JP2014520062A - セメント組成物及び混和材 - Google Patents

セメント組成物及び混和材 Download PDF

Info

Publication number
JP2014520062A
JP2014520062A JP2014516333A JP2014516333A JP2014520062A JP 2014520062 A JP2014520062 A JP 2014520062A JP 2014516333 A JP2014516333 A JP 2014516333A JP 2014516333 A JP2014516333 A JP 2014516333A JP 2014520062 A JP2014520062 A JP 2014520062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molasses
mixture
samples
desugared
cement composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2014516333A
Other languages
English (en)
Inventor
エム. シェンディー サミー
コンスタンティナー ダニエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Construction Research and Technology GmbH
Original Assignee
Construction Research and Technology GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Construction Research and Technology GmbH filed Critical Construction Research and Technology GmbH
Publication of JP2014520062A publication Critical patent/JP2014520062A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/10Carbohydrates or derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/0028Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
    • C04B40/0039Premixtures of ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/14Cements containing slag
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/24Cements from oil shales, residues or waste other than slag
    • C04B7/26Cements from oil shales, residues or waste other than slag from raw materials containing flue dust, i.e. fly ash
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)

Abstract

セメント組成物が、少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料及び少なくとも1種の脱糖糖蜜を含有する。セメント組成物の製造方法は、水、少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料及び少なくとも1種の脱糖糖蜜の混合物を形成することを含む。セメント組成物用の混合物は、(i)少なくとも1種の脱糖糖蜜;及び(ii)少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンを含有する。

