JP2014519543A - 二量体酸性染料を含有するポリアミド及び羊毛のための酸性染料混合物 - Google Patents

二量体酸性染料を含有するポリアミド及び羊毛のための酸性染料混合物 Download PDF

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Abstract

本発明は、a)一般構造(A)を有する70〜95重量%の少なくとも1種の染料Aと、b)一般構造(B)を有する、5〜30重量%の少なくとも1種の染料Bとを含む、酸性染料混合物に関する。

Description

酸性染料は主として、羊毛、その他の獣毛、絹、及びポリアミドの染色のために使用される。このような繊維は化学特性から見た場合には類似している(ポリアミノカルボン酸)ものの、特に一方では羊毛及び獣毛と、他方ではポリアミド及び絹との間の物理的差異は極めて大きい。その結果、ポリアミドにおける酸性染料の特徴と、羊毛におけるそれとは異なる場合がある。これは例えば、
− 色調自体
− 光堅牢度(通常は羊毛におけるよりもポリアミドにおいて悪い)
− 構成(通常は羊毛におけるよりもポリアミドにおいて悪い)
− 湿潤堅牢性
である。
また、羊毛は染色時及びいくつかの仕上げ工程時に還元作用を有する。このことは、ポリアミドに適した数多くの酸性染料を染色時に「過剰煮沸(Verkochen)」させ、そして仕上げ時に色調変化を引き起こすことがある。
さらに、数多くの酸性染料が羊毛繊維の先端を、根元とは明らかに異なる状態で着色することが知られている。このことは、所定の助剤で不十分にしか修正することができない。しかし、羊毛テキスタイルの美しいファブリック外観のためには、根元と先端とが極めて良好に均等であることが前提条件である。従って、羊毛に美しいファブリック外観を得るためには、1製品中で複数の酸性染料がしばしば混合される。しかしながら、このような混合は、ポリアミドを染色する場合、中間複合色又は濃い複合色には適していない。それというのも、必要な混合成分のいくつかが僅かにしか構成されないことに起因して、種々様々な成分によるブロッキングが生じるからである。従って、ポリアミドにも羊毛にも、そして特に両繊維の混合体にも推奨される酸性染料混合物は極めて僅かでしかない。市場で知られている僅かな例は、ポリアミド/羊毛(カーペット糸)を染色するための湿潤堅牢性が低い「均染染料(Egalisierfarbstoffe)」である。羊毛及びポリアミドから成る衣料テキスタイルを染色するためには、とりわけ次のような青色成分、すなわち良好なファブリック外観を有するとともに羊毛にもポリアミドにも適しており、また黄色成分及び赤色成分とともに再現可能な複合色のために使用することができ、さらに必要な洗濯堅牢性、汗堅牢性、及びプロセス堅牢性を有する青色成分が欠けている。
今や驚くべきことに、後述の酸性染料混合物がポリアミド、羊毛、及びポリアミド/羊毛混合繊維に、良好な湿潤堅牢性を有する良好に再現可能な色をもたらすことが判った。
本発明の対象は、
酸性染料混合物であって、
a)一般構造(A)
[式中、
R1は、H、C1−C6−アルキルを意味し;そして
R2は、H、C1−C6−アルキルを意味する]
を有する、70〜95重量%、好ましくは80〜95重量%、特に好ましくは85〜90重量%の少なくとも1種の染料A、並びに、
b)一般構造(B)
[式中、
R3は、H、フェニルを意味し、フェニルは置換型又は無置換型であり;
R4は、H、スルホを意味し、
R5は、H、C1−C4−アルコキシを意味し、或いはR4及びR5が、隣接するC=C二重結合と一緒に無置換型又は置換型フェニル環を形成し、
R6は、H、スルホであり、
Mは、H、アルカリ金属、アンモニウム、又は単一負電荷である]
を有する、5〜30重量%、好ましくは5〜20重量%、特に好ましくは10〜15重量%の少なくとも1種の染料B
を含み、重量パーセントはそれぞれ、酸性染料混合物の総重量を基準とする、前記酸性染料混合物である。
式(B)中の正電荷は通常、分子中に含有されるスルホ基の負電荷によって、又は1アニオンの等価物、例えばCl-、1/2 SO4 2-によって中和される。
前記定義において、スルホは式SO3Mの残基を意味する。Mは好ましくは単一負電荷、水素、アルカリ金属、又はアンモニウムである。
前記定義において、アルカリ金属は好ましくはLi、Na、又はK、特にNaを意味する。
前記定義において、アンモニウムは好ましくはNH4 +、(C1−C4−アルキル)NH3 +を意味する。
