JP2014518148A - 果実又は野菜パルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器 - Google Patents

果実又は野菜パルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器 Download PDF

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Abstract

本発明は、果実又は野菜パルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器に関するものである。該咀嚼型分離器はハウジング21と、ハウジング21内の内壁43と、ハウジング21内に回転可能に取り付けられたオーガ22,71と、オーガ22,71の外側表面39,86と内壁43との間に画定されて、パルプ及びジュースを受入する空洞46と、空洞46から分離されたジュース通路44とを有する。内壁43には空洞46とジュース通路44との間に延びる長尺な開口52が形成されている。従って、オーガ22,71が長軸の周りに回転されてパルプ及びジュースを空洞46に沿って押しやると、空洞46内のジュースは開口52を介してジュース通路44へと流される。

Description

本発明は、果実又は野菜パルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器に関する。
果実又は野菜等の食品用のジューサは、パルプからジュースを分離するためのものとして良く知られている。このような装置は、健康的及び味覚的利点により非常に人気がある。ジューサの主要な形態の1つは、咀嚼型ジューサである。
1つの咀嚼型ジューサが図1に示されている。斯かるジューサ1はハウジング2を有し、このハウジング2は該ハウジング2内に回転可能に取り付けられた電動オーガ3を備えている。オーガ3は外側表面4を有し、該外側表面は周囲に延びる螺旋状ネジ山又はブレード5を備えている。円錐状の漉し器(篩)6がハウジング2内に配置され、該漉し器はハウジング2の内側表面7から隔てられて、該漉し器6とハウジング2との間にジュース通路8を画定している。ジュース吐出口9が上記ジュース通路8から当該ハウジング2を経て延在している。オーガ3は、円錐状漉し器6内に配置されると共に、該漉し器6内において自身の長軸の周りで回転可能となっている。ハウジング2の一端10は開放されてパルプ排出口11を形成する一方、果実又は野菜投入口12が当該ハウジング2を経て形成され、果実又は野菜が当該ジューサに挿入されるのを可能にしている。
ユーザが投入口12を介して果実又は野菜をハウジング2内に挿入すると、該果実又は野菜はハウジング内側表面7とオーガ3との間に取り込まれる。オーガ3は手動ハンドル又はモータ(図示略)により自身の長軸の周りでゆっくりと回転され、上記果実又は野菜は螺旋状ブレード5により破砕される。破砕された果実又は野菜はハウジング2に沿って漉し器6の方向に押しやられ、該破砕された果実又は野菜に付与される圧力は、当該ハウジングに沿って押しやられるにつれ、円錐状漉し器6とオーガ3との間に形成されるチェンバ13の面積が、該漉し器がハウジング2の開放端10に向かって収束するにつれて減少することにより増加する。従って、当該ジュースは漉し器6に形成された孔を介してジュース通路8内へ、そしてジュース吐出口9の外へと流される。この場合、前記パルプは開放端10において当該ハウジング2からパルプ排出口11を介して排出される。
しかしながら、咀嚼型ジューサの1つの問題は、ユーザにとり清掃するのが困難であると共に時間が掛かるということである。特に、パルプの繊維が漉し器の目に詰まり、従ってユーザは漉し器を手でブラシを掛けて清掃しなければならない。
従って、本発明の目的は、上述した問題を実質的に軽減又は克服する、果実又は野菜パルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器を提供することである。
本発明によれば、果実又は野菜パルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器が提供され、該分離器はハウジングと、該ハウジング内の内壁と、該ハウジング内に回転可能に取り付けられたオーガと、該オーガの外側表面と上記内壁との間に画定されてパルプ及びジュースを取り込む空洞と、該空洞から分離されたジュース通路とを有し、前記内壁には上記空洞と上記ジュース通路との間に延びる長尺の開口が形成され、前記オーガが該オーガの長軸の周りに回転されてパルプ及びジュースを前記空洞に沿って押しやる場合に、該空洞内のジュースは上記開口を介して上記ジュース通路に流される。
上記構成は、果実又は野菜パルプからジュースが漉し器の必要性なしに抽出されることを可能にする。このことは、咀嚼型分離器の構成を簡略化すると共に、咀嚼型分離器を清掃するのを一層容易にさせる。
有利には、前記内壁は円錐状とする。
この構成の効果は、前記空洞に沿った圧力の増加を生じさせることである。
好都合には、前記長尺の開口は前記内壁の周に沿って延在する。
従って、前記チェンバからのジュースの流れは、当該本体の周り全体にわたって可能となる。
前記ハウジングの一端にはパルプ排出口が形成され、前記オーガはパルプ及びジュースを該パルプ排出口に向かって押しやるように構成される。
この構成の1つの利点は、パルプが上記チェンバから容易に導かれるということである。
好都合には、前記開口は上記パルプ排出口からは隔てられる。
この構成の利点は、良好なジュース抽出効率を保証するということである。
一実施態様において、上記開口は前記内壁における上記パルプ排出口に対向する端部の近くに配置される。
この構成の利点は、最大量のジュースがパルプから抽出されることを保証することである。
前記内壁は第1部分と第2部分とを有し、これら第1及び第2部分は前記開口に沿って分離可能である。
この構成の効果は、上記開口が容易に清掃されることを可能にすると共に、該開口に繊維が引っ掛かるのを防止することである。
上記第1部分は前記ハウジング内に取り外し可能に収容することができる。
この構成は、接近可能性を改善することにより上記内壁の第1部分及び上記開口の清掃を助ける。
一実施態様において、前記第2部分は前記ハウジング内に取り外し可能に収容することができる。
この構成は、上記内壁の第2部分の清掃を助ける。
他の実施態様において、上記第2部分は前記ハウジングと一体に形成される。
第2部分が上記ハウジングと一体に形成されることは、部品の数を低減し、当該咀嚼型分離器の組立を簡単にすることができる。
前記第1部分は、上記第2部分の対向する端面から離隔されて前記開口を形成するような端面を有することができる。
上記構成の利点は、当該咀嚼型分離器の組立が簡略化されることである。
当該咀嚼型分離器は、更に、上記第1部分の端面を上記第2部分の対向する端面から離隔させるように構成されたスペーサ手段を有することができる。
この構成の1つの利点は、一定した(consistent)開口の間隙が維持されることを保証することである。
有利には、上記スペーサ手段は上記の対向する端面の一方から突出し、第1部分を第2部分から離隔させるために対向する端面に当接する。従って、これらの対向する端面の間に一貫した開口間隙が形成される。
好都合には、前記ジュース通路は、前記内壁と前記ハウジングとの間に形成される。
当該咀嚼型分離器は、更に、上記ハウジングを表面上で支持する基部(ベース)を有することができ、その場合、前記オーガの長軸は当該ジューサが配置される表面に対して或る角度で延在するように構成される。
