JP2014516703A - 薬剤送達デバイス用イジェクト・ボタン - Google Patents

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サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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Abstract

薬剤送達デバイスが、長手方向軸を有するハウジングと、ハウジング内の薬剤送達機構と、投薬インターフェース係合解除アクチュエータと、取り外し可能な投薬インターフェースとを備える。インターフェースは、投薬インターフェースがしっかりと係合され、ハウジング内に少なくとも部分的に含まれる第1の動作位置と、投薬インターフェースが部分的に係合され、ハウジングから少なくとも部分的に伸長して、投薬インターフェースをハウジングから手で取り外し可能であるようにされた第2の非動作位置との間で可動である。投薬インターフェースの第1の位置から第2の位置への行程が、長手方向軸に沿ってハウジングから離れる方向である、第1の位置から第2の位置への動きが、投薬インターフェース係合解除アクチュエータにより作動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、手持ち式薬剤送達デバイスの部材を形成する、改良された投薬インターフェースに関する。
ある疾患は、患者が長期にわたって、おそらくは何年にもわたって1つまたは複数の薬剤を自己投与する必要がある。可能であれば、このような薬剤は、患者のコンプライアンスに役立つ経口送達用に処方される。薬剤(例えば、インスリン)の性質によって、経口送達が常に可能なわけではなく、他の投与手段が必要となる。したがって、糖尿病等の慢性疾患のための注射による自己投与が、比較的一般的である。
大部分の注射デバイスに共通するのは、薬剤の注射前に交換可能な投薬インターフェースを使用する必要があることである。一般に、ニードル・ハブ内に位置する使い捨ての針は、注射ごとに交換され廃棄される。残念なことに、このような医療デバイスのユーザは、手が器用でなかったり、視力障害があったり、かつ/または手の脱力があったりする可能性があるため、投薬インターフェースの交換が困難であることが多い。
さらに、このような注射デバイスにより、複数の薬剤を連続してまたは同時に注射することが可能である。このようなデバイスは、1つまたはそれ以上の薬剤を含むカートリッジを共通の出口に流体連通させるためのさらなる投薬インターフェースまたはハブを必要とすることが多い。従来のニードル・ハブとは異なり、複数の薬剤デバイスのための投薬インターフェースは、デバイスと投薬インターフェースとの簡単なねじ山連結が可能ではない。投薬インターフェースが2つの薬剤カートリッジに整合して流体係合しなければならないため、投薬インターフェースは、一般に、軸方向に連結されなければならない。
薬物送達デバイスは、単一の投薬インターフェースを有することができる。このインターフェースを、単一の薬剤デバイスの場合にはリザーバと流体連通するように、または併用治療デバイスの場合には一次リザーバおよび少なくとも1つの薬物を含む薬剤の二次リザーバと流体連通するように構成することができる。薬物投薬インターフェースは、2つまたはそれ以上の薬剤をシステムから流出させて患者に送達することのできる出口のタイプとすることができる。
このようなデバイスの一例が、Hableyによる特許文献1に示される。Hableyのデバイスは、各薬剤カートリッジから2つまたはそれ以上の薬剤を投薬するための薬剤ディスペンサを示す。前記デバイスには、マニホルドが取り付けられる。このマニホルドの取外しは、マニホルドのいずれかの側に位置するマニホルド解除ボタンを押して保持することにより摩擦嵌めを克服しマニホルドを取り外すことによって行うことができる。このような協調操作は、手が器用でない人には困難であり、針刺し損傷等の安全性の問題の危険が高まる。さらに、このような取外し機構により、取付けおよび切離し手順中に、マニホルドとデバイス内の薬剤とが流体連通しているか否か、およびこれらがいつ流体連通するかに関して、デバイスおよびユーザの両方に不確実性が生じる。部分的に連結された、または切り離されたカートリッジをデバイスに流体係合させることにより、薬剤の減少の可能性、または場合によっては誤った用量投与につながるおそれがある。
米国特許第5271527号
したがって、本発明の目的は、薬剤送達デバイスから投薬インターフェースを取り外すための確実かつ安全な機構を提供することである。
本発明によれば、
長手方向軸を有するハウジングと、
ハウジング内の薬剤送達機構と、
(i)投薬インターフェースがしっかりと係合され、ハウジング内に少なくとも部分的に含まれる第1の動作位置と、
(ii)投薬インターフェースが部分的に係合され、ハウジングから少なくとも部分的に伸長して、投薬インターフェースをハウジングから手で取り外し可能な第2の非動作位置との間で可動な、取り外し可能な投薬インターフェースの第1の位置から第2の位置への行程が、長手方向軸に沿ってハウジングから離れる方向である、該投薬インターフェースと、