Description

セメント組成物用の混合物は、広範にわたって変化する配合物であり、多様な目的を達成することが意図されている。通常、混和材としては、セメント組成物に一定の物理的特性を付与する、例えば、これに限定されないが、凝結し始めた組成物の強度を増大させる、組成物の適切な加工性に要求される水の量を減少させる、又は組成物の凝結に要求される時間を変えるための、セメント組成物中に導入される材料が挙げられる。
セメント組成物の産業は、該組成物の製造プロセスを更に効率的にし且つ得られたセメント組成物を改良する新規な混和材を常に求めている。
少なくとも1種の脱糖糖蜜を含む混和材及び/又はセメント組成物が提供される。また、水、少なくとも1種のセメント及び/又はポゾラン材料、及び少なくとも1種の脱糖糖蜜の混合物を形成することを含むセメント組成物の製造方法が提供される。
本願明細書で使用される、「脱糖糖蜜」との用語は、少なくとも1種の、(i)糖を除去するプロセスを受けた糖蜜:又は(ii)糖蜜の乾燥質量を基準として、約45質量%以下の糖蜜の全糖含有率を有する糖蜜として定義されている。ある実施態様では、「脱糖糖蜜」は、糖蜜の乾燥質量を基準として、約40質量%以下の糖蜜のスクロース含有率を有し得る。ある実施態様では、「脱糖糖蜜」は、糖蜜の乾燥質量を基準として、約35質量%以下のテンサイのスクロース含有率を有し得る。ある実施態様では、「脱糖糖蜜」は、糖蜜の乾燥質量を基準として、30質量%未満の糖蜜のスクロース含有率を有し得る。ある実施態様では、「脱糖糖蜜」は、製造後に脱糖糖蜜製品に添加される水を除いて、製造された、脱糖糖蜜の全質量を基準として、約40質量%未満の全含水率を有し得る。ある実施態様では、「脱糖糖蜜」は、糖蜜発酵プロセスの副生物を除外してよい。
脱糖糖蜜は、多くの源、例えば、MidWest Agri-Commodities, San Rafael, California, American Crystal Sugar Company, Hillsboro, North Dakota and Western Sugar Cooperative, Denver, Coloradoから市販されている。本願明細書で使用される、「脱糖」との用語は、「脱糖糖蜜」との正確な用語で使用されない時、材料から糖を除去するためのプロセスの結果を意味する。「乾燥質量」との用語は、材料又は混合物中に存在する水の質量を除いて、材料又は混合物の全質量を意味する。
糖蜜は、多くの糖精製プロセスの副生物であり、糖が原料、例えば、テンサイ又はサトウキビから抽出された後に残る物質が挙げられる。糖蜜は、糖精製プロセスの糖収率を最大化するために、それから追加の糖を抽出するために糖蜜が処理され得る理由で、多量の残留糖を含有し得る。糖蜜が処理された後に残る材料は、時として、一般的に脱糖糖蜜を意味する。しかしながら、上記の「脱糖糖蜜」との用語の定義は、糖蜜から糖を抽出するために使用されたプロセスの副生物を上回って提供される。
糖をテンサイ糖蜜から除去するための非限定例のプロセスは、Mosen Asaid, PhDによるBeet Sugar Handbook(Wiley Interscience, 2007年, 第517頁-第545頁)の第8章に記載された、クロマトグラフィ(「MDC」)による糖蜜の脱糖である。MDCプロセスは、イオン排除クロマトグラフィ技術に基づいてよい。MDCプロセスは、イオン性化合物の排除又は除去及び非イオン性化合物の含有又は吸収に基づいて作用する。MDCプロセスは、非スクロースフラクション(ラフィネート)からスクロースフラクション(又は抽出物)を分離するだけでなく、他の価値のある糖蜜の成分、例えば、ベタインも回収する多成分プロセスである。
手短に言えば、MDCプロセスの工程は、以下を含む:(1)糖蜜を60%〜70%の乾燥固体まで水で希釈する工程;(2)希釈された糖蜜を、懸濁した固体を除去するために濾過する工程;(3)濾過した希釈糖蜜を加熱する工程;(4)希釈糖蜜を脱気する工程;(5)脱気された希釈糖蜜を分配器を通してナトリウム又はカリウムの形で詰め込まれた樹脂を含有するセパレータに供給する工程;及び(6)樹脂によって捕捉された生成物を除去するためのセパレータを溶離する工程。供給物が樹脂を通過すると、樹脂に付着した非イオン性物質(主にスクロース)とイオン性物質(主に非スクロース)が樹脂床を動き続ける。非イオン性化合物のフラクション(ラフィネート)が最初に回収されて、追加のプロセス後に脱糖糖蜜になる。次に、追加の糖を生成するために、溶離水がスクロースと他の非イオン性成分を樹脂から除去する。
サトウキビ糖蜜から糖を除去する方法の非限定例は、擬似移動床式クロマトグラフィ(「SMBクロマトグラフィ」)であり、H.N.P.Stolz及びP.I.Bekkerによって"Enhancement of Sugar Production Part 2: Chromatographic Separation of Sugarcane Molasses"(Proc S Afr Sug Technol Ass (2001年) 75, 第351頁〜第357頁)に記載されている。SMBクロマトグラフィプロセスは、サトウキビ糖蜜の効率的な分離を確実にするために追加の測定を行う、上記のMDCプロセスに類似している。
上記の脱糖糖蜜の定義に入るそれらの材料は、通常、(しかしながら、必要ではない)糖又は他の農産物の精製法の廃棄物である。この理由で、脱糖糖蜜は、従来のセメント組成物の混合物の他の成分よりも生産に費用がかからない。驚くことに、当該の脱糖糖蜜は、従来の混和材、例えば、従来の減水混和材によってもたらされる利益に相当する又はそれらを超える利益をセメント組成物にもたらす。
ある実施態様では、少なくとも1種のセメント及び/又はポゾラン材料及び少なくとも1種の脱糖糖蜜を含むセメント組成物が提供される。例えば、セメント組成物は、少なくとも1種の脱糖糖蜜を含む混和材を含有し得る。セメント及び/又はポゾラン材料は、セメント、フライアッシュ、スラグ、例えば、高炉スラグ、シリカフューム又はメタカオリンのうち少なくとも1種を含み得る。セメントは、ポルトランドセメント、アルミン酸カルシウムセメント、リン酸マグネシウムセメント、リン酸マグネシウムカリウムセメント、カルシウムスルホアルミネートセメント、石膏ベースセメント、又は任意の他の好適な水硬性結合剤であってよい。
ある実施態様では、少なくとも1種の脱糖糖蜜は、少なくとも1種の脱糖テンサイ糖蜜、脱糖サトウキビ糖蜜、又は大豆糖蜜(脱糖されてもされなくてもよい)を含み得る。セメント組成物に添加された、当該脱糖糖蜜は、単独で又は他の材料と組み合わせて、セメント組成物中で減水剤(分散剤又は可塑剤とも呼ばれる)、凝結遅延剤、空気連行剤、及び/又は強度向上剤として作用し得る。
脱糖糖蜜は、通常、液体材料として入手可能であるが、本発明の組成物及び方法による用途のために乾燥されてよい。ある実施態様では、少なくとも1種の脱糖糖蜜は、少なくとも1種の脱糖糖蜜の乾燥質量を基準として、0質量%超から約45質量%までの有効量の糖を含有し得る。更なる実施態様では、少なくとも1種の脱糖糖蜜は、少なくとも1種の脱糖糖蜜の乾燥質量を基準として、0質量%超から約40質量%までの有効量のスクロースを含有し得る。
脱糖テンサイ糖蜜は、材料の値を低下させ、食用に向いていないので、当該セメント組成物、混和剤及び方法での使用にとって望ましい生成物である。市販の脱糖テンサイ糖蜜の試料を分析して以下の組成を有することが測定された(パーセンテージは試料の全質量を基準とした質量%である):
Figure 2014520062
分析された脱糖テンサイ糖蜜は、本発明の主題の範囲を何らか制限するものと解釈されるべきではない。脱糖テンサイ糖蜜は、本組成物及び方法によって利用され得る、単なる可能な脱糖糖蜜の一例にすぎない。更に、脱糖テンサイ糖蜜の組成は幅広く変化し得る。幾つかの脱糖テンサイ糖蜜は、表Aに示された範囲内に入る成分を全く含有しない。表Aは例示的な目的のみを提供する。
当該脱糖糖蜜は、多くの従来のセメント組成物成分又は混和剤のいずれかと組み合わせてよく、例えば、これらに限定されないが、分散剤、空気連行剤、アグリゲート、ポゾラン、充填剤、凝結及び強度促進剤/強化剤、凝結遅延剤、減水剤、腐食防止剤、湿潤剤、水溶性ポリマー、レオロジー改質剤、撥水剤、繊維、防湿混合物、透過性低減剤(permeability reducer)、ポンプ助剤、殺真菌混和剤、殺菌混和剤、殺虫混和剤、微粉砕鉱物混和剤、アルカリ反応性還元剤、結合混和剤、収縮低減混和剤、及びセメント組成物の特性に悪影響を与えない他の任意の成分又は混和剤が挙げられる。セメント組成物は、それぞれ上記の材料のうちの1つを含有する必要はない。
様々な実施態様では、分散剤は、従来の減水剤、例えば、リグノスルホネート、メラミンスルホネート樹脂、スルホン化メラミンホルムアルデヒド縮合物、スルホン化メラミンスルホネート縮合物の塩、ベータナフタレンスルホネート、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド縮合物樹脂、スルホネートナフタレンスルホネート縮合物の塩、又は尿素ホルムアルデヒドベースの分散剤;又は、ポリカルボキシレート、ポリアスパルテート、又はオリゴマー分散剤のうち少なくとも1つであってよい。
様々な実施態様では、収縮低減剤は、ジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、及び/又はポリプロピレングリコールを含んでよい。
様々な実施態様では、凝結及び強度促進剤/増加剤は、硝酸塩、塩化物、チオシアン酸塩、第1級アミン、第2級アミン、第3級アミン、アルカノールアミン又はポリヒドロキシアルキルアミンのうち少なくとも1つを含んでよい。好適なアルカノールアミン及びポリヒドロキシアルキルアミンの例としては、トリエタノールアミン、トリ−(ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、及びトリイソプロピルアミンが挙げられるが、これらに限定されない。
様々な実施態様では、微細なアグリゲートを含むモルタル、及び粗いアグリゲートも含むモルタルを提供するために、アグリゲートがセメント配合物に含まれてよい。微細なアグリゲートは、ほぼ完全に4番の篩い(ASTM C125及びASTM C33)を通過する材料、例えば、シリカ砂である。粗いアグリゲートは、大部分が4番の篩い(ASTM C125及びASTM C33)に保持される材料、例えば、シリカ、石英、粉砕した大理石、ガラス球、花崗岩、石灰石、方解石、長石、沖積砂、砂又は任意の他の耐久性アグリゲート、及びそれらの混合物である。
セメント組成物用の充填剤としては、意図する用途に応じて、アグリゲート、砂、石、砂利、ポゾラン、微粉砕材料、例えば、粗石英、石灰石粉末、繊維などが挙げられるが、これらに限定されない。非限定例として、石は、岩石流、石灰石、花崗岩、砂岩、褐色砂岩、礫岩、方解石、白雲石、大理石、蛇紋石、トラバーチン、粘板岩、敷石砂岩、片麻岩、珪岩質砂岩、珪岩及びそれらの組み合わせを含んでよい。
ポゾランは、セメント値を殆ど又は全く有しないが、水の存在下で且つ微粉砕形態で、ポルトランドセメントの水和の間に生成される水酸化カルシウムと化学的に反応して、セメント質の特性を有する材料を形成するケイ質又はアルミノシリカ質(aluminosiliceous)の材料である。ケイ藻土、オパール質のチャート(opaline chert)、白土、頁岩、フライアッシュ、スラグ、例えば、高炉スラグ、シリカフューム、メタカオリン、凝灰岩及び軽石は、公知のポゾランの一部である。ある粉砕高炉スラグ及び高カルシウムフライアッシュは、ポゾラン及びセメント質の特性の両方を有する。天然ポゾランとは、天然に存在するポゾラン、例えば、凝灰岩、軽石、火山土、珪藻土、オパール質のチャート(opaline chert)、及び幾つかの頁岩を定義するために使用される当該技術分野の用語である。フライアッシュはASTM C618に定義されている。
使用される場合、シリカフュームは、圧縮されていないか又は部分的に圧縮されるか又はスラリーとして添加されてよい。シリカフュームは、更にセメント結合剤の水和副生物と反応し、これは増大した強度の完成品を提供し且つ完成品の浸透性を低下させ得る。
ある実施態様では、少なくとも1種の脱糖糖蜜は、セメント質材料の質量を基準として、約0.005〜約0.4乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。ある実施態様では、少なくとも1種の脱糖糖蜜は、セメント質材料の質量を基準として、約0.01〜約0.25乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。ある実施態様では、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、セメント質材料の質量を基準として、約0.02〜約0.4乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。ある実施態様では、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、セメント質材料の質量を基準として、約0.02〜約0.25乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。本願明細書で使用される、添付の特許請求の範囲に含まれる、「セメント質材料の質量を基準として」とは、セメント組成物中に存在する全てのセメント質及び/又はポゾラン材料の全乾燥質量を意味する。