オーガが当該ジューサが配置される表面に対して或る角度で延在するように構成される利点は、果実又は野菜を当該咀嚼型分離器を介して供給すると共に、ジュースが前記ハウジングから流れるために重力が用いられることを可能にすることである。
有利には、上記オーガの長軸は、上記ベースが配置される表面に対して垂直に、該ベースから直立するように構成される。
上記オーガが垂直に延びる軸の周りに回転するように配置される利点は、当該咀嚼型分離器により必要とされるスペースを減少させることである。
本発明の他の態様によれば、パルプから果実又は野菜ジュースを抽出するジューサであって、上述した構成による咀嚼型分離器を有するジューサが提供される。
本発明の他の態様によれば、果実又は野菜パルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器が提供され、該咀嚼型分離器はベースを備えた本体と、該本体内に回転軸の周りに回転可能に取り付けられたオーガとを有し、上記ベースは水平な表面上で上記本体を支持するように構成され、上記オーガの回転軸は上記ベースに対して斜めの角度で延在するように構成される。
上記構成によれば、果実又は野菜の投入口の寸法を最大にすることができる。更に、果実又は野菜をオーガに向かって押しやる必要性なしに該果実又は野菜をオーガへと供給する自己供給型構成を設けることができる。
上記オーガの周りに延在する上記本体の側壁に、果実又は野菜投入口として作用する開口を形成することができ、かくして、果実又は野菜を上記オーガに供給することができ、少なくとも該投入口が形成された上記側壁の部分はオーガの回転軸に対して斜めの角度で延在する。
従って、上記開口の面積は最大にすることができる。
上記オーガは細切断部分と圧縮部分とを有することができる。
従って、上記オーガが果実又は野菜を細かく切断すると共に、該果実又は野菜を圧縮することができる。
上記開口は、上記細切断部分に面するように構成することができる。
従って、該開口を介して供給された果実又は野菜は上記細切断部分に導かれる。
前記ハウジングは、更に、果実又は野菜を上記開口に供給するように構成された細長い通路を有することができ、該細長い通路の長軸は上記オーガの回転軸に対して斜めの角度で延びることができる。
上記細切断部分の切断刃は当該オーガの回転軸に対して斜めの角度で延びることができる。
前記ベースはベース面により定めることができる。
該ベースは、互いに隔てられた2以上の表面部分により定めることもできる。これらベース表面は足部であり得る。
前記本体は上記ベースを定めるベースユニット及び該ベースユニットに取り付け可能なハウジングを有することができる。
前記オーガは、上記ハウジングにより形成されるチェンバ内に格納することができる。
上記チェンバは長尺のものとすることができ、各端部に向かって収束し得る。
上記ハウジングは、互いに分離可能な第1及び第2部分を有することができる。
上記構成は、ハウジング及びオーガが容易に清掃されることを可能にする。
上記第1部分はジュース吐出口を有することができる一方、上記第2部分は第1及び第2部分が互いに取り付けられた場合に上記ジュース吐出口上に延在するように構成された漉し器を有することができる。
上記構成は、漉し器が容易に清掃されることを可能にする。
当該咀嚼型分離器は、更に、ハウジングと、該ハウジング内の内壁と、前記オーガの外側表面と上記内壁との間に画定されてパルプ及びジュースを受け入れる空洞と、該空洞から分離されたジュース通路とを有し、上記内壁には上記空洞と上記ジュース通路との間に延びる細長い開口が形成され、上記オーガが長軸の周りに回転されてパルプ及びジュースを上記空洞に沿って押しやる場合に、該空洞内のジュースが上記開口を介してジュース通路へ流されるようにする。
本発明は豆乳メーカに関連して適用することもでき、その場合、該豆乳メーカは大豆パルプから豆乳を分離する咀嚼型分離器を有し、該分離器はハウジングと、該ハウジング内の内壁と、該ハウジング内に回転可能に取り付けられたオーガと、該オーガの外側表面と上記内壁との間に画定されて大豆パルプ及び豆乳を受け入れる空洞と、該空洞から分離された豆乳通路とを有し、上記内壁には上記空洞と上記豆乳通路との間に延びる細長い開口が形成され、上記オーガが長軸の周りに回転されて大豆パルプ及び豆乳を上記空洞に沿って押しやる場合に、該空洞内の豆乳が上記開口を介して豆乳通路へ流されるようにする。
ジューサに関係する本発明の如何なる実施態様も、豆乳製造の分野に適用することができる。
本発明の上記及び他の態様は、後述する実施態様から明らかとなり、斯かる実施態様を参照して解説されるであろう。
図1は、パルプから果実又は野菜ジュースを分離する従来の咀嚼型分離器の概略断面図を示す。 図2は、本発明の一実施態様によるパルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器の概略断面図を示す。 図3は、本発明の他の実施態様によるパルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器の概略断面図を示す。 図4は、本発明の他の実施態様によるパルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器の概略断面図を示す。 図5は、本発明の他の実施態様によるパルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器の概略斜視図を示す。 図6は、図5に示す咀嚼型分離器の概略分解斜視図を示す。 図7は、図5に示す咀嚼型分離器のハウジングの部分的に切除された概略斜視図を、オーガが取り外された状態で示す。 図8は、図5に示す咀嚼型分離器の概略側断面図を示す。
以下、本発明の実施態様を、添付図面を参照して例示としてのみ説明する。
ここで図2を参照すると、パルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型ジューサとして働く咀嚼型分離器20が示されており、該咀嚼型分離器はハウジング21と、該ハウジング内に配置された回転可能なオーガ(錐体)22を有している。
上記ハウジング内には上記の回転可能なオーガ22を収容するチェンバ23が形成されている。該ハウジング21はチェンバ23への接近を可能にするために前部24及び後部25に分離可能となっており、従って下記から明らかとなるように、清掃するためにオーガ22をハウジング21から取り外すことが可能である。
チェンバ23は円錐状部分23a及び円柱状部分23bを有している。ハウジング21の前端は開放状態で、後に明らかとなるように当該ハウジング21からパルプが排出されるパルプ排出口26を形成している。該パルプ排出口26は端壁27に形成され、チェンバ23とハウジング21外部との間を連通させる。当該ハウジングの後部25により形成された後壁29を貫通して円柱状の孔28が形成されており、該孔28を介して前記回転可能なオーガ22を駆動するためのシャフト30が延びている。
通路33がハウジング21の上端に形成され、該ハウジング21の後端の近傍においてチェンバ23と連通して、該チェンバ23に果実又は野菜を挿入する投入口33として作用する。同様に、後に明らかとなるようにパイプ34がハウジング21の下端から延びてジュース吐出口35を形成しており、該パイプは前記円錐部分23aと円柱部分23bとの間の接合部の近傍においてチェンバ23と連通している。
