JP2014516998A - 非乳化性弾性オルガノポリシロキサン、艶消し剤および非シリコーン有機油増粘剤を含む無水日焼け止めクリーム - Google Patents
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Abstract
Description
(a)少なくとも1つの油相、
(b)少なくとも1種の弾性オルガノポリシロキサン、
(b)UV照射を遮断することができる光防護系、
(c)少なくとも1種の艶消し剤、
(d)(1)結晶性ポリマー、好ましくは半結晶性ポリマー、
(2)デキストリンの脂肪酸エステル、
(3)疎水性修飾多糖、
(4)結晶性オレフィンコポリマー、
(5)結晶性重縮合体、
(6)親油性ポリアミドタイプのポリマー、
(7)親油性ポリ尿素およびポリウレタン、
(8)ブロックポリマー、
(9)コレステロール系液晶剤、ならびにそれらの混合物
から選択される、油相のための少なくとも1種の非シリコーン有機増粘剤
を含み、保湿剤を含まないことを特徴とする組成物に関する。
(a)少なくとも1つの油相、
(b)少なくとも1種の非乳化性弾性オルガノポリシロキサン、
(b)UV照射を遮断することができる光防護系、
(c)少なくとも1種の艶消し剤、
(d)(1)好ましくは半結晶性ポリマーから選択される結晶性ポリマー、
(2)デキストリンの脂肪酸エステル、
(3)疎水性修飾多糖、
(4)結晶性オレフィンコポリマー、
(5)結晶性重縮合体、
(6)親油性ポリアミドタイプのポリマー、
(7)親油性ポリ尿素およびポリウレタン、
(8)ブロックポリマー、
(9)コレステロール系液晶剤、
(10)ワックス、ならびにそれらの混合物
から選択される、油相のための少なくとも1つの非シリコーン増粘剤
を含み、保湿剤を含まないクリーム形態の無水組成物を使用することによって達成できることを発見した。
用語「非乳化性オルガノポリシロキサン」は、ポリオキシアルキレン単位またはポリグリセリン単位などの親水性鎖を含有しないオルガノポリシロキサンエラストマーを意味する。
-植物由来の炭化水素系油、例えば一般にグリセロールの脂肪酸トリエステルであるトリグリセリドエステル(この脂肪酸は、C4〜C24の鎖長を有することができ、これらの鎖は、直鎖または分岐、飽和または不飽和である可能性がある)。これらの油は、特にコムギ胚芽油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ゴマ種子油、トウモロコシ油、アプリコット油、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリーブ油、大豆油、スイートアーモンド油、パーム油、ナタネ油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカダミア油、ホホバ油、アルファルファ油、ケシ油、カボチャ油、マロー油、ブラックカラント油、月見草油、キビ油、オオムギ油、キノア油、ライムギ油、ベニバナ油、ククイ油、パッションフラワー油およびジャコウバラ油、またはカプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えばStearineries Dubois社から販売されているもの、もしくはDynamit Nobel社から名称Miglyol 810、812および818で販売されているものである、
(ii)10〜40個の炭素原子を含有する合成エーテル、
(iii)無機または合成由来の直鎖または分岐炭化水素、例えばワセリン、ポリデセン、水素化ポリイソブテン、例えばパールリームおよびスクアラン、ならびにそれらの混合物、
(iv)合成エステル、例えば式RCOOR'の油[Rは、1〜40個の炭素原子を含む直鎖または分岐脂肪酸の残基を表し、R'は、1〜40個の炭素原子を含有する特に分岐状の炭化水素系の鎖を表し、ただしR+R'≧10である]、例えば、ピュアセリン油(オクタン酸セトステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、C12〜C15アルキル安息香酸エステル、例えばWitco社から商標Finsolv TNもしくはWitconol TNで販売されている製品、またはEvonik Goldschmidt社からTegosoft TNで販売されている製品、安息香酸2-エチルフェニル、例えば、ISP社から名称X-Tend 226で販売されている市販製品、ラノリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、エルカ酸オレイル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、イソステアリン酸イソステアリル、アルコールまたは多価アルコールのオクタン酸エステル、デカン酸エステルまたはリシノール酸エステル、例えばジオクタン酸プロピレングリコール;ヒドロキシル化エステル、例えば乳酸イソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル;およびペンタエリスリトールエステル;クエン酸エステルまたは酒石酸エステル、例えば直鎖C12〜C13ジアルキル酒石酸エステル、例えばEnichem Augusta Industriale社から名称Cosmacol ETIで販売されているもの、および直鎖C14〜C15ジアルキル酒石酸エステル、例えば同社から名称Cosmacol ETLで販売されているもの;酢酸エステル、
(v)12〜26個の炭素原子を含有する分岐および/または不飽和炭素系の鎖を含有する、室温で液体の脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノールまたは2-ウンデシルペンタデカノール、
(vi)高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸またはリノレン酸、
(vii)炭酸エステル、例えば炭酸ジカプリリル、例えばCognis社によって名称Cetiol CCで販売されている製品、
(viii)脂肪アミド、例えばN-ラウロイルサルコシン酸イソプロピル、例えば味の素から商標Eldew SL205で販売されている製品、
ならびにそれらの混合物。
不揮発性シリコーン油は、特に、不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ペンダント状態かつ/またはシリコーン鎖の末端のアルキルまたはアルコキシ基(これらの基は、それぞれ2〜24個の炭素原子を含有する)を含むポリジメチルシロキサン、フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサンおよびトリメチルシロキシケイ酸2-フェニルエチルから選択することができる。
3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン、
3-プロピル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン、および
3-エチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン
が含まれ、これらは、Rが、それぞれブチル基、プロピル基またはエチル基である式(I)の油に相当する。
-ジメチコンおよびジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、例えば信越化学工業株式会社から名称KSG 6およびKSG 16で販売されている市販製品、
-シクロペンタシロキサンおよびジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、例えば信越化学工業株式会社から名称KSG 15およびKSG 24で販売されている市販製品、Dow Corning社のDow Corning 9040 Silicone Elastomer Blend、
-ジメチコンおよびジメチコンクロスポリマー、例えばDow Corning社から名称Dow Corning 9041 Silicone Elastomer Blendで販売されている市販製品、
-鉱油およびビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、例えば信越化学工業株式会社のKSG 41、
-イソドデカンおよびビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、例えば信越化学工業株式会社から販売されているKSG 42、
-トリエチルヘキサノインおよびビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、例えば信越化学工業株式会社から販売されているKSG 43、
-スクアランおよびビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、例えば信越化学工業株式会社から販売されているKSG 44。