セメント質材料の質量を基準として、約0.005〜約0.25乾燥質量パーセントの量で、セメント組成物に添加される場合、少なくとも1種の脱糖糖蜜は減水剤として作用し得る。セメント質材料の質量を基準として、約0.02〜約0.4乾燥質量パーセントの量で、セメント組成物に添加される場合、少なくとも1種の脱糖糖蜜は凝結時間遅延剤として作用し得る。セメント質材料の質量を基準として、約0.02〜約0.25乾燥質量パーセントの量で、セメント組成物に添加される場合、少なくとも1種の脱糖糖蜜は、減水剤及び凝結時間遅延剤の両方として作用し得る。
ある実施態様では、セメント組成物及び/又はそれらの混合物は、従って少なくとも1種の凝結促進剤及び/又は少なくとも1種の強度向上剤を更に含んでよい。少なくとも1種の凝結促進剤及び/又は少なくとも1種の強度向上剤は、添加された水を含まずにセメント質材料の質量を基準として、約0.0002〜約2質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。本願明細書で使用される語句「添加された水を含まずに」とは、当該材料の質量が、材料の製造の間に要求されない又は生成されない水の質量を含まないことを意味する。
ある実施態様では、セメント組成物及び/又はそれらの混合物は、更に、少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンを更に含み得る。少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンは、添加された水を含まずにセメント質材料の質量を基準として、約0.008〜約0.1質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。
ある実施態様では、セメント組成物の製造方法であって、水、少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料、及び少なくとも1種の脱糖糖蜜の混合物を形成することを含む、前記製造方法が提供される。脱糖糖蜜は、単独で又は他の任意の材料、例えば、それに限定されないが、他のセメント混合物又は充填剤と組み合わせてセメント組成物に添加され得る。
ある実施態様では、セメント組成物用の混合物であって、(i)少なくとも1種の脱糖糖蜜;及び(ii)少なくとも1種の追加の活性混合物成分を含む、前記混合物が提供される。追加の活性混合物成分は、脱糖糖蜜がセメント組成物において有し得る活性に悪影響を与えない活性混合物であってよい。追加の活性混合物成分は、減水剤、凝結遅延剤、凝結促進剤、強度向上剤、空気排除剤(air detrainer)、腐食防止剤、収縮低減剤、粘度改質剤、防水剤、透過性低減剤、アルカリシリカ低下剤(alkali silica reducer)、又はそれらの組み合わせのうち少なくとも1種であってよい。
ある実施態様では、凝結促進剤及び/又は強度向上剤は、少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンを含む。ある実施態様では、凝結促進剤は、追加的に又は代替的にチオシアン酸塩、硝酸塩又は塩化物のうち少なくとも1種を含み得る。
ある実施態様では、少なくとも1種の脱糖糖蜜は、混合物の活性成分の全質量を基準として、約2〜約98質量パーセントの量で混合物中に存在し得る。更なる実施態様では、少なくとも1種の脱糖糖蜜は、混合物の活性成分の全質量を基準として、約8〜約62質量パーセントの量で混合物中に存在し得る。添付の特許請求の範囲に含まれる、本願明細書で使用される水は、混合物の成分を意味する場合、「活性成分」の定義に含まれない。
ある実施態様では、少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンは、混合物の活性成分の全質量を基準として、約0.1〜約25質量パーセントの量で、混合物中に存在する。更なる実施態様では、少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンは、混合物の活性成分の全質量を基準として、約0.2〜約15質量パーセントの量で混合物中に存在する。
以下の実施例は、当該セメント組成物及び/又は混合物を単に更に例示するために記載されている。例示的な実施例は、セメント組成物及び/又は混合物を任意の方法で限定するものであると見なされるべきではない。
図1は、テンサイ糖蜜及び脱糖テンサイ糖蜜を含有するセメントペーストと比較して混和材を全く含有しないセメントペーストの発熱速度を図示する。 図2は、脱糖テンサイを含有するセメント組成物と比較してテンサイ糖蜜を含有するセメント組成物の凝結時間を図示する。 図3は、フライアッシュを含有する試料のセメント組成物のスランプのデータを図示する。 図4は、フライアッシュを含有する及び含有しない試料セメント組成物の凝結時間のデータを図示する。 図5は、スラグを含有する試料セメント組成物の圧縮強さのデータを図示する。 図6は、フライアッシュを含有する及び含有しない試料セメント組成物の圧縮強さのデータを図示する。 図7は、スラグを含有する及び含有しない試料セメント組成物の圧縮強さのデータを図示する。 図8は、スラグを含有する及び含有しない試料セメント組成物の圧縮強さのデータを図示する。
図1は、混合物(10)を含有しない又は示された濃度のテンサイ糖蜜(12)又は脱糖テンサイ糖蜜(14)で作られた混合物を含有しないセメントペーストの水和反応からの発熱速度を図示する。混合物(10)を含有しないペーストに対して、糖密(12)と脱糖糖蜜(14)の両方がセメントペーストの水和反応を遅らせた。しかしながら、糖蜜(12)に対してより多量の脱糖糖蜜(14)を用いても、水和反応の抑制は、脱糖糖蜜(14)ではかなり弱かった。
図2は、それぞれのセメント組成物の凝結時間を時間で推定するために、テンサイ糖蜜又は脱糖テンサイ糖蜜を含有する種々のセメント組成物の水和反応の熱量測定を比較する。推定された凝結時間は、1W/kgの到達水和速度に基づいている。脱糖糖蜜の遅延効果は、糖密よりもかなり弱い。
以下の試料セメント組成物は、以下の表に列記される、種々の混合物を含有するか又は混合物を全く含有しなかった。混合物Aは脱糖テンサイ糖蜜を含有していた。混合物Bはトリエタノールアミンを含有していた。混合物Cは、水、脱糖テンサイ糖蜜、及び水を含む混合物の全質量を基準として、約3質量パーセントのトリエタノールアミンを含んでいた。混合物Dは、水、脱糖テンサイ糖蜜、及び水を含む、混合物の全質量を基準として、約6質量パーセントのトリエタノールアミンを含んでいた。混合物Eは、BASF Construction Chemicals, クリーヴランド、オハイオ州から入手可能な、セメント組成物用のMB−AE(商標)90空気連行混合物であった。混合物Fは、従来の減水剤混合物を含んでいた。以下の表に列記された混合物の適用量は、全てのセメント質材料の全質量を基準として、質量パーセントで与えられる。
以下に記載された試料のコンクリート組成物は、組成物の種々の物理的な特性を決定するために調製されて試験された。それぞれの試料のスランプは、試料がASTM C143に従って調製されてから5分後に決定された。それぞれの試料の空気含有率は、試料がASTM C231に従って調製されてから5分後に決定された。それぞれの試料の初期及び最終凝結時間はASTM C403に従って決定された。それぞれの試料の圧縮強度は、ASTM C39に従って様々な間隔で決定された。この段落に列記されたASTM標準は、以下に完全に記載されたかのように本願明細書に援用されている。これらの試験の結果を示す錠剤におけるブランクフィールドは、試験が実施されなかったことを示す。
試料1〜4が、表1Aによる混合物適用量を用いてコンクリート組成物を作り出すためにI型APC低アルカリセメントとF級フライアッシュを用いて調製された。試料1〜4はそれぞれセメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有した。セメント質材料に対する水の比は、試料1の場合、0.58であり、試料2〜4の場合、0.54であった。全ての試料1〜4では、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表し、且つ全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.44であった。試料1〜4の試験結果を表1Bに示す。表1Bの試料からのスランプデータを図3に示す。
Figure 2014520062
試料5〜8を、表2Aによる混合物の適用量でコンクリート組成物を作り出すためにI型ヘラクレス高アルカリセメントとF級フライアッシュを用いて調製した。試料5〜8は、それぞれセメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有した。セメント質材料に対する水の比は、試料5の場合、0.55であり、試料6〜8の場合、0.54であった。試料5〜8の全てにおいて、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表し、且つ全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.44であった。試料5〜8の試験結果を表2Bに示す。表2B試料からのスランプデータを図3に示す。
Figure 2014520062
図3に示す通り、混合物Aの脱糖糖蜜は、単独で又は混合物Bと組み合わせて、混合物のないセメント組成物に対して改善されたスランプ特性のフライアッシュを含有するセメント組成物をもたらした。
試料9〜13を、I型ヘラクレス高アルカリセメント及びF級フライアッシュを用いて調製し、表3Aによる混合物適用量を有するコンクリート組成物を作り出した。試料9〜13はそれぞれ、セメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有した。セメント質材料に対する水の比は、試料9の場合、0.59であり、試料10〜13の場合、0.55である。全ての試料9〜13では、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表し、且つ全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.44であった。試料9〜13の試験結果を表3Bに示す。
Figure 2014520062
試料14〜18を、I型APC低アルカリセメント及びF級フライアッシュを用いて調製し、表4Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料14〜18はそれぞれ、セメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有した。セメント質材料に対する水の比は、試料14の場合、0.60であり、試料15〜16の場合、0.54であり、且つ試料17〜18の場合、0.52であった。全ての試料14〜18では、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表し、且つ全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.44であった。試料14〜18の試験結果を表4Bに示す。
Figure 2014520062
試料19〜23を、I型リーハイ中度アルカリセメントを用いて調製し、表5Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料19〜23はそれぞれ、セメント、砂、石及び水を含有した。セメントに対する水の比は、試料19の場合、0.56であり、試料20〜23の場合、0.51であった。全ての試料19〜23では、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.44であり、その際、試料20〜23は試料19よりも約2質量%上回るアグリゲートを有する。試料19〜23の試験結果を表5Bに示す。表5B試料からの凝結時間データを図4に示す。
Figure 2014520062
試料24〜28を、I型リーハイ中度アルカリセメント及びF級フライアッシュを用いて調製し、表6Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料24〜28はそれぞれ、セメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有した。セメント質材料に対する水の比は、試料24の場合、0.55であり、試料25〜26の場合、0.53であり、試料27〜28の場合、0.52である。全ての試料24〜28では、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表し、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.44であり、その際、試料25〜28は試料24よりも約2質量%上回るアグリゲートを有する。試料24〜28の試験結果を表6Bに示す。表6B試料からの凝結時間データを図4に示す。