オーガ22は、円錐部36aと該円錐部36aの端部から延びる円柱部36bとを備えた本体36を有している。シャフト30は該本体36に固定され、該本体36の後端37から当該オーガ22の長軸に沿って延びている。シャフト30はモータ(図示略)により通常の方法で駆動され、かくして、該シャフト30、従ってオーガ22は上記モータが動作されると回転される。螺旋状のネジ山又は刃(ブレード)38が上記本体36の外側表面の周囲に後端37から前端40へと延在している。この実施態様において、螺旋状ブレード38の自由縁42は、オーガ本体36の該オーガ本体の長さ方向に沿う外側表面39から等距離で隔てられているが、ブレード38の高さはオーガ本体の長さに沿って変化することもできることが理解される。
ハウジング21内には内壁43が配置されている。該内壁43はチェンバ23内に取り外し可能に収容され、ハウジング21の前端から該チェンバ23の円錐状部分23aに沿って延在する。内壁43はハウジング21内のチェンバ23を、該内壁43とハウジング21の内側表面45との間に画定されるジュース通路44、及び該内壁43とオーガ本体36の外側表面39との間に画定される空洞46に分割する。内壁43の前端47は前記端壁27と当接して該端壁との密閉部を形成する一方、周に沿って外方に延びるフランジ48が該内壁43の後端に形成され、ハウジング21の内側表面45に当接して該ハウジングとの流体密閉部を形成している。
ジュース通路44は内壁43を囲んで周方向に延在し、前記ジュース吐出口35と流体的に連通する。
内壁43は第1部分49及び第2部分50を有している。これら第1及び第2部分49、50の各々は、チェンバ23に取り外し可能に収容されるインサート(挿入体)であり、これらは一緒になって内壁43を形成する。長尺の開口52は、第1及び第2部分49及び50の間に形成され、内壁43に沿ってアーチ状に延在する。この実施態様において、該長尺開口52は内壁43の周方向に且つ該内壁43を内側表面53から外側表面54へと貫通して延び、従って空洞46はジュース通路44と流体的に連通する。内壁43の内側表面53は平面状であり、開口52を除いて、該内面を貫通して形成される如何なる孔も有さない。
内壁43の第1部分49は平面状の端面55を有し、該端面55は、第1及び第2部分49、50がハウジング21内に収容された場合に、第2部分50の平面状端面56と隔てて隣接される。
スペーサエレメント57が上記第1部分の端面55から直立している。該スペーサエレメント57は、後に明らかとなるように、該第1部分の端面55を第2部分の端面56から隔てるための離隔手段として作用する。該スペーサエレメント57は端面55に沿って規則的間隔で配置される。これらスペーサエレメントは、この実施態様では、第1部分の端面55から直立すると共に第2部分の端面56に当接するが、該スペーサエレメントは第2部分の端面56から直立して第1部分の端面55に当接してもよいことが理解される。代わりに、上記第1部分は第2部分から当該ハウジングから直立する肩部により隔てることもできる。
上記スペーサエレメント57の1以上は、当該エレメントから突出して第2部分の端面56に形成された対応する位置決め凹部を受け入れる位置決めキー58を有し、第1及び第2部分49、50を互いに正しく位置決めする。
内壁43の第1部分49は概ね円錐状である。長手方向に延在する複数のリブ59が第1部分49の外側表面54から放射方向に延びると共に該第1部分49の周囲で隔てられ、ハウジング21の内側表面45に当接すると共に該ハウジング21内で第1部分49を位置決めする。従って、上記第1部分の外側表面54はハウジング21の内側表面45から隔てられてジュース通路44を画定する。前記フランジ48は第1部分49の前記端面55とは反対側の端部において該第1部分49を囲んで周方向に延在する一方、該フランジ48の先端縁60はハウジング21の内側表面45と当接して該ハウジングに対する密閉部を形成する。このような密閉構成は、ハウジング21と内壁43との間及びジュース通路44へのパルプの流れを防止することが理解される。フランジ48は該フランジの先端縁60から当該内壁の内側表面53へと収束する傾斜面62を有し、ジュース及びパルプを空洞46へ流し込む。
内壁43の第2部分50は、円錐状であって、前記第1部分49と平行に延びている。該第2部分は、ハウジング21内において第1部分49と該ハウジング21の端壁27との間に配置されると共に、当該内壁の周方向に延びる前端部47を形成しており、該前端部は上記端壁27に当接して該端壁に対して密閉する。長手方向に延在するリブ63が、該第2部分50の外側表面54から放射方向に延びると共に該第2部分50の周囲において隔てられる一方、ハウジング21の内側表面45に当接して該第2部分50をハウジング21内で位置決めしている。
上記第1及び第2部分49、50がハウジング21内に配置されて互いに位置決めされると、当該内壁43の斯かる2つの部分の対向する端面55、56は、周方向には平行に延びるが互いからは隔てられるようになされる。前記スペーサ手段57が第1及び第2部分49、50の間に均一な間隔を維持するので、開口52は周方向に沿って均一な間隔を有する。本実施態様において、対向する端面55及び56の間の最小ギャップにより決定される開口52の最小幅は約0.3mmである。もっとも、該開口52の幅は、例えば、該開口の幅は0.1mmであり得る等のように、変化させることもできる。
上記の対向する端面55及び56は周方向には平行に延びるが互いからは隔てられているように図示されているが、断面(図2に示されるような)において対向する端面55及び56の間の開口52のギャップの幅は、該開口52の入口と該開口52の外側出口との間で放射方向において変化し、かくして、該開口52の幅が放射方向において該開口52の入口から出口に向かって増加し又は減少するようにしてもよい。放射方向において上記入口から出口に向かっての開口52の幅は、線形的に又は非線形的に収束又は発散してもよく、従って、該開口の幅の斯様な断面での増加又は減少は、線形又は非線形数学関数及び連続又は不連続数学関数を有し得ることが分かる。他の例において、該開口は断面が迷路(ラビリンス)的構成を有する。
図には示されていないが、他の実施態様では、第1及び第2部分49及び50の内側エッジの一方又は両方は内壁43の内側表面53及び前記端面55、56に対し或る角度で傾斜されて、開口52の当該内壁43に沿って周方向に延びる収束する口部を形成する。斯かる漏斗状の口部の利点は、該口部がパルプ繊維を開口52に向かって収束させ、かくして脱水濾過処理の効率を増加させることである。
当該ジュース分離器が組み立てられる際に、内壁43はハウジング21内に収容されると共に、ジュース通路44が画定されるように定位置に位置決めされ、オーガ22がハウジング21内に収容されて、前記空洞が画定される。該オーガ22は上記ハウジング内に回転可能に取り付けられる一方、シャフト30は該ハウジング21の後端から延びて、モータ(図示略)又は手で操作されるハンドル(図示略)に接続される。
次いでユーザは、当該ジュース分離器を回転体22が前記モータにより駆動されるように操作するか、又は手動で前記ハンドルを回転し、その結果としてオーガ22は当該ハウジング内で該オーガの長軸の周りに回転する。
オーガ22の外側表面39は、該オーガ22の長軸に沿って、前記内壁43の内側表面53からは隔てられてはいるが該内側表面に対して平行に延びている。従って、該オーガ22と内壁43との間の間隙は一定のままである。しかしながら、他の実施態様では、オーガ22と内壁43との間の間隙は、例えばオーガ22の外側表面39が内壁43の内側表面53に向かって収束することにより、変化することもできる。前記螺旋状ブレード38の自由縁42は内壁43に隣接して位置する。