非シリコーン有機油相増粘剤は、組成物の総重量に対して、好ましくは0.1%〜10%、より優先的には1%〜7%、さらにより優先的には4%〜7%の量で存在する。
(1)好ましくは半結晶性ポリマーから選択される結晶性ポリマー、
(2)デキストリンの脂肪酸エステル、
(3)疎水性修飾多糖、
(4)結晶性オレフィンコポリマー、
(5)結晶性重縮合体、
(6)親油性ポリアミドタイプのポリマー、
(7)親油性ポリ尿素およびポリウレタン、
(8)ブロックポリマー、
(9)コレステロール系液晶剤、
ならびにそれらの混合物から選択することができる。
半結晶性ポリマー
用語「半結晶性ポリマー」は、骨格内および/または末端にある結晶化可能な部分、結晶化可能なペンダント鎖および/もしくは末端鎖、または結晶化可能なブロックと、骨格内にある非晶質部分とを含み、相が変化する、特に融解(固体-液体転移)する一次可逆反応温度を有するポリマーを意味する。結晶化可能な部分が、ポリマー骨格の結晶化可能なブロックの形態である場合、ポリマーの非晶質部分は、非晶質ブロックの形態である。この場合、半結晶性ポリマーは、例えば少なくとも1つの結晶化可能なブロックと少なくとも1つの非晶質ブロックを含む、ジブロック、トリブロックまたはマルチブロックタイプのブロックコポリマーである。用語「ブロック」は、一般に、少なくとも5個の同じ繰り返し単位を意味する。したがって、結晶化可能なブロックは、非晶質ブロックとは異なる化学的性質を有する。
-結晶化が制御されたポリオレフィンのブロックコポリマー、特にそのモノマーがEP-A-0 951 897に記載されているもの、
-特に脂肪族もしくは芳香族ポリエステルタイプ、または脂肪族/芳香族コポリエステルタイプの重縮合体、
-少なくとも1つの結晶化可能な側鎖を有するホモポリマーまたはコポリマー、および骨格内に少なくとも1つの結晶化可能なブロックを有するホモポリマーまたはコポリマー、例えば特許文書US-A-5 156 911に記載されているもの、
-特許文書WO-A-01/19333に記載の、少なくとも1つの結晶化可能な側鎖を有する、特にフルオロ基を含有するホモポリマーまたはコポリマー、
-ならびにそれらの混合物。
特に、特許文書US-A-5 156 911およびWO-A-01/19333に定義されているものを挙げることができる。これらは、結晶化可能な疎水性の側鎖を有する1種または複数種のモノマーを重合することによって得られる単位を50重量%〜100重量%含むホモポリマーまたはコポリマーである。
-重合に関して反応性またはエチレン性の二重結合を含有する1種または複数種のモノマー、すなわちビニル、(メタ)アクリルまたはアリル基の重合、特にフリーラジカル重合によって、
-相互反応基(カルボン酸、スルホン酸、アルコール、アミンまたはイソシアナート)を有する1種または複数種のモノマー、例えばポリエステル、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリ尿素またはポリアミドなどの縮重合によって得られる。
α)極性もしくは非極性モノマーであるか、またはこれら2種の混合物であるYの共重合。
-Yが極性モノマーである場合、Yは、ポリオキシアルキレン化基(特にオキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化基)を有するモノマー、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、例えば、ヒドロキシエチルアクリレート、(メタ)アクリルアミド、N-アルキル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジアルキル(メタ)アクリルアミド、例えば、N,N-ジイソプロピルアクリルアミドまたはN-ビニルピロリドン(NVP)、N-ビニルカプロラクタム、少なくとも1つのカルボン酸基、例えば(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸もしくはフマル酸を有するか、またはカルボン酸無水物基、例えば無水マレイン酸を有するモノマー、およびそれらの混合物である。
-Yが非極性モノマーである場合、Yは、直鎖、分岐または環式アルキル(メタ)アクリレートタイプのエステル、ビニルエステル、アルキルビニルエーテル、α-オレフィン、スチレン、またはC1〜C10アルキル基で置換されているスチレン、例えばα-メチルスチレンであり得る。
これらのポリマーは、特に、1つが結晶化可能な、異なる化学的性質の少なくとも2つのブロックからなるブロックコポリマーである。
-特許文書US-A-5 156 911に定義されているブロックポリマーを使用することができる。
-結晶化可能な鎖を含有するオレフィンまたはシクロオレフィンのブロックコポリマー。例えば以下の、
シクロブテン、シクロヘキセン、シクロオクテン、ノルボルネン(すなわち、ビシクロ(2,2,1)-2-ヘプテン)、5-メチルノルボルネン、5-エチルノルボルネン、5,6-ジメチルノルボルネン、5,5,6-トリメチルノルボルネン、5-エチリデンノルボルネン、5-フェニルノルボルネン、5-ベンジルノルボルネン、5-ビニルノルボルネン、1,4,5,8-ジメタノ-1,2,3,4,4a,5,8a-テトラヒドロナフタレン、ジシクロペンタジエンまたはそれらの混合物と、
-エチレン、プロピレン、1-ブテン、3-メチル-1-ブテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、1-オクテン、1-デセンもしくは1-エイコセン、またはそれらの混合物のブロック重合から得られるもの、
-特にコポリ(エチレン/ノルボルネン)ブロックおよび(エチレン/プロピレン/エチリデン-ノルボルネン)ブロックターポリマー。前述のものなどの少なくとも2つのC2〜C16、より好ましくはC2〜C12、さらにより好ましくはC4〜C12α-オレフィンのブロック共重合から得られるもの、特にエチレンおよび1-オクテンのブロックビポリマーを使用することもできる。
-a)ポリエステルタイプの性質の結晶化可能なブロック、例えばポリ(アルキレンテレフタラート)、b)ポリオレフィンタイプの性質の結晶化可能なブロック、例えばポリエチレンまたはポリプロピレン、
-非晶質かつ親油性のブロック、例えば非晶質ポリオレフィンまたはコポリ(オレフィン)、例えばポリ(イソブチレン)、水素化ポリブタジエンまたは水素化ポリ(イソプレン)。
α)好ましくは水素化して使用されるポリ(ε-カプロラクトン)-b-ポリ(ブタジエン)ブロックコポリマー、例えば、S. Nojimaによる論文「Melting behaviour of poly(ε-caprolactone)-block-polybutadiene copolymers」、Macromolecules、32、3727〜3734頁(1999年)に記載されているもの、
β)B. Boutevinらによる論文「Study of morphological and mechanical properties of PP/PBT」、Polymer Bulletin、34、117〜123頁(1995年)に記載されている、水素化ブロックまたはマルチブロックであるポリ(ブチレンテレフタラート)-b-ポリ(イソプレン)ブロックコポリマー、
γ)P. Rangarajanらによる論文「Morphology of semicrystalline block copolymers of ethylene-(ethylene-alt-propylene)」、Macromolecules、26、4640〜4645頁(1993年)およびP. Richter等による論文「Polymer aggregates with crystalline cores: the system poly(ethylene)poly(ethylene-propylene)」、Macromolecules, 30、1053〜1068頁(1997年)に記載されている、ポリ(エチレン)-b-コポリ(エチレン/プロピレン)ブロックコポリマー、
δ)I.W. Hamleyによる論文「Crystallization in block copolymers」、Advances in Polymer Science、第148巻、113〜137頁(1999年)に言及されているポリ(エチレン)-b-ポリ(エチルエチレン)ブロックコポリマー。
-重量比1/16/3のアクリル酸と、アクリル酸ヘキサデシルと、アクリル酸イソデシルの共重合、
-重量比1/19のアクリル酸とアクリル酸ペンタデシルの共重合、
-重量比2.5/76.5/20のアクリル酸と、アクリル酸ヘキサデシルと、アクリル酸エチルの共重合、
-重量比5/85/10のアクリル酸と、アクリル酸ヘキサデシルと、アクリル酸メチルの共重合、
-重量比2.5/97.5のアクリル酸と、メタクリル酸オクタデシルの共重合、
-重量比8.5/1/0.5のアクリル酸ヘキサデシルと、8個のエチレングリコール単位を含有するポリエチレングリコールメタクリレートのモノメチルエーテルと、アクリル酸の共重合
によって得られる、特許文書US-A-5 156 911の実施例3、4、5、7、9および13に記載されている-COOH基を含有するものであってよい。
