の約1〜約85質量%(活性酸)の範囲、より好ましくは、全予浸組成物の約5〜約75質量%の範囲、そして最も好ましくは、全予浸組成物の約10〜約75質量%の範囲を構成することができる。他の態様では、酸成分は、最終的な予浸組成物の100質量%以下を構成することができる。
<界面活性剤>
予浸液は、随意選択的に、界面活性剤または界面活性剤混合物を含むことができる。それらは、水溶性または水分散性のノニオン性、半極性のノニオン性、アニオン性、カチオン性、両性または両性イオン性界面活性剤、あるいはそれらのいずれかの組合わせから選ぶことができる。本発明のプロセスおよび製品での使用のために選ばれた具体的な界面活性剤または界面活性剤混合物は、最終的な効用の条件、例えば製造方法、物理的な製品形態、使用pH,使用温度、浸漬に要する時間、および泡の制御に応じて決めることができる。
界面活性剤は、好ましくは6〜30個の炭素原子、より好ましくは10〜25個の炭素原子、そして最も好ましくは12〜20個の炭素原子を有している。本発明の好ましい態様によれば、界面活性剤は、好ましくはノニオン性界面活性剤、そして特には低HLBノニオン性界面活性剤である。HLBまたは親水性・親油性バランスは、界面活性剤の水への溶解性を表している。HLB尺度は、両親媒性分子の相対的な親水性を比較するための方法として誘導された。10以上のHLB値を有する分子は、この分子が親水性であり、そして水に可溶であることを示している。10未満のHLB値を有する分子は、その分子が、疎水性であり、そして水に不溶性であることを示している。HLB系は、精通した界面活性剤化学者に良く知られており、そして"The HLB System"、 ICI Americas (1987)のような文献中で説明されている。好ましいノニオン性界面活性剤としては、アルコールエトキシレートノニオン性界面活性剤がある。好ましいアルコールエトキシレートノニオン性界面活性剤は、キャップされた、例えば、ハロゲンまたはベンジル末端のものである。商業的に入手可能なアルコールエトキシレートノニオン性界面活性剤の限定するものではない幾つかの例としては、以下のものが挙げられる:Henkelから入手可能なDehypon LS 54;Tomahから入手可能なTomadol 91-6、Tomadol 1-9、Tomadol 1-5、およびTomadol 1-3;BASFから入手可能なPlurafac D-25、およびSLF-18;Sasolから入手可能なSasol C13-9EO、Sasol C8-10-6EO、Sasol TDA C13-6EO、およびSasol C6-10-12EO;Laurachemから入手可能なHetoxol 1-20-10およびHetoxol 1-20-5;Huntmanから入手可能なHuntsman L46-7EO;ならびにRhodiaから入手可能なAntarox BL 330およびBL 344。Pluronic N-3、Plurafac LF-221、Ls-36, Pluronic 25R2、Pluronic 10R5、Novel 1012GB、Pluronic LD- 097、Pluronic D-097、Neodol 25-12。Antarox BL 330およびBL 344は、分岐もしくは直鎖のいずれかのC12〜C18ハロゲン末端のアルコールエトキシレートノニオン性界面活性剤である。ベンジル末端のアルコールエトキシレートは、特に有用であり、1つには、それらが、水には可溶でないにもかかわらず、大抵の酸、例えばリン酸に可溶であるからである。この優先傾向にかかわらず、本発明の組成物は、1種もしくは2種以上のノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、半極性ノニオン性物質と称されるノニオン性剤のサブクラス、または永続性のカチオン性およびアニオン性の二重イオン挙動によって特徴付けられ、従って古典的な両性とは異なり、そして両性イオン性界面活性剤として分類される、界面活性剤含むことができる。