果実又は野菜は、ハウジング21の上端に形成された通路31を介してハウジング21内に挿入され、オーガ22上に導かれる。果実又は野菜は、該果実又は野菜に作用するオーガ22の螺旋状ブレード38の回転動作により該オーガ22とハウジング21との間において圧搾され、該挿入された果実又は野菜を、混ざり合ったパルプ及びジュースへと破砕する。オーガ22が回転されるにつれて、上記螺旋状ブレード38は該混ざり合った果実又は野菜をハウジング21に沿ってオーガ22と内壁43との間の空洞46内へと押しやる。該混ざり合ったパルプ及びジュースは、前記フランジの傾斜面62により空洞46内へと導かれる。
オーガ22が回転し続けると、混ざり合ったパルプ及びジュースは空洞46に沿ってパルプ排出口26へと押しやられる。しかしながら、オーガ22と内壁43との間のギャップの幅は一定のままであるものの、空洞46の半径は該オーガ22の長軸に沿ってパルプ排出口に向かう方向に減少することが分かる。従って、上記軸に垂直な空洞46の断面積及びオーガ22の長軸に沿ってハウジング21の前端に向かう該空洞46の容積は減少する。この結果、空洞46内のパルプ及びジュースに印加される圧力は、該パルプ及びジュースがオーガ22の螺旋状ブレード38により該空洞46に沿って押しやられるにつれて増加する。従って、パルプはハウジング21の開放端に向かって上記パルプ排出口を経て空洞46から排出されるように常に押しやられるが、該空洞46内の増加する圧力がジュースを前記開口52に向かって反対方向に流れさせると共に、該開口を介して前記ジュース通路44へと放射方向に流れるようにさせる。
従って、漉し器の必要性は取り除かれ、当該咀嚼型分離器の構成は従来の咀嚼型ジューサと比較して簡略化される。
オーガ22が回転され続けるにつれて、パルプはパルプ排出口に向かって押しやられ続け、当該ハウジングから排出される。同様に、ジュースは空洞46に沿ってパルプとは反対方向に開口52へと流される。そして、該ジュースはジュース通路44に流れ込み、次いでハウジング21の基部のジュース吐出口35を介して容易に流れ収集される。パルプは周方向に延びる該開口52を経て流れることは妨げられるが、ジュースは該開口52に沿って上記パルプを介してジュース吐出口35へと流れることができる。従って、パルプ及びジュースは互いから分離される。
所望の量のジュースが得られたなら、オーガ22の回転は停止される。そして、ハウジング21の後部25は該ハウジング21の前部24から分離されてチェンバ23への接近を可能にし、次いで、オーガ22はハウジング21から取り外される。同様に、内壁43もハウジング21から取り外し可能であり、第1及び第2部分49及び50も分離可能である。従って、内壁43及び開口52に詰まったパルプ繊維を清掃するために、第1部分49は第2部分50から引き離される。かくして、第1及び第2部分49、50の対向する端面55、56は分離され、ユーザが上記開口内を清掃する必要もなく清掃することができる。
上記実施態様においては、第1及び第2の壁部分はリブ及びフランジによりチェンバ内に位置決め及び取り付けられているが、当該咀嚼型分離器はこれに限定されるものではなく、これら第1及び第2の壁部分は他の手段により位置決め及び取り付けることもできることが分かる。
上記実施態様では内壁43に開口を形成するために、該内壁43は互いに分離される2つのインサート部品から形成されているが、当該咀嚼型分離器の構成は、これに限定されるものではないことが分かる。例えば、他の実施態様では前記第1及び第2部分は、当該内壁が開口が形成された単一のインサートとして形成されるように、一体的に形成される。しかしながら、斯かる第1及び第2部分が2つの別個の部品として形成される構成の利点は、これら部分を上記開口が容易に清掃されるのを可能にすると共に清掃の間においてパルプが該開口内に残留されるのを防止するために分離することができる点にある。
他の例として、上記部分のうちの一方を当該ハウジング内に一体的に形成することもできる。図3を参照すると、咀嚼型分離器の他の実施態様65が記載されている。この実施態様は前述した実施態様と概ね同一であるので、ここでは詳細な説明は省略し、各構成部分及び特徴部は同一の符号を使用する。しかしながら、本実施態様では内壁43の第2部分はハウジング21と一体的に形成されている。
この実施態様において、内壁43の第2部分50はハウジング21と一体的に形成されると共に、該ハウジング21の内側表面45に沿って周方向に延びる肩部66を形成している。従って、第2部分50の端面56は該肩部66の周方向に延びる端壁67により形成される。第1部分49がハウジング21内に挿入された場合、スペーサエレメント57が肩部66の上記端壁に当接して該第1部分49の端面55を肩部66から離隔させ、開口52を画定する。この場合、空洞46が該肩部66の円錐面68とオーガ22の外側表面39との間及び第1部分49の内側表面53とオーガ22との間に画定される。ジュース通路44が第1部分49の外側表面54とハウジング21との間に形成されることが分かる。
上述した実施態様において、開口52は内壁43のパルプ排出口26に向かう遠端に、又は該遠端の近傍に配置される。この構成の利点は、ジュースを作る動作の終了時に空洞46内に非常に僅かの量のジュースしか残らない点である。
しかしながら、開口52は該開口が空洞内で更に遠くに配置されるように上記内壁に沿って更に遠くに移動させることもできることが分かる。この構成の利点は、空洞46内の圧力が該空洞46に沿いパルプ排出口26に向かって増加することであり、空洞46に沿いパルプ排出口26に向かって更に遠いほど、ジュースを開口52を介して押しやる圧力は高くなる。
上述した実施態様において、オーガ22はハウジング内に水平軸の周りで回転するように配置されている。しかしながら、他の構成では、オーガはハウジング内に配置されると共に垂直に延びる軸の周りで回転するように構成することもできる。図4を参照すると、咀嚼型分離器の他の実施態様70が図示されている。この実施態様は上述した実施態様と概ね同一であるので、ここでは詳細な説明は省略し、構成部品及び特徴部は同一の符号を使用する。しかしながら、本実施態様においてオーガ71はハウジング21内で垂直軸の周りで回転するように構成されている。
ハウジング21は、下部72と、蓋を形成する上部73とを有している。この実施態様において、オーガ71は長軸上の各端部において、該オーガ71の下端75ではハウジング21を貫通して形成された対応するシャフト孔を介して延びるシャフト74により、及び上端78ではハウジング21の上部73に形成されたピン凹部79に受入されるピン77により取り付けられている。シャフト74は通常の方法でモータ(図示略)又は手動ハンドルに取り付けられると共に該モータ又はハンドにより駆動されて、オーガ71をハウジング21内において長軸の周りで回転させる。該咀嚼型分離器70は基部(図示略)を有し、該基部はハウジング21をテーブル又はベンチ等の水平な面(図示略)上で支持するように構成されている。従って、上記基部が表面上に置かれた場合に上記オーガの長軸は該表面に対して垂直に延びる。オーガが垂直に延びる軸の周りで回転するように配置されることの利点は、当該咀嚼型分離器70により必要とされるスペースを減少させることである。