-Clariant社から販売されている無水マレイン酸で修飾されたポリプロピレンワックス(PPMA)、もしくはClariant社から名称LicoCareで販売されているものなどのポリプロピレン-エチレン-無水マレイン酸コポリマー、例えばLicoCare PP207 LP3349、LicoCare CM401 LP3345、LicoCare CA301 LP3346およびLicoCare CA302 LP3347、あるいは
-Clariant社から販売されている非修飾ポリエチレンワックス、例えば製品LicoCare PE 102 LP3329。
デキストリンの脂肪酸エステルは、デキストリンと少なくとも1つの脂肪酸のモノエステルまたはポリエステル、および式(III)に相当する化合物から選択することができる。
nは3〜200の整数、特に20〜150、特に25〜50の整数であり、
R2、R3およびR4基は、同じでも異なっていてもよく、水素およびアシル基(R-CO-)から選択され、ここでR基は、7〜29個、特に7〜21個、特に11〜19個、より具体的には13〜17個、またはさらには15個の炭素原子を含有する、直鎖または分岐の飽和または不飽和炭化水素系の基であり、ただし前記R2、R3またはR4基の少なくとも1つは、水素以外である。
本発明で使用される多糖は、好ましくはフルクタンから選択される。
本願の組成物で使用される結晶性オレフィンコポリマーは、任意のオレフィンコポリマーであってよく、すなわち結晶性質が中程度に制御され、すなわち結晶化度が50%以下、好ましくは5%〜40%、さらに好ましくは10%〜35%のオレフィン単位だけを含むコポリマーであってよい。
使用できる重縮合体は、
-重縮合体の総重量に対して10重量%〜30重量%の、3〜6個のヒドロキシル基を含む少なくとも1種のポリオールと、
-重縮合体の総重量に対して30重量%〜80重量%の、6〜32個の炭素原子を含有する少なくとも1種の飽和または不飽和の直鎖、分岐および/または環式非芳香族モノカルボン酸と、
-重縮合体の総重量に対して0.1重量%〜10重量%の、1〜32個の炭素原子を含有する1〜3個の飽和または不飽和の直鎖、分岐および/または環式アルキル基で場合によって置換されている、7〜11個の炭素原子を含有する少なくとも1種の芳香族モノカルボン酸と、
-重縮合体の総重量に対して5重量%〜40重量%の、少なくとも2個のカルボン酸基COOH、特に2〜4個のCOOH基を含む少なくとも1種の飽和もしくは不飽和の、またはさらには芳香族の直鎖、分岐および/もしくは環式ポリカルボン酸;ならびに/あるいはこのようなポリカルボン酸の環式無水物と
を反応させることによって得ることができる。
-10重量%の、1〜32個の炭素原子を含有する1〜3個の飽和または不飽和の直鎖、分岐および/または環式アルキル基で場合によって置換されている、7〜11個の炭素原子を含有する少なくとも1種の芳香族モノカルボン酸と、
-重縮合体の総重量に対して15重量%〜30重量%の、3〜6個のヒドロキシル基を含む少なくとも1種のポリオールと、
-重縮合体の総重量に対して30重量%〜40重量%の、6〜32個の炭素原子を含む少なくとも1種の飽和または不飽和の直鎖、分岐および/または環式非芳香族モノカルボン酸と、
-重縮合体の総重量に対して10重量%〜25重量%の、少なくとも2個のカルボン酸基COOH、特に2〜4個のCOOH基を含む、少なくとも1種の飽和もしくは不飽和の、またはさらには芳香族の直鎖、分岐および/もしくは環式ポリカルボン酸;ならびに/あるいはこのようなポリカルボン酸の環式無水物と
を反応させることによって得ることができ、これらの条件は累積的であり、芳香族モノカルボン酸のモル数と、非芳香族モノカルボン酸のモル数の比は、0.08〜0.70である。
-重縮合体の総重量に対して10重量%〜30重量%の、3〜6個のヒドロキシル基を含む少なくとも1種のポリオールと、
-重縮合体の総重量に対して45重量%〜80重量%の、6〜32個の炭素原子を含有する少なくとも1種の飽和、直鎖、分岐および/または環式非芳香族モノカルボン酸と、
-重縮合体の総重量に対して0.1重量%〜10重量%の、1〜32個の炭素原子を含有する1〜3個の飽和または不飽和の直鎖、分岐および/または環式アルキル基で場合によって置換されている、7〜11個の炭素原子を含有する少なくとも1種の芳香族モノカルボン酸と、
-重縮合体の総重量に対して5重量%〜40重量%の、少なくとも2個のカルボン酸基COOH、特に2〜4個のCOOH基を含む、少なくとも1種の飽和もしくは不飽和の、またはさらには芳香族の直鎖、分岐および/もしくは環式ポリカルボン酸;ならびに/あるいはこのようなポリカルボン酸の環式無水物と
を反応させることによって得ることも可能である。
-トリオール、例えば1,2,4-ブタントリオール、1,2,6-ヘキサントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパンまたはグリセロール、
-テトラオール、例えばペンタエリスリトール(テトラメチロールメタン)、エリスリトール、ジグリセロールまたはジトリメチロールプロパン、
-ペントール、例えばキシリトール、
-ヘキソール、例えばソルビトールおよびマンニトール、あるいはジペンタエリスリトールもしくはトリグリセロール。
-飽和モノカルボン酸、例えばカプロン酸、カプリル酸、イソヘプタン酸、4-エチルペンタン酸、2-エチルヘキサン酸、4,5-ジメチルヘキサン酸、2-ヘプチルヘキサン酸、3,5,5-トリメチルヘキサン酸、オクタン酸、イソオクタン酸、ノナン酸、デカン酸、イソノナン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、セロチン酸(ヘキサコサン酸)、シクロペンタンカルボン酸、シクロペンタン酢酸、3-シクロペンチルプロピオン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘキシル酢酸または4-シクロヘキシル酪酸、
-不飽和であるが非芳香族のモノカルボン酸、例えばカプロレイン酸、オブツシル酸、ウンデシレン酸、ドデシレン酸、リンデル酸、ミリストレイン酸、フィセテリン(physeteric)酸、ツズ(tsuzunic)酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、ペトロセリン酸、バクセン酸、エライジン酸、ゴンド酸、ガドレイン酸、エルカ酸、セトレイン(ketoleic)酸、ネルボン酸、リノール酸、リノレン酸またはアラキドン酸。
-飽和モノカルボン酸でも、デカン(カプリン)酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、セロチン(ヘキサコサン)酸、
-不飽和であるが非芳香族のモノカルボン酸の中でも、ペトロセリン酸、バクセン酸、エライジン酸、ゴンド酸、ガドレイン酸、エルカ酸、ネルボン酸。
-水素原子、
-1〜16個の炭素原子、特に2〜10個の炭素原子、もしくはさらには4〜8個の炭素原子を含有する飽和もしくは不飽和の直鎖、分岐および/もしくは環式脂肪族、あるいは芳香族の炭素系の基、特にメチルもしくはエチルであり、
-あるいはAおよびBは、一緒になって、合計5〜7個、特に6個の炭素原子を含有する飽和もしくは不飽和の、またはさらには芳香族の環を形成する。
-ジカルボン酸、例えばデカン二酸、ドデカン二酸、シクロプロパンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロブタンジカルボン酸、ナフタレン-1,4-ジカルボン酸、ナフタレン-2,3-ジカルボン酸、ナフタレン-2,6-ジカルボン酸、スベリン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、グルタル酸、アジピン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸および脂肪酸二量体(特にC36)、例えばUniqemaから名称Pripol 1006、1009、1013および1017で販売されている製品、
-トリカルボン酸、例えばシクロヘキサントリカルボン酸、トリメリット酸、1,2,3-ベンゼントリカルボン酸または1,3,5-ベンゼントリカルボン酸、
-テトラカルボン酸、例えばブタンテトラカルボン酸およびピロメリット酸、
-これらの酸の環式無水物、特に無水フタル酸、トリメリット酸無水物、無水マレイン酸および無水コハク酸。
-最終的な重縮合体の総重量に対して、好ましくは10重量%〜30重量%、特に12重量%〜25重量%、さらに好ましくは14重量%〜22重量%の量で存在する、1,2,6-ヘキサントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセロール、ペンタエリスリトール、エリスリトール、ジグリセロール、ジトリメチロールプロパン、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、ジペンタエリスリトールおよび/またはトリグリセロールから単独でまたは混合物として選択される少なくとも1種のポリオールと、