投薬インターフェースの係合解除のためのアクチュエータとを備え、
第1の位置から第2の位置への動きがアクチュエータにより作動される、薬剤送達デバイスが提供される。
ある実施形態では、投薬インターフェース・アクチュエータが、投薬インターフェースをハウジングから離れるように付勢する少なくとも1つの付勢要素を備える。あるいは、または加えて、投薬インターフェース・アクチュエータは、作動時に投薬インターフェースのみに作用する1つまたはそれ以上のプッシュロッドを備えることができる。
ある実施形態では、ハウジングおよび投薬インターフェースがそれぞれ、投薬インターフェースを第1の位置に(例えば、付勢要素の付勢に対抗して)保持する少なくとも1つの相互係合可能な要素を備える。例えば、相互係合可能な要素はラッチを構成することができる。
前記または各付勢要素は、ばね(例えば、板ばねまたはコイルばね)であると有利である。
ある実施形態では、投薬インターフェース係合解除アクチュエータが、ユーザ起動ボタンを備える。ボタンは、直接または間接的に機械的に作用して、ハウジング上の相互係合可能な要素と投薬インターフェースとを分離させることができる。あるいは、ボタンは、相互係合可能な要素を分離させる電気機械アセンブリの部材であってもよい。
ある実施形態では、ハウジングおよび投薬インターフェースが摩擦嵌めである。アクチュエータが付勢要素を備えるこのような実施形態において、摩擦嵌めは、付勢要素の力とバランスをとって、投薬インターフェースをハウジングから完全に係合解除することなく、投薬インターフェースの第1の位置から第2の位置への移動を可能にしなければならないことを理解されたい。
第2の非動作位置では、投薬インターフェースをハウジングから手で取り外すことができる。これは、道具を使わずに、またはデバイスからのさらなる支持なしで、投薬インターフェースをハウジングから取り外し可能であることと理解できる。例えば、投薬インターフェースを取り外すために、さらなるボタン押しやメニュー項目の選択は必要ない。
ある実施形態では、相互係合可能な要素が、投薬インターフェース上の1つまたはそれ以上の保持アームと、ハウジングの1つまたはそれ以上の溝、切込み、スロット、チャネルまたは凹部とにより構成される。
本明細書で使用される「薬剤送達デバイス」という用語は、1つまたはそれ以上の薬剤の用量を患者に投与可能なデバイスを意味する。このようなデバイスは、固定および/または可変用量の薬剤を患者に投与することができる。手持ち式薬剤送達デバイスは、「ペン型デバイス」と呼ばれることもある。このようなデバイスにより使用される薬剤送達機構は、好ましくは、ピストンロッドを駆動するためにモータおよび歯車装置を利用する電気機械式であるが、電気的に制御され、または構成されたデバイスに組み込まれた手動送達機構を想定することもできる。
本明細書で使用される「薬物」または「薬剤」という用語は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
一実施形態では、薬学的に活性な化合物が最大1500Daの分子量を有し、かつ/またはペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
さらなる実施形態では、薬学的に活性な化合物が、糖尿病もしくは糖尿病性網膜症等の糖尿病に関連する合併症、深部静脈もしくは肺血栓塞栓症等の血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、癌、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの治療および/または予防に有用であり、
さらなる実施形態では、薬学的に活性な化合物が、糖尿病または糖尿病性網膜症等の糖尿病に関連する合併症の治療および/または予防するための少なくとも1つのペプチドを含み、
さらなる実施形態では、薬学的に活性な化合物が、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、エキセンジン−3もしくはエキセンジン−4、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、例えばGly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;位置B28のプロリンがAsp、Lys、Leu、ValもしくはAlaに置き換えられ、位置B29でLysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、例えばB29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−Y−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−Y−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリンおよびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、例えば配列H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−P
