JP2014518979A - 冷却通路を有するスチールピストンおよびその構成方法 - Google Patents

冷却通路を有するスチールピストンおよびその構成方法 Download PDF

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Abstract

ピストンおよび構成方法が提供される。ピストンは、底部に固定される頂部を含む。頂部は最上面を有し、環状の内側および外側上接合面がそこから垂下している。底部は、ピンボア軸に沿って互いと整列されるピンボアを有する1対のピンボスと、1対の上向きに延在する環状の内側および外側下接合面と、燃焼皿壁とを有する。内側および外側溶接接合部は、内側および外側上接合面と下接合面とを互いに固定する。環状冷却通路が上接合面と下接合面との間に横方向に形成される。頂部を底部に接合する内側溶接接合部が燃焼皿壁内に位置し、ピストンの圧縮高さを最小限にするように構成される。

Description

発明の背景
1.技術分野
本発明は一般的に内燃機関に関し、より特定的にはピストンおよびその構成方法に関する。
2.関連技術
エンジン製造者は、燃費の改良、オイル消費の低減、燃料系の改良、シリンダボア内の圧縮荷重の増大、ピストンを通して失われる熱の低減、摩擦損失の低減、エンジン重量の低減、およびエンジンのさらなる小型化を含むがそれらに限定されない、エンジンの効率および性能を改良するという増大する要求に遭遇している。これらの目標を達成するため、ピストンの大きさおよびそれらの圧縮高さを低減する必要がある。しかし、燃焼室内の圧縮荷重を増大させることが望ましい一方で、ピストンを作動可能限界内に維持することが依然として必要である。したがって、燃焼室内で圧縮荷重を増大することが望ましいものの、これらの「増大」によって、圧縮高さおよびしたがって全体的なエンジンの大きさを低減できる度合が限定されてしまうという兼ね合いが存在する。さらに、ピストンに加わる機械的および熱的荷重の増大がそれらがスチール製であることを要件とするために、エンジン重量を低減できる度合が損なわれてしまう。
本発明に従って構成されるピストンは、以下の開示内容を読んで添付の図面を参照すると当業者に明らかになるように、上述の公知のピストン構成の不利点および他の不利点を克服する。
発明の要約
この発明に従って構成されるピストンはスチールから構成され、これにより、ピストンに、近代的な高性能エンジンで見られるものなどのシリンダボア内の増大した圧縮荷重に耐える向上した強度および耐久性を与える。さらに、ピストンの新規の構成により、ピストンの圧縮高さ(CH)および重量を最小化することができ、これによりピストンが配備されるエンジンをより小型化および軽量化することができる。
発明の1つの局面に従うと、内燃機関のためのピストンは、ピストン上部と、ピストン下部とを含み、少なくともピストン下部は鉄系材料で作製され、ピストン下部は、ピンボア軸に沿って整列される関連付けられたピンボアで形成される1対のピンボスを有し、ピストン下部は、ピンボスと一体として、かつ同一材料で形成される1対のピストンスカート部をさらに含み、ピストン上部および下部は各々、環状外側壁および環状内側壁を含み、環状外側壁および内側壁は、径方向に互いに間隔を空けられており、各内側壁と外側壁との間の流路部を提供し、ピストン上部の内側壁および外側壁は、内側および外側溶接接合部に亘ってピストン下部のそれぞれの内側壁および外側壁に恒久的に接合されており、互いに接合された内側壁および外側壁によって与えられる2つの側壁と、ピストン上部によって形成される環状頂部壁と、ピストン下部によって形成される底部壁とを有する環状冷却通路を自身同士の間に規定し、互いに接合されたピストン上部および下部は、互いに接合された内側壁の内側面によって一部を規定される燃焼皿を含み、ピストン下部の内側壁の径方向内側に延在する燃焼皿のほぼドーム形状の底部壁をさらに含み、内側溶接接合部は燃焼皿に露出しており、互いに接合されたピストンの部分は、ピンボスの底縁から頂部壁の頂面まで測定されるピストン高さ寸法PHを含み、互いに接合されたピストンの部分は、ピンボア軸から頂部壁の頂面まで測定される圧縮高さ寸法CHを含み、互いに接合されたピストンの部分は、頂部壁の外径として測定されるピストン直径PDを含み、Dは約103mmに等しく、CHは約40mmに等しく、CH/PHの比は約2/3に等しい。
発明の別の局面に従うと、最上面を有する頂部を含むピストンが構成され、環状の内側および外側上接合面が最上面から垂下している。ピストンはさらに、ピンボア軸に沿って互いと整列される1対の横方向に間隔を空けられたピンボアを設ける1対のピンボスを有し、かつ別個のそれぞれの内側および外側溶接接合部によって内側および外側上接合面に接合される1対の上向きに延在する環状の内側および外側下接合面を有する底部をさらに含み、環状冷却通路が上接合面と下接合面との間に横方向に延在している。底部は最上面の下に引込められた燃焼皿壁を有し、燃焼皿壁は、上側頂点と上側頂点の下にある下側頂点との間に延在する厚みを有し、環状の谷部が上側頂点および下側頂点を取囲み、燃焼皿壁の厚みは実質的に一定である。