ハウジング21の上部73は、該上部を介して形成された果実又は野菜投入口33を有し、かくして、果実又は野菜をハウジング21により画定されたチェンバ23に挿入することができる。オーガ71は該オーガ71の外側表面82の周囲に延びる螺旋状のネジ山又はブレード80を有し、上端78における該螺旋状ブレード80の上部83は、果実又は野菜を混ざり合ったパルプ及びジュースにするための上記果実又は野菜投入口33の下で回転する切断刃を形成している。
ジュース吐出口35は、ハウジング21のベース壁85から隔てられて、該ハウジング21の側壁84を貫通して形成されている。同様に、パルプ排出口26もハウジング21の側壁84を貫通して形成されるが、該ハウジング21の上記ベース壁85から延びている。
内壁43は前述した実施態様におけるものと概ね同一であるが、この実施態様では、該内壁43は該内壁43の第2部分50の下端87の周に沿って延びる下側フランジ86を有している。内壁43の第2部分50がハウジング21内に挿入された場合、上記下側フランジ86は前記リブ63と一緒にハウジング21の内側表面45に当接し、該第2部分50をハウジング21内においてベース壁85から隔てられるように位置決めする。該下側フランジ86はハウジング21の内側表面と共に流体密閉部を形成し、前記ジュース吐出口35は、第2部分50がハウジング21内に収容された場合に該下側フランジ86の上面上から延びるようになる。従って、ハウジング21と内壁43との間に形成されたジュース通路44内を流れるジュースは該ジュース吐出口35へと流れ込む。
内壁43の第2部分50がハウジング21内に配置された場合、第1部分49が該ハウジング21内に挿入され、スペーサエレメント57により第2部分50から隔てられるので、当該内壁43の斯かる2つの部分の対向する端面55及び56の間に開口52が画定される。内壁43の第1部分49の周りで周方向に延びるフランジ48は上側フランジを形成し、かくして、ジュース通路44が内壁43の外側表面54、ハウジング21の内側表面45並びに上記上側及び下側フランジの間に画定される。次いで、オーガ71をハウジング21内に挿入することができ、該オーガの長軸は当該咀嚼型分離器70の基部(図示略)が配置される表面から垂直方向に直立する。次いで、該咀嚼型分離器は前述したのと同様の方法で動作される。オーガ71が垂直な向きで配置されることの利点は、当該咀嚼型分離器を、果実又は野菜が該咀嚼型分離器に供給されるようにさせ、ジュースがハウジングから流れ出るようにさせるために重力が利用されることを可能にするように配することである。
上記実施態様では、オーガ71が回転する該オーガの長軸は当該分離器が配置される表面から90度の角度で延びるように配置されるが、他の実施態様では該オーガの長軸は該軸が上記表面とは平行にならないように他の角度で延びることが理解される。
上記実施態様では、ジュース通路44は各端部において周方向に延びる上側及び下側のフランジにより画定されているが、当該咀嚼型分離器はこれに限定されるものではないことが理解される。例えば、他の実施態様においては、周方向に延びる肩部(図示略)がハウジング21の下端から直立することができ、該肩部には前記内壁の第2部分の下端が当接し、該肩部を介して当該ハウジングの外部へとボア(穴)が形成されて前記パルプ排出口を形成することもできる。代わりに又は加えて、上記内壁の第1部分の外側表面はハウジングの内側表面に当接し、かくして、前記ジュース通路は前記内壁の第2部分と当該ハウジングの内側表面との間に形成されるようにする。
更に、上記実施態様では内壁は互いに分離可能な2つの別個の部品から形成されているが、他の実施態様では内壁43の第1及び第2部分49、50は互いに一体的に形成されることが分かる。この構成は、ハウジング21からの内壁43の取り外しを助ける。しかしながら、第1及び第2部分49、50が分離可能であることの利点は、開口52の容易な清掃を可能にすることである。
前記実施態様においては、オーガ22がハウジング21内に収容された場合に該オーガ22の外側表面39は該オーガ22の長軸に沿って内壁43の内側表面53から隔てられて該内側表面53と平行に延びるが、当該咀嚼型分離器の構成は、これに限定されるものではないと理解される。例えば、他の実施態様においては、オーガ22の外側表面39及び内壁43の内側表面53は、該オーガ22の長軸に沿ってハウジング21の前端に向かう方向において互いに向かって収束する。この構成は空洞46の断面積を更に減少させ、その結果、当該オーガがパルプ及びジュースを該空洞46に沿ってパルプ排出口26に向かって押しやるにつれて、一層大きな圧力が該空洞46内のパルプ及びジュースに付与されるであろう。従って、上記空洞内のジュースは該空洞46に沿って益々後方に押しやられ、開口52を介して当該空洞から流出させられる。この構成においては、螺旋状ブレード38の自由縁38が内壁43と平行に延在するように、該螺旋状ブレード38の自由縁42はオーガ22の外側表面39に向かって収束することが分かる。
以下、咀嚼型分離器の他の実施態様を説明する。尚、ここに説明する咀嚼型分離器の特徴部は上述した咀嚼型分離器の特徴部と組み合わせて用いることもできることが理解される。
図5ないし8を参照すると、果実又は野菜をパルプから分離する咀嚼型ジューサとして働く咀嚼型分離器100が図示されている。該咀嚼型分離器は本体101と、該本体101内に配置された回転可能なオーガ102とを有している。本体101はハウジング103及びベースユニット104を有している。回転可能なオーガ102はハウジング103内に収容され、該ハウジング内で回転可能である。ハウジング103はベースユニット104に対して取り外し可能に取り付けられる。ベースユニット104はハウジング103を支持し、該ハウジング103を動作のための正しい向きに向ける。本構成ではベースユニット104及びハウジング103は2つの分離可能な部品であるが、これらベースユニット104及びハウジング103の少なくとも一部は一体的に形成することができると理解される。ハウジング103がベースユニット104から取り外し可能である利点は、ハウジング103を容易に清掃することができることである。更に、ハウジング103内のオーガ102の取り外し及び位置決めが容易化される。
本体101のハウジング103は外側シェル(殻体)105と、チェンバ106とを有している。チェンバ106はハウジング103内に回転可能なオーガ102を収容するように形成されている。ハウジング103は前部107及び後部108を有している。前部及び後部107及び108は互いに分離可能である。係合手段113が前部及び後部107及び108を互いに釈放可能に取り付ける。該係合手段113は、2つの部分107及び108の間に流体密閉部を形成する。
ハウジング103の前部及び後部107及び108はチェンバ106への接近を可能にするために分離可能である。従って、オーガ102は、後に明らかとなるように、清掃のためにハウジング103から取り外し可能である。
ハウジング103の前部107は概ね円錐状である。前部107は前端110から後端111に向かって延びる円錐部109を有している。円筒部112が上記前部107の後端111に形成されている。前部107の側壁114は後端111から前端110に向かって収束している。前部端壁115が前端110に形成されている。開口が該前部端壁115を貫通して形成されて、パルプ排出口116を形成し(図8参照)、後に明らかとなるように、該パルプ排出口を介してパルプがハウジング103から排出される。該パルプ排出口116により、前端110は開放しており、チェンバ106とハウジング103の外部との間を連通させている。前部107の側壁114はハウジング103の前部側壁を形成する。