-最終的な重縮合体の総重量に対して、好ましくは30重量%〜80重量%、特に40重量%〜75重量%、さらに好ましくは45重量%〜70重量%の量で存在する、カプロン酸、カプリル酸、イソヘプタン酸、4-エチルペンタン酸、2-エチルヘキサン酸、4,5-ジメチルヘキサン酸、2-ヘプチルヘキサン酸、3,5,5-トリメチルヘキサン酸、オクタン酸、イソオクタン酸、ノナン酸、デカン酸、イソノナン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、セロチン酸(ヘキサコサン酸)、シクロペンタンカルボン酸、シクロペンタン酢酸、3-シクロペンチルプロピオン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘキシル酢酸または4-シクロヘキシル酪酸から単独でまたは混合物として選択される少なくとも1種の非芳香族モノカルボン酸と、
-最終的な重縮合体の総重量に対して、好ましくは0.1重量%〜10重量%、特に1重量%〜9.5重量%、さらに好ましくは1.5重量%〜8重量%の量で存在する、安息香酸、o-トルイル酸、m-トルイル酸、p-トルイル酸、1-ナフトエ酸、2-ナフトエ酸、4-tert-ブチル安息香酸、1-メチル-2-ナフトエ酸および2-イソプロピル-1-ナフトエ酸から単独でまたは混合物として選択される少なくとも1種の芳香族モノカルボン酸と、
-最終的な重縮合体の総重量に対して、好ましくは5重量%〜40重量%、特に10重量%〜30重量%、さらに好ましくは14重量%〜25重量%の量で存在する、デカン二酸、ドデカン二酸、シクロプロパンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロブタンジカルボン酸、ナフタレン-1,4-ジカルボン酸、ナフタレン-2,3-ジカルボン酸、ナフタレン-2,6-ジカルボン酸、スベリン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、グルタル酸、アジピン酸、フマル酸またはマレイン酸、シクロヘキサントリカルボン酸、トリメリット酸、1,2,3-ベンゼントリカルボン酸、1,3,5-ベンゼントリカルボン酸、ブタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、無水フタル酸、トリメリット酸無水物、無水マレイン酸および無水コハク酸から単独でまたは混合物として選択される少なくとも1種のポリカルボン酸またはその無水物と
を反応させることによって得ることができる。
-最終的な重縮合体の総重量に対して、10重量%〜30重量%、特に12重量%〜25重量%、さらに好ましくは14重量%〜22重量%の量で存在する、グリセロール、ペンタエリスリトールおよびソルビトール、ならびにそれらの混合物、さらに好ましくはペンタエリスリトール単独から単独でまたは混合物として選択される少なくとも1種のポリオールと、
-最終的な重縮合体の総重量に対して、30重量%〜80重量%、特に40重量%〜75重量%、さらに好ましくは45重量%〜70重量%の量で存在する、2-エチルヘキサン酸、イソオクタン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソノナン酸、ステアリン酸またはベヘン酸、およびそれらの混合物を単独でまたは混合物として、さらに好ましくはイソステアリン酸単独またはステアリン酸単独から選択される少なくとも1種の非芳香族モノカルボン酸と、
-最終的な重縮合体の総重量に対して、0.1重量%〜10重量%、特に1重量%〜9.5重量%、またはさらには1.5重量%〜8重量%の量で存在する、安息香酸、o-トルイル酸、m-トルイル酸および1-ナフトエ酸から単独でまたは混合物として選択される少なくとも1種の芳香族モノカルボン酸と、
-最終的な重縮合体の総重量に対して、5重量%〜40重量%、特に10重量%〜30重量%、さらに好ましくは14重量%〜25重量%の量で存在する、無水フタル酸およびイソフタル酸から単独でまたは混合物として、さらに好ましくはイソフタル酸の単独から選択される少なくとも1種のポリカルボン酸またはその無水物と、
を反応させることによって得ることができる。
-ポリオールと芳香族および非芳香族モノカルボン酸を混合し、
-その混合物を、モノカルボン酸が完全に消費されるまで(酸価が1以下である場合に達成される)、不活性雰囲気下でまずは融点(一般に100〜130℃)に加熱し、次に150〜220℃の温度に加熱すると同時に、好ましくは、形成される水を徐々に留去し、次に
-場合によってその混合物を90〜150℃の温度に冷却し、
-ポリカルボン酸および/または環式無水物、および場合によってヒドロキシルまたはカルボン酸官能基を含有するシリコーンを、一度にまたは逐次的に添加し、次に
-酸価、粘度、ヒドロキシル価および溶解度に関して必要な特徴が得られるまで、220℃以下の温度、特に170〜220℃以下の温度に再加熱すると同時に、好ましくは、形成される水を絶えず除去する
ことにある。
本発明の目的では、用語「重縮合体」は、縮重合によって、すなわち特に酸、アルコールおよびアミン官能基から選択される異なる官能基を有するるモノマー間の化学反応によって得られるポリマーを意味する。
nは、1〜30の整数であり、
R'13は、各場合に独立に、脂肪鎖を表し、少なくとも1つの炭素原子、特に4〜24個の炭素原子を含有するアルキルまたはアルケニル基から選択され、
R'14は、各場合に独立に、1〜52個の炭素原子を含む炭化水素系の基を表し、
R'15は、各場合に独立に、炭素、水素および窒素原子から選択される少なくとも1つの原子を含む有機基を表し、ただしR'15は、少なくとも3つの炭素原子を含み、
R'16は、各場合に独立に、水素原子、1〜10個の炭素原子を含むアルキル基、またはR'15および別のR'16から選択される少なくとも1つの基との直接結合を表し、したがって前記基が別のR'16である場合、R'15およびR'16の両方が結合している窒素原子は、R'16-N-R'15によって定義される複素環式構造の一部を形成し、ただしR'4の少なくとも50%は水素原子を表し、
Lは、好ましくは、先に定義の少なくとも1つのR'1基で場合によって置換されているエステル、エーテル、アミン、尿素、ウレタン、チオエステル、チオエーテル、チオ尿素およびチオウレタンから選択される結合基を表す。
-mは、エステル基の数が、エステル基およびアミド基の総数の10%〜50%になるようなアミド単位の整数を示し、
-R13は、各場合に独立に、少なくとも4個の炭素原子、特に4〜24個の炭素原子を含有するアルキルまたはアルケニル基であり、
-R14は、各場合に独立に、C4〜C42炭化水素系の基を表し、ただしR14基の50%は、C30〜C42炭化水素系の基を表し、
-R15は、各場合に独立に、少なくとも2つの炭素原子、水素原子、および場合によって1つまたは複数の酸素原子または窒素原子を有する有機基を表し、
-R16は、各場合に独立に、水素原子、C1〜C10アルキル基、またはR15もしくは別のR16との直接結合を表し、したがってR3およびR4の両方が結合している窒素原子は、R16-N-R15によって定義される複素環式構造の一部を形成し、R4基の少なくとも50%は水素原子を表す。
脂肪相レオロジー剤(rheological agent)として、炭化水素系油に可溶性または分散性であり、かつ
-鎖中に、少なくとも2つのウレタン基、少なくとも2つの尿素基、または少なくとも1つのウレタン基、および1つの尿素基、
-少なくとも1つの炭化水素系の長鎖の、好ましくは分岐状の脂肪族ポリエステルまたは炭化水素系ブロックまたはグラフト
を含むポリウレタンおよびポリ尿素を挙げることもできる。
nは、1〜10,000、好ましくは1〜1000の整数を示し、
Xは、別個にまたは組み合わさって、-O-または-NH-を表し、
Rは、場合によって官能化されているアルキレン、シクロアルキレンおよび芳香族基、ならびにそれらの混合物から選択される二価の基であり、
A1およびA2は、同じでも異なっていてもよく、飽和しているか、または不飽和を含有することもある、1〜80個の炭素原子を含有する、直鎖、分岐または環式の一価の炭化水素系基を示し、
Dは、
1)飽和もしくは不飽和の脂肪族および/もしくは脂環式炭化水素系の二価のブロック、ならびに/または炭化水素系の長鎖脂肪族ポリエステル、
2)グラフト
3)ブロック1)およびグラフト2)の混合物である。
-天然または合成油から、
-「二量体の」脂肪酸に由来する脂肪族基などの少なくとも2つの不飽和脂肪族鎖の付加生成物(二量体、三量体またはポリマー)、例えばオレイン酸鎖間の付加生成物から、あるいは
-ポリブタジエン、水素化ポリイソプレン、またはポリオレフィンもしくはコポリオレフィンなどの、好ましくは水素化されているポリエンから
得られる。
1)一般式O=C=N-R-N=C=O(Rは、先に定義の通りである)の少なくとも1つの脂肪族、脂環式および/または芳香族ジイソシアナートと、