発明の別の局面に従うと、最上面を有する頂部を含むピストンが構成され、環状の内側および外側上接合面が最上面から垂下している。ピストンは、ピンボア軸に沿って軸方向に整列される1対の横方向に間隔を空けられたピンボアを設ける1対のピンボスを有し、かつ別個のそれぞれの内側および外側溶接接合部によって内側および外側上接合面に接合される1対の上向きに延在する環状の内側および外側下接合面を有する底部をさらに含み、環状冷却通路が上接合面と下接合面との間に形成される。頂部および底部が外径を有するピストンヘッド領域を形成し、ピストンの圧縮高さは頂部の最上面とピンボア軸との間に延在する。圧縮高さはピストン外径の約38%から45%の間の範囲に亘る。
発明の別の局面に従うと、内燃機関のためのピストンは、径方向に間隔を空けられた内側および外側接合面を有するピストン上部と、径方向に間隔を空けられた接合面を有し、鉄系材料で作製されるピストン下部と、内側および外側溶接接合部とを含み、内側および外側溶接接合部は、ピストン上部および下部の内側および外側接合面をそれぞれ恒久的に接合しており、自身同士の間に冷却通路と、冷却通路の内側の、ピストンの頂部に開口する燃焼皿とを規定し、内側溶接接合部は、冷却通路と燃焼皿との間に延在し、ピストン下部は、1対のピンボスおよび共通のピンボア軸に沿って整列される関連付けられたピンボアと、ピンボスと一体として同一材料で形成される1対のスカート部とを含み、ピストンは、ピストン外径PDを有する頂面と、ピンボア軸からピストンの頂面までの距離として測定される圧縮高さCHとを有し、CHはPDの38%から45%である。
このようなピストンの利点は、非常に頑丈であるが小型のピストンを、通常は高耐久性のピストン適用例に関連付けられるより大型の冷却ピストンの性能利点のすべてを有するがより小さなエンジンで使用するために小さなパッケージサイズで製造可できることである。
本発明のこれらおよび他の局面、特徴および利点は、現在の好ましい実施形態および最良の態様の以下の詳細な説明、添付の請求項ならびに添付図面に関連して考慮されるとより容易に認識されるであろう。
発明の1つの局面に従って構成されるピストンの部分断面斜視図である。 図1のピストンの側面図である。 ピストンの長手方向中心軸をほぼ通りかつそのピンボア軸を横断するようにとられた、図1のピストンの断面側面図である 図3と同じ軸にほぼ沿ってとられた、図1のピストンの底部の断面側面図である。 ピンボア軸にほぼ沿ってとられた図1のピストンの断面側面図である。 図4と同じ軸にほぼ沿ってとられた、図1のピストンの底部の断面側面図である。 図1のピストンの底面図である。 発明の別の局面に従って構成されるピストンの図1と同様の図である。 ピストンの長手方向中心軸をほぼ通りかつそのピンボア軸を横断するようにとられた、図6のピストンの断面側面図である。 図7と同じ軸にほぼ沿ってとられた、図6のピストンの底部の断面側面図である。 ピンボア軸にほぼ沿ってとられた、図6のピストンの断面側面図である。 図8と同じ軸にほぼ沿ってとられた、図6のピストンの底部の断面側面図である。 図6のピストンの底部の上面図である。 ピストンの長手方向中心軸をほぼ通りかつそのピンボア軸を横断するようにとられた、発明の別の局面に従って構成されるピストンの断面側面図である。 ピンボア軸にほぼ沿ってとられた図10のピストンの断面側面図である。 図10のピストンの底面図である。 図10のピストンの上面図である。 発明の代替実施形態の上面図である。 図14の線15−15にほぼ沿ってとられた断面図である。 図14の線16−16にほぼ沿ってとられた断面図である。 図14のピストンの底面図である。
現在好ましい実施形態の詳細な説明
図面をより詳細に参照して、図1は、たとえば近代的な小型高性能車両エンジンなどの内燃機関のシリンダボアまたはチャンバ(図示せず)中の往復運動のための、発明の1つの現在好ましい実施形態に従って構成されるピストン10の部分断面斜視図である。ピストン10は、まず別個の部品として作製され、その後何らかの形態の溶接接合(すなわち、誘導溶接、摩擦溶接、ろう付け接合、電荷担体光線、レーザ、抵抗など)にわたってヘッド領域14内で互いに接合される少なくとも2つの別個の片からなる本体12を有する。2つの部品は底部16および頂部18を含む。本明細書中での「頂」、「底」、「上」、および「下」の参照は、使用の際にピストン10が往復する鉛直長手方向中心ピストン軸Aに沿って向けられるピストンに対するものである。