前記定義において、「置換型(置換された)フェニル」又は「置換型(置換された)フェニル環」は好ましくは、C1−C4−アルキル、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、ヒドロキシ、スルホ、アミノ、又はニトロ基から選択された1つ又は2つ以上の置換基によって1回又は2回以上、好ましくは1回、2回又は3回置換されているフェニル残基を意味する。特に好ましい置換基は、メチル、Cl、アミノ、メトキシ、エトキシ、及びスルホである。
好ましい実施態様において、R1及びR2は互いに独立して、水素、又はメチルである。
好ましい実施態様において、R3は水素、無置換型フェニル、又はアミノ、スルホ及び/又はエトキシで置換されたフェニルである。
好ましい実施態様において、R5は水素又はメトキシを意味し、或いは同様に好ましい実施態様において、R4及びR5が、隣接するC=C二重結合と一緒に無置換型フェニル環又はスルホ基で置換されたフェニル環を形成する。
好ましいのは、R1及びR2がそれぞれ水素である、式(A)の染料である。
さらに好ましいのは、R1がメチルを意味し、そしてR2が水素を意味する、式(A)の染料である。
式(B)の好ましい染料は、
R3が無置換型フェニルを意味し、
R4及びR5が、隣接するC=C二重結合と一緒に、スルホ基で置換されたフェニル環を形成し、そして
R6が水素を意味し、そして
Mが前記のように定義されている、染料である。
式(B)のさらに好ましい染料は、
R3が水素又は無置換型フェニルを意味し、
R4が水素又はスルホを意味し、
R5が水素又はメトキシを意味し、そして
R6が水素又はスルホを意味し、そして
Mが前記のように定義されている、染料である。
式(B)のさらに好ましい染料は、
R3がアミノ、スルホ、及び/又はエトキシで置換されたフェニルを意味し、
R4が水素又はスルホを意味し、
R5が水素を意味し、そして
R6が水素を意味し、そして
Mが前記のように定義されている、染料である。
式(A)及び(B)の染料はそれ自体知られており、例えば:
Ullmann, 第6版, 10.1002/14356007. a02_355, 第1-68頁
Ullmann, 第6版, 10.1002/14356007. a03_213.pub3, 第1-42頁
に記載されているように、周知の方法に従って製造することができる。
本発明の更なる対象は、少なくとも1種の染料Aと少なくとも1種の染料Bとを、乾燥粉末、プレスケーキ、又は好ましくは水溶液の形態で、上記重量比で互いに混合することにより、前記酸性染料混合物を製造する方法である。染料A及びBは染浴内で初めて互いに混合することもできる。
本発明による染料混合物は、天然及び/又は合成ポリアミドから成る繊維含有材料に、青色調で染色及び/又は印刷を施すのに特に適している。本発明による染料混合物は、インクジェット印刷インクを製造し、そしてこのようなインクを用いて、天然及び/又は合成ポリアミド又はセルロース(例えば紙)から成る繊維含有材料に印刷を施すのにも適している。
本発明の更なる対象は、天然又は合成ポリアミド、又はこれらの混合物、例えばポリアミド/羊毛から成る繊維含有材料に染色及び/又は印刷を施すための、前記酸性染料混合物の使用である。
本発明の更なる対象は、インクジェット印刷インクを製造し、そして、天然又は合成ポリアミド又はこれらの繊維の混合織布、例えばナイロン/羊毛から成る繊維含有材料に印刷を施すためにこのようなインクジェット印刷インクを使用することである。
染色は、周知の方法、例えば連続法、引き抜き法(Ausziehverfahren)、泡染法(Schaumfaerbeverfahren)、及びインクジェット法に従って実施される。
好ましくは引き抜き法において30〜140℃の温度、特に好ましくは80〜120℃の温度、さらに特に好ましくは80〜100℃の温度、そして染液比1:3〜1:40で染色される。
被染色基体は、例えば糸、織布、編成品、又はカーペットの形態を成していてよい。フル・ファッション式(fully-fashioned)染色が、繊細な基体、例えばラムウール、カシミア、アルパカ、及びモヘア上でも極めて良好に行うことができる。特に、本発明による染料混合物は微繊度繊維(マイクロファイバー)の染色に適している。
本発明による染料混合物は周知の酸性染料との良好な相容性を示す。これに相応して、染料混合物は単独で染色法又は印刷法において使用することができ、或いは複合染色組成物又は複合印刷組成物中の青色成分として、同じクラスの別の酸性染料と一緒に、すなわち、同等の染料特性、例えば堅牢性及び染浴から基体への引き抜き速度を有する酸性染料と一緒に使用することもできる。本発明の染料は特に別の酸性染料と一緒に使用することができる。本発明による染料混合物が複合染色組成物又は複合印刷組成物中で別の酸性染料と一緒に使用されるその比率は、得ようとする色調によって決定される。