ここで有用な界面活性剤の分類および種の典型的な一覧表が、Norrisの、1972年5月23日発行の米国特許第3,664,961号明細書中に見ることができる。これを参照することにより、本発明の内容とする。
<付加的な機能性成分>
他の活性成分を、予浸組成物の有効性を向上させるために、随意選択的に用いることができる。そのような付加的な機能性成分のいつつかの限定するものではない例としては、耐食剤、湿潤剤、酵素、抑泡剤、再付着防止剤、抗エッチング剤(anti-etch agents)、抗微生物剤、および洗浄剤組成物に所望の特徴または機能性を与えるのに有用な他の成分を挙げることができる。以下に、そのような成分の幾つかの例を説明する。
<物品の洗浄方法>
本発明の方法は、以下の工程、酸および随意選択的に界面活性剤を含む酸性の予浸組成物を準備する工程、この組成物および水を含む洗浄溶液を形成する工程、物品上の汚れに、この洗浄溶液を接触させる工程、および所望であれば、この物品をすすぐ工程、ならびに、次いで、慣用のアルカリ性洗浄剤で洗浄する工程、を用いることを含んでいる。
他の態様では、本発明の方法は、酸性の予浸組成物および慣用のアルカリ性洗浄剤を一緒に、1つの包装に準備することを含んでいる。この態様では、使用者は、酸性の予浸液を用いて一定の時間、物品を洗浄し、そしてその後に、この使用者は、アルカリ性の洗浄用組成物に切り替える。
本発明の方法を実施する場合には、酸性の予浸組成物は、食器の上に分配される。分配器は、本組成物の物理的な形態に応じて、種々の異なる分配器から選択することができる。例えば、液体組成物は、ポンプ、例えば蠕動もしくはベロー式、シリンジ/プランジャ注入、重量式供給、サイホン式供給、吸引装置、例えば水溶性の小包、例えばポリビニルアルコール、もしくはホイルパウチ(foil pouch)を用いた、単位用量、加圧したチャンバーからの排出、または膜もしくは浸透性表面を通した拡散、を用いて分配することができる。本組成物がゲルまたは粘稠な液体である場合には、それはポンプ、例えば蠕動もしくはベロー式ポンプ、シリンジ/プランジャ注入、コーキングガン、例えばポリビニルアルコール、もしくはホイルパウチ(foil pouch)を用いた、単位用量、加圧したチャンバーからの排出、または膜もしくは浸透性表面を通した拡散、を用いて分配することができる。最後に、本組成物が固体または粉末である場合には、本組成物は、噴霧、あふれさせること(flood)、オーガー(auger)、振とう機(shaker)、タブレット式分配器、例えばポリビニルアルコール、もしくはホイルパウチ(foil pouch)を用いた、単位用量、または膜もしくは浸透性表面を通した拡散、を用いて分配することができる。また、分配器は、二重の分配器であることができ、その中では、1つの成分、例えば酸成分は、一方で分配され、そして他の成分、例えば界面活性剤もしくは抗微生物剤は、他方で分配される。それらの例示的な分配器は、種々の食器洗い機、例えばカウンター下型食器洗い機、バー式洗浄機、ドア式機械、コンベヤ式機械、または飛行式機械の中に配置するか、またはそれらと組合わせることができる。分配器は、食器洗い機の内部に、離れて、または外側に搭載して、配置することができる。単一の分配器で、1台または2台以上の食器洗い機に供給することができる。
酸性の洗浄剤組成物が一度分配されたら、水が加えられ、そして予浸溶液が形成される。この洗浄/予浸溶液は、酸性の予浸組成物および水を含んでいる。水は、硬水、軟水、清浄水、または汚れた水を含むいずれかの種類の水であることができる。最も好ましい洗浄溶液は、約0〜約6、より好ましくは約0〜約4、そして最も好ましくは約0〜約3の好ましいpH範囲を維持する水である。