これは便宜上のものであり、限定するものではない。なぜなら、ピストンはある角度または純粋に鉛直方向以外に設置されて動作し得ることが可能だからである。ピストン10の少なくとも底部16はインベストメント鋳造プロセスなどでスチールからニアネットシェイプに鋳造される。ピストン10の頂部18も底部16とは別個の片としてスチールから作製されてもよい。底部および頂部16,18を構成するのに用いられる材料(すなわちスチール合金)は、特定のエンジン適用例でのピストン10の要件に依存して、同じ(たとえばSAE4140グレード)であってもまたは異なってもよい。頂部18は鋳造されてもよく、原料から機械加工されてもよく、任意の数のプロセスで焼結され、鍛造され、または作られてもよい。スチールから構成される底部および頂部16,18は、ピストン10に、シリンダボア内の増大する圧縮荷重に耐える改良された強度および耐久性を与え、それらの新規の構成により、ピストン10の重量および圧縮高さ(CH)を最小限にし、これによりピストン10が配備されるエンジンはより軽量化を達成しより小型化され得る。
図1、図3、および図4に示されるように、ピストン10のヘッド領域14は、頂部壁20の最上燃焼面下に引込められる環状燃焼皿22を取囲む環状頂部壁20を有する。燃焼皿22は壁24によって境界確定され、壁24は、底面30とも称される下にあるクラウン下面と上面28との間に延在する均一または一定の厚みを有する中心に位置する薄い壁の底部または床26を含む。燃焼皿22の輪郭は上面28によって形成され、上面28は、ピストン10の中心軸Aに沿って同軸に位置し得るかまたは図6〜図9に関連して以下にさらに論じるものなどのようなピストン中心軸Aに対して径方向にオフセットされ得る上側頂点または中心ピーク32を設けるように輪郭付けされて示される。燃焼皿壁24の輪郭は、ピーク32に関連して同心であるようにかつ燃焼皿24の最も低い部分を形成するように示される、ピーク32を取囲む環状の谷部34も設ける。床26の厚みはピストンヘッド外径の約2.5%から4.0%の範囲に亘って一定または実質的に一定であるので、底面30は燃焼皿上面28の輪郭に従うかまたは実質的に従う。このように、盛り上がった下側頂点またはピーク36は上側頂点32の直下にあるように形成されて、接続ロッド(図示せず)の、スモールエンドとも称されるリストピン端を収容する最大限利用可能な空間を設ける。これにより、接続ロッドのスモールエンドの大きさが増大して、往復の際にピストンに向上した誘導および安定性を与えることができる。
図3Aおよび図4Aに最もよく示されるように、ピストン10の底部16は、燃焼皿22の床26およびしたがってピーク32と谷部34との両者を含むように作製される。再び図1、図3、および図4を参照して、燃焼皿22はさらに、谷部34に近い燃焼皿22の床26からヘッド領域14の頂部壁20へ上向きに延在しこれらを取囲む周囲の環状の直立した側壁38を含む。燃焼皿側壁38は一部をピストン10の底部16によっておよび一部を頂部18によって形成される。これにより、側壁38は、底部16によって設けられる下側側壁部分37(図3Aおよび図4A)と、頂部18によって設けられる上側側壁部分39(図1、図3、および図4)とを含む。燃焼皿上側側壁部分39の最上領域は全体が頂部18によって形成される燃焼皿22の環状の径方向内向きに突出する縁またはリム40を設け、これにより燃焼皿22の側壁38は下部が切られて、ピストン10の頂部18に環状の内曲空洞42を設ける。環状の下側および上側側壁部分37,39は各々、ピストン10の構成において互いに溶接される下側および上側端接合面41,43をそれぞれ有する。下側端接合面41は、一例としておよび限定されずに、燃焼皿床26の下にあるピーク36と同一平面にまたは実質的に同一平面にあるものとして示され、これにより中心ピーク32は下側端接合面41の平面上方に延在する。
ピストン10のヘッド領域14は、ピストン10の環状外側壁46中に形成される環状リングベルト44をさらに含む。外側壁46は頂部壁20から下向きに延在し、外側壁46の上側部分はピストン10の頂部18によって設けられ、外側壁の残余の底部分は底部16によって設けられる。外側壁46の上側部分は頂部壁20から環状の外側上接合面47へ垂下する一方で、外側壁46の下側部分は環状の外側下接合面49へ上向きに延在する。リングベルト44の上側部分はピストン10の頂部18内の外側壁46の上側部分の中に形成されるものとして示され、リングベルト44の下側部分はピストン10の底部16内の外側壁46の底部分の中に形成されるものとして示される。リングベルト40は、ピストンリング(図示せず)を通常の態様で受ける複数の外側環状リング溝45を有する。示されるリング溝45はピストンヘッド領域14の頂部壁20に隣接する最上リング溝を含み、最上リング溝は、頂部18と底部16との間で、その全体が頂部18内に形成可能であるかまたはその全体が底部16内に形成可能であり、最上リング溝45はコンプレッションリング(図示せず)を受けるように設けられる。さらに、最上リング溝45下の1対の下側リング溝45が示され、1対の下側リング溝45は、中間ワイパーリングおよび最下オイルリング(いずれも図示せず)を受けるなど、好ましくは底部16中に形成される。またさらに、底部(第4の)環状溝または凹部45′が最下オイルリング溝45の下に形成され、環状凹部45′は主に軽量化特徴として「鋳放し」で形成される。