本発明による染料混合物は、高い堅牢性レベル、特に良好な光堅牢性、及び良好な湿潤堅牢性(洗濯、アルカリ性の汗)を得ようとする羊毛、絹、及び全てのタイプのナイロンの染色に特に適している。染料混合物は高い引き抜き速度を示す。染料混合物の構成可能性も極めて良好である。上記基体上のトーン・イン・トーンの染色は秀でた品質を示す。全ての染色はまた人工光下で一定のニュアンスを示す。なお、さらに言及するべきなのは、良好な耐デカタイジング性及び耐過剰煮沸性である。
本発明による染料混合物の決定的な利点は、これが無金属であり、そして羊毛及びポリアミドに一様な極めて均等な染色を提供することである。
本発明による染料混合物は、三色染色法又は三色印刷法における青色成分として使用することもできる。三色染色法又は三色印刷法のためには、通常の周知の染色法及び印刷法、例えば連続法、引き抜き法、泡染法、及びインクジェット法に遡ることができる。
本発明による方法で使用される三色染料混合物中の個々の染料成分の組成は所期色調に依存する。褐色の色調のためには、例えば20〜40重量%の黄色成分、40〜60重量%の橙色もしくは赤色成分、及び10〜20重量%の、青色成分としての本発明による酸性染料混合物を使用することができる。
下記実施例において、「部」は重量部を意味し、またパーセントの記載は重量パーセントを意味する。
実施例1a(PA染色):
2000部の水と、エトキシル化アミノプロピル脂肪酸アミドを基剤とする1部の弱カチオン活性の染料親和性の均染剤と、0.25部の次の染料混合物(9部の
及び、1〜2部の40%酢酸でpH5に調節された1部の
から成る)とから成る40℃の染浴に、100部のポリアミド6織布を加える。40℃で10分後に、染浴を1分当たり1℃の温度上昇で98℃まで加熱し、次いで45〜60分間にわたって沸騰温度にしておく。続いて、15分間以内に70℃まで冷却する。染色済ポリアミド織布を浴から取り出し、温水で、次いで冷水で濯ぎ、そして乾燥させる。結果として、良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性を示す、青色の均等なポリアミド染色が生じる。
実施例1b(羊毛染色):
4000部の水と、硫酸塩化されたエトキシル化脂肪酸アミドを基剤とする1部の両性の弱染料親和性の均染剤と、1〜2部の40%酢酸でpH5に調節された実施例1aの0.4部の染料混合物とから成る40℃の染浴に、100部の羊毛織布を加える。40℃で10分後に、染浴を1分当たり1℃の温度上昇で沸騰温度まで加熱し、次いで40〜60分間にわたって沸騰温度にしておく。続いて、20分間以内に70℃まで冷却する。染色済羊毛織布を浴から取り出し、温水で、次いで冷水で濯ぎ、そして乾燥させる。結果として、繊維内部(根元−先端)に優れた均等性を備え、良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性を有する青色の均等な羊毛染色が生じる。
実施例2〜18:
下記表に挙げた実施例2〜18を、染料B:染料Aの比1:9又は2:8で混合し、実施例1a及び1bと同様に染色のために使用する。本発明による染料混合物はそれぞれの基体(ポリアミド又は羊毛)上で、極めて良好な湿潤堅牢性及び光堅牢性とともに良好に再現可能な均等な染色をもたらす。
実施例19
2000部の水と、エトキシル化アミノプロピル脂肪酸アミドを基剤とする1部の弱カチオン活性の染料親和性の均染剤と、1〜2部の40%酢酸でpH5.5に調節された実施例1aの0.3部の染料混合物とから成る40℃の染浴に、100部のポリアミド6,6織布を加える。40℃で10分後に、染浴を1分当たり1.5℃の温度上昇で120℃まで加熱し、次いで15〜25分間にわたってこの温度にしておく。続いて、25分間以内に70℃まで冷却する。染色済ポリアミド6,6織布を染浴から取り出し、温水で、次いで冷水で濯ぎ、そして乾燥させる。結果として、良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性を有する、良好な均等性の青色ポリアミド染色が生じる。
実施例20
40部の実施例1aの染料混合物
100部の尿素
20部の、ブチルジグリコールを基剤とする非イオノゲン溶剤
15〜50部の酢酸(pH値を4に調節するため)
10部の、エトキシル化アミノプロピル脂肪酸アミドを基剤とする弱カチオン活性の染料親和性均染剤、及び
810〜815部の水(1000部のフーラード染液に補充)