特に図6及び7を参照すると、ジュース吐出口として働く開口117が上記前部側壁114を貫通して形成されている。パイプ118が該開口117から延びている。従って、チェンバ106からジュース吐出口117を介して供給されるジュースは該パイプ118により導かれる。パイプ118は自由端において開放されているので、該パイプ118に沿って流れるジュースは容器(図示略)に流れ込むことができる。
ハウジング103の前部側壁の内側表面121には凹部120が形成されている。該凹部120はジュース吐出口117の周囲に延在している。該凹部120の底面は凹状である。該底面はジュース吐出口117に向かって傾斜している。該凹部120は、後に明らかとなるように、漉し器122を受け入れるように構成されている。
前記前部107の円筒部112は円錐部109の後端から延びている。ハウジング103の前部側壁114の内側表面121には段部123が形成されている。該段部123は前部側壁114の内側表面121の周囲に延在している。凹部120の縁部は、ハウジングの前部107の内側表面121に形成された段部123まで延びている。即ち、本実施態様では、凹部120は前部107の円錐部109の唇部(lip)まで延び、該唇部と連通している。
ハウジング103の後部108は概ね円錐状である。該後部108は後端125から前端126まで延びる円錐部124を有している。後部108の前端126には円筒部127が形成されている。後部108の側壁128は前端126から後端125に向かって収束している。従って、ハウジング103は自身の前端及び後端の各々に向かって収束する。後端125には後部端壁129が形成されている。シャフト受け開口130(図8参照)が後部端壁129を貫通して形成されている。後部108の側壁128は、ハウジング103の後部側壁を形成する。即ち、前記前部側壁114及び該後部側壁128は一緒になってハウジング102の側壁を形成する。
後部108の後部側壁128には開口132が形成されている。該開口132は果実及び/又は野菜投入口とした作用する。チューブ133がハウジング103の外側表面134から直立し、上記開口132の周囲に延在する。該チューブ134は上記果実及び/又は野菜投入口の一部を形成し、前記チェンバ106と連通する通路135として働く。従って、該通路135に供給された果実又は野菜はチェンバ106に供給される。該通路135は長尺のもので、長軸を有している。
後部108の円筒部127は円錐部124から延びている。該円筒部127は後部108の周りに延びるリム137を有している。
漉し器122は上記リム137から突出している。漉し器122は複数の篩孔139が貫通して形成されたパネル138により形成されている。該パネル138は弧状であり、前部側壁114の内側表面121の弧に対応している。篩孔139はパネル138の外側と内側との間に延びている。これら篩孔139は、ジュースが当該篩孔139を介して流れることは許容するが、パルプが当該篩孔139を介して流れることは妨げるように寸法決めされている。これら篩孔139は、パルプ繊維がパネル138の内側に集まって(collate)当該篩孔139に詰まるように構成されている。この場合、ジュースはパネル138の内側に集められたパルプ繊維を介して濾過され、斯かる篩孔を通過し、かくして脱水濾過処理を行う。このことは、集められたパルプ繊維がフィルタとして作用するので、増加された直径の孔を使用することができることを意味する。従って、ジュース濾過の効率は最大化されると共に、該漉し器122を清掃することが容易になる。
前部及び後部が合体される場合、ハウジング後部108の前端126のリム137がハウジング前部107の後端111に受け入れられる。該リム137はハウジング103の前部側壁114の内側表面121に形成された段部123に当接する。更に、前部107の円筒部112が後部108の円筒部127と重なり合って係合手段113を形成する。従って、前部及び後部107及び108は互いに係合し、これらの間に流体密閉部が形成される。
前部及び後部107及び108が合体される際に、漉し器122が前部107に収容され、ハウジング103の前部側壁の内側表面121に形成された凹部120に受け入れられる。漉し器122はジュース吐出口117上に延在する。該漉し器122の外側エッジは凹部120の外側エッジに当接する。該凹部122の底面は凹状であるので、当該漉し器の外側の面はジュース吐出口の周囲に延在する上記底面から隔てられる。従って、漉し器122の大きさは、ジュース吐出口117の寸法を超えることができる。漉し器122からハウジング103の外側まで流体通路が画定される。
オーガ102は圧縮部分142と細切断部分143とを備えたオーガ本体141を有している。該オーガ本体141の後端からシャフト144が延びている。該シャフト144はオーガ本体141と一体的に形成されると共に、当該オーガ102の長軸に沿って延在する。オーガ102は該オーガの長軸の周りに回転するよう構成されている。上記圧縮部分142は円錐状であり、後端から前端に向かって収束している。該圧縮部分142の外側表面146の周囲には上記後端から前端に螺旋状のネジ山又はブレード145が延在している。細切断部分143は上記圧縮部分142の後端から延びている。細切断部分143は、例えばブレード等の細切断エレメント147を有している。該細切断エレメント147は切断刃148を有している。該切断刃148はオーガ102の回転軸に対して斜めの角度で延びている。
シャフト144は、ベースユニット104に配置されるモータ(図示略)により回転可能に駆動されるよう構成されている。シャフト144は該モータに駆動機構(図示略)により接続される。従って、上記モータが作動された場合、オーガ102は回転される。本実施態様では、螺旋状ブレード145の自由縁はオーガ本体141の外側表面146から長さ方向に沿って等距離で隔てられているが、該ブレード145の高さは長さ方向に沿って変化しても良いことが分かる。
ベースユニット104は上記モータ(図示略)及び当該咀嚼型分離器を動作させるための他の部品を格納している。ベースユニット104はハウジング103を支持するためのホルダ150を有している。ホルダ150はベースユニット104の上端に配置されている。本実施態様におけるホルダ150はベースユニット104に形成された凹部である。該ホルダ150はハウジング103を、該ハウジング103がベースユニット104に対して定められた位置に向けられるように部分的に収容するよう構成されている。従って、ハウジング103が該ホルダ150により受け入れた場合、ハウジング103及びベースユニット104は互いに所定の位置に向けられる。パイプ118はホルダ150の延長部に収容される。該パイプはベースユニット104に当接して、ハウジング103の向きをベースユニット104に対して長軸の周りで定める。パイプ118の自由端はベースユニット104から突出する。
ベースユニット104は基部を定める。該基部は本体101を水平面上で支持するように構成される。該基部はベース面を定める。即ち、ベース面は、当該咀嚼型分離器100の本体101が水平面上に配置された場合に該水平面と共面的に延在するように構成された面である。
本実施態様において、ベースユニット104はベース面152を有している。該ベース面152は、当該咀嚼型分離器100の本体101が水平面上に配置された場合に該水平面に当接されるように構成される。本実施態様におけるベース面152は前記基部を定める。