ピストン10のヘッド領域14は、リングベルト44の下方端から中心軸Aに向けて径方向内向きに延在する環状底部壁48をさらに含む。底部壁48は全体が底部16の材料から形成される。底部壁48は、燃焼皿22の側壁38の径方向内向きに、燃焼皿22の床26の中へと遷移領域51に亘って径方向内向きに遷移する。
ヘッド領域14の環状底部壁48は頂部壁20から中心軸Aに沿って軸方向に整列して間隔を空けられ、リングベルト44の外側壁46は内側燃焼皿側壁38から径方向外向きに間隔を空けられる。これにより、長手方向断面に示されるように、これらの壁48,20,46,38はピストンヘッド領域14内の実質的に囲い込まれた、周方向に連続したオイル通路50を結合する環状のトロイド形状の箱構造を形成する。オイル通路50の上側領域はピストン10の頂部18によって形成され、オイル通路50の下側領域はピストン10の底部16によって形成される。オイル通路50の、床48とも称される底部壁は、ピストン10の底に向けて開いている少なくとも1つの給油口または入口52で形成され、ピストン10が設置されるべきディーゼルエンジンの動作の際にオイルジェットからなどの供給源(図示せず)から冷却オイルの流れを導入するためのオイル通路50と直接に流体連通している。ピストンの底部12が鋳造(たとえばインベストメント鋳造)によって作製される場合、オイル入口52は、後で機械加工作業によって形成されるよりもむしろ「鋳込」特徴として形成されてもよい。底部壁48は、ピストン10の底部へ開いており、かつ動作の際に通路50からエンジンのクランク室の中に戻るようにオイルを排出するためにオイル通路50と開放流体連通している少なくとも1つのオイル排出孔または出口54も含んでもよい。少なくとも1つのオイル排出孔54は同様に底部ピストン部16の「鋳込」特徴であってもよい。入口および出口48,50を底部16に直接に鋳造することによって、これらを形成する二次または下流プロセスを避けることが好ましいが、所望により機械加工または他のやり方でそれらを加工することもできる。さらに、底部壁48は、側壁38の少なくとも一部の下に径方向内向きに延在して燃焼皿22に対する冷却通路50内のオイルの冷却効果を最大限にするオイル通路50の環状内曲部分55を設ける環状下側切取り領域を設けるように、「鋳放し」で形成することができる。
底部16はさらに、頂部18から垂下するように構成される1対のピンボス56を含む。ピンボス56は各々、スチール構成を考慮すると好ましくはブッシュのないピンボア58を有し、ピンボア58は中心長手方向軸Aを横断して延在するピンボア軸Bに沿って同軸に互いから間隔を空けられる。ピンボア58は各々、最上正接平面57と正接して延在する最上面と、最下正接平面59と正接して延在する最下面とを有し、正接平面57,59は互いに平行にかつ中心軸Aを横断するように延在する。ピンボス56は、底部16と一体の材料片として形成され、およびしたがってピンボス56と一体の材料片として一体的に形成されるスカートパネル60とも称されるスカート部分に接合される。
スカートパネル60は、それらの長手方向に延在する側面61に沿って、窓を介して、支柱部分62とも称されるピンボス56に直接に接合され、これによりスカートパネル60はピンボス56の対向側面に亘って互いと正反対に配置される。開口部63を有する支柱部分62のうち1つ以上を形成することができ、開口部63は中心軸Aに沿ってほぼ長さ方向に延在する細長い弧状の楕円またはほぼピーナッツ形状の開口部として示される。開口部63は好ましくは底部16によって「鋳放し」で形成されるが、さらなる軽量化のために、所望により、鋳造後にそれらを機械加工または加工することができる。
スカートパネル60は中央領域65に亘ってそれぞれの側面61同士の間に延在する凸状の外側面を有し、外側面は、ピストンがシリンダボアを通って往復運動する際にピストン10を所望の向きに維持するようにシリンダボアの壁と滑らかに嵌り合って協働するように輪郭付けされる。ピストンヘッド外径の約2.0%から3.0%の間の範囲に亘る厚みを有するスカートパネル60が構成される。図5に最もよく示されるように、シリンダライナに対するスカート接触圧の向上したスカート剛性および均一性を与えるため、かつシリンダライナ内の往復の際のピストンの向上した誘導を与えるため、スカートパネル60の外側端縁61は中央領域65よりも僅かに分厚く、これによりスカートパネル60はそれぞれのスカートパネル60の一方側面61から反対側面61に延在する連続した壁厚み変化を有する。側面61は同じまたは実質的に同じ厚みである一方で、中央領域65は側面61に対して約5%減少した厚みを有する。このように、スカートパネルの外側面は一定のまたは実質的に一定の曲率半径を有する一方で、スカートパネル60の内側面は異なる曲率半径を有する。