から成る50℃の染液で、100部のポリアミド6織物をフーラード処理(foulardieren)する。このように含浸された織物を巻き取り、そして定着させるために、85〜98℃の飽和蒸気条件下の蒸気室内に3〜6時間にわたって滞留させておく。続いて、染色済織布を温水で、次いで冷水で濯ぎ、そして乾燥させる。良好な面均等性並びに良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性を有する青色のポリアミド染色が得られる。
実施例21
木綿、ポリアミド、又はポリエステルから成る合成基礎織布を有する、ポリアミド6のテキスタイル・ベロア面構造物を、
1000部中
1部の実施例1aの染色混合物
4部の、グアールガムエーテル(Kernmehlaether)を基剤とする市販の増粘剤
2部の、高級アルキルフェノールの非イオノゲン性エチレンオキシドアダクト
1部の60%酢酸
を含有する染液でフーラード処理する。
続いて、1000部中に次の成分を含有するペーストによって印刷を施す:
20部の、市販のアルコキシル化脂肪族アミン(置換生成物)
20部の、グアールガムエーテルを基剤とする市販の増粘剤。
印刷物を6分間にわたって飽和蒸気中に100℃で定着させ、濯ぎ、そして乾燥させる。均等に染色された、青色及び白色のパターンを有するカバー布地が得られる。
実施例22(三色染色)
2000部の水と、エトキシル化アミノプロピル脂肪酸アミドを基剤とする1部の弱カチオン活性の染料親和性の均染剤と、国際公開第2002/46318号パンフレットの実施例8に記載された0.2部の赤色染料と、1.5部の市販のC.I. アシッド・イエロー 236 (Nylosan(登録商標) Gelb F-L)製剤と、1〜2部の40%酢酸でpH5に調節された実施例1aの0.5部の青色染料混合物とから成る40℃の染浴に、100部のポリアミド6.6織布を加える。40℃で10分後に、染浴を1分当たり1℃の温度上昇で98℃まで加熱し、次いで45〜60分間にわたって沸騰温度にしておく。続いて、15分間以内に70℃まで冷却する。染色済織布を浴から取り出し、温水で、次いで冷水で濯ぎ、そして乾燥させる。結果として、良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性を示す均等なグレー色のポリアミド染色が生じる。
実施例23
3部の実施例1の染料混合物を82部の脱塩水及び15部のジエチレングリコール中に60℃で溶解する。室温に冷却した後、紙又はポリアミド・羊毛テキスタイル上へのインクジェット印刷に極めて適した青色印刷インクが得られる。
実施例10〜14を実施例2〜9の染料混合物で実施し、同等の良好な結果が得られる。
実施例24(羊毛/ポリアミド混合織布染色)
4000部の水と、硫酸塩化されたエトキシル化脂肪酸アミドを基剤とする1部の両性の弱染料親和性の均染剤と、1〜2部の40%酢酸でpH5に調節された実施例1aの0.4部の染料混合物とから成る40℃の染浴に、100部の羊毛/ポリアミド混合織布を加える。40℃で10分後に、染浴を1分当たり1℃の温度上昇で沸騰温度まで加熱し、次いで40〜60分間にわたって沸騰温度にしておく。続いて、20分間以内に70℃まで冷却する。染色済羊毛/ポリアミド混合織布を浴から取り出し、温水で、次いで冷水で濯ぎ、そして乾燥させる。結果として、羊毛繊維内部(根元−先端)の優れた均等性と、ポリアミド・羊毛繊維上の同じニュアンスとを備えるとともに、良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性を有する青色の均等な羊毛/ポリアミド混合織布染色が生じる。
比較例25(三色染色)
4000部の水
2部のC.I.アシッド・オレンジ67
1部のC.I.アシッド・レッド336、及び
3部のOptilan(登録商標) Blau MF-GL
から成る40℃の染浴を形成し、そして実施例1aと同様のポリアミド6織布を染色する。染色結果は再現性が悪く(ブロッキング)、湿潤堅牢性も悪い。
これに対して羊毛においては、良好な湿潤堅牢性を有する良好な染色が達成される。
比較例26(三色染色)
4000部の水
2部のC.I.アシッド・オレンジ67
1部のC.I.アシッド・レッド336、及び
3部のアシッド・ブルー350
から成る40℃の染浴を形成し、そして実施例1bと同様の羊毛織布を染色する。不安定なファブリック外観が生じる。
これに対してポリアミド6においては、良好な湿潤堅牢性及び良好に再現可能な染色が達成される。
実施例27(三色染色)
4000部の水
2部のC.I.アシッド・オレンジ67
1部のC.I.アシッド・レッド336、及び