he−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、例えば以下の化合物一覧から選択される:
H−(Lys)4−des Pro36、des Pro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−des Pro36、des Pro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
des Pro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基Lys6−NH2がエキセンジン−4誘導体のC末端に結合していてもよい);
または配列
H−(Lys)6−des Pro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
des Asp28 Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5des Pro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−des Asp28 Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
des Met(O)14 Asp28 Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−des Pro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−des Asp28 Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
のエキセンジン−4誘導体;
または上述のエキセンジン−4誘導体のいずれか1つの薬学的に許容しうる塩もしくは溶媒和物。
ホルモンは、例えば脳下垂体ホルモンもしくは視床下部ホルモン、またはRote Liste、2008年版、第50章に列挙されている例えばゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、絨毛性ゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、リュープロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの調節活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類は、例えばグルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリンもしくは超低分子量ヘパリンもしくはその誘導体、または上述の多糖類の硫酸化、例えばポリ−硫酸化形態、および/またはその薬学的に許容しうる塩である。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容しうる塩の例はエノキサパリンナトリウムである。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られる球形の血漿タンパク質(〜150kDa)である。球形血漿タンパク質は、アミノ酸残基に加えられた糖鎖を有するため、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能ユニットは、免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIgユニットのみを含む)であり、分泌型抗体は、IgA等の2つのIgユニットを有する二量体、硬骨IgM等の4つのIgユニットを有する四量体、または哺乳類IgM等の5つのIgユニットを有する五量体である。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖;システイン残基の間のジスルフィド結合により結合された2つの同一の重鎖および2つの同一の軽鎖から構成される「Y」型分子である。各重鎖は、約440アミノ酸長であり;各軽鎖は、約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折畳み構造を安定化させる鎖間ジスルフィド結合を含む。各鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは、約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に応じて異なるカテゴリ(例えば、可変またはV、および定常またはC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインとその他の電荷アミノ酸との相互作用により共に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで指定される5つのタイプの哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖のタイプは、抗体のアイソタイプを定義し;これらの鎖は、それぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見つけられる。