スカートパネル60は各々、それらの上側端で接合され、リングベルト44の下側部分と一体として形成され(たとえば鋳造)、スカート上側端と最下リング溝45との間に環状の凹部45′が延在する。スカートパネル60は、リングベルト44から下向きにピンボア58の最下正接平面59の下に間隔を空けられる底部または下方端64へ中心軸Aと長手方向にほぼ平行に延在する。ピンボス56のうち少なくとも1つは、製造の際に用いられる平らな基準面68を設けるように、ピンボス56の底部から下向きに突出する基準点パッド66で形成される。基準面60はスカートパネル60の下方端64と同一平面にある。
ピストン10の別個に作られた頂部および底部18,16を統合する溶接接合部70は、底部16の径方向内側の環状下接合面41を頂部18の径方向内側の環状上接合面43に溶接すると、燃焼皿22の少なくとも側壁38を通って延在する。このように、溶接接合部70は、谷部34の上方ならびに燃焼皿22の中心ピーク32およびリム40の下方で、燃焼皿22に向けて開いている。溶接接合部70は、それ自体が燃焼皿22の谷部34の下に間隔を空けられる下方壁48によって形成されるオイル通路の最下方部分の上方に軸方向にも間隔を空けられる。
燃焼皿側壁38を通って延在する溶接接合部70に加えて、溶接接合部72がヘッド領域14中の少なくとも1つの他の壁を通って延在する。図示されるように、溶接接合部72はピストン10の外側リングベルト44を通って延在してもよい。リングベルト溶接接合部72の場所は、リングベルト44の長さに沿ったいずれの点であってもよい。図示されるように、リングベルト溶接接合部72は、燃焼室側壁38中の溶接接合部70と同じ、中心軸Aを横断するように延在する平面に存在してもよい。ピストン10の底部16はこのように、リングベルト44の径方向外側の上向きに面する予め接合された下接合面74を含んでもよく、頂部18はこのように、リングベルト40の径方向外側の下向きに面する予め接合された上接合面76を含んでもよい。関連付けられた下接合面および上接合面41,43;74,76は誘導溶接、摩擦溶接、抵抗溶接、電荷担体光線、電子ビーム溶接、ろう付け、はんだ付け、高温または低温拡散などの選択された接合プロセスによって統合されてもよい。
ピストン10は、ピストンヘッド外径が約75mmから105mmの範囲に亘る、軽量で近代的な高性能車両ディーゼルエンジン適用例で用いられるように適合される。スチール製であるが、ピストン10は、その薄壁設計により、アルミニウムピストンおよびアルミニウムピストンアセンブリで用いられる関連付けられた挿入ピンボアブッシングなどの質量を考慮すると、そのアルミニウム対応物よりも軽くないとしても同程度の軽さである。スチールピストン10は、そのアルミニウム対応ピストン(すなわち20〜30%より小さい)よりも、中心ピンボア軸Bと頂部壁20との間に延在する距離として規定される圧縮高さCHも大幅に小さくなっている。匹敵する重量およびより小さいCHにより、エンジンは、燃焼皿壁24のピンボア軸Bと下にあるピーク36との間に設けられる増大した利用可能な空間を考慮すると、より小さくされより小型化される、または接続ロッドがより長くなるとともにより拡大されたスモールエンドを有することができ、これにより動作の際ピストンに対する側面荷重を低減することができる。
言及したように、スチールピストン10の圧縮高さCHは非常に短い。大型車両用ディーゼルエンジン適用例に典型的なオイル冷却通路を有する先行技術の2個組のピストンと比較して、ピンボス56およびしたがってそれらの関連付けられたピンボア58はピストン本体12中でより高くなる(ピストンは軸方向により小型である)ことが認められるであろう。図示されるピストン10は、圧縮高さCH対ピストンヘッド領域外径の比が約40.9%である。さらに、ピンボア軸Bから燃焼皿側壁溶接接合部70までの距離が約27mmである。比較すると、同様の適用例用のアルミニウムピストンは、CH対ピストンヘッド領域外径比が約20〜30%だけより大きくなるであろう。
発明の別の局面に従って構成されるピストン110を図6に示し、同様の特徴を同定するのに、以上で用いたものと100だけ異なる同じ参照番号を用いる。