2)イソシアナート基とそれぞれ反応することができる2つの活性水素を有する、少なくとも1つの二官能性誘導体HX-D-XH(式中、Xは、-O-または-NH-を示し、Dは、先に定義の通りである)と、
3)場合によって、イソシアナート基と反応して、二官能性試薬H-X-D-X-Hと完全には反応していない残りのイソシアナート基を消費することができる活性水素を1つだけ有する、単官能性誘導体A1-XH、または2つの単官能性誘導体A1-XHおよびA2-XH(ここで、単官能性誘導体A1-XHおよびA2-XHは、同じまたは異なる可能性があり、A1およびA2は先に定義の通りである)と
の重合反応から得られる。
-α,ω-ヒドロキシル末端を有するポリイソブチレンオリゴマー、または
-三菱社からブランド名Polytail(登録商標)で販売されているコポリマー、特に融点60〜70℃を有する次式(X)のものを使用することも可能である。
-Dは、
-Xは-O-を表し、
-1,10-ジアミノデカンおよび1,12-ジアミノドデカン、ならびに
-Akzo Nobel社から販売されている以下のジアミン油:ココプロピレンジアミン(蒸留または未蒸留)であるDuomeen(登録商標)CまたはCD、水素化獣脂プロピレンジアミンであるDuomeen(登録商標)HT、C16〜22アルキルプロピレンジアミンであるDuomeen(登録商標)M、オレイルプロピレンジアミンであるDuomeen(登録商標)O、獣脂プロピレンジアミンであるDuomeen(登録商標)T。
-最初の媒体は、溶媒、例えばテトラヒドロフラン中に2モルの誘導体H-X-D-X-H、例えば2つモルのジオール二量体を含む溶液である。
-この最初の溶液に、同じ溶媒に溶解した1モルのジイソシアナートを含む溶液、例えばテトラヒドロフランに溶解したトルエンジイソシアナートなどを滴下添加する。
-1モルの、例えばジオール二量体などの化合物H-X-D-X-Hと、
-3モルの、例えば4,4'-ジシクロヘキシルメタンジイソシアナートなどのジイソシアナートと、
-2モルの以下の構造のカプラー
-最初の反応媒体は、1モルの二官能性誘導体H-X-D-X-Hを含む溶液からなる。
-この媒体に、3モルのジイソシアナートの溶液を滴下添加する。
-次に、この混合物を60℃で3時間かけて反応させる。
-次に、次式によって定義される2モルのカプラーを含む有機溶液を添加する。
脂肪相レオロジー剤として、グラフト化ブロックまたはブロックポリマーを使用することも可能である。
用語「液晶剤」は、中間状態、すなわち結晶が融解することにより、特定の結晶の光学特性に匹敵する光学特性を有する液体が得られる状態を生じる化合物を意味する。これらの化合物は、より具体的には、Ullmann's encyclopaediaのLiquid Crystalsの章に定義されている。
-半結晶性ポリマー、特に飽和C14〜C22アルキル(メタ)アクリレート、より具体的にはポリ(ステアリルアクリレート)またはポリ(ベヘニルアクリレート)から選択される、結晶化可能な鎖を有するモノマーに由来する半結晶性ポリマー、
-親油性ポリアミド重縮合体
-それらの混合物。
本発明によれば、光防護系は、1種もしくは複数種の親油性もしくは不溶性の有機UV遮断剤、および/または1種もしくは複数種の無機UV遮断剤からなり得る。光防護系は、優先的には少なくとも1種の親油性の有機UV遮断剤からなる。
DSM Nutritional Products社から商標Parsol 1789で販売されているブチルメトキシジベンゾイルメタンまたはアボベンゾン。
PABA、
エチルPABA、
エチルジヒドロキシプロピルPABA、
特にISPから名称Escalol 507で販売されているエチルヘキシルジメチルPABA。
Rona/EM Industriesから名称Eusolex HMSで販売されているホモサラート、
Symriseから名称Neo Heliopan OSで販売されているサリチル酸エチルヘキシル。
特にDSM Nutritional Productsから商標Parsol MCXで販売されているメトキシケイ皮酸エチルヘキシル、
メトキシケイ皮酸イソプロピル、
Symriseから商標Neo Heliopan E 1000で販売されているメトキシケイ皮酸イソアミル、
シノキサート、
メチルケイ皮酸ジイソプロピル。
特にBASFから商標Uvinul N539で販売されているオクトクリレン、
特にBASFから商標Uvinul N35で販売されているエトクリレン。
BASFから商標Uvinul 400で販売されているベンゾフェノン-1、
BASFから商標Uvinul D50で販売されているベンゾフェノン-2、
BASFから商標Uvinul M40で販売されているベンゾフェノン-3またはオキシベンゾン、
Norquayから商標Helisorb 11で販売されているベンゾフェノン-6、
American Cyanamidから商標Spectra-Sorb UV-24で販売されているベンゾフェノン-8、
ベンゾフェノン-12
BASFから商標Uvinul A+で販売されている2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸N-ヘキシル、または商標Uvinul A+Bで販売されているメトキシケイ皮酸オクチルとのその混合物形態、
微粒子化形態または非微粒子化形態の1,1'-(1,4-ピペラジンジイル)ビス[1-[2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]フェニル]メタノン(CAS 919803-06-8)。
Chimexから名称Mexoryl SDで製造されている3-ベンジリデンカンファー、
Merckから名称Eusolex 6300で販売されている4-メチルベンジリデンカンファー、
Chimexから名称「Mexoryl SW」で製造されているポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー。
Rhodia Chimieから名称Silatrizoleで販売されているドロメトリゾールトリシロキサン、Fairmount Chemicalから商標MIXXIM BB/100で販売されている固体形態の、またはBASFから商標Tinosorb Mで販売されている水性分散液としての微粒子化形態のメチレンビス(ベンゾトリアゾリル)テトラメチルブチルフェノール。
BASFから商標Tinosorb Sで販売されているビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、
特にBASFから商標Uvinul T150で販売されているエチルヘキシルトリアゾン、
Sigma 3Vから商標Uvasorb HEBで販売されているジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、
2,4,6-トリス(ジイソブチル4'-アミノベンザルマロナート)-s-トリアジン、
2,4,6-トリス(ジネオペンチル4'-アミノベンザルマロナート)-s-トリアジン、
2,4-ビス(ジネオペンチル4'-アミノベンザルマロナート)-6-(n-ブチル4'-アミノベンゾアート)-s-トリアジン、
2,4-ビス(n-ブチル4'-アミノベンゾアート)-6-[(3-{1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニルプロピル)アミノ]-s-トリアジン、
特許US 6 225 467、特許出願WO 2004/085412(化合物6および9参照)、または文書「Symmetrical Triazine Derivatives」IP. COM Journal、IP.COM INC West Henrietta、NY、US(2004年9月20日)に記載の対称性トリアジン遮断剤、特に2,4,6-トリス(ビフェニル)-1,3,5-トリアジン(特に2,4,6-トリス(ビフェニル-4-イル)-1,3,5-トリアジン)および2,4,6-トリス(テルフェニル)-1,3,5-トリアジン(Beiersdorfの特許出願WO 06/035000、WO 06/034982、WO 06/034991、WO 06/035007、WO 2006/034992およびWO 2006/034985にも言及されている)。
Symriseから商標Neo Heliopan MAで販売されているアントラニル酸メンチル。
エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオナート。
ジネオペンチル4'-メトキシベンザルマロナート、
ベンザルマロナート官能基を含有するポリオルガノシロキサン、例えばDSMから商標Parsol SLXで販売されているポリシリコン-15。
1,1-ジカルボキシ(2,2'-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン。
Sigma 3Vから名称Uvasorb K2Aで販売されている2,4-ビス[5-1(ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル-(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジン、およびそれらの混合物。