Figure 2014520062
図4に示す通り、単独の又は混合物Bと組み合わせた、混合物Aの脱糖糖蜜は、混合物のないセメント組成物と比較してセメント組成物(フライアッシュを有するもの及び有しないものの両方)の凝結時間を遅らせた。
試料29〜36を、I型リーハイ中度アルカリセメントとスラグを用いて調製し、表7による混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料29〜36はそれぞれ、セメント、スラグ、砂、石及び水を含有した。セメント質材料に対する水の比は、試料29の場合、0.58であり且つ試料30〜36の場合、0.54であった。全ての試料29〜36では、スラグは全セメント質材料の50%を表し、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.43であり、その際、試料30〜36は試料29よりも約2%上回るアグリゲートを有していた。試料29〜36の試験結果も表7に示す。表7試料からの圧縮強さのデータを図5に示す。
Figure 2014520062
図5に示す通り、単独の又は混合物Bと組み合わせた、混合物Aの脱糖糖蜜は、混合物のない類似のセメント組成物と比較してスラグを含有するセメント組成物の圧縮強さを増大させた。
試料37〜41を、I型リーハイ中度アルカリセメントを用いて調製し、表8Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料37〜41はそれぞれ、セメント、砂、石及び水を含有した。セメントに対する水の比は、試料37の場合、0.58であり、試料38〜41の場合、0.52であった。全ての試料37〜41では、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.46であり、その際、試料38〜41は試料37よりも約2質量%上回るアグリゲートを有していた。試料37〜41の試験結果を表8Bに示す。
Figure 2014520062
試料42〜46を、I型リーハイ中度アルカリセメントとスラグを用いて調製し、表9Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料42〜46はそれぞれ、セメント、スラグ、砂、石及び水を含有していた。セメント質材料に対する水の比は、試料42の場合、0.58であり、試料43〜46の場合、0.53であった。全ての試料42〜46では、スラグは全セメント質材料の50%を表し、従って、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.46であり、その際、試料43〜46は試料42よりも約2質量%上回るアグリゲートを有していた。試料42〜46の試験結果を表9Bに示す。
Figure 2014520062
試料47〜51を、I型リーハイ中度アルカリセメントとF級フライアッシュを用いて調製し、表10Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料47〜51はそれぞれ、セメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有していた。セメント質材料に対する水の比は、試料47の場合、0.53であり、試料48〜51の場合、0.48であった。全ての試料47〜51では、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表し、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.44であり、その際、試料48〜51は試料47よりも約2質量%上回るアグリゲートを有していた。試料48〜51で使用される混合物Cは、異なるテンサイ糖蜜の一括処理から得られた脱糖糖蜜の試料を含有していた。試料47〜51の試験結果を表10Bに示す。表10B試料からの圧縮強さのデータを図6に示す。
Figure 2014520062
試料52〜56を、I型リーハイ中度アルカリセメントを用いて調製し、表11Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料52〜56はそれぞれ、セメント、砂、石及び水を含有していた。セメントに対する水の比は、試料52の場合、0.52であり、試料53〜56の場合、0.48であった。全ての試料52〜56では、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.44であり、その際、試料53〜56は試料52よりも約2質量%上回るアグリゲートを有していた。試料53〜56で使用される混合物Cは、異なるテンサイ糖蜜の一括処理から得られた脱糖糖蜜の試料を含有していた。試料52〜56の試験結果を表11Bに示す。表11Bからの圧縮強さのデータを図6に示す。
Figure 2014520062
図6に示す通り、脱糖糖蜜を含有する混合物Cは、混合物のない類似のセメント組成物と比較してセメント組成物(フライアッシュを有するもの及び有しないものの両方)の圧縮強さを増大させた。
試料57〜61を、I型リーハイ中度アルカリセメント及びF級フライアッシュを用いて調製し、表12Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料57〜61はそれぞれ、セメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有していた。セメント質材料に対する水の比は、試料57の場合、0.50であり、試料58〜61の場合、0.45であった。全ての試料57〜61では、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表し、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.42であり、その際、試料58〜61は試料57よりも約3質量%上回るアグリゲートを有していた。試料58〜61で使用される混合物Cは、異なるテンサイ糖蜜の一括処理から得られた脱糖糖蜜の試料を含有していた。試料57〜61の試験結果を表12Bに示す。
Figure 2014520062
試料62〜66を、I型リーハイ中度アルカリセメントとF級フライアッシュを用いて調製し、表13Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料62〜66はそれぞれ、セメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有していた。セメント質材料に対する水の比は、試料62の場合、0.50であり、試料63〜66の場合、0.47であった。全ての試料62〜66では、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表し、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.42であり、その際、試料63〜66は、試料62よりも約3質量%上回るアグリゲートを有していた。試料63〜66で使用される混合物Cは、異なるテンサイ糖蜜の一括処理から得られた脱糖糖蜜の試料を含有していた。試料62〜66の試験結果を表13Bに示す。
Figure 2014520062
試料67〜71を、I型リーハイ中度アルカリセメントを用いて調製し、表14Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料67〜71はそれぞれ、セメント、砂、石及び水を含有していた。セメントに対する水の比は、試料67の場合、0.51であり、試料68〜71の場合、0.47であった。全ての試料67〜71では、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.42であり、その際、試料68〜71は、試料67よりも約3質量%上回るアグリゲートを有していた。試料68〜71で使用される混合物Cは、異なるテンサイ糖蜜の一括処理から得られた脱糖糖蜜の試料を含有していた。試料67〜71の試験結果を表14Bに示す。
Figure 2014520062
試料72〜74を、I型リーハイ中度アルカリセメントを用いて調製し、表15Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料72〜74はそれぞれ、セメント、砂、石及び水を含有していた。セメントに対する水の比は、試料72の場合、0.51であり、試料73〜74の場合、0.49であった。全ての試料72〜74では、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.42であり、その際、試料73〜74は、試料72よりも約3質量%上回るアグリゲートを有していた。試料72〜74の試験結果を表15Bに示す。表15B試料からの圧縮強さのデータを図7に示す。
Figure 2014520062
試料75〜77を、I型リーハイ中度アルカリセメントとスラグを用いて調製し、表16Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料75〜77は、それぞれセメント、スラグ、砂、石及び水を含有していた。セメント質材料に対する水の比は、試料75の場合、0.53であり、試料76〜77の場合、0.48であった。全ての試料75〜77では、スラグは全セメント質材料の50%を表した。全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は、試料75及び77の場合、0.42であり、試料76の場合、0.43であった。試料77は、試料75よりも約3質量%上回るアグリゲートを有していた。試料75〜77の試験結果を表16Bに示す。表16B試料からの圧縮強さのデータを図7に示す。
Figure 2014520062
図7に示す通り、脱糖糖蜜を含有する混合物C及びDは、かかる混合物を含有しない類似のセメント組成物と比較してセメント質材料(スラグを有するもの及び有しないものの両方)の圧縮強さを増大させた。
試料78〜82を、I型リーハイ中度アルカリセメントとスラグを用いて調製し、表17Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料78〜82はそれぞれ、セメント、スラグ、砂、石及び水を含有していた。セメント質材料に対する水の比は、試料78の場合、0.55であり、試料79〜82の場合、0.50であった。全ての試料78〜82では、スラグは全セメント質材料の50%を表し、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.42であり、その際、試料79〜82は、試料78よりも約3質量%上回るアグリゲートを有していた。試料79〜82で使用される混合物Dは、異なるテンサイ糖蜜の一括処理から得られた脱糖糖蜜の試料を含有していた。試料78〜82の試験結果を表17Bに示す。表17B試料の圧縮強さのデータを図8に示す。
Figure 2014520062
試料83〜87を、I型リーハイ中度アルカリセメントを用いて調製し、表18Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料83〜87はそれぞれ、セメント、砂、石及び水を含有していた。セメントに対する水の比は、試料83の場合、0.53であり、試料84〜87の場合、0.50であった。全ての試料83〜87では、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.42であり、その際、試料84〜87は、試料83よりも約3質量%上回るアグリゲートを有していた。試料84〜87で使用される混合物Dは、異なるテンサイ糖蜜の一括処理から得られた脱糖糖蜜の試料を含有していた。試料83〜87の試験結果を表18Bに示す。表18B試料からの圧縮強さのデータを図8に示す。
Figure 2014520062
図8に示す通り、脱糖糖蜜を含有する混合物Dは、かかる混合物を含有しない類似のセメント組成物と比較して、セメント組成物の圧縮強さを増大させた。
試料88〜91を、I型リーハイ中度アルカリセメント(試料88〜89)及びI型セーラー(Saylor)高度アルカリセメント(試料90〜91)を用いて調製し、表19Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料88〜91はそれぞれ、セメント、砂、石及び水を含有していた。セメントに対する水の比は、試料88〜89の場合、0.55であり、試料91〜91の場合、0.54であった。全ての試料88〜91では、全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は0.42であった。試料88〜91の試験結果を表19Bに示す。
Figure 2014520062