異なる重鎖は、サイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を、δは約500個のアミノ酸を含み、一方、μおよびεは約550個のアミノ酸を含む。各重鎖は、2つの領域、定常領域(CH)および可変領域(VH)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプの全ての抗体においては本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体においては異なる。重鎖γ、αおよびδは、3つのタンデム型のIgドメインおよび追加の可撓性のためのヒンジ領域から構成された定常領域を有し;重鎖μおよびεは、4個の免疫グロブリン・ドメインから構成された定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞により生成された抗体において異なるが、単一のB細胞またはB細胞クローンにより生成された全ての抗体については同一である。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインより成る。
哺乳類では、λおよびκで指定される2つのタイプの免疫グロブリン軽鎖が存在する。軽鎖は2つの連続したドメイン:1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2つの軽鎖を有し、軽鎖κまたはλの内、哺乳類の各抗体につき1つのタイプのみ存在する。
全ての抗体の一般的構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、詳細に前述したように、可変領域(V)により決定される。より詳細には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(VH)について3つの可変ループが、抗原への結合、すなわち、その抗原の特異性の原因となる。これらのループは、相補性決定領域(CDR)として呼ばれる。VHおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するため、最終の抗原特異性を決定するのは重鎖および軽鎖の組み合わせであり、それぞれの単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、フラグメントが由来する完全抗体と本質的に同一の機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。それぞれ1つの完全なL鎖およびH鎖の約半分を含む2つの同一アミノ末端フラグメントは、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両重鎖の半分のカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、補体結合、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシンの消化は、Fab片およびH−H鎖間ジスルフィド結合を有するヒンジ領域の両方を含む単一F(ab’)2フラグメントを生成する。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断されうる。さらに、重鎖と軽鎖の可変領域は、単一鎖可変フラグメント(scFv)を形成するために共に融合可能である。
薬学的に許容しうる塩は、例えば酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩は、例えばHCl塩またはHBr塩である。塩基性塩は、例えばアルカリまたはアルカリ金属から選択されるカチオン、例えばNa+、もしくはK+、もしくはCa2+、またはアンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(ここでR1〜R4は互いに独立して:水素、場合により置換されたC1〜C6−アルキル基、場合により置換されたC2〜C6−アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10−アリール基、または場合により置換されたC6〜C10−ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容しうる塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」第17版、Alfonso R. Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985年およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容しうる溶媒和物は例えば水和物である。