-オクチル5-N,N-ジエチルアミノ-2-フェニルスルホニル-2,4-ペンタジエノエートおよびそれらの混合物。
ブチルメトキシジベンゾイルメタン、
メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、
サリチル酸エチルヘキシル、
ホモサラート、
ブチルメトキシジベンゾイルメタン、
オクトクリレン、
ベンゾフェノン-3、
2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸n-ヘキシル、
4-メチルベンジリデンカンファー、
メチレンビス(ベンゾトリアゾリル)テトラメチルブチルフェノール、
ビス(エチルヘキシルオキシフェニル)メトキシフェニルトリアジン、
エチルヘキシルトリアゾン、
ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、
2,4,6-トリス(ジネオペンチル4'-アミノベンザルマロナート)-s-トリアジン、
2,4,6-トリス(ジイソブチル4'-アミノベンザルマロナート)-s-トリアジン、
2,4-ビス(n-ブチル4'-アミノベンゾアート)-6-(アミノプロピルトリシロキサン)-s-トリアジン、
2,4-ビス(ジネオペンチル4'-アミノベンザルマロナート)-6-(n-ブチル4'-アミノベンゾアート)-s-トリアジン、
2,4,6-トリス(ビフェニル-4-イル)-1,3,5-トリアジン、
2,4,6-トリス(テルフェニル)-1,3,5-トリアジン、
ドロメトリゾールトリシロキサン
ポリシリコン-15、
1,1-ジカルボキシ(2,2'-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン、
2,4-ビス[5-1(ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジン、
およびそれらの混合物。
ブチルメトキシジベンゾイルメタン、
オクトクリレン、
サリチル酸エチルヘキシル、
ビス(エチルヘキシルオキシフェニル)メトキシフェニルトリアジン、
エチルヘキシルトリアゾン、
ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、
ドロメトリゾールトリシロキサン、およびそれらの混合物。
-シリカで被覆されたもの、例えば、池田物産株式会社の製品Sunveil、
-シリカおよび酸化鉄で被覆されたもの、例えば、池田物産株式会社の製品Sunveil F、
-シリカおよびアルミナで被覆されたもの、例えば、テイカ株式会社の製品Microtitanium Dioxide MT 500 SAおよびMicrotitanium Dioxide MT 100 SA、ならびにTioxide社のTioveil、
-アルミナで被覆されたもの、例えば、石原産業株式会社の製品Tipaque TTO-55(B)およびTipaque TTO-55(A)、ならびにKemira社のUVT 14/4、
-アルミナおよびステアリン酸アルミニウムで被覆されたもの、例えば、テイカ株式会社の製品Microtitanium Dioxide MT 100 T、MT 100 TX、MT 100 ZおよびMT-01、Uniqema社の製品Solaveil CT-10 WおよびSolaveil CT 100、ならびにMerck社の製品Eusolex T-AVO、
-シリカ、アルミナおよびアルギン酸で被覆されたもの、例えば、テイカ株式会社の製品MT-100 AQ、
-アルミナおよびラウリン酸アルミニウムで被覆されたもの、例えば、テイカ株式会社の製品Microtitanium Dioxide MT 100 S、
-酸化鉄およびステアリン酸鉄で被覆されたもの、例えば、テイカ株式会社の製品Microtitanium Dioxide MT 100 F、
-酸化亜鉛およびステアリン酸亜鉛で被覆されたもの、例えば、テイカ株式会社の製品BR351、
-シリカおよびアルミナで被覆されシリコーンで処理されたもの、例えば、テイカ株式会社の製品Microtitanium Dioxide MT 600 SAS、Microtitanium Dioxide MT 500 SASまたはMicrotitanium Dioxide MT 100 SAS、
-シリカ、アルミナおよびステアリン酸アルミニウムで被覆されシリコーンで処理されたもの、例えば、チタン工業株式社の製品STT-30-DS、
-シリカで被覆されシリコーンで処理されたもの、例えば、Kemira社の製品UV-Titan X 195、
-アルミナで被覆されシリコーンで処理されたもの、例えば、石原産業株式会社の製品Tipaque TTO-55(S)またはKemira社のUV Titan M 262、
-トリエタノールアミンで被覆されたもの、例えば、チタン工業株式社の製品STT-65-S、
-ステアリン酸で被覆されたもの、例えば、石原産業株式会社の製品Tipaque TTO-55(C)、
-ヘキサメタリン酸ナトリウムで被覆されたもの、例えば、テイカ株式会社の製品Microtitanium Dioxide MT 150 W、
-Degussa Silices社から商標T 805で販売されているオクチルトリメチルシランで処理されたTiO2、
-Cardre社から商標70250 Cardre UF TiO2SI3で販売されているポリジメチルシロキサンで処理されたTiO2、
-Color Techniques社から商標Microtitanium Dioxide USP Grade Hydrophobicで販売されているポリジメチル水素シロキサンで処理されたアナターゼ/ルチルTiO2。
-Sunsmart社から名称Z-Coteで販売されているもの、
-Elementis社から名称Nanoxで販売されているもの、
-Nanophase Technologies社から名称Nanogard WCD 2025で販売されているもの。
-株式会社東芝(Toshibi)から名称Zinc Oxide CS-5で販売されているもの(ポリメチル水素シロキサンで被覆されたZnO)、
-Nanophase Technologies社から名称Nanogard Zinc Oxide FNで販売されているもの(C12〜C15アルキル安息香酸エステルであるFinsolv TN中40%分散物として)、
-Daito社から名称Daitopersion ZN-30およびDaitopersion ZN-50で販売されているもの(シリカおよびポリメチル水素シロキサンで被覆されたナノ酸化亜鉛を30%または50%含有する、シクロポリメチルシロキサン/オキシエチレン化ポリジメチルシロキサン分散液)、
-ダイキン工業株式会社から名称「NFD Ultrafine ZnO」で販売されているもの(シクロペンタシロキサン分散液としての、リン酸ペルフルオロアルキルおよびペルフルオロアルキルエチル系コポリマーで被覆されたZnO)、
-信越化学工業株式会社から名称SPD-Z1で販売されているもの(シクロジメチルシロキサンに分散した、シリコーン-グラフト化アクリルポリマーで被覆されたZnO)、
-ISP社から名称Escalol Z100で販売されているもの(メトキシケイ皮酸エチルヘキシル/PVP-ヘキサデセンコポリマー/メチコン混合物に分散した、アルミナで処理されたZnO)、
-富士色素株式会社から名称Fuji ZnO-SMS-10で販売されているもの(シリカおよびポリメチルシルセスキオキサンで被覆されたZnO)、
-Elementis社から名称Nanox Gel TNで販売されているもの(ヒドロキシステアリン酸重縮合体を含むC12〜C15アルキル安息香酸エステルに濃度55%で分散したZnO)。
用語「艶消し剤」は、より艶を抑え、より輝きを抑えた見た目を皮膚に与えることを企図された作用剤を意味する。
-コメまたはトウモロコシデンプン、特にNational Starch社から名称Dry Flo(登録商標)で販売されているオクテニルコハク酸デンプンアルミニウム、
-カオリナイト、
-シリカ、
-タルク、
-Indena社から名称Curbilene(登録商標)で販売されているカボチャ種子抽出物、
-特許出願EP 1 562 562に記載のセルロースミクロビーズ、
-繊維、例えば絹繊維、綿繊維、羊毛繊維、亜麻繊維、特に樹木、野菜または藻類から抽出されたセルロース繊維、ポリアミド繊維(Nylon(登録商標))、変性セルロース繊維、ポリ-p-フェニレンテレフタルアミド(phenyleneterephthamide)繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ガラス繊維、シリカ繊維、アラミド繊維、炭素繊維、Teflon(登録商標)繊維、不溶性コラーゲン繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニルまたはポリ塩化ビニリデン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維、キトサン繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチレンフタレート繊維、ポリマー混合物から形成された繊維、吸収性合成繊維、および特許出願EP 1 151 742に記載のそれらの混合物、