試料92〜95を、I型リーハイ中度アルカリセメント(試料92〜93)とI型セーラー高度アルカリセメント(試料94〜95)を用いて調製し、表20Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料92〜95はそれぞれ、セメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有していた。全ての試料92〜95では、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表した。セメント質材料に対する水の比は、試料92〜95の場合、0.52であった。全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は、試料92の場合、0.45であり、試料93〜95の場合、0.42であった。試料92〜95の試験結果を表20Bに示す。
Figure 2014520062
試料96〜99を、I型リーハイ中度アルカリセメント(試料96〜97)とI型ヘラクレス高度アルカリセメント(試料98〜99)を用いて調製し、表21Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料96〜99はそれぞれ、セメント、スラグ、砂、石及び水を含有していた。全ての試料96〜99では、スラグは全セメント質材料の50%を表した。セメント質材料に対する水の比は、試料96〜97の場合、0.56であり、試料98〜99の場合、0.54であった。全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は、試料96〜99の場合、0.42であった。試料96〜99の試験結果を表21Bに示す。
Figure 2014520062
試料100〜103を、I型ヘラクレス高度アルカリセメントを用いて調製し、表22Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料100〜103はそれぞれ、セメント、砂、石及び水を含有していた。セメント質材料に対する水の割合は、試料100〜101の場合、0.56であり、試料102の場合、0.52であった。全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は、試料100〜103の場合、0.45であった。試料100〜103の試験結果を表22Bに示す。
Figure 2014520062
試料104〜108を、I型APC低度アルカリセメントを用いて調製し、表23Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料104〜108はそれぞれ、セメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有していた。全ての試料104〜108では、フライアッシュは全セメント質材料の25%を表した。セメント質材料に対する水の比は、試料104〜108の場合、0.54であった。全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は、試料104〜108の場合、0.44であった。試料104〜108の試験結果を表23Bに示す。
Figure 2014520062
試料109〜113を、I型ヘラクレス高度アルカリセメントを用いて調製し、表24Aによる混合物適用量でコンクリート組成物を作り出した。試料109〜113はそれぞれ、セメント、フライアッシュ、砂、石及び水を含有していた。全ての試料109〜113では、フライアッシュは、全セメント質材料の25%を表した。セメント質材料に対する水の比は、試料109〜113の場合、0.54であった。全アグリゲート(砂及び石)に対する砂の比は、試料109〜113の場合、0.44であった。試料109〜113の試験結果を表24Bに示す。
Figure 2014520062
上に列記された試料で実施された実験結果は、適した廃材、例えば、脱糖糖蜜の使用が、混合物を含有しないセメント組成物と比較した時に改善された結果をもたらし得ることを示す。
第1の実施態様では、セメント組成物は、少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料及び少なくとも1種の脱糖糖蜜を含み得る。
第1の実施態様のセメント組成物は、少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料がセメント、フライアッシュ、スラグ、シリカフューム又はメタカオリンのうち少なくとも1種を含有することを含み得る。
第1又はその後の実施態様のいずれか又は両方のセメント組成物は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、脱糖テンサイ糖蜜、脱糖サトウキビ糖蜜又は大豆糖蜜のうち少なくとも1種を含有することを含み得る。
第1又はその後の実施態様のいずれかのセメント組成物は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が少なくとも1種の脱糖糖蜜の乾燥質量を基準として、0質量%超から約45質量%までの有効量の糖を含有することを含み得る。
第1又はその後の実施態様のいずれかのセメント組成物は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、少なくとも1種の脱糖糖蜜の乾燥質量を基準として、0質量%超から約40質量%までの有効量のスクロースを含有することを含み得る。
第1又はその後の実施態様のいずれかのセメント組成物は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、セメント質材料の質量を基準として、約0.005〜約0.4乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在することを含み得る。少なくとも1種の脱糖糖蜜は、セメント質材料の質量を基準として、約0.01〜約0.25乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。少なくとも1種の脱糖糖蜜は、セメント質材料の質量を基準として、約0.02〜約0.4乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。少なくとも1種の脱糖糖蜜は、セメント質材料の質量を基準として、約0.02〜約0.25乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。
第1又はその後の実施態様のいずれかのセメント組成物は更に、少なくとも1種の凝結促進剤及び/又は少なくとも1種の強度向上剤を含み得る。少なくとも1種の凝結促進剤及び/又は少なくとも1種の強度向上剤は、セメント質材料の質量を基準として、添加された水を含まずに約0.0002〜約2質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。
第1又はその後の実施態様のいずれかのセメント組成物は更に、少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンを含み得る。少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンは、添加された水を含まずにセメント質材料の質量を基準として、約0.008〜約0.1質量パーセントの量でセメント組成物中に存在し得る。
第2の実施態様では、セメント組成物の製造方法は、水、少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料、及び少なくとも1種の脱糖糖蜜の混合物を形成する工程を含み得る。
第2の実施態様の方法は更に、少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料がセメント、フライアッシュ、スラグ、シリカフューム又はメタカオリンのうち少なくとも1種を含有することを含み得る。
第2又はその後の実施態様のいずれか又は両方の方法は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、脱糖テンサイ糖蜜、脱糖サトウキビ糖蜜又は大豆糖蜜のうち少なくとも1種を含有することを含み得る。
第2の又はその後の実施態様のいずれかの方法は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、少なくとも1種の脱糖糖蜜の乾燥質量を基準として、0質量%超から約45質量%までの有効量の糖を含有することを含み得る。
第2の又はその後の実施態様のいずれかの方法は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、少なくとも1種の脱糖糖蜜の乾燥質量を基準として、0質量%超から約40質量%までの有効量のスクロースを含有することを含み得る。
第2の又はその後の実施態様のいずれかの方法は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、セメント質材料の質量を基準として、約0.005〜約0.4乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在することを含み得る。少なくとも1種の脱糖糖蜜は、セメント質材料の質量を基準として、約0.01〜約0.25乾燥質量パーセントの量でセメント組成物に添加され得る。少なくとも1種の脱糖糖蜜は、セメント質材料の質量を基準として、約0.02〜約0.4乾燥質量パーセントの量でセメント組成物に添加され得る。少なくとも1種の脱糖糖蜜は、セメント質材料の質量を基準として、約0.02〜約0.25乾燥質量パーセントの量でセメント組成物に添加され得る。
第2の又はその後の実施態様のいずれかの方法は更に、少なくとも1種の凝結促進剤及び/又は少なくとも1種の強度向上剤をセメント組成物に、任意に脱糖糖蜜の配合で、添加することを含み得る。少なくとも1種の凝結促進剤及び/又は少なくとも1種の強度向上剤は、セメント組成物に添加されるか又はセメント質材料の質量を基準として、添加された水を含まずに約0.0002〜約2質量パーセントの量で脱糖糖蜜配合物中に存在してよい。
第2の又はその後の実施態様のいずれかの方法は更に、少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンを、任意に脱糖糖蜜を有する配合で、セメント組成物に添加することを含み得る。少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンは、セメント組成物に添加されるか又は添加された水を含まずにセメント質材料の質量を基準として、約0.008〜約0.1質量パーセントの量で脱糖糖蜜配合物中に存在してよい。
第3の実施態様では、セメント組成物用の混合物は、(i)少なくとも1種の脱糖糖蜜;及び(ii)少なくとも1種の追加の活性混合物成分、任意に減水剤、凝結遅延剤、凝結促進剤、強度向上剤、空気排除剤、腐食防止剤、収縮低減剤、粘度改質剤、防水剤、透過性低減剤、アルカリシリカ低下剤、又はそれらの組み合わせのうち少なくとも1種を含み得る。
第3の実施態様の混合物は更に、凝結促進剤及び/又は強度向上剤が少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンを含有することを含み得る。
第3の又はその後の実施態様のいずれか又は両方の混合物が更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、脱糖テンサイ糖蜜、脱糖サトウキビ糖蜜又は大豆糖蜜のうち少なくとも1種を含有することを含み得る。
第3の又はその後の実施態様のいずれかの混合物は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、少なくとも1種の脱糖糖蜜の乾燥質量を基準として、0質量%超から約45質量%までの有効量の糖を含有することを含み得る。
第3の又はその後の実施態様のいずれかの混合物は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が少なくとも1種の脱糖糖蜜の質量を基準として、0質量%超から約40質量%までの有効量のスクロースを含有することを含み得る。
第3の又はその後の実施態様のいずれかの混合物は更に、少なくとも1種の脱糖糖蜜が、混合物の全質量を基準として、約2質量パーセント〜約98質量パーセントの量で混合物中に存在することを含み得る。少なくとも1種の脱糖糖蜜は、混合物の全質量を基準として、約8〜約62質量パーセントの量で混合物中に存在し得る。
第3の又はその後の実施態様のいずれかの混合物は更に、少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンが、混合物の全質量を基準として、約0.1〜約25質量パーセントの量で混合物中に存在することを含み得る。少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンは、混合物の全質量を基準として、約0.2〜約15質量パーセントの量で混合物中に存在し得る。
本願明細書に記載された実施態様は、単なる例示であり、当業者は、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく変更及び改変し得ることが理解されている。全てのかかる変更及び改変は、上記の通り本発明の範囲内に含まれることが意図されている。更に、開示された全ての実施態様は、本発明の多様な実施態様が望ましい結果をもたらすように組み合わされ得るので、必ずしも選択的でなくてもよい。