予浸/洗浄溶液が形成された後に、この洗浄溶液は、洗浄される物品の汚れに接触させられる。汚れの種類としては、コーヒー、茶もしくは他のタンニンが関連した汚れ、およびそれらから作られた飲料が挙げられる。接触させることができる物品としては、ガラス、プラスチック、アルミニウム、鋼、銅、黄銅、銀、ゴム、木材、セラミック、磁気などから作られた物品が挙げられる。物品としては、食器洗い機中に通常見られるもの、例えば、グラス、ボール、皿(plates)、カップ、ソーサー、ポットおよび平鍋、焼き器(bakeware)、例えば、クッキーシート、ケーキパン、マフィンパンなど、銀器、例えば、フォーク、スプーン、ナイフ、調理用具、例えば、木製スプーン、ヘラ(spatulas)、ゴム製スクレイパー、ユーティリティナイフ、トング、グリル用具、給仕用具などが挙げられる。洗浄溶液は、噴霧(spraying)、浸漬、液溜め‐ポンプ溶液、噴霧(misting and fogging)を含む多くの方法で汚れと接触させることができる。
一度接触されると、汚れは緩められ、そして次いで、アルカリ洗浄工程によって、物品から除去される。物品からの汚れの最終的な除去は、アルカリ洗浄によって成し遂げられる。
一度汚れが除去されると、物品は、すすぐことができる。
本方法は、ここで説明したよりも、多くの工程またはより少ない工程を含むことができる。例えば、本方法は、食器洗い機の洗浄サイクルに通常付随する付加的な工程、例えば、他の汚れを除去するための、慣用のアルカリ性洗浄剤での洗浄を含むことができる。
<予浸の後のアルカリ性洗浄剤での処理>
本発明の好ましい態様によれば、アルカリ性洗浄剤組成物は、高いアルカリ性を有している。好ましくは、本洗浄剤組成物は、水での予めの希釈なしに、食器の表面上に適用される。
このアルカリ性洗浄剤組成物は、好ましくは約10超のpHを有している。
本発明の好ましい態様によれば、このアルカリ性洗浄剤組成物の適用は、酸性洗浄剤の予浸組成物の適用の後に続く。更にまた、理解することができるように、洗浄剤の適用とすすぎの更なる工程を、上記の洗浄シーケンスに加えることができる。
<アルカリ性洗浄剤>
好適なアルカリ性剤としては、限定するものではないが、アルカリ金属水酸化物、例えば、水酸化ナトリウムもしくはカリウム、炭酸ナトリウムもしくはカリウム、およびアルカリ金属ケイ酸塩、例えばメタケイ酸ナトリウムが挙げられる。第1の成分中に存在するアルカリ性剤の水準は、好ましくは、それの使用濃度のpH(すなわち、第1の成分が導入される洗浄区域中または工程で適用されるpH)が、8〜14、より好ましくは10.5〜14の範囲であるようなものである。
アルカリ性洗浄剤の洗浄剤の内容は、ビルダー(すなわち、キレート化剤/金属イオン封鎖剤の分類を含む洗浄力ビルダー)、漂白剤、酵素および界面活性剤から選ばれる1種もしくは2種以上の化学薬品を含むことができる。
好適なビルダー材料(リン酸塩および非リン酸塩ビルダー材料)は、当技術分野において良く知られており、そして多くの種類の有機および無機化合物が、文献に記載されている。それらは、通常は、全ての種類の洗浄組成物中に、アルカリ性および緩衝能力を与え、凝集を防止し、イオン強度を維持し、汚れから金属を抽出し、および/またはアルカリ土類金属イオンを洗浄溶液から除去するために、用いられている
ここで用いることができるビルダー材料は、種々の知られているリン酸塩および非リン酸塩ビルダー材料のいずれか1つもしくは混合物であることができる。好適な非リン酸塩ビルダー材料の例としては、アルカリ金属クエン酸塩、炭酸塩および重炭酸塩;およびニトリロ三酢酸(NTA)の塩;メチルグリシン二酢酸(MGDA);セリン二酢酸(SDA);イミノジコハク酸(IDS);ジピコリン酸(DPA);オキシジコハク酸(ODS);アルキルおよびアルケニルスクシネート(AKS);エチレンジアミン四酢酸塩、酸化ヘテロポリマー多糖、ポリカルボキシレート、例えば、ポリマレエート、ポリアセテート、ポリヒドロキシアクリレート、ポリアクリレート/ポリマレエートおよびポリアクリレート/ポリメタクリレート共重合体および、ポリアクリレート/ポリマレエートおよびビニルアセテートの三元共重合体(Hulsから販売)、ならびにゼオライト;層状シリカおよびそれらの混合物がある。特に好ましいビルダーとしては、リン酸塩、クエン酸塩、DPA、ODS、アルケニルスクシネート、炭酸塩、重炭酸塩、60000超のMWを有する高分子ブロック共重合体ITA/VA、無水マレイン酸/(メタ)アクリル酸共重合体、例えば、BASFから販売されているSokalan CP5;NTAおよび三元共重合体、ポリアクリレート/ポリマレエートおよび酢酸ビニル(Hulsから供給される)がある。