頂部118に溶接された底部116を有するピストン110は以上で論じたピストン10と同様であるが、底部116と頂部118との間に形成されるオイル通路の底部分50′の構成の相違により、圧縮高さCHをさらに小さくすることができる。特に、底部116内のオイル通路の底部分50′の構成が変更されるが、頂部118中のオイル通路の部分は同じままである。対称に連続した環状構成を有するオイル通路が形成されるよりもむしろ、底部116内のオイル通路の底部分50′は、起伏する床148(図9)を有して作製される。床148は、図7および図7Aに示されるようにスカートパネル160から径方向内向きに中心ピンボア軸Bを横切って正反対の領域に亘って同じまたは同様の深さを保持するが、床148は、図8および図8Aに示されるように横方向に間隔を空けられたピンボス156に亘って延在する領域では中心長手方向軸Aに対して滑らかに起伏する態様で高くなっている。このように、ピンボス156中に形成されるピンボア158は底部116内で軸方向に上向きに移動可能であり、これにより中心ピンボア軸Bを軸方向にピストン110の頂部壁120に近付けられる。したがって、中心ピンボア軸Bから頂部壁120に向けて測定されるCHがさらに低減されて、これによりエンジンをさらにより小型化することができる。
図10〜図13に示されるように、発明の別の局面に従って構成されるピストン210が示され、同様の特徴を同定するのに、以上で用いたものと200だけ異なる同じ参照番号を用いる。
頂部218に溶接された底部216を有するピストン210は以上で論じたピストン10と同様であるが、長手方向中心軸Aの周りに同心に構成された燃焼皿を有するよりもむしろ、燃焼皿222はピストン210の長手方向中心軸Aに対して径方向にオフセットされるため、燃焼皿222は長手方向中心軸Aに対して非同心である。このように、径方向にオフセットされた燃焼皿222に均一な冷却を与えるため、冷却通路250はピストン10の冷却通路50と比較して変更されている。ピストン10の頂部18と同様に、頂部218は、長手方向中心軸Aの周りで同心でありかつ環状に対称である冷却通路250の上側部分を含むが、底部216は長手方向中心軸Aに対して非同心に径方向にオフセットされかつ環状に非対称でもある冷却通路250の下方部を含む。非対称構成の理由は、ピストン210を軽量化するためであり、非同心構成の理由は燃焼皿222の壁224に対称に均一な一定の周方向厚みを与えるためである。このように、冷却は燃焼皿222の周りで均一にされる。
冷却通路250に関して論じた相違点に加えて、図10および図12に示されるように、拡大された弧状のピーナッツ形状の構成を有する「鋳放し」オイル入口252が形作られる。これは面積が増大した標的を設け、これを通して、傾斜したオイルジェット(図示せず)がオイルを冷却通路250中に噴射することができる。拡大された大きさの開口部を有する入口252に加えて、底部216中にオイル偏向板78が「鋳放し」で設けられて、偏向板78の両側に噴射されたオイルを冷却通路250の両側を通って流れるように均一に偏向する。偏向板78は、オイル入口252のほぼ中間点を径方向に横切って延在してオイル入口252を実質的に二股に分ける。偏向板78は形状がほぼ三角形であり、偏向板78の頂点79は入口252に隣接して下向きに面し、偏向板78の対向側面80は冷却通路250の中へ上向きに分かれている。このように、噴射されたオイルは対向する分かれる側面に向かって偏向されて、オイル入口252と正反対に「鋳放し」で形成されたオイル出口254へほぼ等しい容積で冷却通路250を通って流れる。このように、均一な厚みの非同心の壁224が均一に冷却され、ピストン210には低減された全体的な重量が与えられる。
図14〜図17は本発明の別の実施形態を示す。ピストン上部302およびピストン下部304を有するピストン300が示される。少なくともピストン下部304は鉄系材料で作製される。部分302,304の両者が鉄系材料で作製されてもよい。両部分302,304は、同一または異なるグレード(たとえばSAE4140)のスチールで作製されてもよい。
下部304は、共通のピンボア軸Aに沿って整列される関連付けられたピンボア308で形成される1対のピンボス306を含む。下部304は、ピンボス306と一体として、かつ同一材料で形成される1対のスカート部パネル310をさらに含む。
上部302および下部304は各々、外側環状壁312,314および内側環状壁316,318をそれぞれ含む。上部302の外側壁312および内側壁316は壁同士の間の流路部320を提供し、下部304の外側壁314および内側壁318も壁同士の間の関連付けられた流路部322を提供する。
ピストン上部および下部302,304の内側壁316,316および外側壁320,322は、それぞれの内側溶接接合部324および外側溶接接合部326に亘って恒久的に接合されており、互いに接合された内側壁および外側壁によって提供される2つの側壁を有する環状冷却通路328と、ピストン上部302の一部として形成される環状頂部壁330と、ピストン下部304の一部として形成される底部壁332とを自身同士の間に規定する。