Claims (14)

  1. 少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料及び少なくとも1種の脱糖糖蜜を含むセメント組成物。
  2. 少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料がセメント、フライアッシュ、スラグ、シリカフューム又はメタカオリンのうち少なくとも1種を含む、請求項1に記載のセメント組成物。
  3. 少なくとも1種の脱糖糖蜜が脱糖テンサイ糖蜜、脱糖サトウキビ糖蜜又は大豆糖蜜のうち少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載のセメント組成物。
  4. 少なくとも1種の脱糖糖蜜が、少なくとも1種の脱糖糖蜜の乾燥質量を基準として、有効量の(i)0質量%超から約45質量%までの糖、又は(ii)0質量%超から約40質量%までのスクロースを含有する、請求項1から3までのいずれか1項に記載のセメント組成物。
  5. 少なくとも1種の脱糖糖蜜が、セメント質材料の質量を基準として、(i)約0.005〜約0.4乾燥質量パーセント、(ii)約0.01〜約0.25乾燥質量パーセント、(iii)約0.02〜約0.4乾燥質量パーセント、又は(iv)約0.02〜約0.25乾燥質量パーセントの量でセメント組成物中に存在する、請求項1から4までのいずれか1項に記載のセメント組成物。
  6. 少なくとも1種の凝結促進剤及び/又は少なくとも1種の強度向上剤を更に含み、好ましくは少なくとも1種の凝結促進剤及び/又は少なくとも1種の強度向上剤が、添加された水を含まずにセメント質材料の質量を基準として、約0.0002〜約2質量パーセントの量でセメント組成物中に存在する、請求項1から5までのいずれか1項に記載のセメント組成物。
  7. 少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンを更に含み、好ましくは少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンが、添加された水を含まずにセメント質材料の質量を基準として、約0.008〜約0.01質量パーセントの量でセメント組成物中に存在する、請求項1から6までのいずれか1項に記載のセメント組成物。
  8. 水、少なくとも1種のセメント質及び/又はポゾラン材料、及び少なくとも1種の脱糖糖蜜の混合物を形成することを含む、請求項1から7までのいずれか1項に記載のセメント組成物の製造方法。
  9. セメント組成物用の混合物であって、(i)少なくとも1種の脱糖糖蜜;及び(ii)少なくとも1種の追加の活性混合物成分、任意に減水剤、凝結遅延剤、凝結促進剤、強度向上剤、空気排除剤、腐食防止剤、収縮低減剤、粘度改質剤、防水剤、透過性低減剤、アルカリシリカ低下剤、又はそれらの組み合わせのうち少なくとも1種を含む、前記混合物。
  10. 凝結促進剤及び/又は強度向上剤が少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンを含む、請求項9に記載の混合物。
  11. 少なくとも1種の脱糖糖蜜が脱糖テンサイ糖蜜、脱糖サトウキビ糖蜜又は大豆糖蜜のうち少なくとも1種を含む、請求項9又は10に記載の混合物。
  12. 少なくとも1種の脱糖糖蜜が、少なくとも1種の脱糖糖蜜の乾燥質量を基準として、有効量の(i)0質量%超から約45質量%までの糖、又は(ii)0質量%超から約40質量%までのスクロースを含有する、請求項9から11までのいずれか1項に記載の混合物。
  13. 少なくとも1種の脱糖糖蜜が、混合物の活性成分の全質量を基準として、約2〜約98質量パーセント、好ましくは約8〜約62質量パーセントの量で混合物中に存在する、請求項27から31までのいずれか1項に記載の混合物。
  14. 少なくとも1種のアルカノールアミン及び/又は少なくとも1種のポリヒドロキシアルキルアミンが、混合物の活性成分の全質量を基準として、約0.1〜約25質量パーセント、好ましくは約0.2〜約15質量パーセントの量で混合物中に存在する、請求項10に記載の混合物。
JP2014516333A 2011-06-24 2012-06-21 セメント組成物及び混和材 Withdrawn JP2014520062A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161500873P 2011-06-24 2011-06-24
US61/500,873 2011-06-24
PCT/EP2012/061906 WO2012175582A1 (en) 2011-06-24 2012-06-21 Cementitious composition and admixture