食器および機械部品上へのスケールの形成は、機械器物洗浄用製品の配合において、特には低リン酸塩(例えば、三リン酸ナトリウムの20質量%の等量未満)およびリン酸塩フリーの機械器物洗浄用組成物、特にはリン無しの機械器物洗浄用の場合には、解決しなければならない、または少なくとも軽減しなくてはならない、重要な問題である。
通常は、慣用のもののように、適正に構成された、または高位に構成された組成物は、洗浄性を援け、そして特にはいずれかのタンパク質汚れによって引き起こされる過剰の泡立ちを抑制するために、ほんの少量の低起泡性ないしは非起泡性のノニオン性界面活性剤が存在している。より多量の、高度に洗浄性の界面活性剤、例えば高HLBノニオン性界面活性剤、アニオン性硫酸塩もしくはスルホン酸塩界面活性剤およびアルキルポリグリコシド類の界面活性剤を、低ビルダー含有活性/酵素系組成物中に用いることができる。
また、アルカリ洗浄剤の組成物は、消泡剤をも含むことができる。好適な消泡剤としては、モノおよびジステアリン酸リン酸塩、シリコーンオイル、鉱油、および長鎖のケトンを含む有機担体(例えば、Henkel KgaA(独国)から販売されているDehyponシリーズ)が挙げられる。本組成物は、0.02〜2質量%、または好ましくは0.05〜1.0質量%の消泡剤を含むことができる。
<漂白剤>
本発明のアルカリ洗浄工程での使用のための好適な漂白剤は、通常は、ハロゲン系漂白剤または酸素系漂白剤であることができる。しかしながら、酸素系漂白剤が好ましい。
本発明の系中に、酵素材料が存在しない場合には、ハロゲン系漂白剤が、第1の成分の含有物質として効果的に用いることができる。その場合には、この漂白剤は、0.1〜10質量、好ましくは0.5〜8質量%、より好ましくは1〜6質量%の範囲の濃度(活性ハロゲンとして)、望ましくは存在する。ハロゲン漂白剤として、アルカリ金属次亜塩素酸塩を用いることができる。他の好適なハロゲン漂白剤は、ジ−およびトリ−クロロならびにジ−およびトリ−ブロモシアヌル酸のアルカリ金属塩である。
好適な酸素系漂白剤としては、過酸素漂白剤、例えば、過ホウ酸ナトリウム(四もしくは一水和物)、過炭酸ナトリウムまたは過酸化水素がある。これらは、漂白活性化剤とともに好ましく用いることができ、漂白活性化剤は、より低い温度において活性酸素種の遊離を可能にする。この種類の活性化剤の多くの例は、しばしば漂白前駆体とも称されているが、当技術分野で知られており、そして米国特許第3,332,882号および米国特許第4,128,494号明細書などの文献中に詳細に記載されており、これらを参照することによって本明細書の内容とする。好ましい漂白活性化剤としては、国際公開第91/10719号中に開示されているように、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(SNOBS)、グルコース五酢酸(GPA)、テトラアセチルメチレンジアミン(TAMD)、トリアセチルシアヌレート、ナトリウムスルホニルエチル炭酸エスエル(sodium sulphonyl ethyl carbonic acid ester)、ナトリウムアセチルオキシベンゼン、およびモノ長鎖アシルテトラアセチルグルコースが挙げられるが、しかしながら他の活性化剤、例えば、米国特許第4,751m015号および米国特許第4,818,426号明細書中に開示されているような、塩素スルホフェニルカーボネートも(CSPC)また用いることができる。