ピストン300は燃焼皿334をさらに含み、燃焼皿334は、互いに接合された内側壁の径方向内側面によって一部を規定され、ピストン下部304の内側壁の径方向内向きに延在し、かつピストン下部304と一体として同一材料で作られるほぼドーム形状の底壁336によって一部を規定される。
内側溶接接合部324は燃焼皿334に露出する。換言すれば、内側溶接接合部324の場所は、内側溶接接合部324が自身の内側限界において燃焼皿面334で終結し、自身の外側限界において冷却通路328の径方向内側壁で終結するようなものである。内側溶接接合部324は頂部壁330の下方に間隔を空けられているが、外側溶接接合部326の上方に間隔を空けられている。溶接接合部324,326の一方または両方が摩擦溶接接合部であってもよい。
ピストン300は、ピンボス306の底縁から頂部壁330の頂面338まで測定される寸法であるピストン高さPHを有する。ピストン300は、頂部壁330の外径として測定されるピストン直径PDをさらに含む。ピストン300は、ピンボア軸Aから頂面338までの距離として測定される圧縮高さCHをさらに有する。本実施形態によると、CHが約40mmに等しく、Dが約103mmに等しく、CH/PHの比が約2/3である場合に、特定の小型で頑丈なピストンが達成される。CHは、PDの38%から45%である。
外側壁312,314の外側面は、リング346,348,350を収容する複数のリング溝340,342および344で形成される。図15および図16に最もよく示されるように、冷却通路328は最上リング溝340および最下リング溝344の上方および下方の両方に延在する。これにより、高度な冷却能力が非常に小型のピストンに与えられる。
冷却通路328の下側の径方向に最も内側の角部352は燃焼皿334の下部を切取り、これによって角部352は燃焼皿334の径方向に最も外側の領域354を越えて径方向内向きに延在する。これにより、皿334の向上した冷却が与えられる。下側角部352はさらに、冷却通路328の上側の径方向に最も内側の角部356の径方向内側に延在し、これにより、通路は頂部よりも底部の方が幅広である。さらに、小型設計における最適な冷却のために、最も外側の領域354が通路328の下側および上側角部352と356との間に長手方向にかつ径方向に存在する。内側および外側溶接接合部324,326も、冷却通路328の下側および上側角部352と356との間に長手方向に存在する。
図14、図16および図17に示されるように、ピストンは中心長手方向軸Bを含み、ピンボアは長手方向軸Cを含む。軸Cは軸Aを横切る。軸Cはさらに軸Aに平行であるが、軸Aから横方向にオフセットされる。本実施形態におけるこのオフセット距離は、約0.5mmである。ピンボアは、反スラスト側よりもスラスト側に近づくようにオフセットされる。
図15に最もよく示されるように、ピンボス306は、自身の長さに沿って(角部の丸み付けの逃げ以外)実質的に平面の内側面358を有する。面358は、固定された単一の角度で頂部から底部に向かう方向において互いに分かれる。ピンボス306は自身の頂部で壁336および床332内へと1つになる。ピンボス306は、頂部で狭窄したり細くなったりすることなく、底部から頂部に向かって一定に増大する幅を有する。ピンボス306同士の間の頂部の空間360は、冷却通路328の底部壁332の上方に、かつ燃焼皿334の最下領域362の上方に延在する。これは、ピストンの小型設計に貢献する。
底部壁332は、通路328からオイルを導入および排出するための1対の開口部364,366で形成される。
ピストンスカート部310はグラファイトでコーティングされ、ピンボア308はブッシングを有さず、リン酸マンガンでコーティングされる。
上記教示に照らして本発明の多数の修正例および変形例が可能であることが明らかである。したがって、添付の請求項の範囲内で、具体的に記載されたもの以外の態様で発明が実践されてもよいことが理解されるべきである。

Claims (18)

  1. 内燃機関のためのピストンであって、
    ピストン上部と、
    ピストン下部とを備え、少なくとも前記ピストン下部は鉄系材料で作製され、前記ピストン下部は、ピンボア軸に沿って整列される関連付けられたピンボアで形成される1対のピンボスを有し、前記ピストン下部は、前記ピンボスと一体として、かつ同一材料で形成される1対のピストンスカート部をさらに含み、