-発泡アクリルコポリマー微小球、例えばExpancel社から名称Expancel 551(登録商標)で販売されているもの、
-特許出願FR 2 869 796に記載の光学効果を有する充填剤、特に以下のもの:
-ポリアミド(Nylon(登録商標))粉末、例えば、平均サイズ10ミクロンおよび屈折率1.45を有するArkemaのOrgasolなどのNylon 12粒子
-シリカ粉末、例えば、平均サイズ5ミクロンおよび屈折率1.45を有する三好のSilica beads SB150、
-ポリテトラフルオロエチレン粉末、例えば、平均サイズ8ミクロンおよび屈折率1.36を有するClariantのPTFE Ceridust 9205F、
-シリコーン樹脂粉末、例えば、平均サイズ4.5ミクロンおよび屈折率1.41を有するGE Siliconeのシリコーン樹脂Tospearl 145A、
-特にポリメチル(メタ)アクリレートのアクリルコポリマー粉末、例えば、平均サイズ8ミクロンおよび屈折率1.49を有するNihon JunyokiのPMMA粒子Jurymer MBI、または松本油脂製薬のMicropearl M100(登録商標)およびF 80 ED(登録商標)粒子、
-ワックス粉末、例えば、平均サイズ7ミクロンおよび屈折率1.54のMicropowdersのパラフィンワックス粒子Microease 114S、
-特に少なくとも1つのエチレン/アクリル酸コポリマーを含む、特にエチレン/アクリル酸コポリマーからなるポリエチレン粉末、例えば、住友のFlobeads EA 209粒子(平均サイズ10ミクロンおよび屈折率1.48を有する)、
-シリコーン樹脂粉末、例えば、平均サイズ4.5μmを有するSilicon Resin Tospearl(登録商標)145 A DE GEシリコーン、
-例えば、特許文書US 5 538 793に記載の、シリコーン樹脂、特にシルセスキオキサン樹脂で被覆された弾性架橋オルガノポリシロキサン粉末。このようなエラストマー粉末は、信越化学工業株式会社から名称KSP-100、KSP-101、KSP-102、KSP-103、KSP-104およびKSP-105で販売されている。
-タルク/二酸化チタン/アルミナ/シリカ複合粉末、例えばCatalyst & Chemicals社から名称Coverleaf(登録商標)AR-80で販売されているもの、
-それらの混合物、
-特許出願FR 2 869 796に記載の、皮脂を吸収かつ/または吸着する化合物。特に以下を挙げることができる:
-シリカ粉末、例えば、三好社から名称Silica Beads SB-700で販売されている多孔質シリカ微小球、旭硝子社から販売されている製品Sunsphere(登録商標)H51、Sunsphere(登録商標)H33およびSunsphere(登録商標)H53;旭硝子社から名称SA Sunsphere(登録商標)H-33およびSA Sunsphere(登録商標)H-53で販売されているポリジメチルシロキサンで被覆された非晶質シリカ微小球、
-特にアルミニウムおよびマグネシウムの非晶質混合ケイ酸粉末、例えば、住友社から名称Neusilin UFL2で販売されている製品、
-ポリアミド(Nylon(登録商標))粉末、例えば、Arkema社から販売されているOrgasol(登録商標)4000、ならびに
-特にポリメチルメタクリレートのアクリルポリマー粉末、例えば、Wackherr社から販売されているCovabead(登録商標)LH85;ポリメチルメタクリレート/エチレングリコールジメタクリレートのアクリルポリマー粉末、例えば、Dow Corning社から販売されているDow Corning 5640 Microsponge(登録商標) Skin Oik Adsorber、またはGanz Chemicalから販売されているGanzpearl(登録商標)GMP-0820;ポリアリルメタクリレート/エチレングリコールジメタクリレートのアクリルポリマー粉末、例えば、Amcol社から販売されているPoly-Pore(登録商標)L200またはPoly-Pore(登録商標)E200;エチレングリコールジメタクリレート/ラウリルメタクリレートコポリマーのアクリルポリマー粉末、例えば、Dow Corning社から販売されているPolytrap(登録商標)6603、
-ケイ酸粒子、例えばケイ酸アルミナ、
-混合ケイ酸粒子、例えば、
-ケイ酸マグネシウムアルミニウム粒子、例えばサポナイトまたはクニミネ社から商標Sumecton(登録商標)で販売されている、硫酸ナトリウムを含む水和ケイ酸マグネシウムアルミニウム、
-ケイ酸マグネシウム、ヒドロキシエチルセルロース、ブラッククミン油、マロー油およびリン脂質複合体またはLucas MeyerのMatipure(登録商標)、ならびに
-それらの混合物。
本発明の組成物は、一般に、前述のものなどの少なくとも1種の炭化水素系油および/または1種のシリコーン油を含有する油相を含む。
本発明の水性組成物は、特に、軟化剤、安定剤、皮膚軟化剤、消泡剤、芳香剤、精油、親油性活性剤、親油性染料、防虫剤、保存剤、ワックス、ポリマー、または化粧品および/もしくは皮膚科学で通常使用される任意の他の成分から選択される標準の化粧用補助剤を含むこともできる。
(i)一般式R-CH-CH2(式中、Rは、10〜50個の炭素原子、好ましくは25〜50個の炭素原子を含有するアルキル基、好ましくは直鎖アルキルを示す)に相当するα-オレフィンの重合によって、特に単独重合によって得られたポリオレフィンワックス。
Cirebelle 303:融点:51℃
Cirebelle 305:融点:55℃
Cirebelle 505:融点:41℃。
特に以下を挙げることができる:
-セルフタンニング剤、すなわち皮膚、特に顔に適用されると、日光(天然の黄褐色)またはUVランプに長時間暴露することにより得られる外観に、多かれ少なかれ類似している黄褐色の効果をもたらすことができる作用剤、
-追加の着色剤、すなわち皮膚に対して特定の親和性を有し、それによって皮膚に持続的な被覆性でない呈色(すなわち皮膚を不透明にする傾向がない呈色)を与えることができ、水でも溶媒を使用しても除去されず、摩擦および界面活性剤を含有する溶液による洗浄にも耐える任意の化合物(したがって、このような持続する呈色は、例えばメーキャップ顔料によってもたらされる、表面的で一時的な呈色とは区別される)、
-ならびにそれらの混合物。
ジヒドロキシアセトン(DHA)、
エリトルロース、および
以下から形成される触媒系の組合せ:
マンガンおよび/または亜鉛の塩および酸化物と、
アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属炭酸水素塩。
-CTFA名CI 45380またはレッド21で公知のテトラブロモフルオレセインまたはエオシン、
-CTFA名CI 45410またはレッド27で公知のフロキシンB、
-CTFA名CI 45425またはオレンジ10で公知のジヨードフルオレセイン、
-CTFA名CI 45370またはオレンジ5で公知のジブロモフルオレセイン、
-CTFA名CI 45380(Na塩)またはレッド22で公知のテトラブロモフルオレセインのナトリウム塩、
-CTFA名CI 45410(Na塩)またはレッド28で公知のフロキシンBのナトリウム塩、
-CTFA名CI 45425(Na塩)またはオレンジ11で公知のジヨードフルオレセインのナトリウム塩、
-CTFA名CI 45430またはアシッドレッド51で公知のエリスロシン、
-CTFA名CI 45405またはアシッドレッド98で公知のフロキシン。
本発明の洗浄組成物において使用できる剥離剤として、列挙できる例には、無機、植物または有機由来の剥離剤またはスクラブ粒子が含まれる。したがって、例えばポリエチレンのビーズまたは粉末、ナイロン粉末、ポリ塩化ビニル粉末、軽石、アプリコット核またはクルミの殻に由来する粉砕材料、おが屑、ガラスビーズ、アルミナおよびそれらの混合物を使用することができる。SolabiaのExfogreen(登録商標)(竹抽出物)、イチゴ痩果抽出物(Greentechのイチゴ痩果)、桃核粉末またはアプリコット核粉末を挙げることもでき、最後に、研磨効果のある植物粉末の分野では、クランベリー種子粉末を挙げることができる。
(実施例1)(本発明ではない)
実施例Aを、特許出願WO 02/03935の教示に従って実施する。この実施例Aは、非乳化性弾性オルガノシロキサン、有機遮断剤、油相、艶消し充填剤および保湿剤を含むが、乳化シリコーン界面活性剤は含まない。
非乳化性弾性オルガノシロキサン、有機遮断剤、油相および艶消し充填剤を含むが、非シリコーン増粘剤を含まない、本発明のものではない組成物2を、実施例1と同じ条件で調製する。