ペルオキシ安息香酸前駆体は、英国特許第836,988号明細書中に記載されているように、当技術分野において知られており、これを参照することによって本明細書の内容とする。好ましい前駆体の例としては、安息香酸フェニル、p−ニトロ安息香酸フェニル、安息香酸o−ニトロフェニル、安息香酸o−カルボキシフェニル、安息香酸p−ブロモフェニル、ベンゾイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムもしくはカリウムおよび安息香酸無水物がある。
好ましい過酸素漂白前駆体としては、p−ベンゾイルオキシ-ベンゼンスルホン酸ナトリウム、N,N,N,N−テトラアセチルエチレンジアミン(TEAD)、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(SNOBS)および塩素スルホフェニル炭酸塩(CSPC)がある。
第1の成分中の、過ホウ酸ナトリウムもしくは過炭酸ナトリウムおよび漂白活性化剤の量は、好ましくは、それぞれ30質量%、10質量%を超えない、例えば、それぞれ4〜30質量%、そして2〜10質量%の範囲である。
<酵素の材料>
好ましくは、酵素が、本発明の系の第1の成分に存在する。デンプン分解酵素および/またはタンパク質分解酵素が通常用いられ、デンプン分解酵素が好ましい。
ここで用いることができるデンプン分解酵素は、バクテリアまたは菌類から誘導されたものであることができる。好ましいデンプン分解酵素としては、英国特許第1,296,839号明細書中で調製され、そして記載されており、リケニホルミス菌CIB 8061、NCIB 8059、ATCC 6334、ATCC 6598、ATCC 11945、ATCC 8480およびATCC 9945 Aの菌株から培養されたものである。そのようなデンプン分解酵素の例としては、Novo Industri A/S(コペンハーゲン、デンマーク)からTermamylの商品名で製造そして販売されているアミラーゼがある。その酸化安定性故に好適な他の種類のアミラーゼとしては、Duramyl(Novoから販売されている)およびPurafect OxAm(Genencor販売されているから)がある。
それらのデンプン分解酵素は、通常は顆粒または液体として提供される。それらは、本発明の系の第1の成分中に、この成分の最終的な使用組成物が、10〜108マルトース(Matose)単位/キログラム、好ましくは102〜106MU/kg、およびより好ましくは102〜104MU/kgのデンプン分解酵素活性を有するような量で存在することができる。
ここで言及されるデンプン分解活性は、P. Bernfeldによって"Method of Enzymology"、Volume I(1955)、page 149中に記載されている方法によって測定することができる。
ここで用いることができるタンパク質分解酵素は、例えば、B. subtilisおよびB. Licheniformisの特定の菌株、例えば商業的に入手可能な、subtilisins maxatase(Gist-Brocades N.V.(デルフト、オランダ国)から供給されている)およびAlcalase(Novo Industri A/S(コペンハーゲン、デンマーク国)から供給されている)から得られるサブチリシン。特に好適なものは、8〜12のpH範囲を通して最大の活性を有するバチルスの菌株から得られるタンパク質分解酵素であり、NOVO Industri A/Sから、EsperaseおよびSavinaseの商品名で商業的に入手可能である。それらの、そして類似の酵素の調製は、英国特許第1,243,784号明細書中に記載されている。それらの酵素は、通常は顆粒として、例えば、marumes、prills、T-granulatesなど、または液体として提供され、そして500〜6000グリシン単位/mgの酵素活性を有することができる。
タンパク質分解酵素活性は、M.L. Ansonによって、"Journal of General Physiology"、第22巻(1938)、page 79中に記載されている方法によって測定することができる(1アンソン単位/グラム=733グリシン単位/ミリグラム)。