ベース面152は互いに隔てられた2以上の表面部分により定めることもできることが理解される。例えば、ベースユニット104は本体101を水平面上で支持するように構成された足部を有することができる。このような構成においては、斯かる足部の下面が上記ベース面の表面部分を形成することが理解される。従って、これら足部の下面が一緒になって上記基部を定めることになる。
当該咀嚼型分離器100が組み立てられる際に、オーガ102はハウジング103内に収容される。オーガ102は前部及び後部107及び108の一方又は両方に挿入され、これら前部及び後部は合体される。オーガ102がハウジング103内に収容されると、シャフト144はハウジング103の後部端壁129を貫通して形成されたシャフト受け開口130を介して突出するので、該シャフトは前記駆動機構(図示略)と係合することができる。オーガ102の前端はパイプ排出口116まで延びる。該オーガ102の長軸はハウジング103の長軸と平行に延びる。前記圧縮部分142はハウジング103の前部107に収容される。細切断部分143はハウジング103の後部108に収容される。
オーガ102及びハウジング103が組み立てられると、後部108の後部側壁128に形成され果実及び/又は野菜投入口として働く開口132は、オーガ102の細切断部分143に対向する。前記通路135の長軸は、オーガ102の該細切断部分143と交差する。従って、果実又は野菜が開口132を介してチェンバ106に供給されると、これらは細切断部分143に直に供給される。
前部及び後部107及び108が合体される際に、漉し器122は前部107に位置合わせされて収容され、ハウジング103の前部側壁の内側表面121に形成された凹部120に受け入れられる。従って、これら漉し器122及び凹部120が前部及び後部107及び108の互いに対する向きを定める。ジュース吐出口として働くパイプ118は、開口132に対して、従って該開口132から延びる通路135に対して向きが定められる。
オーガ102がハウジング103と組み立てられると、該オーガの回転軸(該オーガの長軸に対応する)は後部108の後部側壁128に対して斜めの角度で延びる。即ち、後部108の後部側壁128は当該オーガの回転軸に対して垂直でも平行でもない。従って、前記開口は該オーガの回転軸に対して斜めの角度で延びることが理解される。
更に、上記開口132から延びる通路135の長軸は当該オーガの長軸に対して斜めの角度で延びる。
本実施態様において、上記通路135の長軸はオーガ102の回転軸に対して60度の角度で延びている。好ましくは、通路135の長軸とオーガ102の回転軸との間の角度は15度から80度の範囲内とする。
側壁128のうちの少なくとも開口132が形成された部分がオーガの回転軸に対して斜めの角度で延びることの利点は、該開口132の面積を最大にすることができることである。開口132の面積、従って通路135の面積を増加させることができる。
上述したオーガ102によれば、細切断エレメント147は円錐状構成で形成される。該細切断エレメント147はハウジング103の円錐状後部108に収容される。従って、細切断部分143の切断刃148はオーガ102の回転軸に対して斜めの角度で延びる。即ち、該切断刃148はオーガ102の回転軸に対して垂直でも平行でもない。上述したような円錐状構成で実施化された細切断部分143によれば、チェンバ106に供給された果実又は野菜は切断刃148によりスライスされ、当該オーガの圧縮部分142に向かって押しやられる。従って、当該咀嚼型分離器100は自己供給型であり、果実又は野菜を当該オーガに向かって押しやるために押圧力が付与されることを要さない。従来の水平咀嚼型分離器によれば、果実又は野菜はチェンバへ放射方向に供給される。従って、果実又は野菜は、ユーザにより当該果実又は野菜に対して一定の付勢力が維持されない限り、該果実又は野菜はオーガの圧縮部分142に向かって押しやられることはない。
ハウジング103及びオーガ102が組み立てられると、次いでハウジング103及びベースユニット104が合体される。ハウジング103は、ベースユニット104が該ハウジング103を支持するように、ホルダ150内に受け入れられる。ホルダ150は、ベースユニット104のベース面152とは反対側の、該ベースユニット104の上側に形成されている。ジュース吐出口として働くパイプ118がホルダ150の延長部に受け入れられる。該パイプはベースユニット104に当接して、ベースユニット104に対するハウジング103の長軸の周りの向きを定める。パイプ118の自由端はベースユニット104から突出する。従って、パイプ118に沿って流れる分離されたジュースはジュース容器(図示略)に流れ込むことができる。該パイプ118の長軸はベース面152に対して鋭角で延びている。
本体101が組み立てられた場合、ハウジング103はベースユニット104により所定の位置で支持される。従って、オーガ102は本体101に対して所望の向きで保持される。オーガ102の回転軸はベースユニット104により定められる基部に対して斜めの角度で延びる。即ち、オーガ102の回転軸は、当該咀嚼型分離器100の本体101が水平面上に配置された場合に該水平面に当接されるように構成されたベース面152とは垂直でも平行でもない。
本実施態様では、オーガ102の回転軸はベース面152に対して30度の角度で延びている。好ましくは、オーガ102の回転軸とベース面152の面との間の角度は15度から80度の範囲内とする。
当該咀嚼型分離器が動作された場合、オーガ102は前記駆動機構(図示略)を介して前記モータ(図示略)により回転可能に駆動されるので、オーガ102はハウジング内において自身の回転軸の周りで回転する。開口132を介してチェンバ106に供給された果実又は野菜は、前述したようにオーガの細切断部分143により細かく切断される。次いで、オーガ102がハウジング103内で回転するにつれて、上記果実又は野菜はオーガ102の圧縮部分142に押しやられる。螺旋状ネジ山145の高さは長さ方向に沿って一定である。該螺旋状ネジ山145の自由縁は、前部107の側壁114に隣接する。
オーガ102が回転するにつれて、螺旋状ブレード145は、混ざったパルプ及びジュースを、オーガ102とハウジング103の前部107との間の空洞に沿って押しやる。
オーガ102が回転し続けると、混合されたパルプ及びジュースは上記空洞に沿ってパルプ排出口116に向かって押しやられる。しかしながら、オーガ102とハウジング103との間のギャップの幅は概ね一定のままであるが、オーガ102の半径は該オーガ102の長軸に沿ってパルプ排出口116に向かう方向に減少することが分かる。従って、上記空洞の上記軸に垂直な断面積、及び該空洞のオーガ102の長軸に沿う容積は、当該ハウジングの前端に向かって減少する。この結果、パルプ及びジュースがオーガ102の螺旋状ブレード145により当該空洞に沿って押しやられるにつれて、該空洞内のパルプ及びジュースに掛かる圧力は増加される。従って、パルプはハウジング103の開放端に向かって一定して押しやられパルプ排出口116を介して排出されるが、上記の増加する圧力はジュースを前記漉し器138の篩孔139に向かって反対方向に流れさせ、次いで、該ジュースは該漉し器138を経て流される。ジュースは、篩孔139における流れ抵抗の減少により、これら篩孔139を通過される。
オーガ102が回転され続けると、パルプはパルプ排出口116に向かって押しやられ続け、ハウジング103から排出される。同様に、ジュースは篩孔139を通過して流される。次いで、該ジュースは、前部側壁114を貫通して形成されたジュース吐出口として働く開口117を介して流れ、収集される。パルプは篩孔139を通過して流れることは妨げられるので、パルプ及びジュースは互いに分離される。