以下で、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について例としてのみ説明する。
本発明による薬剤送達デバイスの平面図である。 図1に示す投薬インターフェースの斜視図である。 図2に示す投薬インターフェースの内側アセンブリを示す図である。 投薬インターフェースがデバイスに対してロック解除方向にあるときの、図1に示す投薬インターフェースおよびデバイスの部分概略図である。 投薬インターフェースがデバイスに対してラッチ位置またはロック位置にある、図4aと同様の部分概略図である。
以下の詳細な説明におけるデバイスへの言及は、添付図面に示すデバイスに言及するものであって、デバイスが使用状態にあるときのものではない。さらに、図面は、本発明の関連する機能を強調するために概略的に示すものであり、したがって、明確にするために、不要な構造はデバイスから省かれている。デバイスの関連する寸法は、例示的なものにすぎない。「遠位」および「近位」への言及は、薬剤送達が行われるデバイスの端部と、送達部位から離れた側を向く反対側端部とをそれぞれ指す。
図1に示す薬剤送達デバイス1は、近位端10aおよび遠位端10bを有するハウジング10を備える。遠位端10bで、ハウジングは、取外し可能な端部キャップまたはカバー(図示せず)を受けるように形成される。この端部キャップおよびハウジング10(その近位端)は、形状嵌合連結を提供するように形成されるため、キャップがハウジング10の遠位端10b上に摺動すると、キャップとハウジング10との摩擦嵌めにより、キャップがハウジング10から誤って抜け落ちることが防止される。他の実施形態(図示せず)において、スナップ嵌め等の、キャップをハウジングに解除可能に固定する他の手段を使用してもよいことを理解されたい。
キャップの内面およびハウジング10の遠位端10bの外面は、キャップがハウジング10の遠位端10bに適切に嵌合する、考えられる構成が1つだけあるように形成される。このような配置は、以下で説明するように、キャップの部材をハウジング10の部材に確実に整合させるため、好ましい。
ハウジング10は、マイクロプロセッサ制御ユニット、PCB、電気機械駆動トレイン、バッテリ、および少なくとも1つの薬剤リザーバを含む。カートリッジ・ホルダ14をハウジング10に取外し可能に取り付けることができ、カートリッジ・ホルダ14は1つまたはそれ以上の薬剤のカートリッジを含むことができる。カートリッジ・ホルダ14は、必要に応じて薬剤カートリッジを交換できるように構成される。薬剤送達デバイス1を使用して、1つまたはそれ以上の薬剤の計算された用量を、両頭ニードル・アセンブリ等のニードル・アセンブリを通して投与することができる。説明したキャップおよびハウジングの配置は、針のないジェット式注射器にも等しく適用可能であることを理解されたい。
コントロール・パネル領域が、ハウジング10の1つの主面16に設けられ、ハウジング10の近位端10a側のデジタルOLEDディスプレイ18と、ユーザが操作して薬剤の用量を設定し注射することのできる複数のヒト・インターフェース要素(図示した実施形態のボタン20)とを備える。他の実施形態(図示せず)において、LCDディスプレイ等の異なるディスプレイ技術を使用してもよいことを理解されたい。また、ボタン20により、OLEDディスプレイ18に表示されるメニュー構造を通したナビゲーションが可能である。以下でより詳細に説明するイジェクト・ボタン21が、デバイス1の遠位端10bに設けられる。用量ボタン22が、ハウジング10の近位端10aの端面に設けられる。
使用時に、デバイスの電源が入れられると、図1に示すデジタル・ディスプレイ18が点灯し、ユーザにあるデバイス情報、好ましくは、カートリッジ・ホルダ14内に含まれる薬剤に関する情報を提供する。例えば、ユーザに、カートリッジの内容物と以前の用量履歴とに関連するある情報が提供される。
ハウジングの遠位端10bに、投薬インターフェース30が設けられる。投薬インターフェース30は、ねじ山コネクタ31を介してニードル・アセンブリまたはハブ(図示せず)を受けるように構成される。このニードル・ハブは、従来のペン型注射ニードル・アセンブリ等の用量ディスペンサを、ハウジング10に取外し可能に取り付けることができるように構成されていてもよい。投薬インターフェース30とニードル・ハブとの取付けは、好ましくは、標準の「タイプA」の針を投薬インターフェース30に装着可能なねじ嵌合であるが、ルアー・ロック取付け等の当業者に公知の他の取付機構を他の実施形態(図示せず)で使用してもよいことを理解されたい。
投薬インターフェース30が、図2にさらに詳細に示される。投薬インターフェース30は、離間した端部側壁34により接合された、離間した前後側壁32を有して、ハウジングを画成する。投薬インターフェース30の遠位端35は、ねじ切りコネクタ31を通るオリフィスまたはセプタムを除いて、閉じられる。投薬インターフェース30の近位端36は開き、側壁32、34はキャビティ38を画成する。前後側壁32が湾曲して、キャビティ38内の一対の薬剤カートリッジ受けスロット40を画成する。前後側壁32のそれぞれが、切り欠かれた中央部42を有する。図3を参照してより詳細に説明する内側アセンブリ50が、ハウジング内に受けられる。