    前記ピストン上部および下部は各々、環状外側壁および環状内側壁を含み、前記環状外側壁および内側壁は、径方向に互いに間隔を空けられており、各前記内側壁と外側壁との間の流路部を提供し、前記ピストン上部の前記内側壁および外側壁は、内側および外側溶接接合部に亘って前記ピストン下部のそれぞれの前記内側壁および外側壁に恒久的に接合されており、互いに接合された前記内側壁および外側壁によって与えられる2つの側壁と、前記ピストン上部によって形成される環状頂部壁と、前記ピストン下部によって形成される底部壁とを有する環状冷却通路を自身同士の間に規定し、
    互いに接合された前記ピストン上部および下部は、互いに接合された前記内側壁の内側面によって一部を規定される燃焼皿を含み、前記ピストン下部の前記内側壁の径方向内側に延在する前記燃焼皿のほぼドーム形状の底部壁をさらに含み、
    前記内側溶接接合部は前記燃焼皿に露出しており、
    互いに接合された前記ピストンの部分は、前記ピンボスの底縁から前記頂部壁の頂面まで測定されるピストン高さ寸法PHを含み、
    互いに接合された前記ピストンの部分は、前記ピンボア軸から前記頂部壁の前記頂面まで測定される圧縮高さ寸法CHを含み、
    互いに接合された前記ピストンの部分は、前記頂部壁の外径として測定されるピストン直径PDを含み、
    Dは約103mmに等しく、CHは約40mmに等しく、CH/PHの比は約2/3に等しい、ピストン。
  2. 前記ピストン上部および下部はスチールで作製される、請求項1に記載のピストン。
  3. 前記溶接接合部は摩擦溶接接合部である、請求項1に記載のピストン。
  4. 前記ピストン上部および下部の前記外側壁の外側面は複数のリング溝で形成され、前記冷却通路は前記複数のリング溝の上方および下方の両方に延在する、請求項1に記載のピストン。
  5. 前記内側溶接接合部は、前記外側溶接接合部の上方に間隔を空けられる、請求項1に記載のピストン。
  6. 互いに接合された前記ピストン上部および下部は中心長手方向ピストン軸を含み、前記ピンボアは、前記ピストン軸に平行であるが横方向にオフセットされた長手方向ピン軸を含む、請求項1に記載のピストン。
  7. 前記オフセットは約0.5mmである、請求項6に記載のピストン。
  8. 前記ピンボアはリン酸マンガンでコーティングされ、インサート軸受またはブッシングを有しない、請求項1に記載のピストン。
  9. 前記スカート部はグラファイトでコーティングされる、請求項8に記載のピストン。
  10. 前記ピンボスは、自身の長さに沿って実質的に平面であり、かつ断面で見ると頂部から底部に向かって固定された単一の角度で互いに別れる内側面を有する、請求項1に記載のピストン。
  11. 前記ピンボス同士の間の間隔は、前記通路の前記底部壁の上方に、かつ前記燃焼皿の最下領域の上方に延在する、請求項10に記載のピストン。
  12. 前記冷却通路の下側の径方向に最も内側の角部は、前記燃焼皿の径方向に最も外側の領域を越えて径方向内向きに延在する、請求項1に記載のピストン。
  13. 前記冷却通路の下側の前記角部は、前記冷却通路の上側の径方向に最も内側の角部を越えて径方向内向きに延在する、請求項12に記載のピストン。
  14. 前記燃焼皿の径方向に最も外側の領域は、前記冷却通路の下側および上側の前記角部同士の間に径方向に存在する、請求項13に記載のピストン。
  15. 前記内側溶接接合部は、前記冷却通路の上側および下側の前記角部同士の間に存在する、請求項14に記載のピストン。
  16. 前記外側溶接接合部は、前記内側溶接接合部の下方に存在する、請求項15に記載のピストン。
  17. 前記冷却通路に冷却オイルを導入し、かつ前記冷却通路から冷却オイルを取出すための前記冷却通路への開放通路を提供する1対の開口部を前記底部壁に備える、請求項1に記載のピストン。
  18. 内燃機関のためのピストンであって、
    径方向に間隔を空けられた内側および外側接合面を有するピストン上部と、
    径方向に間隔を空けられた接合面を有し、鉄系材料で作製されるピストン下部と、
    内側および外側溶接接合部とを備え、前記内側および外側溶接接合部は、前記ピストン上部および下部の前記内側および外側接合面をそれぞれ恒久的に接合しており、自身同士の間に冷却通路と、前記冷却通路の内側の、前記ピストンの頂部に開口する燃焼皿とを規定し、
    前記内側溶接接合部は、前記冷却通路と前記燃焼皿との間に延在し、
    前記ピストン下部は、1対のピンボスおよび共通のピンボア軸に沿って整列される関連付けられたピンボアと、前記ピンボスと一体として同一材料で形成される1対のスカート部とを含み、
    前記ピストンは、ピストン外径PDを有する頂面と、前記ピンボア軸から前記ピストンの前記頂面までの距離として測定される圧縮高さCHとを有し、CHはPDの38%から45%である、ピストン。
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