3部の、実施例1〜9のうちのそれぞれ1つの本発明による染料混合物
から成る40℃の染浴を形成する。
ポリアミドにおいては、良好な湿潤堅牢性とともに良好な、再現可能な染色が達成される。羊毛においても、良好な湿潤堅牢性とともに極めて美しいファブリック外観が生じる。

Claims (13)

  1. 酸性染料混合物であって、
    a) 一般構造(A)
    [式中、
    R1は、H、C1−C6−アルキルを意味し;そして
    R2は、H、C1−C6−アルキルを意味する]
    を有する、70〜95重量%の少なくとも1種の染料A、並びに、
    b)一般構造(B)
    [式中、
    R3は、H、フェニルを意味し、フェニルは置換型又は無置換型であり;
    R4は、H、スルホを意味し、
    R5は、H、C1−C4−アルコキシを意味し、或いはR4及びR5が、隣接するC=C二重結合と一緒に無置換型又は置換型フェニル環を形成し、
    R6は、H、スルホを意味し、
    Mは、H、アルカリ金属、アンモニウム、又は単一負電荷を意味する]
    を有する、5〜30重量%の少なくとも1種の染料B
    を含み、
    重量パーセントはそれぞれ、酸性染料混合物の総重量を基準とする、前記酸性染料混合物。
  2. 80〜95重量%の、少なくとも1種の式(A)の染料Aと、5〜20重量%の、少なくとも1種の式(B)の染料Bとを含む、請求項1に記載の酸性染料混合物。
  3. 85〜90重量%の、少なくとも1種の式(A)の染料Aと、10〜15重量%の、少なくとも1種の式(B)の染料Bとを含む、請求項1又は2に記載の酸性染料混合物。
  4. R1及びR2は互いに独立して、水素、又はメチルであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸性染料混合物。
  5. R3は水素、無置換型フェニル、又はアミノ、スルホ及び/又はエトキシで置換されたフェニルであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸性染料混合物。
  6. R5は水素又はメトキシを意味することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の酸性染料混合物。
  7. 式(B)の染料中、
    R3は無置換型フェニルを意味し、
    R4及びR5は、隣接するC=C二重結合と一緒に、スルホ基で置換されたフェニル環を形成し、そして
    R6は水素を意味する、
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の酸性染料混合物。
  8. 式(B)の染料中、
    R3は水素又は無置換型フェニルを意味し、
    R4は水素又はスルホを意味し、
    R5は水素又はメトキシを意味し、そして
    R6は水素又はスルホを意味する、
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の酸性染料混合物。
  9. 式(B)の染料中、
    R3はアミノ、スルホ、及び/又はエトキシで置換されたフェニルを意味し、
    R4は水素又はスルホを意味し、
    R5は水素を意味し、そして
    R6は水素を意味する、
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の酸性染料混合物。
  10. 少なくとも1種の染料Aと少なくとも1種の染料Bとを互いに混合することによる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の酸性染料混合物の製造方法。
  11. 天然又は合成ポリアミド、又はこれらの混合物から成る繊維含有材料に染色及び/又は印刷を施すための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の酸性染料混合物の使用。
  12. 該繊維材料は、羊毛、絹、合成アミド、又はこれらの混合物から成っていることを特徴とする、請求項11に記載の使用。
  13. 三色染色法又は三色印刷法における青色成分としての、請求項11又は12に記載の使用。
JP2014515091A 2011-06-16 2012-06-13 二量体酸性染料を含有するポリアミド及び羊毛のための酸性染料混合物 Pending JP2014519543A (ja)

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