所望の量のジュースが得られたら、オーガ102の回転は停止される。ハウジング103の後部108は該ハウジング103の前部107から引き離され、オーガ102が引き抜かれる。従って、当該咀嚼型分離器は容易に分解され、当該装置を清掃する容易さが最大限にされることが理解される。更に、漉し器122はジュース吐出口から分離されるので、パルプ繊維は篩孔139から容易に取り除かれることが理解される。従って、該漉し器は容易に清掃される。
尚、当業者にとっては多くの他の変更例及び変形例が明らかであろう。
[態様]
1.果実又は野菜パルプから果実又は野菜を分離する咀嚼型分離器であって、基部を備える本体と、該本体内に回転軸の周りに回転可能に取り付けられるオーガとを有し、上記基部は上記本体を水平面上で支持するように構成され、上記オーガの回転軸は上記基部に対して斜めの角度で延びるように構成される。
2.態様1による咀嚼型分離器であって、果実又は野菜が前記オーガに供給可能となるように該オーガの周囲に延びる前記本体の側壁に果実又は野菜投入口として働く開口が形成され、上記側壁における少なくとも上記投入口が形成された部分は前記オーガの回転軸に対して斜めの角度で延びる。
3.態様2による咀嚼型分離器であって、前記オーガは細切断部分及び圧縮部分を有する。
4.態様3による咀嚼型分離器であって、前記開口は前記細切断部分に面するように構成される。
5.態様1ないし4の何れかによる咀嚼型分離器であって、前記本体は果実又は野菜を前記開口に供給するように構成された細長い通路を更に有し、該細長い通路の長軸は前記オーガの回転軸に対して斜めの角度で延びる。
6.態様3による咀嚼型分離器であって、前記細切断部分の切断刃は前記オーガの回転軸に対して斜めの角度で延びる。
7.態様1ないし6の何れかによる咀嚼型分離器であって、前記基部はベース面により定められる。
8.態様7による咀嚼型分離器であって、前記ベース面は互いに隔てられた2以上の表面部分により定められる。
9.態様1ないし8の何れかによる咀嚼型分離器であって、前記本体は前記基部を定めるベースユニット及び該ベースユニットに取り付け可能なハウジングを有する。
10.態様9による咀嚼型分離器であって、前記オーガは前記ハウジングにより形成されるチェンバ内に収容される。
11.態様9又は態様10による咀嚼型分離器であって、前記チェンバは細長く、各端部に向かって収束する。
12.態様11による咀嚼型分離器であって、前記ハウジングは互いに分離可能な第1及び第2部分を有する。
13.態様12による咀嚼型分離器であって、前記第1部分はジュース吐出口を有し、前記第2部分は前記第1及び第2部分が互いに取り付けられた場合に前記ジュース吐出口上に延在するように構成された漉し器を有する。
14.態様1による咀嚼型分離器であって、ハウジングと、該ハウジング内の内壁と、該内壁と前記オーガの外側表面との間に画定されてパルプ及びジュースを取り込む空洞と、該空洞から分離されたジュース通路とを更に有し、上記内壁には上記空洞と上記ジュース通路との間に延在する長尺の開口が形成され、前記オーガが長軸の周りで回転されてパルプ及びジュースを上記空洞に沿って押しやる場合に該空洞内のジュースは上記開口を介して上記ジュース通路へと流される。
以上の例示的実施態様はパルプからジュースを分離する咀嚼型ジューサに関するものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、上述したような装置は他の混ざり合った液体及び固体を分離するために使用することもできることが理解される。
尚、“有する”なる用語は他の構成要素又はステップを排除するものではなく、単数形は複数を排除するものではないことが理解される。また、単一のプロセッサは請求項に記載される幾つかの項目の機能を満たすことができる。また、特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせを有利に使用することができないということを示すものではない。また、請求項における如何なる符号も、当該請求項の範囲を限定するものと見なしてはならない。
本出願においては、請求項はフィーチャの特定の組み合わせに対して記載されているが、本発明の開示の範囲は、何れかの請求項に記載されたものと同一の発明に関係するか否かに拘わらず及び親発明が軽減するのと同様の技術的問題の何れか又は全てを軽減するか否かに拘わらず、本明細書で明示的に又は暗黙に開示された如何なる新規なフィーチャ若しくはフィーチャの新規な組み合わせ又はこれらの如何なる一般化をも含むものである。尚、出願人は本出願の又は本出願から派生する何れかの他の出願の手続の間において、斯様なフィーチャ及び/又はフィーチャの組み合わせに対して新たな請求項が記載され得ることを予め付記しておく。

Claims (15)

  1. 果実又は野菜パルプから果実又は野菜ジュースを分離する咀嚼型分離器であって、ハウジングと、該ハウジング内の内壁と、前記ハウジング内に回転可能に取り付けられるオーガと、該オーガの外側表面と前記内壁との間に画定されてパルプ及びジュースを受け入れる空洞と、該空洞から分離されたジュース通路とを有し、前記内壁には前記空洞と前記ジュース通路との間に延在する長尺の開口が形成され、前記オーガが該オーガの長軸の周りに回転されてパルプ及びジュースを前記空洞に沿って押しやる場合に該空洞内のジュースが前記開口を介して前記ジュース通路へと流される咀嚼型分離器。
  2. 前記内壁が円錐状である請求項1に記載の咀嚼型分離器。
  3. 前記長尺の開口が前記内壁に沿って周方向に延在する請求項1又は請求項2に記載の咀嚼型分離器。
  4. 前記ハウジングの一端にパルプ排出口が形成され、前記オーガがパルプ及びジュースを該パルプ排出口に向かって押しやる請求項1ないし3の何れか一項に記載の咀嚼型分離器。
  5. 前記開口が前記パルプ排出口から隔てられている請求項4に記載の咀嚼型分離器。
  6. 前記開口が前記内壁の前記パルプ排出口に対向する端部の近傍に配置される請求項5に記載の咀嚼型分離器。
  7. 前記内壁が第1部分と第2部分とを有し、これら第1及び第2部分が前記開口に沿って分離可能である請求項1ないし6の何れか一項に記載の咀嚼型分離器。
  8. 前記第1部分が前記ハウジング内に取り外し可能に収容される請求項7に記載の咀嚼型分離器。
  9. 前記第2部分が前記ハウジング内に取り外し可能に収容される請求項7又は請求項8に記載の咀嚼型分離器。
  10. 前記第2部分が前記ハウジングと一体的に形成される請求項7又は請求項8に記載の咀嚼型分離器。
  11. 前記第1部分が端面を有し、該端面が前記開口を形成するために前記第2部分の対向する端面から隔てられる請求項1ないし10の何れか一項に記載の咀嚼型分離器。
  12. 前記第1部分の端面を前記第2部分の対向する端面から隔てるスペーサ手段を更に有する請求項11に記載の咀嚼型分離器。
  13. 前記スペーサ手段が対向する前記端面の一方から突出すると共に、対向する端面に当接して前記第1部分を前記第2部分から離隔させる請求項12に記載の咀嚼型分離器。
  14. 前記ハウジングを表面上で支持する基部を更に有し、前記オーガの長軸は該基部が配置される表面に対して或る角度で延びる請求項1ないし13の何れか一項に記載の咀嚼型分離器。
  15. 前記オーガの長軸が、前記基部が配置される表面に対して垂直に該基部から直立する請求項14に記載の咀嚼型分離器。
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