本発明の組成物中では、タンパク質分解酵素は、第1の成分の最終的な使用組成物が、約10〜1010グリシン単位/キログラム、好ましくは102〜1010、そしてより好ましくは104〜109のタンパク質分解酵素活性を有するような量で存在することができる。
また、他の酵素、例えば脂肪分解酵素を、脂肪の除去を向上させるために組み入れることもできる。商業的な脂肪分解酵素の典型的な例としては、Novo Industriesから販売されている、Lipase YL、Amano CE、Waller stein AW、Lipase MyおよびLipolaseがある。
<他の成分>
少量の種々の他の成分が、本発明の化学的洗浄系中に存在することができる。それらの成分としては、漂白スカベンジャー(bleach scavengers)、消泡剤、溶媒、およびヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプロパノールおよびキシレンスルホネート、流動性調節剤;酵素安定化剤;汚れ懸濁剤;再付着防止剤;変色防止剤(anti-tarnish agents);腐食防止剤;着色剤および他の機能性添加剤が挙げられる。
本発明の成分は、独立して、固体の形態(随意選択的に使用の前に溶解されて)、水性の液体または非水性の液体(随意選択的に使用の前に希釈されて)で、配合することができる。
<器物洗浄プロセス>
本発明の化学的洗浄系は、通常は、いずれかの慣用の、家庭用および施設用の器物洗浄機で用いることができる。
しかしながら、上記のように、本発明の洗浄系および器物洗浄方法の両方とも、施設用の機械的な器物洗浄機での使用に特に好適である。
典型的な施設用の器物洗浄プロセスは、連続的または非連続的のいずれかであり、そして単槽式または多槽式/コンベヤー型機械のいずれかで行われる。
我々の器物洗浄プロセスの第1の工程は、酸性溶液中で、器物を浸漬またはすすぐことである。このことは、多くの方法、例えば、浸漬タンク(浸漬)または器物にその溶液を噴霧することによって行うことができる。これらの器物は、酸が汚れに浸透するために、一定の時間に亘って「浸漬」されなければならない。この時間は、施設用機械の中で、2秒間〜2分間のいずれかであることができる。消費者用の機械では、それは20分間以下であることができる。酸処理工程の後に、食器洗い機は、随意選択的に器物を自動ですすぐ。次の工程は、アルカリ性洗浄溶液中で器物を洗浄して、酸によって緩められた汚れの除去を完結させることである。この工程は、汚れを完全に除去するために、機械的な作用ならびにアルカリ性を提供する。最終的な工程は、器物を清澄な水ですすぐことである。
更に、本発明の洗浄系のそれぞれの成分が、器物洗浄機中で、慣用の方法、例えば、、上方および/または下方に食器類に向けられた好適な噴霧ノズルあるいはジェットを用いて適用される。
本発明は、以下の、限定するものではない例によって更に説明されるが、その中で、部およびパーセントは、特に断りのない限り、質量基準である。
本発明は、ここに、以下の限定するものではない例によって説明される。
<茶の汚れの除去>
目的: 標準の食器洗い機中でのティータイル(tea tile)洗浄性能の一般的な方法を提供する
試薬および装置の準備および標準化
タイルの処理/準備
1)ラック中のタイルを洗浄するために、いずれかの利用可能な食器洗い機を充填しそして加熱する。
2)約200gの粉末化された洗浄剤を投与する。
3)15枚のタイルをラックから取り出し、そして残りのタイルをそれぞれが上方を向くように配置する。
4)必要であれば更に洗浄剤を加えて、タイルが完全にきれいになるまで、食器洗い機のサイクルを実行する。
5)取り出されていた15枚のタイルで、この洗浄工程を繰り返す。
6)全てのタイルがきれいになったら、食器洗い機を排水し、そして新しい水で満たす。
7)新しい水でタイルをすすぐように、サイクルを実行する。