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014520062A true JP2014520062A (ja) 2014-08-21

Family

ID=46456528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014516333A Withdrawn JP2014520062A (ja) 2011-06-24 2012-06-21 セメント組成物及び混和材

Country Status (11)

Country Link
US (4) US8460460B2 (ja)
EP (1) EP2723694A1 (ja)
JP (1) JP2014520062A (ja)
CN (1) CN103635442A (ja)
AU (1) AU2012274110A1 (ja)
BR (1) BR112013033388A2 (ja)
CA (1) CA2839385C (ja)
MX (1) MX344221B (ja)
RU (1) RU2014102107A (ja)
WO (1) WO2012175582A1 (ja)
ZA (1) ZA201400507B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018199056A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 花王株式会社 水硬性組成物用の添加剤

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2012274110A1 (en) * 2011-06-24 2014-01-16 Construction Research & Technology Gmbh Cementitious composition and admixture
US9650560B2 (en) * 2013-08-30 2017-05-16 Halliburton Energy Services, Inc. Methods of cementing and lassenite-containing cement compositions
EP2842923A1 (en) * 2013-09-03 2015-03-04 HeidelbergCement AG Binder comprising calcium sulfoaluminate cement and magnesium compound
RU2625842C1 (ru) * 2016-06-14 2017-07-19 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный технологический университет" (ФГБОУ ВО "КубГТУ") Бетонная смесь
US10087108B1 (en) * 2017-04-27 2018-10-02 Cement Squared, Inc. Cementitious compositions and methods of making and using the same
CN106906035A (zh) * 2017-04-27 2017-06-30 陈凯 一种环保长效型水溶性切削液及其制备方法
RU2649702C1 (ru) * 2017-05-10 2018-04-04 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный технологический университет" (ФГБОУ ВО "КубГТУ") Комплексная добавка для бетонной смеси
CN110467369B (zh) * 2018-05-10 2021-11-16 北新建材(嘉兴)有限公司 一种生石膏促凝剂及其制备方法和纸面石膏板
CN108863134A (zh) * 2018-08-01 2018-11-23 十堰市郧阳区成林工贸有限责任公司 混凝土专用粉及其制备方法
CN110451825A (zh) * 2019-09-03 2019-11-15 长沙华脉新材料有限公司 一种复合胶凝材料及其制备方法和应用
CN112456823A (zh) * 2020-12-21 2021-03-09 铜川声威建材有限责任公司榆林分公司 一种掺加矿粉及硅灰粉的水泥磨技术
CN117083255A (zh) * 2021-03-26 2023-11-17 圣马-麦格纳1有限公司 水泥组合物
CN115180868B (zh) * 2022-08-16 2023-05-16 贵州石博士科技股份有限公司 一种改性液体混凝土缓凝剂及其制备方法、应用

Family Cites Families (77)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2311288A (en) 1940-05-02 1943-02-16 American Cyanamid Co Method of increasing the plasticity of portland cement mixtures
US2311290A (en) 1940-05-23 1943-02-16 American Cyanamid Co Method of increasing the plasticity of portland cement mixtures
US2793129A (en) 1953-09-04 1957-05-21 Klein Alexander Hydraulic cementitious mixtures
US2900265A (en) * 1957-05-20 1959-08-18 Klein Alexander Hydraulic cementitious mixtures
FR1276753A (fr) 1960-10-12 1961-11-24 Ile D Etudes Et De Rech S Phar Procédé de fabrication de produits alimentaires, diététiques et analogues à partir de vinasses
US3432316A (en) 1965-08-23 1969-03-11 Martin Marietta Corp Hydraulic cement mix and additive
FR1490178A (fr) * 1965-08-23 1967-07-28 Martin Marietta Corp Mélanges et adjuvants pour ciments hydrauliques
US3536507A (en) 1968-02-08 1970-10-27 Raymond E Davis Hydraulic cementitious mixtures
US3992260A (en) 1970-12-23 1976-11-16 Agency Of Industrial Science & Technology Method for increasing yield of sucrose
US3857715A (en) 1972-03-01 1974-12-31 C Humphrey Extrusile hydraulic cement compositions containing alkali and carbohydrate
SU909124A1 (ru) 1980-07-03 1982-02-28 Филиал Северо-Кавказского Государственного Научно-Исследовательского Проектного Института Нефтяной Промышленности Тампонажный раствор дл цементировани высокотемпературных нефт ных и газовых скважин
SU1027367A1 (ru) * 1982-01-25 1983-07-07 Филиал Северо-Кавказского Государственного И Проектного Института Нефтяной Промышленности Тампонажный раствор дл цементировани высокотемпературных нефт ных и газовых скважин
US4961789A (en) * 1988-11-18 1990-10-09 Barrenechea Luis P Procedures for the preparation and fabrication of concrete additives produced from natural products
US5017234A (en) 1989-10-06 1991-05-21 W. R. Grace & Co.-Conn. Processing additives for blended cements
EP0505596B1 (de) 1991-03-28 1995-04-26 AMINO GmbH Verfahren zur Herstellung eines Feuchthaltemittels
CN1089245A (zh) 1992-03-25 1994-07-13 中国建筑材料科学研究院水泥科学研究所 用滑石或糖蜜作水泥助磨剂的方法
US5435845A (en) 1993-11-02 1995-07-25 Henkel Corporation Glucoheptonate compositions and methods
US5429675A (en) 1994-08-22 1995-07-04 W. R. Grace & Co.-Conn. Grinding aid composition and cement product
US5498709A (en) 1994-10-17 1996-03-12 Mcneil-Ppc, Inc. Production of sucralose without intermediate isolation of crystalline sucralose-6-ester
US5639319A (en) 1995-08-04 1997-06-17 Daly; Glendon C. Wheel with molasses ballast and method
US5641352A (en) * 1995-10-25 1997-06-24 W.R. Grace & Co.-Conn. Nitrogenous strength enhancers for portland cement
US5741471A (en) 1995-12-05 1998-04-21 Minerals Technologies Inc. Process for the preparation of discrete particles of calcium carbonate
ES2145509T3 (es) 1995-12-15 2000-07-01 Monsanto Co Procedimientos para mejorar el control reologico en sistemas cementosos.
GB9602084D0 (en) 1996-02-02 1996-04-03 Sandoz Ltd Improvements in or relating to organic compounds
CA2177298C (en) 1996-05-24 2009-04-07 Henghu Sun Systematic method for making shotcrete and the like cementitious compositions and such compositions
US5895116A (en) 1997-08-25 1999-04-20 W.R. Grace & Co. -Conn. Mobile admixture product manufacturing and delivery process and system
CN1168685C (zh) * 1997-10-01 2004-09-29 格雷斯公司 水硬性水泥组合物
TW416937B (en) 1997-10-01 2001-01-01 Grace W R & Co Improved processing additives for hydraulic cements
US6613138B2 (en) * 1997-12-22 2003-09-02 The National Lime And Stone Co. Manufactured granular substrate and method for producing the same
US6436310B1 (en) 1998-01-07 2002-08-20 Sears Petroleum & Transport Corporation Deicing solution
US6294143B1 (en) 1998-03-24 2001-09-25 Minerals Technologies Inc. Process for the preparation of discrete particles of calcium carbonate
US6090197A (en) 1998-05-08 2000-07-18 Gage Products, Inc. Method for recycling particulate waste material and product obtained thereby
ES2138933B1 (es) 1998-05-20 2000-09-16 Tolsa Sa Aditivo para materiales de construccion conglomerantes, composiciones que contienen el aditivo y uso del aditivo en materiales de construccion conglomerantes.
US6149834A (en) 1998-10-27 2000-11-21 The Dow Chemical Company Corrosion inhibited chloride salt de-icers
WO2000044487A1 (en) 1999-01-29 2000-08-03 W. R. Grace & Co.-Conn. Sugar derivative composition for modifying properties of cement and cementitious compositions and processes for manufacturing same
US6080330A (en) 1999-06-14 2000-06-27 Bloomer; Todd A. Anti-freezing and deicing composition and method
US6541545B1 (en) 1999-03-19 2003-04-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Grouting compositions
FR2791973B1 (fr) 1999-04-08 2001-07-27 Roquette Freres Adjuvants pour liants mineraux, a base d'un produit de deshydratation interne d'un sucre hydrogene, liants mineraux adjuvantes et leur procede de preparation
MX223902B (es) * 1999-06-15 2004-11-03 Grace W R & Co Cemento de alta resistencia inicial y aditivos para preparar el mismo.
AUPQ457099A0 (en) 1999-12-10 2000-01-13 James Hardie Research Pty Limited Lightweight wall construction
US6545068B1 (en) 2000-02-09 2003-04-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Grouting compositions
US6452001B2 (en) 2000-05-25 2002-09-17 Hoffmann-La Roche Inc. Diazapane derivatives useful as antagonists of neurokinin 1 receptor and methods for their formation
US6641661B1 (en) 2000-05-26 2003-11-04 W. R. Grace & Co.-Conn. High early strength cement and additives and methods for making the same
US6416574B1 (en) 2000-07-12 2002-07-09 Southern Ionica Incorporated Method and apparatus for recycling cement kiln dust
US6518223B2 (en) * 2000-08-14 2003-02-11 Grain Processing Corporation Drilling fluid, apparatus, and method
US6416684B1 (en) 2001-06-26 2002-07-09 Grain Processing Corp Anti-freezing and deicing composition and method
KR100448343B1 (ko) * 2001-11-06 2004-09-13 조석호 당밀 발효 부산물을 포함하는 콘크리트용 혼화제
AU2003218027B2 (en) 2002-03-13 2008-07-17 W.R. Grace & Co.-Conn Beneficiated water reducing compositions
EP1497241A4 (en) 2002-04-25 2009-07-29 Nippon Catalytic Chem Ind CEMENT MIXTURE AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME
AUPS232902A0 (en) 2002-05-15 2002-06-13 Cooney, David Patrick Admixture for and method of prepariing cementitious mixtures
US6641753B1 (en) 2002-07-22 2003-11-04 Todd A. Bloomer Anti-icing and deicing compositions and method
US6797050B2 (en) 2002-07-22 2004-09-28 A.E. Staley Manufacturing Co. Use of fermentation residues as flow-enhancing agents in cementitious materials
DE10241116A1 (de) 2002-09-03 2004-03-18 Amino Gmbh Verfahren zur Gewinnung von Uridin aus Melasse
ATE548341T1 (de) 2002-10-09 2012-03-15 Grace W R & Co Methode zum malen von zement enthaltend aminhaltige zementverarbeitungsadditive
US6800129B2 (en) 2003-01-30 2004-10-05 W. R. Grace & Co.-Conn. High solids pumpable cement additives
DE10319483A1 (de) 2003-04-30 2004-11-18 Brockhues Gmbh & Co. Kg Schnell zerfallendes Pigmentkonzentrat
TWI259831B (en) 2003-05-07 2006-08-11 Nippon Catalytic Chem Ind Cement admixture and cement admixture composite
WO2005054149A1 (en) 2003-12-01 2005-06-16 W. R. Grace & Co.-Conn Gluconate broth for cement and concrete admixture
WO2005076858A2 (en) 2004-02-04 2005-08-25 W.R. Grace & Co.-Conn. Liquid additive for intergrinding cement
JP2007537117A (ja) 2004-05-14 2007-12-20 オーストレリアン インダストリアル アディティブズ ピーティーワイ リミテット コンクリート流動化剤(減水剤)、及び、セメントクリンカ研削混和剤に使用するための、「モラスパース(Molassperse)」界面活性剤を生産するための糖蜜処理方法
AU2005254265B2 (en) 2004-06-21 2010-07-29 Sika Technology Ag Cement grinding aid
US7922811B2 (en) 2005-06-02 2011-04-12 W. R. Grace & Co.-Conn. Biomass-derived grinding aids
US7395861B2 (en) 2005-12-01 2008-07-08 Halliburton Energy Services, Inc. Methods of cementing subterranean formations using cement compositions comprising maltodextrin
US7435293B2 (en) 2005-12-01 2008-10-14 Halliburton Energy Services, Inc. Cement compositions comprising maltodextrin
US7303625B2 (en) 2005-12-01 2007-12-04 Halliburton Energy Services, Inc. Treatment fluids comprising chlorinated carbohydrates
US7422062B2 (en) 2005-12-01 2008-09-09 Halliburton Energy Services, Inc. Methods of treating subterranean formations using treatment fluids comprising chlorinated carbohydrates
US7892353B2 (en) 2006-03-21 2011-02-22 Nalco Company Glycerin by-products and methods of using same
US7699930B2 (en) 2006-11-21 2010-04-20 Lafarge North America Apparatus and method for feeding materials to a cement mill
US7473379B2 (en) * 2006-12-04 2009-01-06 Ossian, Inc. Processed raffinate material for enhancing melt value of de-icers
CN101318792B (zh) 2008-06-26 2012-05-09 袁玉乔 一种液体水泥助磨剂
CN101337788A (zh) 2008-08-08 2009-01-07 山东山水水泥集团有限公司 改性三乙醇胺及其制备方法和应用
WO2010062484A1 (en) * 2008-11-25 2010-06-03 W.R. Grace & Co. -Conn. Grinding aid with spent molasses concentrates
US7836954B2 (en) 2008-12-19 2010-11-23 Halliburton Energy Services. Inc. Cement compositions comprising stevia retarders
CN102115316A (zh) 2010-12-31 2011-07-06 枣庄市荣宝莱建材科技发展有限公司 增强型液体水泥助磨剂
EP2723695B1 (en) 2011-06-24 2017-01-04 Construction Research & Technology GmbH Cement additive
AU2012274110A1 (en) * 2011-06-24 2014-01-16 Construction Research & Technology Gmbh Cementitious composition and admixture
US9133509B2 (en) * 2012-03-22 2015-09-15 Lgc Genomics Limited Polymerase chain reaction detection system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018199056A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 花王株式会社 水硬性組成物用の添加剤
JP2018188349A (ja) * 2017-04-27 2018-11-29 花王株式会社 水硬性組成物用の添加剤