本実施形態は2つのカートリッジ受けスロット40を示すが、実施形態は、単一の受けスロットまたは複数の受けスロットを備えていてもよい。さらに、本実施形態では、投薬インターフェース30が対称であるため、いずれかの受けスロット40でカートリッジのベゼルを受けることができる。しかし、複数の実施形態では、例えば、特定のカートリッジ受けスロット40内で特定の大きさのベゼルのみを受けることができるようにすることによって、カートリッジ間の大きさを区別することができる。
図3は、投薬インターフェース30の内側アセンブリ50を示す。プラットフォーム52は、投薬インターフェース・ハウジングのベースおよび使用時の薬剤カートリッジの着座面を画成する。プラットフォーム52の各側部54で、針(図示せず)が上方へ投薬インターフェース・ハウジング32、34内に延び、この針は、投薬インターフェース30がデバイス・ハウジング10に取り付けられたときに、薬剤カートリッジのセプタムを穿刺する。一対のダイヤフラム弁58を備えた弁アセンブリ56が、プラットフォーム52の下方で、ベースの真下の投薬インターフェース・ハウジング32、34内に取り付けられる。弁58の下方には、ねじ切りコネクタ31内に収納されたセプタム60が取り付けられる。デバイス・ハウジング10に取り付けられると、弁付き流路が、薬剤カートリッジから両頭針を通り、弁アセンブリを通った後に、ニードル・コネクタ内のセプタムを通って、取り付けられたニードル・ハブ内へ至ることを理解されたい。
可撓性タブの形状の、一対の離間した保持アーム62が、プラットフォーム52から上方へ延びる。一対の離間した返し64が、タブ62の自由端に一体に形成される。タブ62は、投薬インターフェース・ハウジング32、34に取り付けられると、返し64がキャビティ38から離れた側を向いて側壁32、34上方に延びた状態で、前後側壁32の切欠き42内に位置する。返し64は、外方へ先細になった前面66、平坦な中央面68、およびタブ62自体に垂直な後面70を有する。以下に説明するように、返し舌部62、64が、投薬インターフェース30の取付および解除機構の部材を構成する。
図4aは、デバイス1の遠位端10bとの連結前、および部分係合位置にあるデバイス1からの切離し後の両方の、投薬インターフェース30の部分概略図を示す。投薬インターフェース30がデバイス上に配置されているため、返し64が、一対の取付板72a、72bの主面に面して内方に摺動する。ユーザが投薬インターフェース30をデバイス内へ押し続けると、インターフェース30は、図4bの完全動作係合位置に到達するまで、ハンマ74を介してばね76を圧縮する。図4bに示すように、取付板72aの一方が、主面に垂直な後阻止面78を有し、他方の取付板72bが面取り後面80を有する。完全係合位置では、返し64が取付面72を越えて、(タブの固有の可撓性により)外方に曲がる。投薬インターフェース30は、ばね76によりハウジング10から離れて付勢されるが、タブ62の一方の一対の返し64が取付板72の後阻止面78に係合することによって、動作位置にロックされる。他方のタブ62の残りの対の返し64は、他方の取付板72bの面取り後面80に隣接しているが、面取り後面80にロックされていない。この重要性は以下の段落で明確になる。対称な投薬インターフェース30の場合、投薬インターフェースが、デバイス1のハウジングに2方向に正しく係合可能であることを理解されたい。
投薬インターフェース30をデバイス1の遠位端10bからロック解除するために、ユーザは、デバイス1の前面16の下部にあるイジェクト・ボタン21を押す。イジェクト・ボタン21は、イジェクト・ボタン21の後部から開口部82を通って延びるペグ(図示せず)を介して、タブ62を押し、タブ62の返し64が取付板72の阻止面78に係合する。タブ62を押し下げることにより、後面が阻止面78を係合解除し、他方の返し64が他方の取付板72bの面取り面80により拘束されないため、圧縮されたばね76の動作が、ハンマ74を介して投薬インターフェース30に作用して、投薬インターフェース30をハウジング10から強制的に引き離す。この位置で、投薬インターフェース30がハウジング10に対して部分的に係合される。投薬インターフェース30は、返し64の平面68と取付面72との摩擦係合により、デバイス10から完全に係合解除されることが防止される。ばね76の強度、返し64および取付板72の主面の摩擦係数、返し64と取付板の主面との間の接触面積、またはタブ62の可撓性の1つまたはそれ以上を変更することにより、ばね76の付勢と摩擦力とのバランスをとることができることを当業者は理解するであろう。ハウジング1に対して部分係合位置に投薬インターフェース30を保持するこの摩擦力は、その後、ユーザが投薬インターフェース30をデバイスから容易に手で取り外すことができるように十分に低くなる。さらに、投薬インターフェース30の解除機構は、投薬インターフェース30内に取り付けられた針を、デバイス1内に取り付けられたカートリッジから係合解除し、図4bに示す部分係合位置にあるときに、投薬インターフェース30とデバイス1内に含まれる薬剤との流体連通を切断する。投薬インターフェース30がデバイス1内に収納された薬剤と確実に流体連通しないようにすることにより、薬剤減少の危険がなくなる。さらに、デバイスは、薬剤減少または考えられる過小用量もしくは過剰用量の危険なく、デバイス内のカートリッジの栓の位置検出等の、流体係合がないことに依拠した手順を行うことができる。