非乳化性弾性オルガノシロキサン、有機遮断剤、油相、艶消し充填剤および非シリコーン有機増粘剤:ポリC10〜30アルキルアクリレート(Intelimer IPA 13-1-Air Products and Chemicals)を含み、保湿剤を含まない本発明の組成物3を調製する。
以下の評価を行う。
-Colipa/CTFA SA/JCIA(2006年5月)に公開された国際法に従って、15人の個体に対してインビボSPFを評価する。
-JCIA(1995年11月15日版)の推奨に従って、15人の個体に対してUVAPPD PFを評価する。
Claims (15)
- クリーム形態の無水組成物であって、化粧上許容される媒体中に、
(a)少なくとも1つの油相、
(b)少なくとも1種の非乳化性弾性オルガノポリシロキサン、
(b)UV照射を遮断することができる光防護系、
(c)少なくとも1種の艶消し剤、
(d)(1)結晶性ポリマー、好ましくは半結晶性ポリマー、
(2)デキストリンの脂肪酸エステル、
(3)疎水性修飾多糖、
(4)結晶性オレフィンコポリマー、
(5)結晶性重縮合体、
(6)親油性ポリアミドタイプのポリマー、
(7)親油性ポリ尿素およびポリウレタン、
(8)ブロックポリマー、
(9)コレステロール系液晶剤、ならびにそれらの混合物
から選択される、油相のための少なくとも1種の非シリコーン有機増粘剤
を含み、
保湿剤を含まない、組成物。 - 非乳化性弾性オルガノポリシロキサンが、
-ケイ素に結合した少なくとも1つの水素を含有するジオルガノポリシロキサンと、少なくとも2つのエチレン性不飽和基を含有するポリオキシアルキレンを架橋付加反応させることによって、
-ケイ素に結合した少なくとも1つの水素を含有するジオルガノポリシロキサンと、エチレン性不飽和基を含有するポリグリセロール化化合物とを、特に白金触媒の存在下で、架橋付加反応させることによって、
-ケイ素に結合した少なくとも1つの水素を含有するジオルガノシロキサンと、ケイ素に結合したエチレン性不飽和基を含有するジオルガノポリシロキサンとを架橋付加反応させることによって、
-ヒドロキシル末端基を含有するジオルガノポリシロキサンと、ケイ素に結合した少なくとも1つの水素を含有するジオルガノポリシロキサンとを脱水素架橋縮合反応させることによって、
-ヒドロキシル末端基を含有するジオルガノポリシロキサンと、加水分解性オルガノポリシランとを架橋縮合反応させることによって、
-オルガノポリシロキサンを熱架橋させることによって、
-オルガノポリシロキサンを高エネルギー照射によって架橋することによって
得られるものから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。 - 非乳化性弾性オルガノポリシロキサンが、(A)それぞれケイ素に結合している少なくとも2つの水素を含有するジオルガノポリシロキサンと、(B)ケイ素に結合している少なくとも2つのエチレン性不飽和基を含有するジオルガノポリシロキサンとを、特に(C)白金触媒の存在下で、架橋付加反応させることによって得られることを特徴とする、請求項2に記載の組成物。
- 非乳化性弾性オルガノポリシロキサンが、ジメチルビニルシロキシ末端基を含有するジメチルポリシロキサンと、トリメチルシロキシ末端基を含有するメチルヒドロゲノポリシロキサンとを、白金触媒の存在下で反応させることによって得られることを特徴とする、請求項2または3に記載の組成物。
- 非乳化性弾性オルガノポリシロキサンが、粉末形態であり、特にINCI名ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーを有するオルガノポリシロキサンから選択されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
- 非乳化性弾性オルガノポリシロキサンが、少なくとも1種の炭化水素系油および/または1種のシリコーン油と混合され、ゲルを形成することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
- ゲルを形成する油/非乳化性弾性オルガノポリシロキサン混合物が、以下のINCI名
-ジメチコンおよびジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、
-シクロペンタシロキサンおよびジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、
-ジメチコンおよびジメチコンクロスポリマー、
-鉱油およびビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、
-イソドデカンおよびビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、
-トリエチルヘキサノインおよびビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、
-スクアランおよびビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、より具体的にはジメチコンおよびジメチコンクロスポリマー
を有するものから選択される、請求項6に記載の組成物。 - 油相のための非シリコーン有機増粘剤が、
-半結晶性ポリマー、
-親油性ポリアミド重縮合体、
-それらの混合物
から選択されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。 - 油相のための非シリコーン有機増粘剤が、飽和C14〜C22アルキル(メタ)アクリレート、より具体的にはポリ(ステアリルアクリレート)またはポリ(ベヘニルアクリレート)から選択される、結晶化可能な鎖を有するモノマーから得られた半結晶性ポリマーから選択されることを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
- 非乳化性弾性オルガノポリシロキサンが、組成物の総重量に対して1.5重量%超、特に2重量%〜8重量%、より優先的には3重量%〜6重量%の活性材料の量で組成物中に存在することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
- 光防護系が、1種もしくは複数種の親油性もしくは不溶性の有機UV遮断剤、および/または1種もしくは複数種の無機遮断剤からなることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
- 親油性または不溶性の有機UV遮断剤が、ケイ皮酸誘導体、アントラニラート、サリチル酸誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、ショウノウ誘導体、ベンゾフェノン誘導体、β,β-ジフェニルアクリレート誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、ベンザルマロナート誘導体、イミダゾリン、p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体、メチレンビス(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、遮断用ポリマーおよび遮断用シリコーン、α-アルキルスチレン系二量体、4,4-ジアリールブタジエン、メロシアニン誘導体、ならびにそれらの混合物から選択される、請求項11に記載の組成物。
- 親油性または不溶性の有機UV遮断剤が、
ブチルメトキシジベンゾイルメタン、
オクトクリレン、
サリチル酸エチルヘキシル、
ビス(エチルヘキシルオキシフェニル)メトキシフェニルトリアジン、
ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、
エチルヘキシルトリアゾン、
ドロメトリゾールトリシロキサン、およびそれらの混合物
から選択される、請求項12に記載の組成物。 - 無機遮断剤が、被覆されたもしくは被覆されていない金属酸化物顔料、特に金属酸化物粒子、優先的には酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウムおよび酸化カルシウムから選択される金属酸化物顔料、またはそれらの混合物、より具体的には酸化チタンである、請求項11に記載の組成物。
- 艶消し剤が、コメデンプンまたはトウモロコシデンプン、カオリナイト、タルク、カボチャ種子抽出物、セルロースミクロビーズ、植物繊維、合成繊維、特にポリアミド繊維、発泡アクリルコポリマー微小球、ポリアミド粉末、シリカ粉末、ポリテトラフルオロエチレン粉末、シリコーン樹脂粉末、アクリルポリマー粉末、ワックス粉末、ポリエチレン粉末、シリコーン樹脂で被覆された弾性架橋オルガノポリシロキサンの粉末、タルク/二酸化チタン/アルミナ/シリカ複合粉末、非晶質混合ケイ酸粉末、ケイ酸粒子、特に混合ケイ酸粒子、およびそれらの混合物、より具体的にはタルクから選択されることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物。
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