Also Published As

Publication number Publication date
US8460460B2 (en) 2013-06-11
US9133059B2 (en) 2015-09-15
CA2839385C (en) 2018-10-30
MX2013015260A (es) 2014-02-27
US20150068431A1 (en) 2015-03-12
MX344221B (es) 2016-12-07
US20150336847A1 (en) 2015-11-26
BR112013033388A2 (pt) 2017-01-24
WO2012175582A1 (en) 2012-12-27
EP2723694A1 (en) 2014-04-30
US20120325120A1 (en) 2012-12-27
CA2839385A1 (en) 2012-12-27
RU2014102107A (ru) 2015-08-10
AU2012274110A1 (en) 2014-01-16
ZA201400507B (en) 2016-01-27
US8920556B2 (en) 2014-12-30
US20130199416A1 (en) 2013-08-08
CN103635442A (zh) 2014-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014520062A (ja) セメント組成物及び混和材
KR840001611B1 (ko) 콘크리이트용 강도강화 혼합재조성물
CA3047341A1 (en) Use of quarry fines and/or limestone powder to reduce clinker content of cementitious compositions
JP2010535700A (ja) ドライキャストセメント組成物用レオロジー調整添加剤
US10730805B2 (en) Use of quarry fines and/or limestone powder to reduce clinker content of cementitious compositions
NL2008605C2 (en) Concrete and mortar pre-mixture.
Alsadey et al. Effect of superplasticizers to enhance the properties of concrete
DK2723695T3 (en) A cement
CN111943544A (zh) 一种塑性混凝土及其制备方法
EP2760805B1 (en) Method for the production of a building material
WO2019086489A1 (en) Corn steep liquor as an admixture for mineral suspensions
RU2375386C1 (ru) Способ получения водостойкого композиционного изделия (варианты) и композиционное изделие, полученное этим способом
Kapelko The possibility of adjusting concrete mixtures’ fluidity by means of superplasticizer SNF
RU2766326C1 (ru) Сырьевая смесь для изготовления бетона
CN113912346B (zh) 一种绿色环保型抹灰干混砂浆及其制备工艺
RU2552565C1 (ru) Комплексная добавка
RU2148041C1 (ru) Сухая цементная смесь
Olutaiwo et al. INFLUENCE OF AGRICULTURALLY BASED SCMS ON DIFFERENT TYPES OF COMMONLY USED CEMENT FOR CONCRETE WORKS IN SOUTHWEST NIGERIA
EP4355709A1 (en) Robust polycarboxylate with polyalkylene oxide-based sacrificial sidechain linkage as milling aid for cementitious materials

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150618

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20150731