本発明の実施形態は、係合および係合解除プロセスにおける投薬インターフェース30の包装の使用を含むことができる。例えば、投薬インターフェース30がデバイス1の遠位端10bに取り付けられていない状態で、ユーザは、デバイスの遠位端を、投薬インターフェース30を含む包装に向けることができる。投薬インターフェース30が、カスタム包装、例えばプラスチック・ホルダ(図示せず)内に保持され、投薬インターフェース30のキャビティ38にデバイス1が接近可能であるようにハウジングの上部で開くことが想定される。使用前に投薬インターフェース30が汚染されることを防ぐために、開封ストリップを使用することができる。
このような実施形態では、デバイス1の遠位端10bが投薬インターフェース30に向けられるため、投薬インターフェース30が、図4aに示すように、デバイス1の遠位端10b内に受けられる。デバイス1と投薬インターフェース30とを合わせ続けることによって、投薬インターフェース30は、前述したようにタブ62の一方の一対の返し64が取付板72の後阻止面78に係合することにより、図4bに示す位置までデバイスに係合する。同様に、投薬インターフェース30を、前述したようにデバイスから取り外すことができ、または、さらなる代替実施形態では、投薬インターフェースの包装が、投薬インターフェース30をデバイス1から自動的に、例えば、デバイスのイジェクト・ボタンを作動させることにより、ロック解除/係合解除することができる。あるいは、ばね負荷押込嵌合等の他のロック解除機構を使用してもよい。

Claims (10)

  1. 長手方向軸を有するハウジングと、
    ハウジング内の薬剤送達機構と、
    (i)投薬インターフェースがしっかりと係合され、ハウジング内に少なくとも部分的に含まれる第1の動作位置と、
    (ii)投薬インターフェースが部分的にハウジングと係合解除され、ハウジングから少なくとも部分的に伸長して、投薬インターフェースをハウジングから手で取り外し可能であるようにされた第2の非動作位置との間で可動な、取外し可能な投薬インターフェースは、第1の位置から第2の位置への行程が、長手方向軸に沿ってハウジングから離れる方向である、該投薬インターフェースと、
    投薬インターフェースの係合解除のためのアクチュエータと
    を備え、
    投薬インターフェースの第1の位置から第2の位置への動きがアクチュエータにより作動される、薬剤送達デバイス。
  2. アクチュエータは、投薬インターフェースをハウジングから離れるように付勢する少なくとも1つの付勢要素を備える、請求項1に記載のデバイス。
  3. 少なくとも1つの付勢要素は、ばねである、請求項2に記載のデバイス。
  4. アクチュエータは、作動時に投薬インターフェースのみに作用する1つまたはそれ以上のプッシュロッドを備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. ハウジングおよび投薬インターフェースはそれぞれ、投薬インターフェースを第1の位置に保持する少なくとも1つの相互係合可能な要素を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 相互係合可能な要素はラッチを含む、請求項5に記載のデバイス。
  7. アクチュエータは、ユーザ起動ボタンを備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載のデバイス。
  8. ボタンが機械的に作用して、ハウジング上の相互係合可能な要素と投薬インターフェースとを分離する、請求項7に記載のデバイス。
  9. 相互係合可能な要素は、投薬インターフェース上の1つまたはそれ以上の保持アームと、ハウジング内に1つまたはそれ以上の溝、切込み、スロット、チャネルまたは凹部とを備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載のデバイス。
  10. ハウジングおよび投薬インターフェースは摩擦嵌めであり、摩擦嵌めは、投薬インターフェース係合解除アクチュエータにより加えられる力とバランスをとって、投薬インターフェースをハウジングから完全に係合解除することなく、投薬インターフェースの第1の位置から第2の位置への動きを可能にする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のデバイス。
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