8)タイルは、これで染み付け/汚す(stained/soiled)準備ができている。
茶の染み/汚れ(Tea Stain/Soil)の調製
1)茶の浴を17グレイン/ガロンの水で満たし、そして蒸気配管を用いて、水を180°Fに加熱した。
2)リプトン紅茶の150袋を開けて、そしてそれぞれの袋から紐を取り外す。
3)紅茶の浴中に袋を容れ、そして5分間に亘って撹拌する。
4)紅茶の袋を取り出して、そして捨てる。
5)浴を150〜160°Fに冷却する。
6)紅茶の汚れを作る場合には、4缶の加糖練乳をこの浴に加えて、そして30分間混合する。
7)155〜160°Fの温度を維持し、そして浴を充満させておくのに必要な脱イオン(DI)水を加える。
8)空気配管を作動させて、紅茶浴に導入する。
9)制御器の側面の金属スイッチを押して、そして保持することによってタイルラックを持ち上げ、そしてプラグを抜いて、ラックを持ち上げたままにする。タイルをそれぞれのスロットに置く。
10)制御器のプラグを入れ、そして浸漬カウントをリセットする。金属スイッチを用いて、タイルラックを浴中に低下させることによって汚すプロセスを開始する。これらのタイルは、紅茶溶液中に1分間低下させ、そして次いで1分間持ち上げる。
11)制御器は、25回の浸漬/持ち上げサイクルの後に、自動的に浸漬を停止させる。
12)タイルを取り出し、そして試験する前に、3日間に亘って空気乾燥させるか、または180°Fのオーブン中で2時間焼く。
13)タイルの更なるバッチが必要な場合には、浴が満たされているかを調べて、そして温度を修正し、そしてそれぞれの引き続くラック中のタイルについて、工程9〜12を繰り返す。
14)汚ごしが終了したら、排出し、そして液体苛性アルカリの希釈溶液および水を用いて、紅茶の残渣の浴を洗浄する。
<手順>
<タイルの評価>
1)試験が完了したら、タイルは評価できる状態にある。洗浄後の写真を撮らなければならない。それぞれの写真は、対照のセットと実験セットの1つを含まなければならない。
2)タイルの評価は、試験されたタイルのそれぞれのセットを対照のセットと比較して、そして実験のセットが、対照のセットに対してより清澄か、清澄でないか、または同じかを決定することによって行われる。
3)この比較は、セット内の1枚のタイルに焦点を当てることなく、セット全体の平均として行わなければならない。
タイルの試料は、上記のように準備し、そして試験した。試験の説明を、テーブル1に与えた。
Figure 2014522288
Figure 2014522288
理解できるように、紅茶の汚れの酸溶液への暴露時間を増加させると(実験8を実験22と比較する)、アルカリ性溶液での更なる処理による汚れの除去が可能となる。非常に弱い酸(実験1)の使用は、長い暴露時間でさえも、汚れに影響を与えることができず、そのため汚れはアルカリ工程によって除去することができる。
パートIII
クエン酸での紅茶の汚れの除去試験
50%クエン酸および水で、クエン酸の異なる濃度を有する6種の溶液を調製した。
A.200gの溶液当たりに12gの50%クエン酸 → 30000ppm、pH=1.98
B.200gの溶液当たりに10gの50%クエン酸 → 25000ppm、pH=1.99
C.200gの溶液当たりに8gの50%クエン酸 → 20000ppm、pH=2.03
D.200gの溶液当たりに6gの50%クエン酸 → 15000ppm、pH=2.08
E.200gの溶液当たりに4gの50%クエン酸 → 10000ppm、pH=2.14
F.200gの溶液当たりに2gの50%クエン酸 → 5000ppm、pH=2.28
G.200gの溶液当たりに1gの50%クエン酸 → 2500ppm、pH=2.51
それぞれの溶液について、200mLの試験溶液中に、室温で、1分間、紅茶の汚れのタイルを置いた。この溶液のpHを、pHメータで測定した。このタイルを酸性の予浸液中に置いた後に、このタイルを、次いで蒸留したHOですすぎ、そして次いで、330ppmの苛性アルカリ溶液中に、45秒間浸漬した。苛性アルカリ溶液の温度は、器物洗浄機中の洗浄水の温度と同様であった(T=約140°F)。同じ手順を溶液B〜Gについて繰り返した。
結果
タイル1の下半分を、溶液A(30000ppmクエン酸)で試験した。
タイル1の上半分を、溶液D(15000ppmクエン酸)で試験した。
タイル2の下側を、溶液B(25000ppm)で試験した。
タイル2の上側を、溶液E(10000ppm)で試験した。
タイル3の下側を、溶液Cで試験した。
タイル3の上側を、溶液Fで試験した。
タイル6を、溶液G(2500ppm、クエン酸)で試験した。
タイル1、3および6は、完全にきれいであった。タイル2は、きれいであったが、しかしながら、小さな小片の青色の残渣を有しているように見えた。これは紅茶汚れではなく、他の試験からの残渣であるようであった。従って、クエン酸の全ての溶液は、紅茶の汚れを完全に洗浄した。

Claims (19)

  1. 食器から、茶、コーヒーおよび他の汚れを除去する方法であって、汚れが、アルカリ洗浄によって除去できるような、十分な時間に亘って、該食器を、酸性溶液に接触させることを含んでなる、方法。
  2. 前記酸性溶液が、約2のpHを有する、請求項1記載の方法。
  3. 前記酸が、クエン酸、酒石酸、グリコール酸、乳酸、アスコルビン酸、尿素硫酸塩、および没食子酸またはそれらの組合わせからなる群から選ばれる、請求項1記載の方法。
  4. 食器洗い方法であって、
    該食器に酸性予浸組成物を適用すること、およびその後に、
    該食器に、アルカリ性液体洗浄剤組成物を適用すること、および
    水ですすぐこと、を含んでなり、該アルカリ性洗浄剤組成物は、約10超のpHを有しており、該酸性洗浄剤組成物は、約6未満のpHを有しており、これらの組成物は、希釈なしで、または水で希釈された後で、該食器に適用されて、該食器に適用されたときに、これらの組成物が、該食器の表面に、それぞれ酸性もしくはアルカリ性のpHを与える、方法。
  5. 前記酸性予浸組成物が、約0〜2のpHを有する、請求項4記載の方法。
  6. 前記酸性予浸組成物が、2以下のpHを有する、請求項4記載の方法。
  7. 前記酸性予浸組成物が、リン酸塩を含まない、請求項4記載の方法。
  8. 前記酸が、有機または無機酸またはそれらの混合物を含む、請求項4記載の方法。
  9. 前記酸が、クエン酸を含む、請求項4記載の方法。
  10. 前記酸が、尿素硫酸塩を含む、請求項4記載の方法。
  11. 前記予浸組成物が、界面活性剤を更に含む、請求項4記載の方法。
  12. 前記酸性予浸組成物が、腐食防止剤または耐食剤を更に含む、請求項4記載の方法。
  13. 2種の組成物を含む請求項4記載の食器洗浄方法での使用のための洗浄剤系であって、一方が、約4未満のpHを有する酸性予浸組成物であり、かつ他方が、約9超のpHを有するアルカリ性洗浄剤組成物であり、茶、コーヒーおよび他の汚れが、該アルカリ性洗浄剤の適用によって除去できるような、一定の時間および温度で、該予浸液が適用される、洗浄剤系。
  14. 食器および他の器物からタンニン酸汚れを除去する方法であって、
    該食器を酸性溶液ですすぐこと、または浸漬すること;
    該汚れを緩めるのに十分な時間に亘って該食器を浸漬させること、およびその後に該食器をアルカリ性溶液中で洗浄すること、および最後に該食器を水ですすぐこと、
    を含んでなる、方法。
  15. 前記すすぎ工程が、すすぎ助剤の使用を含む、請求項14記載の方法。
  16. 前記酸が、有機または無機酸またはそれらの混合物を含む、請求項14記載の方法。
  17. 前記酸溶液が、クエン酸および尿素硫酸塩を含む、請求項16記載の方法。
  18. アルカリ洗浄時間が、0〜約80秒間である、請求項14記載の方法。
  19. 前記最後のすすぎが、約5〜約25秒間である、請求項14記